今年の映画は前々作までのプリキュアカップル揃えたミラクルラバーズっていうのはどうかなユキ！？

みんなー絵本「ミラクルラバーズ～ひろがるスカイ！プリキュアL283～」が始まるよ～。
ミラクルラバーズの戦いは、ひろがるスカイプリキュアとデリシャスパーティプリキュアとわんだふるぷりきゅあが勝利し、スカイランドに平和が戻りました。
めでたしめでたし……と思っていましたがさあ大変です！
アンダークエナジーの力を吸収したスペシャルデリシャスストーンが次はキュアマジェスティに取りついてしまったのです。
紫を塗りつぶした真っ黒なダークマジェスティに変身です！
「キュアフレンディ……！キュアプレシャス……！」
「え？」
「私たち！？」
ダークマジェスティがフレンディとプレシャスに襲い掛かります！
みんな必死で守りますがダークマジェスティの攻撃は激しさを増すばかりです。仲間たちみんながやめてと言っても聞きません。
「邪魔をするな……！スカイ、プリズム、バタフライ……！」
「プリンセス！やめてください！」
キュアウィングにたダークマジェスティは言いました。
「誰……？」
「え……？」
呆然と立ち尽くすウィング。そんなウィングに攻撃が飛んできますが間一髪ブラックペッパーが助け出します。
「おいウィング！しっかりしろ！」
「なんで……ぼくのことだけ忘れて……そんなにぼくのことが嫌いだったんですか……？」
「違うと思うよ」
そう言ったのは悟くんです。
「マジェスティがウィングのこと嫌いなんてことないと思うな」
「いったいどうしてそんなこと言えるんですか……？」

107二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 22:18:54

「うーんこれは理屈というか誰かを好きな人間同士だからというか……品田先輩もそう思いますよね？」
「なっ……！？ど、どうして俺に……いやまあそうだな。マジェスティがお前のこと嫌いなんてねえと思うぞ」
「なら……どうして……」
「それはきっと君なら分かるんじゃないかな。それにこれはどうすれば正解じゃないと思うんだ。ウィング、きみはどうしたいの？」
「ぼくは……プリンセスの元へ行きます！」
「乙女心の分かる男の子たちね。いいわ！みんなキュアウィングをマジェスティの元に！」
デリシャスフィールドを展開しているマリちゃんの号令にみんな応えます。
ダークマジェスティの元へ飛んでいくウィング。ダークマジェスティの攻撃が飛んできますが、仲間たちがそれを防ぎます。
「来るなーー！！」
「いえ、行きます！ぼくは……あなたのナイトですから！」
「うるさい！お前なんて知らない！ナイトとか……私は……そんなのより……」
ウィングははっとしました。
「プリンセス……？」
「私は……大好きな人に…大好きだと思われてる人が憎い……！羨ましい……！私も……そうなりたかった……！」
ダークマジェスティは涙を流していました。
ウィングはダークマジェスティを抱きしめます。

108二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 22:19:12

「プリンセス…ぼくを思い出して」
ウィングがダークマジェスティにキスをしました。
いえ、もうダークマジェスティではありません。暗闇は去り、鮮やかな紫のキュアマジェスティに戻っていました。
「ツバサ…？」
「はい、プリンセス。あなたのナイトです」
「今……キス……」
「すみません……でもこうしたかったんです。プリンセス……あなたに言いたことがあります」
「は、はい」
「ぼくはあなたを愛しています」
ウィングが告白したとたんマジェスティがボロボロと泣き始めてしまいました。
「えっえっどうして泣くんですかプリンセス！？そ、そんなに嫌だったんですか！？」
「違うの……私……ツバサが拓海や悟みたいじゃないから……二人がゆいやいろはのこと好きみたいに私のこと好きじゃないんだって思って……悲しくて……それでガルガルした気持ちになっちゃって……」
「すみません……あなたは王女だからこの気持ちを隠さないといけないと思っていましたが、それで不安にさせてしまって。ぼくの責任でもあります。幸い大きな怪我をした人はいませんしマリちゃんのデリシャスフィールドのおかげで外への被害はありません……二人で一緒にみんなに謝りましょう」
「ううん私がやったことだから私がちゃんと謝る……でもその時はツバサ、となりにはいて……いえ……」
エルちゃんは言い直しました。
「これから一生私のそばにいて」
ツバサくんはすぐ笑って答えました。
「はい、仰せの通りに、ぼくのプリセンス」
こうしてエルちゃんとツバサくんは結ばれて幸せになりました
めでたしめでし