【閲覧注意】アンビー・デカマラ事件

  • 1124/07/13(土) 09:08:25

    「ニコ……ニコぉ……どうしよう、収まらない……」
    あの日からだ。あの日から、体の様子がおかしい。どくん、どくんと下腹部に熱がこもる。前かがみになり、盛り上がったスカートを押さえつけるように両手で覆い隠している。
    「はぁ!?前に買った……その、アレ!アレはどうなったのよ!?」そうわめくのは邪兎屋の主人、ニコ・デマラ。今回起こった事件の原因の一端になってしまった事に責任を感じ、現在もアンビーに起こった異常を治すために奔走している。
    時折様子を見に来るのだが、露出度の高くぴちぴちに張った服から見える大きな胸元は現在のアンビーにとって劇物と化していた。
    「もう入らない……」
    「ウソでしょ!?1週間前なんてこんな、こんなサイズのちんちくりんだったじゃない!」
    ビリーと猫又もこの事を知っているが、今はこの場にいない。2人も必死に探してくれているのだ。それから、ビリーと猫又は信頼できるプロキシ、パエトーンの2人にも連絡をとった。知った時は顔を赤くしていたパエトーンの2人も、ほかの依頼をこなす合間にどうにかして解消する方法を探してくれているらしい。
    「ま、まずい……もう、我慢できない……!」
    「ちょ……!?」
    その瞬間、アンビーの盛り上がったスカートからどくどくと白濁が溢れる。ニコの耳にもはっきりと聞こえるほどの勢いで、膝を震わせて赤みを帯びた目に涙を含みながら数分にも及ぶ吐精が続いた。
    「っ、やだ、見ないで……うっ、お゙、ぁ……」
    ボタボタと滴り落ちて、地面には白く濃い水溜まりが出来上がる。
    終わった瞬間、ふらふらと左右に揺れたアンビーはその場にへたりこんでしまった。先程の様子をまじまじと見つめていたニコの顔は既に焼けそうなほどに赤い。
    それとは別に、これほどに強烈な「雄」を見せつけられて、下腹部に高まる熱が湿りを帯び始めているのも確かだった。

  • 2124/07/13(土) 09:09:09

    ゆっくり書いていきます。
    気長に待ってくれると助かります。

  • 3二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 09:11:30

    しえん

  • 4二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 09:11:34

    たすかる

  • 5二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 09:12:33

    ニコ・デマラって名前の時点で誘ってるよね
    アビーのアビーも困っちゃうよ

  • 6二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 09:19:50

    シコ・デカマラとかいう不名誉な名前

  • 7二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 09:42:09

    ほしゅ

  • 8二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 09:46:23

    とりあえず10まで書き込まないと早めにスレが落ちるぞイッチ

  • 9二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 09:47:14

    >>1

    えっちだねぇ…

  • 10124/07/13(土) 09:51:41

    ニコ以外にもアンビーとくっつけたいキャラがいたら教えてください。シチュエーションを考えておきます。

  • 11二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 09:53:20

    ニコ→猫又→リンの流れで襲っちゃうんだ…

  • 12二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 10:31:44

    最終的にビリーの機械穴にハマるんだよね

  • 13124/07/13(土) 12:20:00

    試薬。非認可の実験を繰り返している依頼人が、邪兎屋に実験サンプルの薬剤と大量の依頼料を送り付けてきた。
    それが事の発端だった。料金に目がくらみ、連絡先に「受ける」と答えてしまったことが。そして、その薬剤をまず真っ先に口に含んだのがアンビーだった。
    「オイオイ、大丈夫か!?」怪しい依頼人、怪しい薬。毒でも入っていたらと思うと気が気でない。ビリーを筆頭に、邪兎屋の面々はアンビーに心配の眼差しを送っている。
    アンビーもまた、怪しいからこそ自分が被験者となって邪兎屋の面々を守ろうとしていたのである。
    「うん、今の所変化は……っ、ゔぅッ!?」
    「アンビー!?」
    声を上げてすぐ、アンビーが膝をついた。毒のような痛みを帯びた声ではない。それというよりは、嬌声に近いような甘い声だ。
    「な、なに、熱い……!なにか、来る……ッ!」
    ぴゅる、ぴゅるる……
    小さな、蛇口の口を限界まで絞ったような量がアンビーの股から吐き出された。パンツ越しにぴんと立つ小さなテントの頂点にはわずかなシミができている。
    しかし、伴った快感は計り知れない。顔ごと地面に体を擦り付け、腰だけが浮いてかくかくと揺れている。上ずった擦り切れるような声が漏れて、普段のアンビーからは想像もつかない姿に一同は驚きを隠せなかった。
    ニコは即座に依頼人に連絡し、薬の説明を求めた。どうしてくれるのか、と問い詰めると、依頼人はひどく喜んで、それがニコの神経を逆なでする。
    追加の依頼料が振り込まれて以来連絡は取れなくなり、住所なども全てもぬけの殻になっていた。
    何度も痙攣と嬌声を繰り返すアンビー。とにかく1度休ませて、交代しながらアンビーの看病をした。それが1週間前の出来事だった。

  • 14二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 12:46:23

    ほしゆ

  • 15二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 12:47:21

    >>10

    11号

  • 16二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 14:40:26

    かわいいねぇ…

  • 17124/07/13(土) 21:10:03

    「ニコ……」
    「ア、アンビー……」
    アンビーの自室に運び込んだニコ。体を抱え上げた時に、嫌にでもその大きさを目につける。スカート越しで正確なサイズまでは分からない。だが、それでも規格外の大きさであることは容易に想像できた。
    (なんて大きさなのよ……1週間でこんなになるものなの?)
    「ねぇ、ニコ……私、気付いたことがあるの」
    アンビーは、自身に溜まった色欲を発散すればするほど体は楽になっていくということを教えてくれた。頭の中がそれに染められて何も考えられなくなる。だが、1度吐き出してしまえば頭に余裕ができるのだという。
    ニコは錯乱していた。アンビーの部屋にはピンク色のゴムがあちこちに散乱している。水風船のようにパンパンに膨れ上がって、今にも弾けてしまいそうだ。
    「これ、って……」
    開封済みのゴムの箱が机にいくつも転がっている。見えているだけで、少なくとも片手で数え切れない量はある。
    机の下に入る足先に触れたねばつく感覚。まさか、と思い恐る恐る顔を下げると、円筒形の柔らかな形状に塊のような白濁がみちみちと詰められていた。「もう入らない」、その言葉を視覚で理解した時、ニコの体は火照るように熱くなった。
    「は、発散させれば……いいのよね?」
    「ニ、ニコ……ぉお゙おッ!?ちょっ、まだ敏感……んぅ゙っ!?」
    ニコはアンビーに生えたそれをスカート越しになぞる。先端を五指で波を描くように触る。中指で円を描いて、添わせながら左右に擦ってみる。そのたびにアンビーの体がびくん、と跳ねる。
    心臓の高鳴りが止まらない。触っているだけなのに、どうしてこれほどに興奮しているのか。窓辺に映る鏡を見ると、そこにいたのは息を荒らげてアンビーの様子を眺める自分だった。

  • 18二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 00:02:53

    たのしみだ…

  • 19二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 00:13:18

    >>10

    グレースやリナにヌイてもらっておっぱいバカになったアンビーがみてぇ!!

  • 20二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 06:28:04

    このレスは削除されています

  • 21124/07/14(日) 06:28:46

    指を這わせ、撫で回すたび、2人の息が荒くなっていく。スカートの内側に手を入れて触れた瞬間、アンビーがスパッツ越しに触れる体温に反応して、嬌声を上げながら勢いよく精を吹き出した。
    (すごい勢い……あっつい……べっとべとじゃん……)
    ぼびゅる、びゅるびゅる、どぽどぽと音を立てながらニコの手を白く染め上げていく。上から蓋をするように被せていた手が浮き上がりそうになるほどの勢いで、鼻につくにおいが余計に体を興奮で苛立たせる。
    顔に腕を乗せ、アンビーはベッドの上で朦朧とした様子で息を切らしている。
    しかし、ニコの手に触れるそれは未だに大きく滾り、萎える様子は微塵も見せていない。腕の隙間から垣間見えるアンビーの顔はどこか物欲しそうにニコのことを眺めていた。
    「ね、ねぇ……アンビーは、その……私に……どうして欲しいの?」
    「えっ……」
    「ほ、ほら!発散すれば落ち着くんでしょ?だったら少しでも多く出した方がいいと思うの、それに今回のことは私にも責任があるわけで……」
    わたわたと身振り手振りで建前を話す。アンビーが欲求を発散するたび、ニコの体に降りかかるように欲求が積もっていく。心の内はアンビーに話しているような綺麗なものではない。
    今のニコは、目の前の「雄」に魅了されつつあった。
    「だ、だったら——」

  • 22124/07/14(日) 16:45:41

    「う……ほ、本当にこれがいいの?」
    「うん……」
    ニコの胸。片手に収まりきらないほどの大きさと、いくら揉んでも押し返してくるハリが魅力的だった。
    アンビーのリクエスト通りにニコは手を動かした。
    自身の右手に付いた白濁を谷間に塗り込むように擦り付け、挟み潰して上下に動かす。
    ぐちゃぐちゃと鳴る音と縦横無尽に跳ねる胸を見て、見ているだけでアンビーのそれは更に大きさを増す。白濁が服にもべったりとついて、体に張り付いてより密着感を感じた。
    (さっきより大きくなってる……!?)
    びきびきとアンビーのそれがよりいっそういきり立つ。血管が浮き上がり、見てわかるほどの熱をもっている。触れると非常に固く、つんと押しただけでその硬度が理解できてしまうほどだった。
    「や、やるわよ……」
    そしてニコは服をたくし上げる。胸の下までぐいと服を上げて、細く、健康的な体を顕にする。アンビーがそれに目をやる暇を与えずに上から胸を勢いよく押し付け、アンビーの剛直を勢いよく挟み潰した。
    「あ゙ッ……あ゙あ゙あ゙あ゙ッッッ!?!?」
    その瞬間、アンビーはまた白濁を吹き出してしまった。想像を絶する快楽にアンビーが身悶えを繰り返す。ニコは噴水のように吹き上がる精を、咥えるようにして自身の口で受け止めて、その状況がさらにアンビーの情欲を刺激していった。
    延々と続く吐精を根気強く飲み干していく。喉が何回も動く様子がよく見える。
    ニコが腕を使ってぎゅっ、と胸を押し込むと、吹き上がる量がさらに増えていくのがわかった。そのまま胸を上下に動かすと、だぱん、たぷん、と音を立ててアンビーの体で跳ね回る。
    「ニコ、にこっ……激しっ、まずいっ、止ま……っ、ふぐ、ぅ゙ぅ……ッ……」
    刺激がさらに激しさを増していく。自分が頼んだとはいえ、予想のはるか先をいく快感に喋ることもままならず、今のアンビーはひたすらに精を吹き出す機械と化していた。
    上ずった声をだらしなく開いた口から垂れ流しながら欲望に身を任せる。ようやく、ようやく吐精が終わったと思った矢先のことだった。
    「アンビー……お望み通り、全部……飲んだわよ」
    その言葉を聞いた時、収まりつつあった情欲がまた溢れ始めるのを感じた。

  • 23二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 18:03:57

    さいこう

  • 24二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 22:24:22

    このレスは削除されています

  • 25124/07/15(月) 06:50:25

    「次は……どうしたら、いいの……?」
    「できるなら……い、挿れたい……でも……」
    やっぱり、そうなるのか。来るところまで来てしまった。ニコ自身もなんとなく予想はできていた。しかし、未だに萎えないそれを目の当たりにし、どくどくと溢れさせていたさまを見てしまうと、無責任に「いいよ」とも答えられなくなっていた。
    こんなものを中に入れてしまったら、絶対に後戻りできない。そんなことはわかっている。頭では、理性ではこんなことをしてはいけないと理解している。それなのに、それなのにどうして——
    (溢れて、止まらないのよ……!)
    制止する思考とは打って変わり、ニコの身体はとうに出来上がっていた。下着は既にぐしょぐしょに濡れてホットパンツからこぼれだしている。
    ニコは顔を真っ赤にしながら、おそるおそるベッドに乗り上がり、仰向けに寝ているアンビーの股に脚を開いてのしかかる。
    そのまま体を前に傾けて、互いの顔がよく見える位置にまでつけた。
    「ニコ……嫌なら、無理にとは——」
    「責任」
    「……?」
    「責任、取ってくれるなら……いい、わよ……?」
    その言葉を聞いた瞬間、アンビーの股に生えるそれが大きく膨らみ始める。失った勢いを取り戻すように張り詰めて、ニコの腹に先端が触れる。
    「服、脱がすよ……」
    「じ、自分で脱げるから……」
    その言葉通り、ニコは1枚1枚、丁寧に脱ぎ捨てていった。ホットパンツをずりおろすと、ぐしょぐしょに濡れた下着があらわになる。
    アンビーの白濁でぐちゃぐちゃに汚れた上着を無理やりまくり上げて脱ぎ捨てる。大きな胸が上に引っ張りあげられ、それもお構いなしに腕をあげると、重力に従って丸みを帯びた胸がばちん、と音を立てて跳ねた。それを目の前で見せられたアンビーの興奮はさらに高まっていく。
    最後に、ニコは下着に指を入れて一気にずりおろす。床に転がった下着は紐のように細く絡まって、ぺちゃりと地面にくっついている。
    隠すものが全てなくなり、ニコの肢体がアンビーの視界を覆い尽くした。迫力のある体、太く健康的な脚、それでいて腰はきゅっと引き締まって美しい。
    情欲を限界まで煽られ、アンビーの体は今すぐにでも発散したいと唸っていた。獣のようにぎらついた視線が痛いほどに刺さって、ニコはそっと体を下ろす。
    「ねぇ、アンビー……その、始めて、だから……優しくしてよ……?」
    「うん……気をつける、よ」

  • 26二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 16:43:36

    すでに非常にエロい

  • 27二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 22:52:37

    がんばれ

  • 28二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 00:32:47

    本番きたい

  • 29124/07/16(火) 00:57:17

    ニコはゆっくり、ゆっくりと体を下ろし、膝立ちになって濡れた秘部を先端にくっつける。普段の強気な姿勢を裏返すように、びくっ、と身体を震わせ、短く何回も擦り切れるような嬌声を上げてそれを呑み込んだ。
    「うぅ゙っ、う、あ……」
    濡れた内側に触れ、柔らかに締め付けられる感覚を受けるたびにアンビーが微かに声を漏らしている。
    内側は非常に狭く、大きすぎるそれが入るたびにみちみちと音を立てながら無理やり押し広げられていく。小刻みに奥へと進むたび、背中が仰け反って喘ぐ声が止まらない。
    潤んだ目でがくがくと体を震わせながら自身の奥へと剛直を当てた頃には、ニコの腹は今挿れているモノの形がわかるほどに歪んでいた。
    「っ……ぐ、ッ……ぜんぶ、はいった、わよおっ……!」
    声を出すのも精一杯という様相だった。
    しかし、それを見ていたアンビーは告げる。
    「ごめん、もう……我慢できない——」
    その瞬間、アンビーはニコの腰をがっしりと掴む。驚くニコの抵抗をものともせず、いきり立つそれの根元まで、一気に押し付けてぶち込んだ。
    「——————!?!?」
    先程の倍ほどまでに膨れ上がった腹部に大きく浮き上がる剛直が、ニコの常識を一気に書き換えていく。脳に伝わる快楽は痛みをゆうに超え、頭に電流が走るような刺激に身悶えしながら声を上げ続ける。
    「ああっ、あっ!?」
    アンビーが欲望のままに腰を上に引きずりあげて、また叩きつけるように打ち下ろす。何度も何度も繰り返すたびに、ニコの腹を凶悪な剛直で叩き潰す。
    幾度も続く猛烈な刺激の次は、ぐりぐりと奥まで押し付けてすり潰すような刺激が加わって、ニコの体はさらに敏感になっていった。執拗に奥に押し付けるようなアンビーの動きに合わせ、少しずつ剛直が大きくなっていくことに気付く。
    (ま、まさか……)
    その瞬間。ニコの腹が内側から膨張し、ぼこんと膨れ上がった。勢いよく噴射された白濁はほんの数秒でニコの子宮を埋めつくし、それでもなお打ち出され続ける白濁が無理やりに詰め込まれていく。
    限界まで詰め込まれてこぼれた白濁が接合部から溢れかえり、ニコは既に腰がくだけて立ち上がることすらままならない。
    両手をベッドについて体を持ち上げるが立ち上がるまでには至らない。震える体が、ニコにとってどれほどの快楽をもたらされたのかをよく示していた。

  • 30124/07/16(火) 00:59:16

    「ごめん……っ、ごめん……!ニコっ、きもちよすぎて、体がッ、止まらない……!」
    そしてその後も、アンビーは何度も何度も腰を打ち付けてニコに精をぶちまけ続けた。もう何時間とやったのか覚えていない。
    真っ白になった頭が正常な思考を取り戻す頃には意識を失って全身を白く染めたニコが隣に横たわっており、自身の股に生えた巨大な、巨大だったそれはすでに萎えて小さな姿に戻っていた。
    周囲を見渡してみると、ベッドは白濁とシミがあちこちに散らばり、床は気を抜くと転んでしまいそうなほどに滑る。壁にまで飛び散った白濁が固形のままどろりと垂れている。
    「う、うぅん……」
    どう掃除すればいいのかと頭を悩ませたころに、ニコが意識を取り戻してその身を起こす。まずはじめにアンビーに目を向けて、安堵するようなため息をついた。
    「おはよう、ニコ……」
    「う、うぅ……ああ、アンビー……おはよう。ふたりとも全身ドロドロね、服も全部使い物にならなくなっちゃった……」
    「あ、その、ごめん……私、新しく仕事を増やしてでも新しい服を——」
    ニコはアンビーの唇にそっと指を押し当て、言葉をさえぎった。「いいのよ、アンビー。これはアンビーに必要な事だったんだから。服はまた見に行きましょ?」
    汚れた手を軽く拭いて、申し訳なさそうに頭を下に向けるアンビーをそっと撫でる。ふわりと表情が柔らかくなって、ニコの言葉にこくりとうなずいた。

  • 31124/07/16(火) 01:02:00

    ……

    「はぁ、結局見つかんなかったなあ?」
    「ま、それも仕方ないぞ……なにせ相手の情報は一切ないんだ、地道に探すしかない」
    邪兎屋の一員であるビリーと猫又のふたりは、閑散な住宅街を歩いていた。昼頃からずっとアンビーの治療に役立てられそうなものはないか、原因を解明できないか、そう思って奔走し続けていた。
    しかし、とうに日も暮れて外は暗く、人の姿殆ど見かけなくなった。これ以上の成果は得られないと判断し、今日は引き上げよう、そう言ってふたりは住宅街を後にする。
    帰りにちょっとした道具や食料を買い込んで、両手に買い物袋をぶらさげて帰路についた。
    そして、軽い会話を挟みながらも邪兎屋の玄関に手をかけた瞬間、猫又の手から買い物袋が音を立てて落ちる。がくん、と膝が落ち、鼻を押さえながらがくがくと震えて顔を赤らめ始めた。
    「おい!?どうした!?何があった!しっかりしろよ、そんなとこで崩れたって困るだろ!?」
    「う……す、すごい、におい……」
    「はぁ?におい?俺にはなんにも……やっべ!嗅覚モジュールまだ治ってないんだった!よしわかった、俺が様子を見てくる!ちょっと離れてろ、いいな!」
    猫又がこくこくと頷いて這うように遠ざかる。ずりずりと体を引きずる音が遠ざかるのを聴きながら、ビリーはそっと扉を開いた。
    「おいおい、なんだこりゃあ……」

  • 32124/07/16(火) 01:04:03

    扉を開けた瞬間、真っ先に目につく白い液体の水溜まり。それがずっと前に乾いたような跡を残して、その奥にも同じような跡がいくつか散見された。まるで道を描くように続く跡の先を見上げると、締め切られたひとつの部屋にたどり着く。
    (ありゃアンビーの部屋か?にしたってなんで……それにふたりもいねーしさ)
    「おいアンビー、親分、いるの……か……?」
    扉を開いた瞬間に顔を覗かせたニコとアンビーの姿を目の当たりにしたビリーは思わず硬直し、驚きのあまりに理解不能な言葉を上げながらそのまま後ずさりして部屋を出ていってしまった。
    「あ、ビリー、ちょっと……あーあ、掃除頼もうと思ったのに……行っちゃったわね」
    「ご、ごめん、ニコ……」
    「なに謝ってるのよ。私たち、体を重ねた仲じゃない、べつに気にしてないわ。それに、これも治ってないみたいだし……」
    「もう、アンビーのモノじゃないと満足できない体になっちゃったんだもの。またしたくなったら……いつでも呼んでいいのよ?アンビー……」
    「……っ」
    目を細めて淫らに誘うその言葉が蠱惑的な魅力をはらんでいたというのは言うまでもない。

    「ところで、ニコ……その、服、着てないから……ビリーに見られたんじゃ……」
    「え?……あっ!あ——————っ!?」

    その日からは生活スケジュールの中に「ふたりの時間」が取り決められ、閉められた扉の奥からは嬌声が聞こえるようになったという——

  • 33124/07/16(火) 01:10:17

    という訳で、これでニコとアンビーの絡みはおしまいです。
    こういうR18系のSSはあまり書かないので少し新鮮でした。
    文字数は7300字ほどだそうで、そんなに長くならなかったですね。

    質問とか感想あればぜひ聞かせてください。
    スレ主が喜びます。

  • 34二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 02:42:03

    助かる。寝る前にいいものが見れました。

  • 35二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 06:33:20

    お疲れ様です
    7300字って意外と多いのでは?

  • 36二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 16:34:57

    流されちゃうニコが非常にえっち

  • 37二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 16:38:32

    ふた(な)りの時間…

オススメ

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