機動戦士ガンダム 水星の女帝 part3.1

  • 1二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 21:54:29

    深夜規制に巻き込まれて保守できなかった…

    取り敢えず続けます。


    新型GUNDの実験事故で並行世界に飛ばされたスレッタとミオリネ


    そこで見たのはスレッタの姉エリクトが女帝としてスペーシアン達に圧政を強いる姿であった…


    元の世界に戻るため、そしてエリクトを止めるためスレッタ達の新たな戦いが始まる。


    【登場人物】

    ・エリクト・サマヤ…スレッタと瓜二つの外見。本編とは異なり幼児期でも生存可能な環境下に身を置くことが出来たため肉体を失っていない。しかし、母エルノラは環境確保に奔走する過程で過労で亡くなっており、両親が死亡する原因となった社会構造を憎むようになる。成長後他の追随を許さないパーメットスコアで宇宙議会連合とベネリット双方を滅ぼしアドステラの絶対的な君主として君臨する。

    搭乗機はルブリスを接収したベネリットグループ企業の技術を総投入して再設計したガンダムエアリアルカイゼリン。


    ・スレッタ…お馴染みの主人公。元の世界に戻るため、姉のエリクトを止めるために行動する。


    ・ミオリネ…お馴染みのヒロイン。並行世界ではエリクトによってデリングが惨死していることを知りショックを受けるも、ヴァナディース事変で父親の罪と向き合うことになる。


    前スレ↓

    機動戦士ガンダム 水星の女帝 part3|あにまん掲示板予告通り立てます新型GUNDの実験事故で並行世界に飛ばされたスレッタとミオリネそこで見たのはスレッタの姉エリクトが女帝としてスペーシアン達に圧政を強いる姿であった…元の世界に戻るため、そしてエリクトを…bbs.animanch.com
  • 2二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 21:54:48

    ソフィ・プロネ…エリクトから"白騎士"の称号を与えられている。ノレアと共にエリクトに見出されて以降エリクトに心酔している。お転婆な性格は原点と変わらないがエリクトに見出されて以降生活水準が桁違いに上がって栄養状態が良くなったので腹筋が割れている。乗機はエリクトが自身の体質を分析した上でデータストームの負荷を大幅に軽減した上でルブリスウルを再設計したルブリスヴァイス。

    ノレア・デュノク…エリクトから"黒騎士"の称号を与えられている。ソフィ同様にエリクトに心酔している。陰気な性格は相変わらずだが原点と違い精神に余裕がある。また、伊達メガネをかけている。乗機はエリクトが自身の体質を分析した上でデータストームの負荷を大幅に軽減した上でルブリスソーンを再設計したルブリスシュバルツ。

  • 3二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 21:55:13

    グエル・ジェターク…エリクトにより取り潰されたジェターク家の後継者にして反乱軍のリーダー。非凡な操縦技術は原点と相変わらずだが、彼の腕にスペーシアンの未来がかかっているため原点序盤に比べてかなり大人びている。

    ラウダ・ジェターク…グエルの弟。ジェターク存続の危機が原点より濃いので亡きヴィムから正式にジェターク性を与えられている。原点と変わらず兄を慕いサポートする。

    フェルシー&ペトラ…原点同様ジェターク所属としてグエル兄弟をサポート。状況が状況なので原点序盤のような生意気さは影を潜めている。

  • 4二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 21:55:47

    シャディク・ゼネリ…エリクトの帝国の宰相。ハーフという生まれに関係なく自身を見出し、優遇してくれたエリクトを尊敬しているものの、デリングの忘形見(並行世界のミオリネ)との恋心の狭間で苦悩する。

    エラン・ケレス(真)…エリクトの帝国の経営担当。人を食ったような性格と有能さは原点と変わらないがエリクトの苛烈なスペーシアン搾取には疑問を感じつつある。

  • 5二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 21:55:58

    ベルメリア・ウィンストン…エリクトの帝国の医療部門を担っている。エルノラの忘形見であるエリクトの事は内心愛おしく思っているもののエリクトからは(仕方なかったとはいえ)仇敵であるペイルにGUND技術を流出させたばかりか強化人士の開発に手を染めていたため内心信用されていない。

    ニカ・ナナウラ…孤児から帝国のMSの開発において"名工"と呼ばれる技術者にまで駆け上がる。接収したベネリットグループ企業の技術とエリクトの生体データを元にエアリアルカイゼリンや新型ルブリスシリーズを手掛ける。エリクトの「人体への負荷を抑えつつ高スコアのパーメットを行使できるようにすることでGUND本来の役割を広げたい」という願いに共感している。

    チュアチュリー・パンランチ…ニカの後輩でコンビを組む。原点同様活発だが、スペーシアンへの対抗心が薄らいでいるため原点ほど喧嘩っ早くはない。帝国のテストパイロットとして名を馳せており、主にニカが設計した機体のテストを担当している。

  • 6二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 21:56:10

    ミオリネ・レンブラン(並行世界)…ベネリットグループ崩壊後行方不明になっている。シャディクとかつては繋がりがあったようだが…?

    旧ペイルの4人のCEO…スペーシアン再起のために反乱軍に技術提供を行う。しかし、マッドサイエンティストな面は変わらず、今度は貧困層のスペーシアンを被験者としてエリクトのパーメットスコアを上回る強化人士の開発を画策する。
    GUNDを悪用した人体実験は当然エリクトから嫌悪されており、討伐対象として付け狙われている。

  • 7二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 21:56:21

    【機体設定】
    ガンダムエアリアルカイゼリン…エリクトの愛機。ルブリスをベースにベネリットの技術を総投入して再設計された最新鋭機。機体色はパープルホワイト。スコア8の影響範囲を最大限に高めるためにアンテナはティアラのような形状になっている。
    ガンビットはスカートにマウントされており、花弁のような形状をしている。
    エリクトの力量と相まって圧倒的な戦闘力を発揮する。

    ガンダムエクスエアリアル…今作に置けるスレッタの乗機。帝国から脱出する際にミオリネと一緒に強奪した。コンセプトとしてはエアリアルとキャリバーンの融合である。バリアブルロッドライフルを発展させたマルチプルロッドライフルを装備している。これはビームの弾丸を自在に変化させる機能を持ち、ショットガンのように散弾に変化させたり、収束率を高めて貫通力を上げたり、軌道をカーブさせたりすることができ、パーメットスコアを高めるほど自由度は上がる。
    この他両肩に花弁を彷彿とさせるガンビットを搭載したウイングバインダーユニットを2対装備してる。バインダー背部にはブースターユニットがあり、ロッドライフルのスラスターと合わせて凄まじい三次元戦闘能力を発揮する。
    元はエリクトのもう一つの剣として作られた機体。
    エアリアルカイゼリンが"支配"をコンセプトにしているのに対し、こちらは"決闘"をコンセプトにしている。
    コックピットは複座式になっているようだが…?

  • 8二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 21:56:31

    ガンダムルブリスヴァイス…ルブリスウルをベースに御三家の最新技術を用いて再設計したソフィの愛機。機体カラーはホワイト中心。両肩部にシールドとビームガトリングの複合アームユニットが装備されている。携行装備としてバレル下部に実体剣を付けたビームショットガンを装備している。エリクトの生体データを元にデータストーム軽減システムが取り付けられており適性のあるパイロットなら寿命を削ることなくスコア4まで使用可能。

    ガンダムルブリスシュバルツ…ルブリスソーンをベースに御三家の最新技術を用いて再設計したノレアの愛機。機体色はブラック中心。歪な形だったソーンの手足が高い膂力を発揮するのを発見し、関節に超高出力モンターユニットを採用することで規格外の膂力を得た。装備は格闘戦よりに大幅に変更されており、両腕にガントレットとビームクローを合わせたビームデストクローを装備。ビームデストクローの内側にはビームライフルが格納されている。
    フェーズドアレイキャノンはオミットされたが、代わりに高出力ブースターを装備されており高い機動性を発揮する。
    ヴァイス同様データストーム軽減システムが取り付けられており適性のあるパイロットなら寿命を削ることなくスコア4まで使用可能。

  • 9二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 21:56:44

    ガンダムサークレット…シャディクの専用機。グラスレーから押収したミカエリスをベースにしている。ミカエリスはビームブレイサーに様々な並走を集約することであらゆる局面に対応するコンセプトであったがサークレットは両腕が換装式になっており、アームユニットを交換することで様々な局面に対応するコンセプトになっている。この他バックパックも換装式になっており、マルチな才能を持つシャディクの強みを引き出すような性能になっている。

    ガンダムレオニード…グエルの専用機。元は別の機体として組み立てる予定であったガンダムの素体を何者かが反乱軍に横流しさせ、ジェタークの最新技術を組み込んで完成させた機体。機体カラーはダリルバルデを彷彿とさせる真紅。接近戦での立体感を強化するために頭部に獅子の鬣を彷彿とするアンテナが複数取り付けられている。
    グエルの接近戦の力量をフルに発揮するため、本体フレームの剛性を優先した結果両手足を分離する機能はオミットされたが、両腕の膂力や反応速度はダリルバルデを遥かに上回る。アンビカーは変わらず分離して運用出来る他、両腕にはガンビットとしても使用できるガントレットを装備している。
    主武装として、ビームジャベリンを高出力化&より多様な形態に変形できるように発展させたビームハルバードを装備している。

  • 10二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 21:56:57

    ガンダムアドラム…ペイル残党が新型強化人士用に新たに開発した機体。

    レオニードを完成させるにあたり、推進器の技術を提供する代わり旧ジェタークから重装甲MSに関する技術協力を得て完成させた機体。

    当初はレオニードの元となったガンダム素体のコックピットシステムを解析し、搭載する予定であったが、反乱軍の手元に残った技術では再現不可能なうえ必要な材料は帝国が独占しているため複製は不可能であった。

    そのため、引き続きパイロットを強化する方針をとっており、スレッタの遺伝子情報を植え付けられた新型強化人士が運用する想定で開発された。(ただし、引き続き強化人士の研究を進めていることやこの機体のコンセプトはグエル達他のスペーシアンには知らされていない。みんなきな臭いとは思ってるけど。)

    重装甲のMSを大推力で動かす運用を想定しているため、データストーム抜きにしてもパイロットへの負荷はファラクトの非でなくなっており、人命軽視の元CEO達の思想がよく出ている。

    ジェタークの技術提供を受けたことでジェネレーター出力が飛躍的に向上しており、装備のビームアルケビュースツヴァイはジェネレーター直結となり貫通力と連射性能が向上している。

    専用ガンビットコアキツヴァイはスタン効果に加え、こちらのパーメットスコアが6を超えている場合、被弾した機体のシステムをオーバーライドする機能を備えている。ただし、パーメットスコア6以上の機体にはオーバーライド出来ない。また、後からパーメットスコア6以上を発揮されると無力化され、逆にこちらがオーバーライドし返される危険性がある。

  • 11二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 21:58:44

    おかえり

  • 12二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 21:58:49

    前スレ>>140の続き

    女帝に挑む獅子②


    エアリアルカイゼリンが8基のガンビットを射出し、残り4基の内1基をサーベルモードに切り替えて両腕で持ち、レオニードに高速で左右から交互に切りかかる。

    レオニードもハルバードの主刃と側刃を駆使してこれを防ぐ。

    しかし、エアリアルカイゼリンは更に回転し背面切りを仕掛けると同時に宙を漂うガンビットで別角度からレオニードに攻撃を加える。


    グエル「な…なんだと!?」


    グエルは驚きながらもアンビカーでこれを防御する。

    レオニードのアンテナが高性能でなければ感知し防ぐことはできなかったであろう。

    接近戦中にガンビットで更なる追い打ちをかける行為。

    それは一歩間違えると自身をも誤射しかねない危険な戦法である。

    しかし、エリクトは決して自信を巻き込むことはなかった。パーメットの流れを感じ取る特性故にガンビットをまるで手足のように扱えるのだ。


    グエル「くっ…なんて姿勢制御技術だっ!」


    加えてグエルはエリクトの姿勢制御技術に舌を巻いた。

    宙域で激しく体を左右に振りながらサーベルで連続攻撃を仕掛けるなど並のパイロットであればあっという間に姿勢を崩し自滅するであろう。エリクトが天性の操縦技術の持ち主であることの証であった。


    グエル「うっ、がああっ!」


    レオニードは何とか防ぎ続けたものの遂に限界を迎え遂に左肩に被弾する。

    クリーンヒットではなかったものの左肩のモーターの出力がダウンする。


    グエル「くっ、このままでは…。」

    エリクト「さあ、そろそろの終幕にしようかライオンの王子様!」


    レオニードの動きが鈍るのを見逃さずエアリアルカイゼリンは切りかかる。

  • 13二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 21:59:35

    >>12の続き

    グエル「ぐっ、オーバースコア起動!」

    レオニードのシェルユニットが青く輝きエアリアルカイゼリンの斬撃を緊急回避し、距離を取る。

    グエル「はあっ、はあっ、はあっ、…。」

    ラウダ「兄さん!」


    スコア6のすさまじい負荷がグエルを襲う。

    フィルターとリミッターを設け、寿命を削らないラインまで持っていけたものの起動時の高スコア時のパイロットへの負荷はやはりきついものがあった。


    グエル「(どうする…?このままエアリアルカイゼリンをオーバーライドするか…?)」


    このままエアリアルカイゼリンの制御を奪う選択肢もある。

    しかしそうすればエリクトは確実にスコア8を使ってくるであろう。

    そうなればこちらに勝機は完全になくなる。

  • 14二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 21:59:53

    エリクト様お強い

  • 15二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 22:00:13

    >>13の続き

    グエル「やはり真っ向勝負しかない!」


    そのままエアリアルカイゼリンに突っ込むレオニード。

    エアリアルカイゼリンも射出しているガンビット全てでこれを迎え撃つ。

    しかし、スコア6を開放したレオニードの加速と反応はヴァイスやシュバルツすらも上回っていた。

    ガンビットを全て搔い潜って距離が詰まるとアンビカーをエアリアルカイゼリンに射出する。


    エリクト「…!」


    エアリアルカイゼリンはフロントスカートの2基のガンビットを射出しこれを迎撃する。


    グエル「まだまだあ!」


    レオニードはさらに腕部のガントレットをガンビットとしてエアリアルカイゼリンに射出する。


    エリクト「たあっ!」


    エアリアルカイゼリンは残された最後のガンビットをサーベルモードにし、両腕のサーベルでハの字にガントレットを払いのける。

    この瞬間、エアリアルカイゼリンは装備を全て使い両腕も埋まってしまい完全に無防備となってしまった。

    この一瞬をグエルは見逃さなかった。


    グエル「うぉぉぉぉぉ!届けえ!」


    両腕で構えたハルバードがエアリアルカイゼリンのコックピットに迫る。

    しかし、エアリアルカイゼリンのシェルユニットが白く輝きあと一歩のところでハルバードは止まってしまった。

  • 16二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 22:01:09

    >>15の続き

    グエル「くそっ、くそっ、いけよ、いけええ!」

    エリクト「…見事だったよ。グエル・ジェターク。ヴィム・ジェタークの息子に恥じない戦い振りだった。」


    エリクトがスコア8を起動した今、最早グエルに成す術はない。

    グエルがどれ程操縦技術が優れていようとも抗う術はなのである。

    レオニードは機体の制御を奪われ、ハルバードを自らのコックピットに突きつける。


    グエル「き…貴様がその名を口にするなぁ!俺たちから父さんを奪った貴様が!俺たちの誇りを奪った貴様が!」

    エリクト「…ああ、立派だったよ君のパパは。不貞だったり時代錯誤な経営方針だったり褒められない部分も多かったけど、命を賭して君たちを逃がす姿は間違いなく父親だった。理想のパパだった。」


    先ほどまで怒りに満ちていたグエルとラウダは困惑していた。

    エリクトは自分達から父親を奪った憎き敵である。

    しかし、その敵が自分達の父親に最大の称賛を送っているではないか。

    自分達が最も他者からかけて貰いたい言葉を仇敵である女帝が口にしているのである。

    色々な感情がぐちゃぐちゃに駆け巡る。

    しかし、グエルは自分の父を褒め称える相手には敬意を表さねばならないと思った。

    例えそれが他ならぬ父の命を奪った相手でも。


    グエル「…俺達ジェタークはお前を憎まなかった日はない。父を殺し、俺達スペーシアン全てを底辺に追いやった貴様を。けど、お前の強さには憧れるよ…。間違いなく俺が求めていた最強の強さだ…。戦士としてはお前を尊敬する。」

  • 17二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 22:01:39

    >>16の続き

    グエルはエリクトへの憎しみを口にしつつも敬意を評している最中にラウダのダリル・バルデmk2とフェルシーのディランザ・ソルがオーバーライドされていないことに気付く。

    エリクトは必要に迫られなければ最大限に自身の力を発揮するのを嫌がった。

    手の内をひけらかしたせいで対策されることの恐ろしさを誰より理解していたからである。

    グエルは制御を奪われてない携帯端末で2人にメッセージを送る。


    ―二人とも逃げろ。ラウダ、ジェタークを頼む。父さんとの約束一つ守れない不出来な兄を許せ。


    ラウダ「な…何言ってるんだよ、兄さん!」

    フェルシー「…ラウダ先輩!逃げましょう!グエル先輩のためにも!」


    ディランザ・ソルはダリル・バルデmk2を必死で静止し、母艦に連れていく。


    エリクト「君のパパが命を捨てて守ったものは素晴らしかった。でもその強さがスペーシアン側にあるのは危険だ。生かしておくことはできない。アーシアンの未来のために死んでもらう。…君と君のパパの勇士は決して忘れはしない。」

    グエル「(くっ…、父さん、ラウダすまん…)」


    レオニードのハルバードがコックピットを自ら突き刺そうとしたその瞬間、不意に一筋の閃光がエアリアルカイゼリンを襲った。

    ガンビットにビームシールドを発生させエアリアルカイゼリンはこれを防ぐ。


    エリクト「なっ、なんだあっ!?」

    スレッタ「駄目ですよ。エリクト。妹として家族がいけないことしているなら絶対に止めて見せます!」


    エリクトが振り返るとそこには妹(スレッタ)が乗るエクスエアリアルが佇んでいた。

  • 18二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 22:02:55

    >>12のエアリアルカイゼリンの動きはアナキン(スターウォーズ)のド・ジェムソの動きにガンビットで追撃を掛けているのイメージして頂ければなと…

  • 19二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 22:06:53

    >>16ではグエルは純粋に強い相手には敬意を評するのと父への称賛の言葉を求める面を全面に出しました

    ただ人によっては敬愛する父を殺した相手に敬意を見せるのはおかしくね?と思うかもしれませんが…

  • 20二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 22:08:27

    おつおつ
    なんかいきなり規制されることありますよね
    自分が変なこと何もしてないと証明できないからいつ解除されるか分からんし

  • 21二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 22:10:12

    >>20

    いつもは12時ぐらいに規制されますが昨日は10時ぐらいに規制されてしまい、自分もえ?…ってなりました。

    お待たせしてすみません。

  • 22二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 22:11:35

    自分も規制に巻き込まれて保守出来なかったんだけどね

  • 23二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 22:13:25

    >>19こんな形で出会わなければって感情があったのかもね。お互いに……

  • 24二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 22:18:22

    >>22

    ありがとうございます。

  • 25二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 22:19:19

    >>23

    そうですね。今お互いにそういう感情が芽生えたところです。

  • 26二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 22:19:48

    この時空でもスコ8のご無体さが際立つ
    近距離でパーメット操作オフにして斬りかかったヴィムってすごかったのでは

  • 27二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 22:22:56

    >>26

    本編でも若い頃は凄かったの示唆されてるしね

  • 28二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 22:28:33

    方向性的にもグエルが好きそうな強さではあるよなエリクト
    小細工無しで純粋に強いもの

  • 29二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 02:53:38

    お!スレッタ来た!

  • 30二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 06:50:47

    >>1

    乙です

  • 31二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 09:23:13

    ついにスレッタ登場&再戦か

  • 32二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 21:13:45

    スレッタきた

  • 33二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 22:37:32

    どうなるか…

  • 34二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 22:39:42

    妹を自称なんてしたらソフィノレアがキレそう

  • 35二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 00:37:43

    これは主人公ムーブ

  • 36二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 02:06:16

    パメ8恐るべし

  • 37二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 09:59:08

    操縦技術関係なくなるからな

  • 38二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 18:42:27

    ガンダムとしてコントロール奪取本格的に搭載したのエアリアルが初だっけ
    エンジェルハイロウとかはあったけど

  • 39二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 21:49:25

    MSスケールだとゲルフィニートが初だっけ

  • 40二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 21:54:56

    ガンダムタイプだとテスタメントガンダムが初?

  • 41二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 08:05:28

    >>17の続き

    2人の魔女

     

    エリクト「スレッタかい?チョーカーはどうしたのかな?」

     

    エリクトの決闘に敗北後、スレッタは脱走できないように帝国領から出たら爆発すチョーカーを首に巻かれていた。

    しかし、スレッタの首にはあるはずのチョーカーがない。

     

    ミオリネ「あーら随分驚いているようね?随分簡単なプログラムだったから解除させてもらったわ。スレッタは返してもらうわよ!」

     

    ミオリネがエクスエアリアルの後部座席から顔を見せる。

    ドミニコス隊がプラントに急襲をかけるのと同時に、ミオリネは潜入しスレッタの拘束を解いたのであった。

     

    エリクト「…っ!貴様はミオリネ・レンブラン!…でもどういうことだ?ミオリネは確か…。」

     

    憎きデリングの娘を前にエリクトは表情が一気に険しくなる。

    しかし、エリクトの中で疑問が生じる。

    ミオリネは今現在もシャディクを脅すための材料としてペイルに保護という名の軟禁を強いられているはずである。

    しかも、自分たちに復讐するためにペイルの強化人士に志願したものの、強化に耐えることが出来ずに失声症に陥っている。シャディクがミオリネを見捨てられなくなった理由でもある。

    ニューゲンの証言やオーバーライドでハッキングした端末に保存されていた記録からもそれは間違いない。

    しかし、目の前のミオリネは普通に喋っている。

  • 42二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 08:06:21

    >>41の続き

    エリクト「(まさか、本当にあの二人は並行世界から来たのか…?)」

     

    エリクトは目の前の現実に驚きつつもエクスエアリアルに集中する。

     

    スレッタ「エリクト!今すぐスペーシアンへの弾圧を辞めて下さい!お母さんだってエリクトがこんなことしてるって知ったら悲しみます!」

    エリクト「…妹を名乗るくせにお姉ちゃんのやってることに口出しするんだ。それに決闘を言い出したのは君だよね?負けたらボクに絶対服従するって。約束を守れない妹は嫌いだな。」

    スレッタ「…ならもう一度決闘を申し込みます!私が勝ったらスペーシアンを開放してください!」

    エリクト「偶には妹のワガママに聞いてあげるかな…。代わりに負けたらそのミオリネともども今度こそ完全に服従してもらうよ?」

    スレッタ「…私とミオリネさんとエアリアルは負けません!」

  • 43二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 08:07:21

    >>42の続き

    レオニードを拘束するためにスコア8のまま戦闘続行するエアリアルカイゼリン。

    どうやらエクスエアリアルをオーバーライドをする気はないようではあるが、そのスペックは前回の決闘時よりも大きく上昇している。

    花弁のガンビットがエクスエアリアルに襲い掛かる。

    それはスレッタが嘗てクワイエットゼロで戦ったエアリアル改修型よりも遥かに素早く洗練された動きであった。

    ウイングバインダーとマルチプルロッドのバーニアをフル活用して三次元的に四方八方から飛んでくるビームを何とか回避する。

     

    ミオリネ「ちょっとスレッタ何やってんのよ!逃げてばっかりじゃ勝てないじゃない!」

    スレッタ「すみません!でも躱すだけで精一杯です!」

    ミオリネ「くっ、私たちが知ってるエリクト以上なんて聞いてないわよ!」

  • 44二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 08:08:19

    >>43の続き

    エクスエアリアルがウイングバインダーからガンビットを射出する。

    ガンビットで追い込もうとするもののエアリアルカイゼリンはこれをあっさりと躱し、サーベルを抜いてエクスエアリアルに襲い掛かる。

    エアリアルカイゼリンが接近するのを見計らい、マルチプルロッドをショットガンモードに切り替えてビームの散弾を放つ。

    ただの散弾ではない。

    マルチプルロッドはビームの軌道をある程度操作することが出来る。

    エアリアルカイゼリンを囲うようにビームの散弾が襲い掛かる。

    しかし、着弾する前にエアリアルカイゼリンは花弁のガンビットにビームシールドで自身を囲わせこれを防ぎきる。

     

    すさまじい爆炎がエアリアルカイゼリンを覆う。

    ビームシールドを解除し佇むエアリアルカイゼリン。

  • 45二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 08:08:57

    >>44の続き

    エリクト「3、2、1…、そこかな?」

     

    爆炎を払い、背後からエクスエアリアルがサーベルでエアリアルカイゼリンに切りかかる。

    しかし、エアリアルカイゼリンはリアスカートのガンビットをサーベルモードにして右腕で構え、これを防ぐ。

     

    スレッタ「うっ、そ、そんな…。」

    エリクト「成長しない妹だなあ。前も同じようなこと狙って失敗したのに。」

     

    エアリアルカイゼリンが遂にエクスエアリアルをオーバーライドする。

     

    エリクト「もういいや、飽きちゃった。おとなしくプラントまでついてきてくれる?ああそういえばアンテナ折らないと勝ったことにならないんだっけ。」

     

    エアリアルカイゼリンがエクスエアリアルのアンテナを折ろうとしたその時、エクスエアリアルのシェルユニットが白く輝きオーバーライドを解いて離脱する。

  • 46二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 08:09:48

    >>45の続き

    エリクト「…!?」

     

    突然自分と同じスコア8を使うエクスエアリアルにエリクトは驚く。

     

    ミオリネ「はあっ、はあっ、はあっ…」

    スレッタ「…ミオリネさん!?大丈夫ですか!?

    ミオリネ「うっさいわよ!時間がないんだから、あいつを倒すことに集中する!」

    スレッタ「は…はい!」

     

    エクスエアリアルが急加速してエアリアルカイゼリンに迫る。

     

    ミオリネ「何だと!?ま…まさかエクスエアリアルのコックピットシステムを…。」

  • 47二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 08:10:22

    >>46の続き

    エクスエアリアルが複座式である理由。

    それは、パイロットを2人にすることでデータストームの負荷を分散することであった。

    エリクトはスコア8を超える更なる高みに至るための方法を模索していた。

    そのためのアプローチの一つとして、新型フィルターに加え複座式にすることで負荷分散するコックピットシステムを開発した。

    エクスエアリアルの真の開発目的、それはスコア8を超えるためであった。

    しかし、エリクトは自分だけでなくもう一人のパイロットを危険に晒すことを躊躇いこの機体を使用できないまま保管を命じていたのである。

    最も、スコア8を上回る想定はエリクトが使用する場合のみである。

    普通のパイロットではスコア8に達することも難しい。

    エリクトに劣るとはいえ高いデータストーム耐性を持つスレッタが、新型フィルターに加えもう一人の搭乗者が居てようやくスコア8の使用を実現したのである。

    ミオリネの計算ではこの条件下で寿命を減らさずにスコア8を行使できる時間は2分。

    オーバースコアよりも短い時間であった。

  • 48二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 08:10:46

    >>47の続き

    エリクト「へえ、久々に楽しませてくれるじゃないか!」

     

    エアリアルカイゼリンはサーベルを両腕に構え、レオニードの時と同じように左右から激しく切りかかるも、エクスエアリアルはサーベルでエアリアルカイゼンのサーベルの柄を切断していた。

     

    エリクト「なっ、そうか…スコア8に達したということは!」

    スレッタ「すごい!読める、パーメットの流れが!エリクトが次に何をしようとしているのか流れが分かる!」

     

    スコア8に達したということは必然的にスレッタもパーメットの流れを感じ取れるようになったということである。

    何度もスコア8を行使したわけでは無いため、低スコア時でも読めるようになったわけでは無いが一時的に姉と同じ土俵に上がれたのだ。

  • 49二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 08:11:21

    >>48の続き

    エリクト「…いいよ、妹だって認めてあげる。もっとお姉ちゃんを楽しませて貰おうじゃないか!」

    スレッタ「絶対にエリクトを止めて見せます!」

     

    エアリアルカイゼリンがもう一本サーベルを抜きエクスエアリアルと切り結んだ瞬間、不意にパーメットリンクを介して2機のコックピットシステムが共鳴し始める。

     

    ミオリネ「何!?何が起こってるの!?」

    エリクト「これは…、共鳴している!?」

     

    2機のシェルユニットが一瞬虹色に変化した後、黄金に輝き始める。

    次の瞬間、あたり一面に凄まじい黄金のデータストームが吹き荒れ始めた。

     

    エリクト「これだ…!これがボクが求めていたスコア8の遥か先、ゴールドストーム!」

     

    黄金の嵐の中にスレッタとミオリネが元居た世界が映し出される。

  • 50二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 08:11:42

    >>49の続き

    スレッタ「ミオリネさん!これって…。」

    ミオリネ「間違いないわ!私たちが元居た世界よ!」

     

    次の瞬間、ゴールドストームが弾けエアリアルカイゼリンとエクスエアリアルが吹き飛ばされる。

     

    エリクト「うぐっ、うわあああああっ!」

    スレッタ「うあっ!」

    ミオリネ「きゃあああっ!」

     

    凄まじい光が発せられた。

    エリクトが気が付くとエクスエアリアルもレオニードも既に近くには居なかった。

     

    エリクト「…逃がしたか。まあいいや、多すぎるほど収穫はあったし。スレッタ・マーキュリー、今度は逃がさないよ。ボクの願いのためには妹が必要だって知っちゃったからね。」

  • 51二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 09:31:14

    一旦ここで先の時系列に進むは止めて、次回以降はparts2の>>61でやったスレッタとエリクトの決闘を細かく描くのと、スレッタが敗北後どのように過ごしていたのかに焦点を当てていこうと思います。

  • 52二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 12:36:03

    >>40

    ウイルスだけどテスタメントが初だね

  • 53二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 22:39:01

    まさかのミオリネ

  • 54二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 22:40:47

    もしかして元の世界に戻ったのか

  • 55二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 23:05:32

    >>54

    いえ、2人とも戦線を離脱しただけです

  • 56二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 23:27:56

    さらっとこっち世界のミオリネとんでもないことになってて草

  • 57二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 08:10:56

    シャディク的には野望を取った結果本懐は達成できたけどミオリネが…的な状態か

  • 58二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 08:58:18

    >>55

    なるほど

  • 59二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 18:31:16

    >>58

    これを機にスレッタとミオリネは探索を活発にしていく流れになります

  • 60二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 22:34:09

    予告通り、ここで時系列を遡ります。

    時系列はpart2の>>107でスレッタが3人に敗北した後からになります。


    姉妹の対面


    3機のガンダムに敗北し、捕らえられたスレッタは帝国の本拠地コロニーであるセスルームニルへと送られた。

    スレッタはシャディク、ソフィ、ノレアに連れられ、この世界の女帝が居る広間の入り口に立った。

    門が開くと同時に一人の女性が息を切らせながらシャディク、ソフィ、ノレアに向かって駆け寄る。

    片寄せの長い三つ編みに束ねられた赤い髪に空色の瞳、特徴的な麻呂眉、自身と瓜二つの外見をした女性にスレッタは驚く。


    エリクト「はあっ、はあっ…、オバースコアを使ったのは本当か!?ソフィ、ノレア、シャディク!?」

    シャディク「ええ、ご心配をおかけしてすみません。この者はそれ程までに強かったので…。」

    ソフィ「へーきへーきこの通り!エリクト様心配し過ぎだよ!」

    エリクト「メディカルチェックの結果は!?」


    サビーナが3人のメディカルチェックの結果を差し出す。


    サビーナ「ご心配なさらずともこの通り正常値ですよ。」

    ノレア「新しいガンダムは安全性が高められていますし、我らにはエリクト様の加護がありますので大丈夫ですよ。」

    エリクト「ほっ、良かった…。3人とも頑張ってくれるのは嬉しいけど無理はしないでね。」


    エリクトが胸をなでおろす。

  • 61二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 22:35:21

    >>60の続き

    エリクト「さてと…本題に入るか…。」


    エリクトの眼差しが優しい瞳から魔女のような冷徹な瞳に切り替わる。


    エリクト「この娘がミオリネ・レンブランと一緒にエクスエアリアルを強奪した例の…」

    シャディク「はい、しかし随分不思議な者でして…。エリクト様に似た外見に加えてエクスエアリアルの生体認証を突破できたこともなんですが…。」

    ソフィ「戦い方もすっごいエリクト様に似てるんだよ!このパチモン!」

    ノレア「恐れ多いのですが、この者の戦う姿はまるでエリクト様を見ているようでした。」


    手錠を掛けられたままスレッタは前に突き出される。

    自分の知る姉とは違うエリクトの冷徹な眼差しにおどおどしてしまう。


    エリクト「キミ。」

    スレッタ「は…はい!」

    エリクト「名前は?」

    スレッタ「す…スレッタ・マーキュリーです!」

    エリクト「へー報告通り本当にボクにソックリなんだ。なんか妹生やされた気分。」

  • 62二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 22:36:13

    >>61の続き

    エリクトはスレッタを睨みながら顔を近づけ尋問を始めた。


    エリクト「でもボクにはそんな名前の妹はいないな。」

    スレッタ「あ…あの!」

    エリクト「何?」

    スレッタ「あ…あなたは本当に”エリクト・サマヤ”なんですか!?」

    エリクト「…は?」


    スレッタの口から出た当たり前のことを聞く質問にエリクトはきょとんとする。

    しかし、スレッタからしたら本当に目の前の人物がエリクトなのか疑いたくなるのも無理はない。

    自分の元居た世界では母と共に自分とミオリネを優しく見守ってくれている姉がスペーシアンを弾圧しているのだから。


    ソフィ「ぷっ、何あれおもろ」

    ノレア「あいつエリクト様を馬鹿にしてるの…?」


    ソフィは笑いを堪え、ノレアは憤りを抑えている。

    シャディクは苦笑いをしていた。

  • 63二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 22:36:58

    >>62の続き

    エリクト「はあ…そうだよボクが正真正銘のエリクト・サマヤだ。じゃあこっちも質問させて貰っていいかな?君は何者でどこから来たんだい?」

    スレッタ「わ…私はエリクトの妹です!」

    エリクト「だからボクにそんな名前の妹は…」

    スレッタ「わ…私は、この世界とは別の並行世界のエリクトの妹です!」

    エリクト「…はあ?何言ってるの?」


    スレッタの突拍子もない返答にエリクトは呆れかえった。


    ソフィ「キャハハハ!何あいつちょーおもしろーい!」

    ノレア「シャディク、あいつペイル残党あたりに変な記憶操作でもされたんじゃ…」

    シャディク「うーん…。」

    ソフィは笑いを堪えられなくなり、ノレアは一転してスレッタを気遣うようになり、シャディクは首を傾げた。


    エリクト「あのさ…、キミが頭の中でどんな世界を描こうが勝手だけど、ボクと同じ顔で馬鹿みたいなこと言うの止めてくれる?」

    スレッタ「ば…馬鹿とはなんですか!せ…正確には妹っていうかエリクトの遺伝子を元に作られたリプリチャイルドっていうか…。」


    リプリチャイルド…その言葉を聞いた瞬間に呆れていたエリクトの表情が一気に引き締まる。


    エリクト「へえ…、リプリチャイルドねえ。それは放っておけないな。」

  • 64二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 22:38:00

    >>63

    今日はここまでです。


    >>61に不要なアンカーが入ってしまった…。

  • 65二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 07:58:32

    ほしゅっとこう

  • 66二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 08:02:41

    エリクト可愛いw.

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