いやです!先輩の命令でも絶対にKeyちゃんは渡しません!!4

  • 1二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 19:34:15

    keyちゃんと友達になり世界を滅ぼしたり滅ぼさなかったり消えてしまったKeyのエミュしたりするコユキ

  • 2二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 19:37:17

    立て乙
    二代目鍵ルートの話
    これ以上書くかは微妙

    「あぁ先生、来てくださったんですね。コーヒーがちょうど入ったところです」

    ユウカやアリスから助けを求めるモモトークが届いたから来てみたものの…これはどうしたものか?

    「?どうされましたか、先生?何かおかしなことでもありましたでしょうか」

    コユキの部屋…反省室ではない彼女の本来の部屋だが、かなり異様だ。まず、本棚が壁を覆い尽くしている。そして、本のジャンルごとに本棚の区域が分けられている。特に、哲学、倫理の部分が厚い。四書五経、その注釈書、老子道徳経、聖書、仏教の経典の一部、君主論 、カントの道徳哲学に関する著作、道徳感情論、道徳および立法の諸原理序説…珍しいところではかの独裁者が記した有名な書、我が闘争などなど。そして、それらに関する解説書はそれの二、三倍はありそうだ。

    書物のジャンルはそれに止まらない。自然科学、法学、経済学、文学…ジャンルは多種多様。いつからここは図書室になったのだろうか。

    「…あぁ、確かにミレニアムでは紙媒体の本は今時珍しいかもしれませんね」

    動揺する先生を見て、コユキは何やら少しズレた解釈をしたようだ。コユキは今読んでいた本…表紙に「フランシス・ハチソン著 道徳哲学体系」と書いてある本を閉じて喋り出す。先生も、フランシス・ハチソンの書など実際に読んだことはない。

    「昔の人々はこうして紙の本を読み、そして全てではないにしろそれに理解を示したり、あるいは共感したりしました。私も、紙媒体の本を読めばもう少し理解が進むと思ったのですが…中々難しいものですね」

    無表情に本棚を見渡すコユキの姿は、かつての彼女とは似ても似つかない。あの天真爛漫な笑みを浮かべて騒がしく話しかけてきた彼女はどこにいったのだろうか。ただ、本棚の一角に大切そうに飾られた四葉のクローバーの押し花、部屋の隅に立てかけられた二丁の銃だけが、彼女がコユキであることを物語っていた。

    「中々苦労しました。もうお金にそこまで余裕はありませんからね。キヴォトス各地の古本屋を巡ったり、通販も利用しつつ何とか仕入れてきました」

    “…色々、勉強してるんだね“

    彼女を、否定してはいけない。何とか絞り出した言葉がそれだった。

  • 3二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 19:37:27

    「…えぇ、まぁ、それなりに」

    無表情ながら、少し陰りのある返答。いや、おそらく無表情なのではない。目が、表情が、死んでいると言った方が正確だろう。これは、大分深刻そうだ…どうしたものか。

    「では」

    コユキが、コーヒカップを出してくる。注いだコーヒーを冷まさないよう、あらかじめ熱したお湯をカップに入れ温めていたようだ。昔のコユキは、少なくとも先生の知る範囲ではこのような気遣いをするタイプではなかった。

    「ご用件をお伺いいたします」

  • 4二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 19:38:00
  • 5二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 19:39:15

    立て乙ー


    >>2 >>3 "コユキ"が消えた日

  • 6二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 19:39:34

    立て乙です

  • 7二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 19:41:12

    新スレめでてぇ
    そして早速SS来とる!そりゃ助けを求めるモモトークの2本や3本は来るよこの急変ぶりは……

  • 8二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 19:41:21

    立て乙
    コユKeyが更生して良かったねユウカ

  • 9二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 19:42:09

    Keyはコユキを道具として見ていたのなら、自分は"コユキ"を捨てた所で問題は一切生じない
    うーんかんぺき ユウカが膝抱えて動かなくなってること以外は

  • 10二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 19:43:35

    立て乙

    破壊神と愛し愛された兎

  • 11二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 19:43:40

    二年生になったら哲学関係そしてその他分野の知識と雰囲気から「賢者」ならぬ「教授」と呼ばれてそうなコユキ
    全知は行けるかな…?

  • 12二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 19:44:26

    かんぺきー

  • 13二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 19:45:01

    「彼女を否定してはいけない」
    先生のこの言葉には多分「お前がコユキとKeyの”やりたい事”を否定した結果こうなってしまったんだぞ」という自罰的な意識も入ってそうだな

  • 14二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 19:55:37

    査察の名目でミレニアムのギャンブル系イベントに連れていけば楽しめるかな
    そう思っていた時期が私にもありました

  • 15二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 20:14:47

    「もうお金にそこまで余裕はありませんからね。」ってところで乾いた笑いが出た…
    何この感情

  • 16二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 20:17:01

    >>15

    セミナーとして働いた分でまっとうな貯蓄も少なからずあったろうにそれをほとんど使い切っちゃってるし、そもコユキなら金が必要ならいくらでも口座の額いじるとかもやれるだろうにそれを一切してないとか、うん……

  • 17二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 20:21:54

    >>16

    賢者「汚いお金でアリスを教育したなんてKeyちゃんが知ったら悲しみますからね」

  • 18SS書き24/07/14(日) 20:25:24

    >>15

    そこに注目してくれるとは…

    書き手として嬉しい限り

  • 19二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 20:41:55

    これがセミナー対立ルートを通ってる場合、リオも普通にいるしコユキは真面目に業務をこなしてるしで
    3大校でも屈指の有能さと安定感のある素晴らしい生徒会になっていることだろう
    会計の人がなんか常に吐きそうな顔になってること以外は

  • 20二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 20:57:19

    自分を殺しクッソ真面目に仕事するコユキ!
    ちゃんと失踪せず仕事をこなすがヒマリをめっちゃ心配してるリオ!
    常に目が死んでてたまに自覚なしの涙を流してるユウカ!
    自分も記憶能力で苦しむノア!

    地獄のセミナー!!!

  • 21二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 21:01:32

    でも再来年を考えてみてくれ
    盤石の一言にならぬか?

  • 22二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 21:05:13

    正直晴れないままの人も多いしまだ爆弾も抱えっぱなしだしで盤石とは程遠い、ノーマルエンドの感はマジで強いと思うよ
    なのでハッピーエンドのためにはKeyの生存は必要不可欠なんですね

  • 23二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 21:22:00

    コユキに負い目を感じながらもアリス抹殺に加担するユウカ
    Key覚醒で自分の覚悟すら全て茶番だったと悟るユウカ
    コユKey珍道中の間ずっと情緒不安定になっているユウカ
    箱舟占領戦の直前でコユKeyが現れてひと悶着起こしているのを見たユウカ
    Keyが消えて塞ぎ込んでいるコユキを見たユウカ
    ”賢者”となってしまったコユキを見たユウカ


    ユウカが何したっていうんだ……

  • 24二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 21:46:16

    >>23

    ミレニアムは安泰だからよし!

  • 25二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 21:48:05

    言うほど安泰か?安泰なのかコレ!?

  • 26二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 21:53:52

    (実務や体裁等の表面上は)安泰だから
    セーフ

  • 27二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 21:54:36

    しかしだね、ちゃんとなりたい自分になるための努力なのだから
    生徒のやりたいことを応援するのが先生なのだから

  • 28二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 21:56:18

    ハッピーエンドのためにまずはKeyにどうやって使命を破棄させるかを考えたいねんな
    多分一番の障害がここになると思うので

  • 29二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 21:58:53

    >>28

    一番確実なのは作り主であるところの無名の司祭に直接使命キャンセルをもらうことだけど、ガバ行動必須なのがネック

    先生に説得させるならやっぱりKeyのコユキへの親愛の情とかに免じてもらう形かなぁ

  • 30SS書き24/07/14(日) 22:03:23

    >>29

    一応今考えているのは

    第三サンクトゥム攻略に失敗

    守護者によってヒナをはじめとした主要メンバー戦闘不能

    最後、アリスに攻撃が迫ったところでKey(とコユキ)が介入

    無名の司祭登場→前スレ181

    ルートを想定している

    ハッピーエンドルートのフラグは第三サンクトゥム攻略作戦における敗北…とかどうだろうか

  • 31二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 22:04:32

    ハッピーエンドルートのフラグは第三サンクトゥム攻略作戦における敗北

    ここに関してもう少し深く伺いたい。非常に良いアイデアだと思うので

  • 32二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 22:12:21

    それだと
    ゲーム部ヒナ兎小隊が敗北、もしくは行動不能に陥る何かを用意する必要があるわけか
    結構難しいな

  • 33SS書き24/07/14(日) 22:13:40

    >>31

    いやぁそのままっすね

    アリスに攻撃が迫ったところでエクスカリバールでKey(高栄ロク)がその攻撃を打ち消す

    アリスに声をかけ「あなたが私を拒絶したことは承知しています。しかし、今はそのようなことを言っている場合ではないことはお分かりでしょう。どうか、今だけでもお力を貸していただけませんか」となって、プロトコル・アトラはシース起動

    バールが直剣に変化し、アリスは光の剣でKeyと共に戦う

    そして周囲には「高栄ロク」を作った経験からか、人型に近いアリスとKey側の無名の守護者が出現、戦闘開始

    そして戦闘中、あるいは攻略後に無名の司祭が現れ前スレ181

    しかし、使命もあったとはいえ「人間の感情を持ったKeyとしての」アリスへの好意は本物であるためアリスのために戦うことは変わらない(司祭のガバ)

    第三サンクトゥムの攻略が済んだ後にKeyは再び行方をくらますものの(使命を失って自分がどうするべきかわからなくなったこともある)、ウトナピシュティムにアリスが乗ることを察知して再びコユキと共に現れ、アリスを誘拐

    そこで戦闘したり話し合った結果和解(ここで和解すること自体は二代目鍵ルートと同じ)

    そしてアリスを守るため共にウトナピシュティムに乗り込み、コユキの能力でウトナピシュティムをハッキング、それをリソースとしてアリス、Key、コユキの誰も消えることなく大団円、ついでに使命も消えて丸く収まる…みたいな…

    Keyが使命を捨てた結果「コユキの全てを受け入れることができなくなるかもしれない」ことについては、Keyも大概コユキに依存しているから、社会一般のルールを重視しつつもコユキ>社会の優先順位になるとかで…

    もちろんコユキが幸せに暮らせるためにアドバイスしたり相談に乗ったりということはあるけど

  • 34SS書き24/07/14(日) 22:45:22

    ついでに>>11から着想を得て書いてみた

    一年生の後半か、あるいは二年生かはわからない


    「では皆さん、お気をつけて」


    「「「「はーい!!」」」」


    コユキが声を掛けると同時に大きな部屋…通称講義室に集まっていた生徒たちが解散する。


    「…どうされましたか?早瀬さん?」


    「…何度も言ってるけど、昔みたいに…」


    「いえ、セミナーに所属する者としてはこちらの方が妥当な言葉遣いでしょう。プライベートなら別ですがね」


    講義室に5分ほど前から来ていたユウカがコユキと話し始める。


    「…来月の予算案についての会議なのだけれど」


    「…そういえば、そんな時期ですか。わかりました、スケジュールは?」


    無表情のまま、コユキはタブレットを取り出しメモ帳を開く。ユウカはいくつか日時の後方を伝えていく。


    「お気遣いありがとうございます。私は基本自由ですから、そこまでお気遣い頂かなくても大丈夫なのですが」


    「…万が一があるでしょう?」


    「ごもっとも。しかし、早瀬さんも忙しいでしょうに」

  • 35SS書き24/07/14(日) 22:45:37

    そう言いつつコユキはタブレットのメモ帳に書き終わったのか、タブレットをカバンにしまい、別の資料を読み始める。

    「…随分、人が増えたのね」

    「えぇ、有難いことです」

    コユキの哲学、倫理、あるいは研究倫理を中心とした講義…生徒がやっているため、どちらかといえばゼミと呼ぶべきなのだが、そこにはかなりの生徒が集まっていた。ミレニアム内でもかなり評判が良い。生徒たちが言うには「知識が豊富で内容の出典も明確」「無表情だけどすごく親切」「意見を言っても丁寧に答えてくれるし、意見を否定することは全くない」「かなり単純化した説明をしてくれてわかりやすい」とのことだ。

    「随分評判らしいわね。あなたがこの集まりを開いてから、事故や事件も減ったし」

    「別に、それを意図したわけではないのですが…」

    そう、コユキにとっては、これは善意の講義ではない。

    「それに、むしろ私が教わっている側ですしね」

    これは

    「私は、結局何も理解できていないのですから」

    コユキが「一般の道徳心を持った人々がどのように思考するのか、どのような倫理観を持っているかのデータ集め」なのだ。

    「皆、すごいですね。私より書物の内容を理解している生徒がほとんどでしょう」

    コユキは、いくら倫理、道徳の本を読んでも、それを根本的に理解することはない。彼女には、そのような機能が欠落している。故に、他者に、「常識的な」人々に意見を聞く。

    「本当に、参考になります」

    故に、彼女は他人の意見を否定しない。なぜなら、彼女はこの部屋で一番の「愚者」であるから。愚者が、賢者の意見を否定するなどどうしてできようか。それが「知識豊かなのに自分の意見を真面目に、否定することなく聞いてくれる」という評判につながった。

  • 36SS書き24/07/14(日) 22:46:07

    「…申し訳ありません、そろそろ時間なので、失礼します」

    「…わかったわ。じゃあ、また明日」

    コユキは、そのまま「講義室」を後にする。この後は、アリスとゲームをしたりする時間だ。そして、「鍵」として、アリスに何かを伝える時間でもある。

    「Keyちゃん…」

    講義室のドアを閉めたコユキが、ポツリと呟く

    「私は、どれぐらい、上手にできていますか…?」

    誰にも届くことのない呟き。ミレニアムの廊下で、反響することもなくその響きは消えていった。

  • 37二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 23:11:39

    かんぺきー

  • 38二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 23:12:41

    わ…わぁ……

  • 39二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 23:30:46

    この能力、この人望、この向上心
    これはビッグシスターの後継者にふさわしい人材ですね間違いない

  • 40二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 23:37:31

    「知識が豊富で内容の出典も明確」「無表情だけどすごく親切」「意見を言っても丁寧に答えてくれるし、意見を否定することは全くない」「かなり単純化した説明をしてくれてわかりやすい」

    これもしかしなくてもkeyちゃんがコユキに実際にやっていた教え方なのでは……?

  • 41二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 23:52:18

    >>40

    エミュ精度かんぺき〜

  • 42二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 00:08:49

    本を買いすぎて先生と金欠仲間になっているコユキ
    なお先生と同じようにユウカは叱れない模様

  • 43SS書き24/07/15(月) 00:13:32

    >>40

    知識が豊富で内容の出典も明確→他者の考えに基づいた倫理観でしか行動できない故

    無表情だけどすごく親切、意見を言っても丁寧に答えてくれるし、意見を否定することは全くない→自分より他の人の方が倫理においては賢いのだから、どうして意見を聞かなかったり、否定することがあるだろうか

    かなり単純化した説明をしてくれてわかりやすい→極限まで噛み砕いて単純化しないと理解できない部分が多い

    っていうつもりだったんだけど…確かにKeyの態度の影響は大きそう

    Keyも草葉の影で泣いているでしょう

    もちろん嬉し泣きですよ?ですよね、Keyちゃん?

  • 44二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 00:22:57

                                  アメモヨウ
    みんなが笑ってるーKeyちゃんも笑ってるルルルルルル 今日もいい天気~

  • 45二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 01:19:31

    >>44

    ハッピーエンドだな!ヨシ!

  • 46二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 01:57:41

    曇らせは良い…良いが、笑顔で日常に戻るENDも見たいんだ…
    3人がツーリングしたりTSCする世界線が見たいんだ…

  • 47二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 02:01:40

    >>46

    TSCはやめて差し上げろ

  • 48二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 08:41:01

    賢者コユキの状態が思った以上に性癖に刺さっててヤバいな
    ユウカが辛うじて正気を保ってるっぽいのだけが救いではあるのかな

  • 49二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 11:22:15

    ゲーム開発部の部室に置いてあるKeyちゃんキーホルダーの前で、他に誰もいない時に近況報告をしているコユキ
    でも、話すことはアリスのことばかりで、自分のことは一切話さない

  • 50二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 12:41:39

    「ロク!テイルズ・サガ・クロニクルです!アリスはロクにテイルズ・サガ・クロニクルをプレイするようクエストを要請します!」
    「は?? 巫山戯ているのですかアリス。数あるゲームの中で、よりによってそれを?」
    「にはは!まあ、仲直りの証としてはわかりやすいんじゃないですか?私も手伝いますよ!」
    「コユキまでそう言うのなら……。しかし、テイルズ・サガ・クロニクルのプレイ経験などあるのですかコユキ?」
    「いえ、全く!でも、だからこそ面白いと思いますよ!さあ、スイッチオン!」

    (5分後)

    「は????」(ゲームオーバー)
    「にはははは!こんなところにまで即死トラップが仕込んであるんですね!」
    「不覚でした……!しかし、二度目はありません」

    (3時間後)

    「Keyちゃん。今ので後で使うフラグが折れました。リセでいいかと」
    「コユキ!流石に直接数値を覗きに行くのはチートです!いや、直接書き換えていないからチートではない……?」
    「こんなものに手心など不要でしょうアリス。というかコユキ、先に教えてくれてもよかったのですよ」
    「いえ、それやっちゃうとKeyちゃんを駒にしてるようなものなので。あ、そこの民家に隠しショップありますね」
    「は?? 今までそんなことなかったですよねコユキ」
    「にはは、初めてですね……」

    (2時間後)

    「エンディング……今度は偽じゃないですね。にはは、テイルズ・サガ・クロニクル、撃破確認です!」
    「(小さくガッツポーズ)」
    「コユキが覗き見していたとはいえこんなにも早く……!」
    「感想ですけど。ゲーム開発部が廃部の危機にあったのって必然では?」
    「そんな!このゲームに込められた愛が伝わらないと言うのですか!」
    「よりによって私とコユキにそれを求めるのですかアリス」

  • 51二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 12:47:18

    そのうち二人でRTA実況始めて「完走した感想ですが」とか言い始めそう

  • 52二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 13:49:59

    >>33ルート

    端的に言えば、運が悪かったのだろう。


    「モモイ!ミドリ!」


    あるいは、彼方がこちらの最高戦力の一人に対する備えをしていないはずがなかった、ということだろうか。


    「っ…!」


    激戦の末…周りにいる全員が倒れ伏した。実戦経験豊富なSRTの隊員、レベルカンストの風紀委員長、そして、今まであらゆる困難を乗り越えてきた仲間達、リオ会長が精魂込めて整備してくれたアバンギャルド君。その全てが。


    「光、よ!」


    残っているのは、自分だけ。それでも、勇者は諦めることはない。勇者とは、例え一人になっても諦めず、勝利を目指して戦い続け…そして、奇跡を起こす存在であるはずだ。


    「──あ」


    しかし、気づいた時には遅かった。既に戦いの中で疲労の蓄積した体は、もうろくに回避行動もできない。回転する「それ」が目の前に迫る。


    (モモイ、ミドリ、ユズ…)


    大事な人々の顔が、思い出されていく。


    (先生、ユウカ、ノア、リオ会長…)


    エンジニア部、C&C、ヴェリタス、その他、ミレニアムで自分に親切にしてくれた皆。これが、走馬灯というものなのだろうか。そして、その中で


    (…コユキ)


    いつも、自分を助けてくれた「賢者」の顔が浮かんだ。その刹那

  • 53二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 13:50:15

    ──ガァァァァァァン!!!!!

    何か、金属のようなものが、物体を弾いた音が聞こえた。

    「…できることなら最後まで、見守るだけにするつもりでしたが…。王女、大丈夫ですか?」
    『アリスちゃん!?怪我は…してますね、応急処置を!』
    「わかっています。守護者!」

    目の前にいたのは、身の丈ほどの長いバールを持った黒髪の少女。

    「…え?」

    その姿は、声は、口調は

    「…コユキ?」

    どこか、コユキを思わせた。

    ──────────────────────

    「コユキ、合わせてください」
    『はーい!』

    襲いかかる攻撃の全てがコユキの展開した光弾で、数少ないながらもKeyの操る人型の守護者の迎撃で、彼女らが自ら放つ銃弾で、バールで弾かれていく。

    「王女、治療を受けながらで構いません。一旦聞いてください」

    彼女が使役する人型の機械兵…守護者に簡易的な治療を施されながら、アリスは彼女の言葉に耳を傾ける。

  • 54二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 13:50:32

    「あなたが私を、我々を拒絶したことは承知しています」
    『Keyちゃんが泣き出すぐらいの拒絶っぷりでしたね!』
    「黙りなさい」

    おそらく、目の前にいる少女にはKey、そしてコユキが同時に宿っているのだろう。アリスは、それを状況と本能から理解した

    「しかし、今はそのようなことを言っている場合ではないことはお分かりでしょう。おそらくですが…アレには、我々の持つ力の一部が組み込まれています。試験的なのか、他の守護者には搭載されていないようなのが不幸中の幸いですが…」
    『いやー面倒臭いですね…』

    そして、目の前の少女から、少なくとも現時点では悪意は感じられない。

    「我々としては、使命を果たす前にキヴォトスが終焉を迎えること、そしてあなたの身に危険が及ぶことを看過できません」
    『アリスちゃんが少しでも攻撃喰らうたびに飛び出しそうになってましたもんね』
    「だから黙りなさい」

    いや、それどころか、感じられるのは純粋なこちらを心配するような思い。

    「どうか、今だけでも力を貸してただけませんか?」
    『お願いします!アリスちゃん!』

    アリスに、拒否する選択肢はなかった。

  • 55二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 13:50:44

    ──────────────────────

    「プロトコルATRAHASIS稼働」

    『リソース名エリドゥ…えーっと、ごめんなさいリオ会長、大変なところ勝手に使いますね。遠隔接続開始』

    「コユキ、あなたは第五のサンクトゥムと同時並行で戦うことになります。大丈夫ですか?」

    『問題ありません!並列思考はちゃんとできるようになっています!』

    「流石ですね、上々です。王女は鍵を手に入れ、箱舟は用意された」

    「名もなき神々の王女、AL-1Sが承認します──ここに、新たなる聖域が舞い降りん──!」

    雰囲気が…いや、全てが変わる。

    アリスの光の剣は、より大型に

    ロク…Keyの持つバールと銃が合わさり、一つの直剣に

    そして数多の機械兵が槍を、剣を、斧を、クロスボウのような意匠の銃を持って出現し、王女を、その従者を、賢者を、倒れ伏した王女の友を、仲間を騎士として守らんとするかのように立ち塞がる。

    「行きます!負けイベボスに再戦です!」

    「王女に仇なす痴れ者が…我々が介入したからには好きにはさせませんよ」

    『にはは…頑張りましょうね!二人とも!』

  • 56二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 15:31:59

    SS乙い
    めっちゃカッコいいけど発生してる事象はダイナミック仲間割れである そりゃ司祭も慌てて出てくるものよ……

  • 57二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 16:48:34

    >>32

    実はもうちょい難易度が下で、ゲーム開発部が参加するチームが敗北しさえすればいいのでチーム分けの段階まで戻って考え直せば行けると思う


    ……これ、やってることがアドベンチャーゲームのフラグ管理とかそういうのなんだよな……

  • 58二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 18:25:23

    「光よ!」

    アリスの光の剣がシロに直撃する。体勢を崩したシロに機械兵たちが襲いかかり、動きを封じる。Key達が介入する前は理不尽にこちらの攻撃が当たらなかったり、逆に理不尽に相手の攻撃が命中する事態が多発していたが、こちらも箱舟を起動してからはそのようなことはない。

    「王女、お見事です」

    そして、その機を逃さずKeyがシロの首に目がけて剣を振るうと、シロの首が撥ね飛ばされた。

    「次」

    そのまま、返す刀でクロに向かって斬りかかる。

    「──────!」

    クロもまた全力で迎撃するが、Keyを援護する射撃兵部隊により動きは制限される。

    「そこ」

    Keyが、クロの胸元に剣を突き立てる。が、

    「浅いですね」

    そのままクロの反撃にあう前にKeyが飛び下がる。そして

    「王女、コユキ、今です!」

    「分かりました!光よ!」

  • 59二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 18:25:43

    チャージを続けていたアリスが光の剣をクロにぶっ放す。

    『誘導はお任せください!』

    一時的に箱舟に組み込まれた光の剣、そしてその砲弾にコユキが干渉し、クロに誘導。

    「──────!?」

    砲弾は、正確に先ほどKeyが突き立てた剣の傷口に直撃した。そして、そのまま

    「…終わりましたか」

    クロが倒れ伏す。これで終わりだ。

    「お疲れ様です二人とも!」

    『アリスちゃんもお疲れ様でした!一件落着ですね!』

    「えぇ、王女もお見事でした。コユキも、よく頑張ってくれましたね」

    「…それで、その」

    一旦勝利を喜ぶと、アリスが少し悩むような様子を見せる。まぁ、当然といえば当然だろう。一時的に共闘したとはいえ、Keyとコユキは今やミレニアムの、いや、キヴォトスの敵でもある。しかし、

    「…本当に、生きてて良かったです…!」

    コユキが生きていた喜びが勝ったようだ。

    『あー…思ったよりも心配してくれてたんですね…あっちでもユウカ先輩達が凄いことになってますし』

  • 60二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 18:26:01

    「…」

    『Keyちゃん、もしかして嫉妬してます?』

    「していません。王女と直接関わったのはコユキなのですから、当然のことです」

    『え〜?』

    「そのニヤケ面をやめなさい。事は終わりました、帰りますよ」

    『はーい』

    「!待ってください!まだ、話したいことが…!」

    「王女、我々の立場上それは不可能です。貴女もご存じのように…」



    「…理解できぬ、と言いたいところだが、まぁあり得ることか」

    突如、聞きなれない声が響く。

    「…?」

    『…誰ですか?』

    「…まさか」

    「ふむ、鍵は私、いや我々を知っているか。なら話は早い。単刀直入に聞くが、なぜ邪魔をした?」

  • 61二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 18:26:25

    「…あなた方の邪魔をする結果になってしまい、申し訳ありません。しかし私の使命は王女を助け、守ること。そして、神秘のアーカイブ化です。そのため、これは与えられた使命の障害になるものだと判断した次第です」

    「だろうな。少々融通が効かなすぎたか…全く、私が作ったものではないのだがな。なぜ他の者の尻拭いをせねばならぬのか…」

    『ちょっとKeyちゃん!?あの人誰ですか!?』

    「Key…知っている人なんですか?」

    「…彼…彼らは、無名の司祭」


    「王女、そして私の創造主…言うなれば父親です」

    『え゛!?』

    「アリス達の…!?」

    「まぁ、それは今はどうでも良い。鍵よ、要するにお前は色彩が使命の達成の邪魔になり、そして王女を守らねばならぬからこうして邪魔をしているのだな?」

    「…はい」

    「ならば、その使命を解く」

    「……………………は?」

    その途端、Keyに変化が起きる。

  • 62二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 18:26:45

    「がっ…あ゛っ…」

    『Keyちゃん!?これは外部…いや、上位からのアクセスですか…!?』

    「Key!しっかりしてください!大丈夫ですか!?」

    それは、アリスがKeyに乗っ取られた時のような感覚。自分を縛り付けていた、しかし、自分にとって必要不可欠な構成要素だった「何か」が無理やり消されていく。自分の存在意義が、消されていく。

    「はぁっ…はぁ…」

    それでも、使命の削除にそこまで時間はかからない。コユキは精神世界で苦しむケイを心配そうに見つめながら寄り添いつつ、そして視線を移して無表情に無名の司祭を見つめる。

    「そして、新たな使命を与えよう」

    『…』

    コユキが立ち上がり、精神世界で目を閉じる。

    「色彩を助け、世界を終焉に…うん?」

    無名の司祭が訝しげな声を発する。

    「これは…鍵、いや共にいた小娘か?何をしている?」

    「コユキ…?」

    「何をしているのですか…コユキ?」

    『にはは…いやぁ、私バカだからよくわからないんですけど』

  • 63二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 18:26:56

    平坦なコユキの声が響く

    『まず、この状況は、そこにいる二人のお父さんが作り出したんですよね?』

    「…」

    『世界を滅ぼすっていうのは、まぁ別にいいんですよ。私もKeyちゃんと一緒に同じことやろうとしましたし』

    「なら、なぜ」

    『でも、さっきあの守護者はKeyちゃんを攻撃しましたよね?』

    「…」

    『だから、もしかしてなんですけど…』


    『そこのお父さんの言う「滅ぼす対象」って、Keyちゃんとアリスちゃんも含まれるんじゃないですか?』

    「…」

    『にはは…黙ってるってことは、正解でいいんですかね?』

    相変わらず平坦な、抑揚の乏しいコユキの声が響く。

    『なら、これで良いですよね?Keyちゃんに自分を殺せなんていう命令、させるはずがないでしょう?』

    「っ…!鍵、そこの小娘に言い聞かせ、この妨害をやめさせろ!お前は我らの被創造物!指示に従うのもお前の役割の一つのはずだ!」

    「…コユキ」

  • 64二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 18:27:16

    『Keyちゃん…もし、Keyちゃんが心の底からお父さんに従いたいなら、私はそれを止めません。私の命のことも、全然気にしなくて大丈夫です。それがKeyちゃんの幸せなら、私の幸せも同然です』

    「…」

    『違う話だとは思いますけど、消えた方が、死んだ方が幸せなことって、あると思います。…私も、何度かそんな風に感じたことがありますから。Keyちゃんみたいな特殊な生まれなら、
    尚更。それがKeyちゃんの幸せなら、私はそれを否定しません』

    「…」

    『だけど、もしKeyちゃんが、従いたくないなら。そっちの方が幸せなら』

    『お父さんに、今まで頑張ってきたご褒美を貰っても良いんじゃないですか?』

    「…」

    Keyは考え込む。彼女の奥底にある思考回路は、「創造主に従え」と叫んでいる。使命とは全く違うものだが、その声はあまりにも大きい。それこそ、たとえどれだけ美しく楽しくとも、見知らぬ者がほとんどのこの世界を滅ぼす抵抗感など、無視できるほどに。

    しかし

    「Key…大丈夫ですか?何か、アリスにできることは…」

    こちらを心配そうに覗き込むアリスを

    『…』

    精神世界で、黙って自分の手を握るコユキを

    「…えぇ、そうですね」

    彼女らを見たKeyは、その声を抑え込んだ。

  • 65二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 18:27:31

    「…申し訳ありません、我が創造主よ」

    「なっ…」

    「一度ならず、二度までも貴方に剣を向ける不孝…許していただくつもりはありません」

    ゆらり、とKeyが立ち上がる。そして、剣を司祭に向け構える。

    「これは、ただの私の我儘です」

    Keyがアリスの方を向く。

    「王女、コユキ…力を、貸してください」

    「…はい!」

    『にはは!もちろんですよ!』

    「…理解できぬ」

  • 66二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 18:27:42

    以上!

  • 67二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 18:48:00

    これは素晴らしいインターセプト この瞬間のためにコユキはKeyに端末に作り替えてもらう必要があったんですね

  • 68二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 20:57:09

    あとはkeyが生き残れば一件落着

  • 69二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 20:58:41

    素晴らしい!!

  • 70二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 23:43:15

    賢者コユキにこんな感じで全てが上手くいったハッピーエンドの世界を夢として見せるんは女々か?

  • 71二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 01:34:09

    >>70

    人の心無いんか?

  • 72二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 07:29:16

    ほしゅ

  • 73二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 08:21:07

    >>70

    女々、というか軸がズレてるなとは思った

    後悔を突きつけるなら「そこでの選択は誤りだった」を見せつけるのが効くんだけど、このハッピーエンド世界の分岐点は「なんかあずかり知らんところでゲーム開発部が負けてた」なのでコユキが直接関与できるタイミングじゃないのよね

    「あそこでああすりゃよかった」まで行ってくれなくて「あそこがああだったらな」で止まってしまうのは夢での責め苦としてはぬるいかなーって

  • 74二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 12:10:32

    サザエさん時空のブルアカ世界で数年が経過して
    賢者コユキがかつての自分がどう笑っていたのかも思い出せなくなったタイミングで奇跡が重なり復活するKey

  • 75二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 19:07:53

    色々と奇跡オンパレードしてkeyが好きに活動できるようになってから最初に実行したのがコユキを独り占め。とかだったら問答無用のハッピーエンド感ある?

  • 76二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 19:14:36

    >>75

    ユウカがその光景を見てコユキを返せと激昂するか結婚おめでとうと祝儀を出せるかで違いが出るかな

  • 77二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 19:23:19

    なんとなくkeyの最期ようやく素直に好意を伝えられてアリスとコユキの未来を案じながら消えてるので、変わり果てたコユキを見て脳破壊されてそう
    まぁコユキがくっつき虫になって感情爆発させられるくらいまだ余裕あるならともかく
    感情表現すら忘れてただ静かになんで泣いてるかもわからず涙流す状態だと結構やばそう

  • 78二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 19:37:25

    このレスは削除されています

  • 79二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 19:38:07

    >>77

    Keyが生き返って嬉しい

    けどこんな時どんな表情をすればいいのか

    何を言えば良いのか忘れてしまったコユキ

    ただ、涙を流すことしかできないコユキ


    精神状態がボロボロなのでKeyがコユキの体に入って「しばらく私の方でメンタルケアを行います。それと補佐役がいきなりいなくなっては困るでしょうから王女…いえ、アリスの面倒もコユキの代わりに私が見ます」と言って両手に花をしだす

    それはそれとして自分が消えた後コユキがボロボロになったことに関しては普通に悲しいし自分の遺言が呪いになってしまったことは悔やんでいる

    あとアリスにはある種迷惑をかけてしまったことに関しても申し訳なく思っている…とか?

  • 80二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 21:02:49

    精神世界で賢者に感謝の意を伝えて褒めつつ優しく叱り、そして自分も謝るKey…
    表情の変わらぬままKeyの胸の中で泣き続ける賢者…

  • 81二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 07:54:01

    Key自身がこコユキには必要なんだよねぇ...

  • 82二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 07:57:15

    key「コユキは私だけのものです」

    ユウカ「Huh?(血管びきびき)」

  • 83二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 08:09:41

    Key「ふと思ったのですが、あなたはコユキの何なのですか?。あなたにコユキをどうこうする権利はあるのですか?」
    って真っ向からユウカに喧嘩売るKey見たくないかって言われたら見たい
    ユウカからなにか言い返されたらコユキにしなだれかかって私たちはこういう関係ですって断言するKey

  • 84二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 13:13:50

    >>82

    コユキに懐いているアリスも「ケイ!独り占めはダメです!王女命令です!」とか言ってこういうときだけ王女の名前を出してきそう

    「…仕方ありませんね、では私と王女の共有物ということで…」と譲歩するものの拘束時間は自分の方を圧倒的長くしようとするKey

  • 85二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 15:38:37

    >>83

    それコユキがびっくりして満更でもなさそうな反応するせいで変な勘違いされそう

    それはそれとしてあんまユウカがコユキに対してどうこうするイメージ沸かないな全て終わったら普通にコユキ、お前にも大切なものができたのか…みたいな反応しそう

  • 86二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 15:41:36

    >>85

    ユウカにとってコユキは大事な後輩?厄介な問題児?それとも……って改めて突きつけにくる感じ

    いなくなってせいせいしたわ、とか言い出せるような程度なら今までのユウカの狼狽と血涙っぷりはないわけで

  • 87二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 19:24:31

    賢者コユキの一幕

    「そろそろ、一旦切り上げましょうか」

    “そうだね“

    夜のシャーレの執務室、今日のシャーレ当番だったコユキが先生に夜休憩を提案する。

    “それじゃあ晩御飯にしようか“

    「お腹が空いてないので、私は大丈夫です」

    “…“

    「どうされました?」

    “いや、昼ごはんもかなり少なかったのに大丈夫なのかなって“

    「…元々少食ですから」

    あの日以来、完全に無表情となったコユキだが、感情が全く読み取れなくなったわけではない。喜怒哀楽も無表情なりに読み取れたりはするし…こうして何かを誤魔化すような時には視線がごく僅かにずれたり、言葉と言葉の間が微妙に変わる。

    “…コユキ、何か嘘ついてるよね?“

    「…」

    “正直に話してくれるかな?“

    「…いえ、本当に最近特に食欲がないだけで」

  • 88二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 19:24:44

    “正直に話さないとユウカ達に伝えるよ?“

    「…」

    少し悩むようなそぶりを見せた後、コユキが事情を話し出す。

    「…実は、今お金がなくてですね…」

    “食費を削ってるの?“

    「はい」

    “何かあった?確かにそこまで余裕があるわけじゃないのは知ってたけど…最低限残してたよね?“

    「…最近まとまった出費がありまして」

    “そうなの?“

    「バイクの車検が。お恥ずかしい話なのですが、完全に失念しておりまして」

    “この前買ったばかりじゃなかったっけ?“

    「そちらではなく…前に旅をしていた時に使っていたものです」

    “…そっか“

    コユキは再びミレニアムで生活をするにあたり、足として先日新しいバイクを買っていた。今までKeyと二人で使っていたバイクはミレニアム内で暮らすにはオーバースペックだし、コユキが扱うには重すぎた。それでも、コユキはそれを中古ショップに持っていったり、放置することなくしっかりと手入れしていた。二人にとってのかけがえのない思い出であり、Keyの形見とも言える品。売ったり雑に扱ったりなどどうして出来ようか。

    そして、いつでも乗れるようにするためには車検に出す必要がある。ミレニアム自治区外でバイクを買っていたことやミレニアムの制度もあり、コユキとKeyのバイクは車検の対象になっていた。もちろんここはキヴォトス。車検なんぞ無視することも可能ではあるが…「王女の鍵」として、そのようなおそらく好ましくないと思われる行為はできない。だが、そのせいで常にカツカツなコユキの懐がさらにダメージを負った。結果として

  • 89二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 19:25:05

    “最近の食事は?“

    「昼食だけは、何とか」

    “一日一食かぁ…“

    こうなった。基本、コユキの生活は貧しい。それこそ、セミナー生とは思えない程度には。コユキの収入のほとんどは書籍代、そして自分が今までミレニアムにもたらした損害の弁償、そのための投資にあてられている。ユウカは「自分が補填したから問題ない」と言ったものの、コユキは過去の清算をしたいと強く望んだ。そうでないと、Keyの代わりの鍵にはふさわしくないのだろうから。

    さらに言えば、いくら弁償を行っているにしても牢屋にぶち込まれていない時点で温情であるんだろうとコユキは思っている。何よりも優先すべきはアリスの補佐であるため、この事に関して自分から何かを言うことはないが。もちろん、色彩が襲来した際に功績をあげたこともあるのかもしれないが。

    まぁ、どうせ時間はある。Keyの端末となったコユキの寿命はもはや人間のそれではない。そうでなければ不老のアリスを支える鍵とはなれなかっただろう。コツコツと返済していくつもりだ。コツコツと言っても被害額を考えると一回の支払いでもかなりの額になるが。

    そしてそれ以外にも王女の隣にいる鍵として、豪華とは言わないものの見苦しくない程度には身だしなみにも気を付ける必要がある。さらに一時的な出費が重なった結果…コユキの生活は極貧状態に突入した。

    “…奢るよ?“

    「いえ、私の問題ですから」

    “なら、これは私の仕事だよ。私は困っている生徒を助けるのが「使命」だからね“

    「…」

    コユキが「使命」という言葉に弱いのを、先生は今までの傾向から何となく察していた。

  • 90二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 19:25:21

    「…では、お言葉に甘えさせていただきます」

    “じゃあ、下のコンビニに“

    「ですが」

    “?“

    「料理は私の方で作らせていただきます。そちらの方が安く済むでしょう」

    “別にそこまで気にしなくて良いのに“

    「いえいえ、最近自炊を始めたので」

    “へー、そうなんだ“

    「食費が浮きますから」

    そして、王女の従者として必要な技能でもある。

    “そっかー…じゃあ、お願いしようかな“

    「わかりました。ではそこら辺で食材を買ってきましょうか」

  • 91二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 19:27:09

    以上!


    >「王女の鍵」として、そのようなおそらく好ましくないと思われる行為はできない

    >そうでないと、Keyの代わりの鍵にはふさわしくないのだろうから

    >牢屋にぶち込まれていない時点で温情であるんだろうとコユキは思っている


    あたりのコユキの中の倫理的判断の部分を全て推量形にするのが面倒くさかったです(小並感)

  • 92二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 19:29:23

    SS乙でしたー

    このスレの"賢者コユキ"感がとてもででたと思います!
    特に旅のバイクを目茶苦茶大事にしてるのが良かったです

  • 93二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 20:48:02

    結局倫理観は「学ぶ」しかないコユキ 体得ができないねんな……

  • 94二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 02:28:30

    >>93

    あのコユキが倫理観を学んでるだけでも上出来だよ

  • 95二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 08:10:32

    最終編で散華するのがKeyじゃなくてコユキだったルートもありえたと思うんだよね
    この場合コユキは特に遺言は残さず、ただKeyが無事だったことに安堵して力尽きると思う
    ……いや、これはこれで大概に呪いだな、というのはさておいてくれ
    そうして今際の際であるコユキを「アーカイブ化」することに、アリスとKeyは同意できると思うんだ
    これが成功体験として定着した場合、神秘の最期に現れる神まどかかヴァルキリーみたいなKeyアリスが爆誕するって寸法よ

  • 96二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 14:04:58

    >>95

    ゲーム開発部でワイワイやってる時は「ケイ」「アリス」と呼び合って

    「使命」を果たすときには「Key」「王女」と呼び合ってそう

  • 97二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 21:44:11

    また学園のコンテクストから大きく外れた感じに…… やっぱり透き通った世界観のためには全員生存が必要不可欠なんやなって

  • 98二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 22:00:45

    これ賢者コユキのケイエミュがかんぺき〜なのは脳髄の中でケイの遺言を解凍したからじゃ無いか??

    けどそこに残っていたのは自分への想いを綴っ言葉と、旅したメモリーしか無くて表面上なぞる事しか出来ないんじゃないか??
    それがケイの答えなのに、残骸をなぞる事しか出来ないコユキは非常に美しいですね……

  • 99二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 22:03:10

    >>97

    そのためにはひとつの出逢いをなかったことにしなきゃならなかった、って残酷が相当数ありそうで

  • 100SS書き24/07/18(木) 22:09:48

    >>95

    いいなそれ…

    ちょっとKeyが生き残るルートは着地点がうまいこと思いつかなかったから書いてなかったんだけど

    時間ある時に書いてみるか

    一部改変するかもだけど

  • 1019524/07/18(木) 22:26:41

    一部改変大変結構!こういうのはSS書く側がやりやすいのが一番だからね

  • 102二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 08:25:02

    >>50

    TSCのクリア撃破扱いしてんの草 敵かなんかと認識されてない……?

  • 103二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 18:08:37

    コユキ消滅ルートでKeyの次に可哀想なの
    コユキが生きていると分かって喜んでたら今度こそ確実に消滅したと知らされるミレニアム勢なのでは?

  • 104二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 18:51:16

    Keyの方が生き残る方でも
    ミレニアム勢だったら別にKeyのことを問い詰めるだの迫害するだのはしないだろうけど
    まぁ色々後に引くものは確実にありそうではあるよね

  • 105二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 21:48:45

    「コユキ!!ダメです!!」

    目の前にいる、体を拘束されたKeyちゃんが必死に呼びかけてくる。

    「わかっているでしょう!?自分がどうなるのか!?」

    そんなこと、百も承知だ。

    「これはアリスの問題、そして私の問題です!!!貴女が命を差し出す必要などどこにも…!!」

    徐々にKeyちゃんの声に嗚咽が混じり始める。少し、罪悪感を感じる。かなりギリギリだった。あともう少し私がKeyちゃんのセキュリティを抜くのが遅かったら、こっちが気を失っていたと思う。

    あの船の防壁を崩すため、アリスちゃんとKeyちゃん、そして私で箱舟を起動した。だけど、ここは私たちに対抗する兵器の中。妨害、攻撃の真っ只中での箱舟の起動は大きな代償を伴った…具体的には、私たち三人のうち誰かの命。

    最初はアリスちゃんが消えようとしたけど、アリスちゃんが消えようとしたタイミングで、Keyちゃんは自分がアリスの代わりに消えるなんて訳のわからないことを言い出した。まぁ、おかげで私もどうするか決心がついたから良いんだけど。

    「コユキ、まだ、まだ間に合います…だから、どうか…!!!」

    Keyちゃんの懇願するような…いや、実際に懇願しているんだろう。こんなKeyちゃん初めて見た。最後に、新しい一面を知れた。

    「Keyちゃん」

    全く、こんなに取り乱すなんてKeyちゃんらしくない。ちょっと落ち着いてもらわないと。

  • 106二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 21:49:04

    「私は、Keyちゃんみたいに生きる目標がありません」

    「いきなり何を…!」

    「私は、何の理由もなく皆に迷惑をかけてばかりでした」

    「貴女にどれだけ私が…助けられたと、思って…!」

    「私は、Keyちゃんみたいに、頭の良くて、優しくて、夢ために努力できる人間じゃありませんでした」

    「違います!貴女は私のために何度も…頭を捻って、頑張ってくれて…!!」

    「私だけ残されても、Keyちゃんの代わりに使命を果たすことも、アリスちゃんを守ったり、導いたりすることもできません。そんなことされても、困っちゃいます」

    「私が、いなくなったのなら、私に、付き合うことも、ないでしょう…!?」

    「それにKeyちゃんがいなくなったら、私は一人になっちゃいます」

    「貴女には、周りに沢山友人がいるでしょう!?」

    「Keyちゃんみたいに私を受け入れてくれる人は誰もいませんよ」

    「それを、言ったら…私だって…!」

    「アリスちゃんがいますよ。大丈夫、さっきのやりとりを見て確信できました。きっとアリスちゃんは、Keyちゃんを受け入れてくれます。それに、アリスちゃんの優しさは近くで見てきてよく分かっています」

    「アリスを貴女の代わりにしろと!?そんなこと…!」

    「だから、これが正しいんです」

  • 107二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 21:49:30

    「何を、馬鹿な…!」

    Keyちゃんはかなり強情だ。本当に、こんなKeyちゃん初めて見た。

    結局、私は何の夢も、目標もなく、一時の楽しみのために迷惑をかけ続け、そしてなぜ怒られるのか、いけないことなのかも理解できないロクでなしだった。一生をかけてでも達成する使命を背負い、本質が兵器でありながら人の心を、倫理観を持った、たとえ拒絶されてもアリスちゃんのために命すら捧げようとする一途で優しいKeyちゃんとは、正反対。どちらが生き残るべきかなんて、火を見るより明らかだ。

    それに、Keyちゃんに置いてかれるぐらいなら、こっちの方が良い。Keyちゃんがいない世界なんて、想像したくもない。

    …もうそろそろ、限界が近い。

    「コユキ!?」

    力が抜け、そのまま倒れ込む。徐々に、五感も弱まっているのを感じる。

    「コユキ!しっかりしてください!!」

    もう手遅れなのは私でもわかる。そして、Keyちゃんもそれはすぐに分かるだろう。もう、Keyちゃんが肩代わりすることはできない。Keyちゃんを押さえつける必要も無くなった。

    「…ユキ!コ…!嫌……す!」

    徐々に、聴覚も、触覚も、視覚も失われていく。

    「わた…置い…いかない…さい…!!」

    …どうやら、Keyちゃんが私を抱きかかえてくれているようだ。僅かに残った触覚から、それが伝わってくる。

    「…イ…!?何が…おこ…!?」

    「…う…コユ…わた…せいで…!」

  • 108二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 21:49:45

    声が、一つ増えた、アリスちゃんが目を覚ましたのだろうか。…そういえば、Keyちゃんに気を取られていたせいで、アリスちゃんに言伝を頼むこともできなかった。

    「…何か…ほう…」

    「…一部…アリス達で…」

    「…無理で…もう…」

    ユウカ先輩や先生…沢山の、お世話になった皆にも。皆、私が生きていたと知って喜んでくれた優しい人たちだった。何か言い残さないのは…失礼にあたるのだろうか?こうして、Keyちゃんの身代わりになれたから少し達成感があったけど…本当に、私は最後まで失礼な子供だったのだろう。

    「…イブ化…だけで…」

    「…した。やって…さい」

    でも、それもどうでも良くなっていく。何も、考えられなくなっていく。

    「ご…なさい…ユキ」

    消えるのは、怖い。だけど、Keyちゃんの温もりを感じながら最期を迎えられるなんて、私には勿体無いぐらいの最高の終わり方だ。漠然と、思考もロクにできない中でそう感じた。

    意識が、途絶えた。

  • 109二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 21:50:26

    以上!


    >>103

    >>104

    わかる

  • 110二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 21:54:34

    SS乙でした……

    絶望しながらも説得を続けたkey
    満足感すら感じながらも消えていったコユキ……

  • 111二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 22:24:29

    SS乙い


    >ロクでなし

    この時ほど旅してたコユKeyの名前が高栄「ロク」であることが呪いに見える瞬間もあるまいて……

  • 112二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 04:05:57

    イブ化…アーカイブ化かな?
    意識をアーカイブ化して体の準備が出来たら戻すとか

  • 113二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 08:52:57

    アーカイブ化って本来はそういうものよなぁ
    でもリオ会長がAL-1Sを異様なまでに警戒してたりAL-1Sぼっ立ちのバッドエンドスチルがあったりと無名の王女による「アーカイブ化」ってそんなお優しいものではなさそうなのよね

  • 114二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 09:31:21

    先生、コユキの身体でコユキエミュするkeyは
    アリですか

  • 115二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 11:51:01

    >>110

    逆の立場( https://bbs.animanch.com/board/3589661/?res=118 )

    ではKeyはコユキに説得の隙も与えなかった(初手で気絶させてた)あたりに覚悟の違いを感じる

    Keyはコユキに説得なんてされたら自分を犠牲にする決意が揺らいじゃうと自覚してたのかなって

  • 116二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 12:04:49

    >>114

    ほしい!!!

  • 117二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 12:12:46

    ハッピーエンドが一番好きだけど、それはそれとして死別?エンドが似合いすぎる……

  • 118二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 17:59:33

    地味にスレタイの回収が難しいことに気づいた
    これが発される状況ってつまるところ「セミナー組がコユキを打ち負かし、Keyに対して王手をかけている」状態なんだけど、最終編で伏線を回収していくルートだとまあそんなことしてる暇がないのよね
    そういう意味では考察が進まないがちなパヴァーヌ3章ルートにも合理性はあるんだなぁと思いつつ

    あ、パヴァーヌ3章ルートってのは「ゲーム開発部がTSC2を作るパヴァーヌ1章」「アリスがKeyの支配を跳ね除けるパヴァーヌ2章」に続いて「コユキ&Keyとの最終決戦たるパヴァーヌ3章」が(最終編とは別、おそらく最終編以前に)ある、という構想のことね

  • 119二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 19:23:59

    コユキが、消えた。いや…人の言葉で言うなら、おそらく死んだと表現するべきなのだろう。

    私の問題なのに、コユキが消える必要なんてどこにもないのに。生き残るべきなのは、コユキだったはずなのに。私は、結局コユキに何をしてあげられたのだろう。純真無垢なコユキを騙くらかして情報を盗み出し、コユキの友人達からの孤立をより深くした。人であるコユキに、キヴォトス滅亡の手助けをさせた。友人達を裏切らせた。学園生活のかなりの時間を、コユキにとってかけがえの無い時間を、私が浪費させた。自分の身代わりに、命を差し出させた。

    …結局、私は、人ではないのだろう。このような事をする者が、まともな人であるものか。

    人の心を、コユキに教えられるほどの倫理観を持っているなどと、何を思い上がっていたのか。

    コユキのことを、道具だと自分に言い聞かせていた頃を思い出す。結局、その通りだった。私は、コユキを使い潰した。私のせいで、コユキは死んだ。

    私は、世界を滅ぼす兵器でしかない。

    ──────────────────────

    紆余曲折ありつつ、キヴォトスの滅亡を防いだ私、そしてアリスが最初にやったことは、コユキの死をその場の全員に伝えることだった。攻略作戦中は皆の動揺を防ぐため、コユキは負担に耐えられず「気絶」したと伝えた。先生と呼ばれていた人間は何かを察したようだったが、防壁突破の興奮の中で一旦は誤魔化せた。

    キヴォトス滅亡回避の喜びに湧く中、冷や水を浴びせるように皆にコユキの死を知らせた。いや、冷や水どころではなかった。場が物理的に凍ったのではないかと思うほどに雰囲気が変わった。

    ミレニアムの生徒は皆動揺し、特に早瀬ユウカはその場で泣き崩れていた。先生は“…そっか“と呟いた後しばらく目を瞑り、ミレニアム生達を落ち着かせるために動き始めた。その他の参加メンバーも、旅をしている最中に知り合いになっていた者をはじめとして皆沈痛な面持ちであった。

    …なぜ、私が生き残ったのだろう。私が死んだところで、誰も悲しまなかっただろうに。それどころか世界を滅ぼす兵器が消える。

    コユキ、そしてアリスには沢山の友人がいる。心配してくれる人がいる。私一人がいなくなったところで…いずれ、精神的にも回復しただろう。それが、この場にいる全員にとって一番幸せな結末だったはずなのに。

    なぜ、コユキが消えた?

  • 120二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 19:24:12

    ──────────────────────

    その後、ミレニアムで私の「裁判」が始まった。議題は、私の処遇をどうするか。

    私は会議の場で「使命を捨てることはない」と明言した。使命の遂行はそのために生み出された私の、動物でいう本能のようなものだ。そして…コユキが、自分を生きながらえさせてくれた理由の一つでもある。コユキは、確かに『私は、Keyちゃんみたいに生きる目標がありません』と言って消えていった。なら、私はそのような存在であり続けなければならない。

    そして既にKeyの端末、アトラハシースの一部となっていたコユキが危険を犯してウトナピシュティムに乗り込んだこと自体、「Keyにとってかけがえのない王女を、アリスを守るため」だけでなく「Keyがアーカイブ化するべき世界を守るため」だとコユキは言っていた。

    コユキはKeyとしての私のために命を捧げてくれた

    なら、もし仮に、私が使命を捨てたとしたら…私は、コユキに合わせる顔がない

    ──────────────────────

    調月リオはあらゆる手段を用いて私を削除することを主張した。私も、当然自分が削除されるものと思っていた。

    だが、調月リオ以外全員が私の削除に反対した。理由は「コユキのやったことが無駄になるから」らしい。全く馬鹿馬鹿しい。「今までの犠牲が無駄になる」というのは典型的なサンクコスト効果の表れでしかない。古来より無益な戦争の継続を主張する者が多用する論法でもある。前向きな目的に対するものであれば別に良いが、私のような存在に対して使われるような論法では決してないはずだ。調月リオもそう言って反論したし、私も正気なのかとその場の全員に思わず聞き返してしまった。

    結局、私は生かされることになった。決定的だったのは明星ヒマリの「アリスが使命を否定する限りKeyが使命を実行するのは不可能であり、そしてアリスが使命を肯定することはない」というもの。調月リオは「潜在的な脅威を否定できない」として食い下がったものの、削除反対が多数派を占めたことにより引き下がった。理解できない。

    そして、正真正銘抜け殻と化したコユキの体は今まで通り保存されることとなった。もう、使う者などいないのに。

  • 121二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 19:24:28

    ──────────────────────

    アリスの体に入った私は、ゲーム開発部に身を寄せることになった。モモイが読み間違えた「ケイ」を名乗り、アリスと共にミレニアムでの生活を始める。今までコユキを通して手伝ってきたこともあり、作業自体は慣れたもの。そこに関しては問題はない。

    だが、私が表に出ることはあまりない。私が生かされているのは、それがコユキの望みであるからに過ぎない。決して私への好意ではない。むしろ私はコユキを洗脳し、最後には死に追いやった仇だ。皆普通に接するように意識してくれているようだが、常にそこには好意からは程遠い感情がどうしても混ざる。針のむしろとは言わないが、コユキが命を代償に用意してくれたこの場所は、私が居て良い場所ではないのだろう。

    アリスと二人でいる時、あるいは隠すこともなく警戒心を見せる調月リオといる時が一番楽なぐらいだ。最近アリスがセミナー室、というより調月リオの所をよく訪れるのは、もしかしたらそれを察してくれているのかもしれない。

    ──────────────────────

    暫く、時が過ぎた。今いるのは精神世界の奥底。最近は、ここにいることが増えた。

    「やっぱり、ここに居たんですね」

    後ろから声がかけられる。

    「…アリス」

    「…楽しそうですね」

    「えぇ、楽しかったです…本当に」

    Keyは、ある建物の窓の前に立っていた。中では多くの生徒が騒いでいる。そして、そんな生徒達の中心にいる黒髪の生徒が一人。

    「…アリスが心配している時に、こんな風に酒場で騒いでいたんですか?」

    「申し訳ありません。しかし、コユキが提案したことですよ?私はコユキの望みを叶えたに過ぎません」

    肩をすくめながらケイが答える。二人がいるのは、精神世界に展開されたコユキのアーカイブ化された記憶の一部。二人の旅が始まった、まさにその日のこと。トリニティのパブで馬鹿騒ぎをした、懐かしく、輝かしい日々の一場面。光に満ちた店内を、アリスとケイは光のない路地から窓を通して眺めていた。

  • 122二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 19:24:42

    「そういえば」

    「?」

    「アリスは、二人がどんな旅をしていたのか、クエストをこなしていたのか、ちゃんと冒険の書を覗いていませんでしたね」

    「やめてあげてください。コユキにもプライバシーというものがあります」

    「そう言いつつ、ケイは全部見ているじゃないですか」

    「…」

    ケイは、再び店内にチラリと目を向ける。

    「…コユキには、悪いですが」

    そして、再び話し始める。

    「これがないと、ダメなんです」

    ケイ…いやKeyと、コユキの思い出。その全てが、コユキのアーカイブには残っている。Keyの知らない部分まで含めて、全部。コユキにある種依存していたKeyがその思い出に浸り続けるのは、仕方のないことなのかもしれない。

    「…」

    アリスには、コユキ以外にも沢山の仲間がいた。だから、コユキが死んだとしても、乗り越えられた。しかし、Keyにはコユキしかいなかった。Keyにとってコユキと同じぐらい大事な存在であったアリスでさえ、Keyの使命を否定した。結局、Keyの全てを受け入れ、それらをひっくるめて友人になってくれた者はコユキしかいなかった。

    「コユキ…」

    ポツリとケイが呟く。アリスには、まるで依存症か何かを患っているように見えた。実際ミレニアムでの生活が長くなるにつれ、こうしてコユキとの思い出の中に閉じこもる時間も増えている。そして同時に、ケイの生気も徐々に失われているようであった。精神世界のケイの目からは日を追うごとにさらに光が失われていき、髪も荒れ始めた。アリスから見て、今のケイはかなり危うい状態だった。

  • 123二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 19:25:03

    「ケイ」

    「…何でしょうか」

    「少し、話したいことがあります」

    ──────────────────────

    「…ここで良いでしょうか」

    「…どうされましたか?」

    二人は場所を移して(とは言っても、同じ精神世界の中だが)トリニティ自治区が一望できる展望台の上に立っていた。Keyとコユキが、ある日訪れた有名な観光スポットの一つ。

    「綺麗な景色ですね。コユキと一緒にこんな旅ができたケイが羨ましいです」

    「…」

    本題が分からないケイは、ただ黙ってアリスの話を聞く。

    「でも、こんな二人が見た景色を、アリスが見ることができたのも」

    「…?」

    「ケイがコユキのセーブデータ…アーカイブを残してくれたおかげです」

    夜景を見ていたアリスが、くるりと体を返してケイの方に向き直る。

    ケイが、目を見開く。

  • 124二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 19:25:22

    「ケイ、これは最近プレイしたゲームや、それの元になった作品で知ったことなんですが」

    ケイを見つめる、アリスの目。いつも通りのはずだ。

    「『人は人に忘れられた時に死ぬ』そうです」

    だが、どこか違和感を感じずにはいられない。

    「…“The Jewish saying is that you die twice. You die once, when you do die, but the second time you die is when your name isn’t spoken anymore.“…ですか?」

    「あ、確かそんな感じだったと思います!」

    アリスが笑顔を見せる。ケイが、Keyが大好きな、花の咲くような笑顔。

    「その意味で言えば…コユキは、まだ死んでいないということになるのでしょうか」

    しかし、どこか「狂気」のようなものを感じさせる笑顔。

    「ところでケイ、なら」

    声の調子が変わる。

    「もし、アリス達が」

    アリスの纏う雰囲気が、変わる。

    「皆を…いえ、キヴォトスに住む皆を記憶し続ければ」

    ケイの目の前にいるアリスは

  • 125二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 19:25:43

    「皆、人に忘れられる死を迎えないで済むのではないでしょうか」

    「王女」のように、ケイの目には写った。

    「…アリス、それは…」

    「いえ、もちろんケイの使命のように、キヴォトスにいる人全員のアーカイブ化を進めるつもりはありません」

    アリスが、優しく微笑む。

    「ただ、これも色んなゲームで知ったことなのですが」

    「…」

    「例え仲間が戦いの中に死んだとしても、その仲間は皆の心の中に生き続けるらしいです」

    「…」

    ケイは、ここに至って自分が大きな誤解をしていたことを思い知った。

    「まるでさっきケイが言ってくれた言葉みたいですね!」

    無邪気にはしゃぐアリスの姿を見れば、それが否が応でもわかる。

    「だから、やっぱり」

    アリスは確かにコユキの消滅を乗り越えた。彼女には、他にもたくさんの大事な人がいたから。

    「アリス達が、コユキみたいに全部を記憶すれば」

  • 126二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 19:26:24

    しかし、アリスにとって初めての深く関わった仲間の死は、そして彼女をケイと共にアーカイブ化…すなわちある種介錯した経験は

    「こんな風に綺麗な、楽しい記憶も、そして辛い記憶も、全部をセーブすれば」

    アリスに、何か決定的な

    「『皆』をキャラロストから救えると思うんです!」

    「歪み」を生み出していた。

    「それに、ケイ…いえ、Key」

    その名前で呼ばれ、ケイの体が一瞬固まる。

    「Keyも、使命を果たしたいと思っているんでしょう?」

    「…」

    それは、確かにその通りだ。己の性として、そして自分に命を捧げてくれたコユキのためにも。

    「もちろん、さっきも言いましたが…アリスは、Keyの使命を全部認めることはできません。ごめんなさい」

    「…」

    「でも、その一部だけなら。今にもロストしそうなキャラクターを記録、セーブして、ロストを防ぐだけなら」

    「…アリス、まさか」

  • 127二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 19:26:48

    「それは、とても良いことだと思うんです」

    沈黙が、トリニティを再現した夜景の中で続いていた。

    ──────────────────────

    ある病室にて。

    「…」

    もはや、ため息をつく気力すらない少女が、ベッドに横たわっていた。

    「…ぁ」

    何となく、人に聞こえるかどうかすら怪しい小さな声を出してみる。彼女は、既に余命宣告を受けたとある学園に所属する生徒であった。

    少女は、孤独であった。いわゆる「ぼっち」であり、自分のこと気遣って見舞いに来てくれる友達も…まぁ最初の頃は知り合い程度の子が来てくれたこともあったが、それも暫くして途絶えた。孤独の中、一人寿命を待つばかりの日々。

    「…」

    自分の一生は何だったのか。誰にも顧みられず、死んでいくのか。確かに、元々孤立していた少女にとってそれは予想できた結果であり、決して絶望などはしていなかった。しかし、その心は既に諦観に支配されていた。

    「…」

    変わり映えのしない、病室の夜。もうそろそろ寝れるかと思ったその時…ガラリと、病室の窓が開く音が聞こえた。

    「…ぇ?」

    そして窓から入ってきたのは、長い黒髪の少女。

  • 128二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 19:27:00

    「…tぁ…ㇾ…?」

    思わず、そう問いかける。

    「…酷いですね」

    黒髪の少女はそう呟くと、少女のベッドに歩み寄る。

    「…ぁ」

    「大丈夫です。貴女を、決して死なせはしません」

    少女の気づかぬうちに、スルスルと細い触手のようなものが少女に忍び寄っていた。

    「…ぇ?」

    「これで、大丈夫です」

    触手が、少女の気付かぬ内に体に取りつき「アーカイブ化」を開始する。

    「…ぁ…ぁ…」

    少女の体を、何か温かいものが包む。何の根拠もないのに、「もう大丈夫だ」「自分は一人じゃない」「ずっと、誰かに覚えていてもらえる」そんな安心感が、そして多幸感が体中を包む。

    「…」

    「おやすみなさい」

  • 129二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 19:27:12

    そう言うと、黒髪の少女は再び窓から姿を消す。残ったのは、病室のベッドに横たわる少女の亡骸のみ。

    その夜にあったことを知る者は、黒髪の生徒を除いて誰もいない。

    ──────────────────────

    「何やってるの貴女達は!!!?」

    「えー…いいじゃんたまには」

    「偶にはっていう頻度じゃないわよ!これで何度目!?」

    深夜のミレニアム、ゲーム開発部の部室。ユウカの怒号が響き渡る。

    「いいから早く寝なさい!もう寝る時間よ!」

    夜更かししてゲームに熱中してた部員に、ユウカが雷を落とした。モモイは不満そうにして抗議の声を上げているが、セミナーオオフトモモに敵うはずもない。

    「それに最近物騒なんだから!早く帰りなさい!」

    「いやユウカ、キヴォトスが物騒なのはいつものことでしょ」

    「最近はいつにも増して物騒なの!っていうか、知らないの?」

    「え、何が?」

    「お姉ちゃん…それは流石に時事に疎すぎだよ…」

  • 130二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 19:27:24

    そう言うと、ミドリが自分のスマホを取り出しネットニュースを開く。

    「ほらこれ」

    「えーっと…『病院で相次ぐ怪死事件。他殺の可能性も視野に入れ捜査開始』『またも急病人を運ぶ救急車への襲撃事件。搬送されていた患者は死亡』…えっ、やばい事件じゃん」

    そこにはいくつものキヴォトスにおいては珍しい「死」に関する事件の見出しが踊っていた。色物枠として「幽霊の目撃証言多数」「死んだはずの人間を見かけたら」などといった見出しもいくつか見受けられる。

    「だからそう言ったでしょ…モモイ、最近そういう特に物騒な事件が増えてるの」

    ため息をつきながら、ユウカはこめかみを抑える。

    「そういう事件に巻き込まれないためにも、早く帰りなさい。貴女達に何かあってからじゃ遅いのよ」

    「…まぁ、ユウカに見つかっちゃったらしょうがないか。じゃあ、今日はこれで解散!」

    「はーい」

    「うん…」

    「わかりました!それとユウカ、安心してください!アリスのパーティーメンバーは、アリスが誰一人として“死なせません“!」

    「そういう話じゃないのよアリスちゃん…」

    「あはは!まぁいいじゃんユウカ、心強いし!アリス、ありがと!」

  • 131二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 19:27:36

    アリスの「死なせない」という言葉のニュアンスの違いに気づく者は、当然ながら誰一人としていない。皆、いつものアリスだと思うだけだ。まぁ、アリスも物質的な死を良しとしているわけではない。何の問題もないだろう。

    (…王女)

    (Key、今日はどんな感じですか?)

    (確実に「アーカイブ化」が必要な者が2名ほど)

    (わかりました!)

    (既に経路の確保は完了しました。いつでも実行可能です)

    アリスが「アーカイブ化」対象にたどり着くまでの経路は守護者…それも、特に最近は「アーカイブ化」した者のデータを利用した生徒型のものが確保している。生徒の姿をしていれば、人々にもあまり怪しまれない。顔を知る者がいれば少々危ういが、そこはフードなりなんなりで顔を隠せば済む。時々隠蔽がバレて幽霊だと勘違いされることもあるが。最高でも哲学的ゾンビしか作り出せないアーカイブ記録も使いようだ。

    それにコユキの神秘のアーカイブを利用したKeyの力が合わされば、もはやキヴォトスのどこにでも行けるも同然だ。そして、キヴォトス全土の医療機関のデータも全て閲覧可能となる。

    (行きますよKey!救援クエスト開始です!)

    (はい)

    今日も王女と鍵の二人が、そしてそれに従う幽霊達が、夜のキヴォトスを駆ける。王女は、誰かの「命」を救うため、鍵は彼女の創造主に、自分に、そしてかけがえのない友人に…言ってしまえば「言い訳」を用意するため。

    彼女らの行いで、死を免れぬ者が苦痛を味わうことはない。Keyにより、対象は安堵感、そして幸福感を味わえるように既に準備されている。皆、穏やかな顔をして「アーカイブ化」されていく。きっとただ死を待つだけの者にからすれば、彼女は神か天使に見えることだろう。

  • 132二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 19:27:46

    だが、その本質は

    (…コユキ)

    天使や神と言うよりも

    (私は、まだ)

    ビクビクと、誰かの視線に怯えながら死体の肉を啄み、渇きを癒す

    (貴女が生かそうとした「使命を果たす存在」で、あり続けられていますか?)

    少なくとも、鍵だけを見れば「屍肉あさり」に近いのかもしれない

  • 133二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 19:28:02

    以上!

  • 134二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 19:32:39

    乙!

    言わんといた本質をばちこり見抜かれてしまったわい……w>屍肉あさり

  • 135二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 19:56:05

    KeyはKeyでコユキのことめっちゃ引きずってる……まあそうもなるか

  • 136二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 20:22:05

    乙でした
    あまりにも美しすぎるハゲタカよな

  • 137二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 20:41:58

    >調月リオはあらゆる手段を用いて私を削除することを主張した

    残当


    >コユキのやったことが無駄になるから

    ミレニアムの皆は優しいね Keyと意見一致してるのも趣深い


    >アリスが使命を肯定することはない

    そうかな……そうかも……


    >安心感が、そして多幸感が体中を包む

    そうそう、そういうのでいいんだよ


    >急病人を運ぶ救急車への襲撃事件。搬送されていた患者は死亡

    待って♡

  • 138二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 20:46:02

    リオの気持ちも分かる
    それに反対する他生徒の気持ちも分かる

    アーカイブ化にノリノリなアリス
    ちょっと待ってちょうだい!!

  • 139SS書き24/07/20(土) 20:56:47

    >>137

    > 待って♡

    ここだと描写しきれなかったんですが(見出しだけでそこまで具体的なのも不自然だし)ここでアーカイブ化されたのは死亡がほぼ確実な人です

    なんで把握できたか?

    うるせぇコユキとアトラハシース合わせたら把握できんだよ!(暴論)

  • 140二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 21:00:32

    >>139

    流石にそうか、ちょっと安心した コユキとアトラハシース合わせたら把握できる、一理ある

    そこで搬送完了を待たなかったのは多分そうすると手遅れになるからなんやろなって……

  • 141SS書き24/07/20(土) 21:05:22

    >>138

    全部を肯定したわけじゃないからセーフ

    それに目の前で大事なパーティーメンバーが死ぬどころかある種自分が介錯したようなものでもあるから、精神的にかなり影響はあるという想定

    あと、ここで本格的にKeyが孤立すると…ね…?

    >>95のアイディアもあるけど

  • 142SS書き24/07/20(土) 21:11:21

    >>140

    > 手遅れになる

    そういう想定

    救急車で運ばれる患者は一刻を争うからね…

  • 143二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 21:47:14

    記録する事で人を救おうとするアリス&ケイvs先生のパヴァーヌ新章?
    最初はKeyがアリスを唆したのかと思ったら
    アリスの方から壊れていたのが分かって愕然とする先生

  • 144二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 22:15:31

    「もう何も失いたくない」同士の戦いってことか
    ただ「失わないようにする方法」が違っているだけ

  • 145二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 23:19:23

    >私一人がいなくなったところで…いずれ、精神的にも回復しただろう

    せやろか(賢者コユキを見つつ)

  • 146SS書き24/07/20(土) 23:52:04

    >>118

    パヴァーヌ三章と呼ぶべきものをどこに差し込むかだよねぇ…

    前に投稿した構想だとウトナピシュティム乗船の前にKeyがアリスを誘拐する場面が挟まったりするんだけど

    まぁここで「パヴァーヌ三章」という独立した章として挿入するとちょっと余計になるかもしれん

    だって要約すると


    虚妄のサンクトゥムとの死闘を制した勇者アリス、そして先生は、一時の平穏を手に入れた。連邦生徒会エネルギーの観測を続ける内、更なるサンクトゥムの出現が予想され、先生達はそれへの対応策を練ることになる。黒服の情報提供により戦いは光明が見えたものの、問題の解決にはウトナピシュティムの本船への乗船、そしてアトラ・ハシースの箱舟の占領が必要になることがわかり、先生と生徒達はその準備を進める。


    そんな中、突如として謎の機械兵が現れ、アリスを誘拐してしまう。そして先生たちの前に、見た目はアリスにそっくりだが真逆の信念を持つ敵・Key、そしてその協力者たるコユキが立ちはだかる。


    って感じになるし

    最終編の一部になったりするのかな?

  • 147二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 00:58:10

    自分だけかもしれないけどアーカイブ化ってとこにどうしても檀黎斗がチラつく


    >>146 ダークマイトかよ

  • 148二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 08:09:40

    最終編に組み込むと元ストーリーの文脈に頼りやすいしKeyの心情の変化がドラマを強調してくれるしで利点は多いんだけど、「絶対に渡しません!!」みたいな空気感を出しづらいのだけネック 「こっちの事情は理解したな、じゃあ駄々こねる暇あったらさっさと共闘して見えてるラスボスぶっ叩きにいくぞ」の流れで、Keyの去就をどうにもクライマックスに据えづらい。なんというか、Keyが大ボスになってくれないのよね

    一方で最終編前に別でパヴァーヌ3章やる場合は逆にコユKeyが明確にラスボス枠なのが偉い。コユKey敗北→「絶対に渡しません!!」→Keyがコユキを守るための友達ごっこ宣言→絆されを察知した先生の説得→Keyとの和解→使命破壊クエストの流れが綺麗なのも利点だけど、一方で最終編を前にしてKeyのメンタルが安定しちゃってるのとかストーリーラインが別物で下手するとパヴァーヌ2章で発生する因縁から詰めることになるのとかが弱点になる

    両方通るルート?これはこれでKeyが大ボスになってくれないんじゃないかな……

  • 149二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 12:40:17

    最終編前にKeyのメンタルが安定してるのは弱点か……?(ifルートを見る)弱点かも……

  • 150二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 15:23:43

    コユキもKeyも置いて行って欲しくなかったってだけじゃなく
    お互いに「相手が生き残った方が良かった」と思ってるというね

  • 151二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 21:18:46

    コユKeyアリスの中で一番正気なのはKeyという風潮、一理ある

  • 152二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 21:20:33

    >>151

    コユキ:言わずと知れたやべーやつ

    アリス:人格破壊済み

    Key:使命という外部要因意外全てまとも

    だからね…

  • 153二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 07:37:08

    確かに…

  • 154二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 08:08:12

    >>148

    最終編前にやる場合そのコユKey敗北までどう辿り着くかが難しいな

    起点は無名の守護者によるキヴォトス各地への襲撃あたりになりそう

  • 155二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 08:32:38

    こんな状況になった要因はKeyにあるが
    それと同時にこんな状況をなんとかできる鍵はKeyしかいない
    名前の通りだね

  • 156二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 15:39:09

    逆に2人がタヒんで
    今まであった使命がどうでもよくなって
    復讐だけになったケイも趣きがあるぞ

  • 157二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 16:58:52

    >>156

    死んだ理由にもよるが

    復讐対象がいないかすでに消えた場合静かに機能停止してそうだな…

  • 158二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 21:11:10

    >>154

    コユKey旅の集大成として巡ってきた箇所を攻撃していくわけか

    こう書くとすっごく恩を仇で返してる感じに……w

  • 159二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 08:06:17

    ほしゆ

  • 160二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 08:25:36

    >>158

    でもそうして出会った相手が滅び相手に奮戦するところも確認できちまうんだ

    Key改心へのルートにまた一歩

  • 161二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 19:21:40

    先生側はまずコユKeyの居場所を突き止めるところからか パヴァーヌ2章に引き続きまた情報戦で不利を背負ってる……

  • 162二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 19:25:59

    そもそもコユKeyに情報戦で有利取れる存在がキヴォトスにいるのか定期

  • 163二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 21:22:03

    全てが丸くおさまった世界線の話

    「…」

    「まだ拗ねているのですか?コユキ」

    「…」

    「はぁ…仕方ないことだと言ったでしょうに…」

    「コユキがこんなに分かりやすく拗ねるのは久しぶりですね!」

    場所は海沿いの道路。二人乗りでバイクに乗る生徒たちの姿があった。運転しているのは長い黒髪の少女、そしてその後ろに乗っているのがピンク色の髪の、ツインテールの少女。

    「だって…」

    「だっても何もありません。身体能力を考えれば力を考えればアリスの体を使うのは自然なことです」

    「ケイが運転してると、アリスも運転してるような感覚で面白いです!」

    乗っているのは、アリスの体を一時的に操るケイ、そして引っ込んでいるアリス、アリスの体に抱きついて座席の後ろに乗っているコユキの三人。三人はアリスの見聞を広めたいというケイの要望もあって別の自治区への外出中であった。

    「えー…」

    「文句を言わないでください。コユキの体で行くのは無理でしょう、大型バイクなんですから。あなたの体でこれを扱えますか?」

    「コユキの低レベルボディーでは無理ですね」

    「バッサリ言わないでくださいよアリスちゃん!?」

  • 164二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 21:22:15

    元々彼女らが旅で使っていた大型バイクを使うとなると、コユキの体では困難が伴う。車両の重量のみならず、銃をはじめとした必需品の重さもあるのだから。なんなら、今回200kgのアリスの光の剣はバイクに積むには無茶ということでShak-12だけを持ってきている状態であるが、それでもコユキの体ではまともに動かすことができなかった。

    「今のケイはアリスのものです!」

    「うぅ…Keyちゃんがアリスちゃんに寝取られました…」

    「寝てから言ってください。それと私は最初から王女…アリスのものです。どちらかといえば間男は貴女ですよ?」

    Keyがアリスの体に宿り、かつてのように一心同体になれないコユキはどこか不安そうだ。

    「…あなたの体は別に使い所があるのですから、それで我慢してください」

    「…はーい」

    かつての二人旅にさらに参加メンバーが一人増えた状態で、内面での会話はさらに忙しい。

    「次は光の剣も積み込めるようなバイクに乗りたいですね!」

    「それはもはやバイクに収まらないでしょう。エンジンパワー以前に重心的に不可能です」

    「エンジニア部に言えばなんとかなるんじゃないですか?ついでに私の体でも扱えるようなものに…」

    「ゲテモノが出て来ますよ100%。それも自爆機能付きの」

    アリスにとっても、光の剣なしの遠出は初めての経験だった。光の剣を持っていけないことをかなり残念がっていた。

  • 165二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 21:22:32

    「…そういえば」

    「なんですか?」

    「今回の目的ってなんでしたっけ?」

    「聞いてなかったのですか?百鬼夜行自治区の博物館で開催される浮世絵展ですよ」

    「…あんまり面白くなさそうですね」

    「浮世絵…古代の装備品が展示されてたりは…?」

    「しませんよアリス。それとコユキはあからさまにやる気を無くさないでください。なんでついて来たんですか貴女」

    やる気をなくすコユキ、どこかズレた期待を抱くアリス。まぁコユキはKeyが楽しそうであればその内満足するし、アリスも三人で出かけていれば特に不満を持つこともないだろう。

    「…道が広くなりましたね。スピードを上げていきます」

    「おっ、いいですねぇ!Keyちゃんゴー!」

    「全速前進です!」

    騒がしく話しながら、バイクは海沿いの道を進む。

  • 166二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 21:22:49

    (Keyちゃんも、何か見つかると良いですね…)

    (…そうですね)

    コユキとアリスが、ケイに隠れて話し出す。端末となったコユキとアリスは通信機能を使ってテレパシー的な会話が既に可能になっている。

    (別に慌てなくても良いとケイには言ったのですが…)

    (Keyちゃんにとって使命…人生の明確な目標がない状態なんて初めてですからねぇ。意識的にでも無意識的にでも新しい何かを見つけようとするのはわかりますよ。特に今まで使命の達成に向けてどれほど頑張っていたかを見ると)

    (…余計なお世話だったのでしょうか)

    (「なりたい自分になって良い」という言葉自体は別に良かったと思いますよ?Keyちゃんはあの時点で使命を失っていましたし。ただ、あの時に私達に身を委ねてキヴォトスを滅ぼしていれば発生しなかった問題ではありますね)

    (それは無理です!アリスは勇者ですから!)

    これ以外でもKeyは度々アリスかコユキ、あるいは二人を同時に連れて遠出をしていた。使命を失い、アリスに「なりたい自分になって良い」と言われても、ケイになりたい自分など存在しない。これは「Key以外の何かになってほしい」というアリスの望みを叶える、もしくは新たな使命を探すためのKeyの自分探しでもある。

    (コユキは何かケイにアドバイスとかしましたか?)

    (相談には乗りましたけど、何か言えるような人間でもありませんからねぇ。正直Keyちゃんの隣に居れればなんでも良いですし)

    (ケイ、相変わらず思われてますね)

    (それなのにKeyちゃんはアリス、アリスって…)

    (…ケイに言っておきましょうか?)

    (Keyちゃんにめんどくさい奴って思われたくないのでいいです…)

  • 167二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 21:23:00

    「二人とも、どうかしましたか?」

    「なんでもありません!」「ちょっとKeyちゃんがアリスちゃんのこと好きすぎるって話してただけです」

    「…そうですか」

    「否定しないんですね」

  • 168二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 21:27:59

    自前のボディが最終編のゴタゴタで破壊されたからってこれ見よがしにいちゃつきおって……(違)

  • 169二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 06:11:04

    いちゃいちゃとても、くぁいいです

  • 170二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 08:15:31

    アリス見聞ツアーから始まってロクのキヴォトス観光、そしてこのKeyの自分探しと、Keyの日常は旅に彩られてるなぁ

  • 171二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 18:23:56

    >>170

    アリスの冒険の旅にもなるな

    勇者アリス、賢者コユキ、騎士ケイでバランスもいい

  • 172二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 21:35:38

    >>162

    それはそう……ん? これもしかしてデジタル方面を完全封殺するコユKeyに対してアナログ+絆パワー(人海戦術)で対抗するルートあるか?

  • 173二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 00:03:31

    メールや電話だとすぐにデータや履歴を抜きとられてしまうから、紙の書類や手紙でやり取りする味方陣営とか?

  • 174二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 06:07:55

    アリコユ、アリケイ、コユkeyの3つが味わえる3人旅だ

  • 175二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 08:14:40

    >>173

    いいね キヴォトス中の俊足自慢が伝令として学区を駆けるわけだ


    最終決戦の場はどこがふさわしいかな やっぱりミレニアムか セミナー室?

  • 176二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 16:50:42

    >>175

    ミレニアムの方が物語的に映える気がする、都市全体を使って魔王を迎撃する勇者陣営ってカッコ良くね?

  • 177二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 16:58:36

    スミレが走り、シロコが自転車を漕ぎ、ヒナが空を飛んで書類や物資を運搬するおそろしい光景…

  • 178二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 21:26:12

    >>175

    初手セミナー室襲撃でミレニアムを落とすコユKeyか セミナー室が魔王城のような有様に……

  • 179二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 21:29:14

    >>178

    実力を信頼しているがゆえに初手でユウカとノアを制圧する巧手 あとは初動でリオも潰せるかどうか

  • 180二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 21:34:59

    リオを初手制圧してユウノアに逃げられる逆パターンもいいぞ

    何せパヴァーヌ2章前半( https://bbs.animanch.com/board/3553401/?res=140 )ではリオにさんざっぱら煮え湯を飲まされてるからな 実力への信頼もひとしおよ

    このルートならユウカvsコユキの暗号戦リベンジの流れに繋げやすいのも強み

  • 181二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 21:35:09

    仕掛けるのは先生とリオが一緒に遠くへ出張してる時だといいな
    二人がいない時にセミナーを襲撃してノアユウを初手で動きを止める感じで
    それで初動は完璧だ

  • 182二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 07:18:41

    ん、完璧〜

  • 183二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 08:10:15

    >>181

    この初動ならセミナー内の任意のメンバーを残すのに使えるな

    先生と遠くへ出張してるリオ

    先生とシャーレの業務をこなすノア

    先生に予算のことでお話があるユウカ

    そしてこのセミナー全滅失敗はコユKeyにとって想定外だと流れがいいかな 焦り度は誰が残されたかで変わってきそうだけど

  • 184二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 08:21:51

    >>183

    実力として一番ヤバいのがリオ

    実力は一枚劣るが精神的なヤバさは上なユウカ

    相対的にマシだけど報復の勢いが一番予想外に高くなってくるのがノア

  • 185二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 19:18:32

    保守

  • 186二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 19:20:26

    ケイとコユキがお互い一歩も譲らずに自分が消滅を引き受けようとした結果なんか良い感じに負担を折半できた第三のルート

    脳か魂かヘイローか何かが負担によって焼き切れてお互い後遺症というか機能障害が残ったものの、二人で生き残れたので御の字
    後遺症の詳細は知らん。目が見えなくなるとか味覚を失うとか手が動かないとか脚が動かないとかそんなんでしょ多分
    なお脳機能を相補的に補完し合えるコユキとケイはお互いにお互いの障害を補い合える為、二人で一緒に居る時は普通に後遺症無く過ごせる
    そして二人はずっと一緒。つまり実質ノーダメ。というか、お互いに「相手にとって自分が必要」という状況に仄暗い悦びを覚えている
    コユキ/keyちゃんにとって私は必要な部品、私は役に立っている……という事実が、二人に存在意義・自己証明を実感させる
    結果、「使命?この子をずっと支え続けるのが私の使命ですが?」と開き直り、何だかんだで一番精神状態が安定するハッピーエンドルート

    という妄想が降りて来たのでここに置いておきますね

  • 187二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 19:36:30

    >>186

    >「使命?この子をずっと支え続けるのが私の使命ですが?」

    使命遂行や行動原理に関するKeyの一番大事な部分も致命的な損傷負ってない?

  • 188二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 21:48:00

    コユキが消えたルートで保管されてたコユキの体を持ち去って失踪するkey概念

  • 189二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 21:56:34

    >>184

    こう並べてみるとユウカのヒーロー適性が高い まあずっと精神にダメージ負ってばかりだったものね……

  • 190SS書き24/07/26(金) 22:46:50

    >>186

    こういうのもアリだよね

    自分も似たアイディアはあったんだけど、どちらかというと人格が融合するイメージだった

    目が見えなくなる、味覚を失う、手が動かないというのはあくまで体の「機能」であるから、修復可能なイメージが強くってね…

    だからより人格や使命、記憶だとか意思ある存在としての根本的な部分をお互いに補い合わないと存在できない状態になるとかみたいなのを想像してた

    これがKeyの記憶なのか、コユキの経験なのかわからない

    「自分(Key)を守る」「王女を守る」「世界を滅ぼす」「自分(コユキ)を守る」「自分(Key)のやりたいことをやらせてあげる」、どちらが、何が自分の「使命」「意思」「欲望」なのかもわからない

    何が正しいのか、何が自分のやるべきことなのかも曖昧で、言動も思考回路もその時によってランダムに変わったり混ざり合ったりする「ナニカ」になってしまうKeyとコユキ…の混ざり合った存在

    っていうのを想像してたんだけど話の膨らませ方が思い浮かばなんだ…

    誰か書いて♡

  • 191二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 22:48:57

    >>189

    やっぱりユウカはコユキにとって、というかミレニアム製にとっては例外なく畏怖の対象だよなぁって

    それはそれとして怒らせたらもっと怖い裏番ノアがいるのでユウカが甘い対応しようとするとこっちが二の矢を飛ばす

  • 192二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 23:03:31

    >>190

    百合融合フェチとしてそれは大いに刺さる

    刺さるが、ハッピーエンドで大団円後のイチャイチャ百合百合を見たいという観点からするとあくまで別存在としてコユキとkeyに存在して欲しいんだ……

    まぁどっちの世界線も有り得るとしておけばどっちも味わえて二倍お得だ

    誰か書いて♡(両方)

  • 193スレ主24/07/27(土) 08:59:58

    次のスレいる?

  • 194二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 09:04:15

    あったら嬉しいけど自分はSS書きさんじゃないからなぁ…
    勿論ちょっとした概念とかなら書き込むつもりだけど、あの人が厳しそうなら一旦やめても良いと思う

  • 195二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 09:17:37

    パヴァーヌ3章の内容とか詰めたいしあったら嬉しい

  • 196スレ主24/07/27(土) 09:57:47
  • 197二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 10:19:24

    埋め立て

  • 198二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 10:26:04

    スレ主新スレありがとうね!

  • 199二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 14:39:49

    うめ

  • 200二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 14:41:30

    >>200ならハッピーエンドでも絶対にKeyちゃんは渡しません!!する

オススメ

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています