【クロス】「陸八魔アル!!俺は、強欲のグリードだぁ!!」第2幕

  • 1二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 17:07:19

    もしも本編終了後のハガレンホムンクルスたちがキヴォトスにやってきたら、というクロススレの2幕目です。


    ①主人公グリード、ヒロインアル

    ②詳しくは前スレを参照してほしいが、ハガレン側は本編最終回後、ブルアカ側はアビドス3章開始前(できればブルアカ公式が3章終わらせるまで触れないようにしたい)

    ③現状来てるのはグリード(便利屋68)、ラース(ブラッドレイとしてアビドスに)、グラトニー(美食研究会、というよりはイズミ個人の元へ)、ラスト(補習授業部顧問)、スロウス(矯正局行き)

    ④プライドはハガレン側で生還しているため来ない

    ⑤シャーレの先生は別枠でいます


    前スレ

    【クロス】「陸八魔アル!!俺は、強欲のグリードだぁ!!」|あにまん掲示板「俺は!!お前に惚れちまったぁ!! お前が欲しい!! お前に、首ったけだああああ!!」「なななな、なっ、何ですってーーーーーー!!!???」要するにハガレンホムンクルスたちがキヴォトスに来ちゃったクロ…bbs.animanch.com
  • 2二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 17:11:33

    エンヴィー以外が出揃ったので、しばらくは1レス内で終わるような日常回をポツポツと書きたいと思ってます。
    もしよければ皆様にも妄想して書いてくれればと思います。
    皆さんのを見ることで私もインスピレーションに繋がると思いますので。

  • 3二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 17:12:22

    建おつ

  • 4二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 17:12:46

    とりあえず10まで加速

  • 5二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 17:14:01

  • 6二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 17:14:28

    加速

  • 7二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 17:15:14

    🀢

  • 8二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 17:16:33

    10まで

  • 9二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 17:27:41

    たておつです
    ほす

  • 10二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 17:48:44

    たておつです

  • 11二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 17:49:50

    スレタイ見て思ったけど音速のソニックとかと同じで名乗りクソだせぇな

  • 12二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 17:52:11

    ある一幕

    「すみませんすみませんすみませんすみません……。」
    「あー、そんないつまでも謝ってんじゃねぇよ。」
    「で、でも私が爆弾使いすぎたせいで…。」
    「いいかハルカ、お前も俺のモノだ。だから決して見捨てねぇよ。」
    「ぐ、グリードさん…えへへ…。」


    「最近イズミさんが冷たいですわ…。」
    「あんまり部にも来てくれませんよね~…。」
    「まぁいいんじゃない?変なゲテモノ食べさせられることはなくなったし。」
    「ていうかアカリさんが原因ですのよ!グラトニーさんにあんな…!!」
    「え~ちょっと感想言っただけですよ~?」
    「アカリさんのバカぁ!!」
    「わ~、ハルナが荒れてる…。」

  • 13二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 19:35:08

    これは新たな波乱の予感…

  • 14二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 21:18:42

    スレ立て+SS4おつ!!!
    なにがあった・・・

  • 15二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 22:04:28

    >>13

    期待させて申し訳ないがしばらくは波乱小さ目のやつを書く予定です。

    今までのがメインストーリーなら、しばらくはイベスト系みたいなのを書きたいんでち。


    ところでアメストリスって内陸国…海なかったよな。

    じゃあ当然ハガレン勢は水着とは縁遠い…ホムンクルスなんか猶更だよな。


    どんなのが似合うだろうか。意見プリィィィィィィズ!!!

  • 16二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 22:06:07

    糞っ!?疲労脳でなければ・・・

  • 17二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 22:41:39

    真っ先に紅白のシマシマ全身水着をきたグラトニーが思い浮かんだw

  • 18二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 23:31:07

    >>17

    赤ってのがミソですなw

    水着イズミと組んでる姿が浮かぶ

  • 19二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 23:40:30

    ブーメランパンツ履いてるグリードが頭をよぎった…

    ラストは黒い水着ドレスとかですかねぇ

  • 20二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 23:53:30

    「さぁ、我が職員達…次の依頼よ!」

    「なんだこりゃ?」
    「リゾートアイランド?」
    「そうよ!今回はこのリゾートアイランドで展開中の海の家「出張版百夜堂」からの護衛依頼よ!」
    「へぇ~、海の家の護衛か~…楽しそうじゃん♪」
    「う、海に行くんですか…私なんかが行っても…いいんですか…?」
    「いいのよ!今回は場の雰囲気に合わせて水着で行くことになるからよろしく!」
    「は~い!」
    「了解。」
    「わ、わかりました…。」
    「………そういや海なんて見たことなかったな。」
    「「「「え”っ!?」」」」
    「前いたアメストリスは内陸国だったからな…北はブリッグズの雪山、東は大砂漠、南と西も隣国に接してドンパチしてたからなぁ。」
    「ってことはグリリン、水着持ってないってこだよね?」
    「そりゃぁな。」
    「じゃあ買いに行くしかないよね~アルちゃん♪」
    「ひゃっ、えっと、そ、それはそうだけど…!?」

  • 21二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 00:22:11

    トランクスタイプのやつにグラサンとか似合いそう

  • 22二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 08:23:46

    ほす

  • 23二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 12:19:07

    このレスは削除されています

  • 24二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 17:41:35

    青い海、白い砂浜、眩しい太陽、鼻を衝く独特の匂い「潮の香り」…。

    「これが夏の海ってやつか……眩しいねぇ!」

    黒カラーのトランクスにいつもの丸グラサンを掛けている俺は、降り立ったリゾート地の砂浜を眺めていた。
    「くふふ~、初めての海はいかがかな~?」
    隣にムツキが寄ってきた。白と赤のフリルたっぷりビキニだ。
    「まぁ私達も久しぶりだけどね。」
    やや離れた位置から声をかけるカヨコ。白メインに黒のラインがアクセントになったワンピースタイプに白のパレオか…。
    「ほ、本当に来ちゃいました…こ、このままここにいて、本当にいいんでしょうか……?」
    ムツキとは反対側に現れるハルカ。…確かそれ、学校指定の競泳水着だったか?紺色のワンピース。
    「いいんだよハルカ。仕事なんだから。」
    「そうだよ~、依頼で来てるんだから問題な~し!だよね~グリリン!」
    「まぁそうだな…俺としては眼福極まりねぇからたまんねぇぜ♪」
    「でしょ~♪まぁグリリン的にはこの後が本命なんでしょ~?」
    「当ったり前だろ!」

    「ちょっと、そんな自信満々に叫ばないで!!」
    やっと本命のご登場だ。片胸に薔薇の意匠が刺繍された赤のビキニに薄桃色のシースルーパレオという、他3人とはレベルが違うセクシーさをアピールした姿となった、我らが社長ことアルだ。

    「うっひょ~!!たまんねぇなオイ!!」
    これを眺めるのにサングラス越しじゃ失礼ってやつだ!俺はサングラスを上げて裸眼でバッチリ凝視する。
    「グリード!目つきがいやらしいわよ!!」
    アルが顔を赤らめながら体を隠そうと腕を回す。が、そのせいで余計に谷間とかが強調されちまうもんだから…。
    「お前のそんな姿を前にそれは酷ってもんだろうが!俺は強欲のグリードだぞ!」
    「あぁ~もう~!!」

  • 25二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 17:42:16

    >>21

    採用しました、ご意見ありがとうございます!

    便利屋も水着実装しないかなぁと考えながら書きました。

  • 26二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 21:03:33

    おつ!!!

  • 27二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 23:32:49

    「んであんたが依頼人か。」
    「どうも~、喫茶店「百夜堂」の看板娘兼オーナー、そして百鬼夜行連合学院2年、お祭り運営委員会委員長の河和シズコと申しま~す!」
    栗色ツインテールの元気娘って感じだな。ピンク色のフリルビキニ姿とは…海ってのはいいもんだな。
    「あ、こちらサービスですのでどうぞ~♪」
    「あら、どうも。」
    「ラッキー♪」
    「ありがと。」
    「あ、ありがとうございます…。」
    「おぉ、悪ぃな♪」
    シズコの持ってるトレーからドリンクを頂く。…学生ばっかってのもあってなかなか酒が手に入らねぇのが辛いぜ。
    「そういえば便利屋ってゲヘナ生4人って聞いてましたけど、こちらの方は…?」
    「おぅ、新入りのグリードだ。よろしくな。」
    「ほぉ、新入りで男の人、ですか…ふむふむ。」
    自己紹介すると、シズコは俺をまじまじと見始める。何だ?

  • 28二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 00:15:04

    で、俺は今海の家の席で「客のフリして」のんびり過ごしている。
    何でもシズコ曰く
    「結構イケメンですね…新しい客層を引き込めるかも!?」
    ってことで、俺がここで何か食ってる様を見せつけようってハラらしい。…まぁ旨いもん食えるし。
    だが、俺はここで条件を付けさせてもらった。それは…

    「食わせるならせめてアルを俺につけろ!これは譲らねぇぜ。」
    「え、ちょっとグリード…!?」
    「ほぉ、もしかしてお二方は…!?」
    「だ か ら ち が う わ よ !」
    「俺 は こ こ は 譲 ら ね ぇ !」
    「……まぁ、客席にいてくれればいいですし、ね。」

    つことで俺はアルと二人きりを作り上げることに成功したぜ。あ、他のメンツは依頼通り護衛として周囲で警戒にいった。
    「変なことしないでよ~?」
    ってムツキに釘刺されちまったが、わかってねぇなぁ…俺は少なくともアルの嫌がることはしねぇよ。
    「…こんなことしてたらみんなに示しがつかないわ…社長なのに…。」
    肝心のアルは少し俯いちまってるが…。
    「いいじゃねぇか、何かあったら遠慮なく俺のせいにすりゃいい。少なくとも俺はお前らより年上だからな。」
    「そんな…それでもあなたは平社員で、私が社長よ!立場ってものが…!」
    「そうやってテメェで全部抱え込もうとかは考えんなよ?お前だって結局はまだガキなんだからな。ガキはこうやって、もっと強欲に遊んでりゃいいんだよ。…あいつらに遠慮して自分の飯ケチってたろ?」
    「…グリードったら…。」
    「せっかく依頼人がメシ奢ってくれるってんだ。頂けるだけ頂いちまえよ!もちろんあとであいつらにもくわせるぜ。」
    「…ありがと。」

  • 29二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 00:48:29

    んで、しばらくしたら海の家は大分客がきて繁盛状態に。
    「はい~ただいまお伺いしま~す!」
    あのシズコって子や、他店員もあちこち走り回ってる。
    「大分混んできたな…人気店ってのは本当らしいな。」
    「そうね。百鬼夜行自治区の百夜堂といえば名の知れた人気店ってのは聞いてたしね。」
    「あの歳で結構やり手なんだな…。」
    「まぁ、そもそもこの島…というかこの辺一帯が結構曰くつきだった場所らしいけど、そこでここまでやってるんだものね。社長として見習いたいわ。」
    「確かその曰くってのが、カイザーコーポっていうデケェとこが好き放題やらかしたって言う?」
    「そうね、確かここの時はアビドスの子達と百夜堂が返り討ちにしたらしいけど、確か先生も関わってたとか。」
    「あのセンセか…いろんなとこに首突っ込んでんな。」
    「それが私の役目だからって…考えてみれば、グリードみたいな『強欲』な先生ね。」
    「確かに…全部ひっくるめてみんな「私の生徒だ」って言ってのけてやがるからなぁ…確かに『強欲』だぜ。」
    「…そして、またカイザーの奴ら含む無法者が表れかねないってことで、私達にお声がかかったってことね。」
    「おかげで俺達はこうやって、半ばバカンスみてぇに仕事を楽しめてるってわけだ。役得だぜ。」
    「…本当は後で報酬で楽しむつもりだったんだけど…。」
    「いいじゃねぇか、今浮いてる分あいつらに奢ればw」 

  • 30二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 08:31:22

    おつ!
    前スレ埋まったが・・・

  • 31二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 14:08:03

    まぁ、暴徒が襲撃してくるかもしれないという曰くとか関係なしに、人気店ってのはどうしても出てくるもんだ。クソ客ってのがな。

    「おいコラ!たこ焼きに虫が混じってんじゃねぇか!」
    「お、お客様…それは本当で御座いますか?」
    「そうだよ!ほら見ろよこれ、虫の足が見えてんじゃねぇか!」
    「おいオッサン、俺は見てたぜ?わざわざたこ焼きに虫の足突っ込んでたじゃねぇか。」
    「な、なんだお前!?証拠でもあるのか!?」
    「あら、それなら私が撮ってたわよ。これでも言い逃れできるかしら?」(スマホ)
    「て、テメェら…勝手に撮ってんじゃねぇよ!」
    「(炭素硬化)おぉぅ、手を出したなテメェ。アル、もちろん撮ってるな?」
    「バッチリよ♪」
    「で、どうすんだオーナーさんよぉ?」
    「ん~、出禁で♪」
    「だとよ!二度とツラ見せんじゃねぇぞ~!」(硬化拳)
    「ゲボァ!?」

  • 32二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 14:08:16

    「いいじゃんこれくらいサービスしてよぉ~!」
    「お客様~、さすがにかき氷パフェお代わりを無料サービスっていうわけには…!?」
    「こちとら登録者数1万人のインフルエンサーなのよ!やろうと思えばアタシの一言で系列店全部の評判を落とすことだって…!!」
    「あら、それってもしかして脅迫かしら?」
    「は?何よアンタ…関係ない奴は引っ込んでて!!」
    「無関係ってことはないんじゃないかしら?私もここで気持ちよく食事をしてたって言うのに…余計な雑音が聞こえちゃったら台無しじゃない?」
    「ざ、雑音ですってぇ~!!訂正しなさいよその言葉ぁ!!」
    「今まさに雑音をばら撒いてるじゃない。でしょ?」
    「うるさいうるさい!アタシはこれが食べたいのよ!」
    「なら対価払いなさいよ…。」
    「一つ頼んだんだからそのくらいいいじゃない!ケチケチしないでよ!」ジャコッ!
    「おいコラテメェ、俺の女に何向けてやがる?」(炭素硬化モード)
    「ヒエッ」
    「等価交換って知ってっか?対価もなしに何かを得ようなんざ虫が良すぎんだろうが?」ショットガンクシャリ
    「あ………あぁ……。」
    「お~いオーナー、こいつも出禁でいいよなぁ?」
    「ですね~!あ、お店のモモッターに上げときますね~!」
    「ちょ、そんなことしたら…」
    「あ”ぁん?」
    「……申し訳ありませんでした…。」

  • 33二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 18:41:41

    保守

  • 34二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 18:55:29

    なかなかのバウンサーw
    おつ

  • 35二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 23:21:00

    グリードやるなぁ 保守

  • 36二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 01:01:06

    そんな感じでクソ客を懲らしめていたら、カヨコ達から通信が。
    『社長、グリード、ちょっと面倒なことになってきた。』
    「カヨコ、どうしたの?」
    『襲ってくる暴徒がヘルメット団やスケバンから普通の生徒達に変わってきた。しかもみんな「グリード様~!」って言って…。』
    「あん?何で俺?」
    『どうもみんなSNSでグリリンの事見たっぽいんだよね~。今トレンドにも上がってるみたいだよ~?』
    「SNSですって…?」
    通信を聞いたアルがスマホでネットを確認する。そしたら俺とアルがクソ客を叩き出している姿を写した写真がアップされた百夜堂公式モモッター記事の閲覧数がえらいことになってやがった。トレンドニュース記事にも取り上げられてやがる。
    「何これ…『「俺の女に何向けてやがる?」今気になる異性に言って欲しい言葉!』ですって?」
    「おぉ、俺とアルの二人で写ってる写真が人気になってるじゃねぇか。ていうか俺の姿が何枚も…いつの間に撮られるんだなぁスマホ文化って。」
    「え、何よこれ…私とグリードの名前も出ちゃってるし、それで今面倒になってるって…!?」
    『うん、多分それ見てグリード目当てに生徒達が集まってきてるみたいなんだよね。「グリード様~♡」と「殺してやるぞ陸八魔アル」の2パターン…。』

    「なななな、なっ、何ですってーーーーーー!!!???」

  • 37二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 01:23:44

    そっちでも「殺してやるぞ陸八魔アル」はトレンド入りするんですねぇ…w

  • 38二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 09:26:56

    このレスは削除されています

  • 39二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 11:19:43

    これアルちゃんに銃向けてキレてるグリード見てなおこのトレンドってことは、
    一周回ってグリードにキレられたいマゾというか強火厄介ファンがいるって話じゃござーませんの?

  • 40二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 11:37:30

    >>39

    ダイレクトに欲情する男と違い、女とは「妄想することで欲情する生物」なのだ。

    すなわち

    「アルちゃんに銃向けてキレてるグリード」

    の”アルちゃん”を自分に置き換えて妄想するのが大多数の女子の妄想パターンなのだよ。


    まぁその強火厄介ファンバージョンも少なからずいるだろうけどw

  • 41二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 16:40:16

    大勢の美少女にモテモテになって追っかけられる…男としちゃあ憧れるシチュエーションの一つかもしれねぇ。
    だがよぉ…。

    「なんでこうなるのよぉ~~~~!!!」
    「俺が知るかあああああああ!!!!」

    今この瞬間だけはこんなシチュいらねえええええええ!!!

    「「「「キャーーーーーグリード様ーーーーーー!!こっち向いてぇ~~~~~!!!」」」」
    「「「「グリード様の隣にいるとか許せない許せない許せない許せない許せない許せない」」」」

    今俺とアルはSNSでできちまった熱狂的ファン達に追っかけられる形で砂浜を走り回り続けている。
    何とか周辺警戒に回ってたムツキとカヨコに店内警備を交代してもらったが…いつまで逃げりゃいいんだよ!?

  • 42二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 16:59:15

    そして忘れちゃならねぇ、ここはキヴォトスだ。つまり…あいつら遠慮なくぶっ放してきやがるんだよ!!
    ズガガガガガガガガガ!!!
    「いやぁ~~~~!痛い痛い痛い!!」
    「クソがぁ!俺にまで流れ弾来てんじゃねぇかぁ!!!」(炭素硬化)
    銃弾の雨あられ、俺達二人は被弾しながらも逃げ続けていた。流石に数が多すぎるし、俺は女を殴る趣味はねぇからぶっちゃけやりずれぇんだよ!
    「いい加減にしなさいよ!!」
    アルも愛用のスナイパーで時折振り向いて撃ち返すが、スナイパーの連射能力じゃぁ押し返せねぇ。必殺技であるハードボイルドショットでの爆破も全てはカバーしきれねぇ。
    そうして走り続けた結果、岩場まで逃げてきた。そこで俺は一計を案じ、アルに伝える。
    「おぉいアル!あの岩の根元をぶち抜けるか!?」
    「わ、わかったわ!!」
    俺の意図を察してくれたアルが、通り過ぎ様にある岩の根元にハードボイルドショットをぶち込んだ。そして爆発と共に岩が崩れ出し、俺達とギャル共を分断する形で崩落した。
    「「「きゃあああ!?」」」
    「「「そんな、グリード様ぁ!?」」」
    「「「おのれ陸八魔アル…ちょこざいなぁ!!」」」
    「「「誰か手榴弾持ってない!?はやく爆破して!!」」」
    崩れた瓦礫の向こうからギャル共のキーキー声が聞こえる。ってか手榴弾まで普通にあるってのがなぁ。
    「今のうちに隠れるぞ。」
    「え、ちょ、ちょっと!?」
    俺はアルの手を引いて岩場の隙間…小さな洞穴に隠れた。

  • 43二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 17:01:37

    おつっ

  • 44二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 17:21:18

    「「「グリード様はどこぉ!?」」」
    「「「どこに隠れた…そう遠くまでは行ってないはずよ!!」」」
    「「「殺してやるぞ陸八魔アル殺してやるぞ陸八魔アル」」」

    ひとまず岩陰に隠れて何とか奴らを振り切った俺達。
    「ゼェゼェ…何とか逃げ切ったな…。」
    「…………。」
    「あん?どうしたんだアル?」
    「ちょ、こっち見ないでグリード!!」
    「は?何でだよ?」
    「だから見ないでぇ!!」
    「いやんなこと言ったってよぉ、結構撃たれちまってたろアル…傷くらい診て…おぉっとぉ!?」
    「いやぁ~~~~!だから見ないでって言ったのに……!!」

    何とアルの水着、ビキニの上の方だけ無くなってやがった。つまり今、アルは上半身裸。必死に腕で胸を隠している様がなんともはや…!!

    凝視したいところだが、慌てて俺は上を向いて視線を逸らす。
    「いや、悪い…察するべきだったな。」
    「いえ…私こそごめんなさい…言わなきゃわからなかったわよね…。」
    視線逸らしてるから見えねぇが、今アルは顔真っ赤なんだろうなぁ…。



    「おい!こんなところにビキニトップが落ちてたぞ!」
    「これはあの女のやつね!ってことはまだ近くにいるはずよ!」
    「探せ探せぇ!!」



    「アル様…グリードさん…どこですか……??」

  • 45二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 17:39:17

    「ううぅ…どうしよう…こんな姿みんなに見せられない…。」
    すっかりしょげちまったアル。カッコいい姿を見せつけたい見栄っ張りなガキだからなぁこいつは。
    「そうか?あいつらなら別に落胆なんてするはずねぇだろ。」
    「それはわかってるけど、それでも私自身が情けなくて…。」
    「あ~、面倒くせぇなぁ…。」
    とりあえずここも長くは居られないだろうしとっとと移動したいが、アルがこの様じゃなぁ…。
    「アル、とりあえず俺が背負うぜ。」
    「え?」
    「俺は「最強の盾」だ。俺の背におぶさってればとりあえず胸は俺で隠せるだろ。お前は黙って俺を盾にすればいい。」
    「ふぇっ!?それってつまり、その…私がグリードに…!?」
    「報酬はその感触ってことにしてくれると嬉しいぜ♪」
    「もう、グリードったら!!!」





    「あ、あんたはさっきお店に行くのを邪魔した奴ね!」
    「わ、私はただ依頼を…………え、その手に持ってるのは……??」
    「何よ?これってあの女の水着でしょ?ざまぁないわね、今頃あの女は……ん!?」
    「(ゴゴゴゴゴゴゴ)………あなた達がアル様とグリードさんを……許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない」ジャコッ
    「な、なにコイツ!?何かヤバそうな感じになってるんだけど!?」
    「死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください」

  • 46二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 23:05:15

    ハルカ…やべぇよ

  • 47二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 23:32:09

    明日メンテ以降から色々情報量が多い…とりあえずアビドスのメインストーリー、クリフハンガー状態は早く解かれそうでよかった…




    「よし、これでいいだろ…。」
    俺はアルを背中に背負って立ち上がった。当然アルを守るために炭素硬化状態だ。
    アルはしっかり俺に左腕で抱き付き、右手にはスナイパーを持っている。
    ん~、背中から伝わる感触が実に幸せだぜ。
    「よし、こっからまた突っ走りながら店へ戻ってあいつらと合流だ。迎撃は頼んだぜ、アル。」
    「…えぇ、任せて。グリードこそ、絶対離さないでよね!」
    「当たり前だ!俺は、俺のモノであるお前を絶対に見捨てねぇ!!」
    「…くぅ~…!!」
    さぁていよいよ岩陰から飛び出して一気に疾走…しようとした時だった。

    ウワーナンダコイツー!!
    ダレガソコニイテイイトイッタンデスカ!!シンデクダサイシンデクダサイシンデクダサイ!!!
    ヤバイッテコイツハヤクニゲ…ギャーーーーー!!

    何か、爆発音とともに聞き覚えのある声が聞こえやがる。そしてギャル共の悲鳴が多数。
    「…何だ?」
    「…この声ってもしかして…?」

    ゆっくり岩陰から出てみると、やべぇ光景が広がっていた。

  • 48二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 23:48:31

    死屍累々、屍の山。そうとしか言いようのねぇ光景。
    さっきまで俺達を追いかけていたギャル共が全員のされて山積みになっていた。
    そしてその屍の山(死んでねぇけど)の前に佇む、赤いビキニトップを握りしめて泣きじゃくる競泳水着姿のハルカ。
    「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…アル様グリードさん…わ、私は…お二方を守れませんでした……!」
    …何だ?ハルカの周囲に殺気みてぇな…なんだかよくわからんオーラみてぇなのが見えるんだが??

    「「ハルカっ!!」」

    俺とアルの呼びかけに、ハルカは即座に反応し振り向いた。
    「え…アル様……?グリードさん…?」
    ハルカはまだ信じられねぇって感じで俺達と手元のビキニトップを交互に見やる。
    「何吹き込まれたか知らないけど、私達なら無事よ!もう大丈夫だから!」
    「俺が誰か忘れたか?「最強の盾」を持つグリード様だぞ?」
    「あぁ………あああぁぁぁ……!!」

    「うわあああああああ!!アル様ああああ!!グリードさああああああああん!!!」
    滝のように涙流しながらハルカが俺に抱き付いてきた。
    「よがっだああああああ!!!よがっだでずううううううう!!!」
    「ふふ…心配させちゃってごめんなさいね。私達は大丈夫よ。」
    俺に背負われたままのアルがハルカの頭をなでる。俺はアルを抱えてて手が塞がってるから助かるぜ。

  • 49二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 00:09:13

    その後屍の山は地元のヴァルキューレによって選り分けられたのちに其々の学校の治安機関に引き渡されることになった。ほとんどがゲヘナ風紀委員とトリニティの正義実現委員会に渡るらしいが。
    俺達は完全に被害者なのですぐ解放された。
    そしてアルのビキニトップは奴らの銃撃で紐が複数個所焼き切られちまったらしく着れなくなっちまってた。
    「そんなぁ…せっかく奮発したのにぃ…。」
    「まぁあの銃撃戦じゃ仕方ねぇな。じゃあ戻るまでこの報酬時間は継続ってことだな♪」
    「ちょっと、やめてよスケベグリード!!」
    「おいおい迂闊に暴れるとポロリしちまうぞ!少なくとも俺はお前の肢体を他の野郎共には見せたくねぇんだから気をつけろって!」
    「ううぅぅぅ…。」
    「だ、大丈夫です…今度こそ、私が守りますから…!!」
    「だとよ。ここは俺達平社員2人に任せてくれよ。」
    「…わかったわよ。」

    そうして、日が沈みかけた頃に俺達は百夜堂に戻ってきた。
    そこにはオーナーのシズコにムツキやカヨコ、そして一連の騒ぎを聞きつけてやってきたゲヘナとトリニティの奴らがいた。ゲヘナ側はヒナとアコ、トリニティ側が…ツルギとマシロってやつだったか。やべぇツラの顔芸女がツルギ、得物がデケェおかっぱ女がマシロだったな。
    で、俺らが帰り着いた時…まずはムツキとカヨコが駆け寄ってきた。
    「アルちゃん!グリリン!ハルカちゃん!!」
    「3人とも無事でよかった…。」
    「えぇ、心配かけてごめんなさい、2人とも。」
    「す、すいません…ご心配おかけして…。」
    「ったく、とんだ一日だったぜ。まぁ現在進行形で役得を堪能させてもらってるがな♪」
    「あれ…アルちゃんもしかして…!?」
    「い、いやその、何もないから!!俺のモノ宣言されたけど何もないから!単に奴らに水着破かれただけで…!!」
    「あの…アル様の水着…撃たれて壊れちゃって…。」
    「あぁ、それでグリードがおぶって隠してるんだね。」

  • 50二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 00:30:00

    その光景をみていたヒナにアコ、ツルギとマシロ…。
    ツルギって奴はさっきまでの凶悪そうな面から一転、俺とアルの姿を見て茹蛸みてぇに真っ赤になっちまった。
    マシロは俺をまじまじ見てた。正義~だとか女性を守る男の鑑~だとか。
    ヒナもツルギ同様俺達を見て赤くなっちまった。目がぐるぐる状態。
    んで、問題がアコ。予想通りギャースカ喚き始めやがった。
    「何してるんですかあなた達!!いくら海とはいえそんな、そんな…裸で密着し合って!!風紀を乱しています!」
    「いやいやいやいや、あいつらに水着を壊されちゃって着れなくなっちゃったから仕方なくこうしてるだけよ!」
    「だとしても!ヒナ委員長をこんなに赤面させて辱めるだなんて、どこまで鬼畜なんですかあなた達は!」
    「んな意図あるわけねぇだろ!?」
    「いいえ騙されません!第一あなたは風体からして粗暴極まりないですし、SNSであれだけの騒ぎまで起こして…!!」

    「…おいアル、いや社長。」
    「…えぇ、社長命令よ。解禁。」
    「おぅ。」

    社長命令という言質を取った俺は、アコに向かって『殺気』を思いっきりぶちまけた。
    「いい加減にしろよ、クソアマが。」

    「!!!????」
    予想通り、アコは体が硬直し震え出した。
    「こちとら一切意図してねぇってのに散々追いかけられ、挙句社長の水着までやられちまってんだ。加えてそのせいでハルカが俺達の身に何かあったと勘違いして暴走しちまったし…それらがようやく落ち着いてクッタクタで帰ってきてんだよ。これ以上疲れさせんじゃねぇよボケが。」
    「ひぃ…!?」
    アコは殺気の的にされてついに腰を抜かし砂の上に尻餅ついちまった。
    「…アコ、今のはあなたが悪いわ。彼らは緊急事態だったんだし仕方ないわよ。」
    ヒナはそんなアコを冷静に窘めた。おぉ、俺の放つ殺気の中でも堂々としてやがる。珍しいな。…他に怯んでねぇのはツルギか。
    「…とりあえずアルを着替えさせてくれねぇか?」
    「えぇ、そうね。」

  • 51二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 01:08:58

    と言う事でついに役得タイム終了だ。ん~名残惜しい。



    で、日も沈んだ夜に、夜営業の護衛…という名目で百夜堂からの御馳走を頂くことになった。
    「本日は護衛依頼ありがとうございました~!是非お楽しみくださいね!」
    「おぉ~、ご馳走じゃねぇか!」
    「大変だったけど、これで報われるわね~!」
    「わ~いバーベキュー♪」
    「フフ、騒がしい。」
    「お、おいしいですね…えへへ…。」
    思い思いにバーベキューを頬張る俺達。ちなみにまだ水着姿の俺達だが、アルのトップはカヨコの白のパレオを代わりに巻き付けることでフォローしている。おかげでカヨコはワンピース水着とはいえハイレグが露わになっていて眩しいぜ。
    そして、まさかのヒナとツルギとマシロまで加わってやがる。しかも3人も水着。ヒナは確か…スク水ってやつだったか。胸元にヘタな字で書かれた名前が目立つ。ツルギは黒のビキニ…えらい際どくね?攻めるねぇ。マシロは同じく黒ビキニだがフリル増しのやつだ。
    「改めまして、正義実現委員会の静山マシロです。こちらが委員長の剣先ツルギです。」
    「ど、どどどどどどどうも…。」
    「お、おぅ、グリードだ。」
    「グリードさんの事はラスト先生から聞いてます。ホムンクルスの事も含めて。」
    「なら話が早ぇな。」

  • 52二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 01:31:47

    「ま、まずはトリニティの色めき立った生徒達のせいでご迷惑をお掛けしてしまい…申し訳ありませんでした。」
    おどおどしながらもツルギが俺達に謝罪した。
    「こちらも、ゲヘナのおバカ達が迷惑かけたわ。このことに関して、我々も正式に謝罪するわ。」
    ヒナも謝意を示した。
    「あ~あ~、もういいよ。馬鹿どもが勝手にやったことだろ。もう気にしてねぇよ。」
    俺は少し面倒になりながらも謝意を受け入れた。
    「そういやこっちこそアコにトラウマ刻んじまったけどいいのか?」
    「アコは仕方ないわ。イオリなら気持ちを共有できるだろうし…あの子は少しお灸をすえないとね。」
    「ご愁傷様…。」
    以前は映像越しだったせいで殺気が届かなかったしな…ちったぁ落ち着くといいが。
    「グリード!早くしないとなくなるわよ~!」
    「あっお前ら!!…つーことであばよ!」
    俺はアル達4人に呼ばれたのでその場を走り去った。

    「お~アブねぇ、危うくリブステーキを逃すとこだったぜ。」
    「ねぇ、ヒナたちは大丈夫だったの?」
    「心配いらねぇよアル。今は欲望のままに楽しもうぜ。」
    「グリリ~ン、はいコレ!」
    「あ?何だこりゃ?たこ焼きじゃねぇか。」
    「いいからどうぞ~♪」
    「……ごあっ!?何だこりゃ!?」
    「アッハハハ、面白ーい♪」
    「ムツキ、またからしたこ焼きやったでしょ。」
    「前にもんなことやりやがったのかよこのチビ!?」
    「えっへへ~、最強の盾も口の中までは守れないって事だよね~♪」
    「待ちやがれコラァ!!」
    「……フフ、やっぱりうるさいなぁ。」
    「ホントね…。」

  • 53二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 01:33:35

    以上、イベントストーリー風SSでした。

  • 54二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 08:02:03

    乙ですっ

  • 55二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 11:01:16

    ほしゅ

  • 56二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 12:31:43

    「失礼するよ。」
    「……確かあなたは、ブラッドレイ氏…。」
    「グリード達から話を聞いてね。ホムンクルス勢として、私が正式に謝罪をと思ってね。あとお見舞い。」
    「そうですか…。」
    「あ、メロンは嫌いかね?」
    「いえ…そこに置いておいてください。」

    「まずは、スロウスが迷惑をかけた。申し訳ない。」
    「いえ…奴も大人しくなりましたし。」
    「……しかし、確かに少将に似ておるな君は。」
    「…そういえば、奴は私を見て女将軍と…。」
    「オリヴィエ・ミラ・アームストロング少将。彼女も君と同様金の髪、片目隠れ、鋭い目つき、恵まれたスタイルであった。無論年齢は少将の方が圧倒的に上だが。」
    「それで奴は勘違いを…。」
    「キヴォトス以前の事は、グリード達から聴取した情報で既に知っておるのだろう?」
    「えぇ…国丸ごとを代価に「神秘」を手に入れようとした、あなた達の親玉のことを。」
    「ならばよし。そして我々は逆転され斃れてここに流れ着いた。」
    「では、ブラッドレイ氏もキヴォトスでは騒ぎを起こす意思はないと?」
    「うむ。今の私はアビドスの一客人に過ぎぬ身。第一、「神なんぞに縋りつこうとしていた」父上には少々思うところがあったのも事実。」
    「(今、一瞬怒気が…)そうでしたか…。」
    「ゆえに、今後来る恐れの高い、奴を早急に発見し叩かねばならぬ。そのためにも、君は斃れるわけにはゆかぬ。」
    「…エンヴィー、ですね。」
    「そうだ。ミレニアムとの協力も取り付けてある。その時が来たら諸君らにも協力してほしい。…無論今は治療が優先だがな。」
    「えぇ…その時が来たら、必ず。」

  • 57二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 12:35:13

    おつです
    エンヴィーなぁ

  • 58二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 14:07:58

    このレスは削除されています

  • 59二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 15:32:48

    「あー………めん、ど、くせー………。」

    「はいはい面倒なのは同感だから、休みたきゃちゃっちゃと瓦礫片付けてよね~。」
    「奉仕活動なんですから、しっかり働いてくださいね~スロウスさ~ん!ラスト先生にも言われてるの知ってますよ~!」
    「…ラスト~……面倒だけど、しょう、が、ない……めん、ど、くせー……なんでめんどくさかったんだっけ………思い出すのも…めん、ど、くせー……。」
    「……フブキ以上の面倒くさがり初めて見ましたよ。」
    「いや~アレ見ると私なんてまだまだだね~って思うよ。」
    「フブキ……でもやっぱすごいですねスロウスさん、パワーローダーとかと遜色ない力で片付けていきますよ。」
    「何でも昔いた場所でも似たような仕事ばっかりだったらしいよ~。何年も何年もずっと穴掘り続けてしっかり完遂したんだって。」
    「ずっと穴掘り…実は意外と勤勉?」

    「ていうか、よく特注出来たね、あいつの囚人服。」
    「ミレニアムのエンジニア部と新素材開発部の共同制作だそうですよ。スロウスさんの『最速』にも耐えられる素材を厳選して、ヒビキさんの指揮の下突貫で作ったとか。」

    「フブキー……片付いたー……。」

    「おー、お疲れさーん。はいドーナツ。」
    「…んまーい……。(ニコォ)」
    「あはは……猛獣に餌あげてるみたい…。」

  • 60二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 17:54:45

    このレスは削除されています

  • 61二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 21:01:34

    ほしゅ

  • 62二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 21:06:25

    >>59

    なごむぅ・・・

  • 63二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 21:32:48

    ~別の日~


    「はーい今日はトリニティ学区で奉仕活動だよ~。」
    『大型車両が通ります!道を開けてくださ~い!』
    「あー……めん、ど、くせー……。」

    「何ですのあの筋肉ゴリラ…?」
    「ご存じないんですの?D.U.でニュースになられてた謎の生物と謳われてた…。」
    「もしかしてラスト先生が仰っていたスロウスって言う…?」
    「なんて恐ろしい…。」
    「でも奉仕活動と言ってましたし…。」
    「あぁ、この間テロリストに爆破されたスイーツ店…あそこの瓦礫の片付けですね。」

    「正義実現委員会の羽川ハスミです。お待ちしておりました。」
    「どもーヴァルキューレ生活安全局の合歓垣フブキだよ~。スロウスのお守りね。」
    「中務キリノです。本日は爆破された店舗跡地の片付けと言う事で…。」
    「えぇ、ここは比較的入り組んだ場所で大型重機は入りにくく、かといって手作業ではお時間がかかりますし…そこでラスト先生からスロウスさんのことをお聞きしました。」
    「確かにスロウスなら絶妙な大きさだし、こういった場所はやりやすそうだね~。でもトリニティには確か…。」
    「そちらはまた別の場所で奉仕活動中ですので…それではよろしくお願いします。」
    「ほ~い。んじゃスロウス~、今日はここの瓦礫を片付けてね~。ゴミ箱はこっちね。」(瓦礫搬送車を示す)
    「……面倒だけど、しょう、が、ない……めん、ど、くせー……なんでめんどくさかったんだっけ………思い出すのも…めん、ど、くせー……。」ガリゴリ

  • 64二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 22:34:11

    「面倒くさい面倒くさいって…本当に大丈夫なんですか?」
    「ああ見えて単純ルーチン任せてれば優秀だよ~。昔は何年も穴掘りさせられてそれを完遂したほどだし。」
    「少し複雑なことを言うとすぐに思考が止まっちゃいますけど、単純な作業なら面倒と言いつつもちゃんとやり遂げますからね。」
    「おかげでうちらは後ろから見守って、たまにおやつあげるだけの簡単な仕事になって助かってるよ~。」
    「フブキ!スロウスさんの担当志願した理由ってそれですか!?」
    「キリノだって志願してんじゃん♪」
    「私はスロウスさんが心配なだけです!また暴れ出さないか…!」
    「ハイハイ♪」


    「わ~お☆ホントにゴリラみた~い。」

    「あー……?……なにー……おまえー……??」


    「あれ?誰あの芋ジャー?」
    「ミカさん!?どうしてここに!?」
    「いやだって、ここの片付けって話を聞いてきたんだけど……?」
    「え、確か予定変更の知らせを…?」
    「え?聞いてないけど?ほらメッセも来てないし。」
    「……未送信のままでした…すみません。」
    「えー何それ、じゃあ私はどうすればいいのかな~?」
    「それは申し訳ないのですが……。」

  • 65二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 22:47:39

    「じゃあ、奉仕活動としてここ手伝うよ~。そうすれば早く終わるでしょ?」
    「そ、それはそうですけど…。」

    「なにー……早く終われるー……?」

    「そうだよ~。私が手伝えば、ね。」

    「………(ニコォ)……じゃぁ、手伝って~……♪」
    「すんごい笑い方だね~…。」

    ~数分後~

    「よ~しこれで終わり~!」
    「………終わったー……。」

    「本当にあっという間でしたね…。」
    「それで、私は今日どこの奉仕活動に変更だったの~?」
    「あ、えっと…Basis scholaでの景観維持のための草刈りですね。」
    「うわ~あそこか~…あそこってもう使われてない場所じゃん…めんどくさ~い。」
    「面倒でもやるのが奉仕活動というモノです。」

    「なにー………めん、ど、くせーのか……?」
    「え?そりゃそうだよつまんない作業だし…。」
    「…………面倒だけど、しょう、が、ない……のか?」
    「そうだって言ってるじゃん。」
    「……じゃー……とっとと終わらせよ~……。」
    「…え?もしかして手伝ってくれるの?」
    「…めんど、くせーけど……こっち……手伝ってくれた……だから……等価…交換……。」
    「……わ~お☆」

  • 66二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 22:54:05

    実際ミカとスロウスで力比べしたらどっちが優位だろう?

  • 67二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 22:57:48

    ミカはお嬢様だから流石に筋肉達磨のスロウスでは

  • 68二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 23:52:51

    神秘パワーでなんとかなるっしょ(適当)

  • 69二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 05:34:00

    ほしゅ

  • 70二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 06:06:42

    このレスは削除されています

  • 71二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 07:29:17

    このレスは削除されています

  • 72二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 13:19:27

    このレスは削除されています

  • 73二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 14:40:20

    「いいことコハルちゃん?」
    「な、なんですかラスト先生!?」
    「世の男というものはね、エッチなことを完全に禁止させると、冗談抜きで『命に関わる』のよ。覚えなさい。」
    「そ、そんなこと言ったって、男の人はみんなエッチな目で見てくるんだから悪いんじゃない…!」
    「そもそもの話、あなた子供がどうやってできるかは既に知ってるわね?」
    「そ、それは…性教育授業で…その…。」
    「じゃあ、男性の精子がどこに貯蔵されてるか知ってるわね?」
    「ひゃ……えっと……その……。」
    「恥ずかしがってないで答えなさい。これは真面目な授業なのよ。」
    「えっと……その……おまたの……。」
    「……まぁ今はそれで及第点にしましょ。それで、その精子だけど…実はあれ、『生成されてからの使用期限が1~2日くらいしかない』のよ。」
    「え、そうなの!?」
    「そう。加えて精子というのは『自慰、つまりエッチなことをしないと排出することが出来ない』のよ。…さて、そこから導き出される答えは?」
    「え…えっと……エッチなことを禁止すると……期限が過ぎた…男の人の…が…?」
    「そう、排出出来ないまま溜まり続け、男性機能を圧迫しダメージを与えてしまう。それだけでなく、期限切れの精子が放置されることにより、『腐り出す』のよ。」
    「く、腐…!?」
    「腐った体液がどんな毒性を放つか、容易に想像できるでしょう?……つまりコハルちゃん、あなたはシャーレの先生含む男性に対しエッチなことの禁止を要求することによって……あら?」
    「あ……あぁ………わぁ………!!」
    「……あぁ、やり過ぎたかしら……でも、誰かがこれくらい言わないとこの子は振り返れなかったわよね。」

  • 74二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 14:43:31

    ”あのー、ラスト先生?”

    「何でしょうか?」

    ”昨日からコハルからのモモトークが凄くて…”
    ”延々と「ごめんなさいごめんなさい」って…”
    ”「エッチなこと禁止にしようとしてごめんなさい」って…”
    ”何吹き込んだんですか?”

    「…至極まっとうな、性教育授業ですよ。」

    ”???”

  • 75二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 20:16:10

    ちぃかわの「泣いちゃった」みたいなコハルが頭をよぎる…

  • 76二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 20:51:58

    おいついた しゅきぃ…(語彙力消失

  • 77二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 21:50:11

    いいぞいいぞー!最近の楽しみだわこのスレ

  • 78二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 23:22:48

    保守

  • 79二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 23:40:16

    「イズミさん……グラトニーさん……!!」

    「部長…アカリ先輩…ジュンコちゃん…。」

    「どうして……どうしてこうなってしまったのでしょうか…!?」

    「私だって……こんなことしたくないよ……!!でも……これだけは譲れないの…!!」ジャキッ

    「私だって……美食研究会部長として、これは……これだけは譲るわけには参りません!!」ジャキッ


    「あー…悲しい運命的な雰囲気出してるようで申し訳ないけどさー…これって結局は…」



    「グラトニーさんには『ホルモンたっぷりハイパーマシマシ脂ラーメン』が相応しいのです!!」
    「グラちゃんは『極旨辛!伝説の濃厚辛味噌ラーメン超マシマシ』が食べたいって言ってるの!邪魔しないで!!」



    「単にグラトニーさんに食べさせたいメニューで争ってるだけなのよね…(눈_눈)」
    「はーい今のうちに頼んじゃいましょうか~?」
    「イヤだ!アカリと一緒怖い…!食べないで……!!」
    「ふええ、まだ嫌われちゃってます~…orz」
    「フウカの後ろに隠れちゃってるもんねグラトニー…。」

    「頼むから店の外でやってくれ…。」

  • 80二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 23:49:32

    >>79

    イズミVSハルナ

    BGMはこれでお願いします


  • 81二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 02:13:27

    誰かイラスト描いてほしい…AI発注も環境ないもんで(保守

  • 82二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 11:20:37

    「それで、何だよこの惨状?」
    『ハルナさんとイズミさんが伸びてますし、それを尻目にアカリさんとグラトニーさんが呑気にラーメン食べてますし、他の周囲の人達みんな白けた目ですし…。』
    「ハルナは悔し涙…対してイズミは清々しい笑顔…ホント何があったんだよ?」
    「グラトニーさんに食べさせるラーメンのメニューを巡ってハルナとイズミが大喧嘩の末まさかのイズミの粘り勝ち(눈_눈)」
    「マジかよ…え、それって美食研究会内の下剋上?」
    「かもしんないね~、まぁアタシは別にどっちでもいいけど。」

    「やっぱりこの辛味と旨味のバランスがいいんだよね~、おで大満足~♪」
    「私もこのこってり濃厚が食べたかったですしラッキーですね~♪」

  • 83二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 17:28:32

    「っへっへっへっへ~♪」

    日も沈み夜中。俺は今シラトリ区のとある繁華街区画を歩いている。
    今宵はかねてより組んでいたスケジュール。流石にここにはアル達を連れて行くことも出来ねぇ。
    こればっかりは大人だけの特権だ。譲らねぇぜ。

    しばらく歩いていると、繁華街の隅っことでも言うべき小さな土地に建つ店を見つけた。センセの言った通りだ。
    引き戸の前に「のれん」というカーテンがかかっている。確かのれんを掲げる=オープン、しまう=クローズだったか。
    俺は引き戸を開け、のれんをかき分けて店内に入る。
    「いらっしゃいませ~!」
    店員の声がかかる。その直後、別の声が俺にかけられる。

    「ようやく来たかグリード。」
    「おぉいつものお兄さん、待ってたぜ~!」
    「グリード~♪」
    ”待ってましたよ、グリード。”

    ブラッドレイ、柴大将、グラトニー、そしてセンセだ。
    「悪い悪い、ちょいと依頼の後始末で時間食っちまってなぁ。」
    俺は手を振りながら座席に座る。

    ”それでは、今週も1週間…お疲れさまでした!”
    ”カンパ~イ!!”

    「乾杯。」
    「「「カンパ~イ!!」」」

    キヴォトスは学園都市。生徒達が主役の地。ゆえに俺達大人は、なかなか”酒”にありつけねぇ。
    そんな中で、大人のために酒を提供する店ってのは貴重なもんだ。しかもその酒が、アメストリスで流通してるワインやビールとは比べ物にならねぇくらいにうめぇってのがたまんねぇ。

  • 84二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 17:34:24

    書いてて思ったが…

    グリード:ビールとかカパカパ飲んで笑い上戸
    ブラッドレイ:静かにゆっくりロック飲んで絡み酒
    グラトニー:甘口系カクテル大好きで泣き上戸

    というイメージになっちゃったけど問題ないかしら
    柴大将と先生はどんな飲み方で酔っぱらったらどうなるんやろ

  • 85二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 18:08:06

    先生はまあ標準的
    柴大将は下戸っぽい

  • 86二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 23:17:44

    保守

  • 87二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 01:15:51

    まぁイメージ通りに書けるかと言えばそうとは限らないとしか言えないのがまた

    ◇◇◇◇

    ”皆さんキヴォトスに来て大分経ちますけど、こちらの生活には慣れましたか?”
    「おぉ、おかげ様でな。大将にもご馳走してもらってるし、最近は依頼も安定してきてるぜ。」
    「そう言ってくれると作り甲斐があるねぇ!」
    「特にセンセは、あいつらがクソ依頼を掴まされるんじゃねぇかと危惧してるだろ?そういうのは俺が事前に蹴ってるぜ。」
    ”そうでしたか、ありがとうございます。”
    「私も悪漢成敗の懸賞金で彼女達の活動を支援している。出来ることなら大元を叩いて借金そのものを消滅させるのも手だが、そこはあの子達に止められてしまったよ。」
    ”まぁ、カイザーはこのキヴォトスで様々なインフラに関わってますからね…難しいところです。”
    「グラトニーはどうしてんだ?グルメ巡りするにも先立つもんが必要だろ?」
    「グフフフ~、実はおで、イズミと一緒に「ぶろぐ」って言うのを書いてお小遣いもらってるんだ~♪」
    ”ブログ?ということは広告収入を?”
    「そうそう、イズミがそう言ってた~!ほらこれ~♪」
    そう言ってグラトニーはでけぇスマホ…じゃなくてタブレットを取り出して見せてきた。
    ”あぁ、グラトニーは手が大きいから…。”
    「…『おでと私の珍味の扉』?ご丁寧にロゴマークまで…。」
    ”イズミのヘイローをホムンクルスのウロボロスが囲んでいるようなマークだね。”
    「掲載されている記事は…うむ、実に…実に個性的なメニューだな。まさにグラトニーに相応しい…。」
    「でしょ~?」

  • 88二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 01:37:49

    「つーか問題はセンセの方だろ?」
    ”私ですか?”
    「あの子達から聞いている。キヴォトス中の全ての生徒達のために日夜奔走していると。」
    「俺も屋台に来てくれる子達からちょくちょく聞いてるぜ。連日徹夜続きも当たり前だとか。」
    「ちゃんと食べてる~?」
    ”あはは…確かに書類が多いってレベルじゃないから連日連夜大変ですけど…。”
    「それでもテメェは言ってのけるんだよな、『みんな私の大事な生徒だ』って…とんだ『強欲』ぶりだぜ。」
    ”えっ!?私が強欲!?”
    「はっはっはっは、確かに学校に囚われず全ての生徒を我が生徒と豪語する…まさしく『強欲』!グリードのお墨付きまで貰うとは剛の者であるな!」
    「おなじ~?グリードとおなじ~?」
    ”わ、私は別に強欲なつもりでは…!?”
    「いやいやお兄さん、そう言ってのけて実際にみんなを助けてきてるんだろ?そこまでやって見せるってのはなかなかできないもんだぜ?」
    ”えぇ……。”
    「俺から言わせれば、欲にいろんな呼称をつけるからめんどくさくなるんだ。
     「金が欲しい」も
     「女が欲しい」も
     「世界を守りたい」も
     「生徒を助けたい」も
     「飯を食わせたい」も
     俺から見れば全部同じ「欲」、すなわち『願い』だ。
     そして、その願いを叶えるために人は様々な考えを巡らせ、進み続けることで手にしてきた。
     センセだって、その願いを叶えるために色々やってきたんじゃねぇのか?」
    ”…全て同じ欲、すなわち『願い』…。”

    ”確かに、私は生徒達を助け導くため、様々な手を講じてきた。”
    ”その中で、やむを得ずこれを使ったこともあったね。”

  • 89二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 01:47:42

    「…確かそれが、「大人のカード」だったか?」
    ”そう、私が対価を払い、反則をもひっくり返す奇跡を起こすことが出来る切り札。”
    ”過去の事件でも何度か使用したよ。どうしようもない状況をひっくり返すために、ね。”
    「…あり得ぬはずの奇跡を引き起こす…まるで……。」
    「ねぇ~、それってもしかして、『賢者の石』~?」
    ”…確かに話を聞く限り、とても近いことをすることが出来るから似ているかもしれないね。”
    「ってことは、普段からの激務以上にアンタの体には…。」
    ”すまないが、それ以上はたとえどこであろうと言わないでほしい。みんなのためにも、ね。”
    「…ヘイヘイ。」

    「でも、こうしてたまには大人だけで語り合うのもいいもんだなぁ。」
    「だな、特に酒がうめぇってのがたまんねぇぜ!」
    「確かに、アメストリスの頃のワインなどと比べればかなり上質だ。」
    「おではぶろぐでお酒担当にもなってるからね~、ちゃんと味わってレポしないと~♪」
    ”…私も久々に、誰かと飲むというのが出来て嬉しいですよ。”

  • 90二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 08:32:35

    ほしゅ

  • 91二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 15:02:26

    「ぅお~ぃ、帰ったぞ~ぃ♪」
    俺はいい気分で便利屋事務所に帰ってきた。最近は依頼が安定してきたおかげでそれなりにいい事務所を結構長く維持できている。
    「お帰りグリード。先生達との飲み会は…ってちょっ、お酒臭っ!?」
    遅くまで起きていたアルが出迎える。俺は酒の勢いでそのままアルに抱き付いた。
    「当然だろ~飲みまくってきたんだからよ~ぉ♪」
    俺はアルを抱き寄せて頭をわしゃわしゃと撫でる。
    「やめなさいよグリード!?髪型が…!?」
    「いいじゃねぇか~お前はいつも夜遅くまで経営頑張ってんだろうが~。大人の俺様からの労いだぁ~♪」
    「ぐ、グリード…!?放して…!」
    「今更だろうがぁ~、ビーチん時は上半身裸で密着しあったろ~?」
    「あれは不可抗力でしょ!?」
    「そしてお前はよ~ぉ、あいつらを「褒める側」ばっかじゃねぇか~。お前を「褒めてくれる奴」つったら今まではセンセぐらいしかいなかったろ~?だがセンセは他にも構ってるから褒める機会がすくねぇ!!だから大人の俺様が褒めてやってんだよ~素直に受け取りやがれ~♪」
    「……ううぅぅ……グリードったら…!」
    ……あ、やべぇ眠くなってきやがった……。
    「…うえっ!?ちょっとグリード!?」
    「……zzzZZZZZ」
    「…そのまま寝ちゃった…。」

    「ったく、しょうがないわねぇ……(意外と重い)。」
    「……zzzZZZZZ」
    「よい……しょっと!」ドサッ
    「せめてちゃんとソファで寝なさいよもう…。」

    「……zzz………今度こそ見捨てねぇ……ドルチェット…ロア…マーテル…ウルチ…ビドー…あの世から見ててくれ……」
    「!?」
    「……zzz……リン・ヤオ……お前は皇帝に…なってるよな………エド……お前らも戻れたよな……」
    「………」


    「何よ……褒められるべきは、あなたの方じゃない…グリード…。」

  • 92二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 16:45:12

    ウオオ最高だあ…

  • 93二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 17:42:31

    「何でだよ……何でなんだよ……」

    「ラースも…グラトニーも…ラストも…何でガキどもに囲まれて幸せそうなんだよ……!」

    「スロウスだって、やらかして責められる筈が呑気にお世話されやがって…!!」

    「一番気に入らねぇのはグリードだ……前々から裏切り者のくせに…あんなクソガキ女といい雰囲気になりやがって……!!」

    「許せねぇ……許せねぇ許せねぇ許せねぇ許せねぇ許せねぇよ!!!!」

    「認めるもんか…こんな幸せそうな世界……認められるもんか!!ぐっちゃぐちゃにしてやる!!!」

  • 94二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 18:35:24

    う わ で た

  • 95二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 21:50:12

    待ってた嫉妬

  • 96二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 22:55:43

    あれから数日。

    俺達5人は、なんとゲヘナ学園内の独房にぶち込まれちまってた。いきなりヒナに襲撃くらって、だ。
    「なんでこうなったのかしら…。」
    「俺が聞きてぇよ…。」
    俺とアル、ムツキとカヨコ、そしてハルカだけ一人という部屋分け。
    いや普通そこは俺だけ分けねぇか?
    で、独房前にはハルカのいつもの服装によく似た制服に身を包んだ奴らが数名に、いかにも私が将軍だっていう感じの軍帽を被ったツリ目の女。確かこいつが万魔殿議長の羽沼マコトだったか。
    そしてやや離れた位置にイオリとヒナもいる。
    「さて…ことは非常に面倒かつ重大だ。順を追って説明しよう。」
    マコトは俺達を一瞥して問いかけてきた。
    「今、我々ゲヘナ学園とトリニティ総合学園はかつてないほどの一触即発状態だ。そのきっかけとなったのはこの監視カメラデータがトリニティから送られたことだ。」
    そう言ってスマホを見せてきた。そこに映し出された映像…
    「おいおいおいおい、こいつぁどういうことだよ!?」
    「ちょっと…何なのよこれ!?」

    映像が荒いが、そこにはしっかりと映っていた。
    トリニティ学区内で、一人でいた生徒を路地裏へ引きずり込む…ハルカの姿が。

    「そしてその後、この生徒は『遺体で発見された』。ショットガンの銃床で散々殴られた挙句、絞殺されたそうだ。」
    「なっ……!?」
    「そんな、あり得ないよ!!」
    「そんな……私、そんなの知りません…!!」
    絶句するアル。ムツキやハルカは潔白を主張するが…。
    「貴様等がどう思おうとも、『万魔殿の制服を着た生徒がトリニティ生徒を襲い、ヘイローを破壊した』ということが問題なのだ。映像として証拠が残っている以上、貴様等を野放しにするわけにはいかなくなった。」
    「それでここにぶち込んだってか。やってくれるじゃねぇか議長ちゃんよぉ。」

  • 97二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 23:18:34

    「落ち着いてちょうだい、今はここが一番安全なのよ。」
    ここでヒナが口出ししてきた。
    「あぁ?どういうこった?」
    「今迂闊にあなた達が外で行動すれば過激化したトリニティの生徒達に襲われる危険性が高いの。今シャーレに介入してもらって先生がトリニティ側の動きを宥めてもらっているところよ。」
    「その間に我々万魔殿が潔白を証明し、トリニティ側を黙らせるのだ。それまで貴様等はここで大人しくしていてもらうぞ。」
    「…そういう事ね…話は分かったわ。けど……。」
    少し間をおいてアルが言い放つ。
    「その映像って、どこのカメラが、いつ捉えたものなのかしら?」
    「一昨日の夕方、商店街区画だそうだ。」
    「一昨日の夕方……その時私達は紫関ラーメンでみんなで食事をとってたわ。そこにハルカがいるわけがないわ!」
    「何?」
    「だな。大将に聞けば証言取れるはずだぜ。」
    「うん、あのあたりにも結構監視カメラってあるはずだから私達もしっかり撮れてるはず。」
    「…じゃあ、この映像に映っているハルカは一体何なんだ!?」
    「そんなのこっちが聞きたいわよ!!」

    「あ~…こりゃ遂にアイツが来やがったな。いかにもアイツが嬉々としてやりかねんしなこういうのは。」

    「何だと?貴様何を知っている?」
    「おぅおぅ議長ちゃんよぉ、俺達ホムンクルスのことは聞いてるな?」
    「あぁ、イブキがグラトニーと仲良くしているのでな。色々聞かせてもらった。」
    「そこに映ってる偽ハルカ、間違いなくそいつは『エンヴィー』だ。」
    「…エンヴィー?」
    「ちょっとグリード!?それって以前から言ってた…!?」
    「あぁ、ついに来ちまったみてぇだ。変身能力を持つ最低最悪な性格のホムンクルス、『嫉妬のエンヴィー』だ。」

  • 98二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 23:36:16

    「変身能力…なるほどそれでハルカに擬態したと言う事か。」
    「でも、なんでわざわざそんなことをするの?そんなことをしたって何の得にもならないじゃない。」
    「そうじゃねぇんだよ。『あらゆる人々が苦しみもがき、いがみ合って殺し合い、絶望に沈みながら死んでゆく様を眺めるのを至上の喜びとする』、それが奴の本質であり、目的だ。常に自分が全てを見下す側でなければ生きられねぇ、何かに見下されることを蛇蝎のごとく憎む奴だ。ハルカに変身したのは、多分俺達を憎悪の渦に巻き込むことを狙っての事だろうな。」
    「何だそいつは…争わせることそのものを狙ってこんなことを…それで殺しも平気で、いや、喜んで行うのか。」

    『お話し中失礼します、緊急事態です!!』

    「アコ、どうしたの?」
    『委員長…それが、温泉開発部の末端部員1名が、バイト中にトリニティの生徒に連れ去られたと…!!』
    「何ですって!?」
    『そのせいで温泉開発部の部員達が殺気立って、戦闘武装を準備し始めてます!私とチナツで説得を試みているんですが…!!』
    「すぐに私が行く。少しでも長く足止めしてて!」
    『すみません委員長!お願いします!』
    「えぇ。……そういう事だから、イオリ、この場を任せるわ。」
    「わ、わかった!」
    「……おい、ヒナ。」
    「…何かしらグリード?」

    「グラトニーを連れていけ。多分それも、エンヴィーの仕業に違いねぇ。」

  • 99二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 23:54:50

    「グラトニーを?」
    「あぁ。グラトニーは能力の一端として、『鼻が利く』んだ。エンヴィーがどんな姿に変身していようと、アイツの鼻は誤魔化せねぇ。」
    「…わかったわ。グラトニーなら今食堂でパンちゃんを食べてるはず。連れてくわ。」
    そう言ってヒナは独房を駆け足で出て行った。

    「キキキッ、これは僥倖…トリニティ側が手を出した、という口実が出来た。これでしばらくは時間を稼げるだろう。」
    そう言って議長ちゃんもマントを翻しながら独房を後にする。
    「グリード、だったな。本当にエンヴィーとやらが犯人ならば、貴様はどうするつもりだ?」
    「聞くまでもねぇよ…あの野郎は必ずぶっ飛ばす。俺のモノにケチ付けやがったあの野郎は絶対許さねぇ!」
    「…キキキッ、俺のモノ、か…いいだろう。我々万魔殿が奴をひっ捕らえて貴様の元へ引き摺り出してやる。それまで、大人しくしていろよ?」
    「…ケッ。」


    ◇◇◇◇


    「ひ、ひええぇぇ…!!」
    「クッソ~、ヒナ委員長がもう出張ってくるなんて~!」
    「当然でしょ、今回は温泉開発ではなく本気の戦闘武装なんだから止めるに決まってる。」
    「だって、こちとら部員を連れ去られたんだよ!はやく助けに行かないと!!」
    「落ち着いてちょうだい。そのために彼を連れてきたんだから。」
    「彼…って、そこの丸い人?」


    「クンクン………にひひ~、匂う、匂うよ!微かにだけど、エンヴィーの匂いだぁ!」

  • 100二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 03:04:20

    ほしゅ

  • 101二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 06:59:01

    保守

  • 102二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 07:03:20

    ほしゅほしゅ 続きが気になる~

  • 103二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 12:39:22

    「やれやれ、全くこの世界の奴らはタフすぎるんだよなぁ~、思いっきり打ち付けても全然応えないし、かと思えば窒息とかさせればあっけなく死ぬし…あ~ぁ、や~な世界だなぁ。」
    「おまけに技術がめちゃくちゃ進んでるんだよなぁ、いろんな場所に監視の目が光ってるし…まぁおかげで、ああして不安を煽ることが出来たけどね~♪」
    「あのトリニティってところ…陰湿な奴らがいっぱいだったなぁ~、あいつらのゲヘナへの憎悪、ちょこっとくすぐれば一気にあいつらはキレて暴れ出す…いや~これからが楽しみだな~♪」
    「ていうか、グリードはまぁ予想できたけどラースやグラトニーにラストも、なんでみんなクソどもと仲良く呑気にやっちゃってるんだよ?今までやってきたこととか、忘れた~とか抜かす気じゃないだろうなぁ?」
    「クソ共は憎んで泣いて、殺し殺され、のた打ち回って這いつくばるべき存在だろ?なんでみんな、笑えるんだよ?何で…何でなんだよ……??」


    「そんな愚かな考え方だから私達の行動を予測できないってことね。」
    ズガガガガガガガガガ!!!
    「どわあああああ!?」

    「その恰好…シスターフッドに化けたと言う事ね。」
    「あ、あなたは確かゲヘナの風紀委員長!?な、なんてことをするんですか!?私達トリニティに対する…!?」
    「あなたが偽物だというのはもうバレてるわよ。第一『ヘイローの無い生徒』なんているわけないじゃない。」
    「……チィ!!だとしても何でもうここに気が付いた!?」
    「その答えなら、後ろにいるわよ。」

    「……グフフフフフ……匂う、匂うよ…こいつからエンヴィーの匂いが♪」

  • 104二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 12:59:39

    「クソがっ!!グラトニー!!」
    「見つけたよエンヴィー。」
    「こいつがグラちゃんの言ってたエンヴィー?まだ変身中かな~?」
    「でも、ヘイローは模倣出来なかったみたいね。」スガンッ
    「痛っ!!…いきなり撃つなんてひどいじゃないか~!」(賢者の石で再生中)
    「あれが賢者の石での再生ね…あなた、温泉開発部の子を攫ったみたいだけど、どこにやったのかしら?」
    「ハッ、そんなのとっくに殺したに決まってるじゃんか~!」
    「「「!?」」」
    「その妙な力で撃たれても平気なお前らでも、窒息したらあっけないよね~♪ってことは~、飢え死にとか脱水症状とか、もっと苦しむ方法でしかお前らは死ぬことができないってことだよね~♪ある意味不幸だよね~!」
    「…その口を閉じなさい!」
    「なに?また撃っちゃう?でもさ~お前らってあいつを中心に結束固いんだよね~。だから…」
    バチバチバチバチバチ……

    「こうすれば撃てないんだよね~?」(先生に擬態)
    「「!?」」

    「ッハ!!顔色が変わったぁ!!やっぱお前らこいつの事…!」
    「その顔でそれ以上喋らないで!」ズガガガガガガガガガ!!!
    「だああああああああ!!!」
    「先生のまねっこは許さない!!」ズガガガガガガガガガ!!!
    「ぎゃあああああ!!な、何で…!?」
    「先生を中心に結束が固い…それは確かにその通りよ。この世界を先生と一緒にみんなで救ったんだから当然。」
    「だから私達は先生の事をよぉ~っく知ってるの!そんな小手先のモノマネで騙されるほどバカなんかじゃない!」
    「クソ…なんだよそりゃ…!!」
    「ねぇねぇエンヴィー…?」
    「あぁ?何だよこの裏切り者!!」
    「今までエンヴィーがあの国でうまくやれてたのってさ~…お父様が色々お膳立てしてくれてたからじゃない?」
    「………は?」

  • 105二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 13:24:26

    「だってあの国~、お父様が作ったようなものじゃ~ん…だから「そうなる」ようにあらかじめ誘導出来て当然だよね~。」
    「…お父様が…。」
    「でもここはお父様の作った国じゃないし~、第一もうお父様は死んじゃったんだよ~。もう命令に従う事なんてないんだよ~。だからおでは以前は出来なかったグルメ巡りをしてるんだ~。」
    「……その呑気な笑顔が妬ましいんだよクソが!!」
    「うん、気づいてたよ~。おでと一緒に行動してた時も、おでのことそういう目で見てたよね~?」
    「…あぁそうかよ!でもなぁ、もうトリニティの奴らはゲヘナへの怒りで真っ赤っ赤だ!もうじきこの世界も血で血を洗う戦乱に飲み込まれる!もうこの流れは止められねぇ!!」

    ”お生憎様、生徒達は皆成長しているんだ。”
    ”君のやろうとしたことは、ゲマトリアの奴らよりも稚拙で杜撰だ。”
    ”よっぽど「お父様」にヨイショされて甘やかされてきたんだろうね。”

    「「先生!!」」
    ”やぁ、ヒナにイズミ、そしてグラトニー。”
    ”トリニティは何とかなったから来たよ。”
    「あぁ!?何でお前がこんなところに!?」
    ”君がエンヴィー、だね。初めまして。”
    「何?正義のヒーローご登場ってか?この世界の人間じゃねぇ、ただの人間風情が??」
    ”確かに私はただの人間だ。銃弾1発で致命傷になりうる、弱い人間だ。”

    ”だが私は大人だ。生徒達の先に立ち、生徒達を導く、先生だ。”
    ”例え君のような奴に横やりを入れられたとしても、生徒達正しい道へと戻してあげることが出来る、大人だ。”

    「……んだよ……なんだよそりゃ……クソザコ風情が吠えてんじゃねぇぞ…!」バチバチバチバチバチ
    ”!?”
    「お前ら人間どもは…憎んで泣いて、殺し殺され、のた打ち回って這いつくばるべき存在なんだよ!苦しんで死ぬために生まれてきてる存在だろうがよぉ!!」

  • 106二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 13:45:05

    ”な、何だ!?エンヴィーの体が膨張して…!?”
    「あ、これ元の大きい姿に戻るやつだ!みんな逃げて~!!」
    「え、グラちゃん!?」
    「先生、こっちに!!」
    ”す、すまないヒナ!”

    「ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

    ドガシャアアアアアアアアアアアアン
    キャーーーーナニヨアレーーーーー!!バケモノヨーーーーーーー!!

    『ムカつくんだよお前ら…本気でひねりつぶしてやる!!』

    「…聞いてはいたけど、あれがエンヴィーの正体…!」
    「うえぇ~、緑色の体からたくさんの人が…!?」
    ”とんでもない姿だね…。”
    『お前らキヴォトス人なら思いっきりやっちゃってもいいよね~。なにせこの体は手加減効かないからなぁ♪』
    「確かにその巨体じゃ融通は効かないでしょうね。けど…。」
    「…うん!ビナーよりもちっちゃいよね!!」
    『ハァッ!?』
    ”アレと比べるのは流石に酷だよ…まぁ、ホドとかと比べても小さめかな。”
    『テメェら…小さい小さい言うなああああああああ!!!』ゴォッ
    「ハッ!」「よっと!」「ホ~イ!」”おっとっと…助かったよ。”
    「沸点が低いわね…だから今の状況にも気づかないのね。」
    『あぁ?今の状況?』

    『クロノスTVをご覧の皆様、見えますでしょうか!今まさにゲヘナ自治区に出現した巨大なグリーンモンスター、あれこそが先日のトリニティ生徒〇害事件の真犯人です!』
    『我々クロノススクールに送られてきたライブリーク情報によりますと、あの怪物の名はエンヴィー!何と動機は「キヴォトスを混乱に陥れてそれを眺めるため」という、身勝手極まりないもの!』
    『ですが真実は今白日の下に晒されました!皆様!正しい情報の下落ち着いて行動してくださいね!』

  • 107二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 15:02:25

    おつ!!!!

  • 108二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 15:15:32

    待ってた

  • 109二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 15:16:27

    『なっ…何だよあの竹トンボ!?』
    ”流石クロノススクール、対応が早いね。”
    「これでエンヴィーの行いはキヴォトス全域に知れ渡った。もうどうしようもないわよ。」
    「グラちゃんや他のホムンクルスさん達、それに私達をひどい目に合わせようとしたんだから当然!」
    「もうやめなよエンヴィー…。」
    『がああああああ!!うるせぇうるせぇうるせぇ!!何でそうやって団結できるんだよ!!仲良く手を繋いでなんて、お前らクソ共に出来る分けねぇだろおおおおおお!!!!』

    ズガンッ!!

    『があああああ!!!目があああああ!!』
    「え、狙撃?」

    『聞こえるかね先生、私だ。』
    ”ブラッドレイさん!?”
    『アヤネ君のヘリで駆け付けようとしたんだが流石に間に合わなくてね。イオリ君のスナイパーを借りさせてもらったのだが、命中したかね?』
    ”…えぇ、バッチリと、目に。”
    『それは良かった。この手の武器はあまり好かんのだが贅沢も言ってられんのでな。しかし、私の「最強の目」とスナイパーの組み合わせ…意外と相性が良いな。』
    『オッサンすげぇよ…この距離でヘリからでいきなり当てやがった…。』
    ”あはは…ありがとうございます。”

    『クソがああああ!!ラースまで邪魔すんのかよおおおお!!』

    ゴオッ!
    ドガシャアアアアアアアアアアアアン!!
    『ゲボッ!?』

    「……めん、ど、くせーこと……増やすなよー……エンヴィー……!」
    『スロウス!テメェまで』

  • 110二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 15:30:58

    wkwk

  • 111二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 15:36:23

    『ご覧ください!今、矯正局で服役中のスロウス受刑者が怪物エンヴィーに正面から激突しました!』
    『後方からはヴァルキューレ警察の皆さんも駆けつけております!』
    「いいぞ~スロウス~!そのまま押し込め~!」
    「パワーは貴様の方が上なのだろスロウス!貴様の底力を見せてやれ!」
    「周囲の皆様!今のうちに避難してくださ~い!」

    『くそっ、放しやがれスロウス!!!』
    「めん、ど、くせー……ホントにめん、ど、くせーこと…増やしてんじゃ…ねーよ!」
    ドガァッ!
    『ぶべらっ!?』
    『決まったぁ!スロウス受刑者の強烈な右フック!エンヴィーたまらず吹っ飛んだぁ!』
    「よし、ポイントまで押し出した!そんじゃよろしく~!」

    ~ティーパーティー ラウンジ~
    「さぁ、合図が来たわよナギサちゃん。」
    「わかりました、ラスト先生…砲手、支援を。」

    ドガガガガガガガガガアァァァァァァ!!!
    『ぎゃあああああ!!な、なんだこりゃああああああああ!?』
    ”これってナギサからの砲撃支援…。”
    『畜生…人間どもが…!!』

    「どうもー、虎丸便の到着でーす。」
    「ふぁいや~!」
    ドン!ドガアアアアアアン!!
    『ぐあああああ!!?』
    「グラ兄ちゃ~ん、助けに来たよ~!」
    「イブキ~!ありがと~!」

  • 112二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 15:54:56

    ”何と言うか、完全に総力戦になっちゃったね。”

    「おいおい、総力戦って言うならよぉ!」
    「私達を忘れてもらっちゃ困るわよ、先生!」

    ズガン!
    『ぐああ!?また目が…(ドガアアアアン)ぎゃああああああああ!!!』
    「おらああああああああああ!!!!」(急降下硬化パンチ)
    『げぶっ!?』
    ドガシャアアアアアアアアアアアアン!!!

    「よぉセンセ、待たせたな!」
    「相変わらず私達のために前に出るわよね、先生!」
    ”アル!グリード!出してもらえたんだね!”
    「えぇ、マコト議長が話をまとめてくれたわ。」
    「さて、こっからは俺達ホムンクルスのケジメだ…センセは下がってな。」
    ”…わかった。”

    「よぉエンヴィー、相変わらずのブサイク面だなぁ!」
    『グリード…お前が一番ムカつくんだよ!!前々から裏切り者のくせに、そこのクソ女といい雰囲気になりやがって!!』
    「…それでハルカに化けてこんな事しやがったってか?完全に予想通りでつまんねぇな!」
    『うるさいうるさい!所詮お前らは俺と同じホムンクルス!賢者の石を奪えば…!』
    「させないわよ。」ズガン!
    『ぐあっ!?また目…!!』
    「よくも私のハルカを騙ってくれたわね。それだけでなく、『私のグリード』を害そうだなんて、許さないわよ!」
    ”あ、アル…!?”
    「『私のグリード』…くぅ~!!その言葉が欲しかった!!感激だぜ!!」
    「あ………(言っちゃったぁああああああああ!!!)」

  • 113二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 16:15:57

    『皆さん!お聞きになられたでしょうか!!』
    『今の発言は永久保存版ですね!!』

    ”アル…グリード……あとでお話が”
    「おぅおぅお話なら後でやってやるぜ~♪」
    「いやだからそれはその…あぁもう茶化さないでよグリード~!」
    「なんて言うかその…おめでとう?」
    「ちょ、ヒナまで~!?」

    「とまぁこんな感じで、俺達はみんなこの世界を楽しんでんだ。テメェが邪魔する余地はねぇんだよ。」
    『うるさい!それ以上私に知った風な口をきくな!!』

    「ねぇ…結局あなたは、私達が『羨ましかった』んでしょ?」
    『は…!?』
    「あなたは私達やグリードが幸せそうにしているのを見て、それで憎くなったんでしょ?それってつまり、私達が羨ましくてしょうがなかったって事よね?」
    『………』
    「こんな暴力まみれの酷いことなんかせずに、正直に『羨ましいから仲間に入れて』って言ってくれればよかっただけのことじゃない。相手が羨ましいからって自分よりも下へ引きずり下ろすなんて、虚しいだけよ。」
    『黙れ……!』
    「それにあなた達ホムンクルスは「一度死んだ」のよ。つまり前の因果からはもう切り離されたようなもの。グリードや他のホムンクルス達はそれで新しい人生をそれぞれ歩んでるわ。「お父様」の一部としてじゃなく、グリードという「一人の人」として。勿論キングさんやグラトニー、スロウスにラスト先生もね。」
    『黙れ…黙れよ……!』
    「キングさんはアビドスの子達を、グラトニーはイズミを中心にゲヘナのみんなを、スロウスはヴァルキューレの子達を、ラスト先生はトリニティの子達を、そしてグリードは、私達を、私を『信じて』くれているの。誰も信じようとしない、いや、出来ないあなたに、このキヴォトスを壊させはしないわ!」
    『黙れよこのアマああああああああああああ!!!』
    ドガシャアアアアアアアアアアアアン!!!
    「…そうやってすぐ癇癪起こす…だから避けやすいわ。」
    『ふざけんなよこのクソアマ!!お前までアイツみたいな…エドワード・エルリックみたいな目で俺を…私を…見下すなよおおおおおお!!!』

  • 114二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 16:30:20

    「さて、お説教してこれだから、そろそろ物理的に止めなきゃならねぇが…奴はホムンクルス、つまり賢者の石で再生する。とはいえ賢者の石も魂のストックを使い切れば崩壊する。特に奴はエネルギーを使い切ればミジンコみてぇな「本体」が出てくる。そうなれば終わりだ。」
    「つまり、それまで体力を削り切ればいいと言う事ね。」
    「な~んだ、いつもの総力戦と同じだね!」
    「そうね!」
    ”なら、いつもの総力戦同様、私がシッテムの箱で指揮をするよ!”
    「じゃあ俺達はそれに便乗させてもらうとするか!」
    「はぁ~い♪」
    「めん、ど、くせーけど…それで早く…終われるよな…。」
    『私も後方から支援しよう。タイミングは任せるぞ指揮官、いや先生。』
    ”お任せください!”

    『嫌だ…もうお前らの仲良しこよしなんか見たくもねぇよ!!いい加減潰れやがれえええええ!』

    ”アロナ、プラナ。システム起動!”
    『はい先生!部隊編成OKです!』
    『リンク確認…ホムンクルスの指揮情報連携完了。先生、指示を。』

    ~総力戦~
    ホムンクルス エンヴィー (軽装備)
    市街地戦

    STRIKER
    アル(グリード) イズミ(グラトニー) フブキ(スロウス) ヒナ
    SPECIAL
    アヤネ(ブラッドレイ) ナギサ(ラスト)

  • 115二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 16:35:20

    一旦ここまで
    妄想でゲーム構成っぽいのも書いちゃったけど、EXスキルとかどうなるんだろうなぁこれなら

  • 116二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 16:49:30

    ツヅキ…マッテル…

  • 117二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 17:17:02

    全裸待機!!(温度28度湿度85)

  • 118二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 19:51:18

    ホシュ

  • 119二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 21:06:48

    続きが気になって今日は寝れなさそう

  • 120二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 23:06:11

    hoshushu

  • 121二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 23:25:48

    『潰れろよクソ女あああああ!!』
    「させるわけねぇだろブサイクがぁ!!」(最強の盾)
    『チィ!?』
    「ナイスよグリード!その隙は見逃さないわ!」(ハードボイルドショット)
    『ごがっ!?こいつ口の中に(ドカァン)ごあああああああ!!!?』
    「お~し、いけ~スロウス!『最速』で行っちゃって~♪」(最後のひと口!)
    「超~~めんど、くせーよー、本気出すのー!」(最速の一撃)
    『ゲボァ!?くそおおお!少しは俺にも攻撃させろよ…』
    「させるわけない。」(終幕:イシュ・ボシェテ)
    『あべべべべべべべべ!?』
    「あったまってきたね~!それじゃ、珍味の扉、開いちゃお♪」(よーーい、BANG!+)
    「よぉ~し、もう一度…エンヴィー飲んじゃうぞぉ~!!」(丸ごと!飲んでやるぅ~!)
    『おわぁああ!?…っぶねー、賢者の石まで飲まれたら終わりだった…。』
    「あで?賢者の石飲み損ねちゃった…。」
    「いや、それでも本気で飲むとあそこまでエンヴィーの体を抉り取るなんて…恐ろしい技ね。」
    『(再生中)なんだよお前ら…随分手慣れてるじゃねぇかよぉ…!?』
    ”当然だよ。私達が一体何回、似たような危機を乗り越えたと思ってるんだい?”
    「ビナーみたいなビームが出せるわけでもなし、ホドやケセドみたいに配下のドローンを召喚できるわけでもなし、グレゴリオみたいに仕掛けを利用してくるわけでもなし。」
    「あなた、今まで先生と一緒に戦ってきた強敵達と比べても、ダントツで『つまんない』わね。単に殴る蹴る打ち付ける、それだけだもの。」
    『なん………だと……!?』
    「変身能力も、いざ戦いになれば役に立たないわね。看破できる手段がある以上欺くことも出来ない。」
    「まぁまぁ、それでも諦めないガッツだけは認めてあげてもいいんじゃない?」
    『その目をやめろよデブ女がぁ!!』
    「イズミはデブじゃな~い!!」(丸ごと!飲んでやるぅ~!)
    『ぐああああああ!!またやりやがったなぁ!!』
    ”今だよ!”
    『うむ、捉えた。』(最強の目:狙撃支援)
    『がああああああっ!?ラースの野郎…賢者の石を直接狙いやがって…!?』

  • 122二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 23:45:57

    ~ティーパーティー ラウンジ~
    「以前、ラスト先生は仰ってましたね。良い男によって自分は倒された、と。」
    「えぇ、あの時私はお父様の命の下、その男を懲らしめるために戦ったわ。でも、予想を上回られて、負けた。」
    「そして気が付けばここに…でしたね。でも、あなたを倒した男と言う事は、恨みは?」
    「不思議と、ないわね。なかなか男前な顔立ちなのもそうだけど、迷いのない真っ直ぐな目…いい目だったわ。それに、私がホムンクルスであることを明かして「まだまだ死なない」と言った時、彼はこう返したわ。「ならば、死ぬまで殺すまでだ!」って。決して折れなかった、あの不屈の心。そこも良い男の証明ね。」
    「迷いのない真っ直ぐな目…決して折れない不屈の心…まるで、先生みたいな方ですね。」
    「どうかしら。あの男…ロイ・マスタングに比べればひ弱で鋭さに欠けるわ。今一歩ってところ…っと、合図よ、ナギサちゃん。」
    「はい…砲手、次弾発射。」(The strongest pike)

  • 123二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 00:18:46

    『ぎゃああああああああ!!!何だこれえええええ!!!?』
    「ひえ~、フレシェット弾とはえげつないわ~…。」
    「それを正確に、私達には当たらないよう計算しての砲撃…流石ね。」
    『痛い痛い痛い痛い痛い痛いいいいい!!!』

    ズシャアアア…
    『畜生……』
    ザアアアアアア………
    『また、こんな…!』

    「ようやく捕まえたぜ、エンヴィー。」ガシッ
    『ぐえっ!?』
    「残念だったな、俺達が見込んだ通り、お前は見逃すわけにはいかねぇってことが証明されちまったな。」
    『畜生…調子に乗るなよグリード!(ガブッ…ガキン!)…くそっ、ご丁寧に炭素硬化させた腕で掴みやがって…。』
    「お前のその意地汚さは良く知ってるに決まってんだろ。」
    「…それがエンヴィーの本体…。」
    「随分ちっちゃくなっちゃったね。」
    『うるせぇよ…それで?あとはトドメを刺すだけなんだろ?さっさとやれよ。』
    ”あいにくだけど、そういうわけにはいかない。君はこの世界でも犯罪を行ったんだ。だから、司法の下に裁きを受けなければならないよ。”
    『……司法~~~?何だよ、回りくどいことせずにとっとと…』
    ”そうやって、地獄へ逃げようったってそうはいかないからね。”
    『…地獄へ…逃げる?』
    ”正直、私だって腸煮えくりかえっているよ。大切な生徒を、二人も殺されてしまったのだから…。”
    ”生徒を守り切れなかった、自分が情けないともね…。”
    ”だからせめて、君をしっかり裁くことで、あの子たち二人への弔いとさせてもらうよ。”
    『…ぐぬぬぬぬ……』
    「んじゃぁ…ヴァルキューレの局長さんよ、瓶は用意してきたか?」
    「あぁ、言われた通り用意している。」
    「じゃああとはセンセと一緒によろしく頼むわ。」
    「わかった…ホムンクルスのエンヴィー!トリニティ及びゲヘナ2校の生徒〇害の容疑で逮捕する!」

  • 124二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 00:36:56

    ~オマケ~
    今回の組み合わせでのEXスキル演出風掛け合い台詞集

    1:アル&グリード
    「お前は!!」
    「私達に!!」
    「「傷一つ付けることは出来ねぇ(ない)!!」」

    2:イズミ&グラトニー
    「珍味の扉、開いちゃお♡」
    「それじゃあ、おで行っちゃうぞぉ~~!!!」

    3:フブキ&スロウス
    「はいドーナツ、じゃあよろしくね~♪」
    「めん、ど、くせー…とっとと終わらせるー!!」

    4:アヤネ&ブラッドレイ
    「それじゃ、お願いしますねキングさん!」
    「この手の武器は使い慣れていないのだがね…。」

    5:ナギサ&ラスト
    「頃合いを見切ってこそいい女になれるのよ。」(紅茶飲みながら)
    「わかりました、ラスト先生…砲手、次弾発射。」(紅茶飲みながら)

  • 125二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 08:11:50

    おつおつ!なんか自害しそうな気がする…

  • 126二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 12:05:23

    ほしゅ

  • 127二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 15:52:02

    あれから随分経過した。

    俺の進言もあって、エンヴィーは瓶詰めの状態でミレニアムに搬送され、裁判出頭時以外を除くほとんどの時間を「冷凍保存」されるという処分が下った。
    これで勝手に自決して地獄に逃げやがるという事態を防ぐことが出来る。
    奴は最後まで足掻いていたが、瓶に鎮静剤ガスを吹き込まれたことで自決もさせないようにし、そのまま冷凍された。
    まぁ、スロウスだって冷凍状態から復活してるんだし、賢者の石がまだ残ってるエンヴィーなら問題ねぇだろ。
    なお保管は特異現象捜査部が担当することになった。ヒマリなんか、カチンコチンになったエンヴィーを見てこうつぶやいてたな。
    「フフ…この状態のエンヴィーさん、まさしく「フラスコの中の小人(ホムンクルス)」ですね。」
    …それ、親父殿やプライドに聞かせてぇな。

  • 128二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 16:34:01

    おつおつ 自害封印されたか…

  • 129二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 18:28:06

    ほしゅ

  • 130二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 21:48:57

    ほしゅ

  • 131二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 00:45:04

    ほしゅ

  • 132二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 01:02:10

    まぁ、エンヴィーの裁判はちょいと長引きそうだ。

    その間に、命を落としてしまったトリニティ生とゲヘナ生の葬儀が執り行われた。
    両方にセンセが参列出来るよう、日程を調整してな。
    トリニティの方は流石というか、大聖堂でシスターフッド主導の下盛大に見送られた。勿論こちらにはラストが参列。
    ゲヘナの方は温泉開発部員が亡くなったと言う事もあって同部が主導。普段ハチャメチャに暴れ回ってる筈の部員が皆涙しながら見送った。こっちにはグラトニーが参列だ。

    この時ばかりは、トリニティもゲヘナも、驚くほど静まり返った。


    そして、俺達はまた日常に戻ってゆく。
    ブラッドレイはアビドスでまたあいつらと悪漢成敗を中心に金稼ぎ。
    グラトニーはイズミと共にブログを書きながらグルメ巡り。
    スロウスはもう少しで矯正局出所、以降はヴァルキューレ警察の一員になるらしい。フブキに餌付けされちまってるし。
    ラストは相変わらず講師としてトリニティに在籍。大人の女性ということで注目の的だ。
    そして、俺は……。


    『グリード!標的がそっちに逃げ込んだわ!』
    「おぅ、任せな!!」
    「クソッ!貴様等飼い犬の分際で…ゲハッ!?」
    「よぉ、クソ野郎。俺の女から随分ふんだくろうとしてくれやがったなぁ。」
    「ヒィ!?き、貴様まさか…!?」
    「おうよ、便利屋68副社長、『強欲のグリード』様だ!」

  • 133二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 01:17:25

    「フフフフ……『賢者の石』……。」

    「崇高に至る…この私にこそ……相応しい……。」

    「やっと……やっとキヴォトスに戻ってこれたのです……。」

    「このままでは済ませませんよ……。」

    「アリウススクワッド……黒服……マエストロ……先生……。」

    「必ずや……倍々返しにしてあげましょう……。」

    「そのために………冷凍封印された、あの『賢者の石』を…必ずや我が手に!!」

  • 134二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 01:26:51

    おつおつ!流石にエンヴィーこのままで終わりじゃなかったか…続きが気になる!

  • 135二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 01:45:59

    >>133


    うわぁ…出たぁ…

  • 136二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 07:11:00

    保守

  • 137二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 10:11:12

    そういやゲマとかと接触あったっけ?

  • 138二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 11:39:02

    >>133

    あ……、知らぬとはいえ寄りにもよって小型化したエンヴィーに目をつけるとは……

    なんで瓶詰なのか理由を詳しく知らなかったんやろうなぁ。

    知っていたら一番狙わえないのよ。

  • 139二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 12:01:14

    >>137

    今のところ全くないな

    黒服ならふんわりと情報は得てるかもしれんが……

  • 140二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 12:04:11

    >>138

    寄生して寄生先を賢者の石に直接還元でしょ?

    そりゃ知ってりゃ誰だって狙わねぇわな

    ベアおばは狙うみたいだけど

  • 141二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 13:15:39

    ベアおば取り込んで異形化したエンヴィーとか…来るのか…?

  • 142二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 14:56:07

    こちらとしてはまたイベストっぽいSSを書きたいのでベアおばは少々お待ちいただくことになりますが、どうかご了承をお願いします。
    一応、コンセプト兼ヒントとして


    「ウルトロンシグマ」

  • 143二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 17:16:06

    「おぉぉ…。」
    「久しぶりに山海経自治区に来たわね…。」
    「また美味しいもの食べたいね~♪」
    「まぁ今回も依頼だけど。」
    「ま、また暴れるんでしょうか…?」

    今回俺達は仕事で事務所から遠く離れた、ここ『山海経高級中学校』自治区に来た。
    アル達は以前依頼で来ているらしい。んで俺なんだが…。
    「…やべぇ、初めて来たはずなのに、初めてって気がしねぇ。妙に懐かしく…あぁそうか!!」
    「ど、どうしたのグリード!?」
    「シンだ!!ここシンの国じゃねぇか!!ッハッハー!!リンが皇帝になるっつってた国ってこんな国だったのかぁ!!」
    「し、シンの国??」
    「それって以前言ってた、グリードが同化してたって言う?」
    「あぁ、アメストリスの錬金術とは違う系統の「錬丹術」で発展した国ってのは聞いてたんだが…華やかなとこだなぁ。」

  • 144二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 17:16:16

    「今「錬丹術」って聞こえたのだ!?」

    「あん?」
    俺の発言に誰かが反応した。スケートボードに乗ったネズミ耳のチビだ。
    「もしや君、錬丹術に興味あるのだ!?」
    「ななな、何だ何だお前!?」
    「むむむ、キミは以前テレビで中継されてた…そうなのだ!キミは確かグリード!ホムンクルスのグリードなのだ!!」
    「お、おぅ…よく知ってんな。」
    「キミたちは今や有名人なのだから当然なのだ!あ、ぼく様は薬子サヤ、錬丹術研究会なのだ!」
    「何?お前錬丹術士か?」
    「そういう事なのだ!テレビで見てたのだ!ホムンクルスのエンヴィー逮捕劇!」
    「…グリードはうちの副社長よ、話があるなら社長の私を通してくれないかしら?」
    (あ、アルちゃん妬いてる♪)
    (アル様…グリードさん…)
    (…やれやれ)
    「あらら、それは失礼したのだ…。」
    「ヘッヘッヘ、まぁそういうわけだ。一応仕事で来てるわけだし、話なら後で、な。行こうぜ社長。」
    「そ、そうね。それじゃ、用があるなら改めて便利屋68に依頼なさい。」(名刺)
    「むぅ、わかったのだ。」

  • 145二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 17:25:35

    おつおつ まってた

  • 146二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 17:47:13

    で、肝心の依頼なんだが…。

    「本当にここで合ってんのか?」
    「えぇ、本当よ。」
    「わ~、子供たちがいっぱいだね~。」
    「え、えっと…。」
    「構えなくていいから。」

    訓育支援部「梅花園」。
    表札にはそう書かれている。

    「この度はお越しいただきありがとうございます。ここ梅花園の教官を務めております、春原シュンと申します。」
    「よろしく、便利屋68社長の陸八魔アルよ。」
    「副社長のグリードだ。よろしくな。」

    依頼内容は「教官の春原姉妹が2名とも席を外さなければならないので、その間の子供達の対応」だ。
    報酬額が相場より高めってのもあるが、エンヴィー逮捕劇が報道された影響で有名人になっちまったから、「有名人を招待して子供達を楽しませたい」という狙いもあるらしい。ちなみに春原姉妹2名が離席するのは別件で何か事件を追ってるからとの事。その辺はまぁ、あえて詮索は無しだ。
    まぁ専属教官と比べればアレかもしれんが、俺ら5人が揃ってればガキ共の対応くらいはまぁ、問題ないだろ。

    「特にグリードさん、あなたの「最強の盾」とも言われる頑丈さに…期待してますよ。」
    …なんか妙に艶っぽい笑みしやがるなこの姉ちゃん。
    「お、おぅ。」

  • 147二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 17:53:44

    同じ単語でも錬金世界とは違うんだよな?💦

    >錬丹術

  • 148二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 21:04:47

    ほしゅ

  • 149二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 23:47:31

    現状、

    >>93

    でたぁ(1回目)


    >>133

    で た ぁ ( 2 回 目 ) 

    なわけで2アウトなんですが…3アウト目になりそうなやついたっけ

  • 150二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 23:51:10

    >>149

    カイザー?

    利益とかを考えて

  • 151二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 01:30:19

    頑丈さに期待する…俺はその言葉を思い知ることとなった。
    そう、ここはキヴォトスだ。
    つまり……

    「わるものめー!やっつけてやるぞ~!」
    バババババババババババ!!
    「残念だったなぁ!お前らは俺に傷一つ付けることは出来ねぇ!!」(炭素硬化)

    こんなガキどもが、オモチャ感覚で遠慮なくぶっ放してきやがるんだよ!!!

    「グリリン人気者だね~♪」
    「私達だって撃たれれば痛いし、平然と受けれる人ってのはありがたいよね。」

    ムツキとカヨコは他のガキんちょの世話をしてる。

    「俺を傷つけたきゃ、レールガンでも持ってくるんだなぁ!」
    「れーるがん?」
    「それならグリードおじちゃんをたおせるの~?」
    「おじ……!?」
    「くふふ~、おじちゃんだって~♪」
    「うるせぇ!俺は「お兄さん」だ!!オッサンじゃねぇ!」
    「あはは~、ココナちゃんみたいなこといってる~!」

  • 152二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 02:15:47

    「ハイハイ、ヒーローごっこはそれくらいにしなさい!おやつが出来たわよ!」
    エプロン姿のアルが出来上がったチョコチップクッキーを持って声をかける。
    「おやつ~!」
    「おいしそ~う!」
    「わ~い!」
    その声にガキ共がやっと銃撃を終えた。
    「やれやれ…。」
    「あ、コラあなた達!銃を撃った後はお片付けでしょ!」
    「え~、めんどくさ~い…。」
    「ダメよ!もしも薬莢を踏んづけちゃったら転んじゃうでしょ!それに撃った後は煤だらけになっちゃうんだから、キレイにしないとおやつもおいしくなくなっちゃうわよ。」
    「はぁ~い…。」
    アルの指示でガキんちょ共は渋々ながら掃除を始めた。
    「……何か随分手慣れてねぇか?」
    「そんなことないわよ…私は敏腕社長なんだから当然よ。」
    「っへっへ~、そうでしたそうでした♪」ヒョイパク
    「あ、ちょっとグリード!それはこの子たちのおやつ…!」
    「例えガキんちょだろうと、一番乗りは譲らねぇぜ♪」

  • 153二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 06:44:01

    ほしゅ

  • 154二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 08:21:40

    >>149

    3アウト目?

    地下生活者

  • 155二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 09:27:34

    >>152

    やっぱりアルは母性があるなーーーー(´・ω・`).;:…(´・ω...:.;::..(´・;::: .:.;: サラサラ..

  • 156二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 12:18:00

    ほしゅ

  • 157二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 12:43:49

    >>149

    3アウト……カヤ・カイザー関連・地下生活者のいずれかとかかな?

  • 158二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 14:21:26

    カヤはせいぜいヨキポジに収まりそうな…

    ◇◇◇◇


    やっとガキんちょ共が昼寝で静かになった。
    「やれやれ…ガキどものバイタルやべぇな…。」
    「ホントにね…。」
    俺とアルはガキんちょ共を見守る形で座っている。
    ムツキとハルカが一緒になって寝かしつけてたらそのまま寝ちまった。カヨコは外で一応警戒。

    「しかし、よく受ける気になったなこの依頼。」
    「え?」
    「今までのお前なら、「アウトローじゃないわ!」とか言って蹴らねぇかこういうのは?」
    「そ、それはそうだけど…ほら、私達、表の方で有名になっちゃったじゃない?」
    「あぁ、エンヴィー逮捕でめっちゃ報道されちまったからなぁ。」
    「だからこそなのよ。表の方でこうした類の依頼をこなすことで信用を得ておいて、実は裏で……という展開に持っていくためなのよ!その方がアウトローさが際立つじゃない?」
    「アウトローさって…まぁ俺は社長の意向に従うだけだがな。(裏っつってる方もめっちゃバレてるだろ…ってのは言わぬが花だな)」
    「フフフ、忠実で頼もしいわよグリード♪」パアァ
    「ヘッヘッヘ…その笑顔と目に、俺は惚れたんだからなぁ♪」
    「グリード…!?」マッカッカ

  • 159二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 16:11:20

    んで、ガキんちょ共が目を覚ましてから、昼食を兼ねてのピクニック。
    白虎公園ってとこでシート広げてメシだ。
    「さぁ~みんな~、食べる前に~?」
    「「「いただきます!!」」」
    「はい召し上がれ~!」
    「「「わぁ~い♪」」」

    梅花園の在庫で作ったメシ…エビチリとか炒飯とか焼売とか。これもリンの記憶の中に似た感じのメニューがあったような。
    「うめぇんだけど、やっぱ初めて食った気がしねぇな。」
    「そ、それもリンさんの記憶…なんですか?」
    「だろうな。あいつこんないいもん食ってたのか…砂漠超えて1回行っとくんだったかな~。」
    「何度もそう聞かされると、ちょっと興味沸くわね…。」

    「あれ~?グリードぉ~?」
    「あ、便利屋だ~♪」

  • 160二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 16:11:31

    「あぁ、グラトニーか?」
    「イズミ…やっぱりグルメ巡り?」
    「当然!ブログのフォロワーも待ってるしね~!」
    「おで、最近はスパイシー系にハマっちゃってね~、山海経には辛いものが多いって聞いて、もうよだれが~♪」
    「文字通りこぼれてんぞグラトニー、汚ぇから何とかしろ!」
    「ごめんごめん♪」

    「「「わぁ~…まんまるなおにいちゃん、だぁれ~?」」」
    「ん~?何、この子達~?」
    「依頼で面倒見てる梅花園の子達よ。」
    「「「わ~すごぉ~い、おなかぽよぽよ~!」」」
    「あ、なに、この子たち~、じゃま~!」
    「「「わ~い、ぽよぽよ~!!」」」
    「うわ~ん、かんべんして~!!」
    「ッハハハハハ、モテモテじゃねぇかグラトニー!」
    「おでは別にモテたくな~い!」

    「つーかグラトニーはお兄ちゃんなのに俺はおじちゃんなのかよ……。」
    「…ドンマイ、グリード。」

  • 161二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 19:51:53

    ほしゅ

  • 162二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 21:10:33

    ほす

  • 163二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 01:01:10

    「んじゃね~グリード~♪」
    「ブログよろしくね~♪」
    「おぅ、楽しんで来いよ~。」
    「ハルナ達みたいに店爆破とかしないでね~!」

  • 164二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 01:01:23

    「さてあなた達、お弁当は美味しかったかしら?」
    「「「おいしかった~!」」」
    「ニンジンもおいしかったよ~!ココナちゃんよりえらいでしょ~!」
    「アルちゃんのおべんとうのほうがおいしかったよね~!」
    「あ…アル『ちゃん』…!?」
    「くふふ~、お姉ちゃん呼びじゃなかったね~♪」
    「う、うっさいわよ…。」
    「おじちゃん呼ばわりの俺よか全然いいじゃねぇかよ…。」

    「ねぇねぇ、おじちゃんって、「おさけ」のんだことあるの~?」
    「酒か?あぁ飲んでるぜ。つってもキヴォトスじゃ飲める店が少ねぇから探すのが大変だがな。」
    「おぉ~、これがおとな…!!」
    「ねぇねぇ、おさけっておいしい~?」
    「あぁ、そりゃ美味ぇに決まってんだろ!酔いが回れば楽しい気分にもなれるし、それで普段は話せねぇことも話せたりするしな!」
    「へぇ~、おさけってそんなにおいしいんだ~…。」
    「あ、だからっておめぇらガキんちょ共は飲むんじゃねぇぞ。」
    「えぇ~ズル~イ!!」
    「まず大前提として、だ…酒ってのはな、『体が大人になってから』初めて飲んでOKになるシロモノだ。体がガキのまま酒を飲んでしまうと…毒になっちまうんだ。」
    「「「え”っ!?」」」
    「体がガキのままだと、酒が毒として作用しちまうんだ。そうすれば苦しむことになるし、最悪死にかねねぇぞ。」
    「うえ~…そんなぁ…。」
    「つーか体がガキのまま酒を飲もうとすれば、「超絶苦い」から飲みたくなくなるさ。」
    「にが…!?」
    「ピーマンよりもにがいの?」
    「あぁ、比べ物にならないくらい苦いぜ~?体が大人になる20歳になれば、その毒にも耐性を得て平気になるから飲めるんだ。その頃には…苦味すら味として楽しめるようになってるってわけだ。」
    「ほえ~……おとなになればにがみもたのしめる…!」
    「すご~い…。」

  • 165二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 01:02:40

    (…グリードったら…。)
    (くふふ~、予めカンペ用意してたんだよね~今の。)
    (子供がお酒に興味を持つってよくあるしね…。)
    (グリードさん…流石です!)

  • 166二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 01:21:30

    「見つけた!あんたがグリードだな!!」

    「あん?誰だ姉ちゃん?」
    俺の前に、チャイナドレスの上にジャケットを着た赤髪の姉ちゃんが表れた。…いい体してんな。
    「私は玄武商会の鹿山レイジョ!店に来てたサヤからお前の事を聞いたぞ!」
    「サヤ?…あぁ、あのネズミの錬丹術士か。で、俺に何の用だ?」
    「あんた、カンフー使いなんだろ!私と手合わせしてくれないか!?」
    「…は?」

    「生中継されてたエンヴィー事件で、あの怪物エンヴィーをカンフーでボコボコにする姿を私は見たんだ!間違いない、あれこそ洗練されたカンフーの神髄!その技を是非私にも!!」

    「「「「「……」」」」」
    (おい、どうすんだアル?)
    (う~ん…子供たちがいる手前、断りたいところだけど…。)
    (いいんじゃな~い?一種のショーみたいになるし、グリリンなら硬化で耐えれるでしょ?)
    (やれやれ…。ハルカ、子供達の反応はどう?)
    (えっと…。)

    「わ~おもしろそ~!」
    「レイジョねーちゃんのカンフーがみれるぞ~!」
    「おじちゃんはどこまでやれるかな~?」

    (た、楽しみにしてます…。)
    (マジかよ…。)
    (仕方ないわね~…じゃあ子供向けショーってことにして、受けてあげましょ。)
    (ヘイヘ~イ…。)

  • 167二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 01:36:47

    つーわけで、公園のど真ん中でこのカンフー姉ちゃんことレイジョの相手をすることになっちまった。

    まず俺は炭素硬化を発動してからレイジョに言い放つ。
    「いいか、俺は「最強の盾」モードだ。まずはこれでテメェの技を受けてやる。テメェの技をまずは見せてみな!」
    そう言って、手招きで挑発する。
    「いいだろう!私のカンフー、見せてやろう!!」

    そう勇んで俺に技を仕掛けてくるレイジョだが、当然俺に傷一つ付けることは出来ねぇ。
    っていうか、どの技も確かに十分な威力で普通に強ぇんだが…。
    「やっ!はっ!せりゃあ!!」
    …どうにも、動きが派手過ぎる。かっちょいいんだろうが、そのせいで動きに無駄が出来ちまってる。
    リンにランファン、じーさんが見てたら鼻で笑うだろうなこりゃ。
    「「わーがんばれーレイジョねーちゃん!」」
    ガキんちょ共は楽しんでるみてぇだが…。

    「はぁ、はぁ…流石「最強の盾」だ。硬いな。」
    汗まみれのレイジョが俺から距離を離し、息を整える。
    「う~し、そろそろいいか。」
    俺はここで炭素硬化を解除。そして構えながら言う。
    「姉ちゃんの技は見せてもらったぜ。だがあいにくなぁ、俺がやってんのはカンフーって奴じゃねぇ。リンから受け継いだ、シンの国特有の……!」
    説明しながら俺は瞬時に距離を潰す。そして右腕だけを炭素硬化させ、その手でレイジョの喉元に一瞬で貫手を突き付けた。
    「コロシの技だ。」
    硬化させた指は鋭い矛同然。それが喉元に来てるんだからそりゃ冷や汗かくわな。
    「あいにくこいつは魂の友であるアイツの大事な技だ。生半可な技じゃねぇし、教えるわけにもいかねぇな。」

  • 168二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 02:07:23

    ちょいとだけ貫手の時に殺気が出ちまったが、まぁこれで思い知ったろう。
    第一、俺は『女を殴るのは趣味じゃねぇ』からな。

    お、アルがめっちゃ輝いた眼で俺の事を見てくれてるぜ。ハルカも。
    ムツキやカヨコがうまくガキんちょ共をおだててくれてたおかげでガキんちょ共はむしろ興奮してら。
    「すご~い、カッコいい~!!」
    「あれが「ほんもの」ってやつなんだ~!」
    んで、当のレイジョは……。
    「……ま、参りました……。」
    へたり込んじまった。まぁ、こいつはこいつでいい線は行ってんだ。
    「まぁ、お前もいい線行ってたぜ。あとは『派手さ』をもうちょい削いでみな。そうすりゃ仕上がるだろ。」
    そう言ってレイジョの手を取り立ち上がらせる。
    「派手さを削ぐ、ですか…確かに、さっきのは一切の隙が無い鋭い一撃…アドバイス、ありがとうございました!グリード老師!!」
    「ちょ、何だよその老師って!?」
    「わ~いろうし~!」
    「かっこよかったよ~ろうし~!」
    「だぁ~!ガキ共にも飛び火しちまったじゃねぇかよ!!」

  • 169二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 02:22:14

    ちょっとここで聞きたい。
    「感想スレ」って需要ありますか?

  • 170二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 08:17:38

    どっちでもいいがある方に◎

  • 171二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 10:03:40

    あったほうがいいと思ふ

  • 172二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 15:09:57

    このレスは削除されています

  • 173二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 15:10:59

    >>172

    早すぎるわボケ

    乱立になるだろうが

  • 174二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 15:12:08

    >>173

    失礼しました…削除完了しました

  • 175二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 19:58:45

    ほしゅ

  • 176二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 20:48:28

    「本日はありがとうございました。」
    「子供達も喜んでましたよ。」
    シュンとココナが帰ってきた。どうやらそっちの用事は済んだみてぇだな。
    「姉ちゃんが言ってた「頑丈さに期待する」…存分に思い知ったぜ畜生め。」
    「うふふ、それは失礼しました♪」
    ちぃ、いちいち艶っぽいなこの女…。
    「それでは報酬です。今後も何かあったらよろしくお願いしますね。」
    「えぇ、今後とも御贔屓に、ね。」
    シュンとアルが報酬受け渡しをし、ついに任務完了だ。

    「グリードったら、あのシュンに鼻の下伸ばしてたわよね?」
    「いやあれは男としてしょうがねぇだろ?」
    「ふ~~~~ん……?」
    「くふふ~、アルちゃんたらヤキモチ~?」
    「ひゃっ!?べ、別にそんなんじゃないわよ!社長として社員が心移りしてないか目を光らせてただけよ!」
    「…社長、それをヤキモチって言うんじゃないかな?」
    「……何ですってーーー!?」
    「っへっへっへ、妬いてくれるたぁ男冥利に尽きるってやつだなぁw」
    「アル様…グリードさん…。」

  • 177二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 21:13:13

    ピリリリリ!ピリリリリ!
    「ん?通話の通知?」
    俺はスマホを取り出し画面を見る。ヒマリから?
    「おぅ、俺だ。何の用だ?」
    『グリード…ん…こえますか!?』
    「あん?どうした、何か雑音交じりで聞こえにくいぞ!?」
    『緊急…態です…直ちに…レミアム…来て頂けま…んか!?』
    「緊急!?おいおいどういうこった!?」
    「「「「!?」」」」
    俺の発した緊急という言葉にアル達も反応する。俺は通話をスピーカーに切り替えた。
    『ミレニアム…区内で、突如ホド…ケセ…が表れま…た。しかも双方……色彩……てます!』

    貰ったばっかの報酬を速攻突っ込んでヘリを手配し、急いでミレニアム学区に飛んで行った俺達。
    そこで見たのは、夜空みてぇな真っ暗な色をしたでけぇクラゲみてぇなポンコツが触手を振り回して暴れてやがる。
    「おいヒマリ!何が起きてんだこりゃ!?」
    『こちらも詳細は不明ですが、突如色彩特有のエネルギー反応が表れ、直後に色彩化したホドとケセドが出現しました。ケセドは今C&Cやセミナーが対応してますが、ホドにまで戦力が…!』
    「それで俺らってわけか!報酬は弾んでくれよな!!」
    『えぇ、もちろんです!どうかホドの鎮圧をお願いします!』
    「おう!…つーわけだ、行くぜ!」
    「えぇ、残業代も請求しないとね!」
    「は~い、じゃぁ行っちゃお~う!」
    「は、はい!私、頑張ります!」
    「…やれやれ。」

  • 178二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 21:49:17

    「セーブデータ吹っ飛んだじゃん!あなたのせいだよ~!!!」
    「うぅ…早く応援来てくださいぃぃ…!!」
    「というか、何で色彩が…!?」
    「大丈夫です!アリス達は負けません!」

    「よぉガキんちょ共!応援の御到着だぁ!」
    「待たせたわね!」
    「べ、便利屋の皆さん!?」
    「おぉ、防御カンスト勢のグリードが仲間に加わりました!」
    「またその呼び方かよチビ勇者…とりあえず、このポンコツを何とかすりゃいいんだろ!?」(炭素硬化)
    「はい、このボスバトルの勝利条件は「敵の撃破」です!」
    「わっかりやすい説明ありがとね~勇者ちゃん♪それじゃぁ、派手に行っちゃお~!」(灼熱のセレナーデ)

  • 179二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 21:49:38

    「っしゃああああ!!テメェのせいで報酬全部ヘリで吹っ飛ばしちまったんだ!報いを受けやがれぇ!!」
    「すごいよお姉ちゃん!グリードさん、ホドの攻撃を物ともしてないよ!」
    「そりゃあ、アリスの光の剣フルチャージでやっとヒビ入れられる程だもんね~!」
    「オラオラオラァ!女に手ぇ上げてんじゃねぇぞクソポンコツがぁ!!」
    「グリードが攻撃を引き付けてるわ!今のうちにホドをみんなで集中攻撃するのよ!」
    「了解、社長。」(パニックブリンガー)
    「死んでください死んでください死んでください!!」(乱れ撃ち)
    「「いい加減壊れろ~!」」(生みの苦しみ+ドローイングアート)
    「やらせない!」(ゲームスタート!)
    「喰らいやがれぇぇぇ!!」(炭素硬化の拳)
    「…アリス、今よ!」
    「はい!ターゲット、ロックオン…光よ!!」(世界の法則が崩壊します!)
    ドガアアァァァァァァン!!!
    「やったぁ!ホドが崩れ落ちていくよ!!」
    「これでおしまい、だね。」
    ギギギギギギギ………
    「「「!?」」」

    「最後まで足掻くのは見事だけど、詰めが甘かったわね。」(ハードボイルドショット)
    ドガアアァァァァァァン!!!ゴゴゴゴゴ……

    「おぉ、決めてくれたなぁ我らが社長ちゃんよぉ!」
    「かっこよかったですアルさん!見事なフィニッシュブローでした!」
    「フフン、これくらい当然よ♪」

  • 180二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:49:11

    「それにしても、なんでまた色彩化したボスクラスが表れたんだろうね~?」
    「そうね…私達も以前、虚妄のサンクトゥム攻略戦で色彩化したビナーを相手取ったけど、今回はそもそも虚妄のサンクトゥムも現れてないし、妙ね…。」
    「アリス達も以前に色彩化したシロクロとレイドバトルをしました。でもこれも虚妄のサンクトゥム攻略のためでしたし…。」
    「…確かそれって、以前聞いた「赤い空の事件」って奴の時に出たっつーやつか?」
    「えぇ、「色彩」っていう災害級の存在が来襲した事件よ。その時はキヴォトス全域の生徒達で総力戦を仕掛けて何とか解決したわ。その時の敵本拠地でのことはカヨコが参戦したからよく知ってるけど…。」
    「…正直紙一重だった。どこかで何かが食い違っていたら、計算違いをしていたら詰んでた…そんな戦いだった。」
    「要するに、親父殿が手に入れてた「神の力」みてぇなナニカが色彩ってやつか…だが、お前らでぶっ飛ばしたんだろ?なんでまた…?」
    「そこなんだよね…確かに主砲で敵は撃破したし、アトラ・ハシースの方舟は崩壊した。もう終わったと思ったのに…。」

    『こちらヒマリです。皆さん聞こえますか?』
    「おぅ、どうした?ホドなら片付いたぜ?」
    『ありがとうございます。先程ケセドも無事鎮圧されたという報告がきました。ですが…どうやらこれは陽動だったようです。』
    「陽動!?おいどういうことだよ!?」
    『先ほど校舎内の監視カメラで、ユスティナ信徒の複製(ミメシス)を確認したんです。そして…』

    『特別保管庫で冷凍保管中だった、エンヴィーが奪われました!!』

  • 181二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 23:23:59

    『フフフ……やっとお会い出来ましたね……。』

    『……何だよお前~…こっちは眠いんだよ……。』

    『さぞやお疲れなのでしょう…こんなに賢者の石が摩耗してしまって…お労しや…。』

    『……あれ?何で俺の賢者の石の中に干渉出来てんだ?誰だよアンタ?』

    『あなたと同じですよ。私もあなたと同じ、奴らを激しく憎む者…。』

    『…へぇ…いい性格してんじゃん。それで?このエンヴィーに何を望むんだい、オバサン?』

    『……既に私の魂を通じて、感じているのでしょう?あいつらへの…先生への…激しい憎しみを。ならば、もはや語るまでもないのでは?』

    『…まぁ、そうだね~。でもあいにく、賢者の石は大分消耗……。』

    『ご心配なく…私は「色彩」の力を手にしているのです。これで、賢者の石の魂に相当する力を補充してあげられます。そう、無尽蔵に…ね。』

    『……へぇ…面白いじゃん、その「色彩」ってやつ…それにその、先生ってやつへの『嫉妬』……気に入ったよ。』

    『それは重畳……さぁ、この私、ベアトリーチェと共に、崇高へと至りましょう。そして、憎きこの世界に…。』

    『…いいよ。あんたがこのエンヴィーに相応しい奴かどうか、見せてもらおうじゃん!』

  • 182二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 23:26:29

    誰かハガレンの世界から戦力になる奴連れて来て!

  • 183二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 23:52:17

    ある晩、公立ルピナス学院別館跡地にて、赤い稲光が迸った。
    たむろしていた不良たちはその異様な光に恐れをなし、逃げ出した。
    そして、その赤い稲光に夜空のような禍々しいオーラが混ざり、やがて収束していった。
    そこには、一人の人間が立っていた。

    長すぎるほどに長かった純白のドレスは足首ほどにまで切り詰められ、動きやすいようにスリットが入っている。
    赤かった肌は人間らしい肌色へと変化し、左肩の後ろにはウロボロスの入れ墨が赤く佇む。
    女性らしかった細い手足はほんの少しだけ筋肉質になり、豊満な胸と尻に加えて若干筋肉質に引き締まった腰も相まって健康的な妖艶さへと変わっていた。
    右顔面にはあの女特有の多眼が蠢き、左顔面はあの人造人間の普段の形態をもう少し女性らしくしたような顔が爛々とした表情で笑っていた。
    長く艶のある黒髪が風に揺られてたなびく。

    《フフフ……フハハハハハハハハ!!》
    再臨した者は高らかに笑う。
    《なるほどこんな感じか……グリードもこんな気分だったのかなぁ~?》
    その声は、妖艶な女の声と、男女ともつかぬ中世的な声の、二つの声が同時に重なって発されていた。

    《さぁ、ここからです…我々…エンヴィー・ベアトリーチェの逆転劇はここから始まるのです!!》

  • 184二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 00:59:20

    ほしゅ

  • 185二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 07:49:12

    フールメタルアルケミストっ!(アイキャッチほ)

  • 186二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 08:32:48

    >>169

    2スレ目立ててから前スレが埋まるのに2日もかかる程度の人しかいないスレで感想スレとかいらんだろ

  • 187二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 17:01:27

    エンヴィーが奪われた。

    このニュースは瞬く間に報道された。
    一応表立って活動しているラストやブラッドレイ、スロウスの下にはクロノスの報道陣が押し掛けたらしいが、必ず奪還するが、よければ情報提供にご協力願いたい、だが無理はしないようにとラストとブラッドレイが答えたのみだ。

    そんな折、俺達ホムンクルスがシャーレに召集された。
    アルと俺、アヤネとブラッドレイ、ヒフミとラスト、イズミとグラトニー、フブキとスロウスだ。
    「遅いわよスロウス、相変わらずの怠けっぷりね。」
    「そう言ってやんなよラスト、ある意味一番働いてるかもなんだぜ?」
    「…めん、ど、くせー……。」
    ”面倒かけてすみませんね、皆さん。”
    「む、来たか。」
    「よぉセンセ。何の用だい俺達全員集めて?」

    ”皆さん、まずはこれを見てください。”

    そう言って、センセは一枚の黒い便箋を机に出した。

  • 188二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 17:17:22

    【まずは、このような形でご挨拶になることをお詫び申し上げます。

    そして、先生に緊急でお伝えしたいことがございます。

    ベアトリーチェが、キヴォトスに帰還してきました。

    我々ゲマトリアの色彩対抗策によってキヴォトス外に追放処分にしたのですが、まさか戻ってこれるとは…。

    今やベアトリーチェは、先生への憎悪に完全に支配されています。何をしでかすか、わかりません。

    そして、色彩対抗策と記載した通り…ベアトリーチェは、色彩に触れ、色彩の力を手にしてしまっています。

    さらに、今キヴォトスで話題となっている者達…ホムンクルス、とりわけ『賢者の石』に強い興味を示し出しています。

    あの女にそれが渡ってしまったら…

    私はこのキヴォトスにおいて、「観察がしたい」のであって、「滅ぼしたい」わけではありません。先生方とも敵対する意志はありません。

    ですが我々ゲマトリアは既にプレナパテスに纏わる事件で既に壊滅、更に戻ってきたベアトリーチェによる奇襲を受け、身動きもままならない状態です。

    恥を忍んで、先生方にお願いします。

    どうか、ベアトリーチェを、討滅頂きたい。どうか、どうか。

    ベアトリーチェの操る色彩が、このキヴォトスを飲み込んでしまう前に。

    黒服】

  • 189二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 17:29:06

    「……なるほど、以前ホシノ君から聞いていた、ゲマトリアの黒服、か…。」
    「つまり、エンヴィーを連れ去った下手人が、このベアトリーチェという女なわけね。」
    ”えぇ、間違いないかと。”
    「私達はそのベアトリーチェというのには会ったことはないけど、先生は一度会っているのよね?」
    ”そうだよ、アル。エデン条約事件のときに、ね。”
    「文面見る限り、センセをえらく恨んでるみてぇだが、何やらかしたんだ?」
    ”話せばとても長くなる。かいつまんで話すと……”

    (エデン条約編参照)

    「何だそのクソみてぇなババァ?」
    「私とラストはアズサ君らから聞いてはいたが、やはり、規模を小さくした「父上」のような女だな。」
    「そんな奴にエンヴィーが渡ったら…。」
    「そうね、ろくでもない事しか企まないでしょうね。」
    「ねぇ、先生を狙ってくるであろうことは予測できるけど…ベアトリーチェが他に狙いそうな相手っているかしら?」
    ”そうだね…ゲマトリアは既に叩かれているだろうし、私の他に…まずい!?”
    「ど、どうしたの先生!?」

    ”サオリ達が、アリウススクワッドの4人が危ない!!”

  • 190二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 20:33:13

    ほしゅ

  • 191二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 21:34:50

    きたか・・・

  • 192二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 21:35:56

    どう倒すのこの憎悪の塊

  • 193二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 22:54:38

    これ3スレ目&後半感想で終わればいいんちゃう?
    ベアおばつぶした時点でいい感じに切れるやろうし

  • 194二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 00:12:09

    このレスは削除されています

  • 195二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 00:13:53

    このレスは削除されています

  • 196二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 00:14:27

    >>195

    立て直しは?

  • 197二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 00:20:44
  • 198二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 00:27:58

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  • 199二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 00:28:11

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  • 200二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 00:28:23

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