- 1佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/07/19(金) 21:20:46
- 2二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 21:22:21
たておつです
前の時は寝てて保守出来なくて済まない…… - 3佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/07/19(金) 21:22:59
情報まとめ
「佐藤カガリ」こと天童アリスのストーカー のまとめtelegra.ph1スレ目
【オリキャラ🎲】天童アリスのストーカーです、通して下さい|あにまん掲示板はぁ…………今日もかわいい……………………(スレ画は一番好きな表情)戦闘 dice1d100=@57 (57)@知性 dice1d100=@12 (12)@運動 dice1d100=@67 (67)@…bbs.animanch.com前スレ
【オリキャラ🎲】天童アリスのストーカーです、通して下さい【佐藤カガリ】Part4|あにまん掲示板……夢中になってたけど、いろんな事ほったらかしにしちゃったような気がする。怒られるかもしれない……佐藤カガリ 16歳(2年生)出身校:百鬼夜行連合学院身長 130+40 (40) cm胸 3 (3) …bbs.animanch.com前回のあらすじ
ミレニアムに転入し、連日何かしらのイベントに巻き込まれ続けているカガリ。勝手に道路を使ってスプレーアートを描いたことについてお叱りを受けたのち、ミレニアム最強と名高いメイド部のリーダーであり『正面からチーターを倒した』という伝説付きの生徒、美甘ネルが自分に呼び出しを掛けていることを知ってしまう。
対処法を手に入れるべく出向いた特異現象捜査部にて、当初の目的通り「神秘の影響を抑えるミレニアム制服」を譲り受けたカガリは、ヒマリからの提案を受けてダイブ装置を使った記憶喪失の回復にチャレンジする。しかしその装置には、かつて世界を滅ぼすことを目的として存在していた存在「<Key>」の意識が、瀕死ながらも宿っており……対話を経た結果、彼女を延命したいと思ったカガリは、『自分の脳内に<Key>を移り住ませる』という不安定極まりない危険な作戦に出てしまった。
作戦の成否もわからないまま、記憶を探る過程で「人を見殺しにした経験」という過去のトラウマを再発火させてしまったカガリ。とはいえ流石に色々なことを一度に経験しすぎた混乱が勝ったのか、あまり考え込むことなく当初の予定通りC&Cに向かう。突然ぐるぐる巻きにされて身動きが取れなくなったり、そのまま囲まれて体のサイズを測られたり、かと思えば急にお風呂に入れられたり……その途中ずっと、謎の無表情メイド飛鳥馬トキに翻弄され続けたり。気付いたころには、サイズぴったりのメイド服を着せられている自分がいるのであった。どうなるカガリ。
- 4二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 21:28:14
たておつ
- 5二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 21:36:45
立て乙です
おきたら落ちてしまってたから嬉しい - 6佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/07/19(金) 21:47:12
――経験、って、たぶん……ネルさんが言うってことは、戦闘とかの意味だよね。
言われてみれば確かに、陰陽部で役割貰って働くことになった時、基礎的なものは叩き込まれてた……気がする。あんまり覚えてないけど! もしかしたら全然ダメダメだったのかもしれない。
「あたしも小耳に挟んだだけだが……試験の時の"アレ"は、考えすぎたりストレスを感じたりで、頭に負担が掛かった時に起きる。って話だったよな? 確か」
はい、多分。僕もそんな感じだと思ってます。
「それなら、『考えること』と『ストレス』を両方減らせるのが一番いいんじゃないか、ってな。だからあたしらがカガリの訓練に付き合う……もし非常事態に巻き込まれた時、どうやって動けばいいか覚えておくだけで、それなりに気分は楽になるだろ。ヒマリにも相談していろいろ検討して、そういうことになった」
「はい。先日、カガリさんの転入が内々に決まった時、私たちで話し合って決めました」
い、いいんですか???? なんか、C&Cの人たちってもっと重要なこととかで忙しいんじゃ……
「……なるほど。自分が現在、ミレニアムで最も重要な問題の一つであることを自覚していないようですね」
えっ。
「私が知る限り、あの時は大騒ぎだった。"気が付いたら夜の9時だった"……"夜の9時になるまで、誰も時間のことを気にしなかった"って。それが部屋1つなんかじゃなく、ミレニアム全体の話だったから」
「私はあの時、ちょっと楽しかったかも!」
……そ、そんなにだったの? 先生から何も聞いてな……いや、気を遣ってくれたのか。そっか。
「ま、直近に他の任務が控えてないってのもあるけどな。部活動ってのは『体験入部』みたいなのも付き物だろ? そんな感じだと思ってくれ」
な、なるほど。そう言うと途端に楽しそうですね!
「楽しむのはいいが、油断すんなよ。何せあたしは手加減が上手くねえ」
「えー。ちょっとは優しくしてあげようよ!」
「ふふふっ……私も、つい勢い余ってしまうかもしれません」
「手加減……あまり考えたことがない」
「私は手加減が可能です。もしもカガリが手加減を求めるのならば、ですが」
もう不安になってきた…… - 7二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 21:59:26
待ってました
- 8二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 22:07:21
立て乙です
- 9二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 22:09:55
UZ.Qといい、エンジニア部といい、ミレニアムに手加減とか妥協とかは無いのか!無いなぁ!!(
- 10二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 22:29:36
何事にも全力なのが青春だからね
- 11佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/07/19(金) 22:55:58
「ということで。早速、メイドとしての能力を測る"テスト"を始めたいと思っているのですが……ううむ、困りましたね。我々の部室に汚れやゴミが全く見つかりません」
「あー……うっかり掃除し過ぎちまってるな。カガリの分がもう残ってない」
……あ、テストってお掃除のことなんですか?
「はい。どんな任務を遂行するとしても、小さな目的をテキパキとこなす手際の良さが重要です。人がその資質を持っているか知るためには、お掃除の様子を見ることが、ある程度効果的……まあ、我々独自の考えですが」
「私が先輩方と合流した際も、同じテストを受けました。満点を頂けましたよ」ピースピース
す、すごい……
「トキは本当に仕事が早い。私も、自分のメイドとしての働きぶりには自信があったけど……うかうかしてられないと思った」
「ま、それは後で体験してもらうとしてよ。どうすっかねぇ……どっか散らかってる部屋でも探して借りるとか?」
「? この部屋でいいじゃん。アスナならあっと言う間にぐちゃぐちゃにできるよ」
えあ゛っっっせせせせ折角キレイにしたならそっとしておきません!!?よ、汚れなら心当たりありますから!!!!
*********************
「――急に"スプレーアート"って言い出すから、何かと思ったら。今朝ここに来た時も、遠巻きに見た」
は、はい。僕ちょうどその時、ユウカさんから怒られちゃって……お昼にまた来てちゃんと後片付けしなさいって。丁度いいし、これでお掃除のテストできませんか。
「ほー。いいんじゃねえか」
「そうしてみましょう。しかし、先客がいらっしゃるようですが?」
……とアカネさんが手で示した先に、ちょっと見慣れた赤いお団子頭のマキちゃん。
が、なぜかアスナさんに持ち上げられながら暴れていた。なんで????
「えへへへっ!こんにちはマキちゃん!」
「こここここんにちはっ、えーとC&Cのアスナ先輩!!!こんにちはだから離してーーー!!!!」
……ど、どうしたのマキちゃん。何かしちゃった?
「あっカガリだ!何もしてないからちょっと助け……待って、なんでC&Cが5人いるの!?!??今日は本当にまだ何もしてないってば!!!!!!」
「アスナ、離してやれ。はしゃぎすぎだ」
「はーい!」 - 12佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/07/20(土) 02:46:29
「ハレ先輩が言ってたんだけどさ。この絵、ミレニアムのあちこちで話題になってるみたいで」
そ、そうなんだ。僕はあんまりそういうの聞いてないけど……
「あ、リアルっていうよりはSNSの方でね。ちょっと騒ぎになってたくらいなんだよ、これはリオ会長を批判する風刺画だとか、逆にリオ会長のファンなんじゃないかとか、単純に愉快犯だと思うとか、無機物を愛でる性癖の持ち主としてはたまらないものがあるとか」
……さ、最後だけなんかおかしいような。とはいえ、思ってたよりも大きな影響があったみたいで、ちょっとした嬉しさと申し訳なさが両方ある。
「とにかく! チヒロ先輩は正午からって言ってたけど、人が集まって変なことになる前に、様子だけでも見ようかなって。……カガリ、どうする?」
うん、僕はもう片付けても大丈夫。いっぱい見てくれたし、色んな人と知り合うきっかけになったし、マキちゃんとの思い出も出来たから。
「わかった! じゃあ、準備してきたのがあるから――」
『お、お待たせしましたーーーーーー!!!!!!早めに集まってらしたんですね!!!!!!!!』
「……こ、この声は」
ガサガサの声がした方向に視線を向けると、コトリさんらしきドローンが堂々と浮かんでいた。
……な、なんか大きくない!? - 13佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/07/20(土) 03:16:20
『有り物を組み合わせた急造品ですが、こちら高圧洗浄機付きのドローンです! 液体の水ではなく水蒸気を積み込んだことにより、大幅な軽量化と小型化に成功しています。ここで試運転してみますので、少しお離れください!』
は、はい。……水蒸気?
『それでは、スイッチオン!!!!』……ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッ
「す、すごい! ちゃんと飛びながら噴射して……? な、なんかバランス怪しくない?」
あの、水が出てる角度がちょっとだけ斜めなんですけど。これって正しいんですか?
『えっ、それは妙ですね。一旦動作を停止しま…… しま……』ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
「……止まんないね」
『お、おかしいですね、入力は効いているはず……うわあっ!!?!??!?』グルグルグルグルグルグルグル
「わあああああああああっ!?こ、転がり始めた!?」
マキちゃん、あぶっ、危ないから離れ……ひゃう゛あっ!!?!?
すごい速さで回転しながら跳ね回るドローンから、噴き出して壁にぶつかった飛沫が、反射して僕の顔に2、3滴飛んでくる。……それが、滅茶苦茶に熱い。カップ麺を作ろうとして沸かしたお湯をだばっと脚にこぼしてしまった瞬間を思い出す。蒸気ってこういう蒸気のことか。落ち着いて考えるとそれ以外に無い気もするけど。
と、とにかく、なんとかしないといけない。盾になるもの……これだ! ヒマリさんから貰った制服を腰に巻いていたので、すばやく顔の前に広げる。これでちょっと安心。
……見えないから何もできないじゃん。服をびしょ濡れにされたらとんでもなく熱そうだしこれ以上近づけない。い、いや、上手く隙を伺ってばさっと覆い被せれば……その隙がわかんないって話でしょ!!!あーもう何してんの僕!!!!
「……か、カガリ?カガリちょっと良い?」
マキちゃん!? ちょ、ちょっと誰か呼んで来てくれると――
「もうドローンの動き止まったよ」 - 14佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/07/20(土) 03:17:17
……制服を降ろす。ドローンは依然として蒸気を噴き続けてはいたものの、プロペラの力を失って墜落している。あれっと思って原因を探すと……狙撃を済ませた様子のトキちゃんが、こちらに向かって親指を立てているのが見えた。
「びっくりしたね。積んであるマイク壊れちゃったみたいだけど、少し放っておけば弾切れするんじゃないかな、ただの水だし」
……えっと。掃除しよっか。
「そ、そんなに恥ずかしがらなくても。確かにさっきのちょっと面白いポーズだなって思っちゃったけど……」
うるさーーーい!!!!!!僕は要領が悪いんです!!!!!!!!!!!
(カガリの掃除ステータスを決定します)
dice1d100=72 (72) +10 (技術ステータスの2割を加算)
- 15二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 10:58:30
結構な掃除力
- 16二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 11:02:36
立て乙です!
- 17二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 20:02:31
メイド服は伊達じゃないぜ
- 18二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 20:33:44
C&Cでやっていけそうだな
- 19二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 07:32:47
保守
- 20二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 13:37:23
あー、平和なドタバタが染み渡るんじゃ~
- 21佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/07/21(日) 18:14:12
「ふむ……思っていたよりも手際がいいですね?」
「用具の使い方が実直。素早く成果を出すことをしっかり意識している感じだ」
「隣のマキちゃんの様子もちゃんと見てるねー。こういうの"モテる"タイプっていうの?」
「実際、ミレニアムでは不思議と人望があるという情報をキャッチしています。不思議ですね」
すごく堂々と品定めされてる……いやいや、作業に集中しよう。けど、さっきからマキちゃんが退屈そうにしてるんだよね。何かお喋りしたほうがいいのかも?
「んー、手際がいいのはわかったけどよ。いかんせん非常時の対応が褒められねえっつーか」
う゛っ……
「そうですね。先ほど、咄嗟にマキちゃんの前に出て、自分の身も守るところまでは良かったのですが……」
な、なんですか。良くなかったところありました?
「えっ、なんで直ぐに銃構えなかったの?」
………………
「……確かにそうじゃん!!!そんな大きい銃担いでるのに!!!!」
マキちゃん後ろから刺さないで……
「……多分だけど、”それ”を使わないでトラブルに対処する方が多かったんだろう。キヴォトスの生徒としては珍しく」
「悪く言えば平和ボケです。明確な改善点と言えるでしょう」
これから気を付けます!!!!! - 22佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/07/21(日) 18:26:09
(Part2でダイス振って以来カガリが持ってる銃について話すタイミングを失っていたので、ここでばーっと開示します これを契機にちょっとずつ戦闘面にも触れていきたいですねえ)
(「九九式軽機関銃」というMGです 百鬼夜行らしく日本製のもの 本人が長身な上、なるべく目立たないようにしてるので存在感ありませんが、普通に1.2mくらいあるし11.4kgします)
九九式軽機関銃 - Wikipediaja.wikipedia.org - 23二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 00:21:06
結構ごついの持ってるなー。
戦い自体にトラウマがあるわけではなさそうだし、元々非常時の対応が苦手なのが、過去のトラウマで悪化して思考停止しちゃってるってのはありそう。
神秘ありきとはいえ、ミレニアムに違和感持たれず紛れ込めてた辺り、百鬼時代から基本はお話しで解決していたんだろうな~。 - 24二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 00:44:29
火力は正義、デカければデカいほどいい
- 25佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/07/22(月) 04:05:02
……よし、かなり消えてきた。マキちゃんが持ってきてくれた薬液(?)の効き目が良い感じで、大雑把にとは行かないけど、しっかり集中すればちゃんと消える。色を浮かび上がらせたら、ホースからの水で近くの排水溝に流して……とにかく、それなりに順調。
始める前に地面のスプレーを2分割して、左側を僕、右側をマキちゃんの担当ってことにしたけど、この調子だとあっち側も着手できちゃいそう。あ、でもキャンバスの片付けってどうすれば――
「うりゃあああーーーーーーー!!!!」ドドドッドドドドド ベタベタベタベタ
わ゛ああああああっ!!?!?? なっ、え、どうしたのマキちゃん!?折角掃除してるのにペイントボール――
「そうだけどさー!!! 自分で描いた作品、自分で消すってなって、なんか寂しいなーとかって無いの!!?」
さ、寂しいなーとかって? そりゃ寂しくはあるけど、なんというか、十分かなって……
「これ、あたしも一緒に描いたんだよ!!! それなのにそんな、まるで清掃マシーンがやるみたいに、端っこから丁寧に丁寧に……あーーーーもーーーーーー!!!!!!」ズダダダダダダダダダ
う゛わあああああああああ!!!! ど、どうし……どうすればいいですか!!!!!!
「おお、丁度いいな。話し合い以外の方法もあんだろ? そっちでやってみても良いんじゃねえか」
え、ええーっ……
「受けて立つよ!!!!今のあたしは燃え上がってるから!!!!!」
……じゃあ、わかった。3つ数えたらスタートでいい?
「おっけー、さんにーいちハイスタート!!!!」
ちょっと!?
(戦闘ダイス 成功数が多ければ勝ち、同数で引き分け)
カガリ dice5d100=24 18 77 72 32 (223) 戦闘ステータス(57)以下で成功
マキ dice6d100=4 13 88 58 31 92 (286) 35以下で成功(半分不意打ちなのでダイス1個増)
- 26佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/07/22(月) 04:10:45
(戦闘ダイスの原作キャラ側はスレ主のフィーリングで決めます ゲーム的性能を無視してストーリーでの描写と雰囲気をベースに考えていますが、そんなに弱くなくね?とか強すぎね? などあるかもしれません)
(あと、C&Cが全員登場してから特に「口調の書き分け」を意識しているんですが、ちゃんと伝わってるでしょうか 口調だけじゃなく発言内容にそれっぽさを出そうとしたり、地の文の描写でその場面で誰がスポット浴びてるのか示したりなどの小手先で良い感じにしようとしているものの、効果が出てるのか不明
今のところ大丈夫だと踏んでいますが、今後ややこしいパートが出てきてあまりにもわかり辛くなったら『トキ「××××××」』みたいな感じで誰の台詞か示し始める可能性があります ご了承) - 27二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 14:25:42
お互い3回ずつ成功かな?
- 28二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 20:32:43
互角だー
ミレニアム生徒は基本的に生徒が戦うというよりは、技術による兵器や補助、ドローンを併用して戦うから、状況と環境次第なところが多くて、いまいち強さが測りづらいからね~ - 29二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 07:15:18
すごく喧嘩って感じの結果だ
- 30二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 16:42:30
互角、いや相打ちか?
- 31二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 18:42:45
一応保
- 32一方その頃 ◆IEd0n050V224/07/24(水) 01:13:19
─────────────────────────
「共有いただいた情報は逐次、今後の対応に反映させてゆきます。……最初の"確保"の際もそうでしたが、ユズには助けられてばかりですね」
「い、いえ、助けるというほどのことじゃ……特異現象とか全然わからないし、率直に思っただけのことを」
「ふむ。とは言っても、あなたは相当良く気付くタイプだと思いますが」
"そうだね。私も、何回も助けられた覚えがあるよ"
"それに、気付くのは特異現象のことだけじゃないし"
「? 何かあったのですか?」
"さっき、カガリについてユズと話してたんだけどね"
”『カガリ先輩、考え事をする時によく顔の下で手を組みますよね』って言ってて――”
「わ、わあああああっ!!!!先生!!!!!!」
"確かにその仕草、見覚えがあって。よく見てるんだなあって思った"
「なるほど。観察力にも所以があるというわけですか……勉強になりますね」
───────────────────────── - 33一方その頃 ◆IEd0n050V224/07/24(水) 02:43:06
─────────────────────────
"新作ゲームの調子はどう?"
「バッチリだよ!実験作にする予定だったけど、こりゃ歴史に残っちゃうかもしれないね!」
「言うほど上手く行くかなあ。ちょっと設定多すぎっていうか、プレイヤーの疑問に答えられない気がするんだけど……」
「そ、そこはライターの私が頑張るから!お待たせしちゃった分ここからの活躍は保証する!うん!」
「いいけど、工数多すぎるって思ったらしっかり剪定するからね。チーム製作なんだから、ちゃんと対応してよ」
「おおう……頼もしい妹を持って姉はとても嬉しいぞ……」
"ミドリ、今回は特に厳しいみたいだね"
「……自分がすべきだって思った時は、引き締め役を買って出ることもある……かもしれません」
"ミドリから見て、今回のアイデアはどれくらいの評価なの?"
「そう、ですね……ざっくりですけど、
dice1d100=16 (16) モモイが持ってきたコンセプトに対するミドリの評価
だと思ってます。勿論、ここからもっと変わるかもしれません」
「もちろん私は100点だと思ってるよ!仮にも専業でやってる身として、自信があるものしか提出しないから!」
"頼もしいね……!"
─────────────────────────
- 34佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/07/24(水) 02:57:47
「……はーー……はーーーーー……」
ふ、ふう……ひい……
「……両方、倒れた。これは……引き分けか?」
「どうやら、自分たちが何故戦っているのか、途中でわからなくなったようですね」
「ま、そんなこともあるか。あたしみたいな、火ィ付いたら勝ち負け付くまで消えないほうがおかしいんだよな」
……マキちゃんはわからないけど、僕の方は完全に言われた通りだった。
というのも、マキちゃんの様子を真正面から見ていて、なんだか普段と違う感じがするのが気になったのである。……銃で撃ち合いまでしている最中に気にすることがこれって、ネルさんには怒られるかもしれないけど……
「ねえ、カガリ。あんまり楽しくなかった?」
――た、楽しい、ってどういうこと?
「グラフィティ描くの。……あたしは慣れてるけど、ふつーに重労働だしさ」
身体を起こすと、マキちゃんが膝を抱えて座っていた。視線を伏せていて、どことなく落ち込んでいるみたいだ。
「あたし、すぐに燃えちゃうから。体験してみたいって言ってくれる初心者にとって、あんまり良い対応じゃなかったのかな、とか。色々思って」 - 35佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/07/24(水) 03:16:24
……その。僕がこれ、なんにも遠慮しないでぱっぱって消してくのが、その……気に入らないっていうか。そういう感じだった、んだよね。
「うん」
グラフィティ、すっごく楽しかった。"すっごく楽しかったから、もう十分かな"って思ったのかも……なんか、過程が大事っていうかさ。もし出来上がった作品が下手っぴすぎても、朝来てみたら既に消えてなくなってたとしても、僕はみんなで一緒に作った時のこと覚えてるから……
「………………」
ま、まあ、消されてたらちょっと落ち込んでたかもしれないけど!!! でも、根に持ったりはしないっていうか。また誰かと一緒に描いたら楽しいかもなって思うし、その時また消されても、それはそれだなって思うし。……だから多分、過程が大事なんだと思う。
「そんなのあたしだってわかってるよ」
うん。マキちゃんは過程も結果も両方大事にする……大事にしてくれるタイプだよね。僕もわかる……本当はわかってないかもしれない、けど。僕だって、こんなの消したい!みたいに思ってたわけじゃないから。それは本当。
「……うん」 - 36佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/07/24(水) 03:16:42
……ごめんね、変にドライっぽいところ見せちゃって。やっぱりちょっと変わってるのかも……
「大丈夫。そんなに変じゃないと思うよ」
それと……絵のこと大事に思ってくれてありがとう。今は消さなきゃいけないけど、そう思ってくれたことはずっと覚えてるから。
「……はあああああああ……」
え゛っ……ご、ごめん。よくなかった?
「別に? ほら、続きやろ」
(カガリとマキの好感度が相互に上昇します)
カガリ→マキ 69+dice1d6=4 (4) +5
マキ→カガリ 53+dice1d6=3 (3) +5
- 37佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/07/24(水) 03:38:53
「ふむ。先程は平和ボケと言いましたが……なるほど、こういうことでしたか」
あっ。……す、すいません、完全にみなさんの存在が頭から飛んでしまったというか……
「気にしないで。詳しいところはよく判らないけど……カガリがどんな人間なのか知れた」
「なんか、お母さんとかお父さんみたいだね!」
え、ええ? ……ねえマキちゃん、僕ってお母さんとかお父さんっぽい?
「……それはピンと来ないけど、チヒロ先輩の逆って感じ。悪い意味で」
悪い意味で!?
「全部が逆じゃないけど。話が長いところは似てるかも」
――なんだか不貞腐れてるみたいだけど、不思議とさっきより機嫌が良さそうでもあった。
その後も、ちょっとした事務的なやり取りなんかを挟みながら、作業は進んでいき……
「んー、よし! これで大体綺麗になったかな」
よしっ……ありがと、お疲れさま。ここからは……
「キャンバスの方だねー。組み立ててる時の感じだと、分解も出来そうだったけど――」
「ま、またもやお待たせしましたーーーー!!!! 間に合いましたか!!?!??!??」
こ、コトリさんだ!!!!
「ああっ、高圧洗浄機ドローンが見るも無残な……そ、それはまあよいとして! 分解の流れになると思ったので馳せ参じました、まだ着手していませんか!?」
「し、してないけど。手伝ってくれるの?」
「はい! まず少し横にズラしましょう、濡れている地面に絵の面を伏せさせると、色が滲んでしまうかもしれないので!」 - 38二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 06:05:12
ミドリの評価辛辣~
- 39二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 14:05:21
なんだなんだ
- 40二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 19:16:38
どこかみんなから一歩引いてしまう性格と、トラウマからくる「自分の痕跡を残したくない」思考が重なって、直情的な生徒視点だと無頓着に見えちゃうんだろうなー。
ぶつかって、話し合って、これぞ青春って感じでいいね~。 - 41二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 22:15:54
ちゃんと言えるっていうのはやっぱり良いね
- 42二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 07:50:10
保守
- 43二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 14:24:14
人手が増えたぜ
- 44二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 19:41:31
喧嘩するほど仲が良いってやつか
- 45佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/07/26(金) 03:37:00
「うむむ……ジョイント部分は耐久性を重視したので仕方ないのですが、1つ1つ取り外すとなると骨が折れますね」
「いいなーーーカガリだけ手袋付けてて。あたし指先じんじんしてきた」
ふふん。手袋のことはアカネさんに感謝だね。その分いっぱい作業するから。
「気に入ってもらえたようで何よりです。使いこなして頂けると、こちらとしても嬉しいですね」
取り外したキャンバスは、ひとまず脇に積み上げておく。そういえば運び出す方法考えてなかったな……まあ、どこかから台車を借りたり、方法はなんでもあるかもしれない。
「……てか、この後どうすんだ?これ。粗大ゴミとして出すのか?」
そっ、粗大ゴミ。うーん……流石にすぐ捨てるのは抵抗あります、それなりにお金も手間も掛かったし……
「おや。意外ですね、財産があったんですか? お話を聞いていた限り、つい先日までホームレス同然だったようですが」
……まあ、そうだね。本当に全然持ってないよ、このキャンバスだって110万円くらいツケにしてコトリさんに作ってもらったやつだし……
「ハア!??おまっ、110万っつったか!!?!?」
びぇぁっ…は、はい。実物を届けてもらった後、コトリさんと話して……
「コトリさん、その際の領収書は提示できるでしょうか」
「りょ、領収書ですか。なにぶん当時はリモートだったもので、カガリさんにもお渡しできておらず……今日持ってくればよかったかもしれません」
「……"実物を届けてもらった後"? それはつまり、契約の満了後に内容を決めたことになるのでは?」
「あ、あうう。それはですね……」
「ほー? 面白い話になってきたじゃねえか。詳しく聞かせてくれ」
「ひ、ひいいいいいい……!!!」
あわわわわわわわわわわ……なんだか大変なことに…… - 46佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/07/26(金) 04:04:50
『――なるほど。流石C&Cと言ったところだね、殆ど居合わせただけの状況から問題を浮かび上がらせるとは』
「う、ウタハ先輩!!?!?大丈夫なんですか!!?!??」
『その件に関しては、全て私の判断だ。本人の様子を見て、何れかのタイミングで説明するつもりだったが……こうして不信を招いた以上、今ここで意図を明かそう』
コトリさんが慌てて繋いだ通信の向こう、対照的にウタハさんが落ち着き払ったトーンで続ける。
『前提として……厳しい言い方になるが、彼女には自主性が欠けている。その点に関してはみんなも納得してくれると思う』
ウタハさん!!?!?!??
「……そうですね。お会いするのもこれで数回目ですが、カガリさんの方から何か要望や要求を受け取ったことはありません」
「あー。アリスも『性格は控えめな村人A』っつってたっけな。言い換えればそういうことになるか」
うぐっ………
「自主性うんぬんを抜きにしても、されるがままと言いますか。頭まで私に洗わせる始末でしたし」
それはトキちゃんが気付いたらやってたんじゃん!!!!!
『勿論、カガリのパーソナリティを否定するつもりはない。その他の能力とは全く別の話であって……例え自ら場をコントロールすることが無かったとしても、他者との繋がりを用いれば、大きなことを成し遂げるにも不自由しないだろう。スプレーアートの一件はそれを象徴する出来事だったと思う』 - 47佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/07/26(金) 04:38:42
『しかし、様子を見ている限り、カガリの行動には"自主性を試したことが無い"かのような傾向が大きかった。本人が自分からそれを試してみるようなきっかけを与えたかった、というのが私の意図だ』
「……それが、後出しで7桁の債務を背負わせることに繋がるのか?」
『乱暴な方法だったとは思う。ただ……これは持論だけど、何事も経験だ。こんな機会でもなければ、カガリは110万円以上のお金が動くような場面に、自ら立ち入りもしないだろう。だとすれば、自分の関心があるものに対して同じような投資をすることも考えにくい』
へ、へぁ……確かにそうかもしれませんけど……
『言うなれば、これもまた"繋がり"の形の一つ。この債務を口実にして、ミレニアムでの新しい挑戦に踏み出せるように……それが2つある意図の内1つだ』
……もう1つあるんですか?
『ああ。単純に、エンジニア部への切符だ。表向きミレニアムは部活動を強制していないけど、何か問題が起こった時、帰属する集団を示せたほうが手続き上有利になる。万が一の時にこういう契約で繋がってあれば、臨時部員のような扱いを事後的に付与することも十分可能になるだろう。『債務の取り消しを条件に入部した』という流れを主張すれば、不審さも薄れる……セーフティの1つだね』
「仰っていることは大体理解できました。が、随分と悪役を買って出ますね」
『いつだって、備えるということは悪巧みと表裏一体さ』
は、話に全然付いていけない……なんでみんなわかったみたいな感じになってるんだ……!!!!!
「――多分だけど、カガリがいつまでもボーっと過ごしてられないようにするってのが1つで」耳打ち
ま、マキちゃん?
「もう1つが、カガリがいつまでもどこの部にも入らないとしても危なくないように、ってことだと思う。要約したら」
……なるほど。ありがとうマキちゃん!
「……わかんない時、わかんないってちゃんと言ったほうがいいよ。自主性って言われるのそういうところだと思う」
はい…… - 48二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 14:03:43
耳が痛い…
- 49二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 16:23:49
他人が絡むとそこそこしっかりしてるんだけど(キーちゃんが助かる方法考えたり、その件をヒマリたちに包み隠さず話したり、リオ会長をテーマにするためにいろいろ話を聞いて回ったりとか)、自分の事になると本当に頭回らないなこの子!