ただいまリンちゃん！｜あにまん掲示板

1二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 23:32:18

「ごめんね、ずっと留守にしてて！」
「うわあ凄い書類の山、これ一人でやってたの？」
「ダメだよ、私は一人でできるけど、リンちゃんは誰かに頼らないと！」
「もう大丈夫だよ、これからはまた私も一緒に働くから！」

……ゆめ、ですか。
ああ、眠っていたのですね。今日付けの書類がまだ残っているのに……。
早く終わらせないと……。
あとは、他自治区からの抗議文、シャーレの先生の派遣要請、あと……あと、は……。

気が付くと、書類が滲んでいた。
ぽたぽた、ぽたぽた、雨漏りかと思って、顔を上げて。
自分が、涙を流していることに気が付く。

会いたい。
もう一度、会長に会いたい。辛い、苦しい、もう嫌だ。

そんな言葉を、吐き出す相手がいたなら。きっとこんな風に思うこともなかっただろうに。

私は今日も、どうしようもなく煮詰まった、名前を付けることも出来ないこの感情に蓋をする。
いつか、溢れて、泣き叫んでしまう日まで。

みたいな激重リンちゃんが見られると聞いてきたんですけど

2二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 23:33:35

とりあえず蓋をせずみっともなく泣け。泣きたいのに泣かないようにするのは鬱への線路を敷設してるようなもんだぞ。

3二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 23:36:32

そこになければ無……あるじゃねえか書け！
書いて♡

4二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 23:51:28

貴方が始めた物語でしょう
書いてくださいお願いします

5二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 23:55:27

リンも笑顔なのがとてもつらい

>>7

6１24/07/19(金) 23:56:36

先生。
あの人が、会長が指名した、たった一人の後継者。
そのことに異論はない。しようとも思わない。
あの人が姿を消してから、私の世界から色彩は消えたから。

私があの人をどれほど想っていたのか、知っている人はいないでしょう。
ほかならぬあの人にすら、この想いは秘めていたから。
見つからないように。知られないように。

──見つかってしまえばよかった。
知られていれば、良かったのに。

こんな風に、失うことで勝手に傷つくくらいなら。
あの人に打ち明けて、拒絶されて、そんな痛みを抱えていた方が、きっと、ずっとマシだった。
私は臆病で、ただ規範に従うことしかできない。だから、ルールの外で抱いた感情を、自分の外に持ち出せない。

いっそ、ここで自分を終わらせてしまえば。
あの人のところにたどり着くことができるでしょうか。
そんな下らない、どこまでも自分本位な妄想が、頭の片隅でいつも囁き声を垂れ流す。

涼しげで、鮮やかな、夏の空のようなあの人。
白波のない水面のように、透き通っていたあの人。
事務仕事しか能のない女が、傍にいられたことが奇跡のような、貴女。
誰からも好かれる、理想を形にしたような、貴女。

もう一度、貴女に会えるのなら。
私は何だってできるでしょう。

──そんな言葉ばかりを頭と心に貯め込んで。冷えた笑みを顔に浮かべて。
私は、今日も貴女のいない貴女の居場所を守り続けている。