【if】分かりました、キラと一緒に superfluity

  • 1スレ主≠初代スレ主24/07/22(月) 11:40:54

    うっかり保守し忘れて前スレを落としてしまった…

    なのでスレ副題もちょっと変えてます


    うっかり落とした前スレ

    【if】分かりました、キラと一緒に epilogue|あにまん掲示板多分これでラストパートになると思います…前スレでは書ききれなかったオルインの結婚式と運命で生き延びた皆さんについて触れられればなあ…と。スレ画提供兼撮影者オルフェ・ヤマト(敬称略)bbs.animanch.com

    スレ画サブタイトル「あっ、ヤバっ」

    旦那の胃は既に有孔ボード状態だ!!

  • 2スレ主≠初代スレ主24/07/22(月) 11:45:39
  • 3スレ主≠初代スレ主24/07/22(月) 11:49:04

    今回は落としたくないなあと思いつつ保守カキコ

  • 4スレ主≠初代スレ主24/07/22(月) 11:54:19

    実妹(義妹)のやらかしを聞いた姉夫婦


    基本的に大抵のやらかしは穏やかに許すシンや、人様に迷惑掛けたら真っ先に叱りに行くルナマリアでも、流石にキャバリアー三機目建造は寝耳に水だったようで…

  • 5スレ主≠初代スレ主24/07/22(月) 12:01:56

    ちなみに前スレで↑この方が目撃して「えぇー?!」が出たのは完成寸前のキャバリアー三機目

    …他にも色々目撃したんですけどね!

  • 6二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 12:11:04

    保守ー!

  • 7二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 12:11:51

    このレスは削除されています

  • 8スレ主≠初代スレ主24/07/22(月) 12:15:20

    「旦那の女子力とヒロイン力が高くて辛い」


    「姉さん、今はお昼どきだからアルコールはやめとこうね」



    そんなとある日のアコード姉妹の会話

  • 9スレ主≠初代スレ主24/07/22(月) 12:27:10

    ━━ラクスは号泣した。必ず、かのおはぎのレシピを覚えなければならぬと決意した。


    「という訳でしばらくお休みをいただいて特訓ですわ!早速オーブのお義母様に電話を…」

    「あのー、お話の途中すいませんラクス様。実は先程東アジア共和国の外交官が火星に亡命した件で此方に協力要請が」

    「 」


    三秒ほど↑こんな風になったそうな。


    ちなみに会話中はちゃんと取り繕うも、一人に戻ったら冒頭の表情に…

  • 10二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 12:37:51

    このレスは削除されています

  • 11二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 12:39:53

    このレスは削除されています

  • 12スレ主≠初代スレ主24/07/22(月) 12:42:23

    「昨日は珍しく飲んでからの記憶が曖昧なんだけど、ラクスは何か知らない?」
    「貴方が検査入院の時に私物のノートPC持ち込んで仕事していたのがアスランにバレてましたわ、それとオルフェも同じように叱られてましたわね」
    「道理でまだ少し顎が痛いと思ったよ」
    「殴られるような事をしたキラが悪いですわ」

  • 13二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 13:32:44

    これはイシュタリアでの大使のお仕事中にふと義理の弟妹が心配になって(キラは仕事のし過ぎでラクスやシンに怒られていないか、その内アスランが飛んでくるぞ)とか(メイリンはユウナとカガリをまた泣かせてるのだろうな…今度二人とルナマリアに胃薬のアドバイスをしようか)とか考えてる長男

  • 14二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 15:27:46

    「キラ君とオルフェは最近ますます仕事にのめり込んでるようだね、だが…」

    「結果があの揚げ物の山だ、もはや誰も止めることなど出来ぬさ」


    「あんたらのせいで二人は仕事に逃げてるんでしょうが!少しは自重しなさいよ!」


    「なあみんな…なんか視線を感じないか?ほらあそこで唐揚げ食べてる黒髪の子、明らかにこっち見てるぞ」


    (キラさんとオルフェさんの背後の人たち騒がしいなあ…)


    メゾン・ド・ヤマトのみなさんとシン君

  • 15二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 21:03:16

    アウラに捕まった際、暇だったのでジャガンナート国防委員長&ミケール大佐クソコラ動画を作ったら(イングリットとシュラ以外の)アコード達にウケたオルフェ。
    勿論後でイングリットに怒られましたとさ。

  • 16二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 01:12:16

    ちなみに兄さんが捕虜になってた時は映画本編で着てた服をアウラから渡されてて、そのサイズがぴったり"すぎて"内心(ラクスがこんな目に遭わなくてよかった)と思ってたりしてました。

  • 17二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 01:51:55

    ここだけの話ですけどあのキャバリアーには"ちょっと"変わった機能を搭載しててですね…
    ミラージュコロイド技術の応用に"バチルス・ウェポンシステム"ってあるのをご存知ですか?
    私も以前、某所のデータベースをハッキングした時に知ったんですけど!
    これは量子コンピューターを搭載してるならMSやMAの区別無く感染してこっちの思った通りに操れちゃうんですよね、いやー怖い怖い。
    流石にそのままだと制御不能になっちゃった時大惨事確定ですのでキラ義兄さんやエリカ師匠、それにハインライン大尉からのアドバイスで"ちょちょいのちょい"と手を加えさせてもらいましてぇ…

    そうして出来ましたのがこの"リシンク"です!
    まずこれが感染した機体は戦闘行動の一切をその場で止めちゃいます!それからこのキャバリアーと、同じシステムに感染した機体同士"だけ"に量子コンピューターネットワークを構築して、後はエネルギー切れとかで機体が止まるまで任意のプロジェクトを実行させることが出来ちゃうんですよ!すごいでしょ!?
    大昔の西暦時代にあった分散コンピューティングソフトから名前をつけちゃいました、てへっ。

  • 18二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 06:46:22

    >>15

    Q.どーしてお兄ちゃんひよこBBAに捕まったん?

    A.時系列にすると以下の通りになります、長くなるから分割しますねー。


    イシュタリア近郊で正体不明の勢力によるストフリ強奪未遂事件発生、反ユーラシア連邦レジスタンスの協力で奪取は免れるもストフリは大破。協力してくれた彼らに対してキラは准将の立場から一応お礼としてオーブに招待すると約束。

    ひよこBBAとお子さん達ご一行のオーブ訪問&視察。アコード達は結構価値観に変化あり、シュラは多数の強者の存在を知る。またグリフィンは対抗心から、リューはかつてのデュランダル議長の言葉からシンに興味を持ち始め、ダニエルはミーアとレイによって音楽に関心を寄せるようになり、リデラードに至ってはトーヤ君と文通友達に。そしてイングリットにガチ恋するオルフェ、ユウナの受難が始まる…色々ありつつも視察は(表面上)何事もなく終わる。

    今度はアウラ女王からの依頼でコンパスのみなさんがイシュタリアを訪問。聞けばブルコス残党を束ねてる指名手配犯のミケール大佐がユーラシア連邦とイシュタリアの軍事境界線に潜伏しているとのこと、謁見中にオルフェは能力でアウラ女王が何らかの謀をしている事は推察出来たけど詳細は掴めず。その後イングリットの案内で城下町を視察…というより散策する(アグネス以外の)コンパスメンバー。「どんなに貧しくとも寂れていても、此処は私の故郷で大切な場所なのです」健気に振る舞うイングリットのどこか儚い微笑みに益々心を奪われるオルフェ、そしてその想いを感じ取って罪悪感が倍々に増していくイングリット。

  • 19二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 12:33:38

    (時系列続き)
    ミケール大佐捕縛作戦を翌日に控えたその日の夜、イシュタリア王城のMS格納庫から【ブラックナイトスコード・ルドラ】に乗ったイングリットが脱走する。
    目的は勿論コンパスの面々に母アウラの企みを知らせこの国から生きて逃げ出してもらうこと、そして自分はどうなっても構わないから母の野望を阻止してもらうこと。彼女はAAが停泊する港を目指して湖へ向かう。

    だがそうは問屋が卸さないとばかりに他のルドラが追ってくる、多勢に無勢かといったところでオルフェが操縦するライフリが駆けつけた。即興ながら息の合った連携でリデラード機を撃破、続けざま怒りに我を忘れたダニエル機の片腕を切り落とすも冷静さを取り戻した他の二機にジリジリと追い詰められるオルフェとイングリット。しかも最悪な事に母の反対を振り切って出撃してきたシュラの操るシヴァまでも現れ沫や万事休す…と、その時湖面から颯爽たるBGMと共に紅いアイツが…ケルピー改めズゴックが飛び出して来た!

    一方その間、撃墜されたルドラ・ガーネットからリデラードを救助しようとしたダニエルだったがふと脳裏に浮かんだ母の「失敗するような者は我が国には要らぬ」という言葉に(もしこのままリデルを助けても、母上は彼女を生かしておくだろうか?)と助ける事にほんの僅かながら迷いを見せる。その一瞬の隙を突いてイモータルジャスティスがリデラードを確保、気絶した彼女を自機のコクピットに収容するシンを敢えて見逃す。

  • 20二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 17:13:21

    (さらに続き)
    時は少し遡る。
    「イングリットの身に何かが起こっている」と慌てた様子でキラのライフリを借りパクして飛び出したオルフェの行動に嫌な予感がしたキラとラクスは
    シンにオルフェの追跡を命じるとすぐさまマリューとムウを説得してイシュタリアの軍港からAAを緊急発進させる。
    イモータルジャスティスで出撃したシンはターミナル出向中で偶然にも任務のためイシュタリアに潜伏していたアスランと合流する。
    一応二人で情報交換も行う事になった。

    彼の話によると
    「メイリンのハッキングで得た情報だが、プラントのジャガンナート国防委員長とこの国の女王との間によからぬ企てがあった」という。
    そして彼の代わりに無線で割り込んできたメイリンが更に補足する
    「見つけた書類によると、まず女王がコンパスの主力を『ブルーコスモス残党のリーダー、ミケール大佐がユーラシアとの国境で見つかった』という偽情報でイシュタリアまで誘い出してミケール大佐の捕縛作戦を偽装。
    同行させた親衛隊のMSを使ってユーラシアとの国境であちらさんの国境守備隊とキラ義兄さん達を足止めしつつこっそり編成した別動隊で向こうの基地に保管してある特殊弾頭ミサイルを強奪。
    そしてあわよくばその場のみなさんをユーラシア側の守備隊やブルーコスモス残党もろとも奪ったミサイルで始末…そのタイミングでジャガンナート中佐はプラント議会に対しクーデターを起こしてプラントの全権を掌握するつもり…だそうです」と説明。

    しかしメイリンはどこか腑に落ちない点が幾つかあるらしく
    「…でもコンパスのみなさんを足止めしつつ全滅させるだけなら『ミケール大佐が潜伏場所を変えたかもしれない』って適当に出任せ言って誤魔化してMSに乗ってない内に毒物を盛ったり闇討ちなり何なりで済ませれば良いだけの話なのに…
    守備隊と一網打尽にするにしたってブラックナイトスコードの高いスペックと随伴の無人機で数の暴力に物を言わせて出来なくもないでしょうし、
    コンパスのみなさんと守備隊を全滅させたあとでユーラシアに攻め込むつもりならその際に奪った武器を使うなんて相手に自国防衛の大義名分を与えるだけでむしろ逆効果じゃないですか、
    なんでわざわざ国境くんだりまで行って特殊弾頭ミサイルを強奪する必要があるんでしょう?」

  • 21二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 21:23:21

    >>20

    きょうだいの機体をサラリと借りパクする長兄がいる

    直して返せよ

  • 22二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 23:22:28

    ~閑話休題~


    「いやー、思い返せばあの時は色々と忙しかったね。まさか兄さんにライジングフリーダムを一方的に乗り逃げされた挙げ句ボロボロになって帰ってくるなんて夢にも思わなかったよ」


    「まあ確かにあれからしばらく状況が二転三転して仮眠どころか落ち着いて食事も取れなかったすね。あと機体はちゃんと後で戻ってきたんだから良いじゃないですか」


    「…なあキラ。お前、何か私に言うべき事があるんじゃないか?」


    「え?何の事?」


    「…あっ」←カガリからストライクルージュを借りてラクスを助けに行った時の事を思い出した。

  • 23二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 03:36:19

    (そしてまたも続き)
    その言葉から何かに気付いたアスランは「違う…ユーラシアのミサイル"でなければいけない"んだ…だとすると…」と呟くや否や血相を変えて二人に強い口調で言う
    「オルフェの身が危ない…!それだけじゃないキラとラクス…いやこの国にいるコンパスの全員が!やはり罠だったんだ!!調査結果もあの密約もこうして考えれば辻褄が…!」…やはりこの男は相変わらずアスランするのか。

    「はあ?!偽情報と裏切りは罠じゃないっていうんですかアスラン!」案の定反発するシンに対して「シン!あくまでもしもだから!私達の推察が正しかったらの話!…現状限りなく黒に近いグレーだけどね」と再びフォローに入るメイリン。
    「それでアスランさん、罠って一体…それに辻褄が合うってまさか…!」「メイリンまで何を」「…ありがとうメイリン、お陰で少し落ち着いた。いいか?シンお前も冷静になって聞いてくれ…アウラ女王の本当の狙いは」その瞬間、三人の通信に割り込む"何者か"の声。

    「連邦の保有する核を我が国イシュタリアに向けて射つことで彼らの国際的信用を失墜させ、この国の独立運動を支援していたプラント主戦派に単独での武力介入及び議会の決定に優越する強権発動の口実を与える事があの方の計画。ですがその主戦派でさえゆくゆくは排除するつもりでしょう…そしてデュランダル議長の遺したDPを民衆に強いて地球もプラントも手中に収める。それがアウラ女王…私達の母の計画です」…無線からはイングリットの声がした。

    「トラドール指揮官。その話が事実ならばターミナルは貴女を、そして貴女の弟妹達と女王陛下についてもその身柄を拘束しなければなりません。いずれにせよ聴取の必要が出てきました」アスランは努めて冷静さを保ちながら無線越しにイングリットへ話し掛ける。
    「いかなる処罰も覚悟の上です…私はあの日オーブで見た貴方達の姿に"理想の平和"を見ました。DPが無くとも自ら為すべき事を為し、助け合い、時に争い、怒り、悲しみ、涙しながらも最後は互いにその手を取り合って笑い合う…どんな苦しみの中でも決して諦める事も投げ出す事も無く何度でも立ち上がってあのように優しい世界を…!」…そう語る彼女の声は、深い羨望と悲しみに満ちていた。

  • 24二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 13:12:30

    (まだ続くの?)
    「…メイリン、そっちで"例のやつ"を頼む」
    「任せて下さい」アスランとメイリン、阿吽の呼吸。
    「ちょっと、何言ってるんですかアスラン?メイリンもそう簡単に…って、え?これは…」イモータルジャスティスのディスプレイに映る情報が瞬く間に書き換えられていく。ズゴックやライジングフリーダムの現在位置が常に表示されるようになり、イングリットが搭乗しているMSとそうではないMSの識別情報まで追加されていた。
    「あのMS…パイロットは無事か…?生命反応あり!よかった…!こちらジャスティス、今パイロットの救助に…」
    「シン、待って!交戦中のMSに何か変わった動きが…!こちらのレーダーに反応あり、この識別コードは!」
    撃墜されたリデラード機の救助に向かおうとしたシンをメイリンが制する。

    「っ!二人ともまずいです!戦闘中のフリーダムとトラドール指揮官のMSに格納庫の方角から高速でイシュタリアの識別コードを発信する機体が近付いて来てます!」
    ━━『重大な作戦を前に虎の子の"シヴァ"の姿を晒し、むざむざコンパスにその情報を与えるというのか』と出撃を渋る母を振り切ったシュラが、機密保持の為にルドラもろともイングリットを討ちに来たのだ。
    それだけではない。彼はおそらく、彼女を救いにきたライジングフリーダムも裏切者の"ついでに"倒してやろうと考えているのだろう…しかも遊び半分のつもりで。
    …実際あの機体の能力と彼の技量があればその目論見通りに事は運んでしまうのだと簡単に想像できた。
    戦いを楽しむ者への怒りにシンの心が燃える一方で冷や汗が一筋、つう、と背を伝い落ちるような悪寒が走る。
    (理解出来ない、したくない)そんな得体の知れない感覚。

    「あのMSは…!シン、お前は撃墜された黒いMSのパイロットの確保に専念しろ!俺はこれから三機に奇襲を掛ける。タイミングはメイリンからの指示に従え」
    「はあ?!何勝手に仕切って…」納得出来ない様子のシンを他所にアスランはすぐさま三機の死角へ向かう。
    「シン!とにかく今はあのルドラのパイロットを助けないと!」
    「わかってる!」脳裏を過りそして眼前に迫る"最悪の結末"を振り払うかのように、シン・アスカは操縦桿を握る手に力を込めた。

  • 25二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 20:37:02

    ※保守ついでの補足情報※
    AAが緊急発進したのはアスランとメイリンから「アウラ女王が何か企んでる」という報告を受け取ったカガリがキラにその事を伝え、オーブから出向中のムラサメ隊のみなさんを無事に帰す為にやった事です。やった事なんですが…
    話を聞いたキラは当初ミレニアム同様にAAを潜航させつつ海洋経由で脱出させる案を持ちかけましたが、当のムラサメ隊の士気と覚悟がえらいことになってまして…
    「キラ様とラクス様の御座すミレニアムを守るためなら我々はどうなっても構いません!」
    「あの西ユーラシアでの苦しみを我々に再び味わえと仰るのですか?!」
    「今度こそ准将とラクス様のお役に立ちたいのです!」
    …とまあこんな感じに、はい。それでわざとミレニアムの囮になるような動きをして本命のライフリ&ルドラ(イングリット機)の救助とリデラードを確保したイモジャの収容をアシストしたわけです。
    女王にはちゃんと脱出直前に「本国で火急の用事が発生しましたので、誠に心苦しいことですが事態の収拾をつける為、当艦は今から帰国しなければならなくなりました、なお合同捕縛作戦の再開に就いては状況が好転し次第、改めてこちらの側から再度申し入れを行わせていただきます」と連絡をしました…返事は聞いてないですけどね!!

  • 26二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 04:05:55

    (視点戻るよー)
    何か場違い感半端無いズゴックと、睨み合うシヴァ及び二機のルドラ。シュラはテレパシーによる会話で二人にそれぞれ「リュー、お前はダニエルのフォローに回れ。ジャスティスを逃してはならん。グリフィン、リデラードはしくじったがお前ならしばらくイングリットとフリーダムの相手ができるはずだ、向こうは任せる」と指示。
    「わかりました、あのMSの事はそちらで対処の程を」
    「了解、何だったらフリーダムのパイロットをこっちで確保しとこうか?」
    各々軽口を叩きながらも命令に従い散開する二機。
    そして一騎討ちの形になるズゴックとシヴァ。
    「…この瞬間をどれ程待ち望んだことか。会いたかったぞアスラン・ザラぁ!!」
    「サーペンタイン護衛官…首都の守りを女王陛下から仰せつかっているのではないのか?それとも貴官の部下は脱走兵の相手も満足に出来ないと?」念願叶ってテンションがおかしい事になっているシュラと苛立ちを隠しもせず全力で皮肉をぶつけるアスラン。

    「機体がどうにかなる前に、早くなんとかしないと…!」
    「ぅ…」
    「(よかった、まだ息がある…!)ルドラのパイロット!大丈夫か?今、君の救助を」
    「…おねえ、ちゃん。どう、して、あたしたち、をおいて、逃げたの…?」
    「…っ!違うよ、君たちの姉さんは逃げたんじゃない。俺たちに助けを求めに来たんだ」
    「本当?」
    「うん…さあ、ここは危ないから急いで」
    「よかった…手紙、届いたんだ…」
    「(手紙?)君?!…気を失っただけかあ」
    擱座したルドラ・ガーネットに近付き、気絶したリデラードを大急ぎでイモータルジャスティスのコクピットに収容するシン、そしてそこに迫るルドラ・スピネルとルドラ・サファイア。
    「逃がしませんよ、ジャスティスのパイロット!」
    「…リデルを返せ。コンパスの狗」
    「(逃げきれない…!)…あんたら、妹はどうでも良いって言うのかよ?!」
    「俺達に武器を取らせているのは貴方のほうでしょう?」
    「…今ならまだ間に合うかも知れないんだ、リデルだけでも返してくれよ…!」
    しかし突然ルドラ・スピネルは猛スピードで乱入してきた謎のMSに体当たりで撥ね飛ばされ、その進路を阻まれた。

  • 27二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 11:27:57

    (ま た か よ)
    「リュー!…っ、一体何者なんだよお前! …えぇ?!」
    「くっ、先程の衝撃でバックパックが…!ダニエル、そちらは無事です、か…?なんだそのふざけた出で立ちの機体は?!」
    「…最近のMSってこんなのばっかりなのか?(あの背中から生えてるやつどこかで見たような…いやそんなわけ無いよな)」
    …ダニエルは言葉を失い、リューは思わず声を荒らげる。そしてシンに至っては軽く現実逃避に走るような光景がそこにあった。

    …亀の甲羅めいたバックパックを背負っている、やけにずんぐりむっくりとした体型の機影━━ここではない何処かの地球で"アッガイ"と呼ばれているMSが、まるで二機のルドラからイモータルジャスティスを庇うように仁王立ちしていた。

    まあともあれ…以降便宜上アッガイと呼称するMSは、その特徴的なモノアイをぐりぐりと、まるでイモータルジャスティスとアイコンタクトをとろうとしているかのように動かした。
    「あの、えっと…もしかして『行け』って事か?」
    頷く様に上下するモノアイ。
    「…ありがとう!その、あんたも気をつけてくださいね!それじゃ!」
    戦列を離れるジャスティス、一瞬呆気にとられていた二機は直ぐに体勢を立て直してその跡を追おうとする、がそこに立ち塞がるアッガイ。
    「お前達の相手はこの俺だ」とでも言っているかの様に右手の爪を剥き出しにし、構える。
    「招かれざる客はお引き取り願います…あなたの事ですよ!この蛸頭!」
    「そこ退いてよ熊もどき、オマエはお呼びじゃないんだよ」
    二人は馬鹿にされたとでも思ったのか、苛立ちを隠そうともせず躊躇なくルドラの銃口をアッガイへと向けた。

  • 28二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 21:02:46

    やあどうもどうも、みなさんこんばんはー

    私、妹姫様ことメイリン・リラ・アスハです。


    さて、これまで色々とみなさんがご存知の"機動戦士ガンダムSEED FREEDOM"とは大きく違った道のりを辿っているこの世界ですが…まさかイングリットが脱走だなんて、これってアレですか?「恋する女は止まらない」ってヤツ!中々思い切った事をする方ですね、彼女。


    …それはそうと、この謎のMSは一体何なんでしょうね?

    オーブはもちろん連合にも火星にも…そしてザフトにもデータのないこの機体。

    アスランさんのズゴックにだってちゃんとデータはあるんですよ!…偽装ですが。

    ま、まあ今までの行動から察するに敵では無いことは確かですよね。

    シンのピンチに颯爽と駆け付けた謎のマスコット的MS!その名もアッガイ!

    本当に何者なんですかね?あのMSとそのパイロット…


    あ、すいません。ちょっと本部から連絡が…はい、こちらメイリン。そちらで一体何が…


    「え?ターミナルで保管してたキャバリアー1号機が見当たらない?!そして改修してた"例のブツ"も消えた?!あの、確か1号機の担当って"mrs.タイガー"じゃ…一体どこに…?

    ってまた電話?こんなタイミングで?

    あーもしもし、メイリンです。あっミーアさんどうしたんで…え?レイが帰って来てない?通院するって出てったままそれっきり?」

  • 29二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 21:05:13

    レイとミーアは一緒に住んでるの?
    ルームメイト?それともレイミア?
    そしてアッガイは誰が乗ってるんだ…

  • 30二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 02:05:16

    (ダイスで言えば100ファン)
    グリフィンのルドラ・エメラルドは執拗にもう一機のブラックナイトスコード…ルドラ・マリアライトに狙いを定め、甚振るようにわざとコクピット"以外の"場所に攻撃を続けていた。彼の意図するところを察し、怒りを隠せないオルフェ。一瞬怒りに任せてルドラ・エメラルドのコクピット目掛けてヴェルシーナの切っ先を向けようとしたその時だった。

    「だめっ!!」「やめなさい!」と複数の女性の声が聞こえて我に返り、オルフェはイングリットのアシスト及びルドラ・エメラルドとの戦闘に戻っていった。
    (今の声は一体…?聞いたこともないご婦人の声に混ざって聞き覚えのある声もした…確かあの声はレノアさんと)
    「…フレイ?君なのか?」
    「っ!」
    …無意識に溢れ落ちたその小さな呟きが意中の女性に聞かれていた事など知らぬままに。

  • 31二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 12:09:04

    なぜレノアさん?!
    そしてフレイが再登場…

  • 32二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 18:14:07

    (反撃の狼煙)
    「アスランさん!オルフェ義兄さん!これから三分、いえ一分半ほど時間を稼いでください!これ以上被害が出る前に撤退するにはもう"アレ"しか方法がないんです!」メイリンには何かこの状況を打破し得る手段に心当たりがあるようだ。ようなのだが…
    「アレ…?っ!まさかキラと一緒に考えたって例のヤツか?!確か実証試験もまだどころか稟議さえ通りそうもないアレか?」オルフェの顔色が青ざめた。
    「話を聞いたカガリがその場で気絶したというアレか…!」強敵と相対しているという緊迫した状況にも関わらず、アスランが呆れたように呟く。
    「そうですっ、この際ですから背に腹は代えられません!」
    「メイリン…こっちを巻き込むなよ」半ば諦めを滲ませたアスランの返答。
    「大丈夫ですよ。ターゲットはそちらと別方向ですから」
    「そうか…なら適切な範囲内で頼む」
    「さっすがアスランさん!話が解りますねぇ!ねえねえ義兄さんは?オルフェ義兄さんはわかってくれますよね?ね?」
    「…くれぐれも民間施設に被害は出すんじゃないぞ」『言い出したら聞かない』『動き出したら止まれない』血の繋がりは無いと云うのに変なところばかり義弟に似てしまった義妹のことをオルフェは少し嘆きつつ、それでも彼女に釘を刺すことは忘れない。
    「勿論!」二人の心境など知ってか知らずか心底愉快そうな声で返答するメイリン。超高速のブラインドタッチが始まり、キャバリアーのモニターに文字が乱舞する。

    「貴様らが何を謀っているのかは知らんが此度の戦いに小細工など無用!」
    「俺達の目的はあくまでも"脱走兵の確保"だぜ?仕事の邪魔してんのはそっちの方だろうが!」深くに横たわる陰謀を知ってか知らずか、聞き流す限りに於いては正しそうな事ばかりを語る…否、騙る二人に対して、アスランとオルフェはそれぞれこう啖呵を切って見せた。
    「ただ強い"だけ"のお前が浅知恵を働かせて何になる?」
    「前線指揮官に去られる様な軍隊が真っ当だとでも?」
    「「笑わせるな」」

  • 33二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 03:04:06

    ~現世ではない、何処かで~

    「…わたし、もしかしてとんでもない事やらかした?」
    赤髪の少女が「しくじった」と言いたげな表情で呟く。
    「だって仕方ないじゃない、あの時止めてなかったらオルフェは…あのパイロットを…」
    笑わせる。以前感情に任せてあの兄弟に同族殺しを強いたのは自分自身だというのに。
    あのパイロットもまた、散々憎み続けたコーディネイターだというのに。
    「本当わがままな女ね、わたしは」
    声色に、表情に、ありありと自嘲が滲む。

    皮肉なことに命を失い肉体の軛から解放されたことで、種の呪縛とそこに起因する二人への思いについて真正面から見つめ直す機会を得た彼女は、現在に至るまでの三年間を自身の感情の整理と"自分が何をしたいか"について改めて考え直す事に費やしていた。

    「いいえ、貴女は強い娘よ。そして優しくもある」
    ━背後から幼少の砌に喪った母を思い出させるような優しい声が聞こえる。
    「誰?」
    ゆっくりと振り向いて声の主の顔を確かめてみる。

    ミディアムショート位の長さがある藍色の髪、理知的な光を湛えた翡翠色の瞳、美しく嫋やかな微笑には同じ女性として敬意と憧れを抱かずには居られぬ思いに駆られるような佳人がそこに居た。
    …初めて会った筈なのにまるで何処かで顔を合わせた事が有るような気がした。
    「はじめまして、フレイ・アルスターさん」
    形の良い唇から発せられる声は、先ほど聞こえたものと同じだった。
    「はい」
    一瞬畏まってしまったが、何とか心を持ち直して目の前の婦人に向き合う。
    「確かにわたしがフレイ・アルスターです、大西洋連邦外務次官ジョージ・アルスターの娘です」
    佇まいは凛と、表情は精一杯引き締めながら告げる。

  • 34二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 03:38:58

    >>32

    煽り散らかすきょうだいカッコいい

    そしてただただ恐ろしい妹姫様の新兵器…


    >>33

    レノアママ…感慨深い

  • 35二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 11:12:44

    (シリアス「来ちゃった♥️」)
    「戦いに強さと勝利以外の何が必要だというのだ?!」
    「お前はオーブを訪れたあの日一体何を見た?…ああ言わなくて良い、その有り様なら何も学んでいない事くらい簡単に想像がつく」
    「…!言うに事欠いて、アスラン・ザラ!貴様ぁ!!」
    普段は言葉が足りなさすぎて足り過ぎる男、アスラン・ザラ。今回は罵倒に気合いが乗っている模様。

    一方こちらはライジングフリーダムvsルドラ・エメラルド
    「おいおい…あからさまな挑発に乗ってんじゃねぇよシュラ」ビームライフルが火を噴く、狙いはライジングフリーダム左腕のシールドブーメラン。
    「大変だな、あんな上司や兄弟を持つと」すかさず最小限の動きで射線をずらしそれと同時に左右のレールガンでルドラ・エメラルドのビームライフル破壊と足元への牽制を試みる。
    「同情なんざしてる余裕が今のあんたにあると思ってんのか?」対するルドラ・エメラルドは距離をとってビームライフルで右側シュトゥルムスヴァーハーを一旦狙うが諦め腰部にライフルをマウント、代わって重斬刀を構える。
    「無いなら作れば良いだけの事だ」ルドラ・マリアライトから重斬刀を手渡され、同じく構えるライジングフリーダム。
    「言うじゃねぇかコンパスの総裁さん…確かに母上が惜しむだけの事はあるようだ、なっ!」言い終えるや瞬間ライジングフリーダムと切り結ぶルドラ・エメラルド。

  • 36二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 17:35:55

    ~近くて遠い、この場所で~
    「自己紹介が遅れて申し訳ありません、私はレノア。レノア・ザラと申します。かつては農業の研究をしていました」軽い会釈と共に一拍置いて返ってきた自己紹介にフレイは目を丸くする。

    「ザラ…?まさか、貴女は」
    ━━忘れもしないその名、忘れられない憎しみと怒り。そしてこの瞬間思い出した面影の正体。
    「キラとオルフェの友人だっていうアスランの…」事実を尋ねるその声は微かに震えていた。
    「はい。アスランは私とパトリックの息子です」レノアはフレイからの問い掛けを穏やかに肯定する。
    「…やっぱり、そうだったんですね」
    これほどの麗人がそうそう居て堪るものかとフレイはつくづく思う。と同時にある事柄について得心が行った。
    あのパトリック・ザラの狂気的な復讐心の原点についてのみ、だが。

    しかし解った事が一つ増えたのと同時に幾つかの疑問が新たに浮かび上がってくる。彼らは互いにどういった経緯で知り合い、諸事情によって離れ離れになるまではどのような関係だったのか…
    「あの、レノアさんすいません。差し支えなければいくつかお聞きしたいことがあるのですが」無意識にそんな言葉が口から飛び出す。
    一瞬「しまった」と思い慌てて口を抑えるも時既に遅し、そんなフレイの申し訳なさそうな表情と狼狽にレノアは微笑みと共に優しく穏やかにこう返してきた。
    「構いませんよ。私の答えられる範囲でしたらいくつでも」

  • 37二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 23:42:02

    >>35

    アスランの煽りが冴え渡っとる…

    いいぞもっとやれ

  • 38二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 05:03:56

    (シリアス「ずっと俺のターン!」)
    アスランがシュラを煽り倒し、オルフェがイングリットを庇いながらグリフィンと戦っているちょうどその頃…
    「まさかビームが弾かれたとは、ね…!ダニエル、無人機の制御システムは?まだ再掌握には時間がかかりそうですか?」バックパックとビームマントを破損した状態のルドラ・スピネルの重斬刀でアッガイのアイアンクローを往なしながら、片腕を失ったルドラ・サファイアを庇うリュー。
    「変更されたパスワードはもう何とかしたよ!ただそのままリブートしたりあちこち下手に弄ると無限ループやハングアップするコードが追記されてて、さぁ…!イングリット…あいつ脱走前にあちこち何か仕込んでたと思ったら…!」アッガイとの接敵直後にビームライフルを破壊されてこれ以上戦闘行動を取ることは不可能と判断したダニエルは、出撃直前にクラッキング・強制停止されていた無人機制御システムへの再アクセスを試みていた。

    「そうですか…では引き続きそちらは頼みますよ」リューは操縦桿に少し力を込めながらルドラ・スピネルのモノアイ越しに再度目前のアッガイを見る。左手から飛び出た六連ミサイルの半分をシールドで受け止め、狙いを誤ったのか地面を抉った残り半分が生み出す煙に紛れた突撃に備えた。
    (あの奇妙なMSはフォルムからして水陸両用型か…重装甲の割に動きが機敏なのはそこから来ているようだな。しかし妙だ…あの機体も先程からシュラとやりあっている奴も…該当する機体はザフトと連合、そのどちらにも存在しない。試作機だとしても逆に武装が絞られ過ぎている。そして何よりもあのバックパックの形状、どこかで…)…アッガイの奇矯な外見に隠された"何か"にリューは気付きつつあった。しかし予測していた突撃は繰り出される事なくその代わりか一瞬、煙の向こうに複数の光が閃く。

    「っ!ダニエル!防御、いえ回避を!」
    二機は大きく飛び退き発射された無数のビームをギリギリで回避する。…先程まで彼らが居た場所には、焼け焦げた地面以外何も残っていなかった。
    (フェムテク装甲といえど、この損傷した状態であれを受けては…!)
    (あちこち小さな傷ばかり付けてきたのは、この為だったの?!)驚愕する二人。

  • 39二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 14:23:30

    このレスは削除されています

  • 40二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 21:15:53

    このレスは削除されています

  • 41二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 05:24:11

    このレスは削除されています

  • 42二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 13:03:21

    アスランとシュラの掛け合いが本編以上に塩な感じになってらっしゃる…

  • 43二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 20:35:21

    (伏線回収のお時間がやって参りました)
    「ぜぇ、ぜぇ…いい加減やられろよ、借りパク総裁…が…」数度の打ち合いと無数の牽制の対処に疲れが出たか、グリフィンの息が上がる。
    「オルフェ・ヤマトだ…人の名前ぐらい、覚えておくんだな、無礼者…!」疲労が蓄積しているのはこちらも同じようで、ライジングフリーダムの関節部は過負荷状態を示す金色に輝いている。
    「無礼なのは、そういう、あんたこそ!俺にはグリフィン・アルバレストって名前が、あるんだ、よっ…!」双方の重斬刀は打ち込みのダメージとレーザー発振器の消耗によりただの鈍器と化していた。
    「改めての名乗りも終わったところで、そろそろ終いと行こうではないか」二機は互いにシールドを構え、殴り合いの姿勢をとった…

    その直後、ライジングフリーダムとルドラ・エメラルドの間を数本のビームが走る。
    「あっぶな!…おい、今の誰だよ?!」ルドラは慌ててライジングフリーダムから離れ、ビームが飛んで来た方向に一瞬顔を向ける。
    (今のビームはもしや…しかし"あれ"はメサイア攻防戦の後ターミナルに封印された筈…だが見間違えるはずがない。私は確かに見た…いや、操った事がある!)
    忘れもしない、忘れてはいけないオルフェの記憶。
    "あの男"の甘言に惑わされ本当に守るべきものへと武器を向けた苦い記憶、眼前の消えゆく命を見捨てることがどうしても出来なかったが故の選択、捨てきれなかった甘さの証明…しかし、だからこそ救えた命。
    いつか来る争いの無い明日を生きる為に、今は心身の傷を癒している筈の"彼"の顔が浮かんでくる。
    そうだ、あの機体はかつて彼が…!

  • 44二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 04:31:15

    (幕間、籠の中の子供たち)
    「リュー、ダニエル、今のは例の横入り野郎か?!」
    "ええ、まさかあのバックパックにとんでもないものが隠されていたとは…迂闊でした"
    "おかげでリデルを連れてったヤツを追いかけ損なったよ。アイツ…絶対に許さない…!"
    「今は邪魔者をぶっ飛ばす事と生き延びる事だけ考えてろ!…シュラ!そっちは大丈夫か?」
    "グリフィンか。今の砲撃、とんだ物言いだな…!しかし俺の方は心配無用だ、この通り損傷一つ無い"
    「そうか」
    "それにしても中々の強者だな…あのフリーダムのパイロットは"
    「ああ、しぶといのなんの」
    "それでこそやり甲斐があるというものだろう?"
    「相変わらず軽く言ってくれるな」
    "そして何より"
    「悔しいけどあいつ、強い…母上が連れてこいってご執心になるのも無理ねえな」
    "幸いにも凡人に育てられてなお輝きは失われなかったようだな…そしてその人を導くに足る資質もまた然り"
    「…DPによって纏めあげられた世界の行く末を託されるだろう俺達アコードの長兄、か」
    "グリフィン、なるべく傷は付けるなよ"
    「簡単に言ってくれちゃってまあ…」

  • 45二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 12:42:52

    このレスは削除されています

  • 46二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:25:59

    このレスは削除されています

  • 47二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 07:09:41

    (幕間、焦土作戦)
    「イングリットのヤツ、ご丁寧に復元ポイントまで消してくれちゃって…!この際、仕方ない。"計画"の為に少しでも手間は掛けたくなかったんだけど、ね」ダニエルは何かを吹っ切ったかのようにコンソールへ手を伸ばし、あるコマンドを入力する。
    "みんな聞いて、これから無人機側の制御システムを全機クリーンインストールし直す"
    「正気かダニエル?!」
    「おいおい、今からかよ!」
    驚くシュラとグリフィン。しかしそんな二人をよそにダニエルは話を続ける。
    "話は最後まで聞いてくれよ。あちらさん、どうやら何度かシステムにアクセスを試みていたみたいなんだ"
    「おそらくマスターパスワードを入手するためでしょうね」
    "多分。向こうはかなりやる奴らみたいだし、仮にシステムを乗っ取られたとき中途半端に機体の制御系が生きてたら無人機全部そっくりそのままあっちの手駒になるってことじゃん"
    「…予想以上に悪かったんだな、今の状況」グリフィンの蟀谷に一滴の冷や汗が伝う。
    "なら一旦全部木偶の坊にしてシステムを確保する旨味を無くしちゃうのさ"
    「焦土作戦か」シュラが呟く。
    "そうそう。それに、さ"
    「まだ何か?」
    "……向こうの目的は無人機だけじゃないみたいだし"
    ダニエルの瞳が残忍な光を帯びる。それは裏切りへの怒りか、それとも顔も知らぬ強敵を前にした興奮か。

  • 48二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 16:58:55

    お辛いこと多かったから助け出されてちょっと回復したアデラート姉妹をアスハの姉妹達のたのしいお茶会に巻き込んで元気づけよう
    なお、きょうだい以外に聞かれれば目が点になるような話題がご近所さんの噂話レベルで飛び交うお茶会

  • 49二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 17:16:51

    (嵌まるピース、解ける結び目)
    「まずいかもです…!アスランさん!オルフェ義兄さん!あっちの青いルドラのパイロットに私の目的を気付かれたかもしれません!」狼狽するメイリンの声が無線越しに聞こえてくる。
    「何っ?!」
    「大丈夫なのか?」普段では考えられない義妹の驚きと焦り様に、二人の間にも僅かながらも動揺が走る。
    「とりあえず罠に掛かったふりをして様子を探ってみますが…もしも向こうとの電子戦になったらこちらの手数が圧倒的に足りないのが、その…」
    「お前にしては珍しくしおらしいな」
    「からかわないで下さいよ義兄さん!これでも結構ギリギリの綱渡りなんですから」
    「すまない」オルフェは自らの短慮を詫びた。

    「本当に…もう一人電子戦のノウハウがある方か、せめて…」ここでメイリンがあることに気付く。先程正体のMSから発射されたビーム砲、あれは間違いなく現在改修中の機体に搭載されているものだ。その搭乗者にも覚えがある、そして"彼ら"をここに連れてくる事が可能な存在にも。
    「ねえアスランさん、今すぐ繋がるバルトフェルドさんの連絡先知りません?叱って欲しい人が一人居るんです。それとオルフェ義兄さん、今度ミーアさんに菓子折り持っていくんですけど、何が良いですかね」普段は明るい義妹の沈んだ声色にアスランとオルフェは事態の深刻さを悟った。
    「…まさかあれをここに運んで来たのは」
    「あのMSに乗っているのはやはり…」

  • 50二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 02:18:00

    このレスは削除されています

  • 51二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 06:56:50

    このレスは削除されています

  • 52スレ主24/08/01(木) 09:25:49

    一応保守がてらのTips

    ①レイとミーアはオーブにある集合住宅の同じフロアに住んでます。デュランダル議長が亡くなったあと、特に議長からの庇護を受けていたとされプラントでの居場所がなくなり掛けていた二人を守る為にカガリが住居を用意してくれました。キラ&アスラン&メイリン謹製のセキュリティシステム導入で防犯もばっちり。

    ②本編だと亡くなってるアイシャさんはこの世界線では生存してます。第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦後はバルトフェルドさんと一緒にオーブに亡命・移住しました。メサイア攻防戦を生還した現在はザフトに復帰しましたがターミナルにも半分籍を置いてるような状態です。

    ③映画であまりにも無法な性能を見せつけたキャバリアーアイフリッド。予備機の一機が今回活躍するのかも…

  • 53スレ主24/08/01(木) 16:21:28

    良かったwifiあった…保守がてらTipsその②

    ④本編同様ミーアの赤ハロも改良されてます。しかももう一個プレゼントされて増えました。作ったのはアスランじゃなくて入院中のレイですけど。

    ⑤どうしてレイがミーアにハロを作ったのかというと、シンルナヴィーノの同期組(メイリン以外)とアーサー副長以外で頻繁にお見舞いに来てくれるのがミーアだったからです。議長繋がりで色々と思うところがあったのかもしれません。

    ⑥あれだけ関係が拗れていたアスランに対し教えを乞う事を決めるまでは相当の紆余曲折があったようで、キラやオルフェが何度か仲介に入ってようやく最低限の話が出来るようになった…みたいです。

  • 54スレ主24/08/01(木) 23:16:08

    寝る前の保守がてらTipsその③

    ⑦トーヤ君とリデラードが文通する事になった切っ掛けは、カガリらオーブ首脳部とアウラの思惑が(偶然にも)かみ合ったこと。オーブ側は裏の意図がない…といえば嘘になるけど年の近い二人が親交を持ってくれることを望んでいて、アウラの側はぶっちゃけて言ってしまえば情報が欲しい、これに尽きます。

    ⑧他のブラックナイツがオーブ訪問時に気にかけていた、または注目していたのは以下の通りです。
    シュラ:言うまでもなくアスランの事。少しだけトダカさんやキサカ一佐、マルキオ導師にトーヤ君とも話をしてましたが本人はほとんど忘れてます。
    グリフィン:オルフェがこれまでオーブで何をしていたか。更に深掘りしてへリオポリス崩壊から第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦でどんな風に動いていたのかを調べてました。
    リュー:デュランダル議長が気に掛けていたミネルバ乗員のその後、特にデスティニーのパイロットだったシンや議長と距離が近かったレイの身辺調査をしていました。
    ダニエル:ラクスとミーアの歌を一番楽しんでいたのは確かですけど仕事もちゃんとしてました、キラや妹姫様がどういった所と親しくて、どのように貢献していたのかしっかり聞いていたんですよ。

    ⑨オーブ訪問はイングリットに凄まじい衝撃を与えました。今まで彼女らが接した人間たちは得てして裏表の激しい者ばかりで、メンデル残党の研究員にしろ雇われた教育係にしろアコード達の事を良くて"怖い・気味が悪い"酷い時は"化物・悪魔"と人間扱いしない事がしばしばあったのです。長く続いたユーラシア連邦の圧政によるコーディネイター差別や相互不信が蔓延し心身共に荒んでいた自国民とは違って、幾度となく戦火に見舞われながらも他者への思いやりの心を忘れずに居たオーブ国民の精神性はイングリットにとってとても眩しくそして暖かい…まさに"太陽"のようなものだったのでしょう。

  • 55二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 04:27:14

    このレスは削除されています

  • 56スレ主24/08/02(金) 11:58:27

    お昼の保守がてらのTipsその④

    ⑩アウラとブラックナイツがオーブを訪れたときトーヤ君はリデラードを映画に誘ってました。"純粋で優しい心を持つ両手が鋏の人造人間が、一人の少女と交流する"というストーリーの古い映画です。

    ⑪オルフェは当然他のアコードの存在は知りませんでしたがブラックナイツ達は彼についてアウラが想定した役割含め全ての事を聞かされて育ちました。その為彼らのイメージする"あらゆる意味での遥か高みからラクスと共に世界を管理し愚かな人々を導くアコードの長"と"争いに傷付き苦しむ人々と共に汗水垂らして懸命に生きる普通の人間"のギャップに当初非常に困惑していました…たった一人、イングリットを除いては。

  • 57二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 17:37:02

    このレスは削除されています

  • 58二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 00:42:13

    このレスは削除されています

  • 59二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 07:55:30

    このレスは削除されています

  • 60二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 07:56:24

    オルフェ義兄さんがイシュタリアでえらいことになっていた頃の常識人:オーブで通常業務を停止して、てんやわんやの外交部及び内政担当と…というか代表首長のカガリ様含む各氏族の長ら首脳陣の緊急会議の打ち合わせで走り回ってました。

    「義兄さん…メイちゃん…アスラン…た、助けて…トダカとトーヤ君が鬼だよ…容赦ないよお…」
    「もう少しの辛抱です、今暫く堪えて下さいますよう」
    「オルフェ兄様やメイリン姉様達が無事に帰還して下さればユウナも"少しは"肩の荷が下りると思いますよ」
    「やっぱり"少し"なんだね…(ゲッソリ)」

  • 61二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 08:01:53

    少しに笑ってしまった
    身内関係で一生肩の荷おろせなさそうですもんね
    苦労人ユウナ…

  • 62二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 09:03:58

    ユウナ頑張れ!
    頑張ったら、姉さんがひとり増えるぜ!
    そしてオルフェ義兄さんもアクセル組に鞍替えするから苦労は増えるぜ!
    頑張れユウナ負けるなユウナ多分(オーブの)明日は明るい

  • 63二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 16:30:27

    「僕の…僕の平和は…?どこ…?」
    (無言で頭を横に振るトダカさん)
    「諦めてください、カガリ姉様やメイリン姉様に関わった時点でもう既に手遅れなんですよ」
    「そんなぁ」

  • 64二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 21:21:46

    仕事(だけなら)めっちゃ有能なお嫁さんかっさらってくるからちょっとはマシになるよユウナ
    かわりに頼れるお兄様が胃に穴あけにくるけどね
    そして鬼のトーヤにも春が来るかもしれないので期待して待て

  • 65二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 08:44:22

    保守

  • 66二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 18:49:42

    (虎の番)
    「敵さんの思惑通りに動くのは少し…いえかなり癪ですが、今はこれしか方法がありませんからね…」不本意そうに呟き手元のコンソールに手を伸ばすメイリン。
    「女神様…どうかお力を…!キラ義兄さんとまで贅沢は言いません…せめて本国の師匠かミレニアムのハインライン大尉が協力してくれたなら最低限の目的は、イシュタリア本国のメインサーバー侵入だけは達成できそうなんです…!」
    どうにもなりそうもない現実を前に、らしくなく弱気になりつつもコードを入力しようとする直前、一本の通信が入る。
    "どうやらお困りみたいね?手を貸しましょうか?【電子の妖精姫】様"
    「…その声は」
    すぐさまSPC通信ホットラインを構築する。音声からノイズが消え、モニターの片隅に見知った顔が…以前あのタッシルで当初は敵として砲火を交え、後に味方として轡を並べ戦った。"砂漠の虎"無二の伴侶、コードネームはそう
    「ミストレス・タイガー…やっぱり、アイシャさんだったんですね」
    「アンディとマーチン君はプラントの監視で来られないから代わりに私が、ね」
    「…正直本部から『待機中のキャバリアー1が姿を消した』って報告があった時、半分貴女の仕業なんじゃないかって思いましたよ。キャバリアーの始動キーを預けられてるのはオペレーターやエージェントの中でも限られた人物だけですから」
    「ええ、けれど…」
    「この独断専行、高く付きますよ」
    「そうね」
    「…最近プラントにオープンした有名なケーキ屋さんの季節限定メニュー、私とお姉ちゃんの分」
    「その判りやすい条件は囮。でしょう?」
    「やっぱり貴女相手だと普段よりテンション上げなきゃやってられない、ですよね」
    「元気になったようで何よりだわ」
    「空元気ですよ真面目な話…アイシャさん、私が合図を出してから30秒間、キャバリアーの演算リソース全部使って敵識別出してる"青い差し色"のMSを妨害して下さい」
    「"あの子"にも共有は済んでるから何時でも行けるわ。まあ、言ってる傍から」
    「そうこなくっちゃ」
    「…"アッガイ"とのリンク一時切断完了!良いわ、合図を!」
    「…ファウンデーションの皆さん、"電子の妖精姫"を敵に回したこと、後悔しないで下さいね!メイリン・リラ・アスハの本気、とくとご覧あれ!」

  • 67二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 01:56:32

    このレスは削除されています

  • 68二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 11:44:23

    このレスは削除されています

  • 69二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 20:10:53

    このレスは削除されています

  • 70二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 02:58:34

    このレスは削除されています

  • 71スレ主24/08/06(火) 11:34:05

    保守がてらTipsその⑤

    ⑫今はオーブに身を寄せてるミーアですが、プラントの側からは「デュランダル前議長に誘導されていた」という同情の声の方が大きく、【プラントの歌姫、ラクス・クライン】ではない【歌姫に比肩する歌手、ミーア・キャンベル】としての再デビューと仕事復帰を望まれています。

    ⑬レイは現在療養中ですが、当人としては早く根本的な治療薬or新型の老化抑制剤を開発して貰って早くシンやルナと一緒にコンパスで働きたいようです。アーサー副長やヴィーノら元ミネルバ乗員にミーア達周囲の人々、エルスマン代表といった治療チームは内心、彼が戦場から離れて生きる事を望んでいるのですが…

  • 72二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 19:50:35

    レイには戦闘より療養に専念して欲しいと思いつつ、本人は復帰したいだろうし、シンも療養に専念して欲しいが一緒に戦友として隣にいて欲しいのも本心だろうなと。

    ……レイ、もしも核攻撃で行方不明の報道を知ったら、療養中でも行動に出る?

  • 73二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 05:33:00

    >>72

    このスレのレイだったらもしかすると…

  • 74二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 12:51:27

    >>14

    この世界線でも視えるのか…。

  • 75二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 16:17:40

    >>74


    (あっ、議長がまた艦長に撃たれてる。最初は驚いたけどこう何度も見てるとなぁ…この前はジャーマンスープレックスでもっと前は表蓮華。そしてその前は…タンホイザーだったっけ)


    (シン君、貴方何が見えてるの?)


    (霊が)見える人と(心が)読める人、日常の中の非日常

  • 76二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 02:33:04

    保守

  • 77スレ主24/08/08(木) 11:27:49

    昼の保守がてらTipsその⑥

    ⑭レイの治療薬開発にはフェブラリウスの皆さん、そしてなんとオルフェ義兄さんも関わってます。議長がメサイアの外に遺したものの中に非常に厳重なプロテクト…オルフェの生体認証ロックが掛かっていたものがあり、そこにはレイのカルテや治療に役立ちそうな論文等と現在処方されている抑制剤の詳細な処方とその改善案、そして試作治療薬のデータが入ってました。現在は改良された抑制剤でひとまず症状を安定させ、その間に治療薬を大急ぎで開発している段階にあります。

    ⑮今のところレイの容態は安定していて、中程度の運動や適正な時間の座り仕事など日常生活を送る分には全く問題ありません。通院治療の為オーブとプラントを往復することも余裕で可能です。

    ⑯…でもだからって急に白兵戦のトレーニングしたり、いきなりMS乗って動かしたりなんてもっての他なんだからね?わかってる?ねえ(ミーア・キャンベルさんのお小言)

  • 78二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 15:47:38

    とりあえず情報封鎖…フラガ一族特有の直感およびシンとの友情による感応、更に周囲の何かを隠している雰囲気から聡いレイなら気づく可能性?

  • 79二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 22:18:09

    ムウさんもファウンデーションに滞在中なのでひょっとすると彼の見聞きした事柄なら共鳴めいた何かでレイが気付いてしまうかも…シンとルナマリアに危機が迫っているとなると尚更勘が鋭くなったりして

  • 80元下級氏族の青年の手記より24/08/09(金) 07:26:11

    セイラン派に属していた両親が代表首長の帰還時に亡くなって数ヶ月が経つ。
    アスハの復権、首脳部入れ替えによる混乱、デュランダル前議長との対立…これらの出来事とかつての親の立場故に表立って葬式もあげられなかったが、それでも年が変わる前に二人を見送ってやることはできた。
    遺された者の義務を終え改めて自分のこれからを考えてみると、その先が暗澹としていることに漸く気付かされる。

    裏切り者の下級氏族
    …この一文が、自分の現在と未来に重くのし掛かってくる。

    「行ってきます」広いだけの生家を引き払って移り住んだ独り暮らしのワンルーム。当然返事はない。
    そして自分は今日も鈍色の気持ちで職業安定所に足を運ぶ。ナチュラル向けの求人を探しに。

    「お探しの求人は既に募集人数に達しておりまして…」
    「こちらの求人でしたらすぐにご紹介出来ますが…」
    決まりきった結論。わかりきった返答。
    普段なら背に腹は代えられぬと妥結案に応じていただろうがこの日はなんだか気乗りがしなかった。
    返事に迷う自分を今日の担当者が訝しげに見る。その視線に居心地の悪い思いをして目を反らした先に一枚の掲示物があった。
    「"外部折衝課、職員募集中!"…?」
    フレーズを読み上げただけの自分の呟きに担当者の顔色が青くなる。

  • 81二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 07:30:39

    外部折衝課と書いてアスハのきょうだい達の後始末部隊と読むんですね…頑張れ青年

  • 82元下級氏族の青年の手記より24/08/09(金) 16:33:34

    "ナチュラル・コーディネイター及びそのハーフなどの人種不問!"
    "学歴・職歴不問!IT・軍隊式格闘術・その他一芸に長けた方大歓迎!!"
    …他にも色々とキャッチフレーズは書かれていたようだが、その時の自分は定職欲しさから"職員募集中"以外の単語を無意識にシャットアウトしていたらしい。
    「あのすいません。横のポスターの事なんですけど」
    訊ねた直後、担当者は慌てた様子で話題を元に戻そうとした。
    「き、気になさらず。日雇いの求人でしたら他にも」
    その顔色は青いままだ。
    「いえ、このポスターの"外部折衝課"について詳しくお話を伺いたいのですが…」
    この言葉を聞いた瞬間、蒼白を通り越して土気色に変わった顔を恐怖と混乱に歪めながら担当者はまるで叫ぶように、吐き捨てるように言葉を発した。
    「私は何も知らない!これ以上話すことは何もない!!」
    …そう半泣きで言われたら自分にはもうどうすることも出来ない。周囲からの冷たく厳しい視線に晒されつつ、職安を後にせざるを得なくなってしまった。

  • 83二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 17:40:32

    もしかして魔窟…

  • 84二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 18:03:44

    この若人は「たまたま」採用担当が聞いているという「幸運」には巡り合えたのだろうか

  • 85元下級氏族の青年の手記より24/08/09(金) 19:30:39

    「結局今日も収穫ゼロか…」
    職安に程近い公園のベンチに腰掛け、窓口からの呼び出し前に回収した無料求人誌を流し読みしながら思わず独り言を漏らす。
    「…このテレオペの求人は前に応募したけど二次面接で断られたんだよな。学歴も職歴も問題なかったのに、やっぱり家の事かな」どうにもならない過去と現実を突き付けられて気が滅入る。悔しいやら恥ずかしいやら色々な思いを直視したくなくてだけど目を逸らすことも出来なくて。部屋を出たときよりもっと重苦しい気持ちで昼下がりの公園の風景を見つめた。
    こんな猛暑日に自分以外の誰か居るわけがない…ない筈なのだが。
    「あれ?」
    葉桜の木陰、スーツ姿にサングラスの成人男性が一人。まるでこちらの様子を伺うように顔を向けていた。
    何度か手元とこちらに顔を往復させると、懐から携帯端末を取り出し何処かに電話を掛ける。長くも短くもない通話を終えると、彼は真っ直ぐこちらに向かって来て…

    「あなたが●●●さんですか?先程は災難でしたね」そう声を掛けてきた。ご丁寧に30°の礼までつけて。
    「あ、いえいえ」思わずこちらも御辞儀で返してしまう。げに哀しきはオーブの国民性かな。
    「●●●さんは外部折衝課に興味がおありで?」あくまでも穏やかに、それでいて念を押すような圧をもって尋ねてくる。
    「そうですね。詳しい事を聞こうとしたらあの通り、まあ酷い返事で」まるで"何か"に怯えた様なあの担当者の顔が脳裏に焼き付いていた。

  • 86二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 05:44:40

    保守がてらTips番外編

    外部折衝課
    ウズミ様の弟、ホムラ前代表が姪であるメイリンの"やらかし"の後始末や表沙汰になる前段階での解決の為に開設したシークレットサービス内の部署。現在では元セイラン派・元親連合派閥の身内が居たなどの理由で行き場の無い下級氏族や、連合系の国家から迫害を逃れて移住してきたばかりなどで後ろ楯がないハーフコーディネイター達の新たな居場所になってきているようだ。

  • 87元下級氏族の青年の手記より24/08/10(土) 14:01:53

    「●●●さん」彼の声のトーンが変わる。これまでは当たり障りの無い、悪く言えば抜け目なく様子を伺うものから、どこか冷たく人を値踏みしているような━━まるで事情聴取でもするような真剣さを含んだものへと。
    「私はこれから●●●さんにいくつか質問をします。決して難しいものではありませんのでどうか肩の力を抜いてお答えください」言葉の穏やかさとは正反対の声色に一瞬気圧されるがこれまで受けてきた、ただ無意味に理不尽で高圧的なだけの圧迫面接とは比べるべくもない。眼前の彼はこんな自分にもとても誠実に向き合ってくれているからだ。

    それから幾つかの問い掛けに答え、終わった後は互いに連絡先を交換して別れた。

    「あなたの現在の健康状態を簡単なものでいいのでお聞かせください」
    「あなたは"外部折衝"という言葉から何を連想しますか?」
    「あなたの現在の境遇についてこの国への不平や不満はありますか?」
    「あなたはこの国の理念についてどれ程知っていてどこまで賛同していますか?」
    これでもまだほんの一部に過ぎない。

    「ただいま」やはり誰もいない一人きりのワンルーム。太陽はもうじき西の海の向こう側。玄関から流れ込んだ外気かドアの開閉の振動か、以前気紛れに購入した風鈴が微かに音を鳴らした。

  • 88二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 22:34:47

    人員ゲット?
    アスハのきょうだいの尻拭い部隊
    (なおアスハのきょうだい達によりオーブの主要部分(政治・経済・軍事・情報・福祉)の発展が目覚ましいため部隊員にはなりたくないが尊敬はされている)

  • 89二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 08:47:10

    保守

  • 90元下級氏族の青年の手記より24/08/11(日) 19:33:52

    "その時"は予想より早く訪れた。彼との邂逅から3日後、朝食を摂り終えて求人情報誌に目を通していたらテーブルの上の携帯端末に着信が入った。発信元は…先日教えてもらった彼の電話番号だ。
    3コール以内に電話を取ると挨拶もそこそこに彼は「○月□△日の午前11時に、顔写真付きの身分証明書と筆記用具を持参して本島の行政府受付までお越し下さい。詳細はそこでお話し致します。それでは当日お待ちしております」とだけ伝えてきて通話を打ち切った。

    (…本当に大丈夫なのかな)今更ながら少々不安な気持ちになってくる。自分は狐か狸にでも化かされているのではないか?質の悪いドッキリか何かではないのか?
    「○月□△日…って明後日か、ずいぶん急だな」
    まあドッキリならこんな短期間にターゲットを決定出来る訳も無いし、そういったものは仕掛け側とターゲットの周囲との綿密な打ち合わせの上で成り立っているのであって、ここまで性急に物事が進むなんて事は先ずあり得ないことだ。

  • 91二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 02:54:58

    寝る前のTips

    外部折衝課の業務
    害虫(色々な意味合いを含む)退治
    正規の捜査・礼状発行・逮捕拘束権限を持つ組織に先駆けての各種調査及び査察
    行政府要人の補佐・相談
    オーブ行政府・枢密院・裁判所・検察・議会議員ら要人の警護
    その他機密性の高い各種業務etcetc...

  • 92二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 10:31:22

    自分はなりたくないが合コンとかでモテるやつ?

  • 93二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 17:53:14

    >>92

    恋愛結婚したい人は寄ってこないが、国家公務員の伴侶の立場と各種手当、そして遺族年金目当ての人物からの釣書は後を絶たない…正直すごく世知辛い。

  • 94二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 18:04:04

    >>93

    過労◯世知辛い

    お中元やらお歳暮やらがいっぱい届く外部折衝課

    国民やら行政府なんなら軍とモルゲンレーテからも労いの高級お歳暮が届く

  • 95元下級氏族の青年の手記より24/08/12(月) 21:42:17

    ━━約束の日時、本島行政府受付前。
    受付の職員に声を掛けようとしたちょうどその時、彼が先にこちらに向かって話し掛けてきた。

    「●●●さん、お待ちしておりました」
    仕立ての良いダークネイビーのツーピース。鏡面加工が為された暗い色をしたレンズの嵌まったウェリントンフレームのサングラス。暗すぎず明るすぎずの頭髪を無臭の整髪料でしっかりとオールバックに撫で付けている。
    …公園で初めて出会った時と同じ格好で。

    「本日は宜しくお願い致します」軽い会釈。
    「こちらこそ、よろしくお願いします」こちらも礼を返す。
    「早速ですが●●●さんには"ある場所"に同行して頂きたいのですが、本日お時間は大丈夫でしょうか?」
    「はい」哀しいかな時間は…時間だけなら幾らでもある。
    「良かった。それではどうぞこちらへ。出入口に迎えの車を待たせてありますので、ドアが閉まりましたら改めて私達の指示に従って行動して下さい」

    「●●●さんは後部座席の中央にお座り下さい。シートベルトを着用し終わりましたら左右の職員からそれぞれアイマスクとイヤーマフが手渡されますのでそちらも指示通りにご着用お願い致します」

    …あの、これって本当に国の出先機関の面接なんだよな?
    今から自分は不穏分子として然るべき場所に勾留されるとか、そんな事無いよな?

  • 96元下級氏族の青年の手記より24/08/13(火) 08:25:50

    無音の暗闇。
    左右の手に感じる他人の手袋越しの温かさ。
    誰かに導かれて何かを昇っている自分の足。
    空調の利いた狭い室内。

    再び降り立ったアスファルトの上。先程より近い海の匂い。漸く許可が下りたのか左右で自分の身体を支えてくれていた職員達がイヤーマフとアイマスクを立て続けに外してきた。騒音と眩しさに襲われる事を覚悟していたがそんなことは無く、左側の職員がいつの間にか差してくれていた日傘が解放されたばかりの目を守ってくれた。

    「…トレーラー、ですか?」日雇いの現場で何度か操縦した物よりも遥かに大型のトレーラーが既にコンテナをその背に負った状態でそこに停められていた。
    「●●●さんが大型牽引車の免許を取得していることは調査済みですので。貴方にはこちらのトレーラーを指定した場所まで運転し品物の搬入までを確認して頂きたいのです」まあ5日間もあればそれくらい調べはつくか。ふと、ここまで大型の車輌を運転したのは取得試験以来だということに気付く。
    「落ち着いて操縦すれば大丈夫。焦らずに、仕事でやってる通りに…」そう自分に言い聞かせる。

    目を閉じ深呼吸を1回、また1回。覚悟が決まったところで目をしっかりと開いてサングラスの"彼"に向き直る。
    「よろしくお願いします」ここまで来たらもうやるしかない、なるようになるしかないのだ。

  • 97二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 18:52:05

    トレーラーの積み荷は何なんだ…
    アスハのきょうだいたちやらかしたら外部折衝課の皆に差し入れとか持っていくんだろうな…
    女性陣はラクスのご飯とかカガリのおすすめケータリングとか姉妹姫の手作り差し入れしたりする
    でも最近は皆で合作した差し入れが皆テンション上がりまくると判明した
    男性陣はやらかしたあとはそっと栄養ドリンクとかさしてして仕事手伝いにやってくるんだろうな…課の皆が休めるように穴埋めを手伝いに…課長が戦線離脱するとオルフェが課長代理になって課を回すんだ…

  • 98二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 02:37:51

    保守がてらTips番外編

    ・妹姫様の差し入れはたまに"妹姫's Selection"と題したポテチ詰め合わせになっている。ちなみにそのせいで外部折衝課の皆さんは箸でポテチを食べるのがすっかり癖になってしまったという
    ・外部折衝課は物凄い激務の為職員の離職を避ける目的で福利厚生はとてもしっかりしている。具体的に言えば慰安旅行でユーラシア連邦や東アジア共和国、汎ムスリム会議にある老舗ラグジュアリーホテルに宿泊可能…等々(勿論団体名は偽装済み)
    ・本部の仮眠スペースには鉄道会社で採用されている"絶対に起きられる目覚まし"こと自動起床装置がある
    ・外部折衝課で使われているメモ用紙は基本的にチラシやビラ、カレンダーの裏紙。しかも何度も鉛筆で書いたり消したりを繰り返しているので紙自体がすごく破けやすくなっている

  • 99二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 12:24:58

    「あれ?課長は?」
    「さっき胃の穴が拡がって医務室に運ばれたよ」

    ここまでは良くある話

    「この書類、今日中に課長代理の決裁印必要なんだけど」
    「諦めろ、代理はさっきスクランブル発進の召集がかかったぞ」
    「マジかー」
    「まあ事情が事情だから事務方に話を通しておけば一日位は大目に見てくれるさ」

    これもまあ良くある話

  • 100二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 19:49:10

    大丈夫だ、どこの職場でも大差ない(嘘であれば、どんなに良かったか…orz...)。

  • 101二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 01:27:52

    寝る前Tips番外編

    特に評判の良い・良かった差し入れ
    ラクス特製"カリダお義母様直伝!だし巻き玉子"
    カガリ様おすすめ店のケバブ。ソースは勿論チリソース
    ルナマリアが派兵先で偶然仕留めたイノブタのフルコース
    キラがたまに足を運ぶお菓子屋さんの人気メニュー
    行政府の近くにあるアスラン行きつけの食堂の出前
    マユによくねだられて作った思い出のハンバーグ
    カリダ母さん秘伝のおはぎ(製作者は兄さん)
    あんな親でも手料理は美味かった…カザフスタン風ピラフ
    万能調味料:焼肉のたれ、妹姫様渾身の深夜当直ズボラ飯
    旧暦時代から営業してる老舗和菓子店の羊羹

  • 102二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 08:02:27

    ※基本的にきょうだい達からの差し入れは大歓迎な外部折衝課

  • 103二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 16:26:34

    外部折衝課は義姉妹達だけのデートにも駆り出される
    バレないように護衛しながら
    後をつけてきているであろう、その日仕事のない旦那達がやらかす事の後始末をして
    姫たちが厄介事を拾ってきた際にはどうにかできるような土台を作る縁の下の力持ちなのだ

    旦那達はナンパやテロリスト、詐欺師などをちぎりパンしていくので、それをナイナイする(豚箱にぶち込む)手配など
    そして一番大変なのが稀におこる旦那達の兄弟喧嘩
    超絶くだらない話題で喧嘩するので要注意
    誰が一番嫁を守ったかやコーデが一番に合ってるのは誰など誰か突っ込めな内容
    姉妹にバレたらお説教される

  • 104二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 02:46:47

    保守

  • 105二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 13:00:02

    海千山千の外部折衝課職員にも怖いものはある
    それは虎印のコーヒーと…ミリアリアの手料理

  • 106二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 22:19:39

    「がっ、に、苦すぎる…(ガクッ)」
    「ユウ君!しっかりしてよユウ君ー!!」

    「遅かったか…!」
    壁に拳を叩きつける職員A
    「まるで構図がサン・ピエトロ大聖堂のピエタ像だ…」
    妙な所で教養の深さが出てしまった職員B

  • 107二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 07:57:39

    >>103

    今日も課長と部下たちの胃は穴だらけだ!

  • 108二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 17:20:34

    >>105

    後日、ミリアリアのやらかしに対するお詫びとしてディアッカが作ってくれた炒飯はすごく美味しかった。

  • 109二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 01:19:52

    保守ー

  • 110二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 12:05:12

    お昼の保守がてらTips
    この世界線でもサイは苦労人。お昼休みになるとよく行政府の休憩スペースでユウナとボヤいてます。

  • 111元下級氏族の青年の手記より24/08/18(日) 23:43:18

    ━━作業自体は拍子抜けするくらい順調に進み、説明を含めても1時間も掛からずに終わった。
    (…こんな簡単な運転の為だけに呼ばれた?いやそれだけにしては妙に物々しい扱いをされたな…)
    トレーラーを車輌ごと港に停泊している大型船に搬入する作業。確かに積荷の中身次第じゃ自分のような何も知らない人間の方が都合が良いのかもしれないが…それでもまだどうしても違和感は拭えないままだった。
    「搬入作業、本当にお疲れさまでした」悩みを知ってか知らずか彼が話しかけてくる。
    「あのサイズのトレーラーを運転するのは試験以来なので緊張しましたけど…事故もヒヤリハットもなくて安心しましたよ」偽りない本音が口を吐いて出る。

    「…これでアイツもしばらく大人しくしてくれれば良いんだけど…」先程日傘を差してくれていた女性職員が何かを呟いていたが、聞かなかった事にした。

  • 112二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 07:45:45

    ゑ?何?何事?
    バイ青年の心の中

  • 113二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 18:52:50

    保守がてらTips
    外部折衝課が沸き立つのは、案件解決と代表首長ならびにその同胞家族からの差し入れ、そして御歳暮開封の時である。
    「ヒャッハー!大●ハム詰め合わせだぁー!」←六徹でテンションがヤバい職員A
    「これは揖●乃糸三神…実物なんて初めて見ましたよ…!」←普段食べてるそうめんはスーパーマーケットのプライベートブランドな職員B
    「皆さん!これ凄いです!!これ千●屋のジュース詰め合わせ!!」←甘党の職員C

  • 114元下級氏族の青年の手記より24/08/20(火) 02:51:52

    「…さて、全ての作業が無事滞りなく終了したことですし、まだ迎えが来るまで多少余裕がございますのでここから少し質疑応答の時間としましょう。●●●さんから何かご質問はありますか?」
    「本来なら両手の指でも尚足りないところですが3つに絞ります。まず一つ目、ここはオーブ国内…正確にはオノゴロ島ですね?コンテナの塗装が真新しかったので角度を変えて見てみれば、モルゲンレーテ本社のロゴがうっすらと浮いておりましたので」車内で自分の両脇を固めていた職員の表情が一瞬強ばるのを見逃さなかった。
    「…ご明察の通りです。次の質問は?」
    「二つ目。ですが積荷はモルゲンレーテ社のMSではありませんね?コンテナのサイズが明らかに社で製造されているMSの大きさをオーバーしています」
    「…これについては後程責任を以て解答させていただきます。機密もありますのでこの場では●●●さんの御期待に添う解答は致しかねますゆえ」

    「それでは…最後の質問です。貴方達がこうして私に機密の一端に触れることを許すような行動を取ったのは、私が下級の…それも没落しきったとはいえ氏族の出身だからですか?」
    「いいえ。この"試験"は再構築戦争以前から存在する大西洋連邦の最高学府に現役合格し滞りなくご卒業なさった貴方の優秀さと、オーブの…亡きウズミ様の理念理想への理解の深さあってこそ実施させていただきました。むしろ貴方のような逸材を『両親がセイラン派に属していた』だけで冷遇し『家柄の古さだけが取り柄の没落した下級氏族の末裔』だからと日雇い人足に貶めた不見識をこそ私達公僕は貴方に詫びなければなりません」

  • 115二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 14:52:21

  • 116二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 20:42:05

    >>110

    彼らの目下の悩み:以前仲間だった"アイツ"のブレーキが壊れたこと

  • 117二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 21:01:19

    >>116

    アスランだって嫁が関わらなければブレーキできるから

    あの人だって嫁が関わらなければブレーキでいてくれるさ

    関わった場合は(合掌)

  • 118二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 06:07:37

    >>117

    そして待機している救急車…

  • 119二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 11:27:31

    >>118

    というか医療チーム

    「ステンバーイ...ステンバーイ...」

  • 120二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 14:09:56

    >>117

    なおその場合アコードの皆さんも胃痛ポジションに…

  • 121二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 19:48:59

    オーブ首長国、ヤラファス島の病院
    「オイシイ...ビョウインショクガコンナニオイシクカンジルノハジメテ...」
    「田舎のお母ちゃん…おれ生きてる…生きてるよ…!」
    「うめえ、うめえよ…!」
    (無心で食事に食らい付いている)

    「ねえオルフェ…どうしたの?あの人たち」
    「ミリアリアの手料理を食べたんだ…私の忠告が間に合ってさえいればこんなことには…!」

  • 122元下級氏族の青年の手記より24/08/22(木) 01:19:22

    「…試験?」
    「当課と関係各所話し合いの下で内容を決定致しました。『試験の結果及び終了時の質問の内容如何ではウチで彼を引き取りたい』との申し出もございました、が…」
    「どうやらその口振りですと、自分は」
    「ええ。"これからもどうぞ宜しくお願いします"」

    「           さん」
    「…他人にフルネームを呼ばれてホッとしたのは久しぶりですよ」
    「それは何より」

  • 123二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 10:43:36

    保守

  • 124二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 21:24:51

    >>121

    腹を抱えて笑うディアッカ(悪意なし)。


    その背後には…。

  • 125元下級氏族の青年の手記より24/08/22(木) 21:34:55

    「ここで立ち話も何ですので、そろそろ"地下"へ行きましょうか」
    「地下…モルゲンレーテ社の工場ですか」
    「ええ、貴方に是非会って貰いたい方がそこにおられます。港へ参りましょう、入り口は船でしか行けない場所にありますので」

    「…先程自分が大型船に積み込んだコンテナの中身についてまだ十分な、納得の行く説明がされていませんでした」
    「もうそろそろ話を始めても大丈夫でしょう」

    「●●●さんが搬入したコンテナの中身ですが…貴方の推察通り、あれは我が国のMSではございません」
    「…」
    「前の大戦で破壊されたものを"とある筋"より依頼を承けてこちらの…モルゲンレーテ社の工場で改修させて頂いたものです」
    「やはりそうだったんですね」
    「この手の問題は特にデリケートですからね、弥が上にも慎重にしてし過ぎる事はありませんので」
    「ですがそうなると新たな疑問が生じてきます。何故わざわざ"一機だけ"専用の隠蔽処置まで講じて、カグヤ島のマスドライバーで宇宙に上げるのか、とね」
    「行き先が他の中立国や非連合系国家だとは思わないのですか?」
    「考えられませんね。ロゴスの壊滅により世界経済が混乱している昨今、彼らにそれ程の経済的余裕はありませんから」
    「…ええ、確かに」
    「そうなれば残る選択肢は唯一つ。それはあのMSがザフト製の…それも"様々な意味で特段の配慮を要する"機体だということに他ならない」

  • 126二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 04:53:50

    まさかケルピー?
    新人君はいつきょうだいに出会うのかなワクワク

  • 127二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 14:24:05

    このレスは削除されています

  • 128元下級氏族の青年の手記より24/08/23(金) 19:40:36

    「あんなに少ない物証からそこまで…」
    「ええ。そしてそのMSは新型でもなければクライン派に属する勢力のものでは"ない"可能性が極めて高い。それこそ"旧セイラン派閥"の"生き残り"に触れさせるリスクの高さも加味すれば、尚更ですね」
    「ふむ」
    「…それでも残る候補はまだ二つありまして。その両方がここに運び込まれたと考えるのが自然ですが…候補のうちの一つはあまりにも多機能であり、前の大戦終結から日の浅い現在、量子コンピュータの助けを借りても必要な全てのテストを終えているとは到底思えないんです」
    「…!」
    「それにここまで厳重な警護が付くとなると専属の操縦士も立ち会うと見るのが自然でしょう。しかし今回はそれらしき人影は見られませんでした。いえ、本当は"来られなかった"のでは?これらの結論から導き出されるあのコンテナのMSは…」

    ━━狭くも広くもない会議室に突如響く拍手の音。
    部屋の出入口にはいつの間にか、見慣れた見知らぬ顔が…フルオーダーのスリーピーススーツに身を包んだ金髪碧眼、眉目秀麗を絵に描いたような青年…オーブ国防軍准将にして代表首長常勤補佐官であるオルフェ・ヤマトがそこに居た。

    「あの僅かな手掛かりだけでここまで推測できるとはね。彼には過ぎた人材かもしれないな」…ん?彼とは?
    「酷い言い種じゃないかオルフェ。ウチを…外部折衝課を希望してくれたのは●●●さんなのにさあ」

    藤色の髪、気弱そうな顔つき、自信の無さが滲み出ている声…そして忘れもしないあの姿は。

    「ユウナ・ロマ・セイラン…」無意識に彼の名前が口を吐いて出た。

  • 129元下級氏族の青年の手記より24/08/24(土) 01:54:46

    「僕の父が君たち●●●の家に…いや、この国のみんなにした事や支持者のみんなを手前勝手な野心に巻き込んでしまった事については、正直なんと言って詫びるべきなのかわからない。心当たりがたくさんありすぎてどこから、何を、どうやって話すべきなのか迷ってる」

    ━目の前に居るのは自分の知っている彼…"売国宰相、ウナト・エマ・セイランの凡暗息子、ユウナ・ロマ・セイラン"ではなかった。
    怯え、悲しみ、苦しみ…それらを面に出すまいと必死に堪えようとして、だけど完全には出来ないでいる。単刀直入に言ってしまえば『情けない』そういう他ない表情をしながら辿々しく声を振るわせ言葉を紡ぐ様は見るに忍びない。だが自分にはどうしても、彼の足掻きを嗤う気にも詰る気にもなれなかった。
    『他人を嘲ってはいけない』というごく単純な社会的通念以前に同じ人間として、同じ『あの日自ら拠って立つものを失った者』としての感傷と共感が、自分の心の奥底にほんの僅か残っていた汚泥めいた怒りと憎しみをまるで洗い流すように消し去っていたからだ。

    「でもこれだけははっきり伝えたい。君を外部折衝課に採用したのは僕個人の"憐れみ"でも"罪悪感"からでもない、純粋に君の能力と人格が当課に必要なものだったからだ」迷いなく差し出された彼の右手と共に発せられたその言葉と声、そして真っ直ぐ自分に向けてきたその視線には、もう一片の恐怖も迷いも無かった。
    こちらも視線と誠心を返し、確たる思いと共に右手を伸ばして応える。
    「これからもよろしく」「こちらこそ」
    そう、今はお互いにこれで十分だ。

  • 130元下級氏族の青年の手記より24/08/24(土) 03:03:54

    「終わりました?仲直りの握手」例の女性職員が心持ち嬉しそうな声で話しかけてきた。
    「仲直りって…」官庁の勤め人としてはやけにお気楽な物の言い方に思わず脱力してしまいそうになる。
    「蟠りはあったんでしょう?けどもうそれもおしまい。これからは苦楽を共にする仲間なんですから」今まで喋らなかった男性職員がようやく口を開いた。
    ━ん?この声どこかで聞いたような…確かテレビの議会中継で議員連中から繰り出される矢継ぎ早の質問に淀みなく対応していた…あの…
    「あ」不意に声が漏れる、周囲からの視線が痛い。だがわかってしまった以上そのまま捨て置くことなんて自分には出来なかった。
    「そうだ、そうですよ。ヤマト補佐官がこの場に居るなら貴方だって居ても不思議じゃないですよね。サイ・アーガイル代表首長秘書官どの!」

    「この度付きサングラス結構したんだけどなあ」悪戯がバレた子供のようなリアクションが返ってきた。
    「補佐官どのも秘書官どのも、貴方たち仕事はどうしたんですか?!」…もう呆れるより他ない。

    「いや、これも業務の一環だよ」事も無げに言ったのはアーガイル秘書官。
    「随分優秀な若者が"何を血迷ったか"外部折衝課の面接を受けると聞いてね」皮肉を込めて続けてきたのはヤマト補佐官。
    「…ここだけの話、この二人にあなたの人事ファイル見せたの妹姫様なの。『だって情報共有した方が面白くなりそ…ゲフンゲフン顔合わせもスムーズになりますし』って」黒髪の女性職員が絶妙な大きさの声量で囁き掛けてきた。

    「ちょっとぉ!丸聞こえなんだけど三人共ぉ!!」あ、先程の鍍金が今の反応で8割方消し飛んだぞ。
    「なんだよオルフェ!流石に"血迷った"は酷いじゃないか!サイ君も、●●●さんはもうウチの職員なんだからあからさまなヘッドハンティングは謹んでくれたまえよ!」
    嗚呼、各省庁の仁義なき人材争奪戦かな。
    「…ってこのカオスの原因はそっかあ、メイちゃんだったのかあ…後で話を詳しく聞かせて下さいね、ミ…キャンベルさん!」

    …え?今なんて?

  • 131元下級氏族の青年の手記より24/08/24(土) 03:39:23

    「━━━つまり、話を纏めるとこんなところですか」ホワイトボードにこうやって長く文章を書き記すのは学生時代生活費の為にやった塾講師のアルバイト以来だ。

    ・ヤマト補佐官とアーガイル秘書官はメイリン様からのタレコミで"優秀な人材"が外部折衝課の面接を受けようとしていることを知った。
    ・補佐官どのは試験の内容に悩むユウナ課長にアドバイスする一方でアーガイル秘書官及び知人のミーア・キャンベル女史を面接の補佐役として送り込み、隙あらば試験の内容に物言いをつけてその人物を首長官房に引き込もうとした。

    「補佐官どの、貴方はこの記述に対して何か申し開きはございますか?」オールバックの"彼"が冷たい声色で尋ねる。
    「無い。全て事実だ」悪びれもせず堂々と言葉を返す。
    「甘いねスズキ君。オルフェの事だよ?きっと何か他にもどデカい爆弾の一つや二つ隠してるに決まってるよ!」ユウナ課長が声を荒らげる。
    「例えば…そう、そうだ!以前レイ君が乗ってたMSを試験に使ったとか!そうでもなければキャンベルさんをわざわざ協力者に仕立て上げたり、ましてや機密だらけのここに連れてきたりしないでしょ?!」…その言葉に女史が顔を反らす。どうやら図星だったようだ。

  • 132元下級氏族の青年の手記より24/08/24(土) 09:52:37

    「レイというファーストネーム、その"レイ"がかつて乗っていたMS、キャンベル女史の経歴、そして誰もが皆一様に直接的言及を避けていること…この会議室には現在身内しかいないのですから機密面はクリア出来ていると自分は判断します。もうそろそろ明らかにして貰っても良いのではないでしょうか?」
    「確かにな」「オルフェ!」
    「君の推察通り、あのコンテナに格納されていたのはZGMF-X666S…ユニウス条約違反機だ」…キャンベル女史の顔が青くなったのは見なかった事にしたい。不可能だが。

    「オルフェ、なんてモノをお前ってやつは…」アーガイル秘書官さえ唖然とした表情でヤマト補佐官を見ている。
    「サイ、ミーア君。君達二人は私に何を言ってくれても構わない」…あんな大それた事をやらかしておいて彼は何故ここまで堂々としていられるんだろうか。その神経が解らない。

  • 133元下級氏族の青年の手記より24/08/24(土) 20:07:08

    ・"テスト"で大型船に搬入させられたのはザフト製MS【ZGMF-X666S】通称:レジェンド

    …ここまでボードに書き出してみて更に疑問が浮かんでくる。レジェンド同様に前の大戦で同じく撃墜されたその兄弟機【ZGMF-X42S】デスティニーが月面から回収される理由の方は理解出来る。ネビュラ勲章を二つも授与されたエース中のエース、シン・アスカ大尉の愛機だからである。
    それに彼は我が国の代表首長カガリ様の義妹であるメイリン様の実姉ルナマリア・ホーク中尉の同期生にして結婚も視野に入れた関係だともっぱらの噂だ。
    あのデュランダル前議長に与し、キラ・ヤマト准将の…当時は国防軍三尉の駆るフリーダムを撃墜せしめ、かつての祖国オーブに刃を向けたとはいえ、他ならぬ准将と代表首長がその事を一切不問に処するとまで各所に通達を出すほどのパイロット…
    ━━そんな彼の思いが込められた機体を、それも条約違反上等の核動力搭載機をむざむざジャンク屋組合の手に委ねる道理など何処にあるというのだろうか?

    しかしレジェンドの方はどうだ?確保しておくべき理由が
    ・核動力機であり、環境面等重大な影響を与える可能性を加味してその取扱いは慎重に慎重を期さねばならない為戦列復帰もプラントへの返還も未定である今現在、ジャンク屋及びその手を介した悪意の第三者達の手に核動力機及びその機密が渡らないようにするための一時的措置。
    ・デスティニープランを掲げて大量殺戮兵器を使用したギルバート・デュランダル前議長が開発に携わった機体だから。それも第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦の戦犯ラウ・ル・クルーゼの愛機プロヴィデンスの後継機という、プラント側が政治的に極めて慎重な対応をとらざるを得ない存在のため、後々改めてその扱いを協議する為に一旦やむを得ず中立国のオーブが預かっておく事が決まったから。
    …駄目だ、わざわざこんな"貧乏くじ"を引く理由が思い付かない。

  • 134二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 20:31:28

    准将からの"ありがた~い"通達、その原文

    『シンの事を"フリーダムキラー"って呼ぶ人がザフトはもちろんオーブ国防軍にも多いみたいだけど、シン本人はすごく気にしちゃっててなんだか僕も申し訳ない気持ちになるんだよね。そういうのは仕事上でもプライベートでも色々と良くないと思うから、なるべく言わないようにしてくれると助かるな。コンパスにいる時は平和のため一緒に戦う仲間なんだからさ』

    …これをオルフェが発言者の特定を行った上で物凄く"高度に"変換した結果、コンパス内はしばらくの間戦々恐々とした空気に包まれたという。

    「なにもあんな厳しい言い方する必要なかったじゃないか!兄さんの鬼!悪魔!!」
    「      」
    そして同じくらいの期間オルフェが精神的ショックでポンコツに成り下がったそうな。

  • 135二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 08:32:02

  • 136元下級氏族の青年の手記より24/08/25(日) 20:04:30

    「随分考え込んでるようだね」この状況を作った【金髪の悪魔】が話しかけてきた。
    「誰のせいだと思ってるんですか」ここまで言ったとてバチは当たるまい。
    「言い訳はしない」オーブを離れて入った大西洋連邦の母校にいた頃、彼が地元出身の同級生達の間で『金髪鬼』『南の島の悪魔』『オーブで一番忙しい男』と散々に言われていた事を思い出した。
    「自覚はおありなんですね、色々と」食えない男だ。
    「まあな」本当に手強いな。
    「ああ、そうだ。めでたく君がユウナの部下になったところで一つ頼みたい事がある。少し私の感傷に付き合ってほしい」…嫌な予感しかしない。

    「私、実はあの機体に以前一回だけ乗ったことがあってね。まあ結局それが最初で最後だったわけだが…"兄弟喧嘩"にも付き合わせてしまって、今まで申し訳ない気持ちを抱えていたんだよ」

     そういえば、ヤマト補佐官は前の大戦初期から終戦までデュランダル前議長に"保護"されていたと公には発表されていた。何でもBTW前後の混乱でカガリ首長や随伴のSPとミネルバ艦内ではぐれてしまったところを前議長に発見され"時間的都合上やむを得ず"デュランダル前議長と共にボルテールに移乗したのが始まりだった…と、プラント側は発表していた記憶がある。

  • 137元下級氏族の青年の手記より24/08/25(日) 21:14:56

    (ん?)気付いてはいけないことを、今自分は気付こうとしている。神経が独りでに情報を組み立て、そして"一つの結論"へと勝手に自分を突き動かしていく。
    (ダメだ!これは流石に自分の口から絶対に言ってはいけない類いの代物だ!)そうだ、今ならまだこれは自分一人が墓場まで持っていけば済むだけの話だ。いや自宅で一人酒でも飲んで眠れば翌日には綺麗さっぱり脳内から消し飛ぶような只の与太話で終わるのだ。そうだそうしよう、それがいい、うん。スズキさんもアーガイル秘書官もキャンベル女史も、なんだかみんな必死に"聞かなかったこと"にしてくれてるようだし。

     そんな自分の、いやみんなの頑張りをぶち壊してくれたのは、他ならぬユウナ課長の絶叫だった。
    「…え?待ってオルフェ。兄弟喧嘩ってまさか…!ああぁ、だからメサイア攻防戦の後メイちゃんがストライクフリーダムの通信記録を調べた時にログが一部削除された痕跡があったって…!君あの頃公には居所不明ってなってたよねそうだよね?!」あっ、みんなの顔色が一気に青白く…

  • 138二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 08:20:47

    兄弟喧嘩(ハイエンドMSに乗っての火器フルオープンなコロコロし合い)ごく一部の人以外メサイア攻防戦の時レジェンドに乗ってるのがオルフェだと知りませんでした。

    以下、知ってるかどうかの一覧
    キラ:当事者なんでもちろん知ってる
    ラクス:後でキラから聞いた
    アスラン:ラクスに同じ
    カガリ:ラクスとアスランからの配慮で何も聞かされてない
    メイリン:何となく察してる
    シン&ルナマリア:知ってる
    元ミネルバのクルー:持ち場によってまちまち
    ユウナ以下オーブの事務方のみなさん:当然知らない
    プラント本国の反デュランダル派:知ってる訳がない

  • 139二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 19:14:47

    「え?メサイア攻防戦中のストライクフリーダムの通信ログが一部消されてるって?何のことかな、僕知らないよ」
    「とぼけるのもいい加減にしろ!」
    「レジェンドのパイロットが凄腕でさ。話し掛けるタイミングも逃しちゃったしあとは回避と反撃で僕も手一杯だったんだって信じてよカガリ!」
    「キラ!しかし、該当するパイロットはあの時メサイアで治療中だったと…」
    「だめ?"お姉ちゃん"?」
    「…今回だけだからな。次は庇いきれんぞ」

  • 140元下級氏族の青年の手記より24/08/27(火) 04:00:36

    「あ、貴方って人は…!」彼が赴任先の国々で恐れられている理由がわかった、わかってしまった。
    こんな怪物を制御出来ている我が国の首長は一体何者なんだろうか。
    「オルフェ、お前本当そういうところだぞ!」アーガイル秘書官が呆れ半分憤り半分に言い放つ…肝心のヤマト補佐官はどこ吹く風といった様子だが。
    「と、とんでもないこと機密に触れてしまった…」スズキさんの顔色は相変わらず青白い。
    「あたし、もしかして物凄く危険な人に貸しを作っちゃった…?」気付くのが遅いですよキャンベル女史、まあ自分も人の事言えませんけどね!

  • 141二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 13:44:03

    制御出来てるか?振り回されてることが多いような…
    男兄弟どもに…まあ、制御できてる方なのかな…
    まあカガリが一番振り回されてるのは実弟だろうけど…次点で旦那…カガリドンマイ

  • 142二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 13:49:29

    ユウナがとことん振り回されてるのが目立つけど
    カガリも制御できてるように見えるだけな気がw
    カガリも振り回す側になったりするし
    本当に制御できてんのかなしてるのが
    結果的に国やカガリのためになってるから
    カガリがガチガチに制御してないだけでね…

  • 143二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 23:45:48

    普通の人々からすると物凄く"慎重な取扱いを要する"有能・有用な人材を扱いきってる(ように見える)時点で既に尊敬の的なんだと思います。そのせいで諸外国から警戒されてもいるわけですが…>カガリ様

  • 144二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 07:46:04

    >>142

    カガリ様自身色々と身に覚えがあるから厳しく出られない、というのはあるかもしれませんねえ。もしかしたらこの世界ではトーヤ君が"北風"的な振る舞いをしてバランスを取ってるのでは?

  • 145二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 19:25:14

    保守がてらTips
    サイはカガリの秘書官の中でもかなり高い地位になってますがコネではありません、れっきとした彼自身の能力でここまで出世してます。ミリアリアも同様です。これがスーパーナチュラルってやつか…

  • 146二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 19:27:41

    なんかサイは時々ユウナと飲んでそうww
    苦労人というか常識人仲間・・・

  • 147二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 02:24:49

    仕事上がりに行政府からちょっと離れた屋台でおでんとかつまみながら一杯やってるんだろうな…って絵面がおっさんや!まだ二人とも若いのに…
    「へいらっしゃい!今日も来てくれたんですね!」
    「親父さん、いつもの三品を二人ぶんお願いします。また召集かかるかもって思うとオーブ酒一献が限度だよなぁ…ささ、課長一杯どうぞ」
    「うう…ありがとうサイ君…あ、ご主人。追加でがんもどきと餅巾着一つお願い」
    「今日は結構食べるんですね」
    「メイちゃんが今日からちょっと地下に籠るらしくてね、家に帰ってもどのみち一人飯だし」
    「…なるほどなあ」

  • 148二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 13:58:13

    これもみんな戦乱が続くC.E.がいけないんや…>みんなの過労

  • 149二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 20:23:57

    「良いですよね…!課長や秘書官どのは行政府から出られるんですから!!」←決裁待ち書類のアンデス山脈に埋もれそうな職員(平)
    「…ここに来る前買った冷蔵庫の中の葉野菜、もうダメだろうなあ…」←デスクの上にある未整理の証拠資料のオリンポス山が今にも崩れそうな係長

  • 150二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 21:27:50

    >>149

    いいじゃないか、ちょっとぐらい!嫁(とそのきょうだいつまり身内が)一番胃に穴開ける存在なんだぞ、逃げ場なんて無いんだぞ家庭でも仕事でも胃に穴開けるほど頑張ってるんだ…

    ちょっとぐらい労ってあげよう

  • 151二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 07:17:58

    ☆ミ

  • 152二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 17:41:15

    (>>66以来久々の戦闘)

    「っ!掛かった!」先程から何度も無人機制御システムにアクセスを試みてきていた"亡霊"に動きがあった。

    (ここまでは想定内…だけどこっからどう動いてくる?)猪突猛進にシステム掌握を図る程無謀ではないだろうが、無人機を一体一体確保するような細かい神経の持ち主でも断じて無い、それはあの日モルゲンレーテの見学に訪れた際他ならぬ彼女の人柄と"思考の癖"を目の当たりにしている。

    (なるほどねぇ、オンラインの設備や他のMSには見向きもしないでまっすぐこっちのメインフレームを目指してるみたいだ)一切の無駄が無い、だからこそある程度までは行動パターンを読み易く対処も容易。

    …初動でその意図に気付いて適切な対策を打てればの話だが。

    (リダイレクトを弄って迂回させまくって向こうにトイボムをくっ付ける。すぐバレるだろうけど時間稼ぎにはなるからその間にシヴァ管轄の無人機5機だけでもOSのクリーンインストールを終わらせる!…アイツが目標のディレクトリにアクセスする予想時刻まで10...9...)ダニエルが戦術を決定し、そのために必要な全ての行動を終えて迎撃態勢をとった直後。


    /////System Offline/////


    「…え?」

    彼女らの静かなる反撃が始まった。

  • 153二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 00:12:23

    (巻いてくでー)
    この世の全てがまるで凍り付いたように静かで、何もかもが止まってしまったと一瞬錯覚してしまう。
    「奥の手か?!いやそんなモノを隠してる様子は何処にもなかった…じゃあこれは一体?」ルドラ・サファイアのシステムがファウンデーション軍部ネットワークの全てから弾き出されるという想定外の事にダニエルは混乱しながらも何とか復帰を試みる。と平行して兄弟達が自分と同じ現象に見舞われていないかどうかを確認した。

    "みんな!MSの様子に何か変わったところは?!どんな小さな違和感でも構わない、教えてくれ!"
    "こちらリュー。先程からあのMSの動きに少々変化が見られますね、視野が狭くなったような印象です"
    "こちらグリフィン。交戦中のフリーダムに変化はないな"
    "シュラだ、アスラン・ザラの行動フローに依然変わりはない。だが…出所不明な広域ジャミングの頻度が減っているのが気に掛かる"

    "ありがと、みんな"
    "ダニエルは早急にシステムの復帰を、私一人では少々決め手に欠けましてね…"
    "エメラルドも俺もあちこち疲労が溜まって仕方ねぇ"
    "長々と妨害ばかり…つまらんぞ!"

    "マズイな…俺も含めてみんなに焦りが出始めてる…
    【視野が狭くなった熊もどき】に【減った出所不明の妨害】…もしかして、向こうのホントの狙いは…!"

  • 154スレ主≠初代スレ主24/08/31(土) 08:07:44

    (戦闘書くの久々で疲れた…)

  • 155二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 19:08:36

    (馬を射ると見せ掛けて…)
    「その若さで親衛隊を任せられるだけありますね、ブラックナイツのダニエル・ハルパーさん!ですがもう少し早く、私"達"の意図にお気付きでしたら勝ち筋もあったというのに」メイリンの右手の人差し指が無情にコンソールのEnterキーを叩き、コードが実行される。
    「こちらキャバリアー0!イモータルジャスティスの戦域離脱及びミレニアムへの収容を確認!アークエンジェル及びムラサメ隊の接近を確認!現在戦闘行動中の敵味方識別及び味方機への抗体プログラムパッチ適応完了!イシュタリア軍部メインフレーム掌握完了、データコピー及びトラップ・バックドアの設置終了と同時にキャバリアー1と連携しバチルス・ウェポンシステム亜種"リシンク・プロト"を"現在戦闘行動中のイシュタリアMS"に向けて散布開始!キャバリアー1応答どうぞ!」
    「キャバリアー1了解!メインフレームからの撤収カウントダウン開始するわ、10..9..8..」
    「…間に合え、っ!今です、アイシャさん!」
    「0!リシンク・プロト散布開始!」

  • 156二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 04:52:49

    保守ーる

  • 157二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 13:49:35

    妹姫様イキイキしてらっしゃる。お仕事頑張ってくださいね

  • 158二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 00:37:31

    リシンク・プロト
    完成品の"リシンク"からキャバリアーへのリンク機能のみをオミットしたもの。他の量子コンピューターへのリンクと強制的な並列計算機化機能はそのまま据え置き。今回はメイリンとアイシャの意向で"イシュタリアのスラム問題を如何にして解決するか"をルドラ三機とシヴァに無理矢理演算させることにしたようだ。

  • 159二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 06:48:28

    "リシンク・プロト"への対策方法
    ミラージュコロイドを介して敵機に感染することに変わりないので既存の対ミラージュコロイド用計器(デテクター・センサー)を取り付けていれば気付くはずなんですけどね…多分そこの予算をひよこBBAがケチったんじゃないでしょうか

  • 160二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 16:42:03

    種無印時代のキラは時々ストライクのコクピットで寝泊まりしてたけどこの世界線だとどうなるんだろう?ちゃんと部屋で寝てるキラのところにフレイが押し掛けてくるのをオルフェが食い止めるのか、それともオルフェがキラに付き合って自分もキラが眠るまでストライクの足下で様子を見てるのか…

  • 161二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 00:24:50

    この世界線だとアグネスがコンパス入りしてるかどうかさえ不明なんだよなあ…ただシンルナが原作よりきょうだい達と親しくて、アグネスの本性に気が付きかけてるレイも生存してるからそもそも選考の時点で弾かれてる可能性もある。

  • 162二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 08:17:27

    もしかしたらコンパスの性質もこの世界線だと少し違うのかも、本編では事が起こってしまってからの介入や鎮圧(パトレイバーの後藤隊長の言葉を借りるなら「本質的にいつも手おくれ」と言うのが悲しいかな実情)だけどこちらではオーブの国力・発言力共に割と落ちてないから国家間の交渉がやり易かったり、何よりオルフェがこちら側の人間になってるから人員構成(オーブ・プラント・大西洋連邦からの出向者に+して人種問わず在野の優秀な人材も登用、場合によっては加盟・承認国国籍のかつ志願者に限るけど民間人だろうとOJTを視野に入れて採用活動に勤しんでる可能性が…)も違うかもしれない。

  • 163二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 19:47:20

    アスハ家にきょうだいたちプライベートルームもらってるよね、姉妹達はオーブに帰る度に女子会開いてそうだし
    兄弟達は嫁との惚気をあてに飲み会してそう

  • 164二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 04:16:31

    >>163

    そして何故かそれぞれの部屋で風呂の種類が違うこだわりよう

  • 165二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 13:41:44

    >>164

    お風呂は盲点だった…

    そして酒盛りで一番強いの誰だろう

  • 166二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 20:56:33

    >>165

    アルコールに強い、または強い方寄り

    キラ(スパコは肝臓も強いのか?冗談はともかく自分の適量をちゃんと知ってるのでそもそも醜態を晒すまで飲まない)


    酒より飯

    シン(まあ映画本編見てるとねえ…いっぱいお食べ)


    イメージが解り易いのはこの二人だろうけど…

  • 167二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 06:38:50

    実は隠れ酒豪
    メイリン(誰も彼女が酒に酔ってるところを見たことがない)

    一定量までは何ともないのに…
    ラクス(滅多に帰ってこないキラへの鬱憤なのか頭ピンクが加速する)
    ルナマリア(年下彼氏への愛がマジで爆発する五秒前)

  • 168二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 07:14:48

    酒盛りの場でも世話焼き気質(苦労人)が抜けないユウナとかいそう
    (なお彼女は酔わないため世話焼くのはもっぱらオルフェとかアスランとか別の人)
    カガリは普段代表で気はってる分兄弟との飲みだと酔いやすそうなイメージ

  • 169二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 07:31:02

    可変式
    アスラン…男飲みベロベロ(量すごい)混合セーブする
    カガリ気分による
    オルフェ…身内のみの場合激弱、他人がいるときはザル

    弱い
    イングリット…弱いのでベロベロ
    可変式の人は相手を見て飲む量とお酒のキャパが変わると思ってる

  • 170二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 07:49:03

    >>169

    可変組がっぽくてww

    男のみの飲み会で盛大に酔ってフォローされるオルフェとアスランww

    アスランはカガリの前だとかっこつけてセーブするだろうし

    本当に酔っ払いアスラン男のみの飲み会のレアキャラそう

  • 171二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 16:27:51

    完全に酔っ払ったらほぼ「カガリ」しか言わなくなるアスラン。たまに「キラ」そして「シン」ぐらい。

  • 172二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 23:55:38

    飲みたくても飲めない
    ユウナ(こういう場合みんなのフォローに回るしかないんだよ!!僕が飲む暇がないの!!by本人)

  • 173二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 23:58:39

    >>172

    だからサイと飲みに行ける日が貴重なんだろうねユウナ・・・

    というかサイと一緒の時ぐらいしか飲めなさそう・・・

  • 174二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 06:03:38

    >>171

    オルフェ涙目、「我も幼馴染解せぬ」

    そう言うオルフェもイングリットと時々キラしか言わなくなる

    奴らは似たもの義兄弟

  • 175二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 13:52:19

    このレスは削除されています

  • 176二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 14:43:32

    お風呂の妄想

    オルフェ、キラ、シン、タンダードな日本のユニットバス(広い)

    カガリ、ヒノキ風呂(洗い場畳)

    ラクス、ヒノキ風呂(洗い場はタイル)

    メイリンミストサウナ付きバスルーム

    アスラン、ユウナ、イングリット、ルナ洋風な猫足バスタブシャワー



    本人の希望と好みにより改装している

    カガリはお転婆でお風呂場でころんだこともあったため洗い場が転んでも良いように畳仕様の風呂を改修した(幼少期から)

    メイリンは風呂にかなり力を入れて結構な頻度でアップデートをしている。

    部屋のお風呂の他に大浴場(数種類)もある

    (お風呂はメイリンが全指揮権を持っている(プライベートルーム以外)

    オーブが火山地帯なのでお湯は温泉かけ流し(美肌の湯)

    >>164

  • 177二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 22:31:18

    ユウナが洋風趣味なのはまあわかる(父親が親大西連邦派閥)
    メイリンがミストサウナ付きの風呂好きなのもわかる(頭脳労働するから気分転換したいだろうから)
    ヤマト兄弟やシンが一般的なユニットバスを選ぶのもわかる(嗚呼小市民)

  • 178二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 06:08:09

    アスハ家なら大浴場は数個あってもおかしくない

  • 179二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 11:32:49

    >>176

    そこは譲れないですよね>源泉かけ流し

  • 180二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 20:02:48

    >>178

    その①

    タイル張り&お約束の富士山の絵、大昔の日本にたくさん存在していたという【銭湯】を再現したもの。【ケロリン】と書かれた黄色い桶が置かれている。ちゃんと出入口に上がり湯の入った桶がある。


    その②

    職人手作りのヒノキの風呂桶が置いてある露天風呂。浴槽までは飛び石が続いていて、隙間を白黒の玉砂利が埋めている。風呂桶は大人二人が入れる大きさ。浴槽の周りにはヒノキ材のすのこが敷かれていて水捌けが良い。

  • 181二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 22:45:20

    >>180

    和風が来ると洋風も欲しくなりますな、あれだけのお城だから宮殿風のお風呂とかスパっぽいお風呂とかもあっても楽しいかも

    メイドさんとかの使用人の福利厚生で入り放題のお風呂とかもありそう(プロデュースメイリン)

  • 182二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 07:57:32

    >>180

    アスハ家の離れに日本家屋あってそこのお風呂がその②がイイな

  • 183二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 18:26:20

    その③
    モルゲンレーテ社員寮の地下に作った岩盤浴・ロウリュ・水風呂付き大浴場。メイリンのポケットマネー&プロデュースで作られたがモルゲンレーテ社員とその家族なら誰でも24時間利用可能。

    番外
    大浴場ではないけれど、オーブのヤマト家近くの木立の影にあるドラム缶風呂。外作業や一泳ぎした後に入るのが最高。

  • 184二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 01:27:34

    その④
    いつの間にかイシュタリアの城に作られた大浴場。
    妹姫様「いやー先日のお詫びといいますか…お城の皆さんが安らげるところがもっとあればいいなー、と思いまして…」
    水を大量に使う都合上、週のうち三日から四日程開放され、普段は宮殿に勤務する人間のみ利用可能だが、夏場と冬場の半年に一度ほど首都在住の一般市民にも開放される。ちなみに湯の花をオーブから直輸入して湯に混ぜている。

  • 185二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 08:44:28

    その④補足
    イシュタリアの軍港一帯は立ち入り禁止だが時々ブラックナイツが気分転換がてら"F作業"をしている姿が目撃されている。そして何故かオーブのヤマト外交官もボートに同乗している姿も…

  • 186二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 19:31:11

    F作業=釣り。お城の庭園(本編より圧倒的に小規模)はオルフェとイングリット以外立ち入りが制限されてます。ゆくゆくはもっと大きいものにして憩いの場にしたいとかなんとか…

スレッドは9/10 07:31頃に落ちます

オススメ

レス投稿

1.アンカーはレス番号をクリックで自動入力できます。
2.誹謗中傷・暴言・煽り・スレッドと無関係な投稿は削除・規制対象です。
 他サイト・特定個人への中傷・暴言は禁止です。
※規約違反は各レスの『報告』からお知らせください。削除依頼は『お問い合わせ』からお願いします。
3.二次創作画像は、作者本人でない場合は必ずURLで貼ってください。サムネとリンク先が表示されます。
4.巻き添え規制を受けている方や荒らしを反省した方はお問い合わせから連絡をください。