- 1スレ主24/07/22(月) 22:54:11
- 2スレ主24/07/22(月) 22:56:03
- 3スレ主24/07/22(月) 23:07:23
凪「(あー、やば。ちゅーしてたら止まんない…)」
正しくはちゅーではなく口移しなのだが
一回でやめておこうと思ったのに、酔っ払って正体をなくしている玲王から水のおかわりをおねだりされてしまった凪は、止めるどころか玲王の変装用の眼鏡もキスの邪魔になるからと外してしまう
レンズ越しではなく直接アメジストの濡れた瞳と目が合い、泣いてるように充血して少し赤くなったそこを見ているだけで、凪は下半身に血液が集まっていくのを感じた
凪「(はー、ほんとにカワイイ…)」
周りの猫耳メイドさんなんてもう目に入らない
完全に自分に身体を預けて一生懸命ちゅーしてくる玲王が可愛くて、凪の意識は玲王に全集中だった
そして、凪は人前でしてはいけないコトだと思いつつも、なるべく長くこの時間を楽しむため背中で周りから玲王を隠すように、座ったまま覆い被さるようにして口移しを続ける
玲王「んっ…?」
そのうち凪が口移しで水を与える本来の目的も忘れて、玲王の舌を吸ったり奥まで追うようにしてキスに夢中になっていると、ドンドン!と遠慮ない力で背中を小突かれた - 4スレ主24/07/22(月) 23:13:26
その衝撃に思わず咽せそうになった凪は、ようやく玲王から身体を離す
凪「えほっ、いってぇ…」
玲王「おいっ!?何すんだよ!」
凪「な、何って…」
玲王「水は?」
凪「みず?」
玲王「俺は、水が飲みてぇって言ってんの!なのに…なんでさっきから人の口ン中、ベロベロ舐め回してんだよ!?」
凪「…!!」
御曹司、ガチ切れである
終いにはゴシゴシと汚いものを拭くかのようにして、シャツの袖で口元を拭われてしまい、凪は二重のショックを受けた
頭上で七色に光るサイバー猫耳がより虚しさを際立たせている
凪が水を飲ませるつもりがないと悟った玲王は、ペットボトルを掴んで残っていたそれを豪快に飲み干した
玲王「ゴクッ…ゴクッ……ぷはーっ!」
凪「(オヤジかよ…)れ、レオ…あのね、とにかくこのシャンパンは本物のお酒だったから、もう飲んじゃダメだよ?」
酔ってるのを良いことに散々好き放題ちゅっちゅしておいて、凪は今更真面目に玲王に忠告した - 5スレ主24/07/22(月) 23:18:37
玲王「はぁ…?クソッ、マジかよ…」
凪からその事実を聞いた玲王は、力をなくしたようにボスッとソファーの背にもたれる
玲王「どうりで、なんかニゲェと思ったわ」
凪「でしょ?俺みたいに無理せず飲むのやめたら良かったのに…」
玲王「ハッ、誰のために頑張って飲んだと思ってんだよ?」
凪「え?」
玲王のその言葉に凪が思わず聞き返した
飲んでくれ、なんて頼んだ覚えはない
玲王「お前が…メイドさんとの手紙とか動画、欲しがるからだろ」
凪「お、俺が…?」
玲王の言葉に凪は記憶を巻き戻す
メイド『ポイントに応じて直筆のお手紙とか個人動画をプレゼントしますので、ご主人様たちも頑張って貯めてくださいね♪』
凪『えー、全部めっちゃいいね』
玲王『…』
〜回想終了〜 - 6スレ主24/07/22(月) 23:22:16
凪「え、うそ…あれは俺もレオから手紙とか動画もらいたいなって、そう思ったから言っただけで…」
玲王「はぁ?じゃあちゃんと理由も口に出して言えよ!」
凪「いや、まさかそんなボヤキみたいな独り言まで揚げ足取られるとか思わないじゃん…」
玲王「揚げ足?デートなのにこんな女の子ばっかのとこ連れて来て、俺よりメイドの方が好きなんだって思うだろフツー!」
互いの主張を譲らず、ヒートアップする二人は止まらない
凪「いやいや、勝手に勘違いしてヘラんないでよ…俺が好きなのはレオのメイドさんだけだって何回言えば理解すんの?この天然ボケ御曹司!」
玲王「誰がボケだよ!」
凪「当たり前だろ!ツッコむのはいつだって俺なんだよ!」
ギャーギャーと狭い店内で騒ぐ二人は、いつのまにか周囲の注目を集めてしまっていた
客「盛り上がってんねー!あの卓」
客「イケメン同士でメイドさんの取り合いかな〜?」
幸い他の客たちも酔っ払っており、まさか男同士の痴話喧嘩だとは思ってもいないようだった
凪「ねぇ!さっきまでの可愛いかった甘々のレオはどこ行ったの?返して!」
玲王「どこにも行ってねーよ!俺は俺だ!!御影玲王!」
凪「クソッ…!ボーナスタイム終わんの早すぎでしょ!メイドさん、追加のシャンパンまだなの!?」 - 7スレ主24/07/22(月) 23:25:09
ちなみに先程オリシャンを両手に持ち、今日は売り上げ1位だと浮かれた足取りでテーブルに戻りかけたメイドは、周りを気にせずちゅっちゅしていた二人を見てしまい、この宇宙船を模した店『スペースキャット』の名の通り宇宙猫になっていた
しかし、メイドというのはご主人様に仕えてご奉仕するのが仕事
あくまで使用人、という立場である
瞬時に状況を理解したメイドは、「お邪魔をしてはいけない!!」と気を利かせてカウンターの奥に撤退していたのだった
メイド「は、はい…!ご主人様、お連れ様は大丈夫ですか?」
いきなり凪から呼ばれた担当メイドが、慌てて卓に戻る
凪「全然大丈夫じゃないです!連れが、大変なんです!」
メイド「わ、分かりました…!急いで追加のお水を」
凪「違うッ!シラフに戻って来ちゃってるから、お酒を!早く追加のお酒を持って来てください!」
凪誠士郎〜…
どこまでも自分のエゴに忠実な男である
可愛い酔い玲王をもっと見ていたいのは分かるが、あまり酔わすと大人のおもちゃ買いに行けなくなるぞ…
というか下手したら👮♂️<キミ、チョット?
この後メイドさんは?いや、玲王はどうした?
(どちらでも可)
この後の展開を下3レスから🎲 - 8二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 23:28:13
酔わせようとしてる!?
怪訝に思ったメイドさん、凪が怪しいのでお酒ではなくお水を持ってくる - 9二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 23:30:09
色んな意味で長居は危険と判断した玲王がスマートにお会計
続き待ってました!猫耳挿絵かわいい! - 10二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 23:32:59
凪の欲望が勝つ選択肢も入れよう
オリシャン追加 - 11スレ主24/07/23(火) 09:29:25
- 12二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 19:35:06
ほしゅ
- 13スレ主24/07/23(火) 20:55:52
フラフラと、少しグラつく意識をなんとか正気に戻しながら玲王は状況を冷静に分析する
とにかくいつものすれ違い、勘違いにより凪が喜ぶと思ってがぶ飲みしたノンアルシャンパンは、マジのアルコール入りの方だったらしい
玲王「(どうりで…こんな頭痛くなるはずだ)」
凪「レオー、飲みたかったらずっと酔っててもいーからね。俺が介抱してあげるから」
玲王「…」
なぜだか凪は喜んでいるが、このままではいけない
酒のせいかさっきまでの記憶があやふやだが、凪のペースにハマると良くないことは経験上分かっていた
それにまだ周りにはバレてはいないようだが、自分達が高校生だと、しかもBL所属のサッカー選手だと気付かれるのはマズい
色んな意味でこれ以上の長居は危険だと判断した玲王は、スマートにお会計をすることにした
玲王「ごめん、メイドさん。用事あるの思い出しちゃった。チェックしてもらえる?」
メイド「(うわ、メガネ取ったらさらにイケメン…!目ぇデッカ!)か、かしこまりました。ご出発ですね!少々お待ちください」
テーブルにあった伝票を持ったメイドが、再びカウンター横のレジへと引っ込む - 14スレ主24/07/23(火) 20:58:20
凪「…メイドさんたちに俺がレオのだって見せつけたから、もう帰るの?」
玲王「見せつけ…は?なんだそれ。趣味ワリィ」
凪「レオが言ったんじゃん。『凪が俺のだって見せつける〜』って。俺は一応止めたからね」
玲王「マジかよ…やべぇ、全然覚えてねー…」
気が付けばいつのまにかジャケットも脱いでいるし、酒が入って記憶が途切れた間に自分は何をしていたのかと、玲王は片手で自身の額を押さえた
凪「レオってさ…そんなすぐ記憶無くして、キス魔ってやつじゃないよね?」
玲王「はぁ?」
凪「だって覚えてないんでしょ?俺とあんなにキスしたがったの」
玲王「キス?…いや、だから、それは水が欲しかっただけで…」
凪「へぇー…。レオって水が欲しかっただけで、キスみたいなことさせるんだ?」 - 15スレ主24/07/23(火) 21:06:06
玲王「なんだよ…それ…」
人をキス魔だなんて
凪以外と居たらこんなになるまで気を許すワケもないのに
誰でも良いかのように思われていたことに、玲王は心外だと傷つく
ここで「お前といる時だけだよ」と可愛く素直に言えばいいのに
それはまるで一方的に自分だけが凪を好きな言動のように思えて、悔しくなった玲王は凪をからかってみることにした
玲王「…だな。別に、お前じゃなくても…水飲ませてくれるんなら誰でも良かったけど」
凪「え?」
玲王「だって、口移しはノーカンだろ…?酒だって、この先いっつもお前と一緒に飲むとは限んねぇし。その時一緒にいるやつにお願いしちゃうかもな」
ほんとに口移しはノーカンなの?
確かに恋愛感情がなければ人工呼吸みたいなものなのか…
これに対する凪の返事を下3レスから🎲 - 16二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 21:28:24
玲王が俺以外の人に口移しするの俺は嫌だよ
俺だけにして - 17二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 21:33:11
逆に俺が玲王以外に口移しで水を飲ませたら玲王は嫌じゃないんだ
ノーカンなんでしょ? - 18二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 22:28:50
相手は俺みたいに下心あるかもしれないんだよ
そんな恐ろしいこと言わないでよ
このままだと俺、レオを1人にするの怖くてひっつき虫になっちゃう - 19二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 07:52:50
- 20スレ主24/07/24(水) 11:41:49
- 21二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 22:23:34
🌵
- 22スレ主24/07/25(木) 09:51:38
『その時一緒にいるやつにお願いしちゃうかも』
凪「(なんだよそれ…やっぱり、誰でもいいってコト?)」
玲王に対する自分の独占欲の強さを、本人は全然分かってないと凪は思う
今この場で、髪が束ねられて顕になったその首筋に噛み付いて、変な虫がつかないよう自分のものだって言う証拠を残してしまいたかった
しかしここでヒートアップしては止まれそうにない
凪は目立つ行動ではなく、言葉で玲王の気持ちをはかろうとする
凪「逆に俺がレオ以外に口移しで水を飲ませたらレオは嫌じゃないんだ」
玲王「…っ、それは、」
凪「ノーカンなんでしょ?」
追い討ちをかけるように玲王の言葉を借りてそのまま返す
すると、酔いのせいだけではなく玲王の瞳が揺れたような気がした
ちょっと意地悪な言い方だっただろうか
可哀想で可愛くて、玲王にこの困ったような、泣きそうな顔をさせているのは自分なのかと思うと、凪はもっとこの玲王を見ていたかったが、まだメインの目的が控えているので今は我慢だ - 23スレ主24/07/25(木) 09:58:05
凪「なーんてね、ウソだよ。冗談。でも、レオも俺の気持ち分かってくれたでしょ」
玲王「うん…」
凪「俺はお酒飲まないし…もし飲んだとしても、レオといない時は飲まないよ。だから安心して?」
玲王「安心…、する…」
分かった、というように猫耳を付けたまま頷く玲王は、IQが3くらいになったみたいでとても可愛かった
しかし大人になった時に酒を飲む機会は自分よりも社交的な玲王の方が圧倒的に多いだろう
凪「(レオが間違って本物のお酒飲んじゃったのはマズかったけど…レオが酔ったらどうなるか知れたのは良かったかも)」
フニャフニャになって甘えて、あんな様子とても他の奴に見せられない
凪「レオは外でお酒飲まない方が良いよ。だって、自分が何言ったか覚えてないんでしょ?」
玲王「…だから、もう分かったって」
いつもなら凪の面倒を見てあれこれと言うのは自分の方なのに
たとえ正論でも、赤ちゃんだと思っていた相手に保護者然としてクドクド言われるのは御曹司のプライドに障った - 24スレ主24/07/25(木) 10:04:34
玲王「(あー…でも、勝手に勘違いして暴走したのは俺だし、元はと言えば俺がもっと冷静になっていればこんなことには)」
凪は水もくれたし、自分のことを介抱してくれていたらしい。シャンパンを追加していたような気もするけど
玲王「ごめんな、凪。迷惑かけたな」
凪「ううん、全然。俺の前ではもっと酔って欲しいけど」
玲王「もぉー…酔わせてどうすんだよ」
凪「えー、知りたい?教えてあげよっか」
放っておけば再びイチャイチャとピンク色の雰囲気に包まれ始める二人を、再び宇宙猫になりながら見ていたメイドは、お邪魔をしてはいけないと思いつつも店の風紀を保つためそこに割って入った
メイド「ご、ご主人様〜!初回サービスのチェキですが、最初のご要望通りお二人で撮られますか?」
忘れてたチェキ!
撮るか…
あっちぃ猫耳二人のチェキポーズ&そこに書かれたメイドさんからのメッセージを下3レスから🎲 - 25二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 10:19:45
- 26二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 10:21:17
- 27二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 14:35:20
凪→片手ハート
玲王→サムズアップ
メッセージ→お幸せに♡ - 28二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 21:00:01
チェキポーズ→凪が玲王をお姫様抱っこ
メッセージ→末永くお幸せに♡ - 29二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 01:12:34
☆
- 30二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 10:21:37
★
- 31スレ主24/07/26(金) 10:52:02
- 32二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 14:20:09
チェキ絶対可愛い!
- 33二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 22:21:27
メイドさんお疲れ様です
- 34二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 08:02:24
定番のやつだw
- 35二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 11:31:20
かわいいだろうな
- 36スレ主24/07/27(土) 20:18:17
凪「え、何?チェキ」
玲王「なんだっけそれ」
猫耳をつけたままで絶賛自分達の世界に浸り中だった二人は、メイドさんの言葉に我に帰る
メイド「初回ご帰還のチェキのサービスです!お二人で撮られるとのことでしたがどうなさいますか?」
玲王『お前…チェキ撮るのかよ…』
凪『そりゃ撮るでしょ。何しに来たの』
天井をボーッと見上げていた凪が、あっ、とようやく合点がいったような顔をする
猫耳玲王とのイチャつきから頭を戻すのにウルトラジーニアスな頭脳は相当時間がかかるようだ
それだけ玲王とのイチャイチャタイムは凪にとって至福の時なのである
凪「あ…チェキ、撮る!撮ります!レオと二人で!」 - 37スレ主24/07/27(土) 20:22:02
玲王だけの写真は多いが、ツーショットは数えるほどしかない
しかもそのうちの一つは記憶喪失中の自分が玲王のほっぺにチューしているあの忌々しいプリクラである
凪「(あー…アレ思い出しちゃった。マジ最悪…)」
メイド「では、せっかくですのであちらの背景が綺麗なところへご移動いただいて〜」
凪「レオ、大丈夫?立てる?おんぶしよっか」
玲王「んー…だいじょーぶ。なんとかいける」
水は飲ませたものの、やはり酒が残っているのか玲王の足取りがあやしい
フラつく玲王の手を取った凪が、指定のチェキスポットまでヨチヨチ歩きでその手を引きながら連れて行く
凪「大丈夫?転けない?お姫様抱っこしよっか??」
玲王「だいじょーぶ。歩けるって、俺は酔ってねぇの」
凪「うわ、レオがホンモノの酔っ払いみたいなこと言ってる〜」
ワチャワチャと楽しそうに戯れあいながら、狭い店内を自販機超えの猫耳男二人が手を取り合って進んでいくのはなかなかの見応えであった - 38スレ主24/07/27(土) 20:28:23
メイド「えーっと…(この人たち放っておいたらずっとイチャつきそうだな)ではお二人のポーズはどうしましょうか?人気なのは指ハートとか」
凪「もちろん、キスで!」
ガンッ!
凪「いったぁ…!」
脇腹に衝撃を受けた凪は、横っ腹を抱えて身体を屈めた
玲王「あーワリ…やっぱ酔ってんのかなー。肘がすべったわ」
凪「ひ、肘が滑るってどういう状況…?(腹斜筋鍛えてるから全然痛くないけど)」
玲王「あのな、凪。人前だぞ?キスとか無しだろ」
凪「えー記憶喪失の俺とはキスプリ撮ってたじゃん!ずるい」
玲王「だからアレは不意打ちだって。とにかく、したらもう口きかねーから」
チェキを構えたメイドさんの方を向いたまま、玲王が凪にしか聞こえないよう小声で話す
シャッターの瞬間にキスしようとしていたのに玲王に先手を読まれてしまっていた
それもこれも記憶喪失の自分が既に玲王に不意打ちのほっぺチューをしてしまったからだ、と凪は湧き上がる嫉妬心をグッと抑える - 39スレ主24/07/27(土) 20:34:34
凪「じゃあ、せめてレオと一緒にハート作りたい!それなら良いでしょ?」
玲王「んー…?(やべ、なんか動いたから、また頭がクラクラしてきたかも)」
少し歩いたせいか、一旦落ち着いていた酔いが再び回ってきてしまった
メイド「ご主人様、お二人とももっと近づいていただいて〜、はいオッケーでーす!」
二人はメイドの指示通り顔がくっつきそうなほど近くに寄り、凪は思わず隣にいる玲王の顔をガン見してしまう
凪「(うわぁ…こんな近くでレオとツーショットとか、恋人みたい。いや、恋人だけど!)」
そして凪は、ドキドキしながら玲王と対になるように片手でハートを作った
メイド「では、お撮りしますねー!にゃん、にー、いちー♡」
玲王「(ポーズ、なんだっけ…?まぁいいか適当で)」
カシャッ - 40スレ主24/07/27(土) 20:41:11
メイド「ご主人様たちのご出発でーす!ありがとうございました〜!」
メイド「「またのご帰還を〜♡」」
本日のお給仕代としてオリシャンとレモンティーにサービス料20%、6万とんで960円を玲王がカードで支払い、二人は店を後にした
凪「ごめんねレオ、たくさんお金使わせちゃった」
玲王「問題ねぇよ。凪が楽しかったんなら」
凪「うん、楽しかった…また来たいな(猫耳レオとのラブラブ♡ツーショットも撮れたし)」
お楽しみにするため、メイドから裏向きに渡されたチェキを凪がそっと表に向ける
一枚目は玲王に着せるメイド服の資料用にもらった猫耳メイドさんの単品チェキ
そして、肝心の二人のチェキをその下からゆっくりとずらしながら取り出していく
するとまずメッセージ欄に書かれた「お幸せに♡」の言葉が凪の目に入った
凪「お、『お幸せに♡』だって…!やっぱり、俺とレオはどっからどう見てもラブラブカップ…あぇ?」
何かの目の錯覚だろうか
全貌が見えた二人のチェキには、玲王と二人の共同制作♡ラブラブハートが完成しているはずが、玲王はハートを無視して一人サムズアップしている
これは一体どういうことなのか - 41スレ主24/07/27(土) 20:51:05
凪「レ、レオ…?ポーズ、俺が言ってたのと違うじゃん。何なのコレ…?」
玲王「ポーズ?知らねぇってそんなの…。つかお前、俺の顔見すぎだろ。カメラ見ろよ」
凪「いや、こんなの、俺がレオに片想いしてるただのファンみたいじゃん!店戻って撮り直そうよ!」
玲王「はー?いいだろ、また今度撮れば。それより寒ぃから早く行くぞ、エ◯タワーに」
冬の夜の東京の気温は10℃を下回る
防寒に乏しいトンチキな服を着た二人は、少し歩いただけで凍えそうだった
凪「〜っ、じゃあ、俺がバックハグしてあっためたげる!」
玲王「は!?いらねって、はなせよっ!」
秋葉原の大通りで、190cmが185cmの後ろから覆い被さって暴れている
凪「じゃあ離れて欲しかったら、俺の片想いじゃないって証明して!」
また無茶振りを始めた凪くん…
わがまま赤ちゃんのお願い
玲王はどうやって凪との両想いを証明する?
玲王の解を下3レスから🎲 - 42二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 22:25:48
玲王ガン見凪ありがとう
「うるさい。さっさと行くぞ」
凪の頭を抑えて玲王からキス(酔いが再び回ったせいで大胆になってる) - 43二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 01:50:00
玲「仕方ねぇな大通りだからこれで取り敢えずは我慢しろよ」
凪と恋人繋ぎし繋いだ手を凪のポケットに入れる - 44二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 08:21:39
凪の好きなところを10個言う
- 45スレ主24/07/28(日) 18:56:52
- 46二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 21:21:54
猫耳チェキ可愛い〜!!!
- 47二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 03:32:52
ほしゅ
- 48二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 11:06:48
続き楽しみ
- 49スレ主24/07/29(月) 18:23:24
玲王「しょ、しょうめい?しょうめいって、何をだよ」
凪「だから!レオが俺のこと好きだって伝えてよ」
なかなかのめんどくさ赤ちゃん…いや、めんどくさ彼氏である
仕方ない。玲王は学園の王子様でアイドルでモテる女の子なのだ
先程のメイドカフェだって、このトンチキ服でなければ玲王の周りに猫耳メイドのハーレムが作られていたかも知れない
玲王「伝える、って言ったってなぁ…」
玲王は玲王で困っていた
ビル風に晒された身体は凪にバックハグされていようが凍えるほど寒いし、時間もない
たしか目当ての店が閉まるのは23時頃だったはずだ
タワーと呼ばれるくらいだからきっとエ◯グッズの種類も豊富で選ぶのに時間もかかるだろう
それに買い物の途中で凪が暴走し始めて脱線し、さらに時間をロスする可能性もある
その場合、後日また(痴◯に遭う不安を抱えつつ)電車に乗って、凪と秋葉原に訪れるような時間的ゆとりはもうなかった - 50スレ主24/07/29(月) 18:26:34
玲王「(尻◯の開発だって、どれくらい時間かかるかわかんねぇしな…イブまであと1ヶ月もねーのに)」
酒のせいか頭がいつものように回らない中、これだけのことを考えた玲王は、もうやるしかない、と覚悟を決める
玲王「す、好き…!」
凪「…っ!?」
玲王「…これで、いいだろ」
何もないのに愛の告白をするなんて
そんなバカップルみたいなことやっぱり自分には無理だ、と玲王が顔を赤らめるが、バックハグしている凪からはその表情が見えない
ちなみにメイド喫茶の店内でバカップルも真っ青な口移しのベロチューをしまくっていたことは、玲王の記憶の中から綺麗サッパリ消えている。不幸中の幸いか - 51スレ主24/07/29(月) 18:32:45
凪「え…何?よく聞こえなかったから、ちゃんと俺の目を見て正面から言って?」
玲王の肩をクルッと回して自分の方に向けた凪は、玲王からの愛の告白を聞きたくてわざと聞こえないフリをしていた
凪「レオ…どしたの?顔、赤いよ」
玲王「お前だって顔赤くなってんじゃねぇか!ちゃんと聞こえたんだろ」
凪「いや、聞こえてなかった。聞こえてないからもっかい言って」
真冬の往来の真ん中でこんなやり取りをしている二人は、どう見てもバカップル以外の何者でもなかった
もう一度言うべきか、と玲王が悩んでいたその時、アニメショップの前にあるモニターから宣伝用のアニメが流れる
『とりあえず、男なんてキスしとけば大人しくなるのよっ』
玲王「(そ、そうなのか…?)」
凪「ねぇ〜、さーむーいー。レオ、早くさっきのセリフ、俺の目を見てもっかい言ってよ」
玲王「うるさい。さっさと行くぞ」
そう言った玲王は、少しだけ踵をあげて凪の後頭部を押さえ自分からキスをした - 52スレ主24/07/29(月) 18:38:34
12月の週末の夜という人混みの中で、いつもの玲王なら絶対こんなことはしないのだが、酔いが再び回ったせいなのか大胆になっていた
凪「…」
玲王「(あれ?マジで静かになった。スゲェなあのアニメ。凪も漫画好きなオタクくんだから、オタクが好きなものに弱いとか?メイドも好きだし)」
玲王の脳内で、知らぬ間にオタクくん認定されていくのを凪本人は気付かない。今はそれどころではないのだ
凪「ちょ待っ…ヤバい、これは反則でしょ」
今この場で出来る両想いの証明なんて、愛の告白か手繋ぎくらいだろうと思っていた凪は、突然の玲王からのキスに反応してしまっていた
玲王「えーっと、スマホで調べたらここから店まで歩いて5分だって。行くぞ」
凪「う、うん…」
凪「(やばい…しぬって…このままエ◯タワー入っちゃったら、絶対に俺の誠士郎が誠士郎で誠士郎なコトになっちゃうって…!!)」 - 53スレ主24/07/29(月) 18:43:02
凪も無表情のその内心ではパニックを起こしていた
そう、DTが好きな子とそんな場所に行って、エレクトしない方がおかしいのだ
しかし、エ◯タワーで買い物中に勃◯するのはちょっとダサいだろう
そんなのあまりにも余裕がなくてダサすぎて、このままではDT丸出しの、玲王が嫌いな『カッコ悪い奴』になってしまう
凪「(いや…ワンチャンおもしれぇ奴認定してくれ…ないよね。無理無理無理)」
もしも勃◯した誠士郎を何かの弾みで玲王のお尻にでも当てようものなら、「おいおい、そんな余裕ねぇ奴とセッ◯スしたら、俺の尻◯めちゃくちゃにされそうだわ」とか言って、一年くらいセッ◯スお預けを喰らうかも知れない
凪「(やっとここまで来たのに、それはあんまりだって…!)」
その危険性に気付いた凪は、エ◯タワーに着いてすぐあるものでステルス誠士郎作戦(?)を実行することにした
凪はエ◯タワーにある何を使って誠士郎を隠した?
その物(商品)を下3レスから🎲 - 54二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 22:31:36
大きめの袋に入ったコスプレ用品を抱えるように持って隠す
- 55二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 00:09:28
大容量の56の箱
- 56二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 08:56:24
防水シート
- 57二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 09:01:37
業務用サイズのロー◯ョン
- 58スレ主24/07/30(火) 18:45:13
- 59二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:06:05
このスレの凪玲大好き!
- 60二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 01:27:42
☆
- 61二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 09:17:31
さすがコスプレ好きの凪くん
- 62スレ主24/07/31(水) 20:21:41
玲王「さみぃ〜!やっと着いたな」
カラフルな自動ドアを潜って男二人がエ◯タワーへと入店する
地下一階から地上六階まで妄想を掻き立てる商品が並ぶ、言わずと知れた大人のデパートである
入って早々、ソロプレイグッズとして有名な赤い縞々のオブジェにお出迎えされた
凪「(テ◯ガ、ね…俺がお前を使うことはない。なぜなら、俺にはレオがいるから…!)」
鼻息荒くドヤ顔をする凪を尻目に、玲王がスタスタとテ◯ガコーナーへと進む
玲王「へぇー、何に使うの?これ。いっぱい種類あんじゃん」
凪「これは使わないの。さっさと行くよ」
玲王「えー」
赤と白の縞々の前衛的なデザインや、その他のカラフルな商品に玲王が興味深げに目を奪われつつも、凪は階段を上がり目的の階を目指す - 63スレ主24/07/31(水) 20:30:12
二階に上がると卑猥な衣装を着たキャラクターのオ◯ホ用抱き枕にお出迎えされた
この衣装を着ているのが玲王だったら、と妄想しただけで、凪は誠士郎が大変なことになりそうだった
凪「(うわぁ〜…超過激…無理無理無理…!)」
フロアの奥へ進めど、どこを見てもエ◯エ◯エ◯…エ◯グッズの山
そんな中で、「すごーい!こんなのあるんだぁ♡」と、呑気にイチャつきながら商品を物色しているカップルを目にした凪は、妬ましく思う
凪「(クソッ!こっちはな、DTなんだよ。お互いに清く正しい未経験カップルなんだよ。お前らみたいにイチャこきながら買い物してたら、誠士郎がいくつあっても足んねーの!)」
本当は自分だって玲王とイチャイチャしながら、大人の余裕をもって買い物したい
しかし、どこを見てもエ◯グッズしかない店の雰囲気に圧倒された凪は、次第に大人しくなってしまう
玲王「うわー、スッゲェ!この辺アニメ絵ばっかじゃん。ジャパニーズHENTAIって感じだな」
凪「う、うん…」
玲王「見て見て凪!こっちに◯◯の匂いとか××の匂いとかある!マニアックすぎんだろ?誰が買うんだよこんなの」
凪「へ、へぇー…スゴイネ」
「俺もレオの髪の匂いとか売られていたら100%買うよ♡」とか、凪だって冗談を言いたかった
しかし、今はなんだかそんなことを言えるテンションではないのだ - 64スレ主24/07/31(水) 20:36:13
そんな凪の態度に玲王が目敏く気付いてしまう
玲王「…あのさ、お前…やっぱり来たくなかったか?」
凪「え?そ、そんなコトないけど…」
玲王「だって、猫耳メイド喫茶の時と全然テンション違うくね?」
凪「いや、別に…い、一緒じゃない?」
店のアダルトな雰囲気に緊張してしまい、口数がいつもよりさらに少なくなっているだなんて
そんなDT丸出しの理由、玲王にはとても言えないと、凪は誤魔化すようにして口籠る
玲王「(分かってるよ…。凪をこんなトコまで買い物に付き合わせたのは、俺だもんな。でも、せっかくならもっと一緒に楽しみながら買い物しても良くね?)」
凪とスムーズにセッ◯スに至れないのは自分が男である以上仕方がないとはいえ、二人でやる行為ならばもっと一緒に相談したり、問題を解決する行為だって恋人同士であれば一つずつ楽しむべきなのではないのか
玲王「(なんか…せっかく二人で来てんのに、凪からの返事少ねーし、俺一人で頑張ってる徒労感、っつーか…)」 - 65スレ主24/07/31(水) 20:43:15
生徒『凪って自分から動くことあるのかな?』
ここで玲王は今朝のクラスメイトとのやり取りを思い出していた
そう、凪は元々面倒臭がり屋のそういうやつだ
だから自分が積極的に後ろを開発して動くしかない
そんなことは分かっていたはずなのに、少しだけ
心のどこかで積極的に頑張る凪を期待してしまっていた
玲王「…」
玲王は凪に話しかけるのをやめて、店員に相談することにする
玲王「店員さん、オススメのローションありますか?」
凪「っ…!(レオ、ここで店員に話しかけるのかよ…!?)」
エ◯グッズだらけの初見の店でも、玲王のコミュ力は変わらない
人見知りの概念など親の腹の中に忘れてきたかのように、動じることがなかった
店員「はい。ローションのオススメですと、こちらのお流し不要で拭き取りだけでも大丈夫なものですとか」
玲王「へぇー、スゲェ。たしかに便利そう」
店員「あとは、味付きのタイプなども若い方に人気ですよ」
玲王「えっ、ローションて口に入れてもいいんですか?」
店員「味付きの物は大丈夫ですよ。あとは無添加のこちらとか…」
玲王は凪の意に介さず、店員とイチオシのローションの話でいつの間にか盛り上がっている
凪「(な、なんなの?この感じ…)」 - 66スレ主24/07/31(水) 20:47:47
正直、この展開は凪の想定外だった
純粋培養の玲王ならきっと、顔を赤らめて「凪、どーしよ。どれ買えばいいかわかんねぇ…」と、シャツの裾でもツンツンと可愛く握ってきて、自分に甘えるように頼ってくれるのではないかと思っていたのに
それどころか、パートナーの自分の意見など置いてけぼりで、玲王が店員と盛り上がっている今の状況に凪は焦り始める
凪「あっ、れ、レオ…?」
玲王「じゃあローション使ってフェ◯?とかも出来るんだ」
店員「そうですね。ローションをお使いいただくことで、フェ◯が苦手な方でも舌や顎の負担が軽減され、お相手の方も摩擦が少なく満足していただけるかと」
玲王「へぇ〜、なるほど!いいコト聞いた。凪、今度コレ使ってやってみるか?」
どっちの味がいい?とばかりに、玲王は両手に味付きローションを持って凪に問いかける
凪「は?し、しらない…どっちでもいい」
そんなセンシティブな話を売店で好きな飲み物でも買うような軽いテンションで聞かないでよ、と、凪はついそっけない返事を玲王にしてしまった - 67スレ主24/07/31(水) 20:53:27
凪「(何、これ…?だって、二人のデートだよね…?)」
それなのに、なぜ玲王が店員とばかり話すのか
凪は面白くなかった
エ◯タワーで謎にぼっち状態となり、居た堪れなくなった凪は近くにあったお試し用の電動バ◯ブに触れてみる
ウィンウィンウィン…!!
凪「うわッ!?」
急に動き出したバ◯ブの予想外のモーター音のデカさと卑猥な動きに驚いた凪が急いでそれを止めようとするが、スイッチの場所がどこにあるか分からず慌てふためく
玲王「もぉ〜、凪、お前何一人で遊んでんだよ?」
凪「うっ、うるさいっ!いいからあっち行ってて!(バ◯ブの止め方が分かんないとか、そんなの恥ずかしくて言えるワケねぇッ!!)」
玲王「はぁ?…なんだよ、ソレ。一緒にいる意味なくね?」
凪「はっ?」
ウィンウィンウィン…
玲王「お前、もう…先に帰るか?」
(ステルス誠士郎展開までいかなかった。コス売り場は六階なので後ほど回収します🙏💦)
怒っちゃった御曹司
帰れ、とまで言われちゃったけど…もちろん帰らないよね?
なんとか仲直りして、イチャイチャしながらエ◯グッズのお買い物してくれ
凪の返事を下3レスから🎲 - 68二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 20:56:39
こんなところに玲王を1人残して帰れるワケないでしょ!?
- 69二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 21:59:40
ごめんなさい
玲王のエロかわいい猫耳メイド姿を妄想してデートに集中できてませんでした
嘘で誤魔化したいけど成功するか? - 70二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 22:20:42
ごめんレオ…俺ずっと緊張してた
本当はレオとお喋りしながらグッズみたい
今からでも遅くない? - 71二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 02:07:41
☆
- 72二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 10:50:47
★
- 73スレ主24/08/01(木) 12:54:41
- 74二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 21:38:19
クレープジオラマあるとバイト中みたいで可愛いね!
- 75二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 02:13:00
相変わらずスレ主のアクスタ写真のクオリティ高いな
- 76二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 09:10:22
このクレープ屋に行ってみたい
そんで凪玲の写真を撮りまくるんだ - 77スレ主24/08/02(金) 15:13:31
ウィンウィンウィン…
バ◯ブコーナーで凪の手にあるお試し用バイブが虚しいモーター音を立て続ける
この卑猥な動きをする機械のスイッチの止め方なんて、もうそんなこと今はどうでも良かった
凪「先に…帰る?」
玲王「そうだよ。お前、さっきから話しかけても興味なさそうだし、買い物付き合うの面倒だろ?あとは俺が一人で済ませるから。外でタクシー拾って…」
凪「こんなところにレオを一人残して帰れるワケないでしょ!?」
玲王「!?」
客「「!?」」
ザワザワ…
ウィンウィンウィン…
週末の夜の店内には仕事帰りの客や観光の外国人など、多くの人で溢れている
その人々の視線が声の出所である凪へと一斉に集中した - 78スレ主24/08/02(金) 15:15:25
玲王「お前っ…ふざけてンのかよ?迷惑だろ、静かにしろ。しかも、さっきからずっと変な棒持って遊んでるし」
凪「あ、遊んでないっ!市場調査だし。ていうか、ふざけてるのはレオの方じゃん。『凪誠士郎&御影玲王♡初エッ◯成功計画』は、ばぁやさんにも頼れないから俺とレオの二人でやり遂げるんでしょ?」
玲王「ま、まぁ…そう、だけど」
その計画のことなどすっかり忘れているかと思ったのに
凪がちゃんと覚えていたことに、玲王は少し驚く
凪「だから、店員さんじゃなくて…俺に相談してよ」
玲王「は?いや、お前に相談してんのに素っ気ない返事ばっかしてきたのはそっちじゃん」
味付きのローションを両手に持ったままの玲王が、シュンと目を伏せて哀しそうな顔をした
凪「…だって、気が散ってそれどころじゃなかったんだもん」
玲王「気が散って?」 - 79スレ主24/08/02(金) 15:20:33
凪「レオ、覚えてる?体育祭の準備で体育倉庫に閉じ込められた時…人前でミニスカチア着るのやめて欲しい、って俺がレオにお願いしたらさ」
玲王『代わりにさ、終わったら凪と二人だけの時にお前の好きな服着てやるから、な?』
凪『…はぇ?』
玲王『考えといて』
凪「そう言ってくれたよね?女装でも良い、って」
玲王「あ…え?い、言ったっけ?そんなの(女装でも良いとか)」
凪「言ったよ。俺がレオとの約束忘れるワケないし」
その瞬間、凪の背後からは髑髏が出現し、その瞳には禍々しいエゴの炎が宿ったような気がした
凪「さっきフロアガイド見た時から気になってたんだよね。ここのお店、六階がコスプレ専用フロアみたいだよ。先にそっち行かない?じゃないと、気になって落ち着いて買い物出来ないし」
周囲から見れば落ち着いた様子で至極真面目な話をしているように見えるが、この男は玲王にコスプレさせたいと言うエゴに忠実なだけである
玲王とセッしたい、それは絶対だ
しかし、凪の中では玲王の尻◯開発よりも優先するべきことがあるのだ - 80スレ主24/08/02(金) 15:26:13
玲王「や…で、でも、今日は開発グッズ買いに来たんだし、コスプレは次の時にでも」
凪「ダメ。絶対に今日買うからね。レオいっつも忙しいし、次がいつあるか分からないでしょ?」
玲王「っ…」
たしかにそれはそうだ
年末が近づくほど、普段から多忙な玲王にはさらに色んな予定が重なる
サッカーの練習もしながら凪とコスプレ衣装を買いに行くような時間は、もう取れないかも知れない
そうなればまた約束を反故にしたと言って凪を怒らせてしまうだろう
しかし、玲王ははぐらかせるものならはぐらかしたかった
コスプレが絡んだ時の凪は暴走しがちで何をするか分からないからだ
玲王「あー、でも、俺デカいしさぁ…多分サイズがねーよ」
店員「お客様。コスチュームのサイズはXLまで各種豊富に取り揃えてございます。ご試着も下着系以外でしたら可能ですよ」
凪「だってさ。ありがとうございますッ!」
玲王「…」
玲王にとってはありがた迷惑となった店員のフォローにより、二人は味付きローションの会計を済ませ、階段を使って六階へと上がっていく - 81スレ主24/08/02(金) 15:31:30
凪「(たしか五階にはえっちな下着が売ってるんだけど…これはさすがに引かれるよね。今はまだ。ていうか、そんなの見てたらいよいよ誠士郎もヤバくなりそうだし…)」
正直、今こうして階段を上りながら、自分の先を行く玲王のお尻がフリフリと左右に揺れるのを見ているだけでも誠士郎はムラムラしてしまっていた
凪「(ヤッバ…っ、チ◯コ痛くなってきたかも)」
目当てのコスチューム専用フロアは目前だ
ここまで来たら、是が非でも玲王に着せるコスプレは買って帰りたい
凪「(クソッ、このままじゃ落ち着いて選べないかも…一回トイレで抜いてこようかな…。いや、この店のトイレでソロプレイはさすがにHENTAIがすぎんだろっ!確実に通報される)」
凪の思考はあーでもない、こーでもないと誠士郎によって振り回され続けていた
凪「(でも、こんなちょっとしたコトですぐ反応しちゃうとか…俺って、本当にレオのこと好きなんだな)」 - 82スレ主(アオリ構図描けん)24/08/02(金) 15:37:44
なぜこのタイミングなのかは分からないが、その熱い想いに気付いた凪は、そのことを玲王に伝えようと誠士郎に向けていた目線を上げて前を向く
凪「わぷっ!?」
玲王「っ、ちょッ!」
階段を降りて来た客に道を譲るため玲王が一旦止まったのを凪は見ておらず、思いっきり顔面を玲王の尻に埋めてしまった
凪「(や、やわらかっ…!いや、今はそれどころじゃないっ!)」
せっかくのラッキースケベ状態の中、凪は純粋な想いを玲王に伝えようと必死だった
そして無意識で玲王の尻を両手で鷲掴みにしたまま、突如として愛の告白をする
凪「レオッ、俺、ここに来て気付いたんだ…!レオのこと、本当に好きなんだって」
タイミングが最悪だ凪くん
いきなり恋人から公共の場で尻を鷲掴みにされて愛の告白を受けた玲王
果たして玲王の返事は?下3レスから🎲 - 83二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 21:54:23
俺も好きだぜ凪くん、お利口さんならもっと好きだよ
- 84二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 03:03:36
取り敢えず尻から手を離せ!後嬉しいけど場所とタイミング考えようなぁー
- 85二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 09:59:51
お、おう…?(尻を掴まれての告白に困惑)
とりあえず手、離せよ… - 86スレ主24/08/03(土) 15:00:18
- 87二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 22:34:39
うさぎさんの2人可愛い
- 88二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 10:18:17
なぎぬいよ
一緒に衣装着るなら自分のバニーガールになるけど
それでもいいのかw - 89二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 10:18:54
うさちゃんかわいい
- 90スレ主24/08/04(日) 16:49:02
これは幻覚なのだろうか
酔っているつもりはないが、今、パートナーである恋人が明らかに公共の場で自分の尻を掴んでいる気がする
凪「俺、気付いちゃったんだよ…レオのことが、好きなんだって…!」
玲王「っ、かった、から…」
先程から狭い階段ですれ違う客が気になり、尻にある凪の手を払い退けられない
凪はワザとか本気なのか執拗に玲王の尻を掴んだまま離さなかった
凪「なんだろう、こんな時に自覚するのはおかしいって分かってるんだけど…やっぱり、カラダは正直だよね」
玲王「あのさぁ」
凪「え?」
玲王「おかしいって分かってんならなぁ…」
後ろに伸ばした手で玲王が自分の尻にある凪の手をガシッと掴む
玲王「取り敢えず尻から手を離せ!あと、嬉しいけど場所とタイミング考えようなぁー!?」
凪「ッ!」 - 91スレ主24/08/04(日) 16:50:37
ここでようやく凪は我に帰った
凪「お、俺、無意識にお尻触っちゃってた…?クソッ、もっと楽しめば良かった…(ごめ、そんなつもりじゃ…)」
玲王「おいおい、全部聞こえてるっつーの!」
動揺のあまり凪はいつもの如く本音と建前が逆転していた
凪「っ…ていうかレオ、声デカいよ。まだ酔ってるの?」
玲王「だから、酔ってねぇって!」
凪「じゃあ、もうすぐコスプレ売り場に行くから浮かれてるとか?」
玲王「お前と一緒にすんな!ったく…」
凪と一緒にいると楽しいはずなのに、イライラしてしまう時だってある
だいたいはこれだ、コスプレが原因だ
玲王「(なんでいちいち変な格好しなきゃいけねーんだよ…そのままの俺じゃあ凪くんはお気に召しませんか。ハイ、そーですか)」
玲王「…」
凪「?」 - 92スレ主24/08/04(日) 16:53:40
心の内を、玲王は正直に隠さず告げてしまいたかった。その拗ねた表情すら取り繕うことなく、凪にどんな自分でも全てを受け止めて欲しいと思った
でも、せっかく隣でコスプレコーナーを待ち望み、楽しそうにしてる凪に、このタイミングで面倒な自分を晒け出して水を差すのは気が引ける
玲王「(だいたいコイツ、元々はメイドじゃなくてメイドしてた時の俺の表情が好きとか言ってたくせに…結局異常なくらいコスプレに執着してるし。なんだ?何か、他に理由があるんじゃ…)」
玲王は一人悶々と凪のコスプレ好きの理由を考えてみた
凪『俺とレオはずっと一緒だ』
玲王『凪…』
凪『だから』
玲王『うん』
凪『メイドコスする時も一緒だよ』
凪『そう言ってくれたよね?女装でも良い、って』
玲王「(一緒にメイドコス…女装…?)ハッ、まさかッ!?」
凪「どしたのレオ。今日はホントうるさいね」
玲王「(わ、わかっちまった…!凪が、俺に変な服着せたがる理由…!)」
そうこうしてるうちに二人は階段を上がり、六階へと到着する - 93スレ主24/08/04(日) 16:59:38
凪「うわぁー!ほらレオ、見て。凄いよ…!」
最上階のコスチューム専用フロアには、コスプレの衣装を着たマネキンが所狭しと天井近くにまで陳列されており、クリスマスが近いこの季節柄、サンタの赤い衣装がよく目立っている
カップルの数も今までのどのフロアよりも多く、これまでのエ◯グッズだらけの雰囲気とは異なった空間だった
玲王「…女性物ばっかだな」
凪「そりゃ、需要はそっちがメインでしょ」
隣にいる凪を見上げれば、尻尾が生えていたら間違いなくフリフリしていそうなほどに喜んでいる
玲王「(やっぱり、間違いねぇ…。凪は、凪は女装が好きなんだ…!)」
そう、玲王が思い至った凪のコスプレ好きの理由
それは凪の女装癖の可能性であった
玲王「(なるほどな、そーいうコトか…。コスプレ、しかも中でも女装への並々ならぬこだわり。自分一人で着るのとか服買いに行くのが恥ずいからって、女装癖のコトは言わずに隠したまま俺を巻き込んでたんだな…)」
ここで率直に凪に「女装が好きなのか」と尋ねれば、「いや違うけど」と即答されたハズだ
しかし妙な気遣いを見せる玲王は、そのことを言わずにいた - 94スレ主24/08/04(日) 17:05:56
そして勘違いは進行する
玲王「お前の体格…俺と同じくらいだもんな」
凪「え?うん…まぁ、俺のがデカいけど。その辺の人よりかは近いよね。何で急に?」
玲王「いや、別に…気にせず選べよ(安心しろ、凪。俺はお前の趣味に鈍感な御影玲王でいてやる)」
凪「えー、どうしよっかな。レオに着てみて欲しい服いっぱいあるんだけど…」
キョロキョロと凪が遠足のお菓子を選ぶ子どものように瞳を輝かせて辺りを見回す
玲王「(きっと試着も恥ずかしいから、体格の近い俺に着させたいんだな)」
玲王「いいぜ。お前の好きな服、どれでも着てやるよ」
凪「えっ、ホントにいいの!?女装でも?」
本当に玲王に女装コスをオッケーしてもらえるとは思っておらず、凪のテンションは遠足前の子どものように跳ね上がる
玲王「当たり前だろ、パートナーなんだから。お前の(女装)趣味に協力してやる。何でもいいぞ?好きなの選べよ」
凪「マジでっ!?えーっと…じゃあ、コレ!」
何やら玲王がとてもラッキーな勘違いをしてくれているけど…
コスプレする時は自分も一緒なことを忘れていないか?凪くん
そんな凪が選んだ玲王に着せたい女装コスプレを下3レスから🎲 - 95二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 17:10:33
ここはやっぱりメイドさん
- 96二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 21:24:27
バニーちゃん🐰
- 97二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 21:56:52
ミニスカサンタ
- 98二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 03:26:45
どれもかわいい
- 99二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 11:12:12
ほしゅ
- 100スレ主24/08/05(月) 18:55:10
- 101二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 22:42:09
女神のお好みはメイドさんか
- 102二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 09:14:52
ぬい可愛過ぎる
これには凪くんもニッコリ - 103スレ主24/08/06(火) 17:23:43
凪「ここはやっぱりメイドさん」
玲王「…って、またメイドかよ」
凪「そりゃそうでしょ。さっき猫耳メイド喫茶も行ったし、このお店もアキバだけあってメイド服も種類豊富だし、レオのメイドさん姿見たくなっちゃった」
玲王「凪…(メイド服は見たいんじゃなくて、お前が着たいんだろ)」
勘違いしたままの玲王は、パートナーの女装趣味を思いながらグッと言葉を飲み込む
玲王「でもさ、メイド服なら前に特注で作ったのあるじゃん」
凪「ああ、ピエールと作ったやつは観賞用って言うか…あれを着て本番は出来ないよね」
玲王「本番…?って、何の?白宝祭のメイド喫茶ならもう終わっただろ」
これから先にまだメイド服を使うようなイベントがあっただろうか、と玲王は首を傾げる
凪「そりゃ、何って、ナニだよ。プレイの本番」
玲王「ぷれい…?」 - 104スレ主24/08/06(火) 17:28:03
凪「うん。Hしてる時に汚したら困るでしょ。オーダーしたやつ、中にフランス製の高いレース使ってもらってるしさ、もし破いちゃったら困るじゃん」
玲王「ちょっ、ちょ…ちょっと待ってくれ」
超優秀であるはずの御影玲王
その彼の頭脳をもってしても、凪の言うことは理解出来なかった
玲王「(天才ってこーなのか…?間の話すっ飛ばし過ぎてて、何考えてんのか全然わかんねぇ)」
玲王「何それ、俺とお前が二人ともメイド服着て…その、セッ…したいってコト…?」
男同士で女の格好をしてセッ◯ス?
それはさすがにアブノーマルが過ぎないか
いや、自分が性に関して勉強不足なだけで、世の中のカップルは普通に女装や男装をして行為を楽しむのだろうかと玲王の頭は混乱する
凪「そんなワケないでしょ。着るのは片方だけ…あ、とりあえず今思いついたメイドさんの設定聞いてくれる?この設定聞いたら、レオもメイド服Hに賛成してくれると思うから」
名案が浮かんだ、とばかりに凪は人差し指を立てて玲王に告げた - 105スレ主24/08/06(火) 17:35:58
玲王「メイド服えっちって…何だそれ(別に聞きたくねーけど、早く済ませねぇと店閉まるよな)じゃあ一応聞くけど、手短にな」
タワー内の尻◯開発コーナーにも未だ足を踏み入れていないのに、予定外に訪れたコスプレコーナーで余計な時間を取っている場合ではない
しかし、これを聞かなければまた凪の駄々っ子が始まりそうで、メイド服Hの設定など1mmも興味がない玲王も今だけは大人しく凪の話を聞くことにした
凪「わかった。じゃあいくね…俺は貴族の侯爵。館の次期当主で、レオは俺の住む館に売られてきた訳アリの元ご令嬢でメイドさんなの」
玲王「??」
凪「小さかった俺はメイドのレオに一目惚れしてずっと好きでいたんだけど、大きくなった俺にもある日見合い話が来るんだよ」
玲王「は、はぁ…(これ、スゲェ長くなるやつ?手短にって言ったのに)」
凪の長くなりそうなメイド話に、玲王は興味なさげに気の抜けた相槌を打つ - 106スレ主24/08/06(火) 17:42:31
凪「でもメイドのレオは俺に見合い話が来ても全然焦る様子がなくて、俺のことなんてまるで男として意識してないの。そんなレオに俺は何とか振り向いて欲しくて、部屋に呼んでちょっとずつHなお願いをしていこうとするんだけど」
玲王「うわー…それ職権濫用?ぜってぇパワハラで訴えられるやつじゃん」
凪「いや、これは俺の妄想話だから大丈夫。それで次期当主の俺はレオに触るための理由を考えるんだけど…」
玲王「ほぅ…」
凪「お見合い相手と結婚するにあたって、女の人とそーいうコトするのに慣れておきたいから練習させてっていう名目でお願いして、レオが俺に体を触らせてくれるようになる」
玲王「…ッ!?」
んなワケねーだろ、俺はそんなにホイホイと人に体触らせるほど安くねぇんだよ!と玲王は怒り出したいのをグッと堪えた
これはあくまで凪の妄想話
ここで反論を始めたらさらに凪の話が長くなってしまう
玲王は黙って話の続きを聞いた - 107スレ主24/08/06(火) 17:46:45
凪「まず最初は少しずつ胸から触っていくんだけど、レオが毎日毎日俺の部屋とか館の色んな場所で乳◯いじられてるうちに感じてきちゃうようになってさ、『あっ、ダメ…はしたない。ご主人様の手で感じるなんてイケないのにっ』ってめちゃくちゃ恥じらう可愛いレオを、『俺が本当に気持ち良くさせたいのはレオだけだよ』ってそこで積年の想いをぶつけるの」
玲王「うわぁ。急すぎるし、最悪のタイミングだな」
凪「えっ、そ、そうかな…?やべっ、あっ、ちょっと待って」
玲王「?」
凪は自身の妄想語りにより、とうとう誠士郎が限界水域に達した。彼がソロプレイで鍛え上げた妄想力は伊達ではなかったということだろう
完全なる自爆であるが本人は大変幸せそうである
凪は誠士郎を隠すため、コスプレ用品の詰まった大きめの袋をさりげなく身体の前に抱えた
そう、彼自身の夢(エゴ)と共に
凪「おほん…取り乱しちゃった。じゃ、続き話すね」
玲王「えっ(まだあんのかよ)」
凪「俺からの愛の告白を聞いたレオは体だけじゃなくて心も最高に気持ち良くなっちゃって、俺とイチャイチャラブラブセッ◯スに興じるんだけど、やっぱり自分みたいな身分の人間がご主人様に選ばれるワケがない、弄ばれてたんだって勝手に勘違いしちゃって、俺から距離を取ろうとするの」
玲王「ふぅーん(棒)」 - 108スレ主24/08/06(火) 17:50:33
凪「それで館お抱えの若い庭師にレオが手を付けられそうになってるところを、俺が後ろからカッコ良く登場。部屋に無理矢理連れ込んで押し倒す」
玲王「ダーメ。非合意は犯罪だろ」
凪「いーから最後まで聞いて。『俺の手でこんなに気持ち良くなっちゃって、今更他の奴となんて寝れないよね?』ってガン攻め分からセッを開始するところからが第二部なんだけど…」
玲王「…」
凪「あれ?レオ、急に大人しくなっちゃって…さてはそろそろメイドコスしたくなってきた?」
玲王「んー、なんか眠くなってきた…帰っていい?」
凪「だ、ダメっ!」
ずっと興味のない話を聞いていた玲王は、酒も入って眠いのかその場であくびをし始める
健康的で上質な睡眠第一の御影玲王は寝ていてもおかしくない時間だ
玲王「ふぁーぁ…。なぁ、その設定やるのってさ、俺が侯爵側なんだろ?」
凪「は?」
玲王「だから、お前がメイド服着て、俺がご主人様側やるんだろ?って聞いてんの」
凪「は、はぁあ!?お前…人の話聞いてた…?」
今の話を聞いてどこをどう捉えたらそうなるのか
凪はいつもより強い口調で玲王に問うた - 109スレ主24/08/06(火) 17:53:23
ここだけは平和主義な自分でも何人たりとも譲れない
絶対にハッキリさせておかねばならない
凪「(だから、レオが左は解釈違いだって何度も言ってンだろ!!)」
ゾンビデートの時にもどちらが入れるかについて折に触れ何度も伝えてきたはずだが、どうしてこんなすれ違いミステリーが何度も生まれるのかと凪はガクッと肩を落とす
玲王「んー?だってさ、メイドの格好(女装)したいのお前の方だろ?」
凪「だから、なんでそうなるのっ」
玲王「しーっ、静かにしろよ…」
突如として青筋を立てて怒り出した凪に向けて、玲王が無自覚可愛いナイショポーズをする
そそろそタイムオーバー
ふぅ、っとため息をついた玲王が、話を進めるため核心を突く
玲王「あんま大っきい声で言えねーけどさ…お前、女装が好きなんだろ?」
どうしてそうなる??
好きなのは玲王の女装!というか、玲王のメイドさんなのに
ご主人様×メイド
そんな身分違いのセッに興じたかった凪だが、なぜかパートナーから女装趣味の疑いをかけられてしまった
どうにか自分が侯爵側で玲王がメイドさんが良いんだと伝えてください
凪の回答を下3レスから🎲 - 110二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 18:37:22
凪「レオ俺は女装の趣味はないしレオが女装するのを見るのが大好きなだけ!!」
- 111二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 18:40:38
断じて俺は女装趣味はない!!!!(クソでかボイス)
レオのメイドコスが良い!!!レオの女装がいい!!! - 112二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 22:56:53
俺が好きなのはレオの女装!!
俺がカッコいいご主人様の侯爵でエロ可愛いメイドさんになるのはレオだからね絶対 - 113二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 08:54:38
凪くんの妄想イイネ!!絵も最高
- 114スレ主24/08/07(水) 17:49:45
- 115二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 22:03:39
玲王の女装に対する意欲が凄い
- 116二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 02:42:48
ぬいちゃん達可愛いな
- 117二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 11:10:38
ほしゅ
- 118二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 11:12:17
可愛い顔して中身は立派な凪くんのぬい凪すき
- 119スレ主24/08/08(木) 18:45:47
凪「レオ俺は女装の趣味はないしレオが女装するのを見るのが大好きなだけ!!」
玲王「…」
言ってしまった
とうとう正直に言ってしまった
凪「ぁ…」
凪のクソデカボイスにより、このコスプレフロアでも再び二人の元へ視線が集まる
玲王「…どういう意味だよ」
凪「え、どうもこうも…そのままの意味だけど。ハイ」
超美形の真顔の圧力により、彼氏としての面子を保とうとしていた凪も最後は敬語になってしまう
玲王「お前、俺がメイドさんしてた時のワクワクした顔が好きって…そう言ってたよな」
凪「あーうん、言ったよ。モチロンあの笑顔のレオが好き」
玲王「それで、俺一人じゃ着るの恥ずかしいから、凪と一緒なら良いよって…」
片腕を押さえ、言いづらそうに俯きながら玲王がそう話す - 120スレ主24/08/08(木) 18:52:06
凪「うん。だから、レオもそろそろ女装コスに慣れてきたんじゃない?と思って」
玲王「女装コスに、慣れた?」
凪「白宝祭の時に大勢の前でメイドさんも、ミニスカチアも着てたし、もうレオ一人で女装コスしても恥ずかしくないでしょ?って」
玲王「…あのな、俺があの時女装コスしたのは、どっちも部費のためとか、応援団で必要だったからで、俺だって女装する趣味なんかねぇのに、なんのために着るんだよ」
凪「何のためって…そりゃ、俺のため?」
玲王「…」
玲王の瞳にジッと見つめられると、凪は正直ゾクゾクしてしまった
凪「(うわー…俺ってMじゃないよね)」
玲王「じゃあもう、適当に好きなの買えよ」
凪「えっ、それってどれでも着てくれるってコト!?」
玲王「俺は先に下行って、他のモン見とく」
凪「は?なんで?他のカップルみたいに一緒にえらぼーよ」
玲王「いい、俺は興味ない」
そのままスタスタと行ってしまった玲王の後を、凪が慌てて追いかけようとする
凪「レオッ?待っ…」
店員「お客様!フロアごとでのお会計をお願いしておりまーす!」 - 121スレ主24/08/08(木) 18:54:15
凪「あっ、えっ!?」
ステルス誠士郎作戦のため大きなコスプレ袋を抱えたままだった凪は、フロアで会計を済ませるよう店員に呼び止められてしまった
凪「あっ、あの、今それどころじゃ…!」
しかし、今ここで「いらないです!」と言ってこの袋を離したら、お目覚め状態の誠士郎が丸わかりである
凪のそれはジャケットの裾をちょっと引っ張ったくらいで隠れるサイズではないのだ
エ◯タワーで勃◯している男性客など、どう考えてもHENTAIである
店から追い出されるどころか警察を呼ばれかねなかった
凪「(ク、クソ…!レオが行っちゃうのに…)あ、じゃ、買いますッ!これください!」
————————————————————————
玲王「ハァ…」
一方、玲王は一人ため息をつきながら別フロアの尻◯開発コーナーを物色していた
玲王「(凪のやつ、なんだよ…結局追いかけても来ねーし。俺といるよりメイド服選んでる方が楽しいんだろうな…)」 - 122スレ主24/08/08(木) 19:01:07
種類豊富な商品を前に、玲王の心はここにあらずだった
玲王「(アイツ…俺が女装してるのを見るのが好きってコトは、つまり、女の格好してる俺とじゃなきゃHする気になんねぇってコト…?)」
またしても玲王の一人でグルグルと考える癖が出てしまう
玲王「(…こんなチ◯コの模型ばっかある店で俺、何してんだろ。早く帰りたい)」
凪と離れて一人になると、なぜ自分がここにいるのか分からなくなり玲王は冷静になっていた
その時———
女性客「うわー、この◯◯、デカぁ!入んないって」
玲王「…?」
隣で商品を物色していたカップルらしき女性客が、大型のディ◯ドを見て連れの男性と笑っている
尻◯開発コーナーとはいっても、ロー◯ー、バ◯ブ、デ◯ルドなど女性向けアイテムもあるため普通にカップルもいるのだ
玲王「(たしかにデケェな…凪くらいあるかも、アレ)」 - 123スレ主24/08/08(木) 19:06:50
玲王は横目で女性客の持つディ◯ドを見ながら、昨夜口に入れていた凪の大きさを思い出していた
あんな太くてデカいモノを、口より遥かに小さい尻の◯に入れるだなんて…本当に人間技なのだろうか
不可能を可能にする男である玲王も、ある程度の下調べはしていたもののどこから手をつければ良いのか分からず、膨大な商品を前にため息を吐くしかない
玲王「(頑張れ俺…凪はコスプレのことしか頭にねぇんだから、こーいうのは俺が率先してやらないと)」
女性客「ねぇー、こんなの入れたら絶対裂けるよね!痛いし、ヘタしたら抜けなくなりそう〜」
男性客「だよなー、その点俺のは標準サイズだから苦労しないし心配いらないよ!」
女性客「やだもぉー!」
玲王「(…なるほど、小さければ苦労しない…か)」
標準サイズを逆手に取った男性客のポジティブな一言で、玲王はあるコトを思い付く - 124スレ主24/08/08(木) 19:08:33
凪「レオーッ!もぉー、勝手に先に行っちゃうから探したよーッ!?」
ドタドタドタッ!とフロアに大きな足音が響き渡った
凪「うぇっ!こんなチ◯コだらけのとこにレオがいるのは視覚的にヤバいって…早く帰ろ!」
凪が玲王の手を引いて帰ろうとしたその時だった
玲王「…分かったんだよ凪。俺たちに必要なのは、逆転の発想だ」
凪「逆転の発想?あっ、ダメだよ!入れるのは俺の方だからね」
ここは意地でも譲らない男である
玲王「ちげーよ、お前のチ◯コを縮めればいい。今からクリニック予約するから、縮小手術を受けてくれ」
名案だとばかりにキラキラした瞳でとんでもないことを言う御曹司
縮める手術って、そんなの嫌に決まってんだろ…!
酔ってるのか?天然なのか?どこまで本気か分からない玲王に対して、手術回避のために玲王を安心させるorデカいことの良さをアピール(?)してください
凪の返事を下3レスから🎲 - 125二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 22:37:28
俺のチ○コが大きい方がより玲王と触れ合える面積が多いって事だよ!?
この理論が成立しているかは分からない
突然チ○コ縮小の話になってめちゃくちゃ笑いました - 126二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 02:45:09
このレスは削除されています
- 127二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 02:48:41
- 128二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 03:16:32
玲王はこの世から俺の体積が1ミリでも減ってもいいの…?🥺俺が減っちゃうんだよ…?
大丈夫、絶対に大きい方が気持ちいいから(手を握りながら) - 129スレ主24/08/09(金) 10:00:54
- 130スレ主24/08/09(金) 18:10:16
凪「(クリニック…?縮小手術…?)」
ほんの数分離れている間に何が起こったのか分からず、玲王からの突然の提案に凪は唖然とする
凪「なっなっ、な、なんで俺のチ◯コを縮めるの?」
玲王「縮めた方がはえーだろ。ここのチ◯コの模型見てたけど、お前の平均と比べてデカすぎるわ。一番大きいのとおんなじくらいあんじゃん」
そう言って玲王がデカいディ◯ドを手にしたまま凪の股間に目をやる
いや、今そこは凪の夢が詰まった大きなコスプレ袋を抱えていることによりハッキリとは目視できない状態なのだが
凪「や、やだよ俺…せっかくチ◯コ大きく生まれたのに縮めるとか」
玲王「…俺以外に使う予定あんの?」
凪「ないです」
即答であった - 131スレ主24/08/09(金) 18:12:57
玲王「じゃあ決まり。俺が小さい方がいいって言ってんだから、俺のために小さくしろよ。俺だって“お前のために”メイドコス着るんだからな」
玲王『俺だって女装する趣味なんかねぇのに、なんのために着るんだよ』
凪『何のためって…そりゃ、俺のため?』
凪「…」
当てつけのようにそう言われてしまったが、着て脱げば終わるメイドコスと一度縮めたら戻らないチ◯コ縮小手術とでは等価交換にすらならない
凪「なんで…レオ、前に『お前はそのままでいい』って言ってくれたじゃん」
玲王「それは内面の話だろ。それ言うなら、お前こそ俺に女装コスプレさせずにそのままを愛せよ」
血管の浮き出た肌色の生々しい大型ディ◯ドを手に持った玲王が、それで肩たたきでもするかのようにポンポンと肩にやる
ただ好きな人とセッ◯スするだけなのに、どうしてこんなに前途多難なのだろうか
男同士だから?
それとも、天才のチ◯コがデカすぎるから?
凪はそのウルトラジーニアスな脳をフル稼働して、懸命に縮小手術回避の策を練った - 132スレ主24/08/09(金) 18:16:14
凪「レオ…あのね」
玲王「どうした?手術、やる気になったか?」
凪「俺のチ◯コが大きい方がよりレオと触れ合える面積が多いって事だよ!?」
ザワザワ、ザワ…ッ
玲王「…は?」
またしてもフロアに響き渡った凪のクソデカボイスにより、客たちは「なんだ、どうしたケンカか?」とザワつき始める
玲王「俺と凪が、触れ合える面積…?」
凪「そう。レオは俺とたくさん触れ合いたくないの?」
玲王「そりゃ…触れたい、ケド…」
好きな相手とたくさん触れ合いたくない人間など、恐らくいないはずだ
凪「俺とレオがナカで繋がれる大事な場所だよ?そんなの、いっぱい接地面あった方が良いに決まってんじゃん!」
玲王「凪…」 - 133スレ主24/08/09(金) 18:19:34
少しでも目を離せばスッとどこかへ消えてしまいそうな玲王と、出来るだけたくさん、長く身体を一つにしていたい
口内を触れ合えるキスも良いけど、それ以上に濃厚な接触はきっともうソコ以外になかった
凪「縮小手術なんか受けないから!誠士郎でレオのナカいっぱいにして、絶対にアンアン言わすんだから!」
玲王「アンアン…」
凪「ヒャンヒャンでもいい」
誰も止められない
ツッコミ不在の二人の世界である
隣にいたはずのカップルも、サンタの如き大袋を抱えて走って来た白き190cmに驚いて早々にその場を去っていた
玲王「プハッ、ヒャンヒャンは犬みたいだろ」
凪「えー、レオなら犬でも可愛い。あっ、でも猫耳付けてニャンニャン言ってくれても…」
玲王「もぉー、そうやってすぐコスプレさせようとする」
凪「あっ、バレた?」 - 134スレ主24/08/09(金) 18:24:31
こうした何気ないやり取りを凪と交わしている時が、玲王は一番気を遣わず、誰といる時よりも素の自分でいられる気がした
凪「レオ、信じて」
玲王「ん?」
凪「俺…ほんとに、レオと少しの隙間も無くくっついていたいだけなんだよ」
玲王「…うん」
今日生まれて初めてア◯ルトグッズ専門タワーに来た玲王は、ローション一つとっても様々な創意工夫が凝らされたエロ特化の商品が、地下1階から6階までを所狭しと埋め尽くしている様子を目の当たりにした
そして、エロに懸ける人々の情熱と執念を知った
客層も老若男女問わず外国人も多い
ここまでグローバルに人々を熱くさせるなんて、これまで変態教師のせいで避けて来たエロいことは嫌悪するものではなく、もっと楽しいことなのかも知れない
もしそれを好きな相手と共に高め合っていけたら
玲王の生まれ持った好奇心に、火が灯り始める - 135スレ主24/08/09(金) 18:32:33
玲王「…なぁ、凪」
凪「なに?」
玲王「もしかしてセッ◯スって…楽しくて、気持ちいいコトなのかな」
凪「!き、気持ちいいよ!俺が絶対レオを気持ち良くするし、楽しくもするから!」
玲王「はぁー?…お前が?」
面倒臭がり屋なのに?と、玲王が驚いたような顔をして凪を見上げる
凪「うん。俺といると楽しいって言ってたでしょ?Hの時だって俺とならきっと楽しいよ。だからお願い!とにかくタイムイズマネーだし、早く家帰ってHしよ!」
生き急いでいる凪。お前は童◯だろ、本当に玲王を気持ち良くさせられるのか?などと思ってはいけない
凪が玲王のことを気持ち良くさせたいヤる気だけは、玄人以上なのである
さて、初めから最後まで上手くいくとは思いませんが、凪は玲王を気持ち良くさせることが出来たのでしょうか?
DT凪くんのテクニックを下3レスから🎲 - 136二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 18:43:08
そりゃもうウルトラジーニアスなので本当に童貞か?と疑われるくらい気持ちよくさせる
- 137二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 20:07:32
- 138二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 20:15:03
無事玲王をひゃんひゃん言わせることに成功した
- 139二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 20:15:12
徐々にテクニックが上がり最終的には玲王も気持ちよくなれた
- 140二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 20:18:24
- 141スレ主24/08/10(土) 01:12:27
- 142二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 09:06:02
わーうちわ凄いかわいい!
- 143二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 19:35:38
スレ主様、色々才能ありすぎでは!?
- 144二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 22:20:32
- 145スレ主24/08/11(日) 05:30:06
玲王「早く帰って、ったってなぁ…。まだ目的の尻◯開発グッズも買えてねーし」
凪「だから、なんなのその尻◯開発グッズって」
一刻も早く家に帰って玲王のナカに誠士郎をINしたい凪はヤキモキし始める
玲王「えっと、なんだっけ…このエネ◯グラ?とか、ア◯ルビーズとか?」
凪「バカッ!そんなの見ちゃだめ!レオの口から聞きたくない!」
玲王「え?」
今まで性に関することを避けていただけで、超優秀な上に努力家、完璧主義が服を着て歩いているような玲王が本気で性的なコトを調べ始めたら…
自分がLINE漫画や動画で得た生半可な性知識などすぐに追い越されてしまいそうで、主導権を握りたい凪は焦りを見せる
凪「ッ、こんなトコいたら目に毒だからっ!もう帰るよっ、良い子は寝る時間!」
玲王「ふはっ、良い子はここに来ねーだろ」
凪「じゃあ…俺と悪い子になる?」 - 146スレ主24/08/11(日) 05:33:06
凪は渾身のイケボ&甘い表情(しかし表情筋は不動)で玲王を熱く見つめたが、玲王は凪ではなく開発グッズを見つめていた
凪「クッ…!(分かってるよ、このお約束展開!)」
玲王「んー…この店には尻◯開発グッズ買いに来たんだけどな〜。ま、知らない世界も見れて色々勉強になったから、今日はヨシとするか」
凪「そうそう!それにレオの尻◯開発はグッズじゃなくて俺がするって。時間かかってもいいじゃん」
自分がするなら時間がかかってもオッケー
なぜなら自分が玲王の尻◯を開発するなら、その間はずっと玲王とイチャイチャしながら一緒にいられる=Win-Winの関係ということだ
察するに玲王は凪の手を煩わせないよう道具を使ったソロプレイによる尻◯開発を試みていたようだが、そんなおいしい役目をみすみす凪が見逃すはずがなかった
玲王「えー、でもなぁ…お前動くの嫌いじゃん。ぜってー力づくで適当にやって俺の尻壊されそう」
凪「大丈夫!マジで、ちょー優しくするから!」
二人はエ◯タワー内においても、ラブホ前で攻防戦を繰り広げるカップルの様になっていた
そんなうるさい二人に周囲の客からは次第に好奇の視線が注がれる - 147スレ主24/08/11(日) 05:36:43
玲王「(あ、やべ…目立ってる)とりあえず今日はお前の言うこと信じて任せてみるか、天才」
凪「うん、任せてBOSS!大船に乗った気持ちでいてよ」
玲王「ハイハイ」
こうしてエ◯タワーを後にした二人
凪はウキウキとした足取りで片手にコスプレの詰まった袋、そしてもう片方の手は玲王と繋いで駅までの道を歩く
秋葉原駅はタワーのすぐ目の前だ
凪「ていうか、初めては俺んちでいいの?」
玲王「はじめて、って?」
凪「だって、この後もう、セッ◯スしちゃうけど…」
玲王「…」
初めては高級なホテルが良いとか、玲王の実家が良いとか、なんだかいろんなことを考えていた気がする
しかしさっき玲王を追いかける際、誠士郎隠しのためにコスプレ袋を自腹で買ったせいで今の凪は文無しだった
凪「(あー、金欠学生つら…。レオの誕生日の時にやってた株、もっかいしてみようかな…)」
イルミネーション輝く東京の街には色んなものがあるけれど、玲王のために高価なクリスマスプレゼントを買ったり、良いホテルや豪華なディナーを予約したりなんて、そんな洒落たことは学生の自分には出来そうにない
そして、うまくいけばイブの夜を待たずして、今夜このまま最後まで出来るかも知れなかった - 148スレ主24/08/11(日) 05:41:17
週末の夜の電車はやっぱり混んでいたけど、玲王をドア側に立たせることに成功した
凪の脳内からは行きに興じた痴◯ごっこのことなんて、もうとっくに消え去っている
だって駅に着けばあとは家に帰って“本番”が待っているのだ
凪「…」
玲王「…」
お互いにそのことを意識しているのか、電車が最寄りの駅に着くまでの間、終始無言だった
凪「(なに、この緊張感…?)」
合意を取るのが大事とは言え、「この後セッ◯スするよ」なんて言わなければ良かったのか
特に会話もないまま、白宝高校の最寄駅から凪の家まで街灯に照らされた人気のない夜道を二人で歩いて行く - 149スレ主24/08/11(日) 05:46:37
凪「(うわ、もうすぐ家着いちゃうな…えっと、ゴムは使ってないのが大量にあるし、飲み物は…コンビニ寄ったら店員のおばちゃんに声かけられそうだから今日はやめとこ)」
薄氷を踏むような今の展開に水を差されては困ると、凪は細心の注意を払う
凪「…あの、このまま俺んち帰るけど、水とかレモンティーしか飲み物ない、よ」
玲王「うん」
凪「(あれ…?)」
心なしか、玲王の足取りが先程までと比べて重くなっているような気がした
性的合意は大事
でも、早くから確認を取りすぎたせいで、玲王が怖気付いてしまっているのかも知れなかった
凪「(あぁ〜、クソッ…俺の馬鹿…。適当なコト言って部屋に呼んで、良い雰囲気作ってから聞けば良かったのに…)」
後悔先に立たず
万年寝太郎の凪は、陽キャのモテ男のようにこの場を明るく盛り上げる術など持ち合わせてはいない - 150スレ主24/08/11(日) 05:51:45
玲王「…なぁ」
凪「〜ッ、(ホラ来た…やっぱ、今日は帰っちゃう?)な、何…?」
作戦をミスったと、半泣きの凪がおそるおそる玲王の顔を見る
玲王「…あの、今日の俺、さ…顔とか、変じゃない?」
凪「へ?(か、顔?)」
突拍子も無い玲王の問いかけに、凪は驚き目を丸くした
玲王「あ、あと、こんな変装用の服とかじゃなくて…もっとちゃんとしたカッコしてくれば良かったなー、って…」
凪「な、なんでちゃんとしたカッコ…?あとはもう俺んちに帰るだけだよ」
今日の残りのタスクは、家に帰ってヤるコトをヤって寝るだけなのに
一体何故いまさら外見を気にする必要があるのかと、凪は首を傾げる - 151スレ主24/08/11(日) 05:58:53
玲王「ぁ、だって…初めての日は、一生に一度だけだろ?お前の頭の中に残るその時の俺が、変なカッコしてたら…ダセェじゃん」
そう言ってフワッと自分にしか見せないような照れ笑いを浮かべる玲王を見た凪は、その言葉の意味を理解して思わず目の奥が熱くなった
これは、嬉し涙とか、感動からくる涙とか
とにかく、全部玲王と出逢うまで知らなかった感情がそこに集まっていた
玲王の笑顔はいつもその場に花が咲いたみたいで、今は冬なのに凪の心の中は春の陽射しに照らされたように暖かくなる
凪「…」
玲王「あっ、や、やっぱ変?今日いっぱい外ウロウロしたし…髪とか、っぁ?」
急に景色が何かに覆われたと思った瞬間、玲王は少し遅れてから自分が凪に抱きしめられていることに気付いた - 152スレ主24/08/11(日) 06:03:33
凪「…全然、ぜんぜん変じゃない。毎分毎秒、俺のレオは世界で一番かわいい」
玲王「…」
顔がにやけてしまって、普段は微動だにしない表情筋が痛くなるほど強張るのを、凪は抑えられない
その情けない顔を見られたくなくて、凪は玲王を腕の中に力いっぱい抱きしめた
玲王「お前…顔あつっ…熱ある?」
ぎゅうぎゅうときつく身体を抱きしめられたままの玲王が、横目で凪の様子を伺う
凪「…わかんない、あるのかな。あっても、今日はぶっ倒れてでも、レオのこと帰したくない」
玲王「…」
初めて聞くような凪のその必死な声に、いつもは饒舌な玲王も言葉を失くしていた
凪「あのさ…」
玲王「え?」
凪「ごめん…。今の俺、過去最高にニヤけてると思うから…喝入れてくんない?」
久しぶりにまっとうにラブしてる二人
恋人が可愛すぎて表情筋が緩みまくりの凪に玲王はどんな喝を入れた?
下3レスから🎲 - 153二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 06:10:39
ギューし返しの喝♡
- 154二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 12:32:03
ほっぺを優しくつまむ
- 155二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 19:37:13
優しめなデコピン
- 156二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 22:57:04
喝が甘々過ぎるw
- 157スレ主24/08/12(月) 04:33:22
- 158二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 11:24:45
- 159二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 21:36:10
悪天凪玲尊い!
玲王は凪の運命を変えた天の使いだよね - 160二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 02:15:22
ほしゅ
- 161二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 12:18:15
いつまでも待ってる
- 162二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 22:10:52
🌵
- 163二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 08:32:04
🌵
- 164スレ主24/08/14(水) 16:46:54
玲王「(過去最高にニヤけてる…?)」
喝を入れてくれと請われた御曹司の頭上には疑問符が浮かび上がっていた
過去最高も何も凪の表情筋はずっと固定なのだ
目は口ほどに物を言う、と凪の瞳を見つめてみれば、たしかにジットリと熱と湿度を帯びたような瞳をしている…ような、いないような
玲王「わかりにくいっつーの!」
そう言って玲王は凪の額に優しめなデコピンをお見舞いした
凪「イテッ…あー目覚めるー」
玲王「お前顔赤いし、目も潤んでるけど…やっぱ熱あんじゃねーの?」
凪「え、違うよ。多分コーフンしてるだけ。ほら証拠」
凪は抱きしめたままの玲王の下半身に路上でグリグリと誠士郎を押し当てる
勝ち確した凪はいつものように調子に乗っているのだが公道でこれはアウトだろう - 165スレ主24/08/14(水) 16:49:09
玲王「…ッ、わかったから、離れろ!」
凪は玲王の身体を離したくなかったが、早く玲王と一つに溶け合うのが優先だと渋々身体を離し、玲王の手を取って家へと歩き出す
ガッチリと手首を掴むようにして握られたそこは、骨が軋んで痛いくらいだった
玲王「(こんな強く繋がなくても、逃げねーのに…)」
凪「…なんか、こういうのっていいよね」
玲王「何が?」
凪「一緒に買い物して、同じ家に帰るのって」
玲王「そっかぁ?」
今の状態はどう見ても強制連行だろ、と玲王は思う
凪「それで、一緒のベッドで寝て、朝起きたらレオにおはようって言うの。寝る時はおやすみって言うし、もしケンカしたって同じ家に帰るんだから、きっとすぐに仲直りできるよね」
玲王「おいおい、ケンカすんの前提かよ」
ロマンチストの凪は玲王との同棲に相当な夢を見ているようだった - 166スレ主24/08/14(水) 16:53:09
玲王「(しかも俺、今日コイツんちに泊まるとか言ってねーんだけどな…)」
凪によって勝手にお泊まりを決定されていた玲王は、なんとも言えない気持ちを抱えたまま凪の家に到着した
玲王「おじゃましまーす」
凪「シャワーどっちから浴びる?」
玲王「え」
荷物を下ろす間もなく性急にそんなことを言われて、玲王は文句の一つでも言い出したい気持ちをグッと飲み込んだ
玲王「べ、別に、どっちでも…お前先入ったら?俺、多分時間かかるし」
凪「えっ、あ…そーだよね…。分かった、じゃあ先入るから座っといて。冷蔵庫の中のもの勝手に飲んで良いよ」
玲王「おう…」
凪が風呂に入るのを見送った玲王は、自分のジャケットを脱いで、床に脱ぎ捨てられていた凪のそれも拾ってハンガーに掛けてやる - 167スレ主24/08/14(水) 16:56:26
玲王「(一緒に住んだら…か。確実に俺の仕事は増えるな)」
そんなことを思いながら、これから起こる展開への期待と不安を払拭するかのように、玲王は冷蔵庫を開けて冷えた水のペットボトルを手に取った
玲王「ゴクッ、ゴクッ…ぷはっ。あー、さすがに本物のシャンパン一本はキツかったかも」
玲王「(でも、酔ってなきゃ恥ずかしくて出来ないかも知んねぇ…)」
あらためて凪とそういう関係になるのだと思うと、心臓の音がやけにうるさく聞こえた
〜♪
風呂場からはシャワーの音と共に凪のご機嫌な鼻歌が聞こえてくる
玲王「(どーしよ…アイツ、童◯のくせに余裕だし、完全にやる気じゃん…)」
本当にもう逃げられない
以前冗談で言った“刑務所”に玲王は閉じ込められてしまったような気分だった
玲王「(っ…ちょっと、俺も落ち着かなきゃな)」
本番を前にドキドキと緊張し始めた玲王は、一旦気持ちを落ち着かせるべく凪のベッドに寝転がって大きく深呼吸をした - 168スレ主24/08/14(水) 17:02:34
玲王「すーっ……ぶはっ!?(このベッド、凪の匂いする…!)」
当たり前だが家主の凪の匂いがするベッドの上で、勢い良く身体を起こした玲王は我に帰る
玲王「(えっ、ここで…このベッドの上で、この後セッ◯スするんだよな?うわ、どーしよ…え、マジか。生々しくね…?)」
玲王の妄想は止まらない
玲王「(今から風呂場で凪と同じシャンプー使って、俺も凪と同じ匂いさせながら…ここで、その、裸でって…そんなの、エッ◯すぎるだろ…!!)」
まだ何も始まってないのに御曹司はベッドの上でゴロゴロと身悶えていた
この男もまた凪と同じく童◯処◯なのである
そして二人とも幸か不幸か頭が良すぎるが故に、その妄想力も凡人の比ではなかった
玲王「(しかもアイツ、優しくするって自信満々に言ってたけど…あんなの絶対ウソだろ!)」
凪のこれまでの数々のやらかしにより、エ◯シーンにおける凪の信用度は玲王の中で地に落ちている
そんな妄想真っ最中の玲王の脳裏に、エ◯タワーでの女性客のセリフが思い起こされた
女性客『ねぇー、こんなの入れたら絶対裂けるよね!痛いし、ヘタしたら抜けなくなりそう〜』 - 169スレ主24/08/14(水) 17:07:14
玲王「(童◯による雑な開発…凪の巨◯ン…裂ける俺の尻◯、出血多量、つまり…死?)」
最悪の想像が玲王の脳内を支配する
玲王「お、俺、凪にころされる…?」
玲王は顔面蒼白になりながら目にも止まらぬ速さでスマホを開き、救急対応可能な都内の肛門科の名医を探し始める
ガチャッ!
玲王「ひぅッ!?」
凪「お待たせレオー。お風呂入っていーよ」
ゴシゴシと頭を数度雑に拭いただけの凪が、パンイチスタイルで部屋へと入ってきた
玲王「も、もう出たのかよ!?(尻の名医まだ調べられてないのに!)」
凪「え…いつもと同じ長さだけど?むしろいつもよりちゃんと洗ったし。レオも早く入りなよ」
玲王「えっ、あ…」
凪「どしたの?脱がせてあげよっか?」
玲王とのラブラブイチャイチャ初夜を希望している凪は、先程までの甘々ムードを保とうと頭にタオルを乗せたままにこやかに(※凪比)玲王の元へ近づき手を伸ばす
玲王「あっ…ダメ、(まだ心の準備がっ)くっ、来るな!」
凪「?」
そこまで広くもないダブルベッドの上で後退りした玲王は、すぐにチョキの飾られた窓際へと追い詰められてしまった - 170スレ主24/08/14(水) 17:10:47
凪「レオ…もしかして、怖いの?」
死の恐怖で言葉が出ない玲王は、凪を見つめたまま黙ってコクコクと首を縦に振った
凪「そんなに心配しなくても大丈夫だよ。イイとこ連れてってあげるから」
玲王「いい、とこ…?」
思いがけない凪の優しい瞳に、玲王は安堵しかける
凪「俺が天国見せてあげる」
玲王「ッ!(や、やっぱりころされる…!)」
俺の人生、終わった
玲王は死を覚悟した
玲王「父さん、母さん、ばぁや…今までありがとう」
凪「え、急に何?」
玲王「って、俺が死んだら、家族にそう伝えて欲しい」
遠い目をした玲王は、今から自分のことをチ◯コで(物理的に)殺す恋人に遺言を託す
凪「もぉーレオ、何言ってんの?『俺より先に死ぬなよ』って前に言ったでしょ。俺がレオの遺言をパパさん達に伝えるなんてことは起きないから」
玲王「だって…俺、今から凪(の巨◯ン)にころされちゃうんだろ?」
玲王は恐る恐る、青ざめた顔で凪を見上げる - 171スレ主24/08/14(水) 17:15:18
凪「…うん。まぁね(やば、凄い期待されてる)」
玲王「(帰りたい…)し、しにたくねぇ…」
玲王が潤んだ瞳で凪を見上げるが、どう足掻いても可愛いだけであった
凪「あれ、可愛い顔が真っ青になっちゃってるね。外寒かったよね。早くお風呂であったまっておいで?それとも一緒に入る?」
玲王「…大丈夫。一人で入れる」
玲王「(凪と二人で風呂に入ったら、お互い裸であの狭い風呂場でくっついておっ始まっちゃうだろ…自分の死に場所くらい、俺に選ばせてくれ)」
タオルを掴んだ玲王は、悲壮な覚悟をもって風呂場へ向かおうとする
凪「あ、そーだ。お風呂上がった時の服だけどさ、約束の俺の好きな服着てくれるんでしょ」
玲王「い、今?」
そうか、もう死ぬとあっては凪との約束を果たすのは今しかないのかも知れない
凪「そうそう…さっき買ったコスプレの大きい袋の中にメイド服も入ってると思うんだよね」
文無しの原因となったコスプレの大きな袋の中を、凪がガサゴソと漁る
凪「なんかいっぱい入ってる…あっ、これなんかいいんじゃない?」
玲王の死装束(語弊アリ)となるメイド服はどんなデザインだった?
凪が取り出したメイド服のデザインを下3レスから🎲 - 172二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 19:19:56
- 173二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 01:14:44
- 174二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 10:55:52
タイトミニスカメイド
足が広げづらかったら、破ろう👍 - 175二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 11:11:11
- 176スレ主24/08/15(木) 15:26:21
- 177二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 22:28:48
最近は色んな企業が推し活グッズ出してくれてる気がする
- 178二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 09:45:10
🍰美味しそう
スレ主が楽しそうで何よりです - 179スレ主24/08/16(金) 15:23:59
玲王「?」
これなんか良いんじゃない?と言って凪が取り出したのはタイトミニスカメイド服であった
玲王「メイド…って、何だよこれ。スカート短かすぎじゃね…?」
渡されたそれを両手で摘んで広げてみれば、生地を大幅に削減されたとしか思えないミニスカ具合であった
玲王がこれまでに着たようなクラシカルなロングタイプのメイド服とは一線を画している
まさにエ◯に特化したエ◯チのためのメイド服
凪「いや、タイトめだしレオのお尻の形がよく分かって良いかなって」
玲王「…」
玲王「(俺の尻の形が分かって嬉しいのはお前だけだろ!)」
玲王はそう叫び出したかったが約束は約束である - 180スレ主24/08/16(金) 15:26:12
自分との約束に対する凪の執念というか執着は、はかり知れない
凪『俺らの約束忘れてんのは、お前の方じゃん』
玲王「…」
もうあの時のような思いをするのは嫌だった
玲王「ったく、ミニスカ履くなってチアの時に言ってたくせに…結局お前も履かせるんじゃねぇか」
女装ばかり勧められるのも癪で、こうして嫌味の一つでも言ってやらないと気が済まない
凪「だから、アレはレオの生脚を他の人に見せないでって意味で、俺と二人だけの時なら見たいし」
玲王「…はっ、わーったよ!着ればいいんだろ、着れば」
死を前にしてそれ以上に怖いものなどない
ヤケクソ気味の御曹司はタオルと共にタイトミニスカメイド服を手に風呂場へと向かう
凪「ごゆっくり〜……あ、髪乾かしてもらうの忘れた」 - 181スレ主24/08/16(金) 15:34:32
玲王を見送った凪はベッドでゴロゴロしながら手持ち無沙汰にデイリーをこなしていく
凪「(レオ…ほんとにあの服着てくれるかな)」
移り気な玲王の気が変わらないうちにと急いだため、袋の中を全てちゃんとは見れていないが、好きな子のタイトミニが嫌いな男なんていないだろう
しかもそれがメイド服になっているなんて、凪からしたら夢のような衣装だった
〜♪(ゲーム音)
凪「あ、死んだ」
凪は玲王のメイド服姿が気になって得意のゲームも手につかない
もういいや、とスマホを切り、風呂場から聞こえてくるシャワーの音を聞きながら凪はそのままウトウトと瞼を閉じた
ザァァァァー…
凪「(…いいな、このカンジ…レオが生活してる音聞きながら過ごすの、すぐ近くにいるって安心する。この先俺とレオがどれだけたくさん稼いで広い家に引っ越しても、ずっと一緒の部屋で過ごしてたいな…)」 - 182スレ主(女装なのでテレグラフ24/08/16(金) 15:41:04
部屋は広すぎず、家具も大きすぎない方が良い
ベッドもソファもお風呂も、大きな二人には少し狭いくらいで、その分身体をくっつけて顔を見合わせて
そしていつでも笑い合えるような、そんな暮らしがしたいと凪は思った
玲王「…ぉぃ……おい!」
凪「…ムニャ、レオ、もぉ食べられないよ…」
玲王「おい凪、なぁってば!」
凪「…ん?」
腹の上に重みを感じ、何度か肩を揺さぶられたことで瞼を開けた凪は、目の前の光景に目が釘付けになる
なぜなら目が覚めたら自分の部屋で学園の王子様兼アイドル様がタイトミニスカメイド服を着て自分の仰向けの腹の上に跨っているのだ
しかも味付きローションを片手に
ああtelegra.ph玲王「あ、やっと起きた」
凪「…」
玲王「なんだよ…似合ってねぇ?」
凪「…」
自分を見つめたまま無言になった凪の態度に、玲王は不安になる
- 183スレ主24/08/16(金) 15:48:03
玲王「(ああもう…ホラ、凪固まってんじゃん…。女じゃねぇんだから、こんな短いスカート似合うワケねーんだよ…)」
滑った、完全にやらかした
自身の意思ではないものの、玲王はタイトミニスカメイド服に身を包んだことを後悔し始める
玲王「…もう、Hしねーの?寝るんなら俺、今日は帰るけど」
凪「えっ、まっ…!やっ、ヤリますっ!!さんかっ…いや足りねぇッ、六回戦くらいお願いしますッ!!」
我に帰った凪は慌てて飛び起き、手にしていたスマホを滑らせて落としてしまう
凪「…?あーッ!?」
玲王「ッ!?なんだよ、デカい声出して…ビビらせんな」
頭が現実に戻ってきた凪はあることに気付いた
凪「…どうしよ」
玲王「何が?」
凪「レオがお風呂から出て来る前に、ハ◯撮り用のスマホ隠しとくの忘れてたっ…!」
凪誠士郎、痛恨のミス…! - 184スレ主24/08/16(金) 15:51:08
ビシッ!
凪「あてっ!」
凪はパニックのあまり玲王本人を前にしてハ◯撮りの予定を暴露してしまい、頭頂部にチョップを喰らう
玲王「…マジで、してるとこ撮ったら二度とコスプレも着ねーし、口もきかねーからな」
それはつまり絶交ということか
玲王の目がすわっている。これはガチギレ寸前だ
凪「…えー」
玲王「えー、じゃない!」
今はハ◯撮りを嫌がっている玲王だが「綺麗だよ」「可愛いね」と根気強く褒め続けたら、いつか喜んで撮らせてくれるかも知れない、と凪は思う
凪「…俺、レオのこと綺麗に可愛く撮る自信あるよ」
玲王「そーいう問題じゃねぇの!…それより、せっかく服着たのに他に何も言うコトねーのかよ?」
ローションを手にしたままプリプリと怒る玲王が可愛い
なんだこの漫画から飛び出してきたみたいなヒロインは
凪「えっと…(他に言うコト…?ヤリたいヤリたいヤリたい…♾️)」
DK凪の頭はそれ一色だ
しかし、これ以上本音と建前をミスすることは許されない - 185スレ主24/08/16(金) 15:59:50
凪「(ヤリたい、じゃなくて…)レオ、俺のために着てくれてありがとね。すっごく似合ってる。可愛い。俺のレオが世界一」
玲王「あ、ありがと…」
凪の言葉に玲王は少し顔を赤くする
凪「ねぇ…触っていい?」
しかし、待ちきれないとばかりに、凪は玲王のミニスカとニーハイの隙間、いわゆる絶対領域をスリスリと両手で撫で始めてしまう
玲王「…って、もう触ってんじゃねーか!」
凪「だってレオがエ◯すぎてガマン出来ないんだもん」
きゅるるんとお得意の子犬のような瞳で凪は玲王を見つめるが、その可愛さとは正反対に誠士郎はググッと反応を見せ始める
玲王「…ッ(うっわ、やっぱデッケェ…こんなの尻に入れるなんて、絶対無理無理無理…!)」
タイトスカートの薄い布越しにハッキリと誠士郎の存在を感じ取った玲王は、挿入への恐怖から逃れようと身を捩った
凪「…ん?レオ、急にモジモジしてどしたの?Hしたくなってきた?」
玲王「は!?」
凪「だって、さっきから俺のトコにお尻擦り付けてるけど」
玲王「なっ…ちがっ!!」 - 186スレ主24/08/16(金) 16:07:52
ただ誠士郎から逃がれようとしているだけなのに、まるで凪のそれを欲しがっているように受け取られてしまった玲王は、恥ずかしさからさらに顔を赤らめる
凪「にしても凄いね、この服。福袋っぽかったわりに生地も縫製もちゃんとしてるし…あ、エプロンもちょっと透けてる。へぇー、腰のこれはコルセットなんだ」
凪は玲王の着ているメイド服を下から順に見ながら、太腿に置いていた手も徐々に上へと上げていく
玲王「っ、(コイツの触り方、くすぐってぇ…)」
凪「ねぇー、レオのおっぱい見たい」
玲王「え…あ、じゃあもう脱ぐか?」
凪「ダメ。脱いじゃったら勿体無いから、着たままシよ」
玲王「着たまま?」
凪「だってこの胸のとこのボタン外したら、中見れるでしょ?お願い。俺、メイドさんのレオのおっぱい吸ってみたい」
凪誠士郎、本日2回目の必殺★きゅるるん顔である
胸元のボタン開けておっぱい吸いながらメイドさんにHなコトしてイイですか…?
天才は着衣プレイをお望みだ
メイド玲王の返事を下3レスから🎲 - 187二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 21:41:51
脱いだ方が楽じゃないか?
(着衣プレイを理解してないので、不思議そうにしながら胸元のボタンを自分から外す) - 188二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 05:49:11
たはっ、赤ちゃんかよ!
- 189二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 10:09:50
…俺がやめてって言ったらちゃんと止まれるならいーよ
- 190スレ主24/08/17(土) 12:17:48
- 191スレ主24/08/17(土) 17:57:41
玲王「たはっ、赤ちゃんかよ!」
この御曹司、自分の置かれている状況をまるで分かっていないようである
目の前には子犬の顔をしてその実、狼のように虎視眈々と玲王との着衣プレイを目論んでいる男がいるのに、玲王は気にも留めず無邪気に笑う
玲王「いーぜ?(コイツ、やっぱ服好きそうだしな)お前が興味あるメイド服、せっかく着たのにすぐ脱いだらもったいないもんな?」
凪「え?あ、う、うん…」
玲王「それで、着たまま途中までH出来たら時間的にも合理的だしな!」
凪「(ご、合理的…?)」
Hの最中にあまり聞かないような言葉を聞いた凪の天才的頭脳は一時停止するが、玲王はそんなことお構いなしに凪が面倒臭くないようにとプチプチ胸元のボタンを外していった
玲王「タイムイズマネー!よし、いいぞ。好きなだけ俺のおっぱい吸え!」
太陽のような満面の笑顔の玲王の手により、ガバッ!と首元からコルセットまでのブラウスが大きく左右に開かれ、待望の玲王のおっぱいが凪の眼前にお目見えする - 192スレ主24/08/17(土) 18:02:16
凪「…はぁ。レオ、全然わかってない…」
玲王「?何が?あ、吸いやすいようにコルセットも外そうか?」
凪「じゃなくてさ…」
コルセットにより細く締め上げられたことでさらにくびれた玲王の腰を、凪が横からガッチリと掴み、ブラウスのはだけたその胸が真正面にくるポジションにヨイショ、と玲王を座り直させた
凪「あのね、こーいうのは好きな子に好きな服着せて、それをちょっとずつ美味しく脱がせていくのがオトコの夢なの」
玲王「男の、夢…?」
凪の言う“夢”と言うワードに玲王は弱い
自分が認めた唯一無二の大好きで大切なパートナーの追う夢を、隣で一緒に追いかける最高の相棒
それに相応しい男に自分がなると、玲王は決めていたのだ
玲王「…なるほどな、わかった。じゃあ残りはお前が脱がせてくれよ?」
凪「…いえす、BOSS」
初夜は互いに全裸で溶け合うようなイチャラブセッ◯スに憧れていた凪だが、目の前でこんなにも美味しそうなメイド玲王に優しく微笑まれてしまったら、据え膳食わぬは恥である - 193スレ主24/08/17(土) 18:11:50
凪「じゃあ可愛いレオメイドさんのおっぱい、いただきまーす」
玲王「もぉ、んなコトいちいち言わなくていいの」
凪は目の前にある玲王の胸全体をまずは確かめるようにフニフニと両手で揉んで、ギュッとその指先に力を入れると、先端の色付いた部分だけがグッと強調された
玲王「〜…ッ」
凪「(うわー…ぜんぶ超ピンク…明るいとこで見るのも久しぶりかも)」
上質な筋肉が程良く付いていて柔らかい玲王の胸が、自分が指先に力を入れるたびに手の中でムニムニと角度を変えていく様はいくら見ていても飽きそうにない
玲王「…んッ、はぁっ…(男の胸なんか揉んで、何が楽しいんだよ…)…ぅ、んっ、」
胸を揉まれているだけなのに変な声が出そうになった玲王は、この部屋が壁の薄いアパートだったことを思い出し慌てて口を手で押さえる
その微かに漏れ出た甘い吐息に気付いた凪は、ブラウスの布をさらにグッと左右に割り開いて、玲王の突起を親指と人差し指でクニクニと捏ねたり摘んだりしながら変化を楽しんだ
telegra.ph - 194スレ主(↑リンクバグってます)24/08/17(土) 18:21:49193の続き玲王「なぁ…ソコばっかいじってたら、のびちゃう、ってば」
凪「どこ?のびるって、服が?」
玲王「じゃ、なくって…んぁッ」
男なのにこんなところを弄られて感じていると思われたくない玲王は、凪に自身の突起の先端を触らないよう遠回しに指摘してみたが効果はない
玲王「ぁっ、…うッ(今ここ吸われたら、やばいっ…)」
凪「レオ、乳首で感じるの上手くなったね」
玲王「…ばかっ、感じてないからッ」
凪「じゃあ本当におっぱいで気持ち良くならないか試してみよっか?」
玲王「?」
玲王の手首を頭上で一つにまとめた凪は、そのままベッドの上に玲王の身体を押し倒す
玲王「あ…」
凪「ほら、もう逃げらんないよ?怖い?」
玲王「いいからっ、早く吸えよ」
凪の言うとおりにメイド服を着て、凪のベッドの上で組み敷かれて、こんなの圧倒的に自分の不利だ
というか、良いように支配されている気がするが、こういうコトに関して不慣れな玲王はこの場で主導権を握れない
玲王「(尻に入れられるのは俺の方だとしても…いつか、もっと凪のことぎゃふんと言わせてやりてー…)」
なんだかんだ玲王はライオンの子である
どんな状況だって、相手より優位に立…telegra.phメイド服を着た恋人のタイトミニスカートの中に、そっと手を差し入れる
はっきり言って男としてこれ以上楽しい瞬間はない
玲王「んぅっ、あっ、や…っ」
ビクビクと震える内腿にゆっくりと手の平を這わせるようにしながら撫であげていくと、その先に触れた凪はある違和感に気付いた
凪「…え?」
玲王「?…なに?」
凪「レオ…もしかして、今ノーパン…?」
そこにあるべきはずの布地の触感が無いことに凪は驚く
このエッチすぎるメイドが、まさかノーパン…?
そんなコトが許されていいのかと、凪は確かめるようにさらにスカートの中を探る
玲王「あッ…やっ、だっ、て、このスカート短すぎて、おれのパンツ見えちゃうから…」
凪「(ど…、どエロすぎんだろッ!!)」
ミニスカートの下から玲王のボクサーパンツが覗いてしまうからといって、わざわざノーパンにするその徹底ぶり
凪は玲王の行きすぎた完璧主義に、今この場で五体投地して感謝を捧げたい気分だった
- 195スレ主24/08/17(土) 18:30:00
しかし、パンツを探して玲王の下半身を触っていた凪は、他にもあるものがないことに気付く
凪「…えっ、あれ…?レオ、毛…無くない?」
玲王「…え?毛?…剃ったけど」
凪「剃っ…た?」
その言葉に凪は再び我が耳を疑った
玲王「うん…今日Hするってわかったから、さっきお風呂で全部剃ったよ」
凪「は?」
玲王「ダメ、だった…?」
凪「ふっ、」
玲王「?」
凪「ふざけんなッ!!」
玲王「ッ!?」
急な凪の怒声に、玲王は猫のようにビクッと肩を竦ませる
凪「一人で毛ぇ全部剃っちゃったら、『レオの恥ずかしいところ全部丸見えになっちゃうね…』『あん、ダメ、凪、こんなの恥ずかしい…』って言いながらちょっとずつ剃っていくえちえち剃◯プレイが出来ないじゃんッ!!」
えちえち剃◯プレイって…
このエゴイスト、童◯のくせに…いや、童◯だからこそ、叶えたい“夢”が多すぎる
頑張って着衣プレイに応えてるのに理不尽に怒られてしまった玲王
玲王の返事を下3レスから🎲 - 196二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 18:32:01
お前…俺の気持ちは無視なわけ?
- 197二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 22:03:42
初めてに求めすぎじゃね…?
- 198二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 22:18:28
……頑張る
- 199二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 22:23:33
えちち展開最高でございます
🍤凪玲ちゃんもかわいい
次スレも楽しみです! - 200スレ主24/08/17(土) 23:02:41