- 1二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 22:04:19
ブライアン「…勝負服なんか着てどこにいく?」
ウララ「あっ、ふくカイチョーさん! えへへ!こないだ雪が降ったから、みんなで雪合戦するんだ!」
ブライアン「…そんな格好でいったら風邪引くだろうが」
ウララ「えー?平気だよ!風邪はね、今まで引いたことないから!」
ブライアン「……」
ウララ「じゃあ!」
ブライアン「……ああっ、クソっ! おい、待て!」
ウララ「…?どしたの?」
ブライアン「……これ、着てけ」
ウララ「ふくカイチョーさんのコート…でも、寒いからふくカイチョーさん風邪引いちゃうよ?」
ブライアン「建物のなかは暖房ついてるし、動いたら暑くなるから鬱陶しいんだよ!いいからそれ着て外に行け!」
ウララ「…?よくわかんないけど…ありがと!でも、泥だらけになっちゃったらいけないから、雪合戦のときは脱いどくね!」
ブライアン「来てろ!汚れてもいいから!」
こんな感じで、なんだかんだウララをほっとけないブライアンとかどうです?
- 2二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 22:05:21
いいね
不良が子猫助けるみたいな話だよね - 3二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 22:07:30
良き善き
- 4二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 22:09:34
ウララ「ふくカイチョーさんありがとー!」
ブライアン「礼などいらん。…おい」
ブラトレ「はい…(クリーニング開始)」 - 5二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 22:10:02
草
- 6二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 22:11:05
?「汚れたコートをふくかいちょー…」
- 7二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 22:31:44
ウララ「いっぱいたべてつよくなるぞー!」
ブライアン(混雑のピークとはいえ、やかましいのの隣になったな…)
ウララ「わぁ!ふくカイチョーさんのお昼はお肉がいっぱいだね!」
ブライアン「…まぁな」
ウララ「トレーナーもいってた!いっぱいたべると強くなれる、って!よーし!わたしもお肉いっぱいたべよー!」
ブライアン(……単純なやつ……待てよ?単純すぎてあいつ、今後肉しか食わないようになるんじゃ…?他のやつのこと言えたもんじゃないが、偏食なんて体作りには悪影響…)
ブライアン「おい」
ウララ「…?」
ブライアン「肉ばっかりじゃなくて、野菜も食え。バランスよく、だ」
ウララ「でもふくカイチョーさんも野菜食べてないよ?」
ブライアン「……チッ…」
その後、何を思い立ったかブライアンは席を立ち、数分後に戻ってきた。
ボウルに山盛りとなったサラダを持って。
ブライアン「これから食べようとしてたところなんだよ。ほら、これ一緒に食うぞ」
ウララ「とってきてくれたんだ!ありがとう!」
さりげなくブライアンの野菜嫌いをほんの少し克服させたり。 - 8二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 23:18:10
ブライアン「勘違いするな。私はお前と仲良しじゃない。だから今も、お前と並走する気なんてない」
ウララ「でも、一緒に走ると楽しいよ!」
ブライアン「…一つ言っておく。勝っても負けても楽しいとか…そんな意気込みで望むレース、私は認めない。レースに望むなら、常に勝ちだけを求めるべきだ。…なのに、どいつもこいつも勝負の途中で諦めやがって……チッ。嫌なこと思い出した…。話は仕舞いだ。とにかく他を当たれ」
ウララ「…走るよ!」
ブライアン「…話聞いてたか?」
ウララ「うん!でも、わたしだって勝ちたいもん!走るのは楽しいけど、一番になったらもっと楽しいと思うから!」
ブライアン「…そこまで言うなら、わかった。走ってやる」
数分後。
ブライアン(結果は火を見るより明らか。私の勝ちで、あいつの負け。負けたあいつは楽しかった、とニコニコ笑ってる。けど…)
ウララ『負けないよ…負けないもん!』
ブライアン(どんなに突き放されても、こいつ、諦めなかった…)
ウララ「はぁ…はぁ……ねぇ!」
ブライアン「なんだ?」
ウララ「また一緒に走っていい?」
ブライアン「……好きにすればいいだろ」
こんな感じで、ちょっぴりウララの強さを理解できたり。 - 9二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 23:20:57