【SS】ホシノの初恋奮闘記

  • 1二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 18:20:48

    先生を好きになった
    それはいい
    ...いや、生徒が生徒を好きなるっていいのだろうか
    まあそこはいいや...話が進まなくなるし...
    先生を好きになったのはいい

    けど、気付いたら先生を好きな人は沢山いた
    そりゃそうだ...先生だもん...
    モテない方がおかしい
    けどまさか後輩達が全員...さらにヒナちゃんも先生を好きだなんて...
    うーん...これはライバルが多い厳しい戦いになりそうだ

  • 2二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 18:21:32

    さて、先生をかけた戦い以前に大事なことを思い出した
    私、恋愛経験あったっけ...
    うん、ないかも
    困った..
    でもシロコちゃんとか見ると結構先生にアプローチしてるよね
    ...私も、沢山アプローチしてみるかな
    そうだ、今丁度書類溜まってるから先生呼んで助けてもらいつつ、アプローチしよう!

    って最初は息巻いてたんだけどなー...
    実際、会ってみて何もできないよぉ...
    仕事を依頼して...あとはいつもの「おじさん」を取り繕うだけで精一杯だった...
    うへぇ...まさか私ってこんなに恋愛だめだめだったんだ...みんなすごいな...

    改めて先生を見る
    ...先生なだけあって書類仕事は様になってる
    みんなは先生の魅力にすぐ気づいてたんだろうな
    私は...一度も考えたことがなかったわけじゃない
    アビドスのために頑張ってくれたことは忘れない
    他にもいろんなところで問題を解決して、頑張っていることもわかっている
    まあ、悪い噂も聞くけど...
    だけど、みんなはそんな先生が大好きなんだろうね
    私も黒服から助けられたときから先生のことは嫌いじゃない
    ある程度は信頼もしていた
    でも私は馬鹿で頑固だから先生のいいところを何度見ても心のどこかでは信じきれなかった
    そんな私でも...ユメ先輩の事で前に進ませてくれて、また救ってくれた先生にようやく素直になれた...

    まあ今度はスタートがあまりに遅すぎて壁にぶつかっちゃったけどね

  • 3二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 18:21:58

    考え事をしながらじっと見ていたら先生と目が合った
    慌てて顔を書類に落として目を逸らす
    先生は不思議そうな顔をしていた
    私は真っ赤だった

    それから軽い雑談を交えて作業を進めていく
    コーヒーなんかも入れて先生を労う
    いつもの「おじさん」がそこにはいるはずだ
    大丈夫だよね
    ばれてないよね
    私のドキドキしてるこの感情

    そして書類はすぐに終わった
    ...あれ、この仕事ってそんなにすぐ終わるはずじゃないんだけどな
    私の予定だと3日かかる予定だったんだけど...
    ...流石先生だね、すごいや
    ほんと、今更だけど先生の凄さがよくわかるよ
    えっ...私にお願い...?
    まあ、手伝いをお願いした時には確かに言ったけど
    何をお願いされるんだろ...

    ......スク水?

    一瞬聞き間違いを疑った
    だけどすごく頼みんでくる...
    予想外の答えに面食らった
    たまにこういう先生の悪い噂は聞くけどまさか私が直接セクハラされるなんて思わなかった

    ......でも、私もそういう目で見られてるって期待していいのかな

  • 4二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 18:22:27

    結局、先生のお願いは恥ずかしいので別のにしてもらった
    私が本気の時の姿をもう一度見たい
    それが先生のお願いだった
    まあ...多少疲れる格好だけどスク水よりはいいかな
    着替えて先生の前に出ると大喜びでものすごく褒めてくれた
    褒めてくれるのはいいんだけど...
    可愛いとかじゃなくてかっこいいなんだ
    ...本当に私もそういう目で見られてるのかな
    っと...なにか騒がしいや
    私は先生と様子を見に行く

    なにやらヘルメット団が掲示板を持っていこうとしていた
    うへぇ...またヘルメット団かー...
    何度追い返しても懲りないし、ちょっときつめにお仕置きしよ

    ヘルメット団との制圧はすぐに終わった
    そこまで人数も多くなかったし、余裕だった
    先生はそんな私の様子を子供のようにはしゃいでみていた
    そして私をヒーローと言う

    ヒーロー...か...
    後輩や先生に迷惑ばかりかけてる私がヒーロー...
    ちょっと荷が重い気がするけどなぁ
    けど...期待した先生の目は裏切れないなぁ...

    かっこいいと先生はたくさん褒めてくれる
    ...まあ、褒められる分にはやっぱり嬉しい

    けど、たまには私も女の子みたいな扱いしてほしいかな...

  • 5二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 18:23:55

    いい…

  • 6二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 18:27:24

    とりあえず書き溜めたものを書いた
    続きはあまり待たせない程度にゆっくり書いてく

  • 7二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 18:27:25

    いい…

  • 8二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 18:28:38

    先ホシ=神
    臨戦ホシノ実装されてからずっと求めてた

  • 9二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 18:31:48

    乙女おじさんなんてなんぼあってもいいですからね

  • 10二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 18:32:44

    臨先ホシノ

  • 11二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 00:14:24

    あれから数日、そんなに経ってないけど頭では先生のことでいっぱいだった
    何とかして会えないかなと考えたりもしてた...
    ...あっそういえば今日パトロールの日だ
    ...これを口実に先生に会えないかな?

    そう思うと動き出しは早かった
    この前の書類整理の時といい、先生がいない時は行動はなんで早いんだろうね
    ...そういえばパトロールだし、あの格好でもおかしくないよね
    先生も喜びそうだし

    先生との連絡も取れ、約束の時間まであと30分ほどで先生は現れた
    少し息切れしてることから急いできたんだ
    先生からしたらなんでもないことなんだろうけど私にはそれだけで嬉しい

    そんなこんなでパトロールが始まった
    とは言っても、基本的にいつも先生としてたパトロールとなんら変わらない
    ちょっと距離が伸びたくらいだ
    雑談しながら先生と町を練り歩く
    たまに困ってる人がいればそれを助ける
    なんてことないただのパトロール
    一緒に歩く、これだけですごく楽しい

    先生気付かない?私の気持ち
    今ね、すごく楽しいけどそれと同時にドキドキしてるんだ
    だって、パトロールとは言ったけど...今は私と先生だけだよ?
    これ、デートって言ってもいいんじゃない?
    先生は意識してない...よね...
    ...気付いてくれないかな、そうしたら楽なんだけどね

  • 12二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 00:17:22

    今日はここまで
    今更だけど少しだけ今回のSSについて
    臨おじが可愛すぎたので書きはじめた、ホシノ視点の絆ストーリーに近い先ホシSSとなっています
    どうか少しでも面白いと思ってくれたら感想をください

  • 13二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 00:39:45

    臨おじやばかったのは同意

  • 14二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 00:42:48

    おじさんもっとデレていけ……!

  • 15二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 00:43:27

    すっごく乙女!

  • 16二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 08:00:07

    その後、色んな人を助けながらアビドスのパトロールを続けた
    その度に先生が私を褒めるのでちょっと嬉しいような恥ずかしいような

    ちなみに自然な流れで肩車なんかしてもらっちゃった!
    ...私大丈夫かな
    重くなかったかな...
    お、重かったとしても今日は重装備だから...!

    とりあえず、一通りパトロールも終わり、近くの公園で休憩することになった
    先生を労いつつ、なんでもない会話を続ける
    まあ...もうここまで言われたらそれもいいかなって考えちゃう
    そしたら先生を相棒に出来るしね
    ...これで少しでも近づきたいな

    まあでも、変なことばっか言うので「相棒はよくヒーローの覚醒の為に死ぬことが多い」と言って脅かしてみる
    流石にちょっと焦ってた

    でも安心して、先生
    なにかあれば先生の事は私が守る
    万が一、先生が危険な目にあったら...ううん、そんなことさせないから

    当たり前だ
    何度も救われた相手
    大好きな相手
    ユメ先輩に背中を押されて、その先で見つけた私の大事な人
    私の全てを使ってでも守らなければいけない

    休憩中、私は密かに決意を新たにした

  • 17二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 08:00:29

    朝更新

  • 18二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 08:10:03

    いいぞもっとやれ

  • 19二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 08:14:58

    愛の重さが出てる...

  • 20二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 13:25:39

    恋する乙女おじさんはたまに暁のホルス成分が漏れ出てくるのがたまらねぇぜ

  • 21二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 17:59:24

    公園で休憩を続けてると、不意に誰かが現れた
    いつもならすぐに気付くんだけど...先生といるから気が緩んでしまい少し気付くのに遅れてしまって、警戒態勢にはいる
    相手はなんでもない一般市民だった
    どうやら私にお願いがあった来たようだ
    探し物...それ自体はいいんだけど...私がヒーローとして有名になってる
    隣で先生も驚いてたけど楽しそうだった
    ...まあいいか
    その姿を見れただけでなんだか私は満足だった

    一通り話を聞いて私たちは公園を後にして探し物をする
    正直、めんどくささはあった
    結構歩いて疲れてきてもいたし、なによりこの装備だけでも疲れる
    日も暮れ始めてる
    だけど、あの時の必死な顔を見て断る気にはなれなかった
    ...だけどまた揺らいでる

    隣で歩いてる先生を盗み見る
    真剣な顔で探し物をしている
    先生も疲れてるはずなのに...
    ...私も頑張らないと
    邪な考えを振り払い、アビドスの郊外の奥へと2人で進む

    苦労のかいがあって、探し物は何とか見つけられた

  • 22二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 21:57:10

    先生と砂漠を歩いていたら日が暮れ始めた
    流石に今帰ったら暗くて道に迷いそうなので今日は野営をすることにした

    夕焼けが綺麗だったので野営地にする電車の上に登って先生と景色を眺めることにした
    私のわがままで先生に野営させるのは少し気が引けた
    けど...先生は私となら別にいいと言ってくれた
    嬉しかったけどまだヒーロー設定は続いてた

    まあでも、相棒として先生がいるなら満更でもないかな

    非常食用のグミはちょっと笑われたので少なくした

    風も出てきたので電車の中に私達は戻る
    火を起こし、先生の寝床の準備をして夜に備えるしまった...寝具が1人分しかない...
    まあ、私は寝具もない状態での睡眠には慣れてるのでいいけど...

    だけど先生は私と一緒に寝たいと言い出した

    え...えー...
    さすがにそれは...
    嫌じゃないよ?
    むしろ嬉しい...けど、恥ずかしいなぁ...

    あっ...あの顔は引かない顔だ

    長い付き合いになってきてるのでそういう変化にもわかるようになっていた
    そうだよね、先生だもん...
    それじゃあ...お言葉に甘えようかな...

    私は...今までにない興奮を胸に押し込めて先生と寝具に入った

  • 23二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 21:58:30

    ハァ〜脳が回復する〜

  • 24二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 21:59:26
  • 25二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 22:00:52

    今日はもう1回投稿したい

  • 26二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 22:04:34

    >>22

    かwa(尊死)

  • 27二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 00:46:31

    パチパチと焚き火の音が電車の中に鳴り響く
    会話はそこにはない
    かと言って寝ているわけでもない

    原因は私だ
    私が緊張して喋れないからだ
    というか...当たり前な気がする
    先生...初めて好きな人と一緒に寝るのに緊張しない人なんかいるわけが無い

    先生はそんな私に気を使ってか...喋らない...

    "ねえ、ホシノ..."

    だけどその沈黙を破った

    "最近....なんだか様子が変だけど、どうかした?"

    どうやら先生にはおみとおしだったようだった
    私の演技は先生にはバレバレだった様子だ
    全く...叶わないなぁ...

    何も言わずに焚き火を眺める
    先生も何も言わない

    「そうだね...じゃあ...馬鹿な生徒の話でもしようか」

    唐突な話で先生は驚いていたが、察したようでうなづいた

    馬鹿な生徒の話の始まるである

  • 28二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 04:53:30

    アラー良いですわね

  • 29二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 12:38:12

    良いですね〜ホシノが幸せになれるよう祈っています。

  • 30二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 13:00:37

    思えば誰かにちゃんとユメ先輩のことを話したことはなかった気がする
    今がちょうどいい機会なのかもしれない
    最初に長くなることを先生に伝えてから私は話を始めた

    「その生徒はね...バカなくせに周りには恵まれてたの
    当時の生徒会長がそうだった
    ちょっと抜けてて...騙されやすい人だけどすごく優しくて...そのバカな生徒を導いてくれる先輩だったの」

    話していく連れて昔の思い出が溢れてくる
    決して楽な生活ではなかった
    毎日先輩とアビドス復興のために奮闘して
    不良集団と先輩を守りながら戦って
    騙された先輩の尻ぬぐいをして
    それでも、あの日々は確かに輝いていた

    「きっかけはなんだったかな...もう思い出せないや
    それくらい些細な事でその、イライラしていたんだよね...
    先輩はいつも見たいな向こう見ずだけど...夢のある話をその生徒にしてたの
    けど、そのイライラから酷い言葉を投げてしまった
    それが二人の最後
    次の日から先輩は...失踪してしまい...出会ったときには」

    前を向けたからと言って辛くないわけではない
    思い出を胸に進めているからと言って、後悔がないわけではない
    今だって後悔は残っている
    どうして私はあんなことを言ってしまったのだろうか
    どれだけあの人に導かれてたかというのに

    視線の先の焚火が涙で霞む
    先生は...何も言わずに私を撫でてくれていた

  • 31二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 17:16:43

    少し落ち着いてから話の続きを始めた

    「大事な先輩を亡くしたその生徒は...それでもバカだったんだよね...
    先輩が残した手帳も見つけられず、誰にも話さないから1人で悩んで、後輩以外誰も信じれなくなって
    今だから言うけど、先生のこと、最初はダメな大人って思ってたんだよね」

    私からのカミングアウトに酷いと言いながら苦笑していた

    「酷いって言うけど、私知ってるんだよ?
    色んな生徒にセクハラしてるの
    この前だって私にスク水を着てほしいって言ったの、忘れてないからね」

    あっわかりやすく焦りだした...

    「でも、その生徒はそんなダメな大人と大切な後輩たちに救われたんだよね
    あれ、先生が動いてくれなかったらどうなってたんだろ
    散々アビドスを荒らして後輩のみんなに迷惑をかけて死んでたのかな
    そうだったら最悪の一言じゃすまないね
    プライドなんか投げ捨てて
    先生はダメな大人っていう評価、まだ残ってるんだからね?
    それでも...うん、ダメだけど凄くていい先生だよ」

    隣で恥ずかしそうに顔を掻いてる
    わかりやすいその姿に私は微笑んだ

  • 32二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 00:45:59

    今先ホシが熱い

  • 33二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 08:02:15

    通常→水着→臨戦とじっくりとクソデカ感情が育ったんだ
    ある意味で集大成というかクライマックスだ

  • 34二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 14:04:15

    甘いぜ!美味いぜ!

  • 35二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 14:19:05

    乙女してるホシノほど可愛いものは無い

  • 36二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 00:11:05

    気づいたら私達はよりくっついていた
    その温もりに焚き火以上の温かさを感じながら私は話を続ける

    「まあでも...バカは死ななきゃ治らないって本当なんだね...
    その救われた生徒は...先輩の事で問題が起きたら暴走しちゃってさぁ...
    ほんと...何も学べてないね、私」

    今思い返しても酷すぎて笑えないレベルだ
    アヤネちゃんは本気で怒らせちゃって
    セリカちゃんは傷つけて
    ノノミちゃんには危険な目に合わせて
    シロコちゃんには...目の前で銃を突きつけて...
    私の知ってる「良い先輩」とは違いすぎる

    「なんかよくわかんない干渉受けてたみたいだけど...それはそれ...
    やっぱりその生徒は馬鹿だから2度目の馬鹿な行動で周りに迷惑をかけちゃったね
    先生がみんなを率いて救ってくれないとまた死んでたどころか色んなところに迷惑かけてたかもね...
    それに...みんなのおかげでようやく前に進めたんだ...」

    どれだけ過去が辛くとも
    どれだけ後悔が残ろうとも
    どれだけ過去をやり直したくても、過去はやり直せなくて...未来に進んでいく
    私は過去にすがりついて未来に進むことが出来なかった
    けれど今はもう違う
    私には守らないといけない後輩がいて
    未来がある
    思い出を胸に、大事な後輩を守るために未来に進むきっかけをくれた先生

    「その生徒はようやくバカが治った、今は未来を進んでる
    それで、今はそんな未来に進むきっかけをくれた先生...その生徒は...私は...先生のことが大好きなんだ...」

  • 37二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 00:11:46

    本日?の更新
    遅くなってごめんね

  • 38二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 00:17:49

    気長に待つ

  • 39二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 00:40:06

    とんでもねえ、待ってたんだ

  • 40二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 10:11:50

    遂に言った..

  • 41二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 20:05:41

    告白だー!

  • 42二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 00:57:28

    言えた‼️
    ホシノが真っ直ぐ気持ちを伝えられたというだけですごく幸せになった。

  • 43二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 01:09:37

    一通り話し終えて、隣の先生を見れば、顔が赤くなっているのがわかる
    とりあえず無反応とかではないのでよかった

    "ホシノ...その...えっと..."

    反応に困っているのがわかる
    そりゃそうだ、生徒から告白を受ければだれだって困惑する

    「今は答えないでいいよ、先生
    先生には悪いけど...一方的に私が伝えたかっただけだから」

    何か必死に言おうとしていたが、ここで言わせるのは何となく良くない気がする
    先生にはもっと落ち着いて答えを出して欲しい...例えどんな答えでも

    「先生がどんな答えを出すのかは...楽しみにしてるよ
    でも...先生と生徒だからってのは止めてね?」

    "...わかった"

    でも念の為、釘をさしておいた

    「私がしばらく様子がおかしかったのはそういうこと
    先生のこと意識しちゃって...変な感じになっちゃっただけ
    だから心配しないで?」

    答えは今は貰わないけど...

    「......今だけは、こうしてそばに居させて」

    私は...先生の温もりを感じながら眠りについた

  • 44二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 08:19:55

    いい甘さや

  • 45二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 18:23:01

    窓から入り込む日差しで目を覚ます

    "起きた...?ホシノ"

    意外なことに私より早く先生は起きていた
    結構早めに起きたのだが...あれ、もうこんな時間!?
    いつも目覚ましなくてももっと早く起きるのに...

    "私を抱き枕にしながら随分気持ちよさそうに寝てたね"

    私そんなことしてたの!?
    あまりの恥ずかしさで顔が真っ赤になってるのがわかる
    先生はそんな私が可愛かったと言っていたので余計恥ずかして顔が赤くなった
    とりあえず帰りの準備を始める

    「先生どうしたのー?
    それじゃ無駄に疲れるよー...?」

    帰りの最中、妙に歩みが遅い先生に声をかける
    まあ、理由は何となくわかる
    そこまで私は鈍感じゃない
    昨日の告白の答えを必死に考えてくれてるのだろう
    嬉しさ半分、困らせてしまっている申し訳なさ半分でなんとも言えない感情だった

    「ふぅ、ようやっと着いたね
    お疲れ様、先生」

    予定よりかなり遅くなったがシャーレに無事に送り届けた

    "ホシノ、もう少しだけいいかな"

  • 46二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 00:16:46

    なんだこの甘い空間は‼️
    コーヒーに砂糖が全くいらないじゃないか、最高か?

  • 47二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 01:50:52

    声をかけられて足が止まる
    待って欲しい
    まだ言わないで欲しい
    確かに答えはいつでもいいと行った
    けどあれは私が臆病で、すぐに答えを聞く勇気がなかったからだ

    "答えが出たよ、ホシノ"

    聞きたくない、逃げたい
    だけど先生は私の気持ちをわかってるのか、手を掴んで、逃がしてくれない

    "ホシノ、私と...付き合って欲しいんだ"

    生徒に告白する
    先生としてはどうかと思う
    それでも私は嬉しかった
    当たり前だ...
    恋焦がれていた人が自分に振り向いてくれた事で嬉しくないわけがない

    「本当にいいの...?
    自分で告白しといてあれだけど...おじ......私結構迷惑かけたよ?
    先生にも迷惑かけたよ?
    しかも2回...本当にいいの...?」

    "そんなの、ホシノだからいいんだよ"
    "だからホシノ、答えを聞かせて欲しいんだ"

    答えなんか、決まっている

    「うへ...じゃあ...私の方こそよろしくね、先生」

  • 48二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 01:51:18

    遅くなった...
    とりあえずかけたので寝る

  • 49二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 07:25:12

    ここに式場を建てよう(提案)

  • 50二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 18:20:12

    おめでとう...!

  • 51二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 18:23:54

    ん、宴の準備をする

  • 52二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 18:28:02

    ハッピーエンドだな!よし!

  • 53二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:27:12

    もうちっとだけ続くじゃ

  • 54二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 07:38:10

    保守

  • 55二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 16:24:26

    私と先生が付き合い始めて数日後、モモトークを入れる
    別にあれから連絡してなかったわけではない
    ただ、少し気合いを入れる
    今日はヘルメット団のアジトに乗り込む
    浮かれてる訳にはいかない

    「うへへー見て先生ー
    くじらのポーチだよ
    可愛くない...?」

    後で振り返ってみれば浮かれてるにも程があった
    ヘルメット団の情報を商店街で集めると言いながらこの時やっていたのは完全にただのデートだった

    「えっ...買ってくれるって...?
    別にそういう意味で言ったわけじゃないんだけど...
    ...マスコット?
    そういうもんなのかな...」

    「先生、屋台出てるよ屋台!
    この焼きそばとか美味しそうだよ!」

    「.......えっこの服?
    いやあ、おじさんには似合わないでしょ
    着てみないとってわからないって...ちょっ...着るから引っ張らないでー!」

    多分この時に私達はお互い目的を忘れていたと思う

  • 56二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 17:19:54

    先ホシはアビドスの砂漠化が収まって緑化が始まるからもっとやれ

  • 57二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 01:05:20

    純愛ホシノは健康にいい!

  • 58二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 10:46:28

    デート回

  • 59二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 21:36:02

    保守

  • 60二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 22:33:14

    先生とでー.....聞き込.......デートのような何かをしているとヘルメット団が目に入った
    当初の目的を思い出してヘルメット団を尾行する
    浮かれていた気分はもうなかった

    ヘルメット団に尾行は気付かれることなく、私達はアジトに辿り着く
    程なく戦闘は開始したが...

    「いやー...特に苦もなく終わったねー....」

    あっさり制圧出来た
    先生の指揮もあって、余裕だった

    「先生、もう出てきていいよー」

    戦闘も終わったことで先生を呼ぶ
    ヘルメット団は逃げたし...今日はもう終わりかな...?

    "ホシノ、危ない...!"

    なんて思ってたら先生が走ってきて私を押し倒した
    呆気にとられる私の目の前で先生の腕を銃弾が掠った
    後ろを見るとヘルメット団の残りが私に向けて銃を放っていた
    私は...頭に血が上ってすぐさまヘルメット団の残りを撃っていた

  • 61二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 22:33:29

    そろそろ終わりに近くなってきたよ

  • 62二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 00:28:34

    このレスは削除されています

  • 63二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 07:11:31

    期待保守

  • 64二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 16:28:30

    終わりかー...

  • 65二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 00:07:29

    保守しておきますか

  • 66二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 08:25:59

    もうちょい待って...

  • 67二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 18:48:54

    何時までもお待ちします。

  • 68二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 00:27:40

    保守

  • 69二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 01:57:41

    あの後、先生を連れてシャーレに戻った
    幸い掠っただけなので軽い怪我で済んだ
    戻って私は先生の治療をしていた

    「まったく...おじさんがあんな攻撃効かないのわかってるでしょう?」

    説教も一緒にしている
    あの時は本当に焦った
    そんな様子を先生も見ていたのか何も言わずに申し訳なさそうに説教を受けている

    「本当にもう...これで先生が死んじゃったらどうするの?
    ......私、もう嫌だよ
    大切な人をまた失うなんて...」

    気づけば涙が溢れていた
    ヒーローの相棒は覚醒のためによく死ぬと言ったが...先生が死んだらもう私は立ち直れない気がする

    そんな私を先生は撫でていた

    「.......今度は、ちゃんと守りたいから...無茶しないでね」

    先生は頷いていた

  • 70二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 01:58:35

    「ところで...なんで出てきたの?私が強いの知ってるでしょ?」

    ふと疑問に思ったことを聞いてみる

    「えっ...私が心配でつい...?
    も、もう...その気持ちは嬉しいけどさー...」

    先生が私を心配してくれる
    強かった私があまりされたことがないことに嬉しくなってつい笑顔になった

    「そっか...ありがとう、先生...」

    気がつけば私は先生にキスをしていた
    唐突だった気がするが...デートもしていたし、嬉しくてつい...

    先生は先生で、私を押し倒していた

    「.......いいよ、先生」

    シャーレには私と先生だけ
    部屋の電気は消され、私は.........

  • 71二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 09:34:27

    ウオオオオオオオオーー!

  • 72二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 09:39:44

    うおおおおおお!!

  • 73二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 10:55:42

    ウオオオオオオオオーー!!!

  • 74二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 15:47:24

    おおおおおお!!!

  • 75二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 20:49:49

    地下生活者湧きすぎやろ

  • 76二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 23:49:38

    保守

  • 77二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 06:19:17

    窓から差し込む光で目を覚ます
    以前と似た状況だが...今回は私が先生より先に起きた
    だけど先生もすぐに目を覚ました

    「おはよう、先生
    昨日は激しかったね」

    なんて昨日の行為を思い出しながら軽口を叩くがすぐに私の顔は真っ赤になった

    私と先生は更なる一線を超えた
    部屋の荒れ具合から昨夜の激しさが伺える
    まさか自分がここまでになるとは思わなかったなー...
    こんなに...誰かを好きになるなんて...

    じっと先生を見ていると先生がそれに気付いた

    「なんでもないよ、先生
    ......ただ、大好きだよ...先生」

    私の告白に先生は赤くなって言っていた
    身支度を済ませてシャーレを後にする

    私達は自然と手を握っていた

  • 78二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 07:27:58

    (無言の尊死)

  • 79二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 14:17:54

    浄化される……

  • 80二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 18:23:31

    "ホシノーもうそろそろ出ないと遅刻だよー!"

    「うへっ!?まって、もうすぐ終わるから!」

    遅刻間近な私は慌ただしく身支度をしている
    あれから2年、私は卒業して先生と同棲しつつ、自身の夢のために頑張っている
    シロコちゃんとノノミちゃんも各々頑張っているらしい...今でもほぼ毎日連絡をくれる
    アヤネちゃんは今度こそ生徒会長になって、セリカちゃんはアビドス最強を名乗れるくらいには強くなった

    私は...

    "ほらホシノ、名札を忘れているよ"

    新たな名札を先生から首に掛けられる

    "今日の予定ちゃんと覚えてる?"

    「もちろん、アビドスの借金の対策会議だよね
    今でこそ学生たちも増えて、返済も順調だけど...まだまだ膨大だからね」

    "基本は今の生徒たち主体でやらせるんだから...あんまり前に出ちゃだめだよ?"

    「わ、わかってるよ...」

    "それじゃ、行こうか...「ホシノ先生」"

    「まだ教育実習生だけど...うん、頑張るね」

    私は...先生になった...
    ユメ先輩、見てるかな...これが私の...うへーって笑える未来だよ

  • 81二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 18:24:59

    ~完~

  • 82二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 19:13:07

    これにて完結となります
    お付き合い頂きありがとうございました
    感想書いてくれると嬉しいよ

  • 83二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 22:22:01

    おつ!

  • 84二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 00:18:11

    乙です、先ホシありがとうございます

  • 85二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 07:25:12

    乙でしたー
    よき先ホシでありんした……!

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