- 1二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 00:05:58
- 2二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 00:06:38
そうなんですね、ではどうぞ
- 3二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 00:07:28
言い出しっぺの法則ってやつっすよ先生
- 4二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 00:07:44
オラっ!早よ書け!
- 5二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 00:07:56
先生「なんだぁ、もう、朝かと」
- 6二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 00:35:50
待機しておきますね
- 7二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 00:41:20
ギターが誰に聴かせても上手いと断言できて、先生もこれならと自信も身についてきたタイミングでカヨコから言われる
「私以外に聴かせるのは、その…やだ」からの「…ごめんやっぱなし」
子供らしい独占欲と、大人のように成熟した精神から繰り出される訂正。 - 8二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 01:12:40
あにまんに書き込むために使ってるモノを利用して自分で書くといい!自家生産ができるようになると世界が広がって楽しいぞ!
それはそれとして良い概念だと思うので自分も書きたい - 9二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 01:16:59
カヨコ「先生…?いる…?」
カヨコは今、シャーレのオフィスに来ている。今はちょうどお昼時で、誰もがお腹を空かせる頃だ。そして、カヨコは先生と一緒にお昼ご飯を食べようと、ここに来たのだ。だが、
カヨコ「…いない…他の生徒と一緒にいるのかな...。」
先生が激務なことは、誰もが知っているようなことだ。しかも先生は、その激務をこなしながら、多くの生徒たちと様々な関わり方をしている。正直、いつ倒れてもおかしくないんじゃないか...。と、カヨコは常日頃から思っている。
カヨコ(...もし、私が、すぐそばで先生を支えてあげられたら...少しは、先生が休んだりできるのかな。)
...カヨコは、先生に対して、好意を抱いている。それも、愛に近い形の。それと同時に、先生に向けて、同じ愛を持つものが多いことも、よく知っている。それでも、一緒にいたいと思うのが、人間の好意というものである。
カヨコ「...いないなら仕方ない。私もお昼食べよ。」
そう言いながら、カヨコは屋上へと向かった。この時期のビルの屋上には、涼しい風が吹いている。そこで音楽を聴きながら昼食を食べるのが、カヨコのささやかな楽しみだった。そうして、屋上への階段を登っていると...
~♪
カヨコ「...ん?」
屋上のドアが開いていて、そこから音が聞こえた。先客がいるのだろうか。なんにせよ、カヨコはその音の出所が気になったので、こっそりと階段を上りながら、屋上へとついた。すると、そこにいたのは…
カヨコ「……先生?」
……そこにいたのは、ギターを弾いている先生だった。どうやら、カヨコがいることに気付いていないらしい。
カヨコ(先生って、ギター弾けたんだ..ちょっと意外だな。)
そう思ったのも束の間、イントロが始まり、先生は歌い始めた。
先生 ”どうして…君が泣くの?まだ僕も泣いていないのに…自分より…悲しむから…辛いのがどっちか分からなくなるよ~” - 10二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 02:08:32
カヨコにとって、聞いたことのない曲だった。外の世界の曲だろうか。
カヨコ(…聞いたことのない曲だけど、何故か安心する…先生が歌ってるからかな…)
段々とカヨコの気持ちが宙に浮いてくる。先程までバレないようにしていたのを、忘れてしまうほどに。そして、気がつくと…
先生 ”ガラクタだった~はずの今日が~二人なら宝物になる~♪“
カヨコ「ガラクタだった~はずの今日が~二人なら宝物になる~♪」
一緒に歌い始めていた。先生は、予期せずしてデュエットになっていることに、気がついていないらしい。
先生 ”そばにいたいよ~君のために出来ることが~僕にあるかな~いつも君に~ずっと君に~笑っていてほしくて~♪”
カヨコ「そばにいたいよ~君のために出来ることが~僕にあるかな~いつも君に~ずっと君に~笑っていてほしくて~♪」
先生 ”ひまわりのような~♪まっすぐなその優しさを~♪温もりを全部~♪これからは僕も、届けてゆきたい~♪ここにある幸せに、気付いたから~♪”
カヨコ「ひまわりのような~♪まっすぐなその優しさを~♪温もりを全部~♪これからは僕も、届けてゆきたい~♪ここにある幸せに、気付いたから~♪」
…そうして、曲が終わり、演奏が止まった。
先生“…ふう。いや~なぜか今日はやりやすかったな~。なんでだろ?”
カヨコ「お疲れ様。いい演奏だったよ。思わず私も一緒に歌っちゃった。」
先生 ”ありがとう、カヨコ。……カヨコ!?いつから!?”
カヨコ「先生が弾き語りを始めたころから。」
先生 ”最初からいたんだ…めちゃくちゃ恥ずかしい…”
カヨコ「先生、そういえば、なんで屋上に来てまでわざわざ弾いてたの?」
先生 ”…カヨコになら、話していいかな。…二十歳になったときに、気づいたんだ。このままじゃ、一生彼女できなくね?ってね。彼女の誕生日にギターを弾いてあげたり、一緒にギターを弾けたりしたらいいな、って思ってさ。そこから、ギターの練習をし始めたんだけど..案の定、下手くそで、全然歌もギターもうまくならないし、結局彼女も出来なくてさ。…だけど、ギターを弾きながら歌うのが好きになって…でも、誰かに聞かせられるほど上手くないし…だから、屋上で弾いてたんだ。”
- 11二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 02:59:22
カヨコ「じゃあ、昔は彼女に聞かせるために練習をしてたってこと?」
先生 ”まあ、昔はそうだったね。今は夢のまた夢だと思って、諦めてるけどね..今は、一人でいる時の趣味みたいなものかな。”
カヨコは、少し驚いた。というか、少し呆れていた。先生は、生徒の悩みを解決したりするのは得意なのに、恋愛面に関しては、ここまで鈍感だとは…先生が彼女を欲しいことも、その彼女のためにギターを弾いてあげたりしたいと気づいたら、いったいどれほどの生徒が喜び、彼女に立候補するだろうか。…だが、これはカヨコにとってチャンスだった。今先生のこの秘密を知っているのは、自分だけ。先生にとって、特別な存在になっている。そう思うと、何となく嬉しくなった。
カヨコ「…ねえ、先生。次は、いつ練習するの?」
先生 ”え?…そうだね…急な仕事が入らなかったら、いつも火曜日と、木曜日の昼休憩には、ここで練習してるけど..”
カヨコ「…だったらさ、練習するときは私に連絡して。」
先生 ”…いいの?私の演奏下手だし、別に聞きに来なくても…”
カヨコ「…連絡してくれなかったら、ここでギター弾いてることばらしちゃうよ?」
先生 ”それは困っちゃうな…分かった。次の時は連絡するようにするよ。”
グウウウ~~
先生 ”…お腹空いてきちゃった。”
カヨコ「ふふふ…そうだね。じゃあ、一緒にお昼ご飯食べよ。」
そうして、先生とカヨコは、一緒にお昼ご飯を食べ始めた。
…カヨコが先生のギターの練習を聞きたいと思ったのは、ただ一緒にいたいからだけではない。先生が、元々いつかできる彼女のために練習をしてきたことを聞いて、自分が彼女になったら、先生の夢を叶えてあげられる、と、思ったのだ。もちろん、先生の彼女になるのも、恋心に気づかせるのも時間がかかるのも、目に見えているが。ただ、それ以上に思うのは…
カヨコ(…こうして、先生といられる日々が、いつまでも続いたらいいな。)
…そんな本心は、まだ心の中にしまっておくのだった。 - 12二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 03:09:51
- 13二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 06:58:06
そりゃあ怖いやろな…お疲れさん
- 14二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 08:10:09
- 15二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 15:12:07
自信もっていいぞスレ主
- 16二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 17:55:23
カヨコのSSか、いいね。
私も湿度は徹底的に上げておくべきだと思うよ - 17二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 20:04:20
この時期のゴキブリは怖いね
- 18二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 07:12:13
続きを期待してるぞ
- 19二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 15:23:24
益々(続きが)欲しいねえ...。
- 20二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 00:51:52
君はカヨコ推しか
君とは仲良くなれそうだ - 21二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 06:31:23
スレ主ー戻ってきてくれー!
- 22二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 17:12:14
ギターの話でイチカと少し盛り上がってるところを見てしまったカヨコ
なんてのもありですよね?