【🎲、ss、オリキャラ】朝起きたら翼が真っ赤でした。

1二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 01:15:20

【🎲、ss】常に最弱のカードを掴まされる part2｜あにまん掲示板不運体質で常に最弱のカードを掴まされるトリニティ一年生、三剣ヨツハちゃんの神秘を巡るssです。>>1の管理不足でスレ落ちしたので建て直しました。すみません。前スレ↓https://bbs.…bbs.animanch.com

の続編です。

――――

トリニティ生には翼が生えている子たちがいるよね。ティーパーティーではミカ様、ナギサ様。正義実現委員は大体が翼持ち。その多くの翼の色は白か黒だと思う。私にも一応ちっちゃいのが生えてて、つい最近まで白かったんだけど……

〜〜〜〜

「やばい〜遅刻するぅ〜」ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

「うぅ〜」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

バサバサ……

あれ、筆箱どこ行った？？お家が広くてすぐどこ置いたか見失う……

あちこち歩き回っている際、壁に立てかけられた姿見にふと違和感が映る。

「ん〜？」

目を擦る。

なんか……赤いな……

……羽？

「……」

――えぇーーーーっ！？！？――

ある日の朝、姿見に映る私の翼は真っ赤だった！！！

周りの子の注目dice1d100=11 (11)

2二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 01:18:47

以降、自己紹介含め経緯を説明するね。

私はトリニティ1年生補習授業部所属の三剣ヨツハ。色々あって、勉強が得意な癖に補習授業部行きになっちゃった。そして最近増えてきたトリニティ自治区内での不良どもの騒ぎに不本意ながら巻き込まれること数回、定期テストを受けられず、しまいには追試も逃して補習授業部続行中……

一応、私のスペック的なものを書いておく(前スレより)。

戦闘　70

戦闘IQ　dice1d100=90 (90)

運動　dice1d100=82 (82)

耐久　dice1d100=10 (10)

慈悲　dice1d100=75 (75)

倫理観　dice1d100=14 (14)

知性　dice1d100=98 (98)

勉強　70＋dice1d30=24 (24)　(テストの点数によりバフ)

料理　dice1d100=70 (70)

神秘　61

3二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 01:28:41

得意武器はGL。前はSMGも使えたんだけど、まあこれも色々あって使えなくなっちゃった。

補習授業部の中ではヒフミちゃんと大の仲良しで、たまにアズサちゃんも一緒に3人でペロロ様のライブ公演に行ったりする！

コハルちゃんは同じ1年生として親近感があるし、ハナコ先輩……dice1d3=3 (3)　(1.ハナセン 2.ハナパイ 3.ウラパイ)とも最近仲良しになれてると思う。たまにコハルちゃんにしてるようなえっちなちょっかいもかけてくるようになった。

ヨツハの猥談耐性 dice1d100=63 (63)

4二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 01:36:58

ちょっと難しいお話に移るね。

以前黒服とマエストロに実験されて発覚した事実として、私は原初の神『カオス』の神格を宿してる。
その本質は『空間』……空間に入ってきた他の神秘と相互作用を起こして、神秘の方向性をねじ曲げたり、その作用を強めたりする。

そう、例えば幸運を呼ぶ神秘がこの『空間』に入ると、『ニュートラルな状態に不運を呼び込むことで、その先に待つ更なる不運を避ける神秘』みたいなよくわかんないものに進化するんだよね。
以前までの私はこれのせいで散々な目に遭ってきた……

翼が赤くなったのも、こいつのせいじゃないかって睨んでる。

5二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 01:41:30

多分関係あるから翼が赤くなる前日の出来事を話す。

補習授業部として勉強の妨げになる騒音はなるべく減らさなきゃならない。だからたまに補習授業部の5人で直接制圧に向かうんだけど、このパーティタンクが居ないんだよね……

前々からタンクが居ないとパーテイみんなにダメージが入って戦いにくいよね〜って問題は認識してて、その日はとうとう私がその役を買って出た。

結論から言うね。失敗した。
タンクって前線に立ってれば成り立つもんだと思ってたんだけど全然そんなことないんだね。敵に私を狙ってもらうような動きが出来ないと、銃は遠距離武器なんだから私なんか無視して後ろを攻撃されちゃう。
まあ当然っちゃ当然だよ私はGL使いだから前線で戦うタチじゃないし…………なんで見栄張って
「前衛は私に任せて！」
なんて言っちゃったんだろ？

6二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 01:53:22

そもそも私、耐久力もみんなよりだいぶ低いし、考えれば考えるほどなんでタンクやっちゃったのか分かんない。

まあ多分、以前補習授業部のみんなにかけちゃった迷惑の埋め合わせをしようとしたんだな。みんなの役に立てるならなんだってする、そういう気持ちは今もある。

……現実は、このタンク問題においてはみんなの役に立てないし逆に傷つけちゃったかもしれない。

あぁ、悔しいなぁ。もっと私が他の武器を使えたら……SGやSMGが使えたら。もっと違ったのかな……
もっと耐久が出来たら、最悪敵陣突っ込んで何とか注意を引けたりしたのかな……

そんな後悔とも言えない負の感情を抱きながらその日ベッドに入った。

ネガティブな気分のままじゃなかなか寝付けなかったんだけど、まあ何とか無理やり目を閉じて眠れたよ。
眠っている間、背中がどこか熱くて、燃えるような感覚があって……深く眠れなくて、汗はじっとりしてて。

そうして寝坊しちゃって、急いで支度のためにお家を下着姿でき歩き回ってたら……

普段服に隠れてる羽がたまたま鏡に映って、それで羽が赤くなったのが発覚した感じ。

ごめんねくどくど。長かったよね……

7二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 02:08:34

盾乙

8二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 02:41:50

このレスは削除されています

9二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 02:42:33

振りミス。

一応羽が赤くなったことは補習授業部のみんなに話した。まあ原理はみんなもよくわかってないんだけど、こういう彩度が高い羽の色は珍しい見た目なもんでその日の話題は私の羽で持ち切りになった。

好評だったか？(低いほど前のヨツハの羽が好き)

コハルdice1d100=9 (9)

ハナコdice1d100=64 (64)

ヒフミdice1d100=7 (7)

アズサdice1d100=15 (15)

10二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 02:56:04

(ウラパイ呼び分かりにくいので一旦ナシにします。復活はするかも。)

みんなの反応が良くない中、ハナコ先輩だけは

「私は好きですよ。ヨツハちゃんの秘めたる熱い思い♡が外にさらけ出されているようで♡」

って言ってくれてる。なんかやらしいがまあ許容範囲だ。

さて、私はキヴォトス崩壊未遂の前科持ちなので神秘関連のお話はティーパーティーに共有することになっているのだが、たまたま外を歩いていたセイア様と出くわしたので翼を見せて話した。

セイア様曰く

「これは……神秘が複数存在する？そんな雰囲気が蘇っているね……今度は大事にならなければよいのだが。」

とのこと。やっぱり私の中にまた新たな神秘が生まれたらしい。

セイア様との関係はdice1d100=44 (44)

11二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 12:47:36

「気をつけ、礼！おわります！」

おわりまーす。私は補習授業があるから終わんないけど。

――――
てくてく……

なんで校舎分かれて部活するんだろ。補習授業部結成のルーツはトリニティの裏切り者調査とか聞いたけど、それが無くなって純粋に補習授業する部活になった以上本校舎の空き教室でよくないかな？あとでティーパーティーに打診してみよ……

ドゴオオオン！！！

……また誰か暴れてるの？ふっつーに迷惑で腹立つんだけど。ゲヘナ生じゃあるまいし……

「うおおおおぉ！！」ﾄﾞｶｰﾝﾄﾞｺｰﾝ
「破壊ですわ破壊ですわァァァっ！！！」ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ

正義実現委員会はちょっとは居るけど主戦力の子たちは着いてないっぽいね。つまりこれがどうにかなるには時間がかかって、それまで私はここを通れないと。
うーん、困った。これのせいで補習授業の開始が遅れて、終わりも遅れるなんてことになったら大変だ。今日の夜はペロロ様ライブのチケット販売が始まるから定刻通り部活を終わらせて帰りたい。

……仕方ない、私も加勢して終わらせよう。

12二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 00:03:12

『カオス』の『空間』が空っぽのときには、高い集中状態に入ることで五感を集中させ、その空間に仕入れた情報全部を入れて同時処理することで短期未来予知的(予測の方が正しいかも？)な特技が使える(原理は黒服に解明してもらった)。この能力は戦闘に限らず日常生活の色んなところで応用が利き、幾度となく私は助けられてきたのだが……

いま、避けられない戦闘をこなすというシチュエーションがいちばんそれを使いたいときだってのに……

「視えない……」

ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ
ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

13二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 02:05:05

「……そこ。」ﾎﾟﾝｯﾎﾟﾝｯ

GLダメージ 0.7×dice1d100=90 (90)

「ってぇ！！！」

「誰だよいきなり！！姿を見せろ！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

うーん、思ったより効いてないのか？てかいきなり暴れてるのはそっちでは？

移動しよう。死角から撃たないとバレる……

ダッダッダッ

他の銃声に音を被せて……

ﾎﾟﾝｯﾎﾟﾝｯﾎﾟﾝｯ

ダメージ dice1d100=39 (39)

「ッ！！！姿を隠してチマチマと……卑怯ですわよ！！」

卑怯とかどうでもいいからはやく終わらせたい。

ダッダッダッ

ﾎﾟﾝｯﾎﾟﾝｯ

「――そこだなッ！！」ﾌﾞﾝ

ッ！？こっち来る！？

――あー、死角から撃ち続けてるだけだと逆にバレるのか。

いつも無意識に出来てたことが急に出来なくなってる。

14二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 02:22:59

「……お前か」ﾆﾔ

「珍しい羽の色してんなァ！？」ﾀﾞｯ

まずい、補足された。こっちはGLしか持ってないから近接戦を仕掛けられると詰む。

――だからさっきの時点でスモークを撃っておいた。

プシュゥゥゥゥ……

「……ゲホッ……クソァ！！！！」

とりあえず場所を変えよう。大人しく正義実現委員会のメインが到着するのを待っとけば良かったのかもしれないけど、首を突っ込んだ以上最後まで戦うつもりだ。逃げはしない。

しかし困った。なんかあいつら硬い？

爆撃がクリティカルヒットしてる感覚はあるのにどうもダメージの通りが悪いし、射撃時に上手くエネルギーが放出されたときの『気持ちよさ』が今は無い。

もしやこっちが弱体化してる？でもなん――「そこですわねッ！！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

「っ！！！」

ヨツハへのダメージdice1d50=14 (14)

「気流で丸見えですわッ！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

マズいな……足音が大きくなってきた。距離を縮められてる……！！

近接戦は免れない。だとすると何か防衛手段が欲しいんだけど生憎自前では……やっぱ逃げる？

――右……――

この声は……？いや、右？……これは！

諦めるのはまだ早いようだね……幸運はいつも私の方に落ちてくる。落ちていた武器dice1d4=4 (4)　(1.SG 2.SMG 3.HG 4.AR)

15二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 02:32:36

私が手に掴んだのはAEK-971。ARの割にレートが高く、フルオートで撃つと精度が乱れてしまう使い手を選ぶ武器……今の近接戦にはもってこいだ。

なんでか分からないが換えのマガジンがdice1d5=3 (3)　個落ちてる。有難い。

さっきの声と今聞こえる足音から考えて……お嬢様口調の奴は……

「そこ。」ﾀﾞﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗ

ダメージ　30×dice1d4=1 (1)　

そして荒い口調の不良は…………

……？あれ、どこだ……？

16二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 02:39:28

とりあえずリロード……

「……ヨォ、赤羽ちゃん。」

……そこだったのね。背後から息遣いまで聞こえてくる近距離で声をかけられる。

終わった。自分の銃声でこいつの足音を消しちゃってスニークエントリーに気づけなかった。いつのまに背後に居たんだろう？

慣れない武器を使っている分、リロードが間に合わない。グレネードもこの距離じゃほほ自爆みたいなもんになる。相手はSG。詰んでるなぁ……

「喰らえぇッ！！！」

ﾄﾞﾝｯﾄﾞﾝｯﾄﾞﾝｯ

ヨツハへのダメージ dice3d100=38 24 59 (121)

>>18

17二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 02:41:13

前スレで見られたカオスのランダム性が戻ってる描写でいいのかなこれは

18二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 02:41:51

>>16

ウオオオオオオヨツハァァァァァ！！！

19二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 02:47:18

いっっっっっっっった……痛いを通り越して熱い……血も出てる……だめ……いしき、が、……

――

「ケッ！しょうもねぇ野郎だな。最初っから首突っ込んでくんなってんだ。」

「さあ破壊に戻りますわ！！！」ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ

「オラオラァ！！！」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

―――

ﾎﾞｳｯ……

……熱い。

dice1d100=21 (21)

20二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 02:51:07

……熱い熱い熱い熱い。なんだこの熱さ。出血してるからとかそんなんじゃなくて、身体の内側が燃えるように熱い。

dice1d100=16 (16)

熱さが私を覚醒させたのか、思考と意識が戻ってきた。初めての感覚過ぎる。熱い。

dice1d100=56 (56)

21二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 02:55:03

ヨツハの現在HP 58

――――

ﾀﾞﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗ

お嬢様の奴へのダメージ 30×dice1d4=2 (2)

荒い口調の不良へのダメージ 40×dice1d4=3 (3)

22二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 11:35:59

2人は倒れた。ヘイローが見えないあたり気絶したフリはしていないようだ。まあ制圧できたとみてよいだろう。

なぜ急にこんな武器が私のもとにやってきたのか、なぜ他の武器と違い……特に今までの相棒だったGL(これ)と違い、エネルギーがきちんと放出された『気持ちよさ』が生まれたのか。そして……この熱さはなんなのか。十中八九これは私の神秘の影響のはずなのだが……今はとにかく身体が痛くて考える気がしない。
至近距離でSGを喰らったのであちこち痛いし血も出てる。別の理由で補習授業に行けそうにない。

「……どういう状況ッスか？これ。」

23二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 18:15:51

あ……やっときた、正義実現委員会……報告しない、と……

「あぁ立たないで。酷い怪我っす。」

「あの……この子はあいつらの制圧に協力してくれて……」ﾕﾋﾞｻｼ

「……あー、理解っす。」
「とりあえず救護騎士団の方に行くっすよ。」

「この、武器……」
「あそこに落ちてて、勝手に、使っちゃって……」
「だから、持ち主に……」
「……」

「……え？おーい、大丈夫っすか！？」
「意識が……」

24二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 04:39:34

――――
「……」ﾊﾟﾁｸﾘ

ここは……保健室？あんまり嗅いだことの無い布団のにおい……あ、

「ヒフミ…ちゃ…」

「！！！」
「ヨツハちゃん！よかった……目を開けてくれて。」

時計を見ると時刻は20:05。ペロロ様ライブのチケット申し込み開始から一時間……くそ。
いや私はいい、ヒフミちゃんはどうなんだ？？

「ねぇ、ヒフミちゃ……」
「ライブチケットは……」

「ヨツハちゃんの方が大事です！」
「不良と戦闘になって共倒れって聞きました……ごめんなさい！大変なときに一緒に居てあげられなくて……」

「いやいや、勝手に首を突っ込んだのは私だし……っ！」ｽﾞｷｯ

身体を起こそうとしたが激痛に阻まれる。

「無理しないでください！今のヨツハちゃんは怪我人中の怪我人……大怪我人なので……」
「…………は！みんなに連絡しないと！」

ヒフミちゃんはスマホを触りだした……

25二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 15:24:04

「みなさん、明日お見舞いに来るそうです。今日はそれぞれ予定があったみたいで……」

「そ、か……」

「私は体育が長引いちゃって終礼も遅れたんです。その間に銃声は聞こえたんですけど、ヨツハちゃんが巻き込まれてるなんて思わなくて。」
「他のみんなもそんな感じで、銃声が日常すぎて気にとめなかったみたいです。」

「私も一応は避けられた戦いだったし……」

……予定、ねぇ。流石にライブチケット競争は予定に入らないと思って言うのはよしたが、案外次からはやってみた方がいいかもしれない。

〜〜〜〜
「それじゃあ私はそろそろ帰ります。怪我人としゃべり続ける訳にもいかないので。」

「うん、ほんとにありがとう。ヒフミちゃんがそばに居てくれて安心した……」

「えへへ……それなら良かったです！」

26二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 15:40:23

あの戦闘から2週間。全身の痛みはひき、私の日常は戻ってきた。まあ補習授業部、先生からは「単独行動をやめろ」とぶち切れられ、事情聴取ののち正義実現委員会からは「一般生徒が安易に戦闘に入り込むな」と警告され、その他医療に関する手続き、休んだ分の授業のオンデマンド視聴など……結構怪我以外の面でも大変なことばかりだったのだが。

しかし新たに私の手元にやってきたものもある。それがこのAEK-971だ。あの糸目の人……イチカさんだったか。彼女にはちゃんと意識を失う前の私の言葉が届いていたようで、この銃の持ち主探しが始まったらしい。銃を失ったであろう持ち主の、キヴォトスで生活するうえでの安全面を考慮し、大々的にトリニティで持ち主探しは行われたのだが、2週間経っても現れず……規則により、発見人の私に譲渡されたとのこと。

この銃が無かったら不良たちにもっと酷い怪我を負わされていたかもしれないと考えると、また私はとんでもない運命の綱渡りをさせられたように思える。突如私の元に現れ、私の命を繋げ、炎のような熱さで私を目覚めさせ、再生させてくれた銃……その意味をこめて、私はこの銃を「RED PHOENIX」と名付けた。

27二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 19:49:28

つまりフェニックスの神秘？回復するだけだとツルギと被るがどうなんだ

28二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 20:20:00

このレスは削除されています

29二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 21:00:46

ダイス欄に訳分からんこと書いちゃったので振り直し。

その後も私や補習授業部は何度か戦闘に巻き込まれ、そこで初めて気づいた変化もある。

まず、得意武器が入れ替わっている。

従来使っていたGLでは敵にダメージが入りづらくなっているのだ。あの戦闘で戦った不良が特別硬いのかと思っていたがそういう訳ではなく、いや硬いのは間違いないのだが、それに加え私側の弱体化もあったようだ。要はGLが私に合わなくなった。

GLのダメージ倍率 0.dice1d9=9 (9)

それとは裏腹に、拾ったものだったはずなのだが、まるで初めから私の銃だったかのようにARは私の手によく馴染んだ。銃の取り回しやリロードの所作など、そういった面で慣れない部分はあるものの非常に良くダメージを出せる。

ARダメージ倍率　1.dice1d9=6 (6)　

30二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 03:03:17

ここまでの状況証拠から、私の中に『カオス』と別の何かが存在することが決定的と私は考えている。
かつて私の中にいた神秘……『7』の作用に関する前例は以下の通り。

・SMGの適性が『7』が中に居たときはあったが、『7』の消失以来無くなった。
・『カオス』と『7』の相互作用により、そのふたつの形質を一部継承した全く新たな神秘が生まれたかのように振舞った。
・『7』は私の思考の外から、行動の選択や思考内容に関する『直感』として存在した。例えばカジノへ行ったとき、当たりの数字が頭の中で声が聞こえるなどした。
・神秘の値が7(『7』によるもの)と61(『カオス』によるもの)の2種類あり、観測する度にどちらの値が出るかは変わった(神秘値の重ね合わせ)
・『7』は私の外に抜け出し、もうひとりの三剣ヨツハとして振舞った。この際、話し方や性格に僅かな差が出た。

31二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 03:10:26

対してここ最近の私の状況はこれ。

・ARの適性が新たに生まれ、もとのGLの適性が薄まった。

・今までに感じたことの無い、身体の奥底から湧き出る熱さ、炎のような感覚がここ最近よく現れる。

・ARを見つけた際、どこからが「右……」と聞こえた。

ここまででも十分状況証拠は揃っているけど、黒服を利用して新たにもうひとつ証拠が加わる。

・神秘の値 dice1d100=34 (34)　が観測された。

この測定をお願いしに黒服に連絡したとき「クックック……クックックックックック…………」しか言わなくてびっくりしたよ。多分私への反転実験に関して相当先生からどやされたんだろう。

>>32

32二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 03:26:43

3剣4ハで綺麗すぎるぞ……

>>31

33二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 03:37:20

大事なことを忘れていた。私の羽が急に赤くなったのも神秘の作用の現れの証拠と言えるだろう。

さて、ここまでは私の頭の中で勝手にごちゃごちゃやったお話。私の新たな神秘の作用は『熱い』くらいしか分かっていない……その熱さで何が起こるのか？一体どうやったらその熱さが現れるのか？『カオス』とどう相互作用しているのか？

調べることは沢山だ。嬉しいことに、勉強は得意な方(dice1d3=2 (2)　年生の勉強まで完璧)なので、こういう実験＆考察みたいな作業は喜んで没頭できる。

実験には仮説が大事だ。まず熱さが現れる条件を考えよう。といってもこっちは単純だ。

熱さが現れたのは不良の集中攻撃を受けて意識を飛ばされてから。

条件はいまのところ2パターン考えられる。

・意識を飛ばされるほどの激しい外傷

・外傷とは別に、意識が無くなることそのもの

そういえば羽が赤くなる前夜も熱さがあった。したがって後者の「意識が無くなること」がトリガーとなる可能性が高いのかな。

34二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 03:43:49

次に神秘の作用についての仮説だ。こっちも2パターン。

・外傷の自己治癒
・意識の再生

これは分けて書いてはいるが両方な気がする。不良との戦闘で一度失った意識が戻ったときは、寝ているときにいきなり熱いものを身体にあてられてビックリして目が覚めたみたいな感覚だった。熱さによる感覚麻痺なのかは分からないが、若干傷の痛みがひいたような覚えもある。

仮説が立ったので実験に移ろう！

35二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 03:47:32

ヨツハの実験に対する躊躇いのなさ dice1d100=100 (100)

一応倫理観は15なので、結構やばいラインまで実験しちゃう想定でいます。

36二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 14:49:14

ほ

37二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 22:13:11

しゅ

38二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 00:05:50

発動条件について実験しよう。この2通りの仮説のどちらが真かを決めるには、「気絶すること」という、条件の緩い方を検証すれば十分。

実験体は私以外ありえないので、この実験は私の身体を害することに等しい。私の周りの子たちはそんなこと絶対してくれないので、この実験は1人で行うしかない。

でも……手っ取り早く1人で意識を失う方法なんてあんまなくない？うーん……うーん……どれが1番良いだろうか……

dice1d7=4 (4)

1.スタンガン

2.感電

3.頭部への強い衝撃

4.窒息

5.連続徹夜

6.熱中症

7.黒服

39二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 00:08:44

窒息はdice1d3=3 (3)

1.ガチガチの麻縄で自重で首吊り

2.「そういうプレイ」として誰かに首絞めを頼む

3.入水、時間差で自身を引き上げる装置を作成

40二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 00:14:31

縄での窒息は、意識が落ちたあとも身体を苦しめ続けるという点でナシにした。

無人クレーン車を借り、私に縄を括りつけて海にダイブ。低酸素状態による後遺症が残らないギリギリの時間である5分後に引き上げのプログラムを組んでおく。そうすることで気絶状態だけを確保できるはずだ。

実験結果dice1d4=1 (1)

1.クレーン車は正常作動、気絶により『熱さ』発現

2.クレーン車は正常作動、気絶により『熱さ』は不発

3.クレーン車が誤作動。気絶により『熱さ』発現

4.クレーン車が誤作動。気絶のみでは『熱さ』不発

41二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 02:23:48

保守　ヨツハちゃん大丈夫か…?

42二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 03:33:02

気絶が目的なので最大限息を吐き出してから沈んだ。

「……グフォハ………ガ…」

やっぱ苦しい。
苦しい苦しい苦しい。
肺に水が入ってくる。

「が……あ……」
「…………」

もう口からなんの音も出ない……くう、きがきえた……
だいじょうぶ、どうせ、ひき、あげられるか……ら…………
あは、ちゃんと、いしきがとおのい、て…………

ボゥッ

……あつい

43二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 03:38:16

あつい？あつい！！

熱い熱い熱い！！！これだ！！家から何かが燃える感覚！！！息が出来ないのに意識は鮮明になっていく！！！

実験は成功だ！！上がろう！！！！

ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

〜〜

「ぷはっ」ﾋﾟﾁｬ

「はぁ……はぁ……」ﾎﾟﾄﾎﾟﾄ

やった……ひとつ条件は見つかった！意識が遠のくのなら身体に目立った外傷がなくても『熱さ』は発現する！！これは収穫だ！

……いや、たったの1回の事象で実験結果を決めつけて良いのか？苦しいのは嫌だから1回で終わるつもりだったけど、アカデミックな世界ではふつう、同じ実験を繰り返してはじめてデータとして信頼出来る測定ができるよな…………

もう一度やるdice1d2=2 (2)　1.やる　2.やらない

>>44

44二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 03:39:59

>>43

家から❌

内から⭕️

誤字すまない……

45二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 12:00:20

さすがに苦しいのでやめた。できる実験はなんでもやりたいが、今の私とさっきの私は初期条件が違うので正確さの担保もないからだ。

2つ目。神秘の作用について、意識の再生は先程の実験から見受けられた。次に外傷の治癒が起こるか、起こるとしてどの程度起こるか実験しよう。

実験方法はdice1d6=6 (6)

1.黒服

2.戦闘

3.自爆

4.転落

5.リストカット

6.感電

>>49

46二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 15:14:40

次の実験は感電で行うことにした。適度に全身にダメージが入るので治癒力の測定がやりやすいはずだ。

ということで体を濡らしてコンセントの前までやってきた。

痛いのは嫌だが、それよりも私の神秘への興味の方が大きい。

「……スーッ」

「よし。」

いざ、感電……！

ダメージ　dice1d100=18 (18)　(90以上で意識飛び)

47二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 15:18:04

いっったい……いったいのだが……意識は全然大丈夫だ……

どうしよう、意識が飛ぶまで感電し続けるか？(1)それとも一旦離れてより危険な感電を試すか？(2)

dice1d2=2 (2)

48二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 15:26:03

……スリップダメージは嫌だ。苦痛が長引く。

カチッ

…………

「いたた……」ｽﾞｷｽﾞｷ

筋収縮で身体が動かせなくなったときのために、口内にワイヤレス停電ボタンを仕込んでおき、今作動させた。

「より危険な感電を試そう……」

――――

ということで、延長コードを水を貯めた浴槽に突っ込んだ。電気を通しやすくするために入浴剤を溶かし、今私は裸でその前に立っている。

直感でわかる。これはヤバイ。最悪死ぬ。しかし………いや……うーん……

サイコロをふって決めようか。素数なら突っ込もう。

dice1d6=4 (4)　

49二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 15:29:14

4。素数じゃないからこの実験は取りやめにしておこう。

ところでこれ……どうやって片付けるんだろう！？

――――

プラグを抜いてからコンセントを巻いて水を抜き、何とか片付けることが出来た。うーん、電気はダメージ調整が難しいのかもしれないな。

他の方法を試そうか？dice1d2=1 (1)　1.yes 2.no

試すとしたら、dice1d5=2 (2)　　>>45参照

50二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 15:34:43

うーん、やっぱり手っ取り早いのは戦闘か。うん、そうだな。なにも超急いで今すぐ神秘の作用を検証する必要もあんま無かったな。急に冷静になった。さっきの感電が地味に効いてるのだろうか。

戦闘はdice1d4=3 (3)　1.積極的に単独で不良制圧　2.積極的にみんなで不良制圧　3.単騎総力ボス凸　4.一時的に正義実現委員会へ転部

51二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 19:47:56

覚悟ガンギマリすぎてら...

52二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 05:52:55

ほ

53二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 14:29:17

しゅ

54二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 21:11:02

……ガラララ…………

『立ち入り禁止』と書かれた看板を無視して私は遊園地……『スランピア』のボロボロの入場門を開いた。

シャーレの当番に行ったときについ目に入った資料によると、ここには『根源の感情』、『恐怖』の複製が顕現しているらしい。その危険性から、ここに生徒が任務以外で侵入することは固く禁じられている……

だからこそ、その危険をこの身に受けて実験するため私は来た。

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ……

無人のはずのアミューズメントコーナーから拍手が聞こえる。そこにミメシスはあるのだと直感した。

dice1d2=1 (1)　1.シロ＆クロ　2.ゴズ

55二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 21:21:47

ヨツハの装甲タイプ　dice1d4=3 (3)　1.重装　2.軽装　3.特殊　4.弾力

攻撃タイプ　dice1d3=1 (1)　1.貫通　2.神秘　3.弾力

シロ＆クロの装甲　dice1d4=3 (3)　1.重装　2.軽装　3.特殊　4.神秘

シロ＆クロの攻撃は貫通で固定

56二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 01:25:49

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

音の鳴る方へ向かう。どんどん拍手の音は大きくなっていく。

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

「……」ｻﾞｯｻﾞｯ

パチパチパチ

拍手の音が最大限大きくなる。このコーナーを曲がれば恐らく音源……『ミメシス』に巡り会えるはずだ。

「……よし。」
意を決してコーナーを曲がる――

…………

「……？」

拍手の鳴る方へたどり着くと途端に音は消えた。
何か変わった様子も見られないし、廃れた遊具がただそこに佇んでいるのみ。電灯も切れており、そこはさながら色を失った廃遊園地そのものであった。
あの拍手の音は幻聴だったのか？いやしかし、確かにここに指向性を持って聞こえてきたはずであるが――
いいや、前に進もう。きっと何かがあるはずだ……

57二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 01:39:19

コーナーの中央まで歩くが、やはり特段変なものは見当たらない。
……他をあたったほうがよさそうかな？そう思って後ろを振り返る……

ぴゅ〜〜……どかーん。
パアァァァァッッ……

「……ッ！？」

唐突に花火が打ち上げられる。そしてそれを皮切りにアミューズメントコーナーの『UTOPIA』の文字が発光し……辺り一面がネオンの発光に包まれた。

――クスクスクス――

笑い声のする方を反射的に見やると、城の上部に白いネズミのような生き物が居り、いつの間にか置かれていた大玉に飛び降りてきた。

『恐怖』の『複製』……その事前情報だけで禍々しいもっと怖いモンスターを想像していたけど、ずいぶん可愛い見た目をしているじゃない。
まあでもここに来た目的は果たせそうで安心した。戦闘開始だ。

58二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 12:54:39

ほ

59二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 17:47:44

ﾀﾞﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗ　ﾀﾞﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗ　ﾀﾞﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗ

1.6×dice3d100=31 83 21 (135)　

この手の異形と戦った経験はないのでとりあえず開幕3マガジンお見舞い。

人間と違ってリアクションを取ってくれないから効いてんのかわかんない。

ドカーン……ﾀﾞﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗ……

小さいボール状の爆発物をばらまいてくる。今は反射的に避けてしまったが敢えて喰らいに行くのも良さそうだ

適度に怒らせて、相手の攻撃を誘いたいのだが……

――ッ！？

唐突に目の前に大玉が3つ現れる。現れたのに気づいたときにはもうこちらへ向かってきていた。

まずい……ッ！！

回避dice1d100=49 (49)　70以上で回避、例外で7でも回避

60二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 03:50:49

結構厳しい…

61二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 06:03:36

ダメだ、間に合わな――ズガガガガガッッ――

dice1d999=672 (672)　(max100、100が撤退ライン)

「い"っ……！！」

いったい……こんなノーモーション必殺技を隠してるなんて……！！

先生たちはこんなの相手してるの……！？！？

62二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 06:06:53

平時ではこのダメージを負うともう撤退レベルである。しかし今は私ひとり。撤退に用いられるヘリも援護射撃も全く無い。戦線に居続けなければならない。

……クスクスクス……

また笑い声だ。顔を上げると再び大玉が目の前に現れた。回避は……不能。

dice1d100=46 (46)　(80以上でヘイロー破損)

63二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 16:34:56

…………熱い。

まず回復したのは意識。激痛のショックか、それとも頭部への深刻なダメージか、またはその両方か。とにかく私の意識は落ちていたようだ。

dice1d100=8 (8)

次に徐々に激痛により失われたはずの身体の感覚が戻ってきた。脳の認識できる痛みを大きく超えたダメージが徐々に脳の支配下の感覚へと縮小され、そこで生まれた余裕が私の五感を呼び戻す。

dice1d100=22 (22)

最後に思考。痛いしか考えられなくなったIQダダ下がりの頭が今はこうやって『熱さ』の治癒の順番を回想するほどにまともになってきている。

dice1d100=75 (75)

64二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 16:42:55

「スーッ……ふぅ……」

大きく深呼吸してもう一度白ネズミに正対する。なぜ私が倒れている間トドメを刺さなかったのだろうという疑問は残るけど、『熱さ』による回復作用の検証は出来た。回復のおかげで、一応撤退は出来そうである。しかし……それで良いのかな？？

私はあくまで実験のために来ているんだ。こいつを倒すのは目的ではないし、逆にもっと私を攻撃してもらいたい。

――続行するか？dice1d2=2 (2)　1.yes　2.no

65二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 23:14:17

ホ

66二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 00:31:18

回復順序というデータは得られたし、今はこれで十分だと思って撤退しよう。全快の状態とそうでない状態では神秘の発現が異なる可能性もあるし、このまま攻撃を受け続けるのは危険だろう。

ポンッ…プシュゥゥゥゥ……

スモークをたいて痛む両足をぶんまわし、UTOPIAコーナーから脱出する。

――――

走って走って、気づけばスランピアの入口まで戻ってきた。「立ち入り禁止」……いまはその意味を痛いほど理解している。実際痛い。
しかし痛いとはいえ、大玉にやられたときは狂いそうなほど痛かった四肢が、生存本能によるブーストもあるのだろうか、普通に動く。
この『熱さ』……どういう原理で私を回復させてくれるのだろうか。その裏に潜む神格とはなんなのだろうか。俄然興味が湧いてくる。

67二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 00:38:26

さてここまでの実験から分かったことをいまいちど確認しよう。

・『熱さ』は意識の消失がトリガーとなって私を回復させる。
・回復量は恐らくランダム。
・恐らくどんなに深い負傷もある程度まで治癒できる。

回復のランダム性は『カオス』によるものと推測できるが、ほか二つは純粋に『カオス』以外の神秘の作用なのだろうか？
つまり、『7』と『カオス』が相互作用して神秘がねじれ曲ったみたいに、『熱さ』と『カオス』が相互作用してねじれた結果がこの回復作用なのか、それとも『熱さ』そのものの作用が回復作用なのか？という疑問だ。

『カオス』『7』はその名前から作用が想像できるが、私はこの『熱さ』の名前を知らない。
この『熱さ』の正体、元となる神格を知ることができればよいのだけど……

68二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 00:50:13

私個人での実験が終わる直前、トリニティは夏季休業に入った。ただし部活は停止されず、例に漏れず補習授業部では夏期補習の名を冠した授業が行われる。

何が言いたいかというと、学校での活動が部活だけになった分時間が空いて、さらに実験…『熱さ』の解析に時間を使えるようになったということ。

――――

ということで、かつて黒服とマエストロに実験された建物の跡地に来ている。私の神秘の名付け親はいつだって大人。『カオス』しかり『7』しかり。だからここの大人たちは『熱さ』の名前を知っていると踏んでここにやってきた。前回私の神秘値を測定してもらったとき、黒服はここに居たのだが……

dice1d4=2 (2)

1.黒服がいる　2.マエストロがいる　3.黒服＆マエストロ　4.新たな外の世界の大人と出会う

69二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 05:51:57

「マエストロ。」

ギギギ……と木の音をたててマエストロが振り返る。

「これはこれは三剣ヨツハ。何用だ。」

「いきなりで悪いんだけど私の神秘についてのそちら側……ゲマトリアの見解を聞きたくって。」
「神秘値の重ね合わせについては黒服に聞いてる？」

「……先生にあれだけ『叱られた』今の黒服はまともでは無い。彼の話は半信半疑で聞いていたが……」
「それに関してはどうやら事実のようだな。」
「その紅い翼……『フェニックス』と言ったところか。またしても複数の神格を宿すとは……」ｷﾞｷﾞｷﾞｨ

！！！！
欲しい情報があっさり落ちてきてびっくりしている。

「『フェニックス』……」
「それがこの神秘の名前で間違いないのね……？」

「紅い羽根をベースにところどころ緑色が混ざるその翼の見た目が我々の世界で伝わる『フェニックス』のものと似ているだけだ。十中八九間違いないだうが、芸術家兼実験者の端くれとして絶対的な断言は避けさせていただこう。」

「いいや、それでも十分すぎる情報。私が欲しかったのはまさにこの神秘の名前だったの。」
「ありがとう。」

もう彼に用はないので背中を向けて歩き出す。

70二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 05:52:17

〜〜〜〜
ここでもう少し彼と面と向かって喋っていれば……彼の後ろの物陰に潜む別の大人の存在を知覚していれば……
〜〜〜〜

「……聞いていたか？」
「彼女の『カオス』は『恐怖』以上に手に負えないようだ。」
「なぁ……『Y』？」

Y「アァ……しかし非常に興味ブカい……」ﾋﾟｯ
Y「三剣ヨツハ……名前通り『3つ』の神格を併せ持つ特異点……」ﾋﾟﾛﾛﾛﾊﾟﾛ

――ﾌﾟﾛﾛﾛﾊﾟﾋﾟﾘﾛﾛ――

71二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 15:47:03

フェニックス。不死鳥。この名前を認識して気にならないはずがない議題が立ち上る。

――死んだらどうなる？

dice1d2=2 (2)　1.実験したい　2.したくない

72二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 21:55:21

フェニックス……不死の力……興味はあるが、待てば治る怪我とちがって死は不可逆すぎる。失敗したときのリスクが大きい。『自分で試すのは』やめとこう。

――――

『フェニックス』の影響か、私は以前より好戦的になったようだ。(以前までのヨツハを1として今はdice2d4=4 1 (5)　)

近くでドンパチが起きたらまず現場の近くに行ってしまう。前回の正義実現委員会からの「一般生徒が安易に戦闘に介入するな」という警告があるので本当にヤバそうなとき以外は見るだけに留めているが、その場で行われている戦闘に対し「私ならこう動くのにな」とか「今の持ち替え綺麗だな、やってみようかな」とか、最近だとそのときそのときのシチュエーションにおいて『フェニックス』をどう有効活用できるかなとか考えるようになってきている。

73二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 22:03:40

以前の『7』の件と異なり、私は自分の持つ特性に対してとてもポジティブな気持ちを抱いている。なぜなら私の翼が赤くなる前夜抱いた……「もっと上手くタンクが出来たらなあ」という願いをある種叶えてくれているからだ。

相手を攪乱できるAEKという銃を手に入れ、ネックだった耐久面も自己回復手段を得ることで解決。

要因となる主体に依らず意識が飛ぶのが条件なら、自分で飛ばせればそれはもう再現性のある立派な戦術といえるね。

その方法の狂気度　dice1d100=13 (13)

74二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 22:34:06

基本は即効性麻酔弾を自分に撃つことで『フェニックス』を発動させている。

ただまあ本当にヤバいときは別の方法もあるよ。死ぬリスクもあるからやりたくないけど。

『フェニックス』の回復効果はランダムなんだけど、意識が飛んでから回復効果が発動するまでの時間は鍛錬によって短縮できそうだ。

ていうかそれが出来ないと、私がダウンしてる間に前線が上げられてタンクの意味が無くなっちゃうからね。

ということで練習だ！夏休みだし時間はたっぷり！

パンッ……パンッ……

ドサッ……

ボウッ……

〜〜〜〜〜〜

dice1d100=97 (97)　回　フェニックス発動

dice1d100=26 (26)　短縮度合い　(実用ラインは90)

75二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 03:28:37

期待以上には短縮できていないが構わない。むしろ鍛錬により短縮できることが分かったおかげで鍛錬を続ければ良いだけなぶんありがたい。

パンッ……

追加dice1d100=81 (81)

短縮度合いdice1d94=50 (50)

76二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 14:05:40

あとひといき。

dice1d100=92 (92)　回

dice1d34=28 (28)　短縮

77二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 19:13:00

計270回発動させて104短縮。

270×0.dice1d9=8 (8)　痛みへの抵抗及び正気を失う。

――――

実験とはいえ『フェニックス』を短期間に使いすぎたからか、前までは回復時にのみ感じていた『熱さ』が常日頃から発現するようになった。回復量は変わらずランダムだけど……戦闘には大助かり！！

中くらい(50)ダメージを受ける→即麻酔弾、気絶→即回復→戦闘復帰　が超短時間で行えるのでタンクとしてかなり相手の驚異になれる。私自身の火力も敵からすると無視できないレベルなので……これはみんなの役に立てるんじゃない！？！？

まあひとつネックがあるとすれば麻酔弾のコスト、あと麻酔弾依存だと弾切れとか、もっというと敵に奪われて悪用されるリスクもあるか。単独戦闘だと気にならないんだけど(どうせ私に使われても回復するだけだから)、味方に撃たれると困るな。

「うーん……」ﾃｸﾃｸ

ゴンッッ！！

「……」ﾃｸﾃｸ

「ん？」

右肩に違和感。なんか、上手く動かないような……

見てみると右肩から右手にかけて……

血にまみれていた。

ぶつかったものdice1d5=3 (3)

1.車　2.通り魔　3.流れ弾　4.電車　5.ブービートラップ

78二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 20:13:57

これは……私の血？？

「……ッ！」ﾋﾟﾘｯ

傷口に触れると確かにちょっと痛む。この血は紛れもなく私の身体から出た血なのだと理解する。しかし痛むのだが……言うほど痛くない。

出血……そういえばさっき、銃声に紛れて凄い音がしたような……ﾁﾗ

シュゥゥゥゥ……

これは……スラグ弾？

……ああ、なるほど。

近隣の戦闘でこれが撃たれる→私の右肩を掠める→建物の壁に着弾して音が出る

ってことかな？よくもまあこんなデカイ弾を流したもんだね……

「……ッ！」ｸﾞﾗｯ

ポタ……ポタ……

目眩がする。あまり痛くは無いが出血量自体は結構なものなのだろう。

「……」ｸﾙｸﾙ

安全確認が出来たので『あえて』何もせず座り込む。

「……」ｸﾞﾗｯ

くらくらしてきた。それで、いい……いしきを、やみのなかへ……

ボウッ

dice3d100=44 95 86 (225)

79二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 22:34:19

一応あの世界、ユウカによればホーローポイントでも傷が残るんだもんね。スラグ弾なんてそりゃあ出血もするだろうな

80二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 01:29:43

「熱い……ッ！！♡」

身体が炎に包まれて(いるような感覚で)心地よい。これはだいぶ当たりを引いたな。

「……」ｻﾜｻﾜ

傷口だった部分を触るが全く痛くない。血も止まっているようで、なんだか以前よりも身体が軽いとさえ感じる。思考や意識もクリアだ。

今の私は普段の2倍くらい強い。

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ……

ﾄﾞｶｰﾝ……ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ……

ﾄﾞﾝｯﾄﾞﾝｯﾄﾞﾝｯ……

数多の銃声が聞こえる。まあまあの規模の戦闘なのだろうか。ざっと人数は……dice1d50=43 (43)　人くらいか？普段は重なって不協和音としてしか脳に処理されない音も、調子の良い今ならクリアに聞き分けられる。

……さて。あまり痛くはなかったし回復したとはいえ私はケガを負わされたんだ………！！！！

ヨツハの怒り　dice1d100=77 (77)　60以上で参戦

81二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 01:30:10

7に何かと縁があるなぁ……

82二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 08:29:35

何気43人戦って規模でかいな

83二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 17:14:44

せるほ

84二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 02:54:44

戦場付近にたどり着く。あれは……

dice1d7=4 (4)　vs　dice1d5=2 (2)

1.スケバン　2.不良　3.大人　4.アリウス生徒　5.妖怪　6.正義実現委員会　7.先生

……そんで、こんな危ないスラグ弾をまさかこっちの市街地方面まで流した奴は…………

……あそこか。

85二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 02:59:49

ショットガンを使ってるのはあいつ(dice1d2=1 (1)　1.アリウス　2.不良)だけだな……？よし、じゃあ私はこっち(↑の🎲で出なかった方)につこう。

バサバサと赤い羽が鳴る。怒りによるものなのか、戦いへの興奮、期待感によるものなのか分からないが、全身に血がめぐり、目や頭が冴えわたる。

ポタッ

涎が滴り落ちた。

86二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 12:24:16

全身から力を抜いて……地面を蹴るただ一瞬のみ、力を最大限込める。

ダッッ……

「……今。」ﾀﾞﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗ

1.6×dice3d100=12 29 44 (85)　

「なんだ、なんだ！？」

「上からだ！！みんな気をつけろ！！」

バサバサ……トンッ……

羽を上手いこと振って安全に着地……スラグ弾を撃ったあいつはやれたかな？

87二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 12:34:28

85×1.6>100　なので成功。

ちなみに不良側はdice1d33=33 (33)　人。

――――

「おい、○○(ショットガンちゃん)……！！」

「……ッ！！赤羽……お前、よくも……ッ！！」

「悪気は無いかもだけど、先に手を出したのはそっち。」

「あんな高威力のスラグ弾を……戦闘相手にちゃんと当てるならまだいいよ。でもあんたの仲間は市街地に流したんだ。」

「私という一般生徒が歩くような……そんな領域へ。」

「見て！この肩……！！真っ赤っか！！普通ならきっとすっごく痛い！！！！」

「私でも血が出すぎて目眩がしちゃったくらい！！」

「私に当たってたからまだ彼女は人○しにならずに済んだけど……『他の誰か』ならどうだっただろうね！？！？」

「絶対に許せない！！！」ﾀﾞﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗ　ﾀﾞﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗ

1.6×dice2d100=31 42 (73)　(20ごとに1人ダウン)

88二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 12:43:49

ショットガンちゃんとほか3人ダウンで、アリウス側は残り6人。

――不良サイド――

「なんだ、あの赤羽……！？」

「いきなり出てきてあいつらぶっ倒して……」

「トリニティ生の癖に……敵の敵は味方ってやつか……？」

「姉貴！勢いに乗じてこのまま行きましょうよ！！」

「ああ……」

「……！？いいや待て！！あの赤羽……！！」

「……ど、どうしたんすか姉貴？」

「どうしたもこうしたも！3週間前の事件を忘れたか！？」

「トリニティの制服を着た赤羽が……リーダーを正実送りにしたっていう……！！」

「ハッ……！」

「あれがもしその赤羽なら……問答無用であれも敵だッ！！」

「で、でも姉貴……そうじゃない可能性もありますよ……だいいち、現時点であいつは私たちには攻撃してこないし……」

「利用するだけ利用するってのもなかなかワルで良いんじゃ……！！」

「……dice1d2=2 (2)　」1.わかった、一旦様子を見る。　2.いや、ダメだ。あいつは私たちで○るぞ。

89二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 23:08:52

スラグ弾流した奴はやれたし余韻でもう3人ダウンさせてしまった。ちょっと運動したおかげか、身体の昂りはdice1d125=5 (5)　ダウン。

目的は果たしたし帰ってもいいな……

そういえばなんでアリウスと不良が揉めてたんだろ。この不良たちは学籍が無さそうだし……場合によってはアリウス側に味方しても悪くなかったかも？(ヨツハのアリウスへの偏見　dice1d100=72 (72)　　1に近いほど無い、トリニティ生の一員と思っている。7、77でむしろ陰湿なトリニティ生よりよっぽど好印象。)

ダンッ……！！

「……？」ヨツハへのダメージdice1d50=4 (4)

「……てめぇ。いきなりあたしらの戦いに横槍入れやがって。何考えてんだ？」

「私には私なりの事情があったの。利害は一致してたんじゃない？なんで撃つの？」

「……このシグナルに見覚えはねぇのか？」

特攻服を見せてきた……？

……あぁ、これはこれは。RED PHOENIXが私のところに来てくれた『あの事件』で確かに見たな。

「……復讐の、つもり？」ﾆﾔ

「ッッ！！何笑ってんだッ！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

ヨツハへのダメージdice1d100=48 (48)

90二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 23:17:08

(あの赤羽……『復讐』……どうやら例の赤羽トリニティ生ってことで間違い無さそうだな。)

「お前ら！！こいつは正真正銘あたしらの敵だ！！手加減すんな！！やっちまうぞ！！！」

「私たちも行くぞ！！4人やられて……タダじゃあおかねえッ！！」

――オォーーーッ！！！

ありゃ、もしかして全員私の敵……？

「……あハッ♡」

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

ﾄﾞｶｰﾝ……ﾄﾞｶｰﾝ

ヨツハは回避行動をdice1d2=1 (1)　1.とる　2.とらない

91二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 23:30:07

ちなみにヨツハの現在HPは168です。

デフォルトが100→スラグ弾で100削れる→フェニックスで225回復→ダメージなどで4＋48＋5減って168

分かりにくくてすまない。

――――

ダッッ……！！

もう一度跳んで360°、大量にやってくる平面の攻撃を回避する。ついでに戦場を真横に逸れて射線を限定。

「……そこですね。」ﾀﾞﾝｯｯ！！！

ヨツハへのダメージdice1d200=41 (41)　

「んっ……」

銃声的に今撃たれたのは対物ライフルか。衝撃が凄い。体勢が崩れる。

着地はdice1d2=2 (2)　1.成功　2.失敗　2ならそのダメージdice1d50=9 (9)

92二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 23:45:54

「あっちだ！！追えーーっ！！」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ

――――

「フゥーーーッ……」

着地には失敗したが大した傷はつかなかった。遮蔽物に隠れて大きく息を吐く。

またまあまあな戦いに首突っ込んじゃったなぁ。みんなにバレたら叱られる……

…………？

なんで叱られることを、繰り返してるんだろ？？

さっきも普段では考えられないくらい声を荒らげて……あはっとか笑ってイキッちゃって……かと思ったら今冷静になって……

情緒不安定すぎない？私。心の中ぐちゃぐちゃだよ。

ダッダッダッ

そうこう考えてるうちに足音が大きくなってきた。そろそろか……よし。

ピンッ

5...4...3...

ポイッ

2...1...

「！！」　　　　　ゼロ。

「危ない、グレネーdバァァァァン！！

セルフエアバースト。GL使ってた時代によくやってたんだよね。グレネードを認識した頃にはもう爆発までコンマ数秒前。相手がこっちにダッシュしてくれてるときによく刺さる。だって止まってる間に爆発するもん。

聞こえた足音の数的にdice1d10=7 (7)　人処理かな？

93二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 00:00:14

――こっちだ！進めぇーっ！！

また突っ込んでくるかな？こいつらが何らかの通信をしてたら私の場所は多分見当付けられてるかも。かと言ってここで跳んだら自分から位置バレさせちゃうし……あの対物ライフル持ちの子が怖い。

対して他の子たちは空中の標的への射撃精度は良くなさそうだったし……あれ？ワンチャン、正面突破可能？

……dice1d3=2 (2)　！！！！　1.エアバースト2回目　2.ジャンプ　3.逆に正面から迎撃

94二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 00:07:07

正面突破は時間食うし、また包囲される危険もある。どう考えても非合理だなやっぱ。うん、跳ぼう。でも狙撃が怖いからスモークを素手で持ちながらにしようか。

ダッッ！！

居た、あそこだ！！！

「……無駄です。」ﾀﾞﾝｯｯ

「はっ……？」

ダメージdice1d200=82 (82)

抜かれた……？このスモークの中……？？

……サーマル標準か？？いや、にしてもスモークだって温度はそれなりにあるはず……いや、今は着地に集中。攻撃は受けてもそこからのリカバリーが大事だ。

バサバサッ

着地ダメージ　dice1d100=89 (89)

95二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 00:13:55

ヨツハのHP　-53

――――

……あぁ、まあまあ深刻なダメージだ、コレ。跳ぶのはダメだったかぁ。

狙撃がかなり正確だったのと、羽が1個抜かれたのが痛手だったな。片方の羽だけじゃ空中で姿勢を直すなんて出来なかった……それで着地も失敗。

一応距離は取れてるから即トドメな訳は無いけど……またフェニックスに頼るしかないかな？

麻酔銃…麻酔銃は……？dice1d2=1 (1)　1.ある　2.ない

96二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 00:17:08

よかった、これだ。流血のためか、手の感覚がうまく働かなくて探すのに手間取った。

さて……一旦おやすみ。プスッ……

……ボゥッ

dice3d100=55 24 28 (107)

97二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 00:32:23

HP　54　100を割ったのでジャンプは使用不可。

――――

「……ッ……あぁ〜……」

あつ。うーん、あんまり治った感じがしない。今回はあんまり温度がない？いや、私が元から傷つき過ぎてた？わかんな。

「よいしょ……」

あのスナイパーの子……危険だ。どういう原理か知らないが、私が撃たれて『1番嫌なところ』を正確に抜いてきた。偶然でもお見事レベル。

ジャンプは身体の調子的に上手くいかないだろうし、どうにか平面でやり過ごすしかない。

――ダッダッダッ

ピンッ

正義実現委員会は何してるんだろ？不良対アリウスの抗争には興味無いのかな？一応街はずれとはいえ、人通りがある場所も近くにあるはずなのに……

ポイッ

2...いt　ﾀﾞﾝｯｯ！

バアァァァァン！！

dice1d100=69 (69)

……はぇ？

98二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 00:49:14

HP　-15
――――
なんで……爆発……が……？？

「こっちです、今のうちに取り押さえて！！」

――うおぉぉぉ！！
ダダダダ

こっちに、くる……

「……ますい、銃……ぁ」

握っていたはずなのに手元にない……爆発の衝撃で吹っ飛んだかな……

「見つけました！こちらです！！」
「……無駄な抵抗はよしなさい？三剣ヨツハ。」

「なんで、私のなまえ……」

「なんでって、そりゃ……ある意味あなたは『私のお母さん』なんですから。」
「母親の名前くらい、知っていて当然でしょう？」

「……何を言ってるのかわからない。」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

何を言ってるんだ、この子……？？わたしが、『お母さん』…………？？？？？？？

どうにか抵抗しようとするが身体中血だらけで上手く動かない。まさにこの子のせいで。
私の投げたグレネードを『的』にして、こんどは榴弾を撃ってきたんだ。だから火薬マシマシの爆発が起こった……天才的な射撃精度だ。

99二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 00:58:32

「ぐ、ぁ……」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

麻酔銃さえ……麻酔銃さえ取り戻せば……

「……動いても辛いだけです。ほら、今は大人しくしてください。ね、姉貴さん？」

「ああ、抵抗をやめろ。赤羽。」ｶﾞｼｯ

『姉貴』と呼ばれていた不良も到着……ただでさえ動かない身体を更に押さえつけられる。そして周りには……アリウスと不良の数々。

どういうこと？元はこいつらで争ってたんじゃなかったのかな？？

……麻酔銃は無理。もう戻らない。どうやら……『最終手段』を使う必要があるようだ。この身体は痛みに相当鈍感になってるっぽいし……今ならやれる、そんな気がする。

「……ねぇ、『姉貴』さん？離れた方が良いよ……『火傷』しちゃう。」

「あぁ？なに言ってんだ？無駄な抵抗は……」

ガリッ！！

「ごぽぽぽ……」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

「……ッ！？！？」

「こいつ、舌を噛み切って……！！？！？」

「危ない、姉貴さん！！離れて！皆さんも！」

「ッ！わかったッ！！」ﾀﾞｯ

口中……血の海……てつのあじ……

…………やった、、さきに、いしき、が、おちて……

ボゥッ

dice3d100=85 6 15 (106)

100二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 01:03:58

HP　91

――――

「かは、はは……」

やった、成功だ。出血多量で○ぬ前に……先に意識が落ちればフェニックスは発動する！！！

口の中が半分固まりかけた血にまみれていて上手く笑えないけど！！

ﾀﾞﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗ　ﾀﾞﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗ　ﾀﾞﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗ

1.6×dice3d100=44 58 26 (128)　(至近距離のため、10ダメージごとに1人ダウン。MAX30人。)

101二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 01:12:37

ダメージ……204.8

20人ダウン。残り12人。

――――

「お前らビビるな！！所詮相手はひとりだ！！」

ダッ

「おひゃべりひてていいの？(お喋りしてて良いの？)」

「……！？速い……」

ﾀﾞﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗ

1.6×dice1d100=90 (90)

「姉貴！！うおおおおぉ姉貴から離れろ！！！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

「消えろ赤羽！！！」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

「大人しくやられてろ！！」ﾄﾞﾝｯﾄﾞﾝｯﾄﾞﾝｯ

ﾀﾞﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗ　ﾀﾞﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗ　ﾀﾞﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗ

dice3d100=86 54 97 (237)

「こひゅーー……こひゅーー……」

口の中の血がとても気持ち悪い。息がしにくいし、喋るときは血の味がしてやだ。

102二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 01:27:46

ダウン人数は上記の通り。あと2個目の3d100はそれのさらに1.6倍です。
――――
「……くっ、あか、ばね……ッ！！！！」

グチュグチュ……ぷへっ

ボト。
まあまあな大きさの血液の凝固体が口から落ちる。

「だから言ったじゃん。『火傷』するって。」

ﾀﾞﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗ

「……ぁ……」ﾊﾞﾀﾝ

『姉貴』も処理完了……

「……あとはあんただけだよ。えぇと……」

「『シロツメ』。私はそう呼ばれています。」

103二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 01:29:20

「そう……シロツメちゃん。どうするの？続ける？」

「今まで散々私にスナイパー喰らわせてきたけど……その構えもしてないライフル……今この近距離でいきなり当てれる？」

「……普通は難しいでしょうね。」

「でも……『私』なら……『当てられます』」ｷﾞﾛ

ゾクッ……

瞬間、鳥肌が立つ。なんだ、この目……？はったりにしては……マジ過ぎる、据わった目……

その思考が終了する前に私は引き金を引いていた。

ｶﾁｯ……

「……！？」

ｶﾁｶﾁｶﾁ……

「弾切れッ！？」

「ふっ」ﾀﾞﾝｯｯ

dice1d100=62 (62)

104二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 01:37:02

HP　29

――――

「……ッ！」

「ほら？どうです？宣言通り当ててみましたよヨツハさん？」

「……」

「それから、こぉんなことも出来ますが……」ﾀﾞﾝｯｯ

……？真横にライフルを向けて……ﾋﾟｼｭﾝｯ！

「……ッ！！」

dice1d50=25 (25)

「ふふ……いま撃ったのは対物徹甲弾なのですが……『なぜか』『壁に跳ねて』『たまたま』『跳弾』が当たりましたね……？」ﾀﾞﾝｯｯﾀﾞﾝｯｯ

ﾋﾟｼｭﾝｯ！ﾋﾟｭｩﾝ！

dice2d50=50 31 (81)

彼女は撃つ方向を全く見ていない……それなのに跳弾は私を貫く……！！

105二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 01:39:30

HP　-77　ちなみに-100未満になるとヘイロー破損。0で通常なら撤退させられます。

――――

「はぁ……はぁ……」

「相当しんどいんじゃないですか？大人しく私に着いてきて……」

ガリッ……

ﾎﾞﾄﾞﾎﾞﾄﾞ……

「……くれませんよね。」

ボゥッ

dice3d100=65 83 80 (228)

106二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 01:53:03

HP　151
――――
「ぶはっ！！」ﾀﾞﾊﾞﾀﾞﾊﾞ
危ない……フェニックスが上振れてくれて良かった……完全に体力が戻る。

「……あーもー！本当に厄介でしぶといですね！！あなたの『フェニックス』は！」

「……！！」
「なんで、その名前を……！？というか、シロツメ……あんたは……」

物理法則をねじ曲げて跳ね返る方向を決定するような跳弾。銃を向けられたときの弾切れ。これを……私は目の前で見たことがある。いや、私自身が行ったことがある！！

「『7』……私が授かった神秘の名前です。」

「『授かった』……？！なぜ…………！？！？」

「……それを話す前に、私に着いてきてください。」
「ああ、その前にシャワーが必要ですね？」
「今のあなた……羽は元からとして、右腕、両足、そして口……至るところが血塗れで真っ赤ですよ？」
「姉貴さんは赤羽と仰っていましたが……もう、全身赤。血みどろ女。それが今のあなたです。ホラ。」

鏡を向けられる。

「……これが、わたし……」

映っているのは彼女の言うとおり、全身血塗れでぬめっていて、一部まだテカテカした……真っ赤な女。軽く絶望する。まるで……怪物だ……

107二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 01:58:31

「……私から撃っといてなんですが……戦闘が避けられてあなたさえ連れてこられれば一番でした。まぁあなたがそうさせてくれませんでしたけど。」
「私が連れていきたいのはすぐそこです。人目のつかないシャワーもあります。」
「今のあなたはとても人前に出られる格好じゃありませんよ？大人しく従いましょう？」

……確かに、今この状態の私を他の人……ただのトリニティ生にさえも発見されたら間違いなくとんでもない大事になるだろう。キヴォトスでこのレベルの流血沙汰は正直前例がないレベルだと思う。最悪、シャーレの先生にも話が行って……いや、これ以上考えるのはよそう。

「わかった。」

それより気になるのはシロツメの『7』『授かった神秘』という言葉だ。
私への『お母さん』という言葉も……間違いなく今後の私に関わる重要なファクター。逆について行かない訳にはいかなかった……

108二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 12:33:28

真相とか色々判明するのか？

109二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 14:44:03

せるほ

110二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 21:41:04

ウィーンと自動ドアが開く。

おんぼろな外見とは裏腹に、中は白塗りの床と壁。若干消毒液のようなにおいもして……一言でいうなら理科室。

「荷物はそっちです。置き終わったらシャワー室へ行きますよ。着いてきてください。」

「……うん。」

――――

「……これが、わたし、かあ……」

裸になったのち、脱衣所でもう一度自分の全身を認識する……

口元、右肩、片翼を中心にあちこちに血が付着していた。いまは赤と言うより黒の方が正しい表現だろう。空調から流れる風が入り込む度カサカサ音が鳴って痒い。

面白いのが、この黒一色に敵の返り血はほとんど含まれず、全て自分の身体から出てきた血液だということだ。フェニックスのお陰で傷が完全に癒えているのに、全身かさぶたになりがけの状況が大変奇妙で変な気分になる。

――その後、固まった血を洗い流すようにしてゴシゴシ全身を洗った。ところどころで産毛が巻き込まれていたり、髪の毛にも固まっちゃったりで……全身を洗い流すのにかなりの時間がかかった。

ちなみにシャンプーとリンスの品質はdice1d100=72 (72)　だった。

111二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 02:01:45

普段まあまあ高品質なヘアケア製品を使っている私からすると、ここのはちょっとクオリティが低かった。髪がすこしきしきし言う気が……いや、血がさっきまでついていたからか？まあいい。外でのもてなしにハイクオリティを求めても仕方がない。
脱衣所には新品のトリニティ指定制服が綺麗に畳まれていた。サイズもぴったり同じ……どことなく気持ち悪さを感じたが、裸で出歩く訳には行かないので着て脱衣所を出る。
――――

「……♪」

シロツメが音楽を聴いている。イヤホンを耳に入れ、小刻みに身体を揺らしている。

「あがったよ……着替え、ありがと。」ﾄﾝﾄﾝ

「ん？あぁ…すみません。つい自分の世界に没頭してしまいました。」
「モモフレンズに最近私もハマりだして……」
「今聴いていたのはペロロ様の……」

「そういうのいいから、本題に入って。」

個人的に興味のある話題だったがそれはここまで着いてきた目的には関係ない。心苦しいがシロツメの話を遮った。

「……事前情報ではあなたもペロロ様ファンだと聞いていたのですがね。まあいいです。そちらにおかけください。」

言われた通り座る。

112二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 02:20:20

「まずはここまで着いてきてくださりありがとうございました、三剣ヨツハさん。」
「それと、あなたに大変な傷を負わせてしまったこと、お詫び申し上げます。」

「ほんとそうだよ。あんたのせいで…………いや、今は何も怪我はしてないけど、それでも血塗れになったし。」
「……『7』やら『お母さん』やら変な言葉で惑わしてくるし。なんなの？あれ。」

「ふむ、ではまずそこからお話ししましょうか。」
「私シロツメは……３週間前、あなたと先程の不良軍団のリーダーとの戦闘が発生したのとほぼ同時期に『7』を授かりました。」

……ッ！やっぱり聞き間違いじゃなかった。確かにこいつは『7』を『授かった』と……

「『7』が何かはよくご存知ですよね？」
「これのお陰か……私は今日この場に至るまで様々な幸運に巡り会いました。」
「あなたと出会えたのもきっと……『7』のおかげ。」

113二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 10:24:19

思えばあの戦闘はシロツメのやりたいこと……「三剣ヨツハを連れていく」という目的に沿うように動いていた。
私がとった選択は全て『7』で打破できるものだった。スモークがあるのに私を狙撃できたのは『7』のおかげだろうし、グレネードを的にできたのも『7』の影響が大きいだろう。私の虚を衝く力として『運』の操作は非常に強力だった。
不良とアリウスが私の撃破を第一目標として一時結託したのも多分『7』の力。
ていうかそもそも、スラグが私を掠めて……それに怒って私が戦闘に入り込んだその『選択』も『7』に動かされていたのかも？
『姉貴』たち不良が私に「リーダーをやられた」とあう調度良い恨みを持っていたのは……？つまり、私の３週間前の戦闘がそもそも『7』によって……？いや、それはさっきの彼女の発言と矛盾するか。あくまでRED PHOENIXと7の発現は同時期なのだから。
でも変えられない過去を現在の状況の好転に無理やり干渉させるのは『7』の十八番とも言えるだろう……
どこまでの過去が『7』の影響を受けているのか全くわからない。どこまでも『7』の支配下のように思えてしまう。
「幸運を引き寄せる神秘」……敵にするとこんなに厄介なものだったのか。

114二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 21:31:26

大変だな

115二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 22:34:47

「……『お母さん』と私を呼んだのはつまり、『7』は『カオス』由来で、外の世界のお話通り、原初の神『カオス』から生まれた神のひとつとして『7』を認識していて…って意味かな？」
「『7』は外の世界には有り得ない神格だと言うのは置いておいて。」

「鋭いですね。さすがトリニティ1年生トップの頭脳。」

――ｲﾗｯ

「さっきからの言動の節々にさぁ……ちょくちょく『私はあなたのこと調べ尽くしてますよ〜』みたいなアピールが垣間見えるんだけどなんなの？」
「あんたトリニティ生じゃないよね？なのにトリニティの内情知ってますよ〜みたいなさ。」
「正直苛立つし帰りたくなってきたんだけど。」

「それについてはすみません……」
「ふむ、やっぱり『フェニックス』のヨツハさんは怒りっぽいのでしょうか？ふふ…」

「……そういうのをやめろっつってんの。わかんない？」ｲﾗｲﾗ

ああダメだ。冷静になれ。ここで怒って判断力を失ったらまた前と同じようになる。この怒りさえも『7』の支配下にある可能性があることを忘れてはいけない。いや、この思考さえもだ。とにかく迂闊に攻撃は出来ない。

116二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 22:52:44

「――話を掘り返すのも癪だけど、『フェニックス』が怒りっぽいってどういう意味？」ｲﾗｲﾗｲﾗ

「そのままの意味です。一言でいうなら『7ヨツハ』は朗らか、『カオスヨツハ』は達観気味、『フェニックスヨツハ』は好戦的。」
「異なる『神格』には言わば異なる『ヨツハさん像』があるのですよ。まるでそれぞれが他人同士であるかのように。」
「異なる『自分』と対面して話した経験があるのでしょう？(前スレ)その経験から私の発言の意図くらい推測できません？」
「ママがヒステリックで、シロツメ困っちゃいますぅ……」

「……ッッ！！！！」ｲﾗｲﾗｲﾗｲﾗｲﾗ

全身の毛が逆立つ。ダメだ、乗るな乗るな乗るな。こんな挑発どう考えても裏があるに決まってる。冷静になれ。こういうときの対処法は一旦対話を辞めること。相手を自分の次元には到底至らない有象無象と思い込んで、一切を無視すること。そしてこっちは「質問する側」なのだから、今は質問を続けること。答えについてくるちょっとした煽りにいちいち乗るな。

「……『授かった』ってのはどういう意味？」

「ふふ……そこにはある『大人』の協力がありまして……」

『大人』……ゲマトリア？いやあいつらは先生に徹底的に〆られたはず……特に私に関連する物事について干渉したらタダじゃすまないようになっている。
でも『フェニックス』の名をつけたのはマエストロだし、それをこいつが知ってるとなると……うーん、わかんない。

「ゲマトリアの連中？」

「私に協力してくれたのはゲマトリアとはまた別の研究者なのです……まあその人も、神秘を究明するというゲマトリアと同じ目的を持ってはいますが。」

117二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 23:28:16

「まあその人の説明はおいおいしていくとして……私たちの最終目的をお話しますと……

――三剣ヨツハを素体として神格の『三位一体(トリニティ)』を観測すること――

……となります。」

「『7』、『カオス』、『フェニックス』？」
「『7』を移す方法があるもんで、それを既に神秘がふたつある私に試そうとしてる？」

「――はて？」ﾍﾟﾛﾘ

白詰は舌ペロして真上に目を動かす。はあほんとイラつく。無視。三位一体…トリニティの理念ともいえるその概念についてはいちトリニティ生としてよく理解しているつもりだ。

「確かに、『7』を子、『カオス』を父、『フェニックス』を聖霊と見たらそれは三位一体とも見れるかもね。」

「ほぉ、そこの解釈まで至りますか。ええ、ええ、まさにその通り。神格をどのように扱うかで多少私たちとズレる部分があれど……概ね正しい。」

「……はあ、『7』は拮抗するのですね。『フェニックス』の顕現は諦めます。Y。」

Y「あア、ヨクやってクれた……シロツメ。」

……ッ！？いまどこから現れた……！？！？気配も前兆もなく突如異形が……！！これがシロツメの言う『大人』……！？

118二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 00:38:51

「ハジめまして、三剣ヨツハ。」ﾋﾟﾛﾊﾟﾎﾟ

「……はじめまして。Yさん？でいいのかな。」

「そ、外の世界の神秘の研究者であり……私のもう一人の生みの親。」

「……それ、私とこんなのが夫婦みたな表現で気持ち悪い。」ｲﾗｯ

「あぁ、ごめんね？ママ。」

乗るな。
――そうだ。落ち着け。

119二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 04:43:07

「なんだか壮大そうな目的を聞いちゃったんですけどどういうことなんでしょうか？」

「『三位一体』……往来ゲマトリアは神秘の反転を恐怖と定義シ、神秘ト恐怖の重ね合わせ……『崇高』……神そのものよりさらに段階の進んだ物を探求シてキタ。」ﾌﾟﾎﾟﾊﾟﾛ

「その表面と裏面しか考えない系に疑問を呈シ……崇高の別空間への展開を目指す試ミ……その形態ノひとツが『トリニティ』だ。」ﾋﾟﾙﾊﾟﾛﾙ

「……結局、また実験、ですか。」

「フむ、こういう理論的なハナしは嫌イか。」

「嫌いっていうか……理論より実験の方が好きなだけですね。」

「協力してくれますか？三剣ヨツハ。」

「内容による。」

「……『カオス』に決定してモらエルだろう。」

実験

危険度dice1d100=61 (61)

効果dice1d100=80 (80)

成功率dice1d100=5 (5)　%

120二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 15:35:36

「そんなの危険すぎる……乗るわけない。」

思い出せ……私は何を躍起になってフェニックスの作用についての実験を続けているのか……「補習授業部のみんなの役に立ちたいから」だ。タンクとして。

三位一体……どうでもいい。それなのに……

ヨツハの興味　dice1d100=10 (10)

121二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 15:38:11

このレスは削除されています

122二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 22:28:44

保守

123二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 03:20:00

私はこんなのに興味が無い。フェニックスの回復作用があればタンクは十分務まるからだ。でも『私』は……好戦的で怒りっぽい野性的な『私』は全く興味がないという訳ではない。

――乗るな。
そうだ。乗っちゃダメだ……こんな提案。

「帰る。」

「あら。実験には不参加と。へぇ……分かりましたよ。出口はあちらです。」

やけに素直だな……なにか裏があると疑ってしまう。
いや……だとしても私が居ないことには実験は進まないだろう。

「……シャワーもこの制服も本当にありがとう、ございました。ご期待に添えず申し訳ありません。」

ｽﾀｽﾀ

最低限マナーとして受けたもてなしのお礼の言葉を発する。こちら側は何も相手にしてあげられていない……その罪悪感は少なからずあった。

出口に差し掛かるところでYが口を開く。

「……でハ、最後にひとツ。」
「……『7』の『恐怖』は、未だ三剣ヨツハ、おマエの中に……」

「……」ｶﾞﾁｬﾘ

バタン。

124二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 14:34:53

不穏～

125二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 22:07:20

……情報が多すぎる。率直にそう思った。前回からの教訓としてだけど、独りで色々抱え込むと良くないよね。ってことで

dice1d3=1 (1)　に相談する。

1.先生　2.浦和ハナコ　3.セイア様

126二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 00:39:01

――ってことがありました。」

私から見た3週間前の戦闘、その後に海に飛び込んだり感電したりスランピアに勝手に入って行った実験、マエストロや黒服との接触、その結果わかったフェニックス、そしてシロツメとYとの出会い……会話……洗いざらいぜんぶはなした。

"……"

「……えっ、と……先生。怒ってる？よね……」
「神秘絡みのこと……今まで周りには言わずに1人で実験して……立ち入り禁止‪も平気で破って……ゲマトリアにも自分から会いに行って……血もいっぱい流して。」
「正直痛みにも鈍感になってきて……舌は何度も噛みきった。でもだからこそ……嘘をつく悪い舌も噛みきれてる、と思い、ます。さっき私が言ったこと、そしてこれから言うことは全部が真実です。」
「……ごめんなさい！！」

"……"
"……なんで"
"なんてヨツハは、自分を痛めつけてまで……実験に走っちゃったのかな。"

「……『カオス』でみんなにかけちゃった迷惑をどうにか埋め合わせたくて……」
「その中でタンクが私たち5人には居ないことに気づいて……」
「だったら私がって。でも耐久が苦手で元々後衛な私には上手くいかなくて。」
「……そんな中都合よく『フェニックス』が私の中に現れて。」
「希望の糸に縋るような思いになってここまでやっちゃったんだと思う。」
「……その道中でみんなを悲しませるような自傷を重ねながら。」
「本当に……本当にごめんなさい……ごめんな、さい……」

127二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 00:46:21

"……そこまで自分で反省できるなら、まだ道はあるよ。"

「もしできてなかったら？」

"そのときは……私が導くよ。『先生』だからね。"

「……いつものだ。」

"それに……ヨツハは真実を話してくれるって、自分で言ったから。"
"私はヨツハの口から出てきた言葉を信じてるよ。そして……私に相談してくれてありがとう。"

やっぱり先生は優しい。でも……悲しいな……

私はまた導いて貰わないと。

128二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 08:39:50

まあそんなのは置いておいて。先生と見解を擦り合わせよう。

「シロツメが言ってたことで先生と確認したいのは、『神秘を移す手段があること』『フェニックスの顕現に失敗』なんだけど、まずこの『フェニックスの顕現』は恐らく……」

"『反転』……のことだと思う。"
(ホルス、アヌビス、カオス……どれも『反転』で『顕現』した。)

「だよね。今思えば、Yにもシロツメにもすっごく感情を揺さぶられて……というか、煽られて……」
「『フェニックス』が好戦的……それと併せて考えると、反転のキーは『怒り』……『激情』かもなって。」

(激情……デカグラマトンから聞いた単語だ。)

「じゃあなんで顕現させたかったのか。これはおそらく……『顕現した神格を移動させられるから』だと思ってる。」
「シロツメは私を『お母さん』と呼んだんだ。この言い方……彼女の『7』はもともと私のものだった、つまり私が『7』という神格を生み出したような力が彼女にある、という訳じゃなくて、それは移した神格だって分かる。彼女を信じるならね。」
「『7』は『カオス』を『三剣ヨツハ』……私に戻すために『反転』した。この共通点が上の仮説の出処。」
「ここまでで概ね矛盾はないよね？先生。」

"無いけど……どこか、引っかかる。"

「……どこか、聞いてもいい？」

"どこかは分からない。要素のひとつひとつは矛盾しないように思えるんだけど……それが全体でまとまったときに、何か違和感がある……"

先生にはそう見えるのか。じゃあ多分なにか間違いがあるんだろうな。よかった、相談しておいて。

129二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 09:12:36

「……わかった。そこは一回考え直すね。」
「話を戻すけど、神秘を移動させる条件が神格の顕現なら、つまり『フェニックス』を顕現させたかったのは『フェニックス』をシロツメに移して『トリニティ』を完成させたかったんじゃないかな？」
「『7』はそれ単体で存在できない……この前提が覆らない限り、彼女は既にふたつ神秘を持ってる。」
「それに『フェニックス』を加えて3つ。『トリニティ』完成……辻褄は通るよね。」

"シロツメもなかなか気になるね……"
(キヴォトスの生徒である以上、彼女も私が導かなければならない存在だ。後でなにか手がかりを見つけないと……)

「……最後に、Yの発言。『7』の恐怖は未だ私の中に。」
「これ、おかしいよね？」
"うん、だってそれが真実ならヨツハは既に3つ神格を持ってることになる。"
"『トリニティ』っぽいものは……今のヨツハには現れてないね。光ったりとかもしてないし。"
「トリニティって、光るの？」
"分からない。"
「なにそれ……」

「……じゃあなんでわざわざそんな見え透いた嘘をつくのかって話なんだよね。」

「……」
"……"

ついに手詰まりか。

"とりあえず、一旦ここまでにしておこうか。考えすぎて変な方向に結論づけるのも良くないから。"
"Yについては私も調べてみる。何か分かったら、また連絡するね。"
「本当にありがとう。すっごく助かる。」

"……くれぐれも、これ以上危険を冒さないようにね。"

「……分かってます。」

130二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 20:16:36

保守

131二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 01:32:48

「『7』の恐怖……」

『自分に幸運を呼び寄せる』作用が反転したそれは『自分以外のみんなに幸運を与える』作用をもった。『7』の反転、ヨツハ＊テラー……彼女のおかげで私……『カオス』は『反転』から戻れた。でも同時にタイムリミットとなった彼女は塵となって消えた。四つ葉のクローバーを残して。

彼女の影響なしには今の私、三剣ヨツハは存在し得ない。とすると彼女の恐怖が全く私の中に居ない……と考える方が不自然か。
そういう意味でYの言うことは完全に間違いとも言えない。

……黒服案件かな？彼にはもう私に何も悪さをはたらかないという謎の安心感がある。

132二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 10:45:38

あの黒服が電話口で笑うことしかできなくなるほどのトラウマを植え付けた先生だ、きっと黒服は協力してくれる。安全に

133二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 19:27:28

せるほ

134二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 00:28:48

……って感じなんだけど、どう？」

黒服とは簡単にコンタクトが取れる。というのも、私が住んでいる家は黒服に用意してもらったものであり、契約上まあまあな強さの繋がりがあるからだ。
『会わないと実験器具を勝手に使う』と脅すと慌てた様子でこちらの要望をOKしてくれ、今は久々に対面して喋っている。

「どうと、言われましても……」

黒服のモヤがゆらゆら揺れる。いや、震えている。以前の気取った感じの喋り方もされず、実験対象としてでなくひとりの人間としての扱いを受けている……そんな印象を受けた。

「三位一体……を知らないのはもちろんのこと、私はYなる人物を観測したことさえ無いのです。」

「黒服もYが分からないんだ……？」

「あなたの神秘については……とりあえず、神秘値測定を試してみましょうか。」

135二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 02:11:48

「34……61……34……34……」

「……♪♪」

ペロロ様コンサート、行きたかったなぁ……
――――

「61……34……34……34……34……」

「……これは…………鳩の巣原理かな？」ｶﾘｶﾘ
――――

「34……34……」

「ふぁ……」
（ねむい…………）
――――

「34……ダメです、ヨツハさん。」

「……zzz」

「ヨツハさん？？」ﾄﾝﾄﾝ

「はっ！！ごめん寝てた黒服」

「リラックスしていただく分には構いませんが……よく私の前で眠れますね……？」

「……なんでなんだろうね？ある種あなたのことを契約を重んじる『大人』として信頼してるのかも？」
（まぁ本当に信頼してるのは先生のお仕置きの方なんだけど。）

136二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 02:33:46

「……まあそれは置いておいて、あなたからは『7』の神秘値が観測されません。」
「やはりあなたの中に『7』はもう……」

「うーん、『7』は居ない方がおかしい、と思うんだけど……」

「……」
「……そういえば、『カオス』の相互作用に『強め合い』というものがありましたが……」
「『カオス』が『7』を弱めているとしたら……？」

「……なるほど？」

確かにカオスには強め合い、弱め合いの概念があったな……
他の神格に空間を提供し、相互作用して強め合ったり弱め合ったりする……それがカオスの本質。

「つまり今の『7』と『カオス』は……言わば逆位相、そう言いたいってこと？」

「左様でございます。」

「物理学でいう波動性っぽいものだね……」
「とすると、その位相に相当するのはやっぱり『神秘』と『恐怖』……なのかな？」

「……いいえ、私はそうは思いません。」

ほう？

137二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 02:54:35

「なぜなら反例があるからです。」
「『カオス』が『恐怖』、『7』が『神秘』として存在していたとき、ヨツハさんには7と61のどちらの神秘値も観測されました。かつ、『7』はきちんと効力を持っていました。」
「対して、『カオス』も『7』も神秘として存在していた初期のヨツハさん。その状態でも、『不運で更なる不運を回避する』という幸運を掴む力自体は残っていました。」

「……確かに、『神秘』か『恐怖』かは神秘の干渉には影響しないように思える。」
「なにか……なにか見落としているのかな？」

「……せっかくの機会です、この際『7』と『カオス』について理解を深めましょう。こちらは初めてのご説明となりますが……『7』は『カオス』のランダム性を克服する力があります。」
「ご自身で覚えていますか？『カオス』に顕現していたときに出力できていた無限の力を。」
「『7』とあなたが分裂した際、あなたの力は明らかに弱体化しました……」
「それは『カオス』の混沌……ランダム性ゆえ。」
「『カオス』は観測可能なあらゆる数値のキャパシティを無限大にすることができますが、そのどの数値を出力するかはランダムなのです。」

ふむ。『フェニックス』の回復のランダム性ももしかしたらこの『カオス』の影響かもしれない。

「また……『無限大』とは簡単にいいますが、それはどのような数値よりも大きいと言える概念。」
「どれだけ大きい数値を引き当てたとしても、それよりも大きいものが『無限大』。」
「つまり『無限大』は出力できるわけない数値……『非有』でした。」
「その概念を覆し、ランダム性の中から『無限大』を引き出す力……『非有を有にする力』。『7』のひとつの側面がここにあります。」

138二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 03:06:38

「あなたを『カオス』から『三剣ヨツハ』に戻したのも『非有を有にする幸運』。死んだ人を生き返らせるような不可能を可能にするほどの強大な幸運。」

「……長い話となりましたが、『7』による幸運は『非有』を覆す無法なものなのです。」

「早くも前言を撤回させていただきますが、それが全くヨツハさんに現れていない以上、強め合い、弱め合いで『7』の存在は説明しにくく、やはり完全に『7』は消失してしまっていると考えられます。」

ヨツハのアイデアdice1d100=69 (69)

139二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 03:16:52

書き忘れました。50以上で成功、80以上で大成功。

――――

『死人を生き返らせる』……『死を乗り越える』……『不死』……『不死鳥』……

「非有を覆す力はもうひとつある。『フェニックス』。」

「私は試してないけど、『フェニックス』の原義は不死鳥なんだから……たぶん、これも死を覆す力があるはず。」

「確かに、『フェニックス』にも『7』と似た側面がありますね……」

「……神秘値も偶然か必然か、3＋4=7となる『34』……」

「『非有』を覆すアナロジーから見ると確かに『フェニックス』と『7』には共通点がある。」

黒服アイデアdice1d100=8 (8)

ヨツハのアイデアdice1d100=54 (54)

140二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 11:25:13

察しが悪い黒服

141二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 16:39:49

「……とはいえ、実際に『フェニックス』が死を覆す様は観測しておりませんよね？」

「私も研究者の端くれですから、こういった観測事実に基づいたものであるべきだと考えます。しかしいくらなんでも『死』を用いた実験は危険すぎる。失敗すればヨツハさんの命は終わりです。」

「……dice1d2=」

1.そうだよね、でも仮説を言うだけなら大丈夫でしょ？

2.……ヘイロー破壊弾をちょうだい。

142二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 16:40:07

dice1d2=1 (1)

143二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 01:51:20

「『フェニックス』の方が『7』と相互作用しているとしたら……？」

「『7』の恐怖が『フェニックス』に弱められていたら？」

「それなら『カオス』との干渉が見られないのも説明できそう。」

黒服アイデアdice1d100=16 (16)

144二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 11:44:46

黒服が弱い

145二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 18:38:10

ほ

146二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 00:55:22

保守

147二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 01:52:29

保守ありがとうございます。黒服が弱いのですが16→1＋6=7　なので特例で成功にさせていただきます。
――――
……だめだ、話が全部仮説の域を出ない。理論をこねるばかりじゃそこて積み上げられたものは妄想に近しいものになってしまう。色々な解釈が可能な事実だけじゃなくて、ただ一通りの『真実』に結びつく事実を見つけないと……

「素晴らしい仮説ですがヨツハさん、それはやはり『7』を神秘値で観測しないことには真実たり得ません。」
黒服が口を開く。そう、その通り。同意見だ。
「しかし通常の測定では『7』は観測されない……ですから、物で釣ります。」

黒服が自分の持つ革の鞄をひろげる。……これはなんだ、チケット？

「……一週間後公演される『ペロロ's LiveTour in トリニティ』のチケット……いやぁ災難でしたね、販売開始時刻にはあなたはちょうど気絶していたようですが……」
――ドクン……
心臓が高鳴る。まさか、まさか……

「こちらはそのライブツアーの『関係者席チケット』」

ばさばさと羽が音をたてる。欲しい、ほしいほしいほしい。……でもここでこのチケットを貰ったとして、果たしてひとりでこのライブを楽しめるのかな？私の看病のためにこのチケットを諦めたヒフミちゃんに申し訳……
「……が、3枚。ククククク……」

「ください！！！！！！」
――ください！！！！！！！
「……！」
「今だッ！！」

黒服がすかさず神秘値測定を行った。

「ククククク……クククククククククク……」
「出ましたよ、ヨツハさん。えぇ、ほんの一瞬ですが……ククク……」
「『7』が…………！！！」

148二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 10:30:26

ほ

149二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 15:33:45

ほしゅ

150二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 20:57:02

「ほんと！？」

「ちょうどスナップショットがとれました。ご覧下さい。」

黒服が測定器を私に差し出す。
……たしかに神秘値は7だ。神秘値のとなりには測定時刻がコンマ5桁秒まで記されている。

「これでやっと話が進みますね？」

「うん……！ありがとう、黒服！」
「……ちなみにチケットは本物だよね？それで、くれるんだよね？ねえ？ねえ？」

「クク……えぇもちろん、これは3枚ともあなたのものです。」

「……ぃやったあああぁぁぁぁ！！！」
――ぃやったあああぁぁぁぁ！！！

〜〜〜〜

「……ム」
「『7』の実在を認識しタか……」ﾋﾟﾛﾊﾟﾛ

「……さァ、実験はここかラだ……」ﾋﾟﾌﾟﾊﾟﾎﾟ

151二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 01:05:24

早めの補習

152二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 02:58:25

ほ

153二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 12:06:44

しゅ

154二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 19:49:21

その後黒服とは「トリニティ」の概念について話し合った。進展は無いものの現状の理解が深まる有意義な時間だったように思う。

――――

最近ほぼ単独での戦闘が多かった私だが今日だけはその心配が要らない。なぜなら補習授業部5人みんなでシャーレ直々に外回りを任されたから。

なんでもここ最近不良の行動が活発になっているらしく、各校区の自治組織では間に合わない部分もあるっぽい。

いわゆる校区を問わない遊撃部隊、というやつ。もちろん先生の指揮の元戦闘できる。

せっかくの夏休みが…という思いがありつつも実のところ、私は先生の指揮というものに頼るのは今回が初めてなので内心わくわくしている。いつからこんな戦闘狂みたいな性格になったのかわからないけど、まあこのキヴォトスでは全力で身体を動かして戦闘するのも普通の青春の1ページになりうるのだから気にしない！

…！あれは……！！

「dice1d6=2 (2)　……！」

1.ヘルメット団　2.スケバン　3.妖怪　4.姉貴　5.シロツメ　6.総力ボス

155二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 03:33:55

ほ

156二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 11:48:30

しゅ

157二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 19:27:33

"みんな、配置について。"

(コハル、ハナコ、アズサ、ヒフミ……そしてヨツハをクイック編成……)ｻｯｻｯ

"……？"ﾀﾝﾀﾝ

"…………"ﾕﾋﾞﾌｷﾌｷ

"…………！！"ﾀﾝﾀﾝ

(ヨツハが……編成に入らない……？？？？)

ﾄﾞｶｱｱﾝ……

「まずいぞ、対象に捕捉された。」

「先生は何やってるの！？」

「指揮を、お願いします……！」

"…………ッ！"

"ごめん、みんな！"

(……どうすれば……！？)

(こうなったら……dice1d2=2 (2)　)

1.シッテムの箱無しで指揮　2.dice1d5=1 (1)　を抜いて指揮(1.ハナコ　2.コハル　3.アズサ　4.ヨツハ　5.ヒフミ)

158二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 01:31:10

(ハナコを外すと……)ｻｯ
(ヨツハは編成に入れた！)
"ハナコ、一旦部隊から離れて。こちら側の機器の不具合で5人を同時に指揮できないんだ。"

「わ、わかりました……」

不具合……？幸先が悪いな……

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ……
割と銃声が近いな。迷ってられない。
「……事前会議通り私が前に出るから、3人は慎重めにお願い。回復は私には要らないからね。」

「了解。無理はするんじゃないぞ。」

159二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 07:03:26

ほ、しゅー

160二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 18:14:47

保守ありがとうございます。ヨツハはシロ＆クロ戦同様貫通/特殊、スケバンはノーマル/軽装　で想定。

――――

任務開始……！

相手はフロントにdice1d4=2 (2)　人。ミドルがdice1d10=6 (6)　人、バックにdice1d6=2 (2)　人ほどかな。

ﾀﾞﾗﾗﾗﾗﾗﾗ　ﾀﾞﾗﾗﾗﾗﾗﾗ

タンクへのダメージ　0.5×dice2d100=45 45 (90)　

161二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 18:24:56

フロント＝相手のタンク　です

――――

ﾀﾞﾝｯﾀﾞﾝｯ

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ　ﾄﾞｶｱｱﾝ

「んっ……」

弾をまともにくらっても痛覚がうまく動かないので攻撃を避ける反射神経みたいなものが鈍ってる……

ヨツハへのダメージ　dice1d100=67 (67)

結構いい感じに弾が当たってるのに削れてない……相性の問題か。

「……vanitas vanitatum」

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

―ぐはっ……

バタン。

「……ふふ」

相性が悪くても、今日は独りじゃない！改めて仲間のありがたさを感じる。

162二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 18:34:53

「ヨツハ！」ﾎﾟｲｯ

「ありがと、コハル！」

コハルからの手榴弾を受けて全快する。ベストタイミングだ。

―お前ら、反撃だァァ！

ﾄﾞﾝｯﾄﾞﾝｯ！

ﾄﾞｶﾞﾝ！

「ん……」

ヨツハへのダメージ　dice1d100=80 (80)

ただ、回復の頻度より被弾の頻度の方が短いのはどうにかしないとだな。

――――

"……おかしい。"

(ヨツハのEXスキルが……『分からない』……)

163二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 02:18:50

ほ

164二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 10:36:10

しゅ

165マルホイ24/08/19(月) 17:03:14

だ

166二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 01:35:12

―パシュッ……ボウッ……

回復dice3d100=34 86 11 (131)

(シッテムの箱によるとこれがヨツハのNS……)

(HPが30%を下回ると3〜300%ランダムで回復……)

「ヨツハちゃん、大丈夫！？」

「ぜんぜんへーき！」

「先生、私に回復は要らない。自分で何とかします！」

"約束はできないよ。"

〜〜〜〜

「ターゲット確認。これで最後だ。」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

……

Battle Complete……

167二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 01:55:57

「みなさん、お疲れ様です。」

「ハナコ……」

「ねぇ先生、不具合ってなんなのよ。いきなりハナコを部隊から外して……」

「次までには直ってるの？」

"申し訳ないけど、初めて出会った不具合で……次までに上手くいく保証は出来ないかな。"

(アロナとプラナに原因の調査を頼んでるけど……)

"この不具合がエスカレートみんなを怪我させてしまったら大変だし、一旦待機して欲しい。"

――――

『シッテムの箱にバグは見受けられません……』

『肯定。指揮システムはすべて正常に作動していました。』

『どうしましょう先生、編成が上手くいかない原因が分かりません。』

"……さっきはハナコを外して上手くいったけど、その他だったらどうだったんだろう。"ｻｯ

(コハルを外すと……他の4人は入れる。)

(ヒフミを外すと……？これも4人入れる。)

(アズサも……いけるな。もちろんヨツハを外した場合も他の4人は編成できる。)

(これは……)

先生のアイデアdice1d100=59 (59)

プラナdice1d100=69 (69)

アロナdice1d100=38 (38)

80以上が誰かいれば成功

>>169

168二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 09:03:32

ダメか

169二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 14:36:18

>>167

‪‪✕‬エスカレート

〇エスカレートして

すまない

170二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 20:03:39

(何が起こっているんだ……？？)
"……アロナ、プラナ、本当にシッテムの箱に不具合はないんだね……？

『はい！隅々まで箱の中を探索しました！』

(……なら、この5人の中から誰かひとり外さなきゃいけない。)

―――
"ヨツハ、聞こえる？"

「聞こえます。」

"結論から言うね。ヨツハ、君を……私の指揮下から外す。"

……やっぱり、不具合とやらは直らなかったんだね。

「私が外れたら上手くいくってことですか？」

"表現の仕方はあれど……端的に言えばそうだね。"

頭が真っ白になる。『フェニックス』を得て、痛みが感じられなくなるまで戦った意義がひとつ失われたような感覚さえする。

「……わかり、ました。」

"私の指揮下にないからこそできる働きもあるから、その指示を今から始めるね。"

171二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 00:15:40

――――

先生が言うことを要約すると、私は補習授業部部隊……メイン部隊から外れつつも、単騎で遊撃、みんなのサポート……要は「一の動き」にまわることになった。

なんで外されたのが私だったのか……おそらくだけど、他4人は戦闘においては得意なことに突出しているけどその他で厳しい部分がある一方、私は突出はしていない代わりに回復、隠密、インファイト、遠距離攻撃とできることが多いからだと思う。
多分他人の力を借りずに回復できるがいちばん大きいんだろう。
一応、今までの『実績』と『信頼』があるからね。
結局またひとりになっちゃった。

172二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 04:09:30

はやめのほ

173二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 14:55:13

大変だね

174二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 23:32:43

保守

175二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 00:03:40

こっから4日間保守のみになりますすみません

176マルホイ24/08/22(木) 07:18:36

保

177二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 17:22:16

ほしゅ

178二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 00:58:21

ほ

179二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 08:38:38

保守

180二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 11:40:41

早めのほ

181二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 21:40:05

し

182二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 01:18:23

ゅ

183二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 07:55:57

ほ

184二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 11:29:46

ほ

185二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 19:49:01

保守感謝。

――――

ポンッポンッ……

0.9(武器補正)×2(装甲相性)×2×dice1d100=20 (20)

タンクに拘らなくていいならGLを使えばいい。ARは相性が悪そうだし、逆にGLは相性が良さそうだ。前ほど得意じゃなくても今はGLの方が火力が出る。

ﾀﾞｯ……

どうやらこの町全体で不良が活発に動いているらしく、私たちがさっき接敵したのはそのごく一部に過ぎないようだった。前言ったとおりメイン部隊にはタンクが居ないのでみんなが包囲されると致命的。

だから私は今、複数ある射撃ポイントを転々としながらメイン部隊がケアできない方向の不良を処理している。

ポンッ

0.9×2×dice1d100=11 (11)

186二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 19:52:07

『カオス』の影響なのだが攻撃のランダム性が激しく、下振れると大変手間取るのが苦しいな。

そんなこんなで、見える敵を一方的に全員攻撃していく。

ポンッポンッポンッ……

0.9×2×dice3d100=39 85 74 (198)

――――

ｻﾞｻﾞｯ……

「クローバー、こちらはあらかた片付いた。そちらはどうだ？」

クローバー？…………暗号かな？

多分ヨツハ→四つ葉のクローバー→クローバーなんだろうな。

「こっちも見えてるのは全員倒し……」

ﾀﾀﾀｯ

―待てぇぇーーっ！

「……もうひとりみえた。今からその子の方に向かうね。」

「了解。」

今見えた不良は何かを追いかけている様子だった。もしそれが民間人だったら……黙って見過ごす訳には行かない。

絶妙に斜線が通らない場所に走っていったのでこちらも射撃ポイントを離れることにする。

187二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 00:36:54

――――

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

足音を頼りに彼女を追う。

ﾀﾀﾀｯ

分かれ道は幾つかあるが、いまの距離感ではなんとか一瞬影が見えるので何とか追い続けられる。

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ……

懸念は相手が私を誘い込んでいる可能性だ。民間人が襲われるその万が一を考えて今私は動いているが、同時にメイン部隊との距離も離れている。不利になりつつある。

彼女を追い続けられているのは相手がこちらを『追わせている』からかもしれないことを忘れちゃいけない。

ﾋﾟｯ

「！！」

ﾀﾞﾀﾞ

ﾄﾞｶｧｧｧﾝ！！

ダメージdice1d100=62 (62)

188二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 00:56:40

「くっ……」

「先生、罠にかかっちゃった。座標は送ったよ。」

"大丈夫！？"

「誘導されてクレイモアにやられちゃった。」

音が鳴ってから咄嗟に破壊を試みたけどうまくいかなかった。

ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ……

「……dice1d30=13 (13)　人くらい、いま目の前にいる。」

"直ぐに向かうよ！！！！"

……さて、位置はバレてる。クレイモアのダメージもそこそこ効いてる。絶体絶命かな？

でも、慣れてるよ。行こう。

189二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 03:14:19

ほ

190二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 14:59:04

しゅ

191二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 22:40:23

もう次スレ立てていいんじゃない？

192二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 01:06:28

HP 38

――――

13人の初期HP dice1d100=45 (45)

ﾀﾞﾗﾗﾗﾗ　ﾀﾞﾗﾗﾗﾗ

0.5(装甲相性)×dice2d100=69 63 (132)

――怯むな！！！奴を捕らえろ！！

――相手はただひとりだ！！

捕らえろ……ねぇ。

十中八九こいつらはYの差し金だ。

私見過ごしてはならない万が一を使って追い込んで来るとは……卑怯なやつめ。反吐が出る。

――ウオオオオオ！！

ドンッドンッ！！

ヨツハヘのダメージdice2d100=58 36 (94)

「くっ……」

193二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 01:16:18

HP －56 (－100でヘイロー欠損)

――――

視界がぐらつく。血が止まらない。足が動かない。

ショットガンをまともにくらってしまった。そいつは何とか仕留めたが……

「ますい、じゅう……」

…………

クレイモアで弾薬が壊れていた。

また舌を噛むことになるかもしれないな……

「……おい。」

気づくと敵がすぐ近くに来ていた。耳もだいぶだめになってるな……

がり……

dice1d2=1 (1)　1.噛み切れる　2.噛み切れない

194二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 01:16:41

次スレ立てます

195二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 12:38:11

一応保守

196二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 22:31:41

ほ

197二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 09:58:34

ほ

198二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 17:17:52

次スレ待ってます

199二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 04:18:11

ほ

200二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 09:43:01

トリニティの赤羽、三剣ヨツハ｜あにまん掲示板スレ画乗っ取りされたので立て直しすまん。シナリオが🎲で分岐するスタイルのssです。遅筆注意。以下あらすじなど突如羽が赤く染まった一般トリニティ一年生、三剣ヨツハの物語。部活は補習授業部。神秘の『三位一…bbs.animanch.com