【SEED×鉄血クロス注意】三日月「それ、よーするにデートって奴?」

  • 1二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 17:16:24

    「はぁ?」

    食事中、少し先の予定を言い合っていたら唐突にミカにそう言われ、思わず素っ頓狂な声が出てしまった

    「何言ってんだよ、さっきも言ったろ?オーブのお偉いさんのお嬢さんにオーブを案内して貰うだけだよ」

     〝コンパス〟と契約し何度目かになるオーブ、今迄は堅苦しい話ばっかでどうも落ち着いて見て回れていなかったが、今回どうやらオーブ支部設立に伴い生活面・娯楽面で一体どのような自体が起こるかという試験的な宿泊をする事になった

  • 2124/07/26(金) 17:20:48
  • 3124/07/26(金) 17:23:35

    「でもキラから聞いたよ、オルガがお見合いを蹴ってばっかいるからオーブもオーブで少し刺激が強めのアプローチにならないよう抑える必要が出てるって」
    「うぐっ!」

    こ、こいつ…痛い所を着いてきやがる
    ミカが言うように、カガリの姐御経由で色んなお嬢さん方の写真なり素性なりが纏められたファイルを貰っている。だが──

    「お、俺はまだ鉄華団の団長としてやんなきゃいけねー事がたんまりある!カガリの姐御達には恩義はある、筋を通さなきゃいけねーのも分かってる。けれど俺についてきたアイツらの為にも、今はそんな余裕がねぇんだ」

  • 4124/07/26(金) 17:27:47

    「そもそもとして、この宿泊会には俺やお前以外にも色々と参加すんだぞ?デートな訳無いだろ」
    「でも2日の昼過ぎだけ、オルガ以外はフリーになってんじゃん。内容は周辺娯楽施設が一般人が居る時の場合を確認して、俺たち鉄華団が入っても平気そうかのを確認する──っていうのがあるけど、なら尚更オルガ以外も必要な気がするけど?」
    「あーまー………うん、そうだな」
    「オルガも今回は逃げれないって分かってるでしょ?腹くくったら?」
    「わ、分かってるよそんくれぇ!てか、お前こそどうなんだよ!」

  • 5124/07/26(金) 17:33:41

    「俺?」
    「今回はアトラも来てる、アトラと2人1緒にオーブに来るのは確か初めてのはずだろ?俺にあーだこーだ言う前にデートプランをだな……なんだそれ?」

     俺の言葉を聞くや否や、ミカは携帯端末の画面を見せてきた。えーっと……

    「〝貴方と一緒に生きていたい、紡がれる恋を貴方もその目で見よう!映画ロマンティクス〟…〝コレで貴方もお野菜マスター!世界各国で栽培されてる野菜たちを栽培、研究してるのはここだけ!○‪‪✕‬博物館〟……これは?」
    「俺のデートプラン、片方はアトラがもう片方は俺が行きたい所。2日目と3日目のフリータイムに行く予定」

  • 6124/07/26(金) 17:38:43

    「へ?……え?」
    「これでも俺だって色々と勉強したり頑張ったりしてるんだよ、シンやおっさんに相談したり、あとたまに名瀬さんにも相談したり」
    「うっそぉ!?」

     え、嘘だろ?ミカがそんな色恋に詳しくなってたなんて気づかなった!

    「アキヒロだって、今度の休日ラフタと出かけるって言ってたし……うかうかしてたら鉄華団でオルガだけ独り身、なんて事になっちゃうかもよ?」

     ミカはイタズラしてるような顔で、そう言った

  • 7124/07/26(金) 17:47:14

     色んなことを考えながら、とうとうオーブに降りる日が来てしまった。

    「鉄華団の皆様、オーブへようこそ。私は皆様の案内役、ビャクヤと申します。お互いの仲がより良くなるよう尽力しますので、楽しんで頂けたら幸いです」

     短い銀髪に可愛げのある顔で凛と強い意思のある瞳をした女、ビャクヤを見た時の印象はと言うと

    (お転婆要素が薄くなったカガリの姉御みてーだな……)

    だった

  • 8124/07/26(金) 17:52:11

    「長旅の疲れもありましょう、歓迎のお食事を用意させて頂いてるのでひとまずはそちらへご案内します」

    「うっひょー……ビャクヤさんっつったか?かなり美人さんだな…なぁアキヒロ」
    「な、なんでそこで俺に振るんだよ……」
    「三日月は嫁さん1番で、オルガは初心だ……あとは恋人持ちのお前くらいだろ」
    「バカ言うなっ真面目な時なんだぞ」
    「アキヒロの言う通りだこのバカ、そういうのは心の中に留めておくんだよ」
    「ほ〜う……じゃあ団長さんもビャクヤさんが綺麗だと思ったんかね?」
    「おいおい勘弁してくれよォ」

     こんな浮かれてて、大丈夫かぁ?今回の企画

  • 9124/07/26(金) 18:06:26

     食事の後は今回の企画のガイダンス、今後の予定の説明。宿泊施設の内部案内、到着したのが夕方前だった為1日目の予定はそこいらで解散となった。

    (なんか……腹減ったな)

     夜飯はしっかり食った筈だった、けれど緊張のせいか無駄に考え、体力を披露し気づけば小腹がすいていた。

    「確かここの食堂は24時間体制だったよな……」

     施設案内の時に聞かされた事を思い出した時には既に部屋を出ていた

  • 10二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 18:06:55

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  • 11二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 18:30:37

    続けて?

  • 12二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 18:47:33

    待ってるぜい

  • 13二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 23:27:51

    しっかりちゃっかりデートプラン立ててる三日月が可愛いな

  • 14二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 23:39:52

    お、昭弘まずは西館側から攻めるかい?

  • 15124/07/27(土) 06:33:39

     夜遅いと言うのに食堂はある程度の人数が使用していた

    (まぁ元々ココはオーブ軍管理の宿泊施設だからな、関係者も昼夜問わずで働かなきゃいけない奴らが多いんだろうなぁ)

    「えーっと、ここは食券システムか………ん?焼きジャケと……オチャヅケセット?」

     えーっとなんだっけな、こないだシンの兄貴が食ったって話してたな……焼きジャケはサーモンっつー魚で、オチャヅケは……

    「米にお茶と出汁をかけた物です、美味しくて食べやすいですし、言えば冷たいお茶をかけた冷やし茶漬けにもできますよ」
    「ん?あんたは」

     後ろから話しかけられ、誰かと思い振り返るとそこにはビャクヤが立っていた。

    「こんな時間に、どうしたんですか?」
    「恥ずかしながら実は緊張で先程あんまり食べれてなくて、食堂で軽く食べようかなと思ったら団長さんがお見えしたので」
    「そうか、教えてくれてありがとうございます。せっかくですし食べてみます」
    「はい、サラサラと食べやすくてお夜食にちょうどいいんです」

  • 16124/07/27(土) 17:02:33

    「おっ美味い…」
    「それは良かったです」

    焼きジャケは塩味が聞いていて噛めば脂がジュワッと出る、濃い口になった口の中をこのオチャヅケで流し込む。美味くて早い飯、こういう飯がここにあるのも納得かもしれない。

    「ビャクヤさんは何を食べてるんですか?」
    「あぁ、コレは鉄火丼です」
    「てっか……え?」
    「マグロという魚の切り身を調味料で漬けて米に乗せた料理です、美味しいのでこちらも是非機会があれば食べてみてください」
    「そ、そうですね。ソレを食べてみるのは少し楽しみかもしれません」

     料理の名前に聞き馴染みのあるワードがあって一瞬素になりかけたが、なんとか誤魔化せたな……テッカドンか、滞在期間中に食ってみたいがどう見ても生の魚だよな。平気なんだろうか?

  • 17二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 23:30:01

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  • 18二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 23:34:13

    火星は魚すら無いからな
    鉄華団はそれに加えて本物の肉すら2期でようやく食えるようになったレベル

  • 19124/07/28(日) 02:25:09

    「はぁ……」
    「ご満足頂けたようで何よりです」
    「はい、本当に美味しかったです」

     パッと見簡単そうだし、火星でも試してみるか。

    「それでは俺はコレで……」
    「あ、あの!」
    「なんでしょうか?」

     ビャクヤさんどうしたんだ?真剣な顔して……

    「もし、もし良ければもう少しだけ個人的なお話しませんか?」
    「はい?」

  • 20二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 12:47:13

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  • 21124/07/28(日) 13:55:46

    「その、良ければこの後もう少しお話できたりしませんか?」
    「おはなし、ですか?」

     なんだろう、このお嬢さんと話すような事はぶっちゃけそんな無かったと思うが……

    「だめ、ですかね?」
    「ま、まぁ……いいですよ」

     断るのが少し気が引けたからその誘いを受ける事にした。

  • 22二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 23:04:49

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  • 23二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 23:08:32

    面白いです!
    もっと読みたい!

  • 24124/07/29(月) 00:28:10

    >>23

    ありがとう!そう言って貰えて嬉しいです!

    上手い感じにまとめれるよう頑張るわ!

  • 25二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 02:37:21

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  • 26二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 07:10:01

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  • 27二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 09:33:19

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  • 28二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 20:49:15

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  • 29二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 23:03:21

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  • 30124/07/30(火) 00:18:51

    「どうぞ、ココアです」
    「………どもっす」

     俺はあの後ホイホイついてって、ビャクヤさんの部屋に招かれた。なんで?
     まて、まてまてまてまてまてまてまてまて……え?は?え?ちょ、は?なんで俺は今女の部屋に上がってんだ?!

    「んっしょ……あ、オルガさんの上着掛けますよ」
    「あっどもっす」

     お前はそんでなんで軽率に装甲を減らすんだ!馬鹿なのか!?俺男なんだぞ!?いやそんないかがわしいことする訳では無いけど万が一がいつの時代にもあってだな!?そうでなくてもろくに学もねぇガキの前でする事じゃねぇだろあーもうああああああああぁぁぁ💢💢

    「あっ美味し、それにほっとします」
    「フフフ、それは良かったです。んくっんくっ」

     良かったです──じゃなくてな?あのな?まじでなんでそんな無防備なん?おかしくない?それとも俺がおかしいんか?は?????

  • 31二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 06:20:31

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  • 32二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 07:04:29

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  • 33二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 18:12:27

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  • 34二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 21:08:45

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  • 35二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 00:59:08

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  • 36二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 07:08:04

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  • 37二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 18:34:28

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  • 38二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 18:48:27

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  • 39二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 19:57:04

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  • 40二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 20:02:26

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  • 41二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 20:04:15

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  • 42124/07/31(水) 20:08:14

     と、とりあえず何か……何か話題が無いか!?

    「えっと、オルガさん」
    「はっはい!なんでしょうか?!」
    「そんな緊張なさらず、どうか気楽に……自分の部屋と思って下さい」
    「は、はぁ……」

     無理!!!!!むりむりむりむりむりむり、ぜぇったいに……無理!!!!!
    え?は?俺の部屋?俺の部屋って、こんないい匂いしてたっけ?俺の部屋って、あんな可愛いぬいぐるみとかあったっけ?俺の部屋ってこんなにもカラフルだったっけ?分からん、分からんすぎる。くそ!こんな事なら名瀬のアニキにもっと女性との接し方学んでおくべきだった!ちくしょう!

  • 43二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 07:01:18

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  • 44二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 07:01:18

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  • 45二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 10:43:15

    鉄華団のメンツが平和に青春やってるのいいよね…
    他に話題っていうなら「とうとう団長にも春がきたぞ!」って周りから様子見てる他の団員視点での話とかも面白そう

  • 46124/08/01(木) 18:51:49

    >>45

    めっちゃ見てぇww余裕があったら頑張ってみようかな

  • 47124/08/02(金) 00:21:13

    「えぇっとそれで、お話ってのは」
    「オルガさんと、【オーブと鉄華団】としてではなく個人的に仲良くなりたいなって思いまして」
    「………それは、俺がお見合いに協力的では無いからですか?」

     流石にこの言い方は刺があると思った、けれどこないだミカと話したように今の俺には女にかまけてる暇など無い。キラの兄貴やカガリの姉御に対する義理も恩義も莫大にある、それでも一番に通すべき筋は俺を信じ、俺の言葉に命をかけてくれる鉄華団全員の幸せだ。そこだけは絶対に曲げらんねぇ。

    「まぁ、それも多少はあります」
    「認めるんすね」
    「えぇオルガさんも知っての通り、私には『立場』という力があります。その力を維持し、繁栄させるのが力を持った者としての責務であり義務です」
    「…………」
    「まぁ私はそんな気にしてないんですけどね」
    「へ?」
    「いやだって私次女ですし、お家の方は姉か長男たる弟がどうとでもします。ですのでぶっちゃけ最初は貴方と仲良くしたいとは積極的に思えなかったんですよ、せいぜい仲良くなれたらラッキーかなぁって」
    「そりゃまた、それはそれで男として少し傷つくぜ」
    「ただ」
    「ん?」
    「カガリ様から鉄華団の歓迎を任された時に貴方のことについて少し聞き、興味が湧いたんですよ」

  • 48二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 07:02:04

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  • 49二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 18:53:38

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  • 50二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 19:13:27

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  • 51二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 19:19:11

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  • 52二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 19:25:30

    このスレを楽しみにしている通りすがりが通ります!
    51番さんのいうことなんて気にしなくていいですよ、スレ主様!

  • 53二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 19:32:31

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  • 54二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 20:47:31

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  • 55二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 21:05:12

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  • 56二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 21:10:38

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  • 57二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 21:17:47

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  • 58二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 21:20:33

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  • 59二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 21:23:56

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  • 60二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 23:34:03

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  • 61二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 08:21:34

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  • 62二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 08:23:16

    オルガに春を!!

  • 63124/08/03(土) 18:58:19

    >>47

    【本編続き】



    「俺に興味、ですか?」

    「はい、聞きましたよ?なんでも見合い話を理由つけて断り続けているのは、貴方を信じてくれている鉄華団皆さんの為だと」

    「チッくそ、カガリ代表に相談するんじゃなかった……」

    「そう照れないでください、私は素敵だと思ってるんですから」

    「こんなガキの精一杯の〝足掻き〟がですか?」

    「いえ、不器用な貴方の精一杯の〝夢〟をです」

  • 64二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 19:11:21

    ビャクヤさんいい子だなぁ……
    このままオルガとの仲が進展してほしい

  • 65124/08/03(土) 19:16:18

    「はぁ?夢?そんな煌びやかなモノでは無いですよ」
    「ほう、では何故?」
    「それは──」

    《おめぇ、言ってたじゃねぇか!死ぬ時はでっけぇおっパイに囲まれて死にてぇって……おっパイはな、柔けぇんだよ、こんなかってぇコックピットじゃなくて、もっと……》
    《…………………》

     俺は、バカげた夢のようなモノを語っていた仲間の死を思い出していた。

    「学もねぇ、金もねぇ、技術もねぇ……そんな奴らは生き方どころか死に方すら選べねぇ。だからこそ俺は、俺を信じて着いてきてくれたアイツらの死に場所は、俺が責任もって作ってやるという覚悟をして走り続けて来た」
    「……………」

     ビャクヤは、話の流れを察してか先程とは違う会った時のような凛とした表情に戻っていた。

    「けれど、今は違う」
    「違う、と言いますと?」
    「今俺らには金と学、何よりも『立場』っつーとんでもねぇ力が手に入るかもしれない段階にある。戸籍すらまともに管理されず、持っても居ないような底辺のガキだった俺らがだ。そしたら、もしかしたら持てるんじゃないかって思ったんだ」

     『どう生きたいか』っていう夢が。

    「ッ!」
    「死に方すら選べなかった、そんなアイツらが『夢』を持てるかもしれない。やってみたら料理が楽しくてその道に行きたいと思えるかもしれない、学んでみたら楽しくて先生になってみたいと思えるかもしれない、もしかしたら政治家になって世の中を良くしたいなんて馬鹿でけぇ程の『夢』を掲げる奴が出てくるかもしれない」

  • 66124/08/03(土) 19:20:55

    「アイツら自身すらまだ知らない、そんな『夢』があるかもしれない!そう思ったら俺は、俺は……立ち止まる訳にはいかねぇんだ!」

     そうだ、アイツらは…鉄華団の全員が家族であり、俺はアイツらを導く団長。

    「俺は鉄華団団長!オルガ・イツカだ!アイツらの命というチップのお陰で今生きている、なら今度は!俺というチップをかけて、アイツらのこれから明日を作る!確かにカガリ代表には恩義がある、けれどもそれよりも先に通さなきゃいけねぇ筋がある!」

  • 67124/08/03(土) 19:25:25

    やっぱり俺……オルガ団長大好きだ😭
    カッケーよ、オルガ団長😭(良いから書け)

  • 68二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 19:39:38

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  • 69二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 19:39:58

    面白かったです!(語彙力どこいった!)

  • 70二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 19:49:07

    このレスは削除されています

  • 71二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 20:56:58

    やっぱ「止まるんじゃねえぞ…」はこういう方向であってこそだったねえ…(ほろり)

  • 72124/08/03(土) 21:24:31

    >>71

    だよな……

  • 73二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 01:39:21

    オルガはやっぱりかっこいいね
    惚れなおしてしまうではないか

  • 74二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 09:38:42

    オルガの恋愛ものはなかなかないので保守!

  • 75124/08/04(日) 16:46:42

    「だから止まれねぇ、止まっちゃならねぇんだ……」
    「それは、何時まで?」
    「少なくとも、今いる奴らから『夢』を聞けるまで……かな」
    「………ほんっと、不器用ですね。聞いた通り過ぎですよ」

     そう言うとビャクヤ俺の手を引きベッドに倒れ込もうとした。俺は急のことかつそんなことする相手とも思えなかったので無抵抗のまま体を釣られた。

    「ちょっ!?───あっ」
    「少しはお姉さんを───お゛こ゛ぉッ!!!!!」

    そしてそのまま体勢を崩し………ビャクヤのみぞおちに俺の肘が埋まった。

    「ゲホッゲホッ……んが、うぐぅ、ゲホォ!」
    「だ、大丈夫ですかビャクヤさん?!」

  • 76124/08/04(日) 16:58:08

    「だ、大丈夫よ安心なさい……さぁ!不器用なオルガさん、私の胸に体を預けて癒されて!」
    「無理がある!ソレはもうなんか無理があります!」
    「あーもうだよねぇ、年上ムーブで心を開こうと思ったんですけどねぇ……」
    「せいぜい2つくらいしか違わないじゃないですか」
    「それでも2つ私がお姉さんな事に違いは無いでしょ?」
    「ん〜、まぁ……」

     だとしても今目の前でとんでもないポカをしたからか、釈然としない。

    「まぁとりあえず寝ながら抱き合うのは急ぎ過ぎたって事で、今日はコレで我慢しときましょうかね」
    「は?」

     ベッドで隣りに座った後、俺の頭を控えめでありながらもしっかりとある胸に押し付けた。

    「………………なっ?!は!?ば!!!」

  • 77124/08/04(日) 17:08:46

    「おやおやおや?その反応的にやっぱり女性経験は少ないのかなぁ?」
    「か、からかわないでください!とにかく離して……」
    「んふふー」
    「………」
    「ほれほれー、どうしたー?」
    「(ざ、ざっけんな!?何だこの女!この細腕のどこに!俺も昭弘やミカ程じゃないにしても元実働部隊の体調張ってたんだぞ!?)」
    「おやおやおや〜?最近デスクワークばっかで筋力落ちちゃったのかなぁ?」
    「くそ、女に負けてたまるかよッ」
    「まぁまぁそうカッカしないで、諦めて力を抜きなさんな」

  • 78二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 17:50:25

    不器用な男女同士噛み合ってる…どっちもかわいい

  • 79二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 19:07:11

    恋愛だ、オルガがちゃんと恋愛している・・・(感動)

  • 80124/08/04(日) 23:07:04

    中々に好評で嬉しい😭
    やっぱりみんなカッコイイオルガや、恋愛してるオルガ見たかったんや!俺だけやなかったんや!

  • 81二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 23:17:31

    頑張れオルガ

  • 82二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 07:00:58

    このレスは削除されています

  • 83二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 09:55:40

    >>80

    イエス! その通りです!

  • 84二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 17:35:33

    このレスは削除されています

  • 85二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 20:22:44

    恋愛っていうかアオハルしとるのいいな…
    鉄華団のみんなもっと年相応にアオハルしてバカやっておくれ…

  • 86124/08/06(火) 01:16:10

    保守感謝!

    「………」
    「ほれほれ、お姉さんのハグに癒されなさいな」

     癒されるか!こっちはまともに女との経験がクーデリアの嬢さん辺り位なんだぞ!

    「やっぱり、私のヒンソーな体じゃ男の子は満足出来ないかな……」
    「ばっ!ちが!?」
    「へぇ?」
    「ん?あっそうじゃなくて!」
    「そうかそうか、オルガさんにはこんな残念な体のお姉さんもしっかり女なのかぁ。嬉しいなぁヨシヨシ」
    「ぐぬぅ……そらそうですよ、アンタみたいな綺麗なお嬢さんをどうやったら女扱いせずに出来るか、逆に聞いてみたいもんだ」
    「───へ?」
    「……どうしたんすか、そんな驚いた顔をして」
    「いんや……ただ、そうね」
    「あ?」
    「明日、2人っきりの〝デート〟が楽しみだなーって思っただけ」
    「デートじゃねぇ?!視察だろ?!」
    「そんなの建前に決まってるでしょ?た・て・ま・え」
    「えぇ………」
    「ふふふ、可愛い顔」
    「もう、はぁ……」

     俺はもうこの真面目というメッキが剥がれたお姉さんに呆れ、目を瞑りながら俯いたら──

    チュッ

     頬に、なにか……柔らかいのが当たった。

  • 87124/08/06(火) 01:20:29

    「へ?」
    「ふ、ふふふ…本当にオルガさんはからかいがいがありますね!」

     こ、こいつ今…もしかして!
     俺は今された事を予想すると、顔が燃えるような感覚を覚えた。

    「はい!お姉さんの癒しタイムは終わり!明日も早いですしもうお開きにしましょっか!」
    「え?あっおい無理に押すなっておい!?」

     俺はそのまま勢いのまま部屋を追い出された。扉の向こうから、ビャクヤさんの声が聞こえてくる。

    「個人的なお話出来て楽しかったです!明日のデート、楽しみましょうね!おやすみなさい!」
    「いきなり過ぎんだろ?!……おやすみなさい」

     俺は諦めて部屋に戻ることにした……顔が熱くてしょうがねぇよ、ちくしょう

  • 88124/08/06(火) 01:22:59

    「……………………」

     私は枕に顔を埋めて、後悔していた。

    「ひよったー!!!!!!!!!!」

     なんであそこでほっぺに行くかなぁ〜!唇行けよ!おい!余裕のある!可愛げもある!良い感じに絡みやすさもある!そんなお姉さんキャラで行こうとしてたのになんでそこで日和るかな〜!!!!!!

  • 89124/08/06(火) 01:28:55

     このビャクヤという女、割とガッチリしっかりオルガ・イツカという男にほの字なのである。見た目が好きというのもある、けれどその身内に対する献身や覚悟が何となく刺さってた。そしてモノホンの献身とその覚悟を浴びた、ぶっ刺さった。

    「あ゛ぁ……くそ、もっとしっかりアプローチしなきゃまじで他に取られる……ざけんなよ、なんで私以外のお見合い相手軒並み胸デケェんだよ……情報掴んだ時まじ絶望だったんだぞ……年頃の男の子なんておっぱいに勝てるわけねぇだろ……くそ」

     でも……

    「オルガさん、そんな私のおっぱいでも意識してたよなぁ………確かに小さいながらでもあるにはあるし、それであの反応して貰えるのは嬉しい……逆に言えば私のおっぱいですらあの反応だから他の娘に隙を見せたらやばい………」

     何としても明日どうにかこうにか繋がりを作らねば!

    「はぁ……明日、しまりのついた顔で会えるといいな」

    そういう彼女の頬は僅かに緩み、紅潮していた

  • 90二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 06:59:40

    このレスは削除されています

  • 91二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 09:48:52

    ビャクヤちゃん、オルガにマジボレですね!?
    よきよき

  • 92二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 13:42:20

    恋愛がなければ幸せではないとは言わない
    恋愛以外の幸せもいっぱいある
    でもオルガが甘酸っぱい気持ちを持ってくれてるのは
    嬉しいもんだな

  • 93二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 18:34:00

    このレスは削除されています

  • 94二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 23:14:54

    頑張れビャクヤちゃん!

  • 95二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 05:46:54

    どっちもこういう場だと適度にポンコツなのがまたカワイイ
    キャラ的に有事の際にはどっちもキリッとしそうなのがまたいい

  • 96二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 07:02:06

    こういうのに慣れてなかったり、ぽんするの良き

  • 97二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 09:13:47

    このレスは削除されています

  • 98二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 11:17:45

    このレスは削除されています

  • 99124/08/07(水) 19:24:47

    保守THANKS!

    「それじゃあ今日は護衛、よろしくお願いしますね」
    「………ウス」

     2日目、周辺の娯楽施設見学にはあくまで《普段の空気感》を視る為に俺とビャクヤさんは変装し、2人っきりでまわる事になっている。

    「今日は仮の恋人としてしっかりエスコート、してくださいね」
    「へぁ?!そっちが案内してくれるんじゃないですか?!」
    「勿論案内はします、けれど案内とエスコートは違いますよ〜?」
    「うぅむ、そうは言われてもな」
    「まっ要はちゃんと彼女たる私を楽しませてくださいって事です!まずはあっちに行きますよ」
    「おわっと、分かりましたからせめて引っ張らないでくれ!」

     ビャクヤさんは俺の手を──というか、腕に抱きつきながら引っ張って案内を受けた

  • 100二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 22:09:34

    おやおやおやおやあ?
    これは面白いですねえ

  • 101二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 02:18:48

    頑張れビャクヤさん!

  • 102二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 07:05:45

    デートシーンどうなるか

  • 103二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 11:15:24

    このレスは削除されています

  • 104二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 12:49:25

    このレスは削除されています

  • 105二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 15:31:55

    このレスは削除されています

  • 106二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 15:57:18
  • 107124/08/08(木) 21:37:43

    「あんまりくっつかれると、護衛の意味が……」
    「軍関係組織が近くにある中で暴動起こそうなんてドアホは、入管がしっかりしょっぴいてるのでご安心を」
    「は、はは……そうですか」
    「はい!で・す・の・で、今日は思いっきり楽しみましょうね!……あっクレープ!アレ買ってから周りましょう!」
    「ハイハイ分かりましたよお嬢様……」
    「…………」
    「なんですか」
    「今、私達は一般人を装ってるんですからお嬢様なんて言わないでください」
    「じゃあ、ビャクヤさん」
    「ビャクヤ」
    「え」
    「ビャ!ク!ヤ!」
    「はっはい!えっと、ビャクヤ」
    「はい!」
    「スゥー…………頑張るか」

  • 108二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 22:47:54

    そもそもが「いいかお前ら!」スレでのオーブと鉄華団が契約して居場所作ってオルガに見合いが舞い込んで…って世界観ベースに話膨らませてる三次創作だからなこれ
    その前提ありきでしてる話を「これSEEDとのクロスオーバーじゃなくていいじゃん」って言われてもそれは難癖なんだわ…

  • 109二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 22:48:51

    正直自分には合わないと思っても楽しんで読んでる人いるんだから合わないと思ったら黙ってスレ閉じたほうが平和裏に終わると思うぞこういうの
    いちいち「俺これ嫌い」してもだーれも得せんからやめときなさいな

  • 110二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 01:29:14

    このレスは削除されています

  • 111124/08/09(金) 02:40:12

    (スイーツって、やっぱりそこそこするんだな)
    「ん〜!やっぱり甘い物は美味しいですね!」
    「えっあっはい美味しですね!」
    「ふふふっガチガチになりすぎですよ、もっと気楽に楽しんでください」

     それが出来りゃしてるわ!けど腕!そんな俺の腕に抱きつかれてるとこっちも色々考えちまうんだよ!このアホ!こっちの身にもなれこの色ボケ女!

    「………」
    「どうしたんすか?」
    「いえ、オルガさんが食べてる方も美味しそうだなと……」
    「え?いやまぁ美味しいは美味しいっすけど、言うてどれも変わんないんじゃないっすかね」
    「そんな事ありません!……そうだ!良ければ1口、食べてもいいですか?」
    「まぁ、1口位なら……」

  • 112124/08/09(金) 02:40:36

    「じゃあ、あ〜ん」
    「へ?」
    「あ〜ん」
    「…………」
    「あ゛ぁん?」
    「あっはいアーン」
    「あーっむ!……やっぱりコレはコレで別の美味しさがありますね」
    「あー……そっすね」
    「それでは、はい」
    「あの……クレープをコチラに向けて、何を?」
    「貰いっぱなしじゃなんですし、オルガさんも1口どうぞ」
    「えっいや俺はなんて言うか一つだけで良いというか流石にソレは色々とアレがアレだからそのなんて言うか」
    「ど・う・ぞ」
    「………いただきます」
    「どうですか?」
    「………………甘いっす」

     多分、この状況じゃ分っかんねぇよ味なんか

  • 113二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 06:58:16

    このレスは削除されています

  • 114二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 18:30:51

    このレスは削除されています

  • 115二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 23:15:09

    恋愛もの、いいですね

  • 116二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 10:37:28

    このレスは削除されています

  • 117二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 10:42:04

    恋愛マンガの王道はちゃんと理由があって王道になったっていうのがわかるこそばゆさ
    面白かったです

  • 118124/08/10(土) 18:08:28

    >>114

    >>115

    >>117

    ありがとう!

  • 119二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 00:41:34

    このレスは削除されています

  • 120124/08/11(日) 00:58:43

    「まずはそうですね、ゲームセンターとかはどうですか?」
    「ゲームセンター……」

     やばいな、全く想像ができない。ビリヤードやダーツみたいなのが沢山ある所か?それなら火星で何回か行ったけどそんな小洒落た名前じゃなかった‪──‬

    「な……なんだここ」
    「え?だから、ゲームセンターですよ」

     色んな〝機器〟が沢山あり、それらが薄暗い室内を煌めかせてる。

    (戦闘時の艦橋でももうちょいおしとやかだぞ……いや流石に嘘やな今のは、でも結構耳に来るな)

     俺は初めての〝ゲームセンター〟に面食らった、どう考えてもうるさ過ぎる。オーブの観光地って結構静かな風景とかを売りにしてたと思うけどここら辺は違うのか?

    「オルガさん、どうしました?」
    「あっいえ、ゲームセンターというのに初めて来たので少し面食らってしまって」
    「そうだったんですね、そうすると他の団員さんも?」
    「多分そうですね、そもそも火星の本拠地周りじゃ娯楽なんて酒と飯と後はせいぜいアナログなゲーム位でしたから」
    「そうですか……なら!しっかりと団長として先陣切って遊び倒さないとですね!」
    「はい、そうですね」
    「じゃあまずはあっちからやりましょう!」

  • 121二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 09:05:24

    ゲーセンのオルガとビャクヤさん、いいですね!

  • 122二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 10:47:09

    オルガが青春している……!!
    読んでるだけでめちゃくちゃ嬉しい気持ちになるな
    定番のデートコースいっぱい楽しんでほしい

  • 123二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 16:29:05

    まさにアオハル!
    いいなあ・・・

  • 124二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 22:17:43

    このレスは削除されています

  • 125二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 00:14:26

    実際オルガが率先して娯楽やって「おめーらこんな楽しいとこあるぜ!!」って団員に教えるのは鉄華団の少年たちに少年らしさを教えるのにかなり大事だと思うんだよな

    いまの鉄華団連中は「やりたいことやっていいって言われても何やりたいのかすらもわかんねぇよ」ってくらい必死に生きてきた子らが多いから
    そういう子らに「どんなことが楽しくてやりたくなるか」ってのを全幅の信頼を置かれてるオルガが体験して広めるのは鉄華団の子らが年齢相応な遊びを覚えるのにかなり有効な気もする

  • 126124/08/12(月) 00:21:48

    保守や感想感謝!

    「楽しかった……」
    「それは良かったです!」
    「ただ、ウチの奴らがここに来たらテンション上がり過ぎてここの元々の雰囲気を壊しかねないな。そこだけは事前に言っとかねぇとな」
    「あら、そうなんですか?」
    「あぁ、鉄華団設立仕立てで初めてデカイ仕事が入った時の事なんだが、静かなバーでどんちゃん騒ぎ起こしちまってな。その時はバーのマスターにお上りさんって事で目を瞑ってもらったが、今度はそうもいかねぇ」
    「………そうですか」
    「ん?どうかしましたか」
    「いえ、では今度は別の所に行きましょうか。時間は有限です、めいいっぱい〝楽しみましょう〟!」
    「そうですね、今度はどこにしますか?」
    「…………よし、あそこにしましょう!」
    「え?どこっすか?」
    「着いてからのお楽しみです!」



    「おぉ……ここにあるもんが全部貸出可能なんですか?」
    「はい、期限は最大3週間。紛失や破損、汚れ等が着いてしまった場合は度合いによって弁償等して貰う必要が出てきますが、しっかり大事に使って頂けるのなら無償で貸出しています」

  • 127124/08/12(月) 00:43:16

     俺たちはビャクヤさんの案内で、近場の〝トショカン〟というアナログデータベースに来ていた。

    「ここでは論文や歴史書、勉学の為の参考書の他にも娯楽の為の小説や漫画といった本が多数あります。鉄華団の皆さんはまだお若いですし、オルガさんの〝夢〟の助けにもなると思います」
    「ビャクヤさん、あの話覚えてくれてたんですか」
    「勿論です、鉄華団の皆さんの仕事柄3週間は短いと思いますが、あくまで一般人向けの制度で特定の職柄に務めている人向けの特例処置もあります。コレで期限は伸ばせるので、活用する際はそちらの項目をチェックして欲しいです」

  • 128二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 08:25:06

    図書館かあ
    教養を身に着けることは、やっぱり大切だよね
    面白かったです

  • 129二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 18:08:28

    このレスは削除されています

  • 130二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 19:04:14

    鉄華団の読み書き能力の強化が必要かもしれないね、これは
    雇い主がコンパスならもうやってるかもしれないけど

  • 131二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 20:41:43

    >>130

    とりあえず鉄華団の休憩スペースに少年マンガを置くことから始めたら識字率向上に一役買いそう

    漫画って多少文字がわからなくても絵で流れ理解できるし意外と語学の初歩教育に使いやすかったりする

  • 132モトハル24/08/12(月) 20:47:49

    本編とは違って、楽しそうな鉄華団の姿が窺えて良い!

  • 133二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 00:13:10

    このレスは削除されています

  • 134二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 05:59:33

    保守&感想感謝!!!

    「貸し出し以外にも、施設内で読めるんですね」
    「はい、あっでも施設内では飲食禁止なので気をつけてください」

     ビャクヤさんはそういうと壁に貼ってある注意書きを指さしながらそう言った。

    「なるほど、となるとそういう所もこちらで事前に注意しといた方がイイですね。クーデリアのお嬢さんのお陰で、読み書きできる奴は多くはなったがそれでもまだ拙い。迷惑をかける前に〝絶対にしちゃいけない事〟を教えてから向かわせた方がよさそうだ」
    「なるほど、児童向けの絵本とかが良いかもですね。絵が主体で、視覚的に言葉を覚えれます」
    「ふむ、後は俺と同じ位の奴らが楽しめる奴だが……初等教育向けで面白い本ってどんなのがありますか?」
    「え?初等教育向けですか?でしたらこの辺りになりますが、よろしいので?」
    「あぁ、前に名瀬の兄貴から〝こういう本を読むのも良い男の嗜みだ〟って有名な人の本を渡されたんだが、恥ずかしながらちんぷんかんぷんで。きっと俺が体験どころか見た事すらないナニカが根底にあるんだと思います。そしてそれは他の奴らも……」
    「だから初等教育向けの本をなんですね」
    「はい、もしそれでそのナニカが分かれば今度はソレに類似した本を正式に買って、鉄華団全員が読めるようにする。さっきのエホンという奴も同様に」
    「ふふふ」
    「ど、どうしたんですか?」
    「いえ……オルガパパは家族煩悩が強いなぁと思っただけです」
    「なっ!?ちがコレは鉄華団の団長として……いやあいつらの事を家族と思ってないとかじゃなくてですね!」
    「ふふふふ照れなくてもいいじゃないですか」

  • 135二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 09:07:45

    家族思いのオルガ、最高ですね!

  • 136124/08/13(火) 19:27:19

    「どこも便利だけど、やっぱり注意しなきゃいけねー事も沢山だな……」
    「そこはしょうがない所がありますし、根気よく行きましょう」
    「そうですね……時間も時間ですが、食事はどうしますか?」
    「ここからですと近くに繁華街がありますので、そちらでどうですか?」
    「俺もソレでイイですよ」
    「じゃあ行きましょう!」

  • 137二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 19:27:32

    このレスは削除されています

  • 138124/08/13(火) 19:58:01

    その後食事をし、2人で宿泊所に戻った時の事。

    「さてっと、記憶の新しい内に色々と回覧用の資料でも作らなきゃ‪──‬」
    「はぁ?!オルガ、お前何してんだ?!」
    「あ?ユージン?なんだよそんなに慌てて」

     俺が自室に戻って作業でもしようかと思ってたら、鉄華団副団長たるユージンが駆け寄ってきた。

    「お前、あのお嬢様とでっでっ…遊びに行ってたんだろ!?なんでここにいんだ?!」
    「そりゃお前、遊んで帰ってきたから……」
    「なんで帰ってきてんだよ?!俺はてっきり朝帰りコースかと思ってたのによ!」

     俺はおもむろに頭をひっぱたいた

    「ドアホ!んな不義理な真似できるか!?立場考えろ!」
    「っつ〜!アホはお前だ!あっちだってお前との繋がりを求めてんだから既成事実は望む所だろ」
    「うっ」

     確かにユージンの言うことは確かかもしれん、けれど……

    「ダメだダメだ、アレはあくまで友人として遊んでただけだ。そんなビャクヤ嬢を蔑ろにする事なんか出来るかよ」
    「クソっ!このヘタレオルガめ!コッチはお前が朝帰りするのに全ツッパしてたって言うのに!」
    「よぉ〜しお前始末書な、ついでに賭けに参加してる奴ら全員。勿論始末書以外の罰則もあるから覚悟しろ」

  • 139二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 22:09:33

    これからゆっくり仲良くなればいいよね
    面白かったです

  • 140二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 22:31:31

    このレスは削除されています

  • 141124/08/13(火) 23:02:47

    >>140

    このビャクヤさんはガチのこのスレの三次創作オリジナルキャラとなっています

  • 142二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 09:13:51

    このレスは削除されています

  • 143二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 09:14:03

    このレスは削除されています

  • 144124/08/14(水) 16:43:57

    ふっふっふ………ネタが切れ始めて来た(震え声)
    これ以上デートシーンはきついな、時飛ばして宿泊終わりからにするか?

  • 145124/08/14(水) 17:07:41

    「今回はとても実りのある調査が出来ました、ご協力ありがとうございました」
    「いえいえ、こちらこそ周辺施設等贔屓にしてもらいありがとうございます」

     今日は火星鉄華団本部へと帰る日、後数時間したら出港しなければいけない。俺はビャクヤさんの部屋でこちら最後の休息をしている。

    「それにしても結局オルガさんを虜にはできませんでしたね」
    「なっ!まだそんな事考えてたんですか……」
    「まっソレも私としての役目なんでねぇ〜」
    「どう?オルガさん、そりゃボンっキュッボンとはいかないけどキミを満足させれるだけの女の矜持はあるつもりよ」
    「だぁから、今はそんな事にかまける暇は無いんすよ」
    「ふ〜んっじゃあ暇が出来たらお相手してくれると受け取っても良いんだね?」
    「へ?」
    「だってそうでしょ?オルガさんの気がかりが無くなれば、自ずと暇や余裕が出てくるんですから」
    「そりゃあ、まぁ……けれどそんな簡単な事じゃないですよ?どうしたって時間も金も掛かる」
    「そうですね……けど、重要なのは〝ソレを私が知っていて、競合が知らない〟ということです」
    「?」
    「まぁなんですかね……私自身も知らなかったんですが」

    ──思いの外めんどくさい女らしいんです


     そういうビャクヤさんはどこか怒ってるような、寂しそうな笑顔をしていた。

  • 146二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 19:16:01

    無理しないでくださいね、スレ主さん
    今回も面白かったです

  • 147124/08/14(水) 22:03:05

    >>146

    ありがとうございます!

  • 148二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 00:23:52

    このレスは削除されています

  • 149二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 08:58:41

    頑張れビャクヤさん!

  • 150二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 14:59:18

    そういえばビャクヤさんのイメージ画像とか無いのかな

  • 151124/08/15(木) 15:36:55

    >>150

    スレ主は絵が描けないタイプのスレ主だからなぁ……

    一応オルガには「カガリを銀髪にして落ち着かせたみたいな印象」とは言わせてるけど、スレ主自体なんとなくボヤァっと「銀髪ショート少し年上」位のイメージしか作ってないのである

  • 152二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 16:37:32

    >>151

    銀髪ショートならこんな感じかな

    オーブ制服の着せ替えないから

    連合で代用したけど

  • 153二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 17:37:41

    このレスは削除されています

  • 154二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 23:23:35

    このレスは削除されています

  • 155124/08/16(金) 00:54:03

    >>152

    こんなキャラいたんだ!知らんかったわ

  • 156二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 10:51:21

    このレスは削除されています

  • 157二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 17:17:37

    あらかわいい
    いいね

  • 158二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 22:51:08

    このレスは削除されています

  • 159124/08/16(金) 22:51:55

    1つ季節を跨ぐ程の時間が流れ、カガリの姉御から通信が入った

    「オルガ団長、こんにちは」
    「アスハ代表こんにちは、お時間作って頂きありがとうございます」
    「ははは、そうかしこまるな」
    「いえ、そういう訳にはいきません。筋は、しっかり通さなきゃ皆さんに見せる顔がありません」
    「全く、仕方の無いやつだ……今日連絡したのは他でもない、以前話していたオーブと鉄華団交友深める為の人事支援だ」
    「はい!こちらの若ぇ奴らがしっかり学べる場所を提供して頂くだけじゃなく、こちらに足りない所を補って頂けて、本当に感謝する他ありません!」
    「いいんだ、鉄華団にはコンパスやアソコに居るキラたちが世話になってると聞く。私としても、手を貸したいんだ……それで、今日はそっちに送る人材について纏めたから目を通して欲しい」
    「はい!……ん?」
    「フフっどうした?オルガ団長」
    「えっあ、いやなんでも」
    「知ってる顔が居て、ビックリしたんだろ?」
    「うっ…ハイ」

     送られた資料の中にはいつかの時に世話になった人が居た。

    「あの子、随分と熱心だったよ。女慣れしてない割には、良くもまぁたらしこんだもんだよ」
    「いえ、俺はその……」
    「ふふふ……分かってる、ただ単にお前の生き様がアイツを惚れさせたんだ。アイツは我が国の愛すべきオーブ国民だ、受け取るにしろ断るにしろ判断はお前を信じるが、真剣に考えてやって欲しい」
    「………はい」

     全く、ビャクヤさんには恐れ入る

  • 160二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 08:18:23

    三日月の反応はどうだろう?

  • 161二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 18:07:52

    鉄血でラブコメは珍しい

  • 162二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 22:33:00

    このレスは削除されています

  • 163二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 08:26:22

    頑張れビャクヤ

  • 164124/08/18(日) 18:41:43

    ※ここの三日月は元スレで行った治療のお陰で、阿頼耶識の性能が粗悪品から良い部品になり性能向上・神経断絶も完治してます

    ビャクヤさんが入ってきて、数日が経ったある日の廊下

    「あっ三日月さんこんにちは」
    「ビャクヤか、こんちは」
    「三日月さんはこれからどちらに?」
    「うーん、一応休日だから仕事関連のことしちゃいけなくてさ」
    「そりゃ当然ですよ」
    「やる事ないから基地の中ブラブラして、誰かいないかなって」
    「それなら私とお話しませんか?」
    「ビャクヤと?」
    「はい!私、オルガさんの事もっと知りたくて……鉄華団の中では三日月さんが1番付き合いが長いとも聞きましたし、どうですか?」
    「うーん……説明苦手だけど、それでもいい?」
    「はい!」
    「分かった、着いてきて」

  • 165二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 23:31:17

    頑張れ三日月!(説明を!)
    頑張れビャクヤさん!(聞き取りを!)

  • 166二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 07:07:55

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  • 167二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 07:48:49

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  • 168二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 09:01:11

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  • 169二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 19:17:37

    三日月に気に入られるとその話が嫁であるアトラとクーデリアにも話が行くから
    オルガ包囲網の外堀がだいぶ埋まる一手だなこれは

  • 170124/08/19(月) 20:48:03

    三日月って、意外とキャラエミュ難しい部類ではあるよね(見た目:無口っぽい 1期の頃:普通に年頃程度の男の子らしさを見せる 2期:恐らく体が動かなくなり夢も実現できなくなったから出来る○しに徹する冷徹さをみせる かと思えば愛する人と子を成す情緒はあるから中身は変わらず出力されてないだけの可能性大)

  • 171二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 23:54:32

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  • 172二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 07:01:34

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  • 173二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 08:59:25

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  • 174124/08/20(火) 18:14:43

    てか気づいたらこのスレももうあと少しかよ……

  • 175二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 19:10:38

    >>174

    もしも終わらないようなら、次を建てればいいんじゃない?

  • 176二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 00:25:18

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  • 177二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 00:57:14

    190くらいまでのびたら続スレたてる?

  • 178二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 07:02:34

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  • 179二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 15:17:13

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  • 180二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 21:19:27

    ぜひ続きをよみたいです

  • 181124/08/21(水) 23:44:25

    「まず1番初めに、ビャクヤに言いたい事があるんだけど」
    「?はい、なんでしょうか」
    「ぶっちゃけオルガは多分、ビャクヤの事好きだよ」
    「へ?!」
    「俺含めここに居る連中全般に言えるけど、そもそもとして純粋に仲良くしようと来てくる女との交流なんて、タービンズの人達を除いたらアトラ位だったし。アトラ自身、旦那の俺が言うのはちょっとアレだけど、まぁ男受けする様な奴じゃないし」
    「素敵な方だとは思うんですけどね」
    「そりゃ当然ね、けど多分そういう『素敵な方』っていうのを理解する『学』も『余裕』も火星(ここ)には無いんだ。ここじゃ『便利な奴』にしかならない」
    「…………」
    「ごめん、話が変わっちゃった。だから、こう……〝オルガが目指してる場所について相談出来る女〟は珍しくて、それでいて優しい人だから好きになってるはずって思ったんだ」

  • 182124/08/21(水) 23:59:43

    「そ、そうなんでしょうか?」
    「そうだよ………正直に言うとね、ビャクヤが羨ましいんだ」
    「え?」
    「元々俺とオルガは鉄華団に入る前から一緒に居た、そして目指してたんだ」
    「目指してた?どこへ?」
    「飯があって、危ない事しなくても良くて、布団があって……とにかく〝ここじゃないどこか〟、〝俺たちの本当の居場所〟を」
    「本当の、居場所……」
    「どこにあるのか、行けるのか分からなかった所へ、手が届きかけてる。あの日オルガが約束してくれた事が、実現しそうになってる。それはとっても凄い事で、良い事だ」

     三日月さんは一呼吸置いて、天井をみあげた。

    「けど、その為に俺はオルガに何もしてやれないのが……悔しい」
    「三日月さん…」
    「だから、オルガの事を支えてあげれるビャクヤが羨ましいんだ」

  • 183124/08/22(木) 00:26:38

    「けど羨ましいと思うのと同時にお似合いだとも思った、オルガはカッコつけたがりのやんちゃさがあるからね。きっと〝俺ら〟じゃオルガを休ませる事なんか出来ない、けどアンタだったらもしかするとできるかもしんない」
    「私は、そんな大それた人じゃないですよ…」
    「氏族のお嬢様は大それた人だよ」

     カラカラと少し笑ってから、真剣な表情に切り替わり向き直る。

    「俺にも夢が出来たし、その為に今は勉強もしてる。けどオルガは団長としての責務に邁進してる、夢や約束も兼ねてるから悪いとは言わないけど、オルガには個人としての夢を持って欲しいと思ってる……」

    「………あの、三日月さん?」
    「まぁ何はともあれ、その内オルガも腹くくると思うから待ってて欲しいんだ」
    「え?!今までの意味深な発言はどこに!?」
    「色々考え過ぎて疲れちゃった、続きはまた今度」
    「そうですか……」
    「……………今日ならユージンも暇してると思うから話しかけに行ってみたら?副団長だし、鉄華団設立前からも結構つるんでたから沢山話し聞けると思うよ」
    「本当ですか?!ありがとうございます、ちょっと聞いてみてみます!」
    「うん、じゃーねー」
    「ありがとうございましたー!」

  • 184124/08/22(木) 00:43:12

    「…………盗み聞きなんて、趣味悪いと思うよ。オルガ」
    「るっさい、俺だって昼寝してたら近場で話し始めてびっくりしたんだぞ」
    「そりゃオルガがいつも良くここで昼寝してるの知ってるからね」
    「確信犯かよこいつ………当てつけのつもりかよ」
    「まぁそんなとこ」
    「このっ………わぁーってるよ、お前もシノみたくひよってるって言いたいんだろ」
    「それもあるけど、言いたいことはさっきビャクヤにも話したオルガ個人の夢を持って欲しいって事」
    「俺個人のぉ?」
    「そっ俺の夢はクーデリアと出会った事で出来た、誰かと出会って、繋がるってのは人にとってとてもすごい事だって知った」
    「だから俺にもそうなって欲しいってか?」
    「うん………あっあともうひとつあった」
    「ん?」
    「決めるべき所で決めなきゃ、男が廃ると思わない?」
    「くっ!なぁに良い顔で決め台詞言ってんだこんにゃろ!」
    「ふーん、俺はもうやる事やってるからね〜っだ」
    「はぁ……まぁ、なんだ………心配かけた」
    「ほんとだよ」
    「俺の中で結論は出てんだよ、だからまぁうん……後は腹くくるだけだ」
    「頑張れよ、オルガ。これはオルガにとって今後全部を決めるようなドデカい事だ、気張る時に気張れなきゃ男じゃないよ」
    「ふっそうだな」

  • 185二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 07:06:09

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  • 186二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 09:29:47

    今回も面白かったです

  • 187二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 18:30:12

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  • 188二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 23:36:45

    後押ししてくれる三日月くん、いいですねえ

  • 189二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 07:03:29

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  • 190二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 18:57:07

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  • 191二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 21:35:51

    面白かったです

  • 192二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 23:06:17

    頑張れオルガ

  • 193124/08/24(土) 02:51:41

    続きは明日今日あたりに纏めて次のスレかな

  • 194二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 09:10:25

    >>193

    それは楽しみ

  • 195二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 19:14:24

    初心なオルガもこれはこれで良い...

  • 196二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 20:28:23

    保守

  • 197124/08/24(土) 21:52:51

オススメ

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