デルトラ歴史案内ツアー3

  • 1ツアーガイド22/02/13(日) 17:10:48

    皆さま、このたびはデルトラ国土歴史案内ツアーに参加ありがとうございます。
    このツアーは今なおデルトラ王国中興の祖と呼ばれる国王リーフ、彼の没後500年の節目である今こそ企画された、歴史を追体験するツアーです。
    今回の内容は国王リーフの旅の内、ララディンを出発した一行が、ネズミの街でオパールを手に入れるまでを追体験する予定です。
    出発は19時程度を予定しておりますので、皆様ふるってご参加ください。

  • 2ツアーガイド22/02/13(日) 17:11:06
  • 3ツアーガイド22/02/13(日) 19:00:11

    みなさん、お集まりいただけたようですね。デルトラ国土歴史案内ツアー、ネズミの街方面開始となります。
    黄金の街ドールでの滞在は満喫していただけましたでしょうか。
    リーフ国王一行はララディンからの出発でしたが、数日にわたる滞在もあり今の我々と同じ程度には出発へのためらいがあったでしょうね。
    さて、出発まで今しばらくの時間がありますので、もしもお土産などを買いそびれた方がいれば購入してくることをお勧めしますよ。

  • 4ツアーガイド22/02/13(日) 19:03:33

    それでは時間になりましたので、出発したいと思います。
    しばらくは渓谷が続きますが、かつての旅であれば一日近くかかった道のりも現代の馬車ならば半日かからずに踏破できます。
    この周辺には逸話もほとんどないので、のんびりと景色をお楽しみください。

  • 5ツアーガイド22/02/13(日) 19:09:07

    さて、ようやく渓谷を抜けましたね。
    眼前に広がる草原は、かつで茨が広がる荒野でした。
    デルトラ王家が影の大王の手下によって堕落させられ、国内情勢に介入できなくなった結果、打ち捨てられ荒れ放題になった地域の1つです。
    ただでさえ人の手が入りにくくなったこの地域にとって、魔女テーガンの支配は致命的でした。
    多くの負の要因が重なり合った結果蔓延ることになった茨を、口さがない人々はデルトラ国王のいばらと呼び、嫌っていたそうです。

  • 6ツアーガイド22/02/13(日) 19:12:10

    夜間にこの荒野を通過しようとしたリーフ一行でしたが、ジャスミンが追手がいることに気がつき警戒を強めました。
    未だ木々がまばらであるこの地域では珍しい、立ち枯れた木を通り過ぎた瞬間、追跡者は歩を早め、響く声からジャスミンは相手が狼であると見抜きます。

  • 7ツアーガイド22/02/13(日) 19:14:49

    狼相手に背を向ける愚行は犯さず、一行は後ずさりしながら荒野を進むこととなりました。
    そこでリーフは木に登って逃げられないように待った判断と、その総数が11匹であることから、相手がただの狼ではないことに気がつきます。
    しかし時すでに遅く、夜の闇に紛れた木に隠された罠に一行は捕らわれてしまいました。

  • 8二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 19:16:29

    うーん、殺意が高い

  • 9ツアーガイド22/02/13(日) 19:18:01

    いまだ生きている木に仕掛けられた網の罠に捕らえられた一行は、11匹の狼がその正体を明かす光景を目の当たりにします。
    狼たちは、魔女テーガンの子供たちが、魔法によって化けていたのです。
    母親の復讐という目的のため、怪物同士が手を組むという最悪の事態が発生していたのでした。

  • 10ツアーガイド22/02/13(日) 19:20:20

    テーガンの子供たちについて、残されている記録はあまり多くありません。
    わかっていることは、それぞれ異形の姿をしていること。そして母から学んだ魔法を一部ながらも使いこなせるということです。
    その精神は母譲りの邪悪そのものであり、思いやりや譲り合いといった言葉とは無縁の存在でした。

  • 11二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 19:22:30

    テーガンの子供最低だな

  • 12二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 19:24:46

    テーガンは子育てもっと頑張って

  • 13ツアーガイド22/02/13(日) 19:30:37

    双子同士という例を除いて、普段は反目し合い群れることなどなかった子供たちとって、これが初めての協力だったことでしょう。
    母から教わった変身魔術を使い、まんまと得物を捉えることに成功した子供たちは、網の下で焚き火を始めます。
    そう、母の仇を焼いて食おうという算段だったのです。

  • 14ツアーガイド22/02/13(日) 19:32:01

    >>11

    >>12

    邪悪な魔女が可愛がって育てたからこそ、邪悪な怪物が誕生したのかもしれませんね。

    彼女からすれば、邪悪に育ったことはかえって誇らしいのかもしれません。

  • 15ツアーガイド22/02/13(日) 19:35:00

    ここで、ジャスミンの家族であるフィリの活躍が語られています。
    捉えられまともに行動できない一行に代わり、網を食い破り脱出を助けたとのことです。
    ジャスミンの家族である2匹は旅の要所要所で活躍するのですが、そのどれもが生死を分かつ重要なものばかりです。
    嘆きの湖における、テーガン討伐がよい例ですね。

  • 16ツアーガイド22/02/13(日) 19:38:24

    そういえば、最近フィリの種族に関して新たな発表があったことをご存じでしょうか。
    竜好きのドランが記したデルトラ王国探検記において、沈黙の森に生息する希少なシスキスという知能の高い小動物について言及されていました。
    明るい目をしていると言い伝えられているフィリと特徴がある程度に似通っており、ひょっとするとフィリはシスキスの数少ない生き残りだったのかもしれません。

  • 17ツアーガイド22/02/13(日) 19:44:22

    話が逸れましたね。一行の話に戻りましょうか。
    フィリが縄を噛み切るまでの時間を稼ぐため、リーフはテーガンの子供たちを挑発することにしました。
    子供たちは一行を焼き殺した後に喰うつもりだったと先ほど述べましたが、その配分で言い争っていたため、そこに付け込んだのです。
    資料によっては、ジャスミンの薬品を散布して怪物たちの正気を失わせたともいわれています。それほどまでに、この作戦は上手くいきました。
    子供たちは同士討ちにより、その数を減らしていったのです。

  • 18ツアーガイド22/02/13(日) 19:48:59

    怪物同士の戦闘ということもあり、戦いは長引きました。
    その時間でフィリは人が通り抜けられるほどの穴を網に開けることに成功し、一行は樹上へ脱出します。
    そして、ただ一体乱戦に勝利し雄たけびを上げていた、嫌われ者のイカボッドに奇襲を仕掛けました。
    怪物同士の乱闘と言えども、あくまでも兄弟姉妹の諍いです。気絶している怪物たちがいつ気がつくかもわからない状況で、しかも急所がわからない相手を殺すことにリスクを感じ取ったのでしょう。一行はイカボッドへの攻撃を傷を負わせることを目的とした最小限のものに抑え、即座に逃げ出しました。

  • 19ツアーガイド22/02/13(日) 19:52:53

    無事に元テーガンの支配領域から逃れた一行は、道中に不思議な店を見つけます。丁度我々にも見えてきました、トム総合雑貨店です。
    初代店主のトムが開いたこの店は、当時はこれほどまで大きな店構えではなく、もちろん周囲の街に支店を持つほどの規模でもありませんでした。
    後のデルトラ王家御用達として知られているトムは、この場所で客に一切の差別を行わず商売をしていました。
    そして影の軍勢すら得意先とすることで、その情報を当時のレジスタンスたちに流していたのです。

  • 20二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 19:54:22

    でかくなったのか…。

  • 21ツアーガイド22/02/13(日) 19:58:24

    >>20

    便利な品を置いていた店の知名度が、王家に品を収めていると知られ一気に上昇しました。

    その結果、あっという間に一大店舗になったと記録されています。

  • 22ツアーガイド22/02/13(日) 19:58:37

    当然一行の正体を知らないトムは、他の客と同じ対応をとります。
    そこへレジスタンスのリーダーである、英雄ジョーカーが入店しました。
    レジスタンスの暗号であるララド文字の鳥に反応した一行へ、トムはいくつかの便宜を取り計らいます。
    そして、この地方を移動する手段が欲しいという希望に応え、3頭のマドレットを安価に譲ったのです。
    続きはトムの店での買い物時間が終わってからにしましょう。急ぎではないですがそれほど長い時間ではないので、集合には注意してください。

  • 23ツアーガイド22/02/13(日) 20:01:35

    皆さんお集まりいただけましたね。
    一行が買い物をする際に、ジャスミンが金貨を魔法で生み出したという伝説が存在します。
    これはトムの日記から推測される俗説であり、彼女のポーチから大量の金貨が出てきたという内容が綴られているためです。
    森育ちである彼女が金貨を積極的に集めていたとは考えにくく、その出所は今なお学会で議論の的となっています。

  • 24二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 20:03:37

    落ちてたんやろなぁ…。

  • 25ツアーガイド22/02/13(日) 20:04:44

    それでは、チュルナイへと向かいましょう。
    当時チュルナイは謎に包まれた都市としてのみ一部に知られており、その内情はほとんど知られていませんでした。
    しかし、現在ではリーフ国王の記録からその起源がネズミの街、かつてヒラと呼ばれた都市からの移住によって成り立っており、その移住自体も影の大王によって画策されたものであると知られています。

  • 26ツアーガイド22/02/13(日) 20:08:12

    影の大王に仕える9人のネズヌクと呼ばれる浄化委員によって支配され、彼らが定める聖なる法を守って生活するチュルナイは、ある意味では当時のデルトラ全土において最も平和に生活ができる都市であり、同時に元も住みにくい都市だったと言えます。
    思想の自由を奪う法により、チュルナイの人々は機械のように規則正しい生活を送ることを強いられていました。生活の全ては食料を生み出すことに費やされ、食料は影の大王配下に供給され続けていたのです。
    その代わり、肉体的には安全が保障されていたため、人によってはチュルナイの暮らしはまだましだと感じるでしょう。

  • 27二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 20:09:10

    ネズミの街が一番やべー街だと明らかになるまで何年かかったのやら

  • 28ツアーガイド22/02/13(日) 20:11:25

    話を戻します。マドレットに乗った一行は、故郷の匂いを嗅ぐと暴走するという習性を知らずに、チュルナイの正門前で振り落とされてしまいました。
    気絶した一行はチュルナイの民に発見され、スパイの可能性を考えたネズヌクの指示でチュルナイに運び入れられることになります。

  • 29ツアーガイド22/02/13(日) 20:13:36

    明確な証拠がないうえにすぐに立ち去ろうとしたため、ネズヌクは食事をしてから去るよう一向に伝えました。法の1つに、用意された食事はすぐに食べる必要があるというものがあったためです。
    ここでリーフが給仕の少女を庇う、彼の慈悲深さと知恵の冴えを象徴する一幕の後に問題がおこります。
    ジャスミンの服から、フィリが顔を見せてしまったのです。

  • 30二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 20:15:23

    あらかわいい♥️

  • 31ツアーガイド22/02/13(日) 20:16:53

    >>30

    残念ながら、チュルナイの人々はそう受け取ることができませんでした。


    チュルナイの法において特に邪悪とされるものの1つが、毛の生えた小動物だったのです。

    それを知る由もない一行は、急変した状況に対応できず拘束されます。

    ジャスミンの指示で逃走したフィリの捕縛を待たず行われた裁判の結果、一行は地下牢で終身刑となってしまいます。

  • 32ツアーガイド22/02/13(日) 20:19:57

    うなだれる一行でしたが、先ほどリーフが庇った給仕の少女により救出されます。
    そして彼女を説得し、チュルナイからの脱出を図り唯一の脱出口、処理穴へと案内されました。
    さて、チュルナイへ到着しましたね。この街には、当時の資料が多く残されています。一行が食べたとされる食事の見本もありますので、興味のある方はぜひ見てくださいね。
    明日の朝食後、食堂の前に集合となります。デルトラ全土でも有数の美食の街の食事を、ぜひお楽しみください。

  • 33ツアーガイド22/02/13(日) 20:22:33

    おはようございます。
    それではチュルナイ出発前に、処理穴の見学へ向かいましょう。
    チュルナイの料理人は日々大量の調理をしていましたが、チュルナイで消費されていたのはそのごくごく一部のみです。選ばれた食料は、処分という名目で箱詰めされ、この処理穴へと投棄されていました。
    すでに封鎖されていますが、念のため近づかないよう気を付けてください。

  • 34ツアーガイド22/02/13(日) 20:26:15

    しかし投棄は偽りであり、実態はこの穴の中に仕込まれた仕掛けによって箱詰めの食料は運び出され、影の大王へと捧げられていたのです。
    この穴は当時正門以外では外界に繋がる唯一の通路でしたが、内部には致死の仕掛けとして触れただけで即死する菌類が蔓延っていたのです。
    現在ではこの地域の洞窟に自生する、深紅の夜と呼ばれるカビの変種であると研究されています。
    こちらも、デルトラ王国探検記の記載から生まれた推測です。

  • 35ツアーガイド22/02/13(日) 20:29:18

    処理穴の前でネズヌクと遭遇した一行でしたが、一瞬の隙を突いたバルダがあっという間に3人のネズヌクを気絶させました。荷物を回収した後に、
    処理穴を通り抜ける仕掛けではないかとの推測からネズヌクの服を着て穴の中へと飛び込みました。
    内部には先ほど説明した深紅の夜の変種が蔓延っていたのですが、ネズヌクの服は全身をほぼ覆うデザインであったため一行は無事処理穴を通り抜けることに成功します。
    丁度あちらに資料が貼ってありますね。全身が赤く、非常に特徴的なデザインとなっております。

  • 36ツアーガイド22/02/13(日) 20:32:15

    チュルナイから十分に離れた時点で、一行は会議を行いました。
    ネズヌクの服を奪った際に、彼らの首筋に影の大王の焼き印があることに気がついていたのです。
    戻ってチュルナイを影の大王から解放するか否か。彼らは十分な会議を行い、今は旅を優先することにしたのです。
    彼らにとって、苦渋の決断だったことでしょう。国を救うための旅を優先して、今洗脳されている民を見捨てるに等しい選択をしたのですから。

  • 37ツアーガイド22/02/13(日) 20:36:15

    空気の重苦しい行軍になったことでしょう。そして辿り着いたはばひろ川を見た一行は、絶句したに違いありません。丁度我々の視界にも見えてきましたね。
    そう、彼らは荒れ果て渡し守もいなくなった、この広大な川を渡る必要があったのです。
    旅に使う道具を背負ったまま泳ぐことができるはずがなく、当時の荒れ具合では丸太船の材料すらこの周辺には生えていませんでした。

  • 38ツアーガイド22/02/13(日) 20:38:36

    話はそれますが、かつて竜の夜と呼ばれる一大事件は、まさにこの平原で発生しました。
    今でも続く、全国土を上げての竜の夜祭典。その始まりとなった大災害で、この一帯は死の土地となりました。
    竜たちと共に災害を食い止めたリーフ国王は、国内の安定が済むとこの地の復興に着手したのです。

  • 39ツアーガイド22/02/13(日) 20:42:13

    デルトラのベルトの魔力に、トーラ族の魔法。ララド族の土地検査技術に竜の炎を総動員して行われた安全確認の後、この一帯の復興作業は開始されました。
    焼き払われた災害の残骸は掘り返され、一か所に集められて竜が焼き尽くし、大地にはデルトラ中から集められた草木が移植され、眼前の光景が取り戻されたのです。
    リーフ国王の治世では完全な回復は望めず、生き物が住める状況に持ち直すには、4代後のグレッド国王の時代まで待たなければならなかったと研究資料には記されています。

  • 40二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 20:44:32

    壮大な

  • 41ツアーガイド22/02/13(日) 20:48:10

    >>40

    影の大王が行った破壊活動は、それだけ爪痕が深かったという証拠と言えますね。

  • 42ツアーガイド22/02/13(日) 20:48:39

    この川を超えるために一行がとった行動は、残念ながら記録に残っていません。
    トムの店に戻り協力を得た。バルダが木から船を創り出した。変わったところでは、一行の祈りに応え、ベルトの奇跡により川が割れ歩いて渡ったという珍説も存在します。
    私たちは国営の橋を渡ることができますが、当時は大量発生したネズミ除けのためこの周囲には一切の橋が存在しなかったがための苦労です。

  • 43ツアーガイド22/02/13(日) 20:52:31

    さあ、眼前に聳えるのはかつてネズミの街と呼ばれた、ヒラを再現したデルトラ歴史資料館です。
    竜の夜で完全に崩壊したヒラの跡地に、この一帯を復興した記念としてグレッド国王の命により建てられました。
    元々この平野は、アディン王率いるデルトラ連合軍が、影の大王軍の決戦を制した地でもあります。
    その記念すべき地だからこそ、デルトラの歴史を収めるにふさわしいと考えられたのでしょう。
    あの資料館に収められている資料はすべて写しであり、原本は例外なくデル城に収められていることは有名ですね。

  • 44ツアーガイド22/02/13(日) 20:56:16

    いよいよ、記念館前に到着しました。
    かつてネズミの街は廃墟となっており、当然明かりは存在しませんでした。また竜の夜の大災害で絶滅してしまった、平原ネズミが大挙して占領していたのです。
    当然普通の格好で入ることができるわけがないこの魔境に、一行は奪ったネズヌクの服を身につけて侵入しました。

  • 45ツアーガイド22/02/13(日) 21:00:23

    記念館はかつての街を再現したので当然ですが、かつての街も天井が張り巡らされており、内部は暗いため一行は松明をつけて潜入したとされています。
    今は技術の進歩もあり、透かしガラスの天井が美しいですね。ララド族の技術力が光っています。
    話がそれましたね。街に侵入してすぐに、リーフの脳内に謎の声が響きました。その声に導かれるように、リーフは迷いなく街を進んでいきます。

  • 46ツアーガイド22/02/13(日) 21:06:47

    リーフを呼び寄せていたのは、魔獣リア。影の大王第一の下僕を自称する、王冠をかぶった大蛇です。
    リアはすでにネズヌクが影の大王に支配された後、ヒラに迷い込んだと記録されています。
    ネズヌクによってネズミを与えられ成長し、ヒラから人がいなくなった後からこの町を支配し続けているのです。
    なお影の大王第一の下僕は自称であると説明しましたが、記録されている限り彼の言からヒラの地下に隠されていた破滅に対して一切の言及が無く、また発動後ヒラはあっさりと崩壊してしまったことを鑑みると、彼もまた大王にとっては使い捨ての駒であったと考えるのが自然でしょう。

  • 47ツアーガイド22/02/13(日) 21:11:25

    ベルトにはめられたトパーズの力で正気を取り戻したリーフは、リアの性格と知能の高さを利用し気を引き、その隙にバルダかジャスミンがオパールを奪う作戦を立てました。
    ベルトのルビーによって守られていることを感じ取った上の作戦ではありますが、最も危険な囮を自分で申し出るその胆力には驚かされます。

  • 48ツアーガイド22/02/13(日) 21:15:07

    舌戦の中、リアはオパールの魔力が見せるはずの未来が見通せないことに気がついたのでしょう。徐々に冷静さを失い始め、ついにはルビーの魔力を無視してリーフへと襲い掛かりました。
    奇襲のために隠れていたバルダが松明の炎と自慢の剣で一度は攻撃を防いだものの、尾の一薙ぎで吹き飛ばされてしまいます。
    リーフ自身も構えていた剣を弾かれいよいよリーフに牙が迫ったその時、天井の梁に潜んでいたジャスミンが隠し持っていた深紅の夜の変異体を口内に放り込み、その猛毒によってリアはあっさりと命を落としました。

  • 49ツアーガイド22/02/13(日) 21:19:28

    資料によっては、弾かれたリーフの剣を空中で掴み勢いのままリアの首を掻き切ったとされています。
    流石に誇張が酷く、非現実的すぎるということで民間伝承に過ぎませんが、かなり有名な説として歴史を再現した劇などには積極的に取り入れられている説ですね。
    かくして大王の配下からオパールを取り戻した一行は、リアが雑に吹き飛ばしたバルダが取り落とした松明が原因で炎上するヒラから急いで脱出しました。

  • 50ツアーガイド22/02/13(日) 21:23:04

    リーフはヒラからの脱出後、オパールをベルトにはめ込む際に未来を見ます。
    それは不吉な魔境の光景でありましたが、彼はオパールは希望の宝石であると言い、動揺を見せなかったといわれています。
    かくしてデルトラのベルトに3つの宝石が取り戻され、旅は中盤へと差し掛かりました。

  • 51二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 21:24:23

    その手があったか!ってなるくらいの説。そうよね。あのきのこ採取してればもっと良かったね

  • 52二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 21:27:18

    なるほどー
    ところで、後世の資料には、リーフ国王との戦闘中リアは一度首を切られるものの切断面から首を3つに増やして復活したという描写があるものも幾つかあるのですがやっぱりそれは後世の創作なのでしょうか?

  • 53ツアーガイド22/02/13(日) 21:30:19

    >>51

    ありがとうございます。

    危険すぎて持ち歩けないというのも大きな理由でしょうけれども、飲ませれば楽だったのではと思いました。


    >>52

    松明の炎しか光源が無かったため、素早く動いた結果影が揺らいで三つ首に見えたのではという説が根強いですね。

    ただ彼の怪物は影の大王から力を得ているため、再生能力があってもおかしくない強敵だったのではないでしょうか。

  • 54ツアーガイド22/02/13(日) 21:30:37

    それでは、本日はこの資料館に敷設された宿に宿泊します。
    資料館は一見の価値があります。宿の客には無料で公開されますので、ぜひ見てくださいね。
    リーフ国王時代だけでなく、アディン王から現在におけるまでのデルトラの歴史が収められているうえ、再現された街並みも素晴らしいものとなっています。
    それでは、出発までごゆっくりお楽しみください。

  • 55二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 21:31:57

    リリーヤとグレッドはどちらが先代?

  • 56二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 21:33:15

    次はうごめく砂か
    流石に外壁を眺めるだけだよな

  • 57ツアーガイド22/02/13(日) 21:43:59

    >>55

    グレッド王のほうが先代ですね。


    >>56

    流石に壁の上までですね。

    竜のおかげで危険度が下がったとはいえ、あの魔境は足を踏み入れる場所じゃありません。

  • 58ツアーガイド22/02/13(日) 21:44:29

    本日のツアーはここまでとなります。
    徐々に本編の密度が上がるので、内容も長くなりますね。
    異説や妄想を面白そうに書くのはなかなか難しいですが、需要はありそうなので頑張ります。
    次回はできれば一週間以内には再開の予定です。
    以下は雑談にでもどうぞ。

  • 59二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 04:04:55

    王国探検記の内容を見るにオパールの竜(ホープ)はリアの存在に気がついていたよね
    あと処理穴のキノコの正体は王国探検記に載っている「真紅の夜」っぽい

  • 60二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 04:07:13

    >>59

    途中送信

    「真紅の夜」っぽいけど公式としても上にも書かれてるような関連あったりするのかな

    特徴が似すぎてるし

  • 61二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 10:07:16

    次回はうごめく砂で宝探しツアーですね!!

  • 62ツアーガイド22/02/14(月) 19:30:51

    >>60

    あの段階では地下の仕込みはできていないはずなので、竜は恐らくリアのことに感づいていましたね。

    デルトラ王国探検記を読み、流石に特徴が似すぎていると感じました。丘の中の洞窟という点から、名言はされていませんが原種なのではと思っています。


    >>61

    どの魔境にも言えますが、流石に踏み入るのは危険すぎますよ!

  • 63二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 19:39:49

    当時はリーフとジャスミンがギスギスしてたと思うが、後世には伝わってないのか?

  • 64ツアーガイド22/02/15(火) 01:16:06

    >>63

    リーフ王の記録には、考えの行き違いから口論してしまったと記載されています。

    バルダ衛兵長の手記には若さゆえのすれ違いと書かれていたので、そこまで険悪になったとは考えられていませんね。

    少々下世話な話として、一部の学者はこの時期前後で、リーフ国王とジャスミン王妃は互いを意識し始めたのでは、と予想を立てています。

  • 65二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 08:03:58

    保守

  • 66二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 13:40:28

    >>63

    アニメでラットシティ前のシーン見直したら、そばで見てたバルダはよく耐えられたって思うくらい青春なやりとりしてた。

  • 67二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 00:06:52

    保守

  • 68二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 08:19:09

    保守

  • 69ツアーガイド22/02/16(水) 13:46:53

    再開は土日の予定となりました。

  • 70二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 18:59:29

    >>69

    ええんやで。お姉さんは期待してる

オススメ

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