ディストピア作品を語れおじさん「ディストピア作品を語れ」

  • 1ディストピア作品を語れおじさん24/07/29(月) 04:50:26

    何番煎じの話題だよって感じですがそれでもおれはディストピアが好きなんだ
    ディストピア嫌いなオタクはいねぇ
    というわけでディストピア作品を語りましょう

    【ルール・お約束】
    ディストピアの定義は各々の解釈でOKです
    とにかく「あ〜世界終わってんなぁ〜」という感じの作品をください

    できれば小説がいいですがマンガ・アニメ・ゲームとかでも⚪︎
    文学・ラノベ・Web小説・名作・無名作・最新作・古典・プロアマ・…ディストピア作品なら何でも構いません
    (⚠️他の方が上げてくれた作品を貶すのはNG!)

    タイトルだけでも問題ありませんができれば内容について少し教えていただけると大変助かります

  • 2二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 05:01:06

    質問です。世界終わってんな。ならポストアポカリプスはアリですか?それとも管理社会としてのディストピアを?

  • 3ディストピア作品を語れおじさん24/07/29(月) 05:15:51

    自分のほうでも好きな作品を紹介していきますね


    >田中ロミオ『人類は衰退しました』<(ライトノベル)

    言わずと知れたほんわかディストピア。

    ゆるゆるな見た目と言動に反して超技術をも有している謎の生命体"妖精さん"たちと、生き残った人類+αの交流を、独特な読みごたえのある文体で描く。

    終末ものらしからぬ穏やかな雰囲気がなんといっても最大の特徴。それでいて世界観は結構しっかり終わってて面白い。

    佐藤さとる的メルヘンワールドとSF的ブラックユーモアのハーモニーがクセになること請け合い。

    (最終巻ラストの種明かしが怖いことでも有名だが、正直言うと中坊の頃あまり理解せず読んでたためよく分からなかった…もう一回読み直そうかな)

  • 4ディストピア作品を語れおじさん24/07/29(月) 05:17:00

    >>2

    書き込みありがとうございます

    アリです。ポストアポカリプスもディストピアも全部ください。

  • 5二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 05:23:48

    あんまり深夜アニメとか見なかった中2の頃に新世界よりを初めて見たんだけどだいぶ衝撃的だったなあ

  • 6ディストピア作品を語れおじさん24/07/29(月) 05:37:13

    >東山彰良『罪の終わり』<(文学/大衆文芸)

    どこまでもfァックでシットでジーザスな世界で繰り広げられるアウトロー英雄譚。

    自ずとSFに傾きがちなディストピアものにあって、かなり文学的(義理人情的?)なストーリーが魅力。

    めっちゃくっちゃ救われない暗い話なんだけど、荒涼とした文体は悲しみとか苦しみとかのセンチメンタルな感情が削ぎ落とされていて不思議と疲れずに読んでいける。


    一度見たら忘れられないキレキレの箴言も良い。


    「世界というものは片目を開けて、片目をつむって見るのがちょうどよい。

     両目で見てしまうと、我々には耐え難いことが多すぎる。」

  • 7ディストピア作品を語れおじさん24/07/29(月) 05:55:24

    >>5

    ありがとうございます

    名前だけは聞いたことある〜で早数年も積んじゃってます貴志さん…アニメから入ってみようかな


    >ジョン・クロウリー『エンジン・サマー』<(海外文学)

    ぶっちゃけリアルで人に勧めようとは思わないけどそれはそれとして大好きな作品。

    難解。あらすじらしいあらすじが存在しない。いちおう翻訳者の大森望氏(『三体』日本語訳の人)が公開している作品紹介サイトで作品の雰囲気は読み取れると思う。気になった人はジョン・クロウリー『エンジン・サマー』で検索。

    ファンタジー、ボーイミーツガール、ポストアポカリプス、冒険、SF、いろいろがごった混ぜになった怪作。

    文章に慣れるまでは読み進めるのが苦痛だけど、ラストの絶望感・虚無感は数あるディストピア作品の中でもピカイチ。

    時間と心に余裕のある人はぜひ。

  • 8ディストピア作品を語れおじさん24/07/29(月) 06:21:41

    >伊藤計劃『ハーモニー』<(大衆文芸)

    国産ディストピア小説といえば本作を思い浮かべる人も多いはず。

    ライトな文章とキャッチーなキャラクターでヘヴィーすぎる展開。カプレーゼのところ怖すぎ。良くも悪くも記憶に焼きついて離れないシーンをつくるのが上手いと思う。

    余談だが、衝撃的な結末といい造語のセンスといい、>>7で紹介したエンジン・サマーに通ずるところがある気がする…と個人的にずっと考えている(本作には<生府(ヴアイガメント)>という組織が、>>7には<正府(ガムミント)>という組織がそれぞれ登場する)

  • 9ディストピア作品を語れおじさん24/07/29(月) 06:40:54

    >小松左京『お召し』<

    『ハーモニー』からさかのぼってSF第一世代の国産ディストピア。

    12歳を終えた瞬間”お召し”(人間の消滅)が訪れる世界で、取り残された子供たちの手記を通して明かされるストーリー。

    オトナ帝国ハードモードみたいな話。短いながらもキッチリと起承転結がハマる感覚は、作中の子供たちには不謹慎だけどかなり痛快。これをまだSFが普及してない時代に書いてたんだからすごい。

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