- 1１24/07/29(月) 21:05:21
デュランダル議長が運命開始時点でミネルバとファウンデーションを競わせている世界で
その結果生じる事態の収拾と後始末、関係各所へのお詫び、艦と国の運営に関わる様々な雑務を
協力して担当するスレ（実質11スレ目）。
原作とほ異なるCPが成立する可能性がありますので、そちらが苦手な方はご注意ください。
今のところは原作CPが強いです（※タリア艦長とデュランダル議長は完全に破局しました）。
- 2１24/07/29(月) 21:05:51
- 3１24/07/29(月) 21:06:06
初代スレ
ここだけデュランダル議長が｜あにまん掲示板運命開始時点でミネルバとファウンデーションを競わせている世界。https://bbs.animanch.com/thumb_m/2949369/1https://bbs.animanch.com/th…bbs.animanch.com2つ目
これは胃痛枠の二人が｜あにまん掲示板デュランダル議長が運命開始時点でミネルバとファウンデーションを競わせている世界でその結果生じる事態の収拾と後始末、関係各所へのお詫び、艦と国の運営に関わる様々な雑務を協力して担当するスレ。https:…bbs.animanch.com3つ目
【CP注意？】これは胃痛枠の二人がpart２｜あにまん掲示板デュランダル議長が運命開始時点でミネルバとファウンデーションを競わせている世界でその結果生じる事態の収拾と後始末、関係各所へのお詫び、艦と国の運営に関わる様々な雑務を協力して担当するスレ（実質3スレ目…bbs.animanch.com4つ目
【CP注意？】これは胃痛枠の二人がpart3｜あにまん掲示板デュランダル議長が運命開始時点でミネルバとファウンデーションを競わせている世界でその結果生じる事態の収拾と後始末、関係各所へのお詫び、艦と国の運営に関わる様々な雑務を協力して担当するスレ（実質4スレ目…bbs.animanch.com5つ目
【CP注意？】これは胃痛枠の二人がpart4｜あにまん掲示板デュランダル議長が運命開始時点でミネルバとファウンデーションを競わせている世界でその結果生じる事態の収拾と後始末、関係各所へのお詫び、艦と国の運営に関わる様々な雑務を協力して担当するスレ（実質5スレ目…bbs.animanch.com6つ目
【CP注意】これは胃痛枠の二人がpart5｜あにまん掲示板デュランダル議長が運命開始時点でミネルバとファウンデーションを競わせている世界でその結果生じる事態の収拾と後始末、関係各所へのお詫び、艦と国の運営に関わる様々な雑務を協力して担当するスレ（実質6レ目）…bbs.animanch.com7つ目
【CP注意】これは胃痛枠の二人がpart6｜あにまん掲示板デュランダル議長が運命開始時点でミネルバとファウンデーションを競わせている世界でその結果生じる事態の収拾と後始末、関係各所へのお詫び、艦と国の運営に関わる様々な雑務を協力して担当するスレ（実質7スレ目…bbs.animanch.com8つ目
【CP注意】これは胃痛枠の二人がpart7｜あにまん掲示板デュランダル議長が運命開始時点でミネルバとファウンデーションを競わせている世界でその結果生じる事態の収拾と後始末、関係各所へのお詫び、艦と国の運営に関わる様々な雑務を協力して担当するスレ（実質8スレ目…bbs.animanch.com9つ目
【CP注意】これは胃痛枠の二人がpart8｜あにまん掲示板デュランダル議長が運命開始時点でミネルバとファウンデーションを競わせている世界でその結果生じる事態の収拾と後始末、関係各所へのお詫び、艦と国の運営に関わる様々な雑務を協力して担当するスレ（実質9スレ目…bbs.animanch.com - 4124/07/29(月) 21:08:06
このスレのメイントリオ
ギルバート・デュランダル
プラント最高評議会議長。本編とは異なりファウンデーション王国を味方に引き入れて戦う。
タリアを愛していたが求婚を断られ愛人関係も清算する羽目に。
このスレでの主な役割はアーサーとイングリットに無茶ぶりをしてくるブラック上司。
「人の心あるんか？」案件をよく引き起こすが、それでもちっぽけな良心はある。
シンへの好感度21 プラントからの支持率95（ただしアスランが離反すると43に低下）
アーサー・トライン
ザフトの最新鋭艦ミネルバの艦長代行。黒服。
ユニウスセブン破砕の活躍で「ディオメデスの槍」「ミネルヴァのフクロウ」として有名になり、その後も武功をあげる。
このスレでは砲撃におけるノイマン枠（※原作でも火器管制ではとても有能の可能性あり）
議長から距離を取ったが時すでに遅く、議長退任後は左遷どころか命の危機が迫る模様。
シンへの好感度23。アスランへの好感度45 胃のダメージ73はいまだ回復の兆しも見えない。
イングリット・トラドール
ファウンデーション王国宰相付秘書官で女王親衛隊のメンバー。このスレではデュランダル議長の事実上の秘書官。
議長不在でも任命状により、ザフトでなら黒服級、行政府なら高級官僚級の情報閲覧権とオブザーバー参加権を認められている。
オルフェを深く愛しているが（恋愛度96）、異父妹であることを理由にアウラから反対されており、それでオルフェが倒れ亡国の危機を招いた。
アーサーからは距離を取られ、オルフェとは物理的に遠い職場等このスレでも幸薄い。
シンへの好感度も103であり【シンのお姉ちゃん（名誉）】の称号を持つ（恋愛度昇華済み）
ミーアへの好感度67 議長への好感度46 アスランへの好感度76 精神ダメージ58
- 5124/07/29(月) 21:08:36
議長の真の腹心枠
タリア・グラディス
ザフトの最新鋭艦ミネルバの艦長。白服。戦女神ミネルヴァの異名を持つ。
デュランダル議長の元愛人。一児の母（シングル）。
愛息ウィリアム君の未来のために議長の陰謀に加担する。
今は議長に連れられてプラントに戻っている。
プラントでの人気でアスランをしのいでいる（109） アーサーへの好感度48 シンへの好感度55 アスランへの好感度21
レイ・ザ・バレル
ザクファントムのパイロット。シンのずっとも三人衆のリーダー（シンへの好感度107）。赤服。アスランへの好感度41
議長の養子枠であり、ディオキアでもタリアと共に真の謀議に参画していた。
リデラード・トラドール
ファウンデーション王国女王親衛隊のメンバー。イングリットの異母妹。
このスレではミネルバに馴染み、特にメイリンと親しい。
オーブ沖での活躍に続きインド洋でもアビス奪回に成功した。
アーサーへの好感度100そしてナニカ度1。 シンへの好感度20 議長への好感度25 アスランへの好感度29
…アーサーのこと好きすぎである。
ダニエル・ハルパー
ファウンデーション王国女王親衛隊のメンバー。
このスレではミネルバに馴染み、特にヴィーノと親しいがシンとも友情を育んでいる。
オーブ沖での活躍に続きインド洋でもアビス奪回に貢献した。
シンへの好感度40 アーサーへの好感度38 議長への好感度84 ヴィーノへの好感度60 アスランへの好感度65
ヨウランへの好感度82 レイへの好感度67
- 6124/07/29(月) 21:09:06
胃痛追加枠
アスラン・ザラ
オーブ国防軍三佐。そしてザフトレッドにしてFAITH（カガリの密命で出向中）。ミネルバのMS隊隊長で乗機はセイバー。
プラントでは共に凄まじい人気（アスラン108、ミーア125）なのでラクス（ミーア）とは契約上偽装カップルである。
上記の事情とカガリへのプロポーズがミネルバ艦内で広まっている為女難はないが、女性からの好感度は低い。
議長の支持率の命綱の為腹心として扱われ、アーサー並みには裏事情を明かされている。
カガリとオーブの為にオーブ軍でも討つ覚悟を決めた。心理ダメージ22。
ミーア・キャンベル
ラクスの影武者。プラントでの人気は125というチート性能。ラクスからも公認されている。©ラクス・クライン。
アスランとは偽装カップルの関係。意外と闇を抱えている。今は地球で営業中。
議長への好感度 73 アーサーへの好感度100(恋愛度1無自覚) シンへの好感度37 オルフェへの好感度12 イングリットへの好感度85
アスランへの好感度37
イザーク・ジュール
ザフトの隊長でアスランの同期。白服。本国での評価は低い。
シンから憧れられている（シンからの憧れ54）シンへの好感度98
議長のお目付け役として派遣されていたが、その議長が色々やらかしたため立つ瀬がなくなってしまった。
ミネルバに乗艦中。アークエンジェルにおけるナタルさん枠である。
◎ディアッカ・エルスマン
シンへの好感度85
◎シホ・ハーネンフース
シンへの好感度71
- 7124/07/29(月) 21:11:53
ミネルバクルー
シン・アスカ
原作主人公の一人。インパルスのパイロット。赤服。
このスレでは周辺環境はかなり改善されていて、基本柴犬状態。
カガリとの和解とオーブへの帰還を経て、オーブへの愛を自覚し、その上でプラントの人間としての覚悟を固めた。
好感度ダイスに【レディキラー年上特化（＋20％ ただし好感度合計は最大100）】のボーナスあり。
ルナマリアから恋愛感情を向けられているが、オーブ参戦もあって心配事も多く、まだ煮え切らない。
ルナマリアへの好感度87 アスランへの好感度41
ルナマリア・ホーク
ザクウォーリアのパイロットでシンのずっとも三人衆の紅一点（シンへの好感度114 恋愛度48）。赤服。
シンが曇ると察知して胸の中で慰めてあげる自称お姉ちゃん筆頭だったが、恋心を自覚した。
ディオキアで妹的存在も増え、姉力も増している。アスランへの好感度20
ヨウラン・ケント
ミネルバの整備員。シンのずっとも三人衆の一人。緑服。シンへの好感度140 アスランへの好感度87
メイリン・ホーク
ミネルバのオペレーター。アーサーへの好感度39 シンへの好感度67 アスランへの好感度14
ヴィーノ・デュプレ
ミネルバの整備員。ダニエルと親しくなっている。シンへの好感度42 アスランへの好感度82
アビー・ウィンザー
ミネルバの新人オペレーター。このスレでは情報部所属という独自設定がある。アーサーへの好感度19
◎ミネルバの整備クルー
シンへの好感度33 アスランへの好感度90
◎ミネルバの整備以外のクルー
シンへの好感度62 アスランへの好感度27
- 8124/07/29(月) 21:12:35
ファウンデーション王国
アウラ・マハ・ハイバル
ファウンデーション王国の女王。見た目は幼いが実年齢は50歳に近い。
シンへの好感度 -7固定 アーサーへの好感度48
オルフェ・ラム・タオ
ファウンデーション王国宰相。イングリットから愛を捧げられているがアウラから反対されている。
イングリットを異性として意識していたが異父妹と知らされ倒れてしまう（心理ダメージ残94）。
アウラとデュランダルから戦後のことを丸投げされて心労が増している。
また、倒れるぞ、無理すんな。頼みの綱のイングリットもミネルバ残留の為癒しが無い。
アーサーへの好感度54 シンへの好感度84 アウラへの好感度43(恋愛度34) イングリットへの好感度70
リデラートへの好感度61 タリアへの好感度69 ルナマリアへの好感度94 議長への好感度94
メイリンへの好感度18 カガリへの好感度４ ミーアへの恋愛度37 ラクスへの恋愛度昇華済み
◎シュラ・サーペンタイン
アーサーへの好感度83 シンへの好感度51 議長への好感度39
◎リュー・シェンチアン
アーサーへの好感度4、シンへの好感度96 議長への好感度46
◎グリフィン・アルバレスト
アーサーへの好感度58 シンへの好感度28 議長への好感度30
- 9124/07/29(月) 21:13:17
オーブ連合首長国
カガリ・ユラ・アスハ
オーブ連合首長国代表首長。オーブを取り戻すためにアークエンジェルで帰国の途に就いた。
このスレではシンと和解。あまつさえシンのお姉ちゃんを自認するようになり、【シンの真の姉】の称号を得た。
ユウナへの好感度16 ウナトへの好感度76 トダカへの好感度48 ソガへの好感度20 議長への好感度71
ラクス・クライン
キラへの恋愛度82 オルフェへの恋愛度抹消済み シンへの好感度88
ルナマリアへの好感度83 リデラートへの好感度57 ダニエルへの好感度58
キラ・ヤマト
原作主人公の一人。アークエンジェル一党の中心人物。
トダカ
オーブ海軍一佐。シンの恩人。カガリからひそかに接触を受け、その指示で行動する隠れアスハ派（軍部主流）
ついに運命の時が近づく。
- 10124/07/29(月) 21:14:13
ロゴス陣営
ロード・ジブリール
ブルーコスモスの盟主にしてロゴスのメンバー。
プラントを壊滅させるため、ユニウスセブン落下に乗じて地球連合にプラントへの宣戦をさせた。
しかし、国民感情は盛り上がらず、プラントへの核攻撃も失敗したため責任を追及される。
禁断の地上での核攻撃によって戦争中は辞めさせることもできなくなった無敵の人。
まぁ、戦争が終われば勝っても負けても処刑一択とも言う。
ネオ・ロアノーク
ファントムペインの指揮官の一人。
失敗続きの上に雇い主がアレなので、記憶を取り戻す以外生き延びる道はない人。
アウルの仇は討てるか？
ユウナ・ロマ・セイラン
オーブ黒海派遣軍総司令官。
カガリを盾にした上に奪われるという醜態が知れ渡っており、功績を上げないと地味に後がない人。
ダルダノスの暁作戦（命名者のユウナ以外使用者無）に全てがかかっている。
- 11124/07/29(月) 21:25:46
ミネルバ見送り
「トライン艦長代行、この艦に我らの剣たる精鋭を預けます。ご武運を」
握手に右手を差し出す
応じるアーサー
- 12124/07/29(月) 21:26:17
（頼んだよ、特にイングリットのことを）
（心に直接…いいんですか、オルフェさん。この力って内緒なんじゃ）
（内緒も何も貴方はすでに予想されていたでしょうに）
（それにしても予想以上にお人好しですね、アーサー・トライン）
（頼りない気もするが逆にそういう男だからこそイングリットを預けても心配は少ないのだが）
（安全だからですか？よく言われます。多分議長がタリア艦長に付けた理由もそうなんでしょうし）
（それに少しホッとしました。心配がないのではなくて少ないであるところに）
（遠距離恋愛は色々と大変だと思いますが、すれ違わないように頑張ってくださいね）
（あ、ああ、心遣いには感謝する。感謝するが、自分の経験や伝聞での失敗例を連想するのはやめてくれ）
（私の心が死ぬ）
- 13124/07/29(月) 21:28:07
（ああ、すみませんすみません。遠距離恋愛というと心配が先に立ってしまって）
（ちなみにメールだけでの連絡とかで一月会話しないとか駄目だったのか？）
（駄目でしたねぇ。別れ話の時に珍しく恨み言を聞かされましたし。普段はフラれるときはいい人よ貴方はとか言われて終わるのに）
（そ、そうか、意外と苦労しているんだな、アーサー・トライン）
（それほどでも…）
- 14124/07/29(月) 21:29:13
握手が長引き貴腐人たちが騒ぎ始めたころ
（お二人とも、そろそろ手を放して）
※絡み合う二人の電波が周囲から飛んできて耐え切れなくなった
（（あ））
かくしてミネルバは飛び立った。
向うは地中海から黒海をつなぐ回廊,ダーダネルス海峡
- 15124/07/29(月) 21:32:22
本日の投下はここまでです。
明日の投下予定は昼までにお知らせいたします。
おつきああいただきありがとうございました。 - 16二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 07:01:43
投下乙です！
- 17二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 12:35:32
投下 お疲れ様です
アコード通信は便利すぎる その分今回のようなデメリットもあるのだけどね - 18124/07/30(火) 12:49:17
- 19１24/07/30(火) 20:16:27
遅れてごめんなさい
投下を再開いたします。 - 20１24/07/30(火) 20:22:19
マルマラ海
ミネルバ
艦橋
（あー、誰か、アビーさんに話しかけてくれないかなー）
※チラッとイングリットのことを考える。
（場所的にイングリットさんだと助かるんだけどなー）
※チラッとイングリットのことを考える。
（アビーさんに聞かれるとちょっと困る話をしたいんだけどなー）
※チラッとイングリットのことを（以下略）
（要件頼む相手はメイリンだから、メイリンには頼めないんだけどなー）
※チラッとイングリット（以下略）
（誰かいないかなー）
※チラッと（以下略）
（誰かいないかなー）
※（以下略）
（…わかりました！わかりましたからもうやめてください！）
- 21二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 20:31:29
おつです！
アーサーww
アコード通信便利に使ってやがるwww - 22１24/07/30(火) 20:32:41
（あれ？イングリットさん、どうされました）
（白々しくもいけしゃあしゃあと！本当に議長に似てきましたね、アーサー！）
（毒を食らわば…ですよ。アビーさんの面倒諸々お願いしますね）
（もう、グラディス艦長に言いつけますからね！）
（…ありがとうございます、アーサーさん）
（……どういたしまして。あとはよろしく）
イングリットにはわかっていた。
これがアーサーからの関係修復のサインなのだと。
内心複雑だろう。だが、多分オルフェが心の声で話したことでなにかアーサーは吹っ切ったのだ。
イングリットは二人の男に感謝しながらアビーに話しかけた。
アーサーの工作がうまくいくよう祈りながら。
- 23１24/07/30(火) 20:41:25
アビーの目を盗んでメイリンの席に行きシンとの個別回線を開いてデータ送信
「シン、これはオーブでの演習の際に受け取ったタケミカヅチとの秘匿回線だ」
「それから、これは極秘情報だが、アスハ代表がオーブを中立国に戻すためにアークエンジェルで戻られる」
「この情報と連絡手段をどう使うかは、君に任せる」
「責任は僕が取るから、君は最善と信じる道を行くんだ…後悔のないようにね」
- 24１24/07/30(火) 20:46:14
返事を待たずに回線を切ってメイリンに謝罪
「すまないね、ホーク君。私の我儘に付き合わせて…君は僕に上官命令として強要された…いいね」
「いえ、代行。私も私の責任の下に納得して協力しました」
「…犠牲を減らせるかもしれませんし、私もシンのお姉ちゃんですから」
「そうか、すまない。君への侮辱だったな。先ほどの発言は撤回する…ありがとう」
メイリンからの評価が「腹が据わったらやることはやる人」に
好感度と面白さ
Dice2d100=
- 25１24/07/30(火) 20:47:06
dice2d100=69 73 (142)
- 26１24/07/30(火) 20:49:26
今回最後のメイリン好感度シャッフルだから最低保証なしで振ったらお前…
戦後はターミナルに片道切符の出向でいいかもしれんな - 27１24/07/30(火) 20:52:32
（…シンとオーブに僕にできる事はここまでだ。あとはこの艦の艦長としての任を全うするのみ）
アーサー・トラインは今、明確に職務を逸脱した。
これまでの無茶は「議長特使」あるいは「ザフト総司令官代理」という議長からの特別な信任の下に行ったものだった。
しかし、今のアーサーは艦長代行の黒服であって外交に関与する権限も情報を開示する権限もない
（カガリ帰還云々はそもそも知っていていい情報でもない）
職務からの著しい逸脱と独断専行、情報漏洩と職権乱用のオンパレードである。
自分一人の身で済んだら御の字のやらかしである。
だが、不思議と怯えはなかった。
- 28１24/07/30(火) 20:59:32
「…それで、代行、どうですか、あなたの悪だくみの首尾は？」
アーサー「え」
アビー「トラドール秘書官も貴方も、まさか、あれでごまかされるほど私の目が節穴だと本気で？」
アビー「そこまで舐められると私としても本気で怒るのですが」
「「ごめんなさい」」
- 29１24/07/30(火) 21:05:47
「まぁ、やりたいことはやりましたよ」
「明確な独断専行に職権逸脱です」
「報告したいならご自由に…ですが、貴方の後ろにいる誰かさんにとっても」
「戦争が終わるまでは私を野放しにした方がお楽しみいただけると思いますよ」
「戦後は…まぁ、良くて飼い殺し。下手しなくても軍法会議ですかね」
- 30１24/07/30(火) 21:13:41
「…私なら議長が変わった瞬間にあなたには事故死してもらいたいですが」
「ええええええええええええ！？そこまでいきますかー！？」
「むしろ、ザフトに居残るという発想があること自体が驚きです」
「残念でもなく当然かと」
（妙齢の美女3人に囲まれてるのに、何故だろう代行のことがちっともうらやましくない）
（なんて、残念なハーレムなんだ）
- 31二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 21:30:16
「ダーダネルス海峡まで距離3000」
「コンディションレッド発令。ブリッジ遮蔽。対艦対モビルスーツ戦闘用意」
（切り替えが早い！？）
「対艦対モビルスーツ戦闘用意」
配属以来自分の席に座っているよりメイリンの隣で状況を確認しながら火器管制その他をやってきたコンビである。
最早阿吽の呼吸であった（主にメイリンがアーサーの指揮の癖を見ぬいて管制している感もあるが）
- 32二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 21:43:03
「熱紋確認。一時の方向、数20。モビルスーツです。機種特定、オーブ軍ムラサメ、アストレイ！」
「！ムラサメもか。セイバー、インパルス発進。離水上昇取り舵10！」
「続いてジュール隊発進。艦の直衛を。残る4機も順次発進」
「ただし、ザク各機は突出するな。グウルではムラサメの機動力に対処は難しい」
「本艦の防空火器と連携して対応せよ！」
- 33１24/07/30(火) 21:59:45
「セイバー、コアスプレンダー発艦。ジュール隊発進準備」
（相手はタケミカヅチ…MS隊はともかく艦の癖はお見通しだろう）
（ならば、安全策より速攻で敵の対応力を削る！）
「取り舵30。タンホイザー発射準備！海峡を塞がない位置に来たら薙ぎ払う」
「相手は演習とはいえかつてこのミネルバを完封した強敵、速攻で仕留める！」
「これは演習ではない、実戦ならば僕たちが勝つ！そうだろう？」
「（らしくない演技？緊張してるのかな、カワイイ）」
「（演習にこだわってる…意外に勝負事にはこだわるタイプ？）」
最早かつての演習のことなどアーサー以外は気にしておらず
いささか滑ったがやる気は共有できた。
- 34１24/07/30(火) 22:16:11
「タンホイザー、軸線よろし」
「タンホイザー起動。照準、敵護衛艦群。プライマリ兵装バンクコンタクト。出力定格。セーフティ解除」
※このスレではタンホイザーに被弾してません。
タケミカヅチ
艦橋
「敵艦、陽電子砲発射態勢！」
「回避！面舵20！」
- 35１24/07/30(火) 22:22:15
「てぇ！」
ミネルバの攻撃
dice1d100=6 (6)
赤道連合護衛艦 dice1d6=2 (2) （最低保証2）隻撃沈
タケミカヅチの回避
dice1d100=96 (96) ‐20（護衛艦との意思疎通の難、ユウナの存在でそれぞれ10のデバフ）
- 36１24/07/30(火) 22:22:54
気合が空廻ったなアーサー…
- 37１24/07/30(火) 22:30:14
ちょっとミネルバの攻撃がしょぼすぎるのとタケミカヅチがデハブにもかかわらずとても頑張ったので
ちょっと展開を考え直します。
正直オーブとの決着はクレタではなくここでつける考えだったのですが
ミネルバがダメすぎるのと対照的にタケミカヅチ頑張ったので決着はたぶんクレタ持越しですね
ダイス目次第でクレタですら決着つかない可能性がありますけど、それはそれとしてifを楽しみます
本日の投下はここまでです
お付き合いいただきありがとうございました。 - 38二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:34:20
ここのダイス神はよく荒ぶる…乙
- 39１24/07/30(火) 22:45:50
コメントありがとうございます。
ダイスがあらぶりましたが個人的にメイリン絡みの好感度シャッフルにも納得させられました。
今まで最低保証を割ってばっかりだったけど最低保証無くした途端に高評価ですよ
異性と「おもしれ―枠」の両方で。
アレですね、このスレのメイリン、アーサーが気に入らないというより1を気にいらなかった感じですな
納得でした
- 40二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 23:17:26
真の胃痛枠はスレ主さん定期(お疲れ様です……)
- 41二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 06:00:32
おつ
- 42124/07/31(水) 13:25:29
- 43１24/07/31(水) 20:16:22
遅くなりましたが投下を再開いたします。
今回はストーリーを進めるというより状況を整理する内容になります。
お付き合いのほどよろしくお願いいたします。 - 44１24/07/31(水) 20:17:36
ダーダネルス海峡近海
タケミカヅチ
艦橋
トダカ「残りのMSを全機発進。味方の救助にあたらせろ」
ユウナ「おい、何を勝手なことを！敵を攻撃しなきゃ、駄目じゃないか！」
トダカ「それでは外交上の問題が発生しますが、本国政府、特に外交部に対して責任をとれるのですか、総司令官殿」
ユウナ「あ、え、セ、責任？僕が？」
トダカ「ええ、我らの盾となって沈んだ艦の救助もせずに自らの武功を追い求めた…」
トダカ「それもそもそも我らの不手際で護衛艦を準備できなかったのを大西洋連邦の仲介で来てくれた友軍を見捨てて…」
トダカ「激昂するでしょうな、赤道連合は。言うまでもないですが彼らは隣国です」
トダカ「この作戦以外でも我が国とは付き合いがあります。その協調をただ一戦の為に投げ捨てる、その覚悟がおありで」
ユウナ「お。お前の責任で…」
トダカ「無理です。ことが外交に関わる以上たかが佐官の私が責任を負える範囲を超えます」
トダカ「私に責任を投げること自体が貴方の職務放棄、敵前逃亡として扱われるでしょう」
トダカ「この艦にはあなた以外に外交に参与できる権限を持つ者はいないのですから」
（権限があったらこんな捨て駒にされる作戦を受け入れてない）
- 45１24/07/31(水) 20:21:17
トダカ「それとも、護衛艦にそっぽを向かれて友軍の捨て石にされて単艦特攻がお望みですか」
ユウナ「そんなわけがあるか！」
トダカ「では、救助を優先せざるを得ませんな」
トダカ「総司令官殿、あなた方政治家の世界に特有のルールがあるように船乗りの世界には船乗りのルールがあります」
トダカ「それを無視しては後難が恐ろしいですよ」
後の報道ではこの「ユウナの英断」は美談として報じられ赤道連合でザフトへの敵愾心と戦意を高めたが
タケミカヅチに乗り込んでいた連絡将校により赤道連合の艦隊にはトダカの名が伝えられた。
そして、ユウナの一時的な名声が地に堕ちた後に真実が知られることになる。
- 46１24/07/31(水) 20:35:18
さて、両軍の戦略目標と今回の作戦目的を振り返ってみよう
地球軍
１．戦略目標
黒海経由の陸路でのスエズへの補給路を再開しスエズを安定させる
２．作戦目標
戦略目標達成の障害となるザフトの排除（第1目標ミネルバ）
ザフト
１．戦略目標
黒海経由の陸路でのスエズへの補給路を断ち続けることによるスエズ不安定化
２．作戦目標
地球軍による黒海進出阻止 - 47１24/07/31(水) 20:36:08
まず地球軍であるが目の前のミネルバを沈めれば作戦目標を達成できるがタンホイザーによる一撃を躱したとはいえMS戦は不利である。
アスランが覚悟完了しており、シンもデバフがかかっていないのでオーブ軍は原作通り2機を落とせないし
グフと6機のグウル付きザクがミネルバの対空火器と連携しているミネルバにも近づけない。
ネオとしては温存してあるカオス等を投入しても消耗戦になるだけで、戦いを続けてもミネルバを沈める展望は見えない。
とはいえ、収穫もないではない。
きちんとザフトとオーブ軍を交戦させたこと、これでオーブが戦争から抜けたくてもザフトが納得しない可能性が高くなった。
そして、沈められた艦艇のクルーをオーブ軍のMSが救助した事で混成艦隊に一体感が生まれている。
加えてスエズに戻れば状況を改善できる宛がネオにはあった。
個人的な趣味には反するが、ジブリールから送り付けられたアレの存在であった。
アレを伴えばタンホイザーを無力化する事が出来る上に連合軍はミネルバを足止めしているだけで、
黒海沿岸の反乱勢力、ディオキアやファウンデーション王国は灰燼と化すであろう。
ならば、今は損害を最小限に抑えて再戦を期するという方針となった
- 48１24/07/31(水) 20:37:48
一方のミネルバであるがタンホイザーがあまり戦果を挙げられなかったことで手詰まりになっていた。
MS戦では優勢でミネルバ自体は鉄壁の守りを見せていたが、
逆を言えば攻撃力として活用できているのはインパルスとセイバーの2機、そしてミネルバの艦砲ぐらいであった。
攻めあぐねているうちにネオが方針を固めたために地球軍は撤退に移行。
混成艦隊はいまや一体感を醸成しトダカの指揮のもと整然と負傷者を回収し撤退の途に就いた
ミネルバはそこに付け入るスキを見いだせず、護衛艦2隻とMS10数機という戦果にとどまったのである。
ミネルバ側はほぼ無傷であり作戦目標も達成していたため勝利と言えたが名だたるエースを幾人も擁する割にはささやかなものであった。
それが司令部には気に入らなかったか、ミネルバにはタルキウスで簡単な補給を終えたのちにロドニアの研究施設の調査を命じられる。
研究施設からの情報漏洩を嫌うであろう地球軍をつり出すための囮であったが、既にアウルが存在しない為地球軍は増援との合流を選択。
ガイアの突出は発生せず、ザフトはロドニアの施設を念入りに調査することとなった。
- 49１24/07/31(水) 20:40:12
そして、ロゴス側でも動きがあった。
ネオはダーダネルス海峡での遭遇戦に敗れたものの、スポンサーのお気に入りのアレを根幹に据えた作戦を提案した事でさしていびられることなく次の作戦に臨むことが出来た。
ただ、自分の作戦案がエキセントリックな雇い主のインスピレーションを刺激してしまった事に気づくことはなかった。
地球上で核兵器を使用した事で吊し上げを受け続けているロード・ジブリールは己の威信を取り戻すために地中海以外でも作戦行動を指示したのである。
それも新たに２か所。
一か所は黒海沿岸北部。エーゲ海から攻め上がるネオたちと挟撃する事を目的とした部隊である。
そして、もう１か所はヨーロッパ西部。黒海での独立運動に刺激されてか反体制運動が盛んになっているので示威行動を展開するのである。
で、ロード・ジブリールさんはどこに行くの
dice1d3=3 (3) 1なら黒海、２ならヨーロッパ西部 ３ならオーブに派遣お替りのおねだりに
- 50１24/07/31(水) 20:45:35
…一応のつもりで気が進まない選択肢を入れておいたら
その目が出るのだなぁ…
うん、すまない、カガリ
オーブも燃える
オーブ奪回戦パートが生えてきました
どの程度描写できるかわかりませんが覚悟を決めてくれ、キラ
- 51１24/07/31(水) 20:48:02
えー、時間軸とか世界情勢とか再調整が必要になりましたので今回の投下はここまでといたします。
状況を整理するはずがさらに混乱させるって何をしてるんでしょう、私。 - 52二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 20:50:48
ダイスｗｗ
- 53二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 22:50:57
🎲神もうちょっとスレ主にやさしくしてあげて
- 54二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 08:33:00
なんて無慈悲なんだダイス神…
- 55124/08/01(木) 08:51:56
- 56二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 18:11:38
待機
- 57１24/08/01(木) 20:17:42
遅くなりましたが投下を再開いたします。
よろしくお願いいたします。 - 58１24/08/01(木) 20:29:16
ロドニア
ミネルバ
艦橋
「それでレイは大丈夫なのかい、施設に入って人事不詳に陥ったと聞いたけど」
「はい、本人の意識も回復し問題が無いと。今は念のためリデラートとダニエルがついています」
「施設内部のチェック完了しました。自爆装置は全て撤去。生物学的異常は認められません」
「ということは、どういうことでしょうかねえ？そのレイの異常は」
「色々…あるんです」
「念のためにリデラートとダニエルをつけているのも、その色々ですか」
「はい…」
- 59１24/08/01(木) 20:34:51
「（レイは議長の秘蔵っ子。そして議長は遺伝子工学の研究者）」
「（この施設について現時点で上がってきている内容を考えると色々勘ぐってしまうな）」
「とはいえ、確かに報告を聞くだけでも気分が悪くなってくる施設ではありますね」
「はい…」
「（データを見て）64年7月、11廃棄処分3入所。8月、7廃棄処分5入所」
「これは連合のエクステンデッド、その被験体の…つまり子供の…入室記録です」
「私が言うのもなんですが、人って時に惨いことをしますね」
「レイも若い。色々と感じ取ってしまうのも無理が無いかもしれません」
「シン君ぐらい素直に吐き出してくれた方が心の健康にはいいのかもしれませんね」
- 60１24/08/01(木) 20:39:21
施設前
仮設テント
「俺達コーディネイターに対抗できるようにと、薬や何かで肉体を改造強化され」
「ひたすら戦闘訓練だけを施されて、適応できない、または付いていけない者は容赦なく淘汰されていく…。ここはそういう場所なんだな」
「ほんとにもう信じられませんよ。コーディネイターは自然に逆らった間違った存在とか言っておきながら、自分たちはこれですか！？」
「遺伝子弄んのは間違っててこれはありなんですか！？いいんですか！？一体何なんです！？ブルーコスモスってのは！」
「確かにな。許してはおけない存在だ、彼らも。でなくば、ここの犠牲者たちも浮かばれまい」
- 61１24/08/01(木) 20:43:06
ミネルバ
病室
「遺伝子操作を忌み嫌う連合、ブルーコスモスが薬やその他の様々な手段を使って作り上げている生きた兵器」
「戦うためだけの人間…あそこはその実験、製造施設」
「ねぇ、あの廃棄された子達と私たちって同じじゃない」
「！ それは…いや」
- 62１24/08/01(木) 20:44:16
「レイ、あんたもそう思ったからショックを受けたんでしょ」
「違う？」
「私もダニエルも戦うために生み出された…ううん、作り出された」
「それ以外の用途も考慮されているオルフェやイングリットとは違う」
「その役目を果たせなかったら生まれた意味などないと廃棄される」
「あの子たちみたいに」
「レイ、あんたは廃棄されたのにどうして立ち直れたの？」
「役目にだけ縛られるのではなく自分の意志で生きられるのが人間なの？」
「だったら、あんたはどうやって人間になれたの」
「教えてよ、レイ」
- 63１24/08/01(木) 20:52:10
「いや、すまないが、結局俺もお前たちと同じだ」
「残された命をギルのために、ギルの作り出す未来のために捧げる、それを自らの役目と自分自身で生き方を縛った」
「お前が、自分を誰かの意思に従う道具ではないかと規定したのなら、俺もギルの道具だ」
「違いはただそこに自分の死があるか否かでしかない」
「だが、お前の言うこともわかる。俺も…俺だって自分の人生を生きたい！シンやルナマリアやお前たちと一緒にいたい！」
「ディスティニープランは世界情勢を鑑み停止された。リューたちはいずれ再開させるとやる気を見せていたが…」
「姫様が…いや、オルフェにイングリットだってもうその気を無くしてる」
「実現は不可能なんじゃないかな。だったら俺たちの生まれた意味は？」
「みんな、それを探しながら生きてるんでしょ。アーサーやシン達みたいに」
本来ならば意識することも吐露することもない想いだった。
だが、近しい存在が身近にいたことでレイ達も変わっていた。
それが彼らにとって幸せなのか否かは誰にもわからない。
人形が、ピノキオのように人間になる、あるいはなったことが幸せなのか否かは
- 64１24/08/01(木) 21:04:07
ミネルバ
艦橋
「それで、どう見る？」
「どうとは、どのような意図での質問でしょうか」
「司令部の想定ではこの施設の重要度はそれなりに高い…」
「放棄された理由も調査で粗方わかったし、ここで行われていたことは色々な意味で機密であり秘匿したいはずだ」
「だのに全く反応がない」
「となると…より重要性の高い何かが進行中である可能性を考えるべきじゃないか」
「…幹部に情報を共有します。想定される状況をあげてください」
アーサー dice1d10=4 (4) 3以上で兆候をつかむ。7以上で敵の狙いを看破する
イングリット dice1d10=9 (9) 3以上で兆候をつかむ。8以上で敵の狙いを看破する
イザーク dice1d10=5 (5) 5以上で兆候をつかむ。9以上で敵の狙いを看破する
アスラン dice1d10=8 (8) 4以上で兆候をつかむ。８以上で敵の狙いを看破する
メイリン dice1d10=9 (9) 3以上で兆候をつかむ。8以上で敵の狙いを看破する
アビー dice1d10=3 (3) 3以上で兆候をつかむ。7以上で敵の狙いを看破する
- 65二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 21:07:22
全員優秀だな
- 66二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 21:25:55
すげえ
みんな最低ライン突破してる上に看破率も高い - 67１24/08/01(木) 21:35:24
「恐らく陽電子リアクター搭載のMAとの合流を図っているものと思われます」
「ミネルバのタンホイザーを封じた上で数の利を生かして摺りつぶそうとするでしょう」
「おあつらえ向きにオーブ軍という捨て駒として使っても後腐れの少ない部隊がいますし」
「それだけじゃないな。防御を固めてもダーダネルス海峡でのミネルバと同じく手詰まりになる」
「攻撃力も強化しているだろう。ザムザザー、ゲルズゲーだけが連合のMAとは限らない」
- 68１24/08/01(木) 21:37:06
「あのー、私、代行が議長特使されてた時にアカウントをお借りして色んなところ覗いたことあるんですけど」
「ええええええええええええ！何それ！いつ、どこで、何の為に―」
「ええと、ローエングリン砲台を攻略する時に、艦橋で、代行から許可を取ってザムザザーとゲルズゲーの情報をまとめるついでに」
「ついででやっていい事じゃないでしょ！」
「僕がちゃんと注意していなかったからだ。申し訳ない。責任は全て僕にあるのでメイリンは口頭注意辺りで許してあげてください」
「そもそもアカウントを貸すな、馬鹿者！セキュリティ対策が何のためにあると思っているのだ！」
「大体、見ておれば常日頃から女に甘すぎるぞ、貴様！」
- 69１24/08/01(木) 21:53:29
「それはそれとしてこんなデーターが」
「ごまかすんじゃない、メイ…！なんだこれは！」
「何という、防御力と破壊力だ。連合め、こんなものを…」
「これがスエズに1機、西ヨーロッパと黒海北岸にもそれぞれ1機ずつ、あと何故かオーブに複数機が運び込まれています」」
「ええええええええええええ！」
「これは司令部と情報共有しなくては！？」
- 70１24/08/01(木) 22:01:16
「（やりましたね、メイリンさん。これでハッキングはうやむやにできましたよ）」コソコソ
「（ええ、これで大丈夫ですよ、アーサーさん）」コソコソ
「（えっと、このデストロイの配備情報って連合の秘匿情報だよね、どうやって！？）」だらだら流れる背中の汗
「（メイリン、君、もしかしなくても今でも議長特使相当の情報閲覧権限を維持できてるね）」コソコソ
「（嫌ですね、アーサーさん。そんなに女の子の秘密が知りたいんですか？）」コソコソ
「（んー、どうしようかなー）」コソコソ
「（いつの間にか、ファーストネーム呼びな上にからかわれてる！？僕はとんでもない子にとんでもない権限を渡す原因になったんじゃ）」
「（止めないととてつもない事に）」
手遅れです。自業自得です、責任をもって制御に挑んでください
- 71１24/08/01(木) 22:05:45
「兎に角今取れるだけのデータは取りましょう。アビー、専門チームを早急に送るよう司令部をせっついてください」
「この艦には若い子が多いんです。あまり長居させたくありません」
「イングリットさんは議長に連絡を！この情報を認識されているか確認を取ってください」
「それとこのMAを撃滅するためにミネルバへの増援の依頼もお願いいたします」
「また、横紙破りだのなんだのと言われるでしょうがこの事態を放置するよりマシです」
- 72１24/08/01(木) 22:10:27
「…それから、メイリン。手の空いている者の中から有志に声を掛けてくれないか」
「弔いを行う。…たとえ、生きていれば敵になったであろうとも、戦争の被害者の子供たちだ」
「せめて我々だけでも人としてその死を悼もう」
アビー「貴方の言う人の尊厳ですか？」
アーサー「何とでも、お好きなように。誰にだって内心の自由は保障されているからね」
アビー「すみません、口が過ぎました」
アーサー「いや、僕の方こそごめん。怒ったのは君にじゃない、そんなことしかしてあげらない僕自身にだから」
アーサー「（そして、一番後悔しているのはとんでもないハッカーに打ち出の小槌みたいなものを渡しちゃったことだし）
- 73１24/08/01(木) 22:13:50
ロドニアのラボでエクステンデッドの情報を入手できました。
仮に【ロドニアのラボ】フラグとしておきます。
えー、ぶっちゃけますとステラとスティングの治療フラグですがどのように扱うか段取りが吹っ飛んでしまったので判定する時までに決めなおします
レイの治療フラグも立ちつつあります。
あと、スーパーハッカ―メイリンがだいぶ前から大暴れしていたことが分かりました。
色々手遅れですので責任を取ってくれ、アーサー。
またイングリット経由のおねだりにより ニーラゴンゴを含めたボズゴロフ級 dice1d3=2 (2) 隻が合流
- 74１24/08/01(木) 22:17:55
ミネルバの攻撃力強化のためにニーラゴンゴともう1隻ボズゴロフ級が水中用MSを満載で来てくれます。
アビスはもう敵にいないからね、結構頼りにできるのではないでしょうか
MISSION11「ダーダネルスを越えて征け」はこれにて終了です。
明日の昼までに次回予告を投下いたします。
本日の投下はここまでです。
お付き合いいただきありがとうございました。 - 75二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 22:24:26
投下乙です！
やはり情報…情報を制したものが勝つ…！
（原作ザフトはとんでもない逸材を手放してしまったのがやはり悔やまれる） - 76二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 22:24:47
- 77二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 05:15:37
投下乙です。
- 78１24/08/02(金) 13:49:31
次回予告
- 79１24/08/02(金) 14:29:51
ついに運命の時は来た
- 80１24/08/02(金) 14:31:38
クレタで再び激突する
ミネルバとタケミカヅチ
- 81１24/08/02(金) 14:33:00
そして顕現する悪夢
- 82１24/08/02(金) 14:34:19
今度こそスーパーエースになれるのか、シン・アスカ
- 83１24/08/02(金) 14:52:58
トダカの運命は！？
- 84１24/08/02(金) 14:54:33
NEXT MISSION「クレタ、そしてデストロイ」
次回もシンやアーサーと共に胃痛に付き合ってもらう
- 85１24/08/02(金) 20:24:36
すみません。
本日の投下はお休みさせてください。 - 86二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 20:31:03
お大事に
- 87二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 05:16:25
ご自愛ください
- 88１24/08/03(土) 13:26:53
本日は１９時から投下を再開いたします
よろしくお願いいたします。 - 89１24/08/03(土) 18:32:04
すみません。投下予定時間直前ですが体調不良により今日も休ませていただきます。
ごめんなさい - 90二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 19:43:48
いのちをだいじに、実行できててえらい
- 91二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 19:54:24
よほど体調不良が続くならお医者さんに診てもらうのが一番ですよ
- 92二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 03:11:20
お大事にです
- 93二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 11:31:14
保守
- 94１24/08/04(日) 15:31:54
本日こそ20時から投下再開予定ですよろしくお願いいたします。
- 95１24/08/04(日) 20:06:58
遅くなりましたが投下を再開いたします。
よろしくお願いいたします。 - 96１24/08/04(日) 20:13:37
デストロイの情報を入手したミネルバはその対策として
フォースインパルスとセイバーにそれぞれエクスカリバーを装備させ、その機動力を活用して接近戦に持ち込み、
肉薄攻撃で撃破することとなった。
- 97１24/08/04(日) 20:20:59
このためアスランとシンはアウフプラールやネフェルテムの砲火を搔い潜って肉薄し肉薄攻撃を実施するシミュレーション漬けとなった。
通称デストロイ解体RTA。
なお、フォースインパルスさんはフラッシュエッジも使用可能なのでデストロイ向きである。
なお、このRTAの成績は
シン dice1d100=5 (5) ＋熟練度ボーナス20
アスラン dice1d100=33 (33) ＋熟練度ボーナス20
イザーク dice1d100=44 (44)
レイ dice1d100=74 (74)
ルナマリア dice1d100=41 (41)
ディアッカ dice1d100=61 (61)
シホ dice1d100=95 (95)
ダニエル dice1d100=87 (87)
リデラート dice1d100=86 (86)
- 98１24/08/04(日) 20:24:43
シンが使い慣れている機体にもかかわらず当初は最下位とまた心配させてくれる内容であった。
このシミュレーション、超高難度であはあるもののシンを含め皆赤服以上の実力ではあった
この艦に配属された９人のパイロットは最終的に全員クリアできた。
恐らくザフト最強のエース部隊であった（もうこいつらにコンクルーダーズ名乗らせていいんじゃないかな） - 99１24/08/04(日) 20:34:04
>>64での分析や１年ほど前倒しされて開花したメイリンの情報収集能力によって
事前にネオの立てた作戦を看破する事に成功したミネルバは
タルキウスなどに張り巡らされた連合のスパイ網を警戒して
ニーラゴンゴらとの合流をダーダネルス海峡のエーゲ海側で行って、その目を逃れた。
- 100１24/08/04(日) 20:43:25
両軍の索敵（高いほど先に感知）
連合
dice1d100=36 (36)
ミネルバ
dice1d100=38 (38)
dice1d100=48 (48)
dice1d100=88 (88)
- 101１24/08/04(日) 20:49:09
それぞれの索敵担当の能力に差はそれほどなかった。
ミネルバも精鋭だが、オーブ艦隊も赤道連合の艦隊も、そしてファントムペインもまた精鋭であった。
だが、ネオから与えられた情報を鵜呑みにし部下よりも重視するユウナと
部下を信頼しその実力を発揮しやすいように環境を整えるアーサーでは
同じ情報からでも読み取れる内容は大城宇異なり、それを基に迅速に指揮をする能力もまた違っていた。
- 102１24/08/04(日) 20:54:01
「コンディションレッド発令。ブリッジ遮蔽。対艦対モビルスーツ戦闘用意」
「セイバー、インパルス発進。離水上昇取り舵10！」
「コンディションレッド発令。対艦対モビルスーツ戦闘用意」
- 103１24/08/04(日) 21:02:46
ミネルバは砲戦距離に入る前に離水上昇しMSの発進も開始した。
オーブ軍の基本戦術が八式弾と呼ばれる自己鍛造弾による先制にあるとミネルバの幹部たちに看破されていたためである。
先手を打って敵の戦術を制限して優位に立ったミネルバであったが油断は存在しなかった。
なぜなら
敵艦隊、タケミカヅチの前方にデータのみは知らされていた巨大MAが存在していたからであった。
- 104１24/08/04(日) 21:08:15
ただ単に見知らぬMAが、あるいはデータだけ知ったMAが存在していただけならば
ミネルバ、そしてニーラゴンゴとその僚艦はここまで警戒をしなかったであろう。
だが、彼らは対峙しているアレがどのような化け物かを知っていた。
否、知らされていたからである。
全世界が既にアレがどういったものかを知っていた。
- 105１24/08/04(日) 21:24:48
プラント
最高評議会
「……」
特命補佐官タリア・グラディス
「これは黒海の港湾都市ロストクからの映像です」
「ロストクを破壊しつくしたデストロイは南下を開始、侵攻途上にあるものをすべて破壊しています」
「この方面の同盟勢力並びに我が駐留軍は壊滅。方面司令部との連絡も途絶しています」
- 106１24/08/04(日) 21:33:30
「わが軍はディオキア基地に集結し戦線の立て直しを図っていますが」
「むしろ市民の避難誘導にかかりきりです」
「さらに旧ヨーロッパ地区でもデストロイがシュトラウスベルクを灰燼に変えベルリンに向け侵攻中」
「こちらでも駐留軍による遅滞戦闘が行われていますが状況は芳しくありません」
「…軍事スタッフとしては一時撤退を進言せざるを得ません」
- 107１24/08/04(日) 21:41:54
「下がるだと！？冗談ではない！下がってどうするというのだ。下がれば解決するのかね？」
「奴らはこの情景を隠してもいない、それどころかご丁寧に全世界に向けて中継しているのだぞ、この情景を！」
「誰かが止めねば奴等はますます頭に乗って都市を焼き続けるだろう！そんなことは決して許されることではない！」
「ミネルバは！今どこにいる？」
「まもなくクレタで敵艦隊と会敵予定です」
- 108１24/08/04(日) 21:52:48
議長「ただちに転進させディオキアに向かうよう…」
タリア「できません」
議長「なに？」
タリア「会敵予定の敵艦隊にもデストロイが積まれていると報告が上げられています」
タリア「皓艦隊を無視して北上すれば挟撃されます。このまま会敵させるしかありません」
議長「…わかった。そういう事ならば致し方ない。だが、彼らはどうやってそのような情報を得たのかね？」
- 109１24/08/04(日) 22:01:53
議長「私たちもこの事態の直前になるまで確証がなかったというのに」
タリア「議長が御与えになったワイルドカード。それをうまく活用したようですよ」
タリア「アーサーはともかく、今のあの艦には情報のエキスパートが揃っていますから」
議長「なるほどなぁ（イングリットに情報部の娘、そしてメイリン・ホークか扱いを間違うと厄介だな）」
議長「ミネルバの越権行為は今回は不問に付す。私が与えたものをうまく活用したようだからね」
議長「だが、次からはきちんと手順を踏むように君からもくぎを刺しておいておきたまえ」
議長「そして、アーサーには『あまり振り回されないように』と労ってあげたまえ」
議長「責任をもって黒海北岸とヨーロッパ西部のデストロイも処理するようにととも併せてね」
- 110１24/08/04(日) 22:22:35
タリア「お優しい事です事。ミネルバにヨーロッパ半周してデストロイを３機も倒せとお命じになるだけで罪は不問とは」
タリア「あなたは自分のいう事を聞かない者はお嫌いだと思っていましたけど」
議長「私も反省する事はあるのだよ。それに」
タリア「それに？」
議長「結局、アーサーは私の期待通りに動くだろうからね。周りの小娘たちを牽制すればいい」
タリア「…そうですか（そうかしらね）」
- 111１24/08/04(日) 22:26:42
- 112１24/08/04(日) 22:29:02
投下中ですが、急な連絡が入りましたので今日の投下をここまでとさせていただきます
決戦かと思いきや、ちょっと前にさかのぼるという構成してしまったのに決戦の時間軸に戻せずごめんなさい - 113二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 22:32:16
急な連絡、会社かな？
- 114二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 06:40:20
投下乙です…あらら
- 115二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 15:57:56
一応保守しときます
- 116１24/08/05(月) 18:38:51
- 117１24/08/05(月) 20:03:51
投下を再開いたします。
お付き合いのほどよろしくお願いいたします。 - 118１24/08/05(月) 20:06:23
>>111の続きから
「こちらミネルバ。艦長代行のトラインです。この映像は現在黒海北岸と旧ヨーロッパ地区で行われている連合軍による無差別攻撃です」
「この敵の新兵器デストロイは極めて強力で単機での要塞攻略・殲滅戦を可能としています」
「現状地球上に展開しているザフトの機体で対抗可能なのは当艦搭載のセイバーとインパルスのみです」
「そして、これから戦う敵艦隊にも、デストロイが搭載されているとの情報が入っています」
「我々は戦争をしています。ですが、それでも最低限守るべきルール、踏み越えてはならない境界線はあると考えます」
「だが、信じがたい事に彼らはその境界線を踏み越え、あまつさえ誇って見せつけてきています」
- 119１24/08/05(月) 20:11:42
「諸君もこの地球に降りて戦う中でも休息をとる事もあったでしょう」
「私も休息を取りました、ディオキア、タルキウス、いずれもいい街でした」
「ですが、彼らはそれらの街を焼き滅ぼすためにやってきた」
「我々、コーディネーターの手を取ったというだけで、同じナチュラル、守るべき民間人を蹂躙しようとしている」
「このような蛮行は断じて阻止せねばならない。我々自身の生存の為にももちろんだが…」
イシュタリアでこれを口にしたがために言われた数々の嫌味や当てこすりが思い浮かぶ
- 120１24/08/05(月) 20:24:36
だが、それでも口にすべきだと思うのだ。それが気に食わないなら、どうぞご自由に、だ。
「人類という種族の最低限の尊厳を守る為に」
「その為に皆、すまないがこれからの戦闘では僕に命を預けてもらう」
「総員持ち場で全力を尽くすことを期待する。ミネルバ艦長代行より以上。」
「代行、ニーラゴンゴより入電、『たまには正義の味方を気取るのも悪くはない…ああ、嫌味じゃないんだ』」
「以上です」
「…そうか。メイリン、ありがとう」
「どういたしまして」
- 121１24/08/05(月) 20:30:12
そして時はクレタでの戦闘開始後>>103に進む。
地球軍は正面にタケミカヅチと護衛艦2隻、そしてデストロイ
さらに島影に隠れ側面から護衛艦2隻
そして後方にジョン・ポール・ジョーンズを始めとするファントムペインの艦艇が控えていた。
対してザフト艦隊は上空からミネルバがタンホイザー発射の気をうかがっており
次々とMSも発進、さらに水中ではニーラゴンゴとその僚艦もMSを出撃させていた
- 122１24/08/05(月) 20:37:41
セイバーとインパルスはデストロイに向けて吶喊
「シン、こいつは絶対に存在してはいけないものだ」
「被害者であろうパイロットには悪いがコクピットを狙うぞ！」
「了解！（これ以上俺の家族のような被害者を生み出させない！）」
- 123１24/08/05(月) 20:48:39
「インパルスとセイバーはエクスカリバーを装備した事でビームライフルは使いづらかろう、デストロイへの道は俺たちで切り開くぞ、ルナマリア！」
「OK！レイ。シン、アンタは本番に強いって私は知ってるわ、だから頼んだわよ！」
「わかった！レイとルナの手助けを無駄にしないっ！」」
「フ（いい、チームだな。ニコル、ラスティ…）」
「…なんか、ないがしろにされた気配がする」
「知るか！」
- 124１24/08/05(月) 21:02:25
「くそ、コイツら…」
カオスやウィンダムといったジョーンズのMS隊をレイとルナマリアが牽制する一方、
「前回と違って積極的だな」
ババを中心とするオーブMS部隊をジュール隊が抑え込んでいた。
「これ以上貴様らに構ってはおれんのだ！」
「アスハの姫さんには悪いが落ちてもらう」
「ミネルバの邪魔はさせません！」
- 125１24/08/05(月) 21:11:24
前衛を担ったオーブ海軍はミネルバよりもザフト水中部隊に苦しめられた
対ミネルバ戦に特化していたために対戦装備はさほど充実していなかったのである
もちろん連合には強力な水中戦MSがあったがオーブ海軍には支給されておらず赤道連合も持ち込んではいない
ジョーンズになら配備されていたが彼らは後方であった
勿論ボズゴロフ級の存在に気づいていたならば対応したであろうが
2隻との合流がダーダネルス海峡のエーゲ海側であった為現地に残されたスパイ網でも察知できていなかったのである
情報戦の勝敗が戦況をわけていた。
- 126１24/08/05(月) 21:19:10
さらに今回はミネルバ側が黒海北岸とベルリンにもデストロイが出現すると知っていたので前回の防御主体の戦術から攻撃主体に切り替えていた。
黒海北岸にもベルリンにもデストロイに対応可能な戦力は存在せず、今回に関しては時は地球軍の味方であったからである。
ミネルバもあえて直掩を置かずに自前の防空火器で身も守りながらMS隊の情報支援を行うなどある意味攻撃に前のめりであった。
ここで敗れることは西ユーラシアでの優勢をすべて失う事に等しく、
それは友好的であった西ユーラシアの人々の屍が積み上がることと同義でもあった為ザフト側の戦意は高かった。
むしろデストロイの蹂躙を見たことで感じた恐怖や怒りをオーブ軍に叩きつけていたのである。
- 127１24/08/05(月) 21:31:38
一方のオーブ軍であるが原作と異なりアークエンジェルの介入がなかったため
オーブの理念に反しての派兵に割り切れぬ思いを抱えたままで戦っていた。
彼らが戦うのは祖国の人々と戦友である赤道連合艦隊を守るためと信じたかったためであった。
加えて指揮官のユウナのゲーム的な発想による指揮はトダカによる補佐をもってしてもオーブ軍の統制を劣化させていたのである。
- 128１24/08/05(月) 21:49:55
そして、クレタ島に上陸して跳躍しながら攻撃してくるガイアには
アビスを捕獲したこのコンビがケリをつけるべく対峙していた。
「あんたももう終わり、用済みよ！」
「…せめて仲間と同じところに送ってやるよ」
「こいつら！」
- 129１24/08/05(月) 21:58:05
「シンの邪魔はさせん！」
dice1d100=4 (4)
「私だって赤なのよ、」
dice1d100=31 (31)
「うぜぇんだよ」
dice1d100=98 (98)
dice1d100=75 (75)
- 130二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 22:08:24
このレスは削除されています
- 131１24/08/05(月) 22:08:56
記憶を消去されたとはいえアウルを失った憤りを抱えていたスティングの奮戦
そして数の暴力
これらがインパルスとセイバーに迫った
「シン、先に行け！俺はここでこいつらを抑える。急げ！」
「は、はい！」
「邪魔は、させん！」
dice2d100=1 99 (100)
- 132１24/08/05(月) 22:13:29
セイバーの奮戦によりデストロイへの道は開かれた
「こんのーっ！」
dice1d100=50 (50)
dice1d100=74 (74)
- 133１24/08/05(月) 22:22:59
「こんな、ところでー！」
dice2d100=18 45 (63)
dice1d100=89 (89)
- 134１24/08/05(月) 22:31:39
種割れしても仕留めるどころが不利か（不調でも一応勝てたアスランはすごいなぁ）
まぁ、他の戦場をみましょう
オーブ軍VSジュール隊
bs.animanch.com/img/3026875/26
「これも努め、突破して墜とさせてもらうぞミネルバ！」
dice1d100=36 (36)
dice1d100=25 (25)
イザーク「させるか！」dice1d100=82 (82)
ディアッカ「いかせるわけには」dice1d100=37 (37)
シホ「いきません！」dice1d100=87 (87)
- 135１24/08/05(月) 22:38:21
「ジュール隊長！すまないがタケミカヅチに応援に行ってほしい」
「ザラ隊長はカオスに捕捉されて、インパルスだけではデストロイを撃破できていない」
「行け、イザーク。デストロイはここで落とさないと」
「行ってください！ミネルバと連携して守りに徹すればここはしのげます」
「わかった！任せたぞ！アスランもシンもレイもルナマリアも世話の焼ける」
「これが終わったら再訓練だ！！」
- 136１24/08/05(月) 22:41:41
ガイアVSブラックナイツ
dice1d100=65 (65)
dice1d100=18 (18)
dice1d100=33 (33)
- 137１24/08/05(月) 22:44:32
「ちいっ」
慢心があったかダニエルが被弾するがブラックナイツの強みは連携にあった
「なにやってるの」
リデラートがフォローしガイアにも損傷を与える。
ブラックナイツ優勢であったが決着には至らず
- 138１24/08/05(月) 22:48:01
赤道連合艦隊
タケミカヅチはユウナが邪魔で対潜作戦では役に立ちません
dice1d100=29 (29)
VS
ザフト水泳部
dice1d100=41 (41)
dice1d100=53 (53)
- 139二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 22:49:53
うーん🎲が思うように振るわなくてハラハラするな…
- 140１24/08/05(月) 22:52:33
さて、第２ラウンド
第1ラウンドと違うのは
・スティングたちとの戦闘にイザーク参戦
・ババたちとの戦闘にミネルバが参戦し、さらにオーブ軍モブが艦隊支援のために後退するのでオーブ側でダイスを振るのはババのみ
・艦艇VSザフト水泳部にオーブモブが参戦
となります。 - 141１24/08/05(月) 22:54:40
すみません、ちょっと中座します
再開は23時30分予定です
長引かせてすみません - 142１24/08/05(月) 23:30:11
前倒しして再開いたします。
「てめえらを見ているとイラついてたまらねぇ！」
dice1d100=97 (97)
dice1d100=37 (37)
「邪魔だ」
dice1d100=79 (79)
「これ以上アスランに遅れはとらん！」
dice1d100=63 (63)
「良く吠えた！」
dice1d100=75 (75)
「私だって！」
dice1d100=2 (2)
- 143二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 23:32:36
スティングがマジで強え
ルナがんばれ - 144１24/08/05(月) 23:38:18
「アウル、せめてもの手向けだ、受け取れっ！」
「キャぁああああああああああ！」
「ルナマリア！」
「……」
- 145１24/08/05(月) 23:45:13
「ルナマリア機、被弾！パイロット応答せず！」
「被弾したのはザクですか、ディンですか」
「ザクです。ディンに損傷は見られず」
「私がディンを遠隔操縦します。必ず連れ帰るから安心してメイリン」
「はい」
- 146１24/08/05(月) 23:50:04
- 147１24/08/05(月) 23:54:03
dice1d100=71 (71)
dice2d100=46 96 (142) （ダイス一つは最低保証50）
- 148１24/08/05(月) 23:55:32
そうか、このスレのシンは正義の怒りとかではなく身内を傷つけたものへの怒りと憎しみで動く男だったのだなぁ。
- 149１24/08/06(火) 00:04:30
デストロイのパイロットはエクステンデッドとは言ってもスティングほど完成度は高くなかった。
それでも、使い捨ての部品並みの扱いであっても高水準のパフォーマンスを発揮した。
だが、それでも赤く瞳を怒りで光らせたシンの前には敵足りえなかった。
それまでとは見違えるスピードで突進したインパルスのエクスカリバーがデストロイのコクピットを貫いた。
インパルスはそのままスラスターん出力を上げ、デストロイの巨体をタケミカヅチの飛行甲板へと叩きつける！
コクピットから引き抜かれたエクスカリバーがうなりを上げデストロイの頭部を叩き落す
ついで左腕が、右腕あ、左脚、右脚、次々に切り落とされダルマへと変えられる
- 150１24/08/06(火) 00:15:03
「インパルス、デストロイ撃破！タケミカヅチの飛行甲板を使用不能に追い込みました」
「グゥル並びにルナマリア機収容完了」
「敵空母発見。位置データ送ります」
「射撃諸元データよろし！」
「タンホイザー起動！射線軸コントロール移行！照準、敵空母！」
「てぇ！」
dice1d100=92 (92)
ファントムペインの艦艇撃破 dice1d10=7 (7)
「回避！」
空母の回避
dice1d100=55 (55)
- 151１24/08/06(火) 00:18:57
「くっ、やられたが航行不能になるほどではないか」
「発光信号並びに各艦各機に撤退を指示！」
「…オーブと赤道連合の艦隊には殿を命じろ」
- 152１24/08/06(火) 00:23:16
「…しくじったな、ネオの奴」
「まぁ、いい。アウルの分も少しは殴ってやれたからな」
（ネオの奴を問い詰めて記憶を消すのは止めさえなくっちゃな…そうだ、ステラ！）
鬼神の如き活躍を見せたオクレ兄さんには記憶を取り戻していただきました。
この後ネオとお話（物理）を経て記憶処理をやめさせます
- 153１24/08/06(火) 00:28:18
他の戦線も一気に振ろう
ステラdice1d100=83 (83)
ダニエルdice1d100=89 (89)
リデラートdice1d100=43 (43)
ババdice1d100=38 (38)
ディアッカdice1d100=30 (30)
シホdice1d100=66 (66)
ミネルバdice1d100=43 (43)
ザフト水泳部グーンdice1d100=67 (67)
ザフト水泳部ゾノdice1d100=63 (63)
赤道連合艦隊dice1d100=34 (34)
オーブ軍MSdice1d100=90 (90)
- 154１24/08/06(火) 00:32:52
ステラ
VS
ブラックナイツ
は今度はダニエルとステラが拮抗し、そこに
「ネオが呼んでるぜ、変えるぞステラ」
優しいお兄さんが迎えに来たため決着はつきませんでした。
- 155１24/08/06(火) 00:39:24
「守りが厚い。抜くのは困難か」
後輩を傷物にされて怒ったシホの指揮によりオーブ軍MS隊は手負いのザクのとどめもさせずミネルバに収容され攻めあぐねていた
「後輩をやらせるものですか！」
※シン達の2期上なのかな？アカデミーの
- 156１24/08/06(火) 00:41:54
赤道連合艦隊はオーブ軍のMS隊の支援により持ち直したが、守るべきタケミカヅチの甲板が炎上し大破した上に
地球艦隊から殿を押し付けられ混乱状態となった。
- 157１24/08/06(火) 00:48:03
戦闘はほぼ片付きましたので本日の投下はここまでといたします
戦後処理まで行きたかったのですが大分戦闘に時間がかかってしまいました。
明日は戦後処理をしてクレタ沖海戦の締めといたします。
宜しければお付き合いのほどお願いいたします。
それにしても今日の戦闘はアーサーとシンを主人公に描いてはいますが、オクレ兄さんが真の主人公だった気がします。
ステラは今回捕まえてシンとルナマリアの曇らせかなぁと思っていたのですが…
影が薄かったのに急にキャラが立ちそうですね
それではまた明晩の投下で - 158二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 11:13:36
- 159１24/08/06(火) 20:42:09
- 160１24/08/06(火) 21:01:13
投下を再開いたします。
よろしくお願いいたします。 - 161１24/08/06(火) 21:01:36
ユウナ「ひ、ひぃいいいいいいいいいいいいいい！」
トダカ「……」（目の前のインパルスを見据える）
アマギ「秘匿回線に入電！これは…目前のモビルスーツからです！」
ユウナ「へ？」
トダカ「つなげ」
シン「こちらザフト所属モビルスーツ、インパルス！タケミカヅチ、応答されたし！」
トダカ「こちらタケミカヅチ。艦長のトダカだ。何用か、インパルス」
- 162１24/08/06(火) 21:08:18
シン「トダカさん！…お久しぶりです、シン・アスカです」
トダカ「君か…！そうか、あの時インパルスに乗っていると言っていたな。見事な戦いぶりだった」
※【CP注意？】これは胃痛枠の二人がpart２で再会しています
トダカ「…それで、この秘匿回線はなんのつもりかね。勝手な振る舞いは感心しないな」
シン「降伏してください！そちらの艦隊は総崩れで敗走をしています。これ以上の戦いは無意味です
トダカ「…我々にも友軍の為にやれることが残っている。何よりこの派兵にはオーブの名誉と威信がかかっているんだ」
トダカ「元オーブ国民としての君の個人的な善意には感謝するが、受け入れる事はできない」
シン「そんな、トダカさん！…僕が刃を振るえばその艦橋を破壊することだって簡単に…」
- 163１24/08/06(火) 21:15:12
トダカ「舐めるな、小僧！まだ、本艦の艦載機が周囲に残っているそう易々とこの首墜とせると思うな！！」
シン「う、く…」
ユウナ「そうだとも、だいたい君ね、降伏を勧告するというならそれなりの格ってものがあるだろう」
ユウナ「一介のモビルスーツパイロットがしゃしゃり出てくるものじゃあない」」
シン「誰だ、あんた」
ユウナ「僕を知らないだって？失敬だなぁ、君は！僕は総司令官のユウナ・ロマ・セイランだ。端武者は引っ込んでいたまえ」
シン「は？セイラン？大西洋連邦に尻尾を振って国是も誇りも何もかも投げ捨ててすり寄った売国奴じゃねーか！」
ユウナ「な、な、な…」
シン「お呼びじゃねーんだよ、てめえこそ引っ込んでろ！」
- 164１24/08/06(火) 21:23:08
トダカ「シン・アスカ！この男は我々の総司令官だ！彼への侮辱は我々すべてへの侮辱とみなすぞ」
シン「…すみません。オーブ軍への侮辱は撤回し謝罪します」※セイランには謝らない
トダカ「うむ。受け入れよう」
アマギ「若さゆえの過ちは誰にでもあるからね」
※内心大きく頷いているのでシンには寛大。
トダカ「謝罪はおくとしても、我々の総司令官の意思は既に告げられた」
ユウナ「（謝罪に自分について触れられていなかったのが不満だったが、今は勝ち誇ってうんうんと頷く）」
シン「！それは…」
「停戦がアスハ代表のご意志でもですか？」
- 165１24/08/06(火) 21:33:21
ユウナ「な、お前は！？」
トダカ「君は？」
アスラン「オーブ国防軍のアスラン・ザラ三佐です。アスハ代表の命によりザフトに出向しておりました」
ユウナ「馬鹿な！お前はザフトに逃げ帰った裏切者だろ！」
アスラン「プラントとオーブの間の誤解を解くようにとアスハ代表から特命を受けてのことです」
アスラン「セイラン司令官も添え書きをされましたよね」
ユウナ「いうあ、だって、あれ書いたの同盟締結を首長会で通す3日前だぞ！まさか、本気で…」
トダカ「ふむ、ですがデータを見る限り代表首長のサインにあなたの添え書きまである正式な命令書ですな」
トダカ「無視もできますまい。…それで停戦がカガリ様のご意志とはどういうことだ？」
- 166１24/08/06(火) 22:12:04
トダカ「そもそもカガリ様はアークエンジェルに誘拐されて行方知らずなのは知っているだろう」
アスラン「ええ、先月アークエンジェルに赴いて任務についての報告とその後の指示を仰いでいました」
アスラン「何しろあなた方がスエズに到着する事が伝わっていましたので、私も去就を定める必要がありましたし」
アスラン「その場において代表ははっきりと仰いました。『私たちはオーブに戻る。戻ってオーブを守るために全力を尽くす』と」
ユウナ「カガリは戻ってくるのかい！本当に？」
アスラン「オーブへ戻りセイラン一派から政権を奪い返して連合から離脱し中立の理念を掲げる、と」
ユウナ「はぁ！？僕たちから政権を奪い返すって今までカガリを支えてきたのは僕たちだぞ！それに僕はカガリの夫だ！そんな馬鹿な事…」
- 167１24/08/06(火) 22:13:24
すみません、すこし休憩いたします。
再開は22時40分予定です
よろしくお願いいたします。 - 168１24/08/06(火) 23:00:38
遅くなりましたが、再開いたします。
アスラン「ハウメアの宗教権威から正式に婚姻関係が成立していない旨のは発表がありましたが」
ユウナ「あんな浮世離れした奴らに政治の何がわかるというんだ！」
トダカ「最高裁でも婚姻関係が法的に成立していないとの結論でスピード結審しましたな」
ユウナ「ぐ」
アマギ「はい、ですので法的にも社会通念上も司令官殿はカガリ様の夫ではありません」」
ユウナ「が」
シン「お前、誘拐の時アスハ代表を盾にした挙句にフリーダムから我先に逃げてたじゃねーか」
ユウナ「ギ」
シン「おまけにその様を世界中に配信されちゃって」
ユウナ「げ」
シン「そんなんで世間が認めるわけねーだろ、少しは常識ってもん持てよ、アホボン」
ユウナ「ゴガガガガガ」
- 169１24/08/06(火) 23:12:49
「そういうわけでアスハ代表は既にアークエンジェルに乗ってオーブに帰還され」
「できるだけ穏やかな形で政権奪回をできるよう根回しの真っ最中です」
「あなた方も速やかに戦闘を停止し帰国の準備に入ってください」
「うるさい、うるさい、僕がこの軍の最高指揮官だ！そして、その僕がその命令は偽物だと言っている！」
「でなければ…操られてるんだ！本当の、ちゃんとした僕のカガリなら、こんな馬鹿げた、僕に恥をかかせるようなことをするはずがないだろ！！」
「そうですか、では、それを皆に判断してもらいましょう。代行、お願いします」
- 170１24/08/06(火) 23:23:37
「了解だよ、アスラン。ことらの放送を開始する」
「にしても、諦めて恭順していればアスハ代表も処遇を考えないといけえなかったろうに」
「そういう保身には長けてそうなイメージだったんだけどなぁ」
「さすがにあそこまで言われちゃうと男の人のプライドが邪魔するんじゃないでしょうか」
「シンがいい仕事をしていました。アレが素でなかったら挑発役として重宝したんでしょうけど」
「シン君はあんなに厭味ったらしい事は言いません。ただ、今回はルナマリアさんが負傷しましたから」
「「成程」」
- 171二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 23:25:22
シンのお姉ちゃんたち……
- 172１24/08/06(火) 23:38:58
「私はザフト艦ミネルバ艦長代行のトラインです。国際救助チャンネルで皆さんに語り掛けています」
「オーブ軍の皆さん、先日あなた方の国家元首、カガリ＝ユラ＝アスハ代表首長から特使を通じてプラントに親書が届けられました」
「そして、それと共にあなた方へのメッセージが添えられていましたのでお伝えいたします」
「では、どうぞ」
【再生中】
「私は、オーブ連合首長国代表、カガリ・ユラ・アスハ！オーブ軍、直ちに戦闘を停止せよ！軍を退け！」
「現在、訳あって国もとを離れてはいるが、このウズミ・ナラ・アスハの子、カガリ・ユラ・アスハが、オーブ連合首長国の代表首長であることに変わりない！」
「その名において命ずる！オーブ軍はその理念にそぐわぬこの戦闘を直ちに停止し、軍を退け！これでは何も守れはしない！地球軍の言いなりになるな！」
「オーブの理念を思い出せ！それなくして何のための軍か！自身の敵ではないものを！オーブは討ってはならない！！」
- 173１24/08/06(火) 23:48:30
「アスハ代表からのメッセージは以上です。何というか随分と直截的な方のようですな」
「ですが、その方が小気味よいのも事実です。ましって、こんな現実が起こっている時には」
「また、我々が優位な戦況でありながら降伏ではなく停戦を呼び掛けている理由をいぶかしくお思いの方もいらっしゃるでしょう」
「理由は簡単です。時間が惜しいからです。そして、時間を惜しむこと自体の理由はこれをご覧ください」
別の映像を再生
「これは黒海北岸並びに旧ヨーロッパ西部で行われている虐殺です」
「あれはデストロイか…」
- 174１24/08/06(火) 23:59:55
「我々はこの情景が黒海南岸でも再現されることを阻止するためにあなた方と戦いました」
「そして、この連合の新兵器デストロイを撃破しブルーコスモスの先兵を追い払いました」
「あなた方、オーブ並びに赤道連合がブルーコスモスに与する者でも虐殺に手を貸す意図もなかったと理解しています」
「ですのでここで戦いを止め、我々をあの場に行かせてください、我々ミネルバはあの情景を止めることが出来ます」
「我々、コーディネーターの手を取ったというだけで、同じナチュラル、守るべき民間人を蹂躙し、あまつさえそれを誇示する…」
「このような蛮行は断じて阻止せねばなりません。人類という種族の最低限の尊厳を守る為に」
- 175１24/08/07(水) 00:08:43
「綺麗事を言うなよ！戦争やってるんだろうが！今の放送を聞いたな？ザフトが弱音を吐いているぞ！」
「ここで奴らを相手に時間を稼いだら、それだけでオーブの功績はうなぎ登りだ！」
「降伏も停戦もしない！徹底抗戦あるのみだ！司令官命令だ！いいな！！」
「カガリ様のご命令は如何なさいます」
「あれはカガリの意思じゃない！偽物か、操られているんだ、僕にはわかる！！」
「…そうですか」
「ぐわっ、貴様…」
- 176１24/08/07(水) 00:29:51
「降伏信号を上げろ。機関停止。本艦はザフトに降伏する」
「…先方はこちらの顔を立てて降伏ではなく停戦をと言ってくれたがね、こうした方が話が早かろうさ」
「そんなことをすればオーブに対する反逆だぞ、外患誘致だ！」
「私はオーブ軍人として、祖国が中立の理念を放擲しあまつさえ虐殺に積極的に加担したなどと後世に伝えられるのはご免被る」
「そして、これは反逆ではないカガリ様の命に従ったまでの事。貴方が今下そうと命令こそが祖国への反逆です」
「『セイラン家の者がオーブの理念に背き、戦争犯罪に積極的に加担した場合これを排除せよ』…これがカガリ様から私に下された命令です」
「命令書はこちらに。カガリ様も悲しまれるでしょう、曲がりなりにもかつては婚約まで結んだ相手がこの様とは…拘束せよ！」
オーブ軍人たち「ハッ！！」
ユウナ「離せ、貴様ら！私は司令官だぞ！これはれっきとした反逆」
「まだ、おわかりになりませんか。あのアーサー・トラインがわざわざあの虐殺について伝えた理由が」
「あれはこの虐殺に加担したと汚名を残したいか？そうでないなら最後の機会だと伝える為ですよ」
「わが軍にもコーディネーターを憎んでいる者もいるでしょう、ザフトも嫌いでしょう」
「ですがそんな人間でも虐殺者などと言われたくはないのですよ
「連れていけ」」
- 177１24/08/07(水) 00:34:55
オーブ軍は降伏し武装解除に粛々と応じた。
赤道連合もそれに続いた。
後に赤道連合海軍の公式記録にはこう記されている
「わが軍はまだ抵抗はできたが虐殺を支援する事になるのを疎んで降伏した」
「ザフトもそれを理解していたため捕虜となった者たちも丁重に扱われた」
と。 - 178１24/08/07(水) 00:39:15
本日の投下はここまでです。
実のところオーブ軍については説得でダイスを振る予定だったんですが
オーブ奪回戦が生えてきたことによってタケミカヅチが特攻する意味が無くなってしまったので
書き溜めていたそれらもいつか供養したいです
明晩はミネルバ側の描写と残るデストロイ2連戦をやりたいと思います
よろしくお願いいたします。 - 179二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 07:23:28
- 180二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 12:19:45
コメントありがとうございます。
アビーもいつの間にかシンのお姉ちゃんに！？
原作でもシンとルナマリアの後方見守り隊してそうですしね
そう受け取っていただけると助かります
＞タケミカヅチが特攻する意味が無くなってしまった
原作ではオーブの覚悟を世界に示し、カガリに政府の命令が間違うとどのようになるかを教えて覚悟を促すためだったわけですが、このスレでは
・カガリは覚悟完了していて、戦闘の停止のために特使（アスラン）を派遣し、ユウナの暴走を制止するようにとの旨の命令をトダカに下していた
・連合軍はオーブ軍に虐殺の片棒を担がせようとしていた上に、すでに敗走している。
・さらにオーブ軍には殿を命じられてはいたが玉砕までは命じられておらず、実際に降伏したことでネオたちへの追撃の手は止まっており役目は果たしている。
との理由から特攻までする理由がなくなってしまいました。
もちろん原作に比べて本人がこの場にいないこともあり、正当性や客観的に正しいかについては突っ込みは入るとは思いますが。
それらについてはカガリ自身がオーブ奪回戦で説得（ダイス）に挑むことになる予定です。
にしても、ついうっかりと原作にはなかった、シンとカガリの和解イベントを生やしてしまって、ダイスのせいでカガリがシンのお姉ちゃんになったことがここまで影響してくるとは…
そのせいでトダカとシンをオーブで再会させることになり、そこでトダカとカガリの繋がりが生えて、アスランが正式な命令でザフトに出向することになり…
if物をするときは小さな改変でも先々の影響を考えないと怖いですね…
本日も21時から投下予定です。よろしくお願いいたします。
- 181１24/08/07(水) 21:07:04
投下を再開いたします。
「レイが倒れた！？」
「はい、どうやらカオスとの戦闘中に受傷していたようで…機体自体も外の装甲はともかく内部が結構やられています」
「レイの容態は？」
「回復に向かっています。ですが、戦闘任務への復帰はしばらくは難しいかと」
「あと、レイには持病があって特殊な薬を支給されていたようですが切り替え用の新薬が届いています。これでかえって健康面では強靭になるかもしれません」
※アウルの犠牲は無駄ではないのです。本院が草葉の陰で喜ぶかはさておき。
「そうですか。分かりました。よろしくお願いいたします」
「これで本艦の戦闘可能なMSは7機。本来の搭載機という意味ではシンのインパルス1機だけかぁ」
「そのことについて提案があります。トライン艦長代行」
オーブ軍服のアスラン・ザラが二人のオーブ軍人を連れて艦橋に上がってきた
「ザラ隊長？」
- 182１24/08/07(水) 21:17:10
ミネルバ
医務室
「ルナ…ごめん。俺、いつも助けてもらってるのに…肝心な時に助けられなかった」
「俺が、もっと早くデストロイを倒せてたらこんなことには…ごめん、ごめんよ、ルナぁ」
「守るから…ルナは俺が守るから、俺がちゃんと守るから」
「もう、誰にもルナのことを傷つけさせない！」
「私は…守られてるだけより、一緒に戦いたいな。でも、ありがと」
シン「ルナ！良かった！目が覚めたんだ」」
ルナ「え、シ、シン…」
「良かった…本当に良かった…」
「もう泣き虫ね…本当に子供なんだから…」
シンのルナマリアへの好感度 84＋ dice2d10=8 1 (9)
ルナマリアの恋愛度 48＋ dice1d6=5 (5)
- 183１24/08/07(水) 21:35:21
レイ「二人は見ての通り取り込み中です。御用ならば私が承りますが」
シン「え、み、見てたのか！？レイ！い、いつから」
レイ「お前がルナマリアの枕元に立って泣き出してからだな。おちおち寝てもいられん」
シン「あ、ごめん」
レイ「いや、そのまま感極まって口づけでもしてくれれば話は早かったんだが」
ルナマリア「ちょっと、レイ！何言ってるのよ！」
シンはフリーズ
「あー、三人とも、取り込み中すまない。ちょっと今後の作戦について会議をしようと思ってシンを呼びに来たんだが…」
「スマン、君たちの休息や青春を邪魔する気はなかったんだ！」
「また、2時間ぐらいしてから出直そうか？」
- 184１24/08/07(水) 22:27:36
「い、いえ大丈夫です。ルナの元気な姿を見れましたから！」
シン「じゃあ、行ってくるよ、ルナ」
ルナ「うん、頑張ってきて、シン」
（うわーっ、新婚さんのご家庭にお邪魔したみたいだ）
「では、行こうか」
「メイリン、ルナマリアの看病をしばらくお願いするよ」
「ハーイ、任せてくださーい。シンも色々大変だけど頑張ってね。ジュール隊長も期待していたから」
「そっかー、わかったありがとう、メイリン！」
アーサーとシンはミーティングルームへと向かいました。
- 185１24/08/07(水) 22:45:59
- 186二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 23:04:23
このレスは削除されています
- 187１24/08/07(水) 23:05:06
「えー、私の部下…がデストロイ撃破任務に参加を志願してくれました」
「それで私がオーブ軍三佐であることとザフトのFAITHであることをうまく使って戦力として連れていけないかなあ…と」
「ふむ、成程。…どう思いますか、ジュールMS部隊隊長」
「MS部隊隊長だと？俺がか？」
「はい、ザラ三佐がオーブ軍に戻られた以上MS部隊を括する人物は必要ですし、となるとジュール隊長が一番上席ですし」
「それに伴ってエルスマン副官も副隊長代行になります」
「俺たちはミネルバに載せて貰ってはいるがその指揮下にはないんだが」
- 188１24/08/07(水) 23:19:49
「それを言ったらこれまでのザラ隊長だってFAITHなのでミネルバの指揮系統図には名前無かったんですよ」
「書類上はレイが隊長代理をしていましたが実際はザラ隊長が行っていました」
「で、そのザラ隊長がオーブ軍に戻られたのとレイの負傷が重なりましたので」
「今後はシンが書類上隊長代理代行になりますので実務はジュール隊長がお願いいたします」
「シンに任せるとかは…」
「それができるように鍛えていただけるならば構いませんが」
「ようしわかった！先ほどの戦いでもたるんどるところがあったからな、俺たちで鍛える！」
「よろしくお願いいたします！」
「（ほんと、よく懐いてるな）」
「（ちょっとうらやましい）」
- 189１24/08/07(水) 23:57:50
「話は戻しますが、どう思われます？ジュールMS部隊隊長？」
「本来なら『何を寝言言っとるんだ貴様は！』というべきだがデストロイ相手には戦力は欲しいな」
「そいつの技量と機体次第だ。アストレイではなくムラサメならばということだな」
「技量と機体ですか。ミネルバの側の問題でもありますね。ムラサメを搭載したとして整備を十全に行えるか」
「何しろ時間がありませんから」
「整備員ならば同行する機体の専属も含めて4名を同行させることが可能です」
「長期にわたる作戦ならばともかく短期で決着をつけねばならない今回ならばなんとか」
- 190１24/08/08(木) 00:07:32
「パイロットについても同行を代表して志願したババ一尉はわが軍のエースです。技量は保証いたします」
「そいつは俺も保証するぜ。何しろシホと連携して墜とそうとしたのに落としきれなかったからな」
「成程あおムラサメのパイロットですか。こちらのCIWSも協力して追い詰めたのに逃げられましたからね」
「デストロイのとんでもない数のビームも回避できそうですね」
「となるとあとは…」
「政治だな。代表首長の信書と議長の黙認はあるとはいえ、オーブとは現場判断で休戦しただけで戦争状態にある」
「軍規、国際法、そしてプラントとオーブの国内法、いずれをとっても問題だらけだ」
- 191１24/08/08(木) 00:31:39
「私、一人の身で責任を負えるものではないことを百も承知であえて申し上げます！」
「この戦い、オーブのためのものではありませんが、これをただ見ていることなどできません！」
「まして、如何に命令があったとはいえ我々がオーブの理念とカガリ様のご意志に背いてクレタで戦ったがために救援が遅れたとあっては…」
「トライン殿、貴官は言われた『人類という種族の最低限の尊厳を守る為に』と」
「ならば私もまた人類の端くれだ。自らの尊厳を守りたい」
「「……」」
「…分かりました。私も腹をくくりましょう。私のその言葉はプロパガンダにも使われているそうですから、それを裏切らない為だったという事で」
「ザラ三佐はプラントでも英雄ですからね。その線でまとめましょう」
「どのみち戦後はザフトには残れないそうですし」
「かたじけない」
「僕で良ければカガリに推薦いたしますよ、一緒にオーブ軍で働きませんか」
「フクロウ殿と轡を並べられるなら安心というものです。よろしくご検討を」
「（ファウンデーション王国もよろしく）」
「モテモテですね、代行。引く手あまたで何よりです」
（あ、これ、本気で移籍考えないと左遷どころか謀殺される奴だ）
- 192１24/08/08(木) 00:34:13
本日の投下はここまでです。
明日こそ黒海北岸とベルリンでの戦闘をいたします
明後日からはオーブ奪回編に入れるようにしたいです
お付き合いいただきありがとうございました - 193二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 09:07:29
投下乙です、そろそろスレが埋まって参りましたね…
- 194１24/08/08(木) 13:02:46
- 195１24/08/08(木) 13:38:50
コメントありがとうございます。
- 196１24/08/08(木) 13:41:06
これまでのミネルバMS隊編成
隊長 アスラン・ザラ（ただしFAITHなのでミネルバの指揮系統には本来存在せず）
隊長代理 レイ・ザ・バレル（だからガルナハンの時に真っ先に呼び出されていた）
隊員 シン・アスカ ルナマリア・ホーク
別働部隊 隊長 イザーク・ジュール
副隊長扱い ディアッカ・エルスマン
隊員 シホ・ハーネンフェルス
同盟軍 隊員 ダニエル・ハルパー リデラード・トラドール
これからのミネルバMS隊編成
隊長代行 イザーク・ジュール（実は正式にはミネルバの指揮系統には組み込まれていない）
副隊長代行 ディアッカ・エルスマン（上に同じ）
隊長代理代行 シン・アスカ
別働部隊（隊長代行の直属戦力） 隊員 シホ・ハーネンフェルス
同盟軍 オーブ軍 隊長 アスラン・ザラ三佐
隊員 ババ一尉
ファウンデーション軍 隊員 ダニエル・ハルパー リデラード・トラドール
加療入院中
レイ・ザ・バレル
ルナマリア・ホーク
半数が同盟軍所属で本来のミネルバのパイロットはシン1名 - 197二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 23:28:15
埋め
- 198二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 07:58:51
埋め
- 199二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 10:23:06
埋める
- 200二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 10:24:11
200ならミネルバ組は幸せになれる