- 1夜遊び尼僧◆BuOGBplkzY24/07/30(火) 21:55:32
- 2夜遊び尼僧◆BuOGBplkzY24/07/30(火) 21:55:57前スレ
設定スレここだけダンジョンがある世界の掲示板 第5361層|あにまん掲示板どのような武器であれ、戦えれば問題はありません。レンガ一つで戦い抜いたあの旧ランカーのお方のようにbbs.animanch.com
姉妹スレここだけダンジョンがある世界の掲示板 脳内設定スレ95|あにまん掲示板ここは、「ここだけダンジョンがある世界の掲示板」から派生したスレです。■ルールは特になし、設定など固めすぎず好きにロールプレイして遊ぼうぜ!という趣のスレですが、やはり個々人で「自分のキャラ」の設定な…bbs.animanch.comダンジョンマスター専用掲示板 その69|あにまん掲示板テンプレは>>2に移動したってさbbs.animanch.com次スレ>>185はさん
・スレ立ては「その他話題」、画像は「いらすとや」のイラストを使用
・「このダンジョン一緒に攻略しようぜ!」など、特定メンバーでやりたい遊びはダンジョン攻略スレで進行
・ダンジョン攻略の他に、集まってするイベントはイベントスレで進行
・画像の貼り付けは原則禁止
・あくまで掲示板、直接名前を出すのは避ける
・プロレス系ロールは喧嘩にならないよう気をつける
・スレチの話題は禁止
・メタ会話は( )or(※ )で囲もう
・本スレ、関連スレ以外へのコテハン・話題を持ち込むのは原則禁止
>ルールは上記を守るだけ
>熟練者に成るもよし 初心者に成るもよしダンジョン関係に成るのもok trpgのキャラに成りきるのもokです!
>気軽に誰でも書き込んでくださいね!
- 3夜遊び尼僧◆BuOGBplkzY24/07/30(火) 21:57:04
――そこ
- 4彼方の魔族◆o4H3Dx3iss24/07/30(火) 21:59:25
あぁ、立て乙だ。
>188
良い人なのに言動が悪いの、何?
【コレがセントラリア名物かァ〜!という微妙な顔の魔族】
>173
あぁ、情報提供に感謝する。ありがとう。
【二種の魔剣と無骨な義手、及び短時間の加速飛翔を可能とする魔具と共に闘技場に潜っていった】
- 5吟遊詩人◆h2EaMP/vZYMU24/07/30(火) 21:59:44
立て乙
夜は静かな詩で - 6ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/07/30(火) 22:00:01
(※立て乙です!)
【旗付き(フラッグス)と海拓者(シーローダー)、この世界における海賊と呼ばれる者たちの分類である】
【旗付き(フラッグス)は略奪行為や殺戮を行う「海の悪党たる海賊」らしい海賊たちのこと、海拓者(シーローダー)はこちらの世界で言う冒険者にも当てはまる「この海で船旅を続ける者たち」のことを指している】
【旗付き(フラッグス)に最大勢力あり、名を善なる運び手『ディスポーター』】
【海拓者(シーローダー)に最大勢力あり、名を三つの海を征せし『三海の覇者』】
【この二つに挑みし異端なる一団があり、その名を……】 - 7二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:00:14
- 8夜遊び尼僧◆BuOGBplkzY24/07/30(火) 22:00:25
- 9ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/07/30(火) 22:00:32
何とか入り江に辿り着くことはできたけど……
ティ「まさか降りた瞬間にぶっ壊れるとはなぁ」
【先程まで順調に航海していたティードたちの海賊船は、船着場に着いた途端に限界が来たのかぶくぶくと泡を立てながら海へ沈んでいった】
カイ「んまあ、よく保った方だぜ?あの幽霊船から無傷で勝って逃げ切るなんざ幸運も幸運だったしな、船の代償くらい安いもんよ」
フェル「しかしどうしましょう……わたくしたち、本当に船無し海賊になってしまいましたわ〜!?」
ゴン「まあまあ……消費してしまった僕が言うのもなんだけど、まだ資金は残っているしちょっとお安めの帆船くらいなら買えるはずだよ、多分」
バン「船売ってんのはあっちの方だったか?」
ユニ「はいっ!安くておっきな船、あったら嬉しいですね!」
グアン「悪いがオレは別の場所で休ませてもらうよ、ちょっと怪我がまだ治りかけでな……」
サレナ「私もグアンに同行しよう、何かあった時に医者がいた方が安心できるだろう?」
ティ「おれは飯食いてぇ!腹へった!」
俺もだ、飯屋でも探しに行こうぜ
バン「待ちやがれ大食らいども、船代で資金が全部消えるから飯屋になんて行くな、俺の釣り竿を貸してやるからそっちの方で釣りしてろ」
ティ「え〜!肉も食いてえんだけどな〜」
バン「俺たちはバンダー号との戦いであんまり役に立たなかったろ、我儘言わずに魚獲ってこい」
ハッハッハッ!言われたなぁティード、俺も一緒に釣りに行くから楽しもうぜ?
ティ「むー……しょうがねぇな、おれも頑張って釣るぞ!目指せ大漁祭りだ!」
【ということでカイラギ・ゴン・フェル・バン・ユニの5人は船を購入に、グアン・サレナはそれに同行しつつ離れた場所で休息を】
【ノコギリ青年とティードは、食料調達がてら港近くで釣りをすることになった】
- 10かぁいーちゃん24/07/30(火) 22:00:37
おつおつよいちょのたてじろ〜
てかマジでギルドの皆優しくてウケんね〜
マヂあざまる水産〜あーしちょーうれぴだよ〜 - 11リモンチェッロ◆oyy1sw5DoY24/07/30(火) 22:01:03
スレ立てお疲れ様
推しがいる人達は皆楽しそうでいいよね。いいことだ、人生の彩りが鮮やかなのは
前スレ196
そうかい?ふふ、それなら良かったよ
そうだな、そのクッキーと似たようなレシピでお菓子を出す店があるから紹介するよ
実家が経営してるんだ、気が向いたらどうぞ
【リモンドリキュールという店名の書かれたレモン菓子専門店のクーポンを取り出し渡す】 - 12ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/07/30(火) 22:02:24
ユニ「わぁ!船って、こんな値段からでも買えるんですか?」
フェル「資金の半分はお安過ぎますわ〜!?これに致しましょうか皆様?」
カイ「いやいや……安モンは裏があると思えよ?できるだけ予算ギリギリのやつを買うんだ、少しでも質が高い船を買えば航海の安定性も高くなるからな」
ゴン「最高級品となると、カタログ越しでもとんでもない船だということが伝わってくるなぁ……」
バン「流石にこりゃ夢のまた夢だな、金持ち海賊なんざ滅多に見ないのも確かなんだが……」
【5人で購入の決め手を話し合っていたが、同行していたはずのサレナとグアンの姿が見えなくなっていることに気づいた】
ゴン「あれ?あの二人はどこに行ったんだ?」
カイ「グアンの怪我の具合悪くなったから、もっと静かに休めるところに行ったんじゃねぇか?」
フェル「ちょっと心配になってきましたわね……わたくし、探しに行ってきますわ!」
バン「俺も行ってくるわ、フェルはそっちを頼むぜ、俺は反対側から探してみるわ」
ユニ「グアンさん、怪我がよくなっていると良いんですが……」
ゴン「ふむ……何かが起こる可能性もある、僕の方で船の購入について店主と話し合ってくるよ、カイラギとユニは入り口近くで待っててくれ」
【そうしてその場からバン、フェル、ゴンの3人が離れていき、グアンとサレナと同じように消えてしまった】
ユニ「皆さん……帰りが遅い、ですね?何かあったんでしょうか?」
カイ「ゴンやグアンは冗談を言う時もあるが……クソ真面目な性格のバンやフェルがこんな真似するのは無ぇな、ユニ、こっからは俺と一緒に動け、俺たちは良くねぇことに巻き込まれてる気がするぜ」
ユニ「はい!急いで皆さんを探しに行きましょう!」
【ユニはカイラギと共に突然消えた5人を探しに出ることにした、入り江の港町はそこまで人もおらず、和やかな雰囲気に包まれている】
【そんな場所で既に5人が失踪した、港町にとっても明らかに異常事態であろうとユニは考え、街の人間たちにも事情を話そうとする】
【そんな時に、見覚えのある人物が視界に入った】
- 13かぁいーちゃん24/07/30(火) 22:03:11
- 14ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/07/30(火) 22:04:16
ユニ「あ、れ……?あなたは、三海さんのところにいた、でぃーらーさん?」
『おや?お嬢さん、今日はお一人ですか?』
ユニ「ううん、またカイラギさんと一緒……あれ?」
【ディーラーの男と会話を試みようと思った矢先、自分の後ろをついてきていたカイラギがいなくなっていることに気づいた】
ユニ「あれ?あ、れ……?さっきまで、一緒だったのに……どうして?」
『おや……お仲間と逸れてしまったようで、良ければワタシがご一緒に探しましょうか?』
ユニ「えっ!あ、の……いいんですか?」
『もちろん、お嬢さんはお仲間を心配する善き方です、ワタシめで良ければお手伝いしましょう』
ユニ「ありがとうございます!……ですが、でぃーらーさんはここにいても大丈夫なんですか?」
『おや?それはどうして?』
ユニ「この近く「西トルシア海」って言って、悪い海賊さんたちがいっぱいいるらしいです、だから三海のみなさんも迂闊には行かないようにしてるって……でぃーらーさんは、三海の海賊さんだから、ちょっと心配です……」
『……お嬢さんは本当にお優しい、実に“善い”心がけです、ですが……ですがねェ!余計な詮索は全く“善ろしくない”!』
ユニ「ひっ!?」
『嗚呼!何故、何故、何故!何故アナタは途中から自身で「完璧なる善」を穢したのですか!嘆かわしい!嘆かわしい!嘆かわしい!アナタで5人目です!こんなことをしなければならない方は!』
ユニ「ごめんなさ、ごめんなさい……ごめ……う、あ……………」
【必死に謝罪を繰り返すも、ディーラーはユニの鳩尾に拳を入れる、その重すぎる一撃にユニは虚空へ意識を手放した】
『アナタたち、我らが拠点に連れていきなさい、我々はまだまだこの海に「善人」を運ばねばならない』
エン「そして……このエンススの善行は遍く世に知れ渡らねばならない、栄光ある我が『ディスポーター』の力を海に刻むためにも」
【男は“旗付き(フラッグス)”の海賊の最大勢力『ディスポーター』の首領】
【名をエンスス、世に「己にとって都合の良い善」を広げんとする狂気の慈善家である】
- 15二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:05:40
あの人ひたすらビジュと口調が独特なだけで中身は超絶真っ当で正統派な光の上級冒険者なのでは…
- 16夢想の夢騎士◆gSwqDYP7Ns24/07/30(火) 22:05:49
(※立て乙です!)
【―――さて、偵察を素早く済ませて赤毛は作戦を立案する
まあ、作戦といっても単純なものだ……単純で
そして、どこまでも効果的】
『…砲撃、開始』
【――角頭達の悲鳴が鳴り響く
上空より巨軀のアンドロイド…ハイドレンジアが、大口径の『砲』を群れに向けて速射
己の重力を装置により反転し空を駆ける機械に対して角頭達も当然目をつける
各々が咆哮し、両性具有の巨大なる群長…グレス・ドガルガンが、口を開けその声を轟かせんとせるその時だった】
「……クフフ♪
プレゼントだヨ!」
【周囲から、各種属性の弾が掃射される!
その正体は岩陰や木、地面などに巧妙に隠されたカードに刻まれし魔法陣より放たれた物…だが、角頭達がそれを理解するよりも速く
『角頭の幻影』が、群れの角頭に攻撃を仕掛けた!】 - 17二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:06:09
- 18煉獄の戦鎚主人24/07/30(火) 22:06:10
立て乙だ……
魔物の調査を請け負ってくれる冒険者もまだ募集しているぞ……
【特殊】魔物の調査と素材の納品
報酬:該当の素材を使った希望の装備を一つ
この世界には常に未知なる魔物が新たに確認され続けている。鍛冶屋としては新たな素材が気になるが、自分は戦う力を持たないため冒険者に任せたい。
現在判明している情報は外見のみ、名称さえも仮称にすぎないが、素材を納品してくれればそれを使って武具を作ろう
《現在の情報》※名称は仮名
【ぐーすかヤマネコ】
オオヤマネコに似ているが、常に眠ったまま。移動も狩りも食事もその状態で行う
【ダイヤモンドジュゴン】
額に大きなダイヤモンドに似た宝石を抱くジュゴン。短時間ながら空中を泳ぐ姿が確認された
【ハーフムーン・ウルフ】
額に光る半月の模様がある、紫の毛皮をした大きな狼。月光下では全身が淡く光り輝く
【ロイヤルファンテール】
サーペント型のモンスター。頭部に王冠を思わせる金色のとさかがあり、尾が白羽扇のような形をしている
※外見だけのお題に好きなように強さと設定を盛ろうというクエストです。描写と設定から装備の追加効果が決まります
※鍛冶屋の個人依頼の範疇に留めるため、魔物が人里を襲っているなど現在進行系の緊急事態は避けてください(現地勢&ギルドなにやってんねん案件になってしまうので)
※あとに残る深刻な影響はできれば控えていただけるとありがたいです(現地の崇拝の対象であり倒したことでこじれるなど) - 19リモンチェッロ◆oyy1sw5DoY24/07/30(火) 22:07:47
- 20二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:09:26
セントラリア名物口だけ悪そうな善人の亜種?
- 21二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:10:12
- 22亡国女王&金属商人◆UwIgwzgB6.24/07/30(火) 22:10:48
- 23夜遊び尼僧◆BuOGBplkzY24/07/30(火) 22:11:04
- 24二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:11:35
- 25ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/07/30(火) 22:12:06
【『ディスポーター』の魔の手にかかり、クルーの3分の2以上が捕まってしまった最悪の状況だが、ノコギリ青年とティードは仲間が攫われているのにも気づかず、ひたすらに空腹を埋めるための釣りを続けていた】
全然釣れねぇなここ……
ティ「釣れたは釣れたろ?何かに食われた後みたいな魚の骨とか……」
それは逆に釣れたのが奇跡だろ
『おうおうおう!久しぶりだなクソガキども!』
【すると、いつの間にかやけに声のデカい髭面の海賊を中心に“旗付き”と思われる海賊たちがこちらを囲んでいた】
誰だお前
ティ「おれもお前の顔は知らねぇや」
『お前らに船取られた海賊だよ!俺の船はどこにやりやがった!』
ああ悪い!さっき沈んじまった
ティ「おれらバンダー号と戦って勝ったんだぜ!」
『はぁっ!?お、俺の船を沈めたぁ!?こっ、このやろう!ただじゃあおかねぇぞ!』
『そう言うなよお頭、おれたちゃあのディスポーターに入ったんですぜ?こんなガキども一瞬で海の藻屑にできらぁ!』
『それにもう、このガキどもの仲間みたいな奴らは首領がとっ捕まえてくれたらしいですぜ!』
【その言葉を聞いた瞬間、ティードから周囲を押し潰すような威圧感が流れ出し、『ディスポーター』の下っ端たちを平伏させた】
ティ「誰の仲間を、捕まえたって?」
『カ、カカッ……!カヒュッ!』
【眼前の海賊を片手で掴み上げて詰める、あまりの威圧によりほとんどの海賊たちは首を締め付けられるような圧迫感に支配されて、上手く呼吸もできず過呼吸の状態になっていた】
ティ「お前らの拠点はどこにある」
『か…ハアッ、あ…あが…!』
【下っ端は息もできないまま、酸素の行き渡らない血色の悪い顔で「西トルシア海」の方向を指差した】
【それを確認するとティードは手を離して海賊を地面に転がす、下っ端は解放されたものの、周囲の海賊たちと同様に段々と気を失っていき、威圧が引き起こした過呼吸によってその場に倒れ伏した】
釣りなんてしてる暇じゃねぇな、助けに行こう
ティ「ああ……ついでに『ディスポーター』とか言う奴らも、全員潰す」
【初めてみんなで手に入れた財宝である“帽子”を被り直し、トレードマークの“海賊旗剣”を担いで歩く】
【その怒りに満ち溢れた表情は、これまで一緒に旅してきたティードの顔の中で、最も“海賊”らしい殺意を湛えた顔だと、隣を歩くノコギリ青年は感じた】
- 26夢想の夢騎士◆gSwqDYP7Ns24/07/30(火) 22:13:03
「…ま、ただの投影ダカラ?ダメージなんて無いんだけどサ…
……こーんな攻撃の中」
【四方八方、弾丸と魔弾、そしてその破片が襲う中で…
幻影の攻撃が偽だと、瞬時に判別できるのか…
そして、例え当人が判別できたとして】
……君達に理解、できるのか?
【ドリームメイカーにより夢の魔力を増加させ、角頭達を包みこむ
流石に戦闘により精神が高揚した魔物相手を眠らせるには至らないが…だが
正常な判断を、少しばかりにぶらせる事なら、できる】
〘――――――!?〙
【同士討ちと、混乱
眼の前の脅威と…背中からの裏切りというその思い込みは…人間同士の争いにさえ致命的となる不和をもたらす、であるのならば
―――当然、角頭達の辿るルートは…!】
……よしっ!やつら、同士討ちを始めたよ!
ここからは各個撃破、目立たず裏から数を減らしていこう!
『…グレス・ドガルガンによる指揮が起こる前に、だな』
「咆哮で正気に戻させられたらたまらないもんネェ
…マ?速攻は慣れたモンサァ!」
- 27夜遊び尼僧◆BuOGBplkzY24/07/30(火) 22:13:05
【まず、こうふくと読ませる……幸福とかけているのはわかりますし】
【黎明を思わせる……あるいは。同じ光を……同じ空を戴く、というようなニュアンスも含むのでしょうか】
【ロマンチックですねぇ……と考えている顔】 - 28リモンチェッロ◆oyy1sw5DoY24/07/30(火) 22:13:07
- 29キャー◆zx1NIrpyR624/07/30(火) 22:14:02
- 30重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg24/07/30(火) 22:14:21
立て乙です!ぶちのめしたいところですが本当にフィジカルがしっかりドラゴンしているのが腹立たしいですね
【大口径短銃をリロードしつつ後方へ飛び退いて振られる尻尾を回避、尻尾が再度振られる前に懐へ潜り込み、後ろ足の足首…ヒトであれば腱がある所へ斬撃を見舞い離脱】
「ヒトの狩りというものは…フフッ冗長な物だな…お前があの竜を逃さなければお前の攻撃を無視してあの竜とニンゲンを痛めつけることも可能であった 嗚呼なんと勿体無い」
腹立つ【わざとらしく口を広げて喉奥から上がる光を見せつけての火球を躱し、もう一発を黒騎士鎧備え付けの盾で防ぎ、爆風に吹き飛ばされながら龍鱗ダガーの光波を叩き込む】
「我の真似事か?」
【カチッ💢】
【角に伸びる鎖、絡みつく鎖を叩きつけて絡ませ頭へ飛び乗り、龍鱗ダガーを突き刺そうとした所で頭ごと壁に叩きつけられて振り落とされた】 - 31ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/07/30(火) 22:15:26
【西トルシア海、『ディスポーター』拠点、ロイヤル・ハングドマンズ号船内】
『オラァ!もっと泣けよクソが!いつもオレらの仲間を痛ぶってくれたなぁオイ!』
バン「がアッ……!」
【『ディスポーター』に捕まったバンたちは、旗付きの海賊たちに殴る蹴るの暴行を受け、売り物の奴隷として服従するように拷問されていた】
【特にバンは他の仲間の分の拷問も請け負いつつ、“旗付き”から恨みを買っていたために、必要以上に暴力を受けていた】
【拷問から解放され、牢獄に再び投げ入れられると、同じく捕まっている船の仲間と合流した】
バン「ッ……はっ、温いんだよ三下どもが、オレが相手してきた強者はその程度じゃなかったぜ?」
『ンのやろォ……!まだ生意気な口を!』
ユニ「バンさん!あまり無理しないで……!」
グアン「お前……怪我してるオレ以上に酷いことになってんぞ!」
バン「賞金稼ぎってのはタフなのが売りなんだよ……なのにお前らを庇いきれずにこのザマだ、すまねぇな」
サレナ「ここから出て……ティードたちのところへ帰ったら、私が必ずお前を治してやる、あんな奴らに付けられた傷痕など一つも残らないように……」
バン「そうかい、ま……期待してるぜ、船医殿」
エン「簡単に出られるとお思いか?随分と短絡的な考えをお持ちのようですねェ、愚かな海賊の方々」
【飄々とした出立ちの細長い男性が、こちらを見下しながら舐め回すように見つめてくる、その胸には『ディスポーター』の証である“黒い薔薇”のブローチがつけられている】
ゴン「貴様……!その物言いとブローチ、『ディスポーター』の首領エンススか!僕らを捕らえて何をするつもりだ!」
フェル「愚か者は貴方の方でございましてよ“旗付き”さん?わたくしたちがそう簡単に服従するとでも?」
【エンススは捕らえた海賊たちの様子を見ると、また残念そうな顔で独り言を言い始めた】
エン「嗚呼……“善く”ない、全くもって“善ろしくない”ですねェ、アナタ方は」
「一体誰を基準にモノを言っておられるのか、それすらも理解していないようですねェ……それとも、ワタシの慈善活動に嫉妬しておられるのですか?」
- 32二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:15:32
- 33かぁいーちゃん24/07/30(火) 22:15:42
- 34吟遊詩人◆h2EaMP/vZYMU24/07/30(火) 22:15:48
- 35リモンチェッロ◆oyy1sw5DoY24/07/30(火) 22:17:22
- 36二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:17:50
- 37ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/07/30(火) 22:18:24
カイ「……話通じねぇタイプとは聞いてねぇぞ?」
グアン「誰だって思わないだろう、“旗付き”の最大勢力を率いる頭目が、ここまでイカれた奴なんて予想できるか……!」
エン「イカれている?ハハハハハ!何を仰られる、“イカれている”のはアナタ方でしょう?ワタシの善行を邪魔している、ワタシの崇高なる意思を穢している、ワタシの前で悪しき事柄を働いている……そうでしょう?」
ゴン「こいつ……自分の尺度で物事を判断しているのか、世界が自分の都合のいいようにし見えていないんだ!」
フェル「わたくし全く理解できないですわ〜!あなたのどこが善人だと言うのです?人々から多くのものを略奪し、人々を奴隷として物のように売り捌く!あなた方は善人から最も遠い行いをしていま……ゴホッ!う、グ……」
【フェルの非難の声にエンススは堰が切れたように怒り、彼女の腹を蹴り飛ばして感情のままに何度も踏み続けた】
エン「善人ではないだと?このワタシが善人ではないと、嗚呼…………!違う!違う違う違う違う!」
「訂正しろッ!訂正!訂正訂正訂正訂正訂正!やはりアナタたち海賊はワタシの善行が理解できないか!奴隷ではない!ワタシが世に送り出しているのは世界に役立つよう“再教育”した者たち!そして彼らが行なっているのは“奉仕作業”だ!そんな崇高なる使命のある彼らを奴隷だと?そんな彼らを作り出しているワタシを善人ではないと?黙れッ、黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ!その歪んだ心を矯正してやろう!矯正矯正矯正矯正矯正!」
【取り憑かれたような様子のエンススはフェルを執拗に蹴り続けていたが、急にピタッと動きを止めて暴行を止めた】
【仲間たちに降り注がれる暴力の嵐に恐怖し、檻の隅で震えていたユニの手首に視線を向けていたからだ】
【そしてエンススは不気味なほどに爽やかな笑顔を見せて、防御姿勢をとるように頭を抑えながら震えているユニに近づいて優しく話しかけた】
エン「……ンフフフフハハハハハ!やはりお嬢さんは善い、善い心掛けをしている!その手首の焼印……アナタ、我々の部下のところで奉仕をしていたようですね?」
ユニ「ひっ………!」
【エンススはユニに刻まれた奴隷の焼印を他の仲間に見せつけるように手首を引っ張り上げ、手に持っていた鎖を彼女の前にチラつかせた】
- 38彼方の魔族◆o4H3Dx3iss24/07/30(火) 22:20:13
蒼天のショール、溢れ殺ぐ暴風の魔剣
【直剣を地面に差し込み、砂を巻き上げる形で抜刀する。単純な風の操作であれば緻密な流体制御術式が刻まれたブリアレオスの嵐腕で充分だ】
【故に、別のアプローチで活用すべきだろう。元々ある流体に干渉する義手とは異なり、無から強風を生成する事が出来る機能と────剣という形態に着目している】
【砂塵の奥で強風が吹き荒れる。莫大量の砂が巻き上げられ、しかし剣で差し込む事によって砂を巻き上げて尚も斬撃の姿勢を維持する事が出来る】
火葬蓮華、揚羽。
【背中の黒鞘によって瞬時に握る魔剣を切り替えている。炎属性を秘める双剣を両手に握り、加護の力で底上げする】
【踏み込み。腰を捻り、上半身の回転によって斜め下より捩れる形で斬撃行動が完了する。敵には遥かに届かぬ間合い】
・・・・・
【────砂に触れる。】
二種複合魔剣奥義、
【爆発的発火を推進力として、回転する。巻き上げられた砂に再び触れる。回転する。回転の途上で別の砂を燃やす。回転する。回転する。回転する回転する回転する回転回転回転回転回転灰転ずる】
【火焔が撒き散らされる。異常加速によって闘技場内で疑似再現されたモンスターを斬り裂き燃やしている。止まらない。触れるものある限り止まらない乱舞が煌めく焔の如き爆ぜ散る】
"緋薔薇"
【咲き誇る炎の渦が魔物を灰へと転じさせて、魔族は深く息を吐いた】 - 39吟遊詩人◆h2EaMP/vZYMU24/07/30(火) 22:20:16
うーん何処までも清々しいくらいの話が通じない相手だね
- 40徒歩の少年24/07/30(火) 22:20:29
【ギルドの職員に案内された資料室の中で、少年は魔物の生息分布を調べつつ対象であるブルームバタフライの分析を行っていた】
「この魔物を植物であると仮定すると、蝶の形態を得るメリットは何があると思う?」
『羽ばたいて移動すりゃあ、遠くまで種や花粉を届けられるゼ』
「そうだね。その場合、鳥や飛竜に食べられることもメリットになり得るかも……」
「逆にこの魔物を虫であると仮定すると、花の形をしていることで得るメリットは何があると思う?」
『そりゃ、擬態ってことになるだろうが……』
「でも花の色自体は結構目立つし、そもそも蝶を捕食対象とする生き物は動体視力優位である場合が多いでしょ?花に擬態しても飛んでたらあまり意味がない気がするな……」
『てなると収斂進化か?花は目立つのが目的の形だし、メスへのアピールとしては有り得なくもないゼ?』
「うーん……そう言う派手さは蝶が元々持ってるはずだし、なんか釈然としない」
「てなると、やっぱり植物系かな」
【ひとまずそう見切りを付け、対策のための準備に取り掛かる少年。その姿は、酒場にいた時とは別人のような落ち着きぶりである】 - 41彼方の魔族◆o4H3Dx3iss24/07/30(火) 22:20:52
- 42かぁいーちゃん24/07/30(火) 22:21:03
人生なんて「さっきの自分バリ恥ずくてウケる〜」の繰り返しぢゃーん?
でもそんでなーんもやりたいことせずにポックリ成仏二郎する方がなーんか恥ずいじゃーん
だからあーしはあーしが思うかぁいーあーしでいたいワケ〜
- 43吟遊詩人◆h2EaMP/vZYMU24/07/30(火) 22:21:52
- 44リモンチェッロ◆oyy1sw5DoY24/07/30(火) 22:22:28
- 45夢想の夢騎士◆gSwqDYP7Ns24/07/30(火) 22:24:00
【――数百頭ならともかく、相手は数十
ハイドレンジアにはガトリングと砲が、赤毛のハイエナ…ロイターにはトランプの魔法陣による手数がある
……こういう場で夢騎士の出番があまりないのは、少しアレだが…
夢騎士は夢騎士でトランプを強化したりハイドレンジアの砲に属性を付与したりしてサポートを行っていけば】
……さて
【―――最後に残るのは、グレス・ドガルガン
他の角頭は倒されるか逃げるか…まあ逃げたとして】
〘――――!〙
うわっ!?……逃げるなら、弾にって?
【苛立ち、咆哮をあげるそれを前に一人と一匹と一つは構える】
……イッツ・ショータイムだね!
「それ俺のセリフ!」
『…くるぞ』
- 46二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:24:15
恥ずかしいと思ったら負けや
なんもできんくなる - 47どっかの代行官24/07/30(火) 22:25:03
- 48吟遊詩人◆h2EaMP/vZYMU24/07/30(火) 22:25:50
- 49どっかの代行官24/07/30(火) 22:26:52
- 50かぁいーちゃん24/07/30(火) 22:26:55
- 51キャー◆zx1NIrpyR624/07/30(火) 22:27:08
- 52二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:27:14
- 53ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/07/30(火) 22:27:28
カイ「おいおいおい首領さんよォ、その子が痛めつけられるサマを黙って見てるほど俺たちゃ聞き分け良くねぇぞ?」
エン「ええ知ってますとも、それに痛めつけるなんてとんでもない!この子の能力は大変貴重だ……我々で有効活用しますとも」
サレナ「キサマ……どこでユニの能力を知った、その子に手を出してみろ、二度と日の目が当たらぬようにしてやる!」
エン「そう怒らずともサレナさん、海水切れが近いのに気づかないアナタでは無いでしょう?」
サレナ「ッ……!」
バン「こいつ……ユニだけじゃねぇ、俺たちの能力やら何やらを全て掌握してんのか……!」
エン「ええ、ええ!ワタシの周りには“善き”方々がたくさんいるのでね!アナタ方を無力化し苦しませるやり方も把握していますとも!」
「体内外で物質を生成できるグアンくんとサレナさんとカイラギくんには、能力の基となる海水を少量しか与えず、権平くんとバンくんとフェルトさんからは武器を……そしてユニさん、アナタには集中を欠いて能力が使えなくなる程のトラウマを……!」
ユニ「あたま、いたい……!それ、やめて……!見せないで、ください……!」
バン「テメェ……!ユニから離れやがれ……!」
ゴン「それ以上仲間に手を出すのなら……!」
エン「出すのなら……なんです?惨たらしくも殺しますか?ワタシを」
「ええ、ええ、ええ、それも善い実に“善い”、ですがそうはなりませんよ、そう言った者たちは全て死に絶えました、ワタシに……絶望の表情を見せながらね?この彼もまたそうでした!」
【そう嘲笑うように振り向いたエンススの顔は
全員がよく知る船長、仲間のために戦ってきた青年ティードの顔をしていた】
ゴン「馬鹿な……!その顔、ティード……!?」
グアン「お、まえ……アイツを、殺したのか……?」
フェル「嘘、嘘でしょう……?何故あなたが、彼の顔を知っていますの……?」
カイ「やられたのか……!?船長が……!?」
サレナ「あり得、ない……そんな、ことが」
ユニ「……………!」
【嘘か真実かは分からない、だが目の前のこの男は今ハッキリと「ティードを殺した」と宣言したのだ】
バン「⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎ァァァァァ!!!!!」
【絶望が伝染しつつある牢獄内で、バンは一人「友を殺した」と嘲笑うエンススに向かって、心血が焼け爛れるほどの激情のままに突進していった】
- 54リモンチェッロ◆oyy1sw5DoY24/07/30(火) 22:29:02
言いたいことを言ってやりたいことをやるのが一番だよね
【そんなんだから実祖母に貴族の当主向いてないって言われるんやぞお前】 - 55どっかの代行官24/07/30(火) 22:29:21
- 56ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/07/30(火) 22:30:25
- 57吟遊詩人◆h2EaMP/vZYMU24/07/30(火) 22:30:32
- 58二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:30:48
ティード君も相当やるんだろうが、何よりあいつら「ノコギリ君を敵に回してる」んだよなぁ
- 59彼方の魔族◆o4H3Dx3iss24/07/30(火) 22:30:58
【装甲が突破出来ないモンスター→動きを制御出来ないので隙を晒す羽目になる】
【熱が有効打にならないモンスター→同上】
【知性の高いモンスター→暴風の魔剣による砂塵が鍵だと見破られて距離を取られる】
【そもそも、巻き上げられるだけの土砂がなければ発動不可能】
総評としては微妙な部類か…………単体相手に特化してしまっているのと、制御出来ないのが弱点。
砂については砂嵐入りビンを流用出来るだけマシな部類だが……………
グレス・ドガルガンの際にも思ったが、広範囲への火力が不足しているな。後の組み合わせは…………
【闘技場で何回か殺されてから反省点の洗い出しをしてる魔族。イフリートに………勝てない…………!】
あ、あぁ………………その、ありがとう。
【ちょっとびっくりして頬を赤くしている】
心根の熱、かぁ。
【あるのかな、熱……………という目で握った魔剣の刀身を覗き込んだ】
- 60彼方の魔族◆o4H3Dx3iss24/07/30(火) 22:32:08
- 61二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:32:35
- 62二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:33:49
ヒーローの目の前で子供誘拐するようなもんだからな……
- 63リモンチェッロ◆oyy1sw5DoY24/07/30(火) 22:33:52
- 64転移銃◆8a0wdj3FCc24/07/30(火) 22:33:54
暑いー
暑くて干からびsoul Hi!
テーテーテテーテテテテー【エアギター】 - 65夢想の夢騎士◆gSwqDYP7Ns24/07/30(火) 22:34:10
【――さて、先手を取り混乱のうちに厄介な手下達を殲滅できたのはいいが…
それで楽になるかと言われれば、眼の前のこの脅威はそうはならない
グレス・ドガルガン―――25メートルを超える、巨大なる角竜の獣人種】
「イヤァ、硬くネェ!?」
『……』
【ガトリングと魔弾の集中砲火を喰らえど、ソレは止まらず、突き進む!】
『…流石に、アレの拳は耐えられんぞ』
【上空逃げながらも撃ち続けるハイドレンジアに、ドガルガンは岩を投げつける……恐ろしく、致命的な速度で…!】
『ちっ…!
……攻撃に専念するにも』
【地面を駆ける獣人には、薙ぎ払いを持ってして…】
「うおっと!?……たく!
うちらが火力不足ってよっぽどだぜ!?」
……恐ろしく硬く、恐ろしく力強い…か
「ブレイカーは?」
使うには近づかなきゃだよ?……僕にはあれを、かわす自信は無い
【離れた位置から夢騎士は言う
……ブレイカーで勢いを殺すにしたって、削り切る前に殺されるのがオチだ
それほどまでの力を…グレス・ドガルガンは持っている】
「ジャアどうすんノ?」
………賭けは好きかい?
『…アレか、はぁ…』 - 66ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/07/30(火) 22:35:13
【帆船も買えず仲間もなく、されど確固たる意思を持って海に臨むノコギリ青年とティードは、『ディスポーター』の下っ端どもから小舟を奪って、彼らの拠点である巨大船ロイヤル・ハングドマンズ号を目指していた】
【しかし、二人しかいないはずの小舟の真ん中に、突如としてひょろ長の海賊が現れた】
エン「ご機嫌ようアナタたち、ワタシはエンスス……これからアナタ方が向かおうとしている海賊たちの拠点を治めている者です」
【それを聞いたティードはいつも以上に殺意の籠った海賊旗の攻撃で吹き飛ばそうとするが、あまりに大振り過ぎたのか即座に対応されてしまった】
ティ「おれの仲間を返せ」
エン「ンフフフ……そう焦らずとも、すぐにお仲間に会えますよ?ただし……ワタシ越しに、ですがね?」
【エンススの顔はいつの間にか、仲間であるユニと全く同じ顔立ちのものへと変化していた】
ユニ……!?いや、回遊者の能力か!
エン「ええその通り!このワタシ、エンススの能力は……『自分が殺した者の姿形を再現できる』能力、残念ながらこのお嬢さんは先程ワタ」
【ティードは更に頭に血が上り、その勢いのまま押さえ付けられていた海賊旗剣で、思い切りエンススをぶった斬ってしまった】
【……が、エンススは斬られても死んでおらず、寧ろティードから向けられた憤怒の感情に大いに喜んでいた】
ティ「まだ死なないか、次こそ殺してやるよ」
エン「“善い”、善い善い善い善い善い!!!」
「その感情の発露!その血走った赤い赤い目!素晴らしい!ワタシが望む“善き”人材にピッタリだ……!嗚呼!アナタに会えてよかったよ、『海賊旗(ジョリー・ロジャー)』のティード!」
「それに異世界から来たというアナタ、名前は……」
名乗りなら別に言わなくていいぞ、俺はどうせアンタをすぐに忘れちまうからな
エン「グ、ククク……!嗚呼、確かにアナタはワタシが嫌いな部類の人間だ、ティードくんよりも感情的ではないのに、何だその眼は……ワタシに嫉妬しているのか?」
いいや?別に俺、アンタに対して興味ねぇし
つまんねー奴だなとは思ってるけど
エン「このワタシがつまらない?我らが善行を、善を為す使命を虚仮にしているのか?忌々しい、忌々しい忌々しい忌々しい!アナタは世の憂いや悪をどうにかしたいと思わないのか!?」
- 67二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:35:19
- 68二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:35:38
- 69暁の炎◆BuOGBplkzY24/07/30(火) 22:36:19
- 70リモンチェッロ◆oyy1sw5DoY24/07/30(火) 22:36:25
- 71暁の炎◆BuOGBplkzY24/07/30(火) 22:37:09
- 72ラピス24/07/30(火) 22:37:27
- 73二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:37:36
- 74リモンチェッロ◆oyy1sw5DoY24/07/30(火) 22:38:18
- 75暁の炎◆BuOGBplkzY24/07/30(火) 22:38:32
- 76転移銃◆8a0wdj3FCc24/07/30(火) 22:39:17
- 77夢想の夢騎士◆gSwqDYP7Ns24/07/30(火) 22:39:27
- 78二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:39:40
- 79ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/07/30(火) 22:40:07
さあ?でも俺は良い奴でも悪いことをする時はあるし、悪い奴でも善行をする時はあると思ってるぜ
なんたって善も悪も、どっちをするのも自由なんだ、だから俺もどうするかは自由に決める
俺はお前をブッ飛ばす、お前という悪を
エン「ワタシを!ワタシを悪と呼ぶか!このワタシを悪と!そう呼ぶのはキサマが初めてだ!崇高なる善への叛逆者がァァァァァ!」
「腹立たしい!全くもって苛立たしい!たが良いだろう、異なる余所者よ!我らが拠点に来たが最後、我が善なる規則に従ってもらおうか!」
ティ「おれたちは支配なんかには興味ねぇんだよ!仲間の自由を返してもらうぜ!」
【ノコギリ青年とティードはエンススと因縁深き戦いの予感を感じながら、逃げ去る闇の姿を睨み続けた】
エン「絶望を教えてやる!信頼も、繋がりも、何もかもを裏切る、この海の本当の海賊を教えてやろう!」
「お前たちは既に、我ら『ディスポーター』の次なる贄となったのだ!」
【そのエンススの先には巨大な船が佇んでいた】
【『ディスポーター』の拠点ロイヤル・ハングドマンズ号、この海の悪が集う領域である】
ティ「……おれはまだ、アイツらが生きてるって、絶対に信じてるからな」
ああ、俺もだ
- 80重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg24/07/30(火) 22:40:27
【壁が浅く陥没する勢いで叩きつけられ黒騎士鎧の外装が一部拉げる】
「種族差というものは哀しいものだな…義憤にかられて尚こうも軽々と吹き飛ばされる」
この程度で打撃を与えたとでも?
【追い打ちに振り下ろされた前足を躱し、足首へ深々と真珠グラディウスを刺して離脱】
【口を開けて見せる竜へ大口径短銃を連射しつつ距離を取り、トケヌシバリを自身を中心に振り回し氷壁を作り出して中に閉じ籠もる】
「技だけは多いな」
貴方のような単調さんじゃないので【氷壁を尾が吹き飛ばした直後、それに巻き込まれて大きなダメージを受けながらもすでに準備を整えていたアンティーク大砲が自壊と引き換えに魔鋼弾を叩き込む!】
【着弾地点から広がる衝撃波が竜の全身にくまなく広がり衝撃を伝え…】
「…気色の悪い感覚だ」
【………これの効きすら鈍い…か…と思惑しながら再度武器を構え】 - 81彼方の魔族◆o4H3Dx3iss24/07/30(火) 22:40:30
- 82二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:40:31
ドリームメイカー禁断の3度刺し!?
- 83徹心銃手24/07/30(火) 22:41:18
- 84ラピス24/07/30(火) 22:41:32
- 85二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:41:47
- 86リモンチェッロ◆oyy1sw5DoY24/07/30(火) 22:42:21
- 87二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:42:24
そもそも「殺した相手の顔になる能力だ」って回りくどいにもほどがあるからねー
本当に殺してるんなら首でもぶら下げてくるでしょ - 88リモンチェッロ◆oyy1sw5DoY24/07/30(火) 22:44:13
- 89彼方の魔族◆o4H3Dx3iss24/07/30(火) 22:44:27
- 90吟遊詩人◆h2EaMP/vZYMU24/07/30(火) 22:44:32
自分を善だと思い込みたいどす黒い小悪党だね
- 91暁の炎◆BuOGBplkzY24/07/30(火) 22:44:38
- 92ラピス24/07/30(火) 22:46:03
- 93転移銃◆8a0wdj3FCc24/07/30(火) 22:46:09
- 94二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:46:12
おお、私のメニュー気に入られていないようで
これはいけない、しっかりと修業し皆を幸福に導かなければ一時の夢のパーク!
【調理者は何処かへ出て行った】 - 95二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:46:13
- 96ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/07/30(火) 22:46:15
『船外に襲撃者です!数は2人!既に味方の船6隻が海に沈められました!』
『はぁっ!?一体何が起きてるんだよ!』
『あっ、見張り台が崩れた!何がどうなって……!』
【下っ端たちの詰所は瞬時に破壊の限りを尽くされ、その破壊で起きた衝撃波をまたより強い衝撃波へと変換して、ロイヤル・ハングドマンズ号とその周囲の旗付きたちの船を瞬く間に沈没させている】
エン「全戦力を以て叩き潰しなさい」
『首領!?2人だけにそいつはどういう……承知しました、全兵力を投入します』
【問いを投げかけようとした下っ端はエンススに触れられると、直後に脳を弄られたかのように冷徹に指示を出し始めた】
エン「全力で潰すとも……アナタ方はこのワタシに初めて真正面から刃向かった海賊だ……!ただで死ぬことができると思うなよ……!」
【エンススの思惑は煮え滾る殺意と共に伝播し、ノコギリ青年とティードの周囲は気がつけば多数の戦艦に囲まれていた】
ここは俺がやる、ティードは先に行け!
ティ「ああ、任せたぞ」
【ティードを先に巨大船内へ潜り込ませると、1人残ったノコギリ青年は、全方位を大砲を差し向ける戦艦に対して笑ってみせる】
…………ああ、分かってるさ
周りが敵だらけで1人になっても戦う、そうだろ?
【青く輝く宝石をあしらったペンダントに誓う】
【《光雨の落涙-レーゲン・シックザール-》】
【太陽信仰の国アハロス、建国に関わる際に創られた「偽りの歴史」の中で、「滅びの象徴」として名を刻まれた『雨の王』ファルヴニルが、想い人であるグランベリーへ贈るはずだった「青く透き通った宝石」をあしらったペンダント】
【『終末を呼ぶ者』の逸話が宿っており、世界を敵に回してもたった一人の涙を救い上げようとしたファルヴニルの慈雨のような魂が、これを身につけた者に「自分に敵対する者を底無しの夢幻へと誘う」という加護を与える】
【晴空は落ちず、邪悪は天より降る雨に注がれる】
『始天』抜刀─────、光雨に眠るがいい
- 97彼方の魔族◆o4H3Dx3iss24/07/30(火) 22:47:06
いつも賑やかな人が静かに殺意を剥き出しにしてるの、まあまあ怖いな?
逆に其れでも持ち堪える所か余裕綽々な辺り本当にあのドラゴン滅茶苦茶強いのだろうが………………性格と実力が比例してない………………
- 98暁の炎◆BuOGBplkzY24/07/30(火) 22:47:24
- 99ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/07/30(火) 22:48:19
『おっ、おい!こんな奴らの見張りしてる場合じゃねぇぞ!たった2人の襲撃者にもう20隻以上の船が沈められてる!首領もお怒りだ!』
『はぁ!?馬鹿も休み休み言えよ!けど首領がキレてんのはこえーから、すぐに行くわ!』
グアン「2人の襲撃者……?まさか、あいつら……!」
カイ「生きてたか……!くそっ、あいつの三文芝居に騙されかけたぜ、あのヤロ〜!」
サレナ「環境と情報の断絶、それを利用しての揺さぶりだったんだろう……言動は愚鈍だが、相当な切れ者だ」
フェル「よ、よかったでずわ〜〜〜!!!お二人が本当に殺されてしまったのかと思いましたわ〜〜〜〜〜ッ!!!!!」
ユニ「生きてる……ティードも、ソーマも、生きてる……!」
ゴン「僕らもここから脱出すれば、すぐに2人の助けにはなるはずだ……だが、どうすれば……!」
バン「それなら心配いらねぇ」
【バンが全身に力を入れると、縛っていた縄がブチブチと引きちぎられ、手足の拘束より解放された】
フェル「えっえっえっ、わたくしのPowerでもダメだった丈夫な縄を一撃で……!?」
サレナ「…………狙っていたな?必要以上に拷問を受けながらも、あの下衆どもを煽っていたのは縄を傷つけて耐久性を低めるためか」
バン「そういうこった、んじゃ順に解いていくぜ」
【バンが目論見通り抜け出すと、クルーの縄を素早く解いていき、フェルが檻を殴り壊して外へと逃げ出した】
グアン「あとはこのままソーマたちに合流するか」
ゴン「待ってくれ、奪われた僕たちの武器と海水の方を確保しておきたい、『ディスポーター』レベルの規模なら、回遊者用の海水をストックしているはずだ」
カイ「ああ……悪いがそうしてくれぇ、俺はもうそろそろタイムリミットが近づいてるぜ……」
ユニ「では、そっちにいきましょう……!今度は、こっちの番、です!」
- 100零落雷神◆h2EaMP/vZYMU24/07/30(火) 22:48:22
【いろんな物がつまった神性な気を漂わすトマト煮を酒のついでに押し付けられて悲しく消化している】
- 101リモンチェッロ◆oyy1sw5DoY24/07/30(火) 22:48:31
- 102徒歩の少年24/07/30(火) 22:48:46
【植物魔物への対策と、一応は虫系魔物への対策も少し用意し、少年はブルームバタフライの目撃情報があった場所へと徒歩で訪れた】
『辛気くせえ場所だゼ』
「沼地のすぐ側だからね。あんまり蝶よ花よって環境ではないかな。まあ、花に関しては偶に巨大な蘭が生えてたりするらしいし、蝶に関しては――」
【と、少年が言葉を紡ぎ終わるよりも前に、ヒラリと大きな影が少年の目の前を横切った。それは目的の魔物、ブルームバタフライ……ではなく、元々この辺りで目撃されていた既存の魔物、ダイオウヒャクメタテハである】
【少年の姿など一瞥もくれず過ぎ去ったダイオウヒャクメタテハは、そのまますぐ近くにあった沼地の畔へと降り立ち、ストローを立てて水を飲み始めた】
「あの沢山の目のような模様の一つ一つに弱い魔眼の効果があるらしいね」
『今回のターゲットじゃねえが、横槍を入れられると面倒だゼ。掃除するか?』
「いや、待って……」
【次の瞬間、】
「うわっ!?」
【ダイオウヒャクメタテハの目の前の水面が爆ぜ、水中から飛び出てきた牙?口?のようなものがその体を捕えたかと思うと、あっという間に水の中へと引き摺り込んだ】
【鱗粉や破れた羽の一部が、物悲しげに水面に広がる】
「……沼地には近寄らない方が良さそうだ」
『ああ、捜索を続けるゼ』 - 103夢想の夢騎士◆gSwqDYP7Ns24/07/30(火) 22:50:05
【―――現実は夢に、夢は現実に…
深く、深く夢に包まれた夢騎士は…黄金の鎧を身に纏い、脚に着けたバウンサーブーツにより加速!】
勝負と行こうじゃないか、グレス・ドガルガン!
【その一撃を……】
付与!『夢想なる加護』!!
【―――腹から抜刀したそれは、グレス・ドガルガンに…強力なバフを与えた】
〘―――〙
「ほんっと、心臓に悪いんだけどネェ…
ホレ!ヒール!」
【今の夢騎士には単なるヒールも上位クラスの治癒術へと変化する…だが
……何故夢騎士は、敵を強化したのか】
『…俺達は撤退するぞロイター』
「おー…タク、決めてクレヨ?」
【超強化されたグレス・ドガルガンから離れる二人…そして、夢騎士は離れずその場にて仁王立ちをする
超強化は夢騎士が生きている間…仮に夢騎士が死 ねば、グレス・ドガルガンの加護も消え失せる
……だから、夢騎士は挑むのだ】
〘―――――!!!〙
【咆哮し、グレス・ドガルガンはその一撃を繰り出す!
単なる攻撃は、腕の振り下ろしは魔力を帯びて!
ただの一撃は、物語における奥義の如く!
加護と、実力と、そして……その、『格』によって!
振るわれしその一撃は――――!】
……一撃必殺の、奥義…!
【―――夢騎士は、ドリームメイカーに『防護』を付与し…己に、突き刺した】
- 104リモンチェッロ◆oyy1sw5DoY24/07/30(火) 22:50:36
というわけで、私もトマト煮を作って来たよ
故郷の南方風だから口に合うかはわからないけど、興味があるならぜひ
【牛肉と野菜を煮込んで塩胡椒で味付けしたそぼくなフローレンス式トマト煮】 - 105干潮の君@『冷血鬼』退治24/07/30(火) 22:50:59
- 106エリマキリザードマン24/07/30(火) 22:51:15
- 107徹心銃手24/07/30(火) 22:51:49
- 108二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:51:50
あれっ久しぶり〜
- 109ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/07/30(火) 22:52:05
【奪われたものを奪い返すために駆け出していく海賊の仲間たち、一方で救出のためにこちらへ来ていた2人は巨悪に対峙する寸前だった】
『ぜ、全艦隊が沈没……!仲間は皆、小舟の上で眠っています!な、何をされたんだ一体……!?』
『本艦もダメージ甚大!海賊旗の小僧が片っ端から船を破壊しています!ここも直ぐに……!』
【部下からの苛立たしい報告を聞いていると、隣の壁が崩れ落ちてこちらに侵入してきた者がいる】
ティ「また会ったな、エンスス」
エン?「ほう……君がこちらに来るとはな」
【エンススは歯を軋ませるような怒りを笑みの中に浮かべつつ、襲撃者ティードを嘲るように見ていた】
【同時刻、ロイヤル・ハングドマンズ号周辺の海上】
俺のことは嫌いなんじゃなかったか?
エン「嫌いだからこそ、ワタシが直接手を下そうというのですよ、世界の異分子が……!!!」
【ノコギリ青年もまた、ディスポーターの首領エンススに出会していた】
【別の場所に同じ人間が2人、しかしノコギリ青年と対峙している方が本物か、ではティードが相対しているエンススは……?】
エン?「ようこそ、僕の『ディスポーター』に」
ティ「エンススじゃねぇな!オマエは誰だ!」
エン?「もう会ったことがあるだろ?全く……こちらの方には行くなと、キツく忠告した筈なんだけどなぁ……改めて名乗ろうか」
「僕の名前はベリック・ロジャーズだ」
【目の前にいたのは、エンススの精巧な変装をしていたベリック、『ディスポーター』とは敵対しているはずの『三海の覇者』の頭目たる男であった】
- 110干潮の君@『冷血鬼』退治24/07/30(火) 22:52:19
「寒いならなんで防寒具着ねーの!?風邪ひくって!自信満々に『オレは…このままで行く…』って言うから寒さ耐性があるんだと思ってたんだけど!」
「あ、あのあの…だ、暖房ポーションは使っていますし…。凍傷はし、しない最低限の防寒対策はできてますのでっ…。は、話に割り込んでしまってすみませぇん!」
「暖房ポーション便利だよナ…そろそろオカワリくれ……。それにオレは…この格好が一番強い気がする……ヒイ、ヒイ……」
「たどり着く前に凍え死んじゃいそお!目標の『冷血鬼』退治は君が頼りなんだよ!頼むよ!?」
「あ、あの…っ、し、心臓が止まっても数秒くらいなら僕が蘇生しますので…安心してくださいね…!」
「そうか…ウン、安心して死ぬことができるナ…」
「死なないでくれって話をしてんだよ今あ!」
【そこは白晢の極寒地獄。古代ローマ建築様式に似た石灰石の建造物が立ち並ぶ真白に鎖された氷の都】
【『永久凍都キュクロ=ギノン』】
【ともに進むは金属塊-ポーションストライカー-を背負う男と古代都探索隊の一員であり「小窓」と呼ばれる青年だ】
「二人とも頼もしいナ…優しいし、オレを…気にかけてくれる…ときめく…」
「え、えへへ?ありがとうございます。あっ、そこ「氷の落とし穴」ですよ「干潮の君」さん、僕の手を掴んでください。安全な道をエスコートしますから…」
「好きだ……」
「はいはい俺の背後でラブコメ領域展開するのやめてね。っと、進行ルート上に頭上注意の「氷柱落とし」、わかりづらいとこに「滑り止まらず」が点在してるから…えーと、俺が君を抱き上げた方が早いな。「小窓」、護衛頼んだ。俺がこの人を抱えて安全地帯まで進むから」
「はい…っ!ま、任せてください…この付近でしたらまだスノウデビルもまだ出現しないと思いますし僕でもなんとかお守りできるかと…」
「オレを抱える逞しさ…守ると決意する凛々しいまなざし…ステキだ…。オレは…動悸のし過ぎで死ぬのかもしれない…」
「死なんでね。『冷血鬼』を退治するまでは生きてね」
「努力しよう…」
- 111二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:52:36
- 112炎魔◆IFu1MvRR7224/07/30(火) 22:52:38
- 113彼方の魔族◆o4H3Dx3iss24/07/30(火) 22:52:39
- 114二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:53:54
- 115二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:53:57
け、怪我人ダイナミック……
- 116干潮の君@『冷血鬼』退治24/07/30(火) 22:54:09
【寒冷地帯での探索経験がこれっぽちもなく、同行者二人に介護されてようやく移動できているという完全なお荷物ながらも「干潮の君」がここにいるのは、古代都探索ルートの一つを塞ぐ要因『冷血鬼』の討伐のためだ】
【凍らぬ水を血の代わりに全身に巡らせる氷の悪魔。たった一滴の雫がダンジョンの超冷気候によって過冷却、ほぼ無限に体積を増加させることで、遠距離・高速・大質量、必殺の火力を掛け合わされる殺戮の特異個体】
【ポーションストライカーの男が高級品の灼熱ポーション、聖なる業火の柱を生み出す瓶を惜しみなく使って逃げ帰ることが精一杯だったという最悪の魔手だという】
「…水なら…オレの敵ではない…」
【極度に水に嫌われる体質である「干潮の君」は『液体』でさえあるなら悉く退ける。すなわち『冷血鬼』の天敵だ】
【無限無尽蔵、絶望的な冷気を纏う大質量の死の抱擁も「干潮の君」の前では零になる】
「うおっマジかよここでブリザードベアの群れ!ついてない!」
「さ、下がってください!灼熱ポーションで追い払えないか試し…!」
「必要ない。オレを…あの群れに投げこめ。一秒でカタをつける……」
「……わかった。あれだな、体内水分破裂で一気にやっちまうんだな」
「そうだ。遠くに投げて…オマエたちも即座に距離を取れ」
「わかった!」
【迷いなくバリスタ機構の造形を変形し、重量のある物体を飛ばすことに特化したポーション瓶を装填。「干潮の君」をポーション瓶と結束し、ブリザードベアの群れを限界ギリギリまで引き付けてから射出。即座に反転して転げるように駆け出した】
【「人間を射出しろ」という無理難題を変態的な技巧が成し遂げる】
- 117リモンチェッロ◆oyy1sw5DoY24/07/30(火) 22:54:12
- 118ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/07/30(火) 22:54:32
ティ「ベリック……!?オマエ……!アイツらを、三海の仲間を裏切ったのか!それでも海賊か!」
ベリ「海賊だから、だよ!ティード!」
「海拓者(シーローダー)としての稼ぎより、こうしてここで奴隷を売っている方が何倍も儲かる!良いかい?ティード、今の海賊は夢なんかよりも金の方が都合がいいんだよ」
「この海はもう既に調べ尽くされた、尽くされ過ぎた!夢も浪漫も今では金で買えてしまう!君が目指している“エニグマ・サイン”なんかもそうさ!君にあげたあの海図、アレは売られていたのさ!君は金で買ったロマンにうつつを抜かしていたんだよ!アハハハハハハ!」
【無言で俯くティードに対して、本性を見せたベリックは高笑いしながらツラツラと夢を語る】
ティ「……そうか、やっぱりオマエ」
「オマエはやっぱり“海賊擬き”だな」
【そして嘲るような笑いを繰り返すベリックに向かって、ティードは思い切り感情を込めた拳を顔面に叩き込んだ】
【殴り飛ばされたベリックは怒りと喜びの両面の感情をもってティードに対し、立ち塞がるように立ち上がった】
ベリ「いきなり殴りつけるとは酷いじゃないか……だが、気に食わないのはこちらも同じ!」
「ああそうだ!僕はね、初めて会った時からお前のことが気に入らなかったんだよ!生まれた時から『後継者』だの『海拓者の王』なんだの、気に入らない期待をかけられて生きてきた!」
「そんな鬱屈する毎日にお前の話を聞いた!今の海でも珍しい「自由を謳歌する」海賊!僕が自由に金も奪えず、殺しも出来ずに苦しんでいる時に!お前は常に自由を求めて航海している!気に入らないんだよ!ティード……いや、ティーチ・エイブリー!」
【手元にある海水の入った小瓶から数千の武器群を生み出し、暴風雨のようにティードへと刺し穿つように放つ】
【だがティードは物怖じせず、その武器群を海賊旗の剣一本で一気に弾き返して吹き飛ばした】
ベリ「『最初の海拓者』の子孫である僕と、『最初の海賊』の子孫であるお前!どちらが優れているか!ここで決着をつけようじゃないか!」
ティ「ああ、一発で決めてやるよ」
【狂気と欲望に堕ちた『覇王』の頭目と、この海に自由を求める『最後の海賊』、両者の戦いが始まろうとしていた】
- 119ラピス24/07/30(火) 22:55:06
- 120吟遊詩人◆h2EaMP/vZYMU24/07/30(火) 22:55:38
- 121徹心銃手24/07/30(火) 22:55:50
- 122干潮の君@『冷血鬼』退治24/07/30(火) 22:57:00
「ン…」
【空を切り裂くように飛ばされブリザードベアの群れど真ん中に落下する「干潮の君」は、暖房ポーションの守りを容赦なく削る霧氷から眼球を守るため閉ざしていた瞼を開いた】
【雪煙に凍った睫毛が折れる感覚と共にブリザードベアたちを見下ろす】
「オマエたちは綺麗だナ……白銀の毛皮、氷の鎧…高い生命力を持つ、凍原に生きる逞しくも美しい強敵……」
【大自然に息づく野生の美にうっとりと見惚れて】
「オレは…オマエたちが好きだ……」
【胸を強くときめかせ────】
【ぱん】
【眼下の命が弾けた】
【ブリザードベアの群れだった残骸が散らばる中、悲しそうに視線を伏せた】
「オレは…水に嫌われる。オレが希み焦がれるほど……」
【飛び散った大量の血痕さえ「干潮の君」を中心にした円の内側には一滴も付いていない】
「ひえ…、ほ、本当に全滅させましたね」
「…君って、ときめくほど相手を体内水分破裂させやすくなんの?こわいなあ」
「ノーコメント……。ウム…動けないから助けてくれ」
「あ、両脚が根元まで雪の中に埋もれちゃってますね。ちょ、ちょっと待ってくださいいま引き揚げます…!」
「なあ~この雪の中でサンダルは無謀だって!今からでも履き替えね?」
「いやだ……」
「なっ、謎のこ、こだわりですう……」
- 123転移銃◆8a0wdj3FCc24/07/30(火) 22:57:18
- 124ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/07/30(火) 22:57:42
エン「あっちも始まったようですねぇ……ベリックくんとティードくんの戦いが」
ベリック?アイツは『三海』のリーダーだろ、なんでアイツがここにいるんだ
エン「おやおやおや!言ってませんでしたねぇ!彼は表向きは『三海の覇者』の海賊ですが、真の姿は我ら『ディスポーター』の副船長……つまり、私たちと同じ善を為すことに注力している素晴らしき一員なのですよ!」
【エンススから語られた事実に多少の衝撃を受けてしまうノコギリ青年だったが、以前にティードとバンが彼と揉めて仲違いしたということを思い出し、少し安心した表情でエンススに応えた】
ああ、そうだったか
ティードたちの目は正しかったんだな
エン「なに?」
別に、ただアイツらがわけもなく喧嘩するはずがないって信じてたからな、ベリックが悪い海賊の思想がありながらティードとバンに接していたなら、それが正しかったってことだよ
エン「……“善く”ない、嗚呼!全く善くないなァその感情は!ワタシにとっては不要な感情だ!信頼!そんなものが何の役に立つ!全く善ろしくないものだ!今すぐに捨てて差し上げますよ!」
【手に持っていた煙草を拳銃へと変化させた】
エン「ワタシの本当の能力は「改造」!この手で触れたものを自分の思う通りに変化させることができる!」
「先程ティードくんに負わされた怪我程度なら楽々に治る力です!弾丸を林檎に、鉄剣を薔薇に、塵芥を金銭に!そして悪しき者を善なる者に!」
「さあさあさあ!アナタも変えてあげましょう!能力の適応範囲はこの海の広がるところ全て!全てがワタシの変えられるモノ!世界はワタシのものなのです!」
【次々に凶器を生成し、その全てでノコギリ青年を殺し尽くそうとした、だが次の瞬間にエンススは自らの体を「改造」出来ないほどまでに、深い傷をつけられ、何も理解できないままエンススは海の中へと沈み消えていった】
エン「は……へ…………?」
世界には「変わらないもの」だってあるんだぜ
『雨が降り続けても消えない人の思いとか、ね?』
【腰に佩いていた『始天』を納刀する刹那に、青く輝く宝石のペンダント越しに映った幻覚に笑みを零す、先程自分を取り囲んでいた戦艦をも沈めた「底無しの夢幻」を見せた「雨の主」、そんな彼の幻影が見えたような気がした】
さぁて、こっちは終わったぜティード
あとはしっかり勝てよ、『最後の海賊』
- 125彼方の魔族◆o4H3Dx3iss24/07/30(火) 22:58:03
- 126二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 22:58:46
なんだろうね 頭脳プレイだしそれぞれの能力を活かした華麗なダンジョン攻略なのに絵面がどうしてあんなにああなんだろうね
- 127夢想の夢騎士◆gSwqDYP7Ns24/07/30(火) 22:59:12
【――ドリームメイカーに付与されたその防護は更に強化され…そして、膨れ上がった防護を夢騎士は、己に付与する
黄金の騎士は、更に輝きを増し…!
グレス・ドガルガンのその一撃を、真正面から受け止める!】
ぐ…!が、が、がぁッ!!
【――腹にドリームメイカーを突き立てて、必死に左腕で受け止めて
ミシミシと割れそうになる防護を、全力で固めて…!
そして、夢騎士は――】
……ふふ
〘―――〙
いい、一撃だ…それはさながら、物語における致命の一撃…
【鎧は砕け、全身はズタズタに引き裂かれ、それでも
眼は、死なず】
―――故に、返そうとも
【夢騎士は、構える
第二撃を繰り出そうとするグレス・ドガルガンを前に、夢騎士は己が腹に突き立てたドリームメイカーに、付与を行う……それは】
君の、今の技を
【――――今、己がこの身を持って受けた攻撃を
ドリームメイカーに、伝播させる】
- 128騒々神◆7Ne9e.LPTA24/07/30(火) 23:00:15
【ゴロゴロしてる】
- 129二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 23:00:18
真面目にやると大体ハメ技化するか絵面がギャグになりやすいんだよな
えっそういう問題じゃない? - 130干潮の君@『冷血鬼』退治24/07/30(火) 23:00:43
■□■□■
「そんじゃ後は手筈通りにってことで」
「よ、よろしくお願いします」
「うむ…氷の弾丸は任せたゾ」
【ポーションストライカーは遠距離狙撃で氷の弾丸を撃ち落とす護衛役、「小窓」はホワイトアウトという雪によって視界が奪われる気象現象が起きた時「干潮の君」を目的地まで正しく案内し戦闘が起こる寸前に転移窓でポーションストライカーの位置まで避難し、いざという時にはポーションストライカーを連れて撤退する役だ】
【『冷血鬼』が不凍の水を繰り出してきたら「干潮の君」の出番。返り討ちに遭う心配はしていない。むしろ二人を巻き添えにしてしまわないか、そちらの方がずっと不安だった。】
【ぺったり、ぺたりと気の抜けたサンダル音と共に氷原の上を歩く。水に嫌われるせいで氷の上を歩いていても滑る恐れはない】
『勇敢なる闖入者よ。歓迎しよう────白い闇に目眩み氷棺で眠れ』
【低く濁りしわがれた悪魔の声と共に飛来する氷の弾丸を炎を詰め込んだガラス瓶が迎撃した。花火のような喧噪音が立て続けに響き、白い雪に吸い込まれて消える】
【二人の守りに信頼を置いている「干潮の君」は氷の弾丸を防いでくれるポーションストライカーの頼もしさに胸をキュンと疼かせながらぺたぺたと歩き続ける】
「オレには頼もしい護衛が付いているからナ。氷では殺せんよ……もったいぶらずにオマエのとっておきを出したらどうだ?」
【挑発に返ってきたのは嘲笑】
【氷雪のダンジョンという永久凍土に君臨する氷の魔は、己の技に絶対の自負を持っていた。吐息が凍結する環境に適応した最適解。凍らずの水に蓄積した冷気で凝結の限界を超えて体積を膨張させ、皮膚に触れるだけで温度ごと命を奪う絶殺の技。】
【見れば釣竿を持ち素肌を晒す薄い衣、足元は裸足にも等しく真夏の海辺と心得違いしたような姿。凍土に越すような恰好ではない。あれは阿呆なのだろうと『冷血鬼』は失笑する】
【物の知らなさにむしろ不憫さえ抱いた】
『───いいだろう。終焉の世界に招いてやろう。なに、マナーなど問わん。一瞬で凍え終わる』
【『冷血鬼』が指先を切り、凍らぬ水が溢れ出す】
「ひ、「干潮の君」さん…僕はここまでです!ど、どうかご武運を…!」
「うむ……キミこそ気をつけるのだゾ…距離を、取るんだ……」
- 131彼方の魔族◆o4H3Dx3iss24/07/30(火) 23:00:58
- 132徹心銃手24/07/30(火) 23:01:41
- 133リモンチェッロ◆oyy1sw5DoY24/07/30(火) 23:02:18
- 134暁の炎◆BuOGBplkzY24/07/30(火) 23:03:30
- 135炎魔◆IFu1MvRR7224/07/30(火) 23:03:40
…いっってぇわねぇ…!……あ゙んの野郎……!!
【どんがら突入してきた張本人が怨嗟の声を響かせつつ、全身から血を流しつつ、立ち上がる】
【眩い金色の髪に怒りに燃える緋色の目。その姿はヒトの女性に酷似している。……だが頭上に生える太い角、背から伸びる黒翼、腰付近で揺れる尾を見るに人外の存在である様だ】
…あん?何処よここ。
…いや……なんっか見憶えある…様な?
【そうこうやってる間に負っている傷はみるみる内に塞がってゆく】
回復薬よね?要らないわ。
【全身に付着した血液を焼いて飛ばしながら】
へーきよ、へーき。こんくらい問題ない。
【曲がった右腕腕を「ごきゃべきぐんぁ」と治しつつ】
…それよりここ、何処の魔界で何処の施設なのかしら。
随分遠くにブッとばされ…んん?やっぱり、見憶えある……??
【ギルド内の一部メンバーを見て首を傾げている】
- 136ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/07/30(火) 23:03:53
ベリ「クッソ……!何でこんなに武器を出しているのに、お前は僕に何かしたのか!?」
ティ「何も!こんなもの数が多いだけのまやかしだ!オマエの仲間に対する思いと同じで、ただ使うだけの武器と、ちゃんと信じて握る武器は宿る力が全然違うんだよッ!」
【幾千もの武器の嵐を一手に薙ぎ払い、ティードは身体に傷を負いながらも刻一刻とベリックを追い詰めていく】
【焦りを隠せないベリックだが、攻め続ける姿勢は変わらず、何度も何度も海水を消費しては武器を生み出してティードの真上へ降り注がせる】
ベリ(僕はあのフリード・ロジャーズの子孫で、『三海の覇者』の頭目で、この『ディスポーター』でも重役を担っている大海賊だぞ!そんな僕がこんなポッと出のクソ海賊に負けるはずなんてあるはずがない!
はず、ないのに……!)
【眼前の海賊は決して折れることのない旗を掲げ、夢の果てにある夜明けの海を常に目指しながら戦っている】
【自由のために戦う海賊だ】
ベリ「…はっ、はは!わ、悪かったよ!君と戦うなんて馬鹿げてた!僕も鈍ったもんだね、こんなに圧倒され……グゥッ!?」
ティ「おれの仲間をどこにやった」
ベリ「あっ、ああ!そうだよね、仲間!仲間は大切だよな、この船の一番下の牢獄に閉じ込めてある!ああ殴らないでくれ!もう君には逆らわない!僕もおとなしく海軍へ自首する!だから今は、今は許してくれないか……?」
ティ「……ふん、根性なしめ」
【ティードが背を向けて仲間たちのところへ向かおうとした様子に、ベリックは狙い通りと薄ら笑いを浮かべて再び武器を生成する】
ベリ(く、くはははは!甘いんだよクソ海賊が!僕はもう何年とこの海で渡り合ってきた!この程度の嘘も見抜けないで、何が『最後の海賊』だよ、じゃあな夢見がちの馬鹿野郎!お仲間はあとで一緒にあの世に送ってやるよ!)
ティ「誰が許すなんて言った」
ベリ「なァッ……!?」
【ティードは返しの刀と言わんばかりに身を翻し、海賊旗の髑髏がよく見えるように大振りで振りながら、ベリックを武器群ごと粉々に打ち砕いて沈めた】
ティ「前に言ったろ、“海賊擬き”のお前がいる海に「本当の海賊」はいねえってな」
ベリ「このクソッタレの海賊どもがアアアアア!」
【勝利者は2人、罪禍の都は悉くを滅ぼされ、その中心にあった巨悪は海の藻屑となって消えた】
- 137吟遊詩人◆h2EaMP/vZYMU24/07/30(火) 23:04:10
パーティ組まずに動ける人は基本的に組むことはないからね
とは言え組んで行動するのも良いことだよ、前衛役が即落ちした時は頭抱えたけど - 138騒々神◆7Ne9e.LPTA24/07/30(火) 23:04:30
あれぇ……???なーんか随分前に居なくなった子がいるような……
- 139干潮の君@『冷血鬼』退治24/07/30(火) 23:04:49
【小人ポーションを呑んだ「小窓」が手のひらサイズの転移窓から離脱するのを見て、『冷血鬼』は冷たく嗤う】
『人間風情、仲間からも見捨てられたか。可哀そうにな』
「………!」
【「干潮の君」が目を見開き、両手で心臓の位置を強く押さえた】
【ヨロリと後方に揺れる動揺の様子を見て『冷血鬼』は冷笑する】
『ほう?愚鈍な人間風情にもまともな恐怖心はあったか。しかしもう遅い、そら───凍え砕け散れ』
【冷気を受けて膨張した水が凍風のように薄く広がり、吹雪より苛烈に愚かな冒険者を包み込む───はずだった】
「…水では殺せんよ『冷血鬼』」
【水が進まない。空中で不自然に停止している。後から膨張した水が押し寄せるもある地点から硬直して動かない】
【何が起きたと動揺する白いフード姿の『冷血鬼』を見て、褐色の肌がほんのりと赤らみときめきで胸が騒ぐ。さすがにこれは多情すぎるという謗りは甘んじて受けようと思いながら】
「…困った、とんだ誤算だ……。オレは…オマエが好きだ……」
【「干潮の君」は『冷血鬼』のことを、うっかり好きになっていた】
【もっと穏便に退治するつもりだったのだが、と心底困ってしまう】
「ポーションストライカー…小窓…今すぐ距離を……もっと遠くへ逃げてくれ……オレは…ときめく心を止められない……!」
- 140夢想の夢騎士◆gSwqDYP7Ns24/07/30(火) 23:04:57
【―――伝播したその一撃
物語で言うページに書かれたそれを、膨れ上がらせて
整え、綴り…今
抜刀】
ドリームメイカー……行くよ
【――夢を創りし宝剣により、複製…いや!
度重なる夢想の強化、ドリームメイカーを突き刺したことによる神秘の強化を受けた夢騎士の力は…!
複製を超え、本物を超えて
新たなる物語、新たなる希望へと昇華される!】
――――奥義、〘伝承されし、物語〙ッ!!!
【今、グレス・ドガルガンへ…
グレス・ドガルガンが繰り出した一撃が、何倍も増幅された斬撃となり、繰り出された!】
- 141リモンチェッロ◆oyy1sw5DoY24/07/30(火) 23:05:15
- 142ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/07/30(火) 23:05:38
グアン「さっき聞こえたデカい轟音はなんだ?」
ゴン「ティードとソーマだろう、それに今さっき静かになったということは、2人が『ディスポーター』に勝ったはずだ!」
サレナ「海水のストックの確保と武器を取り返すことはできた、あとはここから抜け出すのみ!
」
カイ「おおっ!?ちょっと待て!こっちに来てくれみんな!」
フェル「なんですの?カイラギさん、何か見つけましたの?」
【カイラギが見つけたのはボトルシップが所狭しと置かれている部屋だった、中をよく見ると下に浸けられた海水が上手くマッチして、ゆっくりと航海しているように見える】
ユニ「瓶の中のお船さん……ですか?」
バン「おい、こんなもんに構ってる暇ないぞ」
カイ「ちげぇんだって、これ!この船!あの3人娘の船そっくりじゃねぇか?」
ゴン「……確かに、えっ?それじゃあこれボトルシップじゃなくて、『小瓶に閉じ込められた本物の船』だって言いたいのか?」
サレナ「回遊者の能力か……先日のエンススの整形術、あれが『物の改造』に関わる能力なら、これもあり得なくはないぞ?」
カイ「だろぉ!?だから逃げ出す前に、ここの船全部持ってっちまおうぜ!」
グアン「早く合流したいところだけど……仕方ない!オレたちで手分けして全部回収するぞ!」
【瓶詰めの船を丁寧に扱い、近くにあったボロ袋の中にまとめて回収、そのまま船の甲板を目指して走り出していった】
- 143二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 23:06:15
- 144吟遊詩人◆h2EaMP/vZYMU24/07/30(火) 23:06:36
うーん多情だね、ツッコみたくなるくらい
- 145徹心銃手24/07/30(火) 23:06:42
- 146ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/07/30(火) 23:06:58
フェル「到着ですわ〜!ってええ!?ティードさんとソーマさん!これは何事ですの〜〜〜〜〜ッ!?!?!?」
バン「戦艦やら海賊船やらが何十隻も沈んでやがる……一体何が起きたんだ?」
さっきまでエンススと戦ってた、ティードはベリックと戦ってたんだよな
ゴン「ベリックと……?なぜ彼が『ディスポーター』の本拠地に?」
ティ「あいつも『ディスポーター』だったんだよ、三海の仲間たちを騙してたんだ」
サレナ「なんと、それは予想外といえばそうだが……彼女らの船がここにあったことを考えれば合点がいくな」
カイ「それでキャプテンはアイツと戦ったんだな、大変だったろ?アイツ武器をメチャクチャ出してくるからさぁ」
グアン「ソーマ、お前はエンススとか?」
ああ、思い切りぶっ倒してやったぜ!
ユニ「すごいです、あんな怖い人に、1人で勝っちゃうなんて……」
ティ「さあて!なんだかんだこれで二つめの試練も乗り越えられた!あとは“エニグマ・サイン”を探しにこの先の海を冒険するぞ!」
バン「その前に船のことだが……」
ああ、そうだった……結局買えなかったな
フェル「わたくしたちからの朗報もございますのよ〜!実はこちらの袋の中に……」
【ボロボロに傷つけられ、心を折られかけたものの、この一件にてティードたちの絆は真なるものへと昇華された】
【海の大秘宝へ至る道は、あと少しだ】
- 147リモンチェッロ◆oyy1sw5DoY24/07/30(火) 23:07:47
まあ……人型魔族の方は見目がいい方が多いと聞くけれど……
- 148吟遊詩人◆h2EaMP/vZYMU24/07/30(火) 23:07:58
まさか魔界から落っこちてきたのかな
- 149二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 23:08:37
干潮さんの能力と絵面のヤバさに気を取られてスルーしてたけど、ポーションの効能込みとは言え魔獣の群れのど真ん中に遠距離から人間一人を撃ち込めるポーションストライカーさんも相当ヤバいな?
- 150かぁいーちゃん24/07/30(火) 23:08:38
- 151干潮の君@『冷血鬼』退治24/07/30(火) 23:08:40
【凍結した物体にも水分は存在する。ゼロ度以下でも凍結しないという分子がほかの成分と結びついた結合水。その極小の水が動転して逃げ出した。分子構造をずたずたに引き裂かれ、意外と隙間の大きい氷の結晶体は急速に圧縮される】
【「干潮の君」の足元の氷原が薔薇の花に似た形に裂けた。】
『馬鹿な。不凍の水が、我の技が。……人間風情!何をした!』
「せめて二人が遠くに逃げるまで……抑え込みたいが、嗚呼、オレの魂が焦がれ…水に満ちるオマエは滅ぶ」
【割れた氷同士の摩擦で固体が液体になった。冷気で再凍結する前に逃避、必然、周囲の氷の体積が圧縮されることを繰り返すことになり、連鎖的に砕け螺旋れて氷原が姿を消していく。】
【熱源の無い永久凍土において瞬時の圧縮のせいで固体から液体へ気体にまでなり大量の蒸気が噴き出し───「干潮の君」の周辺で存在することは許されない───時を飛ばされたように乾燥だけが残った】
『…ど、どうして!水が押されている。一滴どころでない量を流しているのだぞ!?何が起きている!我の技は絶対だ!この凍土であれば敵無しの───』
「…母なる大海原すらオレを拒絶した…オレは…水に嫌われている…」
【大気に偏在する水が怖気て逃げ惑う。凍風ごと散り散りに逃げ去り冷気すら残らない。吹雪く中でそこだけが不自然に凪いだ】
【『冷血鬼』が限界まで身から流して圧し潰そうと操り押し出しているはずの不凍の水は決して辿り着かない。不条理を前にして、不凍の水に絶対の自信を持っていた『冷血鬼』の驕りが削れていく】
『これは──逃げているのか、水が。………に、逃げるどころじゃない』
「希求するほど遠ざかると分かっていながら心を寄せることを止められない…」
【「干潮の君」は一歩も動いていない。其処に居るというだけで異常を生じさせている】
・・・・・・・・
【水は彼を殺せない】
・・・・・・・・
『水が自死している!』
- 152重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg24/07/30(火) 23:09:28
「さて、それなりに戦いながら会話に応じたな?」
貴方と話すだけの時間は無駄、戦いながらならまだ耐えられる範疇でしたからね 命乞いですか?
「礼を言うぞ」
……ッ!!?【目の前の存在からは到底ありえない一言に動揺し、思わず背後に飛び退く】
「随分と充満した」
【口を再度大きく開けた竜が勢いよく噛み合わせるのと、重鎧が黒騎士鎧の格闘部から何かを引っ張り出そうとする行動が同時に行われ】
【部屋一面、一切の逃げ場のない大爆発が重鎧と竜を包みこんだ】 - 153吟遊詩人◆h2EaMP/vZYMU24/07/30(火) 23:09:57
ジミーに夢騎士さんも派手な大技ぶっ放したね
- 154徹心銃手24/07/30(火) 23:10:04
『見た目が良いほうが人間に好印象を持たれるんで、何かとやりやすくなる』……
ってのは昔戦り合った悪魔の言葉だけどな - 155夢想の夢騎士◆gSwqDYP7Ns24/07/30(火) 23:10:43
- 156二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 23:11:15
なんか…水嫌われピの嫌われ度…思ってたよりヤバい感じなんです…?
- 157二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 23:12:04
- 158リモンチェッロ◆oyy1sw5DoY24/07/30(火) 23:12:07
あそごでの強度となると……変位固有スキルを思い出すね
- 159吟遊詩人◆h2EaMP/vZYMU24/07/30(火) 23:12:08
- 160二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 23:12:52
【素のリヴァ丼を食べている、よく考えると"パーティ"を一度も組んだことの無い女】
【まぁそりゃそうだが】 - 161二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 23:13:04
落ち着いて聞いて欲しいんですけど、ポーション瓶にしろ剣にしろ普通はバリスタから撃ち出すものではないのでそれを主戦術に出来てる時点で充分すぎるくらいにヤバいんですよね技術的には
それはそれとして干潮くんはマジでヤバい
- 162リモンチェッロ◆oyy1sw5DoY24/07/30(火) 23:13:38
- 163徹心銃手24/07/30(火) 23:13:44
- 164夢想の夢騎士◆gSwqDYP7Ns24/07/30(火) 23:13:52
- 165キャー◆zx1NIrpyR624/07/30(火) 23:14:03
- 166干潮の君@『冷血鬼』退治24/07/30(火) 23:14:21
『水を殺す存在が、わざわざ氷雪のダンジョンに訪れて我と相対するなど!我に一方的に都合が悪すぎる!!あり得ない!!』
「ここをどこだと思っているんだ?あり得ないことがあり得ないワールドだゾ。オマエこそ冒険者をナメすぎだ。水に嫌われるオレ以外にも……オマエの天敵は幾らでもいる」
【この異常を「水に嫌われている」で説明するは些か過少表現な気がするが、実際のところ、『冷血鬼』を退治できる冒険者は十の指では足りないくらいには存在するだろう】
【これまで氷雪ダンジョンの不条理として闖入者に立ち塞がっていた『冷血鬼』は、それをさらに上回る乾燥の不条理に打ちのめされていた】
【───少し、昔話をしよう】
【「干潮の君」は衝合でこの世界にやってきた。それだけならよくある不幸話。珍しくもない衝合被害者の一人に数えられるだろう。しかし、実のところ。】
【前の世界にいた頃は、少し変わっている「水に嫌われる特異体質」どころの話じゃなかったのだ】
【砂漠の招き手、滅びの前触れ、歩く禍災、龍堕とし、波浪祓い】
【そう呼ばれていた存在は偶然衝合に巻き込まれ、この世界へ落ちてから自分の禍災がいくつもの膜に覆われたような感覚を覚えた。強く希求するほど旱魃が伸ばす手が広がるのだが、この世界特有の複雑に乱立する法則が阻んでいるのだろう。異能、超能力、変異固有、魔法というカテゴリが存在する世界の中で『そんな人もいるよね』と受容されたことで特異体質にまで卑小化している!】
【この世界に来てから自分の意思で制御できるようになり、物心ついてから初めて生き物に生きたまま触れられた】
【当時の衝撃は今でも言葉にできない】
- 167かぁいーちゃん24/07/30(火) 23:15:38
- 168キャー◆zx1NIrpyR624/07/30(火) 23:15:50
へえ……ヤバいですね
- 169夢想の夢騎士◆gSwqDYP7Ns24/07/30(火) 23:15:57
- 170鋼鉄乙女24/07/30(火) 23:16:01
- 171徒歩の少年24/07/30(火) 23:16:08
【そうして暫く、少年が魔法も交えて捜索を続けると、ようやくそれらしき反応を見つけることができた】
【幸い位置もやや離れており、相手はこちらに気付いていないようなので、少年は万全の準備を整えてから目標の場所まで向かうことにした】
「『アンチアシッドコーティング』、『レジストボム-水』、『起点自己指定ピュアリーフィールド』、『シュノーケル』」
【4種の植物魔物対策のバフ魔法を掛け、少年はついにブルームバタフライに接敵する】
「っ!!」
【その魔物の姿は、まさしく目撃情報にあった通り、真紅の大きな花びらの萼が、そのまま虫の胴体に置き換わったかのような異形の姿をしていた】
【しかしそれ以上に少年を驚かせたのは……】
『ホバリングしてやがる……思ったより飛ぶのが上手そうだゼ』
「胴体の作りがちゃんとしてるし、顔もある。……多分、いや間違いない、コイツは虫だ」
【その姿が、動きが、明らかに「虫に擬態した植物」ではなく「植物に擬態した虫」のソレであったということだ】
【つまり、当初のアテが外れたことになる。とすれば、ここは一時撤退して、もう少し情報を――】
「――とは、行かないよね」
【対植物を想定して、視覚的隠密を怠っていたせいか……ブルームバタフライの大きなガラス質の双眸が、しっかりと少年の姿を見据えていた】 - 172吟遊詩人◆h2EaMP/vZYMU24/07/30(火) 23:16:24
- 173二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 23:17:06
- 174リモンチェッロ◆oyy1sw5DoY24/07/30(火) 23:17:08
- 175キャー◆zx1NIrpyR624/07/30(火) 23:17:11
- 176彼方の魔族◆o4H3Dx3iss24/07/30(火) 23:17:20
- 177徹心銃手24/07/30(火) 23:18:00
- 178干潮の君@『冷血鬼』退治24/07/30(火) 23:18:06
「……なあ『冷血鬼』。死んでしまう前にもう一度くらいは人間風情と呼んでほしいのだが…」
【旱魃の悪魔、渇きの災厄、日照神、干魃鬼、水の忌神、生の否定者】
【怨嗟と畏怖と共に投げ掛けられた呼び名は数多くも、人としての名は一つも無かった。海を割り山を捻じ曲げ河を干上がらせる禍災は人間だとは認められなかった】
【無数の世界規則が矛盾なく成立するこの世界に降り立ったことで、ようやく『人』になれた】
【そんな男にとって『人間風情』という呼び名は、ただ喜ばせるだけ】
「人間風情、ニンゲン風情……そうなのだ。オマエが認めてくれたように──だから好きになってしまった!──オレは…人間なのダ!!」
【水分とは切っても切れない関係上にある生物に対する『天敵』が「人間風情」と呼ばれたことを喜んでいる。凍らない水が全身に流れているはずの『冷血鬼』の背がぞっと凍えた】
【何を言っているのか理解できない】
【『冷血鬼』の心が折れる】
【懸命に磨き抜いてきた技が一切通用しない。これ以上は存在しないと誇りに思っていた性能をどうでもいいと言わんばかりに踏み潰され無価値だったと思い知らされる。天を衝くほど高く積み上げた自負心と驕りは砕けた】
- 179二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 23:19:01
……クソ、本人はきっと苦しんだんだろうなってわかるのに……水嫌われっピの異名、全部かっこいいって思っちまった……!
これだから俺は駄目なんだ! - 180夢想の夢騎士◆gSwqDYP7Ns24/07/30(火) 23:19:13
- 181かぁいーちゃん24/07/30(火) 23:19:14
- 182二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 23:20:14
【単純に”陰”なのでパーティが組めない魔女清掃員。低みの見物】
- 183二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 23:20:16
- 184鋼鉄乙女24/07/30(火) 23:20:28
- 185吟遊詩人◆h2EaMP/vZYMU24/07/30(火) 23:20:55
- 186二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 23:21:20
ヤババ人カーニバルとはどんなイベントだ?
ぴえんぱおんという単語の意味も教えてほしい
あとおけまる水産とはこの場合いかなる働きをする企業なのだろうか…… - 187リモンチェッロ◆oyy1sw5DoY24/07/30(火) 23:21:22
干害はたしかに恐ろしいが、水害もまた恐ろしいもの
彼の力も、この世界ならきっと人々を助くことができるのだろうね - 188二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 23:21:49
- 189亡国女王&金属商人◆UwIgwzgB6.24/07/30(火) 23:21:56
ノコギリどのたち、無事に仲間も助けることができ、黒幕も倒した……一件落着じゃな!
その自由への志…眩しいのう…!!!
なんと…会話に応じて可燃性の息を吐いていたのかや!?いや……まだだ、まだ重鎧どのには奥の手が…!!!
一体何があったのじゃ!?
「久しぶりだねぇ!?傷は…治ってそうで安心したよ…!」
【心配の眼差しを向ける元女王と金属女】
【星リンゴサイダーを差し出した】
おかえり、お疲れ様ぞ…!!!
「お疲れ様だよ…鮮やかだったねぇ…!!!」
【星リンゴサイダーを差し出す二人】
なるほどのう……元いた世界では災厄と呼ばれた…この世界に感謝じゃな…!!!
【良かった…という表情をしている】
逆だったということかや…捕捉されたのなら撃退するしかない、武運を祈るぞよ…!!!
- 190彼方の魔族◆o4H3Dx3iss24/07/30(火) 23:22:20
- 191二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 23:22:24
まず俺だろ?
- 192かぁいーちゃん24/07/30(火) 23:24:38
- 193キャー◆zx1NIrpyR624/07/30(火) 23:25:15
- 194吟遊詩人◆h2EaMP/vZYMU24/07/30(火) 23:26:07
- 195リモンチェッロ◆oyy1sw5DoY24/07/30(火) 23:26:23
- 196夢想の夢騎士◆gSwqDYP7Ns24/07/30(火) 23:26:34
- 197二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 23:26:48
貴様立て乙
- 198二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 23:27:20
200ならカッケェ……
- 199二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 23:27:27
たてこぴりんぽつ
- 200二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 23:27:38
200ならでっっ