- 1二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 00:19:36
もしも本編終了後のハガレンホムンクルスたちがキヴォトスにやってきたら、というクロススレの3幕目です。
予定としてはこのスレで終えれれば、と思ってます。
なお、1回画像がバグったので立て直しました…。
前スレ
https://bbs.animanch.com/board/3628146/?res=195
- 2二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 00:22:17
現状まとめ
①主人公グリード、ヒロインアル
②ハガレン側は本編最終回後、ブルアカ側はアビドス3章開始前の時間軸
③グリード(便利屋68)、ラース(ブラッドレイとしてアビドスに)、グラトニー(美食研究会、というよりはイズミ個人の元へ)、ラスト(補習授業部顧問)、スロウス(矯正局行き→ヴァルキューレ)、エンヴィー(ベアトリーチェ+色彩と融合)
④プライドはハガレン側で生還しているため来ない
⑤シャーレの先生は別枠でいる - 3二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 00:39:28
たてお
- 4二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 00:39:42
「おいセンセ!そいつらと連絡はどうだ!?」
今俺達はシャーレ格納庫に保管されてたヘリを借りてトリニティ自治区に向かっている。
メンツは俺、アル、アヤネ(操縦)、ブラッドレイ、イズミ、グラトニーだ。
アルはこの間に便利屋の3人に、アヤネも操縦しながらアビドスのメンツに連絡を入れている。
俺はセンセと通話してるんだが…。
”すまない、4人ともいまだに連絡が…いや、今アツコから折り返しが!”
「おぉ来たか!こっちにも繋げ!」
”わかった…アツコ、聞こえるかい!?”
『先生…もしかしてサッちゃんの事察知した?』
”!?”
『今私達、サッちゃんを助けるために急いでるの…。』
”…やはりサオリが狙われたか。”
『やはりって…何があったの?マダムに似た二重音声の女がサッちゃんを抱えて笑いながら逃げてったの。』
”マダムに似た女?特徴は?”
『マダムみたいな白ドレスの女…普通の肌色になってて、ちょっと筋肉質になってた。あと…左肩の後ろに、何かのヘイローみたいな入れ墨があった。』
「左肩に入れ墨…エンヴィーじゃねぇか。」
『…どちら様?』
「グリードだ。そのエンヴィーをぶっ飛ばすために向かってるとこだ!」
”それで、今どこに向かってるんだい?”
『公立ルピナス学院別館跡地。そこで待ってるって。』 - 5二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 00:52:22
アツコって女からの情報で判明した、奴の待ち構える場所。
公立ルピナス学院別館跡地。
閉鎖済みのボロい旧校舎の上空に到達した俺達は、颯爽と屋上に降り立った。
アヤネだけヘリでそのままシャーレへとんぼ返りし、センセを拾ってくることになっている。
『通信は繋いでますから、何かあったら連絡をお願いしますね、キングさん!』
「うむ、そちらは任せたぞアヤネ君。」
降り立った瞬間からわかる。この旧校舎内が、クソみてぇな禍々しいオーラで満たされてやがる。
「私も先生との任務で何度か来たことあったけど、確かここはユスティナ信徒の複製(ミメシス)が沸いてくる場所になってたわ。話を聞く限りその複製達も…。」
「掌握されてるってわけか。だったら俺達を狙って襲ってくるだろうな!」
アルからの話を聞いて、俺は即座に炭素硬化を発動して構える。
「ふむ、ならば押し通るのみ。」
ブラッドレイも警棒を伸ばして構えた。
アルとイズミも得物を構える。
「ねぇねぇ、ミメシスっていうお化けだったら、食べていいよね~?」
グラトニーもやる気だ。 - 6二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 01:02:56
そして校舎内に突入した俺達を待っていたのは、予想通りのユスティナ信徒とかいうお化け……だけじゃなかった。
ユスティナ信徒も色彩化とやらで、まるで夜空のような色に変化してたんだが、そいつらだけじゃねぇ。俺達にとっても見覚えのある奴らばかりだった。
「ケッ…エンヴィーの趣味の悪さ全開ってか!」
かつて拠点の防衛として放たれていた、低俗な失敗作のキメラの群れ。
「ふむ、あれなら確かにやりかねん。ここまで再現するのは見事だが。」
殲滅戦で無残に殺された、イシュヴァール人の武僧達。
「食べていいんだろうけど……初めてだよ~、美味しくなさそうなの…。」
あいつが散々化けネタに使ってきた、アメストリス国軍兵士達。
その幻影が、色彩というエネルギーで形を再現されて、今ここに立ってやがった。
「何なのあのキモイバケモノ!?」
「この人たちって…グラちゃん達が前いた国の人達!?」
アルとイズミは流石に驚く。まぁ無理もねぇか。
「そういうこった!まぁ色彩で形だけ真似たバッタモンだろうがな!」
「諸君、遠慮はいらぬ。存分に撃つがよい。」
「……わかったわ!グリードも、油断しないでね!」
「あれは人じゃない…あれは人じゃない!!」 - 7二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 01:16:00
「おおおおらああああああ!!」
俺は炭素硬化でキメラの群れに突っ込み、千切っては投げを繰り返して殲滅してゆく。
時折打ち漏らしが出るが、そこはアルに任せている。
「させないわよ!!」
ん~、今宵もハードボイルドショットが決まってるぜ。
「う~ん、やっぱり色彩って、おいしくなぁ~い!!」
グラトニーは怪力と重量で武僧達を叩き潰してゆく。時折敵の頭やら腕やらを食いちぎるが、分かりやすく渋い表情になった。
「グラちゃんが美味しくないって…それ相当だね…色彩はゲロマズってことね!」
イズミもマシンガンでグラトニーの隙をうまくフォローしてやがる。仕上がってんじゃねぇかお前ら。
で、ブラッドレイは…うん、心配するだけ無駄だったわ。
「ふん…やはり、エンヴィーが真似ていただけあって、練度があまりに無さすぎる!足りん!まったくもって足りんぞ!」
警棒で容赦なく国軍兵士やユスティナ信徒を叩き潰してゆく。
ちなみに俺達は、禍々しい空気が濃密になってゆく方向を目指して進んでいる。
その途中で、グラトニーの鼻が何かを察知した。
「クンクン……匂う、匂うよ。エンヴィーと混ざった女…それと、女の子の匂いが3人分!」
「ふむ、恐らく先ほど通信した、元アリウスの女生徒3人であろう。」
「グラちゃん、案内して!」
「はぁ~い!」 - 8二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 01:29:28
そうして向かったのは、吹き抜けになっている1階ホールだ。
そこに、アリウス分校制服とされている白いジャケットを着たガキ3人、そしてそれに対する敵がいた。
ガスマスクを付けてデケェ得物を両手に構える全身タイツのエロ女。
それとあと2人……おいおいおいおいおいおい、両者とも獣化状態になっているが、ジェルソとザンパノじゃねぇか!
なお、もれなく3人とも色彩だ。
「なんなのあのバケモノ…!!」
「うぅ…ごめんなさいサオリ姉さん…私達、ここであのバケモノにいいように弄ばれちゃうみたいですぅ…。」
「…くっ…!」
あいつら3人はジェルソの唾液で手足を固定されちまってるみてぇだ。
ザンパノが無言で背中の針を構え、エロ女も得物を構える。
「させるかボケがあああああ!!」
炭素硬化状態の俺が一気に前に出て、奴らの針と弾丸の雨を防いだ。
「…え?」
フードを被った女が攻撃が来ないことに気づいて俺を見やる。この声…こいつがアツコってやつか。
「よぉ、さっきの通信ぶりだなぁ。」
「…グリード、さん?」 - 9二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 01:43:19
「あなた達、大丈夫!?」
「うひゃ~、べちょべちょがまとわりついてる~!」
アルとイズミがアツコ達の助けに入った。
「お~い、俺はこいつらの盾になってるからあと頼むわ!」
アル達を守りながら俺はブラッドレイとグラトニーに言い放つ。
「私に命令かね…まぁよかろう。」
「はぁ~い!」
「あなたがさっきの通信に出てた、グリード…さん?」
「おぅそうだ。まぁ今は『最強の盾』モードだから素顔が隠れちまってブ男状態だがな。」
「えっと…グリードさんって、少し前にニュースで話題になってた人ですよね…。本物に会えるなんて…あ、ヒヨリです。」
「…ミサキ。」
「アツコにヒヨリにミサキだな。よろしくな。」
「てかさっきから撃たれてますけど…そ、それが『最強の盾』なんですか?」
「おぅ、俺を傷つけたきゃレールガンが必要だぜ。」
「ひえええぇ…。」
「それで、サオリは今どこにいるかわかる?」
「多分…この先の体育館。そこで待ってるって…奴が。」 - 10二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 01:59:27
「ふん!!」
俺達が話してる一方で、ブラッドレイがエロ女の脳天を警棒で砕いちまった。
ジェルソとザンパノは…グラトニーがぶっ飛ばしちまってた。
「あう~、針痛い…賢者の石ちょっと使っちゃった…。」
ザンパノの針を少し受けちまったらしく、再生で賢者の石を少し消費しちまったみてぇだ。
「足りんな。」
イラついた様子でブラッドレイが吐き捨てる。おぅおぅ、やっぱ『憤怒』だわ。
んで、アリウスの3人と合流して8人になった俺達は体育館を目指しながら事情を聞いた。
「そういや、サオリってやつをさらったのはエンヴィーだろうが…気になること言ってたな。二重音声とか…。」
「うん…マダムのような恰好をした、見たことない女。マダムの声と、中世的な人の声の2つが、重なって同じ言葉を発してた。」
「そ、それに…妙な名乗り方してましたよね…。『我等の名は、エンヴィー・ベアトリーチェ』って…。」
「は?エンヴィー・ベアトリーチェ?」
「まるでフルネームみたいになってるわね…。」
その後聞いた特徴から、俺は連想しちまった。
「多分それ、昔の俺とリンの真似事をしやがったな?」
「真似事?」
「グリードは昔、リン・ヤオって人と融合して『二人で一つ』になってた時があったのよ。その後の戦いで分離したそうなんだけど…。」
「まさか、そのエンヴィーってやつとマダムが?」
「なるほど、その女もまた、エンヴィーと同化しホムンクルスとなったわけか。」 - 11二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 02:06:24
『キングさん、聞こえますか!?アヤネです!今先生方をお連れしました!』
”今から合流します!”
「私だ。了解した。」
『私とスロウスも合流するわ。怪我した子がいるならヒフミたちに任せて頂戴。』
『アルちゃ~ん!今こっちも追いついたよ~!』
『お、お待たせしました、アル様!』
『アビドスの子達とも合流してるから、すぐに向かうね。』
『うへぇ~、ま~た色彩とは大事だねぇ~。』
『無事でいてくださいね~キングおじ様☆』
『ん、色彩が絡んでるなら、他人事じゃない。』
『ふん!まぁおじさんの頼みだし、やってやろうじゃない!』
「フフ、流石は私の社員達ね!」
「おぅ、愛してるぜ~!」
「ふむ、応援感謝するよ諸君…敵将は体育館だそうだ。各員、急ぎたまえ。」 - 12二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 02:13:13
「くっ………マダム…完全にバケモノに成り果てたか…!!」
《口を慎みなさい、サオリ…私達の機嫌次第で、いつでもそのヘイローを砕けるのですよ。》
「フン…どうせ今はまだ殺すつもりはないのだろう?…先生や…姫達…みんなをおびき寄せるために必要…なんだろう?」
《あなたのようなカンのいいガキは嫌いですが…まぁいいでしょう。この鬱憤はあとでしっかりと晴らせばよいのです。》
「…みんな……!!」
《フフフ、そうです…その顔!見たい顔の内の一つは無事に見れましたねぇ!》 - 13二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 07:07:40
wkwk
- 14二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 07:27:11
おつおつ!!
- 15二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 10:10:30
ほしゅ
- 16二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 13:57:52
「オラァ!」
体育館のドアを蹴破る。ついに本丸だ。
《お待ちしておりましたよ、裏切者達。》
そこに立ってた女。確かに聞いた通りの特徴だ。白ドレスに身を包んだエンヴィーっぽい女。
「よぉブサイクエンヴィー、ついに俺のやってきたことまでマネしやがったか!」
《精神が別々だったグリードと同列にするとは愚かしい考えですね。我々は精神も含めての、完璧な融合なのですよ。》
「ほ、ホントに二重音声になってる…。」
「…!?サッちゃん!!」
アツコが叫んだ。その視線の先にあったのは、花みてぇなデザインの十字架に磔にされた黒髪の女。あいつがサオリか。
「オイオイテメェ…女を殴るのが趣味じゃねぇ俺の前でこれは逆鱗どころじゃねぇぞ?」
《それこそが狙いなのです…お前達を苦しめ嬲り、絶望に沈めた上で殺す…それだけが、私達を満たしてくれるのです。》
そう言ってエンヴィーが手を振りかざす。すると手から電撃が放たれ、サオリを痛めつけた。
「ぐあああっ!!」
苦痛に悶えてやがる…クソが!! - 17二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 14:35:58
「させないわよ!!」
アルがハードボイルドショットを放つ。的確にエンヴィーの左腕に当たり、爆発で吹き飛ばす。
血も飛んでいたから確実にダメージを与えた……はずだった。
《無駄ですよ、アルさん。我々には、賢者の石と色彩、2つの力があるのですから。》
爆発煙が晴れて見えたのは、ダメージを負ったはずの左腕が何事もなかったかのようにそこにキレイに存在し続けている姿だった。
《ホムンクルスの性質としての再生能力…これが色彩で更に高まった結果、ダメージを負ったその瞬間から瞬時に再生することが出来るようになったのです。爆発した瞬間から、もう再生は終わっているのです。》
「な…何よそれ!?」
「俺達の再生能力でもそこまでいかねぇぞ…。」
《そしてこんなことも可能なのです。あなた達も道中でお楽しみいただけたでしょう?》
次に奴は手を俺達の方にかざした。
すると足元にいくつもの錬成陣みてぇなのが表れ、そこから何かが錬成されて出てきやがった。…おぅおぅ、さっきまで戦ってたユスティナ信徒にイシュヴァール人、国軍兵士とかだ。
《そして私は妥協をしません。》
今度はエンヴィー自身がスパークを発し、姿を変えていった。またあの正体のデカブツ…になったんだが、いろいろ違ってやがる。巨獣形態のエンヴィーの体を下半身とし、その居住の背中からナナフシみてぇな体と花みたいな頭を持つバケモノの上半身が生えた、ケンタウロスみたいな何かだ。肌はエンヴィーの緑色ではない、血のように真っ赤な色になっていた。
《徹底的に、甚振らせていただきますよ。》 - 18二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 14:54:00
”みんな!!”
…おぉ、やっとセンセがご到着か。…クソっ、随分やられちまったぜ…。ブラッドレイも決定打を与えられないせいで疲労でジリ貧だ。
《ようやく来ましたね、先生。お待ちしていましたよ。》
”…ベアトリーチェ。随分変わってしまったんだね。”
《私は崇高へと至ったのです。もはや、私を害する者など存在しません。そして…》
ズオッ!
「だめぇ~!ごはっ!?」
「グラちゃん!?」
”グラトニー!?”
「バッキャローグラトニー!これ以上は持たねぇぞ!?」
《こうして他者が傷つけられることを、あなたは極度に恐れますよね?》
”…そうだった。ベアトリーチェ、あなたはあの時も、アリウスの子供達を散々嬲り、傷つけ続け、その生き血を啜り続けた。”
《そうです。それこそが正しい道。子供達というのは、我々「大人」に搾取され続けることが存在理由なのです。それを捻じ曲げた先生、あなたこそ…》
”黙れ。”
「おぅ!?」
おいおい、センセがあんな「憤怒」を示すなんて初めて見たぜ。
ブラッドレイが、その表情を見てニヤリと笑った。 - 19二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 15:03:36
”何が正しいか、何が間違ってるかなんて…”
”その時代によって変わってくる。”
”でも、いまこのキヴォトスにおいては、それは間違いだ。”
”子供達が、希望を胸に抱き、明るい空の下で、のびのびと青春を謳歌する…。”
”それこそが、今のこの世界における、正しい理だ。”
”お前は、それを捻じ曲げ、あまつさえすべてを破壊しようとした。”
”ベアトリーチェが一度、エンヴィーが二度、そして今回の融合者…”
”スリーアウト、だね。”
(大人のカードを取り出す。) - 20二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 15:17:38
大人のカード!
どうなるんだ!? - 21二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 15:17:47
センセが懐からカードを出した。以前見せてもらった、「大人のカード」ってやつだ。
”どうやら、今回も反則を使ってきたみたいだからね…こちらも相応の手段を取るとしよう。”
センセがカードを持って念じだすと、カードが光り輝きだす。
と、その瞬間だった。
「うぉっ!?な、何だこりゃぁ!?」
俺の中の賢者の石が反応し、眩く輝きだしたんだ。そして光が放たれ…大人のカードと繋がった。
”おや?”
センセが驚いてこっちを向く。どうやらセンセにも想定外だったらしい。
光は俺だけじゃねぇ、ブラッドレイにグラトニー、そして合流したラストやスロウスからも発せられている。
「むぅっ!?」
「おわ~っ!?」
「…あー…?」
「あら、これは?」
そして、俺達ホムンクルス5人の足元に、ウロボロスの陣が表れ眩く輝く。
「うおおおおおおお!?」
《な、何をしたのです!?》
光が収束して視界がクリアになった後、俺の前に、忘れるはずもねぇ…2人の男が立っていた。
「やぁグリード、こうして分離した状態で会うのは初めてだな。」
「ったく、終わった後だってのにこんなとこに呼び出しやがって。しかもお前の記憶のせいで機械鎧のまんまじゃねぇか。」
「お、お前ら……!?」
あぁ、忘れるはずがねぇよ………魂の、友よ。
「リン!?エド!?」
シン国皇帝第十二子、ヤオ家末裔、リン・ヤオ。
アメストリス国家錬金術師『鋼の錬金術師』、エドワード・エルリック。
この二人が、今俺の前に、あの頃の姿で立ってやがったんだ。 - 22二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 15:18:58
リンとエド!
電撃参戦!!! - 23二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 15:34:17
「久しぶりだな…っと、のんびり再会を楽しめる状況じゃぁないみたいだね。」
リンが俺を見て飄々と笑う。
「俺からすればいつも通り就寝した後だから、夢の中みてぇな状態なんだよな。右腕が機械鎧(オートメイル)のまんまだし。そしたら、そこの兄ちゃんが俺達を呼んだんだ。」
エドが、右腕の機械鎧をカチャカチャ動かしながら言った。
「そういう事。今俺達は、彼の力とグリードの賢者の石、その二つで一時的に形作られた意識体…”影法師”のような存在ということさ。」
「…そうか…本人ってわけじゃねぇのか…。だが、その心は間違いなく、お前らだぜ。間違えるはずがねぇ!」
「そうさ、『仲間ってのは、魂で繋がっている』んだ。そう言ったろ?」
『忘れるわけないだろうが!仲間ってのは、魂で繋がってんだよ!魂に染み付いちまってるものを、濯いで落とすことなんてできないんだよ!!』
あぁ…そうだ。これこそ、俺が欲しかったものだったんだ。
「あ、あなたが…リン・ヤオさんに…エドさん?」
アルがおずおすと寄ってきた。
「やぁ、グリードの心を通じてだいたいは知ってるよ、陸八魔アルちゃん。」
「お前、こんないい子に惚れちまいやがって…ちょっとロリコンの気あるんじゃねぇのか?」
「おいそれだけは言うんじゃねぇよ!?」
「まぁまぁ、とりあえず皆その傷を癒さないとな。」
「癒すっつったって、錬金術じゃ…。」
「そこはそれ、ここに呼ばれたおかげで不思議な力を一時的に使えるようになった御人がいるんだよ。」
そうエドが言った瞬間、一瞬ふわりとした風が通り過ぎ、その直後にみんなの傷が癒えていった。
「え、何これ!?どうなってるの!?」
アルが驚いてあたふた。その答えは……ブラッドレイの傍にいた。
「うふふ、いくつになっても新しいものというのにはわくわくさせられますねぇ…あなた。」
「……!?」
ブラッドレイ夫人が、旦那の傍らに立っていたんだよ。 - 24二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 15:36:26
他にも!?
- 25二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 15:48:13
「お前……!?」
流石のブラッドレイも、驚きで表情が固まる。
「もう隠し事は無しですよ、あなた。私は全てを知って、それでもなお、あなたの事を愛しているのですから。そのおかげかしら…こんな力まで使えちゃって。」
そう言って夫人が手をパンと叩くと、またふわりとした風が吹き、皆の体を癒してゆく。
「…おぉ、これはまた…!?」
「これで、助けになりますか?」
「……十二分に過ぎるぞ。我が伴侶よ!!」
旦那ことブラッドレイも、疲労が吹き飛んだ表情で再度警棒を構え直す。
「やれやれ、どうやら私は貴様の肉体だけでなく、心まで焼いてしまったらしい。」
「え……?」
「まぁ、それほど女性から想われるというのは、男冥利に尽きるというモノだがね。」
ラストの前には、かつて自身を打倒した”良い男”、国軍大佐ロイ・マスタング。
「…私の予言は大外れになっちゃったみたいね。貴方の目は、苦痛に歪まなかったのね…。」
「そういえば、ちょっとだけとはいえ僕と協力して行動したことがあったねグラトニー。」
「ほえ!?」
「でもおかげで、また兄さんと戦える。この体も懐かしいなぁ。」
グラトニーの前には、鎧に魂を定着させた少年、鋼の錬金術師の弟アルフォンス・エルリック。
「あの時助言してくれたよね…おで、思い出した!」
「吾輩との闘い、よほどお主の筋肉に刻み込まれたようだな!!」
「あ…お前ー…!」
「その心に敬意を表し、この”剛腕の錬金術師”アレックス・ルイ・アームストロング!助太刀いたす!!」
スロウスの前には、負けず劣らずの筋肉ヒゲ男、剛腕の錬金術師ことアレックス・ルイ・アームストロング。
「俺…お前らに…負けたよなー……めん、ど、くせーけど…思い出しちまった…。」 - 26二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 15:52:51
わーお☆
すごい戦力☆ - 27二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 15:59:22
やべぇぇぇぇぇぇぇぇ‼‼
- 28二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 16:50:22
たのしみじゃ
- 29二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 19:32:50
おつ!!!!
これは・・・👍 - 30二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 22:49:13
《こいつら…グリード達の記憶から再現されたというのか!?》
エンヴィー・ベアトリーチェが目に見えて狼狽えだした。が、すぐに息を整えて反論し出す。
《で、ですが…所詮お前らは先生のカードとグリード達の賢者の石で無理矢理顕現させられた状態!色彩によって無尽蔵に力を得ている我々と違い、短時間しかこの場にはいられない!!》
そのがなり立てる声に、マスタングが反応した。
「そうだな。所詮我々はそこの先生殿の御助力によって一時的に呼ばれた影法師。短時間しか存在出来ん……故に!」
パチンッ!
指を鳴らす音。
ゴバアアアアアアア!!!!
直後、怒涛の如く走る炎の奔流。エンヴィー・ベアトリーチェによって顕現させられてた雑魚の大群が一瞬で焼き尽くされ、消滅した。
「こんな下らぬ戦いは、さっさと終わらせねばな。」
発火布で出来た手袋を構え、睨みつけるロイ・マスタング。
「その通りですなマスタング大佐!では吾輩も!!ぬおおおおおおお!!!」
アームストロングが錬成陣の刻まれたガントレットを地面にたたきつけ、一気に錬成。石杭が大量に表れエンヴィー・ベアトリーチェを襲う。
《くっ!何故です!無駄だというのがわからないのですか!?》
巨大なバケモノと化しているエンヴィー・ベアトリーチェに何度も石杭が突き刺さり、しかし瞬時に再生する。
「妙な力を手に入れて気が大きくなってるからわからないんだろうけど!」
「無駄かどうかは、僕達が決めることだ!」
アルフォンスが手を叩いて錬成、エンヴィー・ベアトリーチェの足元に巨大な穴を掘った。
《ちぃ!?》
穴に落ちて体勢を崩したところを、リンの刀が襲う。的確に、エンヴィー側の目を。
《ぐぅっ!?》
「瞬時に再生するとしても、痛いもんは痛いだろう?」 - 31二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 23:01:30
「さぁ、もう一度貴様のトラウマを呼び起こしてやろうか!」
再びマスタングが指を鳴らし、炎が迸る。
《ぐあああああああ!!!》
おぉ、苦しみだしたぞ!?
「例え瞬時に再生するのだとしても、所詮貴様は生物…周辺の酸素を焼き尽くされる苦しみはどうだ?」
《お、おのれえええ!!》
エンヴィー・ベアトリーチェが何か構えを取った。また電撃を放つつもりか!?
「よくもやってくれたなマダム。いや、エンヴィー・ベアトリーチェ!」
スガガガガガガガ!!
《なっ!?》
後ろから銃撃、構えが崩れた。
《な、なぜテメェが動けるのです!あの傷でどうやって…!?》
「あら、女の子を痛めつけて喜ぶだなんて、なんと嘆かわしいのかしら。」
いつの間にか回り込んでいた、アツコ達3人、そして…ブラッドレイ夫婦がそこにいた。
「子供はこうして、大切に守ってあげるべき存在なのですよ。」
そう言ってブラッドレイ夫人が手を叩き、またあの穏やかな風を吹かせる。あぁ、それでサオリを治療したのか。
「感謝する、ご婦人。おかげで存分にやり返せる!」
4人そろったアリウススクワッドが、反撃の一斉射を浴びせ始めた。
《ぐぬぬ…おのれえええ!!せっかく絶望する様が拝めるはずだったというのに!何故だ!何故こうなったぁ!?》 - 32二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 23:17:00
「んなことテメェにはわかんねぇだろうよ!」
アリウススクワッドに気を取られていたエンヴィー・ベアトリーチェの背後、エンヴィー部分の背中にエドがとりついた。
《くっ!?エドワード・エルリック!!》
「おぉ、やっと名前で呼んでくれたな!」
《させません!》
ベアトリーチェ部分である上半身が後ろを向き、枯れ枝みてぇな腕で引き裂こうと襲い掛かるが。
「グリードの記憶の中の俺が寒冷地仕様機械鎧のままで助かるぜ…!たっぷりの炭素繊維でお前の技が使えるからなぁ!」
右腕の機械鎧を俺と同じ炭素硬化で強化して弾いていた。…嬉しいこと言ってくれるじゃねぇか!
《おのれぇ!影法師如きがぁ!!》
「『フラスコの中の小人』と違って、トンデモパワーの使い方がなっちゃいねぇなぁ!」
《やかましい!!お前のような、貴様のような人間など、認めてなるものかぁ!!!》
「そんでもって、融合しているとはいえ骨格になってるのは、エンヴィーの『賢者の石』だ。加えて俺はマルコーさんの研究書でギッチリ学んでる。この意味が分かるかエンヴィー!?」
《どういうことだ!?》
パァン!
「『賢者の石を破壊する錬金術』を、俺だって使えるってことだよ!!」
ドン!バヂバヂバヂバヂバヂイイイイイイイイイイイイイイ!!!!
《ぐわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!???????》 - 33二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 23:23:09
賢者の石破壊!
こうかはばつぐんだ! - 34二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 23:34:01
うへぇ、賢者の石のピンポイント破壊かよ…俺らにとっちゃ即死技じゃねぇか。怖ぇ~…。
《あああああああああああああああああああ!!!!!》
錬成反応の激しいスパークの中で、エンヴィー・ベアトリーチェが大絶叫を上げる。
やがてエドが戻ってきた。
「よし、俺達で出来るサポートはここまでだな。正直もう時間がねぇ。」
「そうか…助かったぜエド!」
「なぁに、当然だろ!」
《ぐああああ………おのれぇ……まだだ……まだ私……我々には……色彩が……!!》
錬成反応のスパークが色彩の禍々しいオーラに変わり始める。
「ちっ、往生際の悪い奴だ!」
《憎い……憎い……お前らが……あなた達が……憎いイイイイイイイイ!!!》
崩れかけのエンヴィーの腕がまるで触手のように伸びて俺達に襲い掛かる。
「お~待たせ~♪」
突如現れた、折り畳み式の盾を構えるチビ女…ホシノだ。
そして盾が奴の触手を打ち払い、弾き返した。
《何っ!?》
「じゃみんな~、思いっきりやっちゃって~!」
「ノノミ~、いきまぁ~す!!」
「覚悟しなさい!」
「ん、ドローンセット完了。」
「ドキドキの瞬間が、やってきたよ~!」
「これで戦況が変わる。」
「死んでください死んでください死んでください!!」
おぉ、追いついてきたうちのメンツにアビドスの奴らじゃねぇか。
《ぎゃああああああああ!!!》
エンヴィー・ベアトリーチェが銃弾の雨あられに晒された。おぉ、今度は再生してねぇ。 - 35二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 23:34:53
wkwk 待ってた
- 36二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 23:52:19
「グリード…新しい世界での仲間達は皆凄まじいねぇ。」
「そうだろうリン。欲しいっつったってあげねぇからな!」
「勘弁してくれ…ウィンリィにまたスパナでボコられちまう。」
《あああああぁぁぁぁぁぁ………何故だ……何故ここまでして…負ける……!?》
奴め、まだ往生際悪く色彩を使って立ち上がろうとしてやがる。
「おい、そろそろ助けられてばかりってのもアレだろう?」(炭素硬化)
「そうだな、そろそろ我々の手で処断せねばな。」(警棒構え)
「そうね。私達ホムンクルスがケリをつけないと。」(爪構え)
「余計な部分はおでが全部飲んであげるよ~!」(擬似真理の扉解放)
「……めん、ど、くせーけど……やるー…。」(最速の構え)
「エンヴィー、そして融合してるババア。お前らの負けだ。」
「我々は、信ずる者達に恵まれたが故に、負けるわけにゆかぬという信念が生まれた。」
「この子達のためにも、みっともない姿なんて見せるわけにはいかないもの。」
「エンヴィーはいつもみんなの足を引っ張ろうとして、エンヴィー自身が成長しようとしなかったよね~。」
「お前が……一番……めん、ど、くせーんだよ!」
《おのれえええええええええええ!!!!》 - 37二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 00:08:18
スロウスのタックル&コンボパンチで空中に叩き上げられ、
ラストの爪で全身を切り刻まれ、
微塵切りになった肉が全てグラトニーの腹に飲まれ、
落ちてくる本体部分を、俺の拳とブラッドレイの警棒で徹底的にボコボコにした。
最後は俺の渾身パンチで〆だ。
「おらああああああああああ!!!!」
ドガァッ!
《ぎゃああああああああ!!!》
やがて、限界を迎えたエンヴィー・ベアトリーチェの体が、黒い塵となって崩れ始めた。
《い、いやだ……死にたくない……いやだ……!》
「お前はやり過ぎた。親父殿から解放されてもう殺しをしなくてよくなったっつーのに、それでも変わろうとしなかった…それが敗因だよ、馬鹿野郎。」
”そしてベアトリーチェ。あなたも子供達の可能性を知ろうとしなかった。だからこそ、子供達の可能性にあなたは敗北したんだ。これが結果です。”
《変わろうとしなかっただと………知ろうとしなかっただと……そんなの……我々ではないではないか……違うではないか……!!》
ここまできて変わろうとしねぇってのも哀れだな。その頑固さだけは評価せざるを得ねぇな。
《い…嫌だ……ガキどもまで……やめろ……見るな……我々を……俺を……私を……み……》
《見下すなよ人間があああぁぁぁ…………!!!》
これがこいつの、最後の言葉となった。
エンヴィーも、ベアトリーチェも、諸共塵となって消滅した。 - 38二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 00:16:34
おつおつ!
- 39二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 08:09:32
おつです!!!
- 40二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 16:07:52
おつ!!!!!!!!!!!!!!!!!
- 41二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 16:36:12
”本当は、人として…法の下で裁かれてほしかったな。”
”それが、エンヴィーによって命を落としてしまった子達への、弔いのつもりだったから…。”
”でも、あそこまで人を辞めてしまったとなると…もう裁けない。”
”人でなくなってしまったというのなら…有害鳥獣も同然になってしまう。”
”駆除、しか出来なくなってしまう。”
”こちらは、残念な結果になってしまった…。”
”けど、その一方で…私にも予測出来なかった、奇跡が起きたみたいだね…。”
”今だけは、しばらく待ってあげなきゃ。”
”つかの間の交流を邪魔しちゃいけないね。” - 42二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 16:36:52
ちょっと立て込んでるので待っててください…(保守
- 43二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 21:00:47
よし!終わり!!閉廷!!!WAPPY END!!!!
- 44二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 22:53:27
「その年で警察組織として…合歓垣フブキ殿、ご立派であるな!」
「いや~、そんな生真面目にやってるわけじゃないからさぁ…。」
「ご謙遜を!それにスロウスとこうして共に行動出来るとは、吾輩驚きですぞ。」
「…フブキのドーナツ……んまい。」(ニコォ)
「いやいや、私が作ってるわけじゃなくて、店で買ってるやつだからね?ほらこれ。」
「ほぉ、これが…。」
「アレックスおじさんも食べる?」
「よろしいので!?ではありがたく……おぉ、これは素晴らしい!!スロウスが虜になるのも頷けるというもの!」
(わ~、感極まって泣いちゃったよこのおっちゃん…。)
「そうだ、せっかく会えたんだし、写真撮っとこうか。」
「写真?となると機材を準備せねば…」
「あ~、そっちは専用カメラとか無いとダメ?大丈夫大丈夫~、ほらスマホでこうやって……。」(パシャ)
「おぉぉぉ!こちらでは写真がこれほど手軽に!!では、折角なのでこのポーズで撮って頂きたいのだがよろしいかな?」(マッスルポーズ)
「ウヘァ、暑苦しいなぁそのポーズ…まぁ撮るけど。」(パシャ)
「素晴らしい!実に素晴らしい!このような世界に生まれ変わったスロウスは幸せであるな!」
「まぁ最初はちょっと暴れちゃったから、矯正局で反省してもらったけどね~。それからは真面目にやってるよ。」
「……めん、ど、くせーけど……片付け……頑張ってる……。」
「…そうか…ならば吾輩から言う事は無し。合歓垣フブキ殿、スロウスを…よろしく頼みますぞ。」(敬礼)
「…はいはい、任されましたよ~…アレックス・ルイ・アームストロング少佐。」(敬礼)
「……めん、ど、くせー……けど……これで…いいか?」(のろのろと敬礼)
※合歓垣フブキ&スロウス×アレックス・ルイ・アームストロング※ - 45二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 22:55:20
最高
- 46二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 23:10:12
「まさか、グラトニーに女の子の友だちが出来るなんて…驚きだよ。」
「えへへ、私とグラちゃんは仲良しだもんね~♪」
「ね~♪」
「アルフォンスさんはグルメ好き?」
「…この体の時は何も食べれなかったけど…元に戻った後に食べた、ウィンリィのアップルパイ。あれが一番の味だったなぁ。」
「「アップルパイ……。」」
「元の世界であれから色々食べたけど、あれを超える味には出会えてないなぁ。」
「それがアルフォンスさんの、思い出の味なんだね…。」
「そういえば、イズミちゃん…だっけ。まさか僕達の先生と同じ名前だなんて驚いちゃったよ。」(ガタガタ)
「え、アルフォンスさんの先生??」
「うん、僕達に錬金術を教えてくれた先生。すっごく強かったんだ…。」(ガタガタ)
「なんか震えちゃった…!?」
「おでもアカリ怖い…だからなんとなくわかるよ。」
「はい、これで撮れたよ!私達3人の写真!」
「すごい!こんなに簡単に写真が…!」
「ねぇねぇイズミ~、これもブログに載せちゃう~?」
「載せよう載せよう!グラちゃんのお友達のこと、みんなに知ってほしいしね!」
「ブログ?」
「はいこれ!ネットで公開してるの!見てくれる人も多いんだよ~!」(スマホで見せる「おでと私の珍味の扉」)
「……生き生きしてるね、グラトニー。」
「うん、おで今幸せだよ~。アルフォンスも、向こうでいっぱい食べるんだよ~!」
「…そうだね!今まで鎧の体で食べれなかった分、いっぱい食べるよ!…イズミちゃん、グラトニーのことお願いね。」
「まっかせて~!!」
※獅子堂イズミ&グラトニー×アルフォンス・エルリック※ - 47二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 23:33:19
「ラスト先生、か…君がまさか子供を導く立場に立っているとは驚きだね。」
「これでも人生経験は長い方なのよ?こっちの世界で更にいろいろ学べたし、そもそも”お父様”とあの子達の間で一番忙しくしてたあの頃から解放されたんだから、好きなことしたっていいじゃない。」
「それでこの立ち位置か…あんまり道徳に反することは教えんでくれよ。」
「わかってるわよ。そもそも道徳をしっかり学ばなきゃ悪にだってなれないものよ。」
「ほわぁぁぁぁぁ………。」
「あら、ごめんなさいねヒフミちゃん。」
「おっとこれは失礼…改めて、私はアメストリス国軍大佐、ロイ・マスタング。よろしく、お嬢さん。」
「…はへっ!?よ、よろしくお願いしましゅ……あ、阿慈谷ヒフミと申します……!!」(嚙んじゃった~)
「まさか君のようなお嬢さんまでもが銃を手にこんな戦場に赴くとは…この国の治安はどうなっているのかね?」
「それをフォローしているのが、頭の上のコレ(ヘイロー)よ。このおかげで撃たれる程度はどうってことないの。だからこその銃社会なんだけど。」
「…異世界で本当に良かったと痛感しているよ。」
「これでいいわね。」(スマホで撮影)
「錬金術抜きにこの技術レベルは驚愕だな。我が国もいずれ追いつきたいものだ。」
「で、でもロイさんの錬金術って言うのも凄かったですよ!指をパチンって鳴らしたと思ったら凄い炎がブワァーって…まるで魔法みたいでカッコよかったです!」
「そう言ってくれるとは…嬉しいものだね。炎の錬金術師冥利に尽きるよ。」
「炎の錬金術師…カッコいい…!!」
「そうだ、ヒフミ君。」
「は、はい!?」
「…君は今、ラストの教鞭の下で勉学中だそうだが…問題はないかね?」
「はい、大丈夫です!」
「むしろヒフミちゃんの方が問題でしょ。キャラグッズの限定物を買い漁るために何回テストブッチしたかしらねぇ?」(シャキン)
「…しゅびばじぇん……。」
「……思ったより破天荒なお嬢さんだったようだ。」
※阿慈谷ヒフミ&ラスト×ロイ・マスタング※ - 48二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 23:55:29
「あなたがあの、キングおじさんの奥さん…!!」
「ん、おじさんの目でも見切れなかったって言う、『最強のビンタ』を持つ人…。」
「ちょっとあなた?この子達に一体何を吹き込んだのかしら?」(ビンタ)
「おぶぇっ!?」
「こ、これが最強のビンタ…キングおじ様がなすすべなく!?」
「あらあらごめんなさいね、うふふふ…見苦しいところを見せちゃったわ~恥ずかしい!」
「フン…私が選んだ女なのだ。何を恥ずかしがることがあるというのだ。」(顔に手形)
「キングおじさ~ん、そんなキメ顔でおじさん達に言ってもほっぺに手形付けてちゃしまらないよ~?」
アハハハハハハw
「むぅ……。」
「ふふふ…戦場で敵なしのあなたも、女の子相手は相変わらずねぇ。安心したわ。」
「ん、ドローンカメラ設定よし。それじゃ、撮るよ。」
「さぁさぁキングおじ様と奥様は真ん中へ!」
「あらあらありがとうねノノミちゃん。さぁ、あなた…。」
「うむ。」(手を繋ぐ)
「はい、チーズ!」
カシャッ!
「あらまぁ、キレイに撮れてるわ…この世界は本当にすごいのねぇ。」
「私も慣れるまで四苦八苦したものだ。本当ならキヴォトスを案内してやりたいものだが…。」
「えぇ、分かってます。この”奇跡”はほんのひと時だけ…こうして会えただけでも、私は嬉しいのですから。」
「うむ……プライドは…セリムは、どうしているかね?」
「…あの子なら、私の下ですくすく育っていますよ。大丈夫、きっといい子に育ててみせますから。」
「…流石は我が伴侶だ。……頼むぞ。」
「えぇ、任せてください。」
「あれがおしどり夫婦ってやつなのかなぁ?」
「いいなぁ~、私達もいつかあんな感じで結婚とかするのかなぁ?」
※アビドス廃校対策委員会&キング・ブラッドレイ×ブラッドレイ夫人※ - 49二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 00:20:08
「くふふ~、まさかグリリンのオトモダチと出会えるなんて~!」
「ちょ、こっちでもグリリン呼びされてんのかよお前!」
「頼むから今はマジでやめてくれよそれ…。」
「しかし、グリードがこうして女の子たちに囲まれてるなんて…以前俺に「隅に置けねぇ」と言ってたくせになぁ。」
「そりゃ、うちの社長に惚れこんで半ば無理矢理入社したしね…今となってはいい思い出だけど。」
「「無理矢理…。」」
「オイオイ、俺は女を泣かす趣味はねぇって言ってるだろ!こいつらを泣かしちゃいねぇからな!!」
「わぁーってるって!お前がんなことするわきゃねぇってのはよ~く知ってっからよ!」
「…ホントに仲良しね、あなた達。」
「そういうそちらさんだって、俺達に負けないくらい仲良しじゃないか。君達4人、『魂の友』なんだろう?」
「た、魂の…友……私なんかが……。」
「アッハハハハ!当然だよ~!」
「うん、間違いない。」
「魂の友……そうやって面と向かって言われるのは何か…アウトローって感じじゃないと思うけど…。」
(入りきらないのでここだけ分割) - 50二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 00:20:20
「じゃぁ『魂の友』同士、一緒に写真撮っとこうよ~♪」
「…そうね。グリードのお友達の姿、ちゃんと残しときましょ!」
「写真!?いやでも機材が…!?」
「スマホあるから大丈夫。ほら並んで。」
「オ、オイオイ!?」
「あ~こりゃ素直に従った方がよさそうだね~。」
「そういうこった。このキヴォトスはアメストリスより技術が進んでんだからなぁ!」
「マジか~…!……なぁグリード。」
「あん?どうしたエド?」
「俺は今、向こうで新しい旅に出てるんだ。もしかしたら、ここにも来れるかもしれねぇ。だから、さよならは言わねぇぜ。」
「エド…。」
「俺も今、無事に皇帝に即位した。いつかキヴォトスを見つけ出して、国交を結んで見せよう。だから、俺もさよならは言わないぞ。」
「……おぅ、待ってるぜ。」
「な~に話してるのよグリード!」
「アル!?」
「私とグリードの仲じゃない!その約束、私達も入れなさいよ!」
「そうだそうだ~!のけ者は許さないよ~♪」
「私達、5人そろって便利屋68だもんね。」
「わ、私もグリードさんのこと……!!」
パシャッ!
※便利屋68&グリード×リン・ヤオ&エドワード・エルリック※ - 51二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 00:40:03
「そらっ!」「ハッ!」「むぅん!!」
エドワード・エルリックとアルフォンス・エルリック、そしてアレックス・ルイ・アームストロング。
3人が錬金術を発動し、この場所に『俺達全員の集合した姿』を模した石像を建てた。
「すご~い!」
「やっぱり魔法みたいです~!」
「俺達からすりゃ、あんたらの頭の上の輪っかの方が魔法っぽいけどなぁ。」
「隣の芝生は青く見えるってやつでしょ兄さん。」
「まぁよいではないか。これで吾輩達の足跡と友情の証がここに刻まれたのだ。それを祝そうではないか。」
「うふふ、いいものですねぇあなた。」
「…フッ。」
…っと、ここでついにリン達の体が錬成反応のように崩れ始めた。
「おっと、どうやらお時間のようです。」
ここで、センセとアリウスの4人もこっちに来た。
”アメストリス国の皆様、この度はご助力ありがとうございました。皆様がいなければ私達は危なかったことでしょう。”
「私からも、礼を言わせてほしい。あなた方のおかげで、またこうして命を拾うことが出来た。」
「いえいえ、こちらこそお呼び頂きありがとうございます。おかげで旦那とまた会うことが出来ました。」
「いろいろと驚きがいっぱいでしたよ。」
「もうこれでお別れなのはちょっと寂しいですけど…私達、ロイさん達のこと絶対忘れません!」
「そう言って頂けて光栄だよ。」
「「グリード!」」
「おぅ!」
「俺達はさよならは言わねぇぜ!」
「絶対、また会おう!」
「おぅ、みんなでまた会おうぜ!!」
「えぇ、私達もきっと必ず!!」
「まったね~!!」
「うん、また。」
「は、はい!またお会いしましょう!」 - 52二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 00:55:39
こうして、みんなはこのキヴォトスを去っていった。
んで、あれから数日経った。
エンヴィーは事故により下手人と共に死亡ということで報道された。
そして、あの時の興奮はどこへやら。あっという間にまた日常へと戻っていった俺達。
スロウスは相変わらずヴァルキューレ警察の一員としてめんどくさがりながらもやってるらしい。何でもリゾートプール施設でフブキ達と共にライフセーバーの手伝いをしたらしく、何故か現れたロボワニとやり合ったらしい。ネットニュースに載ってやがった。
ラストは補習授業部を中心にトリニティで相変わらず人気らしい。ただ、今はミカってやつやコハルを中心にいじめ問題に直面していてなかなか大変だそうだ。ちなみにロイ・マスタングの写真がトリニティのお嬢様間で大人気らしく、裏じゃ高値になっちまってるそうだ。
グラトニーはまたイズミと共にグルメ巡りへ戻っていった。最近スパイス・テクニックに興味を持ったらしく、いろいろ試しているらしい。あと他の美食研究会のメンツとも何とか少しずつ歩み寄ってるんだと。目下アカリが最大の難関なんだが…。
………ブラッドレイだけ、なかなか連絡が取れねぇ。どうやらアビドス砂漠で何やらヤベェもんが見つかったらしく、利権やら土地やら何やらでアビドスは今大揉めらしい。センセも介入してるらしく、しばらくは大変になりそうだ。…こういう時こそ便利屋である俺らに依頼すりゃいいのによぉ。
そして俺達は、相変わらず便利屋68として走り回ってる。こないだなんか実態調査だかでまた海に行った。またアル達の水着が見れたのは最高だったが、まさかアリウスのガキ共までいたとはな。まぁ場所が場所だったしな。つーわけで、ちょいとバカどもを懲らしめてくるわ。 - 53二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 01:00:30
「ち、ちくしょう…!」
「何だよアイツ、榴弾ぶち込まれてるのに傷一つついてねぇだと…!?」
「お生憎様。これも仕事だから恨まないでよね。」
「くふふ~、手ごたえな~い♪」
「あ、あの…これで全員、始末しました…。」
「おぅ、よく頑張ったなハルカ。」(ナデナデ)
「え、えへへ…。」
「ま、まさかお前ら…!?」
「おぅそうだ。俺らは便利屋68。」
「金さえもらえば何でもする……一流の、何でも屋よ。」 - 54二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 01:06:50
「アヤネ君、遠慮はいらん。存分にやるがいい。」
『はい、キングさん。全力で行きます。』
「どいてよ、アヤネちゃん、キングおじさん。私は、行かなきゃならないの。」
「それは顧問として認めるわけにはいかぬ。それでも押し通るというのなら、このキング・ブラッドレイを討ち取ってから行くがいい。」
『私も認めません。ホシノ先輩…お願いです、止まってください!』
「でも…これは私がやらなきゃいけないことだから。」
「だとしても、それは私が認めぬ。それに……。」
ギロリ!!
~~~~~~~~~~
「!?」
「い、今…小生と目が合った…!?」
「何なのだ…何なのだあのイレギュラーは!!」
「あんな駒、本来あり得なかったはずだぞ!!」
~~~~~~~~~~
「ホシノ君に不届きを働いている小僧…それに操られているだけの君を、行かせるわけにはいかぬのだよ。」 - 55二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 01:09:31
どうも、半端な終わり方になりますが、これにて私が書きたいものは全て書き切りました。
ここまでご覧いただき、誠にありがとうございました。
以下、ご自由に感想を書いたり、議論してみたり、妄想シチュを自分で書いてみたりしてください。
私はもう、脳が限界で御座います…。 - 56二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 06:51:01
乙!
最高のクロスをありがとう! - 57二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 11:26:03
ああ・・・続いて・・・
- 58二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 14:06:44
流石にもう話は書けませんが…
自分で思いついといてなんですが、臨戦ホシノVSブラッドレイ&全力アヤネだとどっちが…… - 59二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 15:27:50
あと、ほったらかしになってたのをここで。
ウタハ「……。」
ヒビキ「……。」
コトリ「……探知機…間に合いませんでしたね~……。」 - 60二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 17:30:25
続いてくれ……続かなくてもいい、神概念だから残ってくれ……
- 61二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 22:04:53
ほす
- 62二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 01:30:50
- 63二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 01:34:00
- 64二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 09:11:49
「わーいわーいw」
「何で俺がこんなこと…。」(肩車)
「だってグラトニーお兄ちゃんお出かけ中なんだも~ん!」
「何かすいませんねぇ、こんな依頼で。」
「ホントだぜ、受けなきゃアル達に何かあるかもとか脅しやがって…。」
「…グリードお兄さん、イブキと遊ぶのイヤなの…?」
「…そうとは言ってねぇだろうが(ニヤリ)」
「そういやイロハ、何でマコト達3人はあんなに悩んでるんだ?」
「「「う~~~~~~~~~ん…………。」」」
「イブキがグラトニーから写真を見せてもらって、その中に写ってた全身鎧の男を「カッコいい」って喜んだんですよ。」
「あぁ、アルフォンスのことか。あれ全身鎧っつーか、鎧が本体で中身空っぽなんだけどな。」
「それでどうにかしてそのアルフォンスの鎧を万魔殿の何かに採用できないか~って…。」
「マコトちゃん、まずはミレニアムに依頼してアルフォンス型オートマトンを作ってもらうとかどう?」
「いきなりミレニアムに頼むのは威厳に関わる。まずは自前で銅像製作からであろう?」
「喜んでるのはイブキちゃんなんだし、まずはちっちゃい人形からでよくない?」
「いや、この造形美をそれだけに留めるのはもったいない!何とかモチーフとして我が万魔殿の兵器類にも…。」
「なんつーか……お前ら仲いいよな。」
「エヘヘ~いいでしょ~?」
「フフ、誉め言葉として受け取っておきます。」 - 65二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 16:40:09
うーむ、便利屋と繋がりが深くなっちゃったので逆にグリード×万魔殿の組み合わせはかなり構想が難しい…
- 66二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 18:12:51
うっ!?
何時の間に・・・ - 67二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 21:36:54
保守
- 68二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 01:26:00
「やぁやぁ諸君、海は楽しんでいるかね?」
「「「「「…………。」」」」」
「このおじさん、なんでこんなにアロハシャツが様になってるんだろう?」
アロハが似合う男、キング・ブラッドレイ - 69二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 07:25:19
- 70二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 15:38:55
「我々カイザーコーポレーションのロゴマークがタコをモチーフにしているのがどんな理由か、聡明な君なら既に察しているのではないかね?」
「タコの足のように多方面に事業を展開し統べる…確かに私も感づいては居たよ、元理事君。」
「その通り。そしてタコの足は何度切られても再生可能だ。つまり末端1企業を叩いたところでグループ全体には何の影響もない、というわけだ。ハハハハハハ!」
「…だが、油断は禁物であるぞ?」
「ほぅ、その心は?」
「私もこちらに来てから知ったのだが…タコというのは調理前、『目と目の間にある急所を一突きにして締め』てから捌き始めるとのことだ。つまり…。」
ブスッ(たこ焼きに串を刺す)
「どんなに多方面をカバーする足を持っていても…タコの急所は1か所のみ、と言う事だ。」(憤怒の眼光)
「……!?」
(何なのだこの男………呑気なアロハジジイのはずなのに、勝てるビジョンが浮かばぬ…だと……!?)
- 71二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 17:32:10
アルフォンスの鎧、ドイツ系……うーむシャンバラですなぁ。
- 72二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 21:55:34
ほす
- 73二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 02:40:07
「いいこと……その流されやすい低俗な脳みそでも理解できるよう、しっかり教え込んであげるわ。」
「な、何ですかラスト先生!」
「私達は正義の名のもとに魔女を糾弾していただけですのよ!」
「何も悪いことなんてしていませんわ!」
「悪いのはこの魔女の方です!トリニティに災いを齎した、聖園ミカという魔女を!!」
「ら、ラスト先生…私が魔女なのはその通りだから…だから…。」
「恐ろしい魔女と糾弾されるべきは、本来私の方なのよ。」
ジャキン!ザシュッ!
「「「「えぇっ!?」」」」
「ラスト先生…自分の爪で自分の胸を刺した…!?」
グジュグジュグジュ…バチバチバチ……
「見えるかしら…『賢者の石』よ?」
「「ひぃぃぃ!?」」
「あ、赤い石が…!?」
「痛い痛い痛い痛い!!見てるこっちが痛いですわ!!」
「『賢者の石』の材料は、生きた人間の魂を大量に、よ。果たして、結果的にとはいえ誰も殺していないミカさんと、大勢を生贄に生まれている私…どっちが魔女かしら?」 - 74二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 02:52:47
「ああ……ああぁぁぁ……!?」
「「いやあああ!!」」
「ら、ラスト先生……何て恐ろしいお方ですの!?」
「さぁあなた達…私を魔女と糾弾してみなさい。それとも、抵抗できない者しか叩けない『卑怯者』とでもいうつもりかしら?」
「「「ひいいぃぃ……!!」」」
「わ、私は…卑怯者などではありません!」ジャコッ
ジャキン!ザシュザシュザシュ!!
「…へ?」
「おいたが過ぎた子にはお仕置きよ。生憎シャーレの先生ほど私は甘ったるくはないわ。」
「あ……あぁ……。」
「「ひぃいぃぃぃ!!」」
「て、手足が…銃諸共串刺しに…!?」
「安心なさい。ピンポイントで点になるよう刺しただけよ。爪を抜いたらすぐ手当すれば簡単に治るわ。」シュッ
「あああああ!!痛い痛い痛い!!!」
「「「ひぃいぃぃぃ!!」」」
「さぁ、これ以上お仕置きされなくなければ消えなさい。そして二度と誰に対してもいじめをしてはダメよ。証拠だって撮ってるからね。」(スマホ
「いやああああああ!!」
「は、早く救護騎士団にいいいい!!!」 - 75二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 03:07:43
「さて、遅くなってごめんなさいねミカさん。」
「いや、その…私なんて助けなくても……。」
「何を言っているの。あなたが魔女なわけないじゃない。さっき見たでしょ?魔女は私の方よ。」
「……。」
「あなたは私と違って、過去の事件で誰かを助けるために必死に戦ったのでしょう?それに誰の命も奪ってない。なら糾弾されるいわれはないのよ。」
「…でも、私……。」
「それに聴聞会で全て説明したんでしょう?それすら理解しようとせずにあなたを糾弾してくる愚か者なんて、まともに声を聞いてはいけないのよ。でなきゃ心が持たないわ。」
「……。」
「かつて私達が、『お父様』の下で血の紋を刻んでいた時は、まさにそんな愚かな民衆を裏で操り、大量虐殺を演出してたからね…それに比べればあなたはずっと奇麗よ。」
「…ラスト先生…。」
「だからこそ、糾弾されるべきは私であって、あなたじゃないの。だからいじめられても仕方ないなんて、思ってはいけないわ。金輪際、そう思う事は私が禁止するからね。」
「禁止って……。」
「あ、ちなみに私がここにこれたのはコハルからのメッセージよ。それじゃ、私は救護騎士団でお説教でも受けてくるわ。」
コツッコツッコツッコツッコツッ………
「……ラスト先生…あなたが私達を助けてるのって、『血の紋』の贖罪のため……なのかな?」 - 76二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 08:46:38
ラスト先生容赦ねぇ
- 77二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 13:21:10
「貴様等か。かつて我が万魔殿内部で下級生に対するいじめを行っていた、唾棄すべき膿どもは。」
「「…………。」」
「有象無象共に紛れていたとはいえ…この私、羽沼マコトの目をここまで欺き続けたのは称賛に値する。…だが、その命運もここまでということだ。」
「「………。」」ガタガタガタガタ
「お前達も栄えある万魔殿の一員ならば、私達の絆の深さは周知のはずであろう?憎まれ口をたたいてくるイロハも、この私を決して裏切ることはしない。私を中心に、皆が強い絆の下で結束する。それが万魔殿だ。」
「「………。」」ガタガタガタガタ
「そんな万魔殿の名に、貴様等はクソを塗りたくってくれたのだ。覚悟はできておろうな?」
「「………。」」ガタガタガタガタ
「ねぇねぇマコト~、こいつら食べていい~?食べていいよねぇ~??」ニチャァ
「「ひいいいいいい!!!」」
「あぁ、食わせてやりたいのは山々なのだがな…そうすればシャーレの先生の不興を買ってしまう。だから、そうだな……おいお前達、こいつらから銃と制服と装備一式を没収しろ。こいつらにこの栄えある万魔殿の正式装備は相応しくない。」
「「ハッ!」」
「「いやああああああ!!」」」ミグルミハギトリ
「安心しろ、下着くらいは勘弁してやる。私は寛大なのでな…さてグラトニー、今没収した銃と制服に装備一式…これなら食べていいぞ!」
「「え、ちょ、待っ……!?」」
「はぁ~い♪いただきまぁ~す!」バリボリムシャァ
「「ひいいいいいい!!!」」
「ん~~~~…やっぱあんまり美味しくなぁ~い。」
「それでも食ってくれるとはな、ありがたいぞグラトニー。さて…貴様等はこれであるべき姿になったな。お前達、こいつらを牢に叩き込んでおけ!」
「「ハッ!」」 - 78二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 13:27:49
「やれやれ、こんな雑魚共が井草ハルカの心を追い込んだ輩だとは…。」
「マコト先輩お疲れ様~!グラトニーお兄ちゃんもお疲れ様~!」
「おぉ~イブキ~!労ってくれてありがとうな~♪」
「えへへ~♪」
「それとグラトニーお兄ちゃん、美味しくないもの食べて辛かったよね。だからはい、イブキのプリンあげる!」
「え!?いいの~!?」
「うん!これで口直ししてね!」
「わぁ~い!ありがとねイブキ~!」
「良かったなグラトニー…で、私は??」
「マコト先輩は前に間違ってイブキのプリン食べちゃったでしょ?だからなし!これでチャラだよ~!」
「んがあああああああああ!!!」
「んまぁ~~~~い!!」 - 79二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 13:42:19
「ん?どうしたハルカ?」
「いえ、あの…メールが…。」
「メール?俺が見てやろうか?」
「い、良いんですか…グリードさん…。」
「お前にそんなしょげ面は似合わねぇからな。そんな面になるようなメールなら俺が代わりに見てやるよ。」
「あ、ありがとうございます……。」
「どれどれ…。」
『下手人は粛清した。今まで気づかずすまなかった。これからどうするかはお前の自由だが、その制服を着ている限り、我々万魔殿の面々はお前のことを案じているつもりだ。忘れるな。』
「マコトからかこれ…お、写真もついてら。」
(身ぐるみ剥がされて下着姿のゲヘナ生2人の土下座、傍らで銃をバリボリ食ってるカメラ目線のグラトニー)
「どうやら、以前に俺が要求した報酬はきっちり支払ってくれたみてぇだな。」
「ほ、報酬って…?」
「前に俺がイブキの相手しろって脅しみてぇな依頼をしてきやがっただろ?その報酬として俺が交渉したんだよ。ハルカをいじめやがったクソ野郎共をぶちのめせって。」
「わ、私なんかのために…。」
「お前がそういう風に考えるようになっちまった元凶共だ。これで一応の一区切りってな。」
「あ……。」
「だからお前はもうあいつらに心を縛られることはねぇ。もっと幸せに対して『強欲』になっていいんだぜ?この『強欲のグリード』様みてぇにな!」
「グリードさん…あ、ありがとうございます……本当に…!!」
「おぅ、今のお前、良い笑顔だぜ。」 - 80二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 17:23:25
グリードに称賛を送りたい
- 81二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 21:55:41
さすグリ
- 82二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 02:43:59
「ぐうううううううう…………ちくしょー………めん、ど、くせー………!!」
「キシャアアアアアアアア!!!」
「メカワニと張り合うスロウス……何の怪獣映画かな?」
「キシャアアアアアアアア!!!」(火炎放射)
「ぐおおおおおお……あちぃー……めん、ど、くせー!!」ガシガシッ
「スロウスのやつ、メカワニの顎を掴んで……何を!?」
「ぐおおおお……超ーめん、ど、くせーよー!!!」
メキメキメキメキメキメキバキングシャァ!
「うーわー…顎裂いちゃったよ。」
翌朝のニュースで一面にデカデカと、メカワニを顎裂きしたスロウスの姿が載ったのだった。 - 83二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 10:51:32
あの夏イベの一面に居る所がめっちゃ頭をよぎるのは分かり易すぎる
- 84二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 17:35:08
またイベ話書こうかな(保守
- 85二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 02:09:48
「今回はセンセの護衛依頼か。」
「えぇ、何でも『ヘルメット団主催のサマーフェスに行くための護衛』らしいわ。」
「へぇ~、場所はどこなのかな~?」
「その場所……その名も「アウトロービーチ」よ!」
「…まんまな名前だね。」
「確かにそうね!でも「アウトロービーチ」と名乗ってるからには、アウトローたる私達も行くべき場所!そこに先生が潜入するって言うんだから、乗らない手はないわ!」
「な、なるほどです…流石はアル様です!」
「……おい、ビーチってことは海なんだよな?」
「えぇ、そうよ?」
「てことはまたお前らの水着が拝めるってわけだな!?」
「……目つきがいやらしくなったわねグリード…。」
「これは仕方ねぇだろうがw」 - 86二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 10:12:34
”本当に変なことはしてないよねグリード?”
「センセこそ間違いやらかしてねぇよなぁ?」
当日、現地でセンセと合流した俺ら。
俺達側の装いは前回とほぼ同様だが…ハルカだけ水着を新調。髪色に合わせた紫のワンピース+パレオだ。俺とアルでゴリ押ししてやったぜ。
対してセンセ側は、現地で会ったというアリウスの4人のうち3人と一緒だった。
白ビキニにシースルーシャツ、白い日除け帽子のアツコ。
白シャツの下になかなか際どめの黒ビキニなミサキ。
黄色いシースルーシャツの下に花柄ビキニのヒヨリ…極貧生活らしいってのは聞いちゃいたが何でこいつだけこんなバインバインに育ってんだよ。
センセはシンプルに前を開けた白パーカーに青のトランクスだ。
「先生の護衛が、まさかあの時助けに来てくれた人たちだなんてね。」
「あの時はサッちゃんを助けてくれてありがとうね。」
アツコ、か細い声だな。
「なぁに気にすんな。エンヴィーが絡んでたと来りゃぁ俺達が始末をつけなきゃいけなかったしな。」
「も、もしかしてそのお礼と言って、私達に何か辛い事させるつもりとかじゃ…あぁ、やっぱり幸せなひと時は長くは続かないんですね…だ、だったらせめて今のうちにあれとかこれとかいろいろ味わっておかなきゃ…。」
「……こいつ意外と『強欲』なんじゃねーのか?」
”あ、あははは……。”
「なるほど、だからこんなバインバインに育っちまったんだな。」
「ばっ…!?」
「ちょっとグリード!そのセクハラ発言は社長として見過ごせないわよ!!」
”グリード…?”
「だぁ~わかったわかった!俺が悪かったって!俺が首ったけなのはアルだけだからな!」
「ちょっと!?」 - 87二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 16:26:08
「ところで、あのサオリてやつはいねぇのか?」
”あぁ、それなら…。”
センセが示した方に、ラフな格好のサオリがいた。何かステージ設営をしてるな。
「誘うなり手伝ったりとかしねぇのか?」
「ううん、今はこれでいいの。サッちゃんは今、自分探しのために頑張ってるところだから。」
「…以前私達と仕事でかち合ったのも、その一環だったのかしら?」
「そういやアル達は以前会ったことがあるんだったか。」
”そうだね。その時は私もいたんだけど…まぁ、いろいろあったんだ。”
「その辺詳しくしてぇが…まぁ、今は仕事中だしな俺ら。」
「そうね。先生の護衛として、精一杯やらせてもらうわよ。」
”そのことなんだけど、アツコ達も連れて行きたいんだ。…お祭りを楽しんでほしいから、ね。”
「え、私達まで…?」
「うえぇ!?そ、そんな私達がそんなVIP待遇みたいな扱いされるなんて…その後できっと、膨大な対価を支払わされるんでしょうか……??」
「何でそうなるの!?」
”いやいやそんなことしないからねヒヨリ!?”
「こじらせてんなぁお前…。」
「まぁまぁ、要はみんなでこのお祭りを楽しんじゃお~ってことでいいよね~♪」
「そ、そうね…アウトロービーチって言うほどだし、どれだけ私達に相応しいかどうか、この私が見定めてあげようじゃない!行くわよみんな!」
「「「おー!!」」」 - 88二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 16:31:40
「センセも不器用だなぁ、どうせ護衛ってのも口実に過ぎねぇんだろ?」
”流石にグリードは分かるよね。”
「そりゃあな。あのアリウスの子達、エンヴィーと融合したババァのせいで悲惨な人生だったんだろ?だから今それを幸せで上書きしてやろうってことだろ?」
”そういうこと。今まで悲惨だった分、これからの人生は陽の当たる場所で、幸せに生きてほしいと願っているよ。”
「願っている…すなわちそれも、センセの『強欲』ってことだな。」
”……聞こえが悪く思えるけど、そうだね。この思いに関しては、私はこの上なく『強欲』だよ。” - 89二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 22:08:39
保守
- 90二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 23:18:51
んで、俺らはアウトロービーチでの祭りを楽しむことにした。
ここの出店の飯も以前の出張版百夜堂に引けを取らねぇところばかりだったが…。
「っへっへっへ~、うちの焼きそばは1つ3000円だぜ~!」
「は?」
そうだった、ここはあのヘルメット団主催の祭り、すなわちこういったクソ対応のボッタクリ店も多いんだ。
「ちょっと何よそれ!いくら何でもボりすぎでしょ!?」
「んなこと言われましても~?」
「アル様からぼったくろうだなんて…許せない許せない許せない…。」
「お~しハルカ~その辺にしとけよ~!」
慌てて俺がハルカの頭を撫でて抑え込む。流石に爆破騒ぎにされちゃ敵わん。
「ひゃっ!?ぐ、グリードさん…!?」
よしうまい具合にへにゃってくれた。ここはネットで有名になっちまった俺達のネームバリューと行こうか。
「よぉ姉ちゃん、俺が誰だか知ってっか?」
「あぁ?何だよ兄ちゃん、知らね……あれ、ちょっと待て…この兄さん…?」
「え…まさか…!?」
「そうだぜ、この『強欲のグリード』様からぼったくろうたぁ、随分度胸あるじゃねぇか。」(炭素硬化発動)
「や、やっぱりグリードさんだった!?」
「ぐ、グリードさんだってぇ!?」
おぅおぅ狼狽えてら。ここで俺はアルとカヨコにアイコンタクトを送る。…よし、伝わったな。
「あなた達、うちの副社長に気づかないなんて…そのヘルメットバイザー、曇ってるんじゃない?」
睨みを利かせるカヨコ。
「まぁまぁ、カヨコ課長もグリード副社長もその辺にしてあげなさい。まだ実際にボられたわけじゃないんだし…そうねぇ、常識的な価格に修正したら勘弁してあげなくもないわ。」
余裕の笑みで俺達を宥めるアル。そして店員であるヘルメット団のガキ共に睨みを利かせる。
「「す、すいませんでしたぁーーーーーーー!!」」 - 91二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 23:29:28
「いや~、名が売れちまったおかげでこういう無暴力が出来て助かるぜ。」
心の底からそう思う俺。なにせ『女を殴る趣味はねぇ』俺なのに対し、ヘルメット団は顔こそ見えねぇとはいえ皆女だ。
イコール俺はヘルメット団を殴ることは出来ねぇときたもんだ。
”私としても暴力無しで解決してくれると嬉しいから助かるよ。”
「ヘイヘ~イ。」
「でもこれでまともな価格で食べれるね~。」
「そ、そうですね…最近はグリードさんのおかげで実入りもいいですし…。」
「あとはアルがもっとクソ依頼を見分ける目を鍛えてくれればな~♪」
「うるさいわよ!確かに実入りは良くなったけど…!」
「さっきのが、サオリ姉さんが言ってた真のアウトロー、ってやつなんでしょうか…?」
「サッちゃんが言ってたの、あながち間違いでもなさそう…。」
「…私達には真似できないな。」 - 92二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 23:41:35
そんなこんなで、たまーにひと悶着(キヴォトスじゃ日常な銃撃戦)あったりしたが、無事にナイトイベント。
ステージ上でDJとかいうのがパフォーマンスを披露し盛り上がるって言うのをやるらしいんだが…。
「何でサオリが立ってんだ!?」
俺は驚愕しちまった。あいつあんな特技あったのか!?
”本来出演予定だったDJが急遽出られなくなっちゃってね、それで以前から興味を持ってお試ししてたサオリに代役をお願いしたんだ。”
「センセの手引きかよ!」
”あの子、私から見てもかなり筋が良く見えたからね。その腕前は、今こうして実感してるだろう?”
「…まぁな。」
「確かに…あの姿からは、私達みたいなアウトローって感じはむしろしないわね。楽しそうだわ。」
ドガアアアアン!!!
ウワーキャー ナンダナンダ クソガーカチコミカー!?
「…無粋な輩が出やがったみてぇだ。」
”…みたいだね。”
「…まぁこういう時のために私達便利屋68に依頼したんでしょ先生?」
”…そうだね、それじゃ契約通りにお願いしようか。”
「えぇ、任せなさい!さぁ、我が職員達…仕事の時間よ!」
「おぅ、やってやるぜ!」
「は~い!」
「了解。」
「は、はい!行きます!」 - 93二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 00:34:15
んで、センセの指揮の下俺ら便利屋68が現場に向かったら…
「ごきげんよう、ヘルメット団の皆様…この時を待ち焦がれていましたわ。」
あっけにとられるレベルのゴリマッチョ女がいやがった。
「何だよあのアームストロングみてぇな女!?」
「こっちが聞きたいわよ!?」
「確かあれ……七囚人の一人の栗浜アケミ…だったはず。」
「え、七囚人って確か災厄の狐とかのやつ?う~わ~想像以上にヤバそ~う。」
「で、でもこちらには気づいてないみたい…ですね…。」
「だな、横から話聞いてる限り、狙いはヘルメット団へのリベンジみてぇだ。つまり俺らは視界外ってことになるが…。」
「でも、このままじゃサオリも巻き込まれる…わよね?」
「そうだね~…。」
「しゃぁねぇ、俺が出張るとするか。お前ら、前には出るなよ。」
「わかったわ。一応狙撃できるように待機してるから、いざとなったら呼んでね。」
「さぁ、始めましょうかヘルメット団の皆様…告げ口の恨み、今こそ…!」
「オイオイオイオイ、折角人が祭りを楽しんでたって言うのに何だよこりゃ?」
「!?…どちら様?」
「俺を知らねぇのか?随分流行りに疎いなぁオイ。俺は便利屋68副社長、『強欲のグリード』様だ!!」 - 94二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 01:02:28
「ぐ、グリードさん!?」
「グリードさんが何でこんなところに!?」
「まさか、ヘルメット団に雇われたのか!?」
ゴリ女の周囲のスケバン共が俺を見て狼狽え始める。
「え、グリードさんだって!?」
「まさかこの祭りに来てただなんて!?」
「噂は本当だったのか!?」
ヘルメット団側も狼狽える。
「強欲のグリード…ですか。では改めまして、私は栗浜アケミ。周囲は私の事を『伝説のスケバン』と呼んでいますわ。」
「伝説の、ねぇ…確かにそのゴリマッチョぶりは伝説になってもおかしくねぇなぁ!」
「何だと!姐様を悪く言うな!!」
「姐様はアタシらを大切に思ってくれてる素晴らしい御方なんだ!そんな心優しい姐様を告げ口で矯正局送りにしやがったヘルメット団への復讐なんだ!」
「あなた達…私の代わりに怒ってくれてありがとうね。でも、あなた達には傷ついてほしくないし、これは私の戦いなの。手を出しちゃダメ。」
「……要するにお前ら不良共の抗争に俺らが巻き込まれちまったってわけかよ。くっだらねぇ…。」
「心外ですわね…無関係ならどうかお引き取り願いたいのですが?」
「んなわけにはいかねぇな。俺らはヘルメット団がやってた祭りを純粋に楽しんでただけだぜ。それを横から台無しにしやがったんだ…わかるよな?」
「あらまぁ、それは残念ですわ…無関係な方まで巻き込んで押し通らなければいけないだなんて!」ジャキッ
「……とはいえ、俺は『女を殴る趣味はねぇ』のを信条としてる。だから俺がテメェを殴ることはしねぇよ。」
「あら、無粋な割に信条は紳士的ですのね?」
「だからよぉ……。」
(炭素硬化)
「テメェのパワーで、この俺の『最強の盾』をぶち抜いて見せろよ。ヒビでも入れられればテメェの勝ち、傷一つ付けられねぇならテメェの負けだ。」 - 95二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 03:41:04
- 96二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 04:29:33
一応申請しておいた方がいいんじゃないかな
- 97二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 11:01:22
すみません、無知無学で申し訳ないのですが申請ってどこに何を…?
- 98二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 17:50:34
ほしゅ
- 99二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 01:10:32
ゴリ女ことアケミの機関銃は既に素寒貧。
ロケットランチャーも弾切れ。
んで、散々俺はぶん殴られてるんだが、当然ダメージはねぇ。
『最強の盾』なめんじゃねーっつーの。
「ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……。」
息を切らしているアケミ。まぁさっきからずっと本気で殴ってるからな。
「なんですのこれ…まるで砕ける気がしませんわ…。」
「おーぅ、その辺にしといたほうがいいんじゃねぇか?後ろのアイツらも心配してっぞ~?」
そう言って俺はアケミの後ろであわあわしているスケバン達を指差す。
「いいえ、まだですわ!今こそ、私の編み出した『スケバンの真髄が込められた呼吸法』の出番ですわ!」
そう言って、何か瞑想し始めちまった。
「スケバンの真髄が込められた呼吸法って…何だそりゃ?」
俺は一瞬目が点になっちまった。
「コオオオオオオオオ……!!」
何か唸ってるみてぇな呼吸してんなぁ…お、やっと構えた。
「いざ!!はあああああああ!!」
ドガァッ!!
「……グフォッ!?」
アケミの渾身の一撃を胴に受け、俺は衝撃で吹き飛んじまった!
『最強の盾』は砕けてはいねぇ。だが、体内に直接衝撃が走りやがった。内臓が揺さぶられ、思わず咳き込んでしまった。
「グホッ……ゲホッ…!?」
俺は胸を押さえて咳き込む。
「グリード!!」
アルが向こうで俺を呼ぶ。流石に無様を見せちまったな畜生…。
「や、やってやりましたわ……フフ…。」
アケミもまた、さっきの呼吸法が相当負担だったらしく、膝をついちまった。 - 100二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 09:35:59
保守
- 101二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 16:42:32
「は、初めてですわ…ここまでしても砕けない硬さなんて…。」
膝をついて息を切らしながら言うアケミ。
「て、テメェこそ…衝撃を利用して『最強の盾』をすり抜けて食らわしてくるたぁやるじゃねぇか…ゲホッ。」
俺も腹のあたりを押さえながらこう吐いた。
「で、ですが…あなたが提示した勝利条件は「盾を砕く」こと…ヒビすら入ってないのでしたら、私は敗北を認めざるを得ませんわ。」
「そうかよ…スケバンのくせに謙虚じゃねぇか。もったいねぇな、いい女じゃねぇか。」
「ちょっとグリード!?」
いつの間にか走り寄ってたアルが叫ぶ。お、ジェラシーか?いいねぇ。
「オイオイ安心しろって!俺が首ったけなのはお前だけなんだからよぉ!」
「…なら良し。」
「…ん?どうしたお前?」
アケミが黙り込んじまった。
「……あ……。」
呆けから戻ったのかハッとした顔で立ち上がったアケミ。そして…
「き、今日のところはこの辺にしておきますわぁーーーーーーーー!!!」
踵を返してすげぇ勢いで走り去っちまった。
「……何だったんだ?」
「…さぁ?」 - 102二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 16:47:40
「あああああああああああああああああ!!!!」
「ちょ、足速ぇ!!」
「姐様!!待ってください~!!」
「いきなりどうしちゃったんスか姐様~!!!」
(そんな…そんなぁ……!!)
『もったいねぇな、いい女じゃねぇか。』
(生まれて初めてですわ……『伝説のスケバン』としてでなく……)
(男の人に『女』として見られるだなんて………!!!)
(あぁ、でもこの想いは叶うはずもない……!)
『オイオイ安心しろって!俺が首ったけなのはお前だけなんだからよぉ!』
『…なら良し。』
(あのお方…グリード様にはもう、想い人がいらっしゃる……あぁ、こんな…完全なる敗北……悲しいですわぁーーーーーーーー!!!) - 103二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 00:14:49
「うおー!グリードさんがスケバン共を追い払ってくれたぞ~!」
「やっぱグリードさんパネェ!!」
「さっすが最強の盾!!今宵もキマってましたよ!!」
「うちんとこ、今グリードさんリスペクトの新しいヘルメット作ってるとこなんだ…。」
「結局、また助けられてしまったな。」
まぁこんな騒ぎになりゃ、そりゃサオリにバレるわな。
「気にすんなって、お前はステージの途中だろ?行って来いよ。」
「し、しかし…。」
「礼がしてぇってんなら、ステージでお前の腕前を披露してくれよ。それで俺達を楽しませてくれよ。それが礼になる。」
「そうね、私達から見ても今のあなた、輝いてるわよ。せっかくのステージ、潰されたままなんて悔しいじゃない?」
「……それもそうだな。幸いグリードのおかげで機材も無事だ。ならば、全力で楽しんでいってくれ。」
「おう。」
「えぇ。」 - 104二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 00:27:12
とまぁ、そんなわけでセンセの護衛という言い訳のもとで俺達は祭りを楽しんできたってわけだ。
センセはセンセでアリウスの奴らや俺らが楽しんでいるところを見てご満悦。
出店のメシも俺が顔を出したらみんなタダでくれやがる。
「グリードさんのおかげっす!どうぞどうぞ!!」
とか言ってな。俺も随分こっち界隈で有名になったもんだ。
んで、その知名度に引っ張られる形で便利屋68の知名度も上がってきている。
「あのグリードさんが副社長を務める便利屋68…ヤバイ会社だな…。」
「そしてそのグリードさんの上に立つ社長…とんでもない生徒だな…。」
ってさっきから聞こえてくる。
「くふふ~、アルちゃん有名になったよね~♪」
「そ、そうですね…アル様が有名になって、私…嬉しいです…えへへ。」
「まぁ、だからと言って増長しないようにしないとね。」
「だな、『あり得ねぇなんてことはあり得ねぇ』からな。」
「そうね、今の人気はグリードありきで成り立ってるようなものだし…いずれはグリードに頼り切らずとも有名になるように、もっと実績を積んで知名度を盤石にしないとね!」
「…ってことは、俺はいつかクビか~?」
「そんなわけないでしょ!グリードはうちの大事な副社長なんだから、勝手にいなくなったら承知しないわよ!」
「おぅ、当然だろ。アルもムツキもカヨコもハルカも、みんな俺の女だ。勝手に離れてたまるかよ!」 - 105二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 00:33:32
あ”~…思いつく限りなんとか書き上げました…
- 106二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 09:22:01
保守。
- 107二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 17:06:22
~モモトークにて~
「あの、先生…。」
”トモエ?どうしたんだい?”
「先日当番からお戻りになられましたチェリノ会長の様子が…。」
「何か心当たりはありませんか?」
”チェリノが…?”
”…あ、もしかして。”
「心当たりが御有りなのですね!?」
「いったい何があったのですか!?」
”いやね…同日に当番で同席したのがヴァルキューレのフブキとスロウスでね…。”
”フブキがチェリノのヒゲを見たことで、以前に会ったとある人物を思い出して写真を見てたんだよ。”
”その写真をチェリノが見た途端、凄い衝撃を受けたみたいで…。”
「チェリノちゃん、いえ会長が衝撃を…!?」
「一体それはなぜですか!?その写真に写っていた人物とは何者ですか!?」
”諸事情あって今は会えないんだけど…確か、”
”アレックス・ルイ・アームストロング少佐、だったな。”
「アレックス・ルイ・アームストロング少佐…?」 - 108二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 17:27:23
「ハァ~~~~~~~~~……。」
「よもや、あれほど威厳のある立派なヒゲの持ち主がこの世に存在するとは…おいら、初めて「敵わん」と感じてしまった…。」
ードア越しー
「おい、チェリノ会長は一体どうしてしまったのだ!?」
「えっと…先ほど先生から写真を送ってもらったのですが、どうやらこの人物を見てしまったのが原因だそうで…。」
#アレックス・ルイ・アームストロング ハガレン一番の肉体美 - ハクロウのイラスト - pixivふつくしぃ肉体美!www.pixiv.net「……誰だ?」
「アレックス・ルイ・アームストロング少佐、だそうです…。」
「…立派なヒゲだな。」
「えぇ…ご立派なヒゲです。」
- 109二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 17:47:54
少佐―ッ!?
- 110二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 00:04:37
「あ~、今日も働きましたね~。」
「すっかり矯正局での生活も板についてしまいましたね~。」
「まぁ、当然の報いだしな。」
「RABBIT小隊の子達は元気にやってるかな~?」
「私達に勝ったのだぞ。大丈夫に決まっている。先生もいるしな。」
「随分楽観的ですねぇ…私はいまだに納得してないんですよ!この超人たる私が何で…。」
ドズン!
「おまえらー………元気かー………?」
「わぁお!スロウス!?」
「久しぶりだなスロウス…出所後はヴァルキューレに配属されたと聞いたが?」
「おー……フブキとー……組んでるー……。」
「そういう事~。んで囚人番号5021番さ~ん、スロウスから差し入れだよ~。」
「差し入れ?」
「…ドーナツ……んまい(ニコォ)………だからー……お前らも食えー……。」
「おぉ~、ドーナツ!!」
「甘いもの~!!」
「ありがとね~スロウス!!」
「甘いものなんて一体いつぶりだろうか…!!」
「お前らー…ここでのこと……教えてくれた……だからー………お礼。」(ニコォ)
「ヴァルキューレ警察になったからこそできることだよね~。」
「あの、私には……??」
「あー……お前いじわるだった……だから……めん、ど、くせー。」(プイ)
「そんなあああああああ!!!」 - 111二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 09:35:52
もうネタ切れでち…
ネタ提供お願いします保守 - 112二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 10:22:08
ホムンクルスの加入時期的に無理なんだけど、フルアーマートキVSブラッドレイが見たい…
- 113二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 12:43:53
先生がまた大人のカード使わなくちゃいけなくなるけど、アームストロング少佐とイズミの夫(名前忘れた…)とアケミの関わりが見たい
- 114二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 15:08:36
- 115二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 23:14:14
トリニティ組との絡みがもっと見たいなあ 正実とかスイーツ部との絡みが興味ある
- 116二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 00:44:31
「あのねぇハスミ…何度聞かれても私は答えようがないのよ?」
「ですが、ラスト先生……。」
「私がホムンクルスであることは周知の事実。つまり私は、元からお父様によって「そうあれかし」と意図されて作られた存在なの。」
「……。」
「だから、私はそもそもダイエットなんかしてないの。」
「はうっ……!!」
「結局のところ、ダイエットしたいなら食事制限と運動以外に方法なんてないのよ。というか、あなたの体型でダイエットなんてしたらむしろ健康を損ねちゃうわ。」
「そ、そうなのですか……?」
「高身長に抜群のスタイル、正義実現委員会として矢面に立つのに必要な筋肉量…それらを考慮すれば既に適正体重のはずよ。むしろ一般的になっている体重が『痩せすぎ』なのよ。」
「えぇ……。」
「まったく、ネットも書籍も、何でこう痩せすぎな体型を勧めてるのかしら…理解に苦しむわ。」
「で、ですが……いつも私、お菓子の誘惑に負けてばかりで…。」
「それがあなたの個性なんでしょ?……そうね、良いことを教えてあげるわ。」
「そ、それは何ですか!?」
「これはいずれ性教育授業で教えるつもりだったのだけれど……いいことハスミ?そもそも女性は、『女性であるという時点で男性よりも太りやすいようになっている』のよ。」
「えぇ!?そ、そうなんですか……。」(ショボーン)
「最後まで聞きなさい。それには理由があるのよ…太るというのはすなわち、体内に栄養素を貯蔵するという目的で起きるのよ。そして、男性はその必要性が低めだから太りにくく、女性はその必要性が高いから太りやすくなっているの………何故だかわかるかしら?」 - 117二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 00:53:55
「えーっと……。」
「男は自分一人分だけのエネルギーを確保できれば問題がないから。そして女性は、自分だけでなく、最低でもあと『もう一人分』のエネルギーを同時に確保できるようになっていなければならないの。」
「最低でもあともう一人分……それって……?」
「将来授かるであろう、自分の『子供』のために、よ。」
「あ……!」
「理解できたわね?もちろん個人差もあるでしょうけど、きちんと太れるということは、将来子供を授かるのに有利になるのよ。実際男側も、モデルみたいな細い体型よりも今のハスミのような健康的なふくよかさの方が好みになりやすいのよ。」
「……将来……。」
「だから、あなたは無理に痩せようとしなくてもいいの。子供の時点で無理に痩せようとしてしまえば、将来絶対後悔するわ。今は、存分に楽しむことを考えていいのよ。」
「……ありがとうございます、ラスト先生!私…頭の中の靄が晴れた気分です!」
「フフ、ならよかったわ。」
「では、今を楽しむために………すみません、デラックスパフェ4個お願いします!」
カシコマリマシター
「………限度を教えるべきだったかしら…。」 - 118二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 01:08:55
いくら食べても太らない体質とかそりゃ羨ましいわな
- 119二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 01:14:27
「あ、ラスト先生じゃん。」
「ラスト先生~、こんにちは~!」
「一緒にいるのは正義実現委員会のハスミ先輩…。」
「やぁやぁラスト先生~♪」
「あら、放課後スイーツ部の子達じゃない。あなた達もここでスイーツタイムかしら?」
「はい!このお店でもチョコミント蒸しパンが新発売されたって聞いて…!」
「例のグルメブログでも取り上げられていたのだよ。ホレ♪」
「……『おでと私の珍味の扉』…グラトニーったら……。」
「そういえばラスト先生って、このブログの「グラちゃん」さんと知り合いなんだっけ?」
「えぇそうよ、私と同じホムンクルス『暴食のグラトニー』よ。私は『色欲のラスト』だけど。」
「おぉ~、と言う事はグラちゃんさんにもラスト先生の爪みたいな不思議パワーが?」
「暴食の、って言ってたしやっぱ食べる系?」
「えぇ、食べ物でないモノであっても関係なくあらゆるものを食べることが出来るわ。以前はその力で…おっと、これは刺激が強すぎるから教えられないわね。」
「えぇ~?そう言われると気になるじゃ~ん!」
オマタセシマシターデラックスパフェ4コデスー
「あ、ありがとうございます!」
「え……ハスミ先輩、それ全部?」
「はい♪」
「お~、流石はハスミ先輩…日々の正義実現委員会の活動を支えるはその『暴食』であると…」
「今何と?」(ギロリ)
「…ナンデモアリマセン」 - 120二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 01:33:02
ティロリン♪
「あら、モモトーク…グリードからだわ。」
「「「「「グリード?」」」」」
「ホムンクルスの一人、『強欲のグリード』よ。一時期ネットニュースで話題になってたでしょ?」
「あ~、リゾートに現れたと言うあのイケメン…。」
「ちょっと粗暴ってかんじだったけどねー。」
「で、そのグリードさんが何て?」
「何々……?」
『仕事先で、アームストロングみてぇなゴリマッチョ姉ちゃんに遭遇しちまった』
『口調がお嬢様っぽいから、もしかしてトリニティ出身じゃねぇかと思ってな』
『七囚人の一人っつーから、一応警戒しといてくれ~』
#ブルーアーカイブ アケミちゃん - plumbumのイラスト - pixiv新しいスケ番ちゃんを描いてみました。www.pixiv.net「………ナニコレ?」
「ブッハハハハハハハ!!!なにこのゴリマッチョ!!?」
「あれ、これニュースでチラッと見たような…?」
「これぞ本当のダイナマイトボディってやつかな?ロックだねぇ。」
「七囚人、栗浜アケミですね。正義実現委員会でもマークしています。」(モグモグ)
「……そうだった、この人も脱獄してたんだった…う~わ~遭遇したくないわ…。」
- 121二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 08:15:26
おつおつ! 最高
- 122二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 15:02:25
まだ関わってないネームド系というと…百鬼夜行とSRTあたりか…
誰がどっちに関わると面白そうだろうか? - 123二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 20:48:07
- 124二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 21:14:04
武器切り替え…させてくれない可能性が高いと思うなぁ閣下…
シャーレ経由で知り合って、近接戦闘訓練相手役あたりかな
なお現時点で百鬼夜行はシズコがグリードと、SRTはFOX小隊(獄中)がスロウスと会ってる
- 125二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 01:54:47
「ふむ、廃校された母校復興のために活動中と…明日は我が身、であるな。」
そう言って、私はコーヒーを啜る。
「砂漠化で廃校寸前のアビドス高校で対策委員会顧問を…私達も、見習わなければなりませんね。」
目の前に座っているのは月雪ミヤコ君。既に廃校となった特殊部隊養成学校『SRT特殊学園』の生徒だそうだ。
今我々がいるのはシャーレ。私は当番として赴くことになっていたアヤネ君の付き添いで来ている。
そして同じく当番としてやってきていたミヤコ君と話す機会があったというわけだ。
「…と言っても、現状はとても厳しいんですけどね…FOX小隊の先輩方は矯正局に行ってしまいましたし…。」
「矯正局…スロウスが一時入っていた場所だな。そういえばスロウスが狐耳の子達に良くしてもらったと聞いている。」
「あ、スロウスは私も知ってます。ニュースで見ました。」
「先生から聞いているんですけど…ブラッドレイさんって、近接戦のエキスパートだそうですね?」
「自惚れるつもりはないが、そうだな…それが何か?」
「もしよければ、一度私達RABBIT小隊と手合わせ願っても…?」
「ほぉ…本気かね?」(ギロリ)
「(ビクッ)……はい、是非あなたの近接戦闘術、学ばせてください。」
「……フッ、フハハハハハ!面白い……。」
「気に入った。強かに足掻けよ、人間。」(ギラリ) - 126二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 10:39:04
さて、今私の眼前には打ちのめされ倒れ伏したミヤコ君とサキ君の姿。
「くそぅ……何なんだよこのオッサン…!?」
「は、早すぎます……構える間も…指示をする間も許してくれない……。」
「私の肉体はシャーレの先生とほぼ同じなのでな…一撃受ければ致命になりかねんのだよ。故にやられる前に叩く、それだけの話だよ。」
『いやいや~、それを瞬時に判断して即実行できるって時点ですごいって…この辺が『年季の違い』ってやつかな~…くひひ…。』
イヤホンから聞こえてくる、モエ君の声。ちなみに彼女はヘリによる後方支援だったが、ヘリに吊られていたミサイルの弾頭部分を狙って警棒を投げつけたことで誘爆、撃墜している。…脱出しているとは、さすがはキヴォトス人か。
「で、ですが……その「一撃」を……私達は当てて見せました!」
「へっ、ざまーみろ……!」
『うちのRABBIT4をなめんなよ~……!』
「……ふむ。」
そういえば、と思い出して私は腰に視線を移す。
…白いシャツに、ペイント弾によるビビッドカラーの染みが出来ていた。
周囲を見渡すが……見えぬ。つまり……
「なるほど、この世界にも、類稀なる『鷹の目(ホークアイ)』がいるようだ。」
私の視界も、ましてや気配察知すら欺いて見せるほどの遠距離と隠形からの狙撃…見事なり。
あの男の言葉を思い出すな。
【例え神の如き目を持っていようとも…見えないところからの攻撃は、防ぎようがあるまい!!】
『え、えっと……RABBIT4…あ、当てました……』 - 127二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 16:59:19
さて、私に一撃を当てたのだ。報酬を支払わねばな。
あぁそうだ、ついでに日頃の慰労をあの子達にも施すとしようか。
~D.U.シラトリ区 ラミニタウン内 焼肉屋~
「さて諸君、今宵は私の奢りだ。遠慮なく食べたまえ。」
私はRABBIT小隊の4人、そしてアビドス高校の5人を召集し焼肉食べ放題を提供することにした。
普段のアビドスへの支援とは別に個人としても既にかなり貯め込んでいるからな。この程度どうと言う事はない。
「ほわぁぁぁぁぁ…!!」
「こ、こんな良い肉を食べ放題で…!?」
「ま、まさか今後もおっちゃんに一撃入れられればまた…ミユ、頼むわよ!!」
「そ、そんな……もうバレてるよぉ…。」
ミヤコ君達は既に焼いている途中の肉を見て涎を垂れ流している。…普段からサバイバル生活を続け、コンビニ廃棄弁当を分けてもらい貪る日々らしい。なんと嘆かわしい…。
「うへぇ~、何事かと思ったら…。」
「お肉~!!もういつぶりかわかんないお肉~~~!!」
「ん、キングおじさん太っ腹。」
「う~ん…できればこの金額も返済に充てたかったんですが…。」
「いいんじゃないかな~アヤネちゃん!ずっと返済するだけじゃ息が詰まっちゃうもん、たまにはパーッと行っちゃいましょ~☆」
ホシノ君達も興奮しておるな。アヤネ君が何か言いたげなようだが…。
「気にすることではないよアヤネ君。これは私が個人で稼いだポケットマネーだ。そもそも大人ならこうして子供に施すくらいの甲斐性が無くてはな。」
そう言って私はウイスキーロックを一口啜る。
「あ~!キングさんお酒飲んでますね!?」
「大人の特権だ。諸君は私にかまわず肉を堪能すればよいのだ。ほれ、そこのミヤコ君達のようにな。」
「「「「ガツガツモグモグムシャムシャ…」」」」
「わぁ~、一心不乱だねぇ。」 - 128二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 22:30:39
今ようつべで便利屋達のちょっと時間貰うシリーズやってるからグリード版も見てみたい
- 129二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 23:16:34
- 130二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 23:18:09
グリリンならバッカニアのことも覚えてるだろうし、そこらへんの話を聞いて更にテンション上がってほしい
- 131二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 00:35:57
まずはこっちを拾います
~~~~
『と言う事があってね、久しぶりに散財したよ。』
「ハッハハハハハ、ざまぁねぇなブラッドレイ!!あのモヒカン野郎が言ってのけたテメェの弱点、相変わらずみてぇだな!!」
『……ご機嫌だなグリード。』
「そりゃそうだろ!数少ねぇテメェの敗北なんだからよぉ!…どんな吠え面か拝めなかったのが惜しいぜ。」
『言っておればよい…あの後ミヤコ君等には「君達4人が総出でやってのけた事を、ミレニアムのネル君は一人でやってのけたぞ」と言っておいた。これで自惚れは防いだ。』
「アレと比べてやんなって…だがブラッドレイの『最強の目』を欺いて見せるほどの狙撃力か…考えてみればかなりヤベェ奴じゃねぇのかそのスナイパー?」
『確かに…私でもスコープ越しでなければ気づけぬほどの遠距離の、しかもゴミ箱の中に隠れての狙撃であったからな。その狙撃手、霞沢ミユ君だが…当人の存在感もかなり希薄でな、時折近くにいるはずなのに見失いかけることがあった…。』
「なんだそりゃ…『最強の目』対策に特化した奴って感じするな。」
『全くだ……故にこの世界は面白い。』
「……お互い、満喫してんなぁ。」
- 132二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 01:01:26
「グリードさん!これは一体なんなのだ!?」
俺の前で目を輝かせているのは、以前ミレニアムで挑戦してきたうちの一人…確かエンジニア部のウタハってやつだ。
その手には、以前エンヴィー戦で召喚されたあいつらと撮った写真が。あの事件後の報告もかねてヒマリやアリス達に送信したんだが…見られちまったか。
「あぁ?エドがどうした?」
「いやいや、人物ではなく、この腕だ!!どう見ても機械義肢に見えるのだが!?」
「あ~、機械鎧(オートメイル)か。あぁそうだぜ、エドは右腕と左足が機械鎧だ。それがどうした?」
「オートメイル…なんと剛健な響きの名称……ロマンだ!!」
…何か悦に浸ってんなぁ。
「すみませんグリード、送ってもらった写真を見られてこんな調子になっちゃいました!」
俺の横でアリスがしょげ顔で謝罪する。
「写真から見る限り、切断個所に接続用インプラントを埋め込む手術を施し、そこに本体となるオートメイルを接続…動作時にはインプラント部を通して生体電気を流すことで稼働させている…そんな感じではないかな!」
「……やっぱ機械いじりする奴は通じるもんでもあるのかねぇ…ウィンリィみてぇだ。」
「確かその人がこのオートメイルを開発した技師だったか。うーむ、出来ることなら直にお会いして技術交流を図りたいものだ。」
「とはいえ現状エンジニア部だけではこのオートメイル開発は難しいですね。今までのドローンやマシン開発のノウハウがあるので本体の開発は造作もないでしょうけど、この接続用インプラントの開発は医学方面の部と共同でかからなければなりませんし、何より被験者がいませんしね…。」
金髪ボインメガネこと豊見コトリが割って入る。
「だな。そうそう都合よく四肢のどっかをぶった切られたキヴォトス人なんているわけねぇだろうし…。」
「第一私達キヴォトス人が四肢を失うほどの事態というのがまずないだろうな…流石に『オートメイルを開発したいので腕か足を切らせてください』なんて狂気の沙汰だ。今は空想程度で留めておくべきだな。」
ウタハはそう言ってため息をついた。
- 133二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 01:17:40
「それがいい。そもそもアメストリスで機械鎧が普及したのも、『血の紋』のためにあちこちでドンパチしたり大規模事件起こしたりで死者以外に欠損レベルの重傷者を大量に出したことで需要が高まったが故に、だからな。」
「…業が深い、ですね…。」
俺の補足に顔をしかめるコトリだった。
「ちなみにこのオートメイル、素材は何を?」
「普通は鍛造された鉄を使うんだが…この写真の時は寒冷地仕様だったから……確か、ジュラルミンに炭素繊維、ニッケルに銅とかを組み合わせて~だったか。」
「ジュラルミンに炭素繊維か…確かにいろんなドローンなどで使われる素材としても一般的だな。」
「エドの場合はその炭素繊維の中の炭素を錬金術で操ることで俺の『最強の盾』の真似事をしやがったなぁ。こう、機械鎧の表面を俺みてぇに硬化させてな。」(右腕だけ炭素硬化)
「おぉ、それで一時的に防御性能を飛躍的に上げると言う事か!しかしそれをしてしまうと可動性に影響が出ないだろうか?」
「俺は当人じゃねぇから知らねぇな。あいつは難なく動かしてたみてぇだが。」
「ほぉほぉ…ちなみにこのエドさんはオートメイル装着手術はどのくらいかかったのでしょうか?」
「聞いた話だが…担当したウィンリィやその婆ちゃん曰く普通は装着してから馴染むまで3年はかかるらしいが、エドは1年でやってのけたらしいぜ。まぁそれ以降も整備するたびに神経接続の激痛を味わうことになるのが難点だとよ。」
「あー…定期的にオーバーホールするためにどうしても取り外さなければならず、整備後に再度接続する際に神経に衝撃が加わって…と言う事だな。」
「ひえぇ~痛そうです~…。」
「体が成長する子供が取り付けるとなると成長に合わせて微調整も必要ですし、場合によってはインプラント部も取り換え手術が必要になるかもですし…人によっては金属アレルギーで接合出来なかったり、拒絶反応対策で投薬も必要かもですし…う~ん課題が多いです!!」
「ま、そうやって考えてられるうちが華ってな。んじゃ呼びつけた分の報酬は頂くぜ~。」
「あぁ、振り込んでおいたから確認してくれ。今宵は良い知識を得られた…ありがとう!」
「ありがとうございました~!」
「またゲーム開発部にも顔を出してくださいね!」
- 134二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 13:01:05
保守…
- 135二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 22:11:53
保守
- 136二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 22:29:18
- 137二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 22:31:15
- 138二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 23:33:27
- 139二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 23:34:26
- 140二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 23:36:40
シュポガキということはアビドス即ちブラッドレイか…容赦がないぞ…
思いつく限りの狭い範囲でよければ…
~~~~
「その手を止めたまえ。」
私は緑髪の少女二人に警棒を突き付け、言い放つ。
「うぇっ!?いつの間に後ろに!?」
「パヒャヒャ、何言ってるのさ~wその程度で止めるわけないじゃ~んw」
「…そうかね。」
態度を改める気はないようだ。ならば、分からせなければなるまい。
私は声も無く、片割れの少女の喉を警棒で勢いよく突いた。
「ぐぼぇっ!?」
「ノゾミッ!?」
もう片割れが驚愕するが、間髪入れず今度は特大の『殺気』と『怒気』を放つ。
「ひぃっ!?」
「もう一度言おう…攻撃しようとしているその手を止めたまえ。」
「あ……えっと……あぁぁ………!?」
「ふむ、委縮して結果的に手が離れたか…ならばよし。」
私は警棒を収める。しかし殺気と怒気はまだ収めない。
「列車を故意に脱線させ、並走する相手方の列車の進路を遮り強制停車させるその手腕は見事なり。だが、飛び移れるチャンスをわざわざ与えるような手段を用いる時点で君達の負けは決まっていたのだよ。」
「(ガタガタガタガタ)」
「そしてこの戦闘行為は、我々アビドスに対しての宣戦布告とも受け取れる…詳しい話は後程そちらの責任者も交えて聞かせてもらおう。」
そう言って、私はその場を歩いて去り、アビドスの皆と合流した。
「しかし、やはり年だな…昔ほどうまく飛べなかったわい。」
- 141二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 23:43:00
- 142二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 00:08:03
- 143二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 00:50:00
~ミレニアム 実習センター内 戦闘実習用フィールド~
『スロウス~、ちゃんと仕事したらドーナツにロールケーキも出るからね~!』
「……おー……めん、ど、くせーけど……しょうがない……。」
「さてナギサ、まず一人目はミレニアムからの挑戦者ね。」
「はい、ラスト先生。C&Cの美甘ネルさんだそうです。」
「よぉ、テメェがあのオッサンの同類のホムンクルスか。」
「………。」
「…聞いてんのか?」
「……ZZZzzz……」(鼻ちょうちん)
「寝るなーーーーーーーーーーーーーー!!!」
「……ん~……なーにー?」
「この美甘ネルの前で居眠りたぁ随分舐めた真似してくれんじゃねぇか…おら、さっさと鎖を持てよ!!」ジャラッ
「ん~……あぁ、そうだった………仕事……めん、ど、くせー……。」ジャラッ
「よぉ~し持ったな。じゃぁ始めるとしようか!!」
「う~…めん、ど、くせー!!」グイッ
「ぐおおおっ!?やっぱ馬鹿力だなぁ!!」グググ
「めん、ど、くせー……さっさと終わらせて……ドーナツ食う!!」グイッ
「ぐあああああああ…負けて…たまるかああああああ!!!」
「ぐうううううう………しぶといー!!」(一瞬だけ『最速』発動)
「どわぁっ!?」
『あ、ネルさんが……。』
『宙に浮いちゃったわね。これは勝負あったわ。』
「ぶべらっ!?」ズベシャアア
「……勝ったー……フブキー……ドーナツくれー……。」
「ちくしょー!!なんだよさっきの…急に思いっきり引っ張られたぞ!?」
『今こっちで測定したけど、その一瞬の時にスロウスの能力『最速』が発動してましたね。それで引く力を一瞬だけ強めたんでしょうね。』
「アレか…データだけは見せてもらってたけどマジで音速超える速度だったし、あれを急に出されたらそりゃ対応しきれねぇか…くっそー、ブラッドレイのオッサンだけじゃなくてこいつにも勝たなきゃならなくなっちまったなぁ!」
- 144二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 01:27:34
「…んまーい。」(ニコォ)
「んじゃ次のお相手に勝ったらまたご褒美ね~。」
「で、次は…。」
「我らがトリニティの正義実現委員会委員長、剣先ツルギさんですね。」
「グフ、グフフフフフフフ………。」(ニチャァ)
「……つぎー……お前かー……?」
「さぁ……戦り合おうかぁ!!」ジャラッ
「……めん、ど、くせー!!」ジャラッ
「キヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!」
「ぐうううううう……お前もー……しぶといー……!!」
「シャアアアアアアアアアアア!!!」(渾身)
「うおおおおお!!超ーめんどくせーよー!」(一瞬だけ『最速』発動)
バキン!!!
「ケヒッ!?」ドゴォッ!!(勢い余ってすっ飛び壁に激突)
「むおおおお!?」ドガシャアアアアッ!!(同じく壁に激突)
『……鎖が……。』
『真っ二つに千切れちゃったわね…。』
『と言う事は、この勝負は……?』
『ドロー、引き分けね。…スロウスに引き分けるなんて凄いわねあの子。』
『いやいやいやいや、あの鎖は新素材開発部が本気で取り組んだ最新式の超合金製だったんですけどぉ!?』
「おー……痛ぇー……。」
「キヒヒヒヒ……やるな、お前。」(ニチャァ)
- 145二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 01:44:29
『さて、トリを飾るのが……。』
『はい、ミカさんですね。』
「お久しぶり~スロウス!」
「おー………ミカー……。」
「お、ちゃんと名前覚えてくれてたんだ。偉い偉い☆」
「……おー……んでー……お前もかー……?」
「そういう事♪…それじゃぁ早速始めよっか☆」ジャラッ
「……めん、ど、くせーけど……しょうがない……。」ジャラッ
「そぉ~れっ!!」グオッ
「むおおおお!?」(宙を舞うスロウス)
ズベシャアアアアア!!!
「……あれ?」
「………」(床にめり込んだスロウス)
『これって……?』
『引っ張ったというより、放り投げた状態になっちゃってるわね…神秘って、あそこまで力を発揮できるものなの?』
『…多分、ここまでなのはミカさんだけかと……。』
「よ~いしょっと!!」(大根のようにスロウスを引っこ抜くミカ)
「むおおおお!?」
「えっと、何かごめんねスロウス…もしかして構える前だった?」
「………あの時の……サンダル女みてぇに……投げられた……。」
「え、サンダル女って誰?」
「……名前……聞いてなかったから……知らない……めん、ど、くせー。」
「聞いてないって……まぁめんどくさがりのスロウスじゃ仕方ないか~。まぁとりあえず、私の勝ちだね☆」
「……悔しいけど……めん、ど、くせー……。」
- 146二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 01:59:09
- 147二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 07:18:39
>>146大丈夫です!!ありがとうございます!!!!
- 148二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 10:16:54
- 149二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 15:13:02
先にこっちから
~~~~~~
「うわぁ~ん!ラーメンが美味しすぎて箸が止まりませぇん!」
「この値段でこんなに…すごいね、ここ。」
「……私にはちょっと大盛り過ぎるかも…。」
「おっと盛り過ぎちまったかい?そいつぁ悪いことしちまったなぁ…。」
「あ、じゃあ私が食べてもいいですか~?」
「はいはい、好きにしなよヒヨリ。」
「いつもここで食べてるのか?」
「あぁそうだぜサオリ…最近は実入りも良くなってきたが、結局ここに落ち着いちまうんだよなぁ。」
「そうなのよね…たまに奮発して高いところ行ったり、依頼人からのもてなしでいいもの食べたことも結構あるけど…結局ここで食べるラーメンが一番しっくりくるのよねぇ。」
「くふふ~、何だかんだ言って、やっぱりここのラーメンが絶品ってことだよね~♪」
「わ、私はその……ここのラーメンくらいが…相応しいので…。」
「そういえばハルカ、ケーキ食べさせようとしたら気絶しちゃったっけね。」
「あ~、お前らが「幸せアレルギーだ~」っつってたあの時か…もったいねぇなぁ。」
「で、でも…私はグリードさんみたいには…なれませんから…。」
「無理になろうとしなくていいのよハルカ。ここのラーメンが美味しい、それでいいじゃない。」
「あ、アル様…。」
「そういうこった。それがハルカの『強欲』だろ?」
「グリードさん…。」
「サオリもだぜ。無理に何かになろうとするのはいつか限界が来る。それよりも、「自分が本当は何がしたいのか」を見つけようとするのが大事だ。今はそれが、お前の『強欲』なんだろ?」
「……私の『強欲』……。」
- 150二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 15:17:13
「サオリ姉さん、ご馳走様でした~。」
「……食べ過ぎたかも……。」
「サッちゃん、美味しかったよ…ありがとう。」
「…あぁ。」
「そうだ…先生や聖園ミカ…いろんな人たちへの恩返しもそうだが…私は、『こいつら3人を幸せにしてやりたい』。それが私の……譲れない『強欲』だ。」
「…おぅ、良いツラになったじゃねぇか。」
- 151二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 20:30:22
キヴォトスで同人イベント系といったら…
~~~~~~~
「久しぶりに巧妙な「クソ依頼」掴んじまったな…。」
「グリードが見抜けきれなかったほどだもの…GOサイン出したのは私だから、責任は私にあるわよ。」
「で、ですがアル様やグリードさんを騙そうとした依頼人諸共全部吹き飛ばしましたから…。」
「そうだね~、最後はド派手にブッ飛ばしたし、スッキリできたよね~♪」
「……おかげで依頼料も全部吹っ飛んじゃったけどね…。」
「言うんじゃねぇよカヨコ……余計虚しくなる…。」
”あ。”
「あん?センセじゃねぇか…何やってんだこんなとこで?」
「それにその子達…制服からしてもしかしてレッドウィンターの?」
”あぁ、モミジとメルだよ。”
「ど、どうも~…秋泉モミジです。」
「どもども~、知識解放戦線の姫木メルで~っす♪」
「お、おぅ…便利屋68副社長のグリードだ。」
「社長の陸八魔アルよ。それであなた達、先生と一緒に何してたの?」
「何か先生、お荷物いっぱいだよね~??」
”あ、いやこれはその……。”
「フフフ、ついさっきまで私達知識解放戦線は先生と共に同人誌即売会に行ってたのだよ~w」
「同人誌?何だそりゃ?」
「自費出版された本のことで、今回の場合は特定のジャンルの二次創作を扱った…ってところかな。」
「ほぉ…んでセンセはどんな本を買ってんだ?」
”そ、それに関してはこの子達の目の届かない場所で…。”
「むむむ~、先生~…何か怪し~ぞ~?」
”ちょ、ムツキ…お願いだから今は…!?”
- 152二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 20:44:05
「そ~れっ!!」バサァ
”あぁ、戦利品が…!?”
【皆様、各々で思いつく限りのR-18系ブルアカ同人誌をご想像ください】
「「「「「……………。」」」」」
”えっと、これはその…あ、あくまで没収品としてであってだね……!?”
「おいアル、アイツら下がらせろ。」(ゴミを見るような目)
「えぇわかったわ。あなた達、下がってて。」(絆レベル10Down)
「は、はーい。」(ウワーヤッチャッター)
「はぁ…まぁいいけど。」(平静)
「え、えっとその…は、はいアル様…。」(アセアセ)
”いや、決してそういう目でみんなを見てはいないからね!?あくまで没収品であって…!?ほ、ほら、実際に買ったのはこっちこっち!!”
【皆様、各々で思いつく限りの全年齢系ブルアカ同人誌をご想像ください】
「ホントか~…?」
”本当だよ!”
「しかしそれでも随分な量買ってんのな…よっぽどだぜセンセ。」
「…まぁこういうのなら…。」(絆レベル5回復)
「そういうアンタは今何書いてんだ?」
「グヘヘヘヘ…いや~今現在進行形でインスピレーションがビビビッと来ちゃったからね~♪」
「ちょっと見せてもら…ブフーーーーーーッ!?」
「おいどうしたアル!?」
「ななななな、な、な、な、何てもの描いてんのよーーーーーーーーーーーー!!!!」(例の顔+真っ赤っ赤)
【メルが描いてたのは先生×グリードのウホいアレ】
「っざけんなテメエェェェェェェェェェェェェェ!!!!」
- 153二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 20:49:22
お、おつうぅぅ・・・
- 154二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 21:02:35
「いやいや安心してよ~別にこれはまだ頒布予定はないし~♪」
「まだってことはこの先売る気かよテメェ!?俺にそんなシュミはねぇよクソがっ!!」
”ちょっとぉ!?私もそれは許可できないよ!?”
「え~そんなこと言われても~、一度湧き出したインスピレーションはもう止められないよ~?」
「無理矢理にでも止めろ!!頼むから止めろ!!」
「やだプ~♪」
「こんのガキャ……!?」
「いい加減になさい…うちの副社長の肖像権侵害ってことでぶちかますわよ?」ジャキッ
「おぉ?何々やる気~?そんなことでこの知識解放戦線は止められ…ってアレ?先生は?」
「は~い先生はこっちね~。あとでオシオキだよ~?」
”お、お手柔らかに…。”(コソコソ)
「えええええ!?いつの間にそっちに~!?ちょっとモミジ~……あれ?モミジ??」
【同類と思われたくないのでお先に失礼します モミジ】(書置き)
「モミジィィィィィ!!??」
「おのれぇ~、たとえ私一人でも抵抗はやめないぞ~!」スチャッ
ズガァン!!
「生憎だが、テメェは俺達に、傷一つ付けることは出来ねぇんだよ。この『強欲のグリード』様がいる限りなぁ!」(炭素硬化モード)
「………あるぇ~~~???」
「さぁ、我が職員達…やっておしまい!!」
「はいはい。」(メンドクサイ)
「は~い♪これはもう、ぶっ〇すしかないよねぇ!!」(例の憤怒顔)
「グリードさんを勝手に貶めるなんて許せない許せない許せない許せない死んでください死んでください死んでください」(目が座ってる)
「あ…………\(^o^)/オワタ」
- 155二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 21:18:58
グリ×先(r18)はダメだよメル…
せめてグリ×アル(r18)なら…いやダメか? - 156二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 23:05:30
- 157二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 08:27:05
ほ
- 158二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 17:44:19
他リクエストございませんか~?(保守
- 159二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 17:46:16
ミレニアムのとんでも発明でマジカル☆チェンジ(4コマネタ)するブラッドレイ(と偶然来ていて目撃してしまう便利屋達)が見たいw
- 160二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 18:26:32
- 161二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 23:54:50
ほ
- 162二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 00:23:59
>>159あれは4コマ時空だからこそだと思うので、完コピできませんが出来る限り……
~~~~~~
(繁華街にて)
「このような世界でも、女子というのはこういうモノにあこがれを抱くものなのかね?」
「はい、大なり小なりそういった憧れは持ってるものだと思いますよおじ様☆」
「しかしノノミ君…私がこれを持つのは流石に場違いのように感じるのだがね??」
「そんなことありません!おじ様が持つからこその魅力というのもあると思いますよ☆」
「むぅ…。」
「さぁおじ様、キメポーズはこうですよ!もっとプリティーに♡」
「……こうかね…?」
パシャッ
「……。」(目が点になったグリード)
「……。」(白目になったアル)
「……。」(目が点になったカヨコ)
「……。」(戸惑ってるハルカ)
「……撮っちゃった。」(のヮの )ζ
「あらまぁ見られちゃいましたねぇ……あれ?おじ様?」
「……。」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「バッキャローテメェ!?ガキのイタズラ如きにマジになってんじゃねぇよ!?」(硬化モードで必死で耐えてる)
「どけグリード……ムツキ君、今すぐそのスマホをよこしたまえ!!」(憤怒MAX)
「わ~……どうしようコレ?」(のヮの;)ζ
~~~~~~
この類はエンジニア部よりも、ノノミの方がけしかけそうと思いました
- 163二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 08:46:15
「お、モモトーク……アリスから?」
「どうしたのグリード?」
「おぅ、あのチビッ子勇者からなんだが…。」
『エンジニア部がドローン用アームとしてオートメイルを再現してみました!』
(写真)アバンギャルド君の右腕にエドのオートメイルっぽいアームが取り付けられてる様
「お~やっぱ再現早ぇなあいつら。」
「確かにあの人の右腕の形になってるわね。」
『やるじゃねぇか。流石エンジニア部ってとこか。』
『ありがとうございます(^^)/』
『まぁアメストリスじゃもっと奇抜なのもあったけどな~』
『もっと奇抜?どういうのですか?』
『例えば…あのモヒカン野郎が着けてたクロコダイルとか、ランファンが着けてた仕込み刃入りとか…。』
『クロコダイル?仕込み刃?』
~その後~
『出来ましたよグリード!』
『クロコダイル・レプリカとアサシンアーム・レプリカです!』
(写真)クロコダイルと仕込み刃アームを装着したアバンギャルド君
『エンジニア部の皆さんも大興奮でした!』
『オートメイルだからこその仕込み武器、生体電気で駆動するチェーンソー…素晴らしい!本当に素晴らしい!って言ってました(*'▽')』
「だから早ぇよお前らwww」
『だったら今度は足の機械鎧でも試してみたらどうだ?確かエド達曰く脛に仕込み刃とか、膝に1.5inカルバリン砲ぶっこんだのとかもあったらしいぜ。』
- 164二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 17:45:26
リクエスト待ち保守
- 165二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 20:35:24
いつも通り下トークでコハルをからかうハナコを色欲らしく本物の下トークで赤面&だんまりさせるラスト
- 166二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 00:36:10
すまん、下トーク自体が非常に苦手で全く文章が組めないんや…実はそのためにハナコの描写を意図して避けてたんです…ごめんなさい…。
- 167二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 07:43:58
保守
- 168二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 17:09:58
- 169二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 17:53:20
”グラトニーと仲良くなりたい…かぁ。”
「はい、そうなんです先生…同じ美食を志す者同士、そろそろ別行動せず一緒に邁進したいんですけど…。」
『イヤだ!!食べないで……アカリ怖い…!!』
「あんな怯えた目をされて以来、どうにもこうにも…。」(ノД`)・゜・。
”あ、そういえばアカリはまだグラトニーについて詳しいことは聞いてないんだっけ?”
「えっと、イズミさんからのモモトークでホムンクルスの事は聞いてますけど…。」
”う~ん…私から言うべきなのかどうか少し迷うけど…うん、少し込み入った話だけど説明するよ。”
~~~~~~~
「仲間と思っていたホムンクルスに、食い〇されたことでこっちに来た…!?」
”そう、だからグラトニーにとって食べられるというのは、冗談抜きにトラウマになってるんだよ…。”
「そ、そんな…じゃあ私、グラトニーさんにとんでもない事を…!?」ワナワナ
”いやいや、知らなかったことだったんだしそこは仕方ないよ。あとはちゃんと理解したことをグラトニーに伝えられればいいんだけど…。”
「でもグラトニーさんは今もイズミさんと一緒に別行動中なんですよね…校舎内でも見かけるとそそくさと…。」
”う~ん……。”
”これはむしろ、普通に仲良くしようとするんじゃなくて別の方向性からアプローチする方がいいかもしれないね。”
「別の方向性、ですか……?」
”アカリとグラトニー、どっちも大食いが得意だ。そうだろう?”
「え、えぇ…。」
”だから、その特性を応用するんだ。”
”ライバルとして、ね。”
- 170二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 18:16:48
「ねぇねぇラスト……アカリと仲直り出来ないかなぁ…?」
「……相変わらず大変そうねグラトニー。」
「おでだってね、イズミのお友達と仲良くしたいんだよ?でもね……。」
「…プライドに食われた時のことが、フラッシュバックすると言う事ね。」
「うん……。」
「グラちゃんさんも大変だねぇ…。」
「冗談じゃなくてマジで食い〇されたことがある、かぁ…。」
「いわゆるPTSDってやつだよね?」
「あ~、そりゃスイーツだけじゃ埋め合わせられるような傷じゃないよねぇ~…ヘヴィーだぜ。」
「杏山カズサこんにちはぁ!!!!!!」
「だぁーうるさい!!」
「何か辛気臭くなってますよぉ!!!!!何やってるんですかぁ!!!!?」
「いちいち大声で話さんでいいっつーの!!」
「やぁやぁ宇沢レイサ、今日も元気だね。」
「今私達はグラちゃんさんのお悩み相談をラスト先生と一緒に受けてて…。」
「おぉ!!!!!グラちゃんさんといえばあの大人気グルメブログのブロガーの片割れですね!!!!!!初めまして!!!!!トリニティ自警団の新進気鋭の次期エース、宇沢レイサです!!!!!!」
「あー、うるさい!おで真剣に悩んでるのに~!!」
「それとラスト先生もこんにちはぁ!!!!!!」
「今日も元気ねレイサちゃん…。カズサ達に迷惑かけてないわね?」
「はい!!!!!!!もちろんです!!!!!!!」
「いやその大声何とかしなさいよ!?」
「ふむ……思いついたわ。」
「ん~、なぁに~ラスト?」
「カズサとレイサを見てて思いついたわ。グラトニー、あなたアカリと無理に仲良くするんじゃなくて、ぶつかり合ってみるというのはどうかしら?」
「「え…私達を見て思いついた???」」
- 171二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 18:39:54
それから数日後……。
『商店街の皆様、お待たせいたしました!いよいよ本日、キヴォトスフードファイト界の2大巨頭がついに激突!!勝利の栄光を手にするのは、果たしてどちらか!?』
【アカリVSグラトニー キヴォトス頂上決戦 早食いコンテスト】
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!
”何か、予想以上に大事になっちゃいましたね…ラスト先生。”
「まぁいいんじゃないかしら?盛り上げた方があの子達も覚悟できるでしょ。」
『ルールは簡単!”制限時間内に”提供されたロールケーキをどれだけたくさん食べられるか!今までのような単純に量を競う形式ではなく、”制限時間内に食べた量を競う”形式!!単に量が食べれるだけでは勝利できない今回の形式で、大食い2大巨頭がぶつかり合います!!』
「制限時間内…なるほど、今までのやり方では勝てませんねぇ。」
「……おで、負けないよ。」
『なお、単純な早食いだけでも勝てないように追加ルールが制定されています!それは「食事の奇麗さ判定」!早食いでスピードを重視すればするほど食べ方が汚くなりがちですが、その汚さ次第で減点が行われる仕様になっております!なお判定員はシャーレの先生にゲヘナ美食研究会のハルナさん、そしてトリニティの桐藤ナギサさんにラスト先生の4名が担当します!』
「私の提供したロールケーキです…厳しく判定しますよ。」
「そうね、あの子の成長ぶりを見せてもらおうかしら。」
「私もアカリさんだからって贔屓はしません。先生も、どうか忌憚なき判定でお願いしますよ。」
”あぁ、分かっているよ。”
- 172二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 23:26:51
保守
- 173二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 02:00:24
『それでは早速、レディー………GO!!』
【グラトニー】
ロールケーキ完食皿数
dice1d999=439 (439)
食べ方奇麗さ判定(表示された数値分の皿数を減点)
dice1d100=86 (86)
【鰐淵アカリ】
ロールケーキ完食皿数
dice1d999=816 (816)
食べ方奇麗さ判定(表示された数値分の皿数を減点)
dice1d100=38 (38)
- 174二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 02:12:47
「勝ちました~!!」
「そ、そんな…おで負けちゃった!?」
『勝者、鰐淵アカリ!!異邦人グラトニーに対しキヴォトス人の意地を見せつけましたぁ!!』
”圧倒的でしたね、アカリ。”
「グラトニーは”味”を覚えたばかりだったからね…いちいちロールケーキを”じっくり味わって”食べてたからペースが追い付かなかった感じね。」
「それにグラトニーさん、涎が飛びすぎですね…流石に所作判定を下げざるを得ません。それほど私のロールケーキを美味と感じてくれた、と言う事がひしひしと伝わってきましたが。」
「対してアカリさんはロールケーキ自体は食べ慣れてますし、元々潔癖症なのもあって奇麗な所作で食べるのに慣れてますから…やはり経験の差、ですわね。」
「くぅ~~~……おでが”食べる事”で負けるなんて悔しい~~~!!」
「でも、楽しそうにロールケーキを食べるグラトニーさん、輝いてましたよ。挑戦なら今後いくらでも受けて立ちますよ~!」
「むぅ、言ったな~!おで、絶対に次は勝ってみせるからね~!!」
「フフ、その意気です!」 - 175二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 02:25:33
”これで、ライバルとしての関係性が出来ましたね。”
「えぇ、こうして互いに切磋琢磨していけば、よい関係性に変わっていくことでしょう…部長として、私も安心ですわ。」
『それでは、まだまだ余っておりますので残りのロールケーキは皆さんでお召し上がりください!』
「「「わーい!」」」
「「「待ってました~!!」」」
~~~~~~~~~~
『って感じで、また今度別の料理でアカリと早食い対決する約束したんだ~♪』
「おぅおぅ、やるじゃねぇかグラトニー。言ってくれりゃ俺達も見に行ったってのによぉ。」
『グリードはお仕事中だったでしょ~?』
「まぁな。今度やるときは連絡くれよな!」
『はぁ~い♪』
「正攻法で友達になるんじゃなくて、ライバルとしてぶつかり合わせることで関係性をよくする、か…考えるじゃねぇかセンセも。いや、ラストの入れ知恵か?」
「何か嬉しそうね、グリード。」
「まぁな。こういう時はウイスキーをロックで静かに飲みたいもんだな。」
「……やっぱりお酒の話題が出来るって羨ましいわね。」 - 176二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 11:56:03
リクエスト待ち保守
- 177二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 16:50:07
便利屋VS慈愛の怪盗
- 178二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 19:46:06
申し訳ない…アキラのキャラクタライズがどうしてもうまくつかめないため話を組み立てられなかった…
- 179二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 06:30:23
保守
- 180二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 11:32:36
保守
- 181二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 12:49:50
スレもそろそろ終わりそうだしシリーズの〆として
卒業したアルとグリードの話が見たいな
難しいかもしれないけど… - 182二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 15:18:13
確かに〆としていいかもです。
アルが卒業となると2年後ということになるので
他ホムンクルス達がその時どうなってるかもちょろっと解説風に描いて…って感じになると思います。
練り上げるまでしばしお待ちを。
- 183二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 23:57:47
~あれから月日が経ち…~
「ZZZzzz………」
社長机、プレジデントチェア。俺こと『強欲のグリード』は、そこに座って居眠りをしちまっていた。
両足を机の上に投げ出し、顔面にはゴシップ雑誌を乗せて。
「……代行、社長代行。」
この光景を見て、カヨコ課長が呆れ顔で俺に声をかけてきた。
「ん~?……おぉ、もうこんな時間か。」
俺は気だるげに目を覚まし、顔面に乗っかった雑誌を下ろして起き上がる。
「どうせまた徹夜で書類片付けてたんでしょ?」
「あぁ、どうにも俺はこの手の仕事は性に合わなくてなぁ…これをスイスイ片付けてたアルはやっぱすげぇぜ。」
「そのアル社長の卒業式、今日でしょ?急いで準備しないとだよ。」
「あぁ、悪ィ悪ィ。」
俺はシャーレのセンセに宣言していた。「最低限、卒業するまでは手は出さねぇし、合意がなきゃやりはしねぇ」と。
それに、学生である以上出来ること、背負えるモノというのはどうしても制限がかかってくるっつーもんだ。
だからこそ、便利屋68という会社の利益と勇名のためにも、『卒業』はするべきだ。
つーわけで、長い事停学同然の状態だったアル達を一旦ゲヘナ学園に復帰させ、その間の便利屋68を俺が「社長代行」として存続させ続けた。
学園に戻る際にどうなるかと思ったが、グラトニーを通じて万魔殿を懐柔できていたことが幸いし、すんなり戻ることが出来た。そして卒業を目指して学業に専念することになったあいつらだが…自宅として帰ってくる場所はこの事務所。後ろ盾は大人であるこの俺だ。風紀委員、というかほぼほぼアコがやかましかったが、そこは俺が黙らせた。
ちなみに成績だが、元々経営勉学を趣味としていただけあってアルは一瞬で好成績を叩き出しやがった。カヨコももともとできる方、逆にムツキとハルカは結構遊んでたり不登校だったりが災いしてヒーヒー言ってたな。俺はこの手の勉学なんざしてこなかったから(特に経営に関して)俺がアルから社長代行としての最低限の勉強を叩き込まれる羽目になっちまった。あん時のアルはマジで悪魔に見えたぜ。
そしてまずは一番年長だったカヨコが先に卒業し、この便利屋に正式に復帰。
そして今日、ムツキとアルが卒業を迎える。 - 184二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 00:17:32
とまぁ、俺は今日まで社長代行として奔走したわけだが、ついにその座も降りることになる。
あぁ、他の奴らも色々あったぜ。
まずはブラッドレイだ。
あれからアビドスはホシノがバケモン化しかけるという危機を乗り越え、以降復興が活発化。
そん時に生徒達と共に戦い守り抜いた功績を利用して…なんとアビドス高等学校の『校長先生』になっちまった。
それから活発化した復興事業の伝手を利用して願書受付を再開し、新入生を受け入れ始めてる。
借金問題も…元締めであるカイザーコーポのプレジデントを叩き潰し、カイザーそのものを乗っ取っちまったことでチャラにしちまった。元アメストリス国軍大総統としての侵略政策の応用だろうな(なおこの戦いにアビドス生は関わってねぇぞ)。傘下の会社群の形態はほぼそのまま残し、カイザーに行っていた利益をまるっと「ラース・コーポレーション」に行くようにしている。
つーわけで今のブラッドレイは『アビドス高等学校校長』兼『ラース・コーポレーション会長』だ。
そして生徒だが、ホシノは一足先に卒業し大学へ進学。そこで教員免許取得を目指しているって話だ。いずれ、アビドス高校に『教員として』帰るために。
んで、今宵シロコとノノミも卒業だ。ホシノの時と違って新入生も増えてるから盛大に見送られるだろうな。 - 185二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 00:35:06
次にデケェ事になったのはラストだ。
あいつもまた、トリニティ総合学園の『統合学長』に就任。
唯一、ティーパーティーのさらに上位に位置する存在となり、各派閥が摩擦し合うティーパーティーを宥める存在になった。その『色欲』由来の美貌で優しく、しかして時には『最強の矛』のように厳しく指導している。
実際、あのババァがくたばったことで完全に崩壊していたアリウス分校を完全に吸収し、統合学長権限を遺憾なく利用することで元アリウス生達に恩赦を適用した。おかげで放浪の身となっていたサオリ達アリウススクワッドも正式にトリニティ生として転校することになり、指名手配まで解除しちまった。当然軋轢も想定済みで、あのババァをスケープゴートにしたカバーストーリーを大々的に公開することでうやむやにしちまった(そのためのサンドバッグとして、わざわざババァの”首”の模型まで用意してやがった…怖ぇ~)。
つっても生徒目線で親しみやすくを心掛けているらしく、特に補習授業部という部そのものを今も存続させて成績難の生徒達を今も指導してるんだと。
確か、ヒフミにアズサにハナコってやつが今日卒業だったな。ナギサとかは先に卒業して系列の大学に行ってるらしい。
元アリウススクワッドじゃサオリにミサキにヒヨリが今日卒業だな。 - 186二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 00:46:30
次はスロウス。
あいつは相変わらずヴァルキューレ警察で警官として過ごしている。流石の『怠惰』で出世欲がまるでねぇからのんびりしたもんだぜ。
とはいえその巨体とパワーでかなりの信頼とマスコット的人気を得ているみてぇだ。
カンナが既に卒業して公安本局、相棒のフブキとキリノは今年から3年だから卒業はまだだな。
そしてグラトニー。
あいつも相変わらずで、ゲヘナの客人として学園内で過ごしたりグルメ巡りの旅で出かけたり…と思いきや。
『味』を大分極めちまったグラトニー、なんと「フリーランスの飲食店コンサルタント業」を始めちまった。
どこぞの飲食店から「新メニューのテイスティング及びコンサル」の依頼を受けてはその報酬で暮らしてるんだと。
「いずれはイズミと一緒にお仕事するんだぁ~♪」って言ってたな。あぁもちろんブログも継続してる。長いこと続けてたせいで記事も膨大になって入る額もヤベェらしい。ミニコーナーとしてアカリとの早食いバトルの記録も載せてるんだとか。
その相棒であるイズミも、ムツキやアルと共に今日卒業だ。つまりゲヘナの卒業式にグラトニーも出席する。 - 187二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 01:07:43
そして、ゲヘナ学園卒業式。
まぁこれは想定通りなんだが、卒業生代表をイロハが、在校生代表をイブキが勤め上げた。万魔殿だしな。
OB席にいたマコトやサツキが滝みてぇな涙流してたぜ。
いつも銃撃戦が絶えずドンパチが絶えないこのゲヘナ学園も、この時ばかりは厳かだったな。
印象的だったのは卒業証書授与の時の一幕。卒業生の中にいたはずの温泉開発部の一人…エンヴィーによって命を奪われちまった子だ。そいつの分までしっかり証書が用意されていた。その分を、同じ卒業生としてカスミが受け取っていた。
そして、イズミも、ムツキも、アルも……無事に卒業証書を授与された。
俺とカヨコ、そしてグラトニーは先に会場を出て校門前で待ち合わせた。
場が場なので俺もカヨコも正装だ。ネクタイなんて任務で潜入するときくらいしかつけなかったから何かキツイゼ。グラトニーも体型に合わせた特注スーツに蝶ネクタイでキメてやがるぜ。いつだったか…センセの依頼でぶっ飛ばした遊園地跡地の…ゴズって奴みてぇだ。
「めかし込みやがって…特注スーツまで用意するたぁ随分羽振りがいいみてぇだなグラトニー。」
「グリードこそバッチリ決めちゃってるよねぇ?」
「そりゃぁね…社長が正式に戻ってくるんだし、いつまでもだらしない社長代行じゃいられないよね。」
「へっ、当然だろ。俺はこの日を今か今かと待ってたんだぜ?」
「お待たせ~グラちゃ~ん!!」
「カヨコっち~!グリリ~ン!!」
「ぐ、グリードさ~ん!カヨコ課長~!お連れしました~!」
「グリード!!!」
「おぅ!待ってたぜアル!!」 - 188二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 01:17:35
後から合流した美食研究会の面々(OBとなったハルナとかアカリとか)も合流し、みんなで集合写真を撮った。
その写真を皆であのセンセに送信する。
『よぉセンセ!遂に卒業だ!!これでもう文句は言わせねぇぞ!!』
…っと。
「んじゃぁ改めて…グリード社長代行、これまでの代行としての業務遂行、本当にありがとう…お疲れ様。」
「おぅ、マジで大変だったぜ…だが、お前を待つためなら苦じゃなかったぜ。つーわけで…これにて俺の代行業務は終了。改めてよろしく頼むぜ、便利屋68の…陸八魔アル社長!」
「えぇ、こっちこそ…改めて頼むわよ!グリード副社長!!」
「私もこれからはグラちゃんと一緒にフリーランスコンビとしてやってくんだよね~。よろしくね、グラちゃん!」
「うん!おでこそよろしくね~イズミ~♪」 - 189二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 01:31:36
事務所に帰ってきた、俺達5人。
「それじゃぁ、我らが社長と室長の学園卒業、並びに便利屋68社長の正式復帰を祝して…カンパーイ!!」
「「「「カンパーイ!!」」」」
ささやかだが、便利屋68としての宴を開いた。まぁまだこいつらは飲めねぇ年だから俺も合わせにゃならんが。
「いや~ここまで長かったよね~!!」
「でも、気が付けばあっという間。これからは大人として、大手を振って仕事を受けれる。」
「そうね!私達便利屋68の快進撃は、ここから再び始まるのよ!!」
「ら、来年は私も卒業…なんですよね…ほ、本当に私、卒業できるんでしょうか…?」
「心配ねぇよ!俺達が付いてるんだ…もっと胸張れよ!」
「そうよ!私達で後押ししてあげるから安心なさい!」
「は、はい…アル様、グリードさん。」
「くふふ~♪そ・れ・で~、アルちゃんとグリリンは、挙式とかはどうするのかな~?」
「「ブフッ!?」」
「なななななな、な、な、な、何を言い出すのよーーーーーーーーーーーーーー!!!」(例の顔)
「ぶっこんできやがったなムツキ…そりゃしてぇのは山々だけどよぉ?」
「グリードまで!?」
「その辺の話は、アイツからアドバイス貰った方がいいかもなぁ。」
「「「アイツ?」」」
アルとムツキとハルカがきょとんとした。まぁ、言ってねぇもんな。知ってるのは俺とカヨコだけだ。
「お~い、そろそろいいぜ~。入って来いよ!」
ガチャッ
「ったく、うまそうなメシを前にお預け状態はキツイぜ?」
「えええええ!?」
「あ、あわわわわ…!?」
「え、ちょ…背が伸びてるけど…。」
「「「エドさん!?」」」 - 190二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 01:46:59
「おぅ、久しぶりだな便利屋のお嬢さん方。改めて、俺がエドワード・エルリックだ!」
「まさかマジでキヴォトスを見つけやがるとはなぁ。俺も連絡受けたときは驚いたぜ。」
「な~に言ってんだグリード、お前も言ってたじゃねぇか…「あり得ないなんてことはあり得ない」ってな!」
「あの時よりもめっちゃ背が伸びてるね~、前会ったときは私とどっこいだったのに~。」
「誰が豆粒ドチビかぁーーーー!!!」
「いやもう違ぇだろ!?」
「…そうだった。いや~条件反射は恐ろしい!!」
「…それでグリード、エドさんからアドバイスってどういう事?」
「あぁ、それなんだが…おいエド、ちゃんとテメェの口で言えよ?」
「わぁーってるって……俺、結婚したんだ。ホレ写真。」
(エドとウィンリィの結婚式の写真)
「お~、おめでたいじゃん!!」
「そんなわけでその時の話を参考にさせてもらおうってな!」
「え、えっとその……その話はまだ早いんじゃないかしら…グリード??」
「なぁーに気にすんなって、たっぷり自慢してやるからなぁ!」
「アッハハハハハ、面白そ~う!!」
「そ、そういえばエドさん…腕が…。」
「ん?あぁ…以前の時はグリードの記憶の影響で機械鎧だったけど、実際はもう元に戻れてたからな。そして、弟のアルフォンスの肉体も無事に取り戻した…その代価として、俺は”真理の扉”を差し出した。だから、もう錬金術は使えなくなっちまった。」
「えぇ!?あの手を叩いて石像とかを作り出したアレ、もう出来ないの~?」
「そうか…アルフォンスは無事に戻れたんだな。」
「あぁ。今はキメラのオッサン達と一緒にシンに行ってるぜ。」
「つーことはリンの…いや、あのチビ姫んとこか。」
とまぁ、こんな感じで積もる話で盛り上がった。 - 191二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 01:58:46
んで、そのまま事務所で揃って寝落ちだ。
「すぅ……すぅ……。」
「むにゃむにゃ……。」
「……ZZzzz……。」
「んごぉ~……んごぉ~……。」
「ムツキにカヨコにハルカ…ていうかエドさんまで…。」
「まぁあんだけはしゃいでりゃぁな。」
俺とアルはよく夜遅くまで仕事してたのもあってまだ眠くはねぇ。
「さて、俺は卒業まで待ったんだ…もう文句は言わせねぇぞアル。」
「フフフ、こっちこそ異論は認めないわよグリード。」
まぁこんだけ長くいりゃ、大体察しちまうよな。
「アル、お前は俺のモノだ…もう離さねぇぜ。」
「グリードこそ、あなたはこの私のモノよ…もう離さないからね。」
この世に、あり得ねぇなんてことはあり得ねぇ。
いつまでも変わらねぇものもあれば、あっという間に変わっていくものだってある。
そんな目まぐるしいこの世界で…俺は、本当に欲しいものを、手に入れた。
これを離さないためなら、俺は何だってやってやる。
それが、今の俺が望む……
これからの、『強欲』だ。
- 192二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 01:59:57
これにて、本スレ完結とさせていただきます。
これまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。 - 193二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 02:00:49
ありがとう
良いスレを見させてもらった - 194二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 07:14:18
完走お疲れさまでした!
最高のクロスをありがとう! - 195二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 16:18:38
乙
- 196二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 16:18:52
ちゃんと完結してえらい
- 197二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 16:19:26
お疲れさまでした
楽しかった - 198二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 16:20:37
楽しいスレだった
- 199二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 16:20:49
乙です
- 200二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 16:21:00
完