- 1二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 01:21:54
「それでね……あ、そうだ、重大発表があるのよ、ウオッカ」
「重大発表?」
俺は首を傾げる。
学園を卒業して数年。俺たちはそれぞれのトレーナーと結婚していた。
そんな中、ある日スカーレットが俺を呼び出した。
「なんだよ、早く言えよ」
「ふふ……アタシ、デキちゃったの」
「デキ……え?なにが?」
「だーかーらー、子供よ子供!うふふ!」
「はあ!?」
スカーレットはルンルン気分で話し続ける。
「アタシ、ママになるのよ。ふふ…」
「はあ…そりゃあ……おめでとさん、だな。いやほんとに」
「ありがとね。いろいろあったけど…今が幸せかも」
「そりゃ良かったな。……つーか、お前ら俺たちより結婚遅かったくせにはええな…」
俺がポツリと呟くと、スカーレットはじとっとした目で俺を見た。
「……何?」
「…アンタたちが遅すぎるだけよ?もうすぐ結婚してから2年経つでしょ、確か。まさか不妊とかじゃ……」
「は?何言って…」
「……え?アンタたち、してないの?」
「何をだよ。意味わかんねーぞお前」
「だから、その………え、えっちよ、えっち」
「えっ…………はぁあ!?」
顔に熱が集まる。
(えっ、えっち……って、アレだよな…男と女がする……)
「うわ、ほんとにしてないのね……」
「すっ、するわけねーだろ!ンな恥ずかしいこと!」
「いや、カップルなら普通するわよ。夫婦なら尚更ね」
「ぐ、……」
「……まあ、アンタたちは夫婦っていうより、友達の延長線上って感じだけど。でもちゃんと好きなんでしょ?」 - 2二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 01:22:26
「………うん」
「そ。で、アンタは欲しいの?こども」
「……欲しくねえ訳じゃないけど、その…やんなきゃいけねえだろ?」
「嫌なの?」
「いや!違う!それはねえ!ねえけど…よくわかんねーっていうか……そういうこと、あんまり興味ねえし…」
「じゃあ旦那さんに今日聞いてみたら?子供欲しくねーかーってさ」
「………それで、欲しいって言われたらどうすりゃいいんだよ」
「やるのよ、ずっぽり」
「うわ……」
「引いてんじゃないわよ!」
そういった喧嘩をしたあと、俺たちは解散した。帰り際に「頑張ってね♡」なんて言われたのがすごくムカついた。
帰り道。俺は携帯を取り出す。
今、相棒は仕事中だ。メッセージアプリを開いてぽちぽちと文字を打つ。
「………今日、早く帰って来れねえか、っと……」
送信ボタンを押すのを少し躊躇ったが、ええいままよと勢いで送信した。
携帯をしまい、空を見上げる。
「…はあ、今夜どうなっかな………」
みたいな感じで始まるトレウオがほしいよママ - 3二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 01:25:22
お始物。
どうせR18な所は書けないんだし適度にスキップして書くのだ - 4二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 01:33:20
いいねぇ 支援
- 5二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 02:02:36
これは…相棒がどう動くのか楽しみですわね…
- 6二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 02:03:25
相棒が手を出さなかった理由はなんだろうな
てかよく耐えられたな - 7二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 02:12:26
続き待ってるね…
後日談でも何でもいいから… - 8二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 02:14:13
- 9二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 02:17:05
今どきヤッてないのに結婚ってやべえよ
- 10二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 02:18:23