- 1◆K7oi2p2CoQ9Y24/08/03(土) 15:08:26
- 2二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 15:09:50
たておつです
- 3二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 15:13:39
たておつ
- 4二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 15:18:41
盾乙
- 5二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 15:23:15
乙乙
- 6二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 15:30:34
- 7◆K7oi2p2CoQ9Y24/08/03(土) 15:35:04
皆様ありがとうございます
このスレでは、リアちゃんたちが頑張った結果、エデン条約襲撃直前でベアトリーチェの策が悉く潰され、ベアトリーチェの打倒にアリウスの兵力も加わった結果、アリウスがトリニティに併合され、アリウス分派として生活しています。
また、戦力の増大の著しいトリニティへの牽制でSRTが一応存続しています。
早瀬リア
当時のアリウス唯一にして事務能力(100)をほこる事務員だった。
現在はパテル分派所属。次席事務官兼首長補佐官。
当時は、ベアトリーチェから仕事で圧殺されかけており、いっそ爆薬担いで胸ダイブかまそうかと画策していた。そんなある日、カタコンベの壁をぶち抜いてやって来た聖園ミカと接触したことと、内戦の傷が癒えてきたことをきっかけに取り戻した技能を使い、反逆を始めた。
同期と共にアリウス内線を生き残っている。
妹がいる。
ミカ様大好きな忠臣。
早瀬ユウカとは他人
仲裁と交渉担当だが圧政の気配を感じるとミカに止められることもしばしば - 8◆K7oi2p2CoQ9Y24/08/03(土) 15:39:29
現在到着している他校の戦力
アビドス廃校対策委員会
SRT特殊学園
レッドウィンター工務部
ゲヘナ学園風紀委員会銀鏡イオリ - 9二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 15:40:00
たておつです!
数日かけてやっと追いついた
楽しみにしています
でもご無理はなさらずに - 10二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 15:44:02
立て乙です
- 11二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 16:09:47
たておつ
- 12二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 23:31:20
たておつ
- 13◆K7oi2p2CoQ9Y24/08/03(土) 23:55:46
「お、終わりました………」
「ふむ………」ジロリッ
ビクビク
「うむ……」ジーッ
「あ、あの………」
SRT全員分のベットメイクを終えたRabbit小隊は、先輩方から点検を受けていた。合格ならよし、不合格ならシーツをひっぺがしてぐしゃぐしゃにする「たいふう」の後合格するまでやり直しである。
「よし、合格」
「「「「ぶはぁ!」」」」
Rabbit小隊は大きく安堵の息を吐いた。 - 14二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 11:00:43
保守
- 15二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 11:01:24
ほ
- 16二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 21:01:41
よかったよかった
- 17二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 21:45:55
保守
- 18◆K7oi2p2CoQ9Y24/08/04(日) 22:57:19
合格を言い渡されてへなへなと座り込んだRabbit小隊の袖をクイクイと引く者がいた。
「ん?」
「ネテモテモイイ?」「チャントモトニモドスカラ」
アリウス生達は産まれてこのかた高いホテルのベットで寝たことなどない。SRT生の仕立てたホテルなみのベットメイクを施された上等な寝床はとても興味が引かれるものだった。
「いいよ~」
Rabbit小隊が答える前に先輩の1人がゴーサインを出した。
「「「ワーイ!」」」
ゴロゴロゴロゴロと寝床に数人のアリウス生が転がったが、十数秒もするとピタリと動きを止めていそいそとベットから降りた。
「ナンカ………オチツカナイ………」
アリウス生はサッとシーツを直した。
「それじゃダメ、端の長さは揃えて、折り目を角に合わせるの」
「コウ?」
「そう、そんな感じ」
アリウス生は『SRT式ベットメイク(初級)』をおぼえた。 - 19二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 22:58:28
不本意とはいえ貧乏性が染み付いてる……
- 20二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 23:03:14
『屋根があれば上等』だったんだもんなぁ
- 21二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 00:10:21
なんか分かる気がする
ちょっと良いホテルに泊まったことあるけど、ベッドにダイブインしても最初はなんか落ち着かない
まあ少ししたら慣れてくるんだが - 22二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 11:50:47
技能が増えたぜ
- 23二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 22:40:09
ほす
- 24◆K7oi2p2CoQ9Y24/08/05(月) 22:54:48
「集まってくれてありがとう、ミレニアムを代表して礼を言うわ」
アリウス生とSRT生がわちゃわちゃしていた一方、会議室には各校の代表生徒が集められていた。
「ヤバイことは分かるんだけど、状況はどうなってんですか?万魔殿がろくな情報寄越さなくて」
─ゲヘナ学園風紀委員会、銀鏡イオリ─
「いや~おじさんの代でこんなことが起こるなんて困っちゃうねぇ~」
─アビドス廃校対策委員会、小鳥遊ホシノ─
「キヴォトスの有事に真っ先に投入されて役目を果たすのはSRTの本文………遅れは働きで返す」
─SRT特殊学園FOX小隊、七度ユキノ─
「大口の取引先がなくなるのは此方も困るからな、しっかりと働いてやろう」
─レッドウィンター工務部、安守ミノリ─
「まあ、簡単に言うとキヴォトスの危機ってやつかな⭐対処するにあたってまずは………紅茶でもいれようか?」
「はい、ミカさま」
─トリニティ総合学園、聖園ミカ&早瀬リア─ - 25二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 00:40:42
エスパーダ会議?
- 26二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 09:10:08
お茶は大事
- 27◆K7oi2p2CoQ9Y24/08/06(火) 13:20:25
「とまぁ、そんな感じの状況なんだよね」
15000機の軍勢を相手取った総力戦………各校の3年生でも経験のない大規模な作戦に、会議室は沈黙が満ちた。
「幸い敵の狙いはここエリドゥに限られている。ミレニアム市街地やトリニティ自治区への攻撃の意志は今のところないようだ、多方面作戦にならなかったのは不幸中の幸いだな」
此度の敵と最も接敵の多いサオリが言った。
「とはいえ数が数です。戦闘詳報は確認しましたが、今回も同じように足を止められるかどうか………」
「それについては今後の準備次第ですね………
先日の輸送作戦にて
dice1d4=1 (1)
1、ミレニアムの全備蓄の5割相当
2、ミレニアムの全備蓄の8割相当
3、ミレニアムの全備蓄相当
4、+各校からの支援物資
の爆薬や地雷、弾薬を運び込んでいますので、それをどれだけ活用できるか………」
- 28二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 21:09:09
全体の半分かあ
年度末アップアップになりそうだな、ミレニアム - 29二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 06:37:31
規模がやばい
- 30二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 08:39:48
- 31◆K7oi2p2CoQ9Y24/08/07(水) 12:25:23
「つまり、私たちは防衛線になる塹壕や簡易防壁の建設や地雷の敷設を行えばいいわけだな?」
マイと打ち合わせた事と会議の方針を擦り合わせるようにミノリが言った。
「ええ、その通りよ、AMASの指揮権の一部を譲渡するから共同で作業にあたって頂戴」
「承知した………ところでミレニアムの会長」
「なにかしら?」
「ビッグシスターと呼ばれるほどのワンマン独裁者と聞いていたが、思ったより丸いんだな」
「ことが終わったらデモでもしようかと思ってたんだが………」というミノリからリオはサッと目をそらした。 - 32二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 23:05:56
保守
- 33二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 09:05:16
これから変わる予定だからね
- 34◆K7oi2p2CoQ9Y24/08/08(木) 09:23:14
ミノリからリオが顔を背けて数秒後、廊下からドタドタと騒がしい足音が聞こえた後、バンッ!雑に扉が開かれた。
「リアちゃんパイセン!リアちゃんパイセン!正実が到着したっす!ツルギししょう連れてきたっす!(>∀<)」
「わたしとってもうれしいです」と顔にかいてあるキョウカとキョウカに腕を取られて飼い犬に引きずられた飼い主のようにゲンナリした顔の剣先ツルギがいた。
「キョウカうるさい。ツルギ委員長、お疲れ様です。ようこそお出でくださいました」
- 35二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 10:36:11
犬……
- 36二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 21:03:29
ほほ
- 37二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 07:46:38
保守
- 38二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 16:48:42
キョウカちゃんはかわいいなぁ
- 39二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 19:45:07
大型犬に引きずり回された飼い主みたいになってんな、ツルギ
- 40二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 06:50:50
ほしゅ
- 41二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 16:57:28
ほす
- 42◆K7oi2p2CoQ9Y24/08/10(土) 17:40:58
ツルギ委員長に引っ付いていたキョウカをひっぺがし、廊下で待機していた正実の生徒達に数枚の食券と共に引き渡す。
「では、それに案内して貰って下さい、食券は食堂で使えますのでどうぞご利用ください」
「わかったっす、ほら行くっすよ!」
食券を受け取ったイチカと他の委員に手を引かれ、「あ~」と名残惜しそうな声を上げながらキョウカは退出していった。 - 43二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 05:35:23
保守
- 44◆K7oi2p2CoQ9Y24/08/11(日) 13:04:30
パタン………と扉が閉まったのを確認し、リアが席に戻って会議が再開した。
「さて、正義実現委員会が到着したことだし、そろそろ作戦の担当者を決めていきましょう」
作戦に参加する学校が多く、指揮系統の集約と再編は必要だが、全学校の生徒をミックスしては連携に支障が出る。その為、ある程度学校や団体ごとに担当箇所を決める方針がとられた。
「まず、最初に敵の先発部隊にあたる役だけど………」
dice1d6=1 (1)
1、C&C
2、アリウススクワッド
3、SRT
4、アビドス+イオリ
5、正義実現委員会
6、わたしが行くッスううぅう!(クソデカボイス)
- 45◆K7oi2p2CoQ9Y24/08/11(日) 20:47:21
「わたしが行くッs…ムガッ!?」
「は~い、お仕事の邪魔しちゃダメっすよ?とりあえずみんなで食堂に行くっすよ~」
「あああぁぁぁぁ~(悲)」
廊下でなにか声がしたが、聞こえなかったことにされた。
「先鋒はあたしらがやる」
スッと手を挙げたのは美甘ネル、ミレニアムの約束された勝利の象徴、C&Cコールサイン00。
「元々はうちの自治区の問題だ、あたしらが真っ先にあたるのが筋ってもんだろ?」
「ネル………任せていいのね?」
「はっ!今までさんざん仕事投げておいてよく言うぜ………ミレニアムにアタシよりも強い奴はいねぇ!それに、うちの奴等もいれば無様は晒さねぇよ」
ミレニアムの自治の頂点と武力の頂点………気に入らなかったことはあっても長い付き合い、互いにやり遂げるだろうという信頼があった。
「いいんじゃない?00さんならやれるだろうし?」
「うちとしてはツルギちゃん温存できるしいいよ⭐」
「ネルなら大丈夫だろう」
他の生徒からも異論は出なかった。
─総力戦先鋒、C&C─ - 46二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 07:57:22
このレスは削除されています
- 47◆K7oi2p2CoQ9Y24/08/12(月) 15:38:00
C&Cと美甘ネル………ミレニアムサイエンススクールが誇る最大戦力………4人という少数では在るが美甘ネルは言わずもがな全員が手練れ、欠点があるとすれば施設を壊しすぎることがあることだが今回は市街地から離れた場所での戦闘、気にすることもなかった。とはいえ………
「まあ、あれ相手にずっとやり合うのは御免だからな、一当てしたら引かせてもらう」
いくら彼女達が強いといっても数が数、押し止めるのは現実的じゃない。
「ん、道は空けとくから宜しく」
大群相手にとれる手段は限られていた。 - 48二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 00:53:11
運命の時も刻一刻と近づいてきたな
- 49二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 08:08:20
保守
- 50◆K7oi2p2CoQ9Y24/08/13(火) 17:20:31
「うへ、おじさん達は遊撃でいいのかな?それとも砲兵ちゃん達の防衛でもすればいい?」
「アタシもだな、他の纏まった人数の居るとこはともかく一人のアタシやアビドスはどう動けばいいんだ?」
全軍の出張ったSRTや正義実現委員会、既に本隊がエリドゥの第一次防衛戦に駆り出されたアリウス分派、予備で控えていたパテル分派の本隊等、大所帯の所はいいが、少数で参加している生徒の運用は中々に難しかった………
「ふむ、他の団体に混ぜる以外ならもう少し数が欲しいところですが………ミカさま、リオ会長さま、如何しましょう?」
dice1d3=3 (3)
1、「大丈夫よ、そこの3年生がいるなら」
2、「ヒフミちゃんの知り合いみたいだし砲兵ちゃん達の方に行ってもらおうかな⭐」
3、「うへ?もう少しいればいいの?」
- 51二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 22:52:20
何か当てがあるのか?
- 52二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 08:40:13
ほ
- 53◆K7oi2p2CoQ9Y24/08/14(水) 18:06:33
「うへ?もう少しいればいいの?」
数が少ないことをあげられたホシノは、首を傾げながら言った。
「ええ、せめて10人居れば小隊として動いて頂けるのですが………」
「フムフム………」
10人という数を聞いてホシノはこの場にいる面子にチラリと目をやりながら指折り数え、アビドスの生徒とイオリを数えた後、少し上に視線を彷徨わせながら4本指を折った。
「うへ!ちょうど足りそうだね~」
「あの、大丈夫ですか?ゲヘナや百鬼夜行も援軍を遅れないようですし……今から動ける戦力は………」
「うへへ~、いや~おじさんにもちょっとした伝手があってね~、ここは一つ『アウトロー』にも声かけて見ようかなって」 - 54二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 18:09:32
まじでいきなり参戦するじゃん…
- 55◆K7oi2p2CoQ9Y24/08/14(水) 20:47:19
「ふぅ………依頼、来ないね」
本日も便利屋68は開店休業状態………ブラックマーケットの住人達も三大校の内2校を巻き込んだ一大事を受け、今後の見通しが立つまで静観するつもりなのか殆ど動きがなかった。
「………………」
その煽りを受け、便利屋68に寄せられる依頼も激減………元々少ないとは言ってはいけない………三日前に受けた猫探しを最後に依頼は全くなくなっていた。
ジリリリリリリリリリッッッ!!
その時、久しぶりに事務所の電話がなった。
「!アル様!」
背を丸めて掃除をしていたハルカが目を輝かせて声をあげたのを手で制し、落ち着き払った様子で受話器を取った。
「はい、便利屋68、陸八魔です」
「うへ、やあやあ社長ちゃん暇してる?」
「あ、あなたアビドスの!?」
かけてきたのはアビドスの3年生、知らない相手では無いが向こうから依頼が来たことなどカイザーの一件以来無かった。
「それで提案なんだけどね?ちょっといいお仕事があるんだけど1枚噛まない?」 - 56二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 08:17:46
保守
- 57◆K7oi2p2CoQ9Y24/08/15(木) 16:53:04
「………条件によるわ、最近何時にもまして物騒だもの」
此度の騒ぎがあってから便利屋には殆ど依頼がきていなかった。数件依頼があったが、この騒ぎに乗じてトリニティかミレニアムにちょっかいかけようなどというろくでもない依頼だったので丁重に断っていた。
「だよね~、じゃあ詳しい人に変わるからそっちに聞いてね~」
そう言ってホシノは電話の内容を聞いてたリアに代わった。
「はじめまして陸八魔社長、わたしはトリニティ総合学園パテル分派事務官の早瀬リアと申します」 - 58二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 22:28:46
保守
- 59二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 09:29:39
便利屋にここの食堂は天国……
- 60◆K7oi2p2CoQ9Y24/08/16(金) 18:09:50
「っ!?………トリニティの事務官が何の用かしら?」
電話口の相手が此度の一件の渦中にあるトリニティの事務官と知って陸八魔アルは一瞬息を飲んだ。
「はい、アビドスの小鳥遊委員長から皆様のことをを紹介頂き連絡をとらせていただきました。実は………」
そして事務官が今回の一件のあらましを説明した。途中からスピーカーにして社員全員で聞いた。
「という状況でして、便利屋68の皆様にはアビドスの方々と一緒に戦列に加わって頂きたいのです」
説明を聞く限りしごく真っ当な依頼である。知人の紹介を受けているのもそうだが依頼人の身元もカヨコがサッと調べただけで出てくるような確かなもの………普段の依頼人より余程真っ当なものだ。激戦への参加というのだけが心配ではあるが………
「………少し考えさせて頂戴、流石にこんな大きなヤマは社員と相談してからしか受けられないわ」
「そうですね、失礼いたしました……しかし、此方も部隊の編成がありますので夕方までにうかがえるとありがたいです」
電話口の声からは少しの焦りが感じられた。
「ええ、そうさせてもらうわ…………ところで、参考までに聞きたいのだけど、報酬はどれくらいかしら?」
「!……ふふ、前向きにご検討頂きありがとうございます……そうですね………
dice1d4=1 (1)
1、40万
2、68万
3、400万
4、680万
程を考えています………」
- 61二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 19:11:12
まあ足元見られてる、とは言えんがそれでも40万かあ
- 62二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 19:33:12
アビドスが貰った額聞いたアルちゃんがひっくり返っちゃう…
- 63◆K7oi2p2CoQ9Y24/08/16(金) 20:02:24
「そうですね………一先ずすぐに動かせる資金として前金で40万、成功報酬はその dice1d10=4 (4) +1倍に加えて撃破数と貢献に応じて出来高払いでいかがでしょう?」
「ダメね、うちは前払いは受け付けてないの、依頼はすべて成功報酬後払い……それが便利屋68の流儀よ………依頼を受ける受けないは別として、前金は受け取れないわ!」
予想外の返答に、電話口のリアは戸惑っていた。
「むむむ………まさか前金を用意したことが裏目に出るとは………無法者(アウトロー)の相手はなれているつもりでしたが………ゲヘナのアウトローは一味違うようですね………」
ブラックマーケットにいるような輩ではあるが自分の流儀を曲げない一本筋の通った取引相手をリアは少し気に入り始めた。
「ですが此方にも面子があります。ここは一つ、装備を整えるための支度金として受け取って頂けませんか?」
- 64二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 06:57:02
保守
- 65◆K7oi2p2CoQ9Y24/08/17(土) 17:15:01
「そうねぇ………」
アル社長は前金(支度金)を………
dice1d2=1 (1)
1、受け取ることにした
2、断固後払い
- 66◆K7oi2p2CoQ9Y24/08/17(土) 17:26:01
「分かったわ、もし依頼を受ける時はその支度金使わせてもらうわ」
アル社長の返事を聞いてリアはホッと胸を撫で下ろした。
「では、依頼を受けて頂ける場合はお知らせください、すぐにそちらの口座に振り込ませていただきます」
「あ………うちの口座凍結されてるのよ」
「………………………で、では、うちの者に直接運ばせますね」
そう言ってトリニティの事務官は電話を切った。後ろでムツキが大笑いしていた。 - 67二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 22:38:19
このレスは削除されています
- 68二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 08:30:35
保守
- 69◆K7oi2p2CoQ9Y24/08/18(日) 18:14:45
プツ………と音を立てて通話が切れ、リアはふぅと息を吐いた。
「リアちゃん、便利屋さんはどうだった?」
側でおとなしく聞き耳を立てていたミカがきいた。
「そうですね………仕事振りを見ていないのでなんとも言えませんが、対応から考えるになかなか良い相手だと思います。」
リアはホシノにスマホを返しながら言った。
「でしょ~?ちょっと抜けてるとこはあるけどここぞという時はやる子達だよ~」
"うん、いい子達だよ"
先生とホシノの評価もそう悪いものじゃなかった。
「ゲヘナの生徒にしては話しのできる生徒のようです。こだわりはあるようですが、以前風紀委員会に出向いた際に見た温泉開発部や美食研究会の生徒達に比べればだいぶ話せる方ですね」
「わざわざ学校を離れている意図は分かりませんが」と付け加えたが、ゲヘナ生相手にしては中々の高評価だった。
──────────────
「…………それで?どうするの?」
一方便利屋68では社員会議が開かれていた。
「ここ最近まともな依頼なんてないから結構カツカツだけど?」
「くふふ、この前のトリニティ襲撃の依頼、アルちゃん断っちゃったもんね~」
「わ、わたしはアル様に従います!」
「………………………決を採るわ、今回の依頼を受けるべきかどうか」
アルdice1d3=1 (1)
カヨコdice1d3=2 (2)
ムツキdice1d3=1 (1)
ハルカdice1d3=3 (3)
1、賛成
2、消極的賛成
3、受けない方が良い
- 70二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 18:32:51
ふむ、ハルカがアル社長と意見を違えたのだけちょっと気になるけど、割と解釈一致
ダイスなのに結構凄いな - 71二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 03:29:40
広がる人脈の環
- 72二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 13:31:28
保守
- 73マルホイ24/08/19(月) 13:35:40
保守だあぁぁぁ!
- 74◆K7oi2p2CoQ9Y24/08/19(月) 17:13:38
「ま、2人はそうするよね………」
スッと上がった2本の腕を見て、カヨコは呆れたように言った。
「くふふ、カヨコちゃんだって手あげてるじゃん?」
「わたしはこの依頼は危険度高いと思う………だけど今の資金の状況を考えると引き受けてそれなりに働いた方がましだと思うだけ」
賛成2、消極的賛成1、そして………
「ち、ちがっ…!?アル様、わたしそんなつもりじゃ………!?」
否決1
ハルカは上げなかった手を抱えて青い顔で震えていた - 75二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 03:50:58
保守
- 76二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 15:10:41
ふぉしゅ
- 77◆K7oi2p2CoQ9Y24/08/20(火) 15:45:25
「ごめん、なさい……ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい………」
ハルカの頭の中は敬愛するアルの意見に異を唱えてしまった罪悪感で一杯になっていた。
「(かくなるうえは……)」
そして目についた自分の銃に手を伸ばし、自決しようとして………
「はぁいストップ~!」
ムツキが取り上げた。
「か、返してくださいムツキ室長!それがないと……!」
「ハルカ、落ち着きなよ」
取り上げられてなお手を伸ばそうとしたがカヨコ肩に手をのせられ着席させられた。
「カヨコ課長!はなしてください…!?アル様に逆らったわたしは……!わたしはぁ…!?」
「大丈夫、ハルカは間違ってないよ……むしろ今回はアルとムツキの方が本来おかしい」
「そ、そんなことありません!アル様が間違うことなど…!?」
「 ハルカ 」
「…!?」
敬愛する社長に呼ばれて、ハルカはビクリと体を竦めた。 - 78二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 22:23:24
このレスは削除されています
- 79マルホイ24/08/21(水) 08:23:17
保守
- 80二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 16:29:19
保守
- 81◆K7oi2p2CoQ9Y24/08/21(水) 20:25:14
「ハルカ、落ち着きなさい」
おののくハルカの前には腕を組んでハルカを見下ろす社長がいた。
「あ、アル……さま………」
身を竦めるハルカに向けてアルが手を伸ばし………
「ひっ…!?………………え………?」
ぽん、と頭に手を置いた。
「いいのよハルカ………ちゃんとわかっているから」
「アル………さま……?」
「早とちりすることはあっても、あなたがわたしの命令に背いた事なんてないじゃない!」
青ざめた顔で見上げるハルカに向かってアル社長は微笑んだ。 - 82二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 07:08:47
保守