- 1二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 19:34:43
テンプレは>>2~
- 2二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 19:35:07
前スレ
ここだけダンジョンがある世界の掲示板 第5381層|あにまん掲示板見逃せないね、このバトル!bbs.animanch.com脳内設定スレ
ここだけダンジョンがある世界の掲示板 脳内設定スレ95|あにまん掲示板ここは、「ここだけダンジョンがある世界の掲示板」から派生したスレです。■ルールは特になし、設定など固めすぎず好きにロールプレイして遊ぼうぜ!という趣のスレですが、やはり個々人で「自分のキャラ」の設定な…bbs.animanch.com姉妹スレ
ダンジョンマスター専用掲示板 その69|あにまん掲示板テンプレは>>2に移動したってさbbs.animanch.com次スレは>>185さん
・スレ立ては「その他話題」、画像は「いらすとや」のイラストを使用
・「このダンジョン一緒に攻略しようぜ!」など、特定メンバーでやりたい遊びはダンジョン攻略スレで進行
・ダンジョン攻略の他に、集まってするイベントはイベントスレで進行
・画像の貼り付けは原則禁止
・あくまで掲示板、直接名前を出すのは避ける
・プロレス系ロールは喧嘩にならないよう気をつける
・スレチの話題は禁止
・メタ会話は(※) or ()で囲もう
・本スレ、関連スレ以外へのコテハン・話題を持ち込むのは原則禁止
>ルールは上記を守るだけ
>熟練者に成るもよし 初心者に成るもよしダンジョン関係に成るのもok trpgのキャラに成りきるのもokです!
>気軽に誰でも書き込んでくださいね!
- 3二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 19:35:53
隠れたところで逃げられないぜ?自分の心に刻み着いた恐怖からはな!
テンプレだってそうさ!そこにいるんだろ? - 4重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg24/08/03(土) 19:44:40
立て乙でーす立て乙でーす
【ギルドの扉の外から声が聞こえる】 - 5二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 19:45:16
たった今自分で立てたスレに自分で立て乙しそうになった呪術使いお兄さんだぜ
メインウェポンはこれ【なんか……不気味な壺……変な匂いがする……】
あっ中身見ちゃダメだかんね。呪いの媒体だからこれ - 6二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 19:45:57
- 7二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 19:47:19
たておつ
「じゅじゅつつかい」って言うとき舌噛みそうになる - 8二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 19:47:21
梅干しやんけ
- 9二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 19:48:05
立て乙
疑心暗鬼に陥った王様が暴君となって……みたいなのは最早テンプレ - 10エデン77X24/08/03(土) 19:49:34
[解答:現在の本機は武装を積載していない為、唯一攻撃の利用できるこの装甲がメインウェポンになると予測]
- 11二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 19:49:51
うん……
【しょぼくれた顔で杖を持っている】
(※申し訳ない、本当に梅干しは一切関係ないネーミングなので一発ネタならともかく何度も言われるのはやめていただけると……二回しか言われていないうちから言うことでもないかもしれませんが) - 12幸運なる占星術師◆DDgEBcT466fW24/08/03(土) 19:50:09
- 13亡国女王&金属商人◆UwIgwzgB6.24/08/03(土) 19:50:25
- 14二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 19:51:26
- 15重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg24/08/03(土) 19:52:35
- 16魔つじ飼い24/08/03(土) 19:52:41
立て乙ですー
魔獣聖獣のそざいはいかがでしょー
《金の羊毛》《黄金の巻角》
楽園種ユニバースラムの毛刈りて収穫した毛と大きくなる前に切った角
神聖の強い属性を持っています
《嵐雷の龍角》
空棲種精霊竜ディヅノ・ディ・ラグナラギアの抜け落ちた紫水晶の角、本竜的には空でも未だ雷を秘めており雲を制御する力を持ちます
《ジョーカーテイルの尾》
死と眠りを司るイタチのような魔獣の手入れで抜けたカマのような尾刃です
死者は特に恐れるでしょう
《天地逆翼の卵》
重力の性質を持つ変わり者の陸行鳥ジオゴルドミューリーの無精卵です。これ1つでなんと1.5tもの重さがあるため取り扱いには細心の注意をお願いします
《銀嶺雪豹の爪》
標高4000m以上でなおかつ雪が積もっている場所にしか野生では生息しないハイマウンテンスノーレパードの爪とぎで剥けた爪の欠片です。空と氷の性質を持ちます
《ゴールデングースの卵》
いわゆる金のガチョウの卵、運が良ければ中に金が形成されているかも?
他にこんなものがないか時になる場合は在庫や取れそうなものであればお探ししますねー
>>ドルヴィスタジオさん
はい、《嵐雷の龍角》は1500000Gで
ジョーカーテイルの尾は45000Gです〜
尾刃は薄く剥がれたものなので武器にするなら3つほど重ねたいところですが1つでよろしいでしょうか〜
(※芯鉄いれて補強するとかはできます)
- 17幸運なる占星術師◆DDgEBcT466fW24/08/03(土) 19:53:04
- 18二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 19:53:31
お兄さんの呪いは何かの動作を失敗させる系に偏ってるのかな?
…即死呪術ってどう言う機序で機能してんのかな… - 19二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 19:54:46
- 20ズタボロの青鬼さん24/08/03(土) 19:55:18
ん!たておつ!
アオのね、ぶき?はね!これ!
【直径1メートルはあろうかという巨大鉄球、鎖に繋がれている……とにかく丈夫で重い】
これね、これね!アオはこわせないの!
ほかのひと、こわせるけど…アオだけこわせない!
ふしぎ!
【鉄球をえいやと持ち上げ不思議そうに見つめている】 - 21暁の炎◆BuOGBplkzY24/08/03(土) 19:55:35
たておつ、です。
ん、炎。 - 22女竜騎士24/08/03(土) 19:55:37
立て乙だよ
私のメイン…となるとこれかな
ドルヴィスタジオさんに作ってもらったんだ
【戦う意志に反応して穂先が光の刃となる槍】 - 23ズタボロの青鬼さん24/08/03(土) 19:56:18
- 24【D・S】◆LXse3il6fw24/08/03(土) 19:56:36
- 25幸運なる占星術師◆DDgEBcT466fW24/08/03(土) 19:57:44
- 26【D・S】◆LXse3il6fw24/08/03(土) 19:58:26
- 27亡国女王&金属商人◆UwIgwzgB6.24/08/03(土) 19:58:50
- 28魔つじ飼い24/08/03(土) 19:59:46
- 29二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 20:00:03
- 30紫24/08/03(土) 20:00:39
【グロワール北部 〈月嗤う密林〉入口】
よ、ようやく付いたよ…………
【セントラリアのギルドからグロワール北部への移動。かなり時間がかかってしまった】
えーっと……確か、まずは《ウィル・ウィスパー》?を探すんだったよね?
【その通り】
じゃあ早速言ってみよう!!
【〈月嗤う密林〉は空間異常型の迷いの森。果たして迷わずに《ウィル・ウィスパー》を見つけられるのだろうか、少し不安である】 - 31二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 20:00:53
ぼかして言うと生理的な嫌悪感を煽るような生体パーツがびっしりと詰まってる
気味が悪い、恐ろしい、不安だ……って言う感情を掻き立てる上で「臭い」ってのは案外重要なファクターだ
【そう言われた上で再び臭いを嗅いでみたならば、どことなくじめっとした生っぽい臭いを感じることだろう】
そう言う訳だからあんまり気にしない方が良いよ、気にすれば気にするほど俺の術が刺さるから
躓きの呪い、舌噛みの呪い、寝違えの呪い、見落としの呪い、手滑りの呪い……うん、その通りだな
即死呪術は俺の流派には無いからどう言う機序で成り立ってるのかは良く分からないけど、無理矢理解釈するなら「生存に失敗させている」のかも
全然違ったわ
- 32重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg24/08/03(土) 20:01:38
- 33エデン77X24/08/03(土) 20:02:10
- 34女竜騎士24/08/03(土) 20:02:43
- 35二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 20:03:16
- 36ズタボロの青鬼さん24/08/03(土) 20:04:58
- 37重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg24/08/03(土) 20:06:28
- 38幸運なる占星術師◆DDgEBcT466fW24/08/03(土) 20:06:31
- 39【D・S】◆LXse3il6fw24/08/03(土) 20:11:13
- 40紫24/08/03(土) 20:11:30
- 41占い好きのギルド職員◆BuOGBplkzY24/08/03(土) 20:11:58
- 42幸運なる占星術師◆DDgEBcT466fW24/08/03(土) 20:13:12
あ。
【突然、何に気付いて掲げていた湾刀を鞘に納めてから居住まいを正しく矮躯の占星術師は真剣そうな顔を作った】
時に、何処か、良さそうな、ダンジョンや、依頼は、ないでしょうか?
薬草採取は、幾つか、受けたの、ですが、終わってしまった、ので。
【チラリと内容に目をやってから、しょぼりと肩を落とした。それなりに腕に自信があるとは言えまだ下級に過ぎない。依頼であればCランクよりも上はまだ受けられないだろう】
- 43女竜騎士24/08/03(土) 20:13:27
- 44ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/08/03(土) 20:13:36
(※立て乙です!最終章クソ長くてすみません……)
ティ「おれは、世界で一番凄い海賊になる!」
「“エニグマ・サイン”を見つけて、この海で一番の海賊になってやるんだ!」
【“エニグマ・サイン”】
【海拓者(シーローダー)の元祖『フリード海賊団』が発見したとされる、この海の全てを手に入れるとも噂される大秘宝】
【だがその情報の一切は謎とされており、今では夢物語の一節にのみ書き記されているだけの幻の財宝、そして財宝の噂が広がると同時にこの世界の海は膨張し、『回遊者』と呼ばれる人智を超えた能力を扱う者たちが現れ始めた】
【この海にまつわる謎を解く鍵、故にこそ人は「歴史」という本に常に残り続ける“小さなシミ”のようなこの秘宝のことを
『謎の暗号(エニグマ・サイン)』と呼んだ】 - 45二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 20:14:05
- 46ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/08/03(土) 20:14:21
【古の海図に記された海の大秘宝が眠る場所】
【そこが、『桜花衆』梅花皮和光との決戦の場、海賊同士の大戦争が起こる『界戦』の舞台となる】
【そしてその場所はここからそう遠くない場所に記されている、北の一等星が輝く最果ての海、そこに“エニグマ・サイン”はあるのだ】
ティ「おれたち、いよいよ伝説の秘宝があった場所へ行くのか……」
バン「ああ、それと全部のケリをつけにもな」
サレナ「長きにわたる“旗付き(フラッグス)”と“海拓者(シーローダー)”の因縁、私たちの世代で終わりにしよう」
グアン「大事になったが、ここまで来たらカッコつけもなしだ、オレもオレらしく自分の能力に向き合って戦うぜ」
フェル「わたくし、皆様とここまで来れたこと誇りに思いますわ!だから次の戦いも必ず生きて勝ちましょ?みんなであのグラナードの酒場に戻りましょう!」
【『ブラック・ノーチラス号』が先駆ける】
ミツバ「アタシたちもついてるよ!その時はみんなで宴を開こうよ!」
イザ「わたし、その時は張り切って歌っちゃうよ〜!ラララ〜!」
モア「うん……楽しみ」
【『三ツ星号』がそこへ並ぶ】
ベル「オラオラァ!オレたちを忘れてんなよ!」
タケ「拙者の料理の腕の見せどころ、でござるな?」
グレイ「ハハッ!期待してるよ、タケ!」
シウ「ああ、私たちで最高の宴にしよう、マーシアの港で開いた馬鹿騒ぎのように、なあ?アルヴィース」
アル「ええ……もちろん、私も同席しますとも」
【負けじと『第三代八雲丸』、『リベリオン・クイーンズ号』、『フォーチュン・ハインド号』が追いついていく】
【海拓者同士の戦い、海賊レースを模した「決戦の地までの競争」に、みんなで笑い合ってはどの船が速いか競い合い、戦いの前の辛気臭さを持ち前の陽気さで吹き飛ばそうとしていた】
- 47ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/08/03(土) 20:15:03
……ああ、俺はやっぱり
コイツらと一緒に、行かなくちゃダメだ
【そしてノコギリ青年もまた、一つの決断をした】
【いつ帰れるかは分からない、だけどそれ以上に“放っておけない”、この海賊たちからはそんな希望に向かう意志を感じていたのだ】
【そんなノコギリ青年を横目に見ていたシウ博士は、心底呆れたような、しかしどこか「青年がそう決断する」と信じていたような顔で微笑んでいた】
シウ「ソーマくん、一つ決戦前に頼みがあるんだが……私たちの船の船底にある脱出用の器具を確認してくれないか?結構力がいるものでね……」
ああ分かったぜ博士、そっちの船に行けばいいのか?
【ノコギリ青年がマストを使って船同士を飛び越えてシウ博士のいる場所へと着地する、そのまま博士に案内されて船底の方へ向かった】
これか?この小舟を移動すればいいんだな?
シウ「ああ、そう!一旦乗って耐久性を確かめてくれないか?そのまま……」
【ノコギリ青年が小舟のメンテナンスで乗った瞬間に、シウ博士は脱出用の船底開閉機能でその小舟を海へと放り出した】
なっ……!?なんで、なんでだよ博士!
俺、みんなと戦うって!
シウ「だからだよ、こうでもしなきゃ君は帰らない……実はもう既に、君以外のメンバーには君の事情を話しておいたんだよ」
「だから戻って来れる力があったとしても、君のことは受け入れない、受け入れられるはずがない、君には帰るべき世界があるんだから」
そう言ったって……!
シウ「コンパスを見たまえ!既にウミウシたちは移動し始めている!今日、『界戦』が起きるのは明らか!この海もそれを察知しているんだろう、『海廊』が大きく開いて世界の扉が繋がり始めるぞ!そこに行くんだ、速く!」
「…………もう大丈夫だ、私たちは充分君に助けられたよ、だから最後くらいは私たちで決着をつけなければ」
シウ「これは、私たちの世界の戦いだからね」
…………!
【その「覚悟の込められた目」にノコギリ青年は押し通され、苦渋を噛み締めながら1人「世界が交わる海の道」へと向かった】
これが、こんなのがアイツらとの最後の別れなんて……クソッ!全然納得いかねぇのに!俺は、俺は……!
【仲間たちが乗る船が向かう先に立ち込める暗雲に胸騒ぎを感じながらも、遠く離れていく船に別れを告げる】
【羅針盤は既に『海廊』の開く先を向いていた】
- 48ズタボロの青鬼さん24/08/03(土) 20:15:49
- 49エデン77X24/08/03(土) 20:15:51
- 50ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/08/03(土) 20:17:25
グレイ「行かせたのかい、ソーマを」
シウ「ああ、半ば強制的にだが」
タケ「……博士も、憎まれ役を買うのがお上手でござるな」
フェル「うぅ〜………寂しいですわ〜!わたくし、一言お別れくらい言いたかったですわ!けど……そんなわたくしたちの姿を見たら、ソーマさんは絶対に残ると言ってしまいますわ!」
グアン「……オレはお前のおかげで進むべき道が見えたよ、じゃあな……最高の恩人」
サレナ「私の前で治療要らずの人間は君くらいのものだった、だからこそ、この海に新たな価値を見出せた気がするよ」
バン「俺はこういうの苦手でな……ソーマ、俺はお前の分も戦うぜ、ユニも必ず助けるから、胸張って元の世界に帰れよ?」
ティ「ありがとな、ソーマ……お前との船旅、人生で一番楽しかった」
【ティード海賊団はまた1人、仲間を失った】
【いつ再び会えるか分からない、この船のもう1人の船長のような青年と、ちゃんとした別れを告げないままに進み続ける】
【もう眼前には、『桜花衆』の旗が見える】
カイラギ「ようやく来たか、ティード」
ユニ「みんな…………!」
ティ「ああ……ケリをつけようぜ、カイラギ」
【見果てぬ大海に居座る旗付きたちの海賊船およそ100隻、桜に髑髏が合わさった『桜花』の海賊旗が海風に揺れてこちらを見下ろす】
【対するこちらは約30隻、急ぎで戦力をかき集めたにしては上出来だが、彼方には到底及ばない戦力差】
【だが彼らは戦うしかないのだ、仲間を……そしてこの海の自由を守るために】
- 51二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 20:18:30
………これでノコギリくんが帰ってきたらなんて声かけようか
【そっとしておいた方がいいんじゃない?】 - 52幸運なる占星術師◆DDgEBcT466fW24/08/03(土) 20:18:40
- 53ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/08/03(土) 20:20:01
『ウミウシ・コンパス』の指針が激しくなってる
もうすぐ、『海廊』が大きく開くのか……これで俺もギルドに帰れるんだな、長いようで短い旅だったなぁ……
【小舟を漕いで海流の溜まり場へと近づく、だがいつからか深海の海流が上層まで上がってきたのか、漕がずとも『海廊』の開く場所へと流れていく】
【そして青年が見つけたのは、海面に大きく開いた『穴』であった、これこそがシウ博士が研究により導き出した別世界に繋がる海の道、『海廊』なのだろう】
博士の話じゃ、この世界に繋がってるのは俺のいた世界であることは間違いない……歴史上で確認された異邦人はみんな「ギルドの冒険者」と名乗っていたらしいし、ここを降りれば元の世界に……
【雪崩れ込むように落ちていく海流に身を預けて『海廊』に落ちようした刹那、どうしてもあの海賊たちの顔が脳裏を過ぎる】
【今頃戦っているんだろうか、アイツらはカイラギに勝てるだろうか、全員生きて帰れるだろうか】
【俺は、ここに居ていいのか】
…………ハハ、ハッハッハッ!
ああ、すっかり忘れてたよ
冒険者は「困ってるやつを見捨てないんだ」
【小舟の上に立って、海流に抗うように元来た道を見定めるように眺め、直後にノコギリ青年はいつものように笑って、小舟を漕ぎ直して海賊たちのいる場所へと戻っていった】
断るなんて言ったって、俺は帰らないぞ
みんなを助けて、その後に帰ってやる!文句は言わせない!だって海賊は自由にやるんだろ?
だったら俺も、みんなを助けるまでは帰らねぇ!
- 54紫24/08/03(土) 20:20:47
- 55二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 20:21:21
- 56ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/08/03(土) 20:21:32
【『界戦』は既に始まっていた】
【カイラギたち『桜花衆』を中心とした旗付きの大船団は、自分たちの数の利を活かして砲撃による飽和攻撃を仕掛け、仲間の船を巻き込んでも敵の海賊船を沈めようと攻め続ける】
【対してティードたち海拓者の連合艦隊は、モアの海流操作とミツバの液体変化、足りなくなった人員はタケヨシの分身能力で抑えながら攻撃を掻い潜っている】
ベル「敵の船が近づいたら一気に攻め落とせ!オレが切り込んでやるから、後のやつはすぐに船にダメージを与えろ!」
フェル「流石はわたくしのベル!攻撃の手は緩めませんわよ〜!」
グアン「フェル!あまり無理はするなよ、何かあったらすぐに船へ戻れ!」
グレイ「後方支援はアタシらに任せな!妨害行為なら右に出るやつはいないよ!」
【ベルヴィーユの能力で重力負荷をかけながら敵の動きを封殺、間髪入れずにフェルが大斧で船を破壊し、撃ち漏らした海賊をグアンとグレイが幻覚と窃盗の能力で無力化する】
バン「奇襲組の方は順調だ!俺たちも続くぞ!」
サレナ「防衛は任せろ、医者は治すだけではなく……壊すやり方も知っている!」
アル「右舷5時の方向、2隻接近、13秒後に来ます、3人も備えてください!」
イザ「まっかせてー!今はテンション最高潮!最初っから全力全開で行っちゃうよ!」
【五感を海と同調させ、戦況を瞬時に掌握したアルヴィースがバン、サレナ、イザールに伝え、バンは襲撃してきた海賊船に飛び移り槍でマストを折り倒し、サレナはこちらに飛び乗ってきた海賊たちをメスと縫合糸を組み合わせたトラップで捕縛、イザールは近距離転移を繰り返して海賊たちを海へと蹴り落としている】
シウ「さて……君らの出番だよ、行きたまえ我がウミウシたち、少々痛いと思うが今は力を貸してくれ」
【シウ博士は味方の船の近くに巨大化したウミウシを併走させ、防御の陣形を取りながら相手方の船の様子を見守っている】
- 57二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 20:21:53
- 58幸運なる占星術師◆DDgEBcT466fW24/08/03(土) 20:22:10
わ、ぁ……………
【困っている者は見捨てない、という信念にパチリパチリと控えめに拍手と賛美を贈る。自由という事は何を選ぶのかを自分で決められるという事だが、果たして善性を選ぶかどうか人の意思に依るのだろうから】 - 59二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 20:22:31
- 60ズタボロの青鬼さん24/08/03(土) 20:22:53
- 61女竜騎士24/08/03(土) 20:23:56
彼は大人しく言うことを聞くタイプではないもんね
- 62キュクロ=ギノン探索隊24/08/03(土) 20:24:05
- 63二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 20:24:30
………頑張れ!!
- 64【D・S】◆LXse3il6fw24/08/03(土) 20:25:41
- 65ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/08/03(土) 20:26:07
【そしてティードは1人、カイラギと真正面から戦り合っていた】
ティ「カイラギィィィィィ!!!」
カイ「そんなに叫ぶなよ元キャプテン!取り戻しにきたんだろ?奪い返しにきたんだろ?ならもっと殺す気で来やがれェェェ!!!」
【純粋な力で言えばティードの方が圧倒的に上、だがカイラギは長年この海で暗躍してきた海賊としての経験と、卓越した能力練度によって追い縋る】
【けれど、能力の相性さ故にカイラギは正面衝突に押し負け、ティードは捕まっていたユニを救出できた】
ユニ「ティード!よかった、無事に……!」
ティ「これでまずはおれの勝ちだ!カイラギ!」
カイ「…………ああ、そうだな?そいつが欲しいなら持っていくといい、どうせもう必要ねぇ」
【最初の攻防戦はティードに軍配が上がったように見えた、しかしカイラギにはまだどこか余裕があるように見え、ユニも青ざめたような顔色でカイラギを見つめた】
カイ「もうこっちには、“これ”があるからよ」
【邪悪な笑みを浮かべながらカイラギはティードに『石板』を見せつける、この海域にあった財宝なのだろうか、そうであるならば『石板』の正体はティードが求めていたあの秘宝】
ティ「それ……!まさか、“エニグマ・サイン”なのか!?オマエ、それで何するつもりだ!」
カイ「知ってるか?コイツが“エニグマ・サイン”と呼ばれる本当の理由を、歴史に刻まれた『謎の暗号』?そんな陳腐なもののわけが無いだろ!」
「コイツは『海の支配権』だ!この石板の所有者がコイツに願えば、海はその通りに願いを叶える!例えば……『俺に敵対している船を沈めろ』とかな?」
【カイラギが石板に手を当てて願いを言うと、海が急激に荒れ始め、味方側の船は荒波に攫われるように沈み始め、逆に敵方の海賊船は波を乗りこなして戦況を優位に進めている】
- 66亡国女王&金属商人◆UwIgwzgB6.24/08/03(土) 20:26:07
- 67幸運なる占星術師◆DDgEBcT466fW24/08/03(土) 20:26:34
- 68エデン77X24/08/03(土) 20:29:09
- 69二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 20:29:26
- 70亡国女王&金属商人◆UwIgwzgB6.24/08/03(土) 20:30:24
- 71紫がかった黒24/08/03(土) 20:30:49
紫黒「立て乙です」
「こんばんわ、僕はもう駄目です」
【開幕早々絶望顔をしている紫黒、紫黒のほうはSOUND ONLYでやらせてもらっています】
【彼は現在、直径2mを超える大蛇の腹の中にいる】
【依頼で密林探索&薬草採取を行っていたのだが沼の中から得物を狙う大蛇に狙われパクリと一呑み】
【ドロドロの体液にまみれながらいに向かっている真っ最中なのである】
「ギルドに来てからの一年に満たない短い期間、とても楽しい体験ができました…」
「でもウンディーネを故郷に返せなかったし刀も盗まれたまんまなのが未練だ……」
水精「諦めるな紫黒!今助けてやるから!」
【ウンディーネたち紫がかった黒メンバーでボコスカ大蛇を殴っている】 - 72ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/08/03(土) 20:31:12
カイ「ははははは!良いなぁ!こりゃ最高だよ!さいっこうに楽しいぜ!この海を支配した気分は!ちょっとした大波を起こす程度で人が簡単に死にやがった!」
「どうだ!見ろよユニ!この惨状はなぁ、お前が俺たちにコレの在処を教えてくれたおかげだよ!ありがとよ!これで俺たちは一生この海で楽しくやっていけるぜ!ははははは!」
ユニ「ああ!私の、私のせいでみんなが……!」
【一つでも間違えれば即殺されるような極限状態に放り込まれていたとは言え、敵に恐るべき力を与えてしまった自分に、吐き気がする程の嫌悪と憎悪を抱きつつ、あの『石板』が梅花皮和光という男の手に渡ってしまったことに対して、深い絶望へと落ちそうになるユニ】
ティ「オマエ……!許さねぇ……!」
【気を失ってしまいそうなユニを支えながら、自分の憧れた大秘宝を悪事に使うカイラギに対して、殺意に近いほどの憤怒を覚え始めたティード、『界戦』はここから更に激化していくだろう】
- 73二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 20:31:15
- 74葬装令嬢◆BuOGBplkzY24/08/03(土) 20:31:19
- 75紫24/08/03(土) 20:32:44
あのー、後どのくらいですか?
「うーん………十分くらい?」
【結構歩いているが、まだ到着しない。本当にあってるのか不安になるが、口には出さない】
うぅ……風景も不安になほぁぁ!?
「あ、そうだ。その辺に確か落とし穴が……あー」
【落ちてから注意されても意味ないのだが】
こ、これが予言かぁ………
【ちなみに問答の内容にあったのでこれが予言だろう。恐らくだが】 - 76二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 20:32:45
仲間が不運にあったかもしれない想像して笑うのはちょっと趣味悪いよ
- 77吟遊詩人◆h2EaMP/vZYMU24/08/03(土) 20:33:20
立て乙
登山の道なきルートを行く、のは疲れるね
【ピッケルを岩にぶっさしながら登っていく】 - 78【D・S】◆LXse3il6fw24/08/03(土) 20:33:20
- 79二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 20:33:27
- 80ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/08/03(土) 20:33:42
シウ「驚いたね……“エニグマ・サイン”とは、この海を支配できる『願いの石板』だったとは……」
「もしや、『フリード海賊団』の日記の最後に書かれたフリード船長の願いである、『この広い海をもっと旅したい、まだ見ぬ世界を冒険したい』という思いは、『海廊』を通した別世界との繋がりで生まれた、「膨張し続ける海と回遊者の発生」という形で現れたのか……?非常に興味深い話だが、そんなことを考えている暇はないな!」
タケ「拙者らの船がこうも簡単に……!?博士、ここは守る以上に沈没を防ぐのが良策でござる!」
【シウ博士の理論は当たっている、だがそれも今は関係のない話だ、すぐさまウミウシたちを呼び寄せて主力の船団のみでも守ろうと指示を出し、タケヨシは分身の生成を加速させてこの窮地を乗り切ろうとする】
アル「ウッ……く、やられ、ました………!」
イザ「副船長!?なになになに!?なんなのこの状況!アイツら海になんかしたの!?」
バン「サレナ!治療の準備をしろ!俺はこのまま奇襲組の方に加勢してくる!」
サレナ「分かった、だがすぐに戻れよ!お前まで治療するのは流石に骨が折れる!」
【劣勢に加えて五感を海と同調していたアルヴィースは、強制的に海が操作されたことで能力の影響を直に受け、片目が盲目となり鼓膜が片方破れる程のダメージを受けてしまい、海拓者連合軍は戦況把握が一気に出来なくなった】
ミツバ「モア!海流が一気に暴れ始めた!早く逃げよう!ここじゃアタシたちもすぐに沈む!」
モア「全然……言うこと聞かない……!海が、モアたちに攻撃してくる!」
ベル「チィィィッ!ふっざけやがって!こんなに都合のいいことが何回も続けられてたまっかよ!」
グレイ「待ちなベル!一旦退くよ!このまんまじゃモアとミツバが流されちまう!」
フェル「どうして急に海が荒れましたの!?先程までは雲が出ているだけで雨も降っておりませんでしたのに!」
グアン「カイラギだ……アイツが何か仕掛けたに違いない!フェル!まずは『ブラック・ノーチラス』に戻ろう!」
【その直後、バンが奇襲組に合流してその場にいた6人もまた海賊船へと戻っていったが、結果として30隻ほどあった味方の船は、いつの間にか主戦力の4隻までに減ってしまった】
- 81ズタボロの青鬼さん24/08/03(土) 20:33:43
- 82二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 20:33:52
ああいうアイテムってだいたい手に入れたやつがパワーに耐えられなくてうぎゃあってなるのが定番だけどどうなるかな
【わくわく】 - 83二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 20:34:47
- 84キュクロ=ギノン探索隊24/08/03(土) 20:35:15
そこが不思議とこなんだな。こう言うダンジョンってのは基本、奥に行けば行くほど性質が強まって敵も厄介になっていくものだろ?
キュクロ=ギノンの特性を氷雪と仮定するなら、それはむしろ深部に近付くに連れて強くなる方が自然だ
なのに、実際には地下階層に入ってから明確に寒さが弱くなってる
まーダンジョンの理屈なんざ千差万別、一意に言えるもんじゃねえってのはそうなんだけどな、それに……
【占星術師に視線を移す】
ギルドが出してる討伐依頼の等級に換算するならE~Bってとこだ。たまに強いのはいるんだが、そう言うのは大抵氷柱の中に封印されてる。溶かしたり割ったりしなけりゃ安全だ
地上ほどではないとは言え寒いのは寒いが、下手に熱気を用意すると敵に塩を送ることになるのだけ注意だな
(※後ほど設定スレに諸々を落として参りますわ~)
- 85機杖少女◆6veuLV54Yw24/08/03(土) 20:35:15
- 86女竜騎士24/08/03(土) 20:35:35
- 87二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 20:35:52
- 88エデン77X24/08/03(土) 20:36:12
- 89二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 20:36:33
- 90機杖少女◆6veuLV54Yw24/08/03(土) 20:37:28
- 91アノマス◆UBru6zWM0.24/08/03(土) 20:37:37
- 92幸運なる占星術師◆DDgEBcT466fW24/08/03(土) 20:37:55
- 93ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/08/03(土) 20:39:12
【ブラック・ノーチラス号に集った海賊たちは荒波を乗りこなすカイラギの方を見上げる、カイラギは下卑た笑い声を響かせながら一気に劣勢となった元仲間たちを見下ろした】
カイ「100対4……ああ、見ものじゃねぇか!歴史でもこんなに勝ち目のない『界戦』はなかったんじゃねぇか?なあアルヴィース、シウ博士!」
「それに女海賊のグレイさんもよぉ、大口叩いてくれたらしいがこのザマはどうだい?想像した結果通りだったか?」
「タケヨシ!俺たちゃ叢上水忍軍にゃ結構な世話になったが、今じゃ俺たちの方が数も質も上だぜ?」
【元『三海の覇者』の海賊たちを煽るように挑発するカイラギ、悔しさを滲ませながらも艦隊がほぼ全壊し、負けを認めざるを得ない状況に海賊たちは立ち上がる足を徹底的に挫かれた】
【自分たちが相手取っているのは『桜花衆』という「旗付きの海賊」ではない、自分たちが今も立っている『この海』が敵に回ってしまった、その事実があまりにも重くのしかかっていた】
ティ「……まだだ、まだ!」
ミツバ「ティード……」
サレナ「キャプテン……私たちにもう勝ち目はない……!私たちは海賊だ、海があるからこそ成り立つ者たちだ、だが今はその「海」が敵となってしまった!」
ティ「海程度で諦めるのか!?オマエらはそんなんで諦めるのかよ!こんなやつに海を渡していいのかいよ!」
グアン「オレも認められないけど、現状は変わらないん!カイラギがあの石板を持っている限り、オレたちは船も操れず、回遊者の能力も完全に発動できない……!」
フェル「ああ、ソーマさん……あなただけでも無事に帰れることを祈りますわ、ゴンさん……仇を取れなくてごめんなさい……」
バン「海がなきゃ海賊はやれねぇ、ティード……俺たちの負けだ」
ユニ「ごめんなさい……ごめんなさい……!」
【信じてきた仲間たちが諦めていく姿に、ティードはこの航海で初めて絶望と悲しみの表情を浮かべた】
カイ「ああ〜、イイ表情するなぁお前ら!けどもう一度見たら飽きちまったなぁ」
「もういいや!どうせ諦めてんなら一気に終わらせてやるよ、その方が楽になるだろ?」
【万策が尽き、海は支配され、海賊たちは自由を失った、もはや希望の光明一つも見えなくなり、目の前が敵の砲塔で埋め尽くされ、戦いの幕が強制的に下されようとした時】
【怒りを湛えた怨み深い唸り声が海に響き渡った】
- 94重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg24/08/03(土) 20:39:40
- 95機杖少女◆6veuLV54Yw24/08/03(土) 20:41:39
- 96アノマス◆UBru6zWM0.24/08/03(土) 20:41:48
- 97ズタボロの青鬼さん24/08/03(土) 20:42:07
- 98キュクロ=ギノン探索隊24/08/03(土) 20:42:55
- 99【D・S】◆LXse3il6fw24/08/03(土) 20:43:23
- 100アノマス◆UBru6zWM0.24/08/03(土) 20:43:55
- 101徒歩の少年&キレるナイフ24/08/03(土) 20:43:58
「蛇系の魔物のお腹の中は結構硬くて大変ですよね〜。元々ある程度獲物に暴れられることを織り込んだ生態なので!」
「ウンディーネさんが大量の水を飲ませれば消化できなくなるんじゃないでしょうか」
『溺れるだろ』 - 102ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/08/03(土) 20:44:08
カイ「……誰だ?せっかく人が気持ちよく戦いを終わらせようとしてる時に、心底気色の悪い声を出すのは」
『オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛……………!』
グアン「この声は……まさか!」
【海底から高速浮上してきたその船は、“口のような大きな裂け目”を船底に刻み、他の船を喰らわんとする幽霊船、『ヘイジング・バンダー』である】
バン「アイツ……なんで動いてやがる、もう船長を失って沈んだはずじゃ……!?」
??『それで諦めるのか!僕の知るティード海賊団はそんなことで諦める連中じゃなかったぞ!』
【バンダー号のマストに立ち、誇らしく堂々と“刃で貫かれた胸の傷”を見せながら、新しく船長となった男は檄を飛ばす、海賊たちはその聞き慣れた声に奮い立たされ、バンダー号の方を見上げる】
ゴン「全方位砲撃用意!僕に続け、海賊たち!」
カイ「テメェ、ビリー……!生きてやがったのか!この死に損ないが!」
【ビリー・ゴーディオ……否、「元ティード海賊団」権平惹、彼はバンダー号の新たな船長としてそこに立ち、かの幽霊船を率いて決戦の場に現れたのだ】
ティ「帆を全部張れ!」
バン「ああ!帆を張れ!そのまま砲撃の用意だ!」
【希望を持たせるために来たのか、復讐の続きを成しに来たかは分からない、だがゴンの表情は「殺意に囚われたビリー・ゴーディオ」のものではなく、いつも目にしてきた「大切な仲間、権平惹」の顔をしていた】
フェル「船長、準備完了しましたわ!」
グアン「念の為にカモメを操って敵の近くにガスを振り撒いておいた!行けるぞ!」
ティ「よし!それじゃあ合図を合わせていくぞ!」
【ティードはバンダー号にいるゴンの方へアイコンタクトを取る、ゴンもそれに気づいて頷き、カイラギたちの船に狙いを定めるよう、ポルターガイストで大砲を操る】
バン「3数えたら一斉に放つぞ!3!」
サレナ「2!」
ユニ「1!」
ティ・ゴン「「撃てェェェェェ!」」
【ブラック・ノーチラス、ヘイジング・バンダーを中心に味方船5隻全てが砲撃を乱射する、これまで荒波によって距離をとっていた『桜花衆』の海賊船は、近距離での砲撃を真正面から受け、可燃ガスに爆炎が点火してドミノ倒しに船が沈んでいく】
【100隻という船数の多さが災いしてか、砲撃の乱射によって想定以上の被害を被り、敵勢力は一気に壊滅状態へと陥った】
- 103重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg24/08/03(土) 20:44:12
- 104女竜騎士24/08/03(土) 20:44:21
力を借りるなら借りたことに敬意を払いたいよね
【横のケルメスとリリィを撫でつつ】 - 105二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 20:45:24
あの石板エンススが取ったらやばかったね
絶対融合して取り出せなくさせるよあいつ - 106アノマス◆UBru6zWM0.24/08/03(土) 20:46:48
- 107亡国女王&金属商人◆UwIgwzgB6.24/08/03(土) 20:48:06
- 108幸運なる占星術師◆DDgEBcT466fW24/08/03(土) 20:48:06
- 109女竜騎士24/08/03(土) 20:48:51
- 110紫24/08/03(土) 20:48:56
………泣きたい
【アレから色々と不運な目に会いながらも『帳の歯車』のある場所についたので採掘している】
【なお、《ウィル・ウィスパー》は帰ってしまったので帰りは帰還アイテムを使わないとだ - 111ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/08/03(土) 20:49:13
イザ「や……やった!やったやったやった!一気に壊滅させられたよ!」
ミツバ「相手側も総数8隻!能力もちゃんと使えるくらい復調してきたよ!」
シウ「荒波があるものの数の有利性はひっくり返ったようだね?加えてそこの幽霊船は『石板』の力の効力外らしい、形勢逆転だ!」
ベル「こっからはオレたちのターンだよなぁ!『桜花』の旗を掲げる奴は全員ぶっ殺す!」
ティ「やったな!ゴン!」
ゴン「ああ!……ああ、本当に色々とすまなかった、ティード……どうか今だけでも僕を仲間にしてくれないか?」
ティ「何言ってんだよ、オマエはずっとおれたちの仲間だったろうが!」
バン「よく戻ってきてくれたな、ゴン」
サレナ「全くだ……遅いとは言わないが、待ちくたびれるところだったぞ?」
フェル「再会でぎでゔれじいでずわ〜!まだ戦いの途中なのに、わだぐじ涙が止まりませんわよ〜〜〜〜〜ッ!!!」
グアン「ああ!ホントホント!オレも泣き過ぎて咽そうだぜ!ゴン!」
【再会に喜び合う2隻の船同士が並走する中、敵側の方にも動きが見られ始めた】
カイ「仲間……ああ、仲間仲間!ご立派な奴らだよ本当に!なら俺も俺の“仲間”を存分に使ってやるよ!“エニグマ・サイン”!目の前の奴らを殺せ!『俺に従え!この海の全てよ!』」
【『石板』に新たな文字が刻み付けられる、それと同時に石板がカタカタと震え始めると、呼応するように膨張する海がどんどん迫り上がってくる】
【その場に伝説の怪物を模した「海」が出現し、カイラギの側に帯同するように敵意を向けている、文字通り世界を賭けた戦い……もとい、「世界と敵対する」海賊たちの戦い、『界戦』の最終幕が上がった瞬間であった】
グレイ「海の怪物……!?エニグマ・サインは、あんなものまで出せるのかい!」
モア「石板が回遊者を作ったと考えれば、あり得るけど、スケールが違いすぎる……!」
グアン「カイラギを倒すにはまずアレを、だがボロボロのオレたちでどうすりゃ……!」
よぉ、良い船乗ってるじゃねぇか
シウ「なァ……ッ!?君は!?」
イザ「どうして、戻って……!?」
ティ「ソーマ……!」
【海賊たちが一斉に振り返り驚愕する、カイラギも突然現れたその声に驚きを隠せない様子だ】
【荒れ狂う大波を超え、小舟に立つ者が1人】
俺も船に乗せてくれよ、野郎ども
【世界でたった1人の冒険者が、そこにいた】
- 112ズタボロの青鬼さん24/08/03(土) 20:49:42
- 113吟遊詩人◆h2EaMP/vZYMU24/08/03(土) 20:49:51
借り物の力とはいえそれをちゃんとモノにする悪党もいるのが頭の痛い問題だね
【相変わらず山を登りながら】 - 114紫がかった黒24/08/03(土) 20:50:27
紫黒「あきらめない……」
「でもなぁ……」
【使える魔法は炎と影と獣】
【このヘビは水龍の系譜なので炎は効かない】
【影は光がないため扱えず獣魔法は影と紐づいて発動しているので発動不可】
「もうむりみ……」
「手元…武器……内側からの攻撃……」
【腰のところに手を当てると忌々しいがなんだかんだでいい相棒(相刀)となっている『夢現』が】
「……これちょうどいいじゃんか」
【『夢現』を抜きノコギリ部分でひっかく】
【すると大蛇は血を揺らすような音をだしてのたうち回る】
【妖刀『夢現』の能力は苦痛の増幅、ただでさえ軽減しにくい内臓からの痛みを増幅されたらたまったものではない】
【大蛇は紫黒を吐き出した】
- 115二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 20:50:28
スレ立て…お疲れ様、です……
【ずーっとメモ帳にペンを走らせていた魔女清掃員】 - 116エデン77X24/08/03(土) 20:50:50
- 117機杖少女◆6veuLV54Yw24/08/03(土) 20:51:00
- 118ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/08/03(土) 20:51:14
カイ「戻ってきやがったか異世界人……!お前は俺の計画の唯一のイレギュラーだぜ、ソーマよぉ!」
冒険者は常に未知を歩む者だ、それになカイラギ
世界に「あり得ない」なんてことは、あり得ねぇ!
どんな最悪の状況だってひっくり返せるし、この世界の海と戦える奴だっているんだぜ!
さあ!始めようぜ、決戦を!
ティ「……これでようやく全員揃ったぞ!野郎ども!今度こそ全てを奪い返すぞ!」
「おれたちがこの海に敵対する『最後の海賊』だ!」
【仲間たちの勝利に向けて吠えるような勝鬨と共に、世界の命運を賭けたマッチアップは整った】
【ティード率いる連合軍vsカイラギ率いる桜花衆】
【ノコギリ青年vs『世界の海』】
- 119二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 20:51:30
流石に凶なだけあったな……
- 120重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg24/08/03(土) 20:52:02
- 121亡国女王&金属商人◆UwIgwzgB6.24/08/03(土) 20:53:57
- 122幸運なる占星術師◆DDgEBcT466fW24/08/03(土) 20:55:07
『世界の海』。
途轍もない、領域の、お話、ですね?とても、心配に、なります。勝てるの、でしょうか。
【矮躯の占星術師は目を瞠り、戦慄した】
【星の理を解き明かす者として、異なる世界の星についての知識も参考として得ている。海。大いなる生命の源にして広大なるフロンティア────其れが丸ごと敵になるのだとしたら、とんでもない事だと】 - 123ズタボロの青鬼さん24/08/03(土) 20:56:02
- 124ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/08/03(土) 20:56:14
カイ「邪魔をするなァ!俺は今、この海の全てを支配している!」
「海賊ってのは海がなきゃ生きられねぇだろ?だったらさっさと、俺のために死にやがれ!」
フェル「絶対に退きませんわよ!わたくしたちが『最後の海賊』、アナタから海と自由を取り戻すまでは二度と折れませんわ!」
グアン「お前は一つ勘違いをしている!海があるからこそ海賊は成り立つけどな、海を奪われても海賊は死なない!奪われた海を取り返すのがオレの思う海賊だ!」
【フェルとグアンは抜群のコンビネーションを見せ、カイラギの右につけていた海賊船2隻を瞬く間に沈めた】
【敵海賊船、残り6隻】
カイ「イカれてんのかお前ら!俺が『石板』を持っている限り、そんな道理は通用しねぇって言ってんだよ!」
サレナ「海賊に道理を問うなどナンセンスだぞ?私たちはそんなものに従ってはいない、お前で言う「奪いたいから奪っている」だけさ、たわけが!」
バン「海を奪った?だからどうした、それだけで止まる俺たちだと思ってたのか!カイラギ!俺たち海賊は、自由を求め続けているからこそ、一つの場所には留まらねぇんだよ!」
【バンの特攻にサレナが合わせ、微細な隙も生まない苛烈な超連撃が左の2隻を叩き伏せる】
【敵海賊船、残り4隻】
- 125【D・S】◆LXse3il6fw24/08/03(土) 20:56:19
- 126アノマス◆UBru6zWM0.24/08/03(土) 20:57:23
もちろん、〈焔箒〉ちゃんが私に分けてくれたんだもの…そんな私がいたら許さない。
そうなると女竜騎士さんはお手本みたい…だね。
ふふ、よかった。元気が一番だよ
設計図かな?……焔、いつも頼りに使わせてもらってる。【ぎこちない、感謝の気持ちを伝えた】【不器用】
そう?…よかった…久しぶりに会えて嬉しくなっちゃって……元気そうで安心。
【笑顔を返した】
えぇ…これ、かなりいいものじゃ…!?
【即死に近い攻撃を、おそらく上級モンスターの攻撃でも一度だけ守ってくれるのでは?】
嬉しいんだけど重鎧さん、量産が叶わないってことはコストも凄いんじゃない…?
- 127ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/08/03(土) 20:57:54
カイ「クッソがァァァァァ!テメェら!何すぐ沈んでやがんだ!お前ら俺の部下だろ?ンなら早く対応しやがれ!」
ミツバ「まだ分かってないの!?そんなことじゃ仲間はついていかない!船は1人だけのものじゃないんだから!」
モア「フラッグスは欲望だけ、けどモアたちシーローダーは仲間を大切にする!」
イザ「一介の船長がそんなのも分かんないワケェ〜?ちょっとおバカなわたしでも分かるってのにさ!」
ベル「仲間ンために戦り合うんだよオレたちは!テメェ程度の支配なんざ受けてたまるか!」
【3人娘とベルヴィーユが突貫し、後方で構えていたカイラギの部下が乗る海賊船を瞬く間に撃沈させる】
【敵海賊船、残り3隻】
ゴン「僕はもうお前を父の仇とは思わん、今は仲間と敵対する者としてお前と相対するぞ!」
タケ「終いだ、手向けに繋がりの力をその身に刻んでいくと良いでござる」
グレイ「アタシの力もようやく使えるよ、タネさえわかりゃすぐに盗めるモンだね!」
シウ「最後までお祭り騒ぎか、悪くないね」
アル「ええ……これが、海賊ですよ……君もそう思っていましたか?ベリック……」
カイ「石板も道具も手下も、全てが……奪われる……この俺が、負ける……!?」
【油断した隙にグレイが“エニグマ・サイン”を盗み取り、アルヴィースの五感同調とタケヨシの分身が戦況の制圧を始め、シウ博士がトドメにウミウシたちをぶつけ、もう一方もゴンとバンダー号が仕留める】
【残るは、カイラギ1人が乗る船のみ】
- 128幸運なる占星術師◆DDgEBcT466fW24/08/03(土) 20:59:16
- 129アノマス◆UBru6zWM0.24/08/03(土) 21:00:46
違う世界の人達だけど…カッコいいなあ…輝いてる。
- 130ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/08/03(土) 21:01:34
カイ「ありえねぇ、ありえねぇ!俺が……俺が負けることはありえねぇ!石板を返せ!『海の怪物』よ!アイツらを沈めろぉ!」
ユニ「終わりです、カイラギさん……今のあなたがどんなに可哀想だとしても、私はもう、道を間違えたりしない!」
【カイラギの声に応えて大きく口を開ける『怪物』であったが、大きな衝撃を受け水飛沫をあげて吹っ飛び、目下の海ごと真っ二つに斬り裂かれる】
【小舟に乗るノコギリ刃の大剣を構えた青年と、船の先頭に立つ海賊旗を担いだ青年が、それぞれの武器を持って立っていた】
カイ「お前ら……お前らは一体何なんだよ……!」
何か?そう言われたら答えに困るな
ティ「でもまあ、一つだけ言えることはある」
「「海賊だ」」
【船に立つ『最後の海賊』たちを前に、カイラギは今まで実感してこなかった「死」の気配を直感する、だがそれに抗おうと全身から錆びた刃を生み出し、それを海賊たちの方へと飛ばす】
【『世界の海』たる怪物もまた再生し、再び大口を開けてこの海の底へと飲み込もうとする】
海だろうと何だろうと、俺たちの道を塞ぐなら喰らい尽くしてやる
ティ「仲間のため、海賊のため、オマエに奪われた海と自由の全てを奪い返す」
支配灰域、『荒神血起』
ティ「支配海域、『源天海旗』」
【この世界の海を内包した『海の怪物』は、神をも喰らう冒険者の創り出した「全てを喰らう灰の領域」へと消え去り、悪の総大将として君臨した『旗付きの王』は、この海を謳歌する最後の海賊が編み出した「大海の全てが込められた激浪の一撃」によって、その企みごと凪いだ海に沈められた】
【『界戦』、ここに終幕せり】
【この戦いの勝者は、海拓者の一群であった】
- 131紫24/08/03(土) 21:02:27
- 132二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 21:02:44
- 133ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/08/03(土) 21:03:07
勝った!やったな、みんな!
それにしてもティード、お前支配領域使えるのかよ!スゲェな、センスあるぜ!
ティ「いや……単に雰囲気に合わせて技を言っただけだぜ、何だ支配領域って?」
ティ「それよりも、オマエ……何でここに……」
バン「ああ、俺たちにとって最大の助けになったのはそりゃ……そうだが……」
【笑顔で振り返っても、仲間たちはどこか苦虫を潰したような、泣きそうなほどの辛さを痛感しているような表情をしていた】
グアン「お前、さっきのタイミングを逃したら、もう元の世界に帰れないんじゃないか……?」
フェル「こんなのって無いですわよ!シウ博士からソーマさんには大切なお仲間がいると聞いたのに!」
サレナ「目的の場所から引き返して、こんな私たちに構うなど……バカモノがッ……!」
ユニ「もう帰れないんですか……?本当に……?」
ゴン「ソーマ……君はどこまで……」
良いよ、例えどんなに時間がかかろうと帰ってみせる、それに長旅くらいなら俺の仲間は許してくれるって
ミツバ「もしこれから『界戦』も起きないくらい海が平和になっていったら、永遠にこっちにいるかもしれないんだよ!?」
イザ「私たちと一緒ならいっつも楽しいと思うけど……でも家族がいないなんて考えられない!」
モア「博士、帰る方法……もうないの?」
シウ「…………ああ、私はこの数字を毛嫌いしているが、こんな時に言う羽目になるとはな……」
「0%だ、もう……帰る手段はない」
アル「…………力及ばず、無念です」
タケ「ここまで残酷なことがあって良いはずがないでござる!何故……何故ッ……!」
グレイ「あ、あー……ちょっと悲観してるところ邪魔して良いかい?」
シウ「どうしたグレイくん、私は今必死に彼を返す方法を」
グレイ「この『石板』……まだ使えるんじゃないかい?“エニグマ・サイン”は海の支配権みたいなモンだろ?ならこいつで『海廊』を開きゃ良いじゃないのさ!」
ベル「姐さんがあのクソ野郎から盗んだこと忘れてんじゃねーよお前ら、全く心配かけさせやがって……ってオレに引っ付くな!フェルトに3バカ!」
【戦争の副産物は多大なるものを残していってくれた、ノコギリ青年が帰還できる道筋、仲間の最後の目的を果たすことができた海賊たちは、涙を流すほど大いに笑い歓喜した】
- 134重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg24/08/03(土) 21:03:34
- 135眼鏡の魔法使い24/08/03(土) 21:04:23
タテオツなのです!
もうここ数年は2本の杖がメインウェポンなのですよ
【右手の白い片手杖、マスターズスピリット】
【眼鏡の心から産まれたスゴイ杖!】
【使い勝手が良いのでよく使われる】
【左手の木製の長杖、マザーネイチャー】
【世界樹の枝を折って作られている】
【月翠金剛という、魔力を通しやすい素材が間に使われているのでビット攻撃ができるぞ!】
ふふふ……どれも欠けていたら私 いまここにいませんね - 136二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 21:05:26
- 137ぬいぐるみエンシェントドラゴン24/08/03(土) 21:05:27
がおー
【掃除機に吸われたくらいじゃ傷一つつかない頑丈なぬいぐるみが火を吐きながらギルドを低空飛行している】 - 138女竜騎士24/08/03(土) 21:05:57
- 139ズタボロの青鬼さん24/08/03(土) 21:07:29
- 140吟遊詩人◆h2EaMP/vZYMU24/08/03(土) 21:08:06
- 141ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/08/03(土) 21:08:25
じゃあ俺、今すぐにでも帰れるんだな!
やった、やったぜ!ハッハッハッ!
よかった!みんなを信じて戻ってきてよかった!
ティ「ああ!これが“エニグマ・サイン”……海の、海の権利書か!」
【大はしゃぎするティードとノコギリ青年、しかし再会と宝の入手を喜ぶ時間は少なく、もうすぐに別れの時が迫っていた】
シウ「待つんだ2人とも、ちゃんと世界が繋がる今日だけだ、今日でなければ二度はない!早く『海廊』を開くんだ、千載一遇のチャンスを逃してしまうぞ!」
えっ!?結局すぐお別れなのか!?
そんな……まだ宴とかにも出てないぞ俺!
グレイ「むしろまだ戻れることに感謝しな!仲間があっちで待ってるアンタは、本当はここに居ちゃいけないんだから!」
アル「ひとまず私たちとは……ここで永遠のお別れとなってしまいますね、残念なことではありますが」
永遠の……別れ……
そっか、もうそうなっちまうのか……速いなぁ
【戦いが終わって晴々とした夜空を見上げる、ずっとこの世界で探してきた道だ、ようやくみんなの待ってるギルドのある世界は帰れるのだ】
【だが「永遠の別れ」になるという話は、あまりにも唐突で、呆気なく語られるには受け止められないほど衝撃的な話だった】
- 142女竜騎士24/08/03(土) 21:08:27
- 143重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg24/08/03(土) 21:08:57
- 144ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/08/03(土) 21:10:30
タケ「別れを言わなければならないでござるな、短い再会だったでござるが……ソーマ殿、拙者は貴殿と出会えたことを生涯誇りに思うでござる、あと貴殿の食いっぷりは見事でござった!拙者生まれて初めて料理をつくれて良かったと思ったでござる!」
アル「冒険者ソーマ、私は貴方の中にありし日のベリックを幻視していました、彼も貴方のように正道を歩んでいたら今も我々と共にあったはず……いえ失礼、感情に浸っている場合ではないですね、ありがとう……!今は貴方に最上の感謝を!」
グレイ「ソーマ、アタシはこの海でアンタほど伊達なヤツには会ったことがないよ、本当ならアタシのものにしたいところだったけど……仲間が待ってるんじゃあ我慢するしかないわね、じゃ!戻っても頑張るんだよ!」
ベル「この海の最強はオレだ!と、言いてえけど……今日はお前の方が強かった、この海でオレよりつえー男はお前くらいだよ、だからそっちの世界でも最強になれよ!分かったか!?」
シウ「君は私がウミウシ以外に初めて親友だと思えた人間だ、多くは言わない…….けれど男の旅立ちを祝わないのも寂しいだろう?だから私からはこれだけだ」
「良い旅を!ギルドの冒険者!」
ミツバ「ソーマ、海賊レースの時はすっかり騙されちゃったけど本当にいい人だよね、晴れ渡った海みたいな……冒険者もそんな人が多いのかな?そうだと良いけど、とにかく一緒に旅してくれてありがとう!この海の1番の思い出になったよ!」
モア「モア、あなたに歌を聞いてもらった時、音痴って言われなかった、とっても嬉しかったよ!ソーマは良い人だ、だからこれからも良い人でいてね?」
イザ「もう帰っちゃうなんて寂しいよ〜!私と一曲踊ってから行かない?博士、ダメ?ダメなんだ……じゃあもうこれだけ!あなたとのレース、サイッコーに楽しかった!ありがと!」
ゴン「なぁ、僕も君みたいになれるかい?……いや、単なる憧れさ、僕は君の背にいつのまにか憧れていたのかもしれない、だからこそ最後の最後で戻って来れたんだと思う」
「僕と共に戦ってくれてありがとう、ソーマ」
- 145アノマス◆UBru6zWM0.24/08/03(土) 21:10:43
- 146占い好きのギルド職員◆BuOGBplkzY24/08/03(土) 21:11:20
- 147紫24/08/03(土) 21:12:56
- 148ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/08/03(土) 21:13:15
バン「もう二度と俺たちの方に引き返すなよ、戦士が背中を向けたら傷と恥がつく……俺との約束だぞ?」
「ソーマ、それと……ありがとな」
サレナ「馬鹿げた価値……私はお前にもそれを見出せた、絶対に忘れん、忘れるわけがないさソーマ、お前という仲間がいたことを私は一生大切にしていくよ」
「命と同じくらい大切なものとして」
グアン「オレは、お前のおかげでちゃんと自分に向き合えた、悪役みてぇな能力だからって勝手に腐ってたけど、お前はそんなオレでも信じて一緒に戦ってくれた、だからオレは……オレは……!ああくそッ、カッコ悪ィなちくしょう!もう戻ってくんなよバカ!絶対にな!クッ……ああ……!」
「全く!最高の、仲間だったぜ!」
フェル「わたくし……わたくしの海賊人生はアナタが変えてくれましたわ!わたくし、これまでは自分こそが最高の海賊だと信じていましたが、アナタのそのまっすぐな精神を見て、わたくしは自分の未熟さを痛感致しましたわ!だからそれに気づかせてくれたアナタは……最高の、海賊でしたわ……!」
「うぅ……やっぱり寂しいですわ〜〜〜〜〜ッ!!!うわぁああ〜〜〜ん!」
ユニ「私を、奴隷の身から救ってくれたのは、あの日のティードとソーマだった、あれからずっと忘れてないよ?ずっとずっと……あなたはこの海で出会った、私の大好きな仲間!」
「私を旅に連れ出してくれてありがとう、ソーマ!」
- 149エデン77X24/08/03(土) 21:15:09
- 150ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/08/03(土) 21:16:34
ティ「……じゃあな、冒険者」
ああ、じゃあな!海賊
【全員との別れを告げて、ノコギリ青年は海に開かれた故郷への道を歩んでいく、だがその前にティードががっしりと腕掴んで離さない】
どうしたんだよ、ティード
ティ「……まだ、渡してなかったや」
【そう言うとティードは、『石板』に何かを願うと、海水より自分の持っている海賊旗の剣と全く同じものを創り出した】
ティ「持ってけよ、おれと同じ旗だ」
ああ、ありがとう!良い土産ができた!
ティ「ちがう、あの……そうじゃなくて、おれはまだ、言わなきゃいけないことがあって……」
「えっと、あれ?何だっけ……くそ、邪魔するなよ、海の水でもないのにしょっぱいなぁ……この水……」
……ティード
ティ「ん……?」
なれよ、この世界で一番凄い海賊に
ティ「……オマエも……オマエもなれよ!凄い冒険者に!いつか世界を超えて、おれたちのところまで噂が聞こえてるような、凄い冒険者に!」
【溢れ出した海水のようなその水は、ティードの顔を止めどなく濡らし続ける】
【苦しい、痛い、悲しい、けれどこれは必要だと理解している、去り行く巨大剣を背負った赤い服の冒険者が元の世界へと帰っていく】
【この世界じゃ自分の仲間だった、けれどここからはもういない、もうこの世界には】
俺はこの冒険を絶対に忘れないぜ、相棒!
ティ「!!!」
【だが彼が帰る刹那にかけた言葉がその寂しさを忘れさせた、そう……死なないのだ、この海がどれだけ広くとも、この世界の時がどれだけ過ぎようとも自分の心には必ず居続けてくれる】
【それが本当の仲間なんだと、思い出させてくれた】
ティ「おれも……!おれもずっと一緒だ!」
「じゃあなソーマ!この世界で1番の冒険者!」
【そうして世界を繋がる『海廊』は閉ざされた、船にはもう“海賊”しか残っていない】
- 151【D・S】◆LXse3il6fw24/08/03(土) 21:17:07
- 152二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 21:18:29
- 153ノコギリ青年◆uk6skpr2fM24/08/03(土) 21:18:50
- 154声無し24/08/03(土) 21:19:07
(※立て乙です)
「さて、ダンジョンの構造的にはもう最奥…つまり今僕らの視線の先にあるのがボスエリアと目されるわけなんだが」
……
「……」
「……」
「一泊して体を休めてから突入しようか、ここをキャンプ地とする!」
【古いつり橋がかかる谷を目の前にして、パーティリーダーの剣士は宣言した】
フンス!『イェーイ!キャンプだ!』
「や、休める…!ずっと歩きっぱなしで疲れましたぁ…大きなダンジョンの攻略って大変ですね…」
「これでも中規模平面型ダンジョンだけどな…まぁ魔術で行動の補助もしてただろ、料理の準備はしておくから休んでてくれ」
カキカキ…スッ『この周囲に敵はいないし、ここまでくればトラップや危険な地形も目の前の谷以外にないからリラックスして大丈夫』【テキパキと脱いだニカブを木の間に広げて簡易なタープにし、その下にゴザを広げて魔術師に座るように示しながらノートをリーダーに見せる】
……『じゃあ私はラフィーアと一緒に谷に降りて水を汲んでくるよ、料理以外に体も洗いたいだろうし』ササッ…
「頼んだ……いや、難なく登り降りするのか、ここを…」【軽ーく崖に近づいてそのまま姿を消した声無しにちょっと呆れてる】 - 155エデン77X24/08/03(土) 21:19:21
- 156二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 21:20:03
ノコギリ君の英雄譚にまた1ページ……1ページで収まるかな
- 157【D・S】◆LXse3il6fw24/08/03(土) 21:21:14
- 158【D・S】◆LXse3il6fw24/08/03(土) 21:21:27
- 159紫がかった黒24/08/03(土) 21:23:41
- 160魔刀剣士◆BuOGBplkzY24/08/03(土) 21:25:02
- 161ズタボロの青鬼さん24/08/03(土) 21:27:50
- 162眼鏡の魔法使い24/08/03(土) 21:29:05
- 163亡国女王&金属商人◆UwIgwzgB6.24/08/03(土) 21:29:20
- 164表音魔術師@僻地の村24/08/03(土) 21:29:57
そう。よし、その調子……上手いぞ
【夜の宿屋。若い男女が一つ屋根の下、やることといえば──】
「……か、書けた!あとはこれに魔力を通す、んだよね……!」
【そう、魔術のレッスンだね】
「わっ!光った、光ったよディーノさん!」
おお!やったじゃないかシュナ、筋がいいぞ!
【村の少女シュナは結局悩んだ末に表音魔術についての教えを求めた】
【彼女は昼間のちょっとしたレッスンの時点で魔力の扱いをある程度身につけている。であれば実践から入っても問題はない……そう考えたディーノは、もし習得できれば日常でも役に立つであろう──そして、危険は少ない──"光"の文章を使い練習させることにした】
【用意された紙とペンはいずれも魔術触媒。おかげで初挑戦の少女であっても"魔術を行使する"感覚を体感し、覚えることができた】
「はぁー……これが魔術かぁ。都会の人はみんな使えるのかな?」
いやいや、そんなことはないよ。使えない人も、そして使わない人も大勢いる。人が多いからこそそこにも差が生まれるんだ
「そっかぁ。すごいなぁ、都会は。想像つかないや、私……ねぇディーノさん、もっと都会の話聞かせてよ!」
ははっ、魔術はもう良いのか?シュナは本当に都会に憧れてるんだな
「うん!だって、いーっぱい人がいて、たくさんのものがあって、見たこともないようなお店が並んでるんでしょ!?」
【キラキラと目を輝かせ都会への憧れを語る少女の様子を、ディーノは微笑ましげに眺める。そしてふと、思った】
じゃあシュナは、将来は都会に出るのか?
【何気ない質問だ。特に深い意図があるわけでもないし、こういった田舎ではよく話題に上がることだろう】
【しかしシュナは】
「……え?なんで?」
【きょとんとした表情を浮かべていた。「行っている意味がよく分からない」という風に】 - 165ぬいぐるみエンシェントドラゴン24/08/03(土) 21:30:05
- 166重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg24/08/03(土) 21:31:03
- 167ズタボロの青鬼さん24/08/03(土) 21:32:08
- 168ぬいぐるみエンシェントドラゴン24/08/03(土) 21:33:33
- 169紫24/08/03(土) 21:33:48
- 170アノマス◆UBru6zWM0.24/08/03(土) 21:33:58
不運が続くと嫌になっちゃうよね、そういう時は美味しいものを食べて…元気を出すのが一番。
(※こんなにいい武器を考えてくださって…感謝ぁ…)
んん、なるほど…魔力消費をして変形…
形もだいぶ大きくなるみたいだね?強力な弾丸を放てるように…………清掃員さん
【向き直ってぎゅっと抱きしめた】
……期待以上だよ、ここまで仕上げてくれるなんて…!
【嬉しさが隠しきれていない声色】
お、お疲れ様…生きててよかった…!
ミコト…いい名前。
魔刀お兄さんのメインウェポンを聞くのは初めてかも。
そ、そうだね…教えてもらわなければうっかり忘れてたかも…!ありがとう重鎧さん…!
- 171紫がかった黒24/08/03(土) 21:34:15
- 172重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg24/08/03(土) 21:35:21
- 173女竜騎士24/08/03(土) 21:36:02
- 174二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 21:37:11
- 175表音魔術師@僻地の村24/08/03(土) 21:37:45
なんでって、そりゃ……
【もしや無礼な質問だったか?そう考え、ディーノは僅か逡巡する】
ほら、一度は自分で見てみたりしたくないか?だからさ、大人になったら都会に遊びに行ってみたりとか
「あ、そういうこと?うん、それはいつか絶対!もーディーノさんったら、まさか"移り住まないのか"って言ってるのかと思ったよ!そんなのありえないじゃん!」
……そっか。ははっ、そうだな!
おっと、もう遅いぞ。家に帰らないと親御さんも心配するんじゃないか
「え?あ、そ、そうだね!帰らなきゃ……だね、うん!それじゃまたね、ディーノさん!」
【「明日も都会のお話聞かせてねー!」と元気よく手を振り帰っていくシュナ】
【部屋に残ったディーノは、対照的に怪訝な表情を浮かべていた】
(……おかしい、というほどじゃない。けど……何か引っかかる、な……)
- 176ズタボロの青鬼さん24/08/03(土) 21:38:02
- 177重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg24/08/03(土) 21:38:35
- 178二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 21:39:18
- 179ゴージャスお嬢様24/08/03(土) 21:40:17
- 180眼鏡の魔法使い24/08/03(土) 21:40:45
- 181亡国女王&金属商人◆UwIgwzgB6.24/08/03(土) 21:41:31
- 182ぬいぐるみエンシェントドラゴン24/08/03(土) 21:41:38
- 183ズタボロの青鬼さん24/08/03(土) 21:42:06
- 184紫24/08/03(土) 21:42:11
- 185吟遊詩人◆h2EaMP/vZYMU24/08/03(土) 21:42:54
- 186表音魔術師@僻地の村24/08/03(土) 21:43:08
- 187アノマス◆UBru6zWM0.24/08/03(土) 21:43:18
- 188ズタボロの青鬼さん24/08/03(土) 21:44:45
- 189紫がかった黒24/08/03(土) 21:44:51
紫黒「動きがここぞという時以外緩慢なのと胃酸が弱かったのに助けられましたね……」
「締め上げられなくてもやばかったけど全身骨折は免れました」
「ポーションごちそうさまです」
【マニュピレーターからポーションを受け取ってウンディーネに溶かした】
水精「全身から染み込ませる」
クシャミ「……移り住むのが無理…やっぱり村に縛られてるな」
鹿応「なんでかは知らんが…停滞もそこが原因かもな」
霜雪「村民がいなければ村も成り立たない、なにか成約でもあるんですかね、村全体にかかった」
紫黒「そこそこ早く治したいので医務室ですかね〜」
「病院嫌だなぁ……」
「香りが嫌だ……」
【病院特有の香りが苦手らしい】
美代「テンションがお高い!」
「金は何やっても基本溶けない面白い物質って聞いたことがあります」
- 190二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 21:44:53
吟ちゃんが着々コツコツとフラグを積み上げてるのなんか笑ってしまうんだよな
- 191紫24/08/03(土) 21:47:04
うーん……何かあるのかな……
- 192アノマス◆UBru6zWM0.24/08/03(土) 21:55:33
- 193アノマス◆UBru6zWM0.24/08/03(土) 21:56:15
- 194ズタボロの青鬼さん24/08/03(土) 21:56:59
- 195重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg24/08/03(土) 21:57:21
立て乙でーす!
【マニピュレーター拍手、とても虚しい音がする】 - 196二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 21:57:26
立て乙ー
- 197二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 21:57:37
- 198紫がかった黒24/08/03(土) 21:57:37
紫黒「立て乙です」
「ウンディーネ、とまって」
水精「いかなきゃっつったのお前だろ、ほらいくぞ」
【医務室に連行される紫黒】 - 199二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 21:57:50
200なら脱いだらすごい/脱いでもすごい
- 200二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 21:58:02