【閲覧注意】親密になったハレと退廃的な……をしたいってお話

  • 11◆Uy/51sLFKk24/08/07(水) 06:51:09

    なんていうか、自分は「先生」未満の、例えば「副顧問」みたいな立場のシャーレ勤めの人間になってさ。ハレと退廃的な世界で過酷したいなぁって。聞いてよ、先生方。そんな世界線の、ほんのちょっとした、妄想話。こんな時間だからさ、もう寝れないだろうし、良いでしょ?

  • 21◆Uy/51sLFKk24/08/07(水) 06:51:35

    さて、自分の上司でもある「先生」は知っての通り、生徒たちを教え導いてるわけだ。ある時は間違った道に進んだ生徒を叱り、許し、更生させてまっとうな道に戻してあげて再出発させる、みたいな感じ。

    でも、決してその道のりは一本道じゃない。想定される並行世界なんて云うのは、まぁ無数に想定できるんだよね。っていうか先生、けっこう危なっかしい橋を渡ることもあるから見ててヒヤヒヤするんだよ。そもそも敵みたいな存在も多すぎるし。

    だから今日の想定は、いきなりシャーレ周辺が吹き飛ぶ、なんてパターンで。

    さっき、自分から見た先生の在り方にちょっと触れたけど、先生って本当に中立なんだよね。どの学園にもなるべく変に肩入れしない。まぁ、自分は出来ないんだけど。思いっきりハレに肩入れしてる。いや、傍目に見たら全然清廉潔白な聖人君主、肩入れなんてしてない、なんて評価ならうれしいんだけどさ。少なくとも先生にはよくハレの話をしてるから、多分先生からしたら明らかにハレに入れ込んでるのが分かるんだろうなぁとは思う。

  • 31◆Uy/51sLFKk24/08/07(水) 06:51:58

    ハレと二人で、或いはみんなでエナドリでも飲みながらヴェリタスのデスマーチに付き合ったり、流石にハレの運動不足を無視できなくなって無理やり外に連れ出したり。それこそ最近はうだるような暑さが続くから、チヒロに頼み込んでキャンプセットを借りて多少なりとも涼しいところに連日キャンプにいったり。

    でも、ハレはキヴォトスの子で、自分はただの人間だから、結局運動不足のはずのハレに力負けすることも多いんだよ。それでも多少は力になろうと頑張って、なれてるんだけどさ。

    こんな日々が日常になっている時に、いつものように、でもいつもとは少し違ってより遠くにキャンプにでも行きたい。理由は何だって良い、それこそキャンプっていう非日常が、しかし日常になりつつあることにマンネリ感を抱いて、より非日常を求めた、とか。最近はより暑い、本当に猛暑の日々が続くから、より涼しいとこに行きたくなった、とか。

  • 41◆Uy/51sLFKk24/08/07(水) 06:52:30

    それで夜になって、シャーレで起きた一報を知りたい。もしかしたら携帯の電波は上手く入らないかもしれないから、ラジオで緊急ニュースを聞いて。知ってた? 携帯とラジオの電波帯、違うんだよ。

    「シャーレ一帯が突如大爆発を起こしました」
    「シャーレの先生の安否は未だ不明ですが……」

    とか。聞こえてくる。周りは真っ黒の中できらめく星の天蓋、どこまでも深く続いて抜けられないような雑木林。シーンと、静寂。そんな中で少し声に震えが混じっているようなラジオキャスターの声をハレと二人で聞くんだ。

    パン!

    って、ハレの持っていたグラスが地面の石に当たって割れた音に本当にびっくりしたい。気が気でない状態で聞こえる破裂音が銃声に聞こえて。自分はただの人間だから、一発当たれば致命傷、なんなら即死するかもしれない。グラスを取り落としたことに謝るハレに言葉にならない慰めをかけたい。

  • 51◆Uy/51sLFKk24/08/07(水) 06:52:51

    シャーレの方角を見たら、なんだか空が燃えている気がするんだよ。落ち着いて考えれば、そっちは西だから沈んでいった太陽の光がわずかに見えているだけだ、きっとそうに違いない、なんて呟きながらハレと一緒に寝るんだよ。毎回テントを2つ建てて、別々で寝てたのに、もうテントなんて手が震えて建てられやしない、なんて思って。

    少なくとも、自分とハレは一緒に寝ても咎められない程度には親密だ、ってこと。こんな事態なのに、そんな事実に脳を灼かれたい。

    なんだか不安になって眠れないハレと、ただ、ほぅ、とテントの天井を眺めていたい。それで、唐突に外が明るくなった気がして、「なんか外が明るくならなかった?」「気のせいでしょ」なんて会話をして、どうしても気になって外に出ちゃうんだ。

    明らかに燃えてるんだ。シャーレの方向。

    いや、燃えているというより、火柱の中にあるような。

  • 61◆Uy/51sLFKk24/08/07(水) 06:53:11

    何が起きているんだ、そう思いながら、「ミレニアムってどっち?」「あ、あっちのはず……!」なんて話して、ミレニアムの方向を見た瞬間に、閃光に目を焼かれたい。視野の内の、ほんの小さな、それでいて眠気も覚めるような閃光が、目に刺さって抜けなくなる。そんな感覚を覚えたい。そして、もう見えない閃光が脳に焼き付いて、夜空の星じゃないかってクラっとして、ラジオからの報せに絶望する。

    キヴォトスが未曽有の攻撃を受けています、とか。避難してください、とか。誰が狙われているかも、何が狙われているかも分からない。

    でも、ハレは賢い子だから、目の前にいる人も標的な可能性は十分にある、って気付くんだろうね、その時点で。自分? 多分バカだから気付かないよ。

    もしかしたら、ハレ自身もコイツに巻き込まれて死ぬことになるかもしれないなんて考えがよぎって、離れなくなってほしい。でも、この人は自分とは違って大人だから別に一人でも逃げられるかもしれない、じゃあ、別行動で逃げようか、なんて言おうとした瞬間に、離れようとしていた日常がハレに囁くんだよ。

    ハレに力負けしていた自分、それでも頑張ってハレたちに貢献しようとしてた自分。それを思い出して。きっと、この人と離れたら自分は助かるかもしれないけど、この人は死ぬって。ハレは人想いの優しい子だから、きっと自分の行動のせいで相手が死ぬことになるかもしれない、なんて耐えられないと思う。

    だから一人、覚悟を決めてほしい。この人に着いて行って、死なせないようにしなきゃ、って。

  • 71◆Uy/51sLFKk24/08/07(水) 06:53:40

    でも、ハレは人想いで、ミレニアムのことも大切に思っているから……ミレニアムに戻りたい、なんて言う。そして、二つ返事で「分かった」なんて言って、ミレニアムに向かいたい。

    ミレニアムは、高い技術力を持っているから建物の材質も良い。多分、全てが砂に帰っていくような爆発の中であっても、きっとがれきの山か、もしかしたら、なんとか原形をとどめているビル群が自分たちを迎えてくれるかもしれない。

    夜が明ける。ビル群を通り抜ける涼しいはずの風がどこか暑く感じられるんだ。もしかしたらロクに寝れていなくて体調が悪いのかもしれないけれど。今日は暑くなりませんように、そう願いながら更新されない天気予報が有難かったんだってしみじみと思うんだ。過去によれば今日は、比較的暑さが控えめ、なんて情報がどうか間違っていませんようにって願うんだよ。

    そして、ハレだけが生命の輝きを放つようなミレニアムを、ハレと歩いて回りたい。メカメカしいロボットもただ動きを止めて、そこらに転がっている良く出来たロボットなのか死体なのかも分からない焦げた人型を横目に、ハレだけが動いている世界に心の中で感嘆したい。きっと当のハレはそんな精神じゃいられないと思うけれど。

  • 81◆Uy/51sLFKk24/08/07(水) 06:54:13

    近くを通るだけで柱の一部が風化したように砂を吐いて思わず飛びのいて、明らかに歪んだ構造のビルの中を入口から見て中の惨状にハレがさっと目を背けて逃げるようにその場を去って、急にハレが進路を変えるから着いて行って、がれきと化しているビルを一目見て何も考えないようにして……

    ミレニアムに着いた時には夜明けだったはずが、あちらこちらと見回るうちに日が沈んで信じられないほどひんやりとした風が吹いてほしい。今日、生きている人を見つけることは出来なかったことも相まって熱気が死んだミレニアムに吹く風に二人で身を震わせたい。

    そうして、なんとか風を凌げる、寝具も残っていた持ち主の消えた一部屋を見つけて、少し二人で安心したい。でも、その部屋の近くを捜索しても見つかるのは動かなくなったロボット、倒れ伏して何も言わなくなった生徒、作りかけの機械。決して生きた何かは見つからずにやっぱり絶望してもいい。

    私は先生じゃないから今回の騒動の犯人とか動機とか目的とか、何も分からないけれど。とりあえず生きていることに安心したい。そうして、ハレと二人で昨日までは別の誰かが寝ていたはずのベッドに入るんだ。入る直前に、ひゅう、と風の音が窓の外から聞こえてくるんだよ。あぁ、寒いんだろうな。なんて思う。

    そして、先生のことやミレニアムのこと、ベッドの中で後ろから抱いたハレの温かみを感じながら二人でぽつぽつと話して、でも決してヴェリタスの部室周辺には近付かないようにしていることは言わないようにしたい。

  • 91◆Uy/51sLFKk24/08/07(水) 06:54:48

    そんな中でふと、「……その、当たってるよ」なんて脚をもじもじとされながらハレに言われたい。ハレは賢い子だから、ナニが当たっていることなんてとっくのとうに分かっている。なんならむっつりだし、ハレちゃん。

    突如として起きた爆発、僅か一晩で死んだ廃墟と化したミレニアム、つまり目的も分からないテロ。自分たちもいつ死ぬのか、そもそも狙われているのかも分からない恐怖。どうしても生物に眠る子孫を残す本能が呼び覚まされてしまう。

    そんな状態で、状況が状況とはいえハレと二人でベッドに入って、しかもお互いの熱を感じられるような距離にあるんだ。ハレのふにふにとした柔らかい身体が手の触覚に訴えかけて、ハレの優しい囁き声が耳を打って、昨日から着替えれていない濃厚なハレのうなじから香る匂いを吸い込んで、ハレの熱を全身で感じるんだ。

    どうしたって、雄の本能が刺激されてしまう。どうしよう、何を言おうと言い悩んでいると、耳まで顔を赤くしたハレが何も言わずに履いているショートパンツをス、とほんのちょっとだけ下にずらす感覚を感じたい。

    ただ熱気も、命も乗っていない虚ろな風が吹いている、静まり返ったミレニアムの片隅。お互いの小さな吐息と衣擦れの音だけが部屋に反響してさ。もしかしたらミレニアムにはまだ生き残りがいて、今も見られているかもしれない。ハレもそう思っているんだろう、視線を飛ばしてる。見られているかもしれない、お互いの心臓が早鐘を打って、ハレの吐息が艶かしく聞こえて、身体全体がどうしようもなく熱く感じて、ごくりと喉を鳴らして、

    ハレのショートパンツに手をかける。
    「ッ……♡」と、小さな声が、ハレから漏れて。

  • 101◆Uy/51sLFKk24/08/07(水) 06:56:36

    さて……

    先生方、おはよう。まずはちょっとした自分の妄想話にここまで付き合ってくれたことに感謝をしないといけないね。ようこそ、名無しの権兵衛が営むバーボンハウスへ。目は覚めたかい?

    もし、この物語に触れた貴方が「ときめき」のような感覚を持ったなら、それをとても大事にしてほしい。私も、あるバーボンハウスで貰った「ときめき」に突き動かされてこのバーボンハウスを開いたんだ。またこのバーボンハウスを開くかは分からないけど……もし、貴方がバーボンハウスを開いてくれるならこれほど嬉しいことはない。誰かが私をきっかけにして創作を始めることこそが、私の無上の喜びなんだ。

    じゃあ、注文を聞こう。それとも、テーブルのこちら側に来るかい? 任せるよ。スレタイに閲覧注意は付けたんだ、貴方のフルパワーでやっちゃってくれても構わないよ! でもスレ爆破は怖いからワンクッションは忘れないでね。

  • 11二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 06:58:21

    スレが爆破されたらBAR☆BON!ってか

  • 12二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 07:11:05

    このレスは削除されています

  • 131◆Uy/51sLFKk24/08/07(水) 07:11:52

    参考曲を忘れてたので貼り付けるなど

    「熱異常 / いよわ feat.足立レイ(Heat abnormal / Iyowa feat.Adachi Rei)」

    熱異常 / いよわ feat.足立レイ(Heat abnormal / Iyowa feat.Adachi Rei)


  • 14二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 18:27:17

    …わあ…

  • 15二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 18:29:10

    ヮァ〜

  • 161◆Uy/51sLFKk24/08/07(水) 23:39:07

    濡れ場に一切の自信が無いからバーボンハウス開業しちゃったけど誰かこの続きとか攻撃を受けた直後のミレニアムとかシャーレとかその他キヴォトス各地とかバシバシ書いてほしい
    ミレニアムやシャーレ以外が爆撃されてるかとかヴェリタスの子たちが生きてるかとか先生がどうなったかとかは言及しないでおいているので
    なんなら爆発の規模もヘッドカノンだ、最悪学園一帯が消失する規模の爆発でも良いゾ♡ 核爆とは言ってない
    ので生徒だけが消し炭になるテクストが付与されてるとかもアリだゾ♡
    己が性癖に従って書いて♡

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