- 1二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 23:39:58
「どうでした?トレーナーさん。今日の音頭だけのカラオケ大会。楽しめましたか?」
「良かったよ。音頭って思ったより、色々あって聴いてて楽しかった。それに盆踊りに合わせる為か、和太鼓の音と合わせた小気味よいものが多くて、キタサンみたいに踊りたくなる気持ちも分かったよ」
「えへへ、トレーナーさんにも音頭の魅力が伝わってもらえたみたいで嬉しいです」
そう言うと、勝負服を連想させる色合いの浴衣を着たキタサンは頬を赤らめながら、照れながらも嬉しそうに笑う。
彼女の誘いで行った、商店街の催しで開かれた、音頭だけのカラオケ大会。
参加者は老若男女色々で、昔から伝わる音頭から、アニメで歌われて聞いたことがあるものまで。実に幅広い選曲が、観客の拍手と合いの手、そして演者の歌唱によって披露されていた。
キタサンも参加者として、トレセン音頭を歌い、大いに盛り上げた。
それに加え、トレセン学園一のお祭り娘と言われる彼女は歌うだけには留まらない。何と、歌唱者の後ろで盆踊りを楽しそうに踊って、会場を賑わせた。
「今日は誘ってくれてありがとう。今度は聞くだけではなく、音頭を聞きながら盆踊りするのも楽しそうだ」
「それじゃあ、トレーナーさん!あと数日でここら辺で大きな祭りが開催されます。もちろん、盆踊りもありますから、一緒に行って、あたしと踊ってください!!」
そう言って、茜色に染まる夕焼けを前にこちらに手を出してくる彼女。
自分はその手を、しっかりと握って応える。
「ああ、いいよ。キタサンのお願いなら」
「やったーー!じゃあ、約束ですよ!お祭りの日はあたしと踊ってくださいね!!」
そう言って、祭りで踊る事を待ち望む子供のような笑みを浮かべ、彼女は手を振りながら夕暮れの道を駆けて行った。 - 2二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 23:41:48
夏のワンシーンって、感じで書きました
音頭って調べたら、色々あってすごいと思いました - 3二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 23:51:37
ウキウキキタちゃんかわいい
- 4二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 23:59:48
キタちゃんとお祭りに行きたいだけの人生だった
- 5二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 00:58:53
久しぶりのトレキタSSたすかる
- 6二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 07:27:43
お祭り行きたいなあ
- 7二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 09:04:21