- 1１24/08/08(木) 12:46:57
デュランダル議長が運命開始時点でミネルバとファウンデーションを競わせている世界で
その結果生じる事態の収拾と後始末、関係各所へのお詫び、艦と国の運営に関わる様々な雑務を
協力して担当するスレ（実質12スレ目）。
原作とは異なるCPが成立する可能性がありますので、そちらが苦手な方はご注意ください。
今のところは原作CPが強いです（※タリア艦長とデュランダル議長は完全に破局しました）。
- 2１24/08/08(木) 12:47:22
- 3１24/08/08(木) 12:47:44
初代スレ
ここだけデュランダル議長が｜あにまん掲示板運命開始時点でミネルバとファウンデーションを競わせている世界。https://bbs.animanch.com/thumb_m/2949369/1https://bbs.animanch.com/th…bbs.animanch.com2つ目
これは胃痛枠の二人が｜あにまん掲示板デュランダル議長が運命開始時点でミネルバとファウンデーションを競わせている世界でその結果生じる事態の収拾と後始末、関係各所へのお詫び、艦と国の運営に関わる様々な雑務を協力して担当するスレ。https:…bbs.animanch.com3つ目
【CP注意？】これは胃痛枠の二人がpart２｜あにまん掲示板デュランダル議長が運命開始時点でミネルバとファウンデーションを競わせている世界でその結果生じる事態の収拾と後始末、関係各所へのお詫び、艦と国の運営に関わる様々な雑務を協力して担当するスレ（実質3スレ目…bbs.animanch.com4つ目
【CP注意？】これは胃痛枠の二人がpart3｜あにまん掲示板デュランダル議長が運命開始時点でミネルバとファウンデーションを競わせている世界でその結果生じる事態の収拾と後始末、関係各所へのお詫び、艦と国の運営に関わる様々な雑務を協力して担当するスレ（実質4スレ目…bbs.animanch.com5つ目
【CP注意？】これは胃痛枠の二人がpart4｜あにまん掲示板デュランダル議長が運命開始時点でミネルバとファウンデーションを競わせている世界でその結果生じる事態の収拾と後始末、関係各所へのお詫び、艦と国の運営に関わる様々な雑務を協力して担当するスレ（実質5スレ目…bbs.animanch.com6つ目
【CP注意】これは胃痛枠の二人がpart5｜あにまん掲示板デュランダル議長が運命開始時点でミネルバとファウンデーションを競わせている世界でその結果生じる事態の収拾と後始末、関係各所へのお詫び、艦と国の運営に関わる様々な雑務を協力して担当するスレ（実質6レ目）…bbs.animanch.com7つ目
【CP注意】これは胃痛枠の二人がpart6｜あにまん掲示板デュランダル議長が運命開始時点でミネルバとファウンデーションを競わせている世界でその結果生じる事態の収拾と後始末、関係各所へのお詫び、艦と国の運営に関わる様々な雑務を協力して担当するスレ（実質7スレ目…bbs.animanch.com8つ目
【CP注意】これは胃痛枠の二人がpart7｜あにまん掲示板デュランダル議長が運命開始時点でミネルバとファウンデーションを競わせている世界でその結果生じる事態の収拾と後始末、関係各所へのお詫び、艦と国の運営に関わる様々な雑務を協力して担当するスレ（実質8スレ目…bbs.animanch.com9つ目
【CP注意】これは胃痛枠の二人がpart8｜あにまん掲示板デュランダル議長が運命開始時点でミネルバとファウンデーションを競わせている世界でその結果生じる事態の収拾と後始末、関係各所へのお詫び、艦と国の運営に関わる様々な雑務を協力して担当するスレ（実質9スレ目…bbs.animanch.com10個目
【CP注意】これは胃痛枠の二人がpart9｜あにまん掲示板デュランダル議長が運命開始時点でミネルバとファウンデーションを競わせている世界でその結果生じる事態の収拾と後始末、関係各所へのお詫び、艦と国の運営に関わる様々な雑務を協力して担当するスレ（実質10スレ…bbs.animanch.com - 4１24/08/08(木) 12:49:28
このスレのメイントリオ
ギルバート・デュランダル
プラント最高評議会議長。本編とは異なりファウンデーション王国を味方に引き入れて戦う。
タリアを愛していたが求婚を断られ愛人関係も清算する羽目に。
このスレでの主な役割はアーサーとイングリットに無茶ぶりをしてくるブラック上司。
「人の心あるんか？」案件をよく引き起こすが、それでもちっぽけな良心はある。
デストロイによるロゴスの攻勢もさることながらアスランのオーブ軍復帰で政権崩壊の危機にある。
シンへの好感度21 プラントからの支持率95（ただしアスランが離反すると43に低下）
アーサー・トライン
ザフトの最新鋭艦ミネルバの艦長代行。黒服。
ユニウスセブン破砕の活躍で「ディオメデスの槍」「ミネルヴァのフクロウ」として有名になり、その後も武功を挙げ続ける。
このスレでは砲撃におけるノイマン枠（※原作でも火器管制ではとても有能の可能性あり）
色々とやり過ぎた結果戦後のプラントに居場所がなくなりそうな今日この頃。
シンへの好感度23。アスランへの好感度45 胃のダメージ73はいまだ回復の兆しも見えない。
イングリット・トラドール
ファウンデーション王国宰相付秘書官で女王親衛隊のメンバー。このスレではデュランダル議長の事実上の秘書官。
議長不在でも任命状により、ザフトでなら黒服級、行政府なら高級官僚級の情報閲覧権とオブザーバー参加権を認められている。
オルフェを深く愛しているが（恋愛度96）、異父妹であることを理由にアウラから反対されている。
オルフェとは物理的に遠い職場等このスレでも幸薄いが、アーサーとは仲直りした。
何気にメイリン、アビーと仲も良い。
シンへの好感度も103であり【シンのお姉ちゃん（名誉）】の称号を持つ（恋愛度昇華済み）
ミーアへの好感度67 議長への好感度46 アスランへの好感度76 精神ダメージ58
- 5１24/08/08(木) 12:50:17
議長の真の腹心枠
タリア・グラディス
ミネルバの元艦長で現在は議長の特命補佐官。白服。戦女神ミネルヴァの異名を持つ。
デュランダル議長の元愛人。一児の母（シングル）。
愛息ウィリアム君の未来のために議長の陰謀に加担。
プラントでの人気でアスランをしのいでいる（109）ため、彼女の存在がデュランダル議長の命綱
アーサーへの好感度48 シンへの好感度55 アスランへの好感度21
レイ・ザ・バレル
ザクファントムのパイロット。シンのずっとも三人衆のリーダー（シンへの好感度107）。赤服。アスランへの好感度41
クレタ沖で負傷しザクファントムも大破した。
リデラード・トラドール
ファウンデーション王国女王親衛隊のメンバー。イングリットの異母妹。
このスレではミネルバに馴染み、特にメイリンと親しい。
自我の確立と使命との両立に悩む。
アーサーへの好感度100そしてナニカ度1。 シンへの好感度20 議長への好感度25 アスランへの好感度29
ダニエル・ハルパー
ファウンデーション王国女王親衛隊のメンバー。
このスレではミネルバに馴染み、特にヴィーノと親しいがシンとも友情を育んでいる。
自我の確立と使命との両立に悩む。
シンへの好感度40 アーサーへの好感度38 議長への好感度84 ヴィーノへの好感度60 アスランへの好感度65
ヨウランへの好感度82 レイへの好感度67
- 6１24/08/08(木) 12:53:56
胃痛追加枠
ミーア・キャンベル
ラクスの影武者。プラントでの人気は125というチート性能。ラクスからも公認されている。©ラクス・クライン。
アスランとは偽装カップルの関係だったが、そのせいで正体バレの危機に直面している。
議長への好感度 73 アーサーへの好感度100(恋愛度1無自覚) シンへの好感度37 オルフェへの好感度12 イングリットへの好感度85
アスランへの好感度37
イザーク・ジュール
アスランの同期。白服。本国での評価は低い。
シンから憧れられている（シンからの憧れ54）シンへの好感度98
月面から地球へと左遷され、アスランの後任としてMS隊の責任者になった。
ミネルバのご意見番。雰囲気を締める役割の人。
ディアッカ・エルスマン
イザークの女房役。イザークのMS隊隊長就任によって副隊長になった。緑服。
シンへの好感度85
◎シホ・ハーネンフース
シンへの好感度71
アビー・ウィンザー
ミネルバの新人オペレーター。このスレでは情報部所属という独自設定がある。
メイリンやイングリットと打ち解け、ミネルバの情報チートを支える。
アーサーへの好感度19
- 7１24/08/08(木) 12:55:16
ミネルバクルー
シン・アスカ
原作主人公の一人。インパルスのパイロット。赤服。
このスレでは周辺環境はかなり改善されていて、基本柴犬状態。
カガリとの和解とオーブへの帰還を経て、オーブへの愛を自覚し、その上でプラントの人間としての覚悟を固めた。
好感度ダイスに【レディキラー年上特化（＋20％ ただし好感度合計は最大100）】のボーナスあり。
自分の中の恋心を理解せずにルナマリアに告白のようなものをしてしまう。
実は書類上のミネルバ搭載MS隊のトップ（実働1名）
ルナマリアへの好感度96 アスランへの好感度41
ルナマリア・ホーク
ザクウォーリアのパイロットでシンのずっとも三人衆の紅一点（シンへの好感度114 恋愛度53）。赤服。
シンが曇ると察知して胸の中で慰めてあげる自称お姉ちゃん筆頭だったが、恋心を自覚した。
クレタ沖海戦で負傷し乗機も大破したが、そのせいでシンと新婚夫婦状態に。アスランへの好感度20
メイリン・ホーク
ミネルバのオペレーター。ルナマリアの妹だが、シンの姉を自称する一人でもある。
アーサーを隠れ蓑にあちこちハッキングしている模様。
アーサーへの好感度69（おもしれー男度73） シンへの好感度67 アスランへの好感度14
◎ヴィーノ・デュプレ
シンへの好感度42 アスランへの好感度82
◎ヨウラン・ケント
シンへの好感度140 アスランへの好感度87
◎ミネルバの整備クルー
シンへの好感度33 アスランへの好感度90
◎ミネルバの整備以外のクルー
シンへの好感度62 アスランへの好感度27
- 8１24/08/08(木) 12:57:15
ファウンデーション王国
◎アウラ・マハ・ハイバル
シンへの好感度 -7固定 アーサーへの好感度48
オルフェ・ラム・タオ
ファウンデーション王国宰相。イングリットから愛を捧げられているがアウラから反対されている。
アウラとデュランダルから戦後のことを丸投げされて心労が増している（心理ダメージ残94）。
頼みの綱のイングリットもミネルバ残留の為癒しが無い。
アーサーへの好感度54 シンへの好感度84 アウラへの好感度43(恋愛度34) イングリットへの好感度70
リデラートへの好感度61 タリアへの好感度69 ルナマリアへの好感度94 議長への好感度94
メイリンへの好感度18 カガリへの好感度４ ミーアへの恋愛度37 ラクスへの恋愛度昇華済み
◎シュラ・サーペンタイン
アーサーへの好感度83 シンへの好感度51 議長への好感度39
◎リュー・シェンチアン
アーサーへの好感度4、シンへの好感度96 議長への好感度46
◎グリフィン・アルバレスト
アーサーへの好感度58 シンへの好感度28 議長への好感度30
- 9１24/08/08(木) 12:58:08
オーブ連合首長国
カガリ・ユラ・アスハ
オーブ連合首長国代表首長。オーブを取り戻すためにアークエンジェルで帰国の途に就いた。
このスレではシンと和解。あまつさえシンのお姉ちゃんを自認するようになり、【シンの真の姉】の称号を得た。
ユウナへの好感度16 ウナトへの好感度76 トダカへの好感度48 ソガへの好感度20 議長への好感度71
ラクス・クライン
オーブ奪回作戦にアスランのオーブ軍復帰と表舞台に戻らねばならない時が近づいている。
キラへの恋愛度82 オルフェへの恋愛度抹消済み シンへの好感度88
ルナマリアへの好感度83 リデラートへの好感度57 ダニエルへの好感度58
キラ・ヤマト
原作主人公の一人。アークエンジェル一党の中心人物。
アスラン・ザラ
オーブ国防軍三佐。ザフトにFAITHとして出向していた。ミネルバのMS隊隊長は辞したが乗機のセイバーはレンタル継続中。
プラントでは共に凄まじい人気（アスラン108、ミーア125）なのでラクス（ミーア）とは契約上偽装カップルだった。
上記の事情とカガリへのプロポーズがミネルバ艦内で広まっている為女難はないが、女性からの好感度は低い。
議長の支持率の命綱の為腹心として扱われ、アーサー並みには裏事情を明かされている。
オーブ軍に合流したため復帰しており、議長の政権運営に赤信号が点灯した。心理ダメージ22。
トダカ
オーブ海軍一佐。シンの恩人。カガリからひそかに接触を受け、その指示で行動する隠れアスハ派（軍部主流）
カガリの命に従い、クレタ沖で降伏し、現在は捕虜のまとめ役。
◎アマギ
トダカの副官。捕虜のまとめ役をしている。
ババ
オーブ軍のエース。乗機はムラサメ。アスランの部下として対デストロイ戦に参加予定
- 10１24/08/08(木) 13:00:01
ロゴス陣営
ロード・ジブリール
ブルーコスモスの盟主にしてロゴスのメンバー。
プラントを壊滅させるため、ユニウスセブン落下に乗じて地球連合にプラントへの宣戦をさせた。
しかし、国民感情は盛り上がらず、プラントへの核攻撃も失敗したため責任を追及される。
禁断の地上での核攻撃によって戦争中は辞めさせることもできなくなった無敵の人。
まぁ、戦争が終われば勝っても負けても処刑一択とも言う。
デストロイによってユーラシアに死と破壊を振りまくが本人はオーブ滞在中
ネオ・ロアノーク
ファントムペインの指揮官の一人。
クレタでも敗れ、その境遇は？
スティング・オークレー
エクステンデッドの一人。クレタ戦で獅子奮迅の働きを見せ、レイとルナマリアを負傷させた。
消去されたはずのアウルの記憶を取り戻している。
ユウナ・ロマ・セイラン
オーブ黒海派遣軍総司令官。
自らの保身と欲望のために国是に背いたとして拘束された。
現在はザフトの捕虜。
- 11二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 16:02:09
スレ立て&まとめ乙です！
- 12１24/08/08(木) 20:20:36
本日は使予定でしたが急用が入ってしまいましたので通常の投下をお休みいたします。
ごめんなさい。
お詫びと言っては何ですが没イベント
トダカ説得編を2レスほどでお送りいたします。 - 13二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 20:21:12
おつです！
楽しみにしております！ - 14１24/08/08(木) 20:25:05
シンとトダカ説得勝負
シンの勝利
「分かった、オーブ海軍派遣艦隊の残余はこの時をもって降伏する」
「トダカさん！」
「…男子三日会わざれば…か。立派になったな、オーブの…否プラントの若き戦士」
オーブ艦隊の運命は三つに分かれた。
命を落とした者
ユウナを守って大西洋連邦軍と共に退いたものたち
ザフトに降伏した負傷者たち…結局タケミカヅチは沈んだが艦内の生存者はミネルバに救助され捕虜となった
- 15１24/08/08(木) 20:32:13
トダカの勝利
「馬鹿者！君はプラントの戦士となる事を選んだのだろう！」
「それに君以外の移民たちの事も考えろ！」
「オーブが敵となったことで肩身が狭い思いをしている彼らにとって君の活躍は自分たちの潔白を主張する希望だとは思わないのか！」
「そんなの顔も知りませんよ！そんな居るかもわからない人たちの為に恩人の貴方を討つなんて…僕には、僕にはできない！」
「甘ったれたことをぬかすな！君はザフトレッドなのだろう！？」
「君が腑抜けているというならそれもいいだろう！このままミネルバを落としてオーブ軍人の強さと覚悟を世界に示すだけの事」
- 16１24/08/08(木) 20:37:35
「シン、このままじゃミネルバが」
「くそーっ、何でなんだよ。何でこんなことになるんだ。セイランの馬鹿野郎どもが！」
「…泣くな！理不尽に負けるのが嫌なら強くなれ！」
「この世界のありようを変えられるように強くなれ、オーブの子ォオオオオオオ！」
「うわぁぁぁぁぁぁぁ！」
タケミカヅチ、ザフト機インパルスによって撃沈
この経緯はシン・アスカが戦後トダカの遺族に向けた手紙で明らかとなった。
後日回収されたタケミカヅチのブラックボックスでもこの会話の存在は確認されている。
トダカ海将（死後特進）とザフトレッドになったオーブの子との挿話はこの戦争の悲劇の一つとして、
オーブでは長く語り継がれた
3レスになりましたが本日の投下はここまでです。
書き溜めで明日の分はコメディシーンのはずがシリアスになてしまったのでちょっと違和感あるかもしれませんが
明晩をよろしくお願いいたします。
- 17二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 07:41:10
投下乙です。
シン説得失敗しなくて本当によかったな
ババさんもトダカさんも生きてくれてうれしい - 18二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 17:03:31
待機保守
- 19１24/08/09(金) 20:08:29
本日は21時から投下予定です。
よろしくお願いいたします。 - 20二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 21:05:06
このレスは削除されています
- 21１24/08/09(金) 21:06:10
投下を再開いたします。
よろしくお願いいたします。
報告編
「クレタ沖にて地球連合軍艦隊と会敵。出現したデストロイ並びに地球軍艦艇7隻を撃破」
「オーブ軍空母タケミカヅチ並びに赤道連合艦艇4隻を降伏させました」
「フ…（やってくれたな、アーサー）」
「なお、撃破したデストロイは中破状態でタケミカヅチ甲板に保存してあります」
「ホウ（やってくれたな、アーサー！）」
「ですが、この戦闘でレイ・ザ・バレル、ルナマリア・ホークの機体が大破、両名も負傷いたしました」
「何！（レイが負傷しただと！）」
- 22１24/08/09(金) 21:16:01
「オーブ軍の総司令官ユウナ・ロマ・セイランはアスラン・ザラ三佐によって捕縛され、わが軍に引き渡されました」
「ん？（ザラ三佐が引き渡した？）」
「…ザラ三佐はオーブ黒海派遣艦隊に合流すると共にオーブ軍籍への復帰を宣言。FAITH資格の返上とザフトからの退役を希望しています」
「アーサー！（か、勝手なことをー！）
「…デストロイ討伐が控えていますのでその完了までは我々に同行し、引き続きセイバーに搭乗します」
「アーサー（せ、セーフ…か！？）」
「オーブ軍籍のままで」
「アーサー！！（まだ、オーブとプラントは戦争状態にあるのだぞ、許せるわけがないだろう！）」
- 23１24/08/09(金) 21:23:16
「（聞こえないふりをして）また、オーブ軍からもザラ三佐の部下が1名、ムラサメと共に同行します」
「アーサー・トライン、君は！（ふざけるな！！）
「それでは、報告はこれにて。ミネルバは直ちにディオキア前面に展開、デストロイを撃破します。ミネルバより以上」
（通信遮断）
「アーサー！」
「…通信を切ったようですね。メイリンの仕業でしょう…私から改めて連絡を取ります」
「それまでにアスラン・ザラがオーブに復帰した事とラクス・クライン嬢の真実についても対処をお考えになられた方がよいかと」
- 24１24/08/09(金) 21:29:01
「タリア、それにしても急すぎるだろう。私たちにも段取りというものが」
「異議申し立てなのでしょ。疑っている…いえ確信すらしているのでしょうね、アーサーとアスランは」
「黒海、そしてヨーロッパ西部でのデストロイによる虐殺があなたの仕込みなのだと」
「それは違う！…たしかに核兵器の地上での使用をするように仕向けたし、ジブリールの地位保全に助け舟を出した」
「だが、こんな、こんなことを望んだわけでは…」
「『ロゴスの罪を明確にするために1発は黒海東岸に向けて撃たせようかも思った』…あなたはかつてそう言ったのよ、ギルバート」
「核で焼くのもデストロイで焼くのも人が死ぬことには変わりがないわ。いえ、後遺症や規模のことも考えれば核の地上使用の方が質が悪い」
「あなたはこの光景に責任があるの。それを覚悟の上で戦争を起こさせたのでしょう？」
「それを今更可視化されたからと言って怖気づかれてもね…プラントの国民としても、ザフトの軍人としてもそれこそ『ふざけるな』よ」
- 25１24/08/09(金) 21:43:44
「う…あ…違う、私はこんな、つもりじゃあなかったんだ！」
「こんなつもりじゃなかった。失敗した指導者たちは皆そう言うわね」
「私たちの想定以上に民衆が愚かで暴走してしまった、と」」
「甘えないでくださいな。あなたたちも想定はしていたはずでしょう、数字という形で」
「それが現実として具現化した途端に逃げ口上とは情けないにもほどがあるわ」
「う、あああ、違う、私は、私は…許してくれ、助けてくれ、タリア。今度は捨てないでくれ」
今回はプライドを捨てて縋りつくことが出来た
「…まったく、貴方という人はバカなんだから…いいえ、それは私もね」
「私は子供が欲しかった。だからこそあの時あの人に一緒に来てもらってまでしてあなたと別れた」
「なのに、結局は私は母親になり切れなかった。息子の父としてのあの人を尊重はできたけど、夫として男として愛する事はできなかった」
「ウィリアムにも言われたわ、『母さん、無理をしてお母さんをする必要はないんですよ』ってね」
「親はなくても子は育つとはよく言ったものよね…」
「本当、私ってバカ…こんな人を見捨てる事も出来ないのだから」
部屋の明かりが消えました。
- 26１24/08/09(金) 21:49:57
おかしい。アーサーの報告を受けるデュランダルの一喜一憂と、結局政権崩壊の危機に大慌てになるコミカルシーンのはずが
私は何故議長のラスボス脱落並びにタリアとの焼け木杭に火シーンを書いているんだろう。
ジブリールが負け続けなのにラスボスの階段を上がっているからなのだろうなぁ
書いているうちにどんどん議長が情けない方向に振れていって止まらなかった。
タリアさんは100でNOと出た以上結婚endはないと思っていますが、愛人関係は復活しそうな気配です。
ここまで拒絶されるところを見ると当スレのデュランダルは家庭人としてはとても駄目な人なのでしょうねぇ
（ウィリアム君を猫かわいがりして甘やかすのかもしれないとふと思ったり） - 27１24/08/09(金) 21:53:58
しばし離籍いたします。
再開は22時20分の予定です - 28二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 22:07:13
議長、今度はちゃんと言えたじゃねえか……
本編見る限りでも、タリア艦長って案外情が深いというか、一度懐に入れた人への責任感が強いところがあるから、
こういう「この人には私がいなきゃ」という気持ちにさせる部分を見せれば……なんて思ってしまう。 - 29二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 22:13:22
中の人の演技力が光るであろう「アーサー！」に笑っていたらまさかの
ここの議長も🎲神のお導きで胃痛を与える側から胃痛枠になっていったけどどん底よりはほんの少しだけマシ(?)なところに落ち着きそうでだ - 30１24/08/09(金) 22:27:40
再開いたします。
艦橋
「ディオキアでの補給を完了いたしました」
「本国より通信です」
「…出るよ」
「だいぶ派手にやった様ね」
「これは艦長！お久しぶりです」
「…艦長、ね。その件もあったわね」
「まず、アーサー、あなた、クレタ沖海戦の直前にFAITHに任命されていたことになったからそのつもりでね」
「ええええええーっ！自分がFAITHでありますか、それも遡って、それはまた一体？」
- 31１24/08/09(金) 22:40:02
「貴方が！いくつもいくつもいくつも！無茶をやったからよ。貴方を責めようにも責任問題でドミノ倒しが起きそうなの」
「で、指揮系統を議長に一本化して議長とあなた自身に責任を丸投げするというわけ。そのためのFAITH任命ね」
「随分とFAITHも安売りされるようになったものですね」
「私も任命されたぐらいだもの。それから、本日私のミネルバ艦長の任が解かれたわ」
「補佐官に専念しろという事ね。もう手放したくないと縋りつかれちゃった」
「え。ええええええええええええ。あんだけのことがあって！？あ、すみません。おめでとうございます？」
「あ、結婚はないから。でも、ごめんなさいね、我ながらバカだと思うのだけど見捨てられなくて…」
- 32１24/08/09(金) 22:51:24
「それでは新しい艦長がいらっしゃるのですか？」
「FAITHの貴方がいるのよ。新しい艦長を送るとは思えないわね。艦長に昇格か、それとも代行のままこき使うつもりか…それは状況次第ね」
「それで…身の振り方は決まった？あんなことをしてザフトにとどまれると思ってないでしょ」
「まずは戦争を終わらせることに専念したく思います。先のことを考えてしまうとそちらを優先させてしまいそうで…」
「そう…一応ザフトかはともかくプラントに残る道もあるわよ。具体的にはお見合いするの。つまり、閨閥とか訳ありをまとめて監視するという意味で」
「一応釣書を6枚預かってるわ、これだけど」
- 33二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 23:10:52
このレスは削除されています
- 34１24/08/09(金) 23:13:13
「（絶句）」
「あのー、質問を2点宜しいでしょうか」
「いいわよ、貴方のこれからの人生のパートナーになるかもしれない子達のことだもの」
「何故イングリットさんの釣書があるんですか！？オルフェさんがいるでしょ！」
「表向きだけの夫婦、仮面夫婦という奴よ。ファウンデーション王国の婚姻外交においてタオ宰相という駒は身内以外に使いたいと、女王陛下が」
「…お母様、そこまでされますか」（冷え冷えとした口調）
「却下で、お二人に失礼ですし、私は家庭には安らぎの空間を求めたいので」
「同じ理由で残念ながらアビーさんもお断りいたします」
- 35１24/08/09(金) 23:20:30
「…私に不満が？」（冷え冷えとした口調）
「私は家庭には安らぎの空間を求めたいんです！100％監視者とわかって一緒に暮らせるほど僕の肝は太くないです！」
「そもそも年齢的に釣り合いが取れそうなのアビーさんぐらいじゃありませんか！？」
「他はイングリットさん含めて十代ってどういうことですか！」
「仕方ないでしょ。それなりに繋がりがあって婚姻統制に引っ掛からない組み合わせって限られるのよ」
「一応いただいておきますけど、過半数がこの艦のクルーって気不味いんですけど」
「頑張ってね」
「他人事ですよね。トホホ」
- 36１24/08/09(金) 23:28:54
本題の戦闘シーンにたどり着く前にちょっと力尽きてしまいました。
続きは明日の投下でといたします
ごめんなさい。
よろしくお願いいたします。 - 37二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 09:13:56
保守
- 38１24/08/10(土) 17:18:37
- 39１24/08/10(土) 20:07:15
投下を再開いたします。
よろしくお願いいたします。
ディオキアの北200キロ
艦橋
「デストロイを確認。東アジア軍と思われる部隊が同行しています」
「ディオキアに侵入を許す前の荒野での迎撃が間に合ったのは僥倖か」
「正確にはここは荒野ではありません。この戦争の前までは小麦の農地でした。先日の東アジア軍との戦闘で荒野になったのです」
「…すまない。失言だった」
- 40二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 20:13:35
このレスは削除されています
- 41１24/08/10(土) 20:14:09
「作戦だが、まずミネルバからタンホイザーを撃ってデストロイ以外を後方に退避させる」
「その後デストロイに向かうのはエクスカリバーを装備したインパルスとセイバー、ババ一尉は二人をサポート」
「了解」
「任されました！」
「他のMSも順次発進し、東アジア軍をけん制、デストロイ攻撃の邪魔をさせるな！」
「「「「「了解！」」」」」
- 42１24/08/10(土) 20:24:52
「MS全機、発進完了！」
「よし！タンホイザー起動！射線軸コントロール移行！照準、デストロイ！」
「敵前衛の30％ほどは薙ぎ払えましたが、デストロイの損傷は視認できず！」
「インパルス、セイバー、ムラサメ、デストロイに接敵。交戦を開始しました」
「ランチャー全門、パルジファル装填！ CIWS、トリスタン、イゾルデ起動！」
「目標敵後衛、デストロイを孤立させる！」
- 43１24/08/10(土) 20:26:57
ディオキア防衛戦
デストロイ dice1d100=11 (11)
連合モブ dice1d100=47 (47)
ミネルバ dice1d100=29 (29)
シン dice1d100=15 (15) ＋20（デストロイ撃破経験ボーナス）
アスラン dice1d100=82 (82)
イザーク dice1d100=69 (69)
ディアッカ dice1d100=43 (43)
シホ dice1d100=31 (31)
ダニエル dice1d100=13 (13)
リデラート dice1d100=57 (57)
ババ dice1d100=16 (16)
- 44１24/08/10(土) 20:37:10
「さすがにこの火力をかいくぐるのは！」
ババはデストロイの火線を掻い潜るのに手いっぱいであったが、それでもオーブのエース。
ビームをかすらせることなくデストロイの注意を引いた
「くそーっ」、この前はこうやってーガ～ッと行ったら防御を抜けたのに！」
シンも2回目という事もありビームは回避し、デストロイにダメージを与えてはいたが決定打を欠いた。
- 45１24/08/10(土) 21:06:43
だが、そんなシンの動きを冷静に見つめる男がいた。
「そうか、そうやって、ガ～ッと行けばいいんだな！」
「トゥっ！」
（注上の映像はセイバーさんです）
このスレではダイスからヒーローになることを宿命づけられた男
アスラン・ザラが
シンの動きからデストロイの解体法を会得しバラバラにしたのである
（注こちらはデストロイさんです）
- 46１24/08/10(土) 21:13:49
無敵を誇ったデストロイが解体されてしまった事に動揺
東アジア軍は総崩れとなった。
この追撃戦では
「いい加減、静かにしてろ、貴様らぁ！」
「ウチの国にもちょっかいを出してきてさ、うざいんだよ！」
この二人が活躍したが追撃は時を経ずして打ち切られた
- 47１24/08/10(土) 21:21:13
アーサー「ディオキアコントロール、こちらミネルバ、デストロイの沈黙に成功。回収願います」
ディオキア「ミネルバ、こちらディオキアコントロール、ただちに回収に向かわせる。」
ディオキア「ありがとう！今日は祝宴だな、帰還待ってるぞ、主役」
アーサー「言葉だけもらっておくよ。皆は楽しんでくれ、本艦は転進する」
ディオキア「おいおい寂しいこと言うなよ、そんなに急いでどこに行くんだ？」
アーサー「…先程、デストロイのベルリン市街侵入を許したとの至急電が入ったんだ」
ディオキア「！…そうか、そうだな、武運を、ミネルバ！」
アーサー「ありがとう。帰りには寄らせてもらうよ、ピクニックは帰るまでが本番だからね」
ディオキア「ああ、無事の帰還を待つ」
- 48二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 21:28:00
- 49１24/08/10(土) 21:33:54
「全MSの収容完了」
「ミネルバ発進。取り舵30、ベルリンに向かう
西ヨーロッパではシュトラウスベルクを皮切りに既に4つの都市が壊滅していた。
- 50１24/08/10(土) 21:36:40
「目標まであと40。光学映像入ります。」
ベルリンの損壊度dice1d100=2 (2)
- 51１24/08/10(土) 21:44:44
「ベルリンはまだ無事です！」
「これまでは全て焦土と化して何も残っていなかったけど、私たち今度こそ間に合ったんですね！」
「先行していたガーディナー隊並びに前線司令部からの応答ありません」
「これまで通過した都市でも駐留部隊は壊滅していました。おそらくは…」
「…彼らは役目を全うしたのです」
無言で頷く
「（アスランとババ一尉、それにムラサメの整備員たちのまとめ役として同行してもらったけど、いるだけで空気が引き締まって助かるな…本来僕がやれなきゃいけないんだけど）」
「避難状況の確認ができないのではタンホイザーは言うまでもなく本艦の火器は迂闊に使えないか」
「MS隊への負担が大きすぎるがやむを得ない」
「基本戦術は変わらない。インパルス、セイバー、ムラサメの3機で肉薄し撃破をする。他のMS各機は護衛機をへの対処を。デストロイ撃破の邪魔をさせるな」
- 52二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 22:13:28
このレスは削除されています
- 53１24/08/10(土) 22:16:33
「我々軍人は巨大な力を委ねられている。死と破壊を振りまく禍々しい力だ」
「だが、だからこそその力は民間人を守るために振るわれねばならない！」
「その守るべき民間人を殺めるなど、貴様のやっておることを許すわけにはいかんのだ！！」
「民間人を殺めるなど許されざること、か…耳が痛いな」
「イザーク…」
「いつか地獄で、あのシャトルの人々に詫びるためにもこいつは何としても落とす！」
「ああ」
「はい」
- 54１24/08/10(土) 22:22:58
「あのパイロット、ナチュラルだけどコンセプトは私たちと同じよね」
「ああ、意志無き力…それがこれほどまでに禍々しく醜いとはな」
「だからこそ、せめて」
「ええ、せめてあたし達で終わらせてやりましょう」
「シン・アスカ、インパルス、行きます！！」
「セイバー、目標に吶喊する！」
- 55１24/08/10(土) 22:30:35
ベルリン防衛戦
デストロイ dice1d100=14 (14)
連合モブ dice1d100=20 (20)
シン dice1d100=16 (16) ＋20（デストロイ撃破経験ボーナス）
アスラン dice1d100=83 (83) ＋20（デストロイ撃破経験ボーナス）
イザーク dice1d100=94 (94)
ディアッカ dice1d100=29 (29)
シホ dice1d100=18 (18)
ダニエル dice1d100=81 (81)
リデラート dice1d100=81 (81)
ババ dice1d100=49 (49)
- 56二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 22:34:20
アスランとイザークが安定して強い。さすが
戦闘前会話で気合いが入ってるダニエルとリデラートも強い - 57１24/08/10(土) 22:34:38
シンのこう、活躍できなさと対照的にダイスになると活躍させるしかなくなる男、アスラン・ザラ…
そして、イザーク、ダニエル、リデラートのドラマ持ちの奮戦よ
今回、ダイスは空気を読んでくれたと思います。
シン？もう、MS戦では活躍できないのは仕方がない…その代わり人間関係でやらかしてくれてるし - 58１24/08/10(土) 22:47:56
まずババが突っ込んだ
「さぁ、かき回してやるぞ、俺を捕捉できるか！」
デストロイの鼻先をかすめて飛ぶムラサメ、その挑発に乗りムラサメを薙ぎ払おうとするデストロイ
だが、
「キャハハ、あんた目の前のことに気を取られすぎ！」
「ろくに訓練もされてないな、新兵以下だ…」
「無理もないか、そいつに乗って街をなぎ倒す事だけしか望まれていないのだものな」
二機のザクの連携した砲撃が伸ばし過ぎたデストロイの両腕を砕く
- 59１24/08/10(土) 22:57:28
「ええい、不甲斐ないぞ、シン！」
「下がっていろ、俺が見本を見せてやる！」
「え、でも」
（白いグフです！オレンジじゃないよ、白だよ！）
「剣ならば、俺の機体にもあるわ！」
「行くぞ、アスラン！」
「ああ」
- 60二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 23:06:08
このレスは削除されています
- 61１24/08/10(土) 23:06:31
（左がセイバー、右がグフです）
イザーク「これで」
アスラン「とどめだ！」
胸部を貫かれたデストロイはこれまでの猛威が嘘だったかのように沈黙し
残された連合軍の部隊も
尊敬する二人の大活躍と自分の不甲斐なさに発奮したシンを中心としたメンバーによって瞬く間に駆逐された。
ベルリンは絶望的な中も遅滞戦闘を繰り広げ。文字通り自分たちの血肉でもって時を稼いだ守備隊と
ミネルバ隊の活躍によって奇跡的に守られた。
民間人の死傷者は数百人にとどまったのであった。
- 62二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 23:15:13
このレスは削除されています
- 63１24/08/10(土) 23:16:44
「ひどいものです。ベルリンはともかく旧ドイツ全域での死傷者は一体どれほどになるのか見当もつきません」
「我々はこれ以上の破壊を阻止することができた。それだけは誇ろう」
しかし、凶報は続く
「ザラ三佐、トダカ一佐、たった今情報が入りました」
「アスハ代表が国政への復帰と地球連合からの脱退を宣言」
「セイラン政権は偽者として逮捕を命令しましたが軍はアスハ代表支持を表明し政庁を含めた国家機関を制圧」
「ですが、ウナト宰相を含むセイラン政権首脳は大西洋連邦の大使館に逃げ込み、クーデターだとして大西洋連邦に鎮圧を依頼」
「これに応じた地球連合軍が介入。その中にはデストロイが3機ふくまれるとのことです！」
「オーブでデストロイが…カガリ！」
「あれが、3機もだと…」
- 64１24/08/10(土) 23:20:09
「FAITH権限を行使します。これよりミネルバは義勇軍としてオーブへ向かいアスハ代表を支援します」
「お三方にはデストロイ撃破にお力添えをいただきましたからね」
「イシュタリアに寄ってください。補給を受けられるように手配します、それに…」
- 65１24/08/10(土) 23:29:15
イシュタリア
「セイバーをマスドライバーで一旦成層圏まで打ち上げて、そこから急降下でオーブ急行って無茶なことを」
※1のSF考証はガバガバです。どれくらいガバかというとこの描写はGガンダムを見て思いついたぐらいガバ
「私も行きたかったのですが」
「ムラサメでは機体強度が足りませんし、ババ一尉はアスランさんではなく生身の人間ですから」
「…ザラ三佐も一応人類なんだけど」
「ザラ三佐、オーブを、カガリ様を頼む」
「ええ、トダカ一佐、必ずカガリを守ります」
- 66二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 23:39:10
一応人類だけどアスランはアスランという分類(ジャンル)の存在なのは否定されないアスラン・ザラ
- 67１24/08/10(土) 23:42:24
物陰で抱き合うカップル
「オルフェ…」
「逢いたかった、イングリット。ああ、癒される…」
アコード通信では互いに仕事への愚痴が垂れ流しになっているようです
忙しいからね、仕方ないね
- 68１24/08/10(土) 23:45:30
全力でカップルを見ないようにしながら
「間にあって欲しいものですが…」
「寂しんですか、アーサーさん。私がギュってしてあげましょうか？」
「大人をからかうんじゃないよ、でもありがとうメイリン。ただ、そういうことは本当に好きな人に言ってあげてね」
「え、でも、私、アーサーさんのお見合い相手なんですよね」
「だ、だれからそのことを…」
「論外扱いで却下された身としては、残りの子達には頑張ってほしいですから」
「アビーさん！？」
- 69１24/08/10(土) 23:48:58
「カガリ、今行くぞ！」
ファウンデーションの空を飛びあがっていくセイバー
待ち受けるはセイラン、ジブリール、そして3体のデストロイ
その名の通りオーブにとっての救済者となれるのか！？
- 70１24/08/10(土) 23:54:05
MISSION12「クレタ、そしてデストロイ」
並びに本日の投下はこれで終了です。
お付き合いいただきありがとうございました。
明日の昼までに次回予告を投下いたします。
アスランがザフトからいなくなるしザフト側の主力パイロットとしてシンに活躍してほしかったのですが
アスランがすべて持って行きました。
シンをどうやって活躍させるかが悩みどころです。 - 71二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 07:45:03
おつ
- 72124/08/11(日) 16:08:11
次回予告
- 73二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 16:08:34
このレスは削除されています
- 74124/08/11(日) 16:09:11
オーブが燃える
- 75124/08/11(日) 16:09:34
代表として政権への復帰と中立政策への回帰を訴えるカガリ
- 76二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 16:09:55
このレスは削除されています
- 77124/08/11(日) 16:10:22
それらを虚偽として、反逆者と喧伝するセイラン
- 78124/08/11(日) 16:10:52
そしてロゴスが動き出す
- 79124/08/11(日) 16:11:12
ユーラシアに死と破壊をもたらした悪魔が
- 80124/08/11(日) 16:11:43
アークエンジェル、そしてオーブ軍は人々を守り切れるのか
- 81124/08/11(日) 16:12:11
そして、セイバーは舞い降りた剣となれるのか
- 82124/08/11(日) 16:12:36
NEXT MISSION「オーブ奪回戦」
次回は彼女たちと胃痛に付き合ってもらう
- 83124/08/11(日) 16:14:01
今夜も投下予定とお伝えしておりましたが、出来なくなりました
明晩お付き合いいただけましたら幸いでございます。
よろしくお願いいたします。 - 84二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 22:29:01
待ってます
- 85二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 05:45:57
保守
- 86二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 13:54:25
待機
- 87１24/08/12(月) 15:33:07
本日は２１時から投下予定です。
よろしくお願いいたします。 - 88１24/08/12(月) 21:04:00
投下を再開いたします。
どうしても政治に絡む話なので冗長になってしまいました。
最初のシーンは書き溜めのまま投下して、その様子を見ながらクーデターを描いていこうと思います
（カガリたちの主張は原作などで分かっているからばっさりと「オーブの理念」の一言でまとめた方がいいかなぁとかも思うので） - 89１24/08/12(月) 21:11:43
オーブ
大西洋連邦大使館
貴賓室
スクリーンにデストロイが旧ヨーロッパを蹂躙している様子が流れている。
ジブリール「ふふふふはははははは！どうです？圧倒的じゃないですかな、我がデストロイは」
ウナト「確かに。あれでは全て焦土と化して何も残らないでしょう」
ウナト「どこまで焼き払うつもりなのです、あれで」
ジブリール「そこにザフトがいるかぎりどこまでもですよ」
ジブリール「変に馴れ合う連中にもう一度はっきりと教えてやりませんとね」
ジブリール「我等ナチュラルとコーディネイターは違うのだということを」
ジブリール「それを裏切るような真似をすれば地獄に堕ちるのだということをね」
- 90１24/08/12(月) 21:15:20
ウナト「わ、我がオーブはあなたの要請にこたえて国家に艦隊を…」
ジブリール「足りませんな。オーブの国力ならあの倍の艦隊は用意できたはずだ」
ジブリール「それが空母１隻だけで護衛艦は出せず、大西洋連邦の仲介でようやく赤道連合に頼んで出撃とは…」
ウナト「それは代表が誘拐されて…」
ジブリール「そうそう、それも聞きたかったのです。アークエンジェル、あの忌まわしい船をどこにしまい込んでいたのかと、ね」
ウナト「う、いや、それは…」
ジブリール「それはまぁ深く追及はいたしますまい。明日、スエズに向けて艦隊を派遣する事とその陣容を全世界に向けて発表してくれればねぇ」
ウナト「いえ、先ほども申し上げたように国民の士気が上がらず…同盟締結が強引すぎるとあちこちで民衆が跳ねっ返り…」
ジブリール「私はそんな話が聞きたいのではない！」
ジブリール「私はそんな現状に対して、あなた方がどんな手を打ってらっしゃるのかを聞いているのです」
- 91１24/08/12(月) 21:17:36
ジブリール「とはいえ私も鬼ではない。万策尽きたというのであれば、手助けして差し上げよう」
ウナト「手助けですと？ありがたい話ですがどの様な援助をいただけますので（そして対価は？）」
ジブリール「私はこの国にデストロイを３機ほど持ち込んでいるんですよ」
ウナト「な、なんですと！？何のためにです？我が国に供与いただけるのですか？（ありえんが）」
ジブリール「この戦いの重要性を理解できない大衆どもの蒙を開いてやろうというのですよ」
ジブリール「西ユーラシアでそうしたようにねぇ」
ジブリール「弱い者はどうせ最後には力の強い方に付くんです。勝つ者が正義なんですよ！」
ジブリール「大衆の我儘をいつまでも許しておくから、あちこちで跳ねっ返りが出るんです！」
- 92１24/08/12(月) 21:20:34
ウナト「お待ちください。我が国には先の戦争での占領時代のことを根に持つ者もいるのです！」
ウナト「そのような情勢下で強硬策に出たら軍の一部が離反しかねません！」
ウナト「国民と軍は私共が必ず説得いたしますのでどうか直截的な行動は慎まれてください。お願いいたします。」
ジブリール「いいでしょう。しかし明日、スエズに向けて艦隊を派遣する事とその陣容を全世界に向けて必ず発表なさることです」
ジブリール「ああ、軍を抑えるのが困難というのならデストロイのことに加えてもう一つ教えてあげると良い」
ジブリール「あなた方の協力で我らがオーブ全域に公式非公式を問わず不動産を入手していることはご存じですね」
- 93１24/08/12(月) 21:30:22
ジブリール「そこに…気化爆弾がいくらか、ああ、そうそう熱核兵器も設置していましてね」
ウナト「！」
ジブリール「起爆装置は私の手の中に…という訳です。無論こんなことをは言いたくなかったですとも。ですが、あなた方が聞き分けが無いから」
ウナト「分かりました。…明日、必ず」
ウナト（駄目だ、この男には逆らえない。他のロゴスメンバーはともかく、この男は既に地球上での核兵器の使用という禁忌を犯し、更にはあのような虐殺を誇るような男）
ウナト（オーブが思い通りにならないなら躊躇することなく核のボタンも押す）
ウナト（そして、その片棒を担いだのは我々セイラン氏族だと証拠を握っている、このことが公表されたら我らは未来永劫オーブに生きる者たちから許されることはあるまい）
ウナト（もう、この男に全面服従するしか我らは生き延びる道はない）
ウナト・エマ・セイランはこの時明確に自覚してオーブを売り渡した。
- 94１24/08/12(月) 21:47:53
- 95１24/08/12(月) 21:53:55
「私は、オーブ連合首長国代表、カガリ・ユラ・アスハだ。」
「故あって国もとを離れてはいたが、このウズミ・ナラ・アスハの子、カガリ・ユラ・アスハが、オーブ連合首長国の代表首長であることに変わりない！」
「その名において宣言する。現時刻をもってオーブ連合首長国は大西洋連邦との同盟を破棄し地球連合より脱退する」
「理由は今、皆に見てもらったように、この同盟が正義と信頼ではなく、不義と姦計によって成り立つものだからだ」
「彼らが西ユーラシアで行っている残虐非道極まりない虐殺は皆も知ろう」
「そして、先ほどの映像でも分かるように彼らの背後にいるブルーコスモスはそれを悪びれることすらなくむしろ誇っている」
「あの醜悪で悲惨極まりない情景を、だ！そればかりか我がオーブにもその片棒を担がせようとしていた」
- 96１24/08/12(月) 22:08:36
「よって、私は黒海での戦いをオーブの理念に反するものと判断し、黒海派遣艦隊にザフトとの即時停戦を命じた」
「それを拒んだユウナ・ロマ・セイランをその職から解き拘束、派遣艦隊は赤道連合の艦艇も含め現在タルキウスで帰国準備を進めている」
「皆、オーブの理念を思い出してほしい。」
「今、我々はプラントやファウンデーション王国といった国々への侵略に動員された上にユーラシアでの虐殺行為に加担されそうになっている」
「私はこれを憂う、そして、それをブルーコスモスの走狗として推し進めるウナト宰相らを信任することはできない」
「私は国家非常事態を宣言すると共にブルーコスモスの勢力を行政府並びに国防軍より取り除くことを宣言する。行政府並びに国防軍はその準備に入るよう命じる」
「また、行政府は大西洋連邦並びにその国民の所有する不動産を洗い出し爆弾の設置場所の特定作業を急げ！」
「国防軍は大西洋連邦の所有する不動産の周辺から急ぎ国民を避難させるのだ！」
「オーブはかかるような醜悪な裏切りや脅迫には屈しない。皆で総力を挙げて国民と国土を守り抜くのだ！」
- 97１24/08/12(月) 22:10:24
カガリとて半ば思想化したブルーコスモスを規制することの問題点や困難さを理解していた。
大西洋連邦を始めとする連合加盟国にヘイトを向けるのではなく、ブルーコスモスを糾弾する事でそちらに怒りを集中させ、憎しみの連鎖に歯止めをかけたかったのである。
だが、占領以降大西洋連邦の人間が抱くようになった優越感とそれに対するオーブ国民の積もり積もった怒りを甘く見てもいた。
これから立て続けに起こる事態により加速する状況変化は両国の国民に非常に大きな傷を残すこととなる。
- 98１24/08/12(月) 22:18:40
以下の数値はいずれも高いほど高評価
カガリ
国民からの支持dice1d100=14 (14) （最低保証77）
軍部からの支持dice1d100=49 (49) （最低保証77）
氏族からの支持dice1d100=72 (72) （最低保証43）
ウナトの政権掌握度
dice1d100=11 (11) （80で原作並み）※致命的な暴露された上明確にカガリと敵対しているので
- 99１24/08/12(月) 22:23:32
国民も軍部も演説内容よりカガリ様だから従う感じか
一方氏族は自分たちも売られていた（＝話が通ってない）で切れたね
で、ウナトが>>93で恐れた通り皆が言う事聞かなくなった。
ついてくるのは裏切りすら受け入れてもらえない同族と強い共犯関係にあった連中だけか
- 100１24/08/12(月) 22:29:51
オーブ
行政府
「あれはカガリ様ではない！私の義理の娘だぞ、あんなことを言う訳が…」
同族と共犯者以外からの視線の厳しさに気づく
「と、とにかく首長会の決定を否定するなど国家に対する反逆だ！ただちに逮捕を…」
「ウナト宰相ですね。我々は大西洋連邦軍の者です。ジブリール様の命によりあなた方を保護に来ました」
「急いで脱出し大西洋連邦大使館にいらしてください」
「ここは危険です」
- 101１24/08/12(月) 22:34:15
「私はここから国政の指揮を…」
「貴方がたの国防軍本部は偽のアスハ代表の機体を受け入れ、その指揮下に入りました」
「軍もわずかな例外を除いてほぼ全軍が向こうにつきました」
「この行政府に押し寄せてくるのも時間の問題です」
- 102１24/08/12(月) 22:39:07
「では、重要書類の破棄を…」
「そんな暇はありませんよ！もう身一つでいいですから来てください」
「本当に時間が無いんだ。この行政府にもあんたらの味方はここにいる中でも一部だって分かれよ」
「あんたが指示を出したってサボタージュならいい方でアンタらを突き出して点数稼ぎに使われるのがオチだ」
「さぁ、急いで！俺たちはあんたたちの身柄が大義名分として必要なんだ」
「なんならあんた独りでいいんだぜ、どうせ飾りなんだからよ！」
- 103１24/08/12(月) 22:45:08
「そんな、私は…」
ウナトは一族の者たちに抱え上げられるようにして行政府から運び出された。
ウナトの宰相という肩書への利用価値以外自分達にはもう何も残されていない事がわかったからである。
セイランという氏族は売国奴として立ち回る以外最早生きる道は残されていなかったのである。
1時間後オーブ宰相ウナト・エマ・セイラン派大西洋連邦に対して救援とクーデター鎮圧を依頼。
地球連合は一方的な脱退とワンアースの理念を崩すものは許せないとして、
その依頼に応じオーブに対し介入戦争を開始
- 104１24/08/12(月) 22:47:30
一時中座します
再開は22時30分予定です
ごめんなさい。 - 105二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 23:47:08
このレスは削除されています
- 106１24/08/12(月) 23:47:55
23時30分を誤記していました。
再開いたします。
大西洋連邦は自国民の生命財産が危険にさらされているとして艦隊を派遣しオーブ領海のすぐ外に陣取った
カガリの指揮のもと、オーブ国防軍は迎撃態勢に入った。
この大西洋連邦の介入は事実無根とも言い難かった。
核爆弾捜索の名目のもとで強引な捜査や人権侵害も報告されていたからである
更に問題を複雑化させたのがその違法捜査によってセイラン家と大西洋連邦財界との癒着や犯罪の証拠が明るみになったことであった。
大西洋連邦は違法捜査によるでっち上げと主張したが、オーブ側からすれば占領時代に無法を通された上にセイランと組んでもみ消していた犯罪から自力救済を図っただけとなる
両国のマスコミによって国民感情が刺激され国内世論は沸騰していった。
さらに大西洋連邦艦隊にはこの男も合流しており…
開戦に至ったのであった
- 107１24/08/12(月) 23:51:27
オーブ国防軍
防衛司令官代理（司令官はカガリ本人）
ソガ一佐
「始まったか…避難状況はどうなっている」
dice1d100=3 (3) ％
海戦の戦況はdice1d100=30 (30) 50で拮抗 100ほど有利
- 108１24/08/12(月) 23:54:56
何故避難進んでないの？
dice1d3=1 (1) 1 資本を大西洋連邦に握られていたので流通混乱 2 セイラン派＆大西洋連邦の残地諜者によるテロで交通マヒ ３ 実はデストロイが持ち込まれてた
- 109１24/08/12(月) 23:59:09
インフラ握られてたのね…運送業のドライバーはオーブ人だけど元請けの経営陣は大西洋連邦の人だったと
で、物流が混乱しているから補給も混乱していると…
で、こうなるとジブリールは切り札切るよね
はい、どーん
デストロイ3機、お待ち！
- 110１24/08/13(火) 00:03:07
対抗できるのはフリーダムだろうけど
dice1d100=82 (82)
相手はデストロイが3機だ
dice1d100=23 (23)
dice1d100=16 (16)
dice1d100=35 (35)
- 111１24/08/13(火) 00:08:13
おや、優勢！
すごいぞ、キラ。
避難民救助しようとしたら大変なことになるオーブ兵はいなかったんだね
劣勢の場合使用予定だった2枚
これで劣勢の戦況は挽回できたでしょう
トドメの為と自信満々でお出ししたデストロイが逆にあしらわれて優勢が帳消しになってしまった盟主
- 112１24/08/13(火) 00:16:59
「デストロイが出てきたか…」
指揮所から出ていこうとする
「どちらに行かれます。前線ではなくこの場で指揮をとられることこそが…」
「もうい、嫌なんだ！綺麗事はアスハの家芸なんてと言われるのは！」
「シンに、先の大西洋連邦の侵攻で家族を失ってオーブを去った子に言われたんだ」
「アスハは理念を守っても俺たち国民を守ってはくれなかった、と」
「シンは暴言だったと謝ってくれたし、父上たちの思いもわかってくれた」
「育った故郷をお願いしますと想い託してもくれた」
「でもアイツの家族を守ってやれなかったの事実なんだ」
- 113１24/08/13(火) 00:20:25
「それなのに私は力不足からセイランに屈して出来ず、過ちを正そうとしたら国民の生命を危険にさらしてしまった」
「それでも、シンはわかってくれる、許してくれる、慰めてもくれるかもしれない」
「でも、それじゃダメなんだ。それじゃあ別の第２、第３のシンを生んだだけだしもっと増やしてしまうのかもしれない」
「それは私の罪だ、甘んじて受けよう。でも、それは一人でも被害者を減らす努力をした後のことだ」
「私は国防の前線に立つ。何故ならそれはオーブは脅迫に屈せず、理念、そして国民を守る姿勢を示す必要があるからだ」
「国民の信託に私が答える意思と器量がある事を、このオーブの代表首長たる資格があるのだという事を証明しなければならないんだ」
「だから、私は行く！」
ソガはもはや止めなかった。敬礼して年若き、自分たちの首長を見送った
- 114１24/08/13(火) 00:25:27
（キャバリア―は装着していません）
「カガリ・ユラ・アスハ、出るぞ」
今の避難状況は？
dice1d100=3 (3) ＋3％
戦況は
dice1d100=100 (100) ＋10％（カガリ出陣効果）
- 115１24/08/13(火) 00:27:49
避難は進んでないけど勝敗はほぼ決したか！？
となるとデストロイは殿にして逃げるか
dice1d100=64 (64)
dice1d100=83 (83)
dice1d100=25 (25)
- 116１24/08/13(火) 00:31:18
dice1d100=11 (11)
dice1d100=23 (23)
- 117１24/08/13(火) 00:35:21
今度は劣勢か
戦いながら放送で国民に語り掛けるカガリ
全土に映像が流れていることを知ったジブリールがオーブの士気を落とすために撃破を命ずる
デストロイにターゲッティングされるルージュ
ビームがルージュを追い詰める寸前
- 118１24/08/13(火) 00:41:18
上空から降ってきて
「カガリ―ぃ！」
デストロイをダウンに追い込み、コクピットを貫くセイバー
（フリーダムに見えるけどセイバーです）
- 119１24/08/13(火) 00:47:34
「カガリ、無事か」
「アスラン、お前、ベルリンでデストロイと戦ってたんじゃ？ヨーロッパからどうやってここに」
「飛んできた」
「は？」
「君の為なら造作もない」」
「え？いや、その？」
「なにしろプロポーズの返事もまだもらってないし」
「あ、アスラン、今言う事か！ばかぁつ」
- 120１24/08/13(火) 00:53:24
なお、この光景はオーブ全土に中継中であった。
オーブ代表首長、ザフトの英雄と熱愛発覚！？ 略奪愛……か？
との報が全世界を駆け巡り、某歌姫代理と議長の胃をとても痛めつけたという
オーブでは「ヨーロッパから飛んできた」は流行語となった
後の世では、プロポーズに「ヨーロッパから飛んできてくれる？」と聞くのがオーブ乙女の返しの定番になったという
- 121１24/08/13(火) 00:58:23
キラ「アスラン、君、本当に飛んできたの」
アスラン「ああ、ザフトとファウンデーション王国の助けも借りたがな」
アスラン「キラ、土産だ受け取れ」
エクスカリバーを投げる
アスラン「シンから餞別にもらってきた。デストロイを最初に屠った業物だ。そいつを使って一気に片付けよう」
キラ「アスラン」
アスラン「なぁに、シンの奴と組んで3体倒した経験がある。お前と組んだら残る5機目、6機目もすぐに片付けるさ」
アスラン「あ、あと、デストロイのデータはこれだ送るぞ、アークエンジェル、キラ、カガリ」
- 122１24/08/13(火) 01:01:11
書き溜めが尽きましたので本日の投下はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただきありがとうございました。
明日の投下時間は書き溜めの量を考えながらお昼までにお知らせいたします
よろしくお願いいたします。
しかし、オーブ軍があっさりと劣勢を挽回するとは思いませんでした - 123１24/08/13(火) 01:03:39
あ、
>>121でジブリールにもオーブ国民にも黒海とヨーロッパで暴れたデストロイが倒されたことが知れわたりました
- 124二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 06:18:05
おつ
勝てたけど避難できてないから死者すごそう - 125二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 08:22:21
乙でした
渋い避難ダイスと対照的なオーブ軍の士気の差がエグいぞ🎲神 - 126二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 13:25:04
コメントありがとうございます。
以下漏れてた分も含めた返しです
次スレからまとめもちょっと工夫してみようかと思います
スレ数も2桁になりましたし
没イベント供養いかがだったでしょうか
ええ、ただその一方で説得成功したのアスランみたいな形になってシンの活躍度が下がってしまいました。
アスランは本当に持っていく人です
保守ありがとうございました。この時は本当に落とすところでした。
画像発見力が低くてちょくちょくこんなことやっております
自分ではあざとかったかとも思っていたので、そう言っていただいて嬉しいです
ここのダイスはシン以外はだいぶ理想的でしたね
アスランですから
保守ありがとうございます
デストロイの市街地侵入は阻止出来てはいるので現時点ではそこまででもないのですが
問題は爆弾が市街の至る所にあって起爆装置をジブリールが握っていることなんですよね…
今夜は20時から投下予定です お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
- 127１24/08/13(火) 20:04:59
投下を再開いたします。
よろしくお願いいたします。
オノゴロ島近海でデストロイ2体と戦うセイバーとフリーダム
ルージュはさすがにアークエンジェル直掩という態でムラサメの護衛付きで下げられている。
dice1d100=14 (14)
dice1d100=17 (17)
オーブ市民避難率
dice1d100=73 (73) ＋6％
爆弾発見率
dice1d100=75 (75)
デストロイ2体
dice1d100=48 (48)
dice1d100=55 (55)
大西洋連邦軍撤退率
dice1d100=27 (27)
- 128１24/08/13(火) 20:21:45
遅滞戦闘を行うデストロイ2体にてこずり先に行けないセイバーとフリーダム
そして、オーブ軍も迂闊に踏み込めない
ババ一尉？いや、あの人はエースなので
だが、このままではこの男にも逃げられてしまう
さぁ第2ラウンド
dice1d100=91 (91)
dice1d100=60 (60)
デストロイ2体
dice1d100=77 (77)
dice1d100=5 (5)
大西洋連邦軍撤退率
dice1d100=68 (68) ＋27％
- 129二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 20:24:03
さっきのは様子見だったか…
- 130二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 20:25:59
結構粘られたな
- 131１24/08/13(火) 20:28:23
殿を除き撤退を完了させつつある大西洋連邦軍に
待ったをかけたのはやはりこの男であった
「すまない、キラ。俺がシンに合わせた呼吸で動いていたのでお前を混乱させてしまった」
「こうすればいいんだな！」
高速でデストロイの懐に飛び込み、袈裟懸けにする
デストロイは一刀両断された
- 132１24/08/13(火) 20:31:49
「わかったよ、アスラン。こうすればいいんだね」
フリーダムも高速軌道に切り替え、デストロイのコクピットを貫く
（今回はフリーダムさんです）
- 133１24/08/13(火) 20:42:08
この時の剣をふるうセイバーとフリーダムの勇姿はオーブ全土に中継されており、オーブ国民の脳を焼いた。
後の話となるが、アスランはオーブ奪回戦でのデストロイ撃破並びにザフトへの出向時の功績が認められ二佐に昇進。
セイランとの婚約云々はもはや問題ではなかったとはいえ、カガリとアスランが結婚に至るまでに数多くの障害があった。
だが、国民は二人を応援し続け、その声望を背景にゴールインにたどり着くこととなる。
熱心なカガリファンも「ヨーロッパから飛んで来たでは仕方がない」とあきらめたのである。
そして、その愛機セイバーについてもその剣をふるう姿のインパクトから、
ザフトからオーブ軍に有償譲渡された際にSaviorからSaberへとつづりを変更して登録されている。
フリーダムのパイロット、キラ・ヤマトについても「ヤマト家に養子に出されたカガリの双子の弟」として認知され、
オーブ軍准将に任じられることとなる。
これはカガリがセイラン閥並びにブルーコスモスの影響力を除くための軍部掌握するための一環であったため拒まなかった。
また、アスランとは乳兄弟と言っても過言ではない幼馴染の親友でラクス・クラインの恋人でもあると公表され、
オーブ国民とプラントの住人をあまりの設定過積載で恐れ戦かせることになる。
- 134１24/08/13(火) 20:48:55
大西洋連邦軍はほぼ撤退を終えていた。
そして、さらにこの男には最後の手札があった。
「おのれ、これだけの力がありながら何故ザフトと本気で戦わなかったのだ！」
「これは人類に対する裏切りだぞ、オーブ！その報いを受けるがいい」
- 135１24/08/13(火) 20:53:54
オーブの爆弾捜索は非合法のモノすら含めて全力が尽くされた
だが、熱核兵器は最も手出しの困難な箇所に設置されていたのである。
情報をつかむことができていたならば、あるいは対処できたかもしれない。
だが、そもそもオーブの調査機関は熱核兵器の使用についてまでは懐疑的であった。
ウズミの子、カガリ様の命令だから調査したのであって、カガリの演説に心服したからではなかったことの弊害であった。
故にその在処を知った時にはもう手遅れであった。
オーブ軍もさすがにそこには踏み込めていなかったのである
- 136１24/08/13(火) 20:57:18
オーブ本島（ヤラファス島）
首都オロファト
大西洋連邦大使館
「敗れたか…大西洋連邦。私は、引き渡されるのか…」
しかし、彼にはそのような未来すら存在しなかった
- 137二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 21:00:06
これぞCE
- 138１24/08/13(火) 21:00:09
再構築戦争終結後初めて核兵器が地上で爆発したのはオーブ連合首長国の首都オロファトにおいてであった。
爆心地は大西洋連邦大使館
さらに各市街地に仕掛けられた気化爆弾も起爆
死者だけで
dice1d100=57 (57) ×（100－79）％ ＋気化爆弾dice1d10=1 (1) ×（100⁻75）％ 万人にのぼった
- 139二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 21:04:33
かなり抑えられた被害だな
- 140１24/08/13(火) 21:09:40
爆発での直接の死者だけでも約111,200名を数えた。
無論これは一次被害のみであり、二次被害を考えるとどれほどが死者の列に連なることとなるか
この時点でそれを知る者はいなかった
閃光、そして電磁パルス
それらはオノゴロ島にも届いた。
オノゴロ島
オーブ国防軍司令部
ソガ「何事か！？」
オペレーター「オロファトで大規模爆発を確認…おそらくは熱核兵器が使用されたものと思われます…」
ソガ「（間に合わなかったか！？だが…）状況確認を急げ、特殊戦装備の救援部隊の準備を急がせろ！」
棒立ちのオペレーターたち「…」
ソガ「どうした、お前たち！助けを待っている民がいるのだぞ、状況特殊戦ALFAで対応せよ」
オペレーター「了解！」
- 141１24/08/13(火) 21:16:07
「状況：特殊戦ALFA（核戦争）か、久しく教本の中にしか存在しないものだが実施することになるとはな」
「せめて状況：特殊戦BRAVO（生物兵器）やCHARLIE（化学兵器）なら多少備えてはいたが」
「それでも、教本が存在する分まだマシか」
「アークエンジェルとつながりました。カガリ様もいらっしゃいます」
「状況は！」
（説明）
「オーブに死の刃を向けた者を決して許すな！」
激高したオーブ軍前線指揮官が追撃を指示しようとする
- 142１24/08/13(火) 21:22:48
カガリ「待て！追撃よりもまず被災者の救助が先だ！」
前線指揮官「カガリ様！」
カガリ「ソガ！答えろ、オーブ軍の務めとは何か！」
ソガ「ひとつ…」
カガリ「一つはいらん！一つしかない」
ソガ「国民の生命財産を守ることです！」
カガリ「ならば、今なすべきことは何か！仇敵に報復の刃をふるうことか？」
ソガ「いえ、被災地に一刻も早く駆け付け被災者を一人でも多く救うことです！」
カガリ「ならば、オーブ全軍はその目的に向かって全力を尽くせ！」
カガリ「…それが、守り切れなかった我々にできるせめてものことだ」
ソガ「はっ！」
カガリ「皆の怒りはわかる。私も同じ気持ちだ。奴には、ジブリールとブルーコスモスには相応の償いはさせる。だが今は…」
前線指揮官「カガリ様…」
オーブ軍は反転する。
一刻も早く、一人でも多くの同胞を救うために
- 143１24/08/13(火) 21:30:33
「フハハハハハ！思い知ったか！そらオーブ軍が逃げるぞ、こちらも反転して奴らを叩き潰せ」
そんな大西洋連邦軍の前に立ちふさがる機影が一つ
- 144１24/08/13(火) 21:35:51
「そんなことだろうと思ったぞ」
オーブでの惨劇にこの男の怒りも怒髪天であった
加えてアスランは知っていた
ファウンデーション王国救援作戦でアーサーを始めとするミネルバのクルーが何を強いられ
それでもなお何を思い「人類の最低限度の尊厳」として核の地上での爆発を阻止したのかを
綺麗事だの正義の味方だのと陰口をたたかれながらもそれでもクルーたちはあの決断を誇りとしていたのだ
二重所属の訳アリと承知で仲間として遇し、最後には無理を聞いて快く送り出してくれたミネルバのクルーたちをアスランは好いていた
そのささやかな矜持に唾を吐き、笑って大罪を犯したジブリールを許すことはできなかった。
- 145１24/08/13(火) 21:44:12
そしてアストレイが数機
オーブパイロット「ザラ三佐、我々もご一緒します」
アスラン「カガリの命に背くことになるぞ」
オーブパイロット「このまま奴らを行かせては救援活動の邪魔です。カガリ様もお許しになるでしょう」
オーブパイロット「それに、カガリ様の伴侶で救国の英雄のあなた一人を行かせるわけにはいきません」
アスラン「え、いや、その…」
オーブパイロット「あの再会シーンはオーブ全土に中継さえていましたからな。ま、あきらめてください。祝福とやっかみは（含み笑い）」
絶望的な状況だからこそ、ささやかな喜びを共有できる人の温かさがあった
- 146１24/08/13(火) 21:50:08
dice2d100=63 56 (119) ガチのアスランです
dice1d100=31 (31) ＋20 この人らも殺意高いよね
dice1d100=96 (96)
dice1d100=69 (69) ⁻10 さすがにドン引きしてます
- 147１24/08/13(火) 21:55:20
- 148１24/08/13(火) 22:06:55
「ババ一尉、どうして、どうやってここに」
「はは、貴方がそれをおっしゃいますか。無論飛んで来たのですよ、ヨーロッパから」
「ミネルバで」
「ミネルバで！？…もしかしてあの、シーンも見ていたのですか？」
「全艦放送されてました。ディアッカ殿とイザーク殿からは祝福のメッセージが後日に届くでしょうな」
「ただ、艦長殿から伝言です。議長はともかくミーアさんには謝っておいてね、大変だろうから」
「oh…」
- 149１24/08/13(火) 22:16:07
「ザラ三佐、ババ一尉以下4名タケミカヅチよりあなたの麾下に入るべくはせ参じました」
「お連れのアストレイの者たちと共に本軍に合流しましょう」
「民間人を救うためにできることがあるはずです。戻りましょう」
「しかし、大西洋連邦軍が」
「あの不届き者どもならオーブに手も触れられもしませんよ」
「来たのは自分たちだけではありませんぞ」
？
「タンホイザー起動！射線軸コントロール移行！照準、敵艦隊中央！」
「てぇ！」
dice1d100=21 (21) ％撃破
- 150１24/08/13(火) 22:27:57
「さすがに、無理がたたりましたか。砲撃の精度がイマイチです」
アーサー・トラインは議長にオーブ救援に赴くと報告という名の通知を行った際
絶句された後に正式に艦長昇格を告げられた。
代行のままだと外交的に不利になるという配慮だったようである。
ただ、色々と議長も限界だったようでグラディス補佐官に寄りかかっていたが
- 151１24/08/13(火) 22:43:43
「ザラ三佐、そちらの状況は粗方理解しています」
「この連中の抑えはミネルバに任せてオーブ軍に戻ってください」
「そろそろエネルギーが危険域でしょう？」
「地理情報や通信手段などは私が補佐する。君たちはオーブ軍の本義に立ち戻るんだ」
「アスハ代表がおっしゃられただろう？」
「何より、あれは僕たちが決着を付けないといけない相手でね」
「え？ああ、成程。了解しました。ここは貴方がたの顔を立てて退きましょう」
「ご武運を」
「ああ」
視線の先には
- 152二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 22:54:09
このレスは削除されています
- 153１24/08/13(火) 22:54:58
「すまないな、スティング。ここまで引っ張ってきて結局捨て駒だ」
「ハッ、弱気じゃあねぇか…まぁ、俺たちなんざこんなものかもな」
「ネオ、スティング…」
- 154１24/08/13(火) 23:05:58
「さぁて、今度こそ決着と行きましょうか」
「艦長、あまり言いなれない口調ですか、大丈夫ですか？」
「え、あ、大丈夫だよ、でも、ありがとうね、メイリン」
「（何が大丈夫ですか…ブリッジにいる皆、オーブにて核爆発、被害者は数万以上）」
「（その報を聞いたときあなたが無言で天を仰いだのを見ているんですよ）」
「（おまけに今まであなたのメンタルケアをしていたイングリットさんはイシュタリアに置いてきてるし）」
「（あと、メイリンに礼を言うならイングリットさんに合わせて髪をおろしたことにも触れてあげなさいな）」
- 155１24/08/13(火) 23:08:12
書き溜がなくなって迷走してる感じがするので本日の投下はここまでにいたします
お付き合いいただきありがとうございました。 - 156二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 23:19:20
おつでした
今回も特盛で大変読み応えがありました
セイバーが救世者として活躍し舞い降りる剣に改名されるところで妙に感慨深くなってしまいました……あとアーサーはメイリンルート(?)に入っているのか？！
次回も楽しみにしております - 157１24/08/13(火) 23:24:58
迷走したのはミネルバの合流速かったかなぁ、と
せっかくアストレイ部隊もついて逝かせたしアスランにもう一無双させてからの方が良かったかなぁ
とか思ったので
明晩はミネルバ隊視点で始めます。
散々アスランを人外扱いしてたのに何故似たようなことしてるのかとか、その辺を - 158二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 05:36:40
NGC搭載した核機体がたくさんある宇宙世紀よりマシなんだろうな
- 159124/08/14(水) 14:15:17
本日は21時から投稿再開予定です。
ただ、17時から所用が入っていますので遅れる可能性もあります
そのセーフティとして没ルート供養をこれから2レスほど投下します。
ジブリールがオーブに来ることなく、カガリの帰国初手クーデターで捕らえられたセイラン派の皆さんのその後です
原作カガリが嫌った道を歩まざるを得ないカガリのお話であり、
デュランダル議長をラスボスにしようとした名残があります - 160124/08/14(水) 14:26:27
- 161124/08/14(水) 14:37:40
没展開供養
『クーデター後』
セイラン派Ａ「こ、このようなことをされればオーブは国際社会からの信用を失いますぞ。なにより我らにはロゴスとのパイプがあります」
セイラン派Ｂ「そ、そうだ！わ、私の身に何かあればロゴスが黙ってはいませんぞ。そのように手配をして…」
カガリ「そうか、ありがとう。手間が省ける。ロゴス関連企業に対しては公共事業や基幹産業からの排除を実施するからな」
セイラン派Ａ「しょ、正気か？ロゴスと関係のない企業などほとんど残りはせんのだぞ」
カガリ「だが、彼らは糾弾され弾圧され排除される。ブルーコスモスの、それも地上で核を使用したロード・ジブリールの手先、この世全ての悪として魔女狩りの被害者となる」
カガリ「企業も、人も。だからそれらの資産が二束三文になる前にすべて処分し、ロゴス無き世界でいくらかでも有利にオーブが立ち回れるようにする」
セイラン派Ｂ「は？」
カガリ「デュランダル議長…デュランダルはユーラシア西部で行れている蛮行をすべて明らかにし、それらがブルーコスモスとその背後にいるロゴスによってなされたと宣伝し排除を図る」
カガリ「民意を無視して進められた戦争が彼らによって進められたことを知った民衆は平和のために彼らの排除に動く…そうなるようにあの男は振舞ってきたんだ
カガリ「ユニウスセブンの落下から今日まで！」
- 162124/08/14(水) 14:42:26
ウナト「…もしや、あの男？」
カガリ「あるいは。だが、証拠がないし、なによりロゴス憎しへと導かれる民意」
カガリ「そしてその先にあるプラントも含めた国際経済と秩序の再構築の流れに逆らうのは得策ではない」
カガリ「かつて諸君が大西洋連邦との同盟と連合加入が世界の潮流だといったように今度はロゴス排除に潮目が変わる」
カガリ「そして我々は幸いにも世界とそのルールが変わる前にそのことを知ることが出来た」
カガリ「であれば、乗らねばな、先んじて。オーブとその民がより良い世界で生きる為に」
カガリ「オーブはデュランダルの提唱するであろう対ロゴス同盟に参加はしないが理解は示す」
カガリ「ロゴス一派を率先して排除し、批判もする。中立国としてプラントと連合の休戦あるいは終戦に向けた労も取る」
カガリ「そうすることでロゴス無き世界経済における地盤を固める」
セイラン派Ａ「で、出来るとお思いか」
カガリ「出来る出来ないじゃないんだ。やる以外ないんだ」
カガリ「…これを見てくれ」（デストロイのデータ）
カガリ「ダーダネルス海峡の戦いでのオーブ軍の働きによほど不満があったようで」
カガリ「ジブリールはオーブにこれらを配備して国土を人質に従わせるつもりだったらしい」
カガリ「あるいは今度こそファウンデーションを焼き払うかと迷っていたようだが」
カガリ「最終的にはユーラシア西部で連合離脱を宣言した都市に出撃させるように変わったようだ」
カガリ「そして、問題はこれっらが偶然ではなく、私、そしてファウンデーション女王アウラ陛下がデュランダルに懇願した結果だという事だ」
カガリ「つまり、デュランダルはジブリールを操る手段を有している」
セイラン派Ｂ「何ですと…」
ウナト「では、ファウンデーションに向けられた核ももしや」
カガリ「多分な。これでもロゴスが生き残れると思う者はいるか？」
セイラン派Ｂ「ですが、我々とてオーブのために」
ウナト「よさんか、無駄だ。代表は我らと話をされに来られたのではない。…弔辞を読まれにいらっしゃったのだ」
- 163124/08/14(水) 14:45:48
カガリ「…この２年、私を曲がりなりにも支えてくれたことに感謝する」
カガリ「今日のこの場で忌憚のない意見を聞けたことにもだ、おかげで私の考えも整理できた」
カガリ「ありがとう。カガリ・ユラ・アスハ、本心から礼を言う。そして、最後の献身にも感謝する」
以上。字数オーバーで3レスとなってしまいました。
このような形でセイラン派は退場予定でしたが、
ジブリールがオーブに来たため核兵器に巻き込まれての退場となりました
- 164１24/08/14(水) 21:17:13
今夜の投下ですがセットの短編を二つという感じで投下させていただきます
ミネルバ視点ですがイシュタリアをまだ出られません
明日にはオーブにたどり着いて時間軸を追いつくようにしたいです
それではよろしくお願いいたします。 - 165二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 21:27:13
このレスは削除されています
- 166１24/08/14(水) 21:27:47
『ある男女の別れ（未練断ち）』
アスランが飛んで行ったあと
h
イシュタリア
港
「オプションブースターがあるんですか！？ここに？」
「はい。それを使って一旦宇宙に出てから降下すれば時間短縮になるかと」
「まぁ、セイバーをマスドライバーの角度微調整して大気圏離脱できないようにして成層圏飛行するよりはマシですけど…」
「よく許可が下りましたね。オプションブースターは使い捨てですし決してお安くないんですけど」
「あ、はい、その、オルフェが頑張ってくれまして、あのその、それで…」
- 167１24/08/14(水) 21:37:11
「…ああ、成程ぉ！」
これまであえて見ぬふりをしていた不審人物に目をやる。
そこでは、この国の宰相オルフェ・ラム・タオが禍々しいオーラを放ちながらこちらを見ていた。
「僕、生まれて初めてです。あんな美青年から嫉妬されるの」
「すみません」
「いえ、これまでご協力いただきましてありがとうございました」
「本当に色々なお仕事をご一緒させていただいて本当に助かりましたし、勉強にもなりました」
「それに…楽しかったです、あなたとご一緒出来て」
- 168１24/08/14(水) 21:48:15
「あ…はい、ブースターをお譲りするには私が残留することが条件だとオルフェが。…ご存じでしたか？」
「いえ、ですが、そもそもあなた方ファウンデーション王国女王親衛隊の方々がミネルバに乗艦されるのはそもそも本艦での演習の為でしたし」
「演習がなくなった後もお付き合いいただいたのがイレギュラーでしたし」
「当艦の搭載戦力も補充されましたし帰国したのですから降りられるのも当然…」
「いえ、あの、今回降りるのは私だけでリデラートとダニエルは引き続きお世話になります」
「へ？あー、うん？すると、もしかして原因は？」
「（恥ずかしそうに）すみません、オルフェが離してくれなくて…」
「あー、オルフェさん。それは仕方がないですよ、アウラ陛下があんな釣書を準備されていたんですし」
「いくら僕のことを安全な男と思っていても、それは嫉妬しますよ」
「でも、良かった。交際は順調なようですね。いきなりの遠距離恋愛で他人事ながら心配だったんですよ」
- 169二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 21:49:07
アーサーがいいひとすぎる……
- 170１24/08/14(水) 21:58:13
「（くすりと笑って）アーサーのお陰です。握手の時散々脅かしたそうですね（メッと叱る感じ）」
「いやぁ、遠距離恋愛は色々とありますから…もしかしたら、ちょっと寂しくて嫉妬が混じってたかもしれませんね（冗談）」
「アーサー、今まで助けてくれて、気遣ってくれてありがとう」
「（それに救われていた私はいたんです）」
「（そして、ごめんなさい。私は貴方に無自覚な喪失感だけ残して去っていきます）」
アーサーの頬に口づけをして、後は振り返ることもなくオルフェの元に歩み去る。
頬に手をあて、見送るアーサー
怖いからオルフェは視界に入れないようにする。
「あー、これは無理かなー。結構本気で検討したんだけどなーファウンデーション王国への再就職」
ため息をつき、肩をすくめながらアーサーはミネルバへと戻った。
何故だか自分の中で何かが大きく欠けたような思いを抱えながら。
ブースター装着の準備を進めねばならない。
- 171１24/08/14(水) 22:18:12
『引継ぎ』
「メイリンさん、アーサーは小心者に見えて意外と無茶する人ですから、見ていてあげてくださいね」
「（アビーを見ながら）どうして私にそんなことを」
「今、ミネルバで艦長でも英雄でもなく、個人としてのアーサーと向き合おうとしているのは貴方だけですから」
- 172１24/08/14(水) 22:29:02
タリア・グラディスからは副長としてそれなりに信頼され、（原作と異なり）個人としても親しく姉弟のように接していたが、今は遠く本国で議長にかかり切り
アビー・ウィンザーにとっては多少親しみがわいたといえあくまでも観察対象
リデラートはかなり親しみを感じていたが、あくまでも姉を介した付き合いにとどまっている
ミーア・キャンベルは女としても関心があったようだが距離がイングリット以上に遠い上に彼女にとって一番大切なことは歌を歌う事である。
今のところプライベートで男は邪魔になる（アスランとの偽装恋愛はそろそろ店じまいだが）
- 173１24/08/14(水) 22:38:04
そう分析を述べた後で
「私はアーサーの中にそれと気付かせることなくするっと入り込みました」
「私が彼に励まされたことも、私が彼を支えたりもしました」
「何しろ優しくてお人好しのお節介なくせに危うい人ですから」
「でも、私は消えます。彼の前からも心からも」
- 174１24/08/14(水) 22:41:06
メイリン・ホークにとってアーサー・トラインは、もっともよく接する仕事仲間（一応上司）であり、
可愛げを感じる相手ではあったが頼りなさを感じていた存在であった。
タリア艦長が色々と心配をし、頭を抱えていた時にはタリアに共感して彼女との距離が縮まったのも良い思い出である。
ただ、タリアが艦を離れ、アーサーが代行になったあたりから何かが変わったと思う。
自分を子ども扱いする態度やその一方で自分がシンと大して変わらない反応を見せたりするのにはイライラもした。
仕事の上では自分のことをプロとして信用し、一人前として頼ってきてくれたので大目には見たが。
うーん、でも、異性として惹かれているかと言われるとそれは自信がない。
ただ、アーサーの気遣いや語ることを聞いていくうちに関心が増しているのも事実だった。
- 175１24/08/14(水) 22:48:25
「ですから、アーサーのことをよろしくお願いしますね」
「あなた以外には託せないので。あ、別に恋人になれとかそこまでは言ってませんよ」
「私も結局そうなりませんでしたし。ただ、気をかけて見守ってあげて欲しいというだけです」
「ちょうどお見合いの件もありましたし、とりあえずちょっかいをかけるにはちょうど良い大義名分かと」
イングリットの代わりに見守れというのか。
イラっとしたがひとまず聞き入れることにした。
とりあえず形から入ることにしよう。
メイリンは髪型をツインからストレートに変えてみた。
アーサーの反応にどこか期待している自分に少し驚きながら。
本日の投下はここまでです。
お付き合いいただきありがとうございました。
- 176二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 06:02:23
おつ
- 177１24/08/15(木) 15:23:51
- 178１24/08/15(木) 21:15:13
投下再開いたします。
イシュタリア
港
「トライン艦長、タケミカヅチよりムラサメ３機並びに搭乗員が到着しました」
「ミネルバに乗せていただいている整備員４名での運用はかなり厳しいですが」
「ミネルバからの出撃は１回限りとのことですので可能です」
「オプションブースターの装着完了。接続に問題ありません」
「医薬品を含む補給物資の受領並びに搬入完了しています」
「MS隊の整備並びに補給も完了している。加えて先程の愉快な映像（>>119）のお陰で意気軒昂だ」
- 179１24/08/15(木) 21:19:59
「（ブリッジの空席の一つに目をやりながら）全艦発進準備完了…か」
「どうされました、艦長？」
「いえ、なんえもありませんよ、イン…」
「……」ぷくー
「いや、なんでもないんだ…メイリン。あれ？君、髪型変えた！？」
「はい！」
「そうか…その髪型でもチャーミングだね。さて、皆、連戦で疲れてるだろうがもうひと踏ん張り頼む」
「機関最大。ミネルバ発進！」
- 180１24/08/15(木) 21:27:39
イシュタリア
「行った…か、ミネルバ」
「イングリット、私が言うのもなんだが、良かったのか、乗らなくて」
「私がいたい場所は貴方の傍です、オルフェ」
「これまでも、今も、これからも」
「そうか…すまないな」
「戦時経済計画を立て直す！ 行くぞ、イングリット、我らの戦場へ」
「ハイ！」
- 181１24/08/15(木) 21:30:07
これでメイントリオ皆それぞれ別のバラバラになりましたが
場所でパートナーを得てそれぞれ緒の戦いをしていきます - 182１24/08/15(木) 21:46:45
太平洋上
オーブ近海
「大気圏再突入完了し着水しました」
「全艦各部問題なし」
「オーブの状況はどうなっているか、わかるかい」
「オーブ軍が大西洋連邦軍を撃退、デストロイ2体が撤退する大西洋連邦軍の殿を務めているようです」
「！セイバー並びにフリーダムがそれぞれデストロイを撃破しまｓ」
- 183１24/08/15(木) 21:53:14
「電磁パルスです！本艦の探査機器にも障害が出ています回復まで時間をください」
「警戒を目視に切り替える！メイリンとアビーは電子機器の回復に全力を尽くしてくれ」
「電磁パルス…考えすぎであってくれ」
- 184１24/08/15(木) 22:45:36
「探査機器の回復しました」
「オーブ首都オロファトにおいて熱核兵器が使用されました」
「現在オーブ軍は戦線を縮小し救助活動に向かっています」
「なんということだ…」
アーサーは瞑目し天を仰いだ
「大西洋連邦軍の動きは？」
「一部に反転の動きが見られます」
「ミネルバはオーブ領海ぎりぎりまで接近し大西洋連邦軍の側面を突く！」
「コンディションレッド発令。MSパイロットは自機で待機を」
「トダカ一佐、その実行のために最適な航路について助言を願います」
「ババ一尉たちムラサメ部隊の発進準備急げ！」
「承りました」
「了解。」
- 185１24/08/15(木) 22:57:22
「反転した大西洋連邦軍の前にザラ三佐率いるMS隊が展開、阻止高度に入りました！」
「これは…血気に逸ったかザラ三佐、さすがにMS数機では無謀だ」
「ですが、おかげでこちらに気づいていないようです」
「ババ一尉のムラサメ隊を出撃させてください。彼らならオーブ領空を飛ぼうと問題ない」
「ですな。聞いていたな、ババ一尉。貴官らは直ちに発進、ザラ三佐の部隊を掩護せよ」
「ムラサメ隊の発艦官僚と共に、ミネルバ離水。タンホイザー発射準備に入る」
「被災地に入り込もうとする火事場泥棒どもを叩きのめす！」
「承りました！」
「了解です」
「了解（艦長、やっぱりいつもと違う。大丈夫なのかな）」
- 186１24/08/15(木) 23:01:10
この後>>147へとつながります。
時系列が追いついたところで本日の投下はここまでとさせていただきます。
次回はファントムペインのネオたちとの決着となります。
書き溜めて準備して投下させてください
本日もお付き合いありがとうございました
- 187二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 06:02:31
おつ
- 188二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 09:15:20
アーサー艦長 形は多少違えどデュランダル議長のような道を辿りつつあるからね
実際議長みたいと言われてるし
仲間に恵まれているよね - 189１24/08/16(金) 17:26:52
- 190１24/08/16(金) 21:01:13
投下を再開いたします。
「火事場泥棒達がオーブに色気を見せないように本艦にヘイトを稼ぐ！」
「MS各機発進完了と共に敵艦隊右翼に火力集中、奴らの士気を砕くんだ」
「シン・アスカ、スプレンダー、行きます！」
「ジュール隊、出るぞ！」
「おう、アスランの奴にご祝儀の先払いだな」
「そもそも式に呼んでもらえるんですか？」
「そんなの、アスランの度量次第じゃなーい？」
「何としてでも呼びたいと思わせてやるさ、ブラックナイツ出撃だ！」
- 191１24/08/16(金) 21:10:34
「MS全機発艦完了」
「メイリン、戦況観測並びに指揮統制の補助を君に任せる…」
「着任以来の付き合いだからね、甘えさせてもらうよ、色々頼む」
「え、は、はい！」
「トダカ一佐、すみませんがオーブ軍のデータバンクにアクセスを願います」
「アビーは一佐と協力してオーブ軍のアーカイブで開戦以降の大西洋連邦の動きの照合を」
「特に艦隊旗艦から脱出した航空機の有無の確認を大急ぎで頼みます」
「承りましょう」
「艦長、まさか…」
- 192二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 21:19:10
このレスは削除されています
- 193１24/08/16(金) 21:20:53
「…議長からロード・ジブリールは生き汚く、逃げ足の速い男だと聞いています」
「奴がいないのなら大西洋連邦軍が引くのとこちらも合わせて引きます」
「ただの消耗戦をやっている余裕はありませんから」
「カオスとガイアはどうされるんですか？」
「（肩をすくめて）決着は付けますよ、当然。なにしろ彼らの側の方がむしろ選択の幅が無いようですから」
「殿とはいえ完全に彼らの部隊だけ切り離されていますな。死守命令を出された捨て駒ですか」
「技術の吸出しなどとうに終えているでしょうからね」
「では、はじめましょうか。メイリン」
「はい！」
「全砲門開け！トリスタン1番、イゾルデ、ランチャーパルシファル、てぇ！！」
大西洋連邦反転部隊に dice1d100=70 (70) ％のダメージ（タンホイザーで21％与えています）
- 194１24/08/16(金) 21:22:52
画像ミスってた分では90％ですな。
もうファントムペイン以外は壊滅したか敗走したとします。
それでも戦わないといけないのが捨て駒の辛いところ - 195二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 21:30:38
このレスは削除されています
- 196１24/08/16(金) 21:48:38
- 197二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 21:51:10
たておつです！
続きも楽しみにしております - 198二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 22:44:24
埋め！
…さて、ネオはどうなる？
彼の記憶は果たして戻るのか？