アイリ「うんうん それは先生が悪いね」

  • 1二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 21:34:36


    「聞いてよアイリ。先生がね。私と一緒にいるのにずーっと別の子の話ばっかりするの」
    「そりゃあ先生は色んな子と関わりあるし何か雑談ってなったら別の子の話は出てきやすいだろうけどさ…」
    「それでも私と一緒にいる時は私だけ見て欲しいっていうか…デリカシーなくてほんとに嫌になっちゃうっていうか…」

    「うんうん、それは先生が悪いね」

    「でしょ?」

    「でも良かったぁ。そんな些細なことで文句が出るってことはカズサちゃんは先生のことそんなに好きじゃなかったんだね!」

    「…え?いや別にそこまでは言ってな…」

    「今までカズサちゃんが先生のこと狙ってると思ってたから抑えてたけど、そういうことなら遠慮なく…」

    「え?アイリ…?」

    "アイリ!遅れてごめん。君とのデートだから気合い入れて準備してたら時間を忘れちゃって"

    「先生!そんな…私のために時間作ってくれてるのにそんなこと気にしませんよ〜」
    「ごめんねカズサちゃん。これから先生とデートだから、今日はこれで解散。」
    「じゃ、先生もらうね」

    「え…あ、アイリ?先生?」
    「まって…待ってよ!い…いや…」

    「うわああああああああああああ!!!!!!!」
    「ハアッ……ハアッ……」
    「な、なんだ…夢か……」
    「夢……だよね?」

  • 2二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 21:38:07

    >>1

    よ く じ つ


    「ごめんみんな!今日これから用事あるから先に帰るね!」


    「あれ、珍しいじゃん。アイリがスイーツより用事優先するなんて」


    「いつもだったらスイーツ食べる時間は確保してるのにね〜」


    「にひ、何やらロマンの予感」


    「も、も〜!ナツちゃん!からかわないでよ〜。ただ先生に勉強教えてもらうだけだから!」


    「……え?」


    べ つ の ひ


    「それでね!最近駅前にできたお店のマカロンが…」

    「あ、ごめんカズサちゃん。ちょっと電話が来たから席外すね」


    「あ、うん。全然大丈夫。気にしないで。」


    「ありがとう!じゃあちょっと失礼するね。」

    ______________

    「あ!先生!昨日は………えへへ………そうですねぜひ!………もう!揶揄わないでください!……それから……あ、いや………ふふっ……」

    ______________


    (アイリがめちゃくちゃ楽しそうに先生と通話してるのが聞こえてくる…)

    (……いや落ち着け私。これはそう、気にしすぎ。この前変な夢を見たから意識しすぎているだけ。先生は特定の子とは付き合わないし、アイリだって恋愛とかには興味ないはず…そう、これは私の考えすぎ。きっとただの他愛ない会話で2人の間には先生と生徒以上の関係はないはず…)

    (でもここ最近ほとんど毎日アイリは先生と何かしらコンタクトを取ってるような気が…)

  • 3二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 21:40:12

    >>2

    「ナツ、あんたどう思う?」 


    「休日に人をファミレスに呼び出しといて事情も説明せずにいきなり第一声がそれは中々挑戦的じゃないかなカズサ。」


    「要件ならモモトークで説明したでしょ。最近アイリが…その…」


    「先生と付き合ってるんじゃないかって?」


    「そう!そ……いやそこまで言ってないわ!」


    「まぁまぁ、内容としては似たようなものでしょう?」

    「でも私は感慨深いよ。ついこないだまで必死にキャラを繕いながら青春を満喫しようとしていた子猫(キャスパリーグ)ちゃんがそこら辺繕うの投げ捨てて人の恋バナにヴッ」


    「ナツ…?」ニコッ


    「ぼ…暴力反対…」


    「はぁ…相談相手間違えたかな…」

  • 4二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 21:42:27

    >>3

    「む、それは聞き捨てならないね」

    「私だって真面目にやる時はやるんだよ?」


    「それだといつもは故意にふざけてるって言ってるように聞こえるんだけど?」


    「恋バナだけに?」


    「やかましいっ!」

    「それ以上ふざけるならホントに怒るからね!?」


    「にひ、さてさて、子猫ちゃんをからかって満足したところで本題に入ろうか」

    「とりあえずカズサは今アイリと先生が親密そうに見えて嫉妬してる、で合ってるよね?」


    「嫉妬って…そんなんじゃ…」

    「なんか…ちょっと…その…嫌だなぁって…なってるだけだし…」


    「おー………まぁ良いや」


    「何その間!?」

  • 5二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 21:45:57

    >>4

    「ちなみにどっちに対して?」


    「へ?どっち…って?」


    「え…そこから?」


    「は?え?何?私なんか変なこと言った!?」


    「いやぁ…まさかそこまで子猫ちゃんだとはね…」


    「もうっ!さっきからなんなのさ!含みのある言い方ばっかりして!」

    「もういい!ヨシミあたりに相談し直すから!」


    「いや待って待って、ごめんて。真面目にやるからさぁ」

    「それにヨシミはやめといた方がいいと思うよ」

    「カズサがその内容で相談持って行っても冷静に対応してくれないと思うし…」


    「は?なんで?」


    「いやだって……ヨシミは先生のこと大好きじゃない?」


    「え……そう…なの…?」


    「Oh……」


    「いや、いやいやいや。ナツ、それはアンタの邪推だよ。だってヨシミほとんど毎日のように先生に揶揄われた愚痴ばっか言ってるじゃん?」


    「でもその話してる時のヨシミ結構楽しそうじゃない?」

  • 6二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 21:47:13

    >>5

    「シャーレの当番行く時も文句たらたらだし…」


    「その割には30分前に着くようにトリニティから出発してるしお化粧とか身だしなみとか私たちにチェックしてもらってから行ってるよね?」


    「あと……あと…先生の奇行にキモいキモい言ってるし!」


    「いやよいやよも好きのうちという言葉が百鬼夜行にあってだね…」

    「本気で嫌なら先生のことモモトークで呼び出したりしないでしょ」


    「……マジ?」


    「よし、少し話を戻そうか。ヨシミが先生を好きって聞いてどう思った?」


    「どうって……いきなりすぎてそんな簡単には…」


    「がんばって!って気持ち?」

    「それともなんか嫌!って気持ち?」


    「……後者…かも」

  • 7二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 21:49:36

    >>6

    「じゃあもうひとつ質問」

    「アイリが知らない人と手を繋いで歩いています。私たちと一緒にいる時より楽しそうです。多分恋人かそれに近しい人なのでしょう。」

    「どう思う?」


    「どう思うってそりゃあ……アイリが決めた人なら応援してあげたいけど…」


    「けど?」


    「なんか…なんか嫌…かな…」


    「なるほどなるほど」

    「んー『どっちも』かぁ…厄介だなぁ」


    「何がどっちもなのさ…」


    「もう自分でもわかってるんじゃない?」

    「カズサは今、先生にもアイリにも嫉妬してるってことだよ」

  • 8二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 21:52:29

    >>7

    「そんな…そんな訳…ない…と…思い……ます…が?」


    「でも出来るなら自分も混ぜて欲しいでしょ?」


    「そりゃそうだけど…」


    「なんなら自分をめぐってアイリと先生に争って欲しいでしょ?」


    「ばっ!?」

    「私をなんだと思ってんの!?」

    「ふざけるのやめろって言ったじゃん!いい加減にして!」


    「にひ、私は至って真面目だよ〜」

    「良いじゃない別に両方欲しがっても」

    「ソフトクリームもパンケーキも食べたいから両方食べようと思っても何も悪くないでしょ?」

    「そりゃあ人のスイーツを奪うのはダメだけどね?」

    「それに一緒に食べたらさらに美味しい」


    「スイーツと恋愛は別でしょ!?」


    「にひ、恋愛って認めたね?」


    「なっ!?これは…その…言葉の綾!」

  • 9二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 21:55:10

    >>8

    「それに!話題が逸れてる!今は私じゃなくてアイリと先生がどういう関係かのことでしょ!?」


    「おーうまく逃げたね」


    「逃げるもクソもあるかっ!」


    「で!最初に戻るけど!その……アイリと先生は…」


    「付き合ってるのは100パー無いと思うよ〜」


    「え?…あ、え?」


    「ん?どしたの?そんな鳩が豆鉄砲を食ったような顔して」


    「いやだって…」


    「どうしてそんな即答できるのって?」

    「そりゃあもちろん、カズサに会う直前までアイリの相談に乗ってたからだよ」

  • 10二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 21:57:37

    >>9

    「ナツちゃん、最近成績落ちちゃって先生に勉強見てもらってるんだけどね。」


    「あー、最近先生とよく会ってるのはそれだったんだね」


    「それでね!先生が各学園自治区の銘菓を色々買ってきてくれてね!」


    「うんうん」


    「成績はこの前より上がったんだけど…今度はその…太っちゃって…」


    「だったら脂肪吸引だね、救護騎士団に行った方がいい」


    「も、も〜!ナツちゃん!!真面目に聞いてよ〜!」


    「だってさ」


    「………」


    「どしたの?飴ちゃん舐める?」

  • 11二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 22:00:40

    >>10

    「ナ〜〜〜ツ〜〜〜!!!!!」


    「待って待って待ってその振り上げた拳を振り下ろさないで」

    「盛大に揶揄ったことは謝るから」

    「それに私をいくら殴ったところで…」


    「はぁ…もういいや」


    「あれ?」


    「なんかもう色々気にしてたのがバカらしくなった」

    「ナツ、ありがと。今日はもう帰るわ」


    「うんじゃあまた」

    「……カズサ、安心してモタモタしてると本当に誰かに取られるよ」


    「……わかってる」


    __________

    _______

    ____

  • 12二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 22:02:38

    >>11

    「ふぅ…カズサは…行ったかな…」

    「……カズサにはああは言ったけど実際は…」


    「ねぇナツちゃん、ヨシミちゃんと先生最近すごく仲良いよね?」


    「そ…そうだね…?」

    「アイリ…?なんか怖…」


    「知ってること、全部喋ってくれると嬉しいなぁって」


    「………」


    (あの場ではなんとか誤魔化したけど…)

    (やれやれどうやら私の孤独な戦いはまだまだ続きそうだなぁ…)


  • 13二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 22:05:29

    >>12

    おまけ 一方その頃のヨシミ


    「あのさ先生、私結構頑張ったと思うのよね」


    "うん"


    「かなり勇気出して、わざわざ2人きりになれるとこ狙って」


    "うん"


    「雰囲気とかも気にして、なんだったら髪型とかも整えて」


    "そうだね"


    「心臓が張り裂けそうになりながら、それでもチャンスを不意にしたくなくて」

    「先生をで……で…ででででっ…」

    「……」

    「晩ご飯、誘ったんだけど…」


    "あれ?デートじゃなかったの?"


    「あああ!もう!うるさい!!黙って!!」

    「てかそうじゃないわよ!!」

    「なんで…なんで…」

    「誘った結果がどうしてこんなドレスコードもある高級レストランなのよ!!」


    "HAHAHAHA"


    「HAHAHAHAじゃないっ!!」

  • 14二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 22:07:00

    >>13

    "ダメだった?ヨシミが2人でゆっくり話せる所が良いって言ってたから防音の個室があるここにしたんだけど"


    「いやっ!お店が悪いって言ってるんじゃなくて!!」

    「その…いきなりハードル上がりすぎというか…」

    「想定してたのはいつもより少しオシャレなところというか…」


    "でもヨシミが好きそうな大人っぽさ満載のお店だよ?"

    "あ、もしかしてお金の心配してる?大丈夫、私が払うし、すでに食べ終わったコース料理以外にも単品で追加注文できるから好きなものたくさん食べてね?"


    「ああもう!!わかってるくせに!わかってるくせにぃぃぃい!!」

    「そもそも誘った当日の夜にいきなりスケジュールされて!」

    「お店来る前にドレスまで先生用意してもらって!」

    「これじゃ…これじゃ…!」

    「私が先生にたかって無理矢理わがまま叶えてもらってるみたいじゃない!」

  • 15二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 22:08:14

    >>14

    "ドレス似合ってるよ?"


    「そ…そう?あ…ありがと…」

    「……っそうじゃない!話を逸らさないで!」


    "髪も下ろしてて、いつもとのギャップも良いね"


    「話逸らさないでって言ってるでしょ!?そっ…そうやってテキトーに褒めとけば私が喜ぶって思ってるんでしょ!?」

    「……」

    「無言でニコニコしながらこっち見ないで!」

    「…確かに喜んじゃったけど!機嫌ももう治っちゃってるけど!!そういうこと言いたいんじゃなくて!!」


    "食事が口に合わなかった?別のお店の方が良かったかな?"


    「ねぇ!わざと!?わざと言ってるでしょ!?」

    「確かに緊張しすぎて味なんてほとんどわかんなかったけど!」

    「そうじゃなくて!お店に不満があるわけでもなくて!ただもっと段階を踏みたかったというか…」

  • 16二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 22:10:10

    >>15

    "そっかぁ…"

    "ヨシミに晩御飯誘われるなんて初めてだったから私も気合い入れすぎちゃったかな?"

    "生徒をこのお店に連れてくるのもヨシミが初めてだったし…"


    「んんんんん!!」

    「ずるい!そういう言い方!ずるい!」

    「別に嫌って言ってないし!」

    「むしろ嬉しかったし…」

    「ただ先生にリードされっぱなし嫌というか…」

    「対等になりたいというか…」


    "じゃ、ヨシミ"


    「…なによ」


    "ヨシミの行きたいところ、連れてってくれる?"


    「〜〜〜ッ!」

    「いいわよ!わかったわよ!」

    「徹夜して用意した私のデートプラン!今から心ゆくまで味わわせてやるんだから!」

    「あーもう!ニコニコしない!」

    「覚悟しなさいよ!先生!」


    その後、2人は夜に騒ぎすぎて夜番のヴァルキューレ生に怒られたそうな


    めでたしめでたし

  • 17二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 22:11:06

    ヨシミ WIN

  • 18二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 22:11:13

    ヨシミ勝利エンド!?こんなの僕のデータにないぞ!!

  • 19二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 22:17:51

    これでナツも先生の事想ってたら面白いいのに

  • 20二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 22:26:18

    >>18

    お前はヨシミ推し全員を敵に回した

オススメ

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