- 1二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 18:33:26
- 2二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 18:33:57
ウララ「みんなー!こっちこっちー!」
ライス「ウララちゃん、今日はありがとう」
ロブロイ「私も急な話だったのに参加させてもらってありがとうございます」
ウララ「ううん、大丈夫!」
キング「ウララさんが商店街の皆さんと仲良しで助かったわ。こんなことに集会所のキッチンなんて普通借りられないもの」
テイオー「寮も学園の調理室もいっぱいだもんねー。ボクもウララに誘われなかったらその辺のお店で買ってたとこだったよ」
マヤノ「持つべきものは友達だね☆」
マーベラス「マーベラス☆」
ウララ「それじゃあチョコ作りにレッツゴー!」 - 3二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 18:34:26
おじさん「それじゃあこれが鍵だから、使い終わったら鍵を閉めて返しにきてくれればいいよ」
ウララ「はーい!おいしいチョコを作るから楽しみにしててね!」
おじさん「ウララちゃんからチョコがもらえるのか!当日は楽しみに待ってるよ」
ウララ「うん!」
マヤノ「えーっ、ウララちゃんの分だけでいいのー?」
テイオー「ボクたちのチョコはほしくないのー?」
おじさん「はっはっは!いやーおじさん初めてのモテ期だなぁ!みんなの分も楽しみに待ってるよ!」
ウララ「商店街のみんなの分も作っちゃうからね!」
キング「おーっほっほっほ!商店街の方たちの分も一流のチョコを作らないとね!」
ライス「そ、そうだね!よーし、がんばるぞー、おーっ!」
ロブロイ「お、おーっ!」 - 4二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 18:35:31
ロブロイ「き、キングさん!チョコは直接火にかけたらダメです!焦げちゃいます!」
キング「えっ!?」
ライス「ウララちゃん、そのお肉とお魚は・・・・・・」
ウララ「これはねー、お肉屋さんにはお肉入りチョコ!お魚屋さんにはお魚入りチョコ!」
テイオー「いやー・・・・・・それは多分合わないんじゃない?」
マヤノ「ほら、フルーツとかの方が多分おいしいと思うよ」
マーベラス「でもでも、もしかしたらマーベラスなチョコができるかも!」
マヤノ「たしかに食べたらびっくりしそうだけど!」
ロブロイ「キングさん!湯煎はお湯「に」溶かすんじゃなくてお湯「で」溶かすんです!」
キング「えっ?あっ、ご、ごめんなさい!」
ロブロイ「焦らず少しずつ手順を確認しながらいっしょにやりましょう。急いては事を仕損じる、ですよ」
キング「うう、お世話になるわね・・・・・・」 - 5二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 18:36:00
─バレンタイン当日─
ロブロイ「ハッピーバレンタインです、トレーナーさん」
トレーナー「ありがとう、ロブロイ。母親以外からもらうなんていつぶりだろう」
ロブロイ「意外ですね。トレーナーさんならてっきり・・・・・・」
トレーナー「校則が学校だったから校内で女子がチョコを配るとかしてなかったんだよね。大学時代は男とばっかりつるんでたし」
ロブロイ「あの、もしかして過去に恋人とかは・・・・・・」
トレーナー「も、黙秘権を行使する」
ロブロイ「黙秘権は宣言するものじゃないですよ」
ロブロイ「・・・・・・やった」ボソッ
トレーナー「まあさっきおやつを食べてあまりお腹が空いてないからまた後で食べるよ。改めてありがとう、ロブロイ」
ロブロイ「い、いえ!いつもお世話になってますしこれくらいは!」 - 6二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 18:36:50
ロブロイ「ふぅ、無事に渡せてよかったです。これで今日は心置きなくアレが読め・・・・・・」ゴソゴソ
ロブロイ「・・・・・・あれ、渡したはずのチョコがなぜ私の手元に?」
ロブロイ「・・・・・・も、も、ももももしかして私、まさかまさかトレーナーさんに渡したのって───」
🕜
トレーナー「それしにしても、ずいぶんずっしりとしたチョコだよな」
トレーナー「チョコケーキでも作ってくれたのかな?まさか本を模していたり・・・・・・それはないか」
トレーナー「まあちょっとだけつまませてもらおうか。綺麗な包装だから破るのは勿体無いけど・・・・・・」
トレーナー「・・・・・・あれ?」
『地味目女子必見!最新おしゃれファッション!〜派手な格好を好まないあなたへ〜』
トレーナー「・・・・・・女装、しろと?」
トレーナー(いや、冷静に考えたら渡すものを間違えただけだろ)
トレーナー「・・・・・・でも、ロブロイもこんなのを読むのか」ペラッ - 7二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 18:37:12
ロブロイ「はわわわわ・・・・・・と、トレーナーさんに読まれてる・・・・・・」
ロブロイ「ど、どうしましょう。今更渡すのを間違えてましたなんて言って渡しに行ってもトレーナーさんの目線がなぜだか優しいような目になるに決まってます」
ロブロイ「少しは大人っぽくできた思ったのにあんなの子ども丸出しじゃないですかぁ・・・・・・」
ロブロイ「うう、どうしよう・・・・・・」
ライス「あれ、ロブロイさん。何してるの?」
ウララ「ロブロイちゃーん!」
ロブロイ「はひぃぃぃぃ!?」
ライス「ええっ!?そんなに驚いちゃう!?」
ウララ「お化けでも見たの!?」 - 8二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 18:37:43
ロブロイ「うぅ・・・・・・」
トレーナー「気にすることないじゃないか」
ライス「そ、そうだよ!ライスだってそういうの見るもん!」
ウララ「マヤちゃんとかもみてるしいいんじゃないの?」
ロブロイ「それはそうですけどぉ・・・・・・」
トレーナー「むしろ、俺は安心したよ。ロブロイも新しいことを始めようとしてくれてるみたいで」
ロブロイ「本当、ですか?」
ライス「お兄さまもライスが何かやりたいって言ったら喜んでくれるし、ロブロイさんのトレーナーさんが言ってる通りだよ!」
ウララ「たづなさんが言ってたけど、ウマ娘たちは走ることに精一杯になりすぎてそーいうのにむとんちゃくになっちゃうこも多いからおしゃれとか若いうちにできることはどんどんやって欲しいんだって!」
トレーナー「その通り。俺みたいなおっさんになると髪を染めたりだとか服を改造したりだとかそういうのに挑戦できなくなるからな。若いうちに新しい感性をどんどん身につけていると将来の視野も広くなるさ」
ロブロイ「トレーナーさんがそういうなら・・・・・・」 - 9二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 18:38:36
ロブロイ「で、でも!本当はこっちを渡したかったんです!こっちのチョコです!」
ライス「ウララちゃんはもうトレーナーさんに渡したの?」
ウララ「朝渡しに行ったよ!」
ライス「ウララちゃん、行動力あるなぁ・・・・・・ライスはさっき渡してきたところなのに」
ロブロイ「本当は私も渡し終わってたはずだったんです・・・・・・まさかこんな漫画みたいなことをやらかすだなんて」
トレーナー「事実は小説よりも奇なり。ベタベタなオチでもいいじゃないか」
ロブロイ「そうですけどぉ・・・・・・」
トレーナー「うん、おいしいよ」
ロブロイ「本当ですか?よ、よかったぁ・・・・・・」
ウララ「わたしが味見したもんね!」
ライス「ウララちゃん、みんなにいっぱい味見させてもらってたね」
ロブロイ(来年こそは、2人きりでいい雰囲気に・・・・・・) - 10二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 18:41:10
- 11二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 18:41:35
- 12二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 18:46:06
かわいい
- 13二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 18:50:23
おっつおっつ
- 14二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 21:02:56
貴重なロブロイSS助かる
- 15二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 21:21:16
とても良かったです
- 16二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 22:32:17
ちょくちょくアプリのネタ入っててすき
- 17二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 00:37:16
ロブロイは割と近いうちに来るよ…多分