- 1二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 20:30:38
- 2二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 20:31:55
シャーレについて、仕事を始めようとまずは連邦生徒会から回ってきた業務を見る
”ん?なんか昨日までの激務が嘘のように仕事がない”
一通り目を通して次にメールチェック
今週に入ってから、必須の仕事がやけに多かった
”あれ、リンちゃんからだ”
”「準備しときましたから」”
”…?”
バンッ!
と激しくドアが開く
レイサかな?と思いつつ音のした方を見る
リン「先生!行きますよ!」
”リンちゃん!?!?” - 3二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 20:32:50
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- 4二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 20:33:14
“えっと…リンちゃん仕事は?”
スーツは脱がされ、アロハシャツを着せられ
財布と携帯と少しの荷物をまとめさせられ
連邦生徒会のマークのついたバンに乗せられ、
この一連の出来事の速度にあっけにとられ、やっと出た言葉。
「私は今気分がいいのでリンちゃんと呼ばれたことには目をつむります。仕事は溜まっていたものは終わらせ、火急のものは残ったメンバーに任せました。」
“…大体の室長ここにいるよ?”
「寝てばかりなのでハイネが残っています。」
“(それは残ったというか罰で残したというか…)”
“一人で?”
「不知火カヤを矯正局から引っ張ってきました」
幸い模範囚として刑期が短くなっていたのであと連邦生徒会の権限で…
とかなりゲスな顔でリンちゃんは語った
モモカ「休みのためって言って死ぬほど頑張ってたからね。もはや狂気だったよ」
「休みのためならバカでも囚人でも使います。」
使われる側じゃなくてよかったと、どこかで安心してる自分がいる - 5二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 20:33:36
”…モモカはこっちなんだね”
モモカ「ハイネと違って私は最低限仕事してるよーじゃなきゃ電車が止まるしね。」
「あれー?先生もしかして私がサボり魔だと思っておいでですかぁ?」
”…ごめんね”
モモカ「まぁ否定はできないからしゃーないよー」
”なんで私もいれてくれたの?”
リン「一応先生も連邦生徒会の人間ですから。普段からお一人で頑張っていらっしゃいますし。わたしたちも助かっていますので…」
モモカ「リンちゃんが先生好きだからでしょ?」
”マジ?”
リン「モモカ!」
モモカ「冗談冗談!ごめんって」
あははは〜と笑いながら謝るが悪びれる様子はない - 6二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 20:37:13
続きが気になるので保守
- 7二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 20:40:16
”…これどこに向かってるの?”
モモカ「地獄」
”ヒェッ”
アオイ「地獄じゃないわ、仕事に疲れたから皆で樹海で楽になろう…って」
”ヒェッ”
アユム「もう。お二人共先生を困らせないでくださいよ」
リン「アオイの言っていることは樹海以外あってます。行き先は海です」
”…入水…ってコト!?”
アユム「リンさんまで!先生が変な方向に行っちゃったじゃないですか!」
リン「海で行楽、楽になろうという言葉とまぁあまり齟齬はないかと」
モモカ「珍しいねぇリンちゃんが冗談なんて」
”そうだね”
リン「…もしかして先生メールをご覧になっていませんか?」
”見ようとしたらちょうどリンちゃんが来てね…”
リン「送ったの昨日ですよ」
”あはは…” - 8二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 21:17:58
”というかさっきから「リンちゃん」とか「アオイ」とか、”
”いつもなら「財務室長」とか「会長代行」とか役職で呼んでるのに”
モモカ「あ、話そらした」
リン「今日は休暇ですので、学生なら名前で呼び合うべきでしょう?」
”…私は?”
「「「「先生」」」」
”…はい。” - 9二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 21:20:19
モモカ「とーちゃーく。さ!先生は出てった出てった!」
リン「私達はこれから着替えますので、先生は設営しておいてください」
”もしかして私雑用で呼ばれた?”
リン「それならば…ご覧になりますか?」
”設営してまーす”
アオイ「ほんとにあなたリンなの?」
リン「ええ、七神リンです。さぁ、先生を待たせるわけにもいきませんので早く着替えましょう」
冗談でも普段の七神リンはそんなことを言わない
アオイは眼の前の景色が信じられなかった - 10二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 22:33:07
そろそろ炭に火がついた頃だろうか
『先生せんせー!!』
”アロナ?”
”どうしたのアロナ”
「先生だけずるいです!みなさんと海水浴!」
「アロナ先輩」
「プラナちゃん?どうしました?」
「昨日先輩が寝てる間にこんなものを作っておきました」
「これですか?」
「着替えてみてください」
「わー!!水着!ありがとうございますプラナちゃん!」
「喜んでいただけて何よりです」
「ちょっと先生むこうむいててください」
”ごめんごめん” - 11二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 22:33:31
「先生、もう見てもいいですよ」
”おー…いいじゃん似合ってるよ”
「えへへーいいんですよ先生。アロナちゃんのセクシーなボディに見とれていいんですよ?」
リン「おまたせしました先生」
「!リンちゃんの声!先生!私にも見せてください!」
「いや~なんでしょうね、オフショルダー?ワンピース?あ!競泳水着?リンちゃんのことだから中学校のスク水!?」
”「黒ビキニ…だと…」”
リン「先生…この水着、気に入っていただけましたか?」 - 12二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 22:35:29
画像は!?画像はないんですか!?
- 13二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 22:38:28
その時スケバンの放った砲弾が爆破する!
モモカ「oh.....」
アオイ「ハァ…」
アユム「あー!バーベキューのお肉がー!」
リン「・・・・・・・・」
ピッピッ
リン「不知火カヤ。ヴァルキューレをこちらに寄越してください指揮は私が取ります」
「連邦生徒会だ!人質にすればたんまり稼げるぞ!!」
アオイ「ヴァルキューレは間に合わなそうね」
リン「やるしかないようですね」 - 14二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 22:40:46
「こいつら…ずっと座ってるくせに強ぇぞ!撤収!」
”強いね皆…”
リン「最低限の戦闘能力訓練は受けていますので」
モモカ「あーつかれた…お肉吹っ飛んじゃったしさー海の家でなんか食べようよー」
「「「ごちそうさまでした」」」
モモカ「っしゃー海入るぞー」トテトテトテ
アユム「あ、モモカさんまってください…わたしもいきます」
アオイ「ビーチバレーやりましょうよ」
”リンはいかないの?”
リン「少ししたら行きます」
”まあ、食べたばかりだしね”
リン「先生と…少しお話したいと思いまして…」 - 15二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 22:43:53
リン「先生…勝手に一週間仕事を詰め込んだこと。謝ります」
”リンちゃんたちもこの一週間は頑張ったんでしょ?”
リン「…えぇ。」
”私が忙しいのは別にいいんだ”
”今、リンちゃんが楽しそうな顔してるから。”
リン「っ…」
リン「…だ、誰がリンちゃんですか。大体先生はもっとご自身を大切に…」
”まぁまぁまぁ”
リン「……」
”また…来ようね。”
リン「…次は海じゃなく、山でキャンプですかね」
”カヤとハイネもね”
リン「ハイネはまだわかりますが…不知火カヤも?」
”今日、仕事頑張ってくれているんでしょう?”
リン「…まぁ、そうですね。次は二人もいっしょに、としましょう。」 - 16二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 22:44:30
湯気のたつカップから一口、熱い紅茶を飲む
ふぅ…
物語を始め、終えるまでのこの緊張にはまだ慣れない
カランコロンカラン
入店を告げるドアのベル。
せっかくアールグレイを入れたところだが、お客様とあれば致し方ない。
新しいお客様にまずは礼とご挨拶を。
いらっしゃいませ、バーボンナギサにようこそ。私はセイアさんが喉の調子が悪いということでホストを務めている者です。どうぞおかけになってください。
このアールグレイはサービスですから、これを飲んでまずは落ち着いてください。
私はこのように物語のスレを立ち上げるのはアスナさんの物語に続き二回目です。
このスレを開き物語と邂逅した時皆様はきっと
「ときめき」
と似たような感覚を持ったと思われます。その感覚を大事にして欲しいのです。
皆様には二番煎じであろうとも、物語を生み出し、またその中に誰かを真似て工夫を入れ、繰り返す。
そしていつか新しいアイデアが生まれる。その時まで、創作を、交流を続けてほしいのです。
今回は「イベントストーリー:連邦生徒会の夏」をお楽しみいただきました。
恥ずかしながら私の思いを寄せる方がハッピーエンドが好き、ということなので私は物語はハッピーエンドと決めています。
爆破落ちにしても良かったのですが少し海辺だと言うのに湿度があまり足りないようでしたのでね
さて、それでは注文を聞きましょう。 - 17二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 22:47:51
ミルクでも貰おうか
- 18二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 23:52:27
出たな良質なショートストーリーの書き手!
今回は穏やかな満足感が残る良い日常回だった。レモンティーでも頂こうかな - 19二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 23:57:49
最早バーボンとは……いや、これがいいのだ
あ、アールグレイをロールケーキとセットで - 20二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 06:32:33
乙です
良い物を見させていただきました - 21二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 18:09:15
- 22二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 18:16:40
- 23二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 20:11:29
- 24二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 23:11:47
認めるよスレ主
お前はティーパーティーのホストだ
それはそうとして後日談はハイネとカヤのエミュ精度が不安で… - 25二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 10:53:47
- 26二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 11:01:32
ええやん、普通に読みやすい文章でした
続きは!続きはまだですか! - 27二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 16:28:36
- 28スタッフ24/08/12(月) 22:01:49
アオイ「カヤ、何度言わせるの、漢数字とアラビア文字、これじゃ予算は出せない」
カヤ「…」
アユム「カヤさんすみません、引用が抜けてるのでこの書類このままだと回せないです…」
カヤ「…」
リン「…」
カヤ「…」
リン「…」
カヤ「…」
リン「やり直しです。」
カヤ「…」
私、矯正局模範囚不知火カヤ☆
さっさと檻から出るために模範囚として過ごしていたらある夏の日に連邦生徒会に呼び戻されちゃった☆
リン「良いですか、あなたはあくまでまだ囚人です。更生プログラムの一環で連邦生徒会でアルバイトという名目でつれてきました。模範囚としてやってくれていたおかげでこうして連れ出せました。良いですか、私の命令に従わなければ、あなたの模範囚としての成績を消す。」
憧れの連邦生徒会長代行から「有能なのはお前しかいない(超意訳)」と言われてスカウトされちゃった!
ココから始まる私の物語!
連邦生徒会を追放されたら有能さに気づいて「はいはいはい、そんなモノローグしてないで手ぇうごかしなぁ”アルバイト”ちゃん」
モモカ「がんばれがんばれ」 - 29スタッフ24/08/12(月) 22:02:35
………疲れた
なんとか業務を終わらせた
なんで各局長の業務一割ずつぐらいやらされてるんです?
やるならどっか一部署でしょうが
リン「おつかれさまでした、不知火庶務」
カヤ「七神代行…お疲れ様です」
リン「今日の業務はどうでしたか」
カヤ「…色々なお仕事ができてとてもやりがいがありました。」
リン「そうですか。」 - 30スタッフ24/08/12(月) 22:03:09
リン「では、本音は」
カヤ「…」
リン「大丈夫ですよ、ここでの会話はあなたの刑期には関係ないものとしますから」
カヤ「よくもまああんだけ雑多な仕事をやらせましたね」
リン「でもできましたね、それもすべて終わらせて今は20:00、上々ですね。」
カヤ「そうでしょうそうでしょう。私は優秀ですからね。コレくらい当然です」
リン「えぇ、期待以上です」
カヤ「良いのですよ?このまま代行の席まで渡しても?」
リン「そうですね。では明日よろしくお願いします」
カヤ「えぇ!……へ?」 - 31二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 22:03:30
翌日6:30
カヤ「…へ?」
リン「それでは、ハイネと連邦生徒会をお願いします」
へ?「カヤ」
ハイネ「カヤ〜!コレどうしたら良いの!?!?!?!?!?」
カヤ「七神リンンンンンンンンンンンンン!!!!!」 - 32二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 22:06:28
- 33二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 22:35:52
- 34二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 09:55:33
ハイネ「カヤ〜この請求書どこが駄目なの〜」
カヤ「…」
ハイネ「ありがと〜」
ハイネ「カヤ〜これの去年の資料ってどこ〜」
カヤ「…」
ハイネ「ありがと〜」
ハイネ「カヤ〜」
カヤ「…」
ハイネ「そう!コレ探してた!ありがと〜」
ハイネ「カヤ〜」
カヤ「…」
ハイネ「ありがと〜」 - 35二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 09:55:54
ハイネ「カヤ〜」
カヤ「…」
ハイネ「カヤ〜」
カヤ「…」
ハイネ「カヤ〜」
ハイネ「カヤ〜、コレ先月のやつなんだけどこのイベント費ってどこに流れてるやつ?」
カヤ「そんなのわかるわけ無いでしょう!そん時私檻ん中ですよ!」
ハイネ「え?なにしてたの?」
カヤ「つかまってたんですよ!」
ハイネ「あーそれで最近見なかったのか!」
カヤ「ハイネ…あなたという人は…」
私、矯正局模範囚兼、連邦生徒会庶務兼本日のみ特別代行補佐の不知火カ「はいはいモノローグしてないで手を動かしてぇ」
あなた今海でしょう!?名前ぐらい最後まで言わせてくださいよ!
「ごめんごめん」あはは
この人は悪びれることを知らないのだろうか - 36二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 09:56:18
改めて、
私、不知火カ「カヤ〜なんかコレじゃ駄目って言われたんだけど〜」
「…ハイネエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!」
…どうして
どうしてこうなるのでしょう…
私の復活劇は?…
私の局長の席は?…
私の…夢は?… - 37二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 09:57:54
- 38二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 10:47:44
アンタ裏矯正局の人間だったのかよ!!!