ミレニアムモブの日常(最終章に見せかけた前日譚)14

  • 1クイーン◆PpuNVmvyfA24/08/10(土) 22:08:23

    『私達はクイーンって名乗ってる、まぁとある星からの開拓者なんだよね。

    いい感じに水がたくさんある星のキヴォトスって場所を見つけてさ、それでまぁこっそり探査用のロボット送ったりちょいと間引こうとしたら馬鹿みたいに硬いわ同業者っぽいのに見つかるわでもう散々!なんか原住民と同じ姿と組成してる同業者に聞いてみたらなにやらルーツはこの星じゃなくてもキヴォトスで生まれ育ったから抵抗するってさ。生意気だよね、一体で開拓船二隻に抗おうなんて。なーんて思ってんだけど捕まえた矢先に抜け出されてそこそこの命と実験体が失われたついでに兵器までパクられちゃった。流石に核ぼんがぼんが打ち込まれたら堪らないから私達も段階を移行する頃合い。すこーし気候をなんやかんやして我々の得意な水を増やすことに成功した私達は同業者、個体名【甘坂エイリ】にそのことを通達する。これからは第二ゲーム、開拓団も尻に砂がついた気になったかもね?』


    前スレ

    ミレニアムモブの日常(本人不在)13|あにまん掲示板我々の……正確には我々が今動かしている身体の持ち主の名は甘坂エイリ。我々はALIEN、異邦者であり狩人。そして既に滅びた種だ。甘坂エイリは我々を祖とする新種であり、またキヴォトスと呼ばれるこの場所にお…bbs.animanch.com
  • 2二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 22:09:45

    たておつ

  • 3◆PpuNVmvyfA24/08/10(土) 22:11:56

    使われないステータス

    強さ(90以上で最上位勢)dice1d100=30 (30)+新武装25+自己訓練3=58

    成績(100で全知級)dice1d100=87 (87)

    神秘(100でホシノ級)dice1d100=51 (51)

    事務能力(100でユウカ級)dice1d100=98 (98)

    開発力(100でウタハ級)dice1d100=28 (28)

    学年 dice1d3=1 (1) 年生

    リオとの友好度dice1d100=57

    ユウカとの友好度dice1d100=91

    ノアとの友好度dice1d100=104

    コユキとの友好度dice1d100=67 +5 =72

    身長130+dice1d50=3 (3) cm

    髪の長さ(100でもういるアリス)dice1d100=69 (69)

    胸dice1d5=2 (2)2.コユキ

    腹dice1d4=1 (1)1.がりがり

    尻dice1d5=3 (3)3.割とある

    使用武器:最近出番のないMG M61A2バルカン「ウルカヌスさん」(正式名称ウルカヌスの焔)+可変装甲アーマー「ウルカヌス・ジェフティ」(ゼロシフト無双中)

    格ゲー力dice1d100=81 (81)

    KSG耐性dice1d100=83 (83)

    料理力dice1d100=21 (21)最低保証30

    エイム力 dice1d100=58 (58)-30=28

    趣味 読書(少女漫画)

    むつかしい政治の話し理解度dice1d100=92 (92) +30

    内なる神秘?ALIEN(異邦者)・Hunter(狩人)

    融合カウンター19+dice1d81=64 (64)

  • 4二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 22:13:09

    ほしゅ

  • 5二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 22:26:53

    立て乙です

  • 6二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 22:36:26

    融合率のダイス逆かな?
    前回が81だったけど

  • 7◆PpuNVmvyfA24/08/10(土) 22:41:35

    >>6

    (露骨に大変だったからガッツリ上がるかなと思って振りました)

    (上がりすぎました)

  • 8二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 22:46:34

    たておつ
    どうなるかねエイリちゃん

  • 9二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 23:38:09

    たておつです

  • 10二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 00:00:14

    最終的に今融合率どんなもん?
    オーバーフローして100超えたん?

  • 11甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/11(日) 00:10:55

    セルフ保守ネタ

    クイーンによる大雨


    アビドス

    大雨洪水


    D.U.dice1d4=2 (2)

    ミレニアムdice1d4=2 (2)

    トリニティdice1d4=3 (3)

    ゲヘナdice1d4=1 (1)

    その他色々dice1d4=4 (4)

    1.快晴

    2.曇り

    3.雨

    4.大雨

  • 12◆PpuNVmvyfA24/08/11(日) 00:15:16

    (多分1番大変なことになってるのがアビドス、続いてオデュッセイアなのかもしれない)

  • 13二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 03:33:31

    ゲヘナが快晴なのは…今日は快晴ちゃんがナニカしているのかも知れない…

  • 14二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 04:47:21

    安価スレで続投なのね

  • 15二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 11:52:26

    おつ

  • 16二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 21:14:43

    保守

  • 17甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/11(日) 23:17:28

    アビドスはあれから太陽というものを失いました。
    というのはやや誇張した表現ですがあの日からアビドスがずっと曇りまたは雨となっていました。
    たまに起こる砂嵐によって雨雲は一時的に散らされるもののすぐに戻ってきます、これが普通の雲ではないことは誰の目にも明らかでした。

    ホシノ「うへぇ〜……おじさん湿気っちゃうよ〜」
    セリカ「ほんと、ホシノ先輩じゃないけど暑くて嫌になるわ、いつもとは違う暑さだし」
    シロコ「ん……雨だとサイクリングもできない」
    アヤネ「アビドス以外でもあっちこっちで謎の大雨が起きてるみたいです。先生も対応に追われててんてこまいで」
    コユキ「あーひまーですねー」

    全員で部室で集まってぐだぐだしているわけですが……わたしはいまいち気が気でありませんでした。
    クイーンによる宣戦布告、各地で起こっている大雨…明らかに手を回しているのに動けない自分に歯噛みせざるを得ませんでした。

  • 18甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/12(月) 00:10:26

    1人またはコユキちゃんと2人で出歩けないわたしは事実上アビドスに囚われたまま。

    何か起きていないか、モモトークで都度連絡を取るしかできませんでした。


    『アビドスでは連日雨、洪水でろくにバイトもできません』

    ウタハ『ミレニアムは曇りだね』

    『"トリニティで雨が降ってるけど、D.U.から遠い地区だと大雨が起きていてみんな大変みたいだ"』

    ネル『チビ、お前またなんかやらかしたんだろ?なんか言ってなかったのか?』

    『クイーンは、水を統べる種族であり何かしら絡んでるとは』

    ウタハ『三大校じゃない中小校から侵略するつもりなのかな?』

    ネル『こういう調査に強いのがチビのジェフティなのによ』

    『流石に3回目抜け出すわけにはいきませんしコユキちゃんと誰か1人を連れて行くわけにも……』

    ネル『アタシが付き添えばいいんじゃねぇの?』

    ウタハ『君もどちらかと言えば多忙だろうネル』

    『"私の方でも色々手伝いながら調べてはみてみるよ"』


    皆さんなかなか進展はないようで後手後手の対応を強いられているようです。

    わたしも同様ですが……今更クイーンからわたしに直接アクションはしてこないでしょう。どうしたものか……

    dice1d4=4 (4)

    1.先生当番

    2.雨中に立つ影の噂

    3.機械人形の噂

    4.知ってるやつ2

  • 19二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 00:23:26

    エイリを行かせないと話にならない…って言ってもホシノたちは断固拒否するだろうし

  • 20甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/12(月) 01:03:26

    繧ッ繧、繝シ繝ウ『縺薙s縺ォ縺。縺ッ』

    『!?』

    ウタハ『なんだ、ハッキングか?』

    ネル『ヴェリタスの奴らがまたなんかしたのか?』

    繧ッ繧、繝シ繝ウ『縺ゅ?∝ー代@蠕?■縺ェ縺輔>』


    突然現れた謎の文字、見覚えがあります。クイーンの船で使われていた……

    それを指摘する前に謎の文字が編集され、みんなが読める文字になりました。


    クイーン『この星の言語はこれでよかった?』

    ネル『クイーン、だと!?』

    ウタハ『ハッキング技術まであったのか……!』

    『口調からして、わたしが何度もあったやつではないです』

    『"何か、用があるのかな?"』

    クイーン『私達に対抗しようとしているのはあなたたちね?第二開拓船は、その対抗を支援します』

    ネル『は?』

    え?


    思わず、声が出ました。

    全員に一斉に見られ、何をしているのかを詰められて仕方なくスマホを見せることになりました。

    一旦説明は置いておいてクイーンの話を聞くことをお願いしてスマホを囲んでみることになりました。


    Chapter11-2

    つづく

  • 21甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/12(月) 01:03:55

    (エイリが動けないから周りから動くしかないかなしみ)

  • 22二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 10:16:39

    このレスは削除されています

  • 23二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 21:37:44

    保守

  • 24甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/12(月) 23:36:39

    わたしの端末をテーブルに置いて、皆さんに画面を見せます。そこにはモモトークのチャットルーム、本来クイーン対策として使われていたものにクイーン本人が乗り込んできた形になります。


    クイーン『さて、どこから話したものでしょうか』

    ウタハ『まずは、魂胆から聞かせてもらえないかな?本来君たちはキヴォトスに対して侵略しにきた外敵だ。それが私達に協力と言われて簡単にそうなんだと信用することはできない』

    クイーン『(蜴滉ス乗ー代?縺上○縺ォ)もう片方の開拓船の船長はゲームと称してキヴォトスとの戦争を始めようとしている。我々は開拓船であって侵略戦争用の装備はしていないから勝つとしても多大な被害が予想される。そんなものに付き合ってられない。開拓予定地を荒らす相手との戦闘は予想されていたからね、身内とは思ってなかったけど』

    ネル『要は内ゲバかよ』

    クイーン『どこもかしこも争ってる原住民には言われたくないかな!!!』

    ネル『アァ?てめぇさてはこっちが負けると思ってんな?』

    クイーン『さてね』

    ホシノ「語気荒いなぁメイド長ちゃん」

    ノノミ「……」


    既に喧嘩が始まりそうなというか半分始まっているチャット画面を見て小鳥遊さんがこぼします。


    クイーンからもたらされた情報dice1d4=3 (3)

    1.クイーンという生物と文化(あんまりいらない)

    2.1+兵器の設計図

    3.2+戦艦レーダーからのクイーン分布

    4.3+クイーンの弱点(ある意味地雷)

  • 25二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 00:16:49

    クイーンから結構情報貰ったな

  • 26甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/13(火) 00:18:56

    ウタハ『気象兵器……最近あちこちで起きていると言う雨はこれのせいか』

    クイーン『正確には惑星テラフォーミング用』

    ネル『結局、その戦艦を叩き落とさねぇことにはどうにもならねぇわけか』

    『"このレーダーの分布は"』

    クイーン『こちらから発見できた出撃したクイーンの予想分布図。この星にも海があるみたいだし、まずは外堀から埋めているみたい』

    『クイーン。仮にその片方の戦艦を落としゲームを終わらせたとして、その時にあなたはどうするつもり?』

    クイーン『dice1d4=4 (4) かな、まぁあんたたちが負けたら我々はしれっと占領させてもらうつもりだけど』

    1.別の星に行く

    2.海に住み着く

    3.この星で隠れ住む

    4.暫く停泊する

    ネル『こいつ……』

    『"何にせよ、侵略というなら私も何かしないわけにはいかない。できる限りのことはさせてもらうよ、生徒たちを守るために"』

    クイーン『まぁ頑張って』


    クイーンがチャットルームから去り、それを機に一旦解散という形になりました。

    一部始終を見た形となる対策委員会の皆さん+コユキちゃんからはしばらく何も声が上がりませんでしたので、わたしから声をかけることにしました。


    少し前からわたし、先生、白石さ…ウタハ先輩、美甘さんの4人でクイーンに関する調査の共有をしていました。

    そこに突然クイーンが現れてそこからを皆さんは見た形になります。

    前にもお伝えしたと思いますが、サンクトゥムタワー上空に位置する戦艦を根城にしている連中はキヴォトスを侵略を狙って今現在キヴォトス各地に現れているようです。

    セリカ「つまりそいつらを追い返せばいいんでしょ?」

    アヤネ「それをどうやってするか、という問題ですよね?」

    はい。

  • 27二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 00:23:08

    追い払う、かー

  • 28甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/13(火) 01:04:31

    ……奴らは液体です、それも水。
    本来アビドスの砂漠は合わないのを雨を降らせ洪水を引き起こすことで無理やり活動しています。
    キヴォトスほどの大きさの地域を戦艦からどうにかできるとは思えません、気象を操作するテラフォーミング装置がどこかにあるはずです。
    ホシノ「……自分が出たいと言いたげだね?」
    飛行でき、大雨に影響されないジェフティが最適です
    ホシノ「ジェフティを過信しすぎだよ。ジェフティがすごいロボットでもそれを使うのはエイリちゃんなんだ、それで何回も痛い目は見たでしょ?」
    それは…はい
    ホシノ「ノノミちゃーん、雨合羽ってあったっけー?」
    ノノミ「えっ、えーっと、流石にないですね……♢」
    ホシノ「そんじゃ、みんな分買いに行きますか」

    小鳥遊さんの言を受け皆さん傘を持ってきました。
    ……まさか、本当に?

    皆さん、これは
    シロコ「ん、いつも通りアビドスを守る」
    セリカ「無関係とは言わせないからね!」
    コユキ「さーやっていきましょー!」
    は、はい。

    皆さん傘を持って、わたしはジェフティさんを着て。
    今起きている事態がなんてことはないヘルメット団との抗争のように気楽な様子で、出て行きました。皆さんが気楽なのかわたしが気にしすぎなのか。
    わからなく、なりそうでした。

    Chapter11-2
    電子の水、戦の兆候
    おわり

  • 29甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/13(火) 01:05:45

    (クイーンの弱点をいまだに共有できないままなせいで気楽なままのアビドス勢)
    (そもそも相手を殺してしまうことの心配な時点でキヴォトス人は相当おかしい部類だということがよくわかる)

  • 30二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 11:04:38

    ほしおつ

  • 31二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 19:13:04

    人生色々でございます

  • 32甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/13(火) 23:19:29

    人数分の雨合羽が用意された対策委員会。

    仮にまた大雨が降れば気休め程度にしかなりませんが……雨の中行動する最低限の準備は行われたと思います。

    クイーンから齎された情報にあったキヴォトス各地に散布されたテラフォーミング装置、その一つが近場にあるようなのでわたしはdice1d4=3 (3) とともに強行偵察に向かいました。

    1.小鳥遊さん

    2.十六夜さん

    3.砂狼さん

    4.黒見さん

    コユキちゃんは奥空さんとお留守番です。

    装置があるのはdice1d3=1 (1) でdice1d3=3 (3) という状態でした。

    1.砂漠地帯

    2.街中

    3.廃墟の屋上

    1.雨が一際強い

    2.1+というかもうこれ台風

    3.2+しかもクイーンだらけ

  • 33甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/14(水) 00:08:01

    一際雨が強く洪水が発生した区域では、雨合羽がなければ戦闘もままならないほどの強風の中央に大きな筒のような機械が空に光を伸ばしていました。

    さらにはその周りを守るように洪水の水から生えたような人型の存在、クイーンと思われる姿が複数ありました。


    こちらジェフティ、それらしい機械を発見しましたが……

    シロコ「ん、警備が厚い。それに銀行と違って広いし洪水で足場がない」

    砂狼さんを下ろすわけにはいきません、落ちないようにしっかり固定を確認してください

    アヤネ『あれが、クイーン……液体人間』

    ホシノ『うへぇ〜異星人だよ〜』

    ノノミ『エイリちゃん、シロコちゃん……!』


    背負った砂狼さんを固定するハーネスを再確認し、ブレードとウルカヌスさんを装備してしっかりと構え筒に向けて乱射。

    液体でできてるクイーンは自らを盾にすることができません、奇襲としては有効だと思われます。

    テラフォ100 - dice1d100=99 (99)


    砂狼さん、突撃します

    シロコ「ん、大丈夫…!」

    dice1d4=4 (4)

    1.クイーン水の壁

    2.シロコミサイル

    3.殴って壊す

    4.あっ

  • 34二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 00:20:16

    アビドスで1人だけクイーンとエイリの間に何があったか知ってるノノミ、色々気が気じゃなさそう

  • 35甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/14(水) 00:55:32

    砂狼さんが手に持つドローンからのミサイルで爆撃しつつウルカヌスさんの射撃で大部分破壊された機械の頂点にブレードを突き刺します。既に火花が散っているそれから距離を取りプラズマ砲を放つとブレード越しに電撃が流れました。

    砂狼さん、目を逸らしてください!
    シロコ「ん?わかった」

    さらに機械から浸けられた周囲の濁流越しに電撃がクイーンたちに流れ次々と破裂していく。
    ただ単に飛び立っているように見えるだけのそれがクイーンの死だなんて、なかなか思いませんよね。
    少しだけ雨と風が収まり、小さな雨と流れる水の音だけが周囲に響きました。

    シロコ「終わった?」
    ……はい。どうやらクイーンたちも逃げ出したようです
    アヤネ『と、とりあえず機械を回収して帰ってきてください!』
    ホシノ『……』

    完全に壊れた機械を持ち上げ、アビドスに帰りました。

    Chapter11-3
    駆ける閃光、弾ける命
    おわり

  • 36甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/14(水) 00:57:16

    おまけ

    エイリdice1d100=37 (37) -20

    ホシノdice1d100=55 (55) +20

    ノノミdice1d100=100

    アヤネdice1d100=73 (73)

    セリカdice1d100=16 (16) -20


    (エイリより大きいと嘘をついていることに気づく)

  • 37甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/14(水) 00:59:24

    (コユキは眩しくて見てられなかった、シロコは素直に見てなかったためノーダイスです)
    (嘘です振り忘れただけですがそのままでいいやと思ってます)

  • 38二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 01:14:54

    セッ、セリカ!あんたって子は!可愛いね

  • 39二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 02:30:11

    どうするんだろうねこれ
    ホシノアヤネがエイリのクイーン退治の実態を完全に知ったとなったら…

    特にホシノは否定なり説教なりできるのかな
    対策委員会編の置き手紙でいざとなったら自分のヘイローを壊せ≒人を殺せと頼んだことすらあったし…

  • 40二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 13:00:40

    保守

  • 41二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 20:23:06

    とりあえず見守るしかないね

  • 42甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/14(水) 23:52:22

    アビドスに戻る頃には雨は止んでいました、とはいえまだ雲はあるし洪水もしばらく続くでしょう。
    校舎に帰ってきたわたしたちを迎えた皆さんは明るく、しかしどこか曇った顔を浮かべていました。

    ホシノ「おかえり〜」
    セリカ「うまく行ったみたいね!」
    シロコ「ん。」
    コユキ「割と楽勝なんじゃないですかこれ!」
    どうだろうね?

    そもそもいくつあるかもわからないあの機械、そこそこ小さいのもあり探すことそのものは大変ではありませんが……おそらく他にもあるだろうクイーンの警備が問題です。飛行できるジェフティさんならまだしも普通に徒歩で行く場合相当つらいでしょうけど、わたしたち以外はどうするのでしょう?

    ホシノ「シロコちゃん、雨の中大変だったでしょ?今日は帰ってお風呂入りなよー、風邪ひいちゃうよ?」
    シロコ「……ん、わかった。また」
    ホシノ「エイリちゃんはこっちね、色々聞かせてよー」

    砂狼さんは家に戻り、露骨に小鳥遊さんに手を引かれて部室へ戻りました。そこにいたのは小鳥遊さんと十六夜さんで奥空さん、コユキちゃん、黒見さんの姿はありませんでした。

    ホシノ「まずはお疲れ様ー」
    あ、はい。その、どうされました?
    ホシノ「……あのクイーンってやつらさ。逃げてったの?」
    ………はい
    ホシノ「嘘が下手だね」

    ピタッ、と周囲の空気が凍りついた感覚がしました。

  • 43甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/15(木) 00:20:40

    ……嘘なんて

    ホシノ「映像、私達も見てたんだよ?エイリちゃんが放った電撃による機械の放電、その中で苦しむ様子を見せて……破裂したクイーン」

    ノノミ「……」

    ホシノ「エイリちゃん、まさかとは思ってたけど……電気や炎が苦手って、そういう意味だったんだね」

    はい。


    わたしは観念したように頷きます。

    電気や炎による蒸発に弱い。それは単にゲームの弱点のような話ではなく……駆除における有効手段。

    命の取り合いを前提にしたものでした。


    嫌悪感

    ホシノdice1d50=49 (49) +50

    ノノミdice1d50=14 (14) +50

  • 44甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/15(木) 00:47:57

    ホシノ「何してるか、わかってるの?」
    はい。わたしたちがしているのは生存競争。殺し合いです
    ノノミ「……っ!」
    ホシノ「……わかってるんだね?命を奪うって、失われるって意味が」
    そのつもりです
    ホシノ「そっか」

    小鳥遊さんも、十六夜さんも目を伏せました。
    こうなるから聞かせたくなったのに……
    わたしの内心は届くことなく、小鳥遊さんの「ごめんね、エイリちゃんも疲れたでしょ?」と明らかな話題変えの一言で半ば追い出されるように部室を後にしました。
    校門にはまだコユキちゃんたちがいて、来て早々コユキちゃんと黒見さんに頭を撫でられる形で労われました。
    奥空さんは何か真剣な顔をして、部室の方に走って行きます。おそらく、バレるだろうなぁ。

    セリカ「しかしクイーンももしかして大したことないんじゃない?」
    飛行できるジェフティさんあってこそですよ?
    あの時地表は大洪水で立つこともできないと思います
    コユキ「ひえー…大洪水と大雨の中機械壊すって無理すぎません?銃が撃てなくなっちゃったり?」
    セリカ「そこまで柔じゃない……と思うけど、流石に泥水とか入ったらわかんないし整備はちゃんとしとこう……」
    コユキちゃん、わたしは帰りますがどうします?
    コユキ「にはは!背中げっとー!」
    セリカ「行動はやっ……とりあえずお疲れー」

    コユキちゃんを背に公民館に帰ります。
    小鳥遊さんの瞳から感じた怒りにもにた雰囲気。これからどうしよう、また1人出て行く必要あるかなぁ
    ……コユキちゃん、どう思うんだろうな
    背負っているコユキちゃんと、ひどく距離があるようなそんな気がしました。

    Chapter11-4
    戦の真実、問われる決断
    おわり

  • 45甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/15(木) 00:48:31

    (話を聞いたアヤネの嫌悪感(ショックとも言う)dice1d50=4 (4) +50)

  • 46二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 00:52:49

    ホシノだけ数値が高いのは死を実体験で知ってて
    ノノミアヤネはまだ実感が足りてないって感じの数値

  • 47二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 11:45:41

    なるほど

  • 48二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 19:57:25

  • 49二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 23:51:43

    ホシノはどうするのかな
    何を思うのか、ノノミアヤネと何を話すのか

  • 50スレ主◆PpuNVmvyfA24/08/16(金) 00:33:44

    (申し訳ありません、寝てまして更新できませんでした……)

  • 51二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 00:36:26

    (ちょっと遅いけど今から更新してくれても良いのよ)
    (でも寝てくれても良いのよ)

  • 52◆PpuNVmvyfA24/08/16(金) 00:54:44

    その頃の他地域

    dice1d4=4 (4)

    1.ミレニアムでアバター捕獲作戦

    2.トリニティのクイーン防衛戦

    3.すごいことになってるオデュッセイア

    4.赤冬名産人間氷

  • 53◆PpuNVmvyfA24/08/16(金) 01:05:44

    ノドカ「あれ、シグレちゃんシグレちゃん!なんですかこの……氷像?」
    シグレ「最近レッドウィンターのあちこちで見れる人型の氷像。なんか妙に精巧だからチェリノ会長も対抗して雪だるま作るらしいよ」
    ノドカ「……なんかこれ動いてません?」
    シグレ「中に人間が入ってるわけでもなし動くわけないでしょ。ただまぁ急にたくさん現れたからいろんな噂もあるみたいだよ」
    ノドカ「ちょっと現れるところ見てみたいですね!」
    シグレ「がんばれー」

    その頃の赤冬
    雨を降らそうとしたら雪になるし降下したクイーンが凍るしもう散々
    おわり

  • 54◆PpuNVmvyfA24/08/16(金) 01:07:08

    (クイーンは高温による蒸発と低温による凍結と雷による破裂に弱い)
    (こいつら弱すぎない……?)

  • 55二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 01:11:39

    液体化・同化持ちで耐久性も高かったら誰も勝てないから…

  • 56二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 09:16:52

    妥当

  • 57二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 20:28:17

    保守

  • 58甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/16(金) 23:28:06

    最近のマイブーム……というわけではないけど、夜中に屋上で空を眺めるのがすっかり日課になっていました。

    曇に染まった中から一部がようやく空いてきた空、雲に突き刺さる光とその雲の中か上にあるだろう船艦二隻。どう終わらせるのか。それを考えておかないといけないのかもしれない。

    ぼうっとしていたいのに頭に考えが巡る中、声が聞こえてきました。


    dice1d8=4 (4)

    1.コユキ

    2.ホシノ

    3.ノノミ

    4.シロコ

    5.アヤネ

    6.クイーン1(戦ってる方)

    7.クイーン2(協力してる方)

    8.先生

  • 59甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/16(金) 23:46:07

    シロコ『ん、私。シロコ』

    砂狼さん。どうしました?

    シロコ『セリカに聞いた、エイリこの時間は電話待ちしてるって』

    そういうわけじゃないんですけども……

    シロコ『ん、dice1d4=2 (2)

    1.風邪ひいてない?

    2.これからも同じ感じのことするの?

    3.アビドスに雨が降るなら少し残しておけば良さそうだと思うんだけどどう?

    4.殺さなきゃいけなかったの?

  • 60甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/17(土) 00:39:25

    えーと、そうですね。データにあるテラフォーミング装置を一個ずつ破壊していく形になるかと
    シロコ『ん……壊すんじゃなくて回収して売ったりできないかな』
    星の外の技術とはいえキヴォトス中にばら撒かれてるので……どうなんでしょう?
    シロコ『それに、雨を集めるなら砂漠化を抑えられるかも』
    砂漠に雨降らしても緑はできないんですよ?
    シロコ『………ん、知ってる。スクラップ』

    明らかに落胆した声色の砂狼さんを慰めつつ、また空を見上げます。
    少しだけ、気が軽くなるといいのですが。砂狼さんも真実に気付いた時、きっと傷つくでしょう。小鳥遊さんか十六夜さんか……

    シロコ『エイリ?』
    っ、はい?なんでしょう?
    シロコ『悩んでるのがわかりやすい』
    む、むぅ
    シロコ『ん、悩んでる姿は見たくない。ホシノ先輩とかノノミとか先生に相談するべき』
    う、うーん。考えてみます
    シロコ『ん。』

    砂狼さん、表情からはあんまりわからないけど色々考えてるのかな……?
    ……そんな、命の取り合いとは無縁そうな砂狼さんを巻き込んでいることに、少し…心が痛みました。

    夜会話-砂狼シロコ
    おわり

  • 61甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/17(土) 00:39:45

    (命の取り合いと無縁そう(すっとぼけ))

  • 62二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 10:34:05

    このレスは削除されています

  • 63二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 16:05:37

    シロコは出自が不明だから神秘がアヌビスなだけで同族かも知れない()

  • 64甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/17(土) 23:16:54

    翌日、わたしは破壊した施設の一部を持ってdice1d2=2 (2) を訪れました。

    1.ミレニアム

    2.シャーレ

    付き添いはコユキちゃんとdice1d4=2 (2) 、やっぱり単体で出歩くのは許されていませんでした。

  • 65甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/17(土) 23:17:45

    dice1d4=2 (2)

    1.ホシノ

    2.ノノミ

    3.アヤネ

    4.セリカ

  • 66甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/17(土) 23:47:56

    失礼します

    コユキ「にははー!」

    ノノミ「どうもー⭐︎」

    "やぁエイリ、コユキ、ノノミ"

    ……うわぁ


    先生は相変わらず疲れ切った様子で書類に埋もれています、仕方ないからとわたしたちも書類を片付ける手伝いをすることにしました。天井まで届くんじゃないかと思うほどに積まれている書類の束がとりあえず収まったのは12+dice1d8=8 (8) 時のことでした。

  • 67甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/18(日) 00:44:35

    ……先生?
    "はい"
    溜めすぎです
    "はい……"
    コユキちゃん割と早い段階で飽きて遊んでますし、十六夜さんもう寝てますよ?
    "ごめんなさい…"

    書類仕事が終わったころにはもう空も暗くなり始めていました。
    シャーレの片隅でひっそりと置かれたままのテラフォーミング施設がどこか哀愁すら漂わせています。
    そんな中わたしに正座させられていた先生に一頻り説教したのち、施設の一部を持ってきました。

    これが、テラフォーミング装置の一部です。とは言っても雷によって破壊したのでもう使えませんが……
    "これが、キヴォトスのあちこちに?"
    そう考えられます、先生からもクイーンと装置の周知を
    "うん、任せて。……これだけで済むのにこんなに時間かかっちゃってごめんね"
    本当ですよ、ユウカ先輩から散々言われてるでしょうからこれ以上は言いませんけど。

  • 68甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/18(日) 01:41:25

    "それで……エイリ。そのクイーンとの戦い、なんともなかったのかい?"
    問題、とは?怪我とかはありませんが
    "クイーン達は?"
    クイーン?
    "エイリたちと戦ったんでしょ?どちらも怪我してないといいんだけどね"
    ………何故、クイーンの心配を?あれらは本人も言う通り侵略者ですよ
    "うーん、生徒たちは頑丈だからそういう怪我は少ないかもしれない。だからきっと大怪我をさせてしまうことはなかなかないと思うんだよ。そういう悲しい思いは、あんまりしてほしくはないからね"

    先生は、本気で生徒の心配をしているのでしょう。我々やクイーン達が行う戦いが命のやり取りではあってほしくないと本気で思っている。
    たとえ人間ではないよくわからないクイーンでも、話し合いができるならわかりあえると信じているのでしょう。
    そんな段階は、もう通り過ぎていると言うのに。わたしが、通り過ぎさせたと言うのに。

    …クイーン達は、施設の破壊と共にどこかへ逃げ出しました。ただでさえ雨で水だらけになってるんです、液体であるクイーンたちが逃げる場所は多いでしょう。
    ですが、飛行できて天候を無視できるジェフティさんでなければ破壊は難しいと思います
    "……。そっか。私もどうにかできないか色んなところに相談してみるよ"
    はい。

    嘘をついた。少なくともあの場にいたクイーンは残らず感電して破裂したはず。
    自分が全て解決できるなんて思い上がるつもりはないけど、せめて命を奪うのはわたし一人だけで済ませることはできるはずだと思います。

  • 69甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/18(日) 02:06:28

    この考えは、おそらく先生にばれているでしょう。何処までかというのはわかりませんが……これは、教えるつもりがないと言う意思表示にもなるでしょう。

    "そうだ、みんなお腹すいたよね?ご飯食べに行こうか"
    ノノミ「すやすや⭐︎」
    コユキ「すぴー」
    わたしが運びます。行きましょう
    "……そ、そっか"

    寝てる2人を担ぎ上げて先生の後を追います。先生は金欠らしく、十六夜さんが嬉々として奢ろうとしていたのをわたしがなんとか割り勘にしました……わたしと十六夜さんの、ですが。
    先生、あんなに激務なのにお金もらってないんですね……

    Chapter11-5
    渦巻く疑念、一時の安息
    おわり

  • 70甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/18(日) 02:06:59

    (朝から20時まで書類処理……!?)

  • 71二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 12:12:21

    このレスは削除されています

  • 72二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 16:40:57

    先生、本当にとことんエイリに対するコミュがうまくいってないな…

  • 73甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/18(日) 23:40:25

    今日は先生への報告と書類処理だけで溶けました。

    アビドスに帰ってきたわたしたちはいの一番にベッドに飛び込みました。


    つ、つかれた……久しぶりに戦闘以外の疲れを感じた…

    コユキ「にはー、エイリちゃん体力ありませんね?私は元気いっぱいですよ!」

    それはコユキちゃんが大体寝てるか遊んでたからだね???????

    囧「ニャァァァァァァァァァァアアアアア!!」


    それぞれぐだぐだしていると、スマホに1つの通知が届きました。これは、dice1d4=3 (3) からです。

    1.対策本部のチャットルーム(ウタハネル先生)

    2.ユウカ先輩

    3.クイーン1

    4.クイーン2

  • 74甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/19(月) 00:06:54

    クイーン『やぁ』

    ブロックしてやろうか。
    一瞬出てきた考えを振り払い、渋々応答を返します。

    何のようだ、我々にまだ何か用なのか
    クイーン『いやーゲームには対戦相手との語らいも大事でしょ?』
    まだゲーム気分なのか、クイーンたちは死んでいるのに
    クイーン『命をかけたゲームなんだから当たり前じゃん?それに未知の惑星の開拓なんてしてるんだからみんな命の危険があることなんて承知してるさ。それにただでさえ希薄な自己が消えたところで、ね』
    自己が希薄?
    クイーン『あ、知らない?我々クイーンはこんな生態してるからね、混ざって融合、別れて分裂が常だよ?我々にとって同族はかつての自分でありいつかの自分。やってらんないよね』
    ……その割にはお前は十分饒舌だが
    クイーン『海にも一滴の濁りってね、自己が強固な個体がリーダーとなることが多いんだ』

    クイーンの生態、かぁ。
    気にならないと言えば嘘になるけど、それどころじゃないという考えの方が強い。それに、もう片方のクイーン船長の発言的にはこいつは数少ないらしいクイーンの中でもさらに変わり者、ということになる。

    クイーン『そんでそんで。どうやらキヴォトスだとテラフォーミング装置の破壊が難しいみたいだね』
    難しいだけで不可能ではない。クイーンに対する抵抗自体は可能で戦艦という限りが
    クイーン『同業者ちゃんさぁ、さっき言ったよね?我々は別れて分裂が常なんだ、しかも水が豊富にある地域があったよね?』
    まさか……!
    クイーン『今回のヒントタイムはここまで!ばっははーい』

  • 75甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/19(月) 00:18:31

    わたしは急いでシャーレに連絡を入れ、大慌てで伝えます。


    『"もしもし、こちらシャーレ"』

    甘坂エイリです!先生、オデュッセイアの状況はわかりますか!?

    『"えっ?dice1d3=2 (2) だけど……"』

    1.一応繋がる

    2.不安定ながら繋がる

    3.大時化で繋がらない

    クイーンから連絡が来ました……奴らの本拠はいまあの戦艦にはありません!

    『"えっどういうこと?"』

    奴らは水が多いほど活性化するみたいです、それが潮水でも発生するならいまクイーンが1番存在するのは戦艦内や雨が降っているだけの地域ではありません!

    やつらは、海に潜んでいます!


    わたしの声が部屋中、あるいはシャーレにも響きました。


    Chapter11-6

    恐るべき存在、潜む脅威

    おわり

  • 76甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/19(月) 00:19:10

    (実質海魔)

  • 77二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 09:38:30

    海に潜む奴らどう対処するかな彼女達

  • 78二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 14:04:46

    メチャクチャ強いわけじゃないけど厄介すぎる

  • 79甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/19(月) 23:52:32

    翌日、わたしたちは朝の集まりで提案してオデュッセイアに近い港にみんなでやってきていました。

    曇り空ながらやや荒れた海はどこか不穏な空気を漂わせていました。


    ホシノ「来たはいいけど……」

    ノノミ「どうやって見つければいいんでしょう?」

    シロコ「海上で襲われたらひとたまりもない」

    行ってきます。奥空さん、データリンクとオペレートを

    アヤネ「ちゃんとしてくれてよかったです。勝手に行ってたらまたお説教でしたよ?」

    うぐっ……

    "みんな!"

    シロコ「ん、先生?」


    奥空さんの視線を受けつつ接続を確認して飛び込もうとしたところで聞き覚えのある声、先生の反応がありました。

    どうやら昨日伝えたクイーンの居場所を先生自身で確認しに来たみたいでした。

    わたしが海に潜って探すと言うのを知らせると明らかに不安そうな顔をしました。失礼な。


    では、いきます!

    ホシノ「鬼が出るか蛇が出るか、何も出ないといいなー」


    表面の時点で黒い海の中に飛び込むと周囲は真っ暗。カメラを赤外線に変更して少し沖の方に進みます。

    dice1d4=3 (3)

    1.なにもない

    2.さかな

    3.こえがきこえる

    4.あれっ?

  • 80二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 00:07:40

    ところでホシノノノミアヤネはエイリのクイーン狩りについてはどう受け止めたんだろうか
    一応行かせてるあたり受容したんだろうか

  • 81甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/20(火) 00:26:58

    『譚・縺溘↑縲∵?繧峨?謨オ』
    っ!

    周囲、全方向から響く音のようなもの。
    映画館の中にいるような音に揺らされる感覚とともにゾワっと背筋が凍るような嫌な予感を覚え即座に浮上しました。

    アヤネ『エイリちゃん!?』
    何か来ます!

    わたしを追いかけるように、水面から手の形のように水が形取られわたしを掴もうとする。水中じゃないなら問題ない、そう判断したわたしはゼロシフトで岸に戻りました。
    大きな水の腕はわたしを見失ったのか空を握り周囲を探すように振り回した後にまた沈みました。

    セリカ「……え、なにあれ?」
    クイーンの集合体、でしょうか?
    シロコ「ん……アビドスにいたのはあんなに大きくなかった」
    アヤネ「腕だけで数十メートルはありましたよ!?」
    ホシノ「こっちに来るよ!」

    小鳥遊さんの声に応えるように岸辺の水が盛り上がり、人型のような水の塊が浮き上がりました。上半身だけが海から生えたような、巨人がそこにありました。

    ホシノ「う、うへぇ〜」
    コユキ「これと戦うんですか!?本当に!?」
    アヤネ「先生、下がりましょう!指揮をお願いします!」
    シロコ「ん……やろう」

  • 82甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/20(火) 00:48:53

    確か、先生が一度に指揮できる限界は6人。アビドスの五人とコユキちゃんで一杯です。
    わたしが陽動します!と宣言し飛び上がります。

    "エイリ、無理はしないで!腕が届かない距離から牽制を!"
    了解しました!

    巨大クイーンへウルカヌスさんによる弾丸の雨を浴びせます。
    直接的なダメージは見当たりませんが散らされる液体とこちらを見るような動きをしてるので効果はあるのでしょう。
    どうにか、ダメージを与える方法を探さないと!


    Giant Of Sea
    QUEEN LEGION

    つづく

  • 83甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/20(火) 01:00:39

    (謎総力戦)

  • 84二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 08:44:43

    ギミック戦かぁ

  • 85二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 17:01:17

    嫌な奴

  • 86甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/20(火) 23:17:53

    眼前には巨大クイーンの頭。

    わたしを見ているようで、腕を伸ばして掴もうとすらしています。

    動き自体は鈍重なものなためジェフティさんなら余裕を持って回避できます。

    しかし下の方で戦っている皆さんは有効打を与えられていないようです。ほぼ海そのものと戦っていているから、かもしれませんが。

    なにか、有効打になり得るものはないでしょうか?


    有効性

    エイリdice1d100=45 (45) -90(液体)+30(電撃)

    ホシノdice1d100=31 (31) -90

    シロコdice1d100=40 (40) -90

    ノノミdice1d100=96 (96) -90

    セリカdice1d100=27 (27) -90

    コユキdice1d100=16 (16) -90

    アヤネdice1d100=27 (27) -90


    巨大クイーンdice1d100=13 (13)

    エイリ回避dice1d100=41 (41) +50(ゼロシフト)

  • 87甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/20(火) 23:52:48

    大きすぎる。

    普通のサイズのクイーンなら弾けて死ぬようなプラズマ弾を受けても手が破裂したと思ったら直ぐに生えてくる……まるで効いていない。

    多少の出力じゃ全身まで電気が走る前に破裂してダメージが通らないみたいです。みなさんも有効打を与えられていないようですね…


    ホシノ「うーん、これは困ったね」

    シロコ「ミサイルも、取り込まれてる…」

    アヤネ「どこか、核のようなものがあるはず…!」

    "ノノミ、全体的に攻撃して効果がありそうな場所を探して!"

    ノノミ「は〜い♤」


    十六夜さんがガトリングを振り回し、巨大クイーンの全身に向けて銃弾をばら撒きます。その弾丸の大部分は水の体に取り込まれ落ちていきますが、一部、dice1d4=2 (2) に銃弾が撃ち込まれた瞬間に動きが止まりました。

    1.脳天

    2.左胸部

    3.喉

    4.下腹部

  • 88甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/21(水) 00:09:55

    ん?

    ノノミ「あれは心臓、でしょうか?」

    ホシノ「流石に遠いなぁ」

    "シロコ、ノノミ、セリカ、エイリ!心臓の位置に集中砲火!"

    シロコ「ん!」

    セリカ「合点!」


    一斉にミサイルや弾丸やプラズマ砲を打ち込むとdice1d4=3 (3)

    1.大きく揺れて全体が破裂した

    2.爆破して散らばることに連動して形が崩れる

    3.動きが止まり溶け落ちていく

    4.パァンと大きく音を立てて破裂したけど……直ぐに戻った

  • 89甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/21(水) 00:33:58

    大きく巨大クイーンの動きが揺らいだ後に止まり、体の維持ができなくなったのか水が次々と落ちて行きます。数十メートルは落下した水は凶器となり海面を叩きます。

    "ま、まずい!全員離れて!"
    ホシノ「ちょっとやばいかな」
    アヤネ「えっホシノ先ぱっ」
    コユキ「囧ゔぁー!!!!」
    ああもう!

    小鳥遊さんが先生と奥空さんを、わたしがコユキちゃんを抱えて離脱します、落下した水による津波は岸の一部を飲み込んだ後、引いていきました。

    終わった……、倒した?
    コユキ「うひー、やっつけられたんでしょうか」
    "これで終わった……本当に?広大な海から集めたのがあれ一体なのかな?"
    ホシノ「ちょっとちょっと、縁起でもな──」

    周囲の地面が揺れる。
    まさか、そんなはず……そう思いながら海を再度見ると、水が浮き上がるように何かを形作ります。
    それは、大きな人のようで……

    『謨オ縺?』
    『謨オ縺?』
    ホシノ「うっそぉ……」
    そんな……

    言葉かどうかもわからない低い音を起こしながら、水の巨人が複数海から生えていました。

    Chapter11-7
    真なる脅威、無限の命
    おわり

  • 90甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/21(水) 00:34:35

    (たくさんいるならそうりきせんにも悩まなさそう)

  • 91二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 01:11:45

    ホシノたち普通に戦闘してるな…
    エイリがした殺し合いを咎めた割にはすんなりやってるような

  • 92二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 01:32:26

    気付いてない三人は弾けても逃げただけだと思ってるからね
    残りの皆は少なくとも一人でやらせはしないって感じかも

  • 93二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 08:30:26

    だとしてもやらないと皆がヤバいからね

  • 94二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 14:51:07

    戦わなければ生き残れない

  • 95二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 23:58:19

    このレスは削除されています

  • 96◆PpuNVmvyfA24/08/22(木) 00:35:40

    (申し訳ありません、投下できませんでした……)
    (どうオチつけるっぺ……)

  • 97二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 00:53:01

    窮地でエイリの融合率とかエイリアンカウントが進んで覚醒とか?

  • 98二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 11:52:00

    なんにせよ平和になってほしいなぁ

  • 99二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 20:54:22

    保守

  • 100甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/22(木) 23:24:43

    見える範囲だけでもdice1d6=4 (4) +1体の水の巨人。

    1体だけでもその巨体と不死性は脅威そのものだったのにそれが複数、まだ増える可能性すらある。


    コユキ「どっどどどどうします!?逃げます逃げましょう!?」

    アヤネ「ここからじゃ火力が足りませんし、もし一斉にあの巨人たちが動いたら、津波が…!」

    "……一度距離を取るんだ、それで一旦大人しくなるなら出直しになる"

    シロコ「ん、追いかけてきたら?」

    "海から生えていることこそが最大の強みのように見えるんだ。だから海から出てくるならそれは倒すか追い払うチャンスになる"

    皆さんが下がるのに合わせてわたしも距離を取ります。背を見せずじりじりと下がるのってなんだか熊を相手にしているみたいですね……熊よりよっぽど陰湿ですけど

    dice1d4=1 (1)

    1.じーっとこっち見てる

    2.沈んでいく

    3.帰ってった

    4.無理やり這いずって追いかけてきた

  • 101甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/23(金) 00:12:29

    動きませんね
    "海から出てこれないとみるか出ないだけと見るか……オデュッセイアの子達も心配になるけど"
    ホシノ「大火力がほしいね〜、ミレニアムでなんかない?」
    ウタハ先輩が何か作っている、とは
    ホシノ「望み薄だなぁ〜」
    "とにかく、一時撤退しよう。今の私たちじゃ追い払いきれない"

    安全域まで離れたと判断した先生の声を合図に港を離れます。
    海から離れアビドスに近づくにつれ雨も治ってまた暑い日差しが指してきました。
    部室に帰ってくると全員疲れきったようにぐだーっと椅子なり床なりに座り込みました。わたしも置いたジェフティ箱さんを背にして座りました。

    セリカ「あー……疲れた」
    ホシノ「いやー水だし遠いしでおじさん役立たずだったよー」
    ノノミ「……」
    コユキ「あのー……エイリちゃん?」
    ん、なに?
    コユキ「あれがクイーンなんですよね?……勝てるんです?」
    単発大火力があればね……今ウタハ先輩が作ってるのがそれらしいし
    "さて……私は一度シャーレに戻って各所に協力を要請してくるよ"
    シロコ「ん、頑張って」

    先生が戻ってから、急に部屋の雰囲気が変わりました。主に小鳥遊さんと十六夜さんから。

  • 102甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/23(金) 01:05:32

    ホシノ「そういやエイリちゃん、あの破裂した最初のやつ。あれ生きてるの?」

    ざわっ、と周囲の視線がわたしに一斉に向くのを感じました。
    ……誤魔化しは許されなさそうですね。

    正直わかりません。あんな大きなの見たことなかったですし生体反応もよくわかりませんでした
    ホシノ「うーんそっかー」
    セリカ「え、ちょっと待ってよ!あいつら逃げたんじゃなかったの!?」
    シロコ「……まさか、アビドスに現れたあいつらも」
    ……。

    わたしは何も言いませんでした、言えなかったというほうが正しいでしょうか。
    今更、皆さんにどう思われてしまうかが不安になるなんて。
    わたしはジェフティさんを纏い窓を開いて外に浮かびます。

    我々が今行っているのは種間の生存競争。奴らはキヴォトスを侵略し人間の数を減らすと言っている。こちらから殺さないと殺される。
    あな……お前たちがやる気ないと言うのであれば我々がやるだけだ。そもそも我々が挑まれたゲーム、降りるつもりはない
    セリカ「あ!あんた、狩人ってやつね!」
    アヤネ「本当に、殺しを?」
    コユキ「エイリ、ちゃん?」
    ホシノ「……」
    我々は一度帰る、我々の処遇は好きに話し合えばいい

    みんな、それぞれ困惑を隠しきれない顔でわたしを見ています。わたしはそれに背を向けてゼロシフトで上空に飛びます。逃げるように。

  • 103甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/23(金) 01:21:33

    はぁ……

    大きくため息が出ます。もう何回目の飛び出しでしょうか、我ながら懲りないなあと1人呟く。
    とりあえず公民館に帰ろうと思うと、背中になんだかずしりとした感覚がありました。

    ???「うへ〜、せっかちだよエイリちゃん」
    うわぁっ、小鳥遊さん!?

    いつのまにかジェフティさんの背に小鳥遊さんがしがみついていました。ゼロシフトで飛ぶ前の一瞬で飛び乗っていたのでしょうか?

    ホシノ「まぁさ、少しお話ししようよ。空でも飛びながら」
    まぁ、構いませんが。

    怯えを隠しながら、少しでも悟られないようにしつつ巡行飛行体勢に入り小鳥遊さんに背中に乗せます。わたしは、暫く小鳥遊さんが口を開くのを待つしかありませんでした。

    Chapter11-8
    射抜く目
    つづく

  • 104甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/23(金) 01:21:54

    (小鳥遊ホシノからは逃げられない)

  • 105二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 09:13:42

    先輩とのランデブー
    ドキドキするね

  • 106二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 15:18:51

    何言われるんだ

  • 107二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 23:00:55

    保守

  • 108甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/23(金) 23:41:11

    ホシノ「エイリちゃんさ。初めて命が亡くなるのを見た時どう思った?」
    ……呆然としました。何が起こったのか一瞬わからなくなるほどに
    ただ、直ぐに頭を切り替えていました。
    これがわたしがおかしいのかどうかは、わかりませんけど
    ホシノ「人それぞれ、だろうね」

    小鳥遊さんの声色から感情的なものは感じられません。まるで普段の雑談のように、しかし真剣な口調でわたしに語りかけてきていました。

    ホシノ「さっきの飛び立つ前の口調、あれ演技でしょ?」
    お見通しなんですね
    ホシノ「ちょっと素が漏れてたからね」
    ……。
    ホシノ「前言ったこと覚えてる?危険だからみんなでやるんだって」
    ですが、その危険がヘイローの破壊が含まれるものとは
    ホシノ「そりゃま思ってなかったけどね?ただ……私達が殺したくなくても相手もそうとは限らない。そんな単純な話なんだよね」

    正直、意外も意外でした。キヴォトスにおいて命の奪い合いは禁忌です。命を奪う、殺人なんてもってのほか。そんな争いに巻き込まれるなんて、普通嫌がります。だから、わたしはみんなからまた離れようとしたのに。

  • 109甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/24(土) 00:45:36

    ……どうして、そこまでして
    ホシノ「それはお互い様だと思うけど……私、ちょっとそういうのに近い経験があるからね。後輩にそんな悲しい思いしてほしくないんだよ」
    小鳥遊さん……
    ホシノ「それは、エイリちゃんだって同じなんだよ?」
    ……ごめんなさい

    それしか言えず、顔を背けることしかできませんでした。小鳥遊さんの願いは、既に破れている事実を受け止めるしかなかったのです。

    ホシノ「あやまらないでよ」
    ……
    ホシノ「んー……じゃあさ、一つだけ約束してくれない?」
    はい?
    ホシノ「生きるために殺すことはあっても、殺すために殺すことだけはしないで。命が失われることを当然だと思わないように」
    え……?
    ホシノ「覚えておいてね。じゃまた明日」

    それだけ言うと小鳥遊さんはジェフティさんの背から飛び降りてしまいます。
    普通、こんな高高度から飛び降りたら大怪我するのに……小鳥遊さんだからとでもいうのでしょうか。
    思わぬ事態に暫く動きが止まっていましたが、望遠カメラで見てみると小さなクレーターの中心で小鳥遊さんがこちらに手を振っているのが見えました。
    無茶苦茶だあ……

  • 110甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/24(土) 01:07:20

    帰りましょう。
    そして、コユキちゃんを待ちましょう。コユキちゃんが知る頃のわたしからは変わり果てた我々をどう思うでしょうか。
    どう思われたところでわたしが辛いだけでわたしたちがやることは変わらない。
    殺すためには殺すな。小鳥遊さんの言葉の意味を考えながら、公民館へ戻りました。

    Chapter11-8
    射抜く瞳、撃ち抜く言の葉
    おわり

  • 111甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/24(土) 01:08:37

    (ちょっとだけ先に死に近づいた先輩の協力)

  • 112二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 01:49:40

    相変わらず放たれ滞空し続ける特大ブーメラン、私は小鳥遊ホシノにはなれない…。

  • 113二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 08:32:26

    このレスは削除されています

  • 114二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 12:20:49

    自問自答だねぇ

  • 115二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 21:36:34

    保守

  • 116甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/24(土) 23:42:18

    公民館の屋上、その縁に座り遠くのサンクトゥムタワーを眺めて待ちます。
    オデュッセイアの船か、アリスさんのスーパーノヴァ、あるいは新兵器。
    超高出力の攻撃が必要とされているこの状態……この先どうするか。
    思案に更けていると後ろから扉の開く音が聞こえました。

    コユキ「……エイリちゃん」
    コユキちゃん。

    コユキちゃんの声に振り向かずにこたえます。
    とことこざっざっと足音ののち隣に座り、わたしの方を見ました。

    コユキ「エイリちゃん…いつから、こんなに変わっちゃったんですか?」
    いつなんだろうね。もしかしたら最初からかも?
    コユキ「……」
    半分冗談。みんなでリゾート行った時からだよ

    コユキちゃんは表情を曇らせますが、わたしは慰めつつも続けます。コユキちゃんにはこれに関しては非はありません。

    コユキ「なんで、殺し合いなんかしなきゃいけないんですか?キヴォトスってすごく広いですし……そうでもしないといけない理由なんてどこにあるんですか?」
    ……
    コユキ「……ごめんなさい」

  • 117甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/25(日) 00:17:49

    コユキちゃんは悪くないよ、それが多分普通なんだと思う。
    わたしやクイーンたちは本来キヴォトスの存在じゃないから……違うんだ
    コユキ「そんな……そんなことないです!エイリちゃんはずっと優しくて、不器用で、真面目で、馬鹿力で、運動苦手なエイリちゃんです!!」
    今半分ぐらい悪口じゃなかった?

    自分からしたら、あの頃からは変わり果ててるつもりだったけど……コユキちゃんからはそう見えてなかったみたいで。
    じゃあどうするの?と伝えるとコユキちゃんはまた俯きます。わたしとしては、アビドスにいて欲しいんですけどそうもいかないんだろうな、なんてすでに内心わかっていました。

    コユキ「いきます……いきますよ!キヴォトスの危機って言われても正直ピンとは来ませんけど!先生とかミレニアムとかアビドスとかエイリちゃんの危機とか!そういうのを終わらせるためにやってやりますよ!」
    コユキちゃん……

    楽しいこと以外やりたがらないタイプのコユキちゃんが、震えながらもそう宣言した。
    その意味をなんとなく理解できたわたしはコユキちゃんの手を取りそっと握りました。

  • 118甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/25(日) 01:02:52

    コユキちゃん……協力してくれるのは嬉しいよ。でも無理だけはしないで。
    その、これは守るための戦い、なんだから。
    コユキ「……ホシノ先輩から言われたんですか?それ」
    に、似たようなことは……なんでわかったの
    コユキ「エイリちゃんはすぐ抱え込んでとんで行っちゃうからでーす。わかりやすいんですよー」
    ぐぬぬぬ
    コユキ「にははは!」

    コユキちゃんは笑ってむにむにと頬を摘みます。
    むう、身長はコユキちゃんの方が大きいのは認めるけどなんだか子供扱いされてる気分。おとなしくしているとスマホから着信音が鳴りました。

    ???『私だ、ウタハだ』
    ウタハ先輩?
    ウタハ『……出来たよ、エイリ。ジェフティの追加武装だ』

    電話先のウタハ先輩の声は完成したと言っているのに暗いものです。その目的がクイーンの駆逐……殺すことであることを鑑みれば当然ではありますが。

    わかりました。今から行きます
    コユキちゃんはどうする?
    コユキ「にははは!1人で行ったらまた怒られますよー?」
    小鳥遊さんたちにモモトークで連絡しないとね…
    ウタハ『なっ、コユキを連れてくるつもりなのか!?』
    外出は2人以上だって言われたんですよ。それき、コユキちゃんも知ってしまったんですから
    ウタハ『わかっ、た。待っているよ』

    通話が切れたのを確認して、ジェフティさんを纏いコユキちゃんを載せます。コユキちゃんに連絡を任せ、ミレニアムへ向けて飛び立ちました。

    Chapter11-9
    純なる決意
    つづく

  • 119甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/25(日) 01:03:23

    (最近ダイス振ってないな)
    (最近安価してないな)

  • 120二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 01:34:24

    コユ×エイは尊い
    君のデータにも追記しておいたよ

  • 121二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 10:38:13

    このレスは削除されています

  • 122二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 18:56:10

    このレスは削除されています

  • 123甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/25(日) 23:43:13

    ウタハ「……やぁエイリ、コユキ」


    明らかに暗い様子の白石さんに出迎えられ、ジェフティさんを預けます。

    わたしたちは搭載までエンジニア部で暇潰し。というつもりだったのですが豊見さんに捕まってしまい……


    コトリ「説明しましょう!今回作成された空間圧縮破砕砲ベクターキャノンは圧縮した空間をエネルギーで満たしさらに圧縮することで対象範囲を丸ごと破壊する広範囲破壊用武装です!原理としては」

    つまるところゼロシフトに使ってる技術の流用ですね?

    コトリ「はい!圧縮した空間を移動に使うのがゼロシフトであり攻撃に使うのがベクターキャノンです!ただしベクターキャノンはゼロシフトと違い長いチャージ時間が必要で」

    コユキ「あの、ジェフティになんでこんなのつむか、知ってるんですか?」

    コトリ「え?dice1d4=1 (1)

    1.作れたからでは?

    2.空間圧縮技術のテストでは?

    3.かっこいいですよ?

    4.……はい

  • 124甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/26(月) 00:27:51

    コユキ「うーんエンジニア部」
    す、すごいですね。

    はい!とにこにこする豊見さんの説明を暫く聞いているとウタハ先輩から来てほしいといわれ少し前にみた部屋に向かいます
    ウタハ先輩はまたもや泣きそうな、暗い表情をしたままでした。

    ウタハ「……」

    ウタハ先輩が視線を向ける画面には、テラフォーミング装置の破壊戦や巨大クイーンとの戦闘が映っていました。それを見た、見てしまったのでしょう

    コユキ「ウタハ先輩……」
    ウタハ「だ、大丈夫だ。大丈夫……」
    ……これですね。ウタハ先輩、わざわざ戦闘映像の確認をしなくても
    ウタハ「い、いや。これも、マイスターの責任だ」

    口を押さえつつも、気丈にするふるまうウタハ先輩の背中をさすります。
    マイスターの責任。……わたしが果たすべき責任とは、なんなんでしょう?

  • 125甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/26(月) 01:09:10

    ありがとうございます……その、ウタハ先輩
    もし、ウタハ先輩がその責任に耐えられなさそうならば……わたしが背負います。戦って、殺すわたし「すとーっぷ!」ひゃー!
    ウタハ「こ、コユキ?」

    真剣な顔で話していたのに突然コユキちゃんに頬をつねられて妙な音が鳴りました。
    何するのと引き剥がすとむーとした顔をわたしに向けていました。

    コユキ「エイリちゃんはそうなってから背負い込もうとしすぎなんです!先生じゃないんですから!」
    先生をなんだと思ってるの
    コユキ「1人ができることなんてたかが知れてるんですからみんなで!ホシノ先輩にも言われたんでしょ!」
    う、うん……その、ごめんなさいウタハ先輩
    ウタハ「いや、いいんだ。私を心配してくれてるのはわかるから……これがマイスターであることなんだ、私が果たさないといけないからね」

    ウタハ先輩に微笑まれ、コユキちゃんと一緒に頭を撫でられる。むぅと思いつつも大人しく、しばらく撫でられていました。
    それでウタハ先輩を少しでも癒せるならと。

    Chapter11-9
    純なる決意、絡む責任
    おわり

  • 126甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/26(月) 01:09:46

    (ベクターキャノン装備でほぼ最終形態ジェフティ)

  • 127二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 02:20:55

    完全体ジェフティVSホシノ*テラー、ファイッ!

  • 128二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 09:58:24

    このレスは削除されています

  • 129二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 15:13:36

    コユキ強くなったなぁ

  • 130甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/26(月) 23:29:11

    その頃のdice1d4=3 (3)

    1.ユウカ

    2.先生

    3.RABBIT

    4.ひつじさんチーム

  • 131甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/26(月) 23:40:42

    dice1d4=4 (4)

    1.クイーンに苦戦してるぞ

    2.先生に助けられる

    3.デカルトに助けられる

    4.クイーンを追い払ったぞ

  • 132空井サキ◆PpuNVmvyfA24/08/27(火) 00:18:26

    先生から聞いてはいた液体の体を持つ生物、クイーン。

    雨に乗じて水に潜む、銃弾がすり抜ける怪物に私達は苦戦を強いられていた。

    なんとか第1波と思われる地面から生えた集団を追い払った私達だが……正直精神的な疲労があった。


    ミヤコ「RABBIT各員、状況報告」

    「RABBIT2、問題なし。だが今ある武器じゃ追い払うのに一苦労だ」

    モエ「RABBIT3へーきだよ。爆発による飛散が比較的効いてるっぽいのかな?」

    ミユ「RABBIT4……銃弾が効いてない…ごめんなさい、役立たずで…」

    ミヤコ「先生からの情報では炎と雷に弱いそうですが……この雨の中で火炎放射器は使えませんね」

    「雷ってなんだ?スタンガンか?」

    モエ「流石に出力足りなすぎでしょ」


    狩人の奴、元気にしてるだろうか。

    変なやつながらなんだかんだ人がいいやつだったからこういう騒動にも巻き込まれてるんだろうし…

    そういやアビドスって砂漠だったっけ。雨とか降らないんだろうな


    結局dice1d4=2 (2)

    1.モエプレゼンツ爆破祭り

    2.頭を弾けさせると怯む

    3.とりあえず体が崩れて逃げるまで蜂の巣にする

    4.ミサイル

  • 133空井サキ◆PpuNVmvyfA24/08/27(火) 00:25:07

    人型をとってるだけあるのか頭っぽい部分を銃弾で散らさせると動きが鈍くなり何度も繰り返すと逃げていく。
    人に近い感覚器とかしているのかもしれないな。
    だが普通に戦うより弾薬の消耗が激しい。先生からの補給を頼りすぎるのも良くないんだが……
    なにか有効そうな手段はないものか、模索していく必要があるだろうな。

    こういう不思議生物との戦い方は流石に教範にはないからな……自分で探すしかない。

    その頃のウサギたち
    雨の中の戦いには慣れていた
    おわり

  • 134空井サキ◆PpuNVmvyfA24/08/27(火) 00:25:28

    (普通に雨の中でもウサギに負けてる弱きものたち)

  • 135二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 09:13:41

    ウサギたち強いな

  • 136二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 17:03:49

    このレスは削除されています

  • 137甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/27(火) 23:40:14

    ジェフティさんの対クイーン兵器『ベクターキャノン』を受領したわたしたちは急ぎアビドスへ帰還、再び海のクイーンを討伐に行きたいと進言します。

    即座に撤退できるよう、1人と一緒に行きたいと言うと小鳥遊さん「じゃいこうか」とナチュラルにわたしの肩に手を当てます


    コユキ「えーっ!」

    ホシノ「おじさんこれでも盾役だからねー、火力面はエイリちゃんに任せるけど目を引いたり生き残る分にはちょっとしたもんだよ?」

    ノノミ「ホシノ先輩、攻撃届きます?」

    ホシノ「……ま、まぁなんとかなるんじゃないかな?」

    セリカ「激しく不安だわ……」


    やや不安そうにされますが、すぐに戻って来れるとのことでわたしの背に小鳥遊さんが乗っかります。

    それは自分が行くと言うのを譲る気はないと言う意思表示に見えました。


    コユキ「ちゃんと帰ってきてくださいね!」

    シロコ「ん、ホシノ先輩と一緒なら大丈夫」

    あれ、わたしそんなに信用されてない?

    アヤネ「気をつけてね」


    皆さんに見送られ、小鳥遊さんを載せて出撃しました。


    クイーン港の様子(撤退時点で巨大クイーン×5)

    dice1d4=4 (4)

    1.なんかdice1d4=2 (2) 体ぐらい減ってない?

    2.撤退した時と変わらない

    3.生き生きしてる

    4.増えてるdice1d5=5 (5)

  • 138二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 23:41:27

    10体もいるのか
    数で押されたらまずそうかな

  • 139甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/28(水) 00:02:38

    ……あの、これもしかして
    ホシノ「海が遠いアビドスでよかった、って言える状況じゃないね〜」

    波打ち際に立つわたしたちの目の前には見渡す限りの生えたクイーン。
    一体倒すのに苦労したのにさらに5体。合計10体ほどいるはずですが殆ど見えません。
    既にわたしたちの姿は見えているようで、ゆっくりと囲み始めています。

    少し離れてベクターキャノンを使用します、小鳥遊さんは陽動を
    ホシノ「まぁ任せてよ、あっちはそんなに地上に出れないみたいだしさ」

    小鳥遊さんを残し、少しでも高いところ、近場のコンテナの上に乗りベクターキャノンを使用しようとすると無機質なアナウンスが鳴りました。

    『Shift to VECTOR CANNON Mode.』

    全身からアンカーが放たれコンテナに繋がれジェフティさんが固定されます。これで、わたしは逃げられません。

    『All energy lines connected』

    小鳥遊さんが発砲を開始、視線がそちらに向きました。
    腕を大きく振り上げ叩きつけるだけで大きな衝撃と飛び散る水が小鳥遊さんを飲み込まんとします。

  • 140甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/28(水) 00:30:36

    『Inner chamber pressure rising normally』


    大きな音を立てるジェフティさんに気付いたのかクイーンも腕を伸ばしますが、根元にSGの弾丸が埋め込まれます、わたしに迫る腕が止まりそのまま腕が薙ぎ払われました。


    『Life-ring has started revolving』


    砲が完全に起動し、周囲に浮かぶドローンが周りを回ります。

    大きな音と光がわたしの位置を知らせます。完全にわたしを脅威と見てクイーンが迫ります。


    『Ready to fire.』

    小鳥遊さん下がって!撃ちます!!

    ホシノ「なんかやばそう!?っ!」


    飛び退くのをみて、ぐっとトリガーを引く。

    形成された銃身に溜められたエネルギーの本流が解き放たれ、圧縮された空間とともに射線上をのみこんでいく。

    空間ごと抉り取るように消しとばし海ごとクイーンたちを飲み込んで行きました。

    撃破数dice1d10=1 (1) +5

  • 141甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/28(水) 00:59:41

    横幅が足りなかった……?
    6体の姿がありませんが、まだ4体の巨大クイーンが残っていました。

    撃ち漏らした……!?もう1発……っ

    ベクターキャノンが格納されアンカーから解放された途端全身から力が抜ける。思わず倒れ込みそうになるものの膝と両腕でなんとか耐える。

    ホシノ「エイリちゃん!!」
    小鳥遊、さん……
    ホシノ「大丈夫?」
    だ、大丈夫、で……
    ホシノ「全然そう見えないけど……困ったね」

    残ったクイーンたちですが、わたしが無理やり立ち上がると慌てた様子で海に沈んでいきます。
    もう一発撃たれたらひとたまりもないと考えたか、逃げ出したようです。しかし、少し経てばまた増えてしまう可能性があります……
    ここまで考えたところでくらっと視界が揺れます。
    すっかり慣れた緊急リリースを行い箱状に戻したところで箱をせに座り込み、小鳥遊さんの珍しい慌てる顔を最後に、意識を手放しました。

    Chapter11-10
    光の奔流、消える巨人
    おわり

  • 142甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/28(水) 01:00:29

    (要因:本人が小さいせいでベクターキャノンの銃口が大きくならず横幅が足りなかった)

  • 143二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 03:35:45

    目の前で溺れかけたり自分たちが置き去りにしたせいで出ていかれたりそれが遠因で狩人なんてのが目覚めたりその事が巡り巡っていつのまにか血で手を汚してたり
    エイリはいつだっておじさんの情緒をめちゃくちゃにする

  • 144二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 04:14:03

    そういえばめちゃ普通に話してたけどセリカやアヤネ達はエイリのあれこれは受け入れたんだろうか

  • 145二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 13:49:18

    エイリ大丈夫だといいが

  • 146二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 22:17:07

    なんとかなる
    なんとかなれ!

  • 147甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/28(水) 23:23:51

    ふわふわとした浮遊感。

    ジェフティさんを着ていないのに空に浮かんでるような感覚に覚えがありました。

    わたしたちの中、暗く暖かい闇の中。わたしと我々が出会った場所。

    いつもならわたしたちがいるはずのその闇にはわたし以外誰もいませんでした。


    ……誰もいない中は、ちょっとだけ寂しいですね。

    遠い記憶dice1d4=4 (4)

    1.『戦士』

    2.『新生』

    3.『捕食者』

    4.『女王』

  • 148甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/28(水) 23:56:45

    自分が自分じゃない頃の記憶。
    小さなわたしは暗い中、熱に包まれていた。
    そのときのわたしにはある声がずっと響いていました。『喰らいなさい』『生きなさい』『守りなさい』
    暗く熱い闇の中で声が響いて、いつしか篤さが無くなったころ。自分を覆う何かを破いて、わたしが最初に見たものは、潰れた丸かった何か。そして見上げてあるのは暗いのに明るい星空と、空を覆う光輪だった。

  • 149甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/29(木) 00:39:40

    ──はっ。

    目を開くと、曇り空と片隅にピンク色の長髪、小鳥遊さんの顔が見えました。

    ホシノ「うへへ、おはよう〜」
    ……おはよう、ございます
    ホシノ「いやぁすごかったねぇ」

    小鳥遊さんが見る先、海は曇り空ながら穏やかでクイーンが暴れていたのが嘘のように静かに波を打っていました。

    ホシノ「……身体は平気?」
    あ、えーと……大丈夫だと思います
    ホシノ「あれだけすごいことしたんだし反動もすごかったんだろうね〜」

    すごいこと。
    そう小鳥遊さんは言いますが撃ち漏らしもあったのに倒しきれず気絶していたことが情けなく思えました。
    それに気付いていたのか小鳥遊さんはそっとわたしの頭を撫でます。……あれ?もしかして今、わたし膝枕されてる?

    ホシノ「うへへへー、子供が増えた気分だよ」
    増えた……って、小鳥遊さんにお子さんが?
    ホシノ「似たようなものだよー、後輩たちがね」
    アッハイ

    小鳥遊さんのほにゃほにゃした顔をよそに立ち上がり、ジェフティさんを纏い直します。どれぐらい気絶していたのかはわかりませんが……急いで帰らないと。

  • 150甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/29(木) 01:04:58

    小鳥遊さんを背に乗せてアビドスに戻ります。
    その最中、小鳥遊さんから声がかかりました。

    ホシノ「そうだエイリちゃん」
    はい?
    ホシノ「すごいのうったあと気絶したところまでアヤネちゃん見てると思うから、多分帰ったらまた詰められるよ」
    ……
    ホシノ「エイリちゃーんナチュラルに方向変えようとしないでねー」
    …反動のことを知らなかったことと、それしかなかったことは主張させてください
    ホシノ「本人に言ってね〜」

    すごく気落ちしたまま、アビドスに帰ることになりました。
    Chapter11-11
    遠い記憶
    つづく

  • 151甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/29(木) 01:15:02

    (反動ダメージダイスにするの怖いから気絶するぐらいふんわりした感じで)

  • 152二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 02:24:45

    どう受け止めたのかわからないけどクイーン殺しの件もあるし心配と不安が高まり過ぎてアヤネそろそろ泣きそう

    ……それにしてもクィーンを狩るというか狩ったことについては本当にどう思ったんだろうかセリカアヤネシロコ

  • 153二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 03:16:21

    アヤネ視点も欲しいなあ

  • 154二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 04:38:25

    クイーンハントを続けるんだハンター…それが生きるという事だ…

  • 155二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 09:06:08

    このレスは削除されています

  • 156二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 20:12:28

    このレスは削除されています

  • 157二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 23:39:29

  • 158◆PpuNVmvyfA24/08/30(金) 01:05:44

    (指が進まず隔日投稿みたいになってて申し訳ありません……)

  • 159二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 09:25:23

    ほしゅ

  • 160二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 20:00:42

    おきになさらず

  • 161甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/30(金) 23:10:50

    アヤネ「これより、甘坂エイリの法廷を開始します」

    あの、この流れ前にもやったような

    アヤネ「被告人は静粛に!」

    アッハイ

    ノノミ「検察側、準備できてます♤」

    ホシノ「弁護側、準備できてるよー」

    コユキ「なんですこれ」


    アビドスに戻ってきたわたしと小鳥遊さんは帰ってくるなりあれやこれやと運ばれてまたもや激おこ裁判第二審。

    砂狼さんと黒見さんの姿が見えませんがなにかあったのでしょうか?


    人型のモノが「抉り取られ消滅」したのをみたダメージ

    セリカdice1d50=19 (19) +50

    シロコdice1d60=22 (22) +40

  • 162甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/31(土) 00:14:03

    アヤネ「では十六夜検事、冒頭弁論を」
    ノノミ「エイリちゃんはミレニアムから受領したベクターキャノンという武器を使い、巨大な人っぽい怪物、クイーンを倒しました。その際突然エイリちゃんとの通信が途絶、数十分後通信が回復し帰還しました♧」
    アヤネ「ありがとうございます、被告人、間違いありませんね?」
    気絶の時間は分かりませんが間違いありません。……このノリまだやるんですか?
    アヤネ「やらなくてもいいんだね?」

    あっ、地雷踏んだ。そう直感的にわかりました、具体的には敬語が取れたあたりから。
    奥空さんは裁判長と書かれた紙の置かれた席から立ち上がるとわたしの目の前まで歩き徐にわたしの頬を摘みました。

    アヤネ「また!無茶を!してーーー!!!」
    いだだだだだだだーーー!
    ホシノ「それ以上いけない」

  • 163甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/31(土) 00:39:01

    アヤネ「エイリちゃんは暫く出撃禁止!」

    そんなぁ

    アヤネ「病院かミレニアムの保健室、あるいは救護騎士団に叩き込んでもいいんだからね!!!」

    アッハイ

    ホシノ「お邪魔になりそうだしいこっかー」

    ノノミ「はーい⭐︎」

    コユキ「にはー⭐︎」

    えっあの皆さん

    アヤネ「話まだ終わってないからね!!」

    ひえぇ……


    全員退室していき奥空さんに長々説教されることになってしまいました。

    ……あれしか方法がなかった、とは伝えましたけどそういう問題でもないみたいです。

    黒見さんと砂狼さんが様子を見にくるdice1d3=3 (3) 時間後まで、奥空さんの説教は続きました。


    Chapter11-11

    遠い記憶、近い絆

    おわり

  • 164二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 00:44:49

    とはいえクイーンを明確に倒せるのはエイリだけという…

  • 165甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/31(土) 00:50:47

    >>164

    (実は大雨の中でも問題なく行動できるのとクイーン殺すのに抵抗がないのがエイリなだけでクイーン狩り自体は火炎放射器持ちのメグやレールガンのアリスなどもできるかも?)

    (ただメグはエイリが苦手としている上にそもそも殺しに忌避感が強いキヴォトスでそれを頼めるかと言えば……)

  • 166二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 04:10:45

    コユキのびっくり爆弾の電撃でもやれると思う
    というか落雷直撃で残機減りそうなの本当に弱きもの…

  • 167二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 14:25:50

    エイリはどうするんだろうな

  • 168二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 19:33:29

    悩ましい話だ

  • 169甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/31(土) 23:30:49

    出撃を禁じられたわたしは、コユキちゃんとdice1d5=2 (2) と共にシャーレを訪れました。

    1.小鳥遊さん

    2.十六夜さん

    3.砂狼さん

    4.奥空さん

    5.黒見さん

    主な目的としては港での戦いの報告と現状の確認です。わたしたちからはアビドス、ミレニアムぐらいの情報しか集まらないのもありますが。


    "そう、か……"


    話の顛末を聞いた先生は暗い顔を浮かべました。大方巨大クイーンを殺させたことに関する罪悪感なのでしょう。その辺りを気にする必要はない、と伝えますがあまり効果はなさそうでした。

  • 170甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/01(日) 00:18:16

    "みんなは、大丈夫なのかい?その、こんな命のやり取りに巻き込まれて"

    ノノミ「それ、っは……」

    コユキ「ぜんっぜん大丈夫じゃないですよもー!!!」


    十六夜さんの声をかき消してコユキちゃんが先生の膝に座ります、さらにはぐるんぐるんと先生ごと椅子を回しだしました。


    コユキ「いきなり命の奪い合いに巻き込まれるしあんなの見ちゃうしエイリちゃんはおかしくなるし!「ちょっと?」いつのまにかキヴォトスまでおかしくなりかけてる!やってらんないですよもー!!」

    "ちょ、コユキっ、助けっ……"

    はいそこまで。


    回転してる2人を止めると慣性でがたんと先生とコユキちゃんが吹き飛んで行きました。

    が十六夜さんがその体でキャッチ。すごい弾力してる……

    のはいいとして閑話休題。聞きたいとしては巨大クイーンとの戦いが影響強そうなオデュッセイアですが……一応連絡はついたそうで、dice1d10=3 (3) だそうで

    1〜3.オデュッセイア海洋学園は伊達じゃない

    4〜6.時化に抗うのは慣れたもの

    7〜9.浸水したけどギリギリセーフ

    10.やばい

  • 171甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/01(日) 00:50:47

    コユキ「あんなデカいのがたくさん暴れたのに」
    ノノミ「浜側で暴れてたからオデュッセイアまで届かなかった、とかでしょうか?」
    "とはいえ、雨に乗じてクイーンが乗り込んできたこともあったみたいだから……"

    他の学校も雨が降り続けているもののクイーンそのものを追い払うことはできているようです。
    ただいくらでも湧いてくるし雨ばかりだしで……やはりテラフォーミング装置の破壊を優先する必要がありそうです

    ノノミ「ダメでーす♧」
    うぇっ、十六夜さん!?
    コユキ「出撃禁止でーす!」
    そ、そんなぁ……
    "ははは……でも、エイリだけに背負わせるわけにもいかないよ。わたしもできる限りの手伝いをしないとね"
    む、むぅ……

    わたしの考えは、傲慢なのでしょうか?
    もう巻き込まれているからと、みなさんに獲物戦いを強いることなんて……

    コユキ「エイリちゃんまーた何か企んでますね!?」
    そ、そんなことないよ!?
    "エイリは1人じゃないんだ、信頼できる人に相談するといいよ。もちろんわたしでもね"
    うっ、うう……はい

    相談……信頼できる人……
    わたしが信頼してる人、全てを話せる人……そんな人、いるのかな…?

    Chapter11-12
    止まぬ雨
    つづく

  • 172甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/01(日) 00:54:12

    (がんばれ先生)

  • 173二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 03:30:29

    上手く折り合いはつけ始めてるんだけどね
    今更ハンターから戻るなんて無理だろうし

  • 174二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 08:59:19

    信頼できる人
    誰になるかな

  • 175二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 16:23:04

    先生の心労が計り知れんな

  • 176二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 21:03:05

    ずっとそうではあるけど
    苦労が続くね

  • 177二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 22:19:53

    とことん先生と相性の悪い生徒してるなエイリ……
    ゲーム部と一緒に襲撃した時からだいぶ傷つけちゃって以来今度は鋭利に寄り添うって決めてたのに
    死にかけたり失踪したり挙句の果てに狩人になったりで
    こんどは殺生までしてるってなるから生徒たちの見てないところでやばいくらい後悔とか溜まってそう

    精神ダメージどんくらいなんだろ

  • 178二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 22:34:53

    誰に話すんだろうか
    それとも話さないのかな
    どうなるんだろう

  • 179二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 23:25:07

    このレスは削除されています

  • 180甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/01(日) 23:29:57

    信用と信頼。

    似ているようでちょっと違うこの二つ、先生がいうわたしに必要というのは信頼。感情による繋がり。

    ……なんとなく、わかる。

    わたしがどこか感情というか考えというか、そう言う面でコユキちゃんや皆さんと乖離し始めていること。あの時、狩人から戻ってきた時から涙ひとつ流せなくなって言ったこと。

    そういうのを、全部吐き出して、わかりあう相手が必要。

    そういうことを、先生は言いたいんだと思う。

    わたしが、これからも甘坂エイリであり続けるならばその通りであり、わたしが甘坂エイリですらなくなると言うのならただの杞憂。言うなれば大きなお世話。

    ……甘坂エイリですらない一体の狩人になりたい、なんて気持ちがあるわけじゃない。

    ただ、ただ……わたしは、本当にまだエイリのままなのか?それをわたし自身わからないままなんです。

    それを……誰に言えるの?dice1d4=2 (2)

    1.先生

    2.コユキちゃん

    3.ユウカ先輩

    4.言える訳……(クイーン)

  • 181甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/01(日) 23:58:39

    先生、一室借りてもよろしいでしょうか?できれば防音で

    "うん、いいよ。"

    ありがとうございます。コユキちゃん、こっち来て

    コユキ「えっなに、なんです?」

    ノノミ「エイリちゃん……?」

    "ノノミ、ちょっとだけ2人にしてあげよう"


    先生から鍵を受け取りコユキちゃんの首根っこ掴んで鍵に書いてある部屋、仮眠室に2人で入る。

    防音でってお願いしたのでコユキちゃんが多少騒いでも大丈夫でしょう?

    コユキちゃんを適当にベッドに放ると「にべっ!」と鳴き声が聞こえます、気にせずわたしは隣に座りました。


    コユキ「えっなに、なんですか!?何が始まるんです!?えっちなこと!?」

    真面目な話したいんだけどいい?

    コユキ「あ、はい」

    ……何から、話せばいいかな。


    わたしはぽつり、ぽつりと語り始めました。

    エデン条約騒ぎがあって、アビドスから逃げ出して。狩人に何もかも押し付けて、目覚めた時にはもう自分がエイリだということも感じにくくなって。

    クイーンの騒ぎが始まって、戦艦に突入してクイーンから話を聞いて自分がもともと人間じゃないことに確信がついた。

    でも、なんだろう……未練と言えばいいのか。そういうのに引っ張られて、自分はどこか迷っているんだ。そう、可能な限り伝えました。


    コユキ「エイリちゃん……」

    ……

    コユキ「dice1d4=4 (4)

    1.(無言で抱きしめる)

    2.エイリちゃんは帰るところが欲しいんですね?

    3.正直、よくわかんないです

    4.そういうこと考えちゃう時期ですか?(制裁)

  • 182二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 00:38:03

    真面目な話と言ったのにこれである

  • 183甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/02(月) 01:00:11

    真面目な話って言ったんだけど?
    コユキ「囧がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

    力を込めたアイアンクローをコユキちゃんに叩き込みます。
    反省したかな?と言った時間で下ろすと涙目のコユキちゃんがベッドに気が抜けたように倒れました。

    コユキ「いたい……」
    茶化すからだよ。本気で話してるのに
    コユキ「そんなこと言われても……まぁクイーンなんてものがきてますし一旦本当としてですよ?」
    そこまで前置かないとダメ?
    コユキ「どーでもよくありません?」
    えっ

    思考が停止しました。
    まさかここまで悩んでいたことがどうでもいい、と一蹴されることなんて全く想定していませんでしたから。

    コユキ「えーとですね。エイリちゃん、またいきなり人格変わってどこか行くとかしませんよね?」
    う、うん……多分
    コユキ「別にエイリちゃんがなんかよくわかんない生まれだったとしてですよ、それ私と一緒に学生するのに関係あります?」
    あるんじゃないかなぁ…今現在進行形で起きてる
    コユキ「それはクイーンのせいであってエイリちゃんのせいじゃないんです!エイリちゃんがなんかこうよくわかんない姿になっちゃうとかそういうことじゃないなら、私達の青春にそんなもの関係ないんですよ!」

  • 184甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/02(月) 01:18:57

    なんと言うか、反応に困ります。
    ま、まぁやろうと思えば今まで通りの暮らしだってできなくはないでしょうけどそこまで言い切られるとそうかも……という気持ちがでてきます。

    コユキ「ふふーん、エイリちゃんは頭が硬いんですよ!……それとも、学生やるの嫌になりました?」
    い、いやぁ。別にそこまで変わり果てたわけじゃないけど
    コユキ「じゃあそれでいいんですよ!クイーンを倒して今まで通りの日常に帰るんです!」
    ……。

    コユキちゃんはいつも考えなしで思いつきで変なこと始めては制裁されていたけど…それでも、こうしてどこか明るいコユキちゃんだから、わたしたちは仲良くなれたのかもしれない。
    生きるため、そしてコユキちゃんとまた一緒の日常を送るため。
    戦う理由が一つ、増えたことを実感しました。

    ありがとう、コユキちゃん。わたし、コユキちゃんが友達でよかったよ
    コユキ「にはははー!そうでしょそうでしょう!」

    少しの間、2人で共に笑い合いました。

    Chapter11-12
    止まぬ雨、枯れぬ友情
    おわり

  • 185甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/02(月) 01:20:09

    (書いてて脳裏に浮かんだそれ青春に関係ある?理論がなんかそれっぽく感じられました)
    (なお、クイーン騒動が終わった後パヴァーヌ2章でまた曇らされるんだよねこの2人……)

  • 186二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 01:51:07

    青春やる上で障害になりそうですねパヴァーヌ2章での狩人と混ざってるエイリの動向考えると…

  • 187二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 02:56:17

    というか先生やユウカがアビドスにいるエイリをわざわざ呼び出すとは思えないというのもある
    エイリに心的ダメージ与えかねないことに呼び出すかなというのと、エイリ呼び出すとコユキがセットで来るからそうなるとコユキのハッキングでエリドゥ制圧すればいいって話になるだろうからリオ会長があらゆる手を使って阻止しそうだしな

  • 188二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 03:14:20

    ミレニアムに用事があって立ち寄ってる時に事件が起きて、とかでもありえるけどね

  • 189二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 03:14:25

    パヴァーヌ2章へエイリとコユキがどう参加するかというのはあるだろうな
    コユキをミレニアムから離したのは計画をリオ会長が実施する際敵に回られたらエリドゥハッキングを阻止出来ないからってのもありそうだし
    リオ会長はコユキの能力をよく知ってる以上コユキが敵に回らないよう最大限に策を打つはず
    後エイリの今までの行動とかを加味して先生たちがエイリを呼ぶのかなというのもある
    いっそパヴァーヌスキップして最終編行きもありな気もします
    エイリの場合経験を買われてウトナピシュティムの本船にも乗船出来そうだし

  • 190二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 03:21:17

    コユキがいたらエリドゥ制圧がすぐ終わりそうだからな
    パヴァーヌ2章があっという間に終わる気がする
    仮にエイリだけがミレニアムにいたとしても作戦を行う際にコユキを呼んでハッキングすれば良いって話になるだろうし
    何かしらの形で会長がコユキへの連絡を妨害してもならエイリが一回アビドス戻ってコユキを連れてくればいいって話になるし

  • 191二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 03:33:46

    エイリがゼロシフト持ってるから行きも帰りも一瞬で移動できるからコユキを呼ばない理由がないからな
    コユキと一緒にゼロシフトで一回ミレニアムに来てるから問題はないだろうし
    コユキとエイリが二人ともアビドスにいて呼び出しを受けたとしても即到着出来るから
    ヴェリタスとコユキならリオ会長もハッキングを阻止出来ないだろうからな

  • 192二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 03:45:15

    ワタシ オマエ マルカジリ に成る訳でもなし関係ないでしょ理論
    考えすぎるエイリには救いだね、大切な人たちの所に戻るために戦う、どっかのピンク髪もよく覚えておけ

  • 193二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 12:15:46

    彼女達の今後の青春は如何に…

  • 194二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 22:44:47

    このレスは削除されています

  • 195◆PpuNVmvyfA24/09/02(月) 23:51:21

    その頃のdice1d4=2 (2)

    1.ひつじさんチーム

    2.C&C

    3.セミナー

    4.クイーン

  • 196◆PpuNVmvyfA24/09/03(火) 00:24:38

    アカネ「クイーン迎撃任務も1日dice1d10=5 (5) 回。普段の業務に加えて雨の中これとなると……」

    アスナ「面白いよねこれ!」(ぶるぶるぶるっ

    ネル「犬かテメェは!やめろ水滴飛ばすな!」

    カリン「しかし迎撃、撃退だけじゃ意味がないのも事実。リーダー、敵拠点はないの?」

    ネル「あるっちゃあるけどよ……チビからの情報で雨を降らせる施設っつうのがな」

    アスナ「じゃあそれ壊せばいいんじゃん!」

    ネル「周囲は大雨に加えて洪水だ。まともな戦闘ができると思うんじゃねえぞ」

    アカネ「爆破も効果薄、狙撃も困難ですか。チビというのはエイリちゃんですよね?どうやって破壊を?」

    ネル「パワードスーツで突っ込んでぶん殴って壊した」

    アスナ「リーダーみたいな脳筋戦法だね!」

    ネル「一緒にすんな!!!!」

    カリン「となると……エンジニア部に装備の発注を?」

    ネル「どうだろうな、チビのジェフティに光の剣とかいうレールガン。エンジニア部の予算もどれだから残ってんだかな」

    アスナ「私達にもパワードスーツ担当とかいればいいのにねー」

    カリン(メイドにパワードスーツって一体……?)

  • 197◆PpuNVmvyfA24/09/03(火) 00:40:21

    ネル「あ?……チッ、おいテメェら、お客様だ」
    アスナ「あ、休憩おしまい?」
    カリン「……ふぅ。行ける」
    アカネ「目標は?」
    ネル「水人間大量だ、全員水餅にして返してやるぞ」
    アスナ「おー!」

    その頃のC&C
    めちゃくちゃ忙しいながらいつも通り頑張ってる、なお爆破ができなくて1人ストレスが溜まってるとか
    おわり

  • 198◆PpuNVmvyfA24/09/03(火) 00:41:07

    (本編を投下できない時に誤魔化しでその頃の◯◯やってるけどほんへ進めろと言われたらその通りとしか言えません)

  • 199二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 00:51:33

    本編の筆が進まなかったらエイリ視点の裏の他のキャラの心情とかが気になるのでそっちも欲しい(我儘)

  • 200二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 02:23:37

    対策委員会の面々がエイリを見てどう思ってるのかとか気になるところ

  • 201二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 03:24:57

    アスナの神秘は怖いっすね、未来予知やめてください

  • 202二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 10:24:58

    手広くやってんなクイーン

  • 203二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 21:15:29

    ほしゅ

  • 204甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/03(火) 23:42:50

    ノノミ「おかえりなさーい⭐︎」
    "おかえり。すっきりした顔をしているね"
    そう、でしょうか?

    仮眠室から戻ってきたわたしたちを十六夜さんと先生は笑顔で迎えました。
    そこまでわかりにくいのでしょうか?わたし……

    "心は、決まったのかい?"
    はい。わたしは戦います。コユキちゃんと送る日常のために、狩人としても甘坂エイリとしても
    コユキ「な、何度も言われるとなんか照れてきますね……」
    ノノミ「エイリちゃん、私達は日常に入れてくれないんですか?」
    えぁっ、その、アビドスの皆さんやミレニアムのみなさんも含めて、ですよ!?
    ノノミ「えへへー⭐︎嬉しいですねー⭐︎」
    むぎゅっ

    豊満な十六夜さんの肉体に抱き込まれわたわたしていると先生の咳払いで解放されました。

    "エイリが元気になってくれたのはいいけど……出撃禁止を言い渡されたんじゃなかったのかい?"
    あっ
    コユキ「あっ」
    ノノミ「ふふふ♡」

  • 205甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/03(火) 23:56:04

    ……頑張って説得します
    コユキ「がんばれー」
    手伝ってくれないの?
    コユキ「私に説得の技能があったら毎回ユウカ先輩やノア先輩に反省室叩き込まれませんよ!」
    自慢げに言うことじゃないね

    コユキちゃんとああだこうだ言い合っていると十六夜さんと先生の笑う声が聞こえてきました。
    ばっと2人の方を見ると笑うのを隠すこともなく、十六夜さんにわたしたち両方撫でられました。

    ノノミ「可愛いですね♡」
    "ごめんね、微笑ましくて"
    コユキ「しんゆーですから!」
    親友、ですから。

    コユキちゃんと、顔を見合わせ笑いました。

  • 206甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/04(水) 00:48:11

    話したいことも終わり、買い物して帰路につきます。
    道中、わたしの背で暇らしいコユキちゃんから声がかかりました。

    コユキ「まだ、あそこに戦艦あるんですか?」

    おそらくサンクトゥムタワーの真上を指差してるであろうコユキちゃんの質問を受けレーダーを確認すると、変わらず戦艦は浮かんでいるのが見えました。そのことをつたえると「どうにかできないでしょうか」と十六夜さんからも声が聞こえました。

    ベクターキャノンを使えば落とせはするかもしれませんが……
    コユキ「…それ、落っこちる戦艦は」
    そのままD.U.に降り注ぐね
    ノノミ「慎重にやりましょうね?」
    はーい
    コユキ「はーい」

    ベクターキャノンによる強襲は見送ることになりました。やはり、あのクイーンを倒して、なんとか戦いを終わらせないといけない。
    ……そのために必要なこと。アビドスでも話し合わないといけませんね。
    まだアビドスのテラフォーミング施設と海の巨大クイーンを撃破しただけ、広いキヴォトスのあっちこっちに手を伸ばしているのなら、もっと何かしないといけない。
    アビドスへ急ぎました。

    Chapter11-13
    つづく

  • 207甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/04(水) 00:49:00

    (どう進めるかなぁ)

  • 208二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 04:50:14

    メンタルケアは成功したけど相手が厄介だから簡単にはいかないね

  • 209二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 10:34:30

    このレスは削除されています

  • 210二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 13:10:28

    このレスは削除されています

  • 211二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 20:38:52

    コユキと仲良くなってるのすごく可愛くて良い

  • 212二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 22:17:16

    アヤネから見たエイリ、目を離すたびに死にかけるか倒れるかおかしくなるかの3択だからもう出撃断固拒否しそう
    なんなら泣いて止めるまでありそう

  • 213◆PpuNVmvyfA24/09/05(木) 00:06:19

    エイリたちがシャーレに向かった頃のアヤネたち

    アヤネ「……」

    セリカ「アヤネちゃん露骨に機嫌悪そうなんだけど」
    シロコ「ん……怒ったアヤネは怖い」
    アヤネ「なんですか!?」
    ホシノ「うへへ、荒れてるねぇアヤネちゃん。エイリちゃんが心配?」
    アヤネ「当たり前じゃないですか!エイリちゃん、戦いが苦手なのに自分ができることだからっていつもいつも無茶して!あんな小さな子なのに……」
    セリカ「一応同い年なんだけど」
    ホシノ「そうだねぇー…おじさんより小さい子が身を削ってるのはよくないんだけど」
    シロコ「ホシノ先輩がジェフティを着たらいいんじゃないの?」
    ホシノ「おじさん空飛んだことないしサイズ的にも合わなくってさ」
    アヤネ「……わかってます、クイーンとの戦い、雨を降らせる機械の破壊にジェフティを使えるエイリちゃんが必要なのは。でも!」
    ホシノ「押さえつけるだけじゃ反発されるだけだよアヤネちゃん。エイリちゃんの意志を無視しても飛び出されるだけじゃないかな」
    アヤネ「なら!……どうすればいいんですか、これ以上エイリちゃんが傷つかなくて済むには…」

  • 214◆PpuNVmvyfA24/09/05(木) 00:27:33

    ホシノ「この戦いを終わらせるしかないよね」
    アヤネ「……」
    セリカ「なぁに、出撃禁止はともかく誰か1人付き添いはそのまま必要でしょ!別に付き添いの方にはエイリも文句言ってなかったし」
    シロコ「私達も、施設破壊に向かうべき?」
    ホシノ「雨に気をつけるんだよー」
    セリカ「ホシノ先輩も働く!」
    ホシノ「うへぇ〜」
    シロコ「ん、旧市街地とか高台が多いところなら洪水も平気」
    ホシノ「足を滑らせないようにね〜」
    アヤネ「……オペレータは、しますから!」
    セリカ「んじゃ、頑張りますか!」

    その頃のアヤネたち
    エイリにばかり頼らないように作戦会議中
    おわり

  • 215◆PpuNVmvyfA24/09/05(木) 00:29:18

    (なんだかんだエイリが1番向いているだけで施設破壊は誰でもできる……はず?)

  • 216二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 08:06:21

    がんばれ皆

  • 217二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 13:30:53

    しっかり施設破壊できるといいな

  • 218二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 22:58:14

    このレスは削除されています

  • 219甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/06(金) 00:14:54

    アビドスに帰ってきて早々、奥空さんに手を引かれ部室に連れてこられたわたしたちはいつものテーブルを囲み席につきました。


    アヤネ「では、改めて今日の対策委員会を開始します!」


    そう意気揚々と奥空さんは宣言しました。出撃禁止を言い渡されて直ぐの行動に正直わたしは面食らいました。


    や、やる気ですね……

    コユキ「何かあったんです?」

    アヤネ「な、なんでもないです!それで、アビドスにもまだ存在するテラフォーミング設備についての作戦会議となります!」

    セリカ「露骨に話逸らした」

    シロコ「ん、照れ隠し」

    アヤネ「静粛にしてください!!!」


    奥空さんが開いたPCには以前クイーンから送られた設備分布が表示され、そのうちの一つにはバツの字で上書かれていました。旧アビドス区域内だけでも残りdice1d10=6 (6) の設備が点で示されておりキヴォトス全体で幾つ投下したのやらと天を仰ぎたくなりました。

  • 220甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/06(金) 01:29:51

    アヤネ「この中でも特に近いdice1d2 +1件をリストアップします。1つをエイリちゃんを中心とした部隊、1つをホシノ先輩を中心とした部隊で破壊に向かいます」

    え、出撃禁止なんじゃ

    アヤネ「監視のもとです!!!」

    アッハイ


    こういう会議中、主導する奥空さんは書記らしく覇気のある姿になります。

    ノア先輩のような有無を言わさない圧は見習いたいものです。

    ……会計らしい黒見さんと会長のはずの小鳥遊さんについてはノーコメントで


    ホシノ「でも大丈夫なの?その周囲も雨降ってないかなー?」

    アヤネ「間違いなく降ってます。なのでホシノ先輩側には足場の多い市街地のものを、エイリちゃんには足場のない砂漠地帯のものを攻めてもらいます」

    わたしの付き添いは?また砂狼さんでしょうか

    アヤネ「そう考えています。シロコ先輩のドローンミサイルならば空中からでも火力が出せるはずです。それ以外のノノミ先輩とセリカちゃんはホシノ先輩と。コユキちゃんは私と管制を」

    コユキ「うっ、苦手分野……だけど頑張りましょー!」

    スゴイ、コユキちゃんが苦手なことに取り組んでる

    コユキ「私をなんだとなんだと思ってるんですかー!!」

    ホシノ「うへへ、暫く雨も楽しんだしそろそろ太陽も懐かしいから…行こっか。太陽を取り戻しに」


    全員でおー!と掛け声し、それぞれ出撃。わたしも砂狼さんを背負い旅立ちました。


    Chapter11-13

    出で立つ戦士、臨む太陽

    おわり

  • 221甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/06(金) 01:37:16

    (地味にダイスミスしてたdice1d2=2 (2) +1)

  • 222二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 08:26:49

    最大数か

  • 223二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 12:10:23

    作戦がうまく行くといいな

  • 224二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 12:41:57

    無事に終わるといいけどどうなるか

  • 225二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 14:09:51

    テラフォーミング設備を破壊し切れるといいけど
    苦労はしそうだけど上手く出来たらでかいかな

  • 226二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 16:42:51

    何回も言われてるけど考えすぎるエイリとあんま考えないでまず行動に移すコユキの相性が良すぎる

  • 227甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/06(金) 23:45:18

    エイリ側

    dice1d4=3 (3)

    1.余裕(カット)

    2.シロコミサイル(カット)

    3.クイーンたくさんいて大変

    4.なんでここに巨大クイーンが?


    ホシノ側

    dice1d4=1 (1)

    1.ホシノ無双

    2.アビドスチームの底力

    3.水が多すぎる

    4.クイーンがでかすぎます!

  • 228二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 23:55:31

    さすおじ

  • 229甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/07(土) 00:03:53

    こちらジェフティ、目標Aを視認。
    警護のクイーンが大量にいて装置を囲んでいます。ジェフティさんの装備なら殲滅後破壊に移れると思いますが
    シロコ「待って、ダメ」
    砂狼さん?
    シロコ「それに、慣れたらダメ!」
    わ、わわっ!?

    砂狼さんに肩をばんばん叩かれる。ダメージはないけど揺れて飛行姿勢が崩れかけましたがなんとか立て直し、少し責めるように砂狼さんに声をかけます

    危ないです
    シロコ「ん……ごめん。でも……命を奪う選択肢から始めちゃダメ」
    むぅ……わかりました。どうにかやってみましょう
    奥空さん?
    アヤネ『は、っはい!こちらアヤネ!』
    これから攻撃始めます。小鳥遊さんの方は大丈夫そうでしょうか?
    アヤネ『あー……えっと』
    ホシノ『こっちのことは気にしないで〜、こっちはあんまり雨も強くないからいけるよ〜』
    ノノミ『ほ、ホシノ先輩、待っわぷっ!?』
    セリカ『ど、どんな脚力してんのよホシノ先輩!?』
    ホシノ『洪水に飲まれちゃうよー、こっちこっち』
    アヤネ『……らしいです』
    アッハイ。

  • 230甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/07(土) 00:34:09

    とりあえず……命を奪うのは最小限にですね
    シロコ「ん、ミサイルで散らす」

    砂狼さんが手に持つドローンから放たれるミサイルの爆発は施設を覆うクイーンらしき液体を撒き散らす。
    大雨の中というのもあり爆破はそこまで大きいものではないというのもあり命を奪えるほどではなかったようで洪水の川となっている地面に逃げていく、覆う液体がなくなったのを見計らって施設に向かって突撃しようとしたところで、アラートが突然鳴り急停止すると地面から水の壁が競り上がりました。

    っ、壁?
    シロコ「突破できそう?」
    ジェフティさんは全領域対応ですから平気だと思いますが……砂狼さんがどうなるか
    シロコ「……エイリ。あそこに穴を開けて、5…10秒ぐらいあれば大丈夫?」
    ゼロシフトを使えれば。ですが
    シロコ「ん、じゃあお願いね」
    えっ

    わたしの返答を待たずに砂狼さんはわたしの背を飛び出しドローンにミサイルを放たせて水の壁を散らします。
    上からは重力、下からはクイーンの意思による水が穴を塞ごうとしているのを、さらには落ちて水に飲まれる砂狼さんが見えました。
    わたしが優先するべきは、施設破壊。
    障害物がなくなったのが見えたので施設の至近距離にゼロシフトで現れたわたしはブレードを突き刺します。
    さらにウルカヌスさんを至近距離で連打して穴だらけにして破壊。小規模の爆発が起こりました。

  • 231甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/07(土) 01:10:58

    機能停止したのを確認して即座に洪水の中に飛び込みます。
    視界は0でしたがレーダーを頼りに流れるクイーンの中を突き進み流される砂狼さんを抱き上げ上空に飛び出します。
    生体反応はある、と見たところではぁ、と大きく息を吐いて砂狼さんが目を開きました。

    シロコ「ん……濁流の中って、思ったより辛い」
    みんなわたしが気絶したりすると怒るのに砂狼さんまでそういうことするんですから
    シロコ「先輩の役目だから」
    なんか納得し難い……奥空さん?こちらジェフティ、目標を破壊しました。
    シロコ「雨、止んだね」

    空を見上げると、まだ曇りは晴れませんが大雨も亡くなりました。下は洪水のままですがいずれどこかに流れていくでしょう。
    ……小鳥遊さん、大丈夫でしょうか

    Chapter11-14
    先達の献身
    つづく

  • 232甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/07(土) 01:11:18

    (次回、ホシノ無双)

  • 233二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 01:26:27

    とりあえず鏖殺から入ろうとするあたり相当根深く狩人染み込んでるなエイリ…
    それをなんとか引き留めようとするシロコだけど見るからに渋々って感じになってるし
    そらアヤネも心配で気もそぞろになる

  • 234二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 10:53:19

    このレスは削除されています

  • 235二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 14:23:30

    とりあえずエイリの方はなんとかなって一安心かな?

  • 236二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 23:23:01

  • 237二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 01:52:45

    (ゆっくり寝るんやで)

  • 238◆PpuNVmvyfA24/09/08(日) 07:53:36

    (申し訳ありません、がっつり寝落ちしてました……)

  • 239二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 13:04:03

    お気になさらず

  • 240二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 23:34:54

    お体を大切に

  • 241黒見セリカ◆PpuNVmvyfA24/09/08(日) 23:40:40

    クイーンっていう水の化け物を倒すため、私とホシノ先輩とノノミ先輩の三人でアビドスに雨を降らす機械を壊すために市街地を移動していた。
    道路はもう完全に川になってて通れないからビルの屋上を伝っていたんだけど……ホシノ先輩、盾とか持ってること忘れてるんじゃないかってぐらいひょいひょい跳んでってる。

    ホシノ「ノノミちゃんセリカちゃん、大丈夫?遅れてるよー」
    「ホシノ先輩がっ!速いのよっ!」
    ノノミ「着いていくのも、大変ですね⭐︎」

    私達が一つのビルを超える間に三つぐらいは超えてる気がする。ちょくちょく戻ってきて様子見にきてるのがなんとも。

    アヤネ『もうすぐ目標地点です!皆さん、戦闘準備を!』
    ホシノ「っと。あれっぽいね?」

    ホシノ先輩が指差した先にあるのは水のような何かに覆われた、三つ足の円柱。何か光ってることから何か動作して雲と雨を呼んでいる、と言うことが感じとれた。

  • 242黒見セリカ◆PpuNVmvyfA24/09/09(月) 00:51:48

    「え、どうすんのあれ……足の踏み場ないんだけど」
    ノノミ「ギリギリ届くかもですけど、威力は期待できなさそうですね?」
    ホシノ「どうにかして近づくしかないかー……」

    どうしよう、とじーっと周囲の川になった機械の周辺を見ていると、なんだか渦を巻いてる、ような?
    それを伝えるとホシノ先輩は「あーこれいけるね」と呑気なことを言い出して盾を開き飛び降りた。

    「えっちょ、ホシノ先輩!?」
    ホシノ「陽動するよ、援護お願いねー」

    盾に乗って着水したホシノ先輩はすぐに盾ごと跳び立ってそこらに浮かんでいる車に乗る。その周囲に生えてきた人型に囲まれたが─
    ホシノ先輩、その人型を踏んだ。

    「えっ」
    ノノミ「えっ」
    アヤネ『えっ?』
    ホシノ「やっぱりだ」

    いやっ液体じゃなかったの?なんてツッコミをする前にあっちこっちに生えた人型を踏んで近づいていき水の壁に盾を叩きつけた。ばしゃぁぁぁんなんて音を立てて水の壁が引き裂かれた。
    そこからさらに跳んで円柱に銃弾を浴びせると光が消えていく。機能停止、したんだろうか

  • 243黒見セリカ◆PpuNVmvyfA24/09/09(月) 01:46:09

    「えぇ……」
    ノノミ「凄いですね⭐︎」
    ホシノ「うへへ、うまくいってよかったよー」

    雨が止んだところに盾を船にしたホシノ先輩が流れている。川の流れる先方面に校舎もあるということで私達も降りて合流するとホシノ先輩はうへへと笑っていた。

    アヤネ『目標Bの破壊、確認しました!』
    「いや、ホシノ先輩が1人でなんとかしちゃったんだけど」
    ノノミ「見てるだけで終わっちゃいましたね?」
    エイリ『そ、それは、また……?』
    ホシノ「いやーたまたまだよー」
    「そんなわけないでしょーが!!!!」
    ホシノ「うへぇーーー」

    ホシノ先輩の頬を思いっきりひっぱっても鳴き声がでるだけで堪えたようすもなし。エイリの方もなんとかなったみたいだけど……
    これ、エイリとホシノ先輩だけでなんとかなるんじゃないの?
    そう思わずにはいられなかった。

    Chapter11-14
    先達の献身、遠き壁
    おわり

  • 244◆PpuNVmvyfA24/09/09(月) 01:46:46

    (足が水に沈む前に次の足を出せば沈まない理論)

  • 245二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 02:32:53

    人の話を聞かずに突っ走る暴走列車の片鱗が既に見えてるぞ暁のホルス

  • 246二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 09:06:10

    このレスは削除されています

  • 247二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 16:36:45

    ホルスこっわ

  • 248二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 23:06:31

    まぁ今回はサクッと片付ける方が良さそうだし多少はね?

  • 249甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/09(月) 23:42:12

    二機のテラフォーミング施設を破壊してアビドスの校舎に戻ってきました。

    小鳥遊さんたちも上手くいったらしいのですが、後ろの十六夜さんと黒見さんは疲労困憊というようで……。

    さらにはこちらも砂狼さんが少し調子が悪そうです。


    アヤネ「まずは、みなさんお疲れ様でした。これでアビドスのdice1d40=19 (19) +50%がテラフォーミング施設の影響を逃れる形になります」

    ホシノ「こっちは市街地で足場山盛りだからなんとかなったけど……そうでもないとエイリちゃん頼みだねー」

    わたしはまだいけますが

    アヤネ「ダメです、ホシノ先輩とエイリちゃん以外は疲れ切ってますから」

    シロコ「ん……私は、平気……」


    砂狼さんは疲労というわけではなさそうですがそれはそれとして調子は悪そうです。

    シロコ???dice1d100=94 (94)

  • 250甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/09(月) 23:49:31

    シロコ「ん……ごめん…ちょっと、先に休む」

    ホシノ「シロコちゃん?大丈夫?誰か付き添ってあげよ」


    明らかに顔色が悪くしている砂狼さんは早退するということでdice1d4=1 (1) が送ることになりました。


    1.小鳥遊さん

    2.十六夜さん

    3.黒見さん

    4.わたし

  • 251二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 23:53:41

    ちょっと洒落にならない値出てない?

  • 252二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 00:09:53

    アヌビスの出番が…?

  • 253甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/10(火) 00:39:45

    小鳥遊さんと砂狼さん、大丈夫でしょうか
    ノノミ「……」
    セリカ「初めて見たわね、あんなシロコ先輩」
    アヤネ「ホシノ先輩がついてるから大丈夫だと思いましょう。状況を整理しますから一旦解散します。お疲れ様でした!」
    「「「「おつかれさまでしたー」」」」

    わたしはコユキちゃんを連れて公民館へ帰ります。ただ、頭の中で砂狼さんのことがどこか引っかかっていました。
    帰ってきて早々ではありますが小鳥遊さんに通話をかけた時でした。

    ホシノ『もしもしー?』
    小鳥遊さん?エイリです。砂狼さんは…
    ホシノ『シロコちゃんなら今寝かせたところだよ。話聞く限りはちょっと泥水飲んじゃった感じなんじゃないかな』
    なるほど……
    ホシノ『エイリちゃんもあんまり責任感じないでよ、やるって言ったのはシロコちゃんもなんだからさ。おじさんもまぁまぁがんば(がたっ、ばたばたっ、ブツッ』
    小鳥遊さん?小鳥遊さん!?

    突然の大きな物音。同時に切られた通話。何かあったのは明白でした。
    わたしはコユキちゃんを呼んで背に乗せ、急いで砂狼さんの家に向かいます。背中に這う嫌な予感から逃げるように。

    Chapter11-15
    潜む危機
    つづく

  • 254甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/10(火) 00:40:08

    (94なんて出ちゃったからにはもう、ネ…)

  • 255二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 00:50:45

    液体生物……誤飲……
    あー体内に入られてますねこれ

  • 256二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 01:28:12

    そっちか~!黒服ゥ!サブプランが危ういぞなんとかしろ!

  • 257二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 02:46:48

    異常の内容次第だけど水を口に含んだら侵入なんてなったらいよいよある程度以上の防水で水シャットアウトできるジェフティ持ちのエイリしか出撃不可になる
    水踏んで跳ぶなんで芸当できるホシノも裏を返せば足を踏み外せばアウトってことだし
    とは言えエイリに任せるなんて心情的にさせられない…しかし状況はそんなことを言ってられない…
    板挟みになりそうだねアヤネ

  • 258二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 09:46:54

    シロコ大丈夫かな
    なんとかなるといいが

  • 259二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 13:24:34

    送ったのがホシノだったのは不幸中の幸いかな

  • 260二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 21:25:29

    なんだろうなぁ怖いなぁ

  • 261甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/10(火) 23:29:39

    小鳥遊さん!

    声を出しながら砂狼さん宅の扉を破り飛び込むとそこには砂狼さんを押さえつける小鳥遊さんの姿が。
    ……あれ?普通に制圧してる?

    コユキ「もしかして来なくてもよかったタイプですかー?」
    ホシノ「いやいやそうでもないよー、手が足りなくてさー。エイリちゃん手伝って」
    あ、はい。

    暴れようとする砂狼さんをどうやってるのか押さえ込めている小鳥遊さんから引き継いでぐっと抑え込みます。「うぐっ」っという呻き声が聞こえましたが一旦無視。

    コユキ「それで一体どうしたんです?」
    ホシノ「なんかシロコちゃんが突然襲いかかってきてね、おじさんびっくりだよもう」
    ……襲いかかってきた?
    ホシノ「シロコちゃーん、どういうわけか教えてくれないかなー?」

    砂狼さんの顔を覗き込んで声をかけると小鳥遊さんを睨んで恨めしそうな声をぼそっと漏らしました。

    シロコ「谿コ縺吮?ヲ窶ヲ谿コ縺励※繧?k窶ヲ窶ヲ」
    コユキ「なんて?」
    ホシノ「全くわかんないんだよね」
    ……多分、クイーンの言語です

  • 262甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/11(水) 00:08:32

    ホシノ「あいつら喋……ってたね、うん」

    コユキ「なんでシロコ先輩が液体人間たちの言葉喋ってるんです!?」

    ……考えられるのは、水


    テラフォーミング施設を破壊する際砂狼さんは濁流に飲まれていきました。

    直ぐに救出はしたものの小鳥遊さんも砂狼さんが水を飲んでしまったと言っていた。

    クイーンは、液体。まさかとは思うけど……


    もしかして、クイーンを体内に入れたら、操られる?

    コユキ「えっ」

    ホシノ「わぁ…」

    シロコ「縺ッ縺ェ縺帙∴縺医∴」

    …どうしましょう

    ホシノ「吐かせる?こう、お腹をごって」

    脳筋!?

    コユキ「とりあえず、この状態なら大人しいみたいですし……病院とか?」

    砂狼さんから出てきて別の人に入り込むとか起きかねませんよ?


    うんうんと頭を捻りますが解決策はでないまま。

    とりあえず砂狼さんをdice1d4=3 (3) に輸送することにしました。

    1.アビドス校舎

    2.病院

    3.ミレニアム保健室

    4.シャーレ

  • 263甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/11(水) 00:31:33

    そんなわけでわたしと小鳥遊さん、そして運ばれる砂狼さんでミレニアムが誇る保健室、その一つに検査をお願いしに来ました。

    簀巻きとなった砂狼さんを引き渡し、大雨・戦艦騒ぎのクイーンを飲み込んだらこうなったと説明します、一応留学中とはいえミレニアム生のわたしもいたのでそこそこ話しは通り検査を無理やりさせることになりました。

    がたがたと聞こえる保健室の中の音に、わたしたちは不安を募らせていました。


    ミレニアムdice1d50=34 (34)

  • 264甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/11(水) 00:49:00

    戦闘の音が聞こえる。

    ミレニアムでもたまになくはないけど…ふと耳に入ってきた言葉が問題でした。


    <蜿悶j霎シ繧?蜿悶j霎シ繧?

    <な、なんでそっちに!?屋内だ、屋内に逃げろー!


    聞き覚えのある何言ってるのかわからない言語を話す生徒が、別の生徒を襲っている。

    クイーンの言葉と思われるそれを口にしながら襲いかかっている。


    小鳥遊さん、あれ……!

    ホシノ「うへぇ…そりゃそうか、クイーンと戦ってるのはアビドスだけじゃないってわけだよ……」

    わたし、救出に行きます!

    ホシノ「ミレニアムでおじさんが暴れるわけにもいかない、お願いね」

    はい!


    窓を開いて飛び出し、ゼロシフトで暴れる生徒の頭を掴んで地面に叩きつける。

    襲われていた生徒に「逃げて!」と声をかけて、襲っている生徒dice1d3=2 (2) 人を前にする。

    顔面を叩きつけたのに気絶したように見えない。もしかして意識は元からない?


    <繧ィ繧、繝ェ繧「繝ウ縺!、縺薙m縺幢シ!


    とにかく、制圧しないと。

    いつものようにブレードを構えました。


    Chapter11-15

    潜む危機、蔓延る悪意

    おわり

  • 265甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/11(水) 00:49:34

    (クイーンは強いのか弱いのかよくわかんない生態してる)

  • 266二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 01:07:39

    これあれだ、兵隊が大した事ない代わりに寄生プロセスが簡単なラダムだ
    どうしてこう寄生系エイリアンってのは胸糞悪い上に厄介なんだか…

  • 267二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 09:50:15

    面倒…

  • 268二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 14:51:48

    とりあえず制圧出来るといいけど

  • 269二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 23:13:21

    不安だな

  • 270甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/11(水) 23:46:22

    さてどうしたものでしょうか。

    目の前の2人は明らかに正気ではなく推定クイーンに寄生されている。クイーンだけならまだしも寄生されている生徒まで殺してしまえばもう言い訳はできないですが……dice1d4=2 (2) でいきましょうか

    1.とりあえずボコる

    2.1+一旦雨が降ってない屋内に移動

    3.2+クイーンを吐き出せるよう腹パン多め

    4.別に感電で死ぬほど生徒柔じゃないし普通にプラズマキャノンでいいじゃん

  • 271甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/12(木) 00:05:46

    そうと決まれば話は早い。2人をdice1d2=1 (1) で吹っ飛ばして屋内に誘導します。

    1.ブレード

    2.ブースト全開ラリアット

    少し時間を稼げば保安部も来るでしょうし、遅延戦闘を行いましょう。現状治し方がわかってない以上とりあえず動けなくすることから、ですね。


    ブレードでぼっこぼこにした結果

    dice1d4=1 (1)

    1.直ぐ立ち上がる

    2.動きが鈍った?

    3.ヘイローが消失した、のにまだ立ち上がった

    4.保安部到着

  • 272甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/12(木) 00:28:29

    おかしい、明らかにおかしい。
    ブレードによる一撃は結構な威力、直撃すれば1発で気絶させることも可能なつよつよ鉄棒です。明らかに戦闘訓練を受けてない一般生徒が何度も殴られ吹き飛ばされているのにすっと起き上がり、気絶した様子もない。
    何度も何度もぼっこぼこにしたら大怪我や最悪ヘイローが壊れかねない、ある意味寄生された人達が人質となっている状態でした。

    ウタハ『エイリ!』
    しら、ウタハ先輩?
    ウタハ『ジェフティのカメラから解析させてもらった!……プラズマキャノンが格納されていたな、それを使うんだ』
    ……まさか、生徒ごと感電させるつもりですか!?
    ウタハ『それなら、これ以上彼女らを傷つけることはない……!』
    ふー、わかりました。

    ウタハ先輩の声が震えているのは、命を奪うことの意味をわかっているからでしょう。
    わたしはその意思を汲み取りプラズマキャノンを起動、ふらふらしている2人に雷の塊を打ち込みます。着弾と同時に電磁の領域が広がり2人の生徒を中身ごと焼いていく。がたがたと動いたのち小さな破裂音が2つ鳴り、ヘイローが消失して倒れ込んだ。割れた様子は、なかったはずだけど

  • 273甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/12(木) 00:59:55

    <暴れてるのはここかー!?

    保安部が到着したようです。
    やや焦げて気絶してる生徒2人、明らかに下手人っぽい鎧(留学中のはず)。
    銃を向けられるのは必然でした。
    ここで逃げる必要もないよね、とわたしはジェフティさんを解除し両手を上げ無抵抗を示しました。
    これで、よかったはず。砂狼さんにも同じことする羽目になるのでしょうか……?

    Chapter11-16
    引き裂く雷光
    つづく

  • 274甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/12(木) 01:04:43

    (電気属性、やはりコユキグレネード…)

  • 275二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 01:06:14

    はっちゃー!

  • 276二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 10:56:52

    コユキしか勝たん

  • 277二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 14:33:33

    とりあえず制圧出来たか

  • 278二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 21:28:19

    このレスは削除されています

  • 279◆PpuNVmvyfA24/09/12(木) 23:24:40

    (申し訳ありません、体調不良により今日投下ありません…)

  • 280二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 03:35:50

    このレスは削除されています

  • 281二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 12:37:10

    このレスは削除されています

  • 282二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 23:00:01

    このレスは削除されています

  • 283甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/13(金) 23:43:19

    その後、セミナー保安部に連行されたわたしはノア先輩の事情聴取を受けていました。

    矛盾する発言をすれば即指摘される、こういった場におけるノア先輩はある意味ユウカ先輩より恐れられています。


    ノア「エイリちゃん、経緯を聞いてもいいですか?」

    はい。わたしと小鳥遊さんは砂狼さんに起きた異常の検査のため保健室を借りに来ました。その辺りの申請はユウカ先輩にしてあります。

    待っている間、叫び声が聞こえたので向かったら明らかにおかしい様子で生徒を襲っている生徒を見たので間に入り迎撃しました。

    制圧が終わった頃に保安部が到着し今に至ります

    ノア「……監視カメラの映像とも矛盾はありませんね。」

    映像あるならわたしに聞くことあったんですか……?

    ノア「形式的なものです♪半分嘘ですよ、あれについて何か知らないかの確認です」

    見当はついています。砂狼さんに起きた異常と同じものだと推測しています

    ノア「……クイーンですか?」

    はい。


    少しの沈黙の後、ノア先輩の端末に通信が入ります。数度の応答ののちわたしに振り返りました。


    ノア「目が覚めたみたいです。dice1d2=2 (2) とのことですよ」

    1.雨浴してからの記憶がない

    2.ずっと意識はあったけど何かに操られるみたいに動けなかった

  • 284甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/14(土) 00:09:00

    暴れている生徒たちにはヘイローがあった。それはつまり気絶などはしてなかったと言うこと。

    そうとも知らずにぼっこぼこに殴り飛ばしたのは少し罪悪感はありますが……正当防衛ということで。


    ノア「あの子たちは任せてください。エイリちゃんは……第dice1d20=18 (18) 保健室ですね?そちらに戻ってください」

    はい、ありがとうございました

    ノア「こちらこそ、助けてくれてありがとうございました。」


    互いに頭を下げて面談室を後にし、保健室前の小鳥遊さんと合流するとちょうど砂狼さんの検査も終わっていました。

    その内容はdice1d3=2 (2) でした。

    1.異常なし

    2.脳からの電気信号がどこにも届いていない

    3.明らかに不審な液体が体内にある

  • 285甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/14(土) 00:36:54

    どこにも届いていない?

    <はい。人の体というのは基本的に頭から届く電気信号を受けて動きます。反射とか脳を介在しないものもありますけど……そういうのが一切なく、別の要因によって……言うなれば糸で吊るした人形のように動いています

    ホシノ「それがどこか、はわからなかったのかな?」

    <残念ながら。


    推定クイーンによって寄生され操られている。

    それを説明して、正しいかはともかく……対策があることを伝えました。

    わたしがプラズマキャノンで行った電磁兵器による電気ショック、中身のクイーン(推定)ごと感電させ破裂させることで治す。その生徒も一緒に感電するのは……頑張ってもらう。

    少なくとも全身を丸ごと覆う電磁フィールドがひつようになりますが


    <流石に全身丸ごととなるとありませんね

    エンジニア部で何か作ってもらうか、ジェフティさんのプラズマキャノンか…

    ホシノ「……dice1d2=2 (2) でいこう」

    1.エンジニア部

    2.プラズマキャノン


    小鳥遊さんも意を決したように、宣言しました。


    Chapter11-16

    引き裂く雷光、希望の選考

    おわり

  • 286甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/14(土) 00:39:17

    (シロコは強い子、プラズマキャノンでも平気)

  • 287二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 00:51:05

    シャーペンの芯をコンセントにグサー!

  • 288二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 08:15:54

    このレスは削除されています

  • 289二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 15:02:34

    このレスは削除されています

  • 290二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 23:14:18

    保守

  • 291甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/14(土) 23:42:28

    アビドスに帰ってきたわたしたちは、校庭に棒を立てかけて砂狼さんを縛りつけました。


    シロコ「繧?a繧阪??∵ュサ縺ォ縺溘¥縺ェ縺?シ」


    砂狼さん(正確には中身のクイーン?)がなにやら暴れていますが一旦置いておいて、少し距離を離してプラズマキャノンを構えます。


    クイーン、何か言い残すことは?

    シロコ「縺ェ縲∽ス輔r蝟九l縺ー縺?>繧薙□??シ」

    何を言ってるかわかんない!

    ホシノ「えっ」

    シロコ「縺医▲」


    放たれた弾頭は直撃し雷が暴れる電磁フィールドが広がり砂狼さんを焼いていきます。

    何を言ってるかはわかりませんが声にならない声が響いたのち、小さな破裂音と共に電磁フィールドが消えていき少し焦げた砂狼さんが残されました。


    ホシノ「シロコちゃん!」

    砂狼さん!

    シロコ「……ん…ねむい」


    がくっ。と肩が落ちました。

    ……いや、ずっと意識があって眠ることもできなかったのか。すやすやと寝息を立ててしまいました。

  • 292甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/15(日) 00:13:53

    ホシノ「うへー……よかったぁ」
    …すみません、小鳥遊さん。いろいろ手間取って
    ホシノ「え?いやいや、エイリちゃんのおかげで助かったんだし」
    そう、言っていただけるなら。

    砂狼さんを小鳥遊さんに任せ、わたしは公民館に戻ります。
    帰ってきたわたしはジェフティさんを脱ぎ身体をベッドに放り出して横になります。

    寄生という手段すら取り始めたクイーンたち、このままでは犠牲が増えていく一方です。
    一刻も早い何かしらの「決着」をつけなけらばなりません。殺し切ることは最早不可能なことは雨に混じり、海に潜んだ時点でわかっていたのに。
    スマホで対策本部(チャットルーム)で顛末を報告します
    ある程度知っているだろうウタハ先輩はともかく、美甘さんや先生はとてもショックを受けているようでした。

  • 293甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/15(日) 00:50:54

    ネル『マジかよ』
    『ミレニアムとアビドス、恐らく他の地点でも起きているかも』
    『"人の体を乗っ取る……"』
    『わたしは、三度目の戦艦襲撃を提案します』

    言っちゃった。
    少なくとも、あのクイーンを倒し決着をつけなければいずれ大きな内戦が起きるから。だれが寄生されているのかわからない戦乱が。
    終わらせないと……。

    Chapter11-17
    迫る危機
    つづく

  • 294甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/15(日) 00:51:36

    (17まで行ってるしそろそろ話を進めようかと)

  • 295二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 01:13:16

    ぶっちゃけ自然発生の落雷で死にそうなレベルなんだけどどうやって防いでいるのか

  • 296二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 01:30:56

    なんだかんだ言いつつ結局エイリに殺ってもらうしかなかったのホシノはどう思ってるんだろうか

  • 297二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 10:29:10

    このレスは削除されています

  • 298二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 19:59:36

    保守

  • 299◆PpuNVmvyfA24/09/16(月) 00:14:31

    その頃のホシノ


    ホシノ「シロコちゃん、身体は大丈夫?」

    シロコ「ん、痺れもだいぶ取れた」

    ホシノ「……」

    シロコ「ホシノ先輩?」


    ホシノのメンタルダメージdice1d70=39 (39) +30

  • 300二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 00:43:05

    小生の出番が近い…

  • 301◆PpuNVmvyfA24/09/16(月) 00:47:43

    ホシノ「後輩には、こんな感覚知って欲しくなかったのにね。もう慣れ始めてる自分がいる」
    シロコ「…?」
    ホシノ「例え敵で、液体生物なんてものでも命の失われていくのが、当然として行われ始めている。そうしないとシロコちゃんが危ないと言うのもわかってるのにね」
    シロコ「……ん」
    ホシノ「だらしない先輩だ。……エイリちゃんに偉そうなこと言えないね」
    シロコ「ホシノ先輩。エイリにも言ったでしょ?大変だからみんなでやるって」
    ホシノ「うへ、言質取られちゃった」
    シロコ「エイリにも、いきなり動かないようにさせないと。私たちは1人じゃないって。」
    ホシノ「うへへ……そうだね」

    その頃のホシノ
    ドーターセラピー中
    おわり

  • 302◆PpuNVmvyfA24/09/16(月) 00:49:48

    (キヴォトスに死にやすい割にめっちゃ危険な侵略種族なんて来たら治安クライシスになるよね、と今更になって思いました)
    (小生の出番はゴールであるパヴァーヌ完走の先なのでありません)

  • 303二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 10:15:19

    保守

  • 304二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:21:11

    よるのほ

  • 305甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/16(月) 23:38:46

    ネル『あの戦艦に突撃して親玉をぶちのめすってのはいいんだけどよ、結局あの戦艦どうすんだ?落とすにしてもどこにすんだよ』
    『ベクターキャノンで片方は落とせます。片方しか落とせませんが、片方しか落とす必要がない状態であるはずです』
    ウタハ『撃破を頼んできたクイーンだね、ただどちらかはわかるのかい?』
    『送られているデータに識別情報が送られています。ジェフティさんにインストール済みです』
    ネル『なら話は簡単だ、行ってぶちのめす』
    『"ワープに対策はあるのかい?"』
    『ありません。だから……わたし一人で行きたいと思っています』
    『"却下"』
    ネル『却下』
    ウタハ『却下』
    『せめて理由ぐらい聞いてくれてもいいと思います』

  • 306甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/17(火) 00:25:12

    ネル『とりあえず言ってみろ』
    『命の危険があるからです。わたしはジェフティさんがありますしゼロシフトがあるので復帰もできます。あのワープ技術で大気圏外……宇宙に飛ばされた場合、助ける前に…死ぬ可能性があります』
    ネル『マジかよ』
    ウタハ『マジだよ。人間は呼吸ができなければ死ぬし、宇宙という超低温空間に生身でいれる時間は数秒にも満たない』
    『ワープがどこまで使えて、どこまで飛ばせるかはわかりませんが……決着はわたしがつけに行きたいんです』
    『"正直、私としては止めたいんだけど……他に手段が見つからないな。ただ、決着を付けるための道筋は私にも協力させて欲しいな”』
    ネル『マジかよ先生!?』
    ウタハ『一度、ミレニアムに来て欲しい。決戦前にしっかり整備をしないとな』
    ネル『じゃあそのあとは特訓だ!肝心の戦いにテメェが負けたら全部台無しだしな』
    『うっ……はい。』

  • 307二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:47:34

    先生としてはできればしてほしくないけどクイーンの駆除というか滅殺は最早やむなしと思っているんだろうか
    これやっぱパヴァーヌ2章に尾を引きそうだな…
    クイーンは排除した、じゃあアリスは?って論理的にはなるわけだし…

  • 308甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/17(火) 01:12:34

    チャットが終わり再度体をベッドに投げ出す。
    ごろんと寝返りを打つと目の前にコユキちゃんの顔面がドアップ。1秒してうわぁ!?と声が思わず出ました。

    コユキ「にはは!びっくりしましたね!」
    な、ななにコユキちゃん!?いつからいたの!?」
    コユキ「却下却下却下あたりから」
    割といたね!?
    コユキ「ミレニアム行くんですね?ついていきますよー」
    え、その……コユキちゃんチャット見てたなら
    コユキ「終わったら、ちゃんと学生できますかね?」
    …そうだね。
    コユキ「今【アビドスの生活がちゃんと学生に入るのか】って思いましたよね?」
    ……

    思わず目を逸らしたわたしの頬を引っ張って向き直させられました。
    もしジェフティさんが壊れたりしたら…もし負けたら…。
    帰ってこれたとしてもジェフティさんとウルカヌスさんを失ったわたしはどうなるのか?
    考えたくはない。考えたくないしちょっと眠くなってきたからコユキちゃんを引き込んで一緒に寝ることに。
    コユキちゃんまたわたわたしてるけど、気にしない。クイーンとの最後の戦いは近い。そんな予感がしていました。

    Chapter11-17
    迫る危機、近づく決戦
    おわり

  • 309甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/17(火) 01:15:24

    (>>307 なんか交渉してきた奴もあるけど少なくとも今の頭のクイーンAは倒さないとどうしようもないと考えてるみたいです。末端のクイーンは倒しきれないと言うか海にいる時点で無理と諦めるしかないとも言える)

  • 310二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 01:21:32

    クイーンヘッドガチャ

  • 311二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 01:55:51

    >>301でホシノたちはこう思ってたその裏で決まってしまう単騎出撃

    対策委員会、特にアヤネはなんて言うかな

    なんなら許可した先生に詰め寄りそう

  • 312二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 12:22:50

    このレスは削除されています

  • 313二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:44:34

    保守

  • 314甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/17(火) 23:50:10

    翌日、部室でわたしは決戦のことを皆さんに伝えました。
    地上は皆さんに任せ、わたしが単独で戦艦に再進入。あのクイーンとの決着をつけます。

    アヤネ「そんな、なんでまた1人で行くんですか!?」

    最初に声を荒げたのは奥空さん。想定内でした。
    先生たちに伝えた理由、ワープ技術の対策であること。皆さんをわかりきった命の危機に晒したくないことを交えて伝えると「でも……」と諦めきれないながらも言い返すことができないようでした。

    ホシノ「先生にも伝えたの?」
    はい。先生、ウタハ先輩、美甘さんに伝えてあります。このあとミレニアムないって整備の後出撃する予定です
    ホシノ「その間、私たちはどうして欲しいの?」
    後で先生から連絡が行くと思いますが……変わらずテラフォーミング施設の破壊、いうなれば陽動を兼ねた攻略をお願いすることになるかと
    シロコ「1人で、大丈夫?」
    ……はい。やれます

  • 315甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/18(水) 00:24:52

    セリカ「コユキはどうするの?」
    コユキ「ここに残ります。なんか最近ミレニアムと行ったり来たりしてて感覚麻痺してるけど私達留学生ですから!」
    ノノミ「エイリちゃん…また、殺し合うんですか?」
    恐らくは。
    ……行ってきます
    ホシノ「絶対帰ってきてね」
    シロコ「ん、待ってるから」
    アヤネ「危なかったら逃げてね、エイリちゃんがいなくなったらみんな悲しむんだから!」
    セリカ「さっさと終わらせて帰ってきなさいよ!」
    ノノミ「おやつも用意しておきますね⭐︎」
    コユキ「…いってらっしゃい!」

    皆さんの声援を受け、ジェフティさんを纏って校舎を飛び出します。少し上空に上がってからミレニアムに照準を合わせゼロシフト。
    アビドスを出発した十数秒後にはわたしの姿はミレニアムにありました。

  • 316◆PpuNVmvyfA24/09/18(水) 07:57:34

    (ふっつーに寝落ちしてました……)

  • 317二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 12:49:30

    便利だな

  • 318二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 22:43:27

    保守

  • 319甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/18(水) 23:51:14

    エンジニア部に到着したわたしはジェフティさんをウタハ先輩に預け、格納するための食料とかを売店で買ってきて用意をしていると「よう」と背後から声がかかりました。
    振り向くとメイド服の女の子…というには目つきが悪すぎる先輩、美甘さんが立っていました。

    美甘さん
    ネル「行くんだな?」
    はい、わたしが決着をつけます。キヴォトスがどうとかは一旦考えません、我々が売られた喧嘩を買っただけだ
    ネル「喧嘩なんだ、勝って帰ってこい。あたしらの仕事はミレニアムを守ることだ」
    ……はい
    ウタハ「全く、感情論かい?」

    白石さんがジェフティさんを台車に載せて運んできてくれました。
    速さに驚いていると造作もない、と言いたげなドヤ顔を返されました。

  • 320甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/19(木) 00:19:54

    ウタハ「エイリ。先生からのこと覚えているかい?」
    え?何かありましたっけ?
    ウタハ「覚えていないみたいだね。ジェフティの通信機能を経由して先生なりの助けになるとチャットで言っていたよ?」
    確認してませんでした……しかし、先生なりの助けとは?
    ネル「指揮じゃねぇの?」
    わたし1人ですし通信越しですし…

    なんのことやらとは思いますが悩んでいても答えは出ず。格納領域に色々入れて、準備はできました。

    ウタハ「せめて、無事に帰ってきてくれ」
    ネル「特訓の時間もねぇか。負けたら承知しねえぞ?」
    負けたらキヴォトスが危ないんですから。いってきます
    「「いってらっしゃい」」

    お二人に挨拶して窓から飛び出し、上空に浮かび上がってからサンクトゥムタワー上空、戦艦の眼前にゼロシフトしました。
    最初に見た時から変わらない戦艦、その艦橋にはあのクイーンがふんぞり返っているのが見えました。

    来てやったぞ、クイーン
    『待ってたよ、エイリアン』

    聞かせるつもりもない言葉に、言われた気もしない幻聴のような言葉が返ってきました。

    Chapter11-18
    送るもの、行くもの
    おわり

  • 321甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/19(木) 00:20:20

    (先生にしかできないエイリの助け方とは)

  • 322二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 00:32:37

    何気に作中でエイリアンって名指しされたの初めてだったりするよね?

  • 323二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 08:33:43

  • 324二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 12:57:07

    このレスは削除されています

  • 325二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 20:26:24

    パヴァーヌが怖くなってくる

  • 326甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/19(木) 23:33:31

    決着をつけに来たぞ、液体
    『ゲームに飽きちゃった?まだまだ弾はあったのになぁ』
    終わらせるんだよ、お前を!

    艦橋に突撃しブレードを叩きつける。がきぃんと大きな音を立てるものの少し白くなるぐらいで、ガラスらしき透明な窓はびくともしない。

    『まぁまぁ焦らないで。遊びはここからなんだから』
    なっ?

    目の前が一瞬暗転、視界が開くと観たことあるひらけた機械的な空間が広がっていた。
    確か、二回目の潜入の時。わたし…というよりジェフティさんの姿をとったクイーンと戦った場所。また何かと戦わせる気か?
    そう思った直後ぞわっと背筋が震え咄嗟にその場を飛び離れる。わたしがいた場所には青白く硬質的な肌のトカゲとも機械とも見えない存在。
    ……狩人の姿がありました。

  • 327二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 23:52:02

    このレスは削除されています

  • 328甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/19(木) 23:56:49

    『とある星の生物のクローンに君を移植したよ。いい感じに適合したし多分この子なんじゃないかな?』

    ……

    『君にとっての同族が何を指すのかは知らないけど……殺せるよね?生きるためならさ』

    今更試すつもりか!


    ブレードをそのまま頭部に叩きつける。わたしたち人間に対して肥大化したそれは金属音にも似た音を響かせるものの叩かれた上からブレードを握り、ジェフティの頭部を掴み上げる。

    ギリギリと力が込められる音が聞こえる、力負けするなんて考えたことなかった。腕を横からブレードで叩いて力が抜けたところに蹴っ飛ばして距離を取る。

    はぁ、と息を吐く。狩人とは違うけど、わたし自身と戦っているようでジェフティさんの形のクイーンと戦った時より気持ちが悪い。

    青白の狩人はわたしが距離のとったのを見て跳び出し追いかけてくる。咄嗟に拳を使って互いに殴り合った。


    エイリdice1d100=33 (33)

    エイリアン・クイーンdice1d100=90 (90)

  • 329甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/20(金) 00:57:40

    拳やブレードをぶつけ合う中、ぶつけるつもりで繰り出した拳が引き寄せられ、体制を崩したところに顔面を掴まれ壁に叩きつけられる。衝撃が後頭部から広がるのを感じた。一瞬意識飛ぶかと思ったし。
    頭に血が昇ってたのかな。何度も繰り返した狩人とのトレーニングを思い出す。目の前の存在は色以外わたしの中の我々と同じだ。すこし力が強い程度、それだけだから。
    がんがんと頭を掴みながら胴体を殴ってきている青白の狩人の拳を掴み、左腕に出したウルカヌスさんを胴体に打ち込んで引き金を引く。回転で体勢が引き剥がされると同時に多量の銃弾が叩き込まれる。
    呻き声共に銃弾が撃ち込まれた場所からは緑色の血のような液体が流れていました。

  • 330甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/20(金) 01:16:28

    ……

    小さな呼吸音とともに喉を鳴らす音が聞こえる。
    痛みに怯んでいる?生物的な挙動を見せることに少し驚いたが…戦う気力はまだあるようで、がちがちと歯を鳴らして威嚇した。
    どうせ、死ぬまで止まらないのだろう。だったら前哨として付き合ってなるまでだ。

    Chapter11-19
    もうひとりのわたし
    つづく

  • 331甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/20(金) 01:16:48

    (ブルアカ要素がない)

  • 332二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 01:36:00

    今更同族殺し程度で…とも思ったけどよくない思考だわこれ…
    慣れれば慣れるほど生徒から離れていくから辛いね

  • 333二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 03:01:01

    エイリアンとしての同族を狩るのに躊躇もしない
    だから人間、生徒としての同族にも躊躇わない…みたいなこともあり得るわけで……着々と不穏なフラグが立てられている

    ところでクイーンのボスの言語って今キヴォトスの言語で聞こえるようになってるんだっけ?
    これ先生がもしモニターとかしてたらエイリの正体がこれって言う言葉に目を見開きそうだし躊躇い無く殺ろうとしてるエイリを見て絶句しそう
    何より後で記録を確認するであろうウタハのSAN値がががが…

  • 334二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 11:52:29

    これちゃんと平和になるんかな

  • 335二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 21:53:41

    このレスは削除されています

  • 336甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/20(金) 23:17:37

    頭がクラクラする。思考が定まらない。

    なら、余計な考えは切り捨てて戦えばいい。生き残るために狩れ。

    ゼロシフトをフル稼働し、こちらが得意な距離を維持する。ブレードを使い殴りかかる直後には距離を取ってウルカヌスを掃射。2回ゼロシフトを吹かして背後を取り銃撃で挟む。

    斜め上に移動し真上から動けなくなっているその頭にブレードを叩きつけた。


    ダメージdice1d100=65 (65)

  • 337甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/20(金) 23:57:49

    「……kll...」

    呻き声、鳴き声、あるいは泣き声。
    どれとも取れぬ音を出しつつゆっくりとそれは構えを取り直した。
    あちこち銃弾の跡から緑色の液体が漏れ出ているのが見える。
    ……やっぱり、身体が脆いんだ。あれだけ怪物然とした存在、クイーンだってそう。銃弾を受けた「ぐらい」で怪我をし血を流す。
    そういえば、先生だってそうだった。銃弾を少し受けただけで大怪我していた。これじゃ、まるで……
    キヴォトスの存在の方が、化け物なんじゃないのか?

    「GAAAAAAA!」

    咆哮にはっとした時にはもうそれは目の前に飛び出していて、怒りを発散するように何度もわたしの頭を掴んでは叩きつける。
    視界がぐわんぐわんと何度も浮き上がっては落ちる。
    力を込めようにも振り回されてうまくいかないなか。どうすればいいかと考えなければとしていた。

    『"エイリ!"』
    せん、せい?

  • 338甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/21(土) 00:45:29

    『"よし、繋がった……!"』
    先生……
    『"ジェフティにシッテムの箱を繋げさせてもらったよ。少し、手伝わせてほしい"』
    ……っ!どうぞっ!

    わたしの頭を掴む腕を叩き、体が壁に投げつけられる。
    急に視界がクリアになり、目の前の相手が急速に解析されている。これは一体?こんな機能ジェフティにあったでしょうか?

    『"優秀なAIがいるんだ。ジェフティのカメラから得た情報をこちらで解析、送っているんだ"』
    先生の特権、ですか
    『"ある意味ね"』

    再度跳びだそうとしているのがわかった。
    未来予知にも近いような行動予測、少し引きつけてブレードによる打撃を置くように振るだけで飛んできたボールを打つ野球のように狩人の身体を弾き飛ばした。

    『"エイリ、あれは止められないのかい?"』
    言葉も通じない怪ぶ……生き物です。それに……そもそも逃げ場もない。
    『"気絶では、止められないんだね"』
    手加減できるほど、余裕もないですから!
    『"なら、その余裕ができるための手伝いをするのが私の仕事だね"』

    動きが全てわかる。体をどう動かせばいいのかがわかる。
    これが先生と、それに従うAIの力なのでしょうか。
    動きが全て手に取るようにわかり何度もブレードを叩きつける吹き飛ばす。人間離れしたスタミナであっても無尽蔵ではない。何度も吹き飛ばされ、また跳び出すことを繰り返すうちに動きが鈍り、やがて勝ち目がないことがわかったのか、何度目か壁に叩きつけたまま狩人の動きが止まった。

  • 339甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/21(土) 01:20:35

    はぁ、はぁ……
    『"動かなくなった…?"』
    『急に動きが良くなったけど、なんかした?』
    さぁな……
    お前が戦っているのは我々だけじゃない、キヴォトスそのものも含まれている!
    『ふーん。ちょっと厄介になってきたね』

    壁の扉が電子音と共に開かれる。
    青白の狩人も、気を失ったのか動かない。生体反応はまだ残っているようだけど、先生も見ているし、別に殺す必要もないか。
    次に進もう。先生の端末と繋がっている間にできる限り進まないと。

    Chapter11-19
    もうひとりのわたし、わたしだけのわたし
    おわり

  • 340甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/21(土) 01:21:11

    (先生はAI使いが荒いですぷんぷん!次の募集覚悟しておいてくださいね!)

  • 341二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 01:29:28

    ゼノモーフという存在がとことん共生に向いてないのがなぁ
    エイリはどうにか居場所を守れるといいんだけど…

  • 342二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 09:19:41

    重い

  • 343二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 14:35:47

    なんとかなるといいけど

  • 344二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 23:30:51

    保守

  • 345甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/21(土) 23:37:47

    船内を飛行するわたしを止めようと隔壁が何度も閉じられるがその度に拳で突破する。

    当てもなく進んでいるが…レーダーが近距離でしか使えない。ジャミングでもされているのだろうか。


    センセイ?何か知らないか?

    『"…何かそういう情報がわかる端末、機械を探して欲しい。船内地図なら言語がわからなくても出せると思う"』

    了解しました。ああもう邪魔!


    隙あらば飛びついてくるクイーンたちを火炎放射器で牽制する。

    人間サイズだと炎に飛び込んで沸騰蒸発するのはクイーン的にもやはり苦痛なようで思っていた以上に効果的でした。

    とはいえ結局牽制にしかならず、一刻も早く突破をするしかない状態だった。

    dice1d4=2 (2)

    1.恐怖!擬態クイーンたくさん

    2.真のクイーンのフィールド

    3.クイーン脅威の技術力

    4.『"↑とかがあるから迂回しよう、ルートは示すよ"』

  • 346二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 23:49:43

    (…………もしかして融合度合いめっちゃ進んだ?)

  • 347甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/22(日) 00:29:24

    がこん、と音が聞こえた。

    周囲の穴から急激に水が入ってくる。どこからこんな水が!?


    『"エイリ!君の反応が海中に移っている!あの戦艦がワープしたんだ!"』

    海中……まさか!?


    水流に飲み込まれる中、ただの流れとは違う抵抗を感じます。さっき追い払ったクイーンでしょうか?

    まずい、液体のクイーンにとって水中はホーム。それも前提で作られていたのでしょうか


    くっ!進まないと…!

    『"ジェフティのレーダーを読み取ってクイーンをカメラに映るようにしてもらうよ。"』

    どうするんだセンセイ!プラズマでも拡散する!殺し切れないぞ!

    『"そのまま突破はできないのかい?"』

    ……やってみるか!


    エイリdice1d1000=567 (567)

    クイーンdice10d100=3 52 86 41 86 74 7 96 88 34 (567)

  • 348甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/22(日) 00:29:51

    (同値は聞いてない)

  • 349甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/22(日) 01:15:33

    くっ……!

    水流と、しがみつかれるような感覚。
    ただの水中とは違う動きにくさにもがきつつ、先の方向にブーストでなんとか進める。
    これじゃ火炎放射器が使えない…。プラズマキャノンも自分ごと感電しかねない。大丈夫とは思うけど……

    先生、このまま進みます。ジェフティさんならいけます!
    『"平気なの?"』
    ジェフティさんは全環境適応です!この程度で!

    効果があるかはわかりませんが、ガイザーを撒き散らしながら進みます。泳ぎは別に得意ではないのでジェフティさんのブースト頼りですが……この状態で戦えるのか、それが気がかりでもありました。

    Chapter11-20
    翳る水底
    つづく

  • 350二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 01:39:45

    ジェフティはかなり強力になってるのに相手が悪いなぁ

  • 351二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 01:58:51

    逆にいうとジェフティでもこれってことはエイリ以外が来てた場合水責め食らった時点で詰みという

  • 352二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 12:08:27

    このレスは削除されています

  • 353二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 23:01:14

    保守

  • 354甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/22(日) 23:26:09

    水没した船内をクイーンたちにまとわりつかれながら進む。

    注水のためか隔壁やらなんやらが開かれておりどこもかしこも水の中。それながら機器はどこもついたままになっている。耐水性が高いのかも。

    進みながら先生にここからの方針について少し話していました。

    dice1d4=1 (1)

    1.このまま突撃

    2.水を抜く

    3.2+『ハッキングが欲しいですか?』

    4.2+シッテムスキャン

  • 355甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/23(月) 00:20:49

    場所はわかっています。この後に及んであいつを殺すな、なんて生温いことは言うなよセンセイ。そんなことを決める時期はとっくに過ぎた

    『"……それでも、君に手を汚してほしくはないことに変わりはないよ"』

    そう、ですか。優しいですね、先生は


    道はわかっているので一直線で突撃します。

    ゲイザーでオートマタが封じれるのはわかっているのでばら撒きながら進む。人型らしい姿は麻痺して浮かぶオートマタだけ。まるで深海の沈没船のようでした。

    環境の扉を蹴り開けると、やはり水で満たされていてぱっとみは誰も残っていませんでしたが……いることはわかっていました。


    「「「繧ィ繧、繝ェ繧「繝ウ縲√h縺乗擂縺溘?(やぁ、エイリアン)」」」

    っ、クイーン……

    『"これは、一体?"』

    クイーンの発声方法は恐らく体を揺らすこと。この中の水は……おそらく全てがクイーン

    「「「「豌エ縺ョ豌代?蜉帙□繧(水の民の力だよ)」」」」

    決着をつけに来た、お前を狩ることで

    「舐めるな」

    っ!?


    まるで艦橋から追い出すかのように水が強く流れ出す。ブレードで耐えようとするも刺さる場所もなくそのままdice1d2=1 (1) まで流されてしまった。

    1.もうひとりのわたしのところ

    2.船外

  • 356甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/23(月) 00:46:30

    くっ……
    『"エイリ、大丈夫!?"』
    なんとか、流されただけで済んだ……っ!?
    『"うわっ!?"』

    目の前にあるのはあの異形、狩人のクローン。
    気絶していたそれは、水に飲まれて溺れ死んだのか、目を見開いて浮かんでいた。
    光が亡くなった目が、わたしを見ている気がした。
    わたしに連なる存在であるということを知ってしまうと、胸が痛む。せめてこの戦いを終わらせよう…そう思った時。
    急に動き出し、わたしの頭を掴んだ。死んでいた、はずじゃなかったのか!?

    ぐっ、この!
    『"生体反応がない……まさか、その身体……!"』
    「「「縺ゅk繧ゅ?縺ッ譛牙柑豢サ逕ィ縺励↑縺?→縺ュ?(あるものは有効活用しないとね?)」」」
    貴様はァ!

    ブレードを振るうも腕が重い。水中だからというだけじゃない、たくさんのクイーンがわたしの腕にしがみつくようにまとわりついている。
    最後の仲間を、止める。その一心で、わたしは戦わなければならない。

    Chapter11-20
    翳る水底、絡繰る同胞
    おわり

  • 357甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/23(月) 00:47:13

    (異星の来訪者編ラスボス第1形態、エイリアン*クイーン)

  • 358二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 00:57:44

    ダイスが渋い!味方しておくれ~!

  • 359二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 11:23:13

    シビア

  • 360二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 21:07:44

    このレスは削除されています

  • 361二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 22:09:06

    ここまでくると先生もウタハもパヴァーヌでリオを止めるのそこまで躊躇わないのでは?
    基本無害なアリスと同士討ちさせて間引こうとするわ死体を弄ぶわのスライムじゃ全然別物だしエイリから見てもアリスがモモイをケガさせたなんて以前にもあったことだし

  • 362二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 23:07:03

    このレスは削除されています

  • 363甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/23(月) 23:40:28

    その頃のdice1d4=3 (3)

    1.こっそりモニターしてるアヤネ

    2.こっそりモニターしてるユウカ

    3.こっそりモニターしてるウタハ

    4.こっそりモニターしてるヒマリ

  • 364甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/24(火) 00:48:58

    ウタハ「……エイリアン、異星の存在。エイリの正体がこれ…?」
    ウタハ「水!?ジェフティのゼロシフトが使えなくなってしまう!」
    ウタハ「あ、あれ、死体……うぐ、うっ……!!」
    ウタハ「クイーン……こんな、恐ろしい存在。エイリはそのリーダーと決着をつければいいとは言っていたがそれで済むのか?……対抗手段を、持たないといけないのか?私は、殺しの武器を……あ、ああああ……」

    ヒビキ「ウタハ先輩最近籠りっきりだね」
    コトリ「ジェフティのモニタリング、大雨の対策と大忙しですからね!私もこちら、刺さずに自動追尾してくれる傘ドローンを!」
    ヒビキ「せっかくだから裏に晴れてる感じに投影しない?気分だけでも」
    コトリ「いいですね!折角なら日差しを感じられるような機能も!」

    その頃のウタハ
    こっそりモニタリングしてたがエイリアン*クローン、エイリアン*クイーンを見て吐きそうになってる
    おわり

  • 365甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/24(火) 00:49:45

    (慣れてない人がいきなり化け物の死体とか見たら吐くと思う)

  • 366二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 09:54:32

    それはそう

  • 367二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 17:00:23

    保守

  • 368二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 23:06:40

    ウタハは大分ダメージありそうだな

  • 369甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/24(火) 23:41:03

    ぐっ……

    「「「蜍輔″縺後?繧阪>繧薙□繧茨シ(動きが鈍いんだよ!)」」」


    ブレードを振ろうとしても水の抵抗で思ったように威力が出ない、それどころか遅くなった腕を捕まれさらにはもう片手で首を掴まれる。

    ジェフティさんに包まれている以上直接首を絞められているわけじゃないけど、首を掴まれているという圧迫感からか息が苦しくなるような気すらする。


    『"エイリ!このままじゃ……、プラズマ砲、使えるかい?"』

    ……先生も、覚悟を決めたのですか

    『"大丈夫。責任は、私が負うからね"』


    先生がいつも言う責任は自分が取るという言葉。口先だけではないということはわかっていながらも結局何をどうするのかはわからないまま不思議とその言葉をすんなりと受け入れられていました。

    格納空間からプラズマ砲を取り出し狩人に押し当てる。自爆上等、お前だけはわたしが止める

    そう呟いて、稲光を放った。


    ダメージ

    エイリ(ジェフティ)dice1d100=80 (80) -25

    エイリアン*クイーンdice1d100=19 (19) +25

    クイーンたちdice5d100=1 55 23 18 36 (133) +50(それぞれに加算)

  • 370二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 23:43:36

    毎度毎度ダイスが渋い

  • 371甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/25(水) 00:02:30

    ぐ、っぅぅ!

    「闊舌a縲√k縺ェ縺?シ!!!(舐めるなぁぁぁ!!!」


    雷光が視界を覆い破裂音がなる中。体が痺れても掴む手は話さないようにしているわたしの目の前に、大きく口を開いた狩人の身体の姿があった。

    まさか、その身体に絶縁性があったというの?

    しかもしがみ付く感覚が減ってはいってもなくなっていない。海水だと効きが悪いのかとか理由もわからなかった。


    『"エイリ!ブーストして突進!"』

    っ!うがあぁぁぁぁぁ!!


    大きく空いた口に拳を捻じ込んでそのままブーストを全開にして突撃する。

    水中で踏ん張りなんかききようがない。大きく虚を突かれたクイーンの体は簡単に押し込まれた。


    『"ルートは指定する!これが最後の一手になるはずだよ!"』


    眼前に映った指定されるルート、これは……船外への最短ルート。とにかく外に、海中から抜け出すことが目的だとわかりました。


    「縺ッ縺ェ縺幢シ√?縺ェ縲√○?(はなせ!はな、せぇ!)」

    そこから出て来れるか!?出たら即プラズマカノンで蒸発させてやるよ!

    「縺昴l縺檎漁縺?°?√∩縲√∩繧薙↑?(それが狙いか!?み、みんな!)」

    ただでさえ感電の危険があるのに、これ以上我々に追いつけるかなァ!


    水の中、水そのもの以外の抵抗は存在せずブーストで吹かした分進んでいく。腕を何度もガチガチと噛んでもジェフティの装甲は砕けない。

    なんどか壁や通路にぶつけながら喉と口を掴み外は外へと押し込んでいく。


    ジェフティダメージdice20= +55(蓄積)

  • 372甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/25(水) 00:02:58

    dice1d20=15 (15) +55

  • 373甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/25(水) 00:52:03

    ジェフティからアラートが鳴っている。こんなにダメージを受けたのも初めてかもしれない。

    体がどこか濡れている気がする。どこか密閉が切れたのだろうか?体が痛む、弱い身体が恨めしい。

    薄い隔壁をそのまま打ち破り、船外に出たところでさらに海面まで打ち上げるまでにもガンガンと音を立てて殴られている。痛みだって響いているが不思議と感じられなかった。


    お前の、最後だ……逃げるにはもう遅い。

    さっさと逃げるべきだったな

    「雋?縺代※縲∬イ?縺代※縺ェ縺??ヲ窶ヲ?∫函縺肴ョ九k縺ョ縺ッ窶ヲ?(負けて、ない…!生き残るのは…!)」

    生き残るのは、我々だ!


    尻尾を巻きつけ海上に出た瞬間天高く放り投げる。

    生身とそれに寄生しただけのクイーンでは、空中に放り投げられたらもう身動きはできない。

    近くの足場……少しだけ出ている戦艦に乗り、ジェフティの機能を全開する。


    『Shift to VECTOR CANNON Mode』

    正直、お前と我々だけの戦いならばお前の勝ちだった

    『All energy lines connected』

    だが、我々には味方がいた。キヴォトスという味方だ

    『Landing gear and climbing irons locked』

    そして、ジェフティという技術があった。

    『Life-ring has started revolving』

    そう……これは、我々だけの勝利ではない。

    『Ready to fire』

    わたしたちの勝利だ


    極光の奔流が寄生された狩人ごとクイーンを包み込み、消し飛ばした。

    ジェフティダメージdice1d60=11 (11) +70(蓄積)


    Chapter11-21

    輝き灯る極光

    おわり

  • 374甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/25(水) 00:52:52

    (そのダメージは低いんかーい)

  • 375二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 01:17:11

    振り回されてるな~w

  • 376二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 08:06:11

    保守

  • 377二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 18:50:13

    このレスは削除されています

  • 378二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 21:37:27

    なんとかなった…?

  • 379甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/26(木) 00:06:54

    体の節々が痛む、ジェフティもダメージアラートを出している。
    頭だけ出した戦艦に身を投げ出すように倒れ込んだ、がしゃんと金属音がなったのも気にならない。

    『"終わった、のか?"』
    さてな……どちらにしろ生き残ったのはわたしだ。
    あとは、もう片方の船長次第か

    視界の端にもう一つ戦艦が近づいてるのが見えた。
    ここで襲われたら一巻の終わりだが、どうかな……
    そんなことを考えつつ呆然と見ていると通信がつながる音が聞こえた。

    『まさか本当にやるとはね、それも1人で』

    女性的な合成音声が聞こえる。
    クイーンはどいつもこいつも同じ機械とパターンを使っているのだろうか

    なんだ、お前も消し飛ばされたいのか
    『勘弁してよ、あいつほど命捨てちゃいないし』
    『"……もう1人の、クイーンの船長"』
    『この音がセンセイね。文字通信ぶり』
    『"正直、私はあなた達を信用していない。子供たちを操り雨を降らせ続け被害をばら撒いたんだ"』
    『別に人間の許可なんてとらなくてもいいんだけど……それで、信用してなかったらどうするの?あの鎧で私達も殺してもらうわけ?』
    『"っ……"』
    『交渉に向いてないのねセンセイ?』

    疲れが酷い。眠い……
    2人の声がどこか遠く聞こえる。

    先生もクイーンも、そっちで通信繋いで交渉してくれ、わたしを中継にするな…

  • 380甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/26(木) 00:49:00

    わたしは帰るぞ
    『"気をつけてね"』
    『また会いましょう、同業』

    戦艦から離れ、火花を垂らしながらアビドスに帰る。
    我々としての戦いはいったんこんなものでいいだろう…
    また怒られるだろうか……怒られるだろうな。これだけジェフティも壊れたし体の節々の打撲すごいし。
    ゼロシフトの使用に耐えられるかわからないため通常の飛行でアビドスへ。遠いが仕方ないだろう。通信でも繋げておくか

    『こちらアヤネ、エイリちゃん!?』
    「こちらエイリ。クイーンとの戦いは多分終わり……今先生とクイーンの頭が交渉してる」
    『……?エイリちゃん、大丈夫?』

    通信先の奥空さんの声色は焦っているように思える、おそらくジェフティのアラートがあっちにも届いてるんだろう。
    動いてはいるということで誤魔化しつつこれからアビドスへ帰ることを伝えると、奥空さんはわかりやすく声色を心配から喜びへと変えた。

    『やったんだね!』
    「ある意味これから始まるんだろうけどな……」

    すぐミレニアムに整備にもいかないとな。と頭を予定設定にフル回転させる。
    多分説明にシャーレにも呼ばれるだろうし、まだ後処理も残ってるだろう。
    我々の狩が一度終わっても、わたしの役目は何も終わりはしない。でも、正直そっちの方がいいかもしれないな。
    そんなことを思い、奥空さんと駄弁りながらアビドスへ飛び帰った。

    Chapter11-22
    狩の終
    おわり

  • 381甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/26(木) 00:49:24

    (ここから異星の来訪者編エピローグ?)

  • 382二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 00:58:00

    喋り方が…

  • 383二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 02:27:29

    ハジメテの狩りは楽しかったかい、ハンター

  • 384二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 10:29:23

    このレスは削除されています

  • 385二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 18:35:48

    遂にエピローグか

  • 386甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/26(木) 23:51:07

    おはようございます
    コユキ「ございまーす!」

    あれから、アビドスは雨を失った。
    というのは語弊があるが、各所のテラフォーミング装置は稼働を停止、そのほとんどが消失した。
    そこそこ大きいその装置が跡形もなく消えたというのは恐らくワープ技術か何かの仕業なのだろうが……こちらに解析させる気がないという意思の表れか。
    わたしとコユキちゃんは、またアビドスに通う一生徒へと戻った。
    ジェフティは流石にミレニアムに持って行ってオーバーホール行き。その間わたしは……ブレード一本携えた剣士……剣士?のようなスタイルとなった。
    変わったことといえばそれぐらい。
    ただでさえ砂漠のアビドスにクイーンは寄りつかない。あの日以来アビドスでクイーンの姿は見ていなかった。

  • 387甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/27(金) 00:21:57

    ホシノ「お、おはよー」
    シロコ「ん。おはよ」

    先生とクイーンの交渉は難航したそうな。
    なんでもクイーンはクイーンで「相当な痛手は受けたけど負けたわけじゃないから!」という姿勢であり、暫く大人しくしていると言っているがどこまで本気かわからないということ。さらには先生……というよりはキヴォトス側のカードとしてわたしや天童さんによる戦艦の撃墜……そしてクイーンの駆除を先生は絶対に切りたくないという考えだったとか。
    結局、戦艦が沈んでいる海中で大人しくしている……少なくとも人に危害を加えないことを条件に一旦クイーンとキヴォトスの戦いは終わった。
    わたしも日常に戻っては来たのだが……ずっと気になっていることがある。

    誰も彼も、わたしを妙に怪訝な目で見ていないか?ずっとジェフティ着てたかは顔忘れたか?
    ホシノ「い、いやーそういうわけじゃないんだけどね?」
    ノノミ「慣れないというか……♧」
    コユキ「敬語が抜けたせいでなんか別人感すごいんですよねエイリちゃん。正直変」
    誰が変だ誰が
    コユキ「囧いだだだだだだだーーーーー!!!!」
    アヤネ「口調以外は変わってない、ように見えるんだけどね」

  • 388甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/27(金) 00:40:59

    わたし的には変わった……というより戻ったに近い感じなんだが
    コユキ「そんな口調の人が中学時代重機っていじめられるわけないじゃないですか」
    戻りが短いんだよ
    ホシノ「まぁ、ジェフティの整備はしばらくかかるみたいだしー…付き添い必須はそのままでね?」
    仕方ないか…コユキちゃん、いくぞ
    コユキ「行ってきまーす!」

    コユキちゃんとともに校舎を後にする。
    アビドスの日差しが目に痛いけどそれよりもなんだか爽快感がある。

    コユキ「さーて、何しますー?」
    ジェフティがないわたしに戦闘力はない。だからまぁ……
    「「バイト探し!」」
    コユキちゃんにできるのか?
    コユキ「今のエイリちゃんよりはできますよー!たぶん」

    2人で手を繋いで、アビドス市街地を駆け出した。

    Chapter11
    異星の来訪者
    おわり

  • 389甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/27(金) 00:42:50

    (最後の日常を挟んでパヴァーヌ2が待っている)

  • 390二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 00:49:16

    終わりが近いという事…ぐぬぬ

  • 391二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 11:00:30

    日常はいいぞ

  • 392スレ主◆PpuNVmvyfA24/09/27(金) 12:25:01

    (あ、日常イベント案あれば書いてくれればダイスでそれとなく採用します)
    (数少ない安価カテ要素)

  • 393二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 16:07:06

    エイリの変わった話し方についての反応とか見たいかも
    アビドス勢とあとユウカノアとウタハあたりの…

  • 394二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 16:27:12

    別の学区に行って食べ歩きとかしてほしい

  • 395甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/27(金) 23:41:10

    dice1d5=4 (4)

    1.>>393

    2.>>394

    3.クイーンに会いに行こう

    4.ひつじさんに会いに行こう

    5.うさぎに会いに行こう

  • 396甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/28(土) 00:23:34

    ジェフティが修理中ということもあり、コユキちゃんと共に電車でトリニティに向かった。

    上から見ていたからちょっと迷いかけたりもしたけど、記憶とスマホに残っていた地図を頼りになんとか進んでいた。


    邪魔するぞ

    コユキ「こ、こんにちはー……?」

    カリナ「はいこんにちは!お、リアンちゃんにコユキちゃん!」

    ニオ「少しぶりだな、あの大雨大丈夫だったか?

    そこそこな


    少しぶりの路地裏には全員が集まっていた。

    変わらない4人の雰囲気は少し安心感を覚える。


    リンコ「リアン、雰囲気変わったね」

    そうか?

    コユキ「というか口調とか」

    自分的には何か変わってる気はしないんだが

    クリス「何があったの?」

    いやまぁ、色々?


    大雨の間のひつじさんチーム

    dice1d4=2 (2)

    1.避難誘導とかしてた

    2.クイーンと戦ってた

    3.施設破壊!

    4.リンコがまた操られてた

  • 397甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/28(土) 00:46:57

    カリナ「私たちはあれだよ、水人間と戦ってたよ!」
    ああ……
    リンコ「水で出来てるから追い払うのも大変だね」
    ニオ「結局正実の増援がなきゃこっちが抑え込まれるところだったな」
    ああ……
    コユキ「ここは市街地だからまだいい方ですけど、アビドスなんか砂漠ですよ!砂漠に雨降ったらどうなるか知ってます!?」
    カリナ「どうなるの?草生える?」
    リンコ「カリナ不正解。砂漠は水を吸収する土がないから洪水が起きる」
    コユキ「食べるジェフティとエイリちゃんがなかったら無理ゲーでしたよ」
    結局誰かついていないといけないから沙狼さんが大変なことになったけどな
    ニオ「…飛べるし雨も降ってるのなら1人のが良くないか?」
    コユキ「そのときエイリちゃん1人で飛び出して怪我してくることが多かったので先輩方に1人で行っちゃダメって」
    クリス「た、大変だねアビドス……」

  • 398甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/28(土) 01:16:42

    カリナ「まぁ、大雨も終わったしめでたしめでたしだよー」
    ……
    クリス「……?」
    コユキ「アビドスも大雨よりはいつもの日差しの方がまだいいですねー」

    出された紅茶とお菓子の味はすごい、ミレニアムにあるのはだいたい量優先のお菓子だしアビドスはそもそも自治区内に碌に店ないし……
    こういうところはやっぱりお嬢様学校なんだな、としみじみ思えた。
    暫く駄弁っていると、白羊さんに電話が入る。なにやら喧嘩がエスカレートして大規模銃撃戦が始まったとかで援軍として呼ばれたらしい。

    クリス「ごめんねリアンちゃん、コユキちゃん。」
    今わたしは銃持ってないから手伝えない。こちらこそ悪いな
    ニオ「まぁこれ以上アビドスやらミレニアムやらに借り作るわけにもいかねぇしな」
    リンコ「巻き込まれないよう、気をつけて」
    カリナ「またねー!」
    コユキ「いってらっしゃーい」
    気をつけろよ

    4人とも急行していってわたしたちは残される。
    コユキちゃんはともかくわたしはブレードしかないために乱戦に割り込むなんて不可能。迂回して帰ろうか……そういえばジェフティがないから帰りも電車だ。
    ちょっと、憂鬱。

    大雨に濡れたひつじさん
    おわり

  • 399甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/28(土) 01:17:06

    (日常シーンってこんな感じで良かったっけ……?)

  • 400二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 11:09:17

    このレスは削除されています

  • 401二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 22:21:29

    お菓子おいしい

  • 402二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 23:07:28

    ウタハの様子とか気になるかも

  • 403甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/28(土) 23:34:34

    1.>>393

    2.>>394

    3.>>402

    4.ラビットに会いに行こう


    ジェフティ修理完了まであとdice1d4=2 (2) -1

  • 404二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 23:34:47

    このレスは削除されています

  • 405甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/28(土) 23:34:58

    dice1d4=1 (1)

  • 406甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/28(土) 23:46:34

    みんなの違和感

    ホシノdice1d100=67 (67)

    シロコdice1d100=21 (21)

    ノノミdice1d50=33 (33) +50

    アヤネdice1d50=27 (27) +50

    セリカdice1d50=13 (13) +50

    コユキdice1d50=45 (45) +50


    まだ会ってない組

    ユウカdice1d100=25 (25)

    ノアdice1d100=44 (44)100(100)

    ウタハdice1d100=

  • 407甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/29(日) 00:17:45

    ホシノ「いやぁ、おじさんに怯えたりしておどおどしてたころと比べるともう別人だよね」

    シロコ「ん……でも、なんか不自然さはない。あれが本当のエイリと言われてなんか納得」

    ノノミ「なんだか、別人になって今までのエイリちゃんじゃなくなったみたいですね……。」

    アヤネ「エイリちゃん、可愛い系の子だから口調とのミスマッチがありますね…」

    セリカ「めっちゃびっくりしたけど……まぁわかりやすくてよくない?本人が意識してるわけじゃないし」

    コユキ「エイリちゃん、本当にエイリちゃんのままなのでしょうか……」


    ホシノ「どう?一通り感想聞いてさ」

    ……

    dice1d100=21 (21) (高いほど心外、低いほど納得)

  • 408甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/29(日) 01:09:02

    正直わかっていた。
    皆さんがわたしを変わったというなら、恐らく…少なくとも少し前のわたしとは変わっているんだろうことが伺えたんだ
    そりゃ勿論不満だってある、自分としては何も変わったつもりがないんだから
    でも……自分がどう思っているかと他の人がどう思っているかは関係がない。
    ……つまりは。みんながみんなそう言うなら、きっとそうなんだろうな
    コユキ「なんか話しながら考えてたのか話の筋とっちらかってません?」
    こちとらそのつもりはないのに別人みたいって言われたんだよ
    コユキ「囧がぁぁぁぁぁぁぁあ」
    ホシノ「口調以外は、変わってないんだよねぇ」
    シロコ「ん、エイリはエイリのまま。心配性で真面目な後輩」
    セリカ「自分のことおじさんとか言ってる17歳よりはおかしくないし」
    ホシノ「うへっ、なんだかちくっとしたよ?」
    わたしそう思われていたのか……

    エイリの変化 アビドス編
    おわり

  • 409甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/29(日) 01:10:38

    (でもこの口調で今までのエイリみたいな迷走ムーブされたらなんだこいつってなりそう)

  • 410二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 01:20:05

    ホシノもこの後迷走するから…仲間だね❤

  • 411二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 02:09:35

    逆に迷走しなくなるかもしれない
    狩人的思考がかなり混ざってるようだしやるかやられるかkill or dieで即断即決する様になってる可能性もある

  • 412二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 10:53:08

    このレスは削除されています

  • 413二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 21:23:08

    このレスは削除されています

  • 414甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/29(日) 23:35:03

    ジェフティ修復イベントdice1d3=1 (1)

    1.ユウカ・ノア

    2.ウタハ

    3.ゲーム開発部

  • 415甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/30(月) 00:24:57

    久しぶり、ユウカ先輩、ノア先輩
    コユキ「たっだいまーです!」
    ユウカ「ええ、少しぶりねエイリ」
    ノア「……」

    修復されたジェフティの受領のためミレニアムはセミナーに来ていたわたしたち。
    コユキちゃんは相変わらずだが……それはそれとして、ノア先輩が複雑そうな顔をしていた。

    ユウカ「ノア?」
    ノア「エイリちゃん、なんですよね?」
    ……
    ユウカ「え、エイリ?ノア?」
    コユキ「あーわかりますノア先輩?ちょっと色々あってこうなっちゃったんですよ」
    ノア「……いえ、大丈夫です。エイリちゃんのことは記録しなおしですね」
    手間をかける…掛けますね

    ノア先輩は未だ暗いまま。絶対記憶と呼ばれる記憶能力を持つノア先輩が本当に同じ人間かと疑うほどなんて、そんなにわたしは変わり果てていたのだろうか

  • 416甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/30(月) 00:55:29

    そういえば、わたしたちの留学はいつまで続くんだ?
    ユウカ「不明。短期留学とは言えリオ会長の一存だもの、本人に聞くしかないんだけど……最近連絡取れないのよね」
    ノア「大雨がキヴォトス各地で降り始めた頃からですね、何かあったのでしょうか」
    コユキ「……それ行方不明って言うんじゃ」
    ユウカ「そうなんだけどね……行き先も告げずにいなくなることがしょっちゅうだから大雨で何かあったのかどうかもわからないのよ。今C&Cにも探してもらってるんだけど見つからないし」

    すっかり馴染んでいたがそもそもわたしたちは留学生だ。いつかはミレニアムに戻ることになる。おそらくその後もアビドスとミレニアムも小さく交流は続くだろうが……そもそもアビドスが未来にも残っていればの話か。
    近況報告はこれぐらいで、セミナーを後にする。
    ウタハ先輩もあれから会っていないが……

  • 417甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/30(月) 01:51:46

    失礼する
    コユキ「どもどもー」
    ウタハ「…やぁ、エイリ。ジェフティかい?」
    ああ。あの戦いで相当損傷したが……流石のエンジニア部か。ウタハ先輩は作業明けで?
    ウタハ「それもあるが…雰囲気が変わったね、エイリ」
    みんなそう言う。
    ウタハ「それも、狩人を受け入れた影響なのかい?」
    とは言ってもわたしからすれば何も変わっていないので
    ウタハ「……来てくれ」

    ウタハ先輩に連れられてきたいつもの部屋。
    ジェフティに繋げられたモニターにはあの戦いのデータらしき映像が映し出されている。
    ウタハ先輩の顔はやはり暗いまま。ジェフティでクイーンと戦い続けたことが傷になっているのか。

    ウタハ「エイリ…正直に言えば、私は君を心配している」
    既に聞いたな
    ウタハ「戦いのデータは音声と共に確認させてもらった。自分の遺伝子によって作られた怪物とその死体、さらにそれを操るクイーンをベクターキャノンで消滅させた。君が気づいていなくても相当の傷がついているはずなんだ、体もだが…心に。周りから見ての変貌がその証だと、踏んでいる」
    …なら、わたしにどうしろと?
    ウタハ「戦いから離れてくれ。もともと君は争い事も苦手だったんだ……また戦えば、また変わるんじゃないかと思うんだ」

    懇願するかのようなウタハ先輩の宣告に、わたしは何も言えなかった。
    クイーンとの戦いでわたしはなんともなかった…とはとても言えない。
    わたしの祖に似たクローン生物、それとの戦い。水に沈み……死んだ。クイーンに寄生される。
    どれも、忘れられないことであることは間違いない。だからと言って……

    もはや、その選択肢もないよウタハ先輩。
    ウタハ「それが、狩人とやらの意思なのか」
    それもあるが……アビドスにある以上どうにもならない。それに、キヴォトス自体が争いに満ちてるからな
    ウタハ「……すまない」
    謝ることはない、むしろありがとうウタハ先輩。これでまた、戦える

  • 418甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/30(月) 01:58:11

    少しぶりのジェフティを見に纏うと少し落ち着く。
    生活がこれに最適化されているのかもしれない。
    少しして箱に戻して背負うと、ウタハ先輩からチップを投げ渡される。

    ウタハ「物足りなくなったら、ジェフティにそれをインストールしてくれ。少し、作ったものがあるんだ」
    ありがとう、ウタハ先輩。
    ウタハ「できればでいい。戦いには近づかないようにね」
    善処する
    コユキ「あ、帰ってきた!なんだか懐かしいですねその箱」
    わたしもそう思う。
    さてジェフティも帰ってきてこれから忙しくなるぞ?
    コユキ「……もうちょっと預けといたりしません?」
    サボるな
    コユキ「囧ああああぁぁぁぁぁぁぁあ」

    ジェフティリペア受領
    おわり

  • 419甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/30(月) 01:58:43

    (話がうまく考え付かずどんどん時間が後ろ倒しになってることをお詫び申し上げます)

  • 420二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 06:20:06

    キルスコアは増える事はあっても減る事はない
    クイーンが深海で隠棲するならば狩りの機会は無いと思うけどね

  • 421二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 08:28:50

    難儀だなぁ

  • 422二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 10:34:49

    このレスは削除されています

  • 423二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 10:38:00

    リオ会長はアリス確保に向けてどう動くつもりなんだろうな
    コユキやエイリがアビドスにいることやクイーン騒動の影響があるし
    コユキがアビドスにいる以上コユキを反省室送りとかは出来ないからアリス確保の時二人とも来れないようにするとかの手を打ちそう
    コユキの能力やジェフティは極めて厄介だと考えていそうだし

  • 424二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 15:37:03

    このレスは削除されています

  • 425甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/30(月) 23:08:44

    dice1d4=3 (3)

    1.>>394

    2.クイーンに会いに行こう

    3.ラビットに会いに行こう

    4.非通知のメール?

  • 426甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/09/30(月) 23:38:22

    ジェフティを受領して移動が問題なくなったこともありD.U.にコユキちゃんを連れて長耳さんたちに顔を出しに来ていた。
    なんだかんだ世話になったのもありミレニアムから糧食になるものも持ってきた。

    コユキ「ど、どうも……」
    長耳さん方、少しぶり
    サキ「狩人!無事だったんだな!」
    ミヤコ「甘坂エイリ、なのでは?」
    サキ「いや、定着したというか呼びやす胃まいあがった」
    構わない。あながち間違ってもいない
    それよりクイーンの大雨被害は大丈夫だったのか?
    サキ「まさか!いつかの台風レベルに大変だったさ」

    短髪の長耳さんこと空井サキさん、銀髪の長耳さんこと月雪ミヤコさん。この2人が今いるメンツだったようだ。
    あの大雨でまたダメージを負って入るようでまた土砂を掃除したような形跡が見えた。
    人見知り発動しているコユキちゃんは放っておいて、軽いあらましを2人に説明した。といってもクイーンの本船に突入して親玉を討伐した程度のことだが……その話を聞いた空井さんは心配そうな表情をわたしに向けた

    サキ「なぁ……今のお前は、狩人なのか?甘坂エイリなのか?」
    両方だ。比喩でもなんでもなくな
    サキ「…むぅ」

  • 427甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/01(火) 00:14:16

    そうだ、ミレニアムからの土産だ


    そう前置きしてdice1d4=1 (1) を空井さんに渡す。丁寧にラッピングしたから中身はわからないだろう。

    1.カロリーバーモンエナ味

    2.ポテチキューカンバー味

    3.百味グミ

    4.ビスケットシュールストレミング味

    まぁジョークグッズの類いだが別に食べられないものの可能性は低いだろう、食べ物にも困窮してるとのことなので喜んでもらえることだろうな。


    サキ「そうか、悪いな」

    構わない、わたしでも買える程度のものだ

    コユキ「……」

    言いたいことがあるなら言ってもいいんだぞコユキちゃん

    コユキ「引っ張られたくないのでやめときます」

  • 428甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/01(火) 00:51:59

    長耳小隊は、まだ抗議とやらを続けるのか?
    サキ「当然だ……そのつもり、なんだがな」
    ミヤコ「勿論です、あと長耳ではなくRABBITです」
    よくやるな……
    コユキ「ガッツありますよねぇ」

    純粋に感心した。ウサギといえば臆病なイメージがあったが居場所を守ろうとする決意をみた。
    既に壊れているし復旧の目処もないなら新天地を目指せというのは簡単だ、だが長耳さんたちも譲れないのだろう。

    サキ「そうだ、これ開けていいか?」
    食糧だ、自由にしてほしい
    サキ「感謝す……る?なんだこれ?」
    とあるハッカーが「食べ物でもエナドリを味わいたい」とかいう頭のおかしいことを言い出して工場のラインにエナドリ成分をぶち込んだ結果生まれたカロリーバーエナドリ味
    サキ「そんなやつがいるのか」
    食えないことはない
    サキ「旅行先のお土産じゃないんだぞ」
    ミヤコ「……あ、別に食べられないわけじゃありませんね」
    エナドリ味と言いながらエナドリそのものをぶち込まれてるから食べすぎるとカフェイン中毒になるから気をつけろよ
    サキ「先に言えよ!?」
    コユキ「サキだけに?」
    ミヤコ「バヒュッ」
    月雪さんがツボった
    サキ「あっいやそういうつもりじゃなくてだな笑うなミヤコ!!!」

    残りの2人、眼鏡の長耳こと風倉モエさんと長髪の長耳こと霞沢ミユさんの2人が帰ってくるまで、エナドリハッカーの伝説と空井さんのギャグで盛り上がった。

    うさぎのうた
    おわり

  • 429甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/01(火) 00:52:21

    (エナドリ中毒ハッカー……一体何者なんだ)

  • 430二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 01:01:48

    一体何鈎ハレなんだ…

  • 431二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 08:18:39

    愉快

  • 432二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 08:34:40

    このレスは削除されています

  • 433二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 08:35:44

    そういえばエイリはいずれミレニアムに戻りたいって気持ちはあるんだろうけど
    コユキは今どんな気持ちなんだろうな
    アビドスにすっかり馴染んでるようには見えるけど

  • 434二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 09:48:30

    エイリもコユキもいつ戻るかは気にしてるはずだけど
    アビドスへの留学期間はリオ会長次第だからな
    少なくともアリス確保前には戻すことはないだろうし
    敵対したら厄介極まりないからアリス確保には関われないように必ず策を打つはず
    ジェフティの飛行能力やコユキのハッキング能力のことは間違いなく把握してるし
    仮にリオ会長が留学をそのままにして失踪したら誰も留学終わらせられないから相当長期の留学になりそう

  • 435二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 11:46:41

    各地区でクイーン騒動の被害どれぐらい出たんだろうな
    被害によっては復興作業とかでパヴァーヌとかにも影響ありそうだし

  • 436二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 12:53:29

    地域にもよるだろうけどクイーン騒動の被害総額は結構高そう

  • 437二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 20:56:31

    このレスは削除されています

  • 438二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 21:14:15

    このレスは削除されています

  • 439甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/01(火) 22:33:45

    Q.>>433

    A.帰りたい気持ちdice1d100=17 (17)


    Q.

    >>435

    >>436

    A.

    大雑把な被害(主に大雨洪水によるもの)

    D.U.dice1d60=31 (31) +20

    ミレニアムdice1d60=42 (42) +20

    トリニティdice1d60=3 (3) +30

    ゲヘナdice1d60=41 (41) +10

    その他色んなところdice1d60=9 (9) +40


    Q.>>438

    A.dice1d4=2 (2)

    1.見つけ次第追い回せ

    2.1+とは言ったものの飛ばれるから諦めムード

    3.いや無理じゃね?

    4.SRTと一緒に襲ってきてボロ負けしたとか噂されたくないし…

  • 440二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 22:36:56

    コユキはあんまり帰りたくないんだな
    居心地いいのかな
    被害はミレニアムが一番でかいのか
    復興には苦労しそう

  • 441二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 22:41:06

    まあ空を飛ばれたらどうしようもないからな
    ミレニアムとの繋がりを疑ってはいそうだが
    大雨被害が結構出てるからパヴァーヌに影響出そう
    リオ会長もクイーン対策をエリドゥにしてそうだし

  • 442スレ主◆PpuNVmvyfA24/10/01(火) 22:42:26

    帰りたい気持ちについて
    コユキ「なんだかんだ居心地いいんですよねアビドス。外が暑いのとネットそんなに早くないし反省部屋にも入れられませんし、あああと砂が多すぎる」
    エイリ「コユキちゃんが勝手に開けるような電子錠が全然ないのが大きいのかもね」
    コユキ「鍵かけてないのが悪いですもん!
    エイリ「かかってるんだよ気づいてないんだろうけど」

  • 443スレ主◆PpuNVmvyfA24/10/01(火) 22:46:25

    クイーン被害
    ユウカ「クイーンによる大雨に寄生騒ぎ。結構な被害になりそうね……」
    ノア「リオ会長からリモートで指示は通ってるとはいえまだまだかかりそうですね?」
    ユウカ「大雨による浸水で発電所が止まったりして復旧に大忙しよ。サーバーとかは高いところにあるからいいものの……」
    ノア「コユキちゃんとどっちが被害出してるんでしょうね?」
    ユウカ「それはコユキ」

  • 444スレ主◆PpuNVmvyfA24/10/02(水) 00:15:42

    ヴァルキューレの悲哀

    ヴァモブA「ヴァルキューレの威信にかけてジェフティは捕まえろって言ってもねぇ……」
    ヴァモブB「ジェフティってアレ、だよね?」

    エイリ(上空十数mを飛行中)「ゼロシフト使えば直ぐなんだが」
    コユキ(エイリの背に乗ってる)「上空の景色はやっぱり格別ですからねー!」
    エイリ「堪能したら急ぐからな」

    ヴァモブA「……どうやって捕まえるの?」
    ヴァモブB「ヘリ……とか…」
    ヴァモブA「空飛ぶ人型ロボットとかヘリ叩き落とされる未来しか見えないんだよね」
    ヴァモブB「ああいうの持ってると言えばミレニアムかなぁ……」
    ヴァモブA「とりあえず方向だけ記録して報告しよっか」

  • 445スレ主◆PpuNVmvyfA24/10/02(水) 00:17:47

    (思ってたより疑問レスが来ていたのでちょっと返しになりました……)

  • 446二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 08:05:18

    空飛んでるんじゃヴァルキューレはどうすりゃいいんだってなるのも無理はないか
    まあエイリが捕まることはなさそう

  • 447二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 09:52:58

    まぁ直接被害出してなきゃそうなるよな

  • 448二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 12:10:50

    このレスは削除されています

  • 449二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 12:11:42

    リオ会長は遠隔で指示を出してるのか
    アリスやクイーン関連で色々動いてるのかな

  • 450二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 23:08:25

    保守

  • 451スレ主◆PpuNVmvyfA24/10/02(水) 23:54:03

    (申し訳ありません、今日投下ありませんでした…)
    (パヴァーヌ2章も見直さないと)

  • 452二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 08:03:34

    保守

  • 453二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 11:56:43

    このレスは削除されています

  • 454二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 11:58:00

    パヴァーヌはどうなるんだろうな
    クイーン騒動やコユキやエイリがアビドスにいることなどの影響で原作と色々変わりそうだが

  • 455二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 13:49:55

    リオ会長がアリスの件に関わらないようにエイリとコユキに連絡する可能性もありそう
    エイリが今ミレニアムにいては色々困るからリオ会長はアビドスに留学させたわけだし

  • 456二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 13:56:39

    状況の乱数になり得る存在だってリオ会長はエイリのことを言っていたわけだし
    アリスの件には関わってほしく無さそうではある

  • 457二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 16:31:55

    今更だけど先生視点でのエイリがどう映ったのか気になる
    エイリの変質とかクイーン狩りとかどう思いながら見てたんだろう

  • 458二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 21:24:32

    リオ会長がアリス確保に向けてやることは原作より増えてるだろうな
    コユキやエイリが敵に回らないようにしたりアリスが暴走した後クイーン関連か否かをチェックしなきゃダメだったりと

  • 459甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/03(木) 22:14:40

    dice1d4=2 (2)

    1.>>394

    2.先生に会おう

    3.クイーンはどうなっただろう

    4.送り主不明のメール

  • 460甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/03(木) 22:55:04

    邪魔するぞ
    コユキ「おつかれさまでーす!」
    "やぁエイリ、コユキ。身体はもう回復したのかい?"

    コユキちゃんが来たいからという理由で連れてこられたシャーレ。
    先生とはあの戦いもあって少し気まずいんだが……コユキちゃんを盾にしてしのごうかと考えていた。

    元々肉体に損傷はない。ジェフティも修理が終わったしな
    "それはよかった。"
    コユキ「先生先生!エイリちゃんの口調どう思います!?」
    "え、あ、あー……クイーンの戦艦に乗り込んだとき、あの途中からああだったから私は慣れたかな?"
    コユキ「むむむ…やっぱり慣れですか」
    "今エイリが意識していない状態がそれなら変えるのかあまりよくないことだからね"
    いい加減諦めはついたか?
    コユキ「ぐぬぬぬぬぬー!」

    コユキちゃんは八つ当たりのようにソファーに飛び込みクッションを抱いて顔を隠した。いじけているつもりなのだろうか。

  • 461二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 23:14:11

    コユキとしては不満というか不安が尽きない感じなんだろうか
    実際取り返しのつかない乖離を生む可能性がないわけじゃないしね…

  • 462甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/03(木) 23:25:54

    "エイリ、本当に大丈夫なのかい?"

    くどいぞ先生、私は

    "肉体じゃなくて精神のほうだよ。私もエイリの全ての事情を理解できているわけじゃないけど……クイーンとの戦いはエイリにとって大きな負担…傷になったんじゃないかって思ってね"

    ……

    内心ダメージdice1d100=16 (16)

  • 463甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/04(金) 00:21:35

    思い返しても、特に辛いようなことはなかったように思う。
    いやまぁ狩りとしての反省点はあるにはあるが……

    結局のところわたしが生き残ったんだ。それで全て終わりだろうさ
    "……そうなんだね"
    そんな目をしなくてもいいだろう。我々はこういう存在なんだと思って欲しい。それがわたしであり、我々なんだと。
    "そう、だね。私も変わらず、生徒に寄り添おうと思うよ"
    ご自由にどうぞ……コユキちゃん?
    コユキ「にはっ?なんですかなんですか!お話終わりました!?」

    声をかけると寝てたのかがばっと起き上がって寄ってきた。先生のデスクを覗き込もうとしたので首根っこ掴むと「ああぁぁー」と鳴き声が虚しく響いた。

  • 464甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/04(金) 00:37:17

    さて、わたしたちは帰りますか。顔出しに来ただけですし

    コユキ「あ、帰るんです?遊ばないんですか!?」

    仕事させてあげろよ

    "私は構わないんだけど……"

    構えよ。ユウカ先輩にまた叱られるぞ

    "はい……"

    それじゃ、また…

    "エイリ、コユキ…またね"

    コユキ「またきまーす!」


    シャーレビル一階のコンビニでご飯買ってその辺で座って食べてアビドスに帰ることにしました。

    ……先生、流石に気にしすぎじゃないだろうか?

    結局のところ生きるか死ぬか。最終的にはそれが全てなんだから。


    コユキ「どれにします?おにぎり?」

    dice1d4=2 (2)

    1.謎肉おにぎり

    2.棒サラダ

    3.唐揚げ棒

    4.プリン

    コユキ「じゃあ私はdice1d3=2 (2) から……」

    「「いただきまーす」」


    甘坂エイリ絆イベント

    alien:composure

    おわり

  • 465甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/04(金) 00:39:08

    (あと一回か二回でパヴァーヌ2かな?)

  • 466二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 02:12:34

    すっかり馴染んだなハンター、喜ばしい事だ

  • 467二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 03:36:45

    ほとんどノーダメージで草
    草……

    やっぱもう完全にdead or aliveやkill or dieで考えてる……ってことは……命の危険になりうるアリスは……

  • 468二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 10:49:08

    内心ダメージあまりなかったのか

  • 469二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 12:58:02

    パヴァーヌ2章はどうなるんだろうな

  • 470二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 22:20:28

    棒サラダうまい

  • 471甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/04(金) 22:59:30

    dice1d3=3 (3)

    1.食べ歩き

    2.クイーン

    3.謎のメール

  • 472甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/04(金) 23:26:13

    普段使っているPCに、謎のメールが来ていた。
    謎の、なんて言う時点で迷惑メールに行くのが普通だろうが……ちゃんと写真ボックスの最新の位置に位置している。
    普通なら即ゴミ箱行きなんだが……わたしの興味を引くというか気になる文章があった。

    『クイーンに続く脅威の警告』

    そう題されたそのメール。クイーンという名前自体は本人たちが名乗ったこともあり大雨の元凶として知られている。
    だが……普通の人にはあくまで大雨の元凶とまでしか知られていない。最悪の戦争になる前にギリギリのところで終わったからだ。クイーンをキヴォトスの脅威を受け取った存在は多くないだろう。
    ……そのクイーンを脅威と断言するのは誰なんだ?
    その疑問が頭から離れなかった。

    結局、わたしは好奇心に負けメールを開くことにした。ウイルスとかだったらユウカ先輩やノア先輩に怒られるな、なんて思いつつも本文を確認すると

    『クイーンと呼ばれる異星の侵略者以外にもキヴォトスにはキヴォトスそのものを危機に至らしめる脅威が数多く潜んでいる。
    その脅威に立ち向かいたいならば指定の座標は来ること。脅威から逃れたいならば指定の範囲には近づかないこと
    賢い選択を期待している』

    メールに添付された二つの地図、片方はとある点……ミレニアムの中でも使われていない奥地が指定されている。もう片方の地図には……ミレニアム自治区全域が示されていた。
    これは、ミレニアムにはクイーンを超えるキヴォトスに対する脅威が存在することを強く示していた。

  • 473甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/04(金) 23:37:42

    ……どうするべきか。

    よくある詐欺メールとは思えない。というのもクイーンを異星の存在と知っているもの自体そこまで多くないからだ。つまるところクイーンに関しての知識をよく持っている相手……範囲の指定からしてミレニアム関係者。

    ミレニアムに潜むキヴォトスの教育とはなんなのか?それを、あくまでも一介の留学生であるわたしな送るのは何故か。

    ……ジェフティの中身がわたしだと知っているから。

    絞ることはできる、だが絞りきれない。なによりこんな匿名化する必要性がない。


    コユキ「エーイリちゃん!何見てるんであだだだだだだだ」

    人のPCを覗き込むな。

    ……ただ、ちょうどいい。これを見てくれ


    コユキちゃんに件のメールを見せるとdice1d4=4 (4)

    1.「クイーンみたいなのまだいるんですか…」肩を落とした

    2.「エイリちゃん、色々あって詐欺に弱くなりました?」真顔でそう言った

    3.「アビドスは入ってませんね…無視しましょう!」さも当然のようにPCを閉じようとした

    4.「おかしくありません?」珍しく真剣な表情を浮かべた

  • 474甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/05(土) 00:12:54

    コユキ「いや、だってエイリちゃんってジェフティ着てなきゃ私より弱い人型重機じゃないですか。わざわざ位置指定までなのにエイリちゃんの個人アドレスにこんなメール来るなんてスパムかジェフティ狙い撃ちの二択じゃないですか」
    少なくともミレニアム関係者であることは絞り込める。
    わたしは行くつもりだがどうする?
    コユキ「えっ、行くんですか?こんな怪しいのに?」
    簡単な話だ。
    【キヴォトスそのものの脅威】なのに【ミレニアムから離れれば逃れられる】わけがないだろ?
    要は協力するかでなければせめて邪魔するなと言ってるわけだ
    コユキ「むむむむむ、わかりました行きますー!どうせ私行かないってなったら1人で行くんでしょ!また怒られますよ!」
    流石に小鳥遊さんにまたボコられるのは困るから……連絡だけはしておくか。

    小鳥遊さん……だけじゃないや、普通にグループチャットにコユキちゃんと2人でミレニアムに出かけることを連絡する。
    ミレニアム内の問題で済めばいいんだが……。
    そんなことにはならないんだろうな。そんな予感がした。

    Chapter12-1
    始まりはメールと共に
    おわり

  • 475甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/05(土) 00:13:36

    (トチ狂って最終編やるとかじゃなければミレニアムモブの日常最終章のパヴァーヌ2章始まります)

  • 476二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 00:32:58

    これは…リオかな?
    差出人不明にしたのはユウカやノアに伝わったりするのを防ぐためとか…

    エイリの変化を見て自分に賛同する芽があると見て勧誘した?

  • 477二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 08:05:16

    リオ会長としては味方になってくれたらいいぐらいの気持ちなのかな
    エイリが仮にリオ会長側についたらコユキはどうするのかな
    まあエイリがどちら側にも付かない可能性もあるけど

  • 478二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 11:55:03

    エイリはどこにつくんだろうな
    それとも中立を貫くのか
    色々可能性はありそう

  • 479二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 19:57:40

    このレスは削除されています

  • 480二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 19:58:58

    パヴァーヌ2章はどうなっていくんだろうな
    色々変わってきそう

  • 481甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/06(日) 00:01:06

    ミレニアムの奥地、廃墟地帯。
    基本的に要件がない限り立ち入りは殆どない瓦礫の山。その一角にわたしたちはいた。

    座標はこの辺りのはずだ
    コユキ「んー、あれですかね?」

    コユキちゃんが指し示す方向には、妙に真新しいロボットが一機徘徊しているのが見えた。
    ミレニアムを示す校章と同じマークがついているあたり間違いない。
    そのロボットに近づくと、わたしたちに気付いた様子でまるで案内するかのようにゆっくりと移動を始めた。

    コユキ「ついてこい、って言ってますよね?これ」
    行ってるな

    瓦礫の中のトンネルを通る関係上、流石に徒歩でついて行くことになる。
    しばらく後ろを確認しつつ進んでいくロボットについて行く、何回目かのトンネルを通り過ぎると、そこには巨大な壁、ミレニアムの校舎ぐらいの大きさの、しかも作りたてのようにも見える壁が並んでいた。
    ……レーダーが効かない。ジャミングされている?この位置をバラしたくないのだろうか。

    コユキ「ひゃー……なんですかこれ」
    こんな基地、いつのまに
    <!!

    固く閉ざされていた扉を開くと、ミレニアムの街並み……ただ、店とか無い工場だけの街並みが広がっていた。ただし人は無い機械だけの街だった。

  • 482甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/06(日) 00:30:53

    案内されたのは、巨大な塔。
    その威容はまるでミレニアムタワーのようでもあった。
    その扉が開かれると、見覚えのある姿が現れた。いや、ちょっとだけ知ってる姿とは違ったが。

    飛鳥馬さん…!?
    コユキ「え、誰?」
    トキ「……こちらへ」

    メイド服に身を包んだ飛鳥馬さん。
    わたしたちとおなじミレニアムの一年生、ただあまり授業には出たりはしていないから交流らしい交流はなかったが……こんなところに?
    一礼して飛鳥馬さんはわたしたちを塔の中に誘う。
    暫く歩き、エレベーター名乗ると外にはまるで都市と言えるぐらいの建物と道が張り巡らされていた。
    こんな規模のものをいつの間に、どうやって?
    その疑問に頭を悩ませる前に到着を知らせた音が思考を中断させた。

    トキ「リオ様、お客様が到着されました」
    『通してちょうだい』
    トキ「かしこまりました。こちらへ」

    飛鳥馬さんに開かれた扉を通ると、そこにはミレニアムタワーのものと遜色ないコントロールルームのような多数の画面。そしてその中央に佇むリオ会長の姿があった。

    リオ「少しぶりね…エイリ、コユキ」
    コユキ「リオ会長!?」
    わたしがジェフティだと知っており、ミレニアムに来る手段があり、クイーンの詳細を知っている。
    ……その上で、名前を隠す理由があるのなんてあなたぐらいだ
    リオ「親交を深めるために呼んだのではないわ。ここにきている時点で、キヴォトスの脅威に対峙する覚悟があると見ていいわね?」
    その判断をするために、ここに来た。
    リオ「……その脅威とは何かを聞きたいのでしょう。これよ」

    リオ会長がタブレットを操作するとドローンから映像が流される。投影された姿は…見たことがある。天童アリスの姿だった。

  • 483甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/06(日) 00:50:58

    コユキ「アリスちゃん?」
    天童さん……スーパーノヴァを扱えるほどの怪力があるとは思っていましたが
    そもそも今の彼女はゲーム開発部のゲームをやって本人曰くエラーが発生した結果できたもの。
    ……本当にロボットだったのか
    リオ「ただのロボットならまだよかったわ。いえ、ヘイローのあるロボットという時点で謎ではあるのだけど。彼女は特別なロボットよ。【名もなき神々の王女】というね」

    リオ会長曰く、ミレニアムの技術…それどころかキヴォトスの技術でも再現できないオーパーツ。divi:sionと呼ばれるロボット群の指揮官機でありキヴォトスを滅ぼすために造られたロボットである、と。

    コユキ「……り、リオ会長、冗談きついですよ。アリスちゃんの怪力なんてエイリちゃんでもできますよ?それだけでそんな」
    リオ「冗談は言っていないわ、私は……彼女の無害化ないし無力化を考えている。その方法として…彼女のヘイローを破壊する」
    コユキ「っっっ!!!」

    コユキちゃんが咄嗟に銃を向け、リオ会長の横に立つ飛鳥馬さんがコユキちゃんに銃を向ける。
    コユキちゃんはふー、ふーと息を荒くして、血走りそうな目でリオ会長を睨みつけていた。

    コユキ「なんで、そんなことを!エイリちゃんに、そんなことまでさせるつもりですか!?人殺しを!?」
    コユキちゃん
    コユキ「エイリちゃんはクイーンとの戦いでも傷ついて、大変だったのに!それを見て、戦わせるつもりですか!?」
    リオ「後者については肯定するわ、クイーンとの戦いを見てこの会談をすることを決めた」
    コユキ「なら!」
    リオ「但し前者は否定するわ。エイリ、コユキ。トキも含めてあなたたちはミレニアムを未来を担ってほしい。その手伝いをして欲しいだけ……ヘイローの破壊は私が行う」
    コユキ「だからなんですか!人殺しの手伝いをさせられて…!」
    コユキちゃん、少し黙ってろ
    コユキ「むぐぇっ!」

    コユキちゃんの首根っこ掴んで引かせると、飛鳥馬さんも銃を下ろした。
    コユキちゃんが言うほどわたしは辛いわけではないけど今言って聞くわけでもないだろう。仕方なくそのまま質問を続けることにする。

  • 484甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/06(日) 01:05:29

    リオ会長、質問がある

    リオ「どうぞ」

    現状アリスさんはゲーム開発部に所属し問題児以上ではないんじゃないか?潜在的な脅威であるならば誰だってあり得る

    リオ「現在C&CやAMASを使って押さえているから皆は知らないと思うけど、divi:sionの群勢は脅威として襲ってきているのよ。その指揮官機である彼女があちらの手に落ちることがあればキヴォトスの危機になる。それを防止する意味合いもある」


    そのdivi:sionとやらの戦力ではなく、アリスさんの破壊にわたしを手伝わせるのはなぜだ?

    リオ「抑え込めているからよ。指揮官機がなければ偶発的に発生する敵対機械の集団でしかないから、その指揮官機に少しでも対応力を増やしたい」


    わたしに何をさせたいんだ?

    リオ「今は何も。また呼ぶこともあるでしょうからその時に……恐らくは、抵抗するゲーム開発部の対処をお願いするでしょう」


    名もなき神々の王女とやらが起きるとどうなる?

    リオ「最低でも、ミレニアムは滅ぶでしょう。最悪キヴォトス自体が破壊されると考えている」


    コユキ「エイリちゃん……?」

    ………

    頷くdice1d100=51 (51)

    首を振るdice1d100=77 (77)

    興味ないなdice1d70=58 (58)

  • 485甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/06(日) 01:18:31

    断る。
    コユキ「エイリちゃん!」
    リオ「……理由を聞いても?」
    そもそもわたしがクイーンと戦ったのはあいつらに勝負を挑まれて、奴らが侵略行動を始めたからだ。
    アリスさんは入学証の偽造やセミナーの襲撃などはしているがあくまで問題生徒の範囲だ。わたしにはあいつがキヴォトスの脅威とは思えない
    リオ「……そう。私を止めるの?」
    勝ち目のない戦いはするつもりはない。
    ……ただ、平和のための応援ぐらいはさせてもらう
    リオ「そう」

    何かされる前にコユキちゃんを背負い上げゼロシフトで離脱する。
    入り組んだ建物内だから連続使用することになったが不思議と追っ手がない。ここまで知った以上逃しはしないとか言われると思っていたが。
    変わらずレーダーが効かない。一度あの入り口に戻るしかないか。
    わたしは、リオ会長は何かに急かされているように見えた。焦りすぎているようで、1人で何か始める必要がないんじゃないかと思えた。
    まだ何もしていないアリスさんを破壊する理由も建前も。ユウカ先輩やノア先輩、それどころか美甘さんだって賛同はしないだろう。
    たとえ何か始まってもミレニアムならばエンジニア部やヴェリタスだってあるんだ、そんなに前のめりになる必要はないだろう。

    一言で言えば、わたしは慢心していたのだろう。クイーンとの争いが、その狩りの成功がわたしを油断させていたのか。
    その結果を思い知るのは、その数日後だった。

    Chapter12-2
    急の代償
    おわり

  • 486甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/06(日) 01:18:49

    (???を殴りました!)

  • 487二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 01:19:10

    このレスは削除されています

  • 488二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 01:21:56

    これは…仮に本当に動き出してリオの性急さがある意味正しかったと分かったらまた変わりそうだな…

  • 489二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 01:27:50

    ヒマリにしか明かさなかったのは悪手だと思うんだよね
    C&Cとヴェリタスくらいには相談しておけば事前・事後で対処法が増えてたはず

  • 490二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 01:32:08

    まあその辺のこうすべきだった云々みたいな話は始まると長くなるというか収集つかなくなるから控えとこう
    明日の続きを待つのじゃ

  • 491二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 07:56:45

    保守

  • 492二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 13:13:08

    ほしゅ

  • 493甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/06(日) 23:15:36

    リオ「私のミスよ。正直甘く見ていたと言わざるを得ないわね」

    前回の会談から数日、急にわたしはまたリオ会長に呼び出された。
    (勝手についてきたコユキちゃんと)わたしはまたあのコントロールルームに来ていたわけだけど、開口一番リオ会長は頭を下げる、そしてひとつの画面にある映像が映った。
    それは、ミレニアムの光景。謎の触手が生えた機械を引き連れヴェリタス及びC&Cと戦っている光景だった。

    リオ「秘匿していたはずdivi:sionの機械が天童アリスに接触、名もなき神々の王女として目覚めた彼女は周囲を攻撃した。その騒動で1人の生徒…才羽モモイが未だ意識不明よ」
    コユキ「……」
    リオ「もはや一刻の猶予も残されていないわ。既に被害者が出ている以上速やかに破壊を行わなければならない」
    天童さん本人は?
    リオ「確保済みよ、現在とある場所で拘束中」
    ……なら何をしろと?
    リオ「C&Cが離反したわ。私たちにある戦力はこのエリドゥとトキ…ここに関しては問題ないわ。問題はそれ以外ね、ゲーム開発部、ヴェリタス、エンジニア部…そして先生。このなかのどれかだけでも足止めをお願いしたいの」
    ……ユウカ先輩達は?
    リオ「これはセミナーとしての行動ではないわ。彼女たちは何も知らないでしょう」
    ???『まさかとは思いましたが、堕ちるところまで堕ちたものですねリオ。彼女すら巻き込むとは』

    リオ会長との会議中、急に聞き覚えのある通信が流れた。リオ会長は端末を操作すると、わたしたちの目の前に見覚えある白い人…明星さんの姿があった。ここ最近行方不明だと聞いていたけどここにいたんだ。

    リオ「ヒマリ…」
    ヒマリ『貴女のその独善にはこの清らかで透き通った心の「御託はいい、何の用だ明星さん」……エイリ、それに協力してはいけません。ああだこうだ理屈をこねくり回してはいますが要は1人の生徒を拐かしヘイローを破壊しようとする変質者に過ぎないのです』
    リオ「それは目的ではなく手段なのだけど」
    ヒマリ『目的が手段を正当化するものですか。そのようなドブのような卑劣なことをするから反発を生むのです』

  • 494甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/06(日) 23:47:30

    それで、もう来るのか?
    リオ「おそらくは今日にでも来るでしょうね。ヒマリがいないとはいえヴェリタスやエンジニア部もいるでしょうからすぐにでもエリドゥの存在や場所もバレるでしょう」
    はぁ……防衛戦か。コユキちゃんはここで管制を頼む
    コユキ「えっ」
    リオ会長、目の前に脅威がある以上わたしも多少は手伝わせてもらう。
    知らない機械の軍勢に狩られてやるつもりはない。
    リオ「……そう、感謝するわ」
    ヒマリ『エイリ!?』

    びーっびーっとアラートが鳴り響く。同時にまた別の箇所から通信が届き飛鳥馬さんが表示された。

    トキ「リオ様、エリドゥの監視より報告が」
    リオ「やはり、来てしまうのね…トキ、後はよろしく。エイリは飛行能力による遊撃をお願い。ジェフティに対するIFFは設定してあるわ」
    ……出撃する

    開いた窓から飛び出し、レーダーを起動する。ジャミングが解除されているのかエリドゥだったか、全域のマップが表示された。

    リオ『こちらの情報をジェフティに共有してあるわ。有効に使って』
    これが、ビッグシスターか……。

    マップの端に複数の赤点が示されている。これがおそらく敵対反応……C&Cか。

  • 495甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/07(月) 00:44:45

    C&Cらしき4人は飛鳥馬さんが対応するとのこと。それ以外……来るとしたらゲーム開発部かエンジニア部か。
    ……クイーンのような異星体ではなく人間同士での命のやり取りか。
    本来の敵はdivi:sionとやらだろうに何をしているんだろうな、我々は。
    飛鳥馬さんが対応した方向とは別の方に四つの反応。
    上空真上にゼロシフトしてから自らの存在を誇示するようにAMASとかいうリオ会長のロボット兵と戦闘中の人間たち…ゲーム開発部に向けてウルカヌスさんの銃弾を雨のように降らせる。
    その後ゆっくりと地表に降り立った。

    先生がいる。やはりこっちが本命、か
    ミドリ「あ、嘘……なんで…!?」
    モモイ「なんで、そっちにいるのさ!?」
    "エイリ……"

    ゲーム開発部の三人、そして先生にブレードを向け、宣言する。あの時とのクイーンに対する時と同じように。

    あの時と同じだ、わたしは機械の軍勢とやらにおめおめと殺されるつもりはない。
    勝者が生き残る簡単な摂理を、通させてもらう!
    ユズ「……!」

    Chapter12-3
    開戦
    おわり

  • 496甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/07(月) 00:44:57

    (展開早くない?)

  • 497二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 01:44:20

    現実にモモイは昏倒させられDivi:Sionが沸いてるからねぇ
    AL-1Sとクイーンの差は関係値が高いか否かの差しかないぞ

  • 498二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 02:02:37

    さてさて先生はどうするのかな
    鏡の件で最初に対立したのを悔いて寄り添う寄り添うと言い続けていたけれど
    戦うしかないとなれば狩人が見てたら「あの時の二の舞だな」なんて言いそうだ

    異邦人とは相容れないのか、それとも…

  • 499二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 03:46:11

    先生とコユキとそして何よりウタハのメンタルが死にそう

  • 500二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 05:50:33

    なんで、かー
    遡って行って考えるとあの日ゲーム部がアリスを連れ帰ってアビドスに行く原因になったことと
    セミナーに襲撃かけたことが巡り巡ってエイリの精神に負荷をかけたから……かな……

  • 501二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 11:59:59

  • 502二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 19:52:37

    こうなるのか

  • 503才羽モモイ◆PpuNVmvyfA24/10/07(月) 23:30:41

    アリスがリオ会長に連れて行かれた。
    助けに行く理由としてはそれだけで十分だったから、C&Cやエンジニア部、ヴェリタスのみんな。そして先生と共に会長がいるっていうエリドゥっていう街?基地?要塞?に突撃を仕掛けた。
    リオ会長には五人目のC&Cっていう刀を忍ばせてるらしいからそっちはC&Cにおまかせ。私とミドリとユズ、そしてエンジニア部と先生で会長がいるっていう偽ミレニアムタワーに向かうものの、AMASとかいう防衛ドローンがたくさんいてなかなか進めない。ヴェリタスの解析でこれでも少ないほうらしいけど……
    そんな中、突然耳元で警戒信号がなった。

    ハレ『待って、真上!熱源出現……これって!』
    マキ『まずいよ!ジェフティが……エイリが来る!』
    "エイリ!?"
    「うそだ……!」
    エイリ『先生がいるあたり、こっちが本隊だったか……』

    AMASの前に、真っ白なロボット……ジェフティが降り立った。
    その中からは、少しぶりのエイリの声。なんだけど…なんかキャラ違くない?

    ミドリ「エイリちゃん!そこをどいて!」
    「そーだそーだ!セミナーが生徒を攫うなんて!」
    エイリ『お前達らしくない言葉だな才羽さん。気に入らないことがあれば人を連れ武力で解決してきたのがお前たちだろ』
    ユズ(私たちなんだと思われてるの……?)
    ウタハ「エイリ…!」
    エイリ『皮肉だな、ウタハ先輩。エンジニア部が作り上げたジェフティがエンジニア部に刃を向けるのだから』

  • 504二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 00:05:14

    襲いかかる点に関してはゲーム部はおまいう過ぎる…

  • 505才羽モモイ◆PpuNVmvyfA24/10/08(火) 00:36:12

    "みんな、構えて!エイリはやる気だ!"
    ウタハ「ゼロシフトがある以上距離はあちらの自由自在だ!」
    エイリ「まずは……」

    目の前に突然ジェフティの姿が現れ、手に持ってる金棒を銃で受け止めた瞬間、全身にすごい衝撃が走った。
    一瞬も耐えるという考えもわかないまま吹き飛ばされ、ビルの壁に背中を打った。げほ、って息が無理やり出てくるのを感じる。

    エイリ「あの時と同じ、やはりゲーム開発部が中心!」
    ミドリ「え…?」
    「っみ、どりぃ!」
    ウタハ「させないさ!」

    次の瞬間にはミドリの目前で金棒を振りかぶっていて思わず叫ぶ。ミドリに当たるその前に、ジェフティの体を横からガトリングの付いた椅子、雷ちゃんが飛びついた……というより体当たりした。空中に浮いてるジェフティは体制を崩し、一斉にエンジニア部の集中砲火を受ける。
    私たちも参加しようとしたらその前にジェフティが高く飛び上がる。装甲に少しの焦げ傷はあるけど……まだまだ平気そうだった。

  • 506才羽モモイ◆PpuNVmvyfA24/10/08(火) 00:59:34

    エイリ「っフー……よし、頭も冷えた」
    "全員散らばって建物を盾に!"
    エイリ「防ぎ切れるか!」

    ビルの4階ぐらいの高さに浮かんだジェフティの左腕にはコトリのものより一回り大きいガトリングが取り付けられる。あわててビルのガラスをぶち破って飛び込むと、私たちがいた場所を爆弾でも落とされたみたいに大きな銃弾が打ち込まれ穴を開けて行く。
    壁や天井すら貫通して弾が降り注ぐ。逃げ回るので精一杯だった

    「どうしよう、エイリこんなに強かったの!?」
    ウタハ「正確にはジェフティの機能だがな。だがアビドスやクイーンとの戦いの経験が本来戦いが苦手なエイリを強くしたのかもしれない」
    「冷静に分析してる場合なの!?…ミドリ、撃ち落とせない!?」
    ミドリ「無茶言わないでよ!?ヘリとかならともかくあんな好き放題動くものを撃ち落とすなんて!」
    コトリ「説明しましょう!ジェフティにはエンジニア部の新技術である空間圧縮技術ベクターキャッチを搭載し自由に圧縮開放を行うことで少ない推進による飛行と武装の格納を」
    ヒビキ「それどころじゃないよ、AMASが」
    "まずいか…一旦逃げ回るしかない!大通りじゃなくビルの間を移動するんだ、そうすればジェフティの移動は制限できるはず!"

    先生の指示で銃弾の雨が治った段階でビルからビルに移っていく。どうにかエイリを突破しないと……!

    Chapter12-4
    知恵持つものの脅威
    つづく

  • 507才羽モモイ◆PpuNVmvyfA24/10/08(火) 01:00:55

    (敵に回ったジェフティの無法感すごい)
    (というか純粋にアリスのいないゲーム開発部+エンジニア部で火力が足りてないだけか)

  • 508二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 01:13:04

    アリスいてもゼロシフトおりジェフテイを捉えてきっちりあてられるのか問題

  • 509二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 01:13:56

    飛行は未来予測並にチートだから…
    ほぼ飛行みたいな跳躍できる最強格たちじゃないと引き撃ちされて詰む

  • 510二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 08:52:13

    敵に回るとこうもなるか

  • 511二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 14:43:20

    保守

  • 512二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 16:24:39

    「なんでそっちにいるの!?」ってなってるけどまあ最初にセミナー襲撃された時のエイリもおんなじ気持ちだったんで……

  • 513二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 23:24:39

    保守

  • 514◆PpuNVmvyfA24/10/08(火) 23:34:26

    その頃のコユキ

    コユキ「エイリちゃん……」
    リオ「あれが、エイリ……ジェフティの力というのもあるのでしょうけど」
    コユキ「なんで、こんな争わなきゃ行けないんですか?」
    リオ「……世界と天秤にかけてでも、友達を助けたいと思っているのでしょう」
    コユキ「リオ会長は、世界を取るんですか?」
    リオ「そうよ。私はセミナーの、ミレニアムの長として責任を果たさなければならない。」
    コユキ「責任……」
    リオ「いつかあなたも知ることになるはずよコユキ。自分ができること、しなければいけないことを」
    コユキ「……」

    その頃のコユキ
    おわり

  • 515◆PpuNVmvyfA24/10/08(火) 23:35:17

    (でもこの会長コユキが逆ギレしてお金を溶かしてる間に隠れて横領してたんだよな…)

  • 516二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 00:04:18

    今日はおまけ回か

  • 517二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 00:32:32

    このレスは削除されています

  • 518二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 00:39:55

    (どちらかと言うと先生達というかモモイは「そんな話知らない!」って言ってガン無視して見ないふり決め込んでるだけで世界と天秤にはかけてなんていないという)
    (「少なくともこの問題に向き合ってはいるはず」と考えるあたりリオはほんと真面目だなあと)

  • 519二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 00:52:17

    その辺はエイリが突っ込むのかな?
    生きるか死ぬかのシンプルな価値観で話すのがいまのエイリだし

  • 520二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 02:58:59

    一旦追っ手を撒いて潜伏になるのかなモモイ側は
    改めてエイリが敵に回ってアリスのヘイロー破壊を是としてる点について向き合うんだろうか
    やっぱ先生とウタハの所感とかが気になるところ

  • 521二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 09:43:24

    コユキも大変だ

  • 522二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 18:32:40

    保守

  • 523才羽モモイ◆PpuNVmvyfA24/10/09(水) 23:39:28

    人1人いないのにたくさん建てられたビルの間を逃げ回る私たち。
    エイリの姿は見えないけどどこかを飛んでるだろうってことで身を隠しつつ進んでいく。

    「いやー、どうしよ……エイリがあんなに強かったなんて」
    ウタハ「……手立てがないことはない」
    「え、ほんと!?」
    ウタハ「ああ。ジェフティを造ったのは私だ。緊急時の停止方法だってある。あるが……」
    ミドリ「え、なにその前置きこわい」
    ウタハ「戦闘中にやることなんて想定していない方法だ。危険だぞ……私たちも、エイリ自身も」

    ウタハ先輩が語った緊急停止方法。それは、ジェフティを自爆させることだった。
    もちろん遠隔でぽちっ、なんて簡単なわけはなく密着距離でウタハ先輩が何やら操作をする必要があるとか。
    さらには、自爆させる関係上エイリはその後武器を失うしそもそも大怪我もするかもしれない。
    ……それでも。

    「アリスが殺されるかどうかなんだから……躊躇っていられない。迷ってエイリを大怪我させた挙句アリスを助けられない、なんてことがないように。」
    ミドリ「エイリちゃんには、終わった後謝ろう」
    ユズ「……うう」
    ウタハ「よし。全員が協力してやっとできるかどうかの作戦だ。先生、細かい指示は頼むよ。最終的に私がジェフティに組み付けられればいい」
    "任せて"

    エイリを止める。リオ会長を止める。
    アリスを殺させないために、私たちは大通りに出た。

  • 524二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 23:48:51

    (リオが対策してそう……)

  • 525才羽モモイ◆PpuNVmvyfA24/10/10(木) 00:11:42

    周囲には誰の姿もない。

    AMASの姿もなく遠くで戦闘の音が聞こえるだけでがらんどうとしていた。それでもどこから来るかわからない襲撃に身構えていると──


    エイリ「それに何の意味がある」


    エイリの言葉と同時にdice1d6=3 (3) の体が横殴りされ吹き飛んだ。

    1.私

    2.ミドリ

    3.ユズ

    4.ウタハ先輩

    5.ヒビキ

    6.コトリ

  • 526才羽モモイ◆PpuNVmvyfA24/10/10(木) 01:25:12

    「っユズ!」

    エイリ「ゼロシフト、存在を忘れていたわけじゃないだろ」

    ウタハ「当然だっ!」


    ウタハ先輩が雷ちゃんを盾にエイリに飛びかかる、ユズを叩くために振り抜いていたエイリの背中にしがみつき、一斉に全員でエイリに向けて発砲する。

    銃弾を弾き続けながらも衝撃が伝わったのか慌てて空に上がろうとしたエイリにヒビキの榴弾がエイリに直撃した。


    エイリダメージdice1d40=1 (1)

    ウタハダメージdice1d50=4 (4)

  • 527才羽モモイ◆PpuNVmvyfA24/10/10(木) 01:36:53

    ヒビキ「効いてない!?」

    コトリ「当たる直前にブレードで切り払っています!ウタハ先輩!」

    ウタハ「ふふ、こんなGはあまり感じることはないからね……!いくら君が怪力とはいえ力が入りにくい場所というのもあるだろう!」

    エイリ「ジェフティを緊急停止させる気か!?」


    エイリは空中を右往左往してウタハ先輩を振り払おうと飛び回る。それに対してウタハ先輩はがっしりとしがみついていた。

    私たちも援護射撃しつつ、少しの間動き回るとdice1d4=1 (1)

    1.ウタハ「よしっ!」振り払われたウタハ先輩はガッツポーズしながら落ちていった

    2.エイリ「舐めるなァ!」地面めがけて背中のウタハ先輩を叩きつけるように急速落下した

    3.エイリ「なんて、な」ワイヤーが伸びて尻尾のようになった部分がウタハ先輩の首に巻きついて持ち上げた

    4.「そこまでよ」声と共にエイリがウタハ先輩ごと落下した

  • 528才羽モモイ◆PpuNVmvyfA24/10/10(木) 01:51:26

    ウタハ「すまないエイリ、痛い思いをさせる。すまないジェフティ、このような終わりを君に与えて」
    『FATAL ERROR.』
    エイリ「く、っそぉ……!」

    飛び回っていたせいで高度があったからか、重力と共に私たちに飛び込もうとしたジェフティは私たちに届くことなく、大爆発を起こした。
    みんな、その炎を呆然と見ることしかできなかった。
    せめて怪我が軽くいて、そう願うしかなかった。
    それで、それで精一杯だったからかな。炎の中の瞳に私たちは気づいてなかったんだ。

    Chapter13-5
    散華
    おわり

  • 529二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 01:51:52

    このレスは削除されています

  • 530才羽モモイ◆PpuNVmvyfA24/10/10(木) 01:53:13

    (※死んでません)
    (いつものロマンのノリでつけた自爆機能だったそうな)

  • 531二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 02:09:32

    鎧は外から守るためではなく内に封じ込めるもの、パターンになるか?
    これがハンター完全覚醒のトドメになったらウタハが可哀相で可愛いね

  • 532二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 02:21:47

    これまでエイリに命に関わるくらいのことがあったりすると融合進んだり狩人になったりしたけど…
    これでもしヘイローひび割れだしたらどうしよう……
    狩人が出て来たりとか
    それかいっそ身体が完全にエイリアンになったりとか…はないか あったら面白そうだけど

  • 533二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 02:43:28

    (大怪我させる覚悟決めて自爆させたらヘイローが割れ出すのは頭真っ白になりそう)

  • 534二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 02:49:37

    >>532

    髪とかだけが触手みたいになってうねうね動いたりとか一時的にゼノモーフ化できるようになるみたいな不完全な異形化はちょっと見て見たいかも…

  • 535二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 04:34:55

    これ先生的にはだいぶきついのかもしれない
    寄り添いたいって言いつつ結局やったのは体に纏ってる鎧丸ごと爆破とかいう鬼畜の所業なの

    ……これエイリの皮膚とか大丈夫?爆心地のさらに内側とか落雷直撃した時の発熱より熱量やばそうだしキヴォトス人でも全身焼け爛れたりしない?

  • 536二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 05:28:54

    >>506を見るに武装の格納にも空間圧縮使ってるって事はさ

    それが自爆で無理矢理解除されたんだとしたらベクターキャノンみたいな空間の破砕?的なのが暴発したり膨らんだ空間や武装に圧縮されたりして体がぶっ壊れそうだけど大丈夫なんだろうか

    最悪腕か足の一本くらい吹っ飛んだりしない?


    この辺はダメージダイスが選択肢とかになりそうだけど

  • 537二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 08:45:01

    生徒になったアリスと生徒じゃなくなってきているエイリは対比しているみたい

  • 538二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 12:00:03

    どれぐらいエイリはダメージ負ったんだろう

  • 539二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 12:12:13

    うわエグ……アリスの命がかかってるとはいえそこまでやるんだ……

  • 540二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 15:41:22

    >>535

    あれだけ気にかけて心配している相手であっても別の誰かを優先するとなったら容赦なく爆破するの先生の業って感じだなあ

    生徒全員の味方にはなれないというか結局綺麗事でしかないというか

    エイリアンっていう神秘というか存在の本質がそうさせるのか、『シャーレの先生』がエイリに寄り添えることはないって運命なのかもしれない

  • 541二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 23:39:51

    保守

  • 542二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 23:48:55

    パヴァーヌは他の章よりも生徒同士の闘争・論争がメインで先生は引率か置物って感じなんだよな

  • 543二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 23:50:28

    ただ今回は相手がエイリだからどうしたって先生も向き合わざるを得ないという

  • 544甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/11(金) 00:19:46

    全身を覆う炎の熱さと衝撃。

    白石さんの奥の手はなんとなくわかっていた。けど、実際にやられると意外と…こんなにきついものだったとはな。

    弱い肉体で外付けの力に頼ったものの末路だというのか。薄い意識の中、そんな声すら聞こえていた。

    落下してるはずの風すら感じない。どこか火傷でもしただろうか……

    直後、背中と後頭部に強い衝撃を感じてわたしの意識は途切れた。


    意地dice1d100=61 (61)

    変異dice1d100=23 (23)

    暴走dice1d100=49 (49)

  • 545甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/11(金) 00:48:55

    ……負ける?
    いいや、違う。わたしはまだ生きている。
    生きている限り負けではない。痛みなど生きている証明だ、わたしはまだ負け(死)を認められていない。
    立ちあがろうとするだけで全身に痛みが走る。
    既に一部の破片程度しか残っていないジェフティのアーマーが剥がれ落ちる。
    驚愕の声が遠くから聞こえた。

    ???「どう…て!?」
    ???「……もう、立ち上が………!」
    "……ごめん、エイリ"

    声がよく聞こえない。でも、そっちになにかいるとわかるだけでもよかった。
    からんと足元に転がるブレードを掴む。
    わたしはまだ戦える、まだ生きている。
    勝ち(生き)残るのは、我々だ!

    Chapter13-6
    狩人の意地
    つづく

  • 546甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/11(金) 00:49:08

    (寝落ちしてました)

  • 547二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 01:13:55

    この世界線をゲームにするなら対クイーン戦のエイリ主役イベントの次にパヴァーヌ二章実装
    イベントでは命を奪う事の重さをテーマにエイリの葛藤やハンターに成っていく様を描写するんだろう
    そらエイリ視点だとアリス”は”死なせたくないからダメ!なんて通せないよな

  • 548二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 01:39:56

    これ大丈夫?先生終わったあとちゃんとエイリと向き合える?
    なんなら本当に絆が死ぬかコミュ崩壊とかになりそうだけど

  • 549二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 02:54:45

    これ結果が死じゃないだけで先生側もトロッコ問題に似たことやってると言うか
    誰かのために別の誰かを切り捨てにかかってるって点じゃリオのこと何も言えなくなるんじゃ…

  • 550二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 11:40:46

    保守

  • 551二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 16:12:12

    きついなぁ

  • 552二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 19:56:09

    ゲーム開発部や先生ばっかり言われてるがヒマリもヒマリで説得・・・説得?が下手すぎたのもマズかった
    嘘でもいいからヘイローを破壊しなくてもいい方法を準備してますって言っておけばエイリだってまずはそっちを試してみしょうってなってゲーム開発部が来るまで時間を稼げたかもしれない
    リオを罵るのに頭のリソース回しすぎたのか知らんがいうに事欠いて「そいつは変質者だからいうこと聞くな」なんて言われても「ふざけたこと言ってる場合か」としかならん

  • 553二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 22:16:38

    >>552

    >>490 すっ……

  • 554才羽モモイ◆PpuNVmvyfA24/10/11(金) 23:25:59

    「な、なんで、まだ立ってるのさ…」

    全身ボロボロで鎧どころか銃も持ってない。一本の金棒を握るだけでふらふらなのに、目も虚ろで意識も朦朧としてそうなのに。
    エイリは爆炎から落ちてきた直後に立ち上がり、また私たちに襲い掛かろうとしている。
    なんで、そんなに。

    ミドリ「も、もう起きないで…もう限界なんでしょ!?」
    エイリ「我々は……まだ…生きて…」
    ミドリ「お願いだから……っ!」

    ミドリの放った弾丸がエイリの頭に直撃して倒れ飛ぶ。
    数秒の後、またエイリは起き上がる。私たちはその姿に戦慄するより先に恐怖を感じていた。なんで、そこまでして立ち上がるの?戦いとか苦手で嫌いそうだったのに。そんなボロボロの姿で。

    エイリ「……」

    何も言わないまま、エイリはゆっくりと金棒を振り上げ……そのまま、ゆっくりと倒れた。

  • 555才羽モモイ◆PpuNVmvyfA24/10/11(金) 23:40:25

    "エイリ!"

    ウタハ「ヒビキ!」

    ヒビキ「……息はしてる。やっと気を失ったみたい」

    ミドリ「怪我とかしてない!?」

    ヒビキ「してる。とはいえ治療すれば治るはずだよ」

    モモイ「よ、よかった……よかった?うんよかったんだよね?」

    "ヒビキ、エイリは火傷とかしてない?"

    エイリのダメージdice1d60=6 (6) +60(100以上で割とやばい)

  • 556二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 00:44:56

    爆破の割にダメージが最小限…これなんかあるな

  • 557才羽モモイ◆PpuNVmvyfA24/10/12(土) 00:50:25

    ヒビキ「うん、平気。ところどころ服焦げてるけど」
    "(すごいな生徒……)"
    "エイリは私が運ぶよ。先に進もう"
    コトリ「大丈夫ですか?腰とか」
    "流石にそこまで年寄りじゃないと思って欲しいな"

    先生がエイリを背負う。
    さっきまでの勢いと覇気はどこへやら、普通に眠っているように息をしていた。
    これで正しかったんだよね、私たちはアリスを助けたい、そのためにリオ会長と戦うしエイリを倒した。
    直ぐに頭を振って考えを振り払った。いまは悩んでる暇はないんだ、アリスを早く助けないと。

    私達は急ぎ足で偽ミレニアムタワーへ向かう。それでも、ちらちらとエイリの様子を伺いながら。

    Chapter14-6
    狩人の意地、生徒の現実
    おわり

  • 558才羽モモイ◆PpuNVmvyfA24/10/12(土) 00:51:35

    (三回ぐらい撃ち抜かれては起き上がる流れしようと思ったけど流石にくどいから一発でダウンしました)
    (ここからいつエイリが起きるかでパヴァーヌ2がカットされるかが決まります)

  • 559二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 00:53:44

    これコユキ共々アビドスに正式転校もある?

  • 560二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 01:25:39

    結局どうしてエイリがリオの側に付いてどうしてここまで戦ったのかについては先生とモモイ達は気にはしてもあんまり目を向けてないっぽいのがなんとも
    エイリアンは理解されない、相容れない、寄り添える事はないと示す様な価値観のズレだ

  • 561二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 01:53:51

    これ起きるタイミング次第だけど2章終了まで起きなかったら「一回本当に暴走しかけたけどなんとか収まった!めでたしめでたし!」で終わらしたって聞いた瞬間「何を言ってるんだ?」って納得しなさそう
    判断基準が生きるか死ぬか・命の危険があるかないかだからなんなら1人で狩りに行くくらいしてパヴァーヌ延長戦が始まるレベル
    アリスの抱える危険を棚上げせずちゃんと向き合ってたらまた違うだろうけど特にろくな対策もなく多少の検査と問診だけだったら…うん…

  • 562二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 02:28:49

    リオとエイリ以外全員もれなく危機感が足りないと言うか…リスクに対するマージンみたいなのかなぐり捨てて大丈夫大丈夫!ってやってるかそもそも理解しようとしてないみたいな節があるんだよね

    本編だとしっかり調査した筈のヒマリや頭良いはずのユウカやノアもやたら甘い認識してたし

    エイリを見て浮かんだ「どうして」をちゃんと氷解させずに向き合わないままなら先生どころかユウノアもウタハもゲーム部も全員エイリと仲良くなんて不可能なくらいの溝になるし

    なんなら>>559みたいに本格的にお別れもありえる


    友達だと思っていたエイリが殺す側に付いて、しかもいっそ恐怖するくらいに立ち上がっては抗おうとするのを見て

    「悩んでる暇はない」なんて無理矢理考えない様にしてはいるけど最早「難しい話は知らない」って言って思考停止する事ができなくなって来ている今

    この辺りがどう変わるかが楽しみ


    実例を以て証明された危険、それを「死なない為に」というシンプルな理由で危惧する2人、それに対して根拠の薄い信頼だけで無理やり完結せずにちゃんと反証できるかな?

  • 563二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 10:55:22

    保守

  • 564二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 15:54:11

    これパヴァーヌ2章で解決出来ずに最終編に突入って可能性ありそうだな
    モモイたちは時間との勝負だろうからエイリと話す余裕がなさそうな気がするし

  • 565二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 16:09:46

    ところでここのリオはエイリを勧誘、言い換えれば(関わらないのならミレニアムから離れて欲しいって選択肢付きで)相談をして賛同されてるわけで

    って事は本編だとあった誰にも相談せず1人で判断して〜みたいな先生のお説教もお門違いになるし

    ついでに言えば急いでるからって対話もなしに強引な手段でエイリを下したこととか>>549とかもあるし

    もっと言えば今こんなことになってるのも先生(あとモモミド)がアリスを連れ帰ったせいだしで


    ……これ先生何も言えないというか何か言う資格なくなるくない?

  • 566二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 19:14:27

    このパヴァーヌ2章中にエイリ関連が全てなんとかなるとは考えにくくなったな
    時間が足りないし

  • 567二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 21:07:36

    最終編に問題解決持ち越しとかありそうだな
    こっから先エイリと先生たちが話し合いする余裕はあまりなさそうだし
    エイリとコユキはアビドス留学中だから距離置く時間も取れるし

  • 568二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 21:41:52

    パヴァーヌと最終編の間にエイリ編って感じでもいけるんじゃない?
    それか最終編の後にエイリ編とかでも面白そう

  • 569二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 22:01:11

    話し合いするにしても距離と時間を置いてからの方がいい気はするしな
    今話し合ってもいい方向にいくとは考えにくいし
    アビドスに一回帰って最終編終わった後とかに話し合いでもいい気はする

  • 570甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/12(土) 22:35:01

    エイリが起きるタイミング

    dice1d6=6 (6)

    1.アバンギャルド君戦クソデカスピーカー

    2.トキ・エシェフ

    3.リオとのレスバ

    4.KEY

    5.自分がなりたいもの

    6.全部終わってた

  • 571甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/12(土) 22:35:56

    (苦悶の表情を浮かべるスレ主)
    (最終編確定)
    (とても苦悶の表情を浮かべるスレ主)

  • 572二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 22:42:00

    最終編確定か
    まあ今は対策委員会のメンバーだし
    F.SCT攻略戦にもA-H.A占領戦にも関わってくるだろうな

  • 573二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 22:47:42

    今のエイリならウトナピシュティムの本船には絶対乗り込みそうではある
    キヴォトスの危機なわけだし

  • 574二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 23:11:19

    可能ならカットせずにエイリが気を失ってる裏でどんな風に進行したのかやって欲しい

  • 575甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/12(土) 23:29:13

    目が覚めた時、我々の戦いは終わっていた。
    ミレニアムで保健室で起きたわたしは、泣きながら抱きついてきたコユキちゃんとユウカ先輩をどこか冷めた目でみていた。
    いや、冷めているのは自分に対してだろうか。

    コユキ「エ゛イ゛リ゛じゃぁぁぁぁんんん!!」
    ……ユウカ先輩、コユキちゃん
    ユウカ「エイリ!」
    世界は、どうなりましたか
    コユキ「えぐっ……えっと、ですね……」

    コユキちゃんは恐る恐る、わたしが気を失った後のことを話し始めました。

  • 576二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 23:50:15

    さてどうなったかな……>>561みたいになるか否か……

    対応策なしで野放しはないと思うけど

  • 577二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 23:53:25

    最終編突入確定したからな
    エイリ関連の問題解決はまだ先になりそう
    まあ最終編でも解決しなくてアビドス3章に突入という可能性もあるかもしれないが

  • 578二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 00:17:05

    危機感の共有ができないってのは辛いね、アリスの危険性は後に思い知る事になるんだが…
    アトラハシースが起動していたら本当に詰みだった

  • 579二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 00:37:29

    エイリとの戦いを経てパヴァーヌはどう変わったんだろうか

  • 580黒崎コユキ◆PpuNVmvyfA24/10/13(日) 00:38:31

    「エイリちゃん!」
    リオ「……エイリ」

    ジェフティが爆発した時、【もしかして】が頭をよぎりました。
    思わず駆け出そうとして、リオ会長の声に止められたんです。「言ってどうするの、あなたにもやることはあるわ」って
    元々エイリちゃんについてきただけですし、やる事ってなんですかって感じだったんですけど。
    あれよあれよという間に五人目のC&Cやアバンギャルドくんとかいうだっさい最終兵器まで倒されて先生達が押しかけてきたんです。

    モモイ「ここに、アリスが!」
    リオ「ええ、いるわ」
    モモイ「会長!……コユキ!?」
    "リオ……コユキ…"
    「か、会長!なんかこう秘密兵器とかないんですか!?」
    リオ「秘密兵器なら、先ほど破壊されたでしょう。トキ、アバンギャルドくん、エイリ。全て突破され私は手札を全て失った…認めましょう、私の負けよ」
    "……"

    負けを宣言され、勝ったのがわかったのにゲーム開発部の人たちも暗い顔。その視線は先生の背で眠るエイリちゃんに向いていました。

    リオ「ここまで、来てしまった。何のために?」
    モモイ「当然でしょ!アリスを助けるためにだよ!」
    リオ「そのアリスが滅びを齎すとしても?」
    モモイ「アリスがそんなことしたがると思ってるの!?」
    リオ「本人の意思は関係ないわ。それは【そう作られてしまったもの】、あまり理論的ではない物言いだけど…運命とでも言うのかしら」
    "リオ、あなたの動機はなんとなくわかった。でもね"
    "命を諦めたら、必ず後悔に苛まれてしまうんだ。だから……誰も死ななくて良い方法を探そう?"

  • 581二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 01:18:18

    理想ではあるけど理想論でしかないとも言える…
    生存本能を押さえつけて自分の命を賭け金にするにはその理論では淡すぎるのも否定できないのがね……

  • 582黒崎コユキ◆PpuNVmvyfA24/10/13(日) 01:22:52

    チヒロ『アリスの居場所を発見。そこの──!?反応が近づいてる、まさか!?』
    ???「全ては遅かった?否定、間に合ったと表現するのが最も正確でしょう」
    リオ「エリドゥの制御が外れた!?そんな…!」

    急に電灯が切れたと思ったら、壁のモニター全部を使って真っ赤……よりはちょっと紫に近い感じの色の背景に白色で【divi:sion】と浮かんでいました。さらに、部屋に入ってきたアリスちゃんの目はいつもの青色じゃなくて……モニターと同じ赤紫だったんです。

    Chapter14-7
    寸前
    おわり

  • 583黒崎コユキ◆PpuNVmvyfA24/10/13(日) 01:24:45

    (流石に本来ゴールだったパヴァーヌ全カットだとアレなのでコユキ視点のパヴァーヌ2の回想が始まります)
    (この間ずっとエイリは先生に背負われてます、軽すぎるよと先生は内心思ってたそうな)

  • 584二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 01:27:40

    クイーンは殺したという事実が全てを空言にしてしまう

  • 585二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 01:40:46

    >>584

    クイーンは危険だからと排除に踏み切ったのにアリスは絶対に庇うのか、ただ自分達と親しいからなんて理由で、それに巻き込まれる無関係の人間の命を危険に晒してまで、なんて言われれれば否定できないし

    先生が論拠にしてる「後悔」なんてのも結局は命と比べたらあまりに軽すぎる

    この辺の詭弁は目が覚めたエイリが先生と会ったら突っ込むのかもしれないな…

  • 586二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 11:47:51

    保守

  • 587二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 21:29:34

    保守

  • 588二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 23:34:20

    また規制かかったな

  • 589黒崎コユキ◆PpuNVmvyfA24/10/14(月) 00:13:34

    モモイ「アリ、ス……?」

    ???「それはあなた達が王女に対する呼称……王女に名は不要、名は存在と目的を乱す」


    モモイちゃんの言葉にアリスちゃん的なものは冷酷に…というか無機質に言葉を返していました。


    ???「私の個体名は<Key>、王女を助ける無名の司祭が残した修行者であり王女が戴冠する玉座を繋ぐ【鍵】です」

    「なんにせよアリスちゃんを乗っ取ったよくわかんないやつなんですよね!はっちゃー!!」


    1番元気だった私は咄嗟にマリ=ガンをアリスちゃん的なものに放ちましたが、どこからともなく現れた白と赤の触手の生えた球体ロボに全て受け止められました。

    しかもそんなのが次から次へとわらわら湧いてくる始末。こういう時こそさっきのアビ・エシェフとかジェフティとかがほしいのに!って思いましたよ。


    リオ「まずい……!私の計算が間違っていた、裏目に出た…?どちらにしろ……全員!ここから離脱しなさい!」

    モモイ「何言ってるのさ!アリスを目の前にして…!」

    リオ「そのアリスに殺されるかもしれないから言っているの!私の選択がキヴォトスの滅びを招いたのならば……私の全てを以てその責任を果たす!」

    "リオ。その全てには、きっとリオの命も含まれているんだろうね"

    リオ「この後に及んで何を…?」

    "人の命は、繋いでより強くなることができる。リオは1人でできることよりも、たくさんあればできることは増える。リオには、頼っていい人がいるんだから"

    リオ「ここでそんな討論をして何の意味があるというの!?ここに複数残っても─」

    ユウカ『ノア、電源シャットアウト!』

    ノア『は〜い。』


    先生と会長の言い争いの間突然ユウカ先輩たちの声が聞こえて、ばちん!ってブレーカーの落ちる音が聞こえて真っ暗に…はならなかったんですけども。

  • 590黒崎コユキ◆PpuNVmvyfA24/10/14(月) 01:10:44

    ユウカ『コユキにエイリも……一体なんなのよこれ!』
    ノア『ユウカちゃんの不安は大正解だったみたいですね』
    「ユウカ先輩にノア先輩!?」
    "ナイスタイミングだよ、2人とも"
    ユウカ『会長!予算横領してこんな都市作るなんて!帰ったら説教ですからね!』
    「会長説教ですってー!」
    ユウカ『エイリとコユキもよ!そもそもなんでそこにいるのよ!』
    「囧うぁぁぁぁぁーーーなんでーー!!!」
    Key「リソース確保プロセスエラー、Divi:Sionをプロトコル実行者に集中……エラー。何故?モニターに表示」

    ピンク…というか赤紫色のモニターには、機能停止したはずのだっさいロボットとそれに乗ったエンジニア部が球体ロボを跳ね飛ばしながら爆走していました。
    ついでにタワーの入り口をC&Cに揃って並んで球体ロボを堰き止めていました。

    ???「リオのことですから何か起こると思っていたんですよ」

    きゅるきゅると音を立ててきたのがヒマリ先輩。
    エイミちゃんに助けられて急いできたとか。

    ヒマリ「このままではアリスはデータベースの深層に隔離され名もなき神々の王女となるでしょう。その前に助け出さなければなりません。その鍵は……あなたですよ」
    「……えっ?私ですか?」

    ヒマリ先輩に指名され、一斉に視線が集中して私は困惑するしかなかったんですよ。
    だって私、エイリちゃんについてきただけだったんですから。

    Chapter14-8
    心の鍵
    つづく

  • 591黒崎コユキ◆PpuNVmvyfA24/10/14(月) 01:13:05

    (1番大きいのはエイリがいたことじゃなくてコユキがいること説)
    (ちなみに今のところ1番難しいのは先生周りです、ただでさえ議論の余地ありまくりのパヴァーヌ2な上にクイーンが尾を引きすぎてしっちゃかめっちゃか)

  • 592二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 01:29:14

    まあ先生周りは感想スレで色々整理されてるからそのあたり見つつ着地点見計らっても良いかと
    先生だって絶対的に正しい存在でもないし大人でも間違うときゃ間違うんだからそういう視点で結論にしたって全然違和感ないし
    先生とは分かり合えないってなったとしてもビターではあってもバッドエンドにはならない方向にもできると思う
    大人の手から離れることは悪いことばかりじゃくて、ある意味「自立」っていう成長の証とも捉えられるし

  • 593二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 01:31:53

    コユキにかかれば銀行口座だろうがセミナーの機密ファイルだろうが関係ないのだ!
    終わったら反省室行きな

  • 594二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 01:42:05

    >>592

    誤字

    感想スレ×→(このスレの)感想のレス○


    ところでひょこっと出て来たヒマリだけどエイリがリオに賛同したり盛大に爆破されたりしたのはどう見てるんだろうか

    その辺は次回明かされたり?

  • 595二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 09:45:53

    保守

  • 596二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 13:10:41

    コユキからしたらついてきただけのはずが重大な役割を任せられることになるのか

  • 597二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 19:45:49

    ここでコユキか

  • 598黒崎コユキ◆PpuNVmvyfA24/10/14(月) 23:35:59

    ヒマリ「アリスは知っての通り機械でもあります。その精神世界とは電脳空間に限りなく近いものとなるでしょう。アリスの心を解きほぐすには先生とゲーム開発部しかありませんが、そのためにはまず心までを開く必要があります。」
    「え、つまり…わたしにアリスちゃんをハッキングしろって言ってます!?」
    ヒマリ「はい♪私でも同じことはまぁできる自信はありますが時間がかかるでしょう。別に中身を書き換えろだなんて言いません。開くだけでいいんです。あなたがよくやっていたパスワード開けと要領は同じですよ」
    「いや、いやいやいや!?PCのパスワードとは訳が違うでしょう!?いやリオ会長も仕方なしか…みたいな顔しないでくださいよ!囧なんでこんなことにいいいい!」

    そんな言い訳や嘆きも他所に私はゲーム開発部の手であれやこれやとダイブ装置に叩き込まれまして、アリスちゃんの精神世界とやらにゲーム開発部ごとぶち込まれることになったんです。
    精神世界……という割にはなんかミレニアムを少し探せばありそうな廃墟の街でした。あんな勇者勇者言ってた割に内心は割と冷めていたんでしょうか。

    モモイ「アリス…!」
    ミドリ「アリスちゃん!迎えにきたよ!」
    ユズ「帰ろう、アリスちゃん」
    "アリス。"
    「すごい私がいるの場違い感あるんですけど」
    アリス「アリスは、アリス、は……」
    ???「王女よ、あなたが見てきた光景を忘れましたか?」

    こつこつと足跡を立てて、赤い目をしたアリスちゃん……確かKEYって言ってたやつがすっと現れまして。その時ですよ。なんか変な感じだったんです。何がと言われると説明難しいんですけどね

  • 599黒崎コユキ◆PpuNVmvyfA24/10/15(火) 00:46:02

    Key「エリドゥの監査データから得られたこの場に足を踏み入れるまでのあなたたちの戦いの記録。争い傷ついた光景を王女は覚えている。その理由も、王者はすでにご存知のはず」

    Keyの言葉に促されるようにアリスちゃんは涙を流して帰れないと告げました。
    それは自分が原因で発生した出来事に対する罪悪感からくるもので、また傷つくようなことが起きるのを恐れているものでした。
    それに対するゲーム開発部の反応は、それこそ思い出。アリスちゃんが来てからの日常…そして、モモイちゃんが言っていた「自分のなりたいものは自分で選んでいい」という言葉。
    エイリちゃんは、自分でその道(Alien)を選んだのでしょうか。そんなことをわたしは思っちゃいました。
    ゲーム開発部の説得に心を動かされアリスちゃんは【勇者】になりたいと宣言しました。
    なんだ、結局私の出番無しかぁ。と思った瞬間。
    赤い半透明の壁が私達を囲みました。しかもなんか、収縮してる。

    Key「理解不能……!王女よ、使命を裏切るのですか」
    モモイ「うわっ、なにこれ!?」
    Key「王女は勇者ではありません、異物は排除しなければならない……!」
    ミドリ「どっどうしよう!?このままじゃ…」
    「ファイアーウォール……なら」
    "コユキ…?"

    迫る赤い壁。その中にある違和感のある一点。そこに指をそっと突き入れて、裂くように動かす。
    すると、簡単に赤い壁は開き四散したんです。これにはKeyもびっくり!って感じで

  • 600黒崎コユキ◆PpuNVmvyfA24/10/15(火) 01:36:41

    Key「これは……!?」
    モモイ「なにこれ!?」
    「なんかよくわかりませんけど、多分ハッキングです!?」
    "なんでコユキ本人が自信なさげなの!?"
    「だって実際なんでこうなってるのかよくわかんないんですもん!」

    後から管制してたらしいヒマリ先輩曰く、私の特異的なハッキングによるものらしいですよ?
    インターフェースさえあればあらゆるロックを解除できる私は、アリスちゃんの中という電脳空間における最強の侵略者となる……とかなんとか。
    なんか褒められてる気がしないんですよね……

    ユズ「あれ……光の剣!」

    ユズちゃんが指差した先にはアリスちゃんが持ってた銃、スーパーノヴァが。
    一斉に走り出し、戦闘の私が張り巡らされる赤い壁を次々と破って行く。
    そうして辿り着いた先で埋められていたスーパーノヴァを握り引き抜くと、そこから光が溢れて前が見えなくなって──

    気づいたら、現実に戻ってきていました。

    Chapter14-8
    心の鍵、ひらけゆき
    おわり

  • 601黒崎コユキ◆PpuNVmvyfA24/10/15(火) 01:37:51

    (コユキは電子戦最強、ただし侵攻側に限る)
    (該当箇所見てたらKEYが空気だったので妨害してしまいます)
    (だから、コユキを連れてくる必要があったんですね(後付け))

  • 602二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 02:04:27

    一先ずアリスの救出は成功したね
    じゃあエイリとお話しようか、最悪生徒から外れかねないので気をつけてね!()

  • 603二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 02:31:48

    待て慌てるな、その前にアリス周りの後処理だ
    まーこんな大規模ハッキングからの兵器軍団操作なんてトンデモ能力披露した上で電子機器まみれのミレニアムに野放しにはしないとは思うけど…と言いたいところなんだけど本編だとこうだったんだよね…
    特に対策無しの場合は…狩人出陣かもしれないですね…

  • 604二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 09:44:38

    保守

  • 605二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 15:53:38

    保守

  • 606甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/15(火) 23:37:52

    コユキ「まぁそんなこんなで私の活躍もあってみんな助かったわけですよ!」

    ……会長は?

    コユキ「あー……」

    ユウカ「行方不明よ。セミナーの全権を私に任せるって書類と退学届、それと口座情報だけ残してね」

    コユキ「退学届だけ置いていなくなるってまるで誰か見たいですn囧いだだだだだだだだだーーー!」

    ユウカ「茶化さないの!」


    コユキちゃんの説明を聞き流してる、というわけじゃないけどどこか遠く聞こえている自分がいました。

    ジェフティを失ったからか、それとも……何にせよ、自分の中にぽっかりと穴が空いたようなそんな感じがしていたんです。


    でも、アリスさんは大丈夫なのですか?また暴走の危険があるんじゃ……

    ユウカ「アリスちゃんならdice1d4=1 (1)

    1.エンジニア部とヴェリタス(とコユキ)が協力してアリスちゃんの中に強力なロックをかけたの

    2.リオ会長が残したデータを元にとりあえず外側も内側も全部精密検査中。そもそも再発するかどうかもわからないしね

    3.C&Cが定期的に様子見に行ってるわ。再発防止らしいことは今の所できていないけど…

    4.もうゲーム開発部に戻ったわよ?

  • 607二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 00:10:33

    口調は元に戻ってるけど……むしろヒトからは離れてる?そんな印象を受けるなこのエイリ…

  • 608二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 00:34:18

    現状これ以上ない対策だけど…さてエイリの納得の度合いはいかほどか

  • 609二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 00:36:00

    アリスは心配ないかな?
    ところでエイリの自己脅威度認識ってどうなってるんでしょうね~

  • 610甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/16(水) 00:49:05

    ロック?

    ユウカ「ヒマリ部長とアリスちゃん本人の意見もあってね。コユキならアリスちゃんの中のセキュリティを解除して暴走しないようにできるんじゃないか、って」

    コユキちゃんそんなことできたんだ……

    コユキ「セキュリティ突破までですけどねー」

    ……

    コユキ「エイリちゃん?どうしたんです?」

    いや……なんでもない、ってわけじゃないんだけど……

    ごめん、自分でもよくわからないの。


    コユキちゃんの心配そうな顔。少し前なら見たら少しぐらい胸が痛むような思いをしていたはずなのに今は何も感じない。

    というよりは…より大きな痛みでかき消されているように思えた。

    エイリのメンタルダメージdice1d60=22 (22) +50

  • 611甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/16(水) 01:22:43

    ユウカ「それで、エイリとコユキの留学についてなんだけど……一応その辺りを決める権限は私にあるわけで。」
    コユキ「えー、アビドス留学終わりですか?」
    ユウカ「馴染みすぎでしょ……小鳥遊委員長との打ち合わせも必要だから昨日今日って話じゃないってことだけは伝えておくわ。……あんまり、気にしすぎないでね?」

    ユウカ先輩が戻り、2人残された保健室。
    コユキちゃんに心配そうに見つめられ、わたしはできる限り言語化しようと内心を吐露しようとしました。

    わたしは、簡単に死んでやるつもりはないってつもりでリオ会長に協力した。生き残ったものが勝ち、わたしたちは生き残るんだって。その一心のつもりだった。
    ジェフティが爆破されて、意識が朦朧として。まだ死んでない、まだ生きているから、まだ戦える。そう思ってたんだけど……
    ジェフティのないわたしは貧弱で、あっさり倒されて。痛みと熱さの中に意識が消えていって、これが死ぬって感覚なのかななんて思ってたよ。
    わたしは、死(負け)すら得られなかったんだ
    コユキ「……」
    ……自分でも何言ってるかわからないや。

    コユキちゃんは、今にも泣きそうな顔をしていて、わたしにぎゅって抱きつく。
    すぐに啜り泣くような音すら聞こえた。なのに、わたしは……そんな資格すらないなんて冷めた考えが最初に出ていた。
    負けて死んだのに生きている。その矛盾がいまのわたしなんだろうな。コユキちゃんの頭を撫でるとうぅーってコユキちゃんの鳴き声が聞こえる。少しだけ、面白かった。

    Chapter14-9
    いまのわたし
    おわり

  • 612甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/16(水) 01:24:42

    (エイリはパヴァーヌ、エデン、カルバノグにちょこちょこいるのに解決シーンというか感動的シーンのどれにも居合わせていないのびっくりだと思う)
    (現在のエイリの武装はブレード一本で銃もないので多分全裸徘徊者より珍しい)

  • 613二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 01:28:16

    あーこれもうダメかもしれない……本能レベルで生き死にが基準になってる
    外からそんなことないなんて言ったって届かないだろうな……

  • 614二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 01:29:01

    武器を手にすればまた戻ってしまうだろうし、かといってこのままではアイデンティティが…
    エイリのなりたい自分ってなんなんだろうな

  • 615二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 01:33:56

    >>614

    今のエイリ神秘というか本能の融合率進んでて思考も心もほとんど狩人のそれになってるし…んでもって狩人曰く種の繁栄が目標らしいし…


    あれこれ今の状態で変になりたい自分云々で行くと「とりあえず子供産むか」とかなるのでは…?

  • 616二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 02:03:35

    先生とゲーム部とエンジニア部とヴェリタスはどう思ってるのかなエイリのこと
    ユウカの反応見るに殺す側についていたことは有耶無耶にしてるというか触れようとしないように見えるけど
    そんな風に避けてるようじゃエイリのことはずっと理解できないままになりそうだ

  • 617二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 03:07:18

    これ要するにエイリ視点だと「殺されたと思った」って事なんだよね
    ……ウタハとか先生とかモモイが知ったらどう思うんだろ

  • 618二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 12:10:16

    それにしてもパヴァーヌ編はエイリのダイスが渋めというか活躍の機会に恵まれないのが多かったな…
    爆破回避失敗に起床タイミングにアリスのその後に…

  • 619二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 12:28:06

    コユキから見たらあんな爆破されてただでさえ心配してたところにエイリが最早生きるか死ぬかでしか考えられてないってことを突きつけられた様なものなんだよねこれ…
    エイリの変化をずっと嫌がってたというか不安に思ってたコユキからしたら一番辛いだろうな……

  • 620二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 12:53:26

    最悪シロコ*テラーみたいにエイリ:アナザーとか来るかも知れない

  • 621二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 21:23:46

    保守

  • 622二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 22:19:40

    >>617

    「(負けたなら)自分は死ぬべきだった」と言っているようなものとも言える

    うーんお辛い

  • 623二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 23:28:58

    今までエイリ一番深く関わったのってカルバノグ1章かな
    途中から最後までずっと関わっていたし
    まあ関わっていたのは狩人ではあるけど

  • 624甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/16(水) 23:41:45

    コユキちゃんとともにわたしはミレニアム校舎屋上にいた。

    昔は、ここにコユキちゃんと来た時にあまりの高さに脚がすくんで2人して動けなくなってユウカ先輩に保護されたことを覚えている。

    なのに……縁にたったところでぴくりとも心は動かなかった、恐怖を感じる機能が失われたみたいに。

    このまま落ちたところでああ、そうなるだけかと思うだけかもしれない。


    コユキ「エイリちゃん…?」

    どうしようね、これから。

    わたしたち、リオ会長に協力したこととか何も言われなかったし

    コユキ「……」

    ジェフティも無くなったし……

    コユキ「エイリちゃんの価値がジェフティにしかないなんてこと、ないですよ」

    ……


    来る人dice1d5=1 (1)

    1.モモイ

    2.ウタハ

    3.ネル

    4.トキ

    5.誰も来ない

  • 625甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/17(木) 00:33:55

    モモイ「あ、いた!」

    2人して屋上の淵に座っていると後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。
    振り向くとそこにいるのは才羽さんと、アリスさん。言葉からしてわたしたちを探していたのでしょうか

    ……
    コユキ「あ、モモイちゃん」
    モモイ「エイリ……その、大丈夫だった?」
    私の怪我はもう治っています。
    ……リオ会長に加担したわたしが言えたことではありませんが、無事で何よりです
    アリス「はい、アリスはまた勇者を目指すことができます!」

    アリスさんはやや戸惑いながらもまた笑顔を浮かべた。
    勇者。アリスさんはよく勇者になりたいと言っているそうですが……わたしは、どうなんだろう?あるいはコユキちゃんは?

    わたしたちは、少ししたらまたアビドスへ戻ります。留学はいつまで続くかは……ユウカ先輩と小鳥遊さん次第でしょうか
    モモイ「よくミレニアムに来てるしあんま留学感なかったけどねー?」
    ジェフティの整備のためでしたからね。
    それももうないので
    モモイ「あ、あー……ごめん」
    いえ、ただの負け犬の遠吠えと思ってくれれば
    モモイ「思いにくいよ!?」
    コユキ(ツッコミ役押し付けられてよかった……)

  • 626甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/17(木) 01:17:21

    そういえば才羽さんたちは、ゲーム開発部はいいのですか?
    モモイ「あ、ミドリたちに何も言ってないや」
    アリス「!?ミドリは怒ったら怖いです!」
    モモイ「確かに!じ、じゃあね!また遊びにきてねー!」

    ばたばたと慌ただしく現れ慌ただしくさっていった2人。
    命をやりとりしたというつもりすらなかったのでしょう。その気だったのはわたしだけか。
    ……わたしは、何がしたいんだろう。誰に何を聞けばいいのだろう。
    考えないようにしても頭に靄が沸いてくる。振り払うように顔を振り、わたしも立ち上がった。

    帰りましょうか、アビドスに
    コユキ「……あ!!!ジェフティ壊れちゃったから飛んで帰れないじゃないですか!?」
    歩きと電車だね
    コユキ「囧そんなーー!!」
    いいものだよ、電車旅も

    スマホで小鳥遊さんに連絡だけして帰路に着きます。
    もはや役に立たないわたしがアビドスに受け入れられるかも怪しいところですが……その時はその時と考えましょう。
    コユキちゃんと手を繋ぎ、やや高い体温に振り回されつつ屋上を後にしました。

    Chapter14-10
    ともだち
    おわり

  • 627甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/17(木) 01:18:12

    (実際エイリの後継武器どうしよう)
    (適当に厄ネタ含めたダイス振ろうかな)

  • 628二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 01:23:42

    やっぱり温度差違いすぎるんだよな…
    最初から最後まで「命がかかってる」と思ってたのはエイリとリオだけっていう

    あるいはあえてそういうふうに振る舞ってるのかな?
    先生陣営のみんなで話して殺し合いなんかしてない、エイリは「友達を殺しかけた人」なんかじゃないってことにしてうやむやにするために…みたいな
    ある意味で逃避みたいな感じだけど

  • 629二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 02:13:20

    先生やウタハやモモイの時点も気になるな
    全てが終わった今エイリのことをどう思ってるのか

  • 630二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 03:35:47

    本人昏睡中に先生とモモイ達でエイリ会議とかしてそう

  • 631二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 03:36:07

    ジェフティの代わりといえばコイツしか居ない
    丁度同じ由来の存在がせめて来るし()

  • 632二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 09:51:25

    ほしゅ

  • 633二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 16:30:49

    保守

  • 634二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 16:33:57

    >>628

    ユウカもそうだったけどリオに加担したことについてはかなり意識的に避けながらエイリに接してる様に見えるんだよね

  • 635二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 22:09:51

    保守

  • 636スレ主◆PpuNVmvyfA24/10/17(木) 23:54:38

    (申し訳ありません、体調の不良により投下できませんでした…。)

  • 637二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 04:04:55

    おだいじに

  • 638二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 11:41:17

    快癒祈願

  • 639スレ主◆PpuNVmvyfA24/10/18(金) 11:54:38

    (セルフ保守ついでに新武器の出処)

    (見た目は>>631ですが細かい性能や名前が変わったり変わらなかったりします)


    dice1d5=4 (4)

    1.ウタハ製(厄なし)

    2.リオ製(厄なし)

    3.クイーン製(厄なくはない)

    4.廃墟から発掘(やばい)

    5.砂漠から出土(とてもやばい)

  • 640スレ主◆PpuNVmvyfA24/10/18(金) 12:02:47

    (ダイス振ってから気づいたけど廃墟から出てきたってこれアリスみたいな危険物体では?)
    (まぁいいかぁ!よろしくなぁ!)

  • 641二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 12:50:39

    1と2はロマンの詰まった普通の兵器、百歩譲って3もどうせデッドコピーだからいいよ
    4は神を殺すなら神理論で死の神を機械的に再現したヤバい兵器でしょこれ
    5はシロコ

  • 642二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 17:19:52

    ヤバかろうが厄かろうがモモイがアリスを連れ出したって前例がある以上文句言える奴なんておらんからへーきへーき

  • 643甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/18(金) 23:31:34

    いつもの飛行とは違い電車でアビドスに帰ったわたしは(ミレニアムの機密になりそうなことを伏せつつ)ある程度の経緯を小鳥遊さん……いえ、対策委員会全員に伝えました。

    黒見さんは「今はアビドスなのにミレニアムのゴタゴタにつき合わせるってなんなのよ!」憤慨してますし奥空さんにも「そんな危ないことなら出かけるなんて軽く伝えないでよ!」って怒られました。

    そんな中、小鳥遊さんだけ妙に訝しんだ目でわたしを見ていたのを覚えています。

    公民館に帰ると、使い道がなくなったジェフティの充電スタンドが置かれていて片付けないとな、と思いつつも私自身哀愁を感じていました。

    軽くコユキちゃんと食事を摂ってから少しぶりのベッドに寝転がる。

    何もする気も起きないしこのまま意識を手放せないかとぼーっとしていたらドアの開く音とともにコユキちゃんがベッドに潜り込むのが見えた。


    ……どうしたの?

    コユキ「なんでもないでーす」


    なんでもあるのは見ればわかるのだけど……そこを深掘りするのも億劫で……コユキちゃんに腕を掴まれながら目を閉じて意識を投げ捨てた。

    夢dice1d4=4 (4)

    1.ない

    2.ない

    3.遠い血族の記憶

    4.古き呼び声

  • 644甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/18(金) 23:32:27

    (この遺物自分から動き出しやがった)

  • 645甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/19(土) 00:35:15

    視界の一切ない闇の中。
    声とも取れない音、耳鳴りとも言えない不思議な音がずっと聞こえていました。
    夢の中で目を開くというのも変な話ですが、そうするとわたしは慣れた機械に体を包まれていました。これは、ジェフティ?

    レーダーには多数の反応と共に警告音が流れる。手にはブレード……いやブレードじゃ無い?
    ブレードというにはなんとなく長く感じる。どちらかといえば剣というよりは薙刀に近いような。
    でも、要領としてはブレードと同じだろうも感じ、レーダーに映った反応、やや人型に近い靄のようなもの?をブレードで払うと思っていたより実体があるようでどむっという感じに殴った感触が手に伝わった。
    尻尾でぐるぐる巻きにして肩部に着いた3対6枚のパーツが外れて自律駆動し、主に突進して靄を攻撃していく。

    何体か倒したと思ったところで靄は一斉に逃げていきレーダーからも反応がなくなる。
    息を吐いてあたりを見渡すと、倒したはずの靄が人の姿になり、倒れていた。

    「……ひと、ごろ…し」

    そんな声が、聞こえた気がした。

  • 646甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/19(土) 01:09:47

    目を覚ますと、早朝の光がカーテン越しに部屋に差していました。
    爆睡してるコユキちゃんを起こさないようにベッドを出て外を見る、サンクトゥムタワーから伸びる光とともに一日が始まると感じる。
    これからどうしようとか、バイトしばらく行けないなとか、会計仕事任せてくれるかなぁとか不安はありながら、わたしは日々を過ごすしか無い。
    カーテンを開いて砂漠の日差しをコユキちゃんに注ぐと「あぁぁぁー」と溶けるような声と共に起きてきた。
    戻ってきた日常はひどく淡白に思えたけど、これがいまのわたしにふさわしいんだと、自分で無理やり納得しようとしていた。

    声のような微かな音は、まだ聞こえ続けていた。

    Chapter14
    孤独と終焉と光のロマン
    おわり

  • 647甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/19(土) 01:10:26

    (もう新武器編始まるじゃん!)
    (パヴァーヌ2章がゴールとはなんだったのか)

  • 648二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 01:59:55

    ダイスの導きですよ…
    二体のアヌビスが出番を待っている

  • 649二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 10:19:36

    お疲れ

  • 650二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 16:02:47

    実質エイリ編にしても良いかもしれない

  • 651スレ主◆PpuNVmvyfA24/10/19(土) 17:04:54

    (最終章に見せかけた前日譚は異星の来訪者編のことではなくパヴァーヌ2章のことだった……?)

  • 652二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 21:23:32

    こっから新武器編でそのあとアビドスでの日常挟んで最終編かな?

  • 653甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/19(土) 23:32:11

    あれから耳鳴り……というか声がし続けている。

    わたしを呼んでいるような、そんな感じの声。

    コユキちゃんからも病院とか行ったほうがいいんじゃ無いかとか言われたけど幻聴が聞こえるなんて言われてどうしろというのか。

    そんな考えで結局放置してわたしはアビドスの暮らしを送っていました。

    ジェフティがなくなったことで戦闘能力と飛行能力を失いできることの幅がほぼ無いに等しくなった。結果ちょっとした力仕事と経理作業ぐらいしかできなくなってしまったのでそれでなんとかバイトを送ることになったのだけど……


    dice1d4=2 (2)

    1.ウタハ先輩からの通信

    2.謎の荷物

    3.日に日に強くなって行く声に釣られる

    4.降ってきた

  • 654二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 23:49:51

    そういえばアリスの一件以来モモイアリスユウカ以外とは話してないのか

  • 655甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/20(日) 00:12:29

    突然、公民館に突然の荷物が届いた。送り元は……書かれていない。

    ただわたしより大きなその荷物の箱は明らかに異常だと雰囲気を醸し出していました。


    コユキ「……なんですかこれ」

    さぁ……

    コユキ「開けるんですか?」

    どうしよう。

    コユキ「とりあえず誰か呼びましょ?中身が危険だったら私だけだと無理ですよ?」

    だよね……


    呼んだのdice2d5=1 1 (2)

    1.ホシノ

    2.ノノミ

    3.シロコ

    4.セリカ

    5.アヤネ

  • 656甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/20(日) 00:48:26

    ホシノ「うへっ……でかくない?」
    ノノミ「トラックとかで運んだのでしょうか?」

    呼んで来れたのは小鳥遊さんと十六夜さん。
    何かあった時の安全としてはこれで問題ないだろうとして、梱包に手をつけます。

    ホシノ「え、開けるの!?」
    何かあったときのためにお二人を呼んだので
    ホシノ「いやー、おじさんがやるよ。体丈夫だからさ」
    コユキ「そういう問題……?」
    ホシノ「別に爆弾とかでも私には聞かないし……っと」

    梱包の箱に入っていたのは、直立するロボット……のようなもの。
    ただ、どこか面影がジェフティに似ているような…そんな感じがしました。
    思わず手を触れてみると、目がぎゅぴぃん!といった具合に光り機械音声が流れました。

    『認証登録を受諾』
    『登録条件を達成した対象を所有者として登録』
    えっ、え!?
    コユキ「エイリちゃん!」

    引き摺り込まれる。そう思った直後にはもうわたしは取り込まれるように目の前のアーマーを装着させられていた。
    視界がクリアになる頃には、着慣れた感覚のする……ジェフティと同じ感触がしていた。

    ホシノ「エイリちゃん!無事!?」
    はい。無事です。これは……
    コユキ「ジェフティ……とはなんか違いますよね?」
    ウタハ先輩が送ったなら送り元がないとかはないだろうし……
    ノノミ「エイリちゃん復活ですね⭐︎」
    そう、なんでしょうか……?

  • 657甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/20(日) 01:08:07

    ……ANUB-1S?
    コユキ「あぬぶ……?」
    画面に表示されてる……この機械の型式番号かな
    ホシノ「めんどいしジェフティ2とかでいいんじゃないかなー」
    ノノミ「ジェフティつよつよ改修型とか⭐︎」
    ……アヌビス?
    ホシノ「!?……どうしたの?」
    いや、その……1をIにみたてればそう読めるかなって
    ホシノ「い、いやー。すごい名前だねぇ、まるでその機械が主張してるみたいじゃ無い?」
    ノノミ「そう考えるとなんだか可愛いですね♡」

    アヌビスの表示が消えた……なんだか、そう呼ばれるのを気に入ったみたい。
    戦えるの?また?死んだはずのわたしが?
    ぎゅっと拳を握り、そう感じました。
    ……あれ?これどうやって脱ぐの?

    あいつは郵便でやってきた
    おわり

  • 658甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/20(日) 01:16:15

    おまけ
    それぞれでの名称
    ウタハ製:アヌビス(やっぱ煽ってない?)
    リオ製:ビリトゥム(メソポタミア神話における死神)
    クイーン製:安価とかダイスで決めるつもりだった
    廃墟産:ANUB-1S
    砂漠の出土品:ヘルマニビス(ヘルメスとアヌビスの習合)

  • 659二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 02:37:17

    郵送されてくるのは草

  • 660二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 07:15:35

    廃墟製だから1Sか……

    あと耳鳴り放置は救護案件

  • 661二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 09:49:17

    このレスは削除されています

  • 662二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 09:51:33

    どんな感じの装備なんだろうな

  • 663二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 15:07:25

    保守

  • 664二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 16:38:25

    話変わるけどリオと先生の会話とかどうなったんだろう
    結局当たり障りないというか「死んだら元も子もないだろ」で終わりそうなことぐらいしかいえてなかったし
    あとエイリと会ってない組の心境とかも気になるところ

  • 665二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 22:30:42

    アヌビスの音声はただのOSなのか補助AIなのか
    補助AIだった場合ケイもどきでエイリを名も無き神々の王女の従者にしようとして来ない?

  • 666甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/20(日) 23:28:36

    『所有者のパーソナルデータ解析、待機モード設定』

    えっ

    『待機コードを設定してください』

    り、リリース……

    『待機コード設定完了』


    ばしゅんっと気圧の音ともにアヌビスのなかから弾き出される。

    小鳥遊さんに受け止められ、背後を向くとそこにはdice1d4=1 (1) となったアヌビスの姿があった。

    1.巨大な箱

    2.腕輪

    3.ハンドガン

    4.フィギュアサイズ

  • 667甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/20(日) 23:57:42

    ……えぇ

    ノノミ「おっきな箱を背負ってこそエイリちゃんなんですね⭐︎」

    コユキ「あ、なんとなくわかります!」

    ホシノ「割と乗り心地いいんだよね〜」

    あれっわたし以外納得してる


    どこか複雑な気分ながら箱型になったアヌビスを背負ってみる。ジェフティより少し重い、けど特に持ち運びに問題はなさそうだ。

    ……もしかして、わたしの頭の中のジェフティを解析した?

    まさかぁ。

    突然の謎の物体という棚ぼたではあるけども一応戦力にはなれそうだ。

    謎の物体という時点で怪しいけど……

    dice1d4=4 (4)

    1.バイト

    2.早速ミレニアムへ

    3.クイーンから呼び出し

    4.アヌビスに妙な反応を示すシロコ

  • 668甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/21(月) 00:35:34

    おはようございます
    コユキ「ございまーす」
    ホシノ「おはよー」
    ノノミ「ございまーす⭐︎」
    シロコ「ん、おはよ……ジェフティ直ったの?」
    いえ、これは……アヌビス。なんだかよくわからないけど届きました
    シロコ「アヌビス……変な感じ。」
    当て読みではあるので……
    シロコ「戦えるの?じゃあちょっとやろう」
    えっあのっ

    やる気満々の砂狼さんに連れられて校庭に出ると砂狼さんはもう銃とドローンを用意してやる気満々なのを見せています。
    わたしもアヌビスの機能を知りたいというのもあり起動。ジェフティと同じ手順で起動すると思いきや急に背後に引き込まれるような感覚と共に視界が暗転、次の瞬間アヌビスの中にいました。

    シロコ「ん……なんか、それを見てるとざわざわする」
    そうですか?
    シロコ「わからない……とにかく、やろう」
    はい。

    ブレードを出そうとしたら反応がない。
    ……あれ?これ武装ないの?
    そう思った途端ブレードというには大きな……薙刀と言えるようなサイズの棒が出現しました。わたし別にそういう心得があるわけじゃ無いんだけどなぁ。とりあえず、やってみよう。

    アヌビスとアヌビス?
    つづく

  • 669甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/21(月) 00:43:49

    おまけ


    アヌビス……この声は

    『dice1d4=2 (2)

    1.使用者に対して設定された自動音声です

    2.音声案内が内蔵されています

    3.おはようございます。独立型戦闘支援AI、Delphiです

    4.3+KEY的なのもある

  • 670甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/21(月) 00:51:13

    『ヘルプが必要な場合、音声による入力を行ってください』
    ……この機体はなんなの?
    『エラー、情報がロックされています』
    どうしてわたしに起動されたの?
    『忘れられた神々に連らない存在にのみ起動できます』
    ……忘れられた神々って何?
    『エラー、情報がロックされています』
    ????

    おまけ
    アヌビスのこと 1
    おわり

  • 671甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/21(月) 00:51:32

    (やっぱりAIはついてくれない)

  • 672二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 01:45:09

    ダイスが綺麗にミレニアムとの接触を避けてるのが面白い
    爆発させて以降離せてないとなるとウタハとかは気に病んでそうだ

  • 673二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 03:24:51

    でかシロコが来たらちびシロコと三人で真のアヌビスは誰か決めないと

  • 674二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 12:26:04

    ジェフティに変わる機体が手に入ったけどウタハ視点だとある意味NTRなのでは?
    ウタハの事だし「あんなことをしておいてどの面下げて」みたいなこと思いつつ二機目作ってそうだけどアヌビスに入ってるエイリを見たら脳が破壊された顔で「あはは…あはは…」って乾いた笑いを漏らしたり?

  • 675二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 18:30:17

    ウタハは知ったら慌てて調べに来るんじゃないかな
    差出人も出どころも不明なジェフティ級のパワードスーツとか何仕込まれてるか分かったもんじゃない

  • 676甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/21(月) 23:39:34

    ……行きます。アヌビス戦闘モード起動!

    『戦闘モード起動、各ウェポンオンライン』

    シロコ「……ん!」

    『ゼロシフト』であっ!


    砂狼さんとの一戦、薙刀を構えたわたしが一歩進もうとした瞬間既に砂狼さんの一歩後ろにいた。

    振り向きざまに薙ぎ払うと銃で受け止められるが力の差もありそのまま吹き飛ぶ。

    体勢を立て直して壁に着地する砂狼さんの真横には既にわたしの姿があり背を押すように砂狼さんを叩き落とした。

    わたしがいた場所を見ていた砂狼さんは抵抗もなくお腹から地面に落ちた。目を白黒させている。


    シロコ「それも……できるの?ゼロシフト、だっけ」

    みたいです。使い心地がジェフティと全く同じ……なんなんでしょう、これ

    シロコ「もう一回」

    は、はい。


    その後、何回か模擬戦を行いましたがdice1d2=2 (2) という結果でした。

    1.ゼロシフトに翻弄され続けエイリ勝利

    2.ゼロシフトする前に銃撃で邪魔され続けシロコ勝利

  • 677甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/22(火) 00:07:12

    コユキ「大丈夫ですか?」

    な、なんとか……

    ホシノ「やっぱり戦闘は苦手なんだねー」

    装備頼りなもので…

    シロコ「ん…平気?」


    アヌビスから出てきてぐったりしているわたしと様子を見にきた小鳥遊さんとコユキちゃんのところに少し汗ばんだ砂狼さんが声をかけてきた。

    dice1d10=6 (6) +2回模擬戦を行い疲労困憊のわたしに対して砂狼さんはまだまだ行ける様子。体力の絶対的な差を感じられました。


    シロコ「エイリ、聞きたいことがある」

    はい…?

    シロコ「薙刀以外に武器ないの?」

    それが……まだ確認してなくて

    シロコ「ん、自分の武器はちゃんと確認するべき」

    あぁぁぁあぁー……


    頬をむにむにと揉まれる。ちょっと楽しそうなのもありイマイチ抵抗できない。

    暫く揉んで満足したのか放されたところで再度アヌビスに乗り込んで、音声案内に声をかけました。

  • 678甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/22(火) 00:46:57

    アヌビス。えーと……武装リストを表示

    『全武装リストを表示します。』

    『Rod dice1d1=1 (1)

    『Wisp dice1d2=2 (2)

    『Cannon dice1d2=2 (2)

    『Shield dice1d2=2 (2) (Wispが使用不可の場合強制使用不可』

    『Armed Wisp dice1d2=2 (2)

    『Hound dice1d2=2 (2)

    『Whistle dice1d2=2 (2)

    『ZERO Shift dice1d1=1 (1)

    1.OK

    2.ERROR


    声をかけるとずらっと文字列が並ぶ。

    おそらくこの1行1行が武装なのでしょう。知らない名前がほとんどですが……知ってるのゼロシフトぐらいでは?本当にジェフティとは似てはなるものなんだということが身に沁みてわかりました。

  • 679二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 00:49:57

    ほとんど使えなくて草
    何かしらアンロックするイベントが必要そうですね…

  • 680甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/22(火) 00:53:48

    ……ロッドってあの薙刀?それとゼロシフトしかないの?
    アヌビス、エラーの対処法はないの?
    『エラー、情報がありません』
    どうしろと……

    仕方なくアヌビスから降りて現状説明すると、やはりミレニアムに行くしか無いんじゃ無いかと小鳥遊さんからの提案を受け恥ずかしながら出戻りすることになってしまいました、しかもなにやらミレニアムに用があるとのことで小鳥遊さん同伴で。
    やばい、すごく私不幸になりました面して皆さんに別れ告げてきたのにすごく気まずいことになる。
    小鳥遊さんに箱に乗られ急かされるとわたしは渋々とアヌビスに乗り込んでミレニアムに向かいました。

    アヌビスとアヌビス?
    おわり

  • 681甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/22(火) 00:55:23

    (多分このアヌビス初期ジェフティより弱いと思うんですけど、背中のでかい板がただの飾りになってる……)
    (相変わらず戦闘に弱いエイリ)

  • 682二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 01:38:31

    多分エイリはもう追い詰められるか命のやり取りだと思わない限り本気出ない説もあるかも

    次回会う人によってはモモイアリスユウカ以外だったら事件以来初顔合わせかな?屋上でモモアリと会ってからアビドスに直帰だし

  • 683二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 03:32:59

    使えるようになったらぶっ壊れるから!

  • 684二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 08:19:36

    ゼロシフトあるなら近づいて殴るができるし……銃なんていらないし……

  • 685二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 12:35:22

    保守

  • 686二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 19:57:24

    武器がブレードしかないんじゃゼロシフトのアドバンテージを生かないんよな
    やっぱり飛び道具は欲しいところ

  • 687二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 20:27:15

    アヌビスの方がゼノモーフに似てる
    あとジェフティはメタトロン汚染なかったけどこっちは遺物だし可能性あるよね

  • 688甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/22(火) 23:23:25

    まさか、数日でまた戻ってくることになるとは……

    ホシノ「人生そんなもんだよー」

    小鳥遊さんは揺れ大丈夫ですか?操作感は同じとはいえ乗り心地まで同じとは限りませんが

    ホシノ「あーだいじょぶだいじょぶ、なんならこの板のおかげで安心安心ー」

    な、ならいいですけども……もうすぐ着きますよ。


    ミレニアムに到着したわたしたちは、案の定周囲から視線が刺さるのを感じました。

    原因はまず間違いなくアヌビスでしょう。わたしたちは急いでアヌビスから降りて変形、いそいそとエンジニア部へ向かいます。

    ただ小鳥遊さんが用があるのはセミナーのようで、途中で別れてしまいましたが。


    し、失礼しまーす……


    おそるおそるとエンジニア部室に入ると、いつものようにウタハ先輩が作業しているのが見えました。

    ウタハのテンションdice1d100=20 (20)

  • 689甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/22(火) 23:55:24

    ウタハ「……エイリ?」


    沈んでいるようなウタハ先輩は声を聞いてわたしを見るなりがばっとわたしに掴み掛かり、じっとわたしを見つめました。

    少し落ち着いたと思ったらぎゅっとわたしを抱きしめて「すまない」と呟きました。


    ジェフティのことですか?

    ウタハ「どれもだよ。ジェフティ、ウルカヌスの焔、そしてエイリ……私の取った選択は君を犠牲とするものだった。リオのことをどうこう言えないね」

    いえ……あの時は、敵同士だったんですから。

    ウタハ「それでもさ。ジェフティを失った君のことを考えればいち早く新しい武器を造るべきだったのにね」

    あー、それなんですがウタハ先輩


    ちょいちょいとわたしの後ろのアヌビスを指すとウタハ先輩は目を丸くして声を荒げました。


    ウタハ「dice1d4=1 (1)

    1.なんだこれは!すごいぞ!

    2.も、もう誰かに造られていたのか…!?

    3.ジェフティの…まるで完成系!?

    4.何故、何故これがここにあるんだエイリ!?

  • 690甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/23(水) 01:04:58

    ウタハ「これは……ジェフティとは似て非なる装甲だ、まさか……エイリ!これ、見せてもらってもいいかい!?」
    そのつもりで来ました。
    突然届いたものですが……ウタハ先輩なら何かわかるかなと
    ウタハ「……わかった。贖罪というわけではないが全力を尽くそう」
    妙な単語も多くあったので音声案内のためにわたしも一緒に見させてもらってもいいですか?
    ウタハ「勿論だ、らしくなってきたな!」

    すっかりテンションが回復したウタハ先輩と共に奥の解析室に向かう。
    ウタハ先輩が作ったジェフティと似た性能のアーマー。こんなものどこから?何故わたしに?
    全てがわかるとは全く思っていませんが…何か手がかりでもわかれば良し、ジェフティの装備を流用できたらなおよし程度に考えていました。

    恥ずかしながらミレニアム
    つづく

  • 691甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/23(水) 01:05:46

    (ふしぎ機械アヌビスくん)
    (アリスに触らせたらなんか起こるかもしれない)

  • 692二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 03:06:58

    (メタトロンはいいぞ…)

  • 693二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 12:30:33

    ZOEage

  • 694甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/23(水) 21:39:50

    先ほどとは打って変わりテンションが高いウタハ先輩に連れられ、待機状態のアヌビスを台に置くもなにやらウタハ先輩の機材からのアクセスができないと。起動すらできないということで結局わたしが起動することに。

    毎回起動のたびに吸い込まれるような勢いの後ちゃんと着てる状態になるのがなかなか慣れない。ジェフティはどちらかと言えば身に纏う感じだったのにアヌビスはなんというか、取り込まれる感じでしょうか?


    アヌビスについてウタハがわかったことdice1d4=4 (4)

    1.現在のスペックは大きく制限されたもの

    2.1+エネルギーが全体から勝手に湧いてきている

    3.2+ジェフティよりベクターキャッチの技術に特化して作られている

    4.3+これは、まるでDivi:Sionみたいだ

    ウタハ侵食dice1d100=68 (68)

  • 695甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/23(水) 22:49:38

    ウタハ「すごい、すごいぞ……!解る……理解る!理解できる!!」
    あの、ウタハ先輩?
    ウタハ「アヌビス……やはりdivi:sionの技術が使われている!全て解明してやるぞ……もっと、もっとだ!」
    ???「はーいそこまでにしよっか」
    ウタハ「ゔぁいぱっ!?」

    ごいんといい金属音と共にウタハ先輩が崩れ落ちる。その後ろには盾を構えた小鳥遊さんがにっこりと佇んでいた。

    小鳥遊さん!
    ホシノ「こっちの用事は終わったから迎えにきたんだけどさ、なっかなか出てこないからこっちからきたら……何があったの?」
    いや、わたしにもよく……とりあえずデータはそのままにして、猫塚さんと豊見さんに声かけて帰りましょう。
    ウタハ「ふふふ……これなら宇宙戦艦も近いぞ……」
    ホシノ「……」
    夢にもまだ影響が……?

    ともかく2人を読んでウタハ先輩をお願いしてアビドスに帰ることになりました。
    おそらくユウカ先輩との会談だっただろう小鳥遊さんの用事に関しては何も教えてくれなかったのですけども。

  • 696二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 23:27:08

    ダメな奴だこれ!?壊せ壊せ!

  • 697甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/23(水) 23:43:04

    ゼロシフトでアビドスに帰ったわたしたちは背中の「うへーもう着いたー」という言葉を聞き流しつつ部室に戻ります。
    コユキちゃんがわたわたしながら渡してきたのは……チップ?なんでこんな電子部品がアビドスに?
    コユキちゃんに聞いてもいつの間にかあった、とだけですし。pcにつけるのも怖いしアヌビスにでも刺してみましょうか。

    コユキ(アヌビスに刺すほうが怖くない?)
    どうしたの?
    コユキ「な、なんでもないですよー?」

    何か挙動不審なコユキちゃんをスルーしつつアヌビスにチップを入れると、少しの読み込みののち聞き覚えのなる声が聞こえてきました。

    ????『縺ゅ?∫ケ九′縺」縺滂シ(あ、繋がった)」
    この声……クイーン!?
    コユキ「えっ」
    ホシノ「…」
    クイーン『蟆代@縺カ繧翫□縺ュ繧ィ繧、繝ェ繧「繝ウ縲∝?豌励□縺」縺滂シ(少しぶりだねエイリアン、元気だった?』

    繋がった通信の先はかつてキヴォトスの侵略に来た種族、クイーン。
    二隻あるうちの片割れを破壊され指揮官を撃破されたクイーンは戦艦ごと海に潜り静かにしていると思っていたのだけど……

    こほん……何の用だ
    クイーン『縺。繧?▲縺ィ螟ァ螟峨↑縺薙→縺瑚オキ縺阪※縺ヲ窶ヲ窶ヲ蜉ゥ縺代※?(ちょっと大変なことが起きてて……助けて?)』
    知るか、切るぞ
    クイーン『蠕?▲縺ヲ繧茨シ√お繧、繝ェ繧「繝ウ繧ら┌髢「菫ゅ§繧?┌縺?s縺?縺九i?√→縺ォ縺九¥謌ヲ濶ヲ縺セ縺ァ譚・縺ヲ?(待ってよ!?エイリアンも無関係じゃ無いんだから!とにかく戦艦まで来てよ!)』

    ぶつっという音と共に通信が切れる。
    なんだかまた、とんでもない騒動が始まる予感がしました。

    Chapter15-1
    呼び声
    おわり

  • 698甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/23(水) 23:44:42

    (異星の来訪者編2章始まります)
    (ウタハは無事メタトロン汚染喰らいましたがしばらくアヌビスから離しておけば大丈夫でしょう多分)

  • 699二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 04:01:25

    やはりメタトロンは素晴らしい、メタトロンはいいぞ…

  • 700二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 12:24:38

    面倒事が増えた

  • 701二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 19:56:59

    保守

  • 702甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/24(木) 23:25:43

    D.U.から少し離れた港、そこからさらに少し離れた沖合、そこから沈んだ海の中。あの戦いで沈んだ戦艦と寄り添うようにここに沈んで行ったもう一隻はそれから一切の反応を示さなかった。

    そこに急に届いた通信とチップ、正直助けてあげる義理はそこまでないんだけどほっとけなかった、というのが1番近い感情だと思う。

    水中は全領域対応型のジェフティでないと手出しできない領域……アヌビスなら、どうなんだろうか。

    不安ではあるけども行くしか、無いでしょう。


    アヤネとの通信dice1d4=3 (3)

    1.繋がった

    2.接続不安定

    3.繋がらない

    4.明確に拒絶されている

  • 703二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:42:59

    (帰ったあとやばそう)

  • 704甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/25(金) 00:13:30

    既存の機械と違う通信方法が使われているのか、奥空さんの持つ端末につながりません。……スマホにも繋がらないからちょっと不便。

    アヤネ「何かあったらすぐ戻ってきて!こっちからは何もわからないんだから!」
    頑張ります
    アヤネ「発信機とかつけたほうがいいかな…」
    ホシノ「海中で大丈夫なのかなぁ〜?」
    ……行ってきます!
    コユキ「…いってらっしゃい!」

    海面に飛び込み、水中に潜っていく。視界が絶望的に悪い以外は息もできるし問題はない……というより、ジェフティの時より明らかに動きやすい。水中なのに空中と同じぐらい抵抗がない。何かアヌビスがしてると考えるのが自然なことだけど……それは一旦置いておいて沈んだ箇所を目指して行く。
    一定の深さに到達したあたりで視界がいきなり明るくなった。アヌビスの装甲が発光してるみたい……?
    おかげで戦艦の姿が見えるようになった。

    クイーン『縺ゅ?縺阪縺阪窶ヲ窶ヲ縺ェ繧薙°髮ー蝗イ豌怜、峨o縺」縺滂シ(あーきたきた……なんか雰囲気変わった?)』
    いい加減キヴォトスの言葉で話す気はないのか……?
    クイーン『縺医?窶ヲ窶ヲ(えー……)これでいい?』
    最初からそれでしゃべれ。とにかく来たんだ、顔ぐらい見せた……!?
    クイーン『私たちはずっといたけど?』

    突然目の前の水が歪み、顔のような模様を写し出す。
    口(のような部分)が動くと同時に通信も届いている。……まさか

    この周辺海域全てがクイーンか!?
    クイーン『混じりという意味合いではそうだよ。人間は怖いから近づかないけどね』
    ……

    お前らの方が怖いよ、という言葉はなんとか飲み込めた。

  • 705甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/25(金) 00:41:24

    それで!そんなクイーンが何の用なんだ。

    わざわざ呼びつけて

    クイーン『そう!それだよ!せっかく戦いが終わりいい感じの海っていう住処も得られたわけなんだけどさ。なんか海底から変なの出てきたんだよ』

    変なの?

    クイーン『そうそう!こっちきてよ』


    顔の模様が消え、わたしを運ぶように水が流れ始めている。

    この一帯がクイーンの影響下にあるのは間違いなさそう……だけどもアヌビスは微動だにしていない。海流がまるでないものかのように静止していました。周囲から視線を感じたのでおとなしくついていくことにすると、どんどん海底に向かって沈んでいく。やがて海底が見えてくるかと思った時、わたしは明らかにおかしいものを目にしました。


    dice1d4=3 (3)

    1.海底を埋め尽くすロボット

    2.海底基地

    3.海底都市

    4.戦艦は【三つ】あったっ!

  • 706甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/25(金) 01:06:04

    ……なんだ、これは

    クイーン『あ、人間も知らないんだあれ。知りたいのはあれがなんなのか。協力してくれない?』

    ……アヌビス。残り活動時間と残り酸素量は

    『残り99.9999999...%、活動時間は無制限です』

    胡散臭いロボ……

    ふー…クイーン、ちゃんとキヴォトス人の言語話せるよな?

    ここから1番近いミナトにわたしの仲間の人間がいる。海底都市のこととその調査に行くって伝えておけ

    クイーン『使いっ走りかあ……まぁ死ぬよりはマシかな……数滴行かせたよ』


    数滴というのがクイーンでいうどういう量の表現なのかはわからないけどもとりあえず連絡は送ってくれたらしい。

    海底都市はdice1d4=3 (3) 。非常に不気味だけどそもそもの話こんな近くの海底にこんなものがある時点でおかしいんだ。

    1.不気味なほど静まり返っている

    2.一部の建物に光が灯っている

    3.まるで夜のミレニアムのように輝いている

    4.dice1d3=3 (3) +何か、近づいてくる!

    調査を始めよう。


    Chapter15-2

    海の異変

    おわり

  • 707甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/25(金) 01:06:58

    (異星からの来訪者編2章は1章同様チャートはありませんでした、アドリブでなんとかして行く感じで)

  • 708二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 03:44:14

    海底都市か~エーギルみたいな奴かルルイエみたいな奴か…

  • 709二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 08:44:44

    輝いてるのが逆に怖い

  • 710二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 11:38:27

    ルルイエかとも思ったけど輝いてるならワンチャン(アクアマン的な)アトランティスとかも有り得るのかな

  • 711二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 16:17:28

    保守

  • 712二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 21:12:33

    何が輝いてるんですかねこれ…
    見て大丈夫なやつ?

  • 713二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 22:17:22

    異星からの来訪者編2章の後に最終編って感じなのかな
    調査はどうなるのか

  • 714甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/25(金) 23:16:13

    水中…どころか海底にこんな街があるなんて

    クイーン『人間たちは海の下には興味なかったのかしら?』

    宇宙を目指してるのならいるけど…


    降り立つ私たちを輝く海底都市はdice1d4=1 (1)

    1.人型の何かがようこそと歓迎してきた

    2.人…?型…?の何かが近づいてきた

    3両方殴り合いながら近づいてきた

    4.輝いているにも関わらず生命体らしきものが見当たらない

  • 715甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/25(金) 23:59:08

    「ようこそ、dice1d2=2 (2) へ!空上の方ですか?」

    1.アトランティス

    2.ルルイエ

    え、ああ……?


    話しかけてきたのは、dice1d3=1 (1) 生徒……らしき人型生物だった。

    1.耳の部分にエラらしきものがついている

    2.足がない……人魚?

    3.両方の特徴を持った

    クイーンに言及しないところを見るに目はあまり良く無いのだろうか?


    ああ、えっと……多分そうだ。海上…というから地上から来た

    「やっぱり!初めて空上から人が来たんですよ!」

    だろうな……


    喜びを隠そうともしないその人に手を引かれ、わたしは輝く都市に入り込むことになった。

  • 716甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/26(土) 01:28:33

    連れられた街はミレニアムのように光り輝いている。ただ地上のものとは違い何というか……窓が扉のようにやや大きく、そもそも地表に扉らしきものがない。全域が水中なのもあるのかもしれない。

    「そうだ、カイチョー!お客が来たらカイチョーにあってよ!」
    「カイチョー……会長?」

    もしかしてここは、自治区のようなものなのだろうか。学校らしきものは見当たらないけど似たような何かがあるのかもしれない。
    そうして連れてこられたのは一際大きい建物、屋上らしき部分にある窓の部分から入り込む。
    明かりはあるものの水中というのもあり上下にも通路があり迷いそうになる。
    下へ下へと泳いでいくうちにどんどん明かりがへっていきやがて赤く暗い部屋にたどり着いた。そこには1人の生徒?らしき人影が座って……眠っていた。

    「かいちょー!お客ですよー!!!」
    「………」
    「か!い!ちょー!!」
    「起こさないで……現実見たく無い……」
    「そんなこと言ってる場合ですかー!ついに空上のお客さんですよ!」
    「え…んぁ……はぁ……来ちゃったんだ」

    寝ていた生徒?は眠気を隠そうともせずにわたしをじっと見てくる。

    ???「ようこそ……夢見アサトだよ」
    …甘坂エイリ。地上…空上から来た
    アサト「こんにちはエイリ……運が悪かったね。あるいは良すぎたのか?もうすぐ終わりが来るよ。抗うかどうかは君次第」
    ……は?

    目の前のもじゃもじゃの海藻頭が何を言っているのか、理解ができなかった。

    Chapter15-3
    海底都市ルルイエ
    おわり

  • 717甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/26(土) 01:28:52

    (なんでキャラが増えてるんですか?)

  • 718二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 06:13:07

    ルルイエで夢見るままに待ちいたるのがタコ野郎じゃなくて魔皇なのか…
    ってか目が覚めたからマジで終わり…?

  • 719二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 11:28:35

    保守

  • 720甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/26(土) 19:55:09

    アサト「何から話そうかな……自分たちのことからでいいか。遠い昔、世界には神と呼ばれる支配者、あるいは統治者による縄張り争いが行われていた。負けるもの、勝つもの、お溢れを狙うものと色んな神がいたけども、中にはこの星の外からこの場所を狙うものもいた。あなたの記憶には新しいかもしれないけどね」
    ……
    アサト「勝者達が地に穿ったサンクトゥムタワーという杭によって世界の全ては定められた、世界の理に従うべしってね。漁夫の利を狙っていたらこれに巻き込まれ、誰も知らないうちにこの水底に押し込められた……そうだね、ここは理に倣って【封じられた神々】と呼ぼうかな」

    夢見アサトという生徒の目は眠気を感じさせながらもじっとわたしを捉えて逃がさないように見つめていた。
    そしてその話も荒唐無稽に感じさせながらもわたし……狩人やクイーンの存在という実例が説得力を持たせていた。

    アサト「今の私達は今の理によって定められた姿でもある、これはあなたにも共通することだね。封じられた神や生き物の一片、それが今の私たちやあなたたちだ」
    長々と解説してくれてどうも、だが【終わり】とやらはなんなんだ
    アサト「運命、ともいうのかな。栄枯盛衰というように世界は滅びとあらたなる創世を繰り返して成り立っている。時には抗いようの無い災害、時には悪意あるものによって引き起こされる災厄、時にはただの時間切れ。私達にはあんまり関係ない……はずだった」
    ……まさか
    アサト「既に封じられた神々は目を覚まし、理に倣って世界を蝕むだろう……とはいえ、一人一人はたかが知れてるんだけど」

  • 721甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/26(土) 21:02:57

    アサト「本来地、水、火、風に別れていた存在は一つのルルイエに封じられている。ここは本来水の領域でね。実は私お飾りのトップだったりして」
    ……
    アサト「わたしに何かするつもりはないから、ルルイエを見て回るといいよ。シュー、案内してあげて」
    ???「はいはーい」

    アサトに声をかけられて入ってきたのは、黒いボディスーツに近い格好の……その、すごい女性的あるいは母性的な女性だった。まるで大人のような……。

    ???「黒八木……じゃなくて総弌(そういち)シュウ。よろしくね?」
    …よ、よろしく
    シュウ「可愛い子なんだー!私の子供になる?なるよね?」
    な、ならないけど……
    シュウ「なろ!!!!?????!!!?!?」

    ぐいぐい来る総弌さんの頭にごっ、と音を立てるかのような勢いで杖のような棒が叩きつけられる。
    その後ろには全身黒といった総弌さんとは真逆の色合いをした白いブレザーの人(総弌さんよりは小さいけど)がぷんぷんと擬音を出しそうな不満そうな顔をしていた。

    ???「シュウ、誰も彼も子供にするなと何度言えばわかる」
    シュウ「だってー、ヨウちゃん子供作ってくれないし…」
    ヨウ「この体で作れるわけないだろうが!!!……こほん、総弌ヨウだ。この身体だけは立派な脳足りんのお目付役をしている。それとこいつの名前は黒八木シュウ。勝手に我が名を名乗っている」
    シュウ「だってヨウちゃんのお嫁さんだよ!?」
    ヨウ「籍だの夫婦同姓だのそんなシステムがルルイエにあるわけないだろうが」
    シュウ「うぅー……」
    えっと……同性ですよね?
    ヨウ「今はな。詳しく話すと長い、案内に入ろう」
    アッハイ
    シュウ「待ってー!」
    アサト「いってらっしゃーい」

    総弌さん改め黒八木さんと本当の総弌さんに連れられて部屋を後にすることに。
    そういえばいつのまにかクイーンの姿も声も見えない。いつの間にか逃げ出したのだろうか?

  • 722先生◆PpuNVmvyfA24/10/26(土) 22:50:06

    (同時刻)

    黒服「こんにちは、先生」
    "……何の用だ?"
    黒服「先生にとっても興味深い話を。とある学校がキヴォトスを滅ぼそうとしています」
    "は……?"
    黒服「その学校の名はルルイエ、古より封じられた場所です。最近でいえば……アリウス分校とかいうものが近いでしょうか。舞台装置に操られた人形ではなく生徒自身によって選ばれる復讐です。先生、あなたはこれを聞いてどうされますか?心から望む復讐を止め彼らをまた封じますか?それとも生徒による復讐を助けますか?」
    "当然止めるよ、生徒にもう殺しなんてさせるわけにはいかないからね"
    黒服「ククク、それでこそ…ですが1つ忠告があります。ルルイエは連邦生徒会に所属していない完全に独立した学校といえます。シャーレの先生という肩書は一切効果を成しませんのでお気をつけて」
    "私は先生として生徒に寄り添う、肩書きがどうだろうと私のやることに変わりはしないよ"
    黒服「そうですか……ならば私はこれで」
    "その前にひとついいかな……あなたは誰だ?"

    黒服「……何のことでしょうか?あなたが黒服と呼んでいるのでしょう」
    "そうだね、私が黒服と呼んでいる存在はいる。だが彼はベアトリーチェをマダムと呼んでいたし……彼は生徒を実験体とは言っても人形とは呼ばないだろう。もう一度聞くよ、あなたは誰だ"
    黒服「……くくく、くくくくくくくっ!」
    黒服から変化した少女「割とバレるとは思ってなかったんだけどなぁ」
    "君は……生徒なのか?"
    少女「キヴォトスの定義に従うのであればそう、素貌(すがお)ナイ。ルルイエで司祭をしてるよ」
    "……ルルイエが復讐を考えているのは本当なのかい?"
    ナイ「どうかな、確かめてみるといい。もうすぐ水の奴らが出てくるだろうから……そうだね、海に気をつけて。じゃあまた、先生」

    "(去っていってしまった……)"
    アロナ『先生、連邦生徒会のデータベースにはルルイエ、素貌ナイどちらも存在しません。少なくとも連邦生徒会に所属していないというのは事実です。……その、どうされますか?』
    "まずは会ってみよう。確か海、だったよね"
    アロナ『先生……お気をつけて!』

    Chapter15-3
    土の士族
    おわり

  • 723先生◆PpuNVmvyfA24/10/26(土) 22:50:44

    (えっ、各属性から2〜3人出すだけでもう12人ぐらいになるんだけど頭パンクしない?)

  • 724二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 01:45:26

    >>723

    ダイジョブだって!

  • 725二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 04:50:20

    星の戦士呼ばないと…

  • 726二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 12:08:49

    保守

  • 727二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 19:08:54

    ここにアザトースがおるじゃろ?
    この娘を目覚めさせてな、夢オチ()にさせてしまえばええんじゃ

  • 728二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 23:22:43

    ほしゅ

  • 729甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/27(日) 23:32:46

    行き先dice1d4=3 (3)

    1.土

    2.水

    3.火

    4.風

  • 730二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 23:56:54

    一番話しが通じなそうな奴に当たったな

  • 731二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 00:05:51

    (今更だけど元ネタとかどっかで見れる…?)

  • 732甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/28(月) 00:27:46

    2人に連れてこられたのは、妙な象形文字が刻まれた看板のある部屋。中を見てみると、1人の赤いツインテールの生徒が鎖に繋がれているのが見えた。


    あれは……

    ヨウ「火の士族、山火クウ。元々水と火は仲が悪く水の領域に封印された我々の中でも特に強く縛られた者」

    クウ「……ナイの仲間と、地上人か?」

    ナイ?

    ヨウ「我々土の士族の問題児だ、こいつととても仲が悪い」

    クウ「……」


    山火さんが不機嫌そうな顔をすると、ぼこっと気泡の音がする。周りの水温が急激に上がっているのか…。


    シュウ「くーちゃんよーしよーし」

    クウ「なんだよ…」

    シュウ「くーちゃんも寂しいんだよね?私の子供になれば寂しくないよ?」

    クウ「……どけ」

    ヨウ「ほっといて次行くぞ」

    いいのか?

    ヨウ「そのうち勝手についてくる」


    次dice1d3=1 (1)

    1.土

    2.水

    3.風

  • 733甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/28(月) 00:44:38

    「"元気な子だったね……"」
    ええ……ええ!?

    聞き慣れた声に思わず頷いたが、思わず横を見るとそこには先生の姿があった。
    何故ここに、いやそもそもここ海底なのに平気そうなの!?

    ヨウ「こいつだよ、素貌ナイ……お前その姿をとっているということは地上にいたな?」
    「"もちろんさ、生徒の様子はしっかり把握しないとね"」
    先生の姿……?何か、したのか!?

    ブレード……じゃない。ロッドを突きつけると先生はニヤリと笑う。

    「"もちろんしたさ。少し話を、ね"」
    ヨウ「こいつの言葉は話半分……いや、話1分程度に聞いておくことだ。こいつはただの道化に過ぎない」
    「"これでも役割には真摯なんだよ?先生と同じようにね"」

    何故だろう、とても癪に障る。
    煽られているというのもわかるが、とにかく人を怒らせようとしているのではないかと思ってしまうぐらい、目の前の相手に不快感をわたしは抱いていた。

    「"そうだ、寂しがってるだろう焼石ちゃんに会いに行こうかな"」
    ヨウ「……客人、急いで離れるぞ」
    えっ?
    総弌さんがわたしの手を掴み泳ぎ出す。先生……の姿をした素貌さんという人が先ほどわたしたちの出てきた部屋に入って行くと、直後に水中だというのに巨大な火柱が入り口から伸びた。

    なっ、なに、あれは!?
    ヨウ「いつものじゃれあいだ、地上でもよくあるだろう」
    いやそんな……いや……否定は……できないけども……
    ヨウ「夢見アサト、黒八木シュウ、総弌ヨウ、素貌ナイ。お前たちでいう生徒会が我々土の士族にあたる」
    土……?ここは、水って夢見さんも
    ヨウ「すぐわかるさ」

  • 734甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/28(月) 01:29:50

    ヨウ「風の連中にしておくか……」

    そう呟いた総弌さんに連れられた先は、水が無い部屋。急に水上に出てちょっと戸惑ったけど……
    周囲を見ずに覆われた部屋なのにあっちこっちから風を感じる。風の士族ってそういうことなのだろうか?
    中央に置かれたソファに座る黄色い制服の一団。その中心にいるローブのような布を羽織る生徒がわたしに声をかけた。

    ???「ようこそ、地上人。クソッタレな水の城へ…黄衣(きい)ハイセ、風の王。それと眷属の鳥海(ちょうかい)イタカ、風伏(かざふし)ロイとアルル」
    ……甘坂エイリ、地上から来た
    ハイセ「あのクソが暴れ出した。こんなところに封じたのが間違いだったんだ」
    ヨウ「またその文句か。お前は変わらないな」
    ハイセ「……その姿で格上面するなよ」
    ヨウ「勘違いするな、我が見下しているんじゃない。お前が見上げてるんだ」
    ハイセ「ほざくかぁ!」

    さっそく銃撃戦……銃とは思えないなんか禍々しいというか生物的な形してるけど銃撃戦が始まった。眷属として紹介された三人に手を引かれて避難することに。

    主人……なんでしょう?放っておいていいのか?
    イタカ「恒例行事ですので」
    ロイ「風の敵ばかりー」アルル「ハイセ様の敵ばかりー」
    イタカ「あの二方が落ち着くには少しかかると思われるので……案内を引き継ぎます。おそらくは……水の領域でしょうか」
    よくわかりますね
    イタカ「穢らわしい水の奴らの匂いがしなかったので」

    どうやら各士族というのは、トリニティとゲヘナ間の関係のようなそれぞれが強く敵対してると考えていいのだろう。
    それにしても、クイーンは本当にどこに行ったんだ?逃げてたら一回何としても殴ろう。こんな大変なことに巻き込んで……そう決めた。

    Chapter15-4
    士族巡り
    つづく

  • 735二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 01:36:02

    このレスは削除されています

  • 736甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/28(月) 01:37:53
  • 737甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/28(月) 01:39:22

    (多すぎる)

  • 738二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 06:52:46

  • 739二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 12:01:16

    ほしゅ

  • 740二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 19:35:48

    てっ

  • 741甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/28(月) 23:45:53

    風の領域と呼ばれるらしい広場から離脱した私は鳥海さんに連れられるまま水の中を進んでいく。
    鳥のような翼を持ちながらもやはり耳にエラのような部位がある鳥海さんは特に問題なく水中を泳いでいる。ルルイエの住人はこんなところにいるからかみな水中での活動が前提のような生態をしているけど……

    イタカ「ここです」

    鳥海さんに連れられてきたのは、一室とかそういうものではなく宮殿だった。地火風とは大違いだが……元々水の領域だったという夢見さんの言からするにここが本領なのだろうか?

    ???『よく来たな地上人よ!』
    ???2『わ、我ら水の領域へ!』
    ???3『歓迎シヨウデハナイカワレラ』
    『『『水の士族が!』』』
    ……
    イタカ「うわぁ」

  • 742甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/29(火) 00:26:26

    クロワ「気をつけて、水のやつらは性格の悪く頭のおかしいやつらですので」

    ???1『よし、先鋒いけ!』

    ???3『めんどくせ(かしこまりました)』


    声の直後、アラートがなる。イタカさんを抱えて跳ぶとわたしたちがいた場所の地面から1人の生徒が生えてきた。飛び出してきた生徒は掘り進んできたと思われるドリルをわたしに向ける。


    ???3『水の士族先鋒、工藤メル。やりまーす』

    しかたない、やりましょう!


    dice1d2=2 (2)

    1.全カット

    2.真面目にやる

  • 743甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/29(火) 01:02:49

    アヌビスなら水中でも変わらずゼロシフトが使える。それとロッドしかないけども。
    ロッド……薙刀を構えゼロシフトで背後を取って背中を叩く。
    少し滑る感触と共に背骨?に入り生徒の体は大きく飛んでいく。とはいえ水中というのもあり直ぐに止まったが。

    メル「消えた……?」
    イタカ「地上人に気を取られたな」

    鳥海さんの銃……銃?目玉のような銃口のライフルで頭を撃ち抜いた。衝撃で縦に一回転した体に上からロッドを叩きつける。

    メル「うぎっ……!」

    地面とロッドに挟まれた工藤メルと名乗った生徒は呻き声と共に動きを止める。少し経つとぷかーと浮き上がった。

    イタカ「よくやりますね、地上人は水中の戦いは不慣れでしょうに」
    この鎧のおかげでね……。三次元戦闘にはなれてる
    イタカ「さて、頭も含めればあと二、三人で肩がつくでしょう、いきますよ」

    鳥海さんが先導して進んで行く。
    わたし、そもそもクイーンがいう不思議な反応を調べにきたのになんでルルイエの住人と戦ってるんだろう?流されやすいのかな、わたしは……

    Chapter15-5
    水の士族1
    おわり

  • 744二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 01:03:56

    このレスは削除されています

  • 745甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/29(火) 01:05:51

    工藤メル

    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%89%EF%BC%9D%E3%83%A1%E3%83%AB


    (脳内管理そろそろ無理だからメモとかエクセルとかにキャラ情報まとめたほうがいいかな…)

    (URLがなかなかややこしいことに)

  • 746二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 09:28:56

    これも元ネタあったのか

  • 747二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 13:02:19

    保守

  • 748二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 23:07:37

    >>745

    これが元ネタとは知らなかった

  • 749甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/29(火) 23:55:32

    宮殿の中を進むわたしたちの目の前に現れたのは、肌に鱗のようなものが生え柄に目玉のような飾りのついた剣を持つ生徒。先ほどの工藤という人もだがどちらもやたらと背が高い、170はあるんじゃなかろうか。


    ???2「突破したか。ならばこの権田シンが相手になろう。でなければここから先には進めないと思え」

    戦う理由があるのか、わたしは夢見アサトにルルイエを見て回るよう言われただけだが

    シン「この戦いが無益なのは承知の上。しかし主が望まれるならば」


    相手はやる気だ。さてどうしたものか…そんな暴れ回るつもりなんて本当に全くなかったのに。

    あれ、なんかわたしの主張が阿慈谷さんみたくなってきてるような

    dice1d4=3 (3)

    1.仕方ない、手早く片付けよう

    2.イタカ「やってやろうじゃねぇか魚畜生が!」えっ

    3.もうゼロシフトで後ろ通ればいいんじゃない?

    4.3+シン「背後に回る妙な術は見ていたぞ」

  • 750甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/30(水) 00:30:13

    シン「いざ、まい」

    失礼します

    シン「っ!?」

    イタカ「また消えた……!?」


    剣を構える権田さんの真後ろにゼロシフトしてスルー。

    後ろから斬りかかられても多分アラートでわかるのでどうにでもなるはず。


    シン「まさか……」

    構うのも面倒だから先に進ませてもらう

    イタカ「隙ありぃぃぃ!」

    シン「甘いわぁ!」


    背後から鳥海さんたちの戦闘音が聞こえる。

    ここぞとばかりに襲いかかったようだけど……はやめに戻ればいいかな?


    ???1の威厳dice1d100=34 (34)

  • 751甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/30(水) 01:25:20

    宮殿の最奥に到着すると、玉座に座る1人の生徒の姿がありました。
    ……いや、座ってないな。気怠げに横になっているというほうが近い。

    ???1「あ、おつかれ。よくここまでこれたねー地上人なのに」
    なんだったんだあの前座は
    ???1「地上人と戦う試金石だったんだけど……なかなかどうして。封印されてる間に地上の奴らが戦えるようになってるとはね」
    ……
    ???1「我が名は深海リト、深き水の王。歓迎するよ天上の民」
    一つ、聞きたいことが。ルルイエの規模の割に人が少なくありませんか?土が4人、水が3人、火が1人、風が4人。12人で住む規模じゃないでしょう
    リト「簡単な話だ。眷属共はもう地上に偵察に行った」

    地上に!?思わず外に出ようとしたが入ってきた道が閉ざされている。閉じ込められた……?

    リト「歓迎するって言ったのに焦りすぎじゃないかい?一緒に遊ぼうじゃないか」

    ロッドを構えたわたしに対して目の前がタコ脚…イカ脚?のような触手があっちこっちから生えている。
    人とは思えないその姿に、背筋が凍るような悪寒がする。気味の悪さに吐き気を覚えながら対峙した。

    Chapter15-6
    水の士族2
    おわり

  • 752甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/30(水) 01:26:56
  • 753甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/30(水) 01:27:33

    (ルルイエ一回りが終わったらその頃の地上とか出そうか)

  • 754二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 06:03:11

    そういえばpart12の398にあった黒服評を先生が聞くのもこの章とかになるのかな?
    エイリと向き合えてないままの先生の心境や動向やあった時の反応も気になるところ

  • 755二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 11:46:06

    保守

  • 756二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 14:44:47

    このレスは削除されています

  • 757二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 14:46:37

    リトとエイリは何を話すんだろうな

  • 758二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 23:00:45

    保守

  • 759甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/30(水) 23:51:05

    リト「ほらいけー」


    周囲から生える触手が次々襲いかかる。

    薙刀で切り払っても次々に生えては襲ってくる様に正直気味の悪さを感じてはいたけどゼロシフトで逃げ回りながら触手を削りとり、車線を確保しようと動き回る。

    ウルカヌスのような広範囲に及ぶ武器もないしそもそも水中で使えるかもどうかわからない現状地道な戦いを強いられていた。


    リト「そんなもんかな?ほーらこっちだよー」

    ……!


    誘うように触手の壁を開いたのが見えた。どこまでわかってるのかは知らないけど、わたしにとっては唯一の足掛かりとなるその射線を利用してゼロシフトで背後に回り込み薙刀で切り裂いた。


    ダメージdice1d70=3 (3)

  • 760甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/31(木) 00:35:15

    避けられた……!?

    リト「なるほど、瞬間移動。確かに厄介だけど……厄介以上じゃない」


    手応えも何もなく薙刀は空、というより水を切った。即座に触手の山がわたしを囲うが払いながらゼロシフトを駆使してなんとか付かず離れずギリギリ薙刀の射程外を保っていると深海さんの呆れたような声が聞こえた。


    リト「うーん、もしかして闘いは割と不得手?」

    舐めるなタコ、っがぁ!


    薙刀を思い切り投げる。

    水と触手を切り裂き貫く薙刀を簡単に避けられるがその瞬間わたしは既に薙刀に手が届いている。今度は跳んだところで避けきれないはずだ!


    ダメージdice1d70=20 (20) +7(蓄積)

  • 761甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/31(木) 01:05:12

    リト「っ、ぐ……」
    ……!?

    受け止められた、腹部に少し斬り込んだところで薙刀が掴まれた。
    これでも力には自信があったのに、ビクともしない。

    リト「これしか武器、ないでしょ?」
    くっ……!
    リト「そんなに楽しめなかったかな……じゃ、終わりにしよっか」

    深海さんの腕が振り上げられ──止まった。
    何が起きたのかわからないまま、周りの触手もまるで締め付けられるように動けずにいた。

    一体、何が……
    『深き水の王とは大きく出たよね』
    リト「水が、しゃべった?」
    クイーンか!?
    『挑戦を仕掛けられたら応えるしかないよね?そっちが王ならこっちは水を統べる女王(クイーン)だ、喧嘩なら買うよ?』

    いつの間にかいなくなっていたクイーンの声が部屋全体に響いていた。
    わたしたちに助けを求めた時とは大違いの物理的威圧感にわたしも深海さんも動きを止めざるを得なかった。

    Chapter15-7
    水の王、水の女王
    おわり

  • 762甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/10/31(木) 01:07:41

    Q1.エイリ弱くない?
    A1.本人は戦闘33のクソ雑魚です
    Q2.クソ雑魚というにはなんか強くない?
    A2.ゼロシフトってそれだけのチート機能だと思うんです

  • 763二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 01:46:02

    武装完全解放だったら勝ってそうなくらいショートワープはチート

  • 764二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 02:27:46

    狩人と融合進んでるし実戦経験結構積んでるしちょっとは成長してるんじゃない?
    その辺ダイスにしても良いかも

  • 765二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 09:31:45

    なにより連続でできるし隙がないのがやばいよね
    レーダーとかと併用だから、ワープした先で一瞬空間認識がズレて反応が遅れる、とかがない

  • 766二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 13:24:58

    このレスは削除されています

  • 767二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 13:28:17

    ゼロシフトは相当すごい機能なのは間違いない
    クイーンが現れたか
    こっからどうなるんだろうな

  • 768二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 15:48:43

    今更だけどホシノとユウカって何を話したんだろう

  • 769二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 00:36:14

    このレスは削除されています

  • 770◆PpuNVmvyfA24/11/01(金) 08:01:52

    (しっかり寝落ちしてしまいました…)

  • 771二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 17:40:30

    このレスは削除されています

  • 772二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 23:19:40

    今更だけどこれネームド代表者3人ぐらいにして他はモブ代表者って事にしてもなんとかなったんじゃ

  • 773甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/01(金) 23:42:46

    リト「なるほど、サンクトゥムタワーに縛られなかった存在……!」

    『それで?まだやるかいタコの王様?』

    ……

    リト「……今はやめておくよ」


    すっと力を抜いたようなそぶりをして触手のを下げた深海さんは元の玉座に戻りクイーンも縛りを解いたのか周囲の水が流れ始めた。


    リト「それで?えーっと……なんの話だったっけ?」

    ……

    『こっちはなんとなくわかったよ。あのイヤーな感じの正体』

    水の士族なのか?

    『そーゆーこと。地上に上がってるっていうこいつの眷属だ!』

    リト「いやー悪いね道の人」

    『だぁれが道の人だよ!』

    それよりも。眷属を地上に送ったってなんのために?

    リト「あ、気になる?それはねーdice1d4=3 (3)

    1.地上の暮らしが知りたくてさ

    2.引きこもるのに飽きたんだよね

    3.地上に行きたいんだよ

    4.侵略の準備、なーんて

  • 774甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/02(土) 00:18:12

    地上に……?
    リト「軽くはねぼすけから聞いてるだろうけど、ルルイエの民は本来キヴォトスの外からここに縛られた存在。それとは別に私はルルイエに封印されていたんだ。星辰の正しき時ルルイエは目覚める。なんてね」
    『その予行練習に巻き込まれたってこと!?』
    リト「そうなるね。ごめーんねっ⭐︎」
    『死ぬほどイラつく』

    締め上げられてる深海さんは置いておいて、小鳥遊さんたちは大丈夫だろうか……
    眷属たちに鉢合わせたりしたら……どうなるんだろう?まぁ別に戦いに行くわけじゃないし大丈夫だと思いたい。実質学校一つと戦うことになったら六人のアビドスだと厳しいものがあると思うし……やはり、心配になった。

  • 775二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 00:25:28

    タコと魔皇は永遠に寝ててくれ

  • 776黒崎コユキ◆PpuNVmvyfA24/11/02(土) 01:01:14

    エイリちゃんが潜り始めて少し経ちました。
    ここにいてもしょうがないよね、みたいな感じでみなさん一旦帰っていっていつの間にかわたしとホシノ先輩が残っていました。

    ホシノ「体、冷えるよ?」
    「へいきです。私体温高いほうですから」
    ホシノ「そっか……辛いよね、いつ帰ってくるかわからない人を待つのって」
    「ホシノ先輩、覚えがあるんですか?」
    ホシノ「まぁね……ん?なんだろあれ」

    ホシノ先輩が指した方向の水面にぽこぽこと気泡が割れる様がありました。
    しばらく見ていると、ヘイローらしき輪っかののちにぬっと、ヒレ?エラ?のある生徒が浮かび上がってきました。

    「なんでしょう、あれ?」
    ホシノ「生徒……なのかな」
    <ia...ia...
    <cthulhu...fhtagn!
    「うわっ、撃ってきた!?」
    ホシノ「下がって!この距離だと届かないな……地上におびき寄せるよ」
    「は、はーい!」

    一斉に銃弾を壁のように飛ばしてきた水から生えてきた人たち。ホシノ先輩の盾に隠れながら後退、スマホでアビドスのみんなを呼びます。到着までおびき寄せないと……!

    Chapter15-8
    水からの呼び声
    おわり

  • 777黒崎コユキ◆PpuNVmvyfA24/11/02(土) 01:03:34

    >>772

    (一理ある)


    >>764

    (適当なタイミングでダイスふろうかな……)

  • 778二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 01:08:24

    活性化した厄ネタが増えてダメかもわからんね

  • 779二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 11:46:53

    このレスは削除されています

  • 780二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 13:47:16

    このレスは削除されています

  • 781二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 13:48:07

    どうなるか分からないけどとりあえずコユキたちが無事で済むといいな

  • 782二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 19:15:34

    保守

  • 783二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 23:11:49

    このレスは削除されています

  • 784黒崎コユキ◆PpuNVmvyfA24/11/02(土) 23:16:58

    呼んですぐこれ

    シロコdice1d2=2 (2)

    ノノミdice1d2=2 (2)

    セリカdice1d2=1 (1)

    アヤネ(通信できれば問題ないので行く必要がない)

    1.る

    2.ない


    ルルイエモブの方針dice1d4=1 (1)

    1.動かず牽制射撃

    2.じわじわ近づいてきてる

    3.砲撃

    4.のりこめー^^

  • 785黒崎コユキ◆PpuNVmvyfA24/11/03(日) 00:20:18

    セリカ「ホシノ先輩、コユキ!無事!?」
    「セリカちゃん!」
    ホシノ「平気平気ー」

    ホシノ先輩の後ろで縮こまってると、遠くからビルの上を飛び跳ねてくる誰かの姿が見えました。
    すぐにセリカちゃんだとわかりまして、飛び降りる直前に謎の生徒たちに弾丸をばら撒きました。
    べしべし当たっているのが見えますが当たったのが沈んでまた別の人?が浮かび上がってこちらに撃ってきています。

    ホシノ「ずっと遠くから撃ってきてる、一旦帰るしかないかもね……」
    「そんな、エイリちゃんは!?」
    ホシノ「スマホでメッセージだけ送っておいて!戻ってきたら反応してくれるでしょ!セリカちゃん!」
    セリカ「ええっ!?ああもう!」

    わたしが飛び出しかねないと思ったのかセリカちゃんに担がれてどんどん海が離れて行くのを見ているしかありませんでした。

  • 786黒崎コユキ◆PpuNVmvyfA24/11/03(日) 01:16:30

    こちらに向かっていたシロコ先輩とノノミ先輩と合流して海から少し離れたところで海から少しだけ生えてきょろきょろしてる生徒たちを観察していました。
    シロコ先輩のドローンで近づいて観察しようとするも見つけた途端打ち落としにきたので慌てて戻すことに。
    エイリちゃんは未だ帰ってくることもなし。そもそも無事かどうかも分かりません。エイリちゃんが飛び込んだところから出てきたので無関係ではないんでしょうけど……

    "みんな、無事!?"
    ホシノ「あれ、先生?誰か先生呼んだ?」
    "いや、今回は違う。ちょっと気になることがあって……あれが、ルルイエの生徒"
    シロコ「ん……ルルイエ?」
    "みんな、あの子たちと話をしてみたいんだ。いいかな?"
    「えっ、できるんですか?いきなり撃たれたんですけど」
    "ま、まぁやってみないとね?"
    ノノミ「エイリちゃんのことを知ってるかもしれませんね⭐︎」
    アヤネ『気をつけてくださいね!」

    突然現れた先生に連れられ、再度海に向かうことに。
    先生あんな何言ってるかわかんない連中に話し合えるのでしょうか……?なんかぬめぬめしてますよあれ。先生だから生徒がどうこうとかそんな話なんでしょうけど。

    Chapter15-9
    深淵を覗く
    おわり

  • 787黒崎コユキ◆PpuNVmvyfA24/11/03(日) 01:20:46

    (話が進まない)

  • 788二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 01:26:35

    この先生が本物かわからない、疑心暗鬼だ

  • 789二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 01:37:50

    そう言えば先生はクイーンの狩りは許容したけど人と変わらない見た目のルルイエの住民はどう思うんだろう
    アリスの時のように絶対にダメだと言うのか、クイーンの時みたいに排斥するのか
    アリスの時以降宙ぶらりんになって結局答えは出されなかったけど「殺していい命の境目はどこか、そもそも誰にそれを決める権利があるのか、先生がそれを決めていいのか」は今度こそ向き合わないとダメそう

  • 790二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 12:04:27

    このレスは削除されています

  • 791二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 23:09:25

    このレスは削除されています

  • 792黒崎コユキ◆PpuNVmvyfA24/11/03(日) 23:31:14

    先生が1人で波打ち際まで歩いて行く。

    その後ろにはホシノ先輩がこっそり待機しているけど……先生だからまた危険を背負い込むんじゃないかと皆気が気でならないみたいです。


    "おーい!そこの子達ー!"

    「真正面から行った……」

    シロコ「ん、先生らしい」


    <ニンゲン?

    <トクイテン?

    <センセイ?

    ルルイエモブの決断dice1d5=5 (5)

    1.会話に応じるため近づいてくる

    2.1+みんな近づいてくる

    3.2+無事懐かれる

    4.3+先生攫われる

    5.挨拶がわりの銃撃(アロナバリア)

  • 793黒崎コユキ◆PpuNVmvyfA24/11/04(月) 00:43:53

    <ツマリ……
    <テキ⁉︎
    <ハイジョ⁉︎
    <ハイジョ!
    <ia!ia!
    ホシノ「っやっぱりか!ノノミちゃん!」
    ノノミ「はーい♤」
    シロコ「ん、私もやる」
    "うわぁっ!?"

    ホシノ先輩が飛び出して先生を庇ったところにノノミ先輩の掃射とシロコ先輩のドローンミサイルが飛んでいく。
    先生を攻撃することに意識を割いていたのかもろに受けて謎の生徒達は慌てて沈んでいきました。

    「……逃げました?」
    アヤネ『敵対反応、離れていきます』
    "行っちゃったか……"
    ホシノ「いやぁ危ないとこだったねー」
    ノノミ「一体何者なんでしょう……?」
    シロコ「そもそも……人?」
    「やっぱりエイリちゃんのところに何かが…」
    ホシノ「あるのは間違いない、かぁ」
    "……こっちでも調査を続けるよ。海の中なら…ミレニアムとオデュッセイアかな"
    「あ、じゃあ私からもユウカ先輩に連絡してみます!」

    先生が去っていき私たちも一度アビドスに戻ることになりました。もう直ぐ夕方ですし。
    エイリちゃんに送ったモモトークは、まだ既読がついていませんでした。

  • 794黒崎コユキ◆PpuNVmvyfA24/11/04(月) 01:06:02

    「はぁ、どうしよ……」

    公民館に帰ってきても1人しかいないし1人だとつまりません。
    エイリちゃんに絡んだり2人でならいくらでも時間潰せるのに……仕方ないしユウカ先輩にでもメール出そうかな。
    そんな考えで久々に自分用パソコンを開いたら、一つのメールが目に入りました。
    えーとなになに……メール名は無題で?アドレスは……[email protected]?知らないアドレスですね。

    『甘坂エイリは攫われた、ルルイエはキヴォトスを憎み滅ぼそうとしている』

    ……え?

    Chapter15-10
    暗躍する混沌
    おわり

  • 795黒崎コユキ◆PpuNVmvyfA24/11/04(月) 01:06:40

    (あいつまさか自分のプライベートアドレスを使って迷惑メールをばら撒くつもりか……?)

  • 796二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 01:20:22

    やっぱりにょろにょろしてる奴は最低だな!

  • 797二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 09:41:50

    このレスは削除されています

  • 798二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 14:32:11

    保守

  • 799二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 21:34:31

    ほしゅ

  • 800甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/04(月) 23:56:17

    わたしとクイーンは水の王(自称)の深海さんとともに夢見さんのいる小さな宮殿に戻ることにした。
    その途中、風と水の士族の諍いに巻き込まれかけたものの一旦スルー。
    赤く暗い部屋には変わらず眠そうな夢見さんの姿がありました。

    アサト「……おかえり」
    土、水、火、風の士族全てに会いましたよ。
    それで、あなたたちルルイエの民は一体何を望んでるんですか?……てるんだ?
    深海さんからは聞きましたけど
    アサト「望みは個それぞれ、ただ……封印されたものがそのままでいることを望むものは少ないね」
    リト「間変わらずややこしい言い方するねこのねぼすけは……それでいいんだけどさ」
    ……夢見さんは?
    アサト「ないよ。現はあんまり好きじゃないから……夢の中にいるのが1番いい」
    リト「あんまり関わらない方がいいよ。こいつ色々やばいやつだから」
    『私達を道の人呼ばわりした人に言われたくないよ!?』

    正直、ルルイエという存在はわたしの独断でどうこうしていい存在じゃない。大きめの学校一つ分の広さはあるんだ、先生なりユウカ先輩なり小鳥遊さんなりに話さないと。

    一度、帰る。少なくとも海底にこんな学校……学校?があるのは事実なのだから。
    『えー私達は!?』
    水と海産物で仲良くしろよ
    リト「海産物言うなし」
    アサト「またね、エイリ」

  • 801甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/05(火) 00:38:28

    宮殿(小)を出て、浮上を始めようとしたところでレーダーに小さな複数の反応が降りてくるのが見えました。

    海上方向を見上げると、深海さんたちと同じように耳の部分にエラ…ヒレ?がある生徒たちがゆっくりと降りてくるのが見えました。


    リト「眷属たち!」

    『あーこの感じ、こいつらだよこいつら』

    なんか、ボロボロだな

    リト「負けちゃったかー」

    <ダメポ

    <スゴクツヨイ

    <センセイスゴイ

    <カミジャナキャカテナイ

    リト「あーうん、だろうねー」


    やや小柄(といってもわたしよりは大きい)な生徒たちに囲まれ、思い思いに話されている深海さんを横目にわたしたちは帰ろうとした時。

    深海さんがわたし(かあるいはクイーン)に向けて放った一言が、耳に入った気がしました。


    リト「諦めないからね、地上を」


    その一言には怨念にも似た執着を感じ、後ろ髪を引かれながらもわたしとクイーンは浮上して行く。

    暫く登っていきクイーンの戦艦が見えると周りから安堵の声が聞こえてきた。

    クイーンのビビりdice1d100=73 (73)

  • 802甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/05(火) 01:17:19

    『っはー生き残ったー!』

    戦艦に入って早々そんか声が聞こえた。
    確かに耳とかエラになってるしどことなくヒレっぽいものあったけど……地上だって羽あったりツノあったりであんまり変わらなく見えたけどなぁ?

    『あんたは頓着しなさすぎなんじゃない…?なんというか……あいつら、人間たちより私たちや…あんたに近い存在なんだよ?わかってる?』
    わからんが
    『だよね……とにかく!ルルイエに協力は多分しないから、ルルイエの連中が来てもこっち攻めてこないでよね!?』
    さてはそれが目的か

    まぁ通り道にいるからって自分たちのせいにされる、なんてことは普通認めたくはないのもわかる。
    ルルイエに関してはクイーンに偵察してもらうのもありだろう。少なくとも深海さんやその部下(本人たちは眷属と言ってたけど)は黙っているクイーンの存在に気づいていなかった。強く出れそうだし。
    一応その辺りの弁護は約束して戦艦を後にする。
    結構遅くなっちゃったな……

    海上から飛び出して近くの陸に着地。少しぶりの地上の空気はなんだか美味しく感じるが戻ったことを報告するためにスマホの電源を入れると鬼のような通知の連打が。
    流石に遅れすぎたのか特にコユキちゃんから大量の不在通知が入っている。……怒られそうだなぁ。
    諦めつつそれぞれ返信してからアビドスへ帰ることにした。

    Chapter15-11
    一時の帰還
    おわり

  • 803甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/05(火) 01:17:47

    >>796

    (あの世界の連中8割ぐらいにょろにょろしてるような……)

  • 804二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 01:37:29

    クイーンと違って生徒相当に硬いからキツいなぁ
    旧支配者が直接来なければどうとでもなるけど

  • 805二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 08:34:30

    このレスは削除されています

  • 806二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 13:07:13

    保守

  • 807二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 17:39:07

    >>804

    ベクターキャノンが使えるようになるかとどこまで通じるか、そしてエイリがどこまで使いこなせるかにかかってるかなあ

  • 808◆PpuNVmvyfA24/11/05(火) 23:13:59

    (申し訳ありません、今日は更新ありません……)

  • 809二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 02:00:06

    了解

  • 810二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 12:01:07

    大事になってきたなぁ
    前からだけど

  • 811二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 20:08:58

    待機

  • 812甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/06(水) 23:52:49

    アビドスに帰ってきたところでもう夜になっていた。コユキちゃんも流石に寝てるだろうな。

    公民館に帰ってきたところではぁと息を吐いてアヌビスを脱ごうとしたところで、レーダーに突然謎の反応がありました。

    ばっと振り返ると、そこには時計のような頭をした……人?人のような何かが佇んでいた。

    背丈からして、先生のような大人に見えた。


    ???「こんばんは」

    !?

    ???「挨拶を知りませんか?こ、ん、ば、ん、は」

    こ、こんばんは……だ、誰?というか、何?

    ???「私か?そうだな……時計屋さんと呼ぶといい」

    時計屋……


    時計頭の時計屋さんはどこから出してるのかもわからない合成音声のような音でわたしに話しかけている。

    正直すごく逃げたい。


    時計屋「さて、君に少し用があって来たんだ。dice1d4=3 (3)

    1.盛り上げて欲しくて(懇願)

    2.狩りの時間だよ(誘引)

    3.君にとっても悪い話ではない(交渉)

    4.不和の種になってほしくてね(埋伏)

  • 813甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/07(木) 00:38:01

    時計屋「これは一つの取引でもある。そちらからは労働を、こちらからは報酬を」

    ……怪しいことこの上ないな。悪いが知らない大人との契約はしないことにしていてね

    時計屋「それは困るな。それでは君が動かないばかりにこの世界は滅び無に帰するだろう」

    は?

    時計屋「海底都市ルルイエが浮上すればルルイエとキヴォトスの間で争いが始まりその怨嗟の声は眠れる神を解き放つことになるだろう。そうすればこの世界は夢幻に消える。所詮この世は泡沫の夢に過ぎないのだから」

    何を、言ってる?

    時計屋「私からの要望は一つ、ルルイエ浮上を巡る戦いに加わり戦うことだ」

    浮上を止めろ、とも浮上させろとも言わないのか?

    時計屋「どの立場でどう戦うかは君の自由にするといい。だが戦いから逃げることだけは許されない。君は神に選ばれたのだから……そうだね、前金がわりに受け取るといい」


    時計屋が指を鳴らすと、アヌビスの装甲が光りだす。

    その後『dice1d4=3 (3) activate.』という音声が聞こえてきた。

    1.wisp

    2.armed wisp

    3.cannon

    4.hound


    これ、は?

    時計屋「機械には少し心得があってね。君の抗いを楽しみにしているよ」


    時計屋は振り返り、歩き始めたと同時に黒い靄に包まれて消えた。

    ……一体、なんだったんだろう?

  • 814二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 00:51:03

    よりにもよってそれか

  • 815甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/07(木) 01:05:19

    充電器にアヌビス箱を置いて公民館に入る。
    既に眠ってるコユキちゃんの顔を覗き込むと泣いているような跡が見えた。また心配させちゃったかな……
    この際だし少し手紙を用意しておくことにする、いつも心配させてごめんとかそんな感じのことを書いておこう。
    ルルイエを巡る戦い……もはや巻き込まれることが確定となってしまっている気がするが、また狩りをやらされるのか。他ならないわたし自身に。

    生きたい。死にたくない。そんな思いが体の奥から湧き出てくるのを感じる。アヌビスに乗り始めた時だったからかな……もしかして、何かそういう作用があるのかもしれない。
    ベッドで横になりながら考えていると、いつの間にかわたしの意識は消えていた。

    Chapter15-12
    チクタクの誘い
    おわり

  • 816甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/07(木) 01:08:37

    (アヌビス通常ショット解放、なお世界観との突き合わせの問題でホーミングやエネルギー属性がなくなり大口径マグナムぐらいのものになります)
    (なんか過労になってそうなぐらいあっちこっち行ってる気がするあのにょろにょろ)

  • 817二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 01:59:58

    相変わらず背中のウィスプはあんまり活躍しない

  • 818二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 04:05:47

    キャノンっていうからベクターキャノンアンロックでもされたのかと

    そしてメンタルダメージ蓄積しているコユキ……色々気が気じゃないんだろうなあ…かわいそうかわいい

  • 819二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 12:07:35

    保守

  • 820二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 16:02:32

    デカグラマトン編の最新話読んでて思ったんだけどここの先生エイリの動向関連で相当精神的に参ってる説ない?

  • 821甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/07(木) 23:51:17

    うーん……

    砂漠の強い日差しがカーテンと瞼を貫通して光を目に届かせる。もっと寝ていたいのにそれを許さない暑さがわたしの目を醒させた。
    そっと目を開くとそこにはやや怒ったような顔が。思わずわたしは瞼を閉じました。

    コユキ「おはようございます!」
    ……ねさせて
    コユキ「だーめーでーすー!」
    揺れないで…潰れるから…
    コユキ「おーきーてー!説明してくださいあの手紙ー!」
    手紙……?あー…

    そういえば寝る前にコユキちゃん宛に書いたような覚えがあった。仕方なく起き上がるとコユキちゃんに引かれて居間まで連れていかれる。ご飯も用意してあって相当寝てたんだろうなというのが見てとれた。

    コユキ「で、なんですかこの手紙!」
    夜に帰ってきたんだけどコユキちゃん寝てたから書いておこうかなって
    コユキ「内容がもう別れの手紙とかその類!!」
    寝ぼけ頭で書いたから…
    コユキ「むー……」

    コユキちゃん作のトーストを頬張り、カバンを持ってくる。なんか珍しく学生らしいな、と思ってしまった。

  • 822甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/08(金) 00:19:22

    アビドスの部室で皆さんに水中で会ったことを話しますが、いまいち半信半疑……と思いきや皆さん納得していました。

    聞くところによると、水中から出てきた生徒らしきものに襲われたと。おそらく深海さんが送っていた先遣隊でしょう。撃退されたと言っていましたし。


    ホシノ「しかしルルイエねぇ……うちにはそんなに関係ないんだけどねぇ」

    水中戦闘なんてできるのわたしぐらいですし……

    シロコ「ん……傭兵する?あるいは銀行を「ダメだよ??」ん。」

    ホシノ「オデュッセイアかミレニアムがなんかし始めると思うんだけど……あ、セリカちゃんテレビつけてー」

    セリカ「自分でやってよ……はい」


    dice1d70=19 (19) +30

  • 823甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/08(金) 00:47:18

    <次のニュースです。D.U.近海で撮影された海から生える女。そして伝説の海底都市ルルイエを探そうと季節外れの海が人気です。
    セリカ「ルルイエ……?てか、海から映える女とかそういうのやってたの昨日じゃない!なんでもう報道されてるの!?」
    ホシノ「流石に手が早いねー」
    ……

    ルルイエを巡る戦い、帽子屋の言っていたのはこれのこと?
    そもそもわたしたちしか知らないはずのルルイエを誰が教えたのか?
    謎が謎を呼んでいるけどいまわたしたちにできることはないとアビドス対策委員会は通常稼働ということになりました。
    そういえばアヌビスに機能が増えたみたいだし、試してみようかな……?

    Chapter15-13
    深海の浪漫
    つづく

  • 824甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/08(金) 00:48:17

    >>820

    (先生ってメンタルダメージ受けたり悩んだりするんだな…ってなりました)

    (エイリとは何回か敵対してるのもあり結構なダメージ源になっていると思われます、どうしてこんなことに)

  • 825二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 02:48:00

    浮上したら終わりだし滅ぼすしかないじゃんね

  • 826二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 08:17:51

    ほしゅ

  • 827二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 15:52:59

    保守

  • 828二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 22:11:21

    ほしゅ

  • 829甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/08(金) 23:25:23

    エイリの行き先dice1d4=1 (1)

    1.バイト

    2.賞金稼ぎ

    3.先生から呼び出し

    4.クイーンから呼び出し

  • 830甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/08(金) 23:38:32

    なんだか久しぶりな気がするコユキちゃんとのバイトだけども今回受けたのが何やら凄いらしいものの配達。

    まぁ多少の荷物ならアヌビスがあれば余裕なので力仕事と並んでアビドス所属でやるバイトとしてはど安定。問題は場所が分かりづらいことなんだけど……


    荷物のやばさdice1d100=94 (94)

    送り先dice1d4=2 (2)

    1.ブラックマーケット

    2.D.U.

    3.裏街

    4.豪華客船

    襲撃dice1d100=23 (23) (多いほど頻発)

  • 831二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 23:52:49

    い つ も の

  • 832二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 00:31:07

    オーパーツか雷帝の遺産かも知れないダイスw

  • 833甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/09(土) 00:32:51

    コユキ「それで、エイリちゃん?この箱の中身何なんです?」

    勝手に開けない良心がコユキちゃんにあってよかったよ

    コユキ「だってこれ電子錠じゃないんですもん」

    電子錠でも勝手に開けないの……わたしも中身は知らないけど、大事なものだから気をつけて急いでとは言われたよ


    アビドスからD.U.までのフライト、ゼロシフトはコユキちゃんに何が起こるのかわからないので普通に飛行することに。ただ物が入ってるらしいコンテナは圧縮してアヌビスに格納済み、これで襲われても安心安全のフライトなわけだけどコユキちゃんは物凄く気になっているようで隙あらば開けさせようとしてくる、いやらしい。

    ただ軽く解析しようとしても中身がよくわからなかったというのもあり大人しく運ぶしかなかった。

    届け先はD.U.にあるとあるオフィス、シャッターのある建物で運んでるコンテナも入る大型のものでした。


    <お前が運び人か?

    そうだ、荷物はこのコンテナの中だ


    出したコンテナに目を丸くするものの、受取人と思われる市民はすぐにコンテナの中を改めてどこか不服そうに「確かに」と呟いた。

    なおこのモブdice1d4=3 (3)

    1.ただのバイヤー

    2.ただの悪い大人

    3.ただのテロリスト

    4.這い寄る仕込み

  • 834二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 00:37:54

    おっ解放された武装の試し撃ちタイムじゃん

  • 835甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/09(土) 01:04:35

    <ああ……これで…
    コユキ「なんでしょう、すごく嫌な予感がしてきました」
    偶然だね、私もだよ
    <お前らガキどもに目に物言わせてやれる!
    っ!

    報酬を渡す前に銃を向けた目の前の人から飛び退いてコユキちゃんを回収して飛び上がる。
    撃ち上げられる銃弾を薙刀で防ぐと、その場所に粘液のようなものがついているのが見えた。軽くスキャンすると高温だということはわかったけど……

    <子供のくせにでかい顔しやがって!!今度はお前らがひれ伏す番だ!
    ……なるほど、それは…殺すための武器か
    <まずはお前からだ鎧野郎!流し込んで窒息させてやる!!
    コユキ「なんか、すごいこと言ってますよ!?」
    殲滅する。コユキちゃんは適当なタイミングで飛び降りて
    コユキ「……降りるけど、戦いますからね!」
    怪我しないでよ

    コユキちゃんの投下場所を探しつつ、次々出てくる市民たちをどう狩るか。頭はもう切り替わっていた。

    Chapter15-13
    深海のロマン、地上の危機
    おわり

  • 836甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/09(土) 01:05:09

    (便利屋漫画で思ってたより治安がアレなのでやばいモブを出してもいいことがわかりました)

  • 837二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 01:07:16

    コユキを降ろしたらゼロシフト使えるし射撃と薙刀でボコボコにするのだ!

  • 838二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 11:45:22

    おつらまん

  • 839二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 17:24:00

    ほしゅ

  • 840二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 21:15:09

    保守

  • 841甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/10(日) 00:00:08

    熱くねばつく液体を撒き散らす弾丸、さらにそれをばら撒く人たち。
    装甲で覆われているわたしならまだしも、コユキちゃんの顔に当たりでもしたら最悪命にかかわりかねない…できる限りわたしだけでなんとかしないといけない。
    新しく現れた武装……カノン、使ってみよう。

    カノン、装備!
    『CANNON READY』

    両手首の内側にそれぞれ連装の銃口が生える。
    トリガーはわたしの意識。そう思えば話は早いとゼロシフトで1人の目の前に現れ顔面を掴むと同時に放つ意志を向けると掴んでいる側の砲からがぉん!と音を立てて銃弾を至近距離で叩き込んだ。だらんと意識を失い脱力した体を投げ捨て、右手に薙刀を持って対する。

    <き、消えて1人やられた!
    <囲んで一斉に撃て!
    <あんな鎧、こけおどしだろうが!

    がちゃり、わたしに一斉に銃口が向けられると同時にゼロシフトでそのうちの1人に近づいて頭を掴む。
    そのまま掴んで次のやつにゼロシフトして頭を頭に強く叩きつける。

    <うぎゃっ!
    <な、なんだよこれ!?相手は1人だろ!?
    <消えるなんて話聞いてないぞ!この、化け物が!
    最近、よく言われる

    薙刀を首元に突き刺して引き寄せぶん殴る。
    決して腹いせとか八つ当たりとかじゃない。本当に。

  • 842二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 00:05:36

    突き刺し…!?

  • 843甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/10(日) 00:51:24

    <ぐぇっ!
    <こ、この……!おい化け物!
    コユキ「む、むぐー!」

    コユキちゃんの声にハッとして振り向くとコユキちゃんが捕まり、口に銃口を押し込まれていました。あの状態で撃たれたら、コユキちゃんは……!

    コユキちゃん!
    <動くなよ、動いたら、こいつがどうなっても知らんぞ!
    ……
    <おどしじゃねぇぞ!ほ、本当にやるからな!!!

    コユキちゃんの目は、助けを求めていた。
    わたしは、見捨てることなんてできず……ロッドを地に落とした。

    <撃て、撃てー!!!
    っ……

    四方八方から撃たれる銃弾から飛び散る粘液はアヌビスの装甲に付着し、焼いていく。
    ダメージらしいダメージというのはないけども……
    なんだか、どんどん重くなってきている気がした。

    コユキ「……!」
    コユキちゃんの目から涙が流れたように見えた。また同時に懐から何かが落ちたように見えた……あれは、おみくじ爆弾?

  • 844甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/10(日) 02:08:01

    コユキちゃんたちの足元で爆発が起こり、2人の体が浮き上がる。咄嗟にゼロシフトで飛び込んでコユキちゃんを受け止める。

    コユキちゃん!
    コユキ「けほっ……」
    <し、しまった!
    ……お前ら、痛い目で済むと思うなよ?
    『CANNON charge.』

    エネルギーを溜めた両腕の銃口からは大きな弾が発射され、周囲を焼くように爆破していきました。わたしたちは、その様を呆然と、見ているしかできませんでした。

    コユキ「え……」

    火の海となった路地裏を脱出してわたしたちは逃げるようにその場を離れます。
    コユキちゃんはどこか震えていて、ただ人質に取られただけじゃない恐怖を覚えていたようでした。
    胸の中で、怒りがまだ燻っていました。

    Chapter15-14
    イ狩り
    おわり

  • 845甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/10(日) 02:14:09

    (ねむい)

  • 846二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 11:26:40

    お疲れ様です

  • 847二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 16:20:55

    保守

  • 848二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 22:48:27

    ほしゅ

  • 849甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/11(月) 00:14:45

    コユキ「エイリちゃん、大丈夫!?」

    平気、中身にダメージはないよ。

    それより……


    下を見ると、火の海……になりかけの状態に破壊された路地裏が広がっている。おもってたより破壊された量が多かったのは恐らく運んだ粘液弾が巻き込まれてたくさん流れ出ているせいか。


    コユキ「ひえぇぇ……」

    ここまでの騒ぎになったならヴァルキューレも出張ってくるはず。あとは任せよう

    コユキ「……エイリちゃん。助けてくれて、ありがとうございます」

    どういたしまして。ただ無理しないでよ?コユキちゃんには鎧ないんだから

    コユキ「エイリちゃん以外誰もないんですよー?」

    ……それはそうだけど。とにかくアビドスに帰ろ…!?

    コユキ「エイリちゃん!?」

    あれは……時計屋!?


    火の海の中に佇んでいる黒スーツで頭が時計でできた大人、時計屋。

    炎も意に介さないかのように立ち、じっとわたしたちを見ている……ように見えた。

    まさか、奴の手引き?

    時計屋はdice1d4=2 (2)

    1.すぐにその場を立ち去った

    2.わたしに向け一礼して立ち去った

    3.一瞬炎が強く上がったと思ったらもういなかった

    4.『もう始めているようで』と頭の中に声を送りつけてきた

  • 850甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/11(月) 01:14:09

    ……なんだったんだ。あんな現れ方をした以上無関係ではないんだろうけど
    コユキ「あれ…人ですか?人なんですか?」
    わからない。ただ……信じたくなるような人柄じゃない

    時計屋が何か…十中八九企んでるとはいえ、足取りが掴めるような存在じゃない以上何もできない。
    大人しく、収穫ゼロで帰ろうか……。
    コユキちゃんは残念そうだったけど銃口首に突っ込まれたのもう忘れたのかと釘を刺すとピタッと文句は止まった。それだけ怖かったということなんだけど

    コユキ「私達、やっぱバイト向いてないのでしょうか」
    わたし達というよりわたしがかもね……
    あ、少し寄り道するよ
    コユキ「寄り道?」

    コユキちゃんに断ってきたのはあの港、海底調査を行う際に来たところ。
    そのときは季節もあり閑散としていた港がいまや船で溢れかえっている。理由として考えられるのはまぁ、ルルイエの存在でしょう。
    曰く海の底に黄金の山!曰く沈んだ伝説の都!
    そんな謎の噂が出回っていて、実際ちょくちょくルルイエからきたと思われる子が顔を覗かせた時写真に収めようとしている人もいた。
    もはや、一種のブーム・観光資源と化していました。

  • 851甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/11(月) 01:40:26

    コユキ「おおー……」
    これだとクイーンも出て来れなさそうだね
    コユキ「海から知らない感じのヒレついてる子が出てきて声をかけたら撃たれたーとかそんな感じの投稿ありますよ」
    呑気なんだね……うん、現状のキヴォトスはわかったよ。少ししたらまたルルイエに行こうと思う
    コユキ「ミレニアムで潜水艦とか作ってないでしょうか」
    作ってたとして水中で壊れたら溺れ死ぬよ、溺れて死ぬのは1番苦しいんだって
    コユキ「……留守番します」
    それがいいよ

    コユキちゃんに何故か売っていたアイスを買い与えて再びアビドスへ帰ります。
    また襲われてバイト代無しとか伝えたらわたしたち黒見さんみたいな枠に入れられそうだなぁ、なんておもいました。
    騙されてはいるけど……やっぱりブラックマーケットで仕事探してるのが悪いのかなぁ?

    Chapter15-15
    今の地上
    おわり

  • 852甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/11(月) 01:41:13

    (なお、騙されやすさセリカ呼ばわりはdice1d2=2 (2) 模様)

    1.避けられた

    2.避けられなかった

  • 853二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 02:32:44

    警戒心が低い訳ではないんだけどね…

  • 854二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 09:11:14

    保守

  • 855二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 17:09:43

    酒保

  • 856二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 23:12:21

    なんでこんなちょろい子になってしまったんやろなぁ

  • 857甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/11(月) 23:49:40

    いつもの港から少し離れたところで着水し、アヌビスの機体が水に沈んでいく。

    ミレニアムからコユキちゃんが通信機器に使えそうなの持ってきたらしいけど、どこまで通じるのか……


    dice1d4=3 (3)

    1.割と浅いところで通信が切れる

    2.戦艦あたりで通信が切れる

    3.深海に入るところで通信が切れる

    4.ルルイエでも通信が繋がってる

  • 858甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/12(火) 00:37:47

    アヤネ『ミレニアムから持ってきた機材……やっやりすごいかも』

    コユキ『にははー!エンジニア部の人たちって実はすごいんですよ!』

    セリカ『実はも何もないでしょ…』

    もうすぐクイーンの戦艦が見えてくるはずです


    通信状態は良好。宇宙と水中は通信の勝手が違うだろうけど…

    クイーンの戦艦が見えた。落ちたのと傷のないもう一隻が並んで浮かんでおり、どこか水が意思を持つように動いているように見える。おそらくクイーンが周辺にいるんだろう。


    アヤネ『あれがクイーンの宇宙戦艦……』

    セリカ『あれから本当に大人しくなったのよね、水欲しかっただけだったり?』

    コユキ『そのために雨降らしたりやりたい放題すぎですよ』

    通過します。ルルイエはまだかかりますね

    アヤネ『少し音が遠くなってるかも……』


    海面からの光がなくなりだした頃、同様に通信の強度も限界になりかけていました。もう少しでルルイエなのですが……


    アヤネ『もう……い…』

    コユキ『エ……ん、気を……』

    セリカ『ちゃん……なさいよ!』

    もう限界か……ルルイエがそれだけ遠いってことなのかな


    ぶつっと音と共に完全に声が聞こえなくなって少ししてから、また海底にある光る街並みのルルイエが見えた。

    ルルイエの様子dice1d4=4 (4)

    1.前に来た時と変わらず人?の姿はない

    2.一様に耳のようなヒレがある人たちがたくさんいる

    3.2+あっちこっちに蛸足のような触手が生えている

    4.山が噴火するような音で海が震えていた

  • 859甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/12(火) 01:23:05

    どごぉぉぉん、と少し遠くで聞こえたのち衝撃波のような水の壁がぶつかるのを感じた。
    少し流されたのちルルイエに避難すると、そこでは以前縛り付けられていた火の士族という人、山火クウさんが暴れ回っていました。
    深海さんの部下らしき人たちが取り囲むもぼこぼこと山火さんの周囲の水が沸き立っている、相当高温になっているのか爆発するように熱湯が広がり取り囲んでいた人たちが逃げて行った、1人残った山火さんはわたしに気付くと熱気…というより熱湯を纏ってわたしに近づいてきました。

    クウ「前に来た地上人、か……」
    火の士族……何故ここに?
    クウ「……お前、ナイの奴の匂いがするな」
    えっ
    クウ「あいつに利用されてるかあいつそのものか…どっちでもいい、あいつに関係するなら焼いてやるよ…!」

    あれ、もしかしてこれ戦う流れ?
    ……なんで??

    Chapter15-16
    深海山火
    つづく

  • 860甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/12(火) 01:23:34

    (ナイが悪い)

  • 861二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 02:16:30

    っぱにょろにょろした奴は焼くに限る!ヤマンソ君もそう思うよな!

  • 862二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 08:12:54

    ほしゅ

  • 863二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 13:04:09

    話を聞いてくれません

  • 864二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 22:18:05

    いやぁねぇ

  • 865二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 22:45:43

    追いついた。


    >>824

    思い返して見ると先生から見たエイリは

    セミナー襲撃でだいぶ傷付けたのを目の当たりにしてるし

    その後もずっとギクシャクしっぱなしだったし

    船の上の一件じゃ「信用できない大人に自分に身を捧げるような契約」みたいな形でしか頼み込んでこない時すらあったし

    アビ夏バカンスでなんとか持ち直したけど何度も危ない目にあってるのを見てるし

    それが遠因になって一時は狩人になるし

    なんとか元に戻ったと思ったらクイーンの一件で知的生命体殺し経験するし


    散々ディスコミュと願い届かずみたいなケースが続いてて、だからこそと言うかいつだったか狩人に突きつけられた時から「エイリにとって良い形で寄り添いたい」と思ってたのに

    結局パヴァーヌではアリスを優先して一度は爆破まで踏み切ってるという


    ……整理がてら書き連ねてみたけどだいぶえげつない先生虐してるなエイリとの関係……

    アリスの一件以来会えてないけどこれ大丈夫なんだろうか…

    先生自己嫌悪溜めすぎて上手く話せなくなるまでありそう

  • 866甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/12(火) 23:23:33

    クウ「燃えて消えろよぉぉぉぉ!」


    水中、それも深海だというのに山火さんの持つ火炎放射器は炎を放ち周囲の水は沸騰する。

    周りのルルイエの民は煮えたぎりそうな温度の壁に阻まれて近づけないようで、誰か援軍が来ない限りはわたし1人でなんとかする必要があります。……やるしか、ない。


    dice1d4=3 (3)

    1.温度上昇

    2.暴れているようで狙ってはいるクウ

    3.とりあえずぶん殴る

    4.ゼロシフト・カノンチャージ


    援軍dice1d4=2 (2)

    1.なし

    2.トカゲ

    3.タコ

    4.ヤギ

  • 867甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/13(水) 00:49:28

    アヌビスならこの高温でも耐えられるはず。

    そう踏んでわたしはゼロシフトで真正面から近づき薙刀を振り下ろす。

    トンファー型の火炎放射器で防がれるものそのまま押しのけ、頭に叩きつけた。


    クウ「ガッ……てめぇぇ!」

    効いてない…!?なら!


    すぐに睨み返されたので薙刀を逆に構えて腹部を突く。

    「ごっ」っていう呻き声と共によろめくも怒りの炎はむしろ燃え上がっていく。自分ごと燃やす気なんじゃないかというほどに両手の火炎放射器は炎を出し続けていた。


    クウ「やる、じゃねぇかよ」

    ……

    クウ「だがよ、まだまだぁ!」

    ??「そこまでにしておきなよ」

    クウ「あぁ!?…ハイセ、てめぇか」


    突然、わたしの後ろから声がかかった。

    振り向くとそこには黄色いローブが印象的な人、風の士族黄衣ハイセさんがライフルを山火さんに向けていた。


    ハイセ「前ならルルイエが蒸発しても別に構わなかったんだけど今は自分たちも住んでいるんだ。あいつの巻き添えで焦げるのはごめんだよ」

    クウ「……チッ」


    山火さんは火炎放射器を下げ、火を静める。

    どうやら黄衣さんの言葉が届いたようだ。

    落ち着きdice1d50=18 (18) +50

  • 868甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/13(水) 01:24:34

    ハイセ「それで?今回は何事?」

    クウ「……dice1d4=3 (3)

    1.ナイの奴に煽られた

    2.夢見の野郎抱き枕にしてきやがった

    3.タコに煽られた

    4.+ルルイエ浮上のための動力にされかけた

  • 869甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/13(水) 02:00:04

    リト『やーやー火種くん生きてる?』

    クウ『……何の用だよタコ』

    リト『タコじゃねぇし!!こほん、前に来た地上人、知ってるよね?’

    クウ『……』

    リト『ルルイエ浮上の邪魔になっちゃいそうってのは多分動かないだろうけど……あいつ、ナイとも接触したみたいだよ?』

    クウ『あ?』

    リト『もしかしたらナイ側に靡くかも?じゃあまたねー』

    クウ『……』



    クウ「ってことだ」

    ハイセ「あのタコ一回たこ焼きにしてやったほうがいいんじゃないかな」

    素貌ナイ、だっけ?会った方はないけど……

    クウ「いや、会ってるはずだ。奴の匂いがする」

    ハイセ「ナイは変身するんだ、奴を一度知ると全てが奴の化身に見えてくるぐらいにいろいろにね」

    クウ「……萎えた、帰る」


    山火さんはだるそうに帰って行く。黄衣さんも用は済んだとばかりに戻って行った。1人残された私はとりあえずdice1d2=1 (1) に行くことにした。

    1.一応ルルイエで偉いらしい夢見さんのところ

    2.山火さんをわたしにけしかけた深海さんのところ


    Chapter15-17

    生ける炎

    おわり

  • 870甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/13(水) 02:00:23

    (ルルイエの住民はみんな仲が悪そう)

  • 871二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 02:21:47

    こいつらすぐに喧嘩して地形変えるのマジで迷惑なんだよなぁ…

  • 872二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 08:20:31

    お前らも青春しろ

  • 873二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 15:15:46

    保守

  • 874二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 20:52:53

    ほしゅ

  • 875甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/14(木) 00:05:32

    アサト「……zzz」
    寝てる……

    土の士族に会いにきたものの、通された先では夢見さんは玉座に座りながら眠っていた。え、起こせと?
    軽くゆすってみるものの起きる気配はない。さてどうしたものかと考え始めると、後ろから同じく士族の黒八木さんの声が聞こえた。

    シュウ「こんにちは。アサちゃんに用事?」
    あ、ああ。ルルイエに起きていることについて
    シュウ「あー……うーん……まぁいっか!アサちゃーんお客様だよー」

    黒八木さんが両肩を掴んで上下に振り回すと、「うーん」と寝惚けた声とともにゆっくりと夢見さんは目を覚まします。同時にぞわっとした嫌な感覚が背を走る。なに、今の?

    アサト「起きる感覚はなれないね……おはようエイリ」

  • 876甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/14(木) 00:47:41

    夢見さん……ルルイエで何が始まろうとしているんだ?まさか、ルルイエの封印が解かれるとか?

    アサト「……そうだね。ルルイエの封印が弱まっているのは間違いないよ。私が目を覚まし、エイリがここを訪れているのがその証明」
    ルルイエが浮上すれば世界が滅びると聞いた。
    アサト「直接の因果関係はないよ、ただ……住人であり異物でもある封じられた神々はキヴォトスにとって毒にもなるだろうね」
    夢見さんがルルイエを浮上させてるんじゃないのか?
    アサト「水の士族だよ……そもそもルルイエは水の領域だし……もういい?」
    最後に。ルルイエを浮上を止める手段と、早める手段は?
    アサト「水の士族を倒す。それでいいんじゃないかな……詳しくはシューかヨーに聞い……て……」

    話している途中に急に眠ってしまった。
    ……総弌さん、かぁ。少し声をかけてみようか。

    シュウ「よーし!ヨウちゃんを見つけよう!」

    やたらテンションが高い黒八木さんを連れて……というか連れられて、総弌さんのところへ向かいました。

  • 877甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/14(木) 01:20:20

    ヨウ「それで?起こした挙句投げられたと」
    そ、そうは…なるな

    黒八木さんに連れてこられたのは本ばかりの部屋。
    水の中だというのに滲む様子もなく総弌さんは本を読んでいたが、わたしを連れた黒八木さんをみて明らかに機嫌を悪くした。

    ヨウ「それで?ルルイエの浮上に関してだな?簡単だ、水の士族を殴ればいい」
    ……は?
    ヨウ「ルルイエの存在は深海リトと同期している。封印が弱まりつつある今徐々に浮上しているため奴を叩きのめせばまぁ、沈みもするだろうな」
    わたし一人での戦いになるか……
    ヨウ「どうかな、元々水と風は敵対しているしそもそも各士族は敵対している。それより地上には別の問題もあるぞ?」
    問題?
    ヨウ「封じられし神々は元々キヴォトスにいる連中から見て敵で脅威だ。近づくにつれ我々の存在を感知して狂って行くだろうな」
    そんな……!
    ヨウ「何をするにしても急いだほうがいいぞ?正気を失う前にな」
    ……ありがとうございます!

    ゼロシフトが使いにくことなど無視してゼロシフトを連打しルルイエから地上に戻ろうとする。
    ルルイエが浮上しただけでそんな大問題が起きるものか、なんて楽観的に考えていたが近づくにつれて問題が起きると聞くとほおってはおけない。少しでも情報共有しなければ

    Chapter15-18
    SANity
    つづく

  • 878甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/14(木) 01:20:51

    (エイリアンはどちらかといえばSANチェックさせる側)

  • 879二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 01:36:49

    本質がエイリアンで厳密には実質的にルルイエ側に近いエイリだからっていうのもあるんだろうけど
    精神汚染皆無なのエイリがもうある意味でとっくに狂ってるからって考えると…

  • 880二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 02:34:00

    ウアスロッドと通常射撃だけではゼロシフトがあってもキツい
    背中の飾り()役にたたねえなぁ!

  • 881二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 12:11:18

    保守

  • 882二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 16:38:05

    ほしゅ

  • 883甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/15(金) 00:02:52

    海上をすっと出たわたしは周囲をまず見渡す。

    既に始まっているルルイエブーム、それ自体が異常の始まりなんじゃないのかと考えた。

    ただ仮に発狂して暴れていたとしてもそれは対処療法ですらなくただ二次被害を抑えているだけ、根本的な解決には一切ならない…というのはわかっていた。


    熱狂度dice1d100=25 (25)

  • 884甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/15(金) 00:30:38

    <なんか出てきた!

    <ロボットだから違うんじゃない?

    <今日は人魚でないのかなー

    <いあ……いあ……

    <おーい?

    <なんてめっこらー!

    <すっぞこらー!


    表面上は特に何も起きてないように見える。

    喧嘩で起きる銃撃戦、負けたら海に落とされるサバイバル。よくあることなのは間違いない。

    現状の報告も兼ねて奥空さんに通信を開くと大声が耳に響いた。


    アヤネ『エイリちゃん!!よかった、繋がった!』

    奥空さん。報告が。その場に誰かいますか?

    アヤネ『えーと……』

    ホシノdice1d2=

    ノノミdice1d2=1 (1)

    シロコdice1d2=2 (2)

    セリカdice1d2=1 (1)

    コユキdice1d1=1 (1)

    1.いる 2.いない

    アヤネ『だね』

    では、そのまま聞いてください。ルルイエで起きていることを


    わたしはそのままルルイエで起きていることとこれから起きること、そしてキヴォトスに近づいている危機について話しました。

    アビドスでの異常度dice1d100=37 (37)

  • 885甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/15(金) 00:30:58

    ホシノdice1d2=2 (2)

  • 886甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/15(金) 01:11:49

    アヤネ「うーん、何かありますか?」
    コユキ「わかりません!!!」
    セリカ「右に同じ」
    ノノミ「うーん……最近ヘルメット団に様子のおかしい子がではじめたぐらいでしょうか?」

    ほぼ、今のところ何も起きていないと考えていいようだ。
    総弌さんがいう狂うことで何が起きるかはわからないけどいいことが起きないというのはわかる。
    とするなら……やることは…先生かなぁ……
    エリドゥの一件以降会ってない(わたしが気まずいから)けど毎回ボロクソ言ってるし避けてるのにこういう時ばかりすり寄る女だと思われても仕方ないなぁこれ。

    わかりました。
    ……もし、狂った人がいたら気をつけてください。狂わせている側でもある人の言ですから
    アヤネ『エイリちゃんは、どうするの?』
    深海であるルルイエに突入できるのはわたしだけです。潜水艦とかは用意するにしても破壊されれば全滅も不可避。
    ……クイーンと同じことになるでしょうか
    アヤネ『……!』
    コユキ『ちゃんと先生と協力してくださいよ!その場に1人しかいなくても完全に1人で言っていいわけじゃないんですからね!!」
    ……うん。

    コユキちゃんからのお願いに頷き回線を閉じる。
    すーはーと何回か深呼吸してからはやる気持ちを抑えつつシャーレへの通信回線を繋いだ。

    Chapter15-18
    SANity SENse
    おわり

  • 887甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/15(金) 01:12:33

    (思ってたより発狂耐性あるキヴォトス人)

  • 888二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 01:45:26

    伊達に日常的に銃撃戦してない

  • 889二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 08:21:31

    保守

  • 890二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 13:44:27

    保守

  • 891二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 16:31:58

    いよいよ先生と対話か
    エイリの側が避けてたにせよ先生が一切接触しようとしてないあたりあったり話したりするのを躊躇うくらい心にきてるとか会わせる顔がないとか思ってそうな感じがあるけど

  • 892二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 19:49:12

    寄り添う寄り添う言ってて結局やったのは爆破だからな…
    カルバノグでは味方をするとも言ってたけどパヴァーヌではいつかと同じように敵に回ったら容赦なく切り捨ててしまったし…
    「それで何が起きたかもう忘れたのか?」って狩人に言われたのがまた刺さってしまうな

  • 893スレ主◆PpuNVmvyfA24/11/15(金) 21:44:11

    (申し訳ありません明日用事で朝早いので今日は投下ありません……)

  • 894二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 01:55:13

    了解です
    ごゆっくりー

  • 895二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 09:25:55

    保守

  • 896二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 14:47:15

    ほしゅ

  • 897二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 21:46:08

    保守

  • 898二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 22:58:42

    アリスの時は必死だったからあまり考える余裕もなかっただろうけど終わった後少し余裕ができたら自分がエイリに何をしたのか改めて見つめ直すわけで

  • 899甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/16(土) 23:33:00

    『"やぁ、エイリ"』

    少しぶりに聞いた先生の声は少し哀しそうにしていました。
    エリドゥの一件以降何かあったのかとも思いましたが多分教えてくれないだろうなと考え本題から始めることにしました。

    お久しぶりです先生、今時間よろしいでしょうか
    『"あぁ、大丈夫だよ。"』
    先生、ルルイエというものを知っていますか?
    『"……エイリも、知ってるんだね"』
    ご存じならば話は早いです。これからルルイエに侵攻します。先生にはオペレーターをして欲しいのですがよろしいですか?
    『"少し待って。……侵攻って、戦うつもりかい?"』
    はい、ルルイエの浮上は彼女らの悲願のようで、阻止するには戦うしかないかと
    『"滅ぼすために戦うのは反対だ、君にも"』
    今更でしょう?
    『"だからだよ。シッテムの箱と接続して……ルルイエの人と話をさせて欲しい"』

    正直ルルイエを1人で止めるのは不可能。アヌビスが明らかに全力を出せてないしそもそも出せたとしてもわたしが持つかも怪しい。

  • 900甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/17(日) 01:08:58

    『"ちょっと待った、ジェフティは爆発したんじゃ……"』
    先生、後ろです
    『"後ろ?……!?"』

    先生が後ろを振り向くと明らかに驚く。
    そこそこ高いシャーレオフィスの窓の外にアヌビスが浮いていたことに気付いたからでしょうか。

    どうも
    "それは……ジェフティ!?"
    アヌビスと呼んでます。そこからなら接続できますか?
    "う、うん……"
    『不明なデバイスによる接続が確認されました』
    受け入れて
    『接続を確立しました』
    『"聞こえるかな?"』
    感度良好です。では、行きます

    即座に振り向いてゼロシフトで海上へ移動。
    時間的猶予はあまりないと考えて、すぐに海中に突入しました。

    『"は、はやいね"』
    悪い方に考えるタイプなんです
    『"……海底都市、か。いつもならワクワクするんだけどな"』

  • 901甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/17(日) 01:30:12

    どんどん沈んでいきルルイエの光が見える頃、先生からは見えているか確認ついでに声をかけます。
    もし通じなかったら本当にダメかもしれませんが

    電波は大丈夫ですか?
    『"うん、今のところ大丈夫だよ"』
    ミレニアム製の通信装置でもダメだったのに……すごいですねそれ
    『"私も助けられてるよ。……それで、ルルイエの生徒会長にあたる人に話に行けないかな?"』
    夢見さんか……わかりました。
    ただその……変な人ですので気をつけて
    『"慣れてるから…その、エイリ。"』
    なんでしょう?
    『"……いや、すまない。後にしよう。いまはルルイエのことに注力しないとね"』
    ???はい。

    今一先生が挙動不審だ。
    ルルイエの人たち相手にそれで大丈夫なのだろうか……?
    クイーンとか連れてくればよかったかな……
    多くのこうすればああすればの後悔が湧いてくるの振り払い、土の士族に会いに行く。
    夢見さん、まだ話をしてくれるといいのだけど

    Chapter15-19
    せんせいといっしょ 深海編
    つづく

  • 902甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/17(日) 01:30:49

    (深海だから物理的にセクハラできない、考えたなルルイエ)

  • 903二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 01:41:19

    対話でどうにかできるならそれが一番なんだけどねぇ

  • 904二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 10:40:43

    このレスは削除されています

  • 905二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 12:20:35

    先生だいぶ心に来てるな…
    ルルイエにも対話しようと試みてるし対話でなんとかしたいって思ってるみたいだけどエイリのことはエリドゥで話も聞かずに吹っ飛ばしたっていうね
    こういう自己矛盾も心軋ませてる原因なんだろうか

  • 906二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 22:42:50

    このレスは削除されています

  • 907スレ主◆PpuNVmvyfA24/11/17(日) 23:25:06

    (スレがクトゥルフに染まっている……!?)

  • 908甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/18(月) 00:13:00

    アサト「忙しそうだね、エイリ」
    お陰様でな……
    アサト「お客さん、かな」

    何度目かの夢見さんの部屋では珍しく訪れた時には起きていた。
    先生の通信にもう気づいているのか、夢見さんの視線はわたしに向きながらわたしを見ているようには思えない向け方をしていた。

    『"私は連邦捜査部S.C.H.A.L.Eという組織で先生をしている者だ。名前を聞いてもいいかな"』
    アサト「夢見アサトだよ、ルルイエで土の士族の御神体をしてる。こんにちは先生」
    『"私たちはルルイエが地上に対する侵略を計画しているという話を聞いて来たんだ。そちらの話を聞かせてくれないかな"』
    アサト「侵略……まぁ、間違ってはないのかな」
    『"君は侵略に賛成じゃないの?"』
    アサト「不干渉、かな。ルルイエには地水火風の四つの属性があり、元々ルルイエは水のもの。封じられたことにそれぞれ考えはありながらもルルイエを浮上させ支配を望んでいるのは水だけだろうね」
    『"それぞれは仲が悪いのかい?"』
    アサト「よくはないかな、水と風が敵対してるし火は土…の一部と敵対、風と火は同盟してても火と水は敵対していない」
    『"……侵略を目指しているのは水、なんだよね?』
    アサト「四の一ではあるけど水はルルイエで最も大きい勢力。双方ただじゃ済まないよ」
    『"互いに傷つけることを止めるために、わたしたちは来たからね"』
    ……
    アサト「……なるほど。どこまでできるかわからないけど頑張ってね」
    『"ありがとう、アサト"』

    先生の言葉を聞いた夢見さんはどこか穏やかな表情を浮かべた。
    いまいち何を考えているのかが読み取れない、眠そうな顔の裏で何を考えているのかがわからない。
    それが何より恐ろしく見えたけど先生としては夢見さんも生徒なのか感謝する言葉は優しいものだった。

  • 909甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/18(月) 00:46:52

    水の士族……やはりここが要なんでしょうね

    『"ルルイエの浮上…それで起きることが学校が増えて生徒が増えるだけたらよかったのにね"』

    えぇ…


    この事態に至ってもこの調子の先生にやや引きますが今更か、と思い直すと薙刀を片手に水の宮殿の前に立ちます。


    ここからが本番ですね

    『"ところで、その武装は…?"』

    ルルイエ、特に水の士族にとってわたしたちは敵になりますよ?

    『"襲われたら、仕方ないのか……"』


    先生にセンサーの管制も任せて水の宮殿に足を踏み入れました。

    dice1d4=3 (3)

    1.わらわらわらわらわら

    2.わらわら

    3.リト「やぁ」

    4.誰もいない……?

  • 910甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/18(月) 01:14:30

    宮殿を歩いているとすぐに違和感を覚えた。
    前来た時は大量にいたヒレ耳の生徒たちがいない。
    ……まさか。と思った途端宮殿の扉が閉じられる。
    同時に部屋の奥がライトアップされその先に1人の生徒が立っている。深海さんだ。

    リト「話は聞いてるよ地上人、そしてセンセイとやら」
    深海さん
    『"君が、ルルイエの主"』
    リト「キヴォトスに合わせて名乗れば深海リト。偉大なる支配者」
    『"ルルイエを浮上させて、キヴォトスを支配するつもりというのは、本当かい?"』
    リト「妙なことを言うよねセンセイ?元々私のものなのにこんな妙なことに巻き込まれた挙句あんな奴らと共に封印されたんだ。返してもらわなきゃさ」
    『"一体、何を…?"』
    リト「感じるんだよ、【位置がくる】。星辰が近づきルルイエが目覚め私が支配者に戻る時が!これはその前哨戦だ!」
    結局こうなる…!先生、言葉は通じても会話が通じないタイプのタコです!
    まずは大人しくさせないと
    『"くっ……手伝うよエイリ!"』

    周囲の職種が活性化し深海さん本人も銛のついた銃のようなものをわたしに向ける。
    先生も今は説得が無理と理解したか戦闘を認めてくれた。前はしてやられたけど……先生の指揮があるならまだどうにでもなるはず!

    Chapter15-19
    せんせいといっしょ 深海リト編
    おわり

  • 911甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/18(月) 01:15:06

    (位置が来ると一緒になんかやばい色も来てるのに気づいてるやつは少ないらしい)

  • 912二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 01:42:22

    このタコ野郎!
    アサトは色彩に気付いてそうだけど…ねむねむ…

  • 913二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 07:50:09

    保守

  • 914二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 15:43:16

    ええい面倒な

  • 915二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 23:56:19

    このレスは削除されています

  • 916甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/19(火) 00:18:09

    ひとくちミレモブ

    ルルイエ浮上に対するその頃の各陣営


    風dice1d4=2 (2)

    1.自陣で大人しくしてる

    2.水と喧嘩してる

    3.ルルイエ浮上加速

    4.ルルイエ浮上妨害


    火dice1d4=4 (4)

    1.捕まってる

    2.自陣で大人しくしてる

    3.ルルイエ浮上加速

    4.ルルイエ浮上妨害


    土dice1d4=2 (2)

    1.不干渉

    2.不干渉

    3.眷属だけ送りルルイエ浮上加速

    4.眷属だけ送りルルイエ浮上妨害


    ナイdice1d4=1 (1)

    1.地上でルルイエブームを煽ってる

    2.地上でルルイエブームを煽ってる

    3.ニヤニヤしながらエイリを観察してる

    4.シャーレ襲撃

  • 917二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 00:24:19

    ナイアが地上で遊んでるならクトゥグアがキレ散らかしてネタを壊しに行くのは当然…

  • 918甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/19(火) 00:41:05


    ハイセ「ルルイエが浮上したら水の奴らの天下になりかねない、か」
    イタカ「ハイセ様、どうされますか?」
    ハイセ「地上人に全て持っていかれるのもあのタコの思い通りになるのも癪だ。全員水の奴らと戦うぞ、じめじめした魚共を喰らってやろう」
    ロイ「焼き魚ー」
    アルル「乾スルメー」
    ハイセ「我が眷属(ビヤーキー)よ、窮屈な水の底でデカい顔する魚共を喰らってやれ!」
    <わー!
    <いあいあはすたぁ!
    <いあいあ!


    <ひぇぇー!なんでルルイエでこんなに火が!
    <逃げろー!
    クウ「ケッ、深き者とかいっても結局性根は魚かよ。……ルルイエの浮上には動力があるはずだ。止めてやるか…あのヤロウの予想が外れたって顔が目に浮かぶ」
    <と、とめろー!
    <水中で水が火に負けたら笑い物だぞー!
    クウ「ああそうだよ、だから嗤ってやるよ!!生ける炎は水じゃ消えないってなぁ!!」


    アサト「風と火も動き出し三つの属性が争い始めた。ルルイエの目覚めとともに大きく時代が変わろうとしている」
    シュウ「ヨウちゃんよかったの?私たちは何もしないで」
    ヨウ「そもそも我々はルルイエの動向に興味はない。我々がするべきは王を楽しませることだ」
    シュウ「むぅ、ここだと子供が増やせないよ」
    ヨウ「だろうな、だから問題ない」
    シュウ「いじわるー!!」
    アサト「夢が終わるか、あるいは乗り換え始まるか。全ては君たちにかかっているよ。地上に住む人々」

  • 919素貌ナイ◆PpuNVmvyfA24/11/19(火) 01:07:56

    もし、そこの人!
    ああ銃を向けないで怪しいものじゃないんで。あなた方、ルルイエをご存知ですか?
    知らない?それは勿体無い!
    とある港の沖合、その深海にある都市なのですが……そこには黄金の山、伝説の武器!財宝がガッポガッポと言われています。
    興味出ましたか?危険?
    確かに今は危険ですが最新の研究でなんと徐々に浮かんでいることが判明しているんです。もしかしたらその港でルルイエの民を観れるかもしれませんよ?
    え、対価?必要ありませんとも。
    これでも港の観光大使してまして。ルルイエキャンペーン実施中!幸運のルルイエ人を見つけよう!
    あ、これチラシです興味あれば。

    ……人が増えるほど噂は増え、いつしか人々の意思は狂気となり本人たちも抑えられないほど大きな獲物になる。
    楽しめる演目になりますよ、きっとね

    ひとくちミレモブ
    ルルイエと各属性
    おわり

  • 920二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 09:56:40

    このレスは削除されています

  • 921スレ主◆PpuNVmvyfA24/11/19(火) 12:15:28

    (どこも水に協力する気がない…いやまぁ同じところにまとめて封印されただけのトリニティ(強制)みたいなものだけども今のルルイエ)

  • 922二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 16:13:35

    このレスは削除されています

  • 923二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 20:40:25

    ほしゅ

  • 924甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/19(火) 23:48:45

    『"エイリ、気をつけて。周囲の触手が常に狙ってる。モニタは任せて"』

    ありがとうごばいます

    リト「今回は前の小手調べとは違うってところを見せてあげようかな」


    リトさんは目の前に現れたわたしを迎撃するように触手を纏った腕で殴りかかりすでに振り下ろした薙刀をぶつかり合う。

    鉄の塊にでもぶつかったかのように火花が水に散った。


    エイリdice1d1000=134 (134)

    リトdice1d1000=440 (440)

  • 925甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/20(水) 00:31:31

    っぐ、ぐぐ…!

    リト「やっぱり海中の戦いに慣れてないね!」

    『"真下から来る!上だ!"』

    真下、っ!

    リト「判断が遅いよ!」


    真下のアラートと声でとっさに浮上しようとしたら薙刀を掴まれ叩きつけられると同時に下から湧いてきていた触手でできた拳に殴られる。

    上下からの同時衝撃でめきっという音が聞こえた。

    ダメージdice1d50=25 (25)

    一撃で中身にダメージを与えるつもりだったのか、ふらついたわたしを深海さんはニヤついた顔で見ていた。


    リト「もしかしてとは思ったけど……その鎧の中身は脆い方みたいだね?」

    こ、っの!


    薙刀を手放して深海さんを蹴り飛ばしながら爆発するチャージキャノンを連打。

    反動で離れつつ爆破の衝撃で飛んできた薙刀を回収し爆煙を注視する流石にまだ何かしてくるだろうという考えで薙刀を再度構えた。

  • 926甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/20(水) 01:12:58

    がたんと大きな音、地響きが部屋を丸ごと揺らした。揺らされる水が泡を生み出して少し視界が悪くなるけどそれ以前にこの揺れは一体…?


    『"なんだ…?一体何が"』

    噴火、地震?いや……

    リト「ルルイエが目覚める。始まるよ!我が支配が!」

    急がないと……!

    リト「もう遅いよ!」

    『"タコ足がくる!力勝負は不利だ、ゼロシフトで翻弄しよう!"』

    了解…!


    ゼロシフトで真正面に現れて薙刀を振りかぶると迎撃しようと腕を振るのが見えた。

    当たる前にゼロシフトを再度起動し背合わせのようになり薙刀をそのまま振り抜いて背後を突き刺す。

    少しの抵抗と共に肉を貫通したのを感じた。

    すぐに引き抜いて離れるとdice1d3=2 (2) のが見えた。

    1.触手を盾にされていた

    2.1+触手を貫通して浅いながら背中にも刺さっていた

    3.刺された背中を触手が押さえている

  • 927甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/20(水) 01:24:11

    リト「いったいなぁ……やるじゃん」

    ダメージはあるはずなのに深海さんは不敵な笑みを崩さない。
    薙刀の先端から青だか緑のような体液が海水に溶けて行くのが見える、刺さったのは間違いないはずなのに……

    リト「仕方ないか、ぶっつけ本番で!」

    大きく口を開いて何か音を出す深海さん。
    ただ不快な音という感じしかない声だけどすぐに異常が見つかった…いや、感じ取れた。

    『"っぐ……なんだ、この音…頭が…!"』
    先生!?
    リト「ビンゴ」

    耳鳴りのような音を撒き散らしながら襲いかかってくる。
    薙刀を構えゼロシフトを連続発動させることで拳が当たることはないが、音がどんどん強くなり、通信の先の先生がどんどん焦燥しているようなうめき声をあげている。

    リト「どうするんだ地上人?浮かぶルルイエ、弱い人間!天の時と地の利は私にあり人の和は失われる!私の勝ちだ!」
    勝ち誇るのは……私を倒してからにしろ!!

    時間は深海さんの味方。わたしは薙刀を短く持って再度立ち向かった。

    Chapter15-20
    大いなる星の呼び声
    つづく

  • 928甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/20(水) 01:25:10

    (SANの心配がなくてもタコとタイマンする探索社は普通いない)

  • 929二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 01:37:48

    チクタク野郎がケチって武装一つしか解放してくれなかったのが悪い!

  • 930二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 08:47:14

    保守

  • 931二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 12:46:19

    ほしゅ

  • 932二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 23:22:31

    もうちょっと派手な武器はないのか

  • 933二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 23:43:36

    ベクターキャノンとか使えるんだっけ?
    使えるようになったらドタマか胸ぶち抜いて一狩りいったぜで終わらせられそうだけど
    それかエイリが変異覚醒するとかしないと厳しそう

  • 934甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/21(木) 00:03:50

    ブースターを吹かして最高速になる直前にゼロシフト、触手を纏った両腕以外をぶん殴る。

    水中である分あんまり飛ばないけど追撃にチャージショットで爆破する。

    恐らくだけど1番効いてるのがこの爆破だと思う、刺されば薙刀もいいけど隙が大きいし水中で響く爆発の方が効果的に見えた。


    リト「鬱陶しいなぁ…!もう間に合わないってのに!」

    どちらにしろ倒すことに変わりはないだろう!

    『"振動が増して……地上まで揺れてるんだ!"』

    リト「よろこびなよ地上人!地上を支配したらあんたらのことは覚えておいてやるよ、偉大なる支配者の記録(ブルーアーカイブ)としてね!!」


    その時、一際大きい揺れが部屋の中を襲った。

    そのせいかわからないけど浮上のものらしい揺れが弱まり深度計が示す上昇が遅くなっている。


    リト「なんだ!?」

    隙、ありィィ!


    明らかに狼狽えた深海さんに薙刀を突き刺してそのまま壁に磔にする。

    すぐに周りの触手に捕まらないように離れるが、深海さんは動くそぶりを見せなかった。


    ダメージdice1d100=13 (13)

    リト侵食dice1d100=98 (98)

  • 935二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 00:08:14

    本当にダイスが渋いなエイリ…

  • 936甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/21(木) 00:29:47

    リト「私は、偉大なる◯◯◯◯◯だぞ?こんな人間1人にこんなに手こずらされてる……私は支配者だぞ…!』

    『"効いてないのか……?"』

    ハイセ「イイザマしてるなタコ!まさか地上人にしてやられるとはね!」


    目を伏せぶつぶつと呟く深海さんの様子を見ているとわたしたちが入ってきた扉が蹴破られ、黄衣さんがローブをゆらゆら揺らしながらわたしの横まで泳いできた。さらに壁に磔られた深海さんを見てさらに爆笑。

    この2人そんなに仲悪いんだ……


    ハイセ「クウ呼んでたこ焼きにでもしてやった方がいいか?」

    黄衣さん……

    ハイセ「しかし無茶をするなお前も。このタコ紛いなりにもルルイエの長だと「おのれ」ん?」

    リト「おのれおのれおのれおのれ人間風情が私の支配を遮るなぞ大いなる我が矮小な存在を脅威に思うなんてあるはずがない支配せよでなければ滅ぼせお前らは滅びなければならない!!!」

    ハイセ「自分が狂う側になったのかタコ」


    薙刀を引き抜きもせずそのままわたしたちの方に寄ろうとする深海さん。

    その目は先ほどまでの余裕はなくどちらかといえば狂気が浮かんでいました。


    一時的狂気dice1d10=3 (3)

  • 937甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/21(木) 01:08:34

    リト「アハ、ハハハハハハハハ!!」
    ハイセ「よし、今のうちに殴るか」
    『"えっ!?"』
    ハイセ「お?この声なんだ?お前か地上人」
    先生だ
    『"あ、うん…シャーレの先生だよ"』
    ハイセ「件の地上人代表か。後で話を聞かせてもらおう。とにかく今は」
    リト「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヘヘヘヘヘヘヘ」
    ハイセ「あのタコを黙らせようか」
    ……はい!

    胴体に薙刀が刺さったまま嗤う深海さん、意味がわからない目の前の相手に言い表しにくい嫌悪感を覚えるがキャノンを構え黄衣さんとともに立ち向かう。
    ルルイエの揺れは小さいものの浮上は進んでいる、そもそも深海さんを倒してルルイエが止まるのかどうかもわからないけど急がないと!

    Chapter15-20
    大いなる天の声、大いなる海の叫び
    おわり

  • 938甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/21(木) 01:09:53

    (自分も知らない精神干渉で欲求を肥大化させられたリトはSANチェックに失敗したらしい)

  • 939二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 01:53:30

    物理が効く状態でタコをしこたま殴れるから黄衣の王さんウッキウキやね

  • 940二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 09:12:02

    保守

  • 941二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 14:27:40

    ほしゅ

  • 942二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 21:50:46

    お話は普通にしてくれるんだ

  • 943甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/22(金) 00:09:50

    リト「ハヒヒヒヒヒヒハハハハハハハハハハハ」

    ハイセ「うーん、こんな無様なこいつを見るのは初めてだが……割と面白いな!イタカ!保存しとけ!」

    <畏まりました

    『"緊張感がないなぁ…"』

    とにかく殴って大人しくさせる、それでいいですね?

    ハイセ「それでいいしそれがいい。どうせ死なないんだ派手にやろうか!」


    ローブの下から触手と共に大量のサブマシンガンが生えてきた。

    どうやって持ってるのだろうとかはこの際考えない、知っては行けない気がするし。

    黄衣さんの銃弾の流れに乗りわたしも深海さんに飛びかかった。


    エイリdice1d100=32 (32)

    ハイセdice1d100=27 (27)

    リトdice1d100=60 (60) -dice1d100=49 (49)

  • 944甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/22(金) 00:45:24

    リト「クケケセケキケケケセケキケ」

    うわぁっ!


    触手が絡まって巨大化した両腕を振り回す深海さん、拳が目先数センチを通り過ぎて思わず止まってしまったが背後から飛んでくる銃弾の存在を思い出し慌てて横に避ける。

    銃弾が次々とぶつかっているものの深海さんは動じずに暴れている。まるでわたしたちが見えていないかのように笑いながら両腕を広げて振り回しては自分を殴ってすらいた。

    ちょうど胴体からわたしの方に伸びている薙刀を引き抜くと傷口?から青い液体が出ていた。……タコ?


    ハイセ「こいつこんなにタフだったっけか?頭おかしくなってリミッター的なものが外れでもしたか」

    このままじゃ時間だけがすぎてしまう……先生、何かないのか!?

    『"うーん……水中とはいえああやって回るには踏ん張りが必要だ、足を狙うのはどうかな"』

    やってみるか


    薙刀を長く持ち勢いをつけて脚を薙叩く。

    傾いた身体に黄衣さんが触手を差し込み両足に巻きついて引き倒した。


    リト「キキキキキキキキ」

    ハイセ「よしやれ!」

    りょう、かい!


    引き倒され横になってもまだ回転する深海さんだが安全な角度ができた。思い切り拳を握り笑い続ける顔面を殴りつけた。

    dice1d100=35 (35)

  • 945甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/22(金) 01:13:16

    リト「ぎぃっ……」
    ハイセ「いいの入った!任せろ!」

    殴られて動きが鈍ったのを見て引き寄せて触手で押さえ込みマウントポジションをとった黄衣さん、さらにローブの下の大量のSMGでめった打ちまでしている。どこまで恨まれてるんだろうか。
    しかし深海さんが制圧されてるのにルルイエの浮上が止まっていない、それどころかまた揺れが大きくなっているような……

    『"エイリ、大変だ……ルルイエが…止まっていない"』
    ハイセ「こいつがこのザマだし代わりに地上を支配してやるのもいいかな」
    やらせると思うのか
    ハイセ「強気だな地上人。だがそれもいつまで」
    リト「ルルイエ、よ……!天に、昇れ…!!」
    !?
    ハイセ「コノヤロウまだ息があったか!」

    深海さんの叫びとともに揺れが格段に大きくなる。
    やばい、と思う暇もなくどんどん上がっていき一際大きい揺れがわたしたちを襲った。

    な、何が…!
    『"エイリ、ルルイエが……!"』
    っ!

    扉を蹴破ると、水が部屋から流れ出て行くのが見える。さらにはキヴォトスのサンクトゥムタワー、青い空、街並みが……
    間違いない、ここは地上だ。ルルイエは、浮上してしまったんだ。

    Chapter15-21
    浮上
    おわり

  • 946甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/22(金) 01:13:48

    (当スレの1d100はすごくふんわりした採用なのであまり当てになりません)

  • 947二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 01:20:03

    主は来たる…再び…

  • 948二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 08:59:14

    ほしゅ

  • 949二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 12:58:07

    保守

  • 950二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 23:47:25

    くとぅるふ

  • 951スレ主◆PpuNVmvyfA24/11/23(土) 08:17:16

    (ガッツリ寝落ちしました……)

  • 952二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 12:46:26

    保守

  • 953二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 18:43:43

    浮上したら不味かった気がするけどよく考えたら何がヤバイのかよく知らねえや

  • 954二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 22:50:41

    保守

  • 955甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/24(日) 00:01:25

    ルルイエが、浮上した……!
    ハイセ「やっと始まるか……」
    黄衣さん?
    ハイセ「タコの野郎はのした、ルルイエも浮上して封印も幾分か楽になった。話はここからか」

    叩きのめされた深海さんを踏み深海さんが座っていた玉座に上書くかのようにふんぞり返った。

    ハイセ「それで、何の話だったか?タコを叩きのめす話ならもう終わったが」
    『"ルルイエが浮上したら、キヴォトスを憎む住民により争いが始まり滅ぶ。それは本当なのかい?"』
    ハイセ「なんだそ……いや、あながち間違いとも言い切れないか。当ててやる、センセイにそれ教えたのナイの奴だな?」
    『"そうだよ。それを確かめるために来たんだ"』
    ハイセ「半分正解で半分ハズレ、ナイのやつがよくやる手口だ」
    ……?
    ハイセ「暇なんだよ封印されてるとな、変わらない深海の水景色住人に。それを成したサンクトゥムタワーに恨みがないわけじゃない。だがそれよりも……」
    <地上だあああああ!!
    <ひゃっはー!
    <水のやつらなんかほっとけー!
    ハイセ「楽しみたいやつの方が多い」
    『"ま、まずい!"』
    先生、先生?

    突然先生との通信が切断された。
    何があったのかわからないがとにかくルルイエの様子を見よう。

  • 956甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/24(日) 00:58:18

    黄衣さんも「飽きた」とか言って去ってしまうし……

    うーん、これからどうしたものか。

    とりあえず何にしても宮殿から出るとあちこちで歓喜の声が上がり駆け回っている。太陽を見てはへなへなするものもいた。


    dice1d4=4 (4)

    1.アビドスに連絡

    2.先生に再度通信を試みる

    3.土の士族のところへ行く

    4.時計屋「どうも」

  • 957甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/24(日) 02:05:17

    「こんにちは」

    !?


    突然背後から声をかけられ振り向くと眼前には古い時計があった。

    咄嗟に離れるとそれは人の頭とも言える部位にあるもので─要は時計屋がそこにいた。


    時計屋「ルルイエの阻止は成らなかったか」

    キヴォトスは、滅ぶのか?

    時計屋「どうでしょうな、浮上をめぐる戦いは終わったが……ルルイエを巡る戦いは終わってはいない、むしろ始まったのだ。ルルイエが浮上した以上更なる戦いが起きるだろうがそれを微睡む神が楽しむか、それとも……」


    クックック、と笑うと共にチクタクチクタクと頭の時計が鳴っている。正直変。


    時計屋「では、新たな力を差し上げようか」


    また時計屋が指を鳴らすとアヌビスが光始めた。その後、アヌビスのアナウンスが流れる。


    『I captured Metatron.dice1d3=2 (2) activate.』

    1.wisp 2.armed wisp 3.hound 4.rail gun

    また……

    時計屋「更なる戦いが待ち受けている。その鎧もいつか真の力を解き放つ時が来るかもしれんな」

    一体何者なんだお前は……この鎧の何を知っている!

    時計屋「なんでも知ってるし、何も知らない。命とはそうして生きて行く。では失礼……」

    待て…!


    一礼して宮殿の中に入る時計屋を追いかけてて扉を開けるとそこにはただ隅の方で気絶している深海さんがいるだけで時計屋の姿はなかった。

    状況に流され続けている今、わたしにできることは多くないけど……考え続け、動き続けなければならない。そんな気がした。


    Chapter15-22

    チクタクの誘い②

    おわり

  • 958甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/24(日) 02:06:19

    (異星からの来訪者編2章前編が終わる感じなのだろうか)

  • 959二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 02:20:38

    ついに背中の飾りが飾りじゃなくなったか

  • 960スレ主◆PpuNVmvyfA24/11/24(日) 02:55:37

    >>959

    (ARMEDなのでこっちの方です……背中のは飾りかそもそも画像みたいにない可能性…)

  • 961二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 08:24:49

    保守

  • 962二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 08:49:09

    ルルイエがどうにかなったら改めてウタハに解析させた方がいいかもしれん不明な部分が多すぎる

  • 963二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 13:17:07

    ほしゅ

  • 964二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 23:09:03

    これからどうなるのやら

  • 965甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/24(日) 23:36:32

    何にせよアヌビスにエネルギー的なものが加わったのはわかった。

    とにかくこれから浮上したルルイエについて行動を取らないといけない。

    浮上すれば争いが起こり最終的に世界を滅ぼすというルルイエ、今どうなっているのかも情報を得ないといけない。

    結果、わたしが取った行動はdice1d4=1 (1) だった。

    1.ルルイエ周辺の調査

    2.アビドスへの帰還

    3.シャーレへの帰還

    4.土の士族との接触

  • 966甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/25(月) 00:38:58

    ルルイエを飛び立ち近くの陸地まで飛んでみると、やはりというべきか突然浮上したルルイエの見物で騒然としていた。

    ただそれにしては妙というか、争いがある……?

    いや、キヴォトスだしいつも通りかな?

    荒れ具合dice1d60=25 (25) +40


    <あれがルルイエ!?

    <すっげー!

    <見えない見えない!どいてよー!

    <なんだってめっこらー!

    <っすぞこらー!


    ……うん、いつもどおりだ。

  • 967甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/25(月) 01:14:33

    ルルイエの見物をめぐって争ったり宝を巡って争ったりなんとなく争ったり、いつも通りとしか言えない有様に時計屋のいう滅びとは嘘だったのかという疑念すら湧いてくる。
    だってそんな争いあって滅ぶぐらいならキヴォトスはとっくの昔に滅んでないとおかしいわけだし……

    <なんか飛んでるぞー!
    <撃ち落とせー!
    えっ

    近づいて様子を見ていたら突然こっちに矛先が向いた。
    対空射撃という形になるわけで特に避けること自体は難しくないけれど一体なんで襲われてるのかわからない。とにかく一旦離れよう。

    <逃げたぞー!
    <よし!じゃあ
    <つづきだー!!
    <すっぞこらー!

    ……また争い始めた。
    何かおかしい。突然遠くに見えたわたしに向けて共闘し始め終わったらすぐまた争い出す。
    こんな変なところで協調性があるなんて?

    コユキ『エイリちゃん!』
    コユキちゃん?どうしたの?
    コユキ『戻ってこれますか!?急にヘルメット団がすごいことになってて!』
    わかった。状況も共有したいからすぐに向かうよ

    通信を開いてきたコユキちゃんはかなり焦燥しているように見えた。わたしたちがルルイエにいっている間に何かあったのかあるいはルルイエ浮上の影響か。
    とにかく確認のためにゼロシフトを併用してアビドスへ向かいました。

    Chapter15-23
    異変?
    つづく

  • 968甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/25(月) 01:15:06

    (頭キヴォトスとSAN値直葬が合わさるとなんかすごいことになるのかもしれない)

  • 969二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 05:45:33

    早急にルルイエを産地返送しないと不味いね

  • 970二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 10:17:59

    そんなにヤバくなさそうと思ったらやっぱりヤバイかもしれん

  • 971二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 13:58:40

    保守

  • 972二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 21:09:26

    ほしゅ

  • 973甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/25(月) 23:49:03

    甘坂エイリ戻りました!
    ホシノ「うへぁっ!?エイリちゃん!?無事だったんだね!」

    アビドスに到着してそうそうに部室の窓を開いて突入すると対策委員会のみなさんすでに揃っていました。
    わたしが戻ってきたのを喜ぶ顔からすぐに小鳥遊さんから真剣な顔に戻ります。

    ホシノ「まずはお帰りなさい。深海はどうだったー?鯨とかいた?」
    いませんでしたよ。まぁ、色々ありましたが

    細かいところは端折りつつルルイエが浮上したこと、コユキちゃんからの連絡を受けて帰ってきたことを伝えると変わらずうへへ、と小鳥遊さんは笑みを浮かべる。

    ホシノ「うーん……正直おじさんもよくわかんないんだよね。アヤネちゃんお願いー」
    アヤネ「えっ!?えーと、エイリちゃんがいうルルイエが浮上したあたりからかな。ヘルメット団の襲撃が来たんだけど…様子がおかしくて、急に同士討ちや自滅して……なんというか、発狂っていうのが1番近いと思う」
    ルルイエの浮上でそんな影響が?
    アヤネ「わからないけど…」
    コユキ「また来ました!ヘルメット団の一団です!」

    コユキちゃんの声を聞いて窓を見ると校門の先に百人単位の人数、それもヘルメットばかり庇ってるあたりやはりヘルメット団ということがわかった。即座に迎撃に出ることにしました。

  • 974甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/26(火) 00:17:13

    窓から飛び出て様子を伺うと集団ではあるもののどこか不審な印象を受けた。というのもdice1d4= からです。

    1.いつものヘルメット団のようなテンションの高さがない

    2.既にどこまいてんだかわからない乱射を始めている

    3.首座ってないようにみえる

    4.なんかいあいあ言ってる


    ……本当に何があったの?ルルイエの影響?

    そうかどうかもわからないけど校舎から小鳥遊さんたちも出てきましたし、まずは迎撃しましょう。


    dice1d100=23 (23)

    1〜99.全カット

    100.狂っているとはリミッターが外れているということ

  • 975甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/26(火) 00:17:29

    dice1d4=3 (3)

  • 976二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 01:23:04

    酩酊状態か?

  • 977甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/26(火) 01:23:41

    <ひ、ひひひ…。
    <痛い、痛い、痛いぃぃ……
    <おいしいおいしい、痛いの美味しい楽しい
    <クヘッ、フヘヘ…
    ホシノ「終わりかな?」
    シロコ「やる気があるのは終わり、だけど」
    セリカ「なんか、気味が悪いわね……」

    ヘルメット団自体はあっさり倒し切れた……というより、半分ぐらい勝手に戦闘不能になっていた。
    首があっちこっちに曲がった挙句倒れこんで笑うもの、がちがちと何かを噛んでいるかのような音を立て続けるもの、ヘルメット…と頭を自分の足に打ち付けるもの。
    おおよそ正気を保ってると言えるものはおらずただ単に校門前に集められただけの集団としか思えませんでした。

    やはり、ルルイエの浮上が何かの影響を齎しているのかも
    アヤネ『エイリちゃん?』
    ホシノ「んー……ノノミちゃん。アビドスお願いしてもいいかな?」
    ノノミ「はーい♤」
    コユキ「え?まさかエイリちゃんとホシノ先輩が行くんです?」
    えっ小鳥遊さん来るんですか?
    ホシノ「地上に浮かんだっていうならおじさんも行けるだろうからねー」

    小鳥遊さんはわたしの背に飛び乗り「いこいこー」と乗り気。しかし小鳥遊さんの強さは折り紙つき、わたしだけだとゼロシフトで逃げ回ることはできても倒し切るのは難しいから小鳥遊さんがいるのは心強いと言えば間違いはない。
    どうにか先生と再接続してルルイエに突入。何かと詳しいであろう夢見さんあたりを問い詰めましょう。

    Chapter15-23
    異変、そして大変
    おわり

  • 978甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/26(火) 01:24:36

    (着地点は不明)

  • 979二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 01:46:28

    wispの代わりにホシノを装備してANUBIS+HORUS、最強ですよこれは…

  • 980二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 08:40:26

    これは勝ったな

  • 981二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 12:45:12

    保守

  • 982二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:07:34

    ほしゅ

  • 983甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/27(水) 00:02:52

    ルルイエに到着して早々土の宮殿に乗り込むと夢見さんの部屋の前に待っていたかのように黒八木さんと総弌さんが扉の左右に佇んでいました。


    ホシノ「えーと……門番?」

    黒八木さん、総弌さん。

    シュウ「ルルイエが浮上したね」

    ヨウ「微睡む神は望んでいる」

    シュウ「青春の物語を」

    ヨウ「見るに足る夢を」

    ホシノ「え、な、なに?何事?」

    さ、さぁ……

    シュウ「示しなさい」

    ヨウ「我らが存在するに足る夢か」


    黒八木さん、総弌さんそれぞれdice1d4=4 (4) とdice1d4=2 (2) を構え、わたしたちに向ける。

    1.銃

    2.ボウガン

    3.触手の生えた手先

    4.剣

    どうやら、やる気みたいです。


    ホシノ「話がわかる方って聞いてたんだけどなぁー?」

    そう思っていただけだったようです


    dice1d4=3 (3)

    1.ホシノ無双

    2.普通にアヌビスが強い

    3.わらわら湧いてくる謎の霧

    4.今魔法使わなかった?

  • 984甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/27(水) 01:06:36

    シュウ「いくよ、エイリちゃん」

    ……!

    重い金属音と共にわたしの薙刀と黒八木さんのdice1d4=3 (3) がぶつかりあう。

    1.片手剣

    2.大剣

    3.大太刀

    4.ドラゴンころし

    深海さんもそうだったけど、わたし割と力自慢のつもりだったのに一撃が重い。ルルイエの住人はみんな水圧に揉まれでもしたのかすごいパワーを持っているようにすら思えた。

    薙刀で受け続けて大丈夫なものか、できる限りキャノンで対抗しようとしたところで黒八木さんの足元から黒い靄、あるいは霧が広がっているのが見えた。

    反対側では盾とSGを持つ小鳥遊さんに対してボウガンと体術で渡り合っている総弌さんの姿があった。銃撃は避けられ矢は盾に弾かれる。互いに決め手がない状態となっていました、こっち側の勝者が加われば傾くと思われるので改めて黒八木さんに向き直し片手で薙刀を持ち、左腕についた白い板のようなもの…wispを起動する。

    それぞれが赤く光り、強く振動する。そのまま切れそうなほど鋭い光をみてわたしは確信した。

    これ格闘武器だ、と。

  • 985甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/27(水) 01:55:18

    どんどん黒い霧が黒八木さんのスカートから溢れ出ていきやがて周囲を包む。かと思えば一ヶ所に集まり人型を掲載した。それはまるで真っ黒ながら黒八木さんそのもののようで真っ黒な、刀状に集まった霧をわたしに向けた。

    分身……!?
    シュウ「これだけしかできなくてごめんね?もっと沢山の私で包んであげたいんだけど……これで我慢してね!」

    二方向からの同時攻撃、咄嗟に片方を薙刀、もう片方を赤く光るウィスプで受け止めるとどすん、と床に少しだけ沈む音がした。

    ホシノ「エイリちゃん!っち!」
    ヨウ「余所見とは余裕だな。それほどの実力者ということか」
    ホシノ「おじさんこれでも自信はあるほうなんだけどなっ!」
    ヨウ「奇遇だな、これでも土の士族でも2,3を争う強さのつもりだ」
    ホシノ「へぇっ、一位じゃないんだ?」
    ヨウ「頂は特別な方が存在している。そこに届かせないようにするのが自分の役目だ」
    ホシノ「そりゃ、ご苦労様だね!」

    小鳥遊さんの方は変わらず口と手を両方動かしながら戦っている。どちらも一切譲っていない互角の勝負……に見える。
    アームドウィスプ、使い道がまだ見えないけど格闘戦用ということはなんとなくわかる。生かすためには至近距離まで近づく必要がある。都合がいいことに黒八木さんと靄八木さん(仮)はまたすぐわかる程度の違いがある。本体を倒せば、あるいは終わるか?
    わたしは拳を握り、とんとんと足でリズムを取ってタイミングを測りゼロシフトで詰めて立ち向かった。

    Chapter15-24
    黒の豊穣
    つづく

  • 986甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/27(水) 01:55:59

    (一応銃撃戦してるホシノたちに対してなんで格闘戦してるんだろうこのふたり)

  • 987二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 02:34:59

    起動したの腕のwispなのか…
    背中の板は飾りです状態が継続しているw

  • 988二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 09:41:10

    保守

  • 989二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 13:22:19

    ほしゅ

  • 990甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/28(木) 00:12:53

    叩くっ!


    がんっと大きな音を立てて刀に薙刀が受け止められる。

    くっという呻き声が真下から聞こえたと同時にもう片方、靄でできた靄八木さんが飛びかかるのを見て咄嗟に左腕を振るうとまるで豆腐でも切るかのように靄が真っ二つに裂かれ霧散した。


    !?

    シュウ「そんな!?」

    ……このっ!


    光る板、ウィスプを当てるように刀に左腕を押し上げると大きな音と熱、そして光が飛び立った。

    それはまるで削り取っているように見えた。


    ウィスプによるダメージdice1d100=16 (16)

    刀の耐久dice1d100=14 (14)

  • 991甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/28(木) 01:10:19

    ──バキンッ!

    刀が真っ二つに折れ、弾け飛ぶのが見えた。
    すかさず空いた薙刀を思い切り横腹に叩きつける。勢いよく吹き飛んだ。

    ヨウ「なにっ!?」
    ホシノ「はい隙ありっ」
    ヨウ「ぐ、っ……!」

    横では小鳥遊さんの銃撃を受けた総弌さんが膝をついた。
    頭に銃を向け、決着はついたと言わんばかりに見下ろしていた。

    ヨウ「こんな児戯で……舐めるなァ!」
    ホシノ「っ!?」
    シュウ「ダメだよヨウちゃん」
    ヨウ「シュウっ……クソッ」
    いつのまに…!?

    何かしようとした総弌さんをいつの間にか移動していた黒山羊さんが抱いて治める。落ち着いた……多分落ち着いた総弌さんと黒八木さんは改めて扉の横に並んだ。

    シュウ「力を示したあなたには夢の主に会う資格があります」
    ヨウ「……通れ」
    シュウ「いじけちゃダメだよヨウちゃん、おしごとおしごと」
    ヨウ「いじけていない!お前がいきなり負けるから!」
    シュウ「あうっ、ごめんねごめんね」
    ホシノ「…いこっか」
    そうですね

    喧嘩というには一方的な言い合いの間を通り扉を開いて夢見さんの部屋に入る。
    海底で見た時と同様に、夢見さんは部屋の中央、玉座で眠そうにしながらわたしたちを見ていた。

  • 992甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/28(木) 01:45:55

    アサト「やぁ、エイリ。そして…ホルスだったかな」
    ホシノ「名乗った覚えはないんだけど?」
    夢見さん、ルルイエは一体……

    夢見さんは睨みつける小鳥遊さんも意に介さずわたしに向けて語りかけるように話し始めた。

    アサト「異物なんだよ、ルルイエは。封印が解かれたルルイエはキヴォトスと互いに混ざり合う。ルルイエはキヴォトスとなりキヴォトスはルルイエになる。それは一つの見方をすれば互いに滅びて新しい世界ができることに等しい」
    ホシノ「じゃあ混ざり合う前にルルイエを壊せばいいってわけかな?」
    アサト「できるならそれでもいいだろうね。ただ手っ取り早いのは……再びルルイエを封じること」
    それをしたら、ルルイエの住人は!
    アサト「深海暮らしに逆戻り」

    自分もそうであるのに淡々と話す夢見さんはまるでどちらに転んでも良い、そういう風にすら見えた。

    Chapter15-24
    黒の豊穣、虹の泡
    おわり

  • 993甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/11/28(木) 01:46:17

    (次回更新時スレ立てします……)

  • 994二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 02:21:25

    所詮全ては胡蝶の夢よ

  • 995二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 09:29:09

    やる事決まったな

  • 996二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 19:37:48

    保守

  • 997スレ主◆PpuNVmvyfA24/11/28(木) 23:36:28
  • 998二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 08:34:16

    たておつ

  • 999二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 08:36:05

    うめ

  • 1000二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 08:36:18

オススメ

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています