すみませんここに来れば

  • 1二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 13:26:20

    ミネ団長と幼馴染で小さい頃は親友だったもののトリニティ入学から家柄云々で疎遠になって、その後救護騎士団で活躍する団長を見て平凡な自分との間に壁を感じて滅多に会えない彼女に直接救護してもらうために自分から事件に頭を突っ込んで毎回大怪我をおう生徒のssが読めると聞いたのですが

  • 2二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 13:35:52



  • 3二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 13:39:52

    そこになければないですね

  • 4二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 13:40:40

    ここは自家製産ですね
    そこまで思いつくならいけるいける

  • 5二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 13:49:48

    良い概念だ……供給を!供給をくれ!

  • 6二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 13:55:52

    最初は団長も相手してくれてたんだけれどそのうち本心を見抜かれてブラックリスト患者入りして団長は相手してくれなくなるし救護もモブが言葉少なに義務的にやってくれるだけになるんだ
    どうにかミネを追跡して顔を合わせてどうして救護してくれないのと尋ねるとあのミネ団長とは思えない冷たい視線を向けられて「救護される事を目的としてわざと危険に飛び込む不埒者を相手している暇があるなら、真に救護を求めている人々に手を差し伸べねばならないからです」と返されて呆然と立ち竦むんだ
    物陰から見ていた先生に、ちょっと厳しいのでは、と言われたミネ団長は悲しそうに「彼女に今必要なのは、構ってくれる相手ではなく、自分自身を見つめ直す時間です」と呟いて次の救護へと向かうんだ

  • 7二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 14:57:49

    >>1です

    仕方ないので生産します


    あれは一目惚れだったと思う。空色の美しい髪と翼、そして優しげな微笑みは私の心を奪うのに十分すぎるものだった。

    その日から彼女の隣に私はいた。美しい彼女の隣にいれば自分もそうなれる気がしていたのかもしれない。今となってはぼんやりとしか思い出せない過去の記憶だ。

    しかし、たった一つだけはっきりと覚えている出来事がある。たしか数人で猫を追いかけていた時私が転んで足を擦りむいたのだ。泣きじゃくる私を彼女は背負い水道で傷口を洗い、手当をしてくれた。他の子がしたように私を置いていかなかった。私はそれがただ嬉しかったのだ。

  • 8124/08/11(日) 15:27:38

    それからも私は彼女といつも一緒だった。彼女の淹れてくれる紅茶は美味しくそれを伝えると笑ってくれた。いつまでもそんな日常が続くと信じて疑っていなかった。
    関係が終わりは突然訪れた。トリニティに入学してすぐ彼女はトリニティの派閥の一つ「ヨハネ分派」の次期首長だったこともあり、その仕事に掛かりっきりとなった。会う回数は目に見えて減り、私は唯一の居場所を失った。そんな日々が続き私は華々しいトリニティで影に隠れるように過ごしていた。

  • 9124/08/11(日) 15:47:54

    転機が訪れたのは自宅への帰り道だった。1人のトリニティ生が数人のチンピラにカツアゲされていた。その少女は明らかに助けを求めていたが周りのて通行人たちは見て見ぬふりを決め込んでいた。当然のことだ。自分から面倒ごとに巻き込まれたい人などいないのだから。私もそうするつもりだった。しかし、目があってしまったのだ。次の瞬間私は走っていた。
    「何をしているのですか?」
    できるだけ威厳のありそうな声で尋ねる。
    「ちょっと友達にお金貸してもらおうってだけだろ。なあ?」
    チンピラの1人が答え震えるトリニティ生に怒鳴る。
    「違います……」
    来ているような小さな声で彼女が返す。
    「ああ?聞こえないぞ」
    チンピラが彼女に掴みかかる。
    「やめなさい。彼女嫌がっているでしょう」
    出せるだけの声量で叫びながらチンピラの手を掴む。
    「うるさい。邪魔すんなよ」
    そう言うとチンピラたちは銃を構え私を撃ってきた。私も懸命に応戦した。その後のことはあまり覚えていない。気絶していた私を起こしてくれたのはカツアゲされていた生徒だった。彼女は助けたことへの感謝を述べた。意識のはっきりしていなかった私は当たり障りのない話をした後彼女と別れ再び家路についた。

  • 10124/08/11(日) 16:12:30

    家に帰ってから気がついたことだが私の身体は傷だらけだった。身体中殴られ、蹴られ、撃たれた後があった。
    (助けに入った方が痛い目見てるって……)
    自分を情けなく思う一方で誰かを助けることができたことを誇らしく思いながら眠りについた。
    翌日、教室の席に着くと廊下に轟音が響き渡り数秒後にドアの前で止まった。私は不思議に思いドアを開けると、そこには珍しく人物が立っていた。
    「久しぶりだね、ミネちゃ
    「やはりあなただったのですね!?なぜあのような無茶を?それは後にしてこちらへ」
    私の挨拶をさえぎってまくしたてた後、彼女は私を抱き上げ医務室へ向かった。お姫様抱っこをされる私を見る周りの目が恥ずかしく私は俯いていたが抱えられる時一瞬見えた彼女の顔は真剣そのものだった。
    医務室に着くとすぐに服を脱がされ手当、彼女たちの言葉を借りれば「救護」された。そうしてベッドに寝かされた後、尋問が始まった。

  • 11124/08/11(日) 16:49:20

    「改めてお聞きします。なぜここまでの怪我を負うような無茶をしたのですか?」
    彼女の言葉に私は一つの疑問が浮かんでいた。
    「どうしてミネちゃんはそのことを知ってるの?」
    そう言ったのち私は自分の失策に気づいた。質問に質問で返してしまったのだ。また叱られると思い目を閉じたが、珍しく彼女は冷静に答えてくれた。
    「あなたが助けた方が伝えてくれたのですよ。自分の助け入った方が怪我をしたまま去ってしまったと」
    当然の話だ。怪我をしたら普通治療するだろう。昨日の私はそんな考えが浮かばないほどボロボロだった。
    今も頭はあまり回っていないのだろう。何を言われても自分に言われている気がせず、どこか他人事のように聞こえる。その時また彼女が質問を繰り返した。働かない頭で正直な理由を伝える。そうすると彼女はため息をつきながら、
    「助けに入る心意気は素晴らしいものですが、それで怪我をしては本末転倒です。ですから次からは私たち救護騎士団や正義実現委員会に任せるようにしてください。しかし、今回は助けられた方があなたにとても感謝されていたので注意はここまでにしておきます」
    そこまで言うと彼女は笑みを浮かべ、私に布団をかけながら昔のような優しい口調で言った。
    「それはそれとしてあなたは頑張ったのですから今はゆっくり休んでくださいね」
    その言葉を聞くと、私は安心して眠りに落ちていった。心の隅にある邪な考えを抱きながら。

  • 12124/08/11(日) 16:58:59

    以上になります。
    読んでくださった方がいらっしゃったらありがとうございます。
    解釈違いなどありましたらすみません。
    今回概念を吐き出せてすっきりしました。ありがとうございました。

  • 13二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 20:17:59

    このレスは削除されています

  • 14二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 21:22:49

    このレスは削除されています

  • 15二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 07:32:55

    このレスは削除されています

  • 16二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 18:00:26

    このレスは削除されています

  • 17二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 18:37:52

    支援

    x.gd
  • 18二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 00:41:09

    >>17

    ありがとうございます!ありがとうございます!

    こういうのがもっと見たいんです

    誰かください!

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