【閲覧注意・トレウマ・怪文書】つまり……トレーナー様は、ご主人様なのでは～……？

1二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 21:44:24

はあ。ご主人様。

ブライトまでなんか染まってますわね。流行りの風邪かなにかですの？

こいつ何を言っているんだ、とは最早言いませんわ。

流石にサトノさんとルビーさんに付き合って……そして良いか悪いかはともかく、他の方々を見て私も面の皮が厚くなってきましたの。

トレーナーとウマ娘が仲良くなるのは珍しいことではないのですわ。ほら。卒業後は普通に夫婦になっている方もいらっしゃいますし？メジロ家のトレーナーはそういう側面も含めて覚悟を問うているわけですし。

わたくしのトレーナーさんについてはまあまた別の話ということで。

そして、女性が被虐性癖に目覚めるのもまあ……そこまで珍しくはないのではないでしょうか……。

少女漫画でも時たま見るお話ですし。特に私たちウマ娘は文字通り己の生き方の半分をトレーナーさんに委ねていると言っても過言ではないわけですし。

あとブライトがなんか担当トレーナーの方とイチャコラしてるのは目撃済ですわ。

全く問題ございません。ブライトは脳内の思考速度がサトノさんより遅い分、対応も可能ですわ。

……ええ。大丈夫ですわ大丈夫。

ブライトは高等部で私の先輩であり、トレーナーさんと仲が良いようですし。そういうこともあり得ますわ。

ライアンがいたら泡を吹いたかもしれませんが、この場にいるのは私と……

「ごふッ！！がはッ！！……な゛っ……な゛っ……！！

紅茶を噴き出したのもはしたないとは言えませんわね。

まあドーベルはそういう反応しますわよね……ちょっと同情しますわ……。

前スレ

【閲覧注意・トレウマ・怪文書】「畢竟、ウマ娘にとってのトレーナーとはご主人様なのでは……？」｜あにまん掲示板ぼそり、とそうつぶやいた言葉。午後のひと時。ダイイチルビーに招かれたお茶会で、危うくメジロマックイーンは口に含んだ紅茶を噴き出しそうになった。何言ってんだこいつ。いえダイヤさん。おほほ、やらかしました…bbs.animanch.com

2二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 21:49:15

メジロの内情が顕になっちまってますがそこんとこは大丈夫なんでしょうか
うわー！貴方のSS好きなんですまた見れてうれしー！

3二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 21:51:30

まあブライトに関しては普通にトレーナーさんに手を引いてもらってるような雰囲気もありますし、納得できなくはないですわよねー。
え？実際はトレーナーさんがブライトのペースに巻き込まれてブライト好みの男性に成長しているだけ？
まあそれもまたトレーナーさんとウマ娘の一つの形では。
ほら、あの誘い受けの達人であるルビーさんがそんな感じですわ。
そのルビーさんがご主人様認定してるわけですしねー。
ブライトのトレーナーさんも悪い方ではないですし。あの方のおかげでブライトも天皇賞を制覇したわけですし……素直に祝福すればいいですわよね。

「ぶ、ぶ、ブライト……！？意味を分かって言ってるの！？
　ご、ご、ご……」
「ご主人様、ですわ～」
「って何よ！！」

旦那様とか彼氏とか愛しのあの方とかではなくご主人様ですものねー。
そりゃそうなりますわよねー。わかるわかる。わかりますわー。

4二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 21:57:39

「ご主人様、ですわ～？
　私を調教して一人前にしてくださった方です」
「いやいやいや！！調教って！！調教って！？
　え、そういうことしてるの！？ブライト！！」
「ほわぁ～……？
　その通りですわ、私はトレーナーさんに調教されていますわ？」
「ブライト！？」

調教。調教……まあそういう意味があることも知ってますけども。
流石に嫁入り前の、メジロの娘にそういうことをするような方ではないでしょう。
……ブライトが誘い受けしたら？
考えたくないしそうだとしたら私は見ないフリしますわ？

「わ、私たち学生よ！！それに、トレーナーと、なんて、バレたら……！！」
「ほわぁ……？
　皆様、私がトレーナー様に調教されていることはご存じかと思いますが～？」
「みんな知ってるの！？」

あれですわね。他の方が泡食ってると私は冷静に見てられますわね。
他人事ですわー。高等部の方のお話には私ついていけませんわ？
私メジロの一員とはいえまだまだ子供ですの。あらこのお菓子美味しい。

5二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 22:05:49

「そ、そんな……私、知らない、そんなやつだったなんて、あいつ……！！」
「……？」

ほわぁ～？とかいう声聞こえてきそうですわね。
これ助け船出した方がいいんですの？

「マックイーン様も、マックイーン様のトレーナー様に調教されてますわ～？」
「……まあ、そうですわね」
「マックイーン！？中等部でそれはまずいでしょ！！」

そういう意味でしたら高等部でもまずいですわ。

「ドーベルも、ドーベルのトレーナー様に調教されてますわ～？」
「そんなわけないでしょ！？
　えっ！？嘘！？私、知らない間にあいつに何かされてるの！？」
「トレーニングのメニューは、トレーナー様が考えてらっしゃるのでは～……？」
「……えっ」

あ。ドーベルの顔が赤から青になってまた赤になってますわ。
リトマス試験紙みたいですわ？

6二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 22:12:04

「ちょ、調教って……！？そ、そういうこと！？そういう意味！？」
「……トレーニング。trainig。日本語では、調教、ですわね」
「ーーーーーッ！！」
「ほわぁ～……？」

大丈夫ですわドーベル。私は全然あなたのことをむっつりスケベだとか思ったりしませんわ。
私も最初聞いたときはどう考えてもそういう意味だと思いましたし。
いえ、あの人たちは元々そういう意味も含めて言っていたかもしれませんけど。
サトノさんとルビーさんはもう遠い世界の方々ですわ。

「……マックイーン」
「私も、そちらの意味だと最初思ってましたわ？」
「……はぁ。わかったわよ。で、ブライト？
　トレーニングしているだけで、なんでご主人様なのよ」
「はい。トレーナー様に、トレーニングの内容を指示されて。
　その通りにトレーニングをこなして、結果を出すと、とても心が躍りますの」
「まあ、そりゃそうよね。結果が出せるわけだし」
「そのほかにも、私が言うことを聞かない時に、じっと私を見つめて説得してくれる瞳が、とても、好きですの～」
「……まあ。気持ちはわからなくもないけど」

えっドーベルもそんな感じですの？
素質ありますわねとか言っちゃいたいけどかみつかれたら後引きそうですわ？

「なのでトレーナー様が、私のご主人様だと思うのです～」
「だから二歩か三歩ぐらい段階すっ飛ばしてるでしょ！！」

あー紅茶おいしいですわー。

7二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 22:20:07

「なんでよ！？なんでそれがご主人様になるのよ！？
　調教もだけど意味わかって言ってる！？言葉に気をつけなさい！
　せめて旦那様とかにしときなさい！！」
「旦那様～……旦那様～……それもいいですわね～……？
　いつか、そう呼んでみたいですわ？」
「あの、ねぇ……！！」

ドーベルの中で旦那様はセーフなんですの？こいつ今あの方は私の未来の伴侶ですわ～って言い切りましたわよ？
……ブライト、大概自分の中で計画立てて、そこに男を組み込んでく女ですわね？

「でもやっぱり、ご主人様のほうがいいと思いますわ？」
「なんでよ！？メイドとかなのブライト！？」

ご主人様っていうとそういうものを思い浮かべてしまいますわよね。親近感沸きますわ？

「いいえ～……トレーナー様は、私のことを常に一番に考えてくださって。
　そして、私を未来へと腕を引いてくださいますの」
「……っ！それだったら、恋人とか、彼とか……！いや、それでも、あなた学生だってわかってる！？
　今はそんな関係になれないって……」
「はい、わかってますわ」

あ、ブライトの目が据わりましたわね？
でも、この展開どっかで見ましたわ？具体的にはサトノさんとかルビーさんとか。

8二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 22:31:50

「私は今は確かに学生です。でも、いつかは卒業します。
　ウマ娘は、永遠にレースができるわけではありません……そうすれば。
　私と、トレーナー様の関係も、また一歩進めることができると思いますの」

正直あんだけイチャコラしてるところ見せつけられてると、学生云々も馬鹿らしくなってくるんですけれども。
ブライトあなた、高等部でも深夜とか朝に帰ってくる猛者だと周囲の方に思われてますわよ？
……ドーベルもそれ知ってるのでは？いや、流石に実情知ってる分そういう先入観ないと、単純にゆっくりしてるだけと思いますわね。それもそうですわ。

「……それは、そうだけど。
　いや、そうね。あのトレーナーだったら、そうよね。のんびりしてるブライトを、待っててくれるわよね……」
「はい～……あの方は、春はすぐそこに来ている、と。言って、くれましたので～」
「……ごめん。そうよね。それは人それぞれよね……でも、なんでご主人様なのよ」

そうですわよねー。そこ気になりますわよねー。

「だって、私の全てを預かってくれる方なのですから。それは、最早ご主人様なのでは～？」
「……。……」

わかる？というドーベルの顔。私はそれに首をゆっくりと横に振る。
無理ですわ。この方々はもう手遅れですの。
性癖は一度壊れたらもうもとに戻らないのですわ？

9二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 22:35:17

「……うん。わかんない。ごめん」
「大丈夫ですわ～……ドーベルにはドーベルの、トレーナー様との関係があると思うのです～」
「いや。うん……あなたの尺度にあてはめちゃうと、うん。
　巻き込まれそうだから、これ以上私は何も言わないわ」

ふう、これで一件落着ですわね？

「ドーベルはこうおっしゃってますが、マックイーン様は、どう思われますか～？」
「う、嘘……マックイーンも、そうなの……！？で、でも確かに、マックイーンとあのトレーナーとの距離感は、異常……最早、夫婦……！！」

おい巻き込むな。失礼。巻き込まないでくださいまし？
というか夫婦の距離感ってなんですの。私それまだ理解できてないんですけれども。

10二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 22:46:25

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11124/08/11(日) 22:48:51

トレーナー強火勢はそこそこいると思うんですが、ガチャで引けていないと話に出しにくいのが辛いところです
残ってたらまた続けます

12二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 22:54:53

色ボケお嬢様まさか続くとは思わなんだ…
細かい事だけどマックちゃんはアルダンの事はさん付けなんだ

>>13

13124/08/11(日) 22:56:43

>>12

チェックしながらやってても抜けはありますね…

ご指摘ありがとうございます

修正します

14二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 22:59:21

後日。

「ということがありましたの」

ルビーさんとサトノさん。いつものお茶会でブライトの発言について言及する私。
ここで言及しておけば、私の代わりにブライトが誘われるようになるかもしれませんなんて思ってませんわ？
……いやさすがに私の三歩も四歩も先行っている方々に同士扱いされるのもわりと辛いのです。

「……やはり、ブライト様もこちら側の方でしたか」

やはりて。こちら側て。
ルビーさんは意外と面白い方なのでは……？

「メジロ家の方々も同じ考えを持ってくださるなんて……！」

サトノさんはおもしれーやつですわね。知ってましたわ。
あと身から出た錆とは言え、方々とひとくくりにするのはどうなんですの。

「ライアンやアルダンさんに言わないでくださいましね、サトノさん」
「わかってます！マックイーンさんがトレーナーさんをご主人様として慕っていることは私とルビーさんの秘密です！」

本当にわかってるのでしょうか。
ライアンやアルダンさんにこの話題を振ったら、多分えらいことになるのは目に見えてますけど。
……いえ、アルダンさんならもしかしたら同調するかもしれませんわね……？
あの方は……あの方こそ、上手く受け流すでしょうか。
でもあそこまで行くと、今度は会長とか、生徒会の方々とかに飛び火しそうな気が。
……。考えないようにしましょう。大丈夫。大丈夫ですわ？
ええ。紅茶おいしいですわー。

～To be continued～

15二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 23:04:21

続き感謝

16二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 02:01:25

このレスは削除されています

17二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 10:24:24

もっと続き見たい

18二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 10:26:06

マックちゃんからしたら頼りになるお姉ちゃん（ドロワ参照）なんだがなぁ……
アルダンはなぁ……

>>21

19二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 10:58:26

是非アルダンの描写もお願いします

20124/08/12(月) 11:07:36

つまり漫画的表現だとこういうこと

21二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 11:24:03

>>18

大部分あにまんアルダンに毒されてる部分もあるから……

22二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 16:02:38

描いたなこの人！？

23二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 22:37:21

保守

24二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 06:55:40

トレーナーとウマ娘。
そういった関係にある男女が、男女の仲に至るというのは、よくあることとは言い難いが、ないことではない。
教職者と学生。もちろん、その関係にある者たちが、教え子が学生の時期に関係を持てば問題であろうが……一般的にも、「元々そういった関係にある」者たちが夫婦になることは珍しくはない。
そもそも。トレセン学園で、成人しているウマ娘も存在する。
マルゼンスキー。彼女は成人しているウマ娘の一人である。

スポーツカーを颯爽と乗り回し、ただ、飲酒はできない年齢。
一人暮らしをしており、曰く、担当トレーナーを家に連れ込んだことすらあるという。
勿論、その経歴、経験は尊敬するべきものであるが、それと同様に。
そういった意味でも、「そういう」ウマ娘たちにとっては、一つの指標……あるいは目標でもある存在だった。

「というわけで！」

そこまではわかる。だが。

「本日はあのマルゼンスキーさんをお招きしました！！」
「ちゃお！みんなの先輩、マルゼンスキーよ！」

何がというわけなのか。
あなた自分の特殊さをわかってますの？ちょっと性癖イかれてますわよ？普通の方参考になりますの？
そこまで考えて口に出さなかった自分をほめたいメジロマックイーンであった。