- 1◆7cUYYuxo.A.M24/08/11(日) 22:15:50
- 2◆7cUYYuxo.A.M24/08/11(日) 22:16:32
前スレ
【SS】アビドス自治区へようこそ、先生 Part3|あにまん掲示板謎の現象によって百年止まない雨が降り続き、銃が使えなくなった湿地帯アビドスへようこそ。前スレからの続きとなります。bbs.animanch.com【SS】アビドス自治区へようこそ、先生 Part2|あにまん掲示板謎の現象によって百年止まない雨が降り続き、銃が使えなくなった湿地帯アビドスへようこそ。前スレからの続きとなります。bbs.animanch.com初スレ
アビドス自治区へようこそ、先生|あにまん掲示板私はアビドス高校三年生、副生徒会長の小鳥遊ホシノです。……はい?ああ、そうか。先生はアビドスに初めて訪れたんですね。だからそんなに無防備に……。ではどうぞ、合羽です。ええ、合羽ですよ。それからこれはス…bbs.animanch.com - 3二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 22:33:47
この世界線のブルアカは武器ガチャがありそう。
- 4二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 22:33:58
たておつ
- 5二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 22:34:29
スレ立て乙
- 6◆7cUYYuxo.A.M24/08/11(日) 22:36:12
「あぁ!? なんだてめぇら、弱小ヘルメット団の分際で私たちの邪魔だてしようってか!?」
「バシャバシャヘルメット団は弱小じゃねえ! アビドスの皆さんに迷惑かけようってんだろうが、そうはアタシたちが許さねえぞ!」
「生意気言いやがって、銃さえなけりゃ私たちに勝てるとでも思いあがってんのか! おいおめーら、いいからやっちまえ!」
「り、リーダー……! こいつら倍以上いるよ……!」
「怯むな! あのバケモン共に比べりゃあ物の数じゃないだろう! ここで泥にまみれたアタシたちの底力、見せつけてやるんだよ!」
「お、おおー!!」
「へへへ、あいつらやる気だぜ姉御。ろくに武器も集められないような愚図のくせして、アビドスに逃げ込んだと思ったら途端に金回りが良くなりやがった。ここらへんで締めあげちまおう!」
「そのつもりさ、弱っちいからって手加減なんかするんじゃないよ! どっちが上なのか、きっちり思い知らせてやんな!」
「む、なんでしょう。ヘルメット団同士の抗争……にしては少々雰囲気が違いますね……?」
「数が少ない方、あれは前にうちが助けたヘルメット団の皆さん……。どうしたのでしょう」
「せ、先生? 話を聞きたい、ですか? しかしあの様子では、落ち着いて話をしてくれるかどうか」
「まずは一当てして、黙らせてからの方が簡単だと思いますが……」
「……わかりました、まずは話を聞きましょう。ただし、何かあればすぐに私が制圧しますから。先生は自分の安全を第一に考えてください、良いですね?」
「それでは突入します。──双方止まりなさい! アビドス生徒会です! 話を聞かせてもらいます!」 - 7◆7cUYYuxo.A.M24/08/11(日) 22:55:24
「あ、アビドスの、アヤネさん! ダメだ、こいつらはアタシたちが追い返すから早く逃げてくれ!」
「なんだあ、アビドスの生徒会だあ!? 六人ぽっちの弱小校が、私らバキバキヘルメット団に勝てると思ってんのか!」
「止まりなさい! こちらは攻撃を加える意図はありません、争っている理由を開示し、戦闘を今すぐ終了しなさい!」
「うるせえ! 構わねえからあいつらもあの大人も畳んじまえ!」
「だ、だめだ二人とも! 逃げてくれ! ここはアタシたちが──!」
「……そうですか。先生、すみません。少し」
「乱暴をします」
「あ、え、はや、ぎゃっ!」
「な、なんだこいつちかっ」
「なんだよ、なんでこんな早、うげっ」
「こ、この、囲め! 囲んで叩け!」
「棒がっ! いで、いってぇ!!」
「なんだよもぉー! きいてない! つよい! こわい!」
「あだじのへるめっとがぁぁーーーー!!!!」
「ふぎゅっ」
「ぐべっ!」
「ぐにゃぁー!!」
「……え、ええー……。アヤネさんって、あんな強かったのか……。あ、先生。すんません、お手数をお掛けして」
「助けてもらった後、アタシたちはここで回収を続けながら、市民の皆さんのお手伝いなんかもしてたんですけど。そこそこ羽振りが良くなったのに目を付けられて、あいつ等が乗り込んできちまって……」
「はい、あいつらもヘルメット団なんですが、とにかく素行が悪いことで有名なんですよ。アタシたちだけでどうにかしたかったんですが、助けていただいて助かりました……」
「……ところで、なんかノンストップで棒振り回してますけど、あれもう皆ぶっ倒れてませんか」 - 8二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 22:57:58
ほしゅ
- 9二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 22:59:04
アビドスエルフミミ強い……
- 10二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 22:59:10
うーん特異な環境にすっかり慣れたアビドス人...
- 11◆7cUYYuxo.A.M24/08/11(日) 23:22:45
「ふー、いっちょあがりです」
「つ、つええ……。なんだこいつぅ……」
「こいつ?」
「あ、いえ……すんません、へへ……」
「それで? どうしてこんなことを?」
「その、バシャバシャヘルメット団が最近金回りが良くなったんでぇ……。一枚噛もうと思って乗り込んでぇ……」
「なにが一枚噛もうと、だ。人気の少ない店を襲おうとしてただろうが!」
「へぇ」
「あーいやジョーク! ジョークですよ! じょーだんだったんです! ね! ね! わかりますよね! ほら、こんな澄んだ瞳をした可愛らしいヘルメット団なんですよ!?」
「いっそすがすがしいくらいみっともない命乞いだな……」
「目的がどうであれ、こちらの指示に従わず抵抗したので叩きのめしただけです。これ以上無法を重ねないのなら何もしませんよ」
「へ、へへー! ありがとうごぜーやす!」
「今後、また同じように問題を起こすなら今度はこの程度ではすみませんので。済まない人も連れてくるので、そのつもりで」
「へ、へい! そ、それじゃあ私らはこの辺で、へへ……。し、失礼いたしやす!!」
「……行っちまった。良かったのか、アヤネさん。あいつらまたやるだろ」
「その時は本物の暴力が待っています」
「怖いよ!?」
「冗談ですよ、その時はきちんと迷惑をかけた分の償いとして、労働に励んでいただくだけですから」
「そ、そっか……」 - 12二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 23:50:49
本物の暴力…、森次さん扱いのホシノに笑う。
- 13二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 10:06:53
保守
- 14二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 17:41:52
- 15二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 17:54:44
全員所属がアビドス生徒会で、ユメ先輩はすぺ
- 16二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 22:56:18
ほす
- 17二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 07:57:17
「すぺ」?
- 18二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 16:54:29
- 19二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 20:57:56
- 20◆7cUYYuxo.A.M24/08/13(火) 22:36:07
- 21二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 01:58:42
今追いついたんですけど600年前の予言って
アビドスがエジプトがモチーフなのに関係してるんでしょうか
だとしたら納得できると言うか…… - 22二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 09:47:51
ほしゅ
- 23二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 09:50:49
沼蛇ナーくんを白ガキ三人組(ネタバレになりかねないので名前は伏せます。)はどう扱ってるのか…。アビドス制圧してくれてりゃいいか程度に放っているのかな……?
- 24二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 18:12:33
沼蛇ナーと機械獣が共存してるから忘れがちだけど、そもそも機械獣を製造しているプラント(?)も何処の所属か判ってないから、デカグラの立場も分からんのよな。
- 25二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 00:31:09
- 26二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 01:43:11
- 27二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 08:01:16
ほしゅしゅ
- 28二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 13:10:35
ホシュウ
- 29二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 22:00:11
- 30二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 22:37:57
保守
- 31二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 08:02:14
2スレの方も動画に纏められてたみたいだな
- 32◆7cUYYuxo.A.M24/08/16(金) 10:44:14
(>>29 沼からちょっと頭を出しているか、完全に沈んでいるところがほとんどです。大半の建造物はその上やまだ使える基礎の上に建てられ、沼の浸食を避けるようにデザインされています)
(動画にしていただけると、別のコメントが見られるので嬉しいですね)
「ただいま帰りましたー。ワニのお土産がありますよー」
「あ、お帰りアヤネちゃん、先生! うわ、おっきくない?」
「ただいまです、ユメ先輩。大きいのが一匹寄ってきちゃったので。あ、市街地で他所のヘルメット団が暴れようとしてたので、ちょっと対策が必要かもしれません」
「巡回じゃ限界があるからねー。その子たちはどうしたの? ぼこぼこ?」
「そ、そんなにはしてませんよ!? 前の、バシャバシャヘルメット団の皆さんと争いになりかけていたので、ちょっとお話しして帰ってもらいました」
「ああーあの時の助けた子たち? まだここで活動してたんだねー」
「思ったんですが、あの人たちに巡回を手伝ってもらうのはどうでしょうか? ここでの動き方が分かっているなら、戦力にはなると思うんです」
「それはいいかも。あの子たちならある程度人となりも解ってるし……。今度会ったら話してみよっか」
「はい、そうしましょう。ところで他の皆さんは?」
「下のガレージでニュージープちゃんの改装中。オアシス沼からこぼれて出てきたやつをいっぱい狩ったから、前にセリカちゃんが言ってたみたいに装甲板とかガチャガチャ取り付けてるよ」
「ああ、ブラックマーケットで言ってた奴ですね。先生、見に行ってみます?」
「あ、じゃあ私も行く―!」
「セリカちゃんそれこっち付けよう」
「……ちょっとこっちごつすぎじゃない? もうちょっとバランスよくしましょうよ」
「ノノミ、これ」
「はーい☆ シロコちゃん投げちゃっていいですよー」
「皆どんな感じー?」
「あ、ユメ先輩。順調に改造中ですよ。アヤネちゃん、先生、お帰りなさい」
「ただいまです、ホシノ先輩。って、前よりごつくなってませんか?」
「うへー、ついつい盛りすぎちゃってねー」
「……バンパー辺りに衝角つけたい」
「シロコちゃん、完全にこのままぶつける前提の装備ですね♠」
「うーん、それより前にはウィンチつけたいなー。色々使う用途あるし」
「じゃあそれ用の素材分けときますね♣ あとで発注掛けておきます」
「よろしくね、ノノミちゃん」
- 33二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 18:16:20
みんなで仲良くジープカスタムか
- 34二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 19:02:43
アビドス湿地帯の範囲は毎年何m増えてるんですか?
- 35二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 04:17:14
保守
- 36二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 08:56:57
保守
- 37二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 18:07:49
> ちょっとお話しして帰ってもらいました
お話し(物理)でしたね……
- 38二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 22:27:51
このレスは削除されています
- 39二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 22:34:59
もう水陸両用の軽装甲車でもカイザーの伝手を使って導入できないかしら
ジープが大破したら修理の為にレッカーもできないもんな
(わざわざ危険地帯に置き去りにした車両を取りに戻る何て自殺行為だし)
ユメ先輩「ひぃん!大破したから新しく買った車両の購入費でまた赤字だよぉホシノちゃん!修理費だってタダじゃないんだし」
シロコ「ん、機械を狩って残骸のくず鉄を売って稼ぐ」
ホシノ「それ誰が運ぶのシロコちゃん」 - 40二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 09:37:53
保守
- 41二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 09:37:53
ほしゅ
- 42二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 11:31:11
ほしゅ
- 43二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 18:35:04
保守
- 44二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 22:39:55
保守
- 45二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 03:00:51
保守
- 46二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 13:11:19
保守
- 47二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 17:35:12
保守
- 48二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 21:01:23
ほ
- 49◆7cUYYuxo.A.M24/08/19(月) 23:14:46
「あ、皆ちゅうもーく!」
「どしたの、ユメ」
「私先輩で会長だぞー!! 敬いなさいシロコちゃん!」
「ふっ」
「シロコちゃんが鼻で笑った……ホシノちゃーん!!」
「そうやってすぐ泣きつくから舐められるんですよ……。シロコちゃん、一応先輩だから、ね?」
「ん、大丈夫。ユメは守るべき先輩」
「……なにか違う気がする。ってそうじゃなくて! 注目! ちゅうもーく! ミレニアムのヒマリちゃんからご招待のお手紙が来ましたー!」
「メールでしたけどね。『先日収集したデータの解析が終わったので、ぜひミレニアムまでお越しいただければ幸いです。解析したデータのコピーをお渡しするとともに、我がミレニアムが誇る技術者たちとの交流を持っていただきたく、お誘い申し上げます』だそうですよ」
「アヤネちゃんが私のセリフを全部……!」
「どうします? ホシノ先輩」
「……私はアリかな。正直、あのカメレオンにはちょっと考えさせられたねー」
「丸のみ……」
「確かに、事前に察知できるような装備があれば助かりますよねー☆ でも、それでミレニアムに素材を持ち込むのもちょっと怖いですね♠」
「どこでも回収できるバッテリーとかカッターとかだけにするのはどうでしょう? それならヘルメット団や他の生徒さんも回収してますし、状態の良い物を持ち込めば違う意見がもらえるかもしれません」
「そうだねー……。そうしよっか、アヤネちゃんに賛成の人―」
「……はい、全員賛成ね! それじゃあ荷物もってそっちに行くって返事しちゃうね! 日取りは……理事さんのところが動いてる日がいいかな」
「それと例のバシャバシャヘルメット団の皆さんにも依頼を出しましょう。最近頑張っているみたいですし、簡単な巡回くらいなら任せてもいいかもしれません」
「じゃあそういう感じで! 皆、銃は忘れずにね!」
「また持ってくのめんどくさいわね……」
「弾薬ベルト重いんですよねー♦」
「ジープに放り込んでおくからへーき」
「さすがに持ち歩きましょうね、シロコ先輩……」 - 50二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 02:37:13
後輩達のユメパイの扱いェ…。なんだかんだ慕われてはいるんだろうけどね。
先生合流後、やれる事と交流が増えて物事が動き出すのは本編と一緒だが、未知の機械獣が相手のこの世界だとミレニアムとの関わりが増えるか。
- 51二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 08:14:03
ミレニアムとのツテが出来るのは大きいだろうな
武器以外の装備のアップデート的な意味でも - 52二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 12:13:38
- 53二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 14:35:04
保守。
凄く面白い作品です! - 54二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 18:14:51
戦闘方面はホシノが育成、実戦共に支えて
メンタルケアというか場の空気をユメ先輩が整える
年長コンビが上手いこと先輩してるよね - 55二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 20:34:18
原作でユメ先輩が生存してたらアビドスのあれこれが変わってただろうしね
- 56二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 20:36:20
そういえばこの世界線のアビドス砂祭りってどうなってるんだろうな?
雨ばっか降ってるから沼祭りになってそう
雨ごいではなく日差しを祈る祭りになってるとか - 57二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 06:35:23
- 58二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 14:38:50
- 59二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 14:40:49
ユメ先輩もなんだかんだ頼もしいしね
- 60二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 22:32:17
保守
- 61◆7cUYYuxo.A.M24/08/21(水) 23:32:05
「やっほ、皆久しぶり」
「えーっと……誰?」
「あ、この声! エイミちゃんでしょ!」
「ユメ先輩せーかーい。和泉元エイミ、あらためてよろしくね皆」
「生で会うのは初めてですねー☆ よろしくお願いします♡」
「じゃあ、とりあえず案内するね。部長は部室で出迎えの時の最高に映える角度の調査とかやってるから」
「それ必要なの……?」
「さあ。一応エンジニア部の部長とかも集まってるから、普段より抑えめだと思うけど」
「そんなに奇天烈な人でしたっけ……」
「いや、でもあの人自分で天才とか美少女とか言ってたような……」
「はいはい、皆その辺にして、とりあえずヒマリちゃんに会いに行くよー!」
「特異現象捜査部、ミレニアム、いえキヴォトス一の超天才病弱美少女ハッカー! 真昼の空に煌めく一番星、明星ヒマリとは私のこ──」
「お邪魔しましたー」
「ごめんね、部長が」
「ううん、大変そうだね」
「待ってください! 閉めないで!」 - 62二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 00:18:51
気合い入れすぎて見なかった事にされるヒマリエ…。
- 63二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 08:18:56
まぁ、ちょっと雑に扱うくらいが程よいバランスかもしれない
- 64二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 13:46:07
もしかしてヒマリって可愛い?
- 65二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 16:27:47
👺
- 66二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 16:30:59
ヒマリもエイミもだいぶ濃ゆいんだよなぁ…(自己紹介と服装が)
- 67二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 22:46:54
保守
- 68◆7cUYYuxo.A.M24/08/22(木) 23:43:41
「おほん。気を取り直して自己紹介……は必要ありませんね。ようこそアビドスの皆さん、歓迎しますよ」
「さっきの変なポーズはしなくていいの?」
「ユメさん……」
「ユメ先輩、触れないであげてください」
「そういう気遣いも心苦しいんですが。それはともかく、その他大勢のご紹介をしましょう。隣からエンジニア部、新素材開発部、チンピラメイドです」
「エンジニア部部長、白石ウタハだ。今日はよろしく」
「新素材開発部部長、松永リンコです! リンゴちゃんって呼んでね!」
「チンピラメイド、美甘ネルだ……ってだーれがチンピラメイドだゴラァ!!」
「はい、元気のいい挨拶はともかく、まずはこちらが解析したデータを共有しましょうか。その他大勢の皆さんは一旦待機しててくださいね」
「ヒマリてめぇ……」
「ほらネル、とりあえず彼女を殴るのは後回しだ」
「ウタハちゃん、そもそも殴るのを止めようよ……」
「まず、現時点で分かっていることをお伝えします。あのビナーは現在、『デカグラマトンの勢力』として活動しているのではないようです」
「……それが、どうかしたの?」
「これは、今まで観測してきたどの預言者にも当てはまらない特徴です。『デカグラマトンに与する預言者として覚醒している』にも関わらず、『預言者としての活動を行っていない』状態。ビナーがあの沼に陣取っている理由も、デカグラマトンとは関係ない可能性が出てきました」
「うーん、よくわかんない!」
「ユメ先輩……」
「ん、私もよくわからない」
「デカグラマトンは現在観測できた限り、誇大妄想を患ったAIのような存在ですが、その力は恐るべきものです。そんな存在が、思想を伝播し、他のAIを自身の勢力として『説得』し『感化』させた者が『預言者』と呼ばれます」
「……ん? じゃあビナーは「デカグラマトンの味方になるよー!」って言って姿を変えたけど、実際にはそんな行動とってないってこと?」
「はい。なので、あのビナーを『ビナー』と呼び続けるのは少々誤解を招きかねませんね」 - 69二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 00:06:13
沼の環境が何かしらAIに以上を来たした…?
- 70二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 02:11:24
- 71二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 07:53:54
じゃあ今まで通り沼蛇でいいね
- 72二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 10:05:38
- 73二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 10:12:29
何って………沼は沼だが?
- 74二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 10:37:48
ますます謎が深まる...
- 75二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 15:55:50
・・・じゃァ「ナーガ」とでも呼ぶか?WWW
- 76二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 00:32:56
知らなんだ…
- 77二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 00:33:04
保守
- 78二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 08:03:50
アビドス沼地……本当に特異点みたいだな……
- 79二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 18:08:00
ほしゅの
- 80二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 01:30:50
ほしゅ
- 81二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 07:00:48
- 82◆7cUYYuxo.A.M24/08/25(日) 09:21:58
「じゃあ沼蛇でいっか。うちだとみんなそう呼んでるし」
「その方が良いかもしれませんね。名前というのは本質とずれると何かと面倒ですから」
「それで、他には何かわかった?」
「動力源は不明、活動限界も不明、オアシス沼の外へは出てこないのも事前に調べた通りでした。ただ、あれの活動中ずっと何かの音を発していたので、現在解析中です」
「音? 声ってこと?」
「それもわかりません。なにぶん非常に複雑に暗号化されていて、現時点では『沼蛇が発している何らかの音』以外のことはわかりませんので」
「音、ねー……。皆、何か思いつくことある?」
「何度か姿を見たことはありますが、そういうのはわかりません……」
「音……そう言えば確かに何か聞こえるなって思ってたけど、でも何の意味もないと思ってたわ……」
「ん、さっぱり」
「そうですねー、そもそも音を聞くとか聞かないとか出来る相手じゃないですし☆」
「とりあえず、引き続き解析を続けますので、何かわかればまたご連絡しましょう」
「うん、そうしてくれると助かるな。沼蛇のことは、調べようにも調べられなくてねー」
「昔の生徒会も調べてはいましたけど、自治区の警備や浸水対策の方に掛かりきりになっていた時期が長くて、大した資料はないんですよね」
「さて、話は終わったようだから次は我々の番かな?」
「ふへへー、アビドスの稀少合金だぁ……壊れてなぁい……ぴかぴかだぁ……」
「……いつも思うけどよ、こいつ大丈夫なのか?」
「アビドス産の合金は出回る量が少ないうえに、美品にはとんとお目に掛かれないからね。私も昔先輩に一度見せてもらったくらいだよ」
「うへー、うちじゃあいっぱい取れるけどねー。持ち込んだ資材を広げたいんだけど……、とりあえずこの装甲板に引っ付いてるのを剥がしてもらえる?」
「おほーすべすべしてるぅー! この合金早く調べたいー……割って削って分析したいぃー……」
「……ちょっと、ここまでになるのは初めて見たよ。ネル、手伝ってもらえるかい」
「あいよ。ほら、手ぇ放せっつー、の!」
「それじゃ皆、エンジニア部の部室まで案内するよ。さすがにこの部屋で広げるわけにもいかないだろうし」
「一応私もついていく。部長はこっちに残るの?」
「ええ、解析を進めていますから気にしないでください。頼みましたよ、エイミ」 - 83二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 11:17:09
- 84二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 11:19:37
異常が発生してるから何かを訴えてるのかもしれない
- 85二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 15:07:20
シェマタに使ったっぽいあのプラズマを発生させる鉱石もそっくりそのまま沈んでる訳で…
- 86二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 22:38:02
⭐︎
- 87二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 22:42:59
このレスは削除されています
- 88◆7cUYYuxo.A.M24/08/25(日) 22:47:47
(>>87 一部わかり辛い部分があったのでちょっと修正しました)
「皆場所を開けてくれ! アビドスの資材が入るぞ!」
<アビドスノ!?
<アノハナシハホントダッタノカ!
<ウワーシンソザイダー!
「さあ、資材はここに出してほしい。それとネル、そろそろリンゴちゃんを放してあげないと青リンゴちゃんになってしまうよ」
「おっと、悪い悪い」
「げっほ、おえ、げーっほ!! くび、くびしまってたんでひゅけどっ!!」
「シロコちゃん、ノノミちゃん、降ろすの手伝ってくれる? アヤネちゃん、目録出してあげて」
「ん、ホシノ先輩も手伝って」
「うへー、おじさんはちょっと腰がね……」
「そういうのいいですから☆」
「ウタハさん、こちらが目録です。共同研究、買い取り、どちらにしても支払いはしていただく必要があるので……」
「ああ、もちろん。ふむふむ……どれも廃材や欠損品として持ち込まれることはあるけれど、完品が持ち込まれるのはやはりとても珍しい物ばかりだ。傷つけない形での調査について、費用の目算はあるかい?」
「いえ、それについては結果を共有していただけるなら無償で行っていただいて構いません。ただし、調査中に意図的に欠損させるなどの行為が認められた場合は、買い取り金に賠償を上乗せさせていただきます」
「わかった、皆にも周知させておこう。さて、それじゃあ早速それぞれの調査から始めようか。うちはバッテリーと単分子カッター、あとはこの……歯かな?」
「クロコダイル型の歯の部分ね、強く握ったりすると怪我するから気を付けて」
「我々新素材開発部は装甲板の解析と材質調査ですね!! 慎重に進めますのでお任せください!!」
「よし、それじゃあ手早く進めようか。それと少し、アビドスの調査映像について確認したいこともあるからね」
- 89二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 08:18:36
アビドスとミレニアムの外交成立かな
- 90二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 10:13:43
アビドスの面々がミレニアム相手に商談するってのも斬新な光景だなぁ
- 91二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 20:04:11
- 92二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 06:04:54
沼アビドスは人の手によるもので無い機械獣がわんさか居る異世界化してるしな。メカに強いミレニアムと縁が本編アビドスより強くなるのも道理な訳だ。
- 93二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 14:48:01
ミレニアム的にも宝の山を取引できるからそれもデカいか
- 94二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 22:39:41
保守
- 95二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 09:53:53
保守
- 96二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 19:22:11
保守
- 97◆7cUYYuxo.A.M24/08/28(水) 21:46:20
「それで、確認したいことってなに? ウタハ先輩」
「気軽にウタハと呼んでくれて構わないよ、セリカ。この映像、この場面なんだが……」
「ああ、カメレオンに私が食べられたとこね……。何が聞きたいの?」
「この戦闘後の会話で、変な音がした、足音が聞こえたと言っていただろう? 本当に聞こえたのかい? ドローンのセンサーは何も受信していなかったんだ」
「聞こえたわよ、ぺたぺたって何かが歩く音。何かなって思った次の瞬間には口とか喉の辺りが絡めとられて、伝えられなかったんだけど……」
「そうか……」
「えっと、聞きたいのはそれだけ?」
「ああ、とりあえずこれだけだよ。ありがとう、参考になった」
「そう? ならいいけど……」
「……うちのドローンカメラのマイクパーツはキヴォトスでも最先端だ。エイミが使っていたドローンは情報収集用に感度を最大まで上げて、どんな音も拾えるようになっているはず」
『それでも拾えない音を拾えるって、どんな耳を持ってるんでしょうね』
「あ、コタマじゃないか。さては今の会話も聴いてたね?」
『気になるじゃないですか、私が音声解析しても出てこなかった音を拾える生徒なんて』
「あれで一年生と言うんだから、アビドスの層の厚さには恐れ入るよ。いや、厚くならざるを得なかったのかな」
『わけのわからない機械の怪物が跋扈する湿地帯ですか……。よくあそこで生活なんてできますね、うちの機材は一週間くらいでダメになりそうです』
「聴いていてもいいけれど、守秘義務に関しては頼むよ。さすがに彼女たちを敵に回したくない」
『わかってます、私も今はそっち関係で手が空きませんし、もう切りますよ』
「そっち関係……。ああ、ビナー……じゃなくて沼蛇の音声解析を「全知」と共同で?」
『はい。複雑な暗号を一つ一つ解除して、その後音声を復元、解析しています。ただ、その工程自体が長いのでまだまだかかりそうです』
「そっちはそっちで頑張ってくれ。こっちはお楽しみの真っ最中だからね」
『ぐぎぎ』
「棒読みで言われてもね……」 - 98二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 23:43:09
セリカの耳は地獄耳!!(コラ)
環境に適応して五感が研ぎ澄まされたか。 - 99二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 08:13:07
アビドスという環境と猫の敏感さが合わさって正しく斥候として適応進化してる感じだな
- 100二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 18:15:15
保守
- 101二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 01:04:45
ほしゅ
- 102二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 01:06:33
ただ、インド由来なのがネックなんだよね…
- 103二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 08:15:40
朝保守
- 104二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:47:04
保守
- 105二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 22:36:48
保守
- 106二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 07:57:45
ほしゅー
- 107◆7cUYYuxo.A.M24/08/31(土) 18:55:51
(お待たせしております。今日中には一回更新予定です)
- 108二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 22:44:07
⭐︎
- 109◆7cUYYuxo.A.M24/09/01(日) 00:26:17
(足はみでちゃった)
<グヘヘ、イイコウタクシテルネ
<バッテリーヨウリョウイカレテリュ!!
<オアー!!テーブルキレタ!!
「騒がしいなあいつら……」
「そう言えばネルちゃんはどうして着いてきたの?」
「今更かよ!? 念のための護衛と見張りだよ、別に要らねえだろって言ったんだけどな」
「ふーん……。リオちゃん?」
「ああ。……知り合いか? ユメ」
「ううん、名前を聞いたことがあるだけ。面識はないよ?」
「……うし、やっぱダメだわ! なあ、そっちのピンク!」
「んー? なになに、おじさんのこと呼んだー?」
「ああ呼んだ、アンタつええんだってな。アビドスの小鳥遊ホシノ、あたしと一戦やろうぜ」
「うへー、そういうノリ―? パスパス、疲れることしたくないよー」
「なんでだよ、いいだろ別に! どうせこの後暇なんだろ?」
「そうだけどさあ……。あ、それならこういうのは? 私抜きの五人と、そっちのC&Cフル面子で戦って、もし勝てたら戦おっか」
「ああ? なんだ、そりゃ自分抜きでもあたしら全員ノせる自信があるってか!」
「そういうつもりでもあったんじゃないのー? ろくに外に出てこないアビドスの戦闘力調査」
「……なんだよ、感づいてんじゃねえか」
「うっすらとねー。ユメ先輩もそうでしょう?」
「まあ、ただの来客に秘密部隊は動かさないよねーってのは思ったけどね?」
「ま、わかってんなら話は早え。さっそく場所を……」
「ちょーっと待ってください!! そこのおチビメイドさん!!」
「あ゛ぁ゛っ!? リンゴてめえなんつったぁ!!」
「買い取りや研究についてこれからいろいろ話し合いがあるんです! いきなり引っ張って行かれても困ります! やるにしても明日か日を改めるかしてください!」
「……だあもう、わかったよ! じゃあ明日だ! 泊まる場所と飯はうちが手配するから、明日うちとアビドスでやるぞ!」
「うへー、強引だなあ。ま、いいよ。皆にとってもいい経験になるだろうし」
「ひぃん、アビドスのバシャバシャちゃんたちに連絡しとかないと……」 - 110二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 09:36:35
C&Cと模擬戦かぁ~、なんか近接戦だとアヤネちゃんが勝てそうなのおかしいだろう
- 111二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 12:08:41
ここのアヤネちゃん近接ビルド鍛えまくられてるからね。
しかしひぃんひぃん言いながら何気に鋭いユメパイよ。
まあ本人はおドジですけどね!! - 112二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 16:50:35
・・・まァ、「「何処」でするか」にも因りそうだが(「「C&C」が銃器遣える」かどうか)WWW
- 113二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 21:10:45
秘密部隊であるC&Cが相手でも自分抜きのアビドスメンバー5人なら勝てると確信してる信頼の表れって感じで良いですなぁ
- 114◆7cUYYuxo.A.M24/09/01(日) 23:09:20
「ってことで、明日C&Cと模擬戦ね~」
「どういうことよ……。ユメ先輩、何で止めなかったの……」
「ひぃん、怒らないでセリカちゃん……。これでもいろいろ考えたんだよ。なにより、ミレニアムの特殊部隊との戦闘は絶対皆にとっていい経験になると思うの」
「でも、負けたら負けたでうちの面子が立ちませんよね~♡」
「ん、やるならボコボコにする」
「まあまあ、みんな聞いて聞いて。やるのはあくまで親善試合、お互いをよく知るためにあえて矛を向け合いましょうっていう、一種の儀式みたいなものなんだよ」
「模擬戦とどう違うのよ? 結局戦うんでしょ?」
「ミレニアムも決して一枚岩じゃないんだよ、セリカちゃん。ヒマリちゃんが招いた私たちに危険がないか、その力はどれほどか、それを知りたい人が裏にいるんじゃないかな?」
「だからって向こうの思惑にわざわざ乗るわけ? 別に無視してもいいじゃない」
「無視してもいい、だけど戦う意味があるなら、あえてこっちから乗ってあげるのもアリなんだよ。『そちらの思惑はわかっています、こちらは善意で協力しています』っていうポーズをとるのは、今後の関係で相手にイニシアチブを取られないためにも大事なことだから」
「それも理事から色々教わってましたもんね、ユメ先輩」
「ひぃん、そればらさないでよぉホシノちゃん!!」
「確かに、こちらから話を引き出すように動いたことで、ミレニアムに言われたから戦うという形ではなくなってますね☆ アビドスが対等につきあっていくには、こういう荒事も避けては通れない道、ということでしょうか」
「皆さん、とりあえず昼間の取引の結果を改めて確認しておきますね。ちなみに、先生は明日もシャーレから来てくださるそうです」
「わざわざミレニアムまで引率してくれて、明日も来てくれるんでしょ? ありがたいけど大変だよねえ、先生も」
「まず持ち込んだ装甲板ですが、半数はそのまま買い取り、半数は共同研究として半額を支払い、もう半額分は研究結果の共有によって賄っていただくことになりました。それから単分子カッターやバッテリーといった素材に関しては、まず素材の特性を完全に把握したいとのことで、今も夜通し検査が続けられています。買い取り、研究、持ち帰りのいずれになるかは明日にならないとわかりませんね」
「りょーかーい、まあとりあえず今日は皆ゆっくり休んで、明日に備えてね!」 - 115二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 23:13:04
理事おじ…!!ユメパイがポヤポヤ過ぎるから、相手方との交渉とか心理戦についての師匠になってくれてたのか!?
- 116二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 01:21:19
向こうの思惑に乗った上で勝ちます宣言は中々熱いぜホシノ
- 117二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 03:57:52
C&Cは小隊単位ならSRTを抑えてキヴォトス最強まであるからなぁ
アビドスが個人の強みを何処まで生かして、普段しない銃撃戦に対応できるか次第かな? - 118二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 08:11:43
ユメ先輩の鋭さに理事からの交渉テク……真面目にアビドスに置ける非戦闘に置ける最高能力なんじゃないか
- 119二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 10:41:43
生徒会長だからね頼もしいのは当然なのだよ
- 120二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 11:04:19
C&Cって最終編で、バルバラ複数体含む大量の敵を先生抜きかつ満身創痍のトキを守りながら倒したんだよな…
- 121二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 20:30:06
かなり面白い
- 122◆7cUYYuxo.A.M24/09/02(月) 21:59:57
翌朝。
ミレニアムの中でも大規模な破壊を伴う実験や演習を行う際に用いられる実験場。
ネルの申請によって使用許可が下りたそこに、二つの陣営が向き合っていた。
一方は『Cleaning&Clearing』、一方は『アビドス高等学校』。
ただし、C&Cの四人に対して、アビドスはホシノを除いた五人。その姿は、互いにあまりにも違い過ぎていた。
C&Cは普段から身に着けているメイド服と、それぞれの銃火器を携えている。ミレニアムの生徒にとっては見慣れた姿。
かたやアビドスは全員が雨合羽とその下に制服を身に着け、銃とは別に一部生徒がアビドス以外ではほとんど見かけることのない近接武器を携えていた。
「これより、ミレニアムサイエンススクール『C&C』対、アビドス高等学校選抜メンバーによる親善試合を行います。両者とも、互いへの敬意を忘れず、誠意ある戦いを」
「C&Cリーダー、美甘ネル。了解した」
「アビドス生徒会長、梔子ユメ。わかりました」
「それではこれから十五分の準備時間を設けます。十五分後に試合開始となりますので、準備をお願いします」
C&Cの繋がりで引っ張り出されてきた会計のユウカがそう言い残し、実験場全体を見渡せるブースへと戻っていく。
互いに同期させた時計が十五分の時を刻み始めると、それぞれは互いの持ち場へと走り出した。
「皆、手はず通りに」
「ん、任せて」
「はーい♠」
「うわー、ほんとにやるんだー……」
ユメの号令で散り散りに身を隠したシロコ、ノノミ、セリカ。
しかしアヤネだけは、自前の棍を手にその感触を確かめつつ、鋭い視線を正面に向けている。
その先にいるのは、当然。 - 123◆7cUYYuxo.A.M24/09/02(月) 22:01:47
「おいおい、二人であたしを抑えようってか。ちと無茶なんじゃねーの」
「そういうのは、やってみてから言うものです」
仲間を散らばらせ、自身は前に立って注意を引く。明確な威圧感を醸し出す突出した戦力を前に、アヤネは静かにその血が煮えたぎってくるのが分かった。
「絶対勝ちます」
「アヤネちゃん、あくまで冷静にね。ただまあ、無茶かどうかはやってみないとわからないのは、その通りかな」
棍を握りしめるアヤネをなだめながら、ユメも自身の盾を展開させた。
くるならこい、というその仕草に、ネルも笑みを深め。
「いいじゃねえか、一年でその度胸ってのは大したもんだぜ」
「それで、ここで解説みたいなことしてていいんですか? 小鳥遊さん」
「ホシノでいいよー、ユウカちゃん。おじさんも一応働かないと、先輩怒るからね~」
”それが私への解説ってこと?”
「そうそう。銃での戦いはあんまり詳しくないし、皆も慣れてないけど、その分想定外がたくさん起こるだろうからねー。なんでそういう判断をしたのかとか、わかる人がいた方がいいでしょ」
「万が一の時に止めに入ってくださるのなら是非もないですけど……」
”じゃあ、よろしくね。解説のホシノさん。実況のユウカさん”
「スポーツ観戦気分ですか先生……!」 - 124二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 22:08:57
この世界のアヤネちゃん、近接ビルド鍛えた結果強敵を前にすると内なる暴が荒ぶるようになってるぅ!?
- 125二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 01:57:23
血潮が滾るか、ふふふ...
- 126二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 10:40:44
アヤネちゃんがネルに匹敵する世界線があるとでも!?
- 127二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 20:29:12
保守
- 128◆7cUYYuxo.A.M24/09/03(火) 22:36:43
アビドス高等学校。
その名を聞くのは、そう多くはない。
例えば、ミレニアムが把握する危険地帯の一角としてその名が挙げられるとか。
例えば、中止せざるを得ない強力な個人戦力が所属する学校として、その名を知っているだとか。
外から見れば砂漠、踏み入れば大湿地帯。しかしてその中央には巨大な沼地と無数の怪物がひしめき合う異常地帯。
そこからやってきた、新たなる友人たち。
──それを相手に銃を向けなければならないというのは、因果なものだ。
褐色の少女は嘆息し、それからスコープに視線を戻す。
障害物に身を隠すアビドスの生徒が見えるが、絶妙に狙いづらい位置に隠れているため、ここからの狙撃は不可能だろう。
──だけど、撃てば圧は掛けられる。
相手は銃に慣れていない、と言うのが、全員の共通見解だった。
アビドスでは銃が使えない。それ故に発展した弓や投石、投槍といった武装を、今回彼女たちは使用していない。
フェアではない、とは言わない。相手がそれを了承したのだから、それ込みでこちらと戦う術があると考えるべきだ。
「……そろそろかな」
視線を腕に落とせば、タイマー機能を動かしているスマートウォッチが見える。
試合開始まで十五秒を切っていた。
先制打撃でまず圧力をかけ、それから連携を取って押し潰す。チームでの連携こそ、C&Cの真骨頂。
そう考え、スコープを覗き、
「──あの子、どこ行った?」
さっきまで見えていたはずの、猫耳の少女が。その姿を消していた。
そして、試合が始まる。 - 129◆7cUYYuxo.A.M24/09/03(火) 23:00:54
「っしゃァ! いくぜおらァ!!」
ブザーと共に飛び出したのは、アヤネ、ユメと相対していたネルだ。
威勢が先にほとばしり、ついで爆発的な踏み込みが来る。それは二人との相対距離を限りなくゼロに近づけるものだった。
──棍と盾、叩くならまずは棍の方だな。
勢いとは裏腹に冷徹な思考を回しながら、まずはアヤネの方へと矛先を向ける。
両手のサブマシンガンがその銃口を向き、同時に火花を散らし、
──避けやがったな、こいつ。
すい、とアヤネの目と体が連動したのを、確かに見た。
それは弾丸から身を遠ざける動きであり、それは同時に、
「行きます」
踏み込み、打撃。垂直に伸ばされた棍の先端が、ネルの疾駆する胴体目掛け突き放たれる動きとなる。
そして、
「行きますッ!!」
行った。打撃が炸裂する。 - 130◆7cUYYuxo.A.M24/09/03(火) 23:27:05
「──やるじゃねえか、ゼロ距離の初撃で決められなかったのは久しぶりだぜ」
「っ!」
棍の先端は、寸前で引き戻された腕に防がれていた。
しかし確かな一撃は腕に微かな痺れを残し、その打撃の力強さを物語っている。
「アヤネちゃん!」
「大丈夫です、いけます」
意気軒高に吐き出すアヤネに、笑みを深めたのはネルだ。
間違いなく自分以外なら勝負の流れを決定づける一手だったと確信できる。
それだけに惜しい。そして面白い。
「まだまだやれんだろ、なあオイ!!」
「当然」
度の入ったガラスの奥で、気炎が立ち上る。
そして、動きがあった。
ネルが弾丸を無造作に吐き出しながら、両手の打撃が迫る。
殴り、撃ち、避け、捌き、打ち込み、薙ぎ、払い。
互いの動きがかみ合うときもあれば、かみ合わない時もある。そしてかみ合わない時には、互いの体に打撃が来る。
アヤネは銃を抜かない。初めから、ないものとして棍を振るっていた。
その割り切りを気持ちいいと感じるのがネルであり、
──そのつもりなら、こっちも。
一息、力のこもった蹴撃を放つことで防御を強制し、一度距離を離す。
「……もうおしまいですか?」
「まさか、んなわけないだろ? お前の流儀に合わせてやるってんだよ」
言って、静かに銃に繋がっていた鎖を外した。それから服に繋がっていた根元部分も外すと、それを振り回して腕に巻き付ける。
鎖を使った即席の手甲だ。それを握りしめ、顔の前で構える。
「……ユメ先輩、防御をお願いしてもいいですか」
「オッケー、出番ないかと思っちゃったよ」
重苦しい音を立て、ユメの盾が構えを見せた。
そして、
「おーし、本番といくかァ!」
ネルが再び、その距離を一息に詰めた。 - 131二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 01:38:09
アヤネちゃんがチビメイド先輩と渡り合ってるぅ。
コレが異界化アビドスで鍛えられた成果か…。 - 132二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 09:29:43
近接がかなりガッツリ伸びてる辺りアヤネのスキルツリーもえげつない伸び方してそうだよなぁ
- 133二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 09:47:34
アヤネの成長力を見る度にアビドスの魔境っぷりを再認識させられるわ...
- 134二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 19:08:21
原作でも機械修理のあれこれ殆ど独学で勉強して現在に至ってるから戦闘にガチった事による伸びって所かな
- 135◆7cUYYuxo.A.M24/09/04(水) 23:33:33
「すごーい! あたらなーい!」
狙う、撃つ。今までは感覚で行っていたそれで成功していた。
しかし、自分の中の常識を覆してくる相手がいる。
それはリーダーのような、明らかに一線を画した戦闘力を有した相手だけだと思っていた。
それなのに。
──おかしいなあ、当たってるはずなのに当たってないや。
砂狼シロコ。アビドスから来たという二年生。
慣れないように銃を触っていたけれど、その動きにはまるでよどみがない。
「ねえねえ! 撃ったところが見えてるの?」
「ん、それくらいなら避けられる」
今もつかず離れずの距離を保ちながら、全力疾走しつつ弾幕を張っているのに、相手にはまるで当たらない。
相手の弾は、なんとなく良くなさそうな場所を避けているから当たらないけれど。
加えて今の言葉を考えれば。
──弾を全部見てから避けてる? うっそー。
その機動力を支えているのは、おそらくあの足腰。
見たことがないような軽やかなステップ、普通に走るだけじゃああはならない。
「それじゃあ」
今のままじゃらちが明かない。
だから、もう少し。
「距離感詰めていこっか!」
──リーダーの真似をしてみよう。
並走の方向を変え、一気に彼我の距離を詰めた。
「お、相手の子近づいていったねー」
「アスナ先輩の銃撃が全く当たらないなんて……。まして、あの接近戦は……」
”アヤネの方も一歩も引かずって感じだね”
「アヤネちゃんは、ちょっと危ういかなー? 一発でもいいの貰ったらたぶんノックアウトだよ」
「それでも、ネル先輩相手に持たせてるだけどうかしてると思いますよ……」
「やっぱり、普段と違って足回りが軽いからかな。足腰鍛えられるからねぇ」 - 136二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 07:43:11
>弾を全部見てから避けてる
うーん、これは強い
- 137二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 18:13:57
沼地で動きが制限食らうから見てから正確に避けた方が消耗少なくなるのか……
- 138◆7cUYYuxo.A.M24/09/05(木) 23:00:44
(今日は更新無しです。心の赴くままにアビドス勢を盛っていく作業は楽しいですね)
- 139二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 08:11:40
乙です、保守ー
- 140二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 18:20:27
夕方保守
- 141二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 20:17:05
うーん、この世界戦のアビドスはドラゴンボールでいうところの
「精神と時の部屋」と化してるな。近代兵器とかまるで役に立たないし
万魔殿の虎丸や正実のクルセイダーちゃんとか全然使い物にならんだろうし
沼地に足を取られて移動もままならんだろうし例によって大砲も使えないし
機械にかこまれたらひとたまりもないな(ワニよけにはなるかもしれないが) - 142二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 06:04:00
アスナ楽しそうねぇ。シロコの身体能力が原作から更に凄くなってる、銃弾見て避ける反応速度って。
しかしアヤネちゃん攻めは強いけど守りは脆いみたいだな?おじさんの解説を見る限り。 - 143二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 08:03:52
その辺り含めてまだアヤネも成長途中って感じかも
攻めの時に前のめりになり過ぎるみたいな - 144二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 19:15:02
保守
- 145◆7cUYYuxo.A.M24/09/07(土) 19:40:55
「わあ~♠ 凄い火力ですね~☆」
爆音と銃撃音に混じり、声がした。
こちらの仕掛けた爆発物は、彼女にとってはなれないものであるはずなのに、それを意にも介さず、十六夜ノノミはこちらへ直進してくる。
手持ちの爆薬はまだ山ほど。であれば、対応するのに問題はない、はずだ。
──ただ、問題は向こうの動きですね。
彼女の手持ちの銃火器と、その動きとがかみ合わない。
まるでダンスでも踊っているように、軽やかな動きで距離を詰めてくる。
爆風に煽られてもその足取りは変わらない。直撃だけは受けず進み続ける彼女に、いっそ冷や汗すらかいてしまう。
「えーっと……この辺ですかー?」
「っ!」
銃声。
連なって一音となったガトリングの射撃音が始まり、それは私のすぐ傍へと着弾する。
咄嗟に駆け出し、手にしたハンドガンの照準を定め、引き金を引く。
「見つけましたよー♡」
あの巨大な銃を構えたまま、小走りで近づいてくるノノミさんを見て、今度こそ私は頬を引きつらせた。
──その銃、そういう使い方する銃じゃないと思うんですよ。
走りながら、銃を振り回して弾丸をばらまくことで、疑似的な散弾として運用するのは、いくら何でもやり過ぎだ。
近くの建造物を手早く爆破、瓦礫と障害物を生み出しつつ、確実に攻撃を叩きこめるポイントを計算していく。
普段なら、この前衛は他の二人が担当していて、私は掃除担当だというのに。
──こうなったら。ああ、ユウカに怒られるかもしれませんね。
この会場は確かに破壊されても問題ないようにできているが、それでも破壊されれば修繕に予算が掛かり、ユウカの眉間にしわが寄るのだ。
それを飲み込んでなお、ここは勝負に出るべきだと考えた。
こちらが攻撃の準備をする間に、向こうはその速度と攻撃圧でこちらを押し切ってきかねないのだから。
それに対抗するためには。
「こちらも、速度と圧を増やしましょう」
手持ちの爆薬をカウントしつつ、この辺りの図面を思い返す。
工学の授業が役に立つ時間がやってきた。