- 1二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 22:22:51
「…本当にしつこい人。周りから見たらあなた、完全に変人よ」
「あら、もしかして俺のこと言ってる?」
「他に誰がいるのよ…」
「いや何、アヤベさんの邪魔しようって訳じゃないんだ。こっちが勝手についてきてるだけ」
「なんでそんな事するのよ…」
「アヤベさん輝かせるためには、アヤベさんのこと知っとかなきゃならない。一応はトレーナーとしての任務ってことよ」
「……特に面白いものなんて無いわ」
「それはそれで収穫よ。…にしても流石アヤベさん人が良いねえ」
「えっ…?」
「嫌がってる素振りしつつも、なんだかんだ俺と話してくれてるじゃない。やろうと思えば、俺を撒くなんて簡単にできる」
「……」
「そいつをしないっていうのは、とどのつまり俺のことを少しは気にしてくれてるっていう」
「……さよなら」ダッ
「あ、ちょっとお!? つれないわぁ、アヤベさん…」 - 2二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 22:23:05
「…私の勝手で起きた問題よ。あなたには関係ない」
「いや、大いに関係ある。…全ては、俺の責任だ」
「何を言ってるのよ…!私が、あなたの制止を振り払ってこんな事になった!悪いのは全部…!!」
「アヤベさん」
「っ…?」
「俺ね、アヤベさんのトレーナーなのさ」
「……」
「…アヤベさんのトレーナーやろうって決めたのはさ、アヤベさんに心底惚れ込んじまったからでさ。
あの日見たアヤベさんの覚悟の輝きが頭から離れなくなって…とうとうスカウトしてしまった」
「……それが、何?」
「一人で戦うアヤベさんにとっちゃあ、俺は形だけの存在。そう思ってくれて当然の事だ。勝手にしてくれて良い。
…だから、俺も勝手に頑張らせてもらう」
「えっ…?」
「俺は勝手に責任を負うし、勝手にアヤベさんの事を助けるし、勝手にアヤベさんを輝かせる手伝いをする。 …アヤベさんが一人で全部と戦おうっていうなら、俺も勝手に色々やらせてもらうよ」
「……」
「さて、この一件は勝手に俺が引き受けた。後は、勝手に組んだトレーニングをアヤベさんがどうするかだ」
「…ふふっ、なにそれ…強引なだけじゃない…
…本当に身勝手で、バカな人」
「…もしかして、俺のこと言ってる?」
「他に誰がいるのよ…」 - 3二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 22:23:42
「…月日はあっという間に流れるもんだねえ」
「…そうね」
「アヤベさんとは、いろいろ妙な日々を送った気がするが…なんだかんだ言って、楽しかったよな。俺たち」
「…そうかも」
「…変わんないねえ、アヤベさんは。あの日輝いてた姿のまんまだ」
「……」
「…その輝きが、今やどこまでも届くようになって…誰の目にも輝く一等星になった」
「…そうね」
「嬉しくてたまらないよ、俺は」
「…私も…」
「…?」
「…いつも、助けてくれる人がいて。勝手を許してくれる人がいて。私に…数えきれないほど、大切なものをくれた人がいたから。…私、今は幸せよ」
「……それってもしかして…俺のこと言ってる?」
「…ふふっ。他に誰がいるのよ」
こういうの、あったら良いなっていう話 - 4二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 22:24:42
お前船乗れ
- 5122/02/15(火) 22:41:54
- 6二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 22:47:05
なんでだろう
コブラの声が勝手に脳内再生されてた - 7二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 23:18:47
- 8二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 00:02:08
幻覚を見るのが早すぎる
- 9二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 00:11:37
良い…
- 10二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 00:12:41
オネェかと思った
- 11二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 07:46:17
飄々とした感じのトレーナーを想像してる
- 12二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 19:14:27
変化球が飛んできましたね…