- 1二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 23:42:10
パチパチと油が跳ねるような音で、あなたは目を覚ます。起き上がると、焼きあがったウインナーの匂いが漂ってきた。音と匂いのもとに行くと、そこにはTシャツに短パンというラフな格好をしたセイバーがフライパンを振るっていた。
「おはよう、マスター! 今日から夏休みだな、よく眠れたか?」
セイバーの明るい声に対して、眠そうに目を擦りながら答える。昨日は楽しみで寝付けなかったのだ。それを見たセイバーは笑った。
「ふふっ、こんなに大きなお休みなのだ。一日くらい、目一杯遊んでも余るほどだものな! だが、宿題はしっかりとするんだぞ?」
夏休みの宿題。あなたを含めた夏休みを満喫したい全小学生にとっての障害であり忌み嫌われるもの。それにはあなたも目を細めた。
その後、セイバーに言われて洗面所で顔と一緒に眠気をさっぱり洗い、食卓に着くと、目の前には、ほかほかな白いご飯と味噌汁、ウインナーと目玉焼きがあった。あなたは、いただきますと言うと箸を手に取って、ウインナーを口に運んだ。カリっとして美味しかった。 - 2二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 23:49:20
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- 3二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 23:50:27
嘘だぞヤマタケは食べる専門だぞ
- 4二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 23:50:36
「それで、今日はどうするんだ? 誰かと遊びに行く約束などはしているのか?」
テレビのニュースが流れるなか、セイバーが今日の予定を聞いてくる。それに対して、あなたは前々から計画していた夏休みのスタートダッシュについて熱く語った。
その内容は……宿題を初日ですべて終わらせることだ。
これを聞いたセイバーは目を丸くする。
「初日で宿題に取り掛かるのは感心だが、あまり無理はするなよ」
あなたは、ふんすっ! と鼻を鳴らして目玉焼きにかぶりついた。醤油とあっていて美味しかった。
それから、あなたはずっと机に向かっていた。五科目が載っている問題冊子、その中でもページ数が一番多い算数から取り組んでいる。すると台所から、声がかかった。
「マスター、アイス食べるか? バニルとチョコ、どっちがいい?」
あなたはチョコと答えた。宿題を少し休憩してスプーンでアイスを食べ始める。途中でバニラアイスの味が気になったマスターは一口交換することを提案して、食べさせ合いっこをしたりした。そして、宿題をまた進めた。
夕方、あなたはテーブルに突っ伏していた。宿題が終わらなかったのだ。問題冊子の算数は7割ほど終わらせたのだが、宿題はこれだけではない。日記や自由研究があるのだ。一朝一夕で終わるものではなかったのだ。
そんな、あなたの姿を見たセイバーは頭をなでながら、あなたを諭す。
「まあ、夏休みは始まったばかりだからな。少しずつ進めていけばよかろう。これは、元々そういうものだろう? 計画的に進めることこそが重要なのだからな!」
あなたは、セイバーも無計画に宝具を撃ち込むことあるのになと思ったが、口には出さなかった。 - 5二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 23:54:06
ママーーーーッ!!!!夏休みだよママーーーーッ!!!
- 6二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 00:00:02
海編
青い空がどこまでも続く夏の日、あなたはセイバーと海に出かけていた。白い砂浜は照り付ける太陽でキラキラと光っており、波の音が心地よく耳に入ってくる。
「よし、準備ができたぞ!」
海を眺めているとセイバーのはつらつとした声が聞こえた。そこにはパラソルが立てられており、ビーチマットが敷いてあった。あなたはその上に座って、冷えたお茶を飲む。すると、セイバーがカバンから何かを取り出す。ちなみにセイバーは海パンに薄めのパーカーのようなラッシュガードを羽織っている。そのまま泳ぐことも可能だ。
「ほら、マスター。そこに座れ。日焼け止めを塗ってやろう。」
あなたは言われたとおり、セイバーに背中を向けて座る。セイバーは日焼け止めを手に出すと背中をはじめとして、腕や肩にまで手を回す。彼の優しい手つきがとても気持ちいい。そして、あらかた塗り終わった後、あなたもセイバーに日焼け止めを塗ってあげて、遊ぼうとしたところでセイバーが待ったをかける。
「準備はまだ終わってないぞ。最後に準備体操をしなければな!」
その言葉に従い、あなたはセイバーと一緒に体を動かした。腱や筋を伸ばしたり、筋肉、関節を柔らかくするように手足をプラプラさせたりした。 - 7二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 00:01:02
「転ばぬようになー!」
後ろからセイバーの声を背中に受けながら海に入り、そのままバシャバシャとバタ足で海を駆け回った。時折、水面に顔をつけて海中を観察してみる。足に当たるほど長い海藻の中を泳ぐ魚がちらほらと見えた。
セイバーが来る前は、亡き祖母と海に来たことがあった。そのときはゴーグルだけをしていたが、あれは失敗だった。当時、海があそこまで塩辛いとは思わなかったあなたは、息継ぎのたびに海水が口に入り、悶絶していた。しかし、今はどうだろう。セイバーが買ってくれたシュノーケリングのおかげで息継ぎの必要はない。よって、あんなしょっぱい思いはしなくていいのだ。
「楽しそうだな、魚は見えるか?」
背後からセイバーの声が聞こえる。ここまで歩いてきたらしい。あなたは元気よく答える。それにセイバーは笑いながら、浮き輪に着いた紐を引っ張ってくれる。
「ふふっ」
そんな楽しそうなマスターを見て、セイバーは微笑んだ。マスターから海に行きたいと言われたので、二つ返事で了承をした。一瞬、海神が脳裏をよぎったが合ってしまったら仕方がないので、今度は全力で殺してやろうとセイバーは考えた。 - 8二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 00:11:57
マ、ママ……………会いたかった…………………
- 9二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 00:14:26
太陽がてっぺんに来た頃、あなたとセイバーの腹の虫が鳴る。砂浜に戻ると、セイバーがバッグから何かを取り出す。それは海の家の整理券だった。
「まさか、アーチャーがここでバイトしてるとは思わなくてな。優先的に整理券を売ってくれたのだ。それに、どうせなら私も『海の家』の焼きそばを食べてみたいからな!」
早速、セイバーと手を繋いで海の家に向かい、焼きそばを買って食べる。あなたはシーフード、セイバーはソース味の焼きそばだ。なぜか、あなたの焼きそばよりも五倍はある。
「じゃあ、いつも通り一口交換するか! はい、あーん♡」
ソースの味が口の中に広がって美味しい。お返しに自分の焼きそばをセイバーに差し出す。
「あーん、うむ、シーフードもなかなか具だくさんで美味いな!」
マスターの焼きそばには海老やイカ、ツナなどの魚介類がふんだんに入っていた。おそらく、アーチャーがマスターのために盛りに盛ったのだろうとセイバーは考えた。彼女はそういうやつだ。マスターはそれに気づいていないが美味しそうにもりもりと食べている。それを見て、セイバーは優しい気持ちになった。 - 10二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 00:25:10
10にするぞ!
- 11二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 01:42:04
久々にママを摂取すると沁みる
- 12二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 02:34:38
ママーーーッ!!!!!マンマーーーーッ!!!!!
- 13二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 08:48:14
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- 14二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 08:48:53
「なかなか美味かったな! しかも景品のバナナボートなるものを勝ち取った。だが、これはどう使えばいいのだ?」
セイバーが少し困っていると、あなたはある提案をする。それを聞いてセイバーは少し驚いたがすぐに賛同してくれた。
「じゃあ、そうしよう。ただし、人があまりいない沖のほうでな」
昼頃になると人が増えてくる。あなたははぐれないように彼の裾を掴んで歩いた。そして、バナナボートに跨ると、セイバーが後ろから押してくれる。そして、人が少ない沖まできたときセイバーはあなたの後ろに座って抱きかかえるように支えてくれる。
「じゃあ、ビューンと行くぞ。しっかりと捕まるのだぞ? 水神!」
バナナボートが凄まじい速さで前進する。思わず身体が後ろに引っ張られるがセイバーが後ろからしっかりと抱きとめてくれたので落ちることはなかった。まるでイルカになった気分でとても楽しい。
「旋回するぞ! それっ!」
海上でカーブをする。その際に水面に手を入れると水しぶきが日光で煌めている。最後に大ジャンプを決めた。ジェットコースターに乗っているようだ。 - 15二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 08:50:48
「……よく寝ているな。昼間とは大違いだな」
夕方、助手席でぐっすりと眠るマスターを横目で確認しながら、車を走らせる。セイバーはマスターが初めて口にしたわがままを叶えるために免許をすごい速さで取った。お世話になった神父に言ったら用意してくれたのだ。方法は知らない。
「楽しかったぞ、マスター。また来よう」
マスターは何も言ことはなかった。ただ、よだれが垂れた寝顔は幸せにあふれていた。 - 16二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 08:51:23
海編・完
- 17二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 09:09:39
水神で遊ぶの楽しすぎる…ママーーーーーーー!
- 18二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 09:16:53
- 19二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 09:20:15
ママー!
車の運転してるタケルママー!
暑いけどママにぎゅー!してほしいよー! - 20二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 10:13:04
運転するタケルママとかいう新しい概念
めちゃくちゃ好きかも - 21二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 13:40:28
騎乗Aだから車もバイクもいけるんだろうな…よすぎる
- 22二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 00:20:36
夏祭り編
茜空に紫色が混じり始めた頃、カラコロと音が響く。それはあなたの足音だ。
「ジンベエと言ったか? とても似合ってるぞ!」
セイバーに褒めてくれる、嬉しくなったあなたも褒め返した。こちらは翡翠色の上品な浴衣を着ていた。とても綺麗で思わず見惚れてしまう。
「ありがとう、嬉しいぞ! それにしても、サイズはあっているのだが、私が着てしまって良かったのか? もとは君の祖母のものだろう?」
セイバーが少し申し訳なさそうに聞いてくる。それに対して、あなたはあっさりと大丈夫だと言った。少なくともあなたは祖母はそういうのを気にしない人だったと認識している。
「そうか、では今日は存分に楽しむぞ!」
そう言うと、セイバーはあなたの手を握って一緒に歩いた。会場に行くと非常に多くの屋台があった。あなたとセイバーは目を輝かせて一歩を踏み出す。夏祭りは始まったばかりだ。
「ほら、マスター。たこ焼きだぞ、熱いからフーフーしてやる」
そう言うと、セイバーは爪楊枝に刺したたこ焼きに息を吹きかける。
「はい、あーん」
差し出されたたこ焼きにかぶりつく。熱いので口の中で転がすように冷ましながら食べる。ソースの酸味と鰹節の風味がたっぷりかけられたマヨネーズに閉じ込められていてとても美味しい。嚙み潰すと中から大きなタコが出てくる。セイバーもたこ焼きの暑さに苦戦している様子だ。
「ホッ! ホッ! モグモグ……熱いな! だが美味い。もう一つ食べるか? あーん」 - 23二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 00:23:32
ママ………ママ…………また会えて嬉しい……
- 24二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 00:59:17
おかえりママ…
……いや、ただいまママ - 25二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 11:27:13
ほしゅ
- 26二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 11:56:28
ママじゃないか!!
久しぶりママーーー!!!! - 27二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 12:36:57
たこ焼きの洗礼を美味しく味わった後も屋台を色々と回っていく。
セイバーに買ってもらったりんご飴を舐めていると、途中ですごい屋台を見つけた。射的やヨーヨー釣りがあるのだが、ものの見事にすべて金色だった。しばらく眺めていると、セイバーがあなたの手を取る。
「あそこはダメだ。他のところに行くぞ」
そう言って、あなたのことを引っ張っていった。そして、今度は金色ではなく色とりどりなヨーヨー釣りをしたり、射的をして目一杯遊んだ。そうこうしている間に花火が上がる時間になる。
「そろそろだな、行ってみよう! 穴場があるのだろう?」 - 28二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 12:37:56
狐のお面をしたセイバーが聞いてくる。あなたは彼の手を取って、カラコロと歩いていく。向かった先は小さな神社だった。あなたはセイバーから五円玉を二枚もらって賽銭箱に入れる。そして、ガラガラと小さな鐘を鳴らした後に、ベンチに座った。ここは、あなたが祖母と来ていた場所だ。人通りがないので、静かに花火が見られる絶好のスポットだ。
「ちゃんと、挨拶ができてえらいぁ」
セイバーが頭をなでてくれた。隣に座っているセイバーの肩に頬ずりをする。浴衣の感触が気持ちいい。セイバーとじゃれ合っていると、花火が打ちあがった音がする。そして、次の瞬間大きく、赤い花が空に焼き付いた。そして、それが押し寄せるかのように様々な形、色の花火がどんどん上がっては消えていく。
「す、すごいな……テレビで見たものとは大違いだ……!」
空に浮かぶ花畑にセイバーは圧倒されている。あなたも、花火に見惚れている。
「こんな日がずっと続けば良いな……」
セイバーがぼそっと呟く。その横顔は憂いと儚さがありつつも、花火に照らされて美しく輝いていた。あなたはセイバーの手を握る。すると、相手も花火を眺めながらも握り返してくれた。お互いに手のぬくもりを感じながらあなたとセイバーは花火をいつまでも見つめていた。 - 29二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 12:38:18
もしかしてワカダンナ……
- 30二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 12:38:59
そして、家に帰ってきた夜
「マスター? 君の布団はあっちだぞ?」
夜、帰宅して入浴を済ませた二人。そして、寝ようとしたときにあなたはセイバーに抱き着いていた。明日まで離れるつもりはないらしく、このままで寝る気が満々である。
「どうかしたのか?」
セイバーが尋ねると、あなたは答えた。
「お別れフラグが立ってたから? 言ってることは分からぬが……まあ、寂しくなったのだな! それなら大丈夫だ。私はずっと一緒だからな、むぎゅー!」
セイバーに抱きしめられて、後頭部をなでられたあなたは、その感触で瞼が重くなっていく。
「おやすみ、マスター……」
眠りに落ちる前に、セイバーの優しい声が聞こえた気がした。
夏祭り編完 - 31二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 21:21:09
保守
- 32二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 07:04:23
ぎゅっとして寝てくれるタケルママが好きだ……
- 33二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 16:03:04
- 34二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 16:03:18
そこには、卵によく漬かったトーストがあった。セイバーはフライパンにバターを入れて温めると、中火でそれを焼いていく。卵と牛乳の甘い香りにバターの匂いが絡み合って部屋に漂う。それは寝室にも確かに届いてるだろう。
焼き目が付いたところでひっくり返して、じっくりと焼いていく。すると、寝室のほうからフラフラとマスターが起きてきた。
「おはよう、マスター。まずは顔を洗ってくると良い」
そう言いながら、トーストをひっくり返す。そして、十分に焼けたところで火を止め、皿に盛り付けていく。すると、顔を洗い終わったマスターがベランダへ行く。そこには家庭菜園があり、プチトマトとレタスをいくつかもぎ取ってセイバーに渡す。
「ありがとう。じゃあ、朝食を食べよう。今日は前々から君が食べてみたいと言っていたフレンチトーストだぞ」
大喜びしたマスターは、いただきますと言うと早速フレンチトーストに噛り付いた。ふわふわの触感からジュワっと甘みが口の中に広がる。
「んんっ! これは甘くて美味いな。今までトーストは焼いたらカリカリするものだと思っていたから、驚いたぞ!」
そう言って、セイバーはフレンチトーストをムシャムシャと食べていた。味わって食べるマスターとは対照的である。そして、ベランダで取ったプチトマトも食べる。少し酸っぱいが甘みがあり、フレンチトーストとよく合っていた。 - 35二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 21:50:28
子供マスター成分を摂取するタケル可愛すぎる
- 36二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 23:35:54
ママしゅき
- 37二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 09:19:06
よしよしタケルママ!!
- 38二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 09:23:20
ぎゅー!してくれるママ好き
食べたいって言ったらフレンチトーストも作ってくれるママほんと優しい - 39二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 20:37:46
やっぱ良いよねタケルママ
このまま二人で平和に過ごして欲しい - 40二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 20:49:54
「今日は何か予定はあるか?」
そう言われて、あなたは頷く。今日は夏休みの宿題の一つである自由研究の題材を考えようと思っていた。
去年までの夏休みの宿題は「自由工作」だったので、何をすればいいかよく分かっていない。
うんうんと唸っているとフレンチトーストをペロリと平らげたセイバーから提案を受ける。
「じゃあ、一緒に散歩に行こう! そしたら、何か思いつくかもしれないぞ?」
確かに、その方がいいかもしれない。何より、こんなに天気が良いのだから身体を思い切り動かすのも楽しそうだと思ったあなたは、元気よく答えた。そしてフレンチトーストを口の中に詰め込んだ。
「ふふっ、ゆっくり食べなさい」
- 41二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 22:52:57
ゆっくり食べなさい、ってまさしくママの台詞だよね
- 42二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 09:08:05
さんさんと降り注ぐ日差しの中をあなたは駆け回る。麦わら帽子を被り、足元のコンクリートからの熱も気にせず走るあなたはまさに風の子だろう。
そして、その後ろをセイバーが歩いてくる。サーヴァントでも暑いのか少し汗をかいている。
「随分と歩いたが何か思いついたか?」
あなたは首を横に振る。確かに、いつもよりも街を観察した。しかし、特にピンとくるものはなかった。
「そうか……まあ、時間はまだあるし、ゆっくりと探そう」 - 43二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 20:59:25
この見守ってくれる感じすごくママで好きだ……
- 44二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 03:07:31
ほしゅ
- 45二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 04:01:51
タケルママしゅき…