【閲注】ウタハ「こちらを見て欲しい」12【クロス?】

  • 1スレ主24/08/13(火) 22:58:41

    スレ主です
    とうとう12スレ目でございます。
    クロスは念の為でございます。

    素晴らしいssを書く文豪様とスレ主は≠です。
    (辻ダイスも控えましょう)
    (クロス元?をスレ主も知りませんが、楽しく読んでおります)
    
概念としては好感度反転装置喰らったモモイが一週間周りにバレずにいた話です。
前スレから文豪様がおりますが、他の皆様もこういうの見たいとか書いてみたいなどあれば遠慮なく書いてくださいませ。スレ主がニコニコキャッキャします。

    埋まりそうになれば190辺りでスレ主が次スレ立てます。

  • 2スレ主24/08/13(火) 23:00:08
  • 3二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 23:01:45

    立て乙

  • 4二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 23:02:05

    立て乙です。

  • 5二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 23:05:20

    スレ立てありがとうございます、投下とタイミングが被りました
    最初の方のスレと今のスレのレスを見比べると1レス内の文章量に差があり過ぎて面白いですね

  • 6二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 23:14:12

    立て乙ーとりあえず10までやるかー

  • 7二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 23:17:20

    盾乙

  • 8二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 23:17:37

    乙でーす

  • 9二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 23:22:16

    立て乙。
    12か……今の文豪さん終わったらスレ主も書きたがってるし…20スレいくかもな

  • 10二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 23:22:29

    立て乙ー

  • 11二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 07:10:37

    ゲームのシナリオは結構地獄なのに
    モモイの地獄に慣れちゃったせいで
    まだそこまで地獄に感じない
    慣れって怖いね

  • 12二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 08:30:25

    光明の兆し見えたけどまた隠れて状況がより深刻になった感じか?

  • 13二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 12:24:43

    シナリオを書く気になった時点で良い傾向なのは間違いない
    作品に自分の闇をぶち込むのは現実でもよくある事でモモイは現実と創作は分けて考えてるから別にモモイ本人が不穏だとも言えない
    ただミドリとユズはこのゲームは闇不足で本命は別だと思ってるんだよね

  • 14二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 15:36:15

    反転編、怪物編と来て今は懲罰編って所か

  • 15二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 21:03:23

    まとめ動画からこっちに飛んで最初から読んで一日かけてようやく追い付いたけど、とんでもない文豪さんでびっくりしている。
    本当にこの先がとても気になってしょうがない
    というか、このss普通に二次創作本として出てもおかしくないレベルだと思って読んでる!

  • 16二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 22:47:00

    方針が穏やかで副リーダーも抑えに回ってくれている、暫くは安心だろう。
    暴走を抑えつつ…懲罰も穏便に済ませたいが、穏便な懲罰なんてものが存在するのか疑問…。
    取れる選択は多彩、慎重に。一度冷静に整理しようとアリスは様々な選択肢を選ばず眺めていた。
    設定なども確認していると、開いたステータス画面の違和感に気付いた。
    ステータス画面の存在は知っているが、これはいつでも表示されるものではない。
    プレイヤーが情報を見ようとしないと表示されない。体力が変…このゲームは一日経つと体力は回復していく。
    極自然なゲーム中の解説でサラッと説明されて理解はしていたが…体力が明らかに低い、回復していない…?

    …思い当たる節があり、主人公の現状を調べる選択肢を選んだ。
    すると主人公は身体中が深い傷だらけだとわかった、包帯が巻かれているがこれは自分で?
    包帯は血が滲んで赤く染まり、かなり痛々しい…ミドリの超丁寧なスチルが存在するから…。
    入院中の血まみれのモモイが思い浮かんでしまって…これは描いたミドリもとても辛かっただろう…同情した。

    休んで傷を手当する選択肢を選ぶと、主人公は知られないように自室でこっそり処置し始めた。
    いくら盾と硬い鎧で身を包んでいても、ダメージ無効など存在せず蓄積する。
    活躍と同時に傷を負い、このまま見回りなんてしたら真面目に危険な大怪我だ。
    途中で何か話があって訪ねてきた副リーダーに怪我を見られ…目を見開いて本気で心配された。
    ダメだ、新リーダーが怪我で早々に倒れてはいけないと。返す言葉もなく主人公はごめんね…と謝っていた。
    事情を知る人を極一部にして、医療知識に詳しい仲間の治療を受ける事になった。

    「すみません…本当に正直に言いますがこの怪我…動けていたというか生きているのが信じられません…」
    「えぇ?そうなの?戦闘は凡々だからね…皆のような洗練された技はないし突っ込むしか…」
    「そういう話では…これはどんな人でも本来なら致命傷と言っていいものですよ…?」
    「じゃあ何で生きてるんだろうね?気力だけのド根性とか?」
    「よくわかりませんが…私達も秘密にするので治療に専念してください、幸い今の自警団は平穏ですから」

    あ、危なかった…あの時のモモイも死が目前に迫った状態。アリスは現実の再放送でも見ている気分だった。

  • 17二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 22:48:27

    あっぶねぇ!?

  • 18二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 23:03:36

    致命傷か……うーんセウト

  • 19二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 23:31:03

    >>16

    傷だらけの痛々しいモモイそっくりの少女を描くことになったミドリさんの心境ェ.....

  • 20二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 23:40:41

    ………………………えっ致命傷レベル?
    ミドリ辛かっただろうなぁ……

  • 21二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 23:43:31

    ···この主人公本当に「人」か?

  • 22二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 00:05:02

    何度でも不安になって振り返るアリスだが、いつでもモモイは優しい顔だ。
    寝ている二人をそっと撫で続けて「なぁに?聞きたい事があるなら答えるよ」と言ってくれた。

    「あの…モモイ?アリスは選ぶ気は全くないので、参考までに知りたいのですが…」
    「このステータス画面…気付かないまま行動を続けていたら、主人公はどうなっていましたか…?」
    「死ぬ」

    超シンプルな返事にビビった。そんな気はしていたけど…あっさりで動揺してしまう。
    鎧の下の血まみれなスチルと淡々と告げる今後の死…既に丁寧だし、この先の死も緻密な描写なはず…。
    ミドリとユズの絶望的な暗さの理由がわかった気がした。確かにこれを見せるのはノア先輩には酷だろう…。

    「し、死ぬ…そんな気はしましたが、やっぱりそうなるんですか…?」
    「あの傷だよ?続けてただで済む訳ないじゃん?近い内に限界でぶっ倒れて無事くたばりました、終わり」
    「無事って…それもエンディングの一つになるんですか…?」
    「違う、ただのゲームオーバー。エンドはどれになってもこの先かな」
    「アリスは良い選択が出来ているのでしょうか…?一番良いエンドに向かいたいのですが…」
    「うーん…それ言っていいの?サクッと死んで終了は避けたし、ここからどうするかだよ」
    「…不安そうだね?バッドエンドに辿り着く可能性が怖いの?」
    「正直に言えば…はい。モモイそっくりの子が悲惨な目に合うのは…何でモモイそっくりなんですか…?」
    「え?私の要望だよ。今までのゲームもそんなのが多いよね?味方達は私達モデルだしラスボスもユウカで…」
    「…ユウカのは反省してる、優しい先輩に何してんの…悪ノリも大概にしろって…」

    「…えーと、不安なアリスの為に一つ明言しようか?綺麗なエンドはあるよ、保証する」
    「本当ですか…!?それなら…その綺麗なエンドを目指して頑張ります!ずっと選択に悩んでますが…」
    「…いや、本当に綺麗かなぁ…ヤバい自信無いよぉ…保証した途端…急に怖くなってきた…大丈夫かな?アリス…」
    「アリスに聞かれても自信を持ってとしか…ですがミドリもユズもシナリオは評価してたかと…」
    「良いって言ってくれたよ…二人の言葉を信じようかな…」

    シナリオも不安だが、モモイも自分に自信が無さ過ぎて心配…どうしても時間がかかるのかもしれない。

  • 23二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 00:08:55

    一応綺麗なエンドはちゃんと存在してるのか

  • 24二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 00:19:21

    綺麗なエンド.....“全ての”悪を消し去って『せかいはきれいになりました』エンドとか言うなよ.....?

  • 25二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 00:20:10

    綺麗かぁ?それ本当に綺麗かぁ?なんでハッピーエンドって言わないんだぁ?

  • 26二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 00:24:39

    >>24

    全ての悪.....主人公の「悪になる」発言.....

  • 27二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 00:25:37

    アリスが饅頭になってしまう……!!

  • 28二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 08:29:42

    >>27

    ゆっくりアリス…

  • 29二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 09:26:23

    なるほどなるほど
    今までも主人公は自分たちモチーフだったからいつも通りと
    このおばかさんが!!!!!

  • 30二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 13:50:45

    ゲームとしては面白そうなのがまた…

  • 31二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 21:59:55

    >>28

    な……なまくび?

  • 32二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 22:01:39

    >>31

    ちょんぱ!

  • 33二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 22:06:01

    アリス…首取れてもへーきそうと言うか
    ツラ貸せよって言われて物理的に渡すイラスト思い出した

  • 34二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 22:55:21

    ゲームに戻る。主人公の怪我が本来なら致命傷という場面だ。怪我を知るのは主人公以外に三人。
    聡明で公平な副リーダーと医療知識に長けた仲間、自警団で最も強く勇敢な戦士。
    全員主人公を支持し、考えを理解して協力してくれる頼れる仲間だ。

    手際よく傷を縫って薬の調合もしてくれた。致命傷だけど生きているし適切な処置で治るはず…と。
    戦士の仲間はリーダーがこの調子なら暫くあたしが守ろうか?と言ってくれた。
    だけど元々強くて忙しく動き回っている人だから、一箇所に留まるのは皆が困る。
    気持ちはありがたく受け取ると言うと、笑って「何かあれば呼びな!すぐ駆け付けるから!」と頼もしい。
    アリスはこの人チビメイド先輩みたいな性格だなぁと思っていた、頼もしいし何だかんだ優しいから。
    副リーダーは「何か悩みがあるなら相談してくれ、今のように隠されても困る」と尤もな話。
    「回復に集中を。皆にはリーダーは変わったばかりで忙しく、部屋で方針を真剣に考えている」
    「皆も感情の整理に時間が必要だろう、動き出す時は宣言するから静かに待てと伝えておく」
    早速皆に助けられてしまって申し訳ない…主人公は反省していた。

    アリスは怪我で大きく動けない今の選択こそが一番重要なのではないかと考えた。
    治れば懲罰の為にまた動き、もう止まらないだろう。結果どうなるか…嫌な予感しかしない。
    猶予は多分体力が全回復するまで、回復量は少ないからそこそこ余裕はあるが…
    いつも選択肢が多くて困る。見回りを除外しても豊富、最適解が全くわからない。
    悪い方に向かいそうでも実際に行くと泣いてしまう…主人公の心を鎮めて、平穏でいて欲しい。
    娯楽はどう?現実でモモイが好きなゲーム。癒しになって過激さが少しでも収まってくれれば…

    副リーダーが意外と好んでいた、選ぶと一緒に部屋でボードゲームを用意して遊んだ。
    最初は負けたが、戦略的で心理戦でもあると知り真面目になり、熟考するとギリギリ勝てる時もあった。
    「初めてでこの成長…流石だなリーダー」と純粋に褒められている。
    ゲームは面白いと思ってはいるが…心の中では別な事も考えていた。遊んでいていいの?
    悪人を懲らしめる為に、皆を守る為に行動すべきじゃないの?私は娯楽に興じている場合なの?と自問。

    娯楽を選んだ自分が責められてるみたいで辛い…。

  • 35二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 23:46:20

    プレイヤー本人にゲームキャラが問いかけているような描写……うっ布団にくるまる

  • 36二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 23:56:40

    娯楽は効果があったのか…?だけど少しでも心穏やかでいて欲しかったから…。
    辛く苦しい道に進んで欲しくない、決意が固いのは理解していても…やはり止めたい。
    …そういえば主人公には一緒に遊ぶ仲の友達がいるはずだ、最初の回想で出てきたから。
    友達と会って心を落ち着けるのは?選択肢を探したが…存在しなかった。
    これだけ選択肢があるのに友達と会う選択肢がない?…ならばおそらく意図的なのだろう。
    自警団に入ったと伝えていない?連絡も一切していない?最初以外で友達の描写は全くなかった。
    隠しているのだろうか?今の自分の姿を知られたくない…?懲罰…罪の意識があるからかもしれない。

    読書は?これもモモイが現実で好きな趣味だ、静かに読めるから今の状況にも合っている。
    選択すると、仲間に本を持って来て欲しいと頼み「どんな本を?」と聞かれてこれとこれ…と決めていた。
    …戦術や兵法書に【罪と罰】などの文学。違う、そうじゃない。そういうのじゃなくて明るいのを…。
    モモイも最近は明るい本も楽しく読んでいる、そっくりなせいで現実のイメージに引っ張られてしまって…。
    何で読書は選べるのに読む本の傾向は選べないのか…一見安牌に見えるモモイの巧妙な罠だった…?
    アリスは人狼ゲームでモモイに騙され過ぎて、自分の思考が読まれている?とちょっとだけ思っている。
    勿論ゲームだし割り切っているが、自分は騙されやすいからよく標的にされてる…?少し気にしていた。

    主人公は、私は戦闘面は弱くて盾と鎧で雑に突っ込む事しか出来ない。戦術を学んでも活かし切れる…?
    指揮は取れそうだけど、前線に立つ私は弱い…後方で戦略を練る方が私には合ってるのかも…。
    でも私が前に出ると皆も士気が上がってくれる…どうするのが一番いいのかな…?と思い悩んでいた。

    確かにボードゲームでもあの成長の早さ…本当は頭を使う方が向いているのだろう。
    自警団のリーダーで精神的支柱。主人公が倒れたら…最悪組織が崩壊しそうな程信頼されている。
    立場が唯一無二だ。前線の士気に目を瞑っても後方にいた方が…強くないし…アリスはそんな考えだ。
    人望に厚いのなら…後方でも頑張っていると皆が知れば、士気は勝手に上がりそうだとも感じる。
    戦術も戦略も前線にも立てる副リーダーが有能過ぎる…元々リーダーだ、実力も本物だった。

  • 37二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 00:35:32

    これプレイヤーから見て最善だと思った行動が最悪のエンディングに繋がるとかはさすがにないよね?大丈夫だよね?

  • 38二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 11:27:52

    補習

  • 39二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 13:58:28

    >>37

    ヒェッ…

  • 40二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 14:42:18

    >>33

    詳しく。探しても出てこんかった

  • 41二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 15:48:46
  • 42二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 23:01:54

    >>41

    絵面やばw

  • 43二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 23:09:50

    主人公は【罪と罰】を真剣に読んでいる。タイトルも正に…凄く合っている。
    【罪と罰】の主人公ロージャは、自分は一般と異なる人間…『選ばれた非凡人』との意識があった。
    『選ばれた非凡人は新世界の為なら道徳を踏み外し罪を犯しても咎められない』…傲慢な思想。
    『たった一つの罪と何百もの善』…微細な悪行は数多くの善行が成されたら悪と呼べるのか?という利己的な考え方。
    優れた人間は崇高な目的があれば犯罪すら正当化される…思想と言うより自己正当化の妄想と言っていいかもしれない。

    ロージャは悪徳な金貸しの老婆を殺しその金を世の為に使おうとするが、偶然現場を見た老婆の義妹も口封じに殺す。
    意図しない殺人による罪悪感と幻覚に苦しみ精神を病み…葛藤しながら予審判事と論戦を繰り広げ、何とか逃げ切る。
    ずっと罪悪感に苦しんだが…ソーニャという女性の優しさに惹かれて、初めて自分の罪…殺人をソーニャに告白した。
    それでもロージャの殺人犯としての善悪ではない、今あなたは苦しんでいると寄り添う愛に触れて遂に自首する。
    今までの善行や自首、態度などが考慮されて流刑八年となり、ソーニャはロージャを追って流刑先に移住し見守る…
    ざっくり言うとこんな内容だ。

    主人公は自分は選ばれた人間だとは思っていないが、世の為に道徳を踏み外し罪悪感に苦しむ…思う所があるようだ。
    自分は利己的…懲罰とは利己心そのもの、溜め息を吐きながら悲しそうに物思いに耽っている。
    しかし同時にどこか冷めた目で…そして悲しそうな目で読んでもいた。

    【罪と罰】は敏腕な予審判事や、正しく公平な判断をする警察、司法があるけど現実では全く機能していない。
    正しくこれが機能していた時代もあったんだろうね…【罪と罰】は大戦前の時代の作品だから。
    かつてあった大戦で様々なものが失われちゃったって聞いてる。法も失われた今では無意味とも言える。
    秩序がないから自警団は生まれ、悪を罰する存在がどこにもいないから自分がやってる。
    利己的はそうだけど…ならどうすればいいの?善の市民は悪人にただ虐げられているべきなの?
    ロージャの思想は今の現実。世に選ばれた悪が平然と罪を犯して咎められず、犯罪が正当化されてる。
    正当って?悪も罪も正当なら…善とは一体何なの?善は正当とは違うの?…疑問に答える者は誰もいなかった。

  • 44二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 00:23:26

    アリスはその後も平穏な選択をし続け…主人公は回復し皆に宣言して活動を再開した。
    懲罰は最低限で過激化は抑えられている。なるべく穏やかな選択をしたから?
    この間に演説を消化し、当時否定的だった仲間も受け入れる人が増えて一致団結している。
    全身鎧の少女が自警団のリーダーとして、市民を守り続けていると民間からも評価されていた。
    顔を知らなくても、目立つ格好だから特定は簡単だ。悪人には厳しいが市民には優しい。
    私も優しく保護してもらった、私は顔を見せて話しかけてもらったと持て囃されていた。

    だが…良い事だけではなかった。噂が広まり見過ごせないと警察が動き出した。
    自警団を名乗る世に仇なす悪人共が、我々の判断を無視した勝手な断罪をしている、許されないと。
    何が我々の判断だ…機能してない癖に生意気な…でも警察が敵に…それは危ない。
    腐っても巨大組織。悪人達にこの武力が追加されると…

    しかし主人公達も無対策ではない。市民の信頼を得て志願者が増え続けている。
    市民も世界には不満で、無能で傲慢な警察より人助けをする自警団を応援したかった。
    心苦しいが自警団も団員募集をして更に人手は増えた、市民はほぼ味方と言っていい。
    世は自警団+大多数の市民達と、警察+悪人や犯罪者の二つの勢力に完全に分かれた。

    それに副リーダーは、前々から警察と敵対する可能性は考えていたと計画も物資も用意があった。
    どこにそんな余裕が?と思ったが、以前から遺跡など過去の遺産を探して調査を行っていたと話した。
    小さいのに驚く程腹持ちの良いケーキが入った密閉容器。大量保存も簡単な大戦前の糧食…ロストテクノロジー。
    武器も製法が特殊なのか錆び難いものが多く、一部の団員はそれを使っているのだとか。
    現代では全く用途不明な武器かすら謎な物もあるらしく、過去の技術力の高さを感じられる。
    これを非常用にと保管していたらしい。資金ではなく遺跡から調達…予想外だった。
    遺跡調査などは今まで選択肢に一度もなかった、主人公はこの知識には疎かったからだろうか?
    副リーダー達は知っていたようだし…話して情報を得ていれば、もっと別な手も使えたのかもしれない。
    …でも今更戻れないし話は進むしかない。人数が増えても武力は明らかに警察が上だ。
    どうか最悪になりませんように…祈るしかなかった。

  • 45二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 00:24:57

    なんとか綺麗なエンディングを迎えられますように…

  • 46二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 11:39:07

    犯罪者相手には動かないくせに
    自警団相手には動くのな

  • 47二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 11:43:20

    警察が悪人と癒着してたか?だとすると最悪だよ......
    どうにかいい方向に転がりますように.....

  • 48二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 11:47:28

    過去の技術って、それこそ銃器とかなのかね

  • 49二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 22:38:18

    >>48

    隠しアイテムでユニーク・アイディアとかフレッシュ・インスピレーションとかあるかも?

  • 50二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 23:07:14

    市民達が参戦し数は大幅に増えたものの、当然だが市民は戦闘に長けていない、正面戦闘は無謀。
    偵察を欠かさず、敵の数を正確に把握し防衛に分ける人員を決める。
    敵の慣習的な行動も観察して理解し、その隙を突けないか模索する。少し様子を見るとわかった。
    警察は訓練は受けているが、怠慢過ぎて鍛錬不足。そもそもこの戦闘が心底面倒で士気が低い連中だらけ。

    直接向かって来る軍勢には既に防衛特化の陣地を構築済み。遺跡にあった連装クロスボウの砲台も用意している。
    硬い材質の壁になりそうなものも使い、急ごしらえな割にかなり固い。最初から勝利目的ではないしこれでいい。
    かなり時間が稼げそうだ、殆どの攻撃を阻止して進軍速度を只管遅らせるのが目的だから。
    建て込んだ市街地で奇襲して即逃走。市民が味方だからこそ、群衆に紛れての不意打ちも成功した。
    退路は常に調整して、どこかが潰されても複数存在する。退却の際は壁も砲台も爆弾で破壊して利用はさせない。
    退却先にある第二の防御陣地は準備期間が長い為にもっと強固で、更なる遅滞戦術を行う。
    狙いはこっちの被害は最小限に、敵の疲労を可能な限り蓄積させる事にある。他にもあるが。
    奇襲が続くと、どこから攻撃されるのかわからず周囲全てが敵に見えて精神状態が悪くなる。
    群衆からの不意打ちはある程度で止めた。やったのは団員だが、市民への八つ当たりを避ける為に。もう効果は十分だ。
    全く感情を抑えられていない。卑劣な悪人共が!必ず罰が下ると思え!と不満が溜まって喚き散らしていた。

    …プレイヤーの介入の余地もなく主人公達が次々と作戦を決めて実行している。本当に見守るしかない。
    副リーダーは主人公が入団する前から想定していたらしい、自警団自体が腐った警察には反抗的に見える組織だから。
    不利がわかり切っていると正面戦闘は避けて、攻撃は大体が奇襲や狙撃。地形も利用して非常に守りが堅い。
    防衛に長けた仲間が前線で頑張っている。それでも負傷者や死者は出てしまうのだが遅延は成功している。

    アリスはこれ以上の疲弊を避ける為に停戦協定にならない…?と願っていた。
    卑劣…わからなくもないが、組織の規模に違いがあり過ぎるし仕方ないだろう。
    寧ろその大規模組織が碌に突破できず醜く叫ぶ無能さを嘆いた方が良い。ただ…何か妙に弱いような気もしていた。

  • 51二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 23:22:44

    >>44

    >>世は自警団+大多数の市民達と、警察+悪人や犯罪者の二つの勢力に完全に分かれた。

    警察が悪人や犯罪者側って改めて示されるとゲーム内の世の不条理さをはっきりと認識させられるな

  • 52二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 23:24:50

    「警察が動き出した」って声明を出したとかじゃなくて攻撃を始めたのね

  • 53二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 10:02:53

    保守

  • 54二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 14:03:51

    戦争やないかい

  • 55二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 21:14:43

    面白過ぎて徹夜で追い付いてしまった……
    反転編、怪物編、懲罰編全部が一つの作品に出来る位ボリューミー。

  • 56二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 23:21:41

    モモイはゲリラ戦なんて細かい戦術はないと言っていたが普通にある。
    シナリオにはある、システムにはないって意味?アリスは展開は優勢なのに何となく不安で祈っていた。

    遅らせている内に敵の兵站を叩く、武器庫や補給路を突き止めて継戦能力を大きく低下させたい。
    偵察しても未だに…施設はどこ?補給はどこから?主人公は地図を見ながら「この辺りは?」と言った。
    確かに絶妙な位置でありそうな場所だ、副リーダーがそれは勘か?と聞くと「うん」とだけ。
    勘の良さは信用している。調べると武器庫や兵舎もあった、当たりだ。前線は遅滞させている、戦力はここに集中。
    自警団最強の戦士を含む精鋭で強襲し、武器庫も兵舎も完全に破壊した。守備兵は酷く混乱して話にならない。
    更に列車を使った補給路も判明し、爆破して使い物にならなくした。かなり順調だ。

    順調で良いのだが…少し考える。奴らは怠慢過ぎて訓練もせず、士気も最初から低いとわかっている。
    悪人達は本格的に戦争になっているせいか、火事場泥棒はいるものの全体的には動きが鈍い。
    巻き込まれる…最悪を危惧しているのか?…実際互いに死者も出ている、覚悟はしていた…。
    主人公は仲間の死がとても辛そうだが…まだ終わってないと今だけは割り切っている。
    やる気がないと言っても訓練を受けて数も多い。国と戦っているに等しいのに、正直想定よりも弱い。
    装備の質も低下し、前線の警察は常に機嫌が悪く、物に八つ当たりしている醜愚な有り様。
    その隙を突いて倒すのも容易だ。味方の被害は最小限、敵の被害は最大限。
    兵站破壊の影響は大きい。物資も余裕があり続けても大丈夫、兵站が潰れた連中が先に退くのもあり得る。

    そう…効いている、確実に効いているから気になる。こっちは明確な弱者で驕りがあるはずがない。
    作戦が成功しても油断せず、粛々と次へと移行している。必死に巨大組織と戦うのだから当たり前。
    有利に戦えているのは間違いない、このままなら一旦勝てそうですらある。…順調過ぎて逆に不安になる。
    副リーダーが順調故の不安を打ち明けると「だよね…ここまで上手くいく?」と主人公もそうだった。
    「勘だけど…これで終わりじゃない気がする…上手くは答えられないけど…慎重にいこうね」

    モモイそっくりな子の勘…正しそうで怖い…もうここで止めて休みたい…。

  • 57二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 23:22:29

    闇控えめの作品でこれである

  • 58二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 23:42:50

    モモイ「戦争なんてするべきじゃない」的なこと言ってたな
    このゲームにはモモイの考えが色濃く反映されてて
    今は警察と戦争状態
    そして漂う不穏な気配と
    「これで終わりじゃない」発言
    ……まずい、逃げよう

  • 59二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 00:52:04

    弱者だが有利なはずの現状。停滞が長期化し、前線の警察は不満が限界に達したのか爆発した。
    狂ったように叫びながら所構わず武器を振り回し投げ付け、手榴弾は狙いが雑。危険極まりない。
    確かに遅滞戦術は心理的に追い込んで判断力を低下させる目的もあるが…最早敵も味方も一切関係ない様子だ。
    何人もこの有様で、今までもかなり苛々していたが急に錯乱し過ぎて変化が怖い。

    陣地も崩せないのに突っ込んで当然撃退される。急所を外し四肢を攻撃したが、倒れてそのまま動かなくなった。
    …異常だ、死ぬはずはない…だが確認は危険、他にも突っ込んでくる相手が何人もいて余裕がない。
    何の考えもない突撃など怖くない。撃破は簡単だが…別な意味で怖かった。
    その内前線の警察は全て消えた。撤退が頭になく闇雲に走って来て、今は全員死んだかのように倒れ伏している。
    民兵が怯えているので後ろに下がってもらい、自警団員はもう周囲に危険がないかを慎重に探る。
    …安全だ。ではこの倒れて動かない警察は一体どうなっている…?恐る恐る確認した。

    …本当に全員が死んでいた。外傷は致命傷には到底至らない怪我だけ…何が起きている…?
    顔は苦悶に歪み、白目を剥いて泡を吹いている。見るに堪えない…見たらおかしくなりそうな狂気に満ちていた。
    何故これにスチルが…?書いたモモイも描いたミドリもどんな精神状態で…アリスは色々と怖くて泣きそうだった。

    恐る恐る確認した自警団員のように、アリスも恐々と振り返った。穏やかな表情のモモイが見守ってくれている。
    常に寝ている二人の頭を撫でる手を止めていない。アリスに優しく微笑み、聖母のようだが話とスチルが恐ろし過ぎる…。
    失礼だけど…話もスチルも眺めていながらこの慈愛の笑み…それもちょっと怖い、本当に失礼だけど…。

    「アリス?ど、どうしたの…?不安で堪らなさそうだけど…」と案の定ゲームが怖いからだと全く思っていない。
    「モモイ…一旦プレイを中断したいのですが…いいですか…?」
    「中断?勿論いいよ。ならセーブしてこっちに来ない?一緒にベッドに入ろう?」
    「そうします…テストプレイ中なのに…役目が全う出来ない体たらくでごめんなさい…アリスは未熟な勇者です…」

    アリスは頑張り屋の立派な勇者だよとモモイに励まされながら、セーブして最速でベッドに向かった。

  • 60二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 01:01:15

    ハーブか何かやっておられた?

  • 61二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 01:04:06

    モモイの精神状態どうなってんの……!?

  • 62二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 01:58:27

    ゲームの内容も怖いしモモイも怖いよ…あとユズとミドリは良くこのゲーム作りきった😭

  • 63二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 09:03:18

    同時に様子がおかしくなって
    四肢を撃ったら途端に倒れた……?
    ヤクの禁断症状が出て四肢を撃たれたストレスと合わさって心筋梗塞でも起こしたか?

  • 64二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 10:07:11

    ヒエッ

  • 65二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 11:10:25

    何か仕組まれてるタイプの機械兵の荒ぶり方…

  • 66二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 20:58:43

    保守

  • 67二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 23:23:04

    「でも私が手を止めたら二人が不安そうで…どうしようかな…」
    「…そのままでいいです。モモイ…抱き締めてもいいですか…?」
    「拒否する訳ないじゃん?はいどうぞ」

    アリスはモモイをそっと抱き締めた、不安で騒めいていた心が落ち着いていく。
    小柄で華奢…脆く儚くも思える今のモモイだが、アリスには大きく頼もしくも見える。
    アリスにとってモモイは、憧れの勇者で名付け親で姉のような親友…様々な属性を持った女の子。
    守るべきモモイに逆に癒される自称勇者…情けない…。負の感情を察したモモイは口を開いた。

    「ネル先輩が言ったよね?戦士も休息がないと倒れるって。勇者も疲れたら休めばいいんだよ」
    「モモイ…ありがとうございます。このまま居させてください…」
    「アリスが寝ている二人の手を握ります。なので…その…モモイ…恥ずかしいのですが…」
    「わかってる、多分…これが望みでしょ?」

    モモイは大切なものに触れるように、アリスを上から下まで撫でていく。
    どうしようもなく安心してしまう。チョロい…と別の不安が発生した気もしたが無視。
    アリスを想う…ただそれだけの純粋な目。…これが母性?と何となく感じた。
    モモイと触れ合って舞い上がっている自分がいる、やっぱりモモイは特別な存在だと再認識した。
    優しくも儚い、大きくて小さなモモイを守りたい。この決意は何度してもいい、その度に強まるから。

    「モモイ…アリスが最初に出会った人が、モモイ達で本当に良かったです…」
    「運命的な出会いだったね。ゲームのような現実…座って眠る姿も綺麗だった」

    眠る姿?起きる前?…そういえば起きたら服を…でもあれはミドリので…は、裸…?意識したら急に熱くなった。
    「そんな赤くならなくても…私にはアリスの綺麗な雰囲気は出せないよ」
    「…モモイは綺麗です。アリスに安心感を与えてくれる、強く優しく綺麗な女の子…愛するモモイ…」
    「何…?プロポーズ?」と笑って流されたが…言葉は本心、もっと自覚を持って…。
    この安心感は贔屓目だけじゃない、モモイは素敵な女の子だと自分で認め…自信に繋げて欲しい。
    今日は一緒に…休んで再開…深愛に包まれアリスは眠りに落ちた、だが忘れている。
    安心し切って頭から吹き飛んでいた。中断する程の不安は、そのモモイの狂気のシナリオとスチルが原因な事を。

  • 68二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 23:26:12

    >>67

    途中まで尊すぎてによによしていたが、ラストで笑った。

  • 69二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 23:28:21

    >>68

    俺は笑えなかった……

  • 70二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 00:34:58

    続きを見たいけど闇が深いシナリオ前の閑話に引き篭もりたい、心が二つある〜↑

  • 71二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 00:43:18

    次の日。頭を撫でられている感触でユズは目覚めた、周囲を見回すとモモイが起きている。
    ミドリもアリスちゃんも傍で眠ってる。皆寝ていてモモイが一人…?
    あの後倒れて眠ってしまったわたし達を、モモイは優しく撫でてくれてたんだ。
    …ちょっと待って?今までずっとそうなの?それならモモイはいつ寝たの?

    「あ、ユズおはよう。一番早かったね、朝は特に弱いのに…少し驚いた」
    「おはようモモイ。ごめんなさい…昨日あのまま眠っちゃって…ずっと寝てたの?」
    「うん、今の今まで。ユズもミドリも頑張ったから…謝らなくていいよ、疲れて当然だからね」
    「ありがとう…モモイは眠ったの?…寝ずに起きてないよね?」
    「心配しなくても大丈夫。以前よりは…少しは身体を労わろうとは思ってるから」

    眠っている間、光の幻覚は常に弱かった。微弱で殆どないと言っていいくらい。
    きっとモモイのおかげ…素直に感謝したい。でも常に微弱だったんだよ?それならモモイは…。
    寝たとは言ってないんだよね…疲れが見えないか観察しても変化がない。
    …やっぱり隠すのが上手い…勘は寝てないと言ってるけど情報がないし仕方ない…諦めよう。

    「休んでるならいいけど…わたし達が寝ちゃった後はどうなったの?」
    「アリスがテストプレイしてくれて…私はここから見てたよ」
    「今はどこまで?」と聞くと「戦争中に警察が頭イカれた突撃で全員くたばる場面」と…理解した。
    「もしかして…アリスちゃんはその後ベッドに…?」
    「おぉ…正解。起きてすぐなのに流石ユズ、冴えてるね」

    あれはきついよ…わたし達は【怪物】が全身グチャグチャになる姿をしっかり見てる。
    それでグロいのは経験していても…あれ相手だからまあいいだけで人の場合は…。
    モモイは感覚が麻痺してる。異常な経験をし過ぎて無理もないけど…「この辺りはどんな心境?」と聞いた。
    「狂うとあんな感じだと思って書いた。私も…もしあの頃死んでたら多分似たようなもん」
    「狂死…醜く汚いはず。私も狂って醜く叫んでたし、あの愚蒙もくたばれクソ塵ってぶっ刺すと狂って叫んだ」
    「汚物が無様に血ぃ吐き散らかして悶えて…最期まで醜悪だったじゃん?…まあ塵と人の比較は失礼だけど…」

    口は悪い…でもこれでいいの。わたし達は誰も気にしないし…何より少しでも発散して欲しいから。

  • 72二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 09:29:00

    保守

  • 73二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 10:33:56

    誰かモモイを手刀で眠らせろ
    ……いやこのモモイは勘付きそうだな

  • 74二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 15:26:02

    保守

  • 75二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 15:31:15

    「次はモモイが寝る番だよ」とか言って多少強引にモモイの頭撫でたら寝てくれるかな…?

  • 76二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 19:41:08

    保守

  • 77二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 23:22:57

    モモイの周囲との感覚の隔たりは断崖のよう、自覚して欲しい危うい要素の一つ。
    他の人が苦痛や恐怖で目を逸らしたくなる事が、モモイにとっては何でもない事でしかない。
    特殊な力まで持つ程の強い心…凄いけど一長一短。三人との差も相当なもの。
    モモイは口は悪くてもとても穏やか、アリスちゃんも寝てる今なら…ユズは思い切って話した。

    「モモイ、このゲームがどんなものかはわかってる?世界観も話も暗くて重い…テーマもそう」
    「方向性が変わるとは認識しても、ファンが困惑しないかやアンチコメを心配しただけだよね?」
    「アリスちゃんが中断したシーン…あの文章とスチルは辛い人が結構多いはずだよ」
    「え…辛い…?アリスはゲームが辛くて中断した…?…思えば序盤から不安そうで…それ私のせ…」
    「自分のせいだとは思わないでね。モモイは前から考えがあるでしょ?現実と創作は全く別だって」
    「う、うん…完全に分けてる。人狼ゲームも…騙す行為に思う所はあってもゲームだしって切り替えた」
    「わたしもその考え。現実で不可能でも創作では自由だからいいよね、これは書きたかった事…違う?わかるよ」
    「…そうだね、私の考えが…多分に反映されてる。…冷静に考えるとそう」
    「それでいいよ。でも…皆が創作だからと割り切れる訳でもない。例えばアリスちゃんは…重ねるタイプ」

    「ゲームに没入して共感したい、その為にRPGでは登場人物になり切る…RPをして楽しんでる」
    「世界観や話が暗いと暗くなる、登場人物が苦しいと自分も苦しい…感情移入するの」
    「特に主人公は色んな意味でモモイにそっくりだからね…名前は何?」
    「『モモイ』…ゲーム中も同名で呼ばれてるし、尚更私と…?」
    「そうかも…主人公の苦痛や葛藤がモモイを想起して…重ね合わせてしまう。正直わたしも重ねる所はあるよ」
    「多分…主人公が致命傷を負ってた時点でかなりきつかったと思うよ…きっと血塗れのモモイを思い出したはず…」
    「確かにあの時…不安そうに話してた…。そっか…私は感覚が違う…意識してなかった…」

    静かに自分と皆との差を理解してくれてる、極端な反省や後悔もせず。
    モモイの自己認識はまた一歩進んでくれた…回復の為に少しずつ、これも重要な事。
    アリスちゃんありがとう…この先もどうか頑張ってね…ユズは感謝と心配が半々だった。

  • 78二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 23:29:08

    これもまたリハビリか

    ある意味一連の騒動で「超人」化したモモイをなるべく普通に戻すためのリハビリ

  • 79二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 00:48:25

    ミドリが起きた。あ、あれ…?朝まで寝てたの…?と困惑していたが説明されて状況を理解。
    モモイが寝たかはミドリでもよくわからない、わかりやすい方が体調も把握しやすいのに…。
    アリスの中断地点を知ったミドリは、そこでダウンしたかぁ…まあわからなくはない…と心配している。
    認識の差の話を…アリスちゃんもまだ起きそうにないし、色々と話して良さそうとミドリは口を開いた。

    「そもそも普通に人が死ぬってだけで一般的には辛いし怖いよ」と話すとあっ…と気付いた顔。
    「感覚の違いはお姉ちゃんだけじゃない。私も以前とは変わった自覚がある」
    「私の激情は…あの醜悪なクソ汚物によるもので間違いない。消えた今も思い出すと殺したくなる」
    「私もそいつを知ったから。お姉ちゃん程じゃなくても…思考や感受性がね…」
    「わたしも…アリスちゃんも多分そうだよ。悪意がゆるせない事とか…全員の共通点はそれなりにある」

    「辛くて怖い話に全面協力してくれたのは…皆が変わったからなの…?」
    「それもあるけど…その前にモモイを信頼してるし、久々の部活動が本当に嬉しかった…本心だよ」
    「…全部本音で語ろうか。最初に読んだ感想は、暗…怖…重…だしこのスチル描くの辛い…とも思った」
    「でもそれ以上にやる気のお姉ちゃんを止めたくなかった。やっと少し元気になってくれたから」
    「お姉ちゃんの発想を自由に表現して欲しい…別の意思を介入させたくなくて、黙って感情は隠した」
    「うん…わからなかったでしょ?実はわたし達は暗かったって。モモイに好きに書いて欲しかったの…」
    「気付かなかった…じゃあ皆は無理して私に付き合って…」と謝ろうとして止められた。

    「無理にじゃなくて私達の意思だよ。私達がお姉ちゃんを信じて自分の為に作ったエゴだから」
    「…その言葉にも何か既視感あるなぁ…自分の為、エゴ…。もう何度も言ってるね…」
    「現実と創作は別で、創作は自由であるべき。だからお姉ちゃんが気にする必要は一切ない」
    「わたし達の言いたい事も、先に完成させてからって決めてた。それに別に否定的な話でもないよ」
    「疑問に思った、気になった些細な事が多いかな。アリスちゃんにネタバレせずに話せるのは今だけ」

    疲れて未だに眠り続けるアリスを優しく撫でながら、三人の密かなゲーム開発に関する軽い感想が始まった。

  • 80二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 06:54:11

    カウンセリングパートだ
    小さな一歩だけど
    確かな一歩だよね

  • 81二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 09:20:49

    今までずっとカウンセリングなんだよな、怪物が現れた時もジャンルが変わったように見えて心のケアで一貫してた
    反転も怪物も特殊過ぎて精神が超人にならないと完全に壊れてたから、こんな隔たりが生じるのも必然だったかもしれない
    自分を底辺だと思ってるのに心は超人だからケアも難しいし見るべき点も多い、本当に一歩ずつだね

  • 824024/08/21(水) 11:15:40

    >>41

    有難い…!!ニコニコ漫画でしたか

  • 83二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 20:37:07

    ほしゅ

  • 84二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 22:26:50

    追いついた! ……スゴすぎる文才

  • 85二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 23:28:22

    「まず私が。今まではキャラを私達に似せて作る事が多かったよね?」
    「どうして今回それっぽい…ほぼそのままなのがお姉ちゃんだけなの?」
    「皆を似せて登場させるのに抵抗があって…私ならどうでもいいやって」

    「成程…?でも微妙にそれっぽいよね、副リーダーは青っぽい服と長めの黒髪」
    「自警団の戦士は目立つ赤髪だし、医療に長けた子は主人公並に小さくて服の代わりに髪が緑色」
    「…無意識に出てるかも…でも顔も性格も全然だよ?名前も違うし」
    「え?名前あったっけ?記憶がない…どこかに書いてた?」
    「全エンド回収で設定資料が読めてそこにある、名は全く重要じゃないしおまけ」

    「もう設定済みだよ。わたしも聞きたいんだけど…ミドリはスチルを沢山描いたでしょ?」
    「どんな心境で…?データを入れる時に見ちゃって、うわぁ…って思わず目を逸らしちゃった…」
    「あー、グロはアレの最期の姿を思い出したら意外とあっさり。私もえぇ…?って自分でも驚いたよ」
    「そ、そうなんだ…でも暗かったよね?辛そうに描いてたのは…?予想は付くけど…」
    「ほぼおね…主人公関連。色々と思い浮かべちゃって別人と割り切るのは無理だった…性格も似過ぎ…」
    「私もユズちゃんに質問が…あのギミックは…?タイトルの変化以外にも割とあるよね?」
    「…辛かったよ…でもゲームだから可能な表現…なら絶対に手は抜けないと思って全力で…」
    「皆私の想像を遥かに超えて頑張ってたんだね…さっきも言われたし、謝りはしないよ…本当にありがとう…」

    「それと本音で語ってるから私も…実は昨日から少しも寝てないの…」
    「…だと思った。全く変化がなくて隠すの上手いなぁ…って」
    「気遣いは感謝してるよ。アリスちゃんは私達が見守る…だからお姉ちゃんは寝ようね」
    「うん…徹夜しちゃダメって言われてたのに…大人しく寝る…」
    「無理させてごめんね…私達が一緒にいるから安心してお休み…」

    モモイは頷いてミドリとユズに優しく頭を撫でられながら…すぐに寝息をたてた。
    暫く後にアリスが目覚め…モモイは寝たがミドリとユズが代わりに見守ると聞いて、意気込んで再開した。
    二人はこの後の展開を知っている、結末までプレイヤーの介入の余地がない事も。
    アリスちゃん…個人のプレイスタイルは否定しないけど、感情移入は程々に頑張って…。

  • 86二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 23:30:05

    結末までプレイヤーの介入の余地がない事も。


    ………そっか〜〜〜〜(くるまる準備をしながら)

  • 87二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 00:21:21

    えーっとタオルタオル…あと布団に箱ティッシュと…あとなんか必要なものあるかな?

  • 88二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 09:37:57

    保守

  • 89二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 10:15:40

    >>85

    ッスゥ〜

    とりあえず対ショック体勢とっときます.....

  • 90二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 10:39:57

    これもうしまいだろ……色んな意味で

  • 91二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 10:51:59

    >>90

    キヴォトスを半壊させたゲームェ.....

  • 92二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 14:03:30

    すぐに寝たあたり本当に眠い中頑張ったんだなって
    ゆっくりお休み

  • 93二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 20:50:03

    保守

  • 94二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 23:40:46

    背後のミドリとユズから、モモイとは異なる穏やかな視線をアリスは感じていた。
    モモイはずっと起きていてくれて…無理をさせてしまいました…。
    ゆっくり休んで…その間に二人に見守られながらアリスは役目を果たします。
    アリスは冷静にセーブデータをロードし…警察が狂死した場面から始まった。
    …そ、そうでした…これが辛くて中断したんでした…でもスチルは過ぎた後…何とか…。
    即冷静さを失ったアリスを二人は心配そうに見つめている、忘れてたっぽいなぁ…と。

    …落ち着いて再開。前線の警察が狂って突撃し、死ぬはずのない怪我で全員死んだ。
    この情報は自警団には衝撃的だった。混乱するのが明白で市民達には何も伝えていない。
    が、現場を見てしまった民兵は怯えて身体が震えてしまい…心のケアが必要になった。
    今の自警団員は皆主人公を信じて、己の悪感情…悪を自覚しながら戦っている者が多い。
    以前は否定的だった団員も、時間をかけてこれも平和の為だと飲み込んで戦っている。
    皆覚悟が出来ているから仲間の死が辛くても、敵の死にも思う所があっても抑えていた。
    主人公も死の報告は辛くて苦しんだが、リーダーが苦しんでいる場合ではない。
    今この時も皆が苦しんでいるからと、心身共に傷を負った人達に積極的に会いに行く。
    その間の自警団を任せられた副リーダーは、冷静に仕切って混乱は最小限で済んでいる。

    守り切ったから攻勢に出る…訳にもいかない。市街地は傷付き、市民は自警団の傘下だ。
    戦争だからどうしても疲弊する。自警団の役目は皆…市民を守る事。放置して進軍はあり得ない。
    緑髪の少女は小さくても特に医療技術に長け、優しさも人一倍。医療班を率いて大忙し。
    主人公の考えを理解し信頼しているが、悪と戦う為に悪になる事には抵抗が強かった。
    相談された主人公は「治療専門だしそれでいいよ。優しいね…」と肯定し年も近くて仲良くなった。

    主人公と共に奔走し「怪我させてごめんなさい…必ず治りますから安心してください!」と励ましている。
    治療を見ながら主人公は「戦争になっちゃってごめんね…平穏に終わらせるから…」と市民に頭を下げた。
    確かに戦争は苦しいが…誰かのせいなら悪人達とそれに味方する警察が絶対悪い。
    まだ小さいのに懸命に人助けするこの子達が謝る…皆改めて世の不条理を意識していた。

  • 95二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 23:45:52

    衝 撃 に 備 え ろ ! !

  • 96二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 00:13:40

    爆弾は次かその次辺りに仕掛けられてるか?
    対ショック体勢継続しときますね.....

  • 97二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 00:56:31

    それから数日。世は不気味に静まり返っており、何一つ変化がない。
    終わった訳でもないのに誰も現れない、どう考えても異常だ。
    市民も静か過ぎて不穏さには気付いていた、平静を保つ努力をしているが。

    敵に何が起こっているのか知る為に偵察に行った仲間は…通信が途絶えて帰って来ない。
    役に立ちたいと勇気を出して偵察に飛び出した市民もいたが、やはり帰らない。
    闇雲に仲間を失うだけだと心を痛めて偵察は止めた。異論はなく、不安と恐怖が増していく。
    人が増えても市民は市民、無理はさせられない。主人公達は必死に励まし続けて協力を惜しまない。

    「だがこのままってのもなぁ…少数精鋭であたしが見に行こうか?」と赤髪の戦士が提案した。
    しかし彼女は一番強い。もし彼女達まで失えば…一気に崩壊に向かうだろう、それ程信頼する強力な戦力。
    気持ちはわかるけど…今は皆の助けになって欲しいなと言うと「まあそれもそうだ…難しいな」と納得した。
    敵の様子は気になっても余裕がない…今の行動は本当に最良なの?消極的な自覚はある…。
    副リーダー達に相談しても「市民を捨て置けないのは事実だ。致し方ないし手が足りない」と皆困り顔。
    必然的に防御陣地を強化と維持しながら、傷付いた仲間や市民の救助に当たるしかなかった。

    ある時赤髪の戦士が「なあ、敵の施設は後どこにありそう?」と突然聞き、驚きつつも「ここは…?」と地図を指差した。
    「待って…出る気なの…?」と尋ねると「手隙でさ、黙ってんのは癪だ。あるなら叩き潰す」と勇敢な返答。
    不安で副リーダーとも相談したが、そう遠い場所ではなく、勘も信じて「気を付けてね…」と送り出した。
    暫く経つと「あった。近くに別のもあって全部ぶっ壊してきた、誰もいなかったけどな」と普通に帰って来た。
    「無事で何より。無人か、別の場所で軍を再編しているかもしれないが偵察は危険…これ以上は止めておけ」
    「ああ、あたしも防衛に専念する。東奔西走してたけど防衛が一番得意だしな」
    「ありがとう。施設を放棄してる事はわかったよ、この後どうなるか…予想がつかないね」

    アリスも不安な皆を助けたかった。でも何も出来ず眺めるしか…自分が代わりに偵察に行きたいくらいだ。
    ゲームはアリスに対して「そんなもんいいから黙って見てろ」と言わんばかりに選択肢が休暇中なのだが。

  • 98二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 09:31:30

    ほしゅほしゅ

  • 99二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 10:17:06

    >>97

    結末までプレイヤーの介入の余地がない.....

    これさ、結末に行き着いたら最後に選択肢があるって風にも取れるけどさ......そうだとしたら非常にお辛い選択肢になりそうだよね........

  • 100二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 10:58:03

    流石……ユズクイーンモチーフのキャラ…つおい
    なぁ…ここから何人ネームドから被害が出ると思う?
    俺は辛い…耐えられない…布団包まる

  • 101二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 12:32:59

    名前の設定はあるのに開示されないネームド達

    気になるけど実際重要ではないんだろうな


    >>100

    全滅に怪物と花京院の魂を賭ける

  • 102二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 20:36:29

    通信が途絶えるってとこから怪物を連想したんだけど流石に考えすぎだよな


    >>101

    怪物と花京院の一対一消滅はおそらくプラマイプラ

    花京院には申し訳ないけど魂を失ってもらおう

  • 103二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 21:17:28

    介入の余地が無い……
    これは、悪に一度でも手を初めた人間が必ず辿るべきモモイが定義した末路を表現しているのか、それとも怪物を抱えていた時のモモイが感じていた「道連れにしてでも地獄に落とさねばならない」と言う切迫感を表現しているのか……

  • 104二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 23:04:53

    更に三日後、遂に敵に動きがあった。警察と、警察とは異なる…悪人や犯罪者の類だろう。
    遠目からだが確かに向かって来ているとの見張りの報告を受けて、即座に防衛に集中した。
    市民達のケアでこの場からは動けなかったが、この時間を使い陣地は完全に要塞化している。
    副リーダーの計画書は助かった。おかげで要塞化は一夜城のように早く、一夜城と比較にならない堅牢さ。
    前方には忍び返し付きの無数の鉄条網やバリケード。拠点周辺は全て壁で覆われ、正面には強固な門。
    門や壁は遺跡の異様に硬い素材も使っている。壁を高くして斜路から登り、遺跡の砲台を複数取り付けた。
    一応…同じく遺跡産だが使用を躊躇う程の必殺の砲台もある。出番がない方が良いのだが…。
    川や市街地の建物も利用して、正面以外からは極めて侵入し辛い構造になっている。

    市民がいて尚、人手不足と民兵の練度は問題だが…籠城、防衛戦なら人数不利はカバー出来る。
    門と壁は赤髪の戦士が率いる精鋭達が守備、それ以外の団員も砲手として参加している。
    副リーダーも全体の指揮を執ると準備をして主人公や緑髪の少女に伝えた。

    「指揮を執る為に私も出る、君達は存在そのものが士気に直結するから後方で市民を守ってくれ」
    「前線の様子は逐一知らせるから、それに合わせて対応を頼む。市民は任せる」
    「気を付けて…ごめんね…私がリーダーなのに弱いから迷惑で…」
    「どうかご無事で…大きな事態にならない事を祈っています…」
    「それは…相手次第だな。殲滅する気か停戦の意思があるかで大きく異なるから」

    完全武装した副リーダーは初めて見る。全て遺跡の武装、赤髪の戦士や精鋭達もだが。
    衝撃に強い防具に背中に狙撃銃、手には紫の銃とバチバチと青く光る短剣。
    この紫色の銃はキヴォトスでも見た事がない。紫色のエネルギー弾を発射する銃だが特異な性質がある。
    撃つと決めたものに命中させると、当てた弾がクリップ内に自動で再生成される。
    当て続ける限り弾数無限で一発で岩を破壊する威力。どんな原理なんだ過去の技術…。
    遺跡の箱の中に保管され『Hyper Light Blaster』と書いてあったらしい、それが名前?

    望遠鏡で敵の様子を見た副リーダーは冷静に戦士達に告げた。
    あの砲台もこの武器も用意して正解だったかもしれない。殺す事になろうと躊躇うな、殺らねば守れないと。

  • 105二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 00:05:37

    >>103

    ゲームとしてはどうかと思う

    プレイヤーの操作が無いのはゲームじゃなくて読み物とかアニメ映画になる

    ストーリーに介入できない期間が長いならストーリー以外のプレイヤーの操作を入れるべきだ

    RPGでもアクションでも資源管理でもいいから

  • 106二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 00:50:13

    段々と近付いて来た警察は薬でここまで腐敗しているのかと疑うくらい表情も目もイカれている。
    涎を垂らしながら酔っ払いのようにフラフラと前に向かって来る、気味が悪い狂人共。
    行動も変わらずただ突っ込んでくるだけだが…より狂気が増している、気になる…試すか。
    砲台で警察の四肢を撃った、以前はこれで死んだが今回は死なない。そしてある意味もっと異常。
    痛みを無視して怪我を気にせず突撃を続ける。力が尋常ではなく強い、暴れられると危険だ。
    已むを得ない…急所を狙い死んでもらう。皆を守るのが最優先…お前達の優先度は低い。

    クロスボウ砲台が正確に警察の胸を撃ち抜いた。血が噴き出て当然即死…とはならなかった。
    …信じられない事に、血が止まらないのに死んでいない。痛覚が存在しないかのように向かってくる。
    致命傷が致命傷にならない…?あり得ない…これで死なないなんて、本当に人間か?
    流石に急所に二発目を撃ち込むと死んだが、本来一発で済む攻撃が二発必要なのでは話が全く変わる。

    こんな人間か怪しい状態の警察が何人も突撃してくる上に、後方にいる犯罪者…有名な爆弾魔だ。
    アリスは最初の爆弾事件のニュースの犯人と同一人物だと理解した、文章とスチルの特徴が一致する。
    爆弾魔は高笑いし、大声で罵声を浴びせながら無数の爆弾を取り出し、こっちの陣地に向けて投げ付けてきた。
    一応奴の仲間…警察が爆風に巻き込まれる位置にいるなんて事は一切考慮していない。
    既に傷付いていた警察は陣地のダメージと共に爆死したが、味方殺しを気に留める者も誰もいなかった。

    致命傷すら耐える、人とは思えぬ異常者達の狂気の行進。
    爆弾魔の破壊行為が厄介過ぎて早急に対処したいが、警察達がそいつを守るように立ち塞がる。
    警察が悪人を命を賭して庇っているだと?やはり気が狂っていると言う他ない。

    赤髪の戦士や副リーダーは小さな銃眼から精密に狙撃で心臓を撃ち抜き確実に数を減らしている。
    しかし警察の数がまだまだ多い、しかも警察の背後にまた別の犯罪者…あれも有名な放火魔。
    火を付ける気か?何とか対処を…と思っていると奴はまさかの行動に出た。
    警察に油を塗り火を付け、その警察は火達磨になって特攻して死にながら周囲を無理矢理燃やしている。

    何故警察はこれを受け入れている?今になって犯罪者が加わったのも謎…何度異常と言えばいいのか…。

  • 107二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 02:03:50

    >>105

    エロRPGなんかによくある「分岐後の気持ち長めのノベルゲーパート」と捉えれば別に取り沙汰する程の問題では無い気が

  • 108二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 08:32:33

    警察と犯罪者が一緒に作戦行動……!?
    もう隠す気すらないじゃん

  • 109二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 08:34:50

    えぐいえぐい…
    何が起きてんのさ

  • 110二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 09:42:32

    死を忌避するキヴォトスに描写がエグいゲームってどのくらいあるんだろう
    ダクソっぽいゲームはあるみたいだけどアレの暗さやエグさもちゃんと再現されてるのか?
    現時点でかなりグロいけど多分これでは済まないでしょ?大丈夫か?

  • 111二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 09:46:12

    >>110

    そもそもまともに血が流れるところすら見たことがなさそうな生徒たちが、実際に血を流しボロボロになったモモイを参考にして描かれたスチルを見ることになるのでしょう.....

  • 112二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 12:53:17

    末期の国の現状って感じがするなぁ

  • 113二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 23:08:02

    保守

  • 114二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 23:23:04

    連続する爆発と、前方で警察が燃えながらそれを気にせず火を広げて死にゆく狂気。
    異様な光景に民兵は怯えて動きが鈍くなってしまった、無理もないが切迫した状況下では致命的だ。
    強固で大きな門も、警察は死ぬまでの間に異常な力で武器を叩き付け、それが何人も続く。
    火達磨の警察が最期の力で門に殴りかかり焼死、爆弾も何個も飛んできて損傷が避けられない。味方に死者も…。
    警察の更なる一撃で亀裂の入った門にダメ押しとばかりに爆弾が転がり…遂に門は破壊された。

    「動けない者は下がれ!敵の生死を気にする余裕はない!動ける者は全力であたしを援護しろ!」
    赤髪の戦士は叫びながら中に入ろうとする警察を止めに…いや、殺しに向かった。
    殺す覚悟なんて皆を守ると決めて入団した日からある。戦闘こそが長所、味方も死んだ今躊躇など微塵もない。

    最強の戦士は伊達ではない、人間とは思えない警察複数を相手取って有利に戦っている。
    彼女も全て遺跡産の武装、連装ハープーンガン…通常は個人で扱える代物では到底ないが…
    特殊素材や斥力制御で耐久や反動を克服しているようだ、重量はかなり重いが、片手で心臓を穿ち即死させている。
    近付く警察は硬くて重い大型の鈍器で頭を叩き割り、どの攻撃も迅速で一撃必殺。

    凄まじい奮闘だ。専用スチルがあり他とは格の違う強さだとわかる。一人で何人倒しているのか…。
    正確無比なハープーンの精密射撃と赤髪、戦闘力に性格…ユズとチビメイド先輩をアリスは思い浮かべていた。
    警察達の命の軽さは一々気にしたら心にくるから諦めた、それでも火達磨はだいぶ辛かったが…。
    そして彼女を支援する高壁のハープーン砲台。轟音と共に誰かが死に、背後の敵まで貫く程の威力。

    …ハープーン、銛が大活躍している。モモイは自身の心の力の話をした時、銛について特に熱く語っていた。
    クソ塵に止めを刺したのも皆を金縛りにさせちゃったのもこれ。最も強く信頼する私の相棒だと。
    アリスにも使ってごめんねと謝り、貫かれたのも過呼吸になった圧も正体は銛…アリスは正直トラウマで怖い。
    そもそも何故武器は銛だったのか?刺す武器と言えば槍、ランスが先に思い付く。
    銛は巨大な海洋生物の漁の為、刺さると抜けないように先端に返しと鎖や縄も付いている。
    【怪物】という巨大な存在を逃さず絶対に殺す、憎悪と殺意が心に銛を形成したのかもしれない。

  • 115二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 23:38:21

    そういうことか
    なんで銛?って思ってたんだよな

  • 116二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 01:02:39

    赤髪の戦士は只管奮戦し、最前線で戦っていながら未だ傷を負っていない。
    副リーダーも銃と短剣で淡々と始末し、精鋭や砲手も全力で侵入を食い止めている。
    門が突破されたから終わりだなんて事はない、誰も後ろに通していない。

    後方で暴れていた爆弾魔と放火魔が警察達を盾にしながら侵入してきた。厄介だったがこっちに?
    寧ろ殺りやすくなったと赤髪の戦士は放火魔を殺しにハープーンを撃ち込んだが…殺せなかった。
    警察達が何人も連なって貫通を防いだのだ、そこまでして犯罪者を守るのか…?
    肉盾で身を守りながら、火達磨の突撃兵を作り出し戦士達に差し向け、周辺に油を撒き散らす。
    そのまま放火魔は火を付け、爆弾魔も油を見て爆破し遂に拠点内が炎上した。

    「仕方なくやってるけど…薄汚ねぇ頭イカれたサツの火達磨なんざ好みじゃねぇんだ…」
    「大切なものが為す術もなく燃え尽きる…てめぇら弱者共の絶望に塗れた芸術的な炎が見てぇんだよぉ!」
    「何驚いてんだ赤いの?強いのに殺せなかったって驕りかよ?舐めてんのかおい!」
    「お前の守りたいもん全て木っ端微塵に爆破してやる!ヒャハハハハ!!!」

    爆弾魔はキレ笑いしてまた爆弾を用意する、無限にあるかのように取り出しているが…さっき見た。
    減ったら警察に命令して補充させていた。完全な協力関係…と言うのも少し違和感がある。
    平気で爆殺したり火達磨兵を作ったりするのは協力関係という表現でいいのか?狂っているからと言えばそれまでだが…
    放火魔は火が広がって対処が上手くいかない。砲手が狙撃したくても、火と警察の壁で困難だ。

    副リーダーはすぐに爆弾魔を始末しに駆け出したが…強い。銃撃を平然と回避し小型の爆弾で反撃する。
    以前も対峙した事があったが、ここまで強かった記憶はない。普通に捕らえた程度だった。
    「ポリ公共、役に立て!少し青いのを止めろ!」と叫ぶとすぐに警察が駆け寄り突っ込んできた。
    一人ずつ銃撃で確実に仕留め、接近した警察は青い短剣で喉笛を軽く切り裂いた。
    その程度で今の警察は死なないが…切り裂く際に短剣が青くバチバチと光り、斬撃が拡大して首を刎ねた。
    警察の対処はしたが…その間に爆弾魔は「取って置きだ!」と拠点の後方、市民達がいる場所に巨大な爆弾を放った。

    耳を劈く爆音。瓦礫の崩れる音と多数の悲鳴を聞き、副リーダーは苦い顔で止められなかったか…と後悔した。

  • 117二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 07:14:06

    >>89

    バ……バ………

  • 118二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 08:28:53

    市民に直接被害が出たら自警団が頑張って戦っても大混乱するよね
    うーん真面目に崩壊が見えてきてこれは…

  • 119二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 08:33:41

    oh…

  • 120二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 14:20:06

    キヴォトス人にとって劇薬すぎる

  • 121二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 19:15:46

    ちょっっっっと安易に人死にすぎだねぇ…

  • 122二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 23:34:27

    爆弾魔は「ヒャーハッハッハッハ!!!いつ聞いても雑魚の悲鳴は気分最高だな!」と高笑いしている。
    「愉快ゆか…」「無事で済むと思うな」と低い声と共に銃撃が二発。焦りつつそれでも回避する。
    「うぉっ!?危ねぇなぁ何すんだ青女!クソがやっぱお前も何とかぶっ飛ばして…がぁっ!!??」
    爆弾魔の右肩に短剣が刺さった、銃撃は避ける…予測済み。これは誘導が目的の射撃。
    愉快で少し油断した所で急な回避を迫られ、炎上した場所も避ける…ならば移動先は限られている。
    青い電流が走る刺突は拡大し刺さった右肩を深く抉って貫通、右腕が遠くに千切れ飛んだ。

    「ぐああぁぁっっ!!!…このクソアマ…よくもやりやがったなクソが…クソがぁ!」と苦痛で怒っている。
    痛恨だ、市民に被害が出る前が良かったが…今は殺さねば。だが警察が救いに来て背負い、後方に逃げ出した。
    退避する気があったのに驚き、思わず反応が遅れて逃がした…仕方ない。どこまでも悪を守る連中…。
    が、爆弾魔はこれ以上何も出来ないように追撃をするべきだ、狙撃銃を取り出す。
    警察は急所を庇いつつ逃げて鬱陶しいが、左腕に一発、右足にも一発。怒りに満ちた悲鳴が聞こえる。
    奴は他の警察共と違って痛みを感じている。利き腕を失って更にこの大怪我ならまともに動けまい。

    短剣を拾い市民の元に向かおうとしたが止めた。市民はリーダーと緑髪の少女、他の団員に任せている。
    何とか混乱を収めてくれる事を祈り、私は戦闘を続行するのが最良なはず。誰もそこに向かわせないように。
    目を瞑り冷静に一息。目を開け副リーダーは戦士達に叫んだ。

    「皆怯むな!確かに後方で爆発は起きたが、あそこにはリーダーや他の団員達もいる。必ず救助に動く!」
    「私達の役目は敵をこの先に通さない事だ!爆弾魔は後退させた、このまま他も倒して守り切る!」
    「来る者は全て排除しろ!皆の安全の為、目の前の異常者共への悪感情を解放し…悪を制す者となれ!」
    「当たり前だ!気合い入れ直せ!勝手に入って来やがって…こいつら全員ぶん殴って叩き出すぞ!」
    「あたしがもっと働くから一部は消火に回れ!後方の団員と連携して急いで火を消せ!」

    そうだ、リーダー達が市民を守っているから心配はいらない。ただ目の前の奴らを倒すだけ。
    後悔は捨てろ、敵を片付けた後拾えばいいものでしかない。前線の戦士達はこの状況でも士気が上がっていた。

  • 123二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 07:38:16

    リーダー生きてるかな

  • 124二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 16:49:50

    大丈夫……?これ信じて帰ってきたら死人が出てたりしない……?

  • 125二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 20:15:46

    まあリーダーなら大怪我というか致命傷でも無事だったし大丈夫でしょ多分
    いやマジでなんで致命傷で死なないんだ?今の警察達と身体的には似た感じなのか…?

  • 126二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 00:15:01

    大爆発により壁が崩落し、爆発と瓦礫に埋もれた怪我人が現れて市民は激しく混乱していた。
    怪我はせずとも慌てふためく人ばかり。主人公は爆発から位置が近く、左腕と左足が動かなくなった。
    それでも団員達に瓦礫に埋もれた市民の救助を指示し、緑髪の少女達の医療班も治療を急いだ。
    自分の怪我は無視して良いと言ったが、団員が無視するはずもなく大人しく鎧を脱いで手当てを受けた。
    仲間に支えられ、滴る血も気にせず動く右手を振って市民に叫んだ。

    「皆聞いて…!慌てちゃダメ!ここから動かず、大丈夫な人は救助を手伝って!」
    「ごめんなさい…被害が出ちゃって…批判は受け入れるけど、まだ待ってね…今は落ち着いて…!」
    「敵は誰も来てないよ!自警団も、戦うと決意してくれた市民の皆も頑張って止めてくれてるの…!」
    「あなたは戦える…外を見張って何かあれば教えて!皆どうか静まって…こんな時だからこそだよ!」

    ずっと市民を守っていた自警団のリーダーは小さな女の子。重症を負いながら必死に励ましている。
    この子より年上の私達が狼狽えてどうするんだ…批判すら受け止める覚悟なのに…。
    批判…ある訳ない。皆この世が嫌いで集まっている仲間。一応…負傷者達は助かりそうな怪我ではある。
    主人公の懸命な訴えに落ち着く人も増え始め、指示に従って救助を手伝い始めた。

    だが…励まして指示を出す主人公の精神状態は最悪、内心は後悔と自責の念でグチャグチャだった。
    私がリーダーになったから…戦争になって仲間が死んで、今目の前で市民も辛い目に…私のせい…。
    悪人を罰したい利己的な考えは皆を苦しめる事に繋がって、解決どころか今も悪化する一方。
    皆が頑張って踏み止まってるけど、リーダーの私は何してるの?後ろに隠れて怪我して足手まといなだけ…。
    緑髪の少女は気付いたが、他の怪我人の治療や指示も必要で「自分を責めないでください…」と一声かけるしかなかった。

    アリスも本当に辛い。また怪我したのもそうだが私のせい、利己的、皆を苦しめる…現実にモモイが言っていた言葉。
    想像を遥かに超えた罪悪感に苦しみ続けていたモモイ。やはりモモイのIFに思えて…。
    いや、この子は『モモイ』だ。実際に皆から『モモイ』と呼ばれているもう一人のモモイ。
    キヴォトスとは違う…辛い世界に生まれてしまったモモイなんだ。アリスも現実とゲームの境界が危うくなっていた。

  • 127二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 00:17:00

    アリスがゲームの闇に飲まれとる……!

  • 128二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 07:14:37

    利己的なんかじゃなくて
    善良な人々が安心して暮らせるように始めたことだっ たのに……
    追い詰められると自己分析も状況分析も上手くいかなくなるよね……

  • 129二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 09:54:25

    主人公の見た目や性格だけじゃなくシナリオも今のモモイの考えが色濃く反映されてるからモモイを理解してる人ほどダメージがデカい仕様
    アリスがおかしくなってきてるけど、この後ユウカも審査するから…
    素でキヴォトス的にヤバい作品なのに更にミレニアム特効という

  • 130二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 15:21:27

    やあっとここまで読めた...


    なんだろうこれ、地獄かな?地獄だったわ...どうにかならない?
    サクラコ様がわっぴーしたらどうにかなったりしない?

  • 131二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 23:56:37

    戦場から離脱した爆弾魔は、戦える状態ではなく文句を言う事しか出来なかった。
    利き腕が吹き飛び、左腕も右足も激しい痛みで全く動かせない、最悪だ。
    苛々して当たり散らしていると、近くの警察の電話が鳴り爆弾魔に電話を寄せた。まさか…

    「あーやっぱあんたか。すまねぇ、市民に爆弾ぶん投げたまでは良かったが…やられちまった」
    「いやほんと悪いとは思ってんだよ、ここまで抵抗が激しいと思わなくてな」
    「長期化し過ぎ?まあそうだが私は今参加したし…何か気乗りしてなさそうだが…あんたが動く気か?」
    「違う?…アレが?マジかよ動いてんの初めて見るぞ、てか本当に活動してたのかって感じだ」
    「致し方ない?本当に嫌そうだな?でも奴らの最後は見たいし活動も気になる…こっから見てもいいか?」
    「…失敗したってのに寛大でありがてぇな。ああ、それじゃまた」

    「…ヒャハハハハ!奴らも終了だ、やたら強い赤いのや青いのがいたが…こりゃ無理だろ」
    「私らにここでぶっ殺されてた方がマシだったんじゃないのか?おーこわいこわい…っと」
    「もう来たのか。頑張ったつもりだがこのざまだ、まだ戦ってる奴らもいるが分が悪い」

    「おお…何と痛ましい…すぐに治療を。許してはおけぬ…我らが代わりに雪辱を果たしてやろう」
    「自警団…今までは見逃してきたが、最初から反抗的な組織であった。ここまで来ると最早邪悪な一団よ」
    「彼の者らのような邪悪は世の不純物。正常な世の為に、我らの名の下に滅び去るべき汚物である」

    ガシャガシャと全身を紫の鎧で覆い、背中には十字を象った大きな鉈のような切れ味の悪い武器を背負う。
    奴ら弱者は存在を知っているか怪しい、犯罪者の間でも具体的な活動はよくわからない。恐ろしさだけは今見てもわかる。
    表に出てくるのは余程看過出来なかったのか…話の通り長期化し過ぎて止むを得ず、全てを終わらせる為に出したのか。
    何にせよ…今からかなり面白そうな光景が見れそうで心底楽しみだ、徹底的だと聞いている。

    弱者がほぼ知らないのは…活動が少ないのもあるが、根絶やしにされるから。遺恨を残さないよう全部滅ぼす。
    彼らは許されざる罪人への断罪の執行者。所謂異端審問官のような姿をしているが、そうは名乗っていない。
    勝手な懲罰を行う者共に、真なる懲罰を行う…『正義』を執行する為に重い腰を上げて現れたのだ。

  • 132二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 07:59:55

    正義の逆は……また違う正義とはよく言うが…否!この名無し!吐き気のする様な悪は分かる!悪とは!てめぇ自身の為だけに弱者を利用し踏みつけるやつのことだ!!
    ましてや…女子供を!!
    アイツらがやってるのはそれだ!(ꐦ°᷄д°᷅)アァン!

  • 133二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 08:46:04

    警察はずっと出てたけど司法関係の人間って今まで出てないよな
    異端審問官っぽい罰の執行者ってもしかしてこいつらがこの世界の司法だったりする?
    だとしたらやっぱこの世界ダメだわ終わってる

  • 134二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 13:50:20

    個人的な話はあまりしたくなかったのですが言った方が良い気がしたので書きます

    最近更新がスローペースです、これは生活環境の変化と体調不良が主な理由です
    思ったように時間が取れずいつ落ち着くかわかりません、こんな調子が続きそうで更新が途切れる日もないか心配です
    意欲だけなら結構あるので時間があれば以前のように複数投下したいんですが
    評価や感想、保守は本当に嬉しいです、これでも完結させる気はあるので気長に見てくれると助かります

    何かIFや別なSSを書きたい人も前々からいるようなのですが…終わる気配がなくて書けないですよねすみません長くて…
    スレは見てるので何か質問があれば今後のネタバレなどではない答えられる内容なら答えます

  • 135二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 17:34:20

    ご身体に気おつけてー
    こちらものーんびり待たせていただきますので…

  • 136二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 20:20:10

    このレスは削除されています

  • 137二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 20:26:27

    体調が芳しくないのですか……
    いくらでも待ちますので、無理はなさらないでくださいね

    それにしても相当な癒着がありそうだな……
    「反抗的」であることと「邪悪」であることに因果関係があるかのような物言いだけど、裏にあるのは傲りか、それとも治安維持組織としての矜持か
    けどここのモモイが悪役を定義するとしたら悪意だと思うから、ラスボスはまた別なのかな
    それとも闇はそこまで深くない(モモ社比)って言ってたし、悪意までは描写しないのかな

  • 138二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 22:14:45

    応援するべ〜

  • 139二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 00:42:39

    放火魔も爆弾魔の様子を見て危険と思ったか撤退、敵は崩れほぼ倒した。
    消火を急ぎ市民の救助を…戦士達が次を考えた時、前方から全身鎧の集団がやって来た。
    …今までの敵と雰囲気が違う。単なる殺意や狂気ではない悍ましい何かを感じる…危険だ。
    問答無用で赤髪の戦士がハープーンを撃った。鎧も貫く威力なはずだが…なんと弾かれた。

    「野蛮な…会話も出来ぬ獣か?やはり許されざる悪は程度も知れる」
    「会話にならない奴かと思って撃ったんだが意外と話せるんだな。何者だお前ら?」
    「我らは『懲罰執行委員会』の執行官。汝らの洗い流せぬ罪を浄化する為…正しき懲罰を与える者」
    「聞いた事がないな、執行官?まるで司法職とでも言いたげな大層な名だが」
    「正に我らは世に仇なす罪人を裁く司法そのもの。司法に背く断罪など言語道断、罪には正当な罰を」

    「何が正当な罰だ馬鹿馬鹿しい。悪人を散々庇って自分達の断罪は正しいだと?どこが司法だよ」
    「今の世を乱す汝らこそが悪である。反抗的組織でも、今まで寛大にも見逃されてきた事に感謝せよ」
    「だが汝らは疲弊する戦争を長期に渡り続けた。断罪に更にこの罪…許されざる大罪人めら」
    「これが正しい世の姿だと言うのか?罪無き人を平然と虐げる者が蔓延るこの世が?」
    「無論。正常な世に不満を持つ…悪に他ならぬ。問答は最早必要あるまい、裁きを受けよ」

    そう言い執行官とやらは武器を構えて突撃した。避けられない戦い、やるしかない。
    だが一人一人が強い。ハープーンを弾く時点で強いと思っていたが…硬い重鎧で機敏かつ凄まじい力。
    鍔迫り合いになった戦士は負けて叩き斬られた。まだ死んでいないがあの傷は…。
    副リーダーも苦戦していた。光弾が効かず硬くて厳しい、短剣はもっと効かないだろう。

    しかし赤髪の戦士だけは違った。これ程の硬さ…経験がある、単純に壊れるまで殴るだけ。
    ハープーンを背負い、鈍器を両手持ちし攻撃をギリギリまで引きつけて回避。
    隙に踝を全力でぶん殴ると、身体より装甲が薄いからか蹌踉めいた。殺れる、振り被って頭を殴る。
    眩暈を起こしたか身体が揺れ、更に数度叩き付けるとフルフェイスが砕けて頭が潰れ死んだ。
    殺された事実に他の執行官は驚いている。流石の実力だが、執行官は複数で攻撃し始めた。

    彼女が止められると明確に不利…迫り来る破綻の恐怖に身体が震えた。

  • 140二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 07:49:04

    赤髪鬼つええ!このまま逆らう奴ら全員ぶっ殺していこうぜ!!

  • 141二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 08:01:45

    最高っすわ

  • 142二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 10:26:27

    これ善戦出来たとしても……流石に多勢に無勢と言うか…装備の質の差というか……これもう助からないゾ☆……なのでは?

  • 143二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 18:55:01

    終わりまでほぼプレイヤーの介入の余地無いらしいし、いなきゃ終わりって言われてる赤髪がここで死ぬことはないんじゃないかなって(願望)

  • 144二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 21:16:34

    ここでいなくなるから……おしまい……ってことだったら……どう?

  • 145二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 23:57:04

    赤髪の戦士は二人同時に相手する事になっても、全く動じず冷静に考えていた。
    この二人も殺して最も危険な相手だと認識させ、もっと多く引きつけたい。
    仲間は苦しそうだ…早くあたしが負担を軽減しないと、武働きしか出来ないしな。

    身体能力が高く、紫の鎧が異様に硬くて厄介だが、あたしの場合は何度か殴れば殺せる。
    遺跡の武器でこれだし以前のアレらより硬い?仲間も遺跡の武器だが…実力差で厳しいか。
    武器の重い大鉈は叩き斬る、斬り潰すといった表現が正しい…仲間がそうなったから。
    切れ味が悪いのは打撃を重視してるから?…懲罰だから楽には死なせないという事か?

    素早く殺すには…武器の機能を活かさないと。調整に苦労し嫌なんだがそうも言ってられない。
    彼女が扱う鈍器はPのような形で、裏側の平面部分にジェット推進の穴が四つ付いている。
    ボタンを押すと加速し打撃力を高める…のはいいのだが、ブースターの推進力が異常にある。
    少しでも長く押すと身体がぶっ飛んで大きく離れてしまう、あり得ない制御難易度の高さ。
    もう少し加減して良かった気がするが…普通に使っても一番威力があって強いので採用している。

    一人目の縦斬りを最小の動きで回避、二人目の水平斬りは姿勢を低くして避け…武器を構えて起動。
    推進力で急加速し、足にぶち込みながら迅速に背後に移動、何とか上手くいった。
    もう一人から距離が離れ、打撃を当てた敵は怯んだ。高速移動に驚く暇も怯む暇もないぞ?今から死ぬのに。
    大きな反動を強引に抑えて立ち上がり、フルスイングの瞬間また起動し叩き付けた。
    一撃で鎧が砕け、回転して二撃目で頭は赤い霧となり消し飛んだ。もう一人が若干狼狽えている。
    少し長押しするだけで転びそうだ、やっぱ扱い辛いな…威力と速度は物凄いが。

    敵はあたしと…武器の性能にも困惑してる?遺跡の武器を知らないのか?
    まあ国境検問所も大して機能してないんだ、碌に調査してない可能性がある。こいつらは物資も潤沢だし。
    残った一人も頭が血の霧になった。三人殺したあたしに警戒が集中したので挑発。

    「偉そうに現れた割に三人死んだが、あたしに執行する気あんのか?戦場に来てまで怠慢かよ執行官様」
    「我らを侮辱するとは…楽に死ぬ事は無いと思え」とキレて五人も来た。
    十分だが…周囲を見渡すと戦士達が次々倒れている。これは…負け戦かもしれないな…。

  • 146二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 03:37:19

    一気に読んでしまった...続きが気になりすぎる

  • 147二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 13:57:58

    保守

  • 148二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 23:03:03

    リーダーなんとかしてくれって思ったけどリーダーそこまで強くないんだった

  • 149二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 23:18:30

    赤髪の戦士は五人引き受け、推進力で強引に包囲を抜け擦れ違い様に一撃、本当に最強だ。
    だが個人が奮闘しても他の戦士が持たず崩れ…遂に執行官はリーダーや市民がいる場所に駆け出した。

    副リーダーの狙撃は弾かれ、赤髪の戦士も気付いたが複数相手で止める余裕がない。
    無我夢中で効かないと思いながらも副リーダーは短剣を渾身の力で投擲し…それは通用した。
    短剣の先端は鎧で止まったが、拡大した刺突は鎧を貫通して心臓を直接突き刺した。
    胸と口から血を噴き出し、それでもまだ生きていたがバチバチと心臓を焼かれた事で絶命した。
    この短剣…ただ攻撃を拡大するだけの武器ではなかったのか?
    執行官は死に一々驚いている、強さにもタフさにも絶対的な自信があるからだろう。

    短剣は有効だとわかっても…拾い直して一人ずつ殺し回る実力はない。
    赤髪の戦士とは違う、もっと強ければと己の力不足を悔いてもどうにもならない。
    急ぎ短剣を拾ったが、警戒されて複数が集まってきた。…最期だ、刺し違えるか。
    限界を超え、もう一人急所を突いて殺す…大健闘だが多勢に無勢で捕まった。

    即座に殺されない。元リーダーだと知っているようで、現リーダーはどこかと問われた。
    答えるはずがないだろう…その場で拷問されたが口を割る気はない。
    埒が明かないと執行官は市民の元に向かい、市民を捕獲して脅そうとしている。
    司法を名乗る人間の所業ではないが…何も出来ず副リーダーは拷問に耐えながら見ているしかなかった。

    市民の前に威圧的に立ち執行官は次々と市民を捕らえていく、怪我人だろうと全く関係ない。
    人質を取られ脅迫されては、赤髪の戦士も戦闘を止めるしかなくなり捕らえられた。
    主人公は終わりを感じながら激しく自分を責めていた。全部…全部私のせい…私が悪いから…。
    精神的に限界で倒れそうだった。鎧を脱ぎ治療を受けていた為、リーダーだと気付かれていない。
    緑髪の少女が「私が自警団のリーダーです…!」と庇ったが「わかり切った嘘を吐くな」と殴られ縛られた。
    他の団員達と…一部の市民まで自分が先にと主人公を庇い出して、諦めず必死に抵抗し続けている。

    主人公は目の前が暗く何も見えない。割れるような頭痛と、悲痛な叫び声で気がどうにかなりそうだった。
    アリスも…主人公に強く感情移入し、余りにも辛い崩壊の様子を見せられて気がどうにかなりそうだった。

  • 150二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 23:21:18

    このルートはダメそうですね……

  • 151二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 00:41:11

    団員も市民も自分を守って先に捕まっていく。私のせいで皆が…もう…もう耐えられないよ…。
    主人公は心がボロボロで、激しい罪悪感と後悔に襲われて壊れる寸前の精神状態だった。
    以前モモイもこの感情を経験したはず…辛過ぎて画面の直視も苦しいアリスだったが…
    ここに来て選択肢が現れた。せ、選択肢が今更…?ここから何を選べと…。

    『全部私のせいだと前に出て大人しく捕まる』『全部私のせいだと皆に詫びてこの場で自決する』

    …は…?な、何ですかこの選択肢は…最悪な二択…いえ、これは一択でしょう…?
    捕まるのは…嫌ですがまだ理解は出来ます…でも自決は…皆おかしくなってしまうのでは…。
    庇っていた子が罪悪感に耐え切れず自決する…?そんなの詫びでも何でもありません…。
    自決が選択肢になる程の精神状態なのはわかりますが…捕まるのも碌な目に遭わないと言い切れます…。
    そもそも全部私のせいだという前提なのが苦しくて…モモイのせいじゃないです…。
    どちらも最悪に向かうのは間違いなくて…モモイの処遇をアリスが決める…?
    終わりの選択を…アリスに何の権利があればそんな行いが出来るのですか…?

    選択が嫌で設定やステータス画面を開き抵抗すると、精神力のステータスは最低値…。
    しかも(皆捕まって時間がない…早く決めなきゃ…)と突然メッセージが出た。
    (私はリーダー…必ず選ばないと…)(もう覆らない…私は皆をこんな目に遭わせた責任が…)
    まさかのシステムメッセージに不意打ちで心を抉られて、アリスは思わずゲームの電源を切ってしまった。
    でも逃げては…責任なら選択したアリスが一番で…選ばないと…消す前のセーブからやり直し…。
    またこれを見る…憂鬱だったが親切なオートセーブ機能が選択肢から再開させてくれた。

    …心を握られている、思考が読まれている感覚がして心が激しく揺れるアリス。
    電源を切ったアリスを見て、ミドリとユズは深刻なダメージが…と心配だった。
    作ったのは自分達だが…やる気なモモイの為にエナドリもキメて頑張って完成させた。
    開発時の変なテンションと開発者視点。テストプレイでアリスがどう思うのかは…浅慮だった。

    アリスちゃんはモモイの詳しい経緯を最もよく知る一人で…物語に没頭し感情移入する子。
    …他の誰よりもアリスちゃんに突き刺さるゲームだった…?と後悔はしないがとても不憫に思っていた。

  • 152二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 11:41:20

    ここで介入出来るって事は大半の末路は決まったから主人公だけ選ばせてあげるねって意味?
    き、鬼畜…

  • 153二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 16:27:40

    わァ………ぁ………………

  • 154二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 16:34:18

    あのー…メニュー画面と言うかステータス画面でギミック入れてプレイヤーを殴ってくるの辞めなよ……モモイ…キヴォトスでは布団が量産されてしまいになっちゃうよ……

  • 155二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 23:33:49

    もう一人のモモイに迫る最期の時が嫌で嫌で仕方がないが、選択肢は捕まる方を選んだ。
    覚悟して前に出て「私が自警団のリーダー…これが証拠」と鎧も一緒に示した。
    正体が少女だった事に多少驚いていたが「汝が首魁か…魔女め」とすぐに捕縛した。
    リーダーが名乗り出たらもう皆どうしようもなく…残った市民も団員も全員捕まった。
    市民を平然と捕らえる司法…不条理を体現しているが、結局変える事は出来ず終わる。
    全員殺さず捕らえるのは意外だったが、その場では処断せず、正式な場に連行するとの事だった。

    「汝ら程の動乱を引き起こした大罪人は稀、二度と起きてはならぬ事」
    「大罪を犯した者への罰は徹底的に、逆らう者が現れてはならぬよう見せしめとすべきである」
    「多数の人間を唆した『モモイ』は斬り捨てるだけでは済まさぬ、己の所業を悔いて滅べ」

    大々的に処刑される…市民はほぼ味方して捕まってる。見せしめる相手は一体誰に対して?
    そもそも私達が処刑されるのはわかるけど、捕まった市民達はどうなるの…?
    最悪な考えは止まらず足が止まり、早く歩けと暴行される。左足が動かないのに…。
    心身共にボロボロな上で右腕も折られて、右足しかまともに動かない。

    執行官に腕を折られ、既に動かない左腕も棒で殴られて苦しむスチルが存在する。
    腕を折られた経験はないけど、モモイなら軽い衝撃で容易く折れてしまうだろう。
    血塗れになった今のモモイだからこそ、どうなるか何となくわかって書けるのかもしれない。

    『モモイ』がこれならモモイも同じ目に遭えばこの苦痛を…考えると恐ろしくなる。
    先生の場合は特別な力で守られているからそう気にする事もないが、モモイは違う。
    モモイは身を守る術が心の力しかなく、それも直接的に防御できる力ではない。
    脆さを意識すると、改めてキヴォトスの日常はモモイにとっては暴力と死の塊でしかない。

    守りたいモモイの身体は正しく知るべきで…先生の話も聞いて状態は理解した。
    聞いてから大好きなスキンシップも怖くなってしまい、常に慎重で不安。
    その不安ごと包み込んでアリスを休ませてくれたのもモモイだが…怖いものは怖いのだ。
    ゲームを通してモモイや先生の身体を理解出来る、一種の教材…とも言えなくもない。
    しかし暴力シーンが目を背けたい程のエグさ、そしてこの後始まる処刑…アリスの心も限界が近かった。

  • 156二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 23:36:22

    心を殺すための機械かな(遠い目)

  • 157二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 00:52:43

    皆捕らえられて…磔にされている。私はリーダーだからか処刑場の中心にいる。
    手足に釘が打たれて動けずどうしようもないけど…皆も同じ目に遭って苦しいよ…。
    捕まったら殺されるとわかってた。わかっていてもその時が来ると…。
    悪人共には相応の罰を与えなければって叫んでる。私は一番重く罰するべきだって。

    懲罰をした私は決して許されないと…利己的だし、葛藤もしてたからそれは認める。
    だけど罰の判断をするのが…警察や司法という名の悪を守る非道なのが本当に嫌…。
    私が死ぬだけならいい…でも皆巻き込まれるのは完全に私が悪い…。

    …私の処刑は一番最後…皆が先なの…?…そっか、全て目に焼き付けろって事…。
    世を乱す邪悪は徹底的に。市民や仲間から順に処刑して…私は絶望と苦痛に塗れて滅べと喚いてる。
    …待ってよ…自警団の皆の処刑も嫌なのに、市民は処刑しちゃダメでしょ…私達に協力したから…?
    処刑が始まった。市民が刺されて…焼かれて苦痛と恐怖に泣き叫びながら余りにも無残に殺されていく。
    私の目の前に広がる惨憺たる光景…この世の地獄がここにある。これは、人間のやる所業なの?

    目は逸らさない。私の大罪に対する…これ以上ない罰に違いない。惨烈を極めた大虐殺…全部抱えて死ぬべき。
    涙が止まらないけど…邪悪の分際で人らしく振舞うなと罵られた、そうだね…。
    邪悪、魔女、汚物、悪魔、怪物…好き勝手に呼ばれて特に統一されてない。
    何でもいいよ…皆を死に追い遣った罪が重過ぎて、最早人じゃないのは多分その通りだから…。
    惨死を遂げた人達は塵のような扱いで捨てられている。仲間達も順に…。
    皆…苦痛なはずなのに…私への視線を感じるの…私を気遣ってる、なるべく声を抑えて…。
    一人ずつ処刑され、緑髪の少女も赤髪の戦士も副リーダーも…口を閉じて私の近くで惨たらしく死んでいった。

    焼かれたけど熱くない。刺されても身体の痛みはほぼ感じない…やっぱり人じゃないんだ…怪物なのかな。
    考え全てが間違ってたとは思わない。でも…こんな結末なら…私はこの世に存在してはいけなかった…。
    私が…身の程を弁えずリーダーになって…取り返しの付かない大失敗を…皆ごめんなさい…無能で本当にごめんなさい……。

    世に仇なす邪悪の一団と首魁の『モモイ』は聖火で浄化され滅び去り、正常で清浄な世に戻ったのであった。

    END1 勧善懲悪

  • 158二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 00:54:43

    世に仇なす邪悪の一団と首魁の『モモイ』は聖火で浄化され滅び去り、正常で清浄な世に戻ったのであった。


    カスだなこの世界!!

  • 159二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 01:05:53

    このゲーム出荷して大丈夫?数多の生徒のヘイローがひび割れない???

  • 160二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 08:42:24

    うわあ!そのまま終わった!!
    知ってた!ここのモモイが何か奇跡が起きて流れが変わる展開なんて作るわけないって!でも期待ぐらいしたっていいじゃん!うああぁぁぁんっ!!

  • 161二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 10:21:08

    辛いですね?虚しいですね?
    お布団のご用意は十分ですか?
    END1はしまいです

  • 162二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 11:28:17

    ...人の心の負を知ったからこそ、人の心を負に向かわせる方法を知ることができる
    それを余すことなく組み込んだこのゲームは...「心を震わせる」という点で最高のゲームだね...

  • 163二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 12:01:22

    >>162

    震えが大きすぎて千切れそう・・・

  • 164二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 23:44:43

    大虐殺を平然と行う秩序という名の邪悪の軍勢。犯罪者達も嘲笑っている。
    一人ずつ火炙りにし、罪を浄化して滅べと言い放ち、死体を蹴り飛ばして次の処刑に移る。
    人が無残に焼け死ぬ凄まじい炎に感動し、真の芸術だと真剣に絵を描き始める放火魔。
    無視して犯罪者達も市民に勝手な断罪をし始めたが、誰も咎めず自由にさせている。
    四方八方が火炎に包まれ、地獄の責め苦を味わって死に至る…正に阿鼻、叫喚地獄。

    悪人共、悪人共と連呼し市民や自警団員を虐殺する狂気の執行官、警察と犯罪者達。
    苦痛と恐怖で叫び、泣いているのか笑っているのかわからない表情で息絶える市民。
    主人公が少しでも気を病まないように気遣い、苦痛に耐えて声を抑えて死にゆく団員。
    私は傷付いた人を救いたいのに…と眼前の血の海と無力感に涙し、悲惨に焼かれる緑髪の少女。
    まだ戦えるが、更なる過激化を恐れて抑えるしかなく、槍で全身を刺され無念に終わる赤髪の戦士。
    全てを見ながら瞑想しているかのように黙し、心の中の火が燻り続けたまま焼け死ぬ副リーダー。
    皆を死に導いたと激しく後悔し…泣いて死の瞬間まで謝り続け、一番念入りに処刑される主人公。

    一つ一つにスチルが存在し、背景や涙の痕など細部まで丁寧。
    表現するモモイとミドリの精神状態…アリスは心配する余裕すらなかった。
    緻密な死の描写が連続して蘇るトラウマ。【怪物】に喰い千切られそうで感じた死の恐怖。

    何故…?先が不安で…平穏な選択をし続けた…アリスが悪いから…?
    モモイは…アリスのせいで凄惨な結末を迎えて…アリスはモモイを…し、死に導…
    …ですがモモイは眠っているはず…?あ…いつの間にかユズが傍に…心配して…?
    二人はモモイを守ってくれています、それならこうなるはずは…でもモモイは確かに…。
    一体どういう…?頭がおかしくなってしまったのでしょうか…?
    …モモイは二人いる…?目の前のモモイと眠るモモイ。アリスは目の前のモモイを…。
    怪物、この世に存在してはいけない、無能。一つ一つの単語が心の深奥に突き刺さって…。
    モモイにまた同じ苦痛を…アリスが…魔王だからですか?だから愛する人を破滅させた…。
    ごめんなさい…人じゃないのもモモイではなくアリスで…救いようのない機械で魔王なんです…。

    アリスは感情移入し過ぎて『モモイ』がモモイに見え、トラウマを想起し心が砕けそうだった。

  • 165二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 23:46:28

    自決するとEND2かな
    選択しないことも出来そう…どのみち碌な結末ではないだろうけど

  • 166二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 07:37:40

    >>164

    アリスが錯乱してる!

    TSCを用意しろ!!

  • 167二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 11:20:09

    モモイにそんなつもりは全くないだろうけどアリス特効過ぎる
    モモイがもっと病んでた頃の言葉が的確にアリスに刺さるし死にかけたトラウマまで思い出したらそりゃ勇者でも錯乱するわ…

  • 168二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 11:25:31

    .....このゲームがリリースされたら数日キヴォトスのあらゆる機関が麻痺するのでは?

  • 169二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 11:29:11

    >>89の者です。

    対ショック耐性ぶち抜かれました。ちょっと体育座りしてきます。

  • 170二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 20:45:58

    選択肢が何もないからどうしようもないけど、主人公がココヤシ村するしかなかったのかなぁ。
    生殺与奪の件を他人に握らせるな案件だし。

  • 171二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 21:40:47

    選択肢のないマルチエンド…あれこれクライスタじゃね?とも思ったけどこっちの方が断然酷いわ

  • 172二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 23:41:58

    カチ…カチ…と静寂の中でアリスの元気のないボタンを押す音だけが響く。
    ミドリもユズも、アリスを取り巻く空気が重過ぎて…どうすればいいか困っていた。
    ユズはモモイをミドリに任せてアリスの傍に行き、静かに寄り添った。
    容易に理解出来る。ただ惨いだけではなく、重ね合わせて色々と思い出してしまった結果だと。
    アリスはユズの存在に気付いても、すぐ画面を見つめた。ユズは今からでも休んでと声をかけたが…
    続行する意思が強い…それにユズはこの後も不安でならなかった。

    真っ黒な画面にエンディング名が表示された後、ボタンを押すとタイトル画面に戻った。
    主人公が真ん中で泣いて磔にされている。カーソルが動かせる、まだ何か…?
    カーソルを主人公に合わせると形が変わって押せる。まさか…嫌な想像で眩暈がしたが押した。
    道のように磔にされた仲間達が左右に並んだ。また押すと火が付いて仲間達が燃え上がった。
    …プレイヤーにも…処刑をやらせるつもり…?押す…主人公も燃え上がった。
    主人公は更に涙を流して焼かれて…押す…魔女、悪魔、怪物などの罵倒が画面に表示された。
    押す…全身を槍で突き刺された。涙も血も全て蒸発させる勢いで炎は焼き尽くし…もう何も押せない。

    タイトルが変化した。【懲罰】の罰の字がブレた後【懲悪】に。その横には巨大なチェックマークが。
    主人公だけでなく誰の表情も見えない…全員の顔に真っ赤なバツ印がついたから。
    アリスはコトッ…とコントローラーを置いて…消えそうな程か細い声で俯いたまま喋った。

    「皆ごめんなさい…早いですが…今日はもうこれで終わりにしたいです…ごめんなさい…ごめんなさい……」

    最期の主人公のように何度も謝り、倒れそうに蹌踉めきながら立ち上がった。
    焦点が定まらない虚ろな目…涙が止まらず顔は真っ青で過呼吸。本当に堪え兼ねてて気の毒…。
    左右に揺れてベッドに向かおうとし…眠るモモイには気付いて、起こさないようにその場に力なく座った。
    ぐすっ…ひっく…と余りにも可哀想な泣き声。ミドリはそうなるよね…ごめん…と同情していた。
    ユズはエンドの時点で限界だったのに…エンドの再現が完全に追い討ちになっちゃった…と申し訳なかった。
    ギミックの数々はモモイの思い付きと、ゲームならではの演出だからとわたしも肯定して入れた。
    でも…アリスちゃんが悲痛で心苦しいよ…ごめんなさい…。

  • 173二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 23:52:41

    ね、念入りに心をすり潰していくスタイル……

  • 174二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 23:59:08

    よーし色んな方面でタヒ人が大量に出るこのギミックは削除してこのキャッチコピー入れようぜ!

  • 175二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 08:54:25

    心を折るのに全力のように見えるけど、モモイにとっては本当に大した事じゃなさそう
    悪意を誰よりも嫌うのに苦しんでもらおうと思って作るのはあり得ないし
    精神が超人化してるせいですれ違いが…

  • 17616924/09/03(火) 08:58:44

    >>172

    えっと......体育座りのまま横に倒れようかと思います.....

  • 177二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 19:34:26

    内容だけでもう地獄なのに、アリス的にはさらにプラスでネームドキャラ全員仲の良い知り合いに似てて精神ダメージさらに倍.....

  • 178二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 21:12:56

    >>174

    本当に、本当にありがとうございました

  • 179二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 21:16:25

    『懲罰』第一章は執行者が主人公含めた自警団や市民を泣きながらとかではなく普通に調理して終了

  • 180二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 23:50:18

    アリスは静かに寝ているモモイを抱き締めたい気持ちを必死に抑えていた。
    生きているか調べるように、泣きながらモモイを観察し呼吸しているかも確認した。
    確認が済むと今度はグスグスと小さな子供みたいに泣き出し、可哀想で見ていられない。
    ミドリとユズは、アリスちゃんの心に深く刺さって…死のトラウマも蘇ってそう…と只管同情している。

    小さな声で「モモイ…モモイ…ぐすっ…モモイぃ…」と完全にゲームの主人公と重ねている。
    「アリスちゃん…大丈夫…。モモイは目の前で寝てるでしょ…?ほら…今もミドリが頭を撫でてるよ」
    「うぅ…違うんです…モモイは無事ですが、アリスが…アリスがモモイをこんな目に…」
    「ちょ、ちょっとアリスちゃん?ゲームの主人公はモモイじゃないよ?モモイはそこに…」
    「もう一人のモモイをアリスは破滅に導いてしまいました…守りたいモモイを…こんなの勇者じゃない…」
    「アリスは魔王でした…勇者じゃなかったんです…ごめんなさい…ごめんなさい……」

    かなり精神状態が悪い。ミドリもモモイの傍からは離れられないが焦っていた。ど、どうすれば…
    その時…急にモモイが目覚めた。ベッドから飛び降りてアリスの元に一直線、そっと抱き頭を撫でた。

    「なんか泣いてる気がして目が覚めて…当たりだった。泣かないで?私はここにいるよ」
    「あぁぁ…モモイ…ごめんなさい…ごめんなさい…アリスはモモイを…」
    「私は大丈夫だから落ち着いて話そう?皆、一緒にベッドに…手伝ってくれる?」

    皆でベッドに座って、モモイはアリスを小さな子をあやすように撫でている。
    アリスもモモイの肌や心臓の鼓動を確かめて、磁石のようにくっ付いて離れない。
    ミドリとユズは、モモイが一番何とか出来そうで「起こしちゃってごめん…」と苦い表情で謝った。
    「いいの、落ち着いたらまた寝るから。というかアリスも一緒に寝よう?」
    「アリスはもう一人のモモイを追い詰めてしまって…あってはならない事なのに…」
    「ゲームの主人公は私に似てるけど私じゃないよ?私は私、ゲームの主人公は飽くまで創作」
    「もう一人なんていない。私はこの世にただ一人だけ…ジュース飲もう?ゆっくりと深呼吸…」

    モモイの仲間への愛情は、寝ていても異変を察知して起きる程に深い。
    誰かを照らす光で自分も照らして欲し…いや、モモイは改善しつつある、長い目で…焦らず徐々に。

  • 181二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 00:55:15

    「この画面…一周目が終わったんだね?」とモモイが聞き、皆頷いた。
    「そっか、それで私と重ね過ぎちゃったの?アリス…別人だから安心して?」
    「ちゃんと別人な理由はあるよ。納得のいくかんぺき~な理由がね」

    アリスは泣きながら首を傾げ…不安そうに話の続きを待った。
    顔をグシャグシャにしてモモイに縋りジッと目を見る…失礼だが本当に親子みたいだ。

    「アリスは主人公に『モモイ』って名を付けたよね?作中でも呼ばれてた」
    「では私は正確に誰?『才羽モモイ』だよ、だからお姉ちゃんでもある」
    「この子は才羽?違うよね、妹のミドリもいない。よって私とは別人でQ.E.D.」
    「才羽モモイ…そうでした…才羽モモイは才羽ミドリと双子…」
    「別人…別人でいいんですね…でも本当に辛かったです…モモイ本人のようで…」
    「ごめん…似過ぎた…?ここまでアリスが苦しむのは想定外で…」
    「いえ…勝手に同一視して迷惑を…起こしてしまってごめんなさい…」
    「いいんだって。また寝ればいいだけ、アリス…寝よう?フカフカベッドが待ってるよ」
    「はい…ごめんなさい…今は寝ます…ですがその前に…モモイ…」と愛おしそうに頬を撫でた。
    そして安心したのか泣き疲れたのかアリスは眠った。また寝ると言ったが…モモイは眠気が飛んでいる。

    「書きたくて書いたけど軽率だったかな…アリスを苦しめる意図はなかった…」
    「気に病んじゃダメだよモモイ。心のままに書いて…中にある黒いものを少し吐き出した、絶対に必要」
    「創作は創作に過ぎないから…でも創作なのに割り切れないのがダメって意味でもない」
    「何度も言うけど…理解と納得、理性と感情は別。良い悪いの問題じゃない」

    「辛いのは割り切れないから。…私も同じ立場なら、お姉ちゃんに四六時中ベッタリになる自信があるけど…」
    「モモイを知ってるだけにね…重ねないのは無理が…わたしも泣きながらロッカーに引き籠もりそう…」
    「全滅…劇物じゃん…そんなに嫌な要素詰め込んでないつもりなんだけど…私の感覚が狂ってるだけか…」
    「モモイを知ってると特に辛い、知らなくても大ダメージだと思う…キヴォトスに似た作品は無いから」
    「死の描写なんてどこにもないもんね…この程度は全然問題ないよねって軽く考えてた…馬鹿か私…馬鹿だ…」
    「馬鹿じゃない、仕方ないの。私達も気を付けるから…あまり思い詰めないでね」

  • 182二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 01:03:58

    モモイのメンタルは回復傾向にあるのが救いか

  • 183二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 09:53:08

    保守

  • 184二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 19:09:17

    モモイがやっと地獄から抜け出して回復してきたら今度はアリスが苦しみ始めて地獄は継続中
    ゲームだからモモイの地獄よりはマシだけど他のプレイヤーよりもアリスだけダメージ量が明らかに多いゲームなのが酷い

  • 185二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 21:00:19

    これssが終わる頃にはゲーム開発部がミレニアム屈指のカウンセラー集団と化してそうだな

  • 186二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 01:08:26

    「…アリスのこの大ダメージは本当にショック…仕方ないでは済ませられないよ…」
    「お互いの心の底にあるものを打ち明け合った日があったでしょ?あの日アリスちゃんが言った事…」
    「自分はどう足掻いても機械で変えられないけど、それでも人と一緒にいて人に近付きたいって言ってた」
    「だから理解したくてRPもするし、感情移入も強いんじゃない?アリスちゃんの性かな…」

    「機械…わかりたくても誰もわからないよね。経験しようがないから…」
    「…自分を怪物と思ってた私なら…人外という意味では共通してる、真面目に話そうかな…」
    「相互理解が進みそうで良い話題だと思う、でもお互いに今じゃない方が良いかも…」
    「アリスちゃんも今は辛そうだし、お姉ちゃんももう少し調子が上がってからね」

    「私は何の話題でも受け入れるから。死でも悪意でも殺意でも何でもあり」
    「ありがとう。死は…思う所があるから書くんだろうね。描写は文学とかも参考にしてる」
    「自決手段も沢山考えたからか凄く具体的で…実際に見たのは【怪物】の最期だけだよね…?」
    「私は…死への拒否感が強いって言われて考えて、今は死も普通に描ける。変わっちゃったなぁって…」
    「死は禁忌とは言っても…理解は悪い事じゃないはず、意識せざるを得なかったとも言えるかな…」

    「ところで…エンド1について少し気になってるの、まあ察してもいるけど」
    「ルート確定後ほぼ介入不可なのと…平穏な選択の結果こうなるのは意図的なんだよね?」
    「どっちも意図的。最初は多くの人がこのエンドに辿り着く事を想定してる」
    「一周目は情報が少ないから次のヒントを得る為かな。いきなり別エンドは…誇っていいよ、色々難しいし」
    「やっぱり?でも最初がこれは…寝込んじゃう人が多そうな気がする…」
    「だよね…明らかに不穏で無事に済んで欲しい気持ちが逆に酷い結果に…辛いと思う…」

    「逆って…罠のつもりはないんだよ…?皆優しいだろうし、まずはこれに辿り着いて色々情報をって…」
    「はいまた感覚が壊れてますね…。はぁ…この馬鹿みたいなズレはどうにかならない…?」
    「落ち込まないで…周りと話して擦り合わせるしかないかなぁ…単純に沢山話せば良さそう」
    「でも…わたし達も感覚はおかしいんだよね…モモイ関連や悪意に過激な自覚はある」
    「ミレニアムの皆と話すといいのかもね、親身になってくれるはず」

  • 187二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 09:42:38

    そういやユウカがウタハの処遇で意見を聞きに行った時の三人の反応ヤバかったわ
    ユウカ相手でも悪意を疑ってアレだからモモイ関連で地雷踏んだら全員修羅になりそう

  • 188二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 10:04:45

    一度どす黒いものや死の実感に触れてるからキヴォトス基準だと価値観がかなり変わってるだろうね.....

  • 189二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 20:05:22

    保守

  • 190スレ主24/09/05(木) 21:36:45
  • 191二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 22:37:52

    そうかなんやかんやでもう埋まったのか・・・

  • 192二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 22:39:06

    こちらも埋めるか

  • 193二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 22:54:21

    スレ建て感謝

  • 194二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 22:54:48

    うめうめ

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