ここだけアリスクの一人が(別ルートA) Part2

  • 1前スレ主ではない人24/08/16(金) 15:51:27

    アツコが内乱の最中(幼少期)に記憶喪失になりトリニティに拾われた世界


    ・ベアトリーチェが内乱を収める前に拾われた


    ・一人が抜けたことで重要性で全員の悲惨さや過程が変わっても本編まで生きている


    ※戸籍=学籍を得た経緯はキヴォトスには親(の役割を果たすもの)がいるか不明なのでシスターフッドの協力などで住み家を与えてもらい入学できたことに



    部活はシスターフッド



    元ネタスレ

    ここだけアリスクの一人が|あにまん掲示板bbs.animanch.com

    ________________________


    というわけで埋まりそうだったので2スレ目です。

    前のスレ主≠今のスレ主

    代理も含めてスレ立てするのは初めてなので、序文がおかしかったらすみません

    もし続きそうだったら>>190あたりが次スレ立ててくれると幸いです

  • 2二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 15:51:54

    スレ立て助かる

  • 3二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 15:52:24

    前スレ1だけどありがとうございます

  • 4二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 15:53:09
  • 5前スレ主ではない人24/08/16(金) 15:53:49

    >>4

    おっと忘れてました

    助かる

  • 6二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 15:55:05

    ヒヨリの時のように全部一スレで収まると思ったけどアツコは二スレ目か
    サオリとミサキもそれぞれ二スレ目行くかな

  • 7二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 15:55:47

    前スレの1レスssをテレグラフか何かにまとめよう

  • 8二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 15:56:00

    立て乙です

  • 9二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 15:57:01

    アツコを巡る戦い
    勝者:なしになる前にヒフミたち、止めてくれ

  • 10二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 15:57:28

    >>7

    確かにあった方がありがたいし作者さんに任せよう

  • 11二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 15:58:04

    ここまで覆面水着団なし
    実は被害を抑えてくれてるかな

  • 12前スレ主ではない人24/08/16(金) 15:59:09

    一応ですが今度家族で旅行に行くので数日はちょっと触れられないかもですね…

    同じ理由で>>7もROMる時間がないので…

    そこらへんすみません

  • 13二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 16:02:27

    把握

    ちなみに今スレ>>1=前スレでss書いてた人?

  • 14二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 16:03:09

    >>9

    曇り空をブルアカ宣言で晴らしてくれ〜

  • 15前スレ主ではない人24/08/16(金) 16:07:11

    >>13

    一応>>1の序文の後に書いてましたが

    前のスレ主≠今のスレ主

    ですのでご了承を

  • 16前スレ主ではない人24/08/16(金) 16:11:18

    >>15

    あ、SS書いてた人でもないですよ

    スレ巡りしてたらもうすぐ埋まりそうな良スレがあったのでね

  • 17二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 16:12:40

    とりあえず次の投下を待つか

  • 18二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 16:14:09

    おお新スレ立ってた
    スレ立て感謝です
    アツコがシスターフッドで善いトリニティ生活を送ってたのも気になるねえ

  • 19二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 17:20:20

    あちらは埋めてきたので続きを待とう

  • 20二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 17:26:10

    だいたい語り終えたしSSに一区切りがついたら
    自然に完走するか落として今度はifサオリやミサキにも期待しとく

  • 21二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 17:32:43

    >>18

    ああ…マリーといっしょにお花のお世話をする図…

  • 22二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 17:35:45

    SS書いてた奴です。次スレ立て感謝です。
    夜に投下予定なのでお待ちいただければ。ちゃんと収拾つくように流れは考えてますので。

    一応のあらすじ

    秤アツコを救いたい、ただそれだけを願うアズサとサオリの二人。
    その想いは強い。果てしなく強い。だがそれ故に、救い方の違いで二人は対立する。
    戦ううちにその想いはやがて相手への敵意へ、憎悪へ、変換されていく。
    敵も味方も巻き込んで暴走するその憎しみの塊たちの戦いは、やがて勝者も敗者も破滅する結果となるだろう。
    そんな二人を止める為に立ち上がったのは、シャーレの先生、そしてヒフミ率いる補習授業部。
    果たしてこの戦いの行く末とは、
    そしてアツコは、何を想うのか……

  • 23二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 17:37:21

    夜投下やったあ
    あらすじ助かる

  • 24二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 20:47:54

    ヒフミ自身、この戦場において恐怖を感じていないわけでは決してない。
    あの優しかったアズサが、
    イジメられていた生徒の為に立ち上がってくれたアズサが、
    補習授業部の一員として必死に勉強をしていたアズサが、
    モモフレンズのグッズを愛でていたアズサが、
    仲間を守るんだと人を殺す覚悟を見せていたアズサが、
    そんなアズサが、血濡れの修羅と成り果てたのだ。
    足だって竦む、手だって震える、目から涙が零れる。
    それでも、
    それでも……
    行かなければいけないと、自分を奮起させる。

    「止まってください!!それ以上は駄目です!!!」
    戦う二人の進行方向へ腕を広げた。

    「「邪魔だァ!!!どけぇえええええええええ!!!!」」
    二人はそれでも、止まらない

  • 25二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 20:50:24

    止まれ

  • 26二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 20:51:48

    止まって…

  • 27二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 21:02:00

    >>24

    二人とヒフミが衝突するその瞬間、足元に二つの手榴弾が転がってきた。


    起爆


    「うっ……これは……」

    「ま……間に合った……」

    声の主はコハルだった。

    コハルが投げた二種類の手榴弾。

    一つは正義実現委員会に支給されていた暴徒攪乱用のスモークグレネード。

    そしてもう一つはコハルの持つ不思議な爆弾、敵と味方で異なる効果を発揮する『セイなる手榴弾』。

    ヒフミが飛び出してからほんの少し遅れて他の3人も走りだし、本当にギリギリのところでコハルの投擲が間に合ったのだ。

  • 28二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 21:20:09

    >>27

    「こ、コハルちゃん!」

    「はぁ…はぁ…はぁ…ヒフミ…アンタ足早いのよ……」


    「ヒフミちゃん!大丈夫ですか!?」

    ”ヒフミ!!”

    先生とハナコもヒフミの元へ駆け寄った。


    「これ…どうなった?」

    「げほっ、げほっ…コハルちゃんこれ煙濃すぎですよ」

    「し、仕方ないじゃないハナコ。これ攪乱用なんだから……」

    「ふ、二人はどうなったんでしょうか…?」

    「纏めて吹っ飛んでくれたら嬉しいんだけど」


    コハルの持つセイなる手榴弾は敵にはダメージを、味方には回復を与える効果を持つ。

    原理は不明だが、敵味方の認識はコハルの認識による。

    彼女はアズサとサオリを”敵”と定めて投げた。ならばこの二人に与えられたのはダメージのはずだろう。


    そう、


    そのはずだった。


    「えっ………うっ…」


    コハルの下腹部に、鈍い音と共に強い衝撃が襲い掛かった。

  • 29二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 21:21:23

    コハル!

  • 30二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 22:16:07

    >>28

    それはアズサの蹴りだった。

    コハルの表情が徐々に苦悶へと変わっていき、そして彼女の身体は後方へと吹っ飛んだ。


    ”コハル!?……ぐっ!?”

    先生がギリギリ間に合ってコハルの体を受け止める。が、それでも二人一緒に地面に転がる結果となってしまった。


    ”コハル!大丈夫かコハル!?”

    「ぐっ……おえっ……げほっ……」

    本気を越えたアズサの蹴りをマトモに食らってしまったコハルは、血液混じりの痰を吐き出した後に気を失った。



    コハルは、アズサのことを敵だと認識しきれなかった。

    その優しさを、暴走し、目が曇り、敵と味方の判別がつかなくなってしまったアズサの一撃が貫いた。

  • 31二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 23:06:35

    うわぁん!
    善意が全て負の方向に向かうスパイラルで苦しいです……

  • 32二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 23:16:44

    >>30

    「あ…アズサちゃん!駄目です……駄目ぇ……」

    コハルを蹴り、倒れた彼女に追撃を加えようとしたアズサを、ハナコは羽交い絞めにした。

    必死に、力いっぱいに。

    この時のハナコは、普段のような優しくおおらかな姿は何処にもなく、ただの子供のように泣きじゃくりながらアズサの体を抑え続けた。


    「離せぇ!!!どけぇ!!!!邪魔だァ!!!!」

    「嫌です……だめぇ……止まって……アズサちゃん……」

    「私は戦わなきゃいけないんだ!!私は守らなきゃいけないんだ!!そのためにっ……殺さなきゃ……!殺して!殺して!殺して殺して殺して殺して!!!!!!」


    完全に焦点の合わない目で、誰に向かって言うわけでもなく、ただ叫び続ける。

    これを狂気と、恐怖と言わずして何と言うのだろうか。

    先生ですら、ハナコですら、想定を遥かに超越したこの地獄。


    どうする?

    どうする?

    どうしたらいいんだ?


    「私は……」

    ヒフミが口を開く。

    「私は……」

    そして、紙袋を手に取り。



    「今のアズサちゃんなんて……これっぽっちも怖くなんてありません!!!!!!」

    かつて対策委員会と共に銀行強盗をした際に使ったその覆面を、被った。

  • 33二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 23:43:10

    >>32

    「ハナコちゃん!アズサちゃんをそのまましっかり押さえててください!!!」

    「ヒフミちゃん…?…………はい!!」

    「はああああああああああああああああ!!!!ふんッ!!!」


    叫び奮起させ、凄い勢いでヒフミはアズサの額に向かって渾身の頭突きを食らわせた。


    「何が守るですかッ!何が戦うですかッ!何が殺すですかッ!!!!」

    「そんなこと言ったってッ!そんなこと叫んだってッ!」

    「この暗黒街の災厄、覆面水着団リーダーのファウストには…………何も響きませんッ!!!!!!!!」


    「ヒフミちゃん…?」

    ”ヒフミ……”


    「私は銀行強盗もやりました!カイザーPMCにも喧嘩を売りました!オマケにカイザーの幹部も失脚させました!たかが人殺し未遂程度が、この私がもたらした恐怖と渾沌に勝てると思わないでくださいッ!!!」


    頭突きのせいだろう、ヒフミの額が切れて血が流れ、被っている紙袋にも染み出してくる。

    だがそれでも、彼女は叫ぶ。


    「だから戻ってきてくださいアズサちゃん!今ならまだ引き返せるんですから!」

  • 34二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 23:46:47

    ファウスト!ファウスト!ファウスト!

  • 35二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 23:49:27

    >>33

    >>私は銀行強盗もやりました!

    カイザーPMCにも喧嘩を売りました!

    オマケにカイザーの幹部も失脚させました!


    自称普通の姿か?これが…

  • 36二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 23:50:44

    サオリ……どこ……?

  • 37二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 23:53:45

    >>33

    「ぐっ……がああああああああああああああああああ!!!!!」

    「きゃあ!」


    アズサが再び叫ぶ。

    そしてハナコによる拘束を無理矢理解き、


    「このぉッ!!!!!」


    懐から取り出した”何か”をヒフミへと叩きつけた。

    ヒフミはそれを受け止め、その”何か”を見たヒフミは、一瞬固まった。


    「えっ、これ……」


    ヒフミがアズサへプレゼントした。大事な大事な友情の証。

    ペロロ様人形。

  • 38二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 23:54:43

    >>36

    アズサを敵と思わなかった、だからKOされた可能性

  • 39二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 23:55:19

    >>37

    おい待ってくれこれペロロ様爆…

  • 40二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 23:55:36

    >>38

    だとしたらそのうち起きてきそう

  • 41二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 00:00:39

    >>37

    皆思わなかった。思うはずもないだろう。例え、サオリでも、他のスクワッドのメンバーでも。

    まさかアズサがそこまでするなんて、と。

    大切なはずの、アズサにとっての光であるはずのそれを、

    サオリたちを騙し討ちするための道具に変えていたなんて。

    そう、その人形の中に詰められていたもの、それは……


    ヘイロー破壊爆弾


    セイア襲撃の際に渡されたそれを、アズサは今の今まで持っていたのだ。

    今それを、ヒフミへと叩きつけた。

    そして、それに向かってアズサは、銃を向けた。

    無理矢理にでも起爆させるために……








    「うへ~そういうの、おじさんはよくないと思うなぁ」

  • 42二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 00:01:01

    今日はここまで、続きはまた明日

  • 43二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 00:02:55

    乙でしたー!
    おじさんナイス!半テラーアズサによる爆破に成功してたら彼女は絶対に戻れなくなってたわ!!

  • 44二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 00:03:37

    ホルスだ!
    暴走する二人の被害の対処にずっとスタンバイしてたか駆けずり回ってたホルス!

  • 45二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 00:04:01

    ん、有能

  • 46二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 00:04:23

    良いところで切るな〜お疲れ様です

  • 47二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 00:05:28

    >>43

    目覚めた時に絶望を越してテラー化してそう

  • 48二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 00:57:38

    今のアズサの姿を見てごらんホシノ、まさにあれはちょっと先の未来での君の姿だよ(ゲス顔)

  • 49二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 07:04:42

    これにはベアトリーチェもにっこり
    絶望しながら善意で殺し合う様子

  • 50二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 07:05:52

    >>21

    清楚×清楚の癒し空間だ

  • 51二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 10:34:00

    >>49

    ベアおばは別に人の不幸を楽しみたいわけじゃねぇよ

  • 52二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 13:01:38

    >>51

    自分に逆らいそうな子供が自滅する図は好きそう

  • 53二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 13:02:17

    >>50

    大祭でチア衣装を着てくれ…絶対似合うから……

  • 54二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 16:13:44

    もうこの2人にTSCぶつけたらなんとかなるんじゃないかな(錯乱)

  • 55二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 17:21:02

    >>47

    ヒフミの亡骸を抱えながらテラー化してただろうな

  • 56二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 17:59:23

    >>54

    TSCにどんだけ万能性見出してんだし

  • 57二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 18:27:23

    >>41

    一発の銃声

    本来ならばヘイロー破壊爆弾に命中するはずだった銃弾。

    しかしてそれは空を斬る結果となった。

    何故なら、トリガーを引くその瞬間に何者かがアズサの腕を掴み、弾の軌道を変えることに成功したからだ。

    そして、それを実行した人物は……

    謎の覆面を被った女子高生

    否、


    「喧嘩は駄目だよ喧嘩は~…………死んだら元も子もないんだからさ」

    『暁のホルス』こと小鳥遊ホシノだった。


    「目には目を、歯には歯を。無慈悲に、孤高に、我が道の如く魔境を行く……」

    「覆面水着だ~~~~~~~~~~ん!!」



    「「「「参上!!!!!」」」」


    煙が晴れる。そこには同じように覆面を被った生徒がホシノ以外にも4人。

    アビドス対策委員会改め、覆面水着団。全員が集結していた。

  • 58二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 19:29:04

    >>57

    ファウスト!ファウスト!ファウスト!

  • 59二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 19:39:49

    肝心な時に役立つタイプのうへおじ

  • 60二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 20:04:04

    ん、友情を守る

  • 61二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 22:45:27

    >>57

    ”セリカ!ノノミ!そこで倒れてるサオリを抑えて!”

    「はい☆」

    「分かったわ!」


    ”シロコはヒフミが持ってるそれを遠くに投げ捨てて!多分それ爆弾だから!”

    「ん、了解……ヒフミ」

    「えっ……」

    「危ないから」

    「…………ど、どうぞ」

    「ありがとう…………そぉい!!!」


    ”ホシノはアズサと爆弾を!”

    「りょ~かい。ちょ~~っと痛いけど我慢してね」


    セリカとノノミは起きて暴れないようにと気を失ってるサオリを拘束。

    シロコはヒフミから受け取った爆弾入り人形を渾身の力でぶん投げる。

    そしてホシノはアズサの腕を掴んだまま、彼女の片膝に向かってSGを3発撃ってバランスが崩れたところを拘束し、すかさず拳銃を抜き空中を漂う爆弾に向かって1発。

    弾丸が命中した爆弾は爆発。シロコが相当な距離投げたにもかかわらず強い爆風が襲いかかってきた。

    この威力をマトモに食らっていたら…とその場にいた全員が戦慄したのだった。

  • 62二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 23:31:39

    >>61

    「これでオッケーかな先生?」

    ”対策委員会の皆…!ありがとう!”

    「いやいや~今の私たちは~~~~覆面水着団ッ!」

    ”あ、そのままで通すんだ……”


    「あの覆面……まさか本当に存在したなんて……」

    「あっ、ありがとうございます皆さん!」

    「いいってことだよ。だってファウストちゃんの……」

    「はい!私たち覆面水着団、今度はリーダーのファウストさんたちを助けるため、参上したまでです!」

    「ん、アヤネにいいとこ取られた……」

    「あはは……それにしても皆さんやっぱり強いですね。私たちじゃ足止めするだけで精一杯で……」

    「そんなことないよファウストちゃん」

    「えっ?」

    「ファウストちゃんたちが一生懸命引き留めてくれたからこそ、おじさんたちは間に合ったんだ。お礼を言うのはこっちの方だよ。…………頑張ったね」

    「…………はい!」

  • 63二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 23:44:03

    >>62

    「…………」

    足を撃たれ、ホシノに拘束されているアズサ。だが彼女の目は未だに錯乱している時のそれから変わっていなかった。

    その目の奥でまだ燃えている狂気が、恐怖が、ヒフミを睨みつける。

    まだアズサの心はどこか遠くへ行ったまま。


    ならばどうする?

    だったら自分が行くしかない。伝えるしかない。

    自分の想いを、自分の心を、

    ヒフミはそう決断した。


    「ホシノさん、アズサちゃんを離してあげてください」

    「……大丈夫?」

    「はい、あとは私がやります」

    「……分かったよ。気を付けてね」

    「はい……」


    ホシノは手を離し、ヒフミに委ねた。


    「アズサちゃん……」


    そしてヒフミは紙袋を外し、アズサを思い切り抱きしめた。

    想いを、伝える時だ。

  • 64二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 00:11:02

    >>63

    「アズサちゃん」

    「アズサちゃん……私は怒ってるんです」

    「私には、アズサちゃんとあの人が抱える想いを分かってあげることはできません。殺意ですとか、憎しみですとか、虚しさですとか、どうしてあんな戦いをしてしまったのかなんて分かりません」


    「それでも、私は……!」


    「どんな理由があろうと、アズサちゃんが人殺しになるのは嫌です……そんな暗くて憂鬱なお話、私は嫌なんです」

    「私は普通だから、平凡だから、自分の”好き”を絶対に譲らせないことしか出来ません」

    「アズサちゃん、私の中のその”好き”にはアズサちゃんも含まれているんです!!」

    「私はアズサちゃんの笑顔が好きなんです。だから悩んでいることがあったら私たちと一緒に悩みましょう…!辛いことがあったら一緒に慰め合いましょう…!」

    「そして苦しさを乗り越えて、皆で笑顔になりましょう…!」


    「私はハッピーエンドが好きなんです!!!」


    「誰が何と言おうとも、何度だって言い続けてみせます!」

    「終わりになんてさせません。まだまだ続けていくために、私たちは描き続けるんです!!」

    「だからアズサちゃん……!!!!」

    「一緒に……また一緒に進んでいきましょう!!」



         Blue Archive

    「私たちの、青春の物語を!!」

  • 65二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 00:13:20

    今回はこの辺で

  • 66二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 04:05:31

    規制でレス遅れた……ブルアカ宣言キター!

  • 67二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 06:16:40

    このブルアカ宣言はもう実質愛の告白だろ

  • 68二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 06:18:08

    >>64

    勝ったな、カタコンベ入ってくる

  • 69二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 08:24:05

    >>68

    脱出できますか……?

  • 70二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 08:46:36

    >>62

    覆面なのにアヤネの名前バレしてて草

    シロコ!!

  • 71二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 12:05:47

    アツコはシスフが保護したままなのか再登場するのか

  • 72二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 18:24:57

    >>68

    入るな────!!

  • 73二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 20:49:06

    >>64

    暗闇だった。

    何も見えなかった。

    目的があったはずなのに、覚悟が、信念が、確かにあったはずなのに。

    それがいつの間にか黒く塗りつぶされていて。ただ暴れるだけの肉塊と化していた。


    ここは何処?

    ここは何処?

    ここは何処?


    歩いて、歩いて、歩いて、迷って、迷って、迷って

    もう疲れた。

    もうこのまま眠ってしまおうか。


    「アズサちゃん……!!!!」


    そんなときだった。声が聞こえた。光が見えた。


    「ヒ……フミ………」


    目を開ける。

    まずはじめに飛び込んできたのは、額から血を流し、涙や鼻水でぐちゃぐちゃの顔になったヒフミの顔だった。


    「……ただいま、ヒフミ」

    「お……おがえりなざい……アズサちゃん……」


    空が晴れ、そして暗闇が晴れた。

  • 74二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 20:51:08

    >>73

    良かった!アズサがやっと光で戻ってきた!

    ところで…サオリ……

  • 75二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 20:52:27

    サオリの霊圧が……消えた……?
    手榴弾一発で消えるほどやわでは無いはずだが……

  • 76二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 21:05:56

    >>73

    アズサが目を覚ました。

    ヒフミは彼女を抱きしめながらわんわんと泣き、ハナコは安心して力が抜けたのかその場に座り込んだ。

    そして覆面水着団もとい対策委員会は胸を撫でおろした。


    「うっ……」


    ノノミとセリカに拘束されているサオリも目を覚ましたらしい。

    アズサとの戦いで力を限界以上に出したのだろう。抜け出そうともがこうとしたが、それは叶うことは無かった。


    「アズサちゃん……良かった……」

    「ヒフミ……ありが…と」


    同じように消耗しすぎたであろうアズサは、ヒフミに笑顔を向けた後に気を失った。


    「とりあえずこれでこの場は一件落着かな」

    「ん、良かった…」

    「……私、あの二人のことは責められないなぁ」

    「ホシノ先輩なにか言った?」

    「ううん?なんでもない」

    「…?」

  • 77二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 21:07:36

    ん、未来を見てる

  • 78二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 22:41:02

    >>76

    ”さて、私の仕事はまだ残ってる。………アロナ”


    場が落ち着いたのを確認した先生が、気絶しているコハルをそっと地面に寝かせてシッテムの箱を取り出した。


    ”アロナ、トリニティの特定区域にある放送機器をあらかたジャックしてもらえる?”

    『はい先生!こんなこともあろうかと既に準備は整っています!』

    ”流石はアロナだね!”

    ”……さぁ、いこうか”

    『いっちょやっちゃって下さい!!』


    シッテムの箱のOSであるアロナが何処からかマイクを取り出し、先生へと近づけた。

    そして先生の声は、トリニティ中に響き渡った。


    ”…………私は宣言する”

    ”ここに、新たなETOを設立すると…!”


    アリウスが条約を上書きしたというのなら、

    超法規的機関であるシャーレの先生が捏造する。

    これが「大人」のやり方。

    ETOが複数存在させることによって、戒律の守護者たるユスティナ聖徒会の統制を鈍らせた。

    これで無数に襲い掛かってくるミメシスたちを恐れる必要が無くなった。


    ”これで戦況が変わる。みんな!もう少しだけ頑張って!”

  • 79二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 22:44:02

    補習授業部の絆はマジで泣けるよな
    ショートアニメで一緒に映画見に行ったところで
    「あぁ、あんなことあったのに今はこんなにも平和に過ごしてるんだな」って感動した

  • 80二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 23:14:03

    >>78

    『こちら聖堂前、アリウス生たちの制圧に成功しました』

    『こちら病院前、同じく制圧が完了しました。しかしスクワッドの二人を取り逃がしてしまいました……先生、お気を付けて…!』

    ”了解した。まだ残存部隊がいるかもしれない。引き続き警戒して!”


    数分もしない内にアコとハスミから報告が届いた。

    それは襲撃犯たちが無事制圧され、確保されたというものだ。

    戦いはほぼ終結した。

    そう確信していいだろう。

    報告を聞いた後、一気に疲労と心労が襲ってきたのだろう。先生がドカっとその場に座り込み、安堵の表情を浮かべて天を見上げた。


    「ん、ヒフミ……」

    「どうしたんですかシロコさん」

    ヒフミを見たシロコは何かに気づき、青い顔をして彼女の額を指差した。

    「えっ、おでこ…?」

    そしてヒフミは自身の額に手をやると、べちゃ……という嫌な音が響いた。

    「血……止まってない」

    「えっ…………あはは…………はぁ」

    アドレナリンでギリギリ繋いでいたヒフミの意識が、ここで途切れた。

    「ひ、ヒフミちゃん!?!?」

    ”うわっしまった!早くけが人をなんとかしないとだった!ハナコ、ヒフミの止血をお願い!”

    「は、はい!」

    ”えぇっと…早く病院に連絡して…”

    と、いうところで丁度良くセリナから電話が来る。


    ”あぁセリナ!ナイスタイミング!ちょっと担架と応急箱をお願いして……”

    「せ、先生!大変です!!」

    ”セリナ…?”

    「あ、アツコさんが……アツコさんが病室を抜け出したみたいで!何処に行ったか分からないんです!!」

    ”…………はぁ!?”

  • 81二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 00:09:10

    >>80

    「………先生」

    ”えっ?”

    背後から聞こえてきたその声に、先生は思わず振り返る。

    そこに立っていたのは、病院着を纏ったアツコだった。

    セリナが言うには、アツコはまだ病院前で戦闘が行われてる最中に突然姿を消してしまったという。


    「先生」

    ”あ、アツコ!?まだ安静にしてないと!”

    「先生、聞いて」

    ”えっ?……うん”

    「あの人と話をさせて」

    アツコはサオリの方に指を指す。

    ”それは……”

    「……行ってくる」

    ”ちょっ……アツコ!”

    先生の制止を無視してアツコはサオリに向かって歩きだす。

    そして拘束されているサオリの前に立ち、


    「ねぇ、顔を上げて」






    「…………サッちゃん」


    想いを、伝える。

  • 82二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 00:10:25

    次でラストまで行きたいところ

  • 83二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 11:07:28

    クライマックスが近い

  • 84二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 14:09:37

    >>81

    乙です

    はたして記憶は戻っているのだろうか…

    ヒヨリの時は完全には思い出さないエンドだったけど

  • 85二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 16:26:06

    夜が楽しみ

  • 86二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 21:00:42

    >>81

    諸説存在するのだが

    記憶喪失と便宜上言われているものは、正確には記憶「喪失」ではないとよく言われる。

    なんらかの外的要因によって脳が記憶を取り出せない、取り出し辛くなっている状態であると。

    逆にまた別の要因によってその状態が緩和、もしくは回復する場合もある。

    アツコに起こった「要因」はこの場合、「錠前サオリによる銃撃」だ。気を失う程のダメージを負ってしまったが故に、彼女の脳に変化が訪れた。


    今より少し遡って


    「…………」

    病院の上で、アツコは飛び起きた。

    変な“夢”を見てしまったからだ。

    自分の大事な人を大勢傷つけた憎きテロリストたち、アリウススクワッド。

    幼少期と思われる彼女と幼い姿の自分が、お世辞にもマトモとは言えないような悲惨な環境下で、それでも仲よく過ごしている姿だった。

    あり得ない

    あり得ない

    あり得ない

    そんなはずはないのに。

    でも、ただの夢にしてはあまりにもリアルすぎる。これではまるで自分の身に本当に起こったことのようではないかと。

    それにこれが本当にあった出来事なら、自分の頭の中から抜け落ちている過去と一致する。


    「そんな……まさかっ……」


    『サッちゃん!』

    僅かに思い出す。

    自分がいつもそう呼んでいる歌住サクラコではなく、あの錠前サオリのことをそう呼んでいる自分の姿を。


    「…………行かなきゃ」


    そして彼女は、護衛をしていたシスターが目を離した僅かな時間に、着の身着のままで病院を抜け出した

  • 87二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 21:33:04

    >>86

    そして現在


    「ア……ツコ?」

    「うん。多分この場合は……久しぶりって言った方がいいのかな?」

    「まさか……記憶が?」

    「うーんどうだろう。まだよく覚えてなくてね」

    「でも、私は貴方を『サッちゃん』って、そう呼んでいたことは思い出した」

    「……あっ……あ、あ、あぁ………」


    “……”

    “……セリナ”

    『は、はい!』

    “アツコは私たちが発見した、今保護している。”

    『本当ですか!』

    “だから安心して。あっ、でもさっき言った奴は至急準備してもらえると助かるよ”

    『分かりました!ではまた後で!』

  • 88二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 21:33:29

    >>87

    “さて、と”

    “セリカ、ノノミ。サオリを離してあげて”

    「えっ!?」

    「よろしいのですか?」

    “うん。今の彼女には抵抗する意志も力も残っていない。それに……”

    “『お話』するのには拘束されたままじゃ難しいでしょ?”

    「……了解しました。行きましょうセリカちゃん?」

    「えっ……あっ、うん」

    そう言って二人はサオリから手を離し、他の皆がいるところへと向かった。


    “アツコ”

    「うん」

    “……後悔しないように、ちゃんと自分の言いたいことをはっきり言うんだよ”

    “それが今の君たちにとって、一番大切なことだから”

    “大丈夫、何かあったら私たちがなんとかするからさ”

    「ありがとね、先生」

    “当たり前のことをしたまでさ”

  • 89二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 21:43:23

    積もり積もった話をしよう

  • 90二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 22:23:39

    >>88

    「サッちゃん」

    「……」

    「実を言うとさ、まだ…あんまり考えが纏まりきってなくてさ」

    「うん…」

    「だから、思ったことをそのまま言うね」

    「うん…うん…」

    「私、病室の外でシスターたちが話しているのをこっそり聞いちゃってさ。……アズサと戦っていたんでしょ?『私がアツコを守るんだッ!』って、滅茶苦茶叫んでいたらしいじゃん」

    「……」

    「ありがとう…!私のことを想ってくれて。私のために戦ってくれて」

    「私のことをこんなにも大事に思ってくれる人がいるんだって、とっても嬉しかった。なんだかとっても……救われたような気持ちになった」

    「だけど私は、そこには……貴方たちのところには行けない」

    「だって今の私は、トリニティ総合学園シスターフッド所属の、秤アツコだから」

    「思い出はとっても大事。だけど私はここで生きている」

    「過去を思い出せないっていう虚しさは確かにあるけど、それでも私は進んでいきたいの」

    「だからサッちゃん…………ゴメンね」


    アツコは深々と頭を下げる。

    サオリ自身も薄々とこうなることは分かっていた。それでも諦めきれなかったからこそ、戦ってきたのだ。

    でも“その言葉”をアツコ本人の口から言われたことで、

    サオリは、アツコの想いを、覚悟を、ただ黙って聞くことしか出来なかった。

  • 91二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 22:52:38

    >>90

    「それで終わらせるわけにはいかないのよ!!!!」

    「…!?」


    突然怒号にも似た大声が響く。

    その場にいた全員が声のする方を振り返ると、そこにいたのは……

    「……勝手に綺麗に終わった風に片づけないで!!」

    「そ…そうです!姫ちゃんを持って帰らないと私たち終わりなんです……」

    病院前での戦闘で敗走したヒヨリとミサキだった。

    「アツコを……渡してもらう…!」

    二人が此方に向かって武器を構える。それに応戦する為に対策委員会全員が彼女らに銃口を向けた。


    「やめてくれ……」

    「リーダー?」


    緊張感が走る場で、サオリが弱弱しい声を上げた。


    「り、リーダー!?何を言って?」

    「もういい……もういいんだ……」

    「でもそれじゃあリーダーが…!」

    「いいよ……私は、もう……」

    「アツコを連れていったら、きっとマダムに生贄にされてしまう……」

    「私は…わ、たしは………アツコに………しんでほしくないよぉ……」


    まるで駄々を捏ねる幼子のように、涙を流しながらその場に蹲った。

  • 92二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 22:55:26

    (アリスクの四人やサオリを慕う存在にとっては)もう良くないんだよ!!

  • 93二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 22:55:56

    >>91

    「リーダー……」

    「いい加減にしなさいよ…!!」

    「……」

    「……あぁもうッ!!」


    そうしてミサキはサオリの元へ駆け寄り、


    「立ちなさい!!錠前サオリ!!!!!」

    「あっ…………うっ」


    サオリの腕を掴んで無理やり起こしてから、彼女の腹部を思い切り殴った。

    気絶したサオリをミサキは担ぐ。


    「行くよヒヨリ……」

    「えっ…はい。帰るんですか?」

    「帰る?作戦もロイヤルブラッドの確保も失敗した私たちがむざむざと帰れると思ってんの?」

    「そ、それは……」

    「…………逃げるよ。アリウスから、何もかもから」


    「逃げようったってそうはいかないんだからね!」

    “駄目だセリカ”

    「えっ」

    “皆、武器を下ろしてくれ”

    “……行かせてあげよう”


    「……情けでも掛けてるつもり?」

    “……”

    「……礼は言わないから」

    “あぁ、それでいい。今はね”

  • 94二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 22:56:20

    後はベアトリーチェさえどうにかすれば…
    回収される前なら儀式なしだし余計どうにでもなるよ

  • 95二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 23:06:27

    >>93

    腹パンで気絶するあたり退行とメンタル崩壊で相当参ってたな

  • 96二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 23:08:01

    >>94

    これで逃がしてサオリがもういい…私を捧げる代わりに追わないでくれ…で儀式されたら流石に先生のミスでしたすぎるけど、どうなるんだろうか……一波乱あるのかもしれない

  • 97二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 23:20:10

    >>93

    戦いは集結した。

    スクワッドは補習授業部や対策委員会が見守る中、何処ともしれない所へ往こうとする……

    次の瞬間だった。


    「……!?!?」


    彼女らの背後に突如光が差し込み、巨大な“何か”が降臨した。


    「あっ、あれは…!?」

    「『教義』!?完成していたの…!?」


    ゲマトリアの芸術家、マエストロの作品。

    先生ならば「崇高」を理解してくれると高ぶる彼の者が用意した、


    「聖徒の交わり」ヒエロニムス


    「あ、あれ…私たちも狙ってません?」

    「あの木偶人形…!何を考えて…!!」

  • 98二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 23:30:02

    >>97

    「ありゃ、凄いのが出てきたねぇ~」

    “……”

    「……私が行こうか、先生?」

    “いや、大丈夫だホシノ”

    「えっ、そう?」

    “あぁ。………ところでさホシノ”

    「ん?」

    “あれ、反則だと思わない?”

    「うーん……反則かどうかは分からないけど……」

    「空気は読めてないよね」

    “やっぱそう思うよね”

    “だから、ここは大人が出張らないと”



    大人のカードを取り出す



    “野暮な真似するなよ……”

    “これは………青春の物語だぞッ!!!!!”

  • 99二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 23:32:26

    ん、粉砕

  • 100二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 00:09:44

    >>98

    アリウス分校によるエデン条約調印式襲撃事件はこれにて幕を下ろした。


    トリニティ・ゲヘナ連合による防衛と制圧の成功により、多くのアリウス生が確保された。

    主犯格であるスクワッドの面々は、ヒエロニムス戦の最中に姿を消した。

    彼女らは間もなくして指名手配され、ヴァルキューレ警察学校が今もその行方を追っている。

    個人的には、彼女らにはどうか捕まって欲しくない、このまま逃げきってくれ、そう願う。

    口に出したいこの気持ちは、胸の奥にそっと仕舞った。


    いつも通りの日常へと、徐々に戻っていった。


    ティーパーティーは、それまで不在だった百合園セイアが復帰し、3人が一応の仲直りをしたらしい。

    補習授業部の面々はというと……各々の理由で、また性懲りもなく補習授業部へと入れられたらしい。

    そんな彼女たちを見た先生が泡を吹いてぶっ倒れたという話を聞いた時は、不謹慎ながら思わず笑い転げてしまった。



    これが、この物語の顛末。

  • 101二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 00:10:24

    >>100

    それでこれは、蛇足のような、ただのオマケ。


    思い出を大事にしながら、それでも前へ進んでいく。

    私は錠前サオリにそう言った。

    だから私は、前へ進むためにまず自分のことをもっと知らなくてはいけない。そう決意した。


    「……サッちゃん」

    「シスターアツコ!今日から復帰でしたね。お体の調子はどうですか?」

    「それはこっちの台詞。私は大丈夫だから」

    「それなら良かった。……ところでシスターアツコ、こんな所に私を呼び出して、どうされたのですか?」

    「うん、それなんだけど……」



    「ロイヤルブラッドについて……知ってることを全部、教えて欲しいの」



    そして、私の血筋を狙っていた理由の判明と、先生が、スクワッドが、聖園ミカが、そして私とシスターフッドが、また別の戦いへ身を投じることになるのは、

    まだ少しだけ、先のお話。

  • 102二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 00:11:24



    だいぶ展開が急ぎ足になった感はありましたが、無事書ききりました。

  • 103二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 00:17:37

    完結乙です
    アツコ→ヒフミ→先生→アツコの順に主役が変わる感じ良かった

  • 104二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 00:18:13

    HAPPY END…(to be continue)

  • 105二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 00:19:33

    完結お疲れ様です


    >>101

    トリニティのサッちゃん…サクラコ様から

    ロイヤルブラッドに付いて深く知る時が来るんですね

  • 106二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 00:20:51
  • 107二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 00:22:29

    毎日追えて完結お疲れ様〜
    一スレで終わるかと思いきや1.5スレになって良かった
    次スレはミサキかサオリのどちらのifになるか楽しみ

  • 108二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 00:23:29

    真実を知るアツコ
    そしてメンタルが壊れ、ほぼ幼児退行のような形となったサオリ

    これで4章はどうなっちゃうんだろうね

  • 109二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 00:24:32

    初代スレと前スレ1です
    過去スレといい概念を膨らませてくれたスレ民や小説の書き手には心底感謝します
    このスレは後語りで埋まるか落ちたら次スレを立てます
    ありがとう

  • 110二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 00:24:56

    >>108

    明るい未来が待つことを祈るね。

  • 111二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 00:28:26

    長編の完結にかんしゃあ〜
    終始見たいものが見れてわっぴーな気分

    あと、前スレのこのレスが気になってる
    四人のifが完結した後に〆スレとして楽しみだ

  • 112二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 00:28:54

    >>109

    脳内→スレ立てを選んでくれたからこそ今がある

    感謝する

  • 113二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 00:34:07

    ダイスで決めてるけどトリはサオリの方がいいなと思う

  • 114二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 00:35:29

    ダイスに任せるべきか
    確かに元ポジション的にもリーダーは最後に回した方が味が出るかも知れない
    建て主に任せる

  • 115二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 00:38:00

    限界を超えるまで戦ったアズサ
    二人の戦いを止めたMVPだけど蹴られて血を吐いたコハル
    アズサを光へ導いたけど失血で気絶したヒフミ
    そしてしれっとほぼ無傷のハナコ

    なんというかハナコだなぁ…

  • 116二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 04:09:30

    >>93

    これからはミサキがリーダー代理やるのかな

  • 117二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 13:24:17

    メンタル崩壊から回復したサオリ………
    何だろう…………凛々しいイメージが崩壊して原作以上にポンコツ全開(マリナとは方向性が完全に違う)なカワイイキャラになっていそう

    スキルも原作とは異なっていそうですし………

  • 118二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 14:01:29

    クールキャラだったのが退行気味な女の子いいよね

  • 119二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 19:45:51

    指名手配はされちゃったか
    トリニティで実質的な保護されれば良かったのに

  • 120二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 20:20:40

    この時空でのエデン3章終了時点だと
    アズサ→ほとんど元通りだけどもしかしたら戦闘の反動でのリハビリと若干のメンタルケアは必要かも
    アツコ→ほんの僅かだけどアリウス時代の記憶を取り戻す
    ヒヨリ→ほぼ本編通り
    サオリ→メンタル壊れて精神退行
    ミサキ→サオリがああなったので実質的なリーダーに、サオリの世話しなきゃだから自傷癖は緩和(というかする暇がない)

    かな

  • 121二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 21:10:41

    >>119

    所詮ヴァルキューレだからどこかの自治区に入らなきゃ問題ないさ

  • 122二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 21:25:44

    >>120

    変わらないヒヨリ…図太いのか繊細なのか

  • 123二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 21:47:26

    この状態で4章突入したら
    メンタルガタガタミカVSメンタル崩壊サオリやることになるのか…

  • 124二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 23:09:35

    >>123

    もしかしたら抵抗もせず只管泣きじゃくりつつその時の真意を喋りながらミカに謝るサオリがいたり……

  • 125二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 23:59:58

    >>124

    ミカが冷静になるか逆上して魔女になる(=サオリを●してバッドエンド)か

  • 126二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 00:28:14

    >>123

    メンタル崩壊気味なサオリの代わりにアリスクの残り二人が必死にサオリを守ろうとしそう

  • 127二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 04:00:53

    >>126

    美しい……

  • 128二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 14:26:21

    >>115

    確かに…

    まあ、ハナコも怪我ぐらいは覚悟してたと思う

  • 129二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 23:24:28

    初代スレ>>1

    ここ落ちる前にできたら次スレ立てお願いしたいです

    深夜は規制あるし明日以降でいいので

  • 130二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 01:27:17

    >>129

    >>109です

    余裕があれば今日立てますね

  • 131二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 07:54:10

    >>116

    三人の時もそうだったから恐らくそう

  • 132今スレ主24/08/22(木) 13:52:33

    今スレ主です。
    SSが完結してから規制で反応できなかったので今言わせてもらうと完結できてとても良かったです。
    とても気になる概念だったので次スレを立てたのですが初めてスレを立てることもあり、不安がありました。
    旅行や規制などで対応できなかった部分も含めてスレの進行を進めてくれた人たちやこの概念を生み出した初代スレ主にはとても感謝しています。
    改めて完結おめでとうございます。

  • 133二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 15:48:11

    良かったよ。
    そして、次の概念を考察を期待する。

  • 134二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 16:25:20

    >>130

    余裕がないので明日のお昼ぐらいになりそうです

  • 135二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 23:13:22

    シスターアツコの続きなのか残りの二人で仕切り直しなのか
    せっかくだから所属ダブりは避けてくれとダイスに祈ろう

  • 136二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 01:44:20

    事故回避にシスフ救護は抜くのもありかもしれない
    所属は同じでも立ち位置に変化出るから抜かないのも
    建て主に任せた

  • 137二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 10:52:38

    ん、素晴らしい

  • 138二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 15:10:55

    お疲れ様です

  • 139二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 21:45:52

    明日!楽しみ!

  • 140二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 23:12:28
  • 141二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 23:18:20

    次スレ立ててくれた人と誘導感謝~
    このスレは落としていいかな

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