- 1二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 20:56:01
「……ん…い…………せん……い……!」
「先生!!」
聞き慣れない女性の声にはっと目が覚める。
「……ここは?」
???「お目覚めになられましたね先生。」
先生「せん……せい。」
???「余程お疲れだったのでしょう、中々目覚めませんでした。」
先生「それは……ごめんなさい?」
???「いえ、そういうことは誰にでもありますから。」
リン「私の名前は『七神リン』、この連邦生徒会に所属しています。」
れんぽーせーとかい?ヤバい何も分かんない。とりあえず俺は自分の身体を確認した。腰に掛けたナタも他の装備も無い。それどころか大きな2つの果実が……え?
先生「えぇぇぇぇぇっ!!??」
リン「先生?どうかなさいましたか?」
色々どうもしてるけどとにかく俺の身体は女性になっていた。しかし「起きたら女の子になっていた」だなんて目の前のリン?って人がわかってくれる筈も無いし、俺はもう話を合わせることにした。
教員免許なんて取った覚え無いし多分明晰夢なんだろうな。うん、きっとそう。 - 2二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 20:56:49
転生ものかぁ……………………
- 3二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 20:57:08
ほう、TS転生女先生ですか。続けて
- 4二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 21:05:06
リン「あなたは私たち連邦生徒会が呼び出した先生……なのですがきっと今の状況を理解出来ずに混乱されていることでしょう。」
うん!そうなんです!!へるぷみー!
リン「ですので簡単に説明致しますが今はあまり余裕がありません。まずはこちらに着いてきてください。」
先生「ハイ。」
エレベーターを降りると水平線の先まで広がる巨大な都市が目に入った。
リン「『キヴォトス』へようこそ。先生。」 - 5二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 21:14:00
このキヴォトスという都市は数千にも及ぶ学校が集まった学園都市らしい。少子化問題のしの字も無さそう。
リン「これからあなたは先生として生徒たちを導く存在になります。きっと大変なこともあるでしょうが、連邦生徒会長が選ばれた方です。心配することはありません。」
連邦生徒会長が信頼されてるのは分かったけど俺教員免許ないんだって。教壇じゃなくて法廷に立たされるって。
先生「あの質問。おr……私はどの学校の所属かな?」
リン「?全てですよ。」
もう考えるのはやめた。 - 6二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 21:27:31
リン「ご案内したい場所があります。着いてきてください。」
これで城ですと言われても驚かない。それにしても下の階が騒がしいな……まるでデモだ。
ユウカ「見つけた!!先生「うぉびっくりした」どうして連邦生徒会はここまで対応が遅れてるの?説明して!!」
もしかしてこんな感じの人達を相手にして仕事しなきゃならないの?
ユウカ「……隣の大人の方は?」
早速目が合ったよ……なんかこう緊迫した空気を一瞬でほぐす挨拶ってできないものかな。
先生「はじめまして!!私……わた、し……」
先生「……あれ?」 - 7二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 22:10:50
名前が思い出せない。記憶の中にある自分の名前が全て"先生"に塗り潰されている。
先生「せ、せんせいでぇーす……」
苦し紛れのダブルピースを披露した。自己紹介で飛ばそうとするからこうなるんだよ。
ハスミ「お待ちしておりました首席行政官。」
チナツ「連邦生徒会長からこの状況について説明を要求します。」
リン「皆さんわざわざここまで来てくださり感謝します。暇なあなた方の用件は分かっています。」
よくないすぐに喧嘩売るのよくない。
リン「ですが連邦生徒会長は現在失踪しています。」
先生「え」 - 8二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 22:43:21
何となく分かった。俺連邦生徒会長の代わりだ。
リン「ですから、この先生をお呼びしたのです。」
ほら〜
ユウカ「そんなこと言って……この先生は一体誰なの?どこから来たの?」
先生「私も分かんない。」
リン「連邦生徒会長が全てを担当していたため……我々にも分かりません。」
引き継ぎとかなさらないんです?