私はゲマトリアのある方にお仕えしている者、なのですが…… part4

  • 1オートマトン24/08/16(金) 21:22:58

    帰省先でホスト規制にあってスレを落としてしまいました。申し訳ありませんがまだ書きたいので再度スレ立てさせていただきます

    注意事項としてオリ解釈、オリ展開が入ってきます
    スレ主は絵心やセンスがある方だと思いたいです

    遅筆であることを先にお詫びします

  • 2オートマトン24/08/16(金) 21:23:36
  • 3オートマトン24/08/16(金) 21:26:50

    まずは私の能力値です

    戦闘 9
    事務 99
    医療 8
    知性 38
    技術 79
    交渉 76
    創作 92
    隠れる33
    サバイバル 96
    大型機械などのメインテナンス 23

  • 4オートマトン24/08/16(金) 21:29:54

    また執事ですので料理と掃除は得意です

    好感度

    黒服 25(仕えてる相手なので信頼はある)
    マエストロ 74
    ゴルコンダ 77
    デカルコマニー 82
    ベアトリーチェ 32

    ホシノ 98
    シロコ 78
    ノノミ 5→6
    セリカ 19
    アヤネ 54

    PMC元理事 10
    柴関大将 86→88

    便利屋68

    アル 79
    ムツキ 39
    カヨコ 42
    ハルカ 87→90

  • 5オートマトン24/08/16(金) 21:33:10

    エデン条約編

    サオリ 78→80→81→82
    アツコ 67→70→73→75
    ミサキ 79→80→81→84
    ヒヨリ 62→63→66→68

    アズサ 78
    マコト 20
    ミカ 33→34


    他の主人候補(小ネタ)

    調月リオ 6

    桐藤ナギサ 10
    百合園セイア 6
    歌住サクラコ 56

    プレジデント 16
    不知火カヤ 91

    連邦生徒会長 68

  • 6オートマトン24/08/16(金) 21:34:18

    小ネタで振った

    七神リン 64
    由良木モモカ 33
    岩櫃アユム 40
    扇喜アオイ 50
    ハイネ 51
    スモモ 19

    連邦生徒会モブ 96


    ワカモ 69
    ラブ 60
    シャブシャブヘルメット団 20

  • 7オートマトン24/08/16(金) 21:35:29

    ようこそ皆様方。私は黒服(本人がそう呼ぶようにしてる)を主様としてお仕えするものです

    黒服に仕えている理由  38
    50をただの仕事だからとして
    1ほど『色彩』に対抗する為
    100ほど主様の為

  • 8オートマトン24/08/16(金) 21:40:03

    現在は本編軸から過去のエピソードとしてアビドスリゾート編をやっております

    エデン条約の襲撃計画中にホシノ様に従者としての仕事を依頼されたことで無人島へと向かいました。そこでのんびりするはずがハプニングがあり、ヘルメット団と七人囚の1人であるワカモ様の襲撃を受けております

  • 9オートマトン24/08/16(金) 22:36:56

    シャブシャブヘルメット団A「ちょっと!また負けちゃったあじゃん!!せっかく応援部隊を連れてきたっていうのに〜!!」

    シャブシャブヘルメット団B「なんかこいつの様子変じゃない?なんでこんなボーっとしてんの!?」

    ワカモ「せ、先生……?先生がどうして……ここの……?先生は……えっ……?あれ?」

    ラブ「ワカモ、馬鹿!あんた何やってんの!ワカモってば!!」

    シャブシャブヘルメット団B「完全に呆けてますけど。ま、まずは退却しましょうよ!連れ帰って、コイツがしっかりしたらまた来るとか……」

    シャブシャブヘルメット団A「あっ、イタタ、痛い!!やめて、もう分かったから!!」

    ラブ「ちっ……クソッ……!これで終わりだと思わないでよね!」

  • 10オートマトン24/08/16(金) 22:38:00

    シロコ「あいつらがセリカやホシノ先輩も言ってた私たちのリゾートを奪おうとしてたやつらなのかな?」

    オートマトン「そうですね」

    先生“そういえば釣り竿とかは無事?”

    アヤネ「……あっ!?」

    シロコ「……っ!?」

    オートマトン「大丈夫です。ちゃんと流れ弾が当たらない所に隠したので無事ですよ」

    シロコ「ん。ナイス」

    アヤネ「だけど、再び襲撃があるかもしれません。皆さんと合流した方がいいかと」

    先生“そうだね。一旦帰ろうか”

  • 11オートマトン24/08/17(土) 08:28:23

    シロコ「ん……」

    アヤネ「だ、大丈夫です。道具も無事ですし、みなさんが来てからでも」

    アヤネの言葉に納得した素振りを見せるも少し不貞腐れたシロコを見てオートマトンは2人に提案する

    オートマトン「先程痛めつけましたし、呼びに行ってる間は大丈夫でしょう。私とシロコ様はここで釣りをしながら待機しようかと思います」

    先生”でも万が一を考えると……“

    オートマトン「見たところあちらには対水中仕様はいませんでした。いざとなれば潜って逃げようかと」

    シロコ「……ちゃんと逃げる」

    先生”……わかった。危なくなったらちゃんと逃げてね“

    シロコ「!! わかった!」

  • 12オートマトン24/08/17(土) 16:50:46

    ザァーーーーー!!


    シロコ「……ふぅ。とってきたよ。サザエとアワビ……あとワカメもあるよ」


    セリカ「ほ、本当にすごい量……」


    アヤネ「お疲れ様でした先輩。獲ってきてくださったものは、こちらにどうぞ」


    シロコ「うん……ありがとう」


    オートマトン「まさか釣りの後に潜る余裕があるとは、若いっていいですね……」


    ホシノ「ほんとだよね〜」


    セリカ「お、おじさんが2人も……!」


    ノノミ「そういえば私たちが来るまでシロコちゃんと2人で釣りしてたんですよね?どうだったんですか?」


    オートマトン dice1d100=8 (8)

    シロコ dice1d100=24 (24)


    〜20、ノーヒット

    〜40、小魚

    〜70、普通の大きさ

    〜90、大物

    〜100 ???

  • 13オートマトン24/08/17(土) 23:30:20

    ノノミ「それで、どうだったんですか?鍛え上げた執事としての実力は?」

    オートマトン「……くっ」

    アヤネ「し、仕方ないですよ!銃撃戦で魚が逃げたでしょうし。そうですよね、シロコ先輩?」

    シロコ「ん、小さいけど私は釣り上げた。つまり私の勝利」ピース

    アヤネ「シロコ先輩!」

    オートマトン「……勝負はシロコ様の勝ちです。これをバネに精進します」

    セリカ「いや、釣りにそこまで深刻にならなくても」

    ホシノ「あはは、みんな楽しんでるねー」

    先生“(オートマトンがいじられてる……)”

  • 14オートマトン24/08/17(土) 23:31:41

    シロコ「私はもう少し潜るけど、オートマトンも潜る?」


    オートマトン「いえ、調理の準備などもありますのでそろそろ戻りますね」


    アヤネ「お一人で大丈夫ですか?」


    オートマトン「単独なら逃げることは可能ですので」


    そう言って皆と別れ先に戻るオートマトン。しかし、本当は調べたいことがあったのだ


    オートマトン(襲撃してきた者たちの言っていることが正しいならこの島には他に人がいる……もしくは別件に巻き込まれていることになります。地図か契約書を確認した方がいいでしょうか)


    dice1d4=2 (2)


    1、どちらも見つけた

    2、パンフレットを見つけた

    3、契約書を見つけた

    4、どちらもバッグにしまい込んでるようだ

  • 15オートマトン24/08/18(日) 08:17:06

    リゾートに戻ったオートマトンは準備をしながら目当てのものを探す。契約書は大事に保管してあるのか見つけられなかったが、地図の載ってるパンフレットを見つけた。そして、あることに気づく


    オートマトン(我々に利用権があるところ以外にも島がありますね……)


    そう。ここは群島の一つで船やヘリがあればすぐに別の島へと渡れる。もし、他の島もリゾートであるならばリゾート狩りとはこの群島を使った領有権争いとも言えるのだ


    これらの想像にオートマトンが思うことは

    dice1d3=2 (2)


    1、面倒事に巻き込まれそうですし早めに帰宅を促す方がいいですかね?

    2、誰がこの事を仕組んだのでしょうか?

    3、そもそもここは誰の土地なのでしょうか?

  • 16オートマトン24/08/18(日) 08:27:16

    知性(38)=

  • 17オートマトン24/08/18(日) 08:27:48

    知性(38)dice1d100=10 (10)

  • 18オートマトン24/08/18(日) 17:54:27

    ふむ……アビドスのみなさんがせっかく遊びに来れたというのに争い事に巻き込まれるのは不憫ですね。恐らく先生が呼ばれた理由もリフレッシュして欲しいとかでしょうし……できれば私一人で対処したいですね。やはりこの件を仕組んだ者たちを知ることが重要ですね。契約書に書かれていると思われますがダミー会社であったりスケープゴートの可能性もあります。どちらにせよ接触してからだと思われますが——おや、もう帰ってきましたね。何やら疲れている様子ですが?

  • 19オートマトン24/08/18(日) 23:33:38

    ヘルメット団に再び襲撃されて疲れていた皆(シロコ様は元気でしたが)に飲み物を渡したがしばらくすると動力源確保のために制御室に行くらしい


    私はdice1d2=2 (2)


    1、調理の仕込みの為にキッチンに向かう

    2、一緒に向かう(ついでに契約書について聞けるか?)

  • 20オートマトン24/08/19(月) 10:25:40

    制御室

    ノノミ「……誰もいないみたいですね?」

    セリカ「誰かいる方が怖いでしょ……」

    ホシノ「もしかしたらさっきの連中がいるかもしれないし、警戒するに越したことはないよ〜」

    アヤネ「そうですね……」

    シロコ「さっきの連中が先に掌握しているなら、監視システムを利用しない理由はない。だからここは私たちが初めて来たんだと思う。ホコリもかなり積もってるし」

    オートマトン(掃除したいですがうっかり変なボタン触ってしまいそうですね)

    セリカ「これ、本当に電源入るの?」

    アヤネ「ついた!」

    セリカ「なんだ、心配して損した。結構あっさりつくのね」

    ホシノ「電源入れるだけなら、普通押したらつくよ〜」

    セリカ「わ、分かってるわよ!?って、そういう意味じゃなくて!」

  • 21二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 10:49:58

    スレ立て乙です
    つづき待ってました

  • 22二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 11:35:08

    おかえりなさい

  • 23オートマトン24/08/19(月) 18:01:52

    >>21

    >>22

    ありがとうございます。なんかこういうコメントもらうと嬉しいですね

  • 24オートマトン24/08/19(月) 18:03:05

    アヤネ「私もだいぶ驚きました。だいぶ古い設備だから作動しないと思ってたのに……。保管状態が良かったからなんでしょうね……これで……あれ、これは一体?【リゾート防御システム】……?」


    ノノミ「すご〜い!そういうのがあるんですね!警備システムの一端でしょうか?」


    ホシノ「勝手に守ってくれるってことなのかな?うへ、すごいね」


    セリカ「至れり尽くせりじゃない!これで安全に過ごせるわね。アヤネちゃん、早く押しちゃいなさいよ」


    アヤネ「あ、はい……」


    オートマトン dice1d3=2 (2)


    1、(自動ですか……こちらも皆さんのことを気にせず動けるかもしれませんね)

    2、「自動ならヘルメット団を気にせず遊べそうですね」

    3、「2+ところで私たちが敵として認識されませんよね?」

  • 25オートマトン24/08/20(火) 00:28:17

    ブォォォン


    アヤネ「……ついた、んですか?」


    セリカ「何か動き出したみたいね」


    ノノミ「あ、モニターに監視カメラの映像が出てますよ!リゾートが一望できますね〜!」


    ホシノ「これで一件落着だね〜」


    <System Message>

    【リゾート防御システム】、活性化、

    自己監視モード、ニ、入リマス。

    スキャニング……。


    アヤネ「リゾート全体をスキャンしているのでしょうか……。すごい……最先端の技術ですね」


    ホシノ「カイザーにもこういうのあったよね〜」


    アヤネ「もしかしたら、それ以上にすごいシステムかもしれません」


    <System Message>

    ……スキャニングヲ終了シマス。

    リゾート内、許可サレテナイ人員、

    多数、発見サレマシタ。

  • 26オートマトン24/08/20(火) 07:54:36

    ホシノ「おお、なんかすごいね〜。……ってあれ?【許可されてない人員】……?」


    ノノミ「あれ……」


    オートマトン「あー……はい、なるほど」


    <System Message>

    逮捕ノ為、自律防犯機ヲ、投入シマス


    メッセージと共にアラートが鳴り響く


    アヤネ「……ま、待ってください!眠っていた警備ロボットが動き出しました!……かなりの数います!」


    セリカ「なんかあいつら、動きが変じゃない?これじゃあまるで……」


    ノノミ「こちらに向かってるみたい……ですね?」


    ホシノ「あ、そういうやつか〜」


    先生“……やっぱりそういう流れなのね。まあ、私たちも別に許可されてたわけじゃないもんね”

  • 27オートマトン24/08/20(火) 17:01:35

    セリカ「ちょ、ちょっと何言ってるの……!?私たちにはチケットが……許可もらってるんじゃないの……?」


    ノノミ「チケットはありますけど、警備プログラムの認証手続きとかしたわけじゃないですしねぇ……」


    ホシノ「たとえチケットがあったとしても、ここは制御室だしねぇ……宿泊客が来る場所じゃないじゃん?」


    シロコ「……警備ロボットの姿が見え始めた。数十、いや、数百機以上いる!」


    セリカ「ど、どうしよう!?これからどうするの!?」


    アヤネ「お、落ち着いてセリカちゃん。ここは制御室だよ。身元を登録すれば大丈夫だから!」


    ホシノ「問題はアヤネちゃんが登録してる間、あいつらからここを守り抜けるかってところだよね……」


    セリカ「ああもう!ここに来てからこんなんばっか!!やってらんないわよ!」


    ノノミ「……先生?」


    先生“うん。一緒に止めようか。指揮は任せて。オートマトンはアヤネの補佐を“


    オートマトン「かしこまりました」


    貢献度 dice1d100=68 (68)

    (貢献度分本編よりアビドス勢の負担が減ってる)

  • 28オートマトン24/08/21(水) 01:19:55

    セリカ「し、死ぬかと思った、マジで……」

    ノノミ「ギリギリでしたね⭐︎」

    シロコ「アヤネが早く入力してくれたからなんとかなったけど、ちょっとでも遅れてたらもう止まらなくなってたかも」

    アヤネ「あはは……。私だけではなくてオートマトンさんの助けもあったからですよ」

    オートマトン「いえ、アヤネ様の速さには驚かれました」

    ホシノ「……ありがとう、先生。おかげで助かったよ」

    先生”気にしないで“

    アヤネ「防御システムの身元登録も無事終わりましたし、ここからは安全に過ごせ……。あれ?……何か足元に」

    見ると多くのヘルメット団が倒れていた。どうやら警備ロボットたちにやられたようだ

    オートマトン「図らずとも防御システムによる安全性を証明できましたね……」

    ホシノ「……うへ。リゾート防御システムはすごいねぇ」

  • 29オートマトン24/08/21(水) 07:56:12

    ……さて、防御システムを起動させたことでようやく遊びの時間を確保出来るようになった皆さんが海辺へと向かいましたね。私もBBQのための材料を切ったり、デザートの仕込みをすぐに仕上がるようにしたので動けるんですよね
    あの後、余裕ができたのでアヤネ様に契約書を見せてもらいましたが……どうやら危惧してた通り群島全体の使用権と捉えることができるもののようで。他のグループも持っているのでしたらいつ狙われるかわかりません

    まあ、しばらくしたら帰りますので放置してもいいのですが……念の為、仕組んだ者たちの思惑を知っておいた方がいいですかね?

    ……【ロスト・パラダイス・リゾート】の投資及び運営総括は【お祭り運営委員会】ですか……。確か百鬼夜行の部活の一つでしたかね。……調べると【百夜堂 ロスト・パラダイス・リゾート支店】を明日開くようですね

    随分暢気に思えますが、準備中なら今会えるでしょうか?

  • 30オートマトン24/08/21(水) 17:08:55

    『周辺を探索します。御用の際は連絡をお願いします』


    執事として褒められた態度ではないが書き置きを残してオートマトンは百夜堂の支店があるという場所へと向かう。無駄足に終わる可能性もあるが確認はしておきたいのだ


    道中 シークレットダイス dice1d100=65 (65)

    (80以上で???を発見する)

  • 31二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 22:09:30

  • 32オートマトン24/08/21(水) 23:39:11

    特に大きな問題もなくやってこれましたね。それで……ここが百夜堂の支店ですか。やはり準備中となっていますが


    オートマトン「申し訳ありませんが誰かいませんか?」


    オートマトンの声に奥からパタパタと少女が出てくる


    ???「はいはーい!何でしょう?お店はまだ準備中で明日からですが……?」


    ???「シズコ殿、お待ちください!イズナが先に安全を確認します!」


    ???「まさか開店前からお客さんが来るとは……宣伝の効果ですね、社長!」


    ああ、良かった。とりあえず人はいるようなので話は聞けそうですね


    オートマトン「【お祭り運営委員会】の方々ですか?私の名前はオートマトンと言います。【ロスト・パラダイス・リゾート】の契約について聞きたいのですが」


    「「「え?」」」



    好感度(協力関係になるので最低値20とします)


    河和シズコ dice1d100=58 (58)

    里浜ウミカ dice1d100=74 (74)


    久田イズナ dice1d100=20 (20)

  • 33オートマトン24/08/22(木) 07:35:31

    ウミカ「どうぞ」

    出されたお茶を飲む

    オートマトン「! とても美味しいですね(あまりこういった系統のお茶は主様にお出ししてませんでしたが気にいるかもしれません)」

    ウミカ「ありがとうございます♪」

    シズコ「それで……さっきの話は本当ですか?」

    オートマトン「ええ」

    お祭り委員会の委員長であり百夜堂を経営するシズコが懐疑の目でオートマトンを見る。それに対して、オートマトンは懐から契約書を取り出す。視界の隅でイズナという忍者のような格好をした者が警戒するように身構えたのが見えた

    オートマトン(警戒されてますね。こちらは悪いことなど何もしてないのですが……)

    そう思ったが、アビドスやティーパーティーホスト代理を襲った件、そして、この先行うであろう行為を思い出し心の中で苦笑する

    オートマトン(案外鋭い方かもしれませんね)

  • 34オートマトン24/08/22(木) 16:51:29

    シズコ「これ、どういう事!?」


    ウミカ「私たちの持っている権利書と同じ……」


    契約書の見分が終わったシズコは声を荒げ、ウミカも困惑する


    オートマトン(この反応を見ると彼女たちはシロ……それどころか直接の被害者かもしれませんね)

    「お尋ねしたいのですが、この契約はどこで?」


    シズコ「えっと……」


    シズコが言い淀む。契約書について教えてくれたがそれが正しい情報なのか、正しくとも全部を話していい相手なのか確信が持てないからだ


    オートマトン(踏み込みすぎましたかね。最低限の情報は得たのでここで引いてもいいのですが……)


    dice1d2=2 (2)


    1、詳細を聞く

    好感度(58) dice1d100=23 (23)

    2、帰る

  • 35オートマトン24/08/22(木) 22:28:49

    ウミカ「……いいんですか?せっかくなら協力を申し出ても良かったと思いますが……?」

    イズナ「イズナは……イズナは正直わかりません。何やら危ない感じがしましたが……それといった素ぶりは見えませんでした」

    シズコ「どちらにしても明日からの開店を延期するわけにはいきません!明日になれば本当かどうかわかると思いますし。……念の為、襲撃があることも想定して準備しましょう!」

    イズナ「は、はい!」

    ウミカ「わかりました!」



    さて、暗くなる前に帰って夕食や花火の準備をしないといけませんね。遅れるとセリカ様に怒られそうですし。……お祭り運営委員会の方々が黒幕ではないことはわかりましたが、それだけですね。とりあえず、アビドスの皆さんを狙い撃ちしたものではないようなので安心ですがが……。……ホシノ様の依頼もこのバカンスが終わるまでですので、その後、様子を見に行くぐらいはしますか



    戻ったらホシノ様が若干不機嫌そうな顔でいましたが何かあったのでしょうか?

  • 36オートマトン24/08/23(金) 07:58:20

    BBQや花火、デザートを楽しんだ後もはしゃいでいた対策委員会の子たちが疲れから寝静まるとオートマトンは朝ごはんの仕込みを始めた。仕込みをだいたい終えたタイミングで光に釣られたのか先生がやってくる

    先生“お疲れ、オートマトン”

    オートマトン「どうかしましたか?」

    先生“まだ眠れなくてね。せっかくだから色々話さない?”

    オートマトン「……まあ構いませんが、少しお待ちください。最後の工程を終えたら向かいます」

    先生“わかった。じゃあ……涼しそうな砂浜で風に当たってるね”


    オートマトン「——そういうわけで砂浜に来たんですが……困りましたね」

    オートマトンが仕込みを終えて砂浜に向かったが、悩んでいた。その視線の先には先生とノノミが座って何かを話していたのだ

  • 37オートマトン24/08/23(金) 17:01:20

    ここからでは何を話してるのか聞き取れないが何やら邪魔するのが憚れる雰囲気だ


    オートマトン(なんか距離が近いように感じれますが……どうしましょうか?)


    ホシノ「わっ!」


    オートマトン「っ!?ビックリしました。……起きたのですかホシノ様?」


    ホシノ「まあ、そうだね。うへへ、でもやってみるもんだねぇ。オートマトンの珍しい反応が見れたよ。それで?オートマトンは何を見てるのかな〜?


    ……うへ〜、夏の夜は凄いねぇ。おじさん、ノノミちゃんのあんな大胆なとこ見たことないや。……でも帰ったらまた学校のことで頭を悩ませないといけないし、今だけはあのままでいて欲しいかな」


    ホシノが嬉しそうに笑うが、すぐに表情が曇る


    オートマトン「……邪魔するのも悪いですし帰りますか」


    ホシノ「dice1d2=1 (1)


    1、……せっかくだしちょっとおじさんたちも涼んでいかない?……別のとこでさ


    2、うーん……でも何を話してるか気になるから行こうか

  • 38オートマトン24/08/24(土) 01:22:28

    ホシノはオートマトンを誘って先生たちとは別の場所を歩く。月明かりの反射する海は幻想的なものでキヴォトスでの喧騒さを忘れさせる。オートマトンの前を歩くホシノはその光景に心を奪われるも、それは一瞬だけですぐに切り替える。オートマトンには聞きたいことがあったのだ

    ホシノ「オートマトンは夕食までどこに出かけてたのかな?いやさ、ちょっと気になってね」

    防御システムを起動してようやく遊ぶ時間を手に入れた。だが、遊んでいてオートマトンが現れないことに気付いた。生真面目に準備をしているのかと様子を見に行くと、そこに姿はなく書き置きだけがあった。その書き置きを見た時、ホシノの心がざわついた。彼女の脳裏にある人物のことが浮かんだから。別に連絡もついたのだから問題視する必要はない、ホシノの頭はそう理解しているものの抱いた焦燥感につい尋ねたくなったのだ

    オートマトン「はあ、今回のリゾート狩りの件で権利書に書かれていた最終権利者であるお祭り運営委員会に会ってきました。あっ、彼女たちは今回の件の黒幕ではなかったのとアビドスを狙ったものではなさそうかなと」

    ホシノ「う、うん……?」

    てっきり「散策してただけです」と言うと想定したホシノは急に出てきた情報に困惑する

    ホシノ「ご、ごめん……、もう一回言ってくれないかな?」

    オートマトン「はあ、今回のリゾート狩りの件で権利書に書かれていた最終権利者であるお祭り運営委員会に会ってきました。あっ、彼女たちは今回の件の黒幕ではなかったのとアビドスを狙ったものではなさそうかなと」

    ホシノ「え、どういうこと!?」

  • 39二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 09:29:04

    保守

  • 40オートマトン24/08/24(土) 15:15:51

    ホシノ「……うん。話はだいたいわかったよ」

    ホシノが呆れるようにため息をつく

    ホシノ「でも、勝手に1人で危険なマネはしないで欲しいかな」

    オートマトン「ホシノ様もやりますよね?」

    ホシノ「うあ〜!?急に刺してくるじゃん!?」

    そりゃおじさんだって、とか、でも今回の件は、などごにょごにょしていたホシノだが次第に落ち着いていく。そして、オートマトンを見てはっきりと言う

    ホシノ「……勝手だけどさ……気付いたらオートマトンがいないの……私は嫌かな」

    建前などない、正直な気持ちだった

    オートマトン「……黙って動いて申し訳ありませんでした」

    ホシノ「ん……。ま、まあ、確かにおじさんも勝手にやってみんなを困らせたからさ。経験者としてと言うか……」

    オートマトン「……では悩みがあったらまず相談、ということにしますか、お互いに」

    ホシノ「——そうだね。そうしよっか」

  • 41オートマトン24/08/25(日) 00:30:41

    しばらく他愛のない話をしていた2人。ふと、ホシノはあることが気になった

    ホシノ「そういや、わざわざ隠れて動いていた割には簡単に話してくれたね」

    オートマトン「まぁ、短い期間とはいえ、主人ですからね。今回の件で知りたいと言われたら正直に話しますよ。それにその事で余計な心配をかけさせてしまったとあれば」

    ホシノの頭に疑問符が浮かぶ

    ホシノ「もしかして、今回隠れて動いたのって……」

    オートマトン「はい、主様が些事を気にせずバカンスを楽しめるように、と思ったのですがまだまだですね」

    ホシノ「ずっと仕事としてやってたって事?」

    オートマトン「? まあ……はい」

    ホシノ「ん〜、そっか、そうなんだ……ヤッパチャントサソエバヨカッタカナ?」

    オートマトン「あの……ホシノ様……?」

    ホシノ「……わかった。オートマトンに命令するよ。『明日まで仕事のことを考えなくていい』」

  • 42オートマトン24/08/25(日) 08:22:30

    オートマトン「……それは」

    ホシノ「おじさんも反省しないとね。オートマトンも気付いてるけど先生を誘ったのはリフレッシュして欲しかったから。……それと」

    ホシノがオートマトンの裾を掴む

    ホシノ「オートマトンを呼んだのは……その……ワタシガイッショニ…アソビタカッタカラデ……」

    オートマトン「(聞き取れない……)わかりました。では、しばらく仕事のことは考えないでおきましょう。……喋り方はこのままでいいですよね?何をすればいいですかね?」

    ホシノ「……」

    オートマトン「……。……ラーメン作り?」

    ホシノ「……えっ?」


    なんやかんや夜が明ける

  • 43オートマトン24/08/25(日) 15:11:55

    朝ごはんの準備をする。皆が起きてくるなか先生とノノミ様の姿が見当たらなかったが、見つけたシロコ様が言うにはノノミ様が膝枕をして先生を寝かしつけていたようだった。ノノミ様曰くたくさんお喋りしたためまだ眠っているらしい

    その話にセリカ様が食いつき騒がしい朝食となった


    ヘリの修理の話になったが、先生を起こすのは悪いという話になってdice1d2=2 (2) (1、ノノミ 2、ホシノ)が先生の護衛をする事になった


    それから時間がたって私は dice1d3=1 (1)


    1、掃除などの作業

    2、アヤネ達とヘリの修理

    3、先生の様子を見に

  • 44二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 22:28:26

    早めの保守

  • 45オートマトン24/08/26(月) 07:27:29

    異変を知らせたのは警備システムのアラームだった


    SYSTEM

    <リゾート警備システムノ活性化、地域内ニ、許可サレテナイ、武装船舶ノ、動キヲ感知シマシタ。オ客様、ハ、速ヤカニ、屋内ニ避難シテ、クダサイ。繰リ返シマス、速ヤカニ、屋内ニ避難シテ、クダサイ>


    オートマトン「敵襲!?」


    それも武装船舶ということは海から来ているということは——


    オートマトン(ホシノ様と先生が危ない?しかし何をすれば?)


    dice1d3=3 (3)


    1、先生のもとへ向かう

    2、ヘリの修理をしている他の者たちと合流

    3、制御室で状況把握する

  • 46オートマトン24/08/26(月) 16:39:50

    単独で先生たちのもとへと向かっても武装船舶に太刀打ちできるとは思えない。そして、今、自分は単独で屋内という安全圏であり、制御室に最も近いのは自分だ。制御室のカメラ映像で状況を把握するのが最善だろう。そう思い制御室へと向かうオートマトン


    制御室

    オートマトン「あれは……ホバークラフト!?それに乗っているのは……狐坂ワカモ!」

    カメラの映像から判明した敵の姿に驚く。昨日3度目の襲撃があり、そこでワカモがこちらを先生を攫った誘拐犯だと思っているらしい

    オートマトン(勝手すぎませんか……!?)

    恐らく彼女の狙いは先生だろうが、このようなものを隠し持っていたとは思わなかった。リゾートの防御システムは作動しているがこのままでは突破されるだろう
    思いつくのは先生たちを屋内に引っ込ませてロボによる迎撃だが……

  • 47オートマトン24/08/26(月) 16:40:18

    オートマトン(いや、外からミサイルを撃たれ続ける事になるから危険か)

    どうすべきか、そんなオートマトンに通信が届く

    アヤネ『オートマトンさん!今どちらにいますか?』

    オートマトン「……アヤネ様?こちらは制御室にいますが?敵はホバークラフトを使用しております」

    アヤネ「はい、こちらも海辺で確認しました。それで相手の大型機に対してこちらも大型機を使いたいと思います」

    オートマトン「! なるほど……、ヘリの修理はあらかた済んでいるとの事でしたね。かしこまりました。先に弾薬の確認とヘリを温めて起きます」

    アヤネ「お願いします!」

  • 48二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 23:28:01

    保守

  • 49二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 23:37:35

    このレスは削除されています

  • 50二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 23:38:34

    このレスは削除されています

  • 51オートマトン24/08/26(月) 23:43:14

    その後、準備を終えたオートマトンはやってきたシロコたちを見送り、制御室で状況の推移を確認。念の為を考え施設内に使える他のシステムがないかを探していたが、ホバークラフトからの攻撃が止んでいたことに気付き、作業の手を止めた


    先生の荷物をヘリへと積み込む。既に夕方だったが、なんとか先生の帰る時間までに準備を終える。後ろでは何やら小っ恥ずかしいやり取りをやっていたので関わらないように作業に集中してるフリをした

    セリカ「ああもう!じゃあこれで終わり!終わりだから!」

    先生“うん、じゃあ先に帰るね”

    どうやら終わったようだ。先生と入れ替わるようにヘリから降りる

    先生“オートマトンもこの夏は楽しかった?”

    オートマトン「帰ったら溜まっている書類に頭を悩ませることとかはないので心置きなく楽しめました」

    先生“あ、あはは……”

    そんなやり取りのあと、先生を乗せたヘリが飛んでいくのを見届ける

  • 52オートマトン24/08/26(月) 23:43:56

    ホシノ「さてと、おじさんたちは、リゾートに戻って荷物をまとめますか〜」

    セリカ「はぁ……帰ったら早くバイト入らなきゃ。お休みもあとちょっとだし……」

    ノノミ「ん〜!ゆっくりお風呂につかりたいですね」

    皆が帰る中、オートマトンはいらなくなった権利書を広げる

    オートマトン(今日見に行くはずが想定外の襲撃で遅くなりましたね。仕方ありませんが、明日アビドスの皆さんを見届けてから向かいますか)

    そう思い、夜を過ごしたオートマトン。そして、朝になり


    ホシノ「……それじゃあ、百夜堂ってところに向かおっか」

    「「「おーーー!」」」

    オートマトンの頭に疑問符が浮かんだ

    アビドスリゾート 完

  • 53オートマトン24/08/27(火) 07:58:47

    好感度上昇


    ホシノ(98) dice1d3=1 (1)

    シロコ(78) dice1d3=2 (2)

    ノノミ(6) dice1d3=2 (2)

    セリカ(19) dice1d3=3 (3)

    アヤネ(54) dice1d3=2 (2)

  • 54二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 11:40:53

    保守

  • 55オートマトン24/08/27(火) 18:19:56

    リザルト

    ホシノ 98→99
    シロコ 78→80
    ノノミ 6→8
    セリカ 19→23
    アヤネ 54→56

  • 56オートマトン24/08/27(火) 18:21:46

    百夜堂 海の家

    ダンッ、ダンッ、ドゴォン

    朝から鳴り響く銃声。その騒ぎはとある店を中心に起こっていた

    チンピラA「あいつらだ!今回のことを仕組んだ奴らは!」

    チンピラB「あいつらの持ってる権利書を奪えば全部私たちのもんだ!」

    チンピラA「気を付けろ。昨日から堂々と店を出してるらしいぞ、……って!?」

    銃撃の隙間を縫って1人の少女が駆ける

    イズナ「店の前での狼藉はこのイズナが許しません!」

    ダダダダダダッ

    チンピラA「ぎゃあっ!?」

    チンピラB「やれっ、やれっ!数はこっちが上だ!」

    シズコ「ぎゃーっ!?み、店がー!?」

    ウミカ「社長!伏せてください!」

    イズナ「うう……数が多くてカバーしきれませ——しまっ!?」

  • 57オートマトン24/08/27(火) 18:22:28

    数人がイズナを抜き、店へと迫る

    ウミカ「来ました!」

    シズコ「——っ」

    「ヒャハハ、かくぶぇっ!?」
    「な、なに——うぎゃっ!?」

    シズコ「へ?え?」

    「くそっ、撤退、撤退!」

    突如として現れた集団が迫り来る不良から店を守った。シズコはお礼を言おうと集団を見る。その姿は顔を目出し帽で隠し額のところには番号が振られている水着を着た集団だった

    シズコ「へ、変質者だー!?」

  • 58オートマトン24/08/27(火) 23:41:38

    セリカ「誰が変質者よ!」

    シズコ「いやいや水着の格好で覆面なんてどう見ても変質者じゃないですか!」

    セリカ「何よ!助けに来てあげたっていうのに!」

    シズコ「ですから……助け?」

    オートマトン「ああ、終わりましたか?」

    ウミカ「あれ?オートマトンさん?」

    オートマトン「どうも、様子を見に来ました。彼女たちが今回の騒動に巻き込まれた生徒たちで、あなた方に協力してくださる方々です」

    シズコ「ええ……。あの怪しい人たちが?」

    セリカ「だから!」

    オートマトン「……まあ、傍目から見て怪しいですよね」

    ホシノ「……うへ」

    ノノミ「……とりあえず、お互いちゃんと自己紹介しましょうか」

  • 59オートマトン24/08/28(水) 08:11:31

    保守

  • 60オートマトン24/08/28(水) 18:29:43

    シズコ「え〜、ではアビドスの皆さんは騒動に巻き込まれた責任を責任者に取らせるために私たちと協力したいということでいいですか?」

    セリカ「初めっからそう言ってるでしょ!」

    ノノミ「セリカちゃん、落ち着いてください。権利書に書いてある通りなら今回の責任者はあなた達お祭り運営委員会ってことになりますけど……」

    ウミカ「しませんよ!お祭りは大好きですけどこんなやり方なんて!」

    ホシノ「まっ、事前に聞いてたからそんな疑いは持ってないから安心していいよ」

    イズナ「オートマトン殿…」

    オートマトン「何でしょう?」

    イズナ「申し訳ありません、オートマトン殿は親切心で話をしてくれたのにイズナは勝手に怪しいと思って信じていませんでした」

    オートマトン「いえ、それは……」

    セリカ「謝らなくていいわよ。そいつ実際に悪いやつだし」

    イズナ「ええ!?」

    ノノミ「まあ一応?……所属の違い?みたいなものを考慮に入れてもいい……とは思いますけど……」

    オートマトン「ご配慮ありがとうございます」

  • 61オートマトン24/08/29(木) 00:22:55

    イズコ「よく一緒にいられるわね……」

    シロコ「もう終わったことだから」

    ウミカ「昨日の敵は今日の友ってやつですか!お祭りを通じて仲良くなりますからね!ところでその覆面ってお祭り用品か何かですか?それとも、アビドスにしかない独自の文化とか!?ゲヘナでは仮面をつけて参加するお祭りがあるらしいですが、アビドスは覆面なんですね!実にユニークです……ね、社長?」

    シズコ「だから、何度も言ってるけど私は委員長!社長じゃないわよ!」

    このままでは話が進まないと判断したオートマトンが切り出す

    オートマトン「……それで、差し支えなければあなた方が契約した会社を聞いても?」

    シズコ「うっ……それは……はあ、これ以上厄介事を放置するわけにはいかないか。『オクトパスバンク』ってところで買ったわ」

  • 62オートマトン24/08/29(木) 07:53:24

    ホシノ「ちょっと待って——今、オクトパスバンクって言った?」


    シズコ「えっ?う、うん……」


    アビドス側の空気が重くなる


    ホシノ「あー、そっかぁ……だとすると、そう簡単に事は進まないと思う」


    イズナ「ど、どういう意味ですか?」


    ノノミ「実は、そのオクトパスバンクという社名は……『カイザーローン』のダミー会社の一つです」


    シロコ「うん。そうなると契約書自体がお遊びみたいなもの。そして、ここで起きている事件の背後にはカイザーコーポレーションがいる」


    セリカ「あいつら全っ然手口が変わってないじゃん!私ら、カイザーに何度も騙されたんだよ!」


    ノノミ「まさか、こんなところで出くわすなんて……」


    ホシノ「なるほどねぇ……そっか、あいつらが……」


    オートマトン(『オクトパスバンク』……いえ、カイザーコーポレーションですか……そういえば)


    事務(99) dice1d100=59 (59)

  • 63オートマトン24/08/29(木) 17:12:04

    〜〜〜

    黒服のオフィス

    オートマトン『アリウスへの支援に必要と思われる内容は以上となります』

    黒服『……いいでしょう。信頼関係を結ぶための必要経費としては安い方ですね』

    オートマトン『ありがとうございます。いい報告ができるよう頑張ります』

    支援の中身について黒服に許可をとりにきたオートマトンは報告後、黒服から書類の整理を任される。護衛兼雑用としてつけた社員達による整理整頓がなされているが、細かいところを見落としているので手直しをする。その最中、とある書類の中の顔写真に懐かしさを覚えた

    オートマトン『PMC理事ですか……捕まったという報告は聞いてませんね』

    黒服『元理事ですよ。彼は今はオクトパスバンクで働いているらしいですね』

    オートマトン『……そこはダミー会社ではありませんでしたか?』

    黒服『さて?カイザー社の方針にまで口を出すつもりはありませんからね』

    〜〜〜

    オートマトン(もしやあの方が関与してるのでは?……まあ、推測したところで意味などありませんが。それより気になるのはオクトパスバンクに土地を売る権利がないなら果たしてここは誰の土地なんでしょう?)

  • 64オートマトン24/08/29(木) 20:11:46

    オートマトン「さて、契約破棄と資金の回収は難しそうとして……当事者である社長……いえ、委員長としてどういった指針で動きますか?」


    シズコ「……」


    dice1d2=2 (2)


    1、シズコの決意

    2、ヘリの音

  • 65オートマトン24/08/30(金) 00:04:13

    シズコ「……私は——」

    シロコ「待って、何かが近付いて来る」

    シロコの言葉に皆が隠れて様子を窺う。するとヘリの音が聞こえてきた

    イズナ「そんな!?あの人たちあんな物まで隠し持っていたのですか!?」

    ホシノ「いや、あれは……もしかして?」

    ヘリは百夜堂海の家の近くに止まる。そして、そこから現れたのは……

    シズコ「せ、先生!?」

    イズナ「主殿!?」

    “やあ、久しぶりだね……ってあれ?なんでアビドスのみんながいるの?“

    オートマトン「……随分と早い再開ですね」

    チセ「なんかいっぱいいる〜」

    ミモリ「ええと……初めまして?」

    ノノミ「はい、初めまして。これは随分と賑やかになりましたね⭐︎」

    シャーレの先生が百鬼夜行の生徒を連れてやって来たのだった

  • 66オートマトン24/08/30(金) 00:04:53

    好感度(協力関係なので最低値20)


    和楽チセ dice1d100=94 (94)

    水羽ミモリ dice1d100=7 (7)


    朝比奈フィーナ dice1d100=74 (74)


    補正なし


    天地ニヤ dice1d100=4 (4)

  • 67オートマトン24/08/30(金) 00:07:08

    何故だ?何故トップ層から嫌われるんだ?

  • 68オートマトン24/08/30(金) 09:30:21

    ニヤ『なるほどなるほど……既にシズコさんは話を把握しているようですね。いやぁ〜、話が早くて助かりますよ。ではひとまず学院に帰ってきてください』

    シズコ「……えっ?」

    ニヤ『外部戦力がお祭り運営委員会を狙ったということは、百鬼夜行連合学院への攻撃に他なりません。ですので、ここからは私たち陰陽部が引き継ぎます。向こうが汚い手を使うのなら、こちらも相応の対応をするまで』

    オートマトン(まあ、それが一番かと思いますが)

    ニヤ『というわけで、そちらはすぐにでも帰還を——』

    シズコ「それはできない」

    ニヤ『……はい?……どういうことですか?』

    シズコ「たしかに、ここを離れたら問題は回避できるかもしれない」

    ニヤ『ええ。ですから、まずは帰還し、状況を整理してから次の手を——』

    シズコ「でも、それじゃあ何も解決しないのよ。もちろん、ニヤの言ってることも分かってるつもり。
    でも、学院に帰った所で契約書に百鬼夜行の名前が残っている限り、どんどん百鬼夜行の名前が……ブランド価値が下がってしまう」

    先生“それはかなり深刻だね……”

  • 69オートマトン24/08/30(金) 09:32:24

    シズコ「そうなんです!この件は学院はもちろんの事、百鬼夜行の観光事業に対する信頼にも直結する問題なんです!
    だから、このまま黙って引き下がるわけにはいきません。私が直接解決します!」

    オートマトン(この局面であそこまで言い切るとは……思った以上に強いお方なのですね、河和様は)

    オートマトンはシズコのハッキリとした言葉に心の中で称賛を送る

    ニヤ『つまり……ブランド価値が下がるのが嫌だから意地を張る、ということですか?』

    シズコ「そ、その言い方はないでしょ!」

    ニヤ『やれやれ、理解できませんねぇ。なんでそんなに苦労して回りくどいことを……』

    シズコ「それは、私がそうしたいからよ。それに、ブランド価値以外にも理由があるというか……。と、とにかく!そういうことなの!
    もちろん、今回の件はあくまで私のミスで起きたことだから——私一人で対処するわ。だから、みんなは何も心配しないで……」

    先生“私たちも手伝うよ”

  • 70オートマトン24/08/30(金) 09:32:48

    シズコ「えっ……?いや、先生の手を借りなくても……」

    ミモリ「何を言ってるんですか、シズコちゃん。私たちはシズコちゃんを手伝うためにここに来たんですよ」

    チセ「そうだよ〜部長はケチだから、代わりに手伝ってあげる」

    ニヤ『ちょっ、チセ!?』

    ウミカ「みなさん……!」

    イズナ「もちろん、イズナもお手伝いしますよ!主殿が一緒なら、百人力です!」

    ニヤ『……一応聞きますけど、何か策はあるんです?』

    シズコ「彼女たちの話から、オクトパスバンクを問い詰めても無駄ってことは分かった。でも……ここで泣き寝入りしても【リゾート狩り】が続くだけ……。なら、発想を逆転させればいいのよ!」

    ウミカ「発想を逆転、ですか……?」

    シズコ「やることは単純明快。私たちが直接【リゾート狩り】を乗っ取るだけよ!」

  • 71二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 16:36:21

    このレスは削除されています

  • 72オートマトン24/08/30(金) 16:36:58

    先にルート分岐 dice1d2=1 (1)


    1、百鬼夜行組

    2、アビドス組

  • 73オートマトン24/08/30(金) 22:42:15

    『リゾート狩り』を乗っ取る!
    シズコの発言後、作戦を決める前に各々準備をする時間を取ることになった。河和様に許可をいただき、里浜様の協力で空いた時間に簡単な弁当を用意しておく

    イズナ「あーーーーるじどのぉぉぉお!!」

    騒がしくなってきた。どうやら準備を終えた生徒たちが水着姿を先生に見せに行ってるらしい。ふと気付くと水着を着た少女がこちらを見ていた。確か彼女は——

    オートマトン「和楽様……でしたか?」

    チセ「チセでいいよ」

    ……なんだかのんびりとした雰囲気の少女だ

    チセ「それ、お弁当?」

    オートマトン「ええ、とりあえず軽めのを人数分。どうぞ、お口に合うとよろしいのですが……」

    チセ「ありがとう。……そうだ、水着に着替えたけど……これで水の上を走れる?」

    オートマトン「……走るには別の努力が必要かと」

    チセ「そうなの?」

    オートマトン(変わったお方ですね……)

  • 74オートマトン24/08/31(土) 08:04:08

    ニヤの調査により現在、【ロスト・パラダイス・リゾート】で活動しているグループがわかった。アビドスとお祭り運営委員会を除いて5つ、アビドスの戦ったヘルメット団、【幻の泉脈を探す硫黄の鉱夫たち】、【敗者を破滅に導く白い耳の怪物たち】、【全てに代価を要求する玄武の使者たち】、【片っ端から喧嘩を売って回るヘルメット団】だ

    そして、シズコの判断により2つのチームに分かれることになった。しかし、ここで問題が起きる
    人数から考えると生徒5人と大人1人のチームになるのだ。そして、先生は百鬼夜行連合学院からの依頼で来た。なら自然とチーム分けは決まる、と思っていたが

    チセ「オートマトンさんはこっちがいいな〜」

    ホシノ「!?」

    イズナ「えっ!?」

    まさかのチセからの指名が入ったのだ。真っ先に声をあげたのはニヤだった

    ニヤ『ちょ、ちょっとチセ!?なんでそこのオートマタ……ごほん。オートマトンという者をわざわざ?』

    チセ「ん〜?」

    ニヤ『先生には陰陽部として正式に依頼を出していますから。(その者は怪しいですし)先生に同行をしてもらう方がいいかと』

    チセ「決めるのはタヌキさんだよ?」

    シズコ「えっ、ここで私ですか?」

    ミモリ「ええと…確かにニヤさんからサポートを任されましたが、今回の作戦のリーダーはシズコちゃんかと」

    シズコ「むむむっ!……わかりました。では先に協力を申し込んだオートマトンさんにこちらのチームに入ってもらいます。……すみません、先生」

    先生“ううん、頑張ろう。オートマトンもシズコたちをよろしくね”

    オートマトン「かしこまりました。精一杯努めさせていただきます」

  • 75オートマトン24/08/31(土) 16:24:56

    シズコの指示により一番近いグループ、【幻の泉脈を探す硫黄の鉱夫たち】の拠点へと向かうことになった百鬼夜行組。リゾートがある場所に近づいたが

    ミモリ「それらしいものは、全く見当たりませんね」

    イズナ「イズナの目にもただの砂浜にしか見えません!」

    ウミカ「う〜ん、ひょっとして私たち、入口を見つけられていないとかなのでしょうか?」

    チセ「……?音が聞こえる」

    チセの気付きで音の方へと向かうことにした一行。音は密林の中で聞こえており、辺り一面を土で掘ったり、色々壊したりしていた。不思議に思っていると

    ???「おい!お前たちは誰だ!なんで正門から入ってこなかった!?」

    シズコ「!?」

    ???「よくわからないが、とにかく怪しい奴らを見つけた!全員集合ぉー!!」

    シズコ「えっ?ちょ、ちょっと!?」

    現れた作業服を着た者たちに囲まれてしまった

  • 76オートマトン24/08/31(土) 16:27:19

    「なんだ、水着を着ているということは……客か?」
    「だが、客というには……」

    オートマトン「(ヘルメットに描かれたマーク……あれは)……もしかしてゲヘナの温泉開発部の方々ですか?」

    メグ「ん?そだよ」

    火炎放射器を持った少女が答える

    ミモリ「あっ、なるほど!だから【硫黄の鉱夫たち】なんですね」

    メグ「そうそう!私たちが、この【ロスト・パラダイス・リゾート】で【幻の泉脈を探す硫黄の鉱夫たち】という——
    とーっても素敵な名前で呼ばれてる温泉開発部だよ!まぁ、私が名乗り出したんだけどね!ネーミングセンス良いでしょ?」

    シズコ「自称かい!?」

    メグ「そだよ♪ところであなたたちはどうしてここに?もしかして迷子になっちゃった?」

    シズコ「それはむしろこっちの台詞よ。こんな密林のど真ん中で、一体何をしてるの?
    違法リゾート事業、とは何か違うみたいだし……」

    カスミ「その質問は実に愚かだな!」

    メグ「あっ、カスミ部長!」

    奥から白衣を着崩した少女が現れる

  • 77二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 22:33:18

    このレスは削除されています

  • 78二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 00:05:02

    このレスは削除されています

  • 79オートマトン24/09/01(日) 00:07:28

    カスミ「そこに温泉があるから我々がいる!いや、たとえ温泉がなくても我々がいる!
    とにかく何でも掘り出して温泉にしてしまえば良い!だから、我々がいるのだ!」

    ウミカ「わぁ〜!素敵ですね!まるでお祭りみたいです!」

    シズコ「そこ、感心するところ!?そんなの、ただの無鉄砲じゃん!」

    オートマトン「……もしかして、あなた方はリゾートのために温泉を掘っているのですか?」

    カスミ「そうとも!我らが誇る深海温泉リゾートの為にな!」

    オートマトン(深海……?)

    ミモリ「こんな密林の中で……ですか?」

    カスミ「たしかに密林ではあるが、同時に海辺に隣接した場所でもある。そしてこの地底には——そう!海底火山を刺激し、この沖合の海洋深層水を温泉と化す秘蔵の地脈がある!私の嗅覚がそう告げているのだ!
    故に我々はそれを掘り、温泉にする!
    フッフッフ。いいか、海洋深層水の温泉はすごいんだぞ?私の推測によると、その効能だけでも約365種類は超える!
    その中でも特に主な効能を挙げると、体力推進、成績向上、家内安全、さらには超常的な忍術の会得さえもある!」

    イズナ「す、すごいです!海洋深層水にそのような効果があるとは……イズナ、初めて知りました!」

    オートマトン(温泉の知識はわかりませんが効能が嘘っぽいですし、本人が推測と言ってますね……。しかし、温泉にかける情熱は本物のようですね。ということは、もしかすると……?)

  • 80オートマトン24/09/01(日) 00:08:46

    シズコ「いやいやいや、そんなわけないでしょ!っていうか、こんなめちゃくちゃな子たちが本当に群島で一番の勢力なの?」

    カスミ「ああ、それなら事実だ」

    メグ「我たちが温泉開発頑張ってる間に、いろんな人が契約書とリゾート地を狙ってやってきたんだよ〜」

    カスミ「無論、その度に我が温泉開発部の名のもとに撃退してやったがな。アレは実に波瀾万丈だったよ。今こき使っている者たちは、その際に得た戦利品といったところさ」

    メグ「人手は増えるし、新しく温泉開発に参加できた子も幸せ!つまり、一石二鳥ってこと!ほんと、カスミ部長は天才だよー!」

    カスミ「ハーハッハッハッハ!何人たりとも、我々の海洋深層水に向けられた情熱を止められはしない!
    ところで、君たちは一体何用だ?我が温泉リゾートの客には見えんが。まさか【リゾート狩り】か?」

    シズコ「あなたたちも——!?」

    シズコが口を開いた時、オートマトンがそれを制止するように前に出る

    オートマトン「いくつか質問をしてもよろしいでしょうか?」

    カスミ「ふむ?」

  • 81オートマトン24/09/01(日) 08:16:56

    好感度


    鬼怒川カスミ dice1d100=59 (59)

    下倉メグ dice1d100=73 (73)


    温泉開発部部員 dice1d100=73 (73)

  • 82オートマトン24/09/01(日) 16:39:57

    オートマトン「初めにご挨拶を、私はオートマトンと言います。現在、【ロスト・パラダイス・リゾート】をオクトパスバンクと契約したお祭り運営委員会に付き添って違法にばら撒かれた契約書の回収を行なっているところですが……まずは同じ契約書で間違いないでしょうか?」

    カスミ「ああ、一緒だな」

    オートマトン「ありがとうございます。次に、この契約書をどのようにして手に入れられたのでしょうか?」

    メグ「ネットで安く売ってたから、これなら温泉開発できると思って買っちゃった!」

    オートマトン「(【ネットで買った】、【温泉開発できる】)……なるほど、あなた方にとっては正式に買ったものであると。しかし、随分と大掛かりな作業ですがだいぶお金をかけたのですか?」

    メグ「うん!駐車場とか休憩施設とか宿泊施設とか、そういうのもう作っちゃってるよ!まあ、肝心の温泉だけがまだなんだけどね!」

    オートマトン「わかりました……シズコ様」

    シズコ「何となくあなたがやりたい事はわかったわ。つまり……温泉開発部とコラボ運営をしたいって事でしょ?」

  • 83オートマトン24/09/01(日) 16:42:46

    オートマトン「はい。群島の全てをお祭り運営委員会だけでカバー出来るとは思えません。それならばいっその事リゾートを運営することを許可して共に盛り上げていくのはどうかと。幸い彼女たちは温泉にかける思いは本気のようですので」


    シズコ「コラボ運営……ありだと思う。でも、リゾートの利権周りはどうするの?向こうだって正当性を主張するんじゃ……」


    オートマトン「そこは交渉次第だと思いますが……考えはあります」


    交渉(76) dice1d100=7 (7)


    カスミ(59) dice1d100=66 (66)

    メグ(73) dice1d100=76 (76)


    チセ「……ん〜?」

  • 84オートマトン24/09/01(日) 23:14:33

    オートマトン「———そういうわけで、あなた方と手を組みたいのですが……」

    カスミ「フゥム……協力関係か」

    メグ「楽しそう〜♪」

    オートマトン「(これはいけますか?)見たところあなた方は温泉開発に力を入れている様子。経営のやり方や資金に不安があったら、こちらも協力は出来ると思います。いかがでしょうか?」

    カスミ「……断る!」

    シズコ「えっ!?何でよ!?」

    カスミ「なるほど……君の提案は確かに魅力的だ。しかし!ぬるい!」

    オートマトン「ぬ、ぬるい……?」

    カスミ「温泉のように熱くたぎる情熱を感じない!」

    メグ「でも、ぬるい温泉もいいよー」

    カスミ「確かに!ぬるい温泉もいいな!」

    シズコ「じゃあ構わないでしょ!?」

    カスミ「……とにかく提案は断らせてもらおう。そして、君たちを我々の部下にしてあげようではないか!温泉開発の人手としてな!」

  • 85オートマトン24/09/02(月) 08:06:12

    保守

  • 86二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 13:55:32

    保守

  • 87オートマトン24/09/02(月) 18:06:24

    ミモリ「それが目的ですか……!」

    イズナ「皆さん、イズナの後ろへ……!」

    メグ「よーっし!それじゃあ——」

    チセ「ねー、オートマトン。……あそこ」

    オートマトン(ぬるい……)あちらに何かありましたか?」

    チセ「……温泉?」

    カスミ「え?」

    オートマトン「……イズナ様、爆薬をお持ちですか?」

    イズナ「はい!イズナにお任せを!……あそこですね!イズナ流忍術……渾身の術!手裏剣!えーいっ!」

    オートマトン(忍術……?)

    イズナがチセの指し示した地点に手榴弾を投げ、爆発が起こる

    メグ「うわあっ!?えっ、なになに!?ビックリしたー!」

    カスミ「急に何を投げるかと思えば……というか、今のは手榴弾か?なかなか素敵なものを持ってるじゃ——」

    カスミの言葉を遮るように異変が起こる。爆発の起きた場所から湯が溢れ出したのだ

  • 88二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 22:05:38

    ⭐︎

  • 89オートマトン24/09/03(火) 07:49:45

    ミモリ「あら、これは……」

    シズコ「まさか、イズナの攻撃で……」

    メグ「お……おお……お……」

    カスミ「温泉だー!!」

    メグ「あっ、カスミ部長!私のセリフ取らないで〜!」

    カスミ「そんなのはどうでもいい!早く部員に準備をさせろ!」

    シズコ「えっ?えっ?」

    オートマトン「手伝いますよ」

    シズコ「手伝うのっ!?」

    カスミ「おお、助かるではないか!……よし、総員わかっているな!温泉が湧き上がっているぞ!」

    メグ「ではでは〜、温泉開発部プラスα、一同!よ〜い!ドン!」

    そしてあっという間にその場所を基点としてリゾートが出来上がる

  • 90二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 08:19:52

    マエストロ印の芸術と技術があれば素晴らしいリゾート地が完成するだろうね

  • 91オートマトン24/09/03(火) 17:28:57

    シズコ「うそ……あっという間に温泉郷ができちゃった……!」

    ミモリ「これは、すごいですね……」

    カスミ「いやぁ〜素晴らしい!いいね!気に入った!まぁ、私が求めていた深海温泉とは多少異なるが——とはいえ、先程の見事な一発のおかげでなかなか質のいい温泉が出来上がった!
    しかし、一体どうやって探り当てたんだ?すごいスキルじゃないか。そこの青髪のお嬢さんと、キツネ耳のお嬢さん。どうだ?我が温泉開発部に入らないか?温泉ライフはいいぞー」

    チセ「……?」

    イズナ「すみません!イズナはすでに忍術研究部の部員ですので!」

    カスミ「そうか……それは残念だ。……さあ、みんな、仕上げに戻るぞ〜!」

    シズコ「待って!話はまだ終わってないでしょ!契約については!?」

    カスミ「ああ、受けようじゃないか。何ならそちらを雇用主として我々が傘下に入ろう」

    シズコ「そんなあっさり!?」

    カスミがオートマトンの方を向く

    カスミ「我々が海洋深層水の温泉を見つけるよりも先に、そちらが温泉を見つけてしまったわけだし。何より、温泉を引き当てた者たちに悪いやつはいない。……それと先程の発言を詫びよう。君の内装、実に素晴らしい!我らが温泉宿にふさわしいデザインだった」

    オートマトン「……ありがとうございます」

    シズコ「ちょっと納得いかないけど……でもいいわ、次に行きましょ」

  • 92オートマトン24/09/03(火) 22:31:20

    ひと段落ついたところで先生と連絡をとることにしたオートマトンたち


    先生『“やあ、そっちの調子はどうだい?”』


    オートマトン「こちらは【幻の泉脈を探す硫黄の鉱夫たち】を名乗るゲヘナ温泉開発部と一応フランチャイズ契約の形で話しが進みました」


    イズナ「主殿ーーー!イズナも活躍しました!褒めてください!」


    シズコ「ちょっ!?」


    ミモリ「あらあら」


    先生『“イズナ、よくやったね。。それに、みんなもご苦労様”』


    シズコ「あっ、えへへ……」


    オートマトン「ところでそちらは?」


    進捗(先生付きなので本編よりも進捗)

    水着スケバン(100)+dice1d100=46 (46) %

  • 93オートマトン24/09/04(水) 08:02:39

    セリカ『順調、順調♪』

    シロコ『水着スケバンを無力化した後、新しいグループを攻略中』

    ノノミ『ちょっと悪い子が多いですが、先生の指揮のおかげでいいペースで回収できてますね』

    シズコ「うう……ごめんなさい。こっちの事情であなたたちを巻き込んでしまって」

    アヤネ『き、気にしないでください!こちらもやりたいからやってるだけですので』

    先生『“うん。それに、全部終わったらみんなで盛大に祝ってもらうから”』

    ウミカ「わあ!お祭りですか!」

    ノノミ『うんうん⭐︎これはやる気が上がりますね!』

    ミモリ「ふふ、楽しみですね」

    シズコ「先生……はい、任せてください!」

  • 94オートマトン24/09/04(水) 08:03:07

    流石は先生ですね。皆さんの士気がみるみる上がってる気がします。……しかし、向こうのペースが早い。このままいったら向こうがほとんど片付けてしまうのでは?

    チセ「……」ジーーーッ

    オートマトン「……チセ様、何でしょう?」

    チセ「……私も……頑張ったよ?」

    オートマトン「え?ええ……チセ様が温泉を見つけてくださったお陰で戦闘に発展せずにすみました。ありがとうございます」

    チセ「うん」

    オートマトン「……?」

  • 95オートマトン24/09/04(水) 17:10:42

    シズコ「次は……ここよ!」

    シズコの言葉により【敗者を破滅に導く白い耳の怪物たち】が支配するリゾートへと向かったオートマトンたち。リゾートがあると思われる砂浜に来たがまたしても見当たらない

    ミモリ「何と言いますか……何度聞いてもすごいお名前ですね」

    イズナ「か、怪物……!はたして、イズナの忍術で退治できるでしょうか……?」

    ウミカ「う〜ん、それはわかりませんが……まあ、心配しなくても大丈夫ですよ!だって私たちにはチセさんがいますから!」

    シズコ(……ごくり)

    チセ「……悪霊、退散?」

    オートマトン「……契約書を持っているなら人型だと思われますが」

    シズコ「そうですね……温泉開発部だって、名前ばかりで実際目にしたら普通でしたし。そう考えると怪物というのも、名ばかりに違いありません。というか、そもそも悪霊だの怪物だのというものが存在するわけ——」

    ザリッ ザリッ

    「い、行かなきゃ……」

    魂の抜けたような人が砂浜を歩いている

    「会場……に……」

    その足取りはまるで幽鬼みたいだった

  • 96オートマトン24/09/04(水) 20:20:42

    dice1d3=3 (3)


    1、おそらくあの者についていけば目的地かと(ホラー耐性+20)

    2、まさか、本当に怪物が?

    3、あの足取り、魂を抜かれたような目、会場。これは……地下賭博!


    ホラー耐性(ゲマトリアは人外なので補正あり)

    20+dice1d80=33 (33)

  • 97オートマトン24/09/05(木) 07:07:00

    シズコ「……ね、ねぇ。さっきのあれ……何?」

    ウミカ「社長!どうやら一人だけじゃないみたいです……!」

    「は、早く……。乗り遅れないよう……向かわないと……」

    ミモリ「また一人……あの姿は、まるで……怪物に取り憑かれたような……」

    シズコ「はぇっ!?か、かか、怪物なんてものが存在するわけないじゃないですか!」

    オートマトン「ええ、怪物なんて……作れる人は知ってますけど、今回のはそういったものではないでしょう」

    シズコ「うぇっ!?」

    オートマトン「おそらく、これは……」

    ボォーーッ

    イズナ「これは……船の汽笛です!あちらから聞こえます!」

  • 98オートマトン24/09/05(木) 18:23:58

    そして音の方へ向かうと


    シズコ「わぁ……大きな船……」


    ミモリ「船体には——【ゴールデンフリース】号と書かれていますね」


    オートマトン(噂には聞いたことがあります。…なるほど、ここで金を賭けた争いがあるのですね)


    <乗船時間は残り30分です——!本日のゲームに参加されるお客様は、遅れないようお願いします!>


    「「「うおおお……」


    ウミカ「みなさん、まるで操り人形のような動きで船に乗って行きます!どど、どうしましょう!社長!」


    シズコ「かなり怪しいけど……でも、このままじっとしてるわけにはいかないわ!私たちには目的があるんだから!みんな、行くわよ!」


    シズコの言葉に皆が決心して進む。おそらく皆怪物という言葉に実態を持っていると考えているのだろう。しかし、この場合の怪物は心だ。欲に溺れれば人は沼に陥いる。それを彼女たちにやらせるわけにはいかない。もしかしたらタダで帰れるかもわからない。いざとなれば…


    そんな覚悟を持ってオートマトンは彼女たちより一歩先を進む

  • 99オートマトン24/09/05(木) 22:53:10

    船内は賑やかな様子で入った人は何かに取り憑かれたように集中していた

    シズコ「——も、もしかして、ここって、違法なことをしている場所なんじゃ……」

    シズコがある可能性に気付き、顔を青くする

    オートマトン(無理もありません。このリゾート利用権を使ってこのようなことが行われてるとあっては……)

    無理をなさらないでください、そう声をかけようとした時、叫び声が聞こえた

    魂の抜けた人A「で、では、今度はこちらの番だ……!じ、【人面カタツムリ】を特殊召喚!同時に——お、踊って!【人面カタツムリ】の防御力を、上げる!」

    魂の抜けた人C「な、なら拙者は!【優等生カマキリ】を召喚するでござる!同時に、この場でブリッジをすると……!優等生カマキリの、スピードが上昇!これで……攻撃するでござる!」

    シズコ「……はい?」

    オートマトン「?」

    ミモリ「あっ、あれ見たことあります。たしか、カエデちゃんがやってた……」

    ウミカ「ムシクイーンというゲームですね!」

    シズコ「ムシ……クイーン?」

    オートマトン「?」

  • 100二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 22:53:39

    このレスは削除されています

  • 101オートマトン24/09/05(木) 22:54:04

    オートマトンはムシクイーンをdice1d3=2 (2)

    1、やってる

    2、知ってる

    3、知らない


    ムシクイーンの実力 dice1d100=36 (36)

  • 102オートマトン24/09/06(金) 07:54:00

    ……ええ、すいません。少し意識が飛んでいました。どうやら今回船内でやってるゲームはムシクイーンの大会というやつですね。そして、優勝賞品が【リゾート使用権】……と。一応知ってますが、百鬼夜行学院にはムシクイーンの強者がいるらしくて、彼女たちの協力があるので私は今回は大して力になれません


    どうやらチセ様も観戦にまわるようですが、眠たそうですね dice1d3=2 (2)


    1、特にする事ないのでジュース飲みながら観戦しますか

    2、念のためにチセ様の近くで待機しておく

    3、チセ様に膝枕を要求されました

  • 103二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 08:30:05

    保守

  • 104オートマトン24/09/06(金) 18:17:45

    ザワザワ ザワザワ

    なんだか賑やかになってきましたね。雰囲気自体はいいのですがこの隙を狙って無防備なところを狙う輩がいないとは言えません。ですので、眠そうにしてるチセ様の側で待機しておきましょう。そうしていると会場が盛り上がっていく。シズコ様たちの様子はどうでしょうか?

    シズコ「ああっ!私のライフがあと少しでゼロに……!このままじゃ、まずいわ!」

    ミモリ「大丈夫です、シズコちゃん!まだチャンスはあります!次のターンで逆転を狙いましょう!」

    ウミカ「ピンチに瀕した時の社長の表情……!きっと一定層にウケること間違いなしです!シャッターチャンスは逃さず撮ってますから頑張ってください!」

    シズコ「ミモリはいいとして、ウミカのそれは応援じゃないよね!?」

    だいぶ楽しんでるようですね。……?チセ様が起きたようですね

    チセ「……楽しそう」

    ふむ、興味を持たれた様子。ならば

    オートマトン「時間はまだまだかかりそうですので、ちょっとやってみますか?」

    チセ様が頷いたので、カードショップへと行く。少々高い気もするが、お祭りと思えばそんなものだろう。スタンダードデッキだが2つ買ってチセ様のもとへと戻る

  • 105オートマトン24/09/07(土) 00:22:02

    どうやらシズコ様たちが決勝へと上がったようだ。近づいて観戦する。相手はチャンピオン、やはりというか大ピンチだ。しかし、仲間が支えて逆転を賭けたドローをする。まあ無理でしたが


    さて、どう交渉すべきかと考え始めた時に気づく、チセ様がいない

    歓声が上がった。見るとチセ様が乱入していた。そして、よくわからないコンボでチャンピオンを倒し、結果としてそのまま優勝したのだ


    オートマトン「…………まあ契約書は手に入りましたし……よしとしますか」


    オートマトンは考えるのをやめた



    契約書を手に入れ、彼女らのやり口を聞いたシズコ様は温泉開発部と同じように【敗者を破滅に導く白い耳の怪物たち】とフランチャイズ契約を結んだのであった


    dice1d3=2 (2)

    1、チセ「私、活躍したよ?」

    2、ウミカ「あっ!オートマトンさん!頼んでた写真は撮れましたか?」

    3、カエデ『あれ?その人誰ですか?』

  • 106オートマトン24/09/07(土) 07:59:33

    オートマトン「はい、一応は」


    シズコ「うおいっ!?」


    撮った写真 dice1d4=4 (4)


    1、チャンピオンの攻撃で絶望してるところ

    2、諦めずにミモリと一緒に逆転のカードを引こうところ

    3、アニメのような奇跡の展開が起きてないことに突っ込むところ

    4、ムシクイーンが楽しかったことに少し照れてるところ


    需要性(ウミカ的に) dice1d100=100 (100)

  • 107オートマトン24/09/07(土) 16:10:25

    角度、光の当たり具合、照れた顔、見るものの心を暖かくする笑顔、全ての要素が噛み合ったその写真を見たウミカは自然と涙が流れる

    シズコ「ウミカ……?」

    ウミカ「完璧です……!これ以上を望むのは罪深さを感じるほどに完璧です。オートマトンさん、ありがとうございますっ!社長……!あなたがNo. 1です!!」

    シズコ「ウミカ!?本当にどうしたの!?ちょっ、大丈夫!?」

    ウミカ「絶対売れますけど…このクオリティを維持出来ません!」

    シズコ「そもそも売るな!」

    ウミカ「オートマトンさん!私たちの専属カメラマンになりませんか!」

    チセ「オートマトン、撮るの上手いんだ?私のも撮って」

    イズナ「一瞬のチャンスにこれほどとは……!もしやオートマトンさんも忍者!?」

    ミモリ「シズコちゃんがとても可愛く撮れてますね♪」

    オートマトン「……とりあえず帰りましょう」

  • 108二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 22:46:49

    ⭐︎

  • 109オートマトン24/09/07(土) 23:33:16

    アビドス勢の進捗具合


    146+100(先生なし進捗分)+dice1d100=63 (63)


    300超えてたらカイザー社の兵力と衝突済み



    300超えてた時の判定


    カイザー元PMC理事 dice1d100=31 (31)

    アビドス dice1d100=11 (11)


    元理事が高いとアビドス勢把握

  • 110オートマトン24/09/08(日) 09:07:11

    セリカ「よっし、どんなもんよ!」

    シロコ「セリカ、流石に敵が多い、一旦下がろう」

    セリカ「それぐらいわかってるわよ!」

    ホシノ「いやあ〜、急に相手が手強くなったね〜」

    ノノミ「まさかこれほどの勢力がいたなんて……」

    先生“みんな、大丈夫?”

    シロコ「ん、特に問題はない」

    セリカ「まだやれるわ!」

    ホシノ「うへ〜、若いっていいね〜。おじさんはちょっと休憩したいかな」

    ノノミ「英気を養うのも大切ですからね♪」

    アヤネ「み、みなさん!ちょっと見てください!」

    先生”どうしたの?“

    アヤネ「今回ぶつかった相手はヘルメット団でした。ですが、その中に……」

    セリカ「ちょっと!?こいつらは!?」

    先生”カイザー社の兵……だね“

  • 111オートマトン24/09/08(日) 17:02:24

    ???

    カイザー営業職員「ああ、わかった。……お祭り運営委員会が契約書の回収を始めたか。もう少し、評判が落ちてもらわないと困るのだがな」

    カイザー兵士A「報告します!」

    カイザー営業職員「何だ?」

    カイザー兵士A「ヘルメット団の支配地域で襲撃がありました!また、襲撃してきた相手は他のグループの契約書を回収しているとのこと!」

    カイザー営業職員「ほう、イキのいいグループがいたものだ。お祭り運営委員会にぶつけるのもありだな。どこのグループだ?」

    カイザー兵士A「はっ!写真はこちらになります!」

    カイザー営業職員「ふむ……馬鹿な!?何故アビドスの奴らがいるのだ!?奴らに権利書を渡した覚えはないぞ!?」

    想定外の事態に声を荒げる元理事。しかし、すぐに切り替える

    カイザー営業職員「だが、これはチャンスだ。私をこんな目に合わせたあいつらに復讐するチャンスの、な。……おい、ラブを呼べ!」

    カイザー兵士A「はっ!」

オススメ

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