【SS】ヴィブトレ「腰が壊れた・・・」

  • 1砂漠臥寝24/08/18(日) 17:51:46

    はじめてスレ立てして初めてウマ娘SSを描きました。至らない点があるかもしれません。

  • 2砂漠臥寝24/08/18(日) 17:53:19

    ヴィブトレ「あ゛っ!」

    腰(ぐきっ!)

    ヴィブトレ「すぅぅぅぅぅー・・・。・・・箱の重さを間違えて腰を痛めた・・・。」

    ドサッ!!!

    ヴィブトレ「持ってた重い箱に地面と指を挟まれるより、全身を地面にぶつけるのより腰が痛い!幸いまだヴィブロスはまだ授業中だしここはトレーナー室だから床に寝て回復を待つか。」



    (ピピピピピ)

    ヴィブトレ「アラームが鳴った。そろそろヴィブロスがトレーニング施設に行くはずだ。俺も行かないと。」

  • 3砂漠臥寝24/08/18(日) 17:53:59

    ヴィブロス「あっ!トレっち!もう準備運動終わったよ♪スケジュール通りの練習メニューでい~い?」

    ヴィブトレ「ああ。それで大丈夫だよ。」

    ヴィブロス(あれ?トレっち少し歩き方ぎこちないし手すりに手をついてる。転んじゃったのかな。だったらあんまり無理させちゃだめだよね♪)

    ヴィブロス「トレっちはそこで座ってて!私今日は一人で頑張っちゃうから!」

    (しゅたたたた)

    ヴィブトレ「今日のメニューはきつめだから、体に違和感があったらすぐに言うんだぞ。」

    ヴィブトレ(といいつつ体を壊してるのは俺なんだよな。うっ!うう本当に腰が痛い。)


    ヴィブトレ「そろそろ休憩の時間だぞ。」

    ヴィブロス「ふ~。疲れた。でもドバイに行くためだもん!しっかり頑張るね♪」

    ヴィブトレ「大丈夫。今の成長曲線を描けたらドバイターフでも十分勝負になるよ。」

    ヴィブロス「うん!それでお姉ちゃん、シュヴァちにパパにママみんなでドバイに行くんだから♪それに・・・。トレっちも一緒に行こうね♡」

    ヴィブトレ「ああ・・・楽しみにしてるぞ。ヴィブロス少し一人で休んでてくれないか?少し所用を思い出した。大丈夫だ。すぐ戻る。」

    ヴィブロス「うん分かった!」

    ヴィブトレ「うう・・・。」

    ヴィブロス(トレっち怪我酷いのかな?中腰のまま歩いてる。でもかっこつけたいんだよね♪)

  • 4砂漠臥寝24/08/18(日) 17:55:03

    ヴィブトレ「ようやくの思いでトイレまでこれた・・・。」

    ヴィブトレ「・・・ふー。うっ!」

    ヴィブトレ(便器に座ろうと腰を下ろすだけで激痛が走る。少しあと少しで座れる・・・。う゛お゛っ!座った瞬間何かが壊れた・・・。そう感じるほどびりびりとした激痛が襲ってくる・・・。うごっ動けない・・・。)



    シュヴァトレ「シュヴァルそろそろ練習を再開しようか。」

    シュヴァルグラン「はい!トレーナーさん今できることをしっかり少しずつやりたいです。」

    (ヴーヴー)

    シュヴァトレ「!すまんシュヴァル。ちょっと携帯出るから待っててくれ。」

    シュヴァルグラン「えと、はい。ごゆっくり・・・。」

    シュヴァトレ「もしもし?ヴィブトレ?どうしたんだ?早く来てほしい?どこへ?もう我慢できない?だからどこ?トイレ?早くしないとおかしくなる?・・・わかった大丈夫だから落ち着け腰が疼いて仕方ないんだろ大丈夫だ。慣れてるから俺が鎮めてやるよ。」

    (ピ)

    シュヴァトレ「悪いシュヴァルちょっとヴィブトレに呼ばれて行かなきゃいけないんだメニュー通り練習を頼む。」

    シュヴァルグラン「はっ、はい!分かりました・・・。」

    すたすた

    シュヴァルグラン「トレーナーさんの言ってたことって何だったんだろう。疼く静める・・・。なぜか引っかかる。何のことなんだろう。仲がいいんですよねあの二人は。」

  • 5砂漠臥寝24/08/18(日) 17:56:32

    ヴィブトレ「来てくれたか・・・。シュヴァトレ・・・。今鍵を開ける・・・。」

    ガチャ

    シュヴァトレ「腰を痛めたからトイレに来てくれって話だったけど本当に重症みたいだな。壁に身体を摺りつけてやっと座ってられる状態か・・・。」

    ヴィブトレ「悪い尻を拭いてくれ。腰がズキズキ痛くてできない・・・。」

    シュヴァトレ「そこまでか・・・。」



    シュヴァトレ「取り敢えず。一通りトイレの世話をして車いすに乗せ換えたが。それでも痛そうだな。さてどうしよう。これは一朝一夕じゃ治らないぞ。」

    ヴィブトレ「いや・・・。ヴィブロスの面倒を見なきゃいけない。休んでられない・・・。」

    シュヴァトレ「そうはいってもな・・・。」

    安心院「ワーオあんしーん。」

    シュヴァトレ「あれは。安心院。」

  • 6砂漠臥寝24/08/18(日) 17:57:14

    安心院「あら何かあったの?」

    シュヴァトレ「こいつが腰をやってしまってな。笹針で何とかできないか。」

    安心院「ん-できなくはないけど。一晩中眠れない痛みが続くけど。」

    ヴィブトレ「でもその痛みの後治るんだろ・・・。やってくれ・・・。」

    シュヴァトレ「本当に治るのか?」

    安心院「大丈夫成功させるわよ?多分。」

    ヴィブトレ「シュヴァトレ・・・ヴィブロスには言わないでくれ・・・。心配をかけたくない。」

    シュヴァトレ「・・・わかった。」

  • 7砂漠臥寝24/08/18(日) 17:57:49

    シュヴァトレ「ヴィブロスにも来てもらって悪いな。今日は俺が二人の監督をするよ。」

    ヴィブロス「えっとシュヴァちのトレーナーさん。私のトレーナーさんはどうしちゃったの?」

    シュヴァトレ(どうしよう。あいつがヴィブロスを置いて帰る理由が浮かばない。)

    シュヴァトレ「まぁその・・・。トレーニング器具の利用申請を忘れてたみたいでな。大量の反省文で何とか直近の空いてる時間に利用申請をねじ込もうとしてる。」

    ヴィブロス「ほんと・・・?」

    シュヴァトレ「だから今日は一人にさせてやってくれ。」

    ヴィブロス「うん。私のためだもん邪魔しちゃだめだよね。」

    シュヴァルグラン(トレーナーさんの言ってること本当なのかな?トレーナーさん携帯で話してた事は・・・。ヴィブロスのトレーナーさんがトイレいること。腰が疼いて我慢できないって・・・!)

    シュヴァルグラン「!///!」

  • 8砂漠臥寝24/08/18(日) 17:58:37

    シュヴァルグラン「もっ!もしかしてトレーナーさんたちは付き合ってて、トイレでその・・・大変なことをしてたんじゃ・・・!)

    ヴィブロス「それじゃ私もトレっちをびっくりさせちゃうほど強くなっちゃうから。行ってくるね♪」

    しゃたたたた

    シュヴァルグラン「トレーナーさん。ヴィブロスのトレーナーさんと何をしていたんですか?」

    シュヴァトレ(シュヴァルを通じてヴィブロスに伝わるかもしれないな。)

    シュヴァトレ「ヴィブトレが少し手伝いことがあったんだ。俺じゃなきゃできないことがあってな。」

    シュヴァルグラン(やっぱり二人は付き合ってるんだ!)

    そしてその夜栗東寮

    ヴィブロス「こんな時間に二人で会いたいってどうしたの?シュヴァち?」

    シュヴァルグラン(ヴィブロスはトレーナーさんのことが好きだ。僕だってトレーナーさんのこと・・・。でもヴィブロスはすごくヴィブロスのトレーナーさんが好きだ。多分・・・恋してる。だからこそ僕が伝えなきゃ。ヴィブロスはショックを受けると思うけどでもそのショックを柔らかくで来るのはきっと僕だから。)

  • 9砂漠臥寝24/08/18(日) 17:59:15

    シュヴァルグラン「ヴィブロスいい?落ち着いて聞いてほしい。」

    ヴィブロス「どうしたの?シュヴァち?すごい真剣な顔してるよ・・・。」

    シュヴァルグラン「ヴィブロスその・・・。」

    シュヴァルグラン(うんん。毅然としてここははっきり言った方がいい。)

    シュヴァルグラン「ヴィブロス覚悟して聞いて。」

    ヴィブロス「どうしたのシュヴァち・・・怖いよ。」

    シュヴァルグラン「僕のトレーナーさんとヴィブロスのトレーナーさんは付き合ってる。愛し合ってるんだ。」

    ゆらっ

    ヴィブロス「嘘・・・。嘘だよね?冗談だよねシュヴァ・・・。」

    シュヴァルグラン「本当だよ。僕は僕のトレーナーさんがヴィブロスのトレーナーさんとそういう話をしているのを聞いたんだ。」

  • 10砂漠臥寝24/08/18(日) 17:59:50

    ヴィブロス「うそ!嘘だよ。どうしてトレーナーさん同士がだってだって男の人同士だよ!」」

    シュヴァルグラン「ヴィブロス!そんなことをいっちゃいけない!好きにそんなこと関係ないよ!」

    ヴィブロス「違うの!気持ち悪いとかそういう事じゃないの。だって・・・。私のトレーナーさんは男の人が好きだったってことでしょ!?それなら私・・・っ。だって私ずっとトレーナーさんのことがっ好きだよ!なのに・・・!私には一切チャンスがなかった!アピールしても絶対に振り返ってもらえないんだよ!」

    シュヴァルグラン(仕方ないことだけど・・・。仕方ないじゃあ心は整理できない。それがずっと追ってて、最初から手に入らないなんて知ったものならなおさらだよ!)

    ヴィブロス「トレーナーさんはなんでも受け入れてくれるって言ってくれた!だから・・・。告白は絶対に成功するって願ってた!でも駄目だなんて・・・。そんなのないよ・・・。」

    シュヴァルグラン「ヴィブロス!」

    ぎゅっ・・・

    ヴィブロス「トレーナーさんがぎゅっとしてくれなかったの・・・多分そういう事だったんだ。」

    ヴィブトレ「ねぇシュヴァち。お願いがあるの。」

    シュヴァルグラン「なに?ヴィブロス。」

  • 11砂漠臥寝24/08/18(日) 18:00:23

    翌日

    ヴィブトレ「いやー。安心院の治療が成功してよかったよ。ぎっくり腰は2週間は動けないなんて聞いたから憂鬱だった。ヴィブロスは体が弱いから人になんて任せられない。」

    シュヴァトレ「でも何か心当たりがあるのか?今日は二人に呼ばれてるんだけど。」

    ガチャ

    ヴィブロス「あっ。トレーナーさん。」

    シュヴァルグラン「トレーナーさんお二人にはこれを受け取ってほしいんです。」

    ヴィブトレ「これはヴィブロスのお父さんの野球チームのペアチケット?」

    シュヴァルグラン「ペアチケット二組分貰ったんだ。トレーナーさんたちもどうかな?」

  • 12砂漠臥寝24/08/18(日) 18:01:14

    時は戻り

    ヴィブトレ「ねぇシュヴァち。お願いがあるの。」

    シュヴァルグラン「なに?ヴィブロス。」

    ヴィブロス「トレーナーさんたちがデートしてるところが見たい。それで諦めがつくから!」

  • 13砂漠臥寝24/08/18(日) 18:02:05

    野球場

    ヴィブトレ「ヴィブロスと野球を生で見るの始めてだな。」

    ヴィブロス「うん・・・。」

    ヴィブロス(あれ?)

    過去ヴィブトレ「俺とヴィブロスじゃダメなのか?」

    ヴィブロス(これってトレーナーと担当ウマ娘の関係だからだよね。もうちょっと強く二人でっていえばよかったかな。)

    ヴィブトレ「試合は7回の守備二三塁のピンチだけどしびれる試合にこれて良かったな。ヴィブロス。」

    カキーン

    おじさん「また打たれてるよ・・・。あの選手去年良かったからって無茶させて登板回数かさんだんだよ。今できるからって未来潰して本命の優勝を達成できなきゃ意味ないだろ。」

    ヴィブトレ「うっ!」

    ヴィブロス「どうしたの!トレっち。」

    ヴィブトレ「いやなんか自分のこと言われてるようで・・・。でも、よかった今日初めてトレっちって呼んでくれたな。」

    ヴィブロス「えっ!」

  • 14砂漠臥寝24/08/18(日) 18:02:26

    ヴィブロス「えっ!」

    ヴィブトレ「今日はずっと笑ってくれなくて。やっぱりシュヴァルグランと一緒に見たかったのかなって。」

    ヴィブロス「うんん!トレっちと見たかった!でもトレっちこそシュヴァちのトレーナーさんと見なくてよかったの?」

    ヴィブトレ「あいつとみるのも面白いけどヴィブロスと見るのには敵わないよ。」

    ヴィブロス(ああ。私やっぱりこの人のことが好きだ。でもトレーナーさんの目に映るのは・・・。)

  • 15砂漠臥寝24/08/18(日) 18:03:24

    球場出口

    ヴィブトレ「最後の逆転ホームラン凄かったなー。あっ!シュヴァトレとシュヴァルグラン!」

    シュヴァトレ「胃に穴が開きそうだったけどいい試合見れたな。」

    ヴィブトレ「本当いい試合のチケットを貰えたよ。シュヴァルグランもありがと・・・。えっと何かあったか?凄く気まずそうだけど。」

    シュヴァルグラン「えっと。ヴィブロス 僕とんでもない勘違いしてて トレーナーさん同士付き合ってなかった!」

    ヴィブロス「えっ!?」

    シュヴァトレ「えっと。ヴィブトレシュヴァルがこの前の電話のこと勘違いしてて。」

    ヴィブロス「どういうこと!?二人は付き合っているんじゃ。」

    シュヴァトレ「かくかくしかじかで。」

  • 16砂漠臥寝24/08/18(日) 18:03:59

    ヴィブロス「ほんと!ほんとに誤解だったの!?ぎゅっとしてくれなかったのも嫌だからじゃなかったの?」

    ヴィブトレ「本当だよ俺とこいつは付き合ってないよ。俺のぎっくり腰がこんなことになるなんてな。」

    ヴィブロス「よかった・・・。」

    ヴィブトレ「担当と距離が近いのはダメだって思ってたけど、離れすぎて心配させちゃ世話ないな。」

    シュヴァトレ「何というか。同性でも好きとか気軽に言えないせいでこんな誤解が起きるんだな。こんなことなら皆誤解しないで済むように好きな人にはしっかり伝えられる風潮にならないとこんなすれ違いがどこでも起きちゃうな。」

    ヴィブトレ「俺たちから少しずつ好きって言いやすい雰囲気を作っていかないか?ほら俺はヴィブロスが好きだよ。」

    ガチャ

    シュヴァルグラン(ヴィブロスのトレーナーさんに警察の人の手錠がかけられたとき僕は思った。皆がびっくりしないで受け入れられる言葉を作ることが大事じゃないかって。ヴィブロスの悲鳴を背中に受けて衆人環視の中警察署に連れていかれるトレーナーさん見送りました。)

    ヴィブロス「トレーナーさーん!」

  • 17砂漠臥寝24/08/18(日) 18:05:37




    見ていただいた方がいたらありがとうございました。
    また、何か規約等に反しているようであれば報告いただければと思います。

  • 18二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 18:40:50


    初めて書いたという行動に敬意を表させてもらおう

  • 19二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 18:42:15

    古き良きSSを思い出す

  • 20二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 18:49:22

    シュヴァちは何故こうも早とちり役が似合ってしまうのだろうか
    あと幾ら何でもスピード逮捕すぎるだろ!
    …「好き」の代わりねぇ…なんだろ…

  • 21砂漠臥寝24/08/18(日) 19:24:26

    コメントありがとうございます。正直誰にも見てもらえないの当たり前だと思っていたのでびっくりしてます。
    また機会があれば構想にあるSS書いてみたいです。
    読んでいただいてありがとうございました。

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