- 1二次元好きの匿名さん22/02/18(金) 00:12:55
フフフ…!今回用意したのは紅茶だ。量も200mlで均一、使用した茶葉も同じ。ただ……この紅茶に溶かしたものが違うんだ。ここにある3つのカップについてだが──溶解度の壁を乗り越えるためにまず考えたことは温度上昇の他により多くの糖を溶かすこと、そして既存の糖より更に甘いものを作ってしまうことだった。これはその比較実験だよ。
まず一番左にあるカップ、水温はは98℃。溶かしたものはグルコース、砂糖さ。普段飲んでいる飽和水溶液と化したもので溶けているショ糖の量は約488.2g。以前は習慣として毎日飲んでいた好みの飲料だが…君がうるさいから週に3回に数を減らす羽目になった代物だね。
次に真ん中にあるカップ、水温は20℃、溶かしたものはフルクトース、果糖。その甘味はショ糖のおよそ1.73倍…そして溶かした溶媒の温度が低い時にその真価を発揮する!溶かした量は352.2gだ。
最後に右側のカップ、水温は98℃、溶かしたものは私特製の転化糖。溶かした量はぴったり50g、理論上ではショ糖の50倍の甘味を感じるはずだよ!
よし、先にいつものものを…クク!これだよ、脳を刺激し私の思考を加速させる最高のスポーツ飲料…やはりこの飲み物は合理的でいい味だ。
…冷たい紅茶はあまり飲まないがこれは……ふむふむなるほど、最初に非常に強い甘味が口内を駆け抜けた後すぐに減衰する。なんというか…安っぽくなってしまった気がするね……。
最後は実験も兼ねているから君も飲みたまえ!どれどれ一緒に一口ずつ……!?うわ、うわぁ……!!ま、不味いし気持ちが悪い…なんというか粘り気が高すぎる!も、モルモット君、すごい顔色だが大丈夫かい!?私も、これは……まずい────
はぁ……。まだ粘り気が取れないよ、やはり安易に紅茶を甘くしようとするのは避けた方がよかったのかな。…トレーナー君、口直しに普通の紅茶を淹れてくれないかい?
ふぅン…早かったな。さてさていつも通りの砂糖の量を入れて飲むとする……?あれ、気のせいかな。ウマ娘の味覚の高さに狂いはないはずなんだが…最初に飲んだものと同じなのに少し甘味が強い気がするぞ?君と私で淹れ方が違うからか…よしわかった、次は君の紅茶の淹れ方を研究するとしよう!モルモット君、そろそろ茶葉が足りなくなるだろうしとりあえず購入を急ごう! - 2二次元好きの匿名さん22/02/18(金) 00:15:50
愛を感じる時人間は物理的に甘味を僅かに知覚するようですね……というわけで一つ…