- 1二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 20:07:35
- 2二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 20:07:59
- 3二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 20:08:37
- 4二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 20:15:19
前回までのあらすじ
〜PC編〜
オペラハウス41──かつてドールたちの肉体と心を押し潰した地獄。自らと大切な誰かの過去を求め、彼らはそこへ踏み入る。破壊されたコンピュータ、遠い日の誰かが残した手紙、ありふれた喪失へ供えられた造花。そして揺らぎながらも足を止めることのない彼らは、施設の最深へと辿り着いてしまった。
〜PL編〜
引き続きファンブラーの素質を見せる祢音
絶対依存集中英寿vs絶対対抗道長
ちなみにですがセッション2ラストの景和の発狂継続のせいでドールの「英寿」呼び解禁タイミングを完全に逃しています、どうする女神! - 5二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 20:16:13
キャラシまとめ
x.gd - 6二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 20:17:09
- 7二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 20:33:42
たておつです!
- 8二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 20:53:03
保守〜
- 9二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 20:54:17
🐌🐦 📖 🎲 🦊🦝🐱🐮
- 10二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 20:54:48
10!
- 11二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 23:18:58
ほしゅっしゅ
- 12二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 07:51:54
おつです!
未練表がほぼすっきりしてて健康的(?) - 13二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 19:33:21
というわけでセッション3、アドベンチャーパートから続けていきます
相変わらずの更新速度になりそうですが、お付き合いいただけるとうれしいです! - 14二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 19:34:07
楽しみです❗
- 15二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 20:47:37
〜〜
広がる隙間から差し込む人工的な眩しさ。それに目が眩む錯覚を感じるよりも早く、聞き覚えのある音が君たちの身体を震わせる。ごぉん、と鳴り響く鐘の音。この施設へ踏み込む前にも聞いたものだけれど、過去の記憶をある程度取り戻した今の君たちは、より鮮明に感じ取れるものがあるだろう。
恐怖を押し殺し、地下へと消えては傷跡を増やして帰ってくる姉に、何もしてやれなかった君。あるいは当事者として、震える腕を捕まれ、引きずられるようにしてこの扉を潜っていた君。
君たちがとうに失った鼓動に代わるように、鐘はひたすら響き渡る。ようやくこじ開けきった扉の先には、ひらけた空間が広がっていた。 - 16二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 20:47:56
タイル張りの室内。妙に高い天井。三方はガラスの壁に囲われ、まるで──いや、まさに、というべきかな。対象を閉じ込め、観察する実験場だったのだろう。
その場所を、ただ一つ、異質な存在感が支配している。部屋の中央に君臨する青白い像。曲線と大きな翼だけを見れば女神像ともいえただろうそれは、けれどそう呼ぶにはあまりに禍々しい雰囲気を纏っていた。伸びる八本の腕と、泣き叫ぶように歪む口元。今なお鳴り止まぬ鐘声と相まって、悪夢じみた光景だ。
「あ……」
だけど、君は知っている。その悪夢が、どうしようもない現実だったことを。 - 17二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 22:00:10
大智くんの人の心はどこにありますか?
- 18二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 06:33:53
🦊🦝🐱🐮
- 19二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 09:21:21
このPCの英寿、姉🐌の記憶が強いけど、母🗽も関わってきたりする可能性あるのかな…?
- 20二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 14:18:44
大智くんだから人の心案件も無いとは言いきれない…
- 21二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 19:46:08
8本腕で口が叫んでるってことは邪悪デザインの方の女神か…
- 22二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 02:37:30
沙羅さん周りの真実が出てきた時に大智くんは無事でいられるのだろうか
- 23二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 11:40:06
─
──
『さぁ、祈りなさい、"ナーゴ"』
『………………』
スピーカーから響く男の声。荒い呼吸と高まる心拍。これから起きることを否応なしに理解している身体は強ばり、意志に関係なく震える両手を、ぎゅっと強く握りしめた。
逃げ出したい。終わらせたい。けれどそれが叶わない願いであることなんて、もうとっくに分かっている。命を投げ出すことすら許されない、がんじがらめのこの場所で、それでも、と。そう思ってしまうのは、きっと彼のせいだろう。 - 24二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 11:41:50
ナーゴ、と再び音が反響する。名前ではなく、記号として自らを示す文字列。どうせ他に道はないのだ。やけくそじみた気持ちで腕をのばし、女神の手を両手で握りこむ。なにが"祈り"だ。そう唾棄したいのをおさえて、ただ目をつむって。
遠いガラスの向こう側からうっすらと聞こえる電子音。もの言わぬ像の冷たい両手。脳裏によぎる、素っ気なさを取り繕った、気遣わしげな彼の横顔。──こんな場所、お星さまでも降ってきて壊れちゃえばいいのに。そうすれば、彼だって……。
瞬間、ぶちん、と。簡単に表現できてしまうような音が身体のなかで弾けた。
皮膚に亀裂が走る痛みに、ひ、と声を漏らしながら傷口を抑えその場にへたりこむ。が、そんな暇さえ、ここで許されることはない。 - 25二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 11:43:01
『進行不可になるほどの損傷ではないだろう。続けなさい』
脈打つ傷口から溢れ出す血が床を濡らしていくのを眺めながら、冷たい声に唇を噛む。なんでそれをあなたたちが決めるの。だって、こんなに痛いんだよ。進行ってなに? わたしは、機械なんかじゃないのに……!
『ちょっと、早くしなさいよナーゴ。アタシの仕事が長引くでしょ』
背後、入口の横に立つ彼女の刺々しい声に、またひとつ、ずんと重いものが心中にのしかかる。
『ちゃっちゃと終わらせなさいよね、どーせアタシが回収してくっつけるんだから』 - 26二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 11:43:58
はぁ、と退屈な様子を隠しもせず、彼女は軽い口調でため息をついた。壊して、直して、その繰り返し。止まない苦痛と、終わらない日々。この世界に救いなんてない。幸せなんて掴めっこない。そう、分かっているのに。
歯を噛みしめながらも立ち上がり、滲んだ視界のなかで女神の腕を捉える。物心ついた頃から、誰も彼もがだいきらいだった。今もそれは変わらない。だけど──本気で、自分の幸せを願ってくれている人がいると、今は知っているから。
『うる、さいなぁ、もう……っ』
もう一度、その白い手を取り、怒りの代わりに力を込める。悔しくて、苦しくて、腹立たしくて──。
その苛立ちに呼応するように、神経をこじ開けるような衝撃が脊髄を駆け上がり、目の前が赤く染まる。細胞が破裂し、弾け飛んだかたまりが床へと落ちる。その水音さえ絶叫にかき消され、誰に届くこともなかった。 - 27二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 11:44:43
──
─
祢音:記憶のカケラ〈凌辱〉更新
“女神“へと覚醒するための試練、だとかなんとか。飲むたびに吐き気がする薬や、縫い跡が増えるだけの祈りの時間。痛くて、苦しくて、つらくて、逃げ出したくて。あの頃の君は、そんな出口のない地獄を、たった一つの救いだけを連れて、ただ生きていた。
【狂気判定】
英寿:dice1d10=6 (6) -1
景和:dice1d10=4 (4)
祢音:dice1d10=9 (9) -2
道長:dice1d10=2 (2)
- 28二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 12:09:15
祢音ちゃん強い!けど他が……
- 29二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 15:20:25
このレスは削除されています
- 30二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 19:41:17
だ、大失敗はしてないから…
- 31二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 06:02:17
今更だけど道長がファンブル芸人を脱してて成長を感じる
- 32二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 16:00:18
保守
- 33二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 16:30:55
英寿→祢音〈対抗〉:●●○○
景和→道長〈独占〉:●●●○
道長→景和〈憧憬〉:●●●○
耳障りな鐘の音と不気味な像は、それだけで人らしい心を残したドールたちの心を軋ませる。それに、ここで過ごした記憶がない君たちも、この場所で何が行われていたかは察しがついている頃だろう。
それぞれが顔を歪ませ、足を止めるなかで、ただ一人、ナーゴだけが一歩を踏み出す。その表情は険しいながらも、瞳は逸らされることなく、まっすぐと像を見据えていた。 - 34二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 16:32:33
「ナーゴ、君は……」
「大丈夫。こんなの、何もこわくないよ。……あのころと違って、一人じゃない。みんながいるんだもん」
だから、大丈夫。背後に落ちたギーツの呟きに、ナーゴはそう繰り返す。そこにいつもの明るさはないけれど、ただの強がりでもないことは姉妹たちにも伝わるだろう。
「それに、こんなとこさっさと出て、私たちの家に帰りたいし! ほら、あっちとか入口操作できるとこありそうじゃない?」
ガラスの向こうを指さし、無邪気な口ぶりで振り向くナーゴにつられ、君たちの口もとにも自然と笑みが浮かんだ。 - 35二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 16:33:48
「そうだね、早く外に出る方法見つけよ!さすがに不気味だし、ここ……」
「……別に俺は怖がってはねぇからな」
「あぁ、たしかに、寄り道はそろそろ終わりにしないとな」
普段の調子を取り戻し始めた姉妹に一度目を伏せ、それからいつものように不敵に微笑んでみせたギーツが、そう冗談めかして言った、その時だった。
「──悪いけど、その願いは叶えさせないよ」
【行動判定:響く銃声】
英寿:dice1d10=6 (6)
景和:dice1d10=8 (8) -1
祢音:dice1d10=5 (5)
道長:dice1d10=6 (6)
- 36二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 01:00:21
「っ、祢音ちゃん!」
「きゃっ」
向けられた銃口の影に、いち早く気づいたのはタイクーンだった。咄嗟にナーゴの腕を引き寄せ、ふたりして床へと尻もちをつく。そのすぐ足元で、薄汚れたタイルに銃弾がめり込んだ。警戒を滲ませたバッファがすぐさま二人の前に割り込み、その背後でギーツは銃を構え物音の出処へと目を向ける。
「うわ、あっぶなぁ……ありがと景和、……景和?」 - 37二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 01:04:43
敵襲にもいいかげん慣れてきたし、信頼できる仲間もいるのだ、恐れはない。息をついて、それから顔を上げたナーゴは違和感に気づく。すぐそばでうずくまる彼の、苦しげに寄せられた眉。左胸を抑え、浅い呼吸を繰り返す様は、まるで、痛みに耐えているような。
「景和? どっか当たったの!?」
「っちが、う、はず、なん、だけど……」
「おい、どうした」
「なんか景和の様子が……っ」
そして事実──焼けるような、抉られるような熱と痛み。どれだけ身体が千切られようと機能しなかったはずの痛覚が、確実に君を蝕んでいた。自分を呼ぶ仲間たちの声が遠い……いや、いつかもこんなことがあった? 明滅するばかりの視界が、ふいに、異なる景色へと切り替わった。 - 38二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 07:51:48
景和が何か思い出す番か…
- 39二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 12:12:21
色々不穏だけど何気に祢音ちゃんの回想にべロバっぽいのもいたな…
- 40二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 21:37:19
保守
- 41二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 06:22:45
🦝💦
- 42二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 14:18:58
ベロバっぽい記憶も出たしそろそろケケラか、それともお姉ちゃんのことか…
- 43二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 17:42:47
導入だけで既につらい記憶っぽい
- 44二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 20:44:51
敵も銃使いか…
- 45二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 21:17:32
─
──
誰かの怒鳴り声に混ざる、金属が弾けるような音。それを認識した次の瞬間、破裂するような衝撃が全身を襲った。肉を抉り焼く痛みと熱が左胸を貫き、そのまま脳まで駆け上がる。一瞬ですべての音が掻き消されて、バランスを崩した身体がぐらりと傾いて。だけど、その時。
(あ、)
衝撃に弾き飛ばされたのだろう。しっかり抱えていたはずのそれが、視界の端で宙を舞い、そのまま地面に吸い込まれていくのが見えた。反射的に一歩踏み込み、腕を伸ばす。無くすわけにはいかない。状況も忘れ、頭の中を占めるのはそれだけだった。 - 46二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 21:21:47
(だって、これは──)
ぐるりと視界が回り、急速に目の前が薄暗くなる。身体から力が抜け落ちるその寸前、誰かが自分の名前を呼んだ、気がした。
──
─
景和:記憶のカケラ〈心臓〉獲得
叫び声と銃声。爆ぜる心臓と、誰かが呼ぶ自分の名。君の生前における最後の瞬間の記憶。だけど、それなら……今もなお君の胸を叩く鼓動は、何を示しているのだろうか。
【狂気判定】
景和:dice1d10=3 (3) -2
- 47二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 01:27:24
大失敗だけど大失敗してもしゃーない記憶だこれは
- 48二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 09:18:49
こういう時の記憶はダメージでかいよなぁ…
- 49二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 19:42:58
保守
- 50二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 21:11:06
〜〜
「タイクーン!」
肩を掴まれ、君はようやく我に返った。大きな丸い瞳を歪めたナーゴと、不安げに顔をしかめたバッファが君の顔を覗き込んでいる。無意識にか、強く握りこんだ服の下で、しんぞうはその存在を主張するように激しく脈打っていた。
「あ……」
大丈夫だと、そう返さなければと思うのに、言葉は喉にひっかかる。自分はアンデッドで、過去に死んだ人間だ。それは理解していたはずだった、けれど。 - 51二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 21:12:19
あの瞬間、あのときに、自分は死んだ。心臓を銃弾に撃ち抜かれて。ならば、アンデッドとなってなお動き続けるこの【しんぞう】は? わざわざ直したのか、それとも、別の誰かの……。
込み上げる疑惑と嫌悪感に、無意識にこぶしへと力がこもる。ばきん、と耐えきれずに骨があげる悲鳴も、君の耳には届かなかった。
景和:大失敗【こぶし】損傷
景和→英寿〈依存〉:●●〇〇 - 52二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 00:09:44
(書いといてなぜかPLやり取り入れ忘れてました!)
〜〜
ツムリ「にしても久々に出ましたねぇ、狂気判定大失敗……」
景和「-2はもう仕方なくない!?」
大智「そうだね。僕もどうせ修正値は仕事しないだろうと高を括っていたけど、-2ってそういうものだったな……」
道長「NCの感覚がバグりだしたら終わりだろこのゲーム」
英寿「とはいえ自分の死の記憶だからな。普通の人間の精神を残してるドールにはショッキングなのもわかる。何度経験してもちょっとびっくりするもんだ、あれは」
道長「ツッコミにくい発言はやめろ」
祢音「そういえば景和のドール、最初はアンデッドの自覚もなかったもんね。ちょっと納得かも」
景和「うぅ、戦闘直前のパーツ損傷、地味にいやだな……」 - 53二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 00:16:09
〜〜
「景和……なにか、思い出したの……?」
「う、ん、……でも、なんでだろ、大事なことは、思い出せなくて……」
問いかけるナーゴに落ちた怯えの影。それに気づく余裕は、残念ながら今の君にはなかった。
最後に懸命に伸ばした手は、大切なものを掴み取れたのだろうか。それに、あの声は誰のものだっただろう? 思いだそうとするたび、制止するように心臓が強く痛みを訴え出す。それは君にとって、きっと、重要なことだったはずなのに。
「……なるほど、意識的にロックがかけられてるのか。相変わらず悪趣味だな」
「っ、他人事みてぇに言いやがって……どうせお前もその悪趣味野郎の手下だろうが」
「それは心外だなぁ、バッファ。まぁそう思われても仕方ないとは思うけどね」 - 54二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 00:17:05
背後を庇うように立ち上がり、右手を構えたバッファは無作法な襲撃者を睨みつける。そんな鋭い敵意さえ、彼は飄々とした様子で受け流した。少年とも青年ともつかない風貌。アンデッドらしくない妙に身綺麗な立ち姿。──うん、ギーツだけでなく君も、薄らとした見覚えくらいはあるだろうね、ナーゴ。
「……ぇ、あの、ひと……」
「…………」
呆然と自分を見上げた彼女にも応えず、ギーツは様々な感情を閉じ込めた瞳で、その声の主を見据える。
そんな君の内心さえ見透かしたように、男は手にした拳銃を降ろすと、いつかにも似た無邪気な笑みを浮かべてみせた。
「久しぶりだね。会いたかったよ、英寿」
「まさか、本当にお前だとはな、……ジーン」 - 55二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 07:37:51
ジーンが敵か…
- 56二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 08:47:21
ジーンと戦闘になるの!?
つらい
(まあ冴さんとも戦ったからねえ) - 57二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 16:55:52
保守🎲➰ 🤓
- 58二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 20:12:52
なんか洗脳なのか取引なのかはたまた別の何かなのか…
- 59二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 00:52:19
せめてキューンは安らかに眠っててくれ…
- 60二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 07:38:18
ネクロニカだもんな…
- 61二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 16:04:59
保守
- 62二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 20:07:11
景和の死因は銃だった…?
- 63二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 23:22:23
「え? ジーンって、たしか」
「……まったく、とんだ再会だ。俺たちをここに誘い込んだのもお前か?」
「あぁ。ずっと待ってたよ、君を、君たちをね」
「それにしては随分と手荒い歓迎だな。ナーゴにかすり傷でもつけたら、あいつは怒るんじゃないか」
「……そうだろうね。でも俺は、……」
そこで初めて笑みを消したジーンは、ふと考え込むように目を伏せ、今度は真っ直ぐに君を見つめ返した。
「こうしてまた君と話せて、本当にうれしいよ、英寿──だけどごめん。俺はここで、君たちを壊さないといけない」 - 64二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 23:24:53
「……そう、ネクロマンサーに定義されたからか?」
「違う。君たちや君たちが戦ってきたアンデッドを造ったやつは関係ない。これは俺の意志で、俺の願いだ」
迷いない口調で語られるそこには憎悪も殺意も狂気もない。ただ静かに、射抜くような決意だけが滲んでいた。
「……聞いてた話と違ぇな。お前はこいつらの味方じゃねぇのかよ」
「そ、そうだよ!あのときはほとんど話せなかったけど……私たちを助けてくれたこと、ホントに感謝してる! それなのに、なんで……!」
「君たちが知る必要はないよ。ここまでの戦いと同じさ。君たちはただ目の前の敵に立ち向かうしかない。まぁ、勝つのは俺だけどね」 - 65二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 23:35:18
バッファとナーゴの問いかけもあっけらかんと跳ね除けて、ジーンは手の中の拳銃をくるりと回す。挑発するような態度は、少なからずわざとらしさを感じさせた。
「強気なもんだ。たとえ相手がお前でも手加減する気はないぞ。俺たちも、こんなところで終わるわけにはいかないからな」
「ちょっと、英寿……!」
「さすが英寿、変わらないな。もちろん全力できてよ。そうでなきゃ、俺もこんな真似事までした甲斐がないからさ!」
彼の言葉に呼応するように、その背後で力が弾け、割れたガラスが光を乱反射させる。音を立てて地面へと落ちていくそれに気を取られた君たちは、ワンテンポ遅れて奥から響く足音に気づいた。 - 66二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 23:38:42
知性など残されてはいないだろう、少年少女たちのアンデッド。それから、彼らに混ざる、三機の鉄のかたまり。獣を模しているようではあるが、もはやそれはアンデッドですらない、単なる電子仕掛けの絡繰だ。だけど君なら、それだけではないものを感じ取ることもできるかな。
「……、もしかして、キューン……?」
鉤爪の光る四足と牙。背から伸びる一対の純白は翼をイメージしたものだろうか? かつてこの世界にいた、百獣の王にも似るその姿に、君が知る彼の面影などあるはずもない。だが直感でしかないその反応に、ジーンは意外そうに、あるいはどこか嬉しそうに「へぇ」と呟いた。 - 67二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 23:49:10
「パーツの流用もほとんどないし、当然、自我次元にも触れさせてない。彼と断定する要素なんてないはずだけど……伝わるものだね」
「何かと思えば、ネクロマンサーの真似か? いつかに逆戻りしたみたいだな。お前らしくもない」
「安心してよ、彼らに人格は与えてない。これはただの……余剰みたいなものだから。気にしなくていいよ」
破片を踏みわけ、自らの隣で脚を止めた自立型機械──呼称:キューンの鼻先をジーンは慣れた手つきで撫でる。 ふ、と吐息まじりの笑みは諦念さえ感じさせた。その後ろで……あれは牛と蛙かな? 残りの二機は周囲の低級アンデッドをつついたり、ドールたちを舌なめずりしながら眺めていたりと自由気ままだ。 - 68二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 23:53:02
「何が言いたいかは分かるよ。犠牲者でしかない彼らの脳や身体を弄って、自分の手足として戦わせる。まともな所業じゃない」
「なら、君はどうして……!」
「それでも、叶えたい願いがあるからだ。どんな業を背負っても……俺は必ず君たちに勝つ」
腰から取り出したもう一丁とともに、ジーンは再び拳銃を構える。決意は揺るぎなく、もはや説得の余地などないことは、誰の目にも明らかだ。 - 69二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 08:06:40
ある意味では優しいな
- 70二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 17:36:08
色々隠してそうだもんなぁ
- 71二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 21:06:25
譲れない決意か…なにかあったのかな…
- 72二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 02:47:29
NCが碌でもないのは確定してるからなあ…
- 73二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 10:47:02
サポーターライダー大集合の図か…
- 74二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 15:53:36
「……気合い十分だな。立てるかナーゴ、タイクーン」
「お、俺は大丈夫だけど……」
「英寿っ、ほんとにいいの? だってジーンは」
「思うところがないわけじゃないが……あいつは本気だ。加減して勝てる相手じゃない」
揃えられた戦力は、すべてこの時のために用意されたものなのだろう。最後にはギーツとともにこのオペラハウス41へ叛逆することを選んだ彼が、その技術に手を染めた。それだけで、彼の覚悟を図るには十分だ。 - 75二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 15:54:33
「……来るっつーならやるしかねぇだろ。ロポやダパーンのときと同じだ。生き残りたいなら戦うしかねぇんだよ、俺らは」
ブレることのないバッファの言葉に、ナーゴとタイクーンはまだ物言いたげにしながら、それでも立ち上がり武器を構えた。
小さく息を吐き出して、君はかつて確かに信頼しあっていたはずの彼を見やる。胸の中に吹き込む冷たい風をごまかすよう、銃を掴む手に力を込めて。
「行くぞ、ジーン。……お前を倒して、俺たちは先に進む」
「うん、君ならそう言うだろうと思ってた。英寿──見せてもらうよ、君の生き様を、最後まで」 - 76二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 19:38:48
〜〜
大智「……というところでアドベンチャーパートは終了だ。今回は長かったね、ひとまずお疲れ様」
景和「じょ……情報量多いって!」
祢音「そのわりにジーンのこともキューンたちのこともよく分かんないんだけど〜!?」
道長「最後にまとめて出てきたのは何だよ」
ツムリ「設定の話はセッション後に回しますが、手駒としての名称は一応『ケケラ』と『ベロバ』になりますね」
景和「やっぱかぁ……」
英寿「どこかで来るだろうとは思ってたが、さすがにライダー態の方で出てくるとは思わなかったな」
道長「ろくなパーツ持ってねぇだろ絶対」
祢音「サポーターへの負の信頼スゴ〜……」 - 77二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 20:57:52
ゾンビボムありそうだしケケラとかベロバは精神攻撃系もありそう…
- 78二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 02:36:27
これまでのバトルの出目的に景和の精神ダメージと英寿の物理ダメージが心配だ…
- 79二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 11:26:21
保守🎲
- 80二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 20:08:23
ほどほどぐらいで戦闘終わるといいな…
- 81二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 20:13:37
いつも保守・コメントありがとうございます
ここからバトルパート準備に入りますが、例のごとく手駒調整〜バトル処理が時間かかりそうなのでゆるゆるお待ちいただけると助かります……! - 82二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 06:40:33
保守
- 83二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 14:27:34
バトルいつも楽しいから楽しみです!!!
- 84二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 20:41:47
ネクロニカの戦闘頑張ってください
応援しています - 85二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 22:25:26
たのしみにしてまーす!
- 86二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 08:29:31
🔔🎲
- 87二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 15:44:58
ゆっくり待っています
- 88二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 21:53:19
ネクロニカは処理が大変だからしょうがない
ゆっくり待っています - 89二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 07:37:21
敵の強さも大分ダイス目に影響されやすいしね
- 90二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 19:08:06
保守
- 91二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 01:48:07
すみませんちょっと今週時間取れず、週末あたりの更新になりそうです……!
これだけだとあれなので保守代わりのおまけ:セッション2の脳内イメソン
【オリジナル】スーサイドパレヱド / ユリイ・カノン feat.GUMI -Suicide Parade/YurryCanon
- 92二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 08:15:15
イメソンありがとうございます!
- 93二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 13:42:39
スーサイドパレエドのネクロニカみちょっと分かる…
- 94二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 21:49:02
保守
- 95二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 06:46:52
今回も戦闘処理大変そうだ…
- 96二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 08:49:16
イメソンすごいあってる
- 97二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 14:42:52
楽しみ
- 98二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:14:21
ほどよくボロボロが1番いいからね
- 99二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 08:56:25
保守🎲
- 100二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 19:08:26
応援してます