[閲覧注意?][ロボット関連] 一緒にスターゲイジーパイを作って食べないと出られない部屋

  • 1二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 18:05:02

    これは、一緒にスターゲイジーパイを作って食べないと出られない部屋のスレです。

    スターゲイジーパイと言ってもいろいろあるので、スターゲイジーパイ風の料理ならなんでもOKです。

    原作キャラ、IFキャラ、クロスキャラ、オリキャラなど全部OK。

    マナーを守って礼儀正しくこのスレをお楽しみください。

  • 2二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 18:05:37
  • 3二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 18:26:31

    ラクスは、気づくと大きなキッチンのなかに立っていた。
    目の前には、大きな垂れ幕。
    『ここは、一緒にスターゲイジーパイを作って食べないと出られない部屋です! 課題をクリアすれば、もとの場所に戻されるはずだから大丈夫ですよ!』

  • 4二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 18:33:20

    >>3

    背後からキラがあらわれた!

    「ラクス! ここはいったい・・・」

  • 5二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 18:40:17

    星を見るパイを見てしまった二人

  • 6二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 18:47:26

    >>5

    (スターゲイザーのセレーネとスウェンですか?)

  • 7二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 18:49:27

    >>6

    YES

  • 8二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 19:07:11

    >>4

    ラクスは、笑った。

    「キラ! よかった、一緒に料理をつくるのがあなたで」

    そうして、垂れ幕を指さした。

    「こういうことらしいですわ」

    ラクスはそのあと、キッチンテーブルの上の説明書きを読んだ。

    「・・・スターゲイジーパイそのものでなくても、スターゲイジーパイ風の料理なら大丈夫みたいですわね」

  • 9二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 19:14:57

    >>8

    キラは、首を傾げた。

    「スターゲイジー風の料理ってことは・・・パイじゃなくて、グラタンやドリアなどでもいいってことなのかな?」

  • 10二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 19:28:56

    >>9

    ラクスはうなずいた。

    「多分そうだと思うわ。でも、私は、お魚のパイを作ろうと思います。万が一、グラタンやドリアでダメだったら、あとでやり直しをするのは時間がもったいないですもの」

    そうして、にっこりとキラに笑いかけてきた!

    「だから、キラ? スターゲイザーパイをスターゲイザーパイらしくするのは、あなたにお願いしますね?」

  • 11二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 19:54:31

    >>10

    キラは、ぷっとふきだした。

    「スターゲイザーじゃなくて、スターゲイジーだよ、ラクス。・・・まあ、意味は一緒なんだけどね。『星を見上げるパイ』って意味だから」

    そうして、うんうんとうなずいた。

    「スターゲイジーパイらしさってことは、複数の魚の頭が上を向いている、あの独特の形状のことだよね? わかった、考えておくよ」

  • 12二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 20:28:16

    >>11

    キラは、ラクスと一緒に冷蔵庫と冷凍庫の中身を確認した。

    「よし、新鮮そうないわしがけっこうあるな。これは俺が頭としっぽを残したまま下処理しておくよ。ああ、パイにいれるんなら、骨もとったほうがいいんだよね?」

  • 13二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 20:31:11

    >>12

    ラスクは、少し首を傾げた。

    「本格的なスターゲイジーパイの作り方とは違うかもしれませんが、いっそ、頭としっぽは切り離して、別々にパイに差し込んだほうがいいかもしれません。いずれにしても下処理は必要ですが」

  • 14二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 20:35:44

    >>13

    キラはまたうなずいた。

    「わかった、まずはそっちのやり方を試してみよう」

    そうしてふたりは、しばらく、仲良くニンニクを刻んだ。

  • 15二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 23:42:55

    >>14

    ラクスはいわしをしげしげとみた。

    「いわしは青魚ですから、くさみ取りは徹底的にしたほうがいいですわ」

    キラは頷いた。

    「そうだな。じゃあ、やっておくよ。まずは塩とお酒をふって・・・」

    ラクスは笑った。

    「じゃあ、私はじゃがいもと南瓜と玉ねぎと・・・ホワイトソースをつくりますね。キノコはしめじとマッシュルーム両方で、ニンニクは大目で大丈夫ですか?」

    キラは笑った。

    「もちろん!」

  • 16二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 09:29:33

    ほしゅ

  • 17二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 12:37:39

    >>15

    キラはにっと笑った。

    「ねえ。パイに刻んだピクルスを入れることはできるかな? 俺、あれが好きなんだよね」

    ラクスは笑った。

    「それは知ってますし、もちろん、できますよ!」

    キラは、くさみ取り中のいわしをとって、軽く水洗いした。

    「・・・いわしの頭のくさみとりもしたけれど、ちゃんと取れているか、やっぱり心配だね。頭の部分は別に焼いておいて、大丈夫そうだったらあとでパイに差し込んでみるっていうのはどうだろう?」

  • 18二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 13:43:13

    アスランとシンが、キッチンにきた
    どちらも呆然としている

  • 19二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 19:11:45

    >>18

    そうすると、どこかからか、キラとラクスがきゃっきゃうふふしながら料理をしているらしい物音が!

    このキッチンに出入口はないみたいだが、近くの壁から聞こえてくるようだ。

  • 20二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 19:25:09

    >>19

    シンは近くの壁に耳を押し付けてみた。

    「総裁! 准将! そこにいるんですか!?」

  • 21二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 20:00:50

    >>20

    >>17

    >>20

    キラとラクスは顔を見合わせた!

    「その声は・・・シン?」

    そうしてキラとラクスは、自分たちも急にこの部屋に連れてこられてきたということと、自分たちが今なにをしているかを説明した。

  • 22二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 20:54:26

    >>21

    シンのほうも、自分がアスランと一緒だということを説明した。

    「なんとなくスターゲイジーっぽければいいってことなら、俺でもなんとかなりそうな気がする! これでも料理は割と得意なんだよね」

    笑うシンに、顔をしかめるアスラン。

    「・・・不安だ・・・とてつもなく不安だ・・・!」

  • 23二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 21:18:40

    このレスは削除されています

  • 24二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 21:21:54

    >>22

    一方、キラとラクスはパイを完成させようとしていた。

    「よし! じゃあ、最後にパイにちょちょいと穴をあけて、あらかじめこんがりと焼いておいたいわしの頭を差し込んでおけば完成だね!」

    キラが笑い、ラクスも笑いかえした。

    そうして、キラとラクスのスターゲイジーパイは完成をむかえた。

    「・・・これで、スターゲイジーパイとして合格だといいのですが・・・」

  • 25二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 21:30:24

    >>24

    そこで、キラとラクスのいるキッチンに、謎の声が響いた。男の声と、女の声だ。

    『ううむ、見てくれから判断すれば、スターゲイジーらしさは足りているね。魚のパイとしてちゃんと調理されていて、美味しそうなのもポイントが高い』

    『でも、本物のスターゲイジーパイなら、ひとつながりになった魚が入っているはずなのよねえ』

    『まあまあ、そこはもうちょっとフレキシブルにだねえ』

    『とりあえず、100点中78点ってことにしない? このパイと合う食べ物か飲み物をもう一品か二品か三品作れれば、加点するのはOKってことで』

    『まあ、落としどころはそこらへんかなあ』

    キラとラクスは顔を見合わせた。

    「・・・いったい、何点以上なら合格なのかしら?」

    くすくすと笑う目に見えない男女。

    『おや、これは失敬。説明書に書いてなかったかな?』

    『・・・総合で85点以上なら、合格ですよ』

  • 26二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 21:52:30

    >>25

    そこでキラが、ぽんっと手を叩いた!

    「いいことを思いついた! ちょっと飲み物を用意してくるんで、ラクスは、その間に、シンたちになにが起きたのか説明しておいてくれる?」

    ラクスはにこりと笑って壁のほうに歩いていった。

    「わかりましたわ!」

    キラは、ふんふんと鼻歌を歌いながら、トマトジュースとタバスコとレモン果汁とウスターソースを取り出した。

    「トマトジュースで作るノンアルコールカクテルっていったら、これだよねえ・・・」

  • 27二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 01:41:06

    ルルーシュとナナリーがあらわれた!
    ナナリーは、車椅子に乗っているが、目は見える模様。
    「・・・お、にい、さ、ま?」

  • 28二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 10:43:24

    >>27

    シンとアスランはどちらも首を傾げた。

    ラクスとキラの声が聞こえる壁とは違う壁から、違う声がきこえてきたぞ?

  • 29二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 10:53:28

    >>28

    シンは再びラクスとキラの声が聞こえるほうの壁に耳をくっつけ、なにが起きているのか説明した。

    「いろいろな人間が召喚されてきているのでしょうね」

    ラクスのほうも、なにが起こっているのか説明した。

    「まとめて85点以上ですか! 追加で何品が作れば加点されるのなら、あらかじめ作っておいたほうがいいかもしれないですね」

    シンがうなずく。

  • 30二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 21:35:32

    >>27

    その一方で、ナナリーとルルーシュがいるキッチンでは、ナナリーが床にひざをついたルルーシュをぽかぽかと叩いていた!

    「お兄様なんて嫌いです! なんで、なんで私を置いて行ってしまったんですか・・・!!!」

    「すまん、ナナリー」

    ルルーシュは、そっとナナリーを抱きしめた。

  • 31二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 21:44:31

    >>26

    >>29

    そうこうしているうちに、キラのつくっているドリンクが完成した!

    「はい、できた。ブラディーメアリーのノンアルコールカクテル版の、ヴァージンメアリーだよ!」

    「まあ、美味しそう!」

    ラクスは笑い、キラは大きなグラスに入ったカクテルをふたつ、パイの横においた。

    『ふうん。それなら、あのスターゲイジーパイっぽいものとも合いそうだし・・・良いんじゃない?』

    『よし! では、プラス11点でいいかな?』

    『わたしはいいよ! では、総合得点は89点だから・・・』

    『合格でーす! パンパカパーン!』

    『あとは、食べるだけだね!』

  • 32二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 01:20:16

    >>31

    「じゃあ、そうしましょう。でも、その前に・・・」

    ラクスとキラは壁際に行って、シンとアスランになにが起こったのか説明した。

    「いまからスターゲイジーパイを食べて、トマトジュースのノンアルカクテルを飲む予定なんで、うまくいけば、すぐに元の世界に帰れるんじゃないかな」

    シンは笑った。

    「わかりました。ご武運を!」

    アスランも笑った。

    「・・・いや、言いたいことはわかるんだが・・・」

    そして、真顔になった。

    「考えてみると、俺たちとそっちのラクスとキラが同じ世界から来た保証はないんだよな。だから、とりあえず、みんな無事に、もとの世界に帰れますようにって祈っておくよ」

  • 33二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 09:18:58

    >>32

    キラとラクスは顔を見合わせた。

    「それもそうですわね・・・」

    「じゃあ、君たちもうまく元の世界に帰れますように。帰ったら、同じ世界の出身だったか確かめよう!」


    そうして、キラは、まず、なんちゃってスターゲイジーパイの6つのいわしの頭を抜き取って、別皿においた。

    「じゃあ、パイを切り分けるよ!」

    二人分のお皿に切り分けたパイを置き、トマトジュース系ノンアルカクテルをそのとなりにセットする。

    「「いただきます」」

  • 34二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 14:55:29

    >>33

    ラクスは、パイを口にいれ、ゆっくりと噛んだ。

    「美味しいですわ!」

    キラも、もぐもぐと食べながら笑う。

    「そうだね。南瓜もジャガイモもキノコも美味しいし、いわしもちょうどいい塩梅でほろ苦くなってる」

    「じゃあ、次はヴァージンメアリーを」

    ラクスは、幸せそうな顔でトマトジュースベースのノンアルカクテルを飲んだ。

    「うん、これも美味しいですわね。大成功ですわ、キラ」

    「そう言ってもらえてうれしいね」

    キラも、ヴァージンメアリーを飲んだ。

  • 35二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 15:02:26

    >>34

    そうしてまた、謎の声が響いた!

    『はい、完食です! では、もとの世界にお戻りください!』

    『今回のイベントにお付き合いください、ありがとうございました!』


    そうしてキラとラクスの姿は、ゆっくりと光につつまれ、消えていった。

  • 36二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 15:17:20

    子供のオルガと三日月が召喚されてきた
    (どちらも出会って1年くらい)

  • 37二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 20:11:03

    >>36

    (たぶんどちらもほとんど読み書きできないし、「料理? なにそれ? 美味しいの?」状態なんだよね、この場合は)

  • 38二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 01:20:27

    >>35

    キラとラクスの声が聞こえていた方の壁に耳をつけていたアスランとシンは、お互い、顔を見合わせた。

    (アスラン)「・・・気配も消えているな」

    (キラ)「じゃあ、本当に帰れたんだね。よかった、よかった」

  • 39二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 12:28:47

    >>30

    しばらくすると、ナナリーも落ち着いてきた。

    「お兄様? 壁のほうから、さっきから、声が聞こえてくるのですが・・・」

    「そうだな」

    ルルーシュは、壁際にいってみた。

    「誰かいるのか?」

  • 40二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 13:51:43

    >>39

    (シン)「ああ、いるぜ!」

    (アスラン)「そちらは大丈夫なのか? 誰かが泣いているような物音が聞こえたのだが・・・」

  • 41二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 20:21:39

    >>40

    ナナリーとルルーシュは顔を見合わせた。

    「・・・ごめんなさい、私はナナリーと言います。久しぶりにお兄様に会えたので、感極まって泣いてしまいました」

    「俺は・・・ルルーシュという。君たちは?」

    壁の向こうから返事が返ってきた。

    「・・・俺の名前はシンだぜ」

    「アスランとよんでくれ。よろしく頼む」

    ナナリーとルルーシュは再び顔を見合わせた。

    自分たちの名前に対して・・・ノーリアクション、だと?

  • 42二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 23:46:06

    >>41

    シンとアスラン並びにルルーシュとナナリーは、しばらく壁越しに情報交換を行い、お互い、違う世界から来たらしいという結論に達した。

    (ルルーシュ)「まあ、この状況自体が非現実的だとしかいいようがないからな・・・俺はこれから、白身魚のパイを作ることにしよう」

    (ナナリー)「・・・それは楽しみですわ、お兄様!」

  • 43二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 23:55:02

    >>42

    そのころ、違うキッチンでは、シンがお米を洗っていた。

    「じゃあ、俺は炊き込みご飯を作ってししゃもを焼いておくんで、サラダかなんか作っておいてもらえますか?」

    アスランはため息をついた。

    「すでにパイらしさがかけらもないな。だが、まあ、どうみてもお前のほうが料理は上手そうだし・・・俺は、サラダとスープを作っておくよ。それでいいだろう?」

  • 44二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 00:25:22

    >>37

    子供のオルガと三日月は、まず、冷蔵庫を開け、食べられそうなものをがつがつと食べはじめた。

    どちらも、万年欠食児童である。

    そして、どちらも、テーブルの上に置かれた説明書きは、読めなかった。

  • 45二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 08:07:50

    >>44

    (男の声)『あー、あー、あー・・・』

    (女の声)『これはさすがにちょっとマズいわね。援軍を呼んであげましょう!』

    そうして、ぴかぴかと緑の光がかがやき・・・子供のビスケットがその場にあらわれた!

    「うひゃあ! なんだこれ・・・」

  • 46二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 12:12:02

    >>45

    たぶんこれはまだ小学校に通っているビスケットなので、おそらくは、オルガにも三日月にも会ったことがないはずだよね

    これは大変

  • 47二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 19:20:22

    >>45

    「あら?」

    ナナリーは、首を傾げた。

    「違う壁のほうから、子供の声が聞こえますわね・・・」

  • 48二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 22:39:28

    >>45

    子供のオルガと子供の三日月は、パンを頬張ったまま、びしりと凍って子供のビスケットをみた。

    ビスケットは頭をかきむしった!

    「・・・お前らなあ。ここ、どこなのか、説明してくんない!?」

  • 49二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 09:43:57

    >>43

    これは、江戸時代にはつくられていたという、伝説のスターゲイジー丼!?

  • 50二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 17:39:34

    >>49

    「お魚がこれだけ実際に入っていますよ」っていうのがひと目でわかるようにしたら面白い見てくれの料理になってしまったらしい

  • 51二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 01:34:19

    >>50

    たしかに、スターゲイジーパイの場合は、ちゃんと魚が入っていると一目でわかるようにしたら、ああいう面白い形状になったらしいと言われている。

    江戸時代のレシピのいわゆるスターゲイジーごはんのほうは、炊き込みご飯に下ごしらえをしたいわしを頭を上にして差し込み、火が通ったら魚の頭と骨は抜いたらしいので、たぶんちょっと違う。

  • 52二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 01:41:17

    >>51

    スターゲイジーご飯、生きたままの魚を入れて炊くと熱から逃げようとして頭を突き出した状態になる、という俗説があったりするな


    漱石の小説で同じ要領で蛇ご飯をつくる描写があったような

  • 53二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 09:57:52

    >>52

    なるほど! 

    漱石のほうのは忘れてました、ありがとう

    漱石の小説のへび飯の作り方や、いわゆるどじょう豆腐などはフィクションらしいけれど、発想が似ているのは面白いですね

  • 54二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 10:03:25

    >>43

    シンは、玉ねぎとキノコ類と鶏肉のひき肉で醤油味の炊き込みご飯を炊飯器でつくり、ボールに盛り付けた。

    そうして、そこに別枠で焼いたししゃもを魚の頭を上にして差し込んだ!

    「そもそもいわしじゃないし、ご飯と一緒に蒸してないんで、昔、誰かが発掘してきた大昔のスターゲイジーライスっぽいのとは違うんだけど・・・たぶん、こっちのほうが、美味しいと思うんだ! いわしは青魚だから、下ごしらえをしても、炊き込みご飯に生の状態でいれて調理すると生臭くなっちゃうことがあるんだよね・・・」

  • 55二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 13:08:26

    >>54

    シンは、そうして、ボールに入ったスターゲイジー風ライスをゆっくりと中央のテーブルに乗せた!

    「さあて、何点くらいになるかな?」

    ピコンピコンと淡い緑の光がテーブルのまわりで光った!

    『まあ、スターゲイジーらしさは足りているんじゃないの? そもそも、パイじゃないけど』

    『うむ、それなりに美味しそうだしな。・・・じゃあ、どうしようか? あと何品か作れれば加算するってことで・・・これは63点くらいっていうのはどうかな?』

    『うん、わたしもそれでいいと思う』

  • 56二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 13:17:48

    >>55

    それをきいたアスランは、ため息をついて、大きな皿にのせたサラダを中央のテーブルもってきた。

    「レタスとトマトとチーズのサラダだ。これで加算できるか?」

    淡い緑の光が、戸惑ったかのように瞬いた。

    『・・・これ、まだ未完成なんじゃないの? サラダドレッシングもかけてないし』

    それをきいたシンが、ぷっとふきだした!

    「サラダドレッシングかけてないの!? ・・・ちょっと見せてくれよ。ああ、これだったら・・・なあ、これ、作りなおしてもいいか? もう出来ているのを捨てたりしないからさ。ちょっといろいろ足してみたい」

    アスランはまたため息をついた。

    「・・・まかせた。じゃあ、俺は、スープを用意してこよう。出来合いのがあったんで、たぶんこれなら失敗のしようがない」

  • 57二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 14:54:15

    このレスは削除されています

  • 58二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 15:23:31

    >>47

    >>48

    子供のオルガと子供の三日月は、パンを頬張ったまま顔を見合わせた。

    そうして、ふたりして、急いで口のなかのパンを食べた。

    「俺はオルガで、こいつはミカだ。そして、俺たちも何が起こっているのかさっぱりわからん! ・・・お前は?」

    子供のビスケットは頭を抱えた!

    「・・・俺の名前はビスケットだけど・・・お前らも、なにが起こっているのか分からないのかよう・・・」

    そうして、そのとき、壁の向こうから、若い女性の声が聞こえてきた!

    ビスケットは、首を傾げて、壁のほうによってみた。

    「・・・おーい! 壁の向こうに、誰かいたりする?」

  • 59二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 00:31:28

    >>58

    「・・・いますよ!」

    ナナリーは、笑った。

    「わたしは、ナナリーといいます。あなたたちは、誰ですか?」

  • 60二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 10:06:45

    >>58

    子供のオルガと三日月はどう考えてもクッキングスキルはなさそうなので、ここもビスケットが頼りかな?

  • 61二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 17:30:29

    >>59

    3人は顔を見合わせた。

    「俺の名前はオルガだ」

    「・・・三日月」

    「そんで俺はビスケットっていうんだけど・・・ねえ、お姉さん。これ、一体何がどうなってるの?」

  • 62二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 00:24:29

    >>61

    ナナリーはにっこりと笑った。

    壁の向こうの人たちには、もちろん、それは見えなかったが。

    「壁越しですが、会えてうれしいですわ」

    ルルーシュもナナリーがいる壁際によってきた。

    「俺はルルーシュという。ナナリーの兄だ」

    そうして彼らは、しばらく、オルガと三日月とビスケットと情報交換をつづけた。

  • 63二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 11:24:15

    >>62

    「ありがとう、お姉さん、お兄さん!」

    ビスケットは笑顔でいい、続いて壁から離れて頭をかかえた。

    「違う世界からきてるみたいって、マジ? もうSF番組の世界じゃん・・・」

    オルガはため息をついた。

    「じゃあ、次は、そのテーブルの上の説明書きとやらを読んでくれ。頼むぞ」

    ビスケットは嫌そうにうめいた。

    「いや、だってさあ。あんたたちに読んであげたところで・・・料理とか、できんの?」

    そこで三日月が立ち上がった。

    「・・・お前だって、プロの料理人ってわけじゃないだろ。いいから、オルガのいうとおりにしろよ」

  • 64二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 19:54:51

    >>63

    子供のビスケットはまたため息をついた。

    「・・・それもそうか。じゃあ、読み上げるぞ」

    そうして、説明書きをゆっくりと読み上げて、スターゲイジーパイの写真を子供のオルガと三日月にみせた。

  • 65二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 00:15:09

    >>56

    一方で、シンは、アスランの作ったレタスとトマトとチーズのサラダを改造していた。ミックスビーンズを足し、レモン果汁とオリーブオイルで作った簡単なサラダドレッシングをかけ、最後に岩塩をふりかける。

    「よし、完成だ!」

    その間に、アスランは、できあいのガスパッチョをふたつのグラスに入れていた。ガスパッチョはトマトベースの冷製スープなので、温める必要すらない。

    ふたりは、サラダと冷製スープいりのグラスふたつを中央のテーブルにおいた。

    「さて、これでどうなるか・・・」

    『サラダのほうは美味しそうになったわね。プラス17点くらいでどうかしら?』

    『いいんじゃないか。ああ、でも、スープのほうはなあ・・・』

    『・・・ごめんね、ふたりとも。出来合いのものをそのまま食器に入れるだけだと、加算ポイントをあげられないんだ』

    『ああ、ついでにいうと、出来合いのものを温めただけの場合もダメだぜ。ほんのちょっとでも工夫がされていれば、料理として認めてやってもいいんだが・・・

  • 66二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 10:19:36

    >>65

    「ただ器にいれるだけではダメだし、温めるだけでもダメか・・・いや、まてよ?」

    冷凍庫を開け、なかのものを電子レンジにもっていくアスラン。

    「パイ成分が足りないと言われたら、これを作ってみようと思っていたのだが・・・」

    「ソーセージのパイ包みか! でも、冷凍食品を温めるだけだと、点数つかないんじゃね?」

    シンがつぶやく。

    「・・・工夫してみるのはどうだ? 切ってサラダのトッピングにするとか」

    シンが頭をふった。

    「いやまてまて、それで『味のバランスが崩れた』とか言ってサラダのほうが減点されたらたまったもんじゃないぞ。・・・あ、そうだ! いいことを考えた」

  • 67二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 10:20:01

    >>66

    その数分後。アスランは、ソーセージのパイ包みから剥がしたパイ皮と刻んだソーセージをそっと冷製スープのガスパッチョに乗せていた。

    シンのほうは、残ったソーセージのパイ包みをそのまま切り分け、皿にのせて、上から刻んだピクルスとレリッシュをたっぷりと乗せ、ケチャップとマスタードを添えていた。

    そうしてふたりは、その二品を中央のテーブルに乗せた。

    「よし、完成だ! これで、どうかな?」

  • 68二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 10:24:13

    >>67

    緑の光がほんわりと広がった。

    『まあ、いいんじゃない? じゃあ、ソーセージのパイ包みのレリッシュまみれは、9点くらいかな』

    『ガスパッチョのパイ皮とソーセージのせは・・・まあ、こっちも9点でいいか』

    『では、合格!』

    『あとは、ちゃんと完食すれば、もとの世界に自動的に帰れますよ!』

  • 69二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 20:38:12

    >>68

    意外にやさしい審査員たち

  • 70二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 02:12:35

    >>69

    厳しくしすぎると誰も条件をクリアできなくなってしまうから・・・

  • 71二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 11:33:31

    ぴかぴかっと緑と青の光が瞬き、ロックオン兄弟がキッチンのひとつにやってきた!

  • 72二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 19:27:05

    このレスは削除されています

  • 73二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 19:35:08

    >>71

    ロックオンの双子は、愕然として顔を見合わせた!

    「・・・兄貴。・・・いったい、どういうことだ? 死んだはずじゃ・・・」

    「ちょっとまて。お前はなにを言っているんだ。・・・いや、それよりもなによりも・・・ここはいったいどこなんだ!?」

  • 74二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 01:18:35

    これなら牛乳とジュースを混ぜるだけでも加算ポイントはもらえそうだね
    よかった

  • 75二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 10:36:42

    >>74

    オルガたちでもなんとかなりそう

  • 76二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 17:51:56

    >>73

    テーブルの上の説明書を読んで、頭を抱える双子たち

    「これは夢か?」

  • 77二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 23:23:42

    >>76

    「作り方、わかるか?」

    「それはわかる。わからんのは美味しくする方法だよ」

  • 78二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 10:18:50

    このレスは削除されています

  • 79二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 15:46:39

    >>78

    ニールはじっと弟をみた

    「あのさあ。そもそも、お前はいくつなわけ?」

  • 80二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 21:17:29

    >>68

    美味しそうだね、これ

  • 81二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 00:42:19

    ニールとライルは違う世界からきたのか、それともニールのほうがちょっとだけ過去からきたのか

  • 82二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 11:21:33

    >>81

    どっちでも面白そう

  • 83二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 16:32:53

    >>81

    同じ世界ならライルもロックオンになることを選んだと知って愕然としそう

  • 84二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 23:31:20

    >>75

    アドバイスはあったほうがいいだろうけどね

  • 85二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 10:01:55

    >>84

    幸い壁越しにアドバイスは聞けそう

  • 86二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 18:50:00

    双子はアイルランド系だしこのパイのことは知ってるんだろうね
    知っているのと美味しく作れるのは全く違うけれど

  • 87二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 23:18:47

    魔女の宅急便のにしんのパイは違うパイなんだっけ

  • 88二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 10:04:31

    >>87

    アニメ版のは別物だね

  • 89二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 16:06:54

    >>88

    アニメ版のはシンプルに美味しそうなんだけどね

  • 90二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 00:51:00

    >>86

    むしろ知っているからこそ美味しくする方法が思いつかないとかいうのもありそう

  • 91二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 11:45:19

    >>89

    かわいいしね

  • 92二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:21:12

    >>64

    「これに似たのを作らなきゃならんのか」

    頭を抱えるオルガ

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