- 1二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 10:36:01
- 2二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 10:42:02
着物を着た男女の影が、部屋の前に正座している。
「私たちの主催する百物語の会にようこそお越しくださいました!」
「百物語が完了するか、時間切れになれば、皆様は、自動的にもとの世界、もとの時間に送り返されます!」
「飲み物やおつまみなどはたくさんそろえてありますので、どうぞ、ご心配なく、この時間をお楽しみください」 - 3二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 11:11:15
水星から10歳くらいのスレッタちゃんが転移されてきた!
「・・・ここ、どこ!?」 - 4二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 11:17:57
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- 5二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 11:23:16
- 6二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 11:30:12
- 7二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 11:31:42
- 8二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 11:38:22
- 9二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 11:44:48
たておつー
- 10二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 11:52:27
- 11二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 12:21:48
- 12二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 13:31:07
「すっごく美味しいです! このジュースも、クラッカーも、チーズも、ピクルスも・・・お誕生日の特別なご馳走みたい!」
ほくほく顔でおつまみを食べるスレッタをみて、ひそかに唇をかみしめるプロスペラ。
水星の食糧事情は、やっぱりいろいろ、厳しいのだ。
- 13二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 20:50:21
そこに、眠ったままのシン・アスカが、ベッドごと転移されてきた
- 14二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 21:50:29
コードギアスのシャーリーが現れた!
- 15二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 00:24:48
- 16二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 00:41:35
- 17二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 09:13:44
- 18二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 09:24:17
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- 19二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 09:32:02
- 20二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 09:40:11
- 21二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 09:43:07
- 22二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 09:53:33
- 23二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 10:16:04
「・・・じゃあ、やってみます!」
10歳のスレッタは立ち上がった。
(百物語:スレッタ)
「昔むかし、わたしがまだ5歳ごろのこと、クリニックで注射されるのが嫌で、逃げちゃったことがあったんです。そうしたら、農園工場のパイプばっかりのところに迷いこんじゃって・・・すっかり迷子になって、帰り道がわからなくなりました。それで泣いていたら、急になにもないところからアクセサリ型のデバイスが降ってきて、わたし、すごく叱られちゃったんです。『あんたなにやってんのよ』とか、『ここは危ないから死んじゃう前にはやく戻れ』とか。でも、そのときにはわたし、もう疲れて動けなくて・・・アクセサリちゃんが、『しょうがないわね! わたしがなんとかするから、ちょっとそこをどきなさい!』って言われて、気づいたら病院にいて、お母さんが泣いていました。だから、わたしは逃げちゃダメなんです。『逃げたらひとつ、進めばふたつ』です。・・・えーと、それで、じゃあ、その話のなにが不思議なのかっていったら、逃げ出して迷子になったときには5歳だったはずなのに、病院で目が覚めたら3歳になってたってことです。すごく不思議です!」
- 24二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 21:50:14
そうして、10歳のスレッタの前に浮いていたろうそくの火がふっと消えた!
影の男女は顔を見合わせた。
「ありがとう、お嬢さん!」
「じゃあ、座布団一枚だしますね!」
スレッタは首を傾げた。
「・・・座布団って、なんですか?」
影たちは笑った。
「クッションの一種ですよ」
「お話が面白かったり怖かったりすると、一枚ずつ座布団が増えるので、お話が上手な人はひとめでわかるんです!」
「その代わり、つまらないと、出した座布団をひっこめちゃうんですけどね!」
- 25二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 01:05:45
- 26二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 09:20:07
これはプロスペラもショックなのでは
- 27二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 10:01:24
参加人数少なくない?大丈夫?
- 28二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 14:56:56
このレスは削除されています
- 29二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 15:00:39
- 30二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 15:11:26
そこに、すうっと、ラクスとキラが現れた!
ふたりは薄暗い部屋の中を見渡して、ため息をついた。
「・・・また、異世界に召喚されたのでしょうか?」
「どうやらそんな感じだね。今度は、なにをさせられるんだろう?」 - 31二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 19:23:34
- 32二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 01:21:59
そうして、そこに、今度はクーデリアが現れた!
「あら、まあ。ここは、どこなのかしらね?」 - 33二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 09:16:05
そうして、その薄暗い部屋のなかに、ガンダムWからヒイロとリリーナがやってきた!
どちらも礼装を着ている。懐に手をやって、少しだけ顔をしかめるヒイロ。
「ヒイロ・・・」
「大丈夫だ、リリーナ」 - 34二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 09:17:28
- 35二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 09:20:06
- 36二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 14:05:13
ヒイロとリリーナは、影の男の説明をきいてさらに無表情になった。
「・・・わかりましたわ。参加いたしましょう」
「不本意だがな」
影の男は、ふたりにおつまみとドリンクを渡した。
席についたふたりの前に、火のついたろうそくがふわりと浮かび上がった。
- 37二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 14:23:50
- 38二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 14:32:02
- 39二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 14:38:27
洒落たキュロットに包まれた自分の両足をしげしげとみて、目をぱちくりさせるクーデリア。
「・・・女性用のズボンも、悪くないですわね。ありがとうございます」
そうして、彼女も席についた。火のついたろうそくが、ふんわりと浮かび上がった。
- 40二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 20:46:30
- 41二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 00:17:10
- 42二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 08:12:32
- 43二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 12:13:25
- 44二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 19:17:51
「では、次には私がやってみますね」
プロスペラが立ち上がった。
(百物語:プロスペラ)
「昔々のそのまた昔。私は、まだ幼い娘を失った夢をみました。しかし、目が覚めると、娘は気を失っているだけでした。原因は不明でしたが。私はあわてて娘を病院に連れて行き、娘はほどなく、目を覚ましました。ちゃんと息をして、身体も温かくて、わんわん泣いていました。叱る気にもなれませんでした。そもそも、その時の娘は、別に悪いことをしたわけでもなかったし」
プロスペラは、一息ついて、飲み物をのんだ。
「そのあと、娘は、少しおかしなことを言うようになりました。自分は予防注射から逃げ出して、工場に迷い込んで、疲れ果ててでてこれなくなったというのです。・・・わたしたちの住んでいる場所の工業地帯の工場は、子供にとっては、かなり危険な場所です。わたしは、これはマズいと思いました。もしも、万が一、この子が、本当に工場に迷い込んでしまったらどうなるでしょうか? わたしは、子供と一緒に防御服を着て、工業地帯を探検することにしました。万が一、工場に迷い込んでしまっても、ちゃんと助けを呼べるように。万が一助けを呼べなくても、自力で脱出できるように」
プロスペラは、10歳のスレッタのほうを向いて、にこりと笑った。
「そして、そのあと、私の娘は、工場に迷い込むことなど一切なく、順調に大きくなりました。・・・お誕生日おめでとう、スレッタ」
スレッタは、母親を見上げ、にこりと笑った。その瞳は、ほんの少しだけ、暗かったけれど。
「ありがとう、お母さん」
- 45二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 23:01:38
そうして、プロスペラの前に浮いていたろうそくの火がふっと消えた!
男女の影はお互いに顔を見合わせ、そして、10歳のスレッタの顔をそっとみた。
『ありがとうございました、プロスペラ様』
『では、座布団を一枚どうぞ』
女性の影がもってきた座布団をみて、スレッタは笑った。今度は明るい、影のない笑顔だった。
「私とおそろいですね、お母さん」
- 46二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 09:38:49
- 47二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 17:29:35
オレンジ色のハロがあらわれた!
- 48二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 01:27:46
- 49二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 10:09:45
- 50二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 12:59:35
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- 51二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 00:39:22
- 52二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 10:03:36
- 53二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 16:59:49
- 54二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 00:42:19
- 55二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 00:45:44
これ怪談ならなんでもいい感じですか?
- 56二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 10:49:46
ロボット関連のキャラがしている怪談なら、だいたいなんでもいい感じですよ。
- 57二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 10:52:39
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- 58二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 10:58:01
- 59二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 11:11:28
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- 60二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 11:40:09
- 61二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 19:50:09
- 62二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 00:28:12
- 63二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 10:03:48
『ロボットの皆様も、エネルギー補充やメンテナンスなどができるようにしてありますので、ぜひいらしてくださいね』
影の男女に言われて、召喚されてきた人々やロボットたちやその他の者たちは、次々にその食堂にいった。
『ブッフェスタイルになっておりますので、お好きなだけお取りください!』
(リリーナ)「・・・カレーライス、ですか? これは」
(ヒイロ)「サラダや副菜もあるが、メインディッシュはそうらしいな。まずは俺が毒味をしよう」
一方、そのころ、10歳のスレッタは、部屋の隅のほうで、影の女と話していた。
「あたしね? もっと百物語のお話、できると思うんだけど・・・それ、お母さんに、聞かれたくないの。お母さんを、悲しませたくないし、がっかりさせたくないんだ・・・」
- 64二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 20:34:27
カレーライスはほとんど全部のロボットものの世界にありそうだよね
- 65二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 02:17:25
現実世界でもカレー料理は世界中で人気があるからね
- 66二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 11:29:04
- 67二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 19:44:10
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- 68二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 19:49:01
- 69二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 20:06:31
そこへ、ひょこっと先ほどのキーホルダーが飛んできた。
「ええと、スレッタ・・・だよね? お久しぶり」
「アクセサリちゃん! やっぱり、アクセサリちゃんだったんだね」
「うん、そうだよ」
そのキーホルダーは、くるりと回った。
「ああ、そのう。わたしもしたい話はあるんだけど、あの人にはきかれたくないっていうか・・・」
- 70二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 01:13:35
急にルナマリアがあらわれた
- 71二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 10:27:58
そしてレイも
- 72二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 17:46:41
- 73二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 23:25:17
「それとも、もっと過去からきたのか」