SS グラス「トレーナーさん？…お話が有ります」

1二次元好きの匿名さん21/09/09(木) 16:41:47

パチッ…パチッ…
と茎を切る音が部屋へと響く…
「…トレーナーさん、おかえりなさい」
…自宅へ帰ると、何故かグラスが中で生け花をしていた…

バチッ！
一際大きな音を響かせたグラスはハサミを置き、話を始めた
「…トレーナーさんにお聴きしたいのは、今日の昼の事です」
「…昼？」
「えぇ、…随分と愉しそうに、お綺麗なウマ娘の方とお話されてましたよね？」
「………嫉妬？」
「…答えてください」
嫉妬している自覚が有るのかグラスは少し顔を赤くしている
…面白いので少し嫉妬を煽ってみた

「…昼はグラスの事を聴かれたんだ、同じ差しウマ娘として参考にしたいとさ」
「………それだけですか？」
「…週末に会って指導する約束をしたよ、彼女の力になれるかは分からないけど」
「…！！……本当…ですか？」
「グラスを参考にしたい…までは本当かな」
「……………トレーナーさん」
衝撃を受けた様子のグラスに速攻でネタばらしをしたが…やり過ぎたのか怒らせてしまった…

「………私はトレーナーさんを信じれません」
怒った様子のグラスは、こちらの手を取り首元の紐を触らせる
「………グラス？」
「トレーナーさんが他の娘を見ない…と、私が信じれるまで愛して貰います」
「………え…」
「私を怒らせたトレーナーさんが悪いんですよ？」
そう言って紐を早く引っ張る様催促するグラスに、土下座と週末デートでなんとか許して貰うのだった…