- 1ぷゆち24/09/02(月) 10:01:09
アルセウスフォンから平行世界に繋がる掲示板です
次スレは>>190を踏んだ方が立ててください
(※原作および他者のキャラを過剰に貶めす行為はご遠慮ください)
(※自キャラの盛るペコは自由です)
(※質問やメタ会話は設定スレで)
(※『その他話題』以外のカテゴリで本スレ及び設定スレを話題に出すのは禁止です)
- 2ぷゆち24/09/02(月) 10:01:46
たてました
- 3ぷゆち24/09/02(月) 10:02:10
前スレ
ここだけレジェアル主人公が集まる掲示板Part183|あにまん掲示板アルセウスフォンから平行世界に繋がる掲示板です次スレは>>190を踏んだ方が立ててください(※原作および他者のキャラを過剰に貶めす行為はご遠慮ください)(※自キャラの盛るペコは自由です)(…bbs.animanch.com派生スレ
ここだけレジェアル主人公が集まる掲示板の自分の主人公の設定書き込むスレ119|あにまん掲示板ROM勢でも大歓迎。設定、絵、小説、本スレの補足、メタ、雑談なんでもどうぞ。自キャラの盛るペコは自由です。原作および他者のキャラを過剰に貶めす行為はご遠慮ください。『その他話題』以外のカテゴリで本スレ…bbs.animanch.com - 4二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 10:02:47
10まで
- 5二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 10:02:59
ほ
- 6二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 10:03:11
しゅ
- 7二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 10:03:50
ほしゅほしゅ
- 8二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 10:04:57
ほしゅしゅ
- 9二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 10:05:09
あといち
- 10ぷゆち24/09/02(月) 10:05:27
ほしゅかんりょう
- 11ふたりの調査隊24/09/03(火) 00:01:28
たておつです
- 12ナイト24/09/03(火) 08:57:46
っし!
【真新しいハイパーボールを掲げて笑う少年】
あと2体。雨も雷も必要だが、こうも荒れ続きでは困ってしまうな
好きも嫌いも、言葉にできるだけ強いと俺は思うが。…これは俺が言えることでもないか - 13小説家24/09/03(火) 11:09:43
【開店前のキッチンカーに一番乗りするツインテールの少女】
ペパーさんこんにちはー!
今日の日替わりサンドイッチくださいな!
『あ、ああ…』
『なぁ、あの時の件だけどよ…気持ちはめちゃくちゃ嬉しい…けど…やっぱダチお前の姉ちゃんに悪いからよ…その…』
私とペパーさんの話なのになんでお姉ちゃん関係あるの?
『う…いや…ほら、親友だと思った奴が自分の家族とぉ…あー…その裏切りとか?』
なんでそれをお姉ちゃんが裏切りだと思うの?
前にも言ったけど、私はペパーさんの為に全力を尽くしたいの。
何か不都合があるなら、私できるかぎり改善するよ?
それとも…私のこと嫌い?
嫌いならペパーさんにまた振り向いてもらえるまで影で私努力するから…。
『いやいやいや、そうじゃねぇよ。…ただ、そうだな…』
【男性はキッチンカーの前に並べたイスに座るとぽつりぽつりと話しだした】 - 14ぷゆち24/09/03(火) 20:56:18
「ちょっ…!待っ…!」
『ぷりゅ~!!ぷりゅり!!ぷりゃ~~~!!!!』
【怒り心頭といった様子でウォロの脛を蹴るピンク色のポケモンを、バクフーンが後ろから持ち上げて止めた】
『プシュ、プシュシュ』
(特別翻訳:その人間が手当てしなきゃオマエ死んでたぞ。その辺にしてやれ)
『ぷゆゆい!!ぷり、ぷりゅり!!ぷりゅう!!ぷぃ!!ぷりゅりゅりりゅ!!ぷりん!!』
(特別翻訳:そもそもコイツが悪いコト考えてあの黒いカミサマを連れてきたのが悪いんでし!!ゆるさんでし!!ぷゆちがゆるしてもイテボシちゃんがゆるさんでし!!つまりぷゆちもゆるさんでし!!)
『……プシュ』
【バクフーンはピンク色のポケモンをそっと地面に下ろして解放した】
「あっコラ!折れるんじゃありませんよ!!」
『ぷっぷゆゆー!!』 - 15ナイト24/09/03(火) 23:08:32
- 16小説家24/09/03(火) 23:36:40
『アイツからゼロラボの話は聞いたか?』
うん、まぁだいたいは。
『当時ガキだったオレたちにはまだ受け止めきれない出来事が沢山あった。今でも受け止めきれない物もある』
『クヌエとは今でもダチだけど、たまに距離を感じるときはある…まあ当然だよな…オレの親のせいであんな目にあったんだし…』
そのフトゥー博士とかのせいだとしてもそれはペパーさんには関係ないよね?
…それが、あなたの気がかりになるなら私ちょっとお姉ちゃんと話つけてくる。
『え?お、おい!』 - 17小説家24/09/03(火) 23:37:27
- 18ふたりの調査隊24/09/04(水) 01:11:32
今日は寒いけどキクイさんとツバキさんも協力してくれるみたい。ふたりともなんだかノリノリみたいだしあたしも負けてられないな
- 19ごはん作るお兄さん24/09/04(水) 05:51:25
- 20ナイト24/09/04(水) 06:03:18
- 21小説家24/09/04(水) 07:05:30
- 22ナイト24/09/04(水) 08:00:37
幸も不幸も背負うのが人生じゃないか? 過去の全てがその人間を形づくる。時間をかけて受け止めることもあるし、何でも早期解決は難しい。周りがいくら手を貸して耳を傾けても、結局乗り越えるのは当人だからな
幸せになってほしいという願いは素晴らしかろうが、幸せになるべき、幸せにならなくてはいけないまで行けばそれは呪いだよ。というか姉に話を聞くならまず好きな人の話を最後まで聞きな。早合点は何にもならない。双方の話を最後まで聞いて初めて動く方針を決めるんだよ
あと、何でもするまで言うと「重い」「怖い」と思われる可能性はないか? 好きの感情だけでそこまでされると、俺は正直なところ不気味だし与えられてばかりは坐りが悪いんだが…
- 23小説家24/09/04(水) 09:08:51
- 24ごはん作るお兄さん24/09/04(水) 12:50:28
- 25ナイト24/09/04(水) 13:24:18
その「好き」を間違っているというつもりはないよ。だが、それだけが「好き」の正解でもない。人の心は十人十色。人それぞれの形の色の「好き」があるだろう。君の父親はそうしたのだとしても、「君の父親『は』そうした」というだけのこと。君が自分の「好き」を他の誰かに強要していい理由にはならないんだ。それは相手の「好き」を認めないことになるんだから
君にとっての「好き」が「自分が傷ついても何もかも差し出しても構わない」ことだとしても、相手がそれを「好き」だと認識するかは別問題だ。愛が時に暴力ともなり得るように、解釈は受け取る側に委ねられている
俺個人のことを言うなら、傷ついてまで愛されるのは痛くてとても受け取れない。愛されることを夢想はするけど、破滅してまで愛されても嬉しくはないよ。極端な例だが、「君のために人を殺した」なんて言われても怖いだけだろう。自分のために失わせた、なんて恐ろしくて仕方ない。善人を縛り付けたいならいい方法だと思うが
最後に、君の父親は立場や親友、家族、故郷、名前すらも手放したと言ったけれど、その父親の覚悟を君はちゃんとわかっている? 散々悩んだのか、あっさり投げ出したのか、どんな思いで決意したのか、「好き」以外にどんな理由でその決断を下したのか。そこまで理解しないと、同じ意見だからと参考にするのはリスクが大きいぞ。背景を見ずに都合のいい箇所だけ引っ張りだしてはいないだろうね
- 26フォト24/09/04(水) 13:27:00
「あなた何者ですか?見慣れない格好をしていますが」
「ふぁ?」
【軒先に立ってアルセウスフォンを操作していた金髪の少女の前に、紺色の制服を着た少女が現れた】
「…こんにちは?」
「こんにちは。そんな薄着で平気ですか?ポケモンに襲われたら大ケガをしますよ。でも門番さんが通したってことはムラの誰かの関係者なのかしら?」
「あー、ラベンさんって人に連れてきてもらいました」
「ラベン博士の!?ということは同郷の方ですか?」
「いや、出身地方はたぶん違うかと。さっき会ったばっかりです」
「さっき…?まったく、せっかくポケモンの研究のために遠方からいらしたのにポケモンに逃げられたりよくわからない人を連れてきたりして先が思いやられますね…」
「あれ、捨てパピモッチと同列にされてる?」
「とかいうあたしもポケモンのでんきショックという技を受けて寝込んでいたのですが…」
『らーいちゅー?』 - 27小説家24/09/04(水) 20:25:40
- 28小説家24/09/04(水) 21:22:33
『バウバウ』
【マフィティフがベンチに膝を抱えて泣いているツインテールの少女を見つける】
『でかしたマフィティフ!』
『…………』
本当に…本当に好きなのよ…?
あなたの為なら何でもしたいし、何があってもあなたの味方でありたい。
『そりゃあ、凄いな』
『オレは…正直そこまでされると食傷ぎみになりそうだな』
『父ちゃんも母ちゃんもオレや自分の夢のために何でもしたけど…オレは別にそんなのいらなかったな』
『ただ、側にいて一緒にいてくれるだけでもオレはよかったよ』
『何でもするってんならさ…今日は一緒にサンドイッチ食べないか?』
食"べる"~ - 29忍冬24/09/04(水) 21:51:26
……よく、わからないが。解決したということか?
こちらは報告することは特にないな。ショウからもらったクラフトキットでボールを作ってみたくらいか。一度見たおかげか少し調整するだけで作れるようになったよ。
毛虫、じゃないケムッソが多い。確か女性はこういった造形のものを苦手とすることが多いと聞いたが、コトブキムラに連れてかえって大丈夫だろうか。 - 30フォト24/09/04(水) 22:13:40
- 31小説家24/09/05(木) 00:39:57
【目を腫らしながら黙々とサンドイッチを食べるツインテールの少女】
『美味いか?』
…うん
『明日も食べに来いよ』
………うん?
『まだお前の知らない料理もあるからさ、明日も明後日もさ食べに来てさ、お互い知ってこうぜ』
…………うん! - 32忍冬24/09/05(木) 07:18:27
- 33フォト24/09/05(木) 09:12:31
- 34スケッチ24/09/05(木) 09:18:13
- 35忍冬24/09/05(木) 15:18:37
- 36小説家24/09/05(木) 21:59:51
うーん、いつもご馳走になってばっかだから、こっちからなんかご馳走したいなぁ。
何作ろうかなぁ…。
「まほ?」「おちゃば?」「ぽちゃ?」「ぱふぅ?」「ちぇりり?」
紅茶とスコーンにクリーム……かき氷は季節になったらね。
「も、もも?」
モモちゃんはダメ。
「もも~」 - 37フォト24/09/05(木) 22:18:31
「そうなのですよ、ショウくん。合わせる顔がないのです」
「博士!」
【大きな建物のある方向から歩いてきたラベン博士が金髪の少女の横に立ち、ショウと呼ばれた少女へと朗らかな笑みを向けた】
「ですがもう大丈夫です!こちらのシルベくんがボクたちの力となるのです!」
「ど、どうも」
「どういうことですか?もしかして彼女を調査隊に?もう!シマボシ隊長の許可なく隊員を増やせるわけありませんよ」
「え、」
「許可する」
「ぎゃー!?」
「シマボシ隊長!?」
【音もなく現れた短髪の女性に、少女たちはそれぞれ驚きの声を上げた】 - 38アカ主の娘24/09/06(金) 07:13:20
私もあと数年で還暦…あの出来事から約40年かぁ。
老けたなぁ…、あの頃みたいに無尽蔵に走れる気がしない。 - 39フォト24/09/06(金) 11:34:26
「もっとも、調査隊にふさわしい実力を持つならばだが」
「び、びっくりした…気配がなかったよ今」
『らーい♪』
【金髪の少女はキャッキャッと無邪気にはしゃぐアローラライチュウを抱きしめながらブツブツと呟いていたが、すぐに我に返って姿勢を正した】
「シルベと言います!」
「ギンガ団調査隊隊長のシマボシだ。ラベン博士から話は聞いた。逃げたポケモンを確保した能力を役立てるかわりに衣食住の提供を求めているとか」
「は、はい。とりあえず当面は…?」
「見たところ15歳ぐらいか。であれば一人前の大人として働くのは当然。だが素性も知れぬ人間をおいそれと雇うわけにはいかない。明日試験を受けてもらう」
「ええ~試験…まあポケモンを3匹捕まえた程度じゃ駄目かあ」
【少女があっさりと"程度"と表現したことにシマボシは一瞬目を光らせたが、それ以上反応することはなく無表情を貫いた】 - 40アカ主の娘24/09/06(金) 18:33:24
- 41忍冬24/09/06(金) 20:44:04
コトブキムラに帰還した。ああ、ショウからキズぐすりの作り方は見せてもらったよ。
コリンクの耳を見せたり、ケムッソを欲していた門番の人に渡したりした。そういえば「進化」とはなんのことだろう。芋虫が蛹になり蝶や蛾になるようなものだろうか。それならきっと「進化」できるのは一握りなんだろうな。
団員ランクが上がった。星、か。うん、星はいいものだ。
これから夕食らしい。コトブキムラの路は一定の規格があるから把握しやすくて助かるな。奇妙な感覚は残るが。 - 42フォト24/09/06(金) 21:54:02
- 43アカ主の娘24/09/06(金) 22:16:21
- 44フォト24/09/06(金) 22:45:57
- 45アカ主の娘24/09/06(金) 23:04:34
- 46忍冬24/09/07(土) 09:40:43
- 47フォト24/09/07(土) 11:32:44
- 48アカ主の娘24/09/07(土) 11:43:22
- 49忍冬24/09/07(土) 18:09:26
- 50フォト24/09/07(土) 19:52:59
「ムベさん、サンキューです!最高のイモモチですよ!」
「へえ~…これがイモモチ…」
【金髪の少女は皿に積まれたシンプルな料理を物珍しそうに眺めると、首から下げたカメラのシャッターを切った】
『らい、らーいちゅ~』
「あ~ほっぺちゃんごめんね、お腹空いたね~!冷めないうちに食べようね~」
『らーい♪』
【少女の隣でしっぽに腰掛けてふよふよ浮いているアローラライチュウに驚愕の視線を向けたショウはラベン博士の方へ身を乗り出した】
「ラベン博士…こちらの流れ者、どこでお会いになられたのですか?当たり前のようにポケモンを連れ歩いてますけど…」
「空に穴がありますよね。"時空の裂け目"と呼んでいるあそこから落ちてきたのです」
「まさか…」
「改めて見るとめっちゃ飛んだなあ…生きててよかった」
『らいちゅ?』 - 51アカ主の娘24/09/07(土) 22:27:08
【ホウエン地方のおくりびやまの隅で墓参りをする夫婦】
こんなところにいたんだね…。
「ムベさんらしいのです」
あの頃はイモモチ沢山食べたよねぇ。
「ええ、ポケモンの火で焼いたやつは飛び切り美味しかったですね」
でもボスの奢りのイモモチが一番美味しかったね。
「ふふふ、人のお金で食べるのは美味しいものです」 - 52ふたりの調査隊24/09/08(日) 14:38:54
- 53アカ主の娘24/09/08(日) 21:42:13
- 54忍冬24/09/09(月) 10:59:58
- 55フォト24/09/09(月) 18:12:27
「ボクは科学者です。観測した事実にどのようなルールがあるのか確認していくのが仕事です。ボクには事実がすべてです!」
【そう言い切ったラベン博士に、金髪の少女は居心地が悪そうに肩をすぼめた】
「ポケモンは怖い生き物です!どのような能力を秘めていて、どういった不思議なことができるのかさっぱり解明されていないのですよ。そこでシルベくんなのです! ポケモンを3匹も捕まえました!いいですか、3匹もですよ!これほどの捕獲の天才はギンガ団にはいないのです!ようやくポケモンの調査ができるのです!」
「…さっきの3匹はみんな大人しい子達でしたよ。たぶんショウさんにもできたんじゃないですか?」
「あ、あたしですか?もちろん博士よりやれる自信はありますが、3匹となると…」
「襲ってこない相手でも皆ポケモンを恐れてうまく狙いがつけられないのです。シルベくんのようにポケモンを恐れず近づき、よく狙ってボールを投げられる人間は稀なのですよ」
「やっぱりそうなんだー…でも天才扱いはさすがにちょっと恥ずかしいかも…」
『らーい?』 - 56フォト24/09/09(月) 23:20:08
「調査隊の連中よ、おかしな人間を連れてきてのんきに食ってる場合か?隊長なんて中でイモモチを10人前も…ポケモン図鑑の完成が程遠いとはいえ、やけ食いにも ほどがあるぞ」
「シマボシ隊長のやけ食いの日々も終わります。さあシルベくんもどうぞ!空から落ちてきた君も、ギンガ団に入れば食事も寝るところも安心ですよ」
「ひえぇ…プレッシャーがえぐい」
『らいらい、らいちゅ』
「…あ、待ってねほっぺちゃん。私のぶんを分けたげるね」
【金髪の少女は自分に取り分けられたイモモチを切り分けるとアローラライチュウの前に置く。ライチュウはイモモチの匂いをふんふんと嗅ぐと一口食べ、満面の笑みで頬を押さえた】
『らいちゅ~♡』
「おいしいの!!よかったね~~~」
「一緒に食事してる…」
「つくづくボクたちの常識からは外れたコンビなのです」
「ええ~こんなに可愛いのに。2人もポケモンとごはん食べてみたら仲良くなれるんじゃないですか?」
『らい!』
「…それで本当にポケモンと仲良くなれるのなら検討するべきでしょうか…」
「あ、あたしはちょっと」 - 57アカ主の娘24/09/09(月) 23:21:50
- 58フォト24/09/10(火) 10:57:55
あんなに怖がるってことはショウさんはポケモン連れてないのかな?
ほっぺちゃんみたいにちっちゃい頃から育てれば苦手意識減るかも どっかにタマゴないかな
【口の周りをベトベトにしながらサンドウィッチを頬張っているピチューの写真】
ラベンさんは…いい人だと思うけど、博士って私苦手かも - 59アカ主の娘24/09/10(火) 13:02:57
- 60忍冬24/09/10(火) 13:56:13
- 61二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 14:17:31
このレスは削除されています
- 62アカ主の娘24/09/10(火) 14:18:09
- 63フォト24/09/10(火) 14:32:05
- 64アカ主の娘24/09/10(火) 14:46:11
- 65ノブ24/09/10(火) 23:04:40
【始まりの浜でドスを持った男が立っている】
ここは…ここはどこじゃあ! - 66ノブ24/09/10(火) 23:36:54
【ラベン博士の襟首掴みながらどすの聞いた声を出す男】
おう、お前どこのモンやコラ!
『あ、あの…!』
どういう了見でワシをここに連れてきた?
ワシを誰やとおもうとる○○組傘下○○一家相手にして無事に済むと思うとるんか?
ことと場合によっちゃお前のタマを手土産にせんとのぅ?示しがつかんのぅ?
『あわわわ』
【3匹のポケモンが男のスネに軽く攻撃すると逃げ出した】
っ!何晒すんじゃいボケェ!!
な、なんじゃありゃ…?ッオイ!待てゴラァ!喧嘩売ったなら最後までケツ持たんかい! - 67ノブ24/09/11(水) 02:01:59
【3匹のポケモンに翻弄される男】
ちょこまかと!待たんかいコラァ!
『そ、空から落ちてきた人~…待って下さーい!』
おい、お前。あのちっこい生き物はなんじゃ!
『ええ!? 知らないのですか? 本当にどこから来たというのです いいですか このコたちは ポケットモンスター ちぢめて ポケモンと呼ばれる不思議な生き物です』
ぽ、ぽけもん?
なんじゃそら…というかここはそんでお前さんは誰なんや?
『こ、ここはヒスイ地方。そしてボクはここでポケモンの調査をしているラベンです』
ヒスイ地方?ポケモン? なんやわからんが…ここは○○じゃないんか…そんでもしかしてアンタはカタギの方…?
【男はすぐさまラベン博士に土下座した】
カッとなっていたとはいえ、カタギに手ぇ出してすんません!お詫びに指ぃ詰めますけぇ、堪忍してつかぁさい!
【男がドスを地面に指すとそれを起点に指を切り落とそうとした】
『ノ、ノ、ノー!?指を切らないで下さーい!ボール投げれなくなります!』 - 68フォト24/09/11(水) 10:13:14
うおー!!何ここ!!木造の住宅!?玄関が土!?リビングに砂!?テンション上がる!!
【宿舎内をありとあらゆる角度から撮った写真が何枚も並んでいる】 - 69忍冬24/09/11(水) 11:02:23
……ポケモンを戦わせる任務、か。それを受けることに反対はないが、ショウもそういったことが苦手なのか?
俺も巧みとは言えないが。指示を出すのは得意じゃないんだ。
どんな生き物だろうと勢力圏を広げる行為は侵略に他ならない、と俺は思うよ。人間の社会のことなんて聞き齧ったものしか知らないが。
- 70フォト24/09/11(水) 16:50:44
【敷布団の上でごろごろしているアローラライチュウの写真】
室内では靴を脱ぐとか、床に敷いたマットで寝るとか、文化が独特で面白いね!
とりあえずここでお世話になるしかなさそうだし明日の試験がんばろっと
難しいやつじゃないといいなー… - 71ノブ24/09/11(水) 18:48:32
【モンスターボールをまじまじと観察する男】
ほぉん…これで…捕まるんか?
『おっと ソーリー! これでは説明不足ですね いいですか ポケモンは不思議な生き物といいました では なにが 不思議なのでしょうか? それは どのポケモンも 小さくなる習性をもっているのです! 』
『ほかに頼る人はいません! 逃げた3匹の捕獲をお願いするのです! 捕獲するには ポケモンをよく狙って ボールを投げる! とてもシンプルです ……ボクには狙ったところに 投げる才能は ありませんからね』
さっきの因縁つけた詫びじゃ、こんくらいの事、お安い御用じゃけぇ…!
【男はモンスターボールを手にすると3匹のポケモンに対して投げ出した】 - 72ノブ24/09/11(水) 18:51:54
なんじゃこの板は?
光っとるしちっこいテレビみたいじゃのう… - 73フォト24/09/11(水) 23:04:46
- 74ノブ24/09/11(水) 23:35:24
- 75フォト24/09/11(水) 23:50:35
- 76忍冬24/09/12(木) 00:11:08
- 77ノブ24/09/12(木) 00:34:57
- 78ふたりの調査隊24/09/12(木) 01:34:17
【吹雪の中、地面の僅かな高低差を利用し身を隠して様子をうかがっている少女の画像】
[あの子はもうそろそろ調査を終える所だよ 環境面でも比較的困難な部類であると判断できるから無事に終わりそうでよかった]
[はじめまして ボクは……ある子を見守っているものだよ]
[キミは……また異なる時代と地域から来た身内思いのヒトのようだね]
- 79ノブ24/09/12(木) 03:09:22
っし!よぉわからんが、ここがワシの知る日本じゃ無いことはわかった。
ラベン先生…先程の無礼、大変失礼しやした。
【男は少し腰を下ろし手を差し出す】
まことに勝手ながら改めて形だけでも仁義切らせてつかぁさい。
手前生国と発しますは 相模国の神奈川で生まれ、戦後は日本横断しながら流れ流れの末に兵庫の神戸に住んでおります。 稼業上、親と発しますは、✗✗一家、○○組、✗✗代目○○○○ございますが、今しがたここヒスイの地に導かれ親も子もない渡世人と相成りました。
姓は寒川 名は忍、皆からはノブと呼ばれとります。
お見掛け通り、迷惑掛けがちな若造でございます。 以後面体お見知りおきのうえ、嚮後万端、よろしくお引き回しのほど、おたのみ申します。 - 80フォト24/09/12(木) 12:58:36
- 81ノブ24/09/12(木) 22:25:51
【イモヅル亭の前で煙草を吸っている男】
イモ…縁起の悪そうな飯屋じゃのう…
『縁起が悪いとは失礼な。…うろんな奴よのう イモヅル亭はなギンガ団のための店 よそものは帰った 帰った!』
ああん…?
【男がムベにガンつけているとテルが話しかけてきた】
『なんだ おまえ? かぶいた格好をしてるけど そんな薄着だと ポケモンに襲われたらイチコロだろ でも ムラにいるってことは 誰かが許可をもらったのか?』
おう、ラベンの先生に拾われたのよ。
『えっ もしかして 調査隊にいれるつもりなのか? また適当なことを……。でんきショックなんて ポケモンの技を浴びて寝こまなければ3匹を逃がさなかったのに……』
『許可する』『うわ!?』
【シマボシ隊長がラベン博士を引き連れてきた】
『もっとも調査隊に ふさわしい実力を持つならばだが ギンガ団 調査隊 隊長のシマボシだ』
へい、舎弟から渡世人になりやした寒川 忍です。
『ラベン博士から話はきいた 逃げたポケモンを確保した 能力を役立てるかわりに 衣食住の提供を求めているとか。だが素性も知れぬ人間をおいそれと雇うわけにはいかない。明日、試験を受けてもらう」
『なるほど! フェアな提案ですね どうです 隊長も一緒に? 食べながら ききたいこともあるのでは』
『遠慮する 料理と真剣に向き合うために ジャマされず ひとりで味わいたい』
『相変わらず ストイックなお方です では ボクたちは食べながら 詳しい話をするとしましょう! ムベさん いつものイモモチ! 今日は3人前プリーズです』 - 82フォト24/09/12(木) 22:42:57
【ショウに連れられて金髪の少女がギンガ団の本部へと足を踏み入れた】
「すごーい!レトロなのに真新しい!!」
「まだ部外者なのですからうろうろしないでくださいね。本部の1階が…」
「しっかりしてください!!」
【ショウが示したのとは別の部屋から緊迫した声が聞こえてきて、少女たちは動きを止める】
「野生のポケモンたちに…襲われた…相棒のポケモンも繰り出したが…群れ相手では多勢に無勢だな…」
「遠くまで出かけるからです。医療隊が治療しますから」
「ひえ…」
「警備隊で、しかも相棒のポケモンを連れていても野生のポケモンに襲われて負傷するのです…あなたの相棒は戦えるんですか?」
「た、戦えなくはないけど、特別バトル好きってわけじゃないかなー…」
「試験を受けるにしても、戦いが得意な相棒がいないと難しいかもしれませんね。さ、調査隊室はこっちです」 - 83ノブ24/09/12(木) 22:52:56
『ラベン博士! こちらの流れ者 どこで拾ってきたんですか?』
『空に穴がありますよね 「時空の裂け目」と呼んでいる あそこから落ちてきたのです』
『……本当ですか?』
【早く食べ終わった男が口を開く】
それはこっちのセリフじゃ。
『食べるのはやっ!』
ワシを拾うてくれたカシラが暗殺されて、その仇討ちにカチコミかけようと行って気づけばここにおったんじゃ。
正直、まだ夢ん中だとも思っちょる。
ただ、右も左もわからん、ポケモンも知らん上に無礼を許してくれたラベンの先生には一宿一飯の恩があるけぇ、それに報いたいとはワシぁ思っとります。
【すかさずテルの湯呑みにお茶を注ぐ】
『お、おう…』 - 84フォト24/09/12(木) 23:08:32
「生きて帰れるのかな、私…」
「パパ、ママ、トオルさん、カガミ博士…」
【立ちすくんでしまった金髪の少女の背中をアローラライチュウが不思議そうな顔をして軽く叩く】
【そのはずみで少女のポケットから木の枝のようなものがぽろりと落ちた】
「…なにこれ?」
【少女は木の枝を拾い上げると光にかざし、目を凝らした】
「今何か…気のせいかな…?」
『らいちゅ?』
「あ、ううん。なんでもないよほっぺちゃん」
『ちゃ~』
「…よく考えたらほっぺちゃんをパンケーキもチュロスも無いようなところにいつまでもいさせられないよね。よし。頑張るね!」
『らい!』 - 85ノブ24/09/13(金) 00:58:22
【宿舎で煙草を吸っている男】
飯食うて頭も気持ちも落ち着いてきたわ…
この世界はワシのおった時代よりずっと前みたいやな、それにポケモンっちゅう不思議な生き物もおる。
幸い、ワシの馴染みのある生活じゃけん暮らす分には問題ないのぅ。
極道以外の生き方を出来るとは思わんが、一宿一飯の恩じゃ、先生の為に頑張るとか。 - 86フォト24/09/13(金) 17:46:20
「シマボシ隊長、シルベです」
「し、失礼しまーす…」
【調査隊室のシマボシのもとへショウが金髪の少女を連れて入ってきた】
「説明する。入団試験だが、黒曜の原野にてビッパ・ムックル・コリンクという3種類のポケモンを捕まえてもらう」
「ビッパちゃん!?ヒスイにもビッパちゃんいるんですか!?!?!?」
「ビッパを知っているか。ならば話は早い」
【興奮して身を乗り出した少女の首根っこを引っ張りながら、ショウは戸惑いの表情を浮かべる】
「3種類も捕獲ですか?ギンガ団でそんなことできた人なんていませんよ」
「昨日も3匹捕獲したのだろう?ラベン博士の言っていたことが事実であれば容易いはずだ。わたしたちギンガ団にはタダ飯を食わせる余裕がない。君が役に立つ人間だとみなに知らしめる必要がある」 - 87ノブ24/09/13(金) 18:56:58
【宿舎からあくびしながらテルが現れる】
『ふぁ…さてアイツを迎えに…』
テルのアニキおはようございやす!!!
荷物お持ちします!!!
『うわっ!』
『あ、いや…アニキだなんて…』
合格するからわかりはしませんが、ギンガ団に入ったあかつきにゃテルさんはワシのアニキになるんで!!
今日はよろしくお願いしやす!!!
『アニキか…ふふふ。よーし!シマボシ隊長のところまで案内してやるからな』
へい!!! - 88ノブ24/09/13(金) 20:23:33
【ミジュマル、ヒノアラシ、モクローを前にヤンキー座りでしゃが未ながら目線を合わせ悩む男】
「くぽぉ~!」「プシュッ!!」「ぴちゃちゃ」
ほぉん、闘犬みたいなもんか。
どいつを舎弟にしたもんかのぅ…よし!
ワシがラベンの先生にガンつけてる時にいち早く1発入れたお前じゃ!
よろしゅう頼むミジュマル!
【男はミジュマルを指名すると犬のように撫でだした】
「み、みじゅじゅ~」 - 89忍冬24/09/13(金) 20:39:04
- 90フォト24/09/13(金) 22:06:10
「貸与する。調査隊専用のポーチだ」
【金髪の少女はシマボシから受け取った帯とポーチを現代的なラフな服装の上に装着した】
「あの…ポーチ…さまになっていますね…」
「だ、ダセ~…なんで帯と一体になってるんすかこれ」
「せっかく気を遣ったのに自分でダサいとか言わないでくださいよ!!」
「仕様だ。さあいけ!ショウ、何かあれば助けよ」 - 91ノブ24/09/13(金) 22:12:49
- 92ノブ24/09/13(金) 22:54:32
しかし、ポケモンの勝負は飼い主が指示を出さんと動けんのやな。
しかも、決まった技を言わんと理解せんし、難しいのう。 - 93忍冬24/09/13(金) 22:58:54
- 94ノブ24/09/13(金) 23:36:15
- 95ノブ24/09/14(土) 06:08:04
【制服姿の男がテルと合流する】
『調査隊の制服だと 仲間! って感じがするよな』
極道の法被みたいなもんですな。
『それにしても隊長…… いつから 制服の準備をしていたんだ?』
『着替えたか 昨日 提供した部屋だが 今後も使うといい』
『こちらも丁度仕立てが終わった使え』
【シマボシは男に赤い帽子を差し出す】
シマボシの姉御ぉ~!
『隊長と呼べ』
『ははは、オレとお揃いだな』
はい!この肩の銀の字に恥じんように精進しやす!
『うむ、よきにはからえ~』 - 96フォト24/09/14(土) 12:16:15
「はあ~…頑張るしかないねほっぺちゃん」
『ちゃあ…』
「頑張りすぎてガリガリに痩せちゃわないようにしようね」
『ら、らいちゅ~~~…』
「はい、シルベくん。ボクの出番ですね!」
「はぇ?」『らい?』
【入室してきたラベン博士は金髪の少女とショウをエントランスへ連れ出した】
「ポケモン図鑑完成のために、そしてここで生きていくために、シルベくんには是非とも合格してもらわねばなりません。そのために博士であるボクがサポートできることといえば、ハイ!」
『くぽぉ~!』『プシュッ!!』『ぴちゃちゃ』
「砂浜の3匹ちゃんたち!!」『らいちゅ♪』
「さあ、シルベくん!気になるポケモンをキミの仲間に選ぶのです!君には既に相棒ポケモンがいますが、戦うのには慣れていないようですからね。貴重なポケモンたちですが、この子たちはみんな君に興味があるようですし!さあ、どの子を仲間にするのですか?」
「え…全員」
「全員はダメなのです!!1匹だけ選んでほしいのです!!」
「ちゃんと面倒見るから~!」
「ダーメーなーのーでーすー!」 - 97ノブ24/09/14(土) 21:07:13
『待ちかねたぞ! ギンガ団団長 デンボクであるっ! うむう…… おまえが寒川 忍だな』
はい!申し遅れやした!!!
手前勝手ながら親なし子なしの渡世人からそちらの団にお世話になりす!!
『最低限の礼儀は知っているようだな』
『時空の裂け目から落ちてきたことを含め おおよその話はきいている さて…… どれほどのものか 確かめさせてもらうぞ! 立ち合え!』
へい!!
【男がデンボクとがっぷりと肩を組むと投げ出された】
…………っ!
『うむう! 血気盛んである 相撲はまだまだだがみどころは ありそうだな……!』
うす…。
『ただでさえ渡世人な上に空から落ちてきた おまえを 不気味だと思う者もいるだろう! 人によっては災いを招くものと考える 迷信深い者もいるやもしれぬ! だが入団試験に合格したのだ おまえが面妖なヤツでも カタギとしてコトブキムラの仲間として受けいれよう』
『ギンガ団の仕事に忠勤しポケモン図鑑を完成させよ! 寒川 忍……ポケモンとは恐ろしい生き物。心して調査に励め!』
はい!おやっさん!!
『……ボスとよべ!』 - 98ノブ24/09/14(土) 21:24:33
いやぁ~あのデンボクのおやっさんは器がでかい人じゃ。
思わず親子盃をしたいと思ったくらいや!
…そういやぁ…ワシはあのけったいな穴から来たわけじゃが…じゃあ、あの穴の向こうに元の世界があるんか?
おやっさん…叔父貴…カチコミ…うまく行ったんやろか…。 - 99忍冬24/09/14(土) 22:49:40
……む。むむ。
ポケモンを戦わせることに躊躇いが、か。うん、嫌な記憶があれば自然なことだ。
さっき見た「写真」と同じポケモンだ。ピカチュウというんだな。
教えられるとは思わないが、見て勝手に学ぶ分には大丈夫だろう。
む。俺からすれば、社会秩序ではない組織がそういうことをする方が変わってるぞ。
- 100フォト24/09/14(土) 22:58:10
「ちぇ~…まあよく考えたら一気に手持ちが増えたら大変そうだし、ラベンさんの言う通り1匹が限度かあ」
「わ、わかってくれてよかったのです。さあ、どの子にしますか?」
「うーん…」
『くぽ!!』
【金髪の少女が順繰りにポケモンたちを見つめながら頭を悩ませていると、そのうちの1匹であるモクローが飛び出してきてアローラライチュウの頭の上に停まった】
『もふ』
『らいちゅ?』
「うわっかわよ…うわっ…何…?」
【夢中でシャッターを切る少女を尻目にラベン博士は興味深げに2匹を観察する】
「君のライチュウ…ボクが見たことあるライチュウと少し様子が違うようですが、もしかしてアローラ地方の固有種ですか?」
「え?えーっと…まあ、半分正解?正確にはレンティル地方ってところで進化させたんですけど、あそこは環境が似てるのかアローラの固有種が多いってうちの博士は言ってました。なんでですか?」
「実はそのモクローもアローラ地方から送られてきた子なのです。だから君のライチュウに親近感を感じているのではないかと…」
「へ~…シンオウでもパルデアでもないんだ」
『くぽ』『らい!』 - 101フォト24/09/14(土) 23:23:28
「ほっぺちゃん、仲良くなれそ?」
『らいちゅ!』
「じゃあこの子にします」
「いいのですか?あれだけ悩んでいたのに…」
「私もほっぺちゃん以外の子を受け入れるのは初めてなんで、先住ポケモンとの相性を一番大事にしたいかなーって」
「な、なるほど…シルベくん、やはり君はボクたちとは根本的にポケモンに対する考え方が違うようです」
「それはいい意味で?」
「もちろんです!君の存在がコトブキムラに良い風を運ぶと、ボクは信じているのです!」
「はあ…」
『くぽぉー!!』『らい!』
『プシュッ!!』『ぴちゃあ!!』
「わっ?」
「選ばれなかったポケモンたちがモクローを応援しているみたい。この子たちもあなたと一緒に調査したかったのでしょうか」
「そうですね…シルベくんが空から落ちてきた時、ムラから飛びだしたぐらいですからね」
「えっいじらしい…やっぱり君たちもうちの子になる?」
「だからそれはダメなのです!!」 - 102フォト24/09/15(日) 09:22:42
- 103ノブ24/09/15(日) 10:06:05
- 104フォト24/09/15(日) 18:31:18
- 105忍冬24/09/15(日) 19:06:16
- 106ノブ24/09/15(日) 19:59:48
- 107フォト24/09/15(日) 21:12:30
- 108ノブ24/09/15(日) 21:45:24
- 109ノブ24/09/16(月) 02:09:50
【オヤブンギャロップに追わる男とミジュマル】
な、なんじゃありゃあ!!
馬かと思うたらたてがみが燃えとるが!燃えとるが! - 110ふたりの調査隊24/09/16(月) 02:22:33
調査終わった…寒かった…
結局あの二人の勝敗は決まったのかな?それに見せたいものって何だろう - 111ノブ24/09/16(月) 08:36:52
ポケモンは怖い生き物じゃあ…。
思わずドス出してしまったが簡単に折れてしもうたわ。 - 112忍冬24/09/16(月) 08:42:41
- 113二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 09:34:15
このレスは削除されています
- 114ノブ24/09/16(月) 09:40:33
- 115フォト24/09/16(月) 20:41:08
「ショウさん!!もしかしてこれは写真屋では!?」
「そうですけどまずは試験を受けてもらわないと立ち入れません!!」
【金髪の少女が正門近くの建物に張り付き、ショウがそれを引き剥がそうとしている】
「じゃあ入り口からちょっと中を覗くだけでも…」
「キテレツな身なりですね。アナタ、面白いです!」
「んぇ?」
「キテレツなのは身なりだけでは…、…え?」 - 116忍冬24/09/16(月) 20:54:52
……強くするには、強い技を覚えさせるのも重要な手……。
「…………。」
【ペリーラの前で黙りこくってしまった少年。それまでとは全く異なる常識に頭を回している】
「今の俺には、手に余るな。手を煩わせてしまってすまない。任務に行ってくる」
【ぺこりと一つ頭を下げて、少年はショウに手を引かれて訓練場を後にした】
命令をこなすことには変わらないのに、か?
……いや、ここまでにしておこう。すまない。忘れてくれ。あなたは俺ではないんだった。
- 117ノブ24/09/17(火) 08:58:51
ポケモン同士戦わせるのは難しいのう。
なかなかにワシの言うことを聞かん。
どうしたらええんじゃろ?
【ミジュマルにドスをもたせようとする男】 - 118フォト24/09/17(火) 19:32:22
【振り向いた先にいた行商人の男性を見て、金髪の少女は目を丸くした】
「この写真のイケメン!!」
「おや、恐縮ですね。ジブンはウォロ、イチョウ商会の者です。アナタのウワサは聞いていますよ。空から落ちてきたとか…!ジブンとしては気になって気になって」
『らいちゅ?』
「なんと! ポケモンもお持ちとは…実に興味深い…!珍しいヒト・モノ・コトを確かめるのは商人の性!どうです、お互いのポケモンで腕比べをするのは?」
「え、お兄さんバトルできるんですか?どうしようかほっぺちゃん?」
『らーい?』
『くぽ!!』
【ボールからモクローが飛び出してきて首をかしげるアローラライチュウの横に並び、両翼を広げた】
「オコゲ、やりたいの?」
『もふっふ!!』
「じゃあこの子の腕試しも兼ねて、よろしくお願いしまーす!」
「なんと!2匹もお持ちとは!アナタとても面白いです!!」 - 119フォト24/09/17(火) 19:41:51
- 120ノブ24/09/17(火) 19:51:18
- 121二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 19:58:53
このレスは削除されています
- 122忍冬24/09/17(火) 20:00:28
- 123フォト24/09/17(火) 22:14:29
「勝ったー!」
『もふっふ~!』
「ポケモンを競わせるのは楽しいです。競わせて育てればさらに技も覚えて強くなります!ですがポケモンを連れている人間はあまりいないですから…みなさんボールを使えばいいのに」
「ポケモンと一緒の生活、楽しいのにねえ」
『らい!!』『くぽ!!』
「空から落ちてきた人、お礼にキズぐすりもどうぞ!」
「えー、いいんですか!?ありがとうございます!」
「試験…ジブンは応援しますよ。ギンガ団員が増えるということはお客さまが増えることですからね!ではまた…」
「あ!待ってください!」
【踵を返して立ち去ろうとするウォロの背中に金髪の少女は慌てて声をかけた】
「写真屋さんの中ってどんな感じでした!?」
「シルベー!!日が暮れるからまた後日にしてください!!」 - 124ノブ24/09/17(火) 22:21:25
- 125ノブ24/09/17(火) 22:56:12
【宿舎でテルにミジュマルを見せながら相談するテルと男】
テルのアニキィ…どう思いやす?
『うーん…なあノブ。道場に行かないか?』
その心は?
『……正直にいうぜ』
ゴクリ…
『ポケモンを戦わせるなんて無理だろ! いや、おれだって調査隊だし相棒はいるけどさ』
相棒…?
『ああ みせてやるよ おれの相棒を!』
『びがぁ!!』
そっぽ向いとりやすねぇ
『相棒のピカチュウだ。コリンクに襲われたときも こいつと共に戦えばよかったけど 頭がまっしろになって…… それに正直 ポケモンって怖いだろ なんでこいつ エレキをだせるんだよ!』
『びがぁ!!』
『だけど…ポケモンと…相棒と力をあわせないと 調査隊の仕事もままならないなって だから お前に手本を見せるためにも勝負だ!』 - 126ふたりの調査隊24/09/18(水) 01:45:50
【日の出を眺めている少女達を映した画像】
[あの子は調査をやり終えたよ そういえば前にかつての時代におけるポケモンと人の関係性について説明するときにコンテストについて話していたかな]
[何を考えているのか凡そ想像はつくけれど それに対してボクも動く準備をしないといけないね] - 127ノブ24/09/18(水) 07:39:27
【男の指示を出すも理解できないミジュマルとテルの指示を蒸しするピカチュウ】
ミジュマル!そこや!いてこましたれ!
「み、みじゅ?」
『ピカチュウ!でんじは!でんじはだってば!』
『びが…』
【いっこうに進展しない勝負にペリーラが割り込む】
『泥沼だね…』
『ペリーラさん!ペリーラさんはポケモンを戦わせる 古武道の師範でもあるんだ』
挨拶が遅れやした、寒川 忍です!
『あんただねウワサの新人は。わたしは ペリーラ 警備隊の隊長だよ。あんたの戦わせ方、まるでド素人だからちょいと指南したくなってね』
『まずはポケモンの『技』を覚えようか』 - 128二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 19:38:29
(保守セウス)
- 129忍冬24/09/18(水) 20:01:22
- 130フォト24/09/18(水) 22:07:43
「おお~…テントだ。何年か前にガラルでキャンプがバカ流行りしてたなあ」
「今いるのがベースキャンプです。ここまでは安全な場所ですね。では始めましょう」
「はーい。…あれ?」
【ムラの方角から駆けてきたラベン博士に気づき、2人の少女は目を丸くした】
「ラベンさん!?」
「博士、どうしたのですか?」
「あの後隊長に言われたのです…『確認する。あの者に何かあればあなたが責任を取るのですね』と」
「シマボシ隊長、厳しいですね。と言っても博士がいたところで…」
「大丈夫なんでラベンさんはついてこないでいいですよ!」
「ひどいのです!?ですが、その通りボクが何かをする必要はありません。シルベくんの実力は本物ですから」
「む、むう…」
「それは…あたし、責任重大ですね…でもシルベでしたら大丈夫です。試験を始めましょう!」 - 131ノブ24/09/18(水) 22:47:36
- 132フォト24/09/18(水) 22:54:55
「試験で捕まえるポケモンが生息する大志坂です」
【少女たちの目の前を丸っこいビーバーのようなポケモンが歩いている】
「かわいい~~~!!」
「あら、ビッパですね。さっそく捕まえましょう。一応 知っていることをお伝えします。ビッパは温厚な気性のポケモンですから逃げないと思います」
「りょーかい!!」
【少女が取り出したモンスターボールを見てショウは首をかしげた】
「シルベ、それはモクローの入ったボールでは?」
「あ、はい。だって捕まえるんですよね?」
「ビッパは温厚なポケモンだから戦わなくても大丈夫ですよ」
「えっ?」
「え?」 - 133ノブ24/09/19(木) 10:12:31
【ピカチュウをたいあたりでくだすミジュマル】
でかしたミジュマル!
テルのアニキ!ご指導ありがとうございます!
これで今度の任務に行けやす!
『あ、ああ…!ヨネさんに会う前に間に合ってよかったな!』
へい!これからもよろしゅうお願いしやすねアニキ!
『ああ…』 - 134フォト24/09/19(木) 12:39:14
- 135フォト24/09/19(木) 12:41:21
- 136ノブ24/09/19(木) 22:18:42
【男がヨネに向かって土下座している】
すまん!ヨネの姐さん!しくじちまった!
『一回の負けがなんだい、また挑戦したらいいじゃないか。あたしのゴンベに勝てるくらい筋はいいんだ』
『忍くん!ミジュマル1匹では厳しいでしょう、牧場に預けたポケモン達を仲間にしてみては?』
ですけんど、あれは調査に必要じゃありゃせんか?
『ポケモンの生態を調べるには戦わせたり、一緒に過ごすのが一番!それに捕まえたキミならポケモンも言うことも聞くのです』
なるほど…そんじゃあ牧場に戻るぞミジュマル!
「じゅじゅ!」 - 137小説家24/09/19(木) 22:55:36
- 138二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 09:50:30
このレスは削除されています
- 139ノブ24/09/20(金) 10:25:51
虫タイプ…虫が苦手そうなポケモン…火とか、鳥か?
あのピカチュウの電気もいけそうやな。
「ピチパチチュピピ!」
鳥はおるな、炎タイプは…あのオヤブンの馬かぁ…
「じゅじゅ!」
【ミジュマルが口から水を出してアピールする】
なるほど…炎に水か…いっちょ捕まえて見るけぇのう!
「みじゅじゅ!」 - 140フォト24/09/20(金) 10:41:57
- 141小説家24/09/20(金) 11:03:47
- 142忍冬24/09/20(金) 18:06:44
【黒曜の原野。さくさくと草むらでない部分を一定のペースで少年は進む。その姿を眺め、えっちらおっちら身を進ませる一匹のポケモンがいた】
キュメ…メ… - 143ノブ24/09/20(金) 20:20:47
【オヤブンコロトックの攻撃にミジュマルが倒れる】
ミジュマルゥ!しっかりせぇ!
出番やムックル!
「ピチパチチュピピ!」
ええと、あの虫に翼で打っててまえ!
「チュピピ!」 - 144フォト24/09/20(金) 21:02:14
- 145小説家24/09/20(金) 22:33:48
- 146フォト24/09/20(金) 22:56:00
- 147小説家24/09/20(金) 23:25:46
- 148ノブ24/09/21(土) 07:34:17
【ギンガ団の団員と共にベースキャンプを設置する】
うーん、シンオウさま…、馴染みのない名前じゃのう。
お天道様みたいなもんか?
しかし、2匹ともいい仕事したのう!
「じゅじゅ!」「ピチチ!」
せっかくじゃけぇワシが渡世名を考えちゃるけぇの。 - 149ノブ24/09/21(土) 08:33:48
- 150フォト24/09/21(土) 11:43:57
えっアルセウスってそんなこともできるの?まじで?
もし見れたらいいねよろしく!!
レンティル調査隊はネオワン号っていう安全な乗り物でやるからそんなに大変じゃないよ
考えるのは博士の仕事だし 隊員は同年代の子多いし 私一人ぐらいいなくてもきっと…
…とりあえずこっちで試験頑張るわ!!ありがとー!!
- 151フォト24/09/21(土) 13:57:49
- 152忍冬24/09/21(土) 14:29:21
【ポン、とボールから出てきて少年の頭の上に乗ったモクロー】
「くぽっ、くぽぉ~、くるるぅ」
「うん。……名前、ほしいのか」
「もふっふ」
「……侘助?」
「くぅ……」
「嫌なのか。……羽根。弓。それとも、月?」
「くぽぽ」
「夜か。……なら、弓張」
「くぽっ!」
「それでいいのか? ……うん、なら、よろしく頼む」
博徒じゃないか。
ダサ……いや、なんでもない。何か問題がある名前には思えないが…鳳凰、は、名前負けしてはしまわないか?
- 153ノブ24/09/21(土) 19:58:36
【ギンガ団本部に向かう男にスグルが話しかける】
『お、ノブ、報告か?』
へい!スグルのオジキ、お疲れ様です!
『オジキと呼ぶな』
ちと相談事なんですが、アゲまるみたいに自分のポケモンに名前をつけようと思って
ミジュマルにはタチ丸、ムックルにゃあホウオウ丸を考えていやすが…
『タチ丸はともかくホウオウ丸はなぁ…ジョウト地方にホウオウっていう伝説のポケモンがいるからあまりオススメしないなぁ』
そうですけぇ…ワシのカシラの背中にも鳳凰の墨入れとりますけんちなもうかと思いやしたが…考え直してみやす - 154ノブ24/09/21(土) 20:02:18
う〜ん、難しいのう…
鳳凰は、すでにこの世界にもポケモンとしておるんか…ややこしいのう。 - 155フォト24/09/21(土) 20:49:53
【鳥ポケモンが戯れる様子を少女たちが茂みからそっと眺めている】
「ムックルです。あの子たちはすこし怖がりですぐに逃げ出すのです」
「え、ムックルが?」
「でもしゃがめば大丈夫です。気づかれることなく近づけますよ」
「りょーかーい」
【金髪の少女は腰を落としてそっとムックルに近づくと…首から下げたカメラのシャッターを切った】
「…捕まえるんですよ?」
「つ、ついうっかり」 - 156ノブ24/09/21(土) 23:41:26
タチ丸!「じゅっ!」
ホウオウ丸!「………」
んー、タカ丸!「………」
ムックル…ムク…ムク丸!「ピチュチュ!」
そうか、ムク丸がええのんかあ〜よろしゅうなムク丸!
「チュチュンチュン!」 - 157ノブ24/09/22(日) 11:04:59
【ナバナと共に畑を耕す男】
ふう、ふう、なんちゅう硬い土じゃ
『助かるよ。少し前に一人逃げだしてしまったからな』
いえいえ、こんくらいの手伝い当たり前ですけん。
しかし、そいつは根性なしじゃのう。
『オウメってシンジュ団の子なんだけど…集落にもいないらしいし今はどこで何をしているのやら』
シンジュ団?
『ああ、忍くんは知らないんだったね。ヒスイ地方に昔から住んでいる集団だよ。確か明日ウチの団とコンゴウ団との話し合いがあるからその時になればわかるよ』
ほう、そんじゃ舐められんように気合い入れて行きやしょうか。 - 158フォト24/09/22(日) 11:20:53
【モクローとムックルが並んでいるのを後ろから撮った写真】
あまりにもかわいい
それにしてもムックルが臆病なんて初めて聞いたなー 博士はむしろ意外と図太いって言ってた気がするんだけど
フロレオ島のムックルが人慣れしてるだけ? - 159忍冬24/09/22(日) 11:52:04
「あ、来ましたね! こちらですよ ×× ヨネさん 彼が ××です」
「××、という。よろしく頼む」
「へえ 新顔だね まあいいや とにかくきたってことは 相談に乗るってことなんだろ」
「ああ、そのつもりだ」
「そいつはいい あたしはコンゴウ団 キャプテンのヨネ コンゴウ団や キャプテンについては いずれ説明するでいいよね 片づけてほしい用件があってね さっさと話を進めたいのさ」
「あんた 自信はあるかい? ポケモンを戦わせる腕前の」
「……ある、と、思う」
「なんだ、自信なさげだね。まあいい、あんたのところの警備隊の若造では 歯が立たなかったからさ ちょいと腕試しさせてもらうよ 横にいるのは相棒のゴンベ 兄弟のように一緒に育った仲で あんたらのように おかしなボールで 捕らえなくても共に戦ってくれるよ!」
……鳥は臆病なものじゃないのか?
これが完全に鳥と同一とは見ていないが、人があまりいない場所の野生のものが図太いとはあまり聞かないな…。
- 160フォト24/09/22(日) 12:42:25
- 161フォト24/09/22(日) 18:38:38
よーし、一丁上がり
【見つめ合っているコリンクとアローラライチュウの写真】
とりまバトルに持ち込んじゃえばいつも通りな感じかな
といっても私、ポケモンの捕獲なんてアカデミーの授業でしかやったことないからあんまり褒められると気が引けるなあ…
私より成績いい子なんていっぱいいたからさあ - 162ノブ24/09/23(月) 08:51:56
【宿舎で煙草を吸いながらくつろぐ男】
ふむ、ここにゃあシンジュ団とコンゴウ団ちゅう組織があるようじゃ。
同じ極道のもんか?どちらにせよあった時には失礼のないように気をつけんといかんのう - 163フォト24/09/23(月) 08:58:13
【ベースキャンプにて少女たちがラベン博士に報告をしている】
「なにはともあれシルベくん、おめでとう!すべてのポケモンにであえの第一歩です。記念に1枚撮りましょう!!」
【そう言ってカメラを構えたラベン博士に金髪の少女はむっと口を尖らせると、アルセウスフォンで自らの顔を隠した】
「ラベンさん、写真を撮る時はちゃんと相手に許可をとってくださいね!マナーを守らないと界隈全体の評判が悪くなるんで!」
「ちょっと、シルベったら」
「おっと、すみません。1枚撮ってもいいでしょうか?」
「いいですよ!!」
「いいんだ…」 - 164小説家24/09/23(月) 09:09:18
- 165忍冬24/09/23(月) 09:37:11
【ゴンベに勝ち、得意気に胸を張るモクロー】
「お疲れ様、弓張」
「くぽっぽ」
「ごんぬ……」
「ゴンベに勝つなんて あんた ただものじゃないね ゴンベもごくろうさん さ 戦ったポケモンたちを 元気にしてやるよ」
「それと いいものをあげるよ あんたらクラフトといって 材料からアレコレつくるんだろ?」
「ありがとう。俺はあまり巧くはないが……」
「あんたとポケモンが 息をあわせて 戦う姿がよかった! まるで英雄だな! ちいさいころに 昔話できいた伝説の英雄! 決めた! あんたに依頼する 内容はシシの高台を荒らす オヤブン退治さ! オヤブンというのは とにかく でっかいポケモンのこと シシの高台に きてくれるよね?」
「シシの……。ああ、わかった」
【アルセウスフォンから音が鳴る。シシの高台を地図に示した】
「あなたのそれ…… 行き先を教えてくれるのですね」
「そうみたいだ。助かるな、これは」
「あんたの地図 しゃれてるねえ! ギンガ団の技術ってやつかい? たしかにあちらがシシの高台 その地図のとおりだよ」
「ではお任せしますね」
「うん。任せてくれ」
【パシン、とハイタッチをする少年と少女】
「調査隊の新顔 たいしたもんだよね! ところで あんた シンオウさまはご存じかい?」
「……シンオウ、さま? すまない、寡聞にして存じないな。神様なのか?」
「しかたないよね 簡単に教えるよ」
「シンオウさまは 時間を操り 宇宙をつくられた とされている 結果 ヒスイの大地が生まれ ポケモンたちが暮らせるようになった そんなすごいシンオウさまを あがめるため海を越え ヒスイ地方に集まり 定住しはじめたのがコンゴウ団 もっとも…… シンオウさまは はるか昔にお隠れになられ めったに姿を現さないとの話 だが いまだにシンオウさまに ゆかりのあるポケモンたちはいる そのお世話をするのが あたしたち キャプテンというわけ シシの高台に姿をみせるポケモンも シンオウさまの加護を得た ポケモンの血を引いているんだよ さあ いくよ」
シンオウさま。
俺の知らない世界。俺の知らない神様。
へえ……。ありがとう。似ているとは思ったが、やはり別の生き物なんだな。
- 166フォト24/09/23(月) 11:01:50
ラベンさんもカメラ持ってるんだ…しかも記念って
博士っていう生き物はあんまりそういうのに興味ないと思ってたから意外
あとあのカメラ、レトロで超かっこいい
ありがとー!!
フォローもできるんだ…アルセウスのちからってすげー
あーこれかな、フォロー返ししとくね めっちゃおいしそうなサンドウィッチ写っててお腹空くー…
ま、まあ今のところアルセウスの使命を果たすにはラベンさんを手伝うのが一番近道みたいだし?言われなくても手伝うけど?
- 167忍冬24/09/23(月) 13:33:09
【シシの高台を目指して二人が歩いている】
「ところで、高台を荒らすポケモン……とは、どういったものだろうか」
「ああ、コロトックってポケモンさ。シシの高台はシンオウさまにゆかりのあったポケモンの子孫にお供えをしていた場所なんだけどね、アイツはちょっかいを出してくるんだ。あんたにはソイツを追っ払ってほしいわけ」
「コロトック?」
「そう。そこにいるポケモン……コロボーシの進化した姿でね。あの音は綺麗なんだけどねえ」
【人影を認めて逃げるコロボーシの後ろ姿を指してヨネが説明する】
「虫と楽器の融合……」
「くぽぽ」 - 168忍冬24/09/23(月) 14:24:11
【シシの高台のオヤブン退治】
これが今回の依頼だ。オヤブン、とは通常より大きく強い個体の総称。特別な技を覚えているそうだ。
今回はコロトックというポケモンのオヤブンと聞いた。コロボーシの進化した姿だそうだが……どのような姿をしているのだろう。コロボーシのシルエットは、まるで何かの楽器のようだった。
触角をぶつけると小気味いい音が鳴った。もしかすると、どこかの世界ではコロボーシの姿をかたどった楽器があるかもしれないな。可食部は少なそうだ。
ひとまず、虫タイプと仮定して対策を練ってみることにする。幸い弓張は飛行のタイプも持っていることだしな。やる気も十分なようだ。 - 169ノブ24/09/23(月) 21:03:55
【テルが宿舎を出る】
『さて、ノブを起こしに…』
テルのアニキ!おはようございます!
『はっや!?』
『よう! 偽りのシンオウさまを あがめるのは時間の無駄と悟ったか』
『なにが宇宙の時間を司る シンオウさまよ! 宇宙と空間を生みだした わたしたちの シンオウさまこそが本物なの!』
【ギンガ団の本部の前でセキとカイが言い争っている】
アニキ…あの二人締めやすか?
『コラコラ、あいかわらずだな……あのふたり…… 男は時間を大事にするコンゴウ団の長セキ。少女は空間を世界の根幹とするシンジュ団の長カイ』
『あのふたりが会うと ああやって張りあうのさ なにしろ先代同士が 争っていたって話だからなあ』
へぇ…戦争にならんといいですが…。
『まあいいや ノブ、団長が呼んでいたぞ はやく団長室にいったほうがいい』
へい!アニキ! - 170ノブ24/09/23(月) 23:50:10
【デンボクに呼ばれて団長室に入る男】
デンボクのおやっさん大変おまたせしやした!
『ボスと呼べ』
『寒川 忍だ 調査隊の新入りとなる』
「その名前……! ヨネからきいたぜ アヤシシに好かれたってんだってな! そうか! あんたが時空の裂け目から 落っこちてきた すげえヤツなのかよ! オレはセキ! コンゴウ団リーダーのセキだ! ……長ってのは 古くせえから勘弁な』
セキの大叔父!
『セキでいいぜ、アニキ呼びも勘弁な』
『時空の裂け目の向こう…… シンオウさまが いるやもしれない 空間からきたというのか? わたしはカイ! シンジュ団を率いる 深謀遠慮な 長だ 本当に裂け目を通ったのか? どうにも疑わしいのだけど……』
『どうだろう? まずはこの者にバサギリの調査をさせるというのは?』
はい!自分、ギンガ団として兄さん姐さんの喧嘩を預からせていただきやす!! - 171ノブ24/09/24(火) 00:09:42
【話のついたセキとカイを見送るデンボクが男に話す】
『ノブ、わたしたちギンガ団はあとから ヒスイ地方にやってきた よそものだ コンゴウ団 シンジュ団とは もめてはならぬ…… わかるな?』
仁義通せっちゅうことですな。
『さらに ヒスイで暮らすためには ポケモンを調査せねばならない 敵対するポケモン 害をなすポケモンは ときとして屈服させねばならない』
へい!
自分、ギンガ団の為なら何でもしやす!
何でも言ってくだせえおやっさん!
『ボスと呼べ』 - 172フォト24/09/24(火) 08:32:16
【少女たちとラベン博士がベースキャンプで帰り支度をしている】
「あなたが捕まえたポケモンはそのうちムラの放牧場で預かってもらえます」
「放牧場?」
「捕まえたポケモンを放してお世話をするスペースです。ムラの外れにて準備中なのです」
「ポケモンを怖がる割にお世話する用意はしてるんだ」
「一度捕まえたポケモンは野生のポケモンよりも大人しくなる傾向がありますから。とはいえ引き受けてくださったオハギさんには感謝なのです」
「えー、私も働くなら調査隊より放牧場がよかったかも」
「そ、それは困るのです…!それに君も使命を果たせませんよ」
「とにかく、放牧場が整えば調査に向かう時に6匹までポケモンを連れていくことができますよ。まあそんな人いませんでしたけど」
「6匹は無理でしょ~。私のいたとこでも相当強いトレーナーじゃないとそんな数連れてなかったって」
「あ、よかった。さすがのシルベでも6匹は無理ですよね」
「無理寄りの無理無理」
「そうでしょうか?…いえ、今論じることではありませんね。さあ、本部のシマボシ隊長に報告です」 - 173忍冬24/09/24(火) 09:00:38
【オヤブンのコロトックが逃げていく】
「たいしたもんだよね オヤブンを ひねっちまうなんてさ まるで伝説の英雄みたいだ! おっと、あんたのポケモンを 元気にしないとね」
「助かる。ありがとう、ヨネさん。弓張もよくやったな」
【穏やかな雰囲気が漂うところにアヤシシの鳴き声が響いた】
「おっと」
「な なにごとですか!?」
「アヤシシさま!!」
「アヤシシ、さま?」
【シカやトナカイに似た姿の生き物は答えず、少年をじっと見つめている】 - 174ノブ24/09/24(火) 09:16:31
【シシの高台のベースキャンプで一服する男】
シンジュとコンゴウ…この両団の仲を取り持てばデカいシノギになりそうじゃのぉ。
……しかし対立していた組織がそう簡単に和解できるとは思えん…、会合でナシつけられたら苦労はせん。双方が納得できるシノギ見つけんと収まりがつかんじゃろな…。
指の2本…覚悟しといたがいいかもしれん。 - 175フォト24/09/24(火) 10:13:37
- 176ぷゆち24/09/24(火) 16:49:47
『ぷゆゆ~!!』
『ああ~い』
【ピンク色のポケモンがラブトロスに抑えられて手足をジタバタさせている】
「まったく、ようやくマトモに話ができる状態になった…いいですか、あなたが探しているポケモンがこの奥にいます」
『ぷりゅ!?』
「警戒して潜んでいるので気配が感じにくいでしょう。来なさい」
『ぷり~?』
「…ラブトロス経由でコギトさんから言われたんですよ。『今までの授業料を払わなければ団長たちに居場所含めて全てバラす』と」
『あいあ~い』
「ヒスイは広いとはいえ、さすがに3つの団から逃げるのは骨が折れますからね。あなたに恩を売っておけば充分返済に足りるでしょう。さあ、こちらです」 - 177ノブ24/09/24(火) 17:33:30
- 178とあるブショー24/09/24(火) 17:51:07
ベースキャンプにて皆さんと合流致しました。クレベースとの戦いは上手くいったようですね、良かった。
そうそう、ガラスのような体を持つウルトラビーストの件も報告しないとですね。彼らとの交戦にて私が食らったのは致死毒ではありませんでしたが、相手は未知のポケモンですから、油断は禁物です。
第二の武器を隠しているやもしれませんしね。
モンスターボールの効きも悪かったですし、デンボク様の判断次第では駆除という選択肢もあり得そうです。その場合我々調査隊も出向くわけになりますが……
……あまり先輩方に残酷なことはさせたくありませんね。出来るだけ平和的に参りたいところです。 - 179ノブ24/09/24(火) 18:48:32
【迷いの森へ到着した男】
ふう、こんくらいの距離、屁でもねぇが歩きしか移動手段がないのは厄介じゃのう。
さて、噂のキクイのボンに会いに行きやすか。 - 180忍冬24/09/24(火) 18:56:05
- 181ノブ24/09/24(火) 19:27:59
『オレはシンジュ団のキクイ バサギリを世話するキャプテンだね』
自分、ギンガ団からの使い、寒川 忍です。ノブと呼んでくだせぇ。
『ズバリ! キミは バサギリに会いにきたね! わかる わかるのだよ 強くてカッコよいバサギリが さらに強くカッコよくなったからね!』
『 だけど会わせないね! いまのバサギリは強すぎるからね 先日の雷はおそらくシンオウさまの力 それを浴びて強くなったのだね』
そこをなんとか!
『なんと! キミのバサギリへの 熱い思い キクイにも響いたね』
『いずれにしろ キミの思いは無関係 カイさんから きつくいわれてね 誰もバサギリには近づけないからね! キクイ自慢の相棒 ヌメラとともに追い払うからね!』
あのアマ…!
そういうことなら話は別じゃ。
相手させてもらうけぇのぅ
『ムカムカするね! 忠告で追い返そうとしているのに理解できないとはね…… 悲しいね。いけヌメラとけろヌメラ!」』
いけタチ丸!不義理にいてこましたれ! - 182忍冬24/09/24(火) 22:24:38
オドシシを発見。名前に類似性が見られるが、アヤシシさまとなにか関係があるのだろうか。
空を旋回する鳥ポケモンと、竜に似たポケモンがいる。今の状態では捕まえられないな。後で策を練ろう。
黒曜の原野はひらけていて、故郷と似ているとはあまり思わないが、人の手がほとんどないところは似ているのだと思う。……うん。あまり、こういうことを考えるのはよくないんだが。
今、いける範囲の図鑑は埋まってきた。時間があれば崖の方や小川の向こうにも足を伸ばしたかったが、それはまた明日以降だろうな。 - 183二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 23:41:18
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- 184ふたりの調査隊24/09/24(火) 23:42:01
図鑑ももう少しで完成しそう
訓練場で他の人達と手合わせしてるのもあってわざの情報が埋まっていってるよ
同じわざでも出し方の指示によって変化する、それも研究する人にとっては重要みたいだね - 185ノブ24/09/25(水) 00:27:07
『な なんたる……!』
そんじゃあ、調査させてもらうけぇの。
【奥へ進もうとする男をキクイが止める】
『ま、負けたけれど 忠告の続き! いまは会ってはいけないね バサギリは本当に危ない! 近づくとガンガン殴りかかってきてね いつもなら お供えもの…… 2つの好物をバサギリにあげれば うれしそうに食べておちつくのにさ キャプテンのオレですら 好物をあげたくても 暴れまわる バサギリに近づけないからね よそもののキミには無理な話だね』
どけやボン、危ないくらいで調査隊がつとまるかい。
『バサギリや アヤシシの先祖は シンオウさまより力を授かり ポケモンや人を守ったとされている わたしたちシンジュ団も恩恵を受け ヒスイで生きているからね!』
『カイさん?』
カイの姐さん…これはどういうことじゃ?
ギンガ団が調査出来るように組員にナシつけとくっちゅう話でしたやろ?ギンガ団を舐めとんのか?ああん!?
『バサギリは わたしたち シンジュ団にとって大事なポケモン よそものに任せるのではなく わたしたちで なんとかしたい……! そう考えてはいるが 荒ぶる バサギリは一刻もはやく鎮めねば 襲われる人やポケモンが増えれば コンゴウ団やギンガ団とも揉める……』
『おい! 空から落ちてきたヤツ!ギンガ団であれば なんとかできるのかね』
そんなん知らん。
じゃがギンガ団のメンツにかけてなんとかする、這ってでもなんとかする。それがワシが先生やおやっさんにできる恩返しじゃけぇ。
『わかった……! バサギリの好物は キクイとわたしで用意する おまえは広いヒスイを駆けまわっても なんとか解決法をみつけてほしい!バサギリが嫌われたままで よいわけは…… ないのだから』
【ままならぬ現状に顔を歪ませるカイを見て思案する男】
…そう言えば姐さんはシンジュの団長やったな…さっきはオラついて悪かったのぅ。
でも姐さん、仁義は通さんといかん。姐さんが長としてどんな画ぇ描いとるかは知らんが、ワシら極道は信用で食うとる、姐さんも人を従わせるんなら信用は大事じゃ。
話はそれだけじゃ、ラベンの先生に相談してくる。 - 186忍冬24/09/25(水) 08:47:32
昨晩、バサギリという個体が暴れているという噂を聞いた。何人も被害が出ている、と。雷にうたれおかしくなったとされているらしいが、俺がヒスイ地方に来た夜のものだろうか。あれは確かに大きかった。オヤブンよりも遥かに強いとなれば、事を収めるのは大変だろう。
- 187ノブ24/09/25(水) 09:44:13
【アヤシシに乗りながら黒曜の原野を駆け回る男】
流石ラベンの先生じゃ!
ワシに思いつかん考えをお出しする。
早口ボンと姐さんに教えにゃならん! - 188フォト24/09/25(水) 10:07:32
「待ちかねたぞ!ギンガ団団長、デンボクであるっ!うむう…おまえがシルベだな」
「よろしくお願いします」
「礼儀は知っているようだな。時空の裂け目から落ちてきたことを含め、おおよその話は聞いている。さて… どれほどのものか確かめさせてもらうぞ!立ち合え!」
「立ち合…?」
「相撲だ!!」
「スモウ…?」
【戸惑いつつもデンボクに組み付いた金髪の少女は、あっさりと投げられて床に転がってしまった】
「い、いだ~い…」
「うむう…まだまだだな。同じ調査隊のショウから受け身を教われ」
『ら、らい!!』
【慌てた様子でボールから出てきたアローラライチュウは、涙目になっている少女を見て青い瞳を吊り上げるとデンボクを睨んだ】
「ほ、ほっぺちゃん!?」
『らいぢゅ~…!!』
「うむ…!主のために怒るか。その意気やよし!!」
「言っとる場合か!!ほっぺちゃんステイステイ!!今のはプロレスみたいなもんだから!!たぶん!!」
【ライチュウが頬袋からパチパチとエレキを迸らせるのにも構わず、少女はデンボクから隠すようにしてライチュウを抱き締めた】 - 189忍冬24/09/25(水) 19:54:04
「よう! 偽りのシンオウさまを あがめるのは時間の無駄と悟ったか」
「なにが宇宙の時間を司る シンオウさまよ! 宇宙と空間を生みだした わたしたちの シンオウさまこそが本物なの!」
「フン! 無限に空間があっても 使いこなせねえくせによう!」
「おや? そちらは時間を 有効に使っているとでも いいたそうな口振りだな!」
……往来で男女が喧嘩をしている。痴話喧嘩、というものではなさそうだが。
というか二人が言う「シンオウさま」は両立できるものなのではないか?
「やめた! おめえとの無駄な口論こそ 時間の無駄そのもの! シンオウさまに怒られるってな さ デンボクの旦那に会いにいくぜ!」
「はあ? ふっかけてきたのは そちらだろう……!」
……行ってしまった。
「……ショウ、あの二人は一体……」
「いまのふたり…… 空間を大事にしている女性は シンジュ団の長 カイさん 時間 時間といっていた男性は コンゴウ団の長 セキさん コンゴウ団と シンジュ団は いまでこそ もめずにやっていますが 昔は争っていたとのことです それよりも ボス…… デンボク団長がお呼びです 団長室に向かったほうがいいのでは」
「そうだな。行ってくる」
セキ、とはあの男性のことだったのか。コンゴウ団は時間を、シンジュ団は空間を大切にしていると。……うん、やっぱり両立できるものじゃないか、それ? 他所の信仰に口は出せないが。俺が持つそれは、強くはないしな。
団長に呼ばれているらしい。今の二人も同じようだし、顔合わせかなにかだろうか。行ってくる。 - 190ノブ24/09/25(水) 19:59:39
【男がキクイに報告する】
そう言うことじゃけえ、団子つくるぞ!
『なんて着想! ギンガ団が持ちこんだ 科学の力って すげー!! バサギリに好物を食べてもらえるなら オレも手伝う! さあつくるとするかね』
『こら! キクイ わたしを待て 約束どおり バサギリの好物 ころころマメを持ってきたよ』
『わたしたちシンジュ団の問題…… 解決できないなら ギンガ団に任せるしかないけれど だが本当に任せてよいのか という 思いも悩みにあるんだ……』
『ギンガ団とわたしたちとでは 風習も考え方も異なるから…そこでだ あなたを試させて!』
なんやと?
『 モンスターボールで捕らえた ポケモンを使役して戦うようだけど わたしにも兄弟ともいえる 頼もしいポケモンがいるからね! わたしとグレイシアに勝てたなら バサギリのこと任せるから!』
姐さん…兄弟に戦えと言う事の意味わかっとるのか?
『どうする 戦うの戦わないの?』
わかりゃした。姐さんがそう来るならこっちもそうさせてもらいやす。
『グレイシアの強さに 心の底から ふるえあがって!!』 - 191ノブ24/09/25(水) 20:18:18
- 192ノブ24/09/25(水) 20:51:27
【ベースキャンプでミジュマルを撫でる男】
カイの姐さんとは話をつけた。
ポケモン勝負っちゅうのはただの闘犬とは違うんやな…今まで築いてきた兄弟との生き様なんやな…
【男はミジュマルと向き合い、お椀に水を注ぐ】
タチ丸、この椀を盃としてワシと五分の兄弟になってくれんか?
「じゅ?」
カイの姐さんを見て思った。
トレーナーに求められるのは様々なポケモンと強い関係を築く度量じゃ。
ワシはまだどこかでお前たちポケモンを侮っていた、じゃけんこの盃で五分の兄弟になってくれ!
【ミジュマルは水の入った椀を持ち一気に飲み干す】
【男もそれに合わせて一気に飲み干す】
タチ丸、これでワシらは五分の兄弟じゃ。 - 193フォト24/09/25(水) 22:20:49
- 194ノブ24/09/25(水) 23:02:10
- 195フォト24/09/25(水) 23:19:05
- 196ノブ24/09/25(水) 23:39:46
- 197フォト24/09/26(木) 00:00:01
- 198ノブ24/09/26(木) 01:25:42
- 199忍冬24/09/26(木) 07:24:56
「デンボクの旦那 バサギリは どうするんだい!? シンオウさまに仕え 戦っていた ポケモンの子孫とはいえ 許しがたい暴れっぷりだぜ」
「セキよ…… いきなりだな」
「時間は貴重 もったいないことはできねえ」
「では シンジュ団の大事な キングに対して どうせよと?」
「シンジュ団のキングだからな オレたちコンゴウ団は手をだせねえ だしたら 先代のときみてえに また争いになっちまうからよ」
「だけどよ 旦那のところも ケガ人がでたんだろ? ほっといていいのかよ」
「では シンジュ団があがめるキングを わたしたちシンジュ団自身で倒せ…… そういいたいわけか コンゴウ団?」
団長室についたがもう始まっている。勢いがすごい。
暴れているキングをどうにかするには倒すしかないのか? それが死とイコールではないとはいえ、積極的に取りたい手段ではないぞ。コロトックを追い払うのとはわけが違う。
全員が全員上が用意した人員とも思えないし末端には犯罪に拘わらず何かしらやらかして本土に居られなくなった人物も混ざっているとは思うぞ? 話を聞く限り強制移住というよりも希望しての移住だろうしな。開拓地は、戸籍に限らず経歴を誤魔化すのに丁度いい場所でもあるんだから。
開拓地ではないが、俺がいた場所もそういう人物は少なくなかった。
まあ満足に発展を進められていない場所でなにかをやらかす馬鹿はそうそういないし、あまり警戒しないでもいいと思うが。狭いコミュニティでは噂がすぐに知れ渡るし、自分の首を絞めるだけだからな。
- 200ノブ24/09/26(木) 10:27:24
ま、アホがおってもしめるだけじゃ