- 1二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 11:00:46幼馴染のチヨちゃんと細やかな誕生日会を開きたい。それぞれの家でも良いけれど、やっぱりいつものファミレスで過ごすのも良い。実は2人の誕生日が近かったりして、プレゼントを贈りあってみたりしても良い。夕方になって家の前でチヨちゃんと別れて自分の部屋に着いたら、「Happy_Birthday!」ってスタンプと謎格言が携帯に送られてきて、ほんのりと満足感を味わいながら眠りにつきたい。 贅沢を言います|あにまん掲示板三が日に幼馴染チヨちゃんと一緒にファミレスで駄弁って、服屋で2人の服選びして、カラオケ行って、どっちかの家にお邪魔して炬燵でぬくぬくしてお夕飯も頂いて「昔みたいに泊まっていく?」って御両親に言われるけ…bbs.animanch.comちょっとした贅沢を言います|あにまん掲示板幼馴染チヨちゃんと一緒にファミレスで課題をやりたい。課題をやりながらポテト注文したりお昼ごはん食べたりドリンクバーでオリジナルドリンク作って楽しみたい。課題が終わったらラウンドワン行ったりして遊びたい…bbs.animanch.com
- 2二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 11:05:13このレスは削除されています 
- 3二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 11:08:59このレスは削除されています 
- 4二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 11:10:21最終的にはチヨトレがサクラチヨノオーの心を盗むんだけどね… 
- 5二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 11:10:35このレスは削除されています 
- 6二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 11:20:43
- 7122/02/19(土) 11:48:52「お待たせしました。フライドポテトでございます。」 
 ドリンクバーに飲み物を取りに行ったチヨを待っている間に、注文したフライドポテトが運ばれてきた。
 2人でファミレスに行くと、まず最初に頼むのがこれ。塩気が抑えられているけど美味しいし、何より安い。
 中央のトレーナーとはいえ、まだサブトレーナーの俺と、まだクラシックレースを走っていないチヨにとっては、これが一番の贅沢なのだ。
 だから、この手軽さがとてもありがたい。
- 8122/02/19(土) 11:49:24ドリンクバーの方をふいと見ると、オリジナルドリンクを作っているらしいチヨが見えた。 
 耳をピコピコと動かしながら、楽しそうに色々とブレンドしている。
 せめて飲めるものを作ってきて欲しいと、切実に願うばかりだった。
- 9122/02/19(土) 11:50:28「おまたせ!飲み物持ってきたよ…あ、ポテトもう来てたんだ」 
 ドリンクバーから戻ってきたチヨは、両手にそれぞれコップを持っていた。
 中身は何やらオレンジ色の飲み物だが、単なるオレンジジュースではなさそうだ。
 チヨが向かい合わせに座ったのを待って、俺はポテトを一本、目の前に差し出す。
 「チヨ、口開けな」
- 10122/02/19(土) 11:51:53チヨはその言葉を聞いて、一瞬キョトンとした表情を浮かべたが、すぐに意図を理解して顔を赤らめた。そしてゆっくりと口を開け、ポテトを迎え入れる。 
 ポテトを口に含んでもぐもぐと噛む度々に、耳がゆらゆらと揺れるのが何とも可愛らしい。
 しばらく咀噛して飲み込んだ後、チヨは「やっぱりこれ、美味しいね」と言って笑った。
- 11122/02/19(土) 11:53:22その笑顔を見た瞬間、俺は思わず見惚れてしまった。 
 それから少しの間、2人の間には沈黙が流れ、その間ずっとお互いの顔を見つめ合う。
 吸い込まれるような空色の目がしばたかれ、先に我に帰ったのはチヨだった。
 慌てて目を逸らすように視線を下げ、「ド、ドリンク作ってきたから!飲んでみて?」と早口に言う。
- 12122/02/19(土) 11:54:11ーやっぱり、チヨは可愛いな… 
 オリジナルジュースを手に取りながらそう思い、いただきますと一声かけてストローに口をつける。
 甘酸っぱい味が広がり、どこか懐かしさを覚える味だった───。
- 13122/02/19(土) 12:00:15はい、私も書いてみました。 
 これでチヨちゃん来ると良いなぁ…
- 14二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 12:09:18このレスは削除されています 
- 15二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 12:15:17オレンジジュースにアセロラ混ぜると旨いよね、分かる分かる 
- 16二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 12:43:02幼チヨの人お久し振りですね 
 書けば出るの精神でもっと書いても良いのよ
- 17二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 13:20:09うおおおおおおチヨオオオオオオ! 
- 18二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 13:21:15SSええやんけ!チヨスレは増えろ!もっと増えろ! 
- 19二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 13:33:31
- 20二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 15:23:23誕生日にアクセサリーをこっそり買っておく幼馴染くんは良いぞ 
 というか、事実上の結婚を前提としたお付き合いになってるから指輪買ってる可能性も…
- 21二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 16:59:31良い概念だ 
- 22二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 17:49:06
- 23二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 17:55:33
- 24二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 19:40:56この前アルダン達が尾行してたけど、あの年代の女の子ってコイバナ好きな子多いのかな 
 そしたらリアルだねぇ…
- 25二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 20:38:24SS作者≠スレ主だったよね? 
 スレ主も書くことにしたんだ
- 26122/02/19(土) 20:55:26
- 27二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 21:02:56チヨちゃんはどうしてこう、ファミレス豪遊が似合うのか…アルダン調査隊はチヨちゃんの犬耳をモフモフしに向かった 
- 28二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 23:48:08寝る前に言おう 
 チヨちゃんはいつでもかわいいと!
- 29二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 04:04:43
- 30二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 09:12:03
- 31二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 12:35:10謎格言送ってくるチヨちゃん解釈一致 
 スタンプ送り遊びしてるのも解釈一致
- 32二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 12:46:44
- 33二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 12:59:33二人三脚でステップアップしていく幼チヨ良いよね…それでダービーも取るんだよね… 
- 34二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 14:04:44
- 35二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 14:07:15
- 36二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 14:18:36チヨちゃんは好きな人とならどこでも喜びそうだし… 
- 37二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 14:49:49「○○くん」 
 「ん?」
 「あー…」
 ポテト待ちで目を閉じながら口を開けるチヨちゃんの口にポテト突っ込みたい
- 38二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 16:33:09チヨちゃんはなぁ! 
 美味しい物は素直に「美味しいね」って言うんだよ!
- 39二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 16:39:28チヨちゃんにまんまる焼きとロールケーキ食べて貰いたい 
 まぐまぐ食べて欲しいね
- 40二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 17:22:48
- 41二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 17:58:30
- 42二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 17:59:01カモン 
- 43二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 18:01:47「○○君、久々に私と相撲を取らないかい?」 
 始まりはこの朗らかに笑う男の一言から始まった。サクラチヨノオーの父だ。自分の弟子達がせっせと娘とその幼馴染の誕生日パーティーの準備をしている時に、今思い付いたというようにニコニコとした表情で言ったのだ。
 その言葉で驚きどよめいたのは弟子達だ。弟子達は青年の事をよく知っていて皆憎からず思っているし、親方の愛娘であるサクラチヨノオーと良い仲なのも気づいている。それは親方も同じだと思っていた。
 現役時代は"鉄人"と呼ばれた自分達の親方は、引退して衰えたとはいえ、素人相手に相撲を取ってよい強さではない。
 「なに、本気でやる訳じゃない、ほんのお遊び程度のことさ」
 弟子達は青年が死んでしまう、そうでなくても大怪我をしてしまう、そう思った。
 しかし、誰も止めなかった。親方が怖かったから?
 違う。娘のサクラチヨノオーが止めなかったからであり、何よりも青年の決意に満ちた眼を見たからだ。
- 44二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 18:03:06引退して20年近く経っているのに未だ"鉄人"は健在。上背は180そこそこ、現役時代に比べ随分痩せていたが、それでもマワシを締めた男のその存在感は相手に自身の何倍もある巨人と相対したような錯覚を覚えさせる。そこには一人の力士が居たのだ。 
 対する少年、いや青年は、相手に比べると痩せたアスリート体型だが、鍛えた皮下脂肪の少ない肉体は年齢以上に男らしさを感じさせ、練習用の真新しいマワシをスパッツの上から締める姿は案外様になっていた。
 彼は相撲取りでもアスリートでもない。しかしここまで身体を鍛え上げていたのは、正にこの日のためだったのかもしれない。
 青年は、相撲取りの所作など知らない。それでも道場に入る前にも、練習用の土俵に入る前にも、深々と頭を下げた。
- 45二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 18:04:47土俵に入ってからは互いに一切口を開かない。互いに見合って真剣そのもので、"お遊び程度"とは到底言えない雰囲気だ。 
 "力士"は力強くも流麗な動きで四股を踏むと、ゆっくりと腰を落とした。一連の所作は似つかわしくない言葉と感じながらも、"美しい"としか言えなかった。
 見ていた者全員が、無い筈の大銀杏が男の頭に見えた気がした。
 青年は四股を踏めない。だが深い呼吸を行い、身体に気力を漲らせ、そして向かい合って腰を落とした。
 行司は居ない。周囲には何人もの人が観ているのに、土俵の中の二人しか居ないようだ。
 パァンと破裂音がした直後、
 『青年が跳ねられた』と誰もが思った。
 しかし実際は、動いたのは青年だ。"力士"は微動だにしていない。前にも、後ろにも。
 勢いよく突っ込んだ青年は、まるでコンクリートの壁に激突したように大きく後ろに仰け反った。
 力士がまるで優しく撫でるように右手を振ると、青年は反対側に『吹き飛んだ』。
 「…カハッ!」
 受け身を失敗して肺の空気を全て吐き出してしまった青年はしばらく動けなかった。
 チヨの父は、倒れた青年に手を差し出した。しかし、青年は口元のヨダレを乱暴に拭うと、差し出された手を無言で拒否して土俵に戻り、そして腰を落とす。
 ダメージが無いわけがない。すでに膝が震えている。しかしその眼に湛える熱は温度を増していた。
 "力士"は自身も改めて青年の前に見合った。
- 46二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 18:06:59チヨの父、ツグミは愛娘の幼馴染である少年を随分気に入っていた。 
 まだ娘が小学校に上がったばかりの頃、先代から名前を継いだ相撲部屋にも何人か弟子が入って順風満帆であった頃だ。
 町内会の役員から子供向けの相撲教室を開かないかと話があった。
 ツグミの一人目の子供は男児だったが相撲を嫌がり、二人目はウマ娘だ。この頃のツグミは"子供に相撲を教えたい"という欲求が高かったので、渡りに船とばかりに教室を開いた。
 青田買いをして弟子を取ろうなんて考えてはおらず、子供達が少しでも相撲に興味を持ってくれる切っ掛けになるだけでも嬉しかった。
 ある時、父親に連れられて一人の男の子が相撲教室にやってきた。
 何でも自分の女の子みたいな名前をクラスメイトにバカにされたといって、殴り合い取っ組み合いの大喧嘩をしたらしい。
 そんなに元気が有り余ってるなら、相撲教室で発散しなさいと父親が連れてきたという事だ。
 自身もツグミという女の子とも取れる名前だった為、幼少の頃にバカにされた記憶があるなと思い出し、自分と重なった事もあり目をかけるようになった。
 本人は終始ムスッとしていたが準備運動も練習も真面目にしっかりこなし、キツイ場面でも泣き言ひとつこぼさなかった。
 確かに喧嘩は良くないが、こんな子がうちに居てくれたら教え甲斐が有るだろうなと考え、思い切って弟子に誘ってみたが、
 「まったく興味がない」と振られてしまった。あまりにスッパリ断られたのでツグミは逆に清々しくなって上機嫌にカラカラ笑った。
- 47二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 18:08:09そこに妻と娘のチヨが様子を見にやってきた。 
 「○○くんっ!」
 嬉しそうに男の子の名前を呼ぶ愛娘にドキリとする。何時も大人しく人見知りの強かった娘の元気な声に少々驚いた。
 「えー!?○○くんお相撲さんになっちゃうの!?」
 「…なんねーよ」
 「よかった~」
 ツグミは何故相撲取りにならなかったら"良かった"になるのか、問いただしたかった。
 「まぁ、チヨったら、お相撲さんもカッコイイじゃない?」
 妻が代わりに聞いてくれた。さすが私の愛する妻だ。とツグミは無言で頷いた。
 「○○くんは将来私のトレーナーに成ってくれるから!」
 なるほどそう言うことか。意志の強そうな目をしていたのは、その歳でもう目指す目標が合ったからかと、ツグミは合点がいった。
 ならば大人として彼にエールを送ってやらねばなるまいと、また一人ウンウン頷いた。
 「チヨが欲しければ私に相撲で勝ってからにしなさい」
 小学生相手につい勢いで言ってしまった。娘も妻もポカンとしてツグミを見た。
 「はい」
 そして少年の迷いの無い返事に、ツグミはとてつもなく嬉しい気持ちになった。
- 48二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 18:11:18弟子の一人が、隣の兄弟弟子に小声で聞いた。 
 「…もう何回目だよ…」
 「……今ので丁度30回目…」
 「…なぁ…止めた方がいいんじゃないか…?」
 「…女将さんもお嬢さんも黙って観てるんだ、俺達がどうこう言えるかよ…」
 「…でもよう…」
 「…お前もこの間イケメン滅びろって言ってただろ」
 「あれは言葉のアヤだろ?アイツはイケメンだと思うけど嫌いじゃねーし」
 「俺だってそうだよ」
 「お前ら黙って観てろ、親方の取組なんてもう一生観れないかも知れないんだぞ」
 ツグミはもう50歳を越えている。そして膝と肩を故障して引退した経緯もあり既に相撲を取れる身体ではない。
 もちろん言葉通り"お遊び程度"なら大丈夫だったのだろう。しかしそうでなければ、確実に彼の身体を壊していく。事実ツグミの動きは回数を重ねる毎に精細を欠いていっている。
 逆に青年の動きは少しづつ良くなり何時の間にか相撲らしくなってきていた。
 二人に共通するのは、すこぶる楽しそうな目だけだった。
- 49二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 18:12:02終わりの時はあっさり来た。 
 取り組んだ回数が40回に差し迫ろうとした頃、ツグミが青年を寄りきろうとした時に、一瞬、故障した膝の力が、ほんの一瞬抜けた。その瞬間に青年は全身の全筋力を総動員させて、ツグミの巨体を"浮かせた"。
 ツグミは足の指先にわずかに土俵外の土を感じ、敗けを認めた。とても清々しい気分だった。
 青年はツグミの顔を見て、ニッと笑うとそのまま気を失なった。
- 50二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 18:23:10楽しい楽しい誕生日会が何でこんなことに… 
 チヨパパの中で幼馴染君が
 「娘の仲の良い幼馴染」から
 ↓
 「娘の婚約者」になった瞬間でした。
 ちなみにこの時点でそう思ってるのはチヨパパだけです。
- 51二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 18:31:47良いSSだった! 
 引退後とはいえ、千代の富士を浮かせるとは幼馴染くんもしかして凄い…?
- 52二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 18:49:47ここの幼チヨは実質婚約してるようなものだからね…距離感ちっか!ってなるよ初見の人達 
- 53二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 18:59:02忘れたのか?トレセンのトレーナーは化け物揃いだと言うことを 
- 54二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 21:42:04まあチヨちゃんの正式なトレーナーになる頃にはムキムキになってそうだね 
- 55二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 23:09:29
- 56二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 23:22:43アッアッアットウトイ 
- 57二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 23:46:39見てぇ〜幼馴染君とヤエノとアルダンでチヨちゃんトークで盛り上がるところが見てぇ〜 
- 58二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 23:54:02離れられないというか、離れる気がない… 
- 59二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 01:16:42ウマナミナノネーって懐かし! 
- 60二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 06:37:52つよつよ幼馴染って良いなぁ…こういうので良いんだよ 
- 61二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 10:05:37トレーナーになる前から親公認。RTA更新しちまったなぁ~! 
- 62二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 11:59:53
- 63二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 12:49:42
- 64二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 13:14:52実際の九重部屋は千代の富士の自宅を改築して出来ている事を考えると、↑の場合はチヨちゃんの作るご飯も大盛りになりそうではある(まだチヨちゃん持ってない) 
- 65二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 18:46:20全部使えば解決するね! 
- 66二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 18:57:00
- 67二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 20:01:23
- 68二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 20:32:53
- 69二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 21:19:48疎遠になった幼馴染が再開して燃え上がるような恋をすると一直線になるのは最高 
 古事記にも書かれている
- 70二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 23:06:21
- 71二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 08:28:12
- 72二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 13:13:57その浄化された心でSSを書くのです… 
- 73二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 13:16:39恥ずかしながら相撲回の続きを書いて参りました。 
 両親達は名前で呼び合う家族ぐるみの付き合いという便宜上、両親達に名前を付けております。
 苦手な方はスルーしていただけると助かります。
 今回もチヨちゃん出てきません。両親回です。
 妄想SS垂れ流し、誠に申し訳ありません。
- 74二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 13:18:23「この度は息子さんの誕生日に誠に申し訳ありません。そして、私の我が儘を黙って見届けて頂き有り難うございました」 
 ツグミは、稽古場横に有る座敷に座った青年の両親に深々と頭を下げる。着流しを羽織っては居るがまだマワシを締め、汗まみれ土まみれの姿のままだ。
 礼儀を考えるなら身綺麗にしてから謝意を伝えるべきなのかもしれないが、ツグミはケジメとして、どうしても直ぐに伝えたかった。
 「親方、顔を上げて下さい。息子も覚悟を持って貴方に相対したのです。ですから私は今とても誇らしい気分なのです」
 青年の父親ミキオは柔和な笑みを浮かべてそのまま座礼をする。その横で母親コヅエも丁寧に頭を下げた。
 「恥ずかしながら自分の息子があそこまで逞しく成長していた事に今になって知り、とても驚いています。感謝を申し上げたいのは此方の方です。やはりあの時ここへ連れてきて良かった」
 「何を仰いますか、彼はここに来た時にはすでに曲がらぬ心を持っておりました。それは間違いなくご両親から受け継いだもの。ご両親の愛情が彼を育んだのです」
 「……畏れ入ります。しかし、アレが道を見失った時に私達は上手く支えてやれませんでした。親方がチヨさんのレースに誘って下さっていなければ今頃どうなっていた事やら……」
 「それを仰るなら、それこそウチの娘が今活躍出来ているのも彼の支えがあっての事です。彼には今後もあの娘を…」
 「ツグミさん、その様な姿(ナリ)でするお話ではありませんよ。」
- 75二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 13:19:29ツグミの妻、チヨの母であるカスミが稽古場へ戻ってきて、ツグミの言葉を遮った。 
 すすと青年の両親の横に正座をすると丁寧に座礼をした。カスミはツグミより10歳以上若く、この中では一番年下だった。
 和服姿の美しい物静かな女性で何時も優しげな微笑みをたたえた人だったが、今は何処か刺々しい雰囲気さえ感じられた。
 「○○さんは直ぐに意識を取り戻され、今しがたお医者様の診察を終えられました。極度の疲労で眠ってらっしゃいますが、大きな怪我もなく、今は娘も付いておりますのでご安心下さい…」
 「おいおい、少し大袈裟じゃないか?」
 「ツグミさんは黙ってらして!」
 カスミはピシャリと強い口調で叫ぶように言った。普段からのあまりの豹変ぶりに男親二人は目を剥いた。
- 76二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 13:20:32「○○さんは、相撲取りでは無いのですよっ!?それを何ですか!あんなに何度も何度も投げ飛ばして!あの子にもしものこ事があったら私は…!私は……!」 
 カスミの目からハラハラと涙が流れる。親方も青年の父親もカスミの突然の剣幕に圧倒され絶句する。
 ただ一人、青年の母コヅエだけは優しげに微笑んだままカスミの横に座り直し、その手を握り締めた。
 「カスミさん、うちの息子は果報者です。私達の他にこんなにもあの子の事を心配して下さる方が居るんですから…」
 カスミの形の良い唇は噛んだ痕なのか血が滲んでいた。この親方と青年の取組みを直ぐにでも止めさせたいのを、ずっと耐えて我慢して見守っていたのだ。それこそ終わった今になって激情を堪えられないほどに。
 コヅエは、涙を流すカスミの肩を抱きながら、ジロリと自分の夫と親方を見る。
 「それに引き換え、男達はすぐに覚悟だのケジメだのと、カッコ付けたがるんですから……まぁウチの子もなんですけどね…ふふふ」
 「コヅエさん……」
 「でも、そんなカスミさん達だから、私はあの子が投げ飛ばされても吹き飛ばされても、安心して観ていられたんです。それに…」
 強がりな部分もあるだろうが、親方夫妻への信頼に嘘は一切無かっただろう。
 「それに、今はあの子が一番格好付けたい相手が傍に居るんです。私達親が心配し過ぎるのも野暮というものですよ?」
 コヅエはカスミに向かってニッコリと微笑んだ。
 「そうですね…私ったら……」
 カスミが落ち着き何時もの調子に戻るのを見て、所在無さげにしていた男親二人は、ホッと胸を撫で下ろした。
- 77二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 13:21:36───御免下さいませ~ 
 稽古場の反対側にある玄関から、若い女性の声が聞こえた。
 「まぁ、チヨのお友達かしら…?いけない、もうこんな時間!ツグミさん、さっさとお風呂に入ってきて下さいな!そんな格好でうら若い乙女の前に立つことは許しませんよ!」
 "女将さん"は、まだ怒っていたようだ。
- 78二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 13:22:50一先ずここまでです。 
 なんとかチヨちゃんの話まで持っていきたい…
- 79二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 18:36:48良いですねぇ 
- 80二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 21:35:52
- 81二次元好きの匿名さん22/02/23(水) 00:52:10ローレル!ローレルが来ました! 
- 82二次元好きの匿名さん22/02/23(水) 10:18:36こういうのしゅき…… 
- 83二次元好きの匿名さん22/02/23(水) 10:50:38画像が小さくて分かんないけどローレルの勝負服はチヨちゃんみたいな着物風じゃなくて、バクシンオーみたいな感じか、それか制服ベースみたいな感じかな? 
- 84二次元好きの匿名さん22/02/23(水) 14:23:43ここのチヨちゃんが泣き虫なのはママ譲り 
- 85二次元好きの匿名さん22/02/23(水) 19:49:26つまりチヨちゃんは泣き上戸…? 
- 86二次元好きの匿名さん22/02/23(水) 21:34:43幼馴染くんもチヨちゃんも幼い頃は頃泣き虫だと良い 
 そうすれば2人で感極まってボロボロ涙する展開が映える
- 87二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 00:05:32ダービー取って抱き合って涙する展開良いよね…わかる… 
- 88二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 07:36:04スポ根と恋愛は一緒にできるな 
- 89二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 12:09:13午前中の騒ぎが嘘のように穏やかな時が流れる。2月の東京はまだまだ寒いけれど、正午を過ぎると心持ち気温が上がって中庭からの日射しがポカポカと気持ち良い。 
 彼の規則正しい寝息を聴きながら今日の出来事を思い返す。
 父が彼と相撲を取ると言い出した時は、漫画に出てくるような「娘はやらん!」みたいなシーンが頭を過った。
 それはそれで乙女には憧れるシチュエーションだったのかも知れないが、大切な人同士がいがみ合うと言うのは、実際に直面するとあまり良い気持ちでは無かった。
 しかし、始まってみるとどうした事か。二人とも真剣な顔でやっていたのに、妙に張り切ってる様に見えて何だか可笑しかった。そのせいか、私は不思議と不安は無かった。お母さんはさっきまでプリプリ怒っていたけれど。
 彼の額に掛かる髪を指先で退ける。おでこが少し赤くなっている。何度か頭からお父さんに突っ込んでいたせいだ。明日になったらタンコブに成るんじゃ無いだろうか?
 絞り直した手拭いを綺麗に畳んで、彼の額に乗せる。少し彼が身動ぎしたので、起こしてしまったかと思ったが、直ぐに寝息を立て始めてホッとする。
- 90二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 12:11:03「…お父さんに、勝っちゃったね…」 
 寝顔は小学生の頃から変わってないのに。
 小学生の頃は、お正月なんかに遊びに来た彼が炬燵で寝入っている時に、隣に潜り込んで私もよく寝ていた。
 お母さんに風邪を引くからと起こされるまで寝ては、起こされた後も何の抵抗もなく彼用に敷かれた客間のお布団に潜り込んで眠っていた。
 お母さんには「女の子なんだから自分のお布団で寝なさい」と最初のうちはよく言われてたけど、私が全然聞かないのでいつの間にか言われなくなった。……今思うとメチャクチャ恥ずかしい。
 今眠ってる彼の隣に潜り込む自分を想像した。ダメだ、絶対ダメだ。
- 91二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 12:12:35正直なところ彼の上半身が露になったあたりでそっちにばかり意識が行っていて、「ムキムキだ…」という私の呟きは絶対お母さんに聴かれてしまった。 
 手を繋いだ時や、この間抱き締められた時(事故)にも彼の引き締まった身体を感じる事はあったけれど、視覚で見せつけられるのはまた違う。目が離せなくて、ずっと彼の事ばかり観ていた。
 何時からこんなに、はしたない女の子に成ってしまったのだろう?と考えて、はしたなさは昔からだったと思い直して、余計に恥ずかしくなった。
- 92二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 12:15:15寝息を立てる彼の顔を見る。 
 おや?だったら別に良いのではないだろうか?
 彼の額に乗った手拭いを退ける。
 洗面器の水で絞り直す。
 彼の額を見つめる。
 今ならあそこにチューのひとつや二つ、してしまっても構わないのでは?
 私は昔からずっと彼が大好きで、彼も私を好きだと言ってくれた。そして今日で私も彼も17だ。世間一般の女子はこれぐらいで初体験を済ませる(メジロ調べ)というのだから全然セーフなのでは?
 そもそもファーストキスぐらい小学生時代に無自覚にあげてしまえば良かったものを、むしろ何をやっていたんだお子様の私。
- 93二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 12:16:45ジリジリと寝ている彼との距離を詰める。 
 先頭の逃げウマを最終コーナーで差そうとしてる時より心臓がバクバクしている。頬が燃えているみたいに熱い。
 少しづつ、ゆっくり彼の顔に近付く。
 彼の唇が目に入る。端が少し切れている。
 さっきまで額を見ていた視線が、唇に固定された。
 最早自分の心臓の爆音と彼の呼吸以外聴こえない。
 ダメだ。苦しい。一旦落ち着こう。
 中庭の見える廊下側に視線を逃がした。
 「………」
 「………」
 「あ…、お、お構い無く~」
 顔を真っ赤にしているアルダン達と目があった。
- 94二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 20:04:34
- 95二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 20:07:42当スレはウマ娘ガイドラインを遵守しております! 
- 96二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 22:33:17アルダンは何故そこに…? 
- 97二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 22:38:02
- 98二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 23:06:30あーっ、そこかぁ 
- 99二次元好きの匿名さん22/02/25(金) 07:42:28こういうスレが立つ国に生まれて良かった 
- 100二次元好きの匿名さん22/02/25(金) 09:45:33この二人ならダービー後も二人三脚で頑張っていきそうだから良いね… 
- 101二次元好きの匿名さん22/02/25(金) 17:58:33子供の頃の将来の夢を暴露されるチヨちゃんかぁ… 
- 102二次元好きの匿名さん22/02/25(金) 19:35:16「しょうらいのゆめは、○○くんのおよめさんです!」と自分が言っているビデオを見させられているチヨちゃん 
 アルダン嬢は興味津々
- 103二次元好きの匿名さん22/02/25(金) 21:30:27トレーナー=ずっと一緒に支え合う人=旦那さま 
 よし!何も問題ないな!
- 104二次元好きの匿名さん22/02/25(金) 22:42:11アルダンだってそういう甘酸っぱい恋愛をしたかったんだろうな…と 
- 105二次元好きの匿名さん22/02/26(土) 08:04:45令嬢だから気軽に話しかけられることも少なそう 
- 106二次元好きの匿名さん22/02/26(土) 11:16:02おっと重い話しになりそうだぞ? 
- 107二次元好きの匿名さん22/02/26(土) 18:32:12いかん、もっとチヨちゃんの幼少期の話で浄化せねば 
- 108二次元好きの匿名さん22/02/26(土) 21:21:16チヨちゃんは今泣き虫だけどね、子供の頃は幼馴染くんが泣き虫だったんだよ 
 でもチヨちゃんが苛められた以降は逆転して、幼馴染くんがチヨちゃんを守るようになるんだよね
 これでダービー勝ったときに久々に泣く幼馴染くんと抱き合いながらチヨちゃんは涙を流すんだよね
- 109二次元好きの匿名さん22/02/26(土) 21:36:44エモーショナル! 
- 110二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 05:54:15メンタルボロボロになってもこの二人は支え合うだろうという感はある 
 でもそのまま一緒に落ちていきそうな危うさもある
- 111二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 08:23:29引退後幼馴染君と爛れた関係になっちゃうチヨちゃんか… 
- 112二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 16:01:41まだ若いかからという理由もあって中々結婚しなさそうではある二人 
 周囲はやいのやいのと言っているけども、2人のペースでゆっくりやっていくのが一番合っていそう
- 113二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 17:55:50今までの流れを踏襲すると、暫く離れるようになってしまって空白期間があるからそれを埋め合ってる最中だからね 
 …塵も積もればエベレストになりそうだな?
- 114二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 19:38:38普段会えないから寮で毎日連絡とってにやけてそうそしてそれを見ているアルダンもにやけてそう 
- 115二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 19:47:25にへーって笑いをしてそうなチヨちゃんは健康に良い 
 いやー、チヨちゃんも幼馴染くんも可愛いなぁ
- 116二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 21:22:07この初々しさたまんねーな 
 やっぱり再開した幼馴染ポジションは勝ち属性だな
- 117二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 21:53:08初々しいデートが見たい… 
 誰か書いて♥️
- 118二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 22:05:53どこに行くかそれが問題だ 
- 119二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 22:11:40遊園地とか、水族館とか? 
 色々あるねぇ…
- 120二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 07:10:43遊園地ならアルダンが人気の遊園地のチケットを用意して、幼馴染くんに渡す…という流れがあるね 
- 121二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 09:00:37むくれるチヨちゃんも見れるかもだからお得 
- 122二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 15:24:41ぶすっとしながらドリンクぶくぶくやってるチヨちゃんってここにありますか? 
- 123二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 17:06:54今あの女の人見てたでしょ⁉︎って妬いてるといい 
- 124二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 17:11:41幼馴染くんがメリーゴーランド乗りながら(これはチヨのトレーニングに活かせるかもしれない!)して妬かれるというのもあるよ 
- 125二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 18:19:29観覧車で良い雰囲気になっていちゃついたり、お化け屋敷で涙目のチヨちゃんが見れたりと遊園地はとても使いやすいのだ 
 まあSS書けない病でスランプになってるんですが
- 126二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 22:17:30「ふーんだ、○○くんなんか知りませんよーだ」 
 って拗ねてるけど、ポテト差し出したらパクっと食いつくのは知ってるんだ
 むすってしながら食べてるけど段々笑顔になっていくんだ
- 127二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 01:35:26深い水の底から、急激に浮上するような感覚。水面から直ぐに目の前に飛び込んできたのは大切な人の顔。 
 懐かしい匂い。幼い頃は何時でもすぐ側にあって、それが当たり前だった。
 それが当たり前で無くなったのはいつ頃だったろうか?恋愛ドラマを見た時か?恋愛漫画を読んだ時か?友人にからかわれた時か?はっきり覚えてないけれど、少女と一緒に居ることが、とても恥ずかしい事の様に感じていた時期があった。
 何が恥ずかしかったのか?少女といる自分が男らしく無くてカッコ悪く見えたからか?違う、自分の心の内がさらけ出されてるようで恥ずかしかったのだ。
 自分が、少女の事を好いているのだと周りに吹聴してるようなものだと思って、少女と距離を取ろうとした。
 まず、手を繋がなくなった。「女と手を繋ぐなんて男らしくない」そう言い訳した。本当は男らしくなんて一つも無いのに。
 少女は嫌がってどうしても手を繋ごうとしてきたので走って逃げた。少女も走って追い掛けてきた。
- 128二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 01:37:22それを見ていた誰かに「競争してるの?ウマ娘に勝つなんてすごいね」と言われた。これだと思った。 
 「お前は俺のライバルだから毎日競争するんだ」
 手は繋がないけど、毎日一緒に居る口実が出来た。少女も喜んだ。
 でもその内、少女に追い付かれそうになってきた。それでも必死に走った。ライバルであり続けるために。
 誰かにからかわれた。ウマ娘のトレーナーごっこかよって。その時も俺はこれだと思った。
 「今まで一緒に走ってたのはお前のトレーナーになるためだ。これからも毎日トレーニングするぞ」
 また、一緒に居る口実が出来た。少女は前よりもずっと喜んだ。とても喜んだ。
 俺は胸が痛かった。トレーナーというのがウマ娘と一緒に居る以外に何をする人かも知らないクセに偉そうに嘯く自分が滑稽で。それなのに幸せそうに笑う少女の笑顔が、大好きで、苦しかった。
- 129二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 01:38:28だから約束を守るために勉強した。親にトレーナーの難しい本を買って貰った。読めない字、意味の分からない言葉が沢山あって、辞書で調べながら必死に読んだ。 
 読み終わったら新しい本をねだって買って貰った。また必死に読んだ。
 本に載っていた効率的なトレーニング方法なんかを、まるで最初から知っていたように得意気に話す俺の言葉を、疑いもせず大喜びで聴く少女に気をよくして、さらに難しい本を読んだ。
 少女の足はどんどん速くなっていった。容姿もどんどん可愛くなっていった。俺はどんどん少女の事が好きになっていた。
 その頃にはもう気づいていた。
 彼女がウマ娘としてデビューする頃、自分はまだ子供のままだと言うことに。
- 130二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 01:39:43俺はウソつきだった。ウソを必死に取り繕って本当にすることが少し得意なだけだった。 
 これからも俺はウソをつく。それを本当にするために。でも、もう、彼女にはウソをつかないでいよう。もう一緒に居る口実なんて要らないのだから。
 「チヨ……」
 「○○くん…!お、起こしちゃった?ごめんね騒がしくて……」
 「……来年になったら」
 「来年?」
 「結婚しよう」
 17歳になった俺は、最愛の人に、寝ぼけてプロポーズをしてしまった。
- 131二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 09:27:35うーんこれはクソボケがちょっぴり入っている予感 
- 132二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 09:52:16二人とも掛かりすぎてない?大丈夫?挙式は何時?神前?仏前? 
- 133二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 09:55:54!掛かり 
- 134二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 12:01:57まあ公認の中だからね 
 アクセル開放したら行くところまで行ってしまうぞ
- 135二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 17:22:18そういえばチヨちゃんも勢いに任せてプロポーズしちゃってたね 
- 136二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 20:27:09アルダンは半分自業自得とは言え、両方のプロポーズシーンを目撃して胸焼けしてそう 
- 137二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 20:28:47でもあんな燃えるような恋を一度でもしたかった…と内心思っているアルダンなのだった 
- 138二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 21:05:54アルダンのトレーナーは、ウマ娘の学問方面で凄く評価されて将来的に中国にある有名大学に凄く良い待遇で招かれるんだけどアルダンを残して行けないと断る。しかし当然メジロアルダンは自分の為にトレーナーの人生を棒に振るなどよしとしない。 
 「どうか貴方の道をお進み下さい。そしてどうかその傍らで貴方を御支えする事をお許し下さい。貴方と共に往けるならばメジロの名は要りません。家を守る者は他におります。」
 チヨちゃん周りに脳を焼かれまくったせいで、愛に対しては覚悟ガンギマリアルダンは迷うこと無くトレーナーと添い遂げる事を決める。メジロ家当主は彼女の覚悟に胸を打たれ、アルダンが何処に居ようとメジロは彼女を支えると送り出す。こうしてメジロアルダンは中国で二人の子宝に恵まれて幸せに暮らしましたとさ。
 と言うのを今考えた。
- 139二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 21:28:07チヨちゃんが拗ねながらもりもり食べているというシーンが思い浮かぶ 
 幼馴染くんはちょっと苦笑い
- 140二次元好きの匿名さん22/03/02(水) 07:15:10中央トレセンのエリート揃いとはいえ、年頃の女の子には変わらない 
 そんな所に再開した幼馴染と将来を誓い合ったカップルなんてお出ししたら…
- 141二次元好きの匿名さん22/03/02(水) 09:47:37アグネスのやベー方が尊死んだ! 
- 142二次元好きの匿名さん22/03/02(水) 10:34:11空白期間と言う溝をお互いに一生懸命に埋めていた筈なの突然二人とも棒高跳びで溝越えてきた 
- 143二次元好きの匿名さん22/03/02(水) 18:46:16でも2人とも初な反応なの良いよねめちゃめちゃ良い 
- 144二次元好きの匿名さん22/03/02(水) 21:15:00手を繋ぐのすら躊躇するの良い… 
- 145二次元好きの匿名さん22/03/02(水) 23:20:47恥ずかしながら初めてss(今のところ冒頭のみ)を書いてみました非常に拙い文章だと思うので不快に思われた方は無視してください 
 今日は以前チヨと約束したデートの日だ
 遊園地のチケットが何故かポストに2枚投函されていたのでチヨと一緒に行くことにしたのだ
 チヨと幼馴染という関係から恋人という関係に変わって初めて一緒に出かけるので内心かなり緊張している
 「ごめんね〇〇君! 待たせちゃった⁉︎」
 「…別に…今来たから」
 「それじゃっ行こっか!」
 そう無邪気に笑うと彼女と俺は手をつないで歩き始めた。おかしい。手を繋いで歩くことくらいいくらでもしてきたのに今はそれがすごく恥ずかしい。
 遊園地に到着すると俺もチヨも驚きの声をあげた
 「「わぁ…!」」
- 146二次元好きの匿名さん22/03/03(木) 00:02:22期待あげ! 
- 147二次元好きの匿名さん22/03/03(木) 08:34:58☆ 
- 148二次元好きの匿名さん22/03/03(木) 10:10:33このレスは削除されています 
- 149二次元好きの匿名さん22/03/03(木) 14:49:21多分だけどチヨちゃんのお弁当って相撲部屋ナイズされてるとしたら相当な量だよね… 
- 150二次元好きの匿名さん22/03/03(木) 21:07:39そこには2人が見たことのない規模の遊園地だった。 
 あまりの大きさに見てるだけで満足できるような気がした。
 「ねぇ、入ろう?」
 そう彼女が言うまで忘れていた。今日はチヨを喜ばすために来たんだった。
 「えっ…あ、うん」
 なんか変な声が出てしまったと思いながら遊園地に入った。
 中に入るとジェットコースターや巨大な観覧車がすぐ目に入った。
 「どこから行く?」
 そうチヨが聞いてきた。
 「俺はチヨが行きたいところからでいい」
 「じゃあ〜まずは〜」
 なんかいいアトラクションが思いつかなかったのでここから先書けない…
- 151二次元好きの匿名さん22/03/03(木) 23:04:02
- 152二次元好きの匿名さん22/03/04(金) 07:16:49ご教授ありがとうございます 
- 153二次元好きの匿名さん22/03/04(金) 17:13:16
- 154二次元好きの匿名さん22/03/04(金) 21:00:01「メリーゴーランド!」 
 メリーゴーランド?あーあれか。遊園地なんて長い間行ってなかったから忘れていた。
 「じゃあ一緒に乗ろう」
 「うん」
 そんな会話をしながらメリーゴーランドに向かった。
 「昔も遊園地に行ってたね」
 たしかに昔に、自分とチヨの両親とで行ったことは何回かある。
 「あの時もメリーゴーランドに乗ってたな。たしか2人で。」
 そしたらチヨが顔を赤らめながら
 「また…一緒に乗ろう?」
 と言ってきた。もちろん考える余地もなく
 「もちろん一緒に乗ろ」
 と答えた。
 メリーゴーランド自体は至って普通のものだったが、隣にチヨがいるということだけで楽しさがとてつもなく増した。
 ちなみに自分はメリーゴーランドに乗ったこと内です
- 155二次元好きの匿名さん22/03/05(土) 01:31:25メリーゴーランドはな…調子に乗って回しすぎる奴がいるんじゃよ 
 大体そいつのせいで目が回ったり酔うのがギャグじゃ
- 156二次元好きの匿名さん22/03/05(土) 02:19:09
- 157二次元好きの匿名さん22/03/05(土) 02:21:45
- 158二次元好きの匿名さん22/03/05(土) 02:25:38
- 159二次元好きの匿名さん22/03/05(土) 11:24:34英語の勉強する二人…学業だからね 
- 160二次元好きの匿名さん22/03/05(土) 21:22:57ツーショットとか撮るんだろうね 
 微笑ましいな
- 161二次元好きの匿名さん22/03/06(日) 04:26:22これ近い将来この2人+1人で遊園地再訪するヤツだろ 
- 162二次元好きの匿名さん22/03/06(日) 08:05:44「次は何乗る?」 
 「ん〜次は〜」
 「コーヒーカップとか?」
 「あーちょうど隣にあるし」
 コーヒーカップか〜そうだせっかくだし目一杯回そう。チヨが回せばいいと思ったが恰好がつかないから。…なんか重要なことを忘れている気がする。そういえばあいつ今日格言ひとつも言ってないな。
 「ひゃあぁああああ〜」
 コーヒーカップの中央のハンドルを無我夢中で回していたためチヨの様子に気づいてなかった。
 「うへええええ〜目が回る〜」
 「ごめん。チヨが酔いやすいのすっかり忘れてた。ちょっと休憩しよう。」
 「えぇ〜もっと遊びたい〜」
 「ダメ。少しだけでも休め。」
 「わかりましたよ〜だ。」
 俺も少しだけ休憩するか。そう思い隣に座るとチヨが手をつないできた。
 付き合っているとは言え突然の出来事で思わずチヨの方を見た。そしたら耳をぴこぴこさせながら、こっちを見てきた。何を言えばいいか分からず、しばらく黙っていたがこの沈黙を打破するためにありきたりな質問をした
 「最近調子はいいか?」
 「うん」
 「〇〇君は?」
 「まぁまぁってとこ。このままいけば中央のトレーナーにはなれる。」
 「そっか」
 「…そろそろ休憩終わりに「その前に」
 「写真…撮らない?」
 そう言われた。
 俺はスマホを取り出してカメラの中に俺たちをおさめた。
 「撮るぞ。」
 カシャッ
 「えっはやいよ〜。」
 カシャッ
 「もう〜はやいって。」
 撮った写真のほとんどは半目だったりピンボケしたりしている。3分くらいたってようやくまともな写真が撮れた。
- 163二次元好きの匿名さん22/03/06(日) 13:15:59くるくる回るコーヒーカップ 
 一瞬硝子のような色の髪が見えたような…
- 164二次元好きの匿名さん22/03/06(日) 16:23:19「次どこ行くか俺が決めていいか?」 
 「えへへーいいよー♪」
 写真が撮れてどうやらご満悦ようだ。休憩も終わりに上機嫌なチヨをちょっとばかり驚かしてやろう。
 俺はチヨの手を引き、ある場所の前に並んだ。
 「えっここに入るの?」
 「この遊園地のお化け屋敷はかなり怖いって有名らしい。」
 「ねぇ違うとこにしない?」
 「もうここまできて後には引けないだろ」
 「……」
 「怖くてビビってんの?」
 「…⁉︎違う!怖くなんかない‼︎」
 さっきとは違いチヨの顔が青ざめている。
 虚勢を張っていることは明らかだ。正直俺もビビってる。そうこう話してる間に順番がきた。
 「…絶対離れてないでね。」
 俺もチヨもお互いに手を強く握りしめてお化け屋敷の中に入った。
 中に入って10秒くらいで後悔し始めた。
 すげー怖い。なんならチヨ以上に怖がってしまうかもしれない。いや考えるんだ俺、ただ進み続けるだけでいい。手をつなぎながら真っ暗な道を歩くだけでいいんだ。そう思っていたら何かが道の先を横切った。
 「もうやだぁ…」
 「何も見たくねぇ…」
 始まったばっかなのに弱音を吐いた自分が嫌になった。ほんとはチヨに動じないところを見せたかったのに。
 「お願いだから絶対に離さないでね?」
 「当たり前だ」
 キ
 シ ミ
 ッ シ
 ッ
 後ろから何か軋む音が聞こえた。振り返ると女の幽霊が追いかけてきた。そこからチヨが声にならない悲鳴をあげて、手を振り払い、出口まで全速力で走って俺を置き去りにしたところまでは覚えてる。死ぬほど怖い思いしながら出口まで来た。
- 165二次元好きの匿名さん22/03/06(日) 19:20:26
- 166二次元好きの匿名さん22/03/06(日) 20:15:30美しい…… 
- 167二次元好きの匿名さん22/03/06(日) 22:24:34もうみんなかわいいな! 
 好きになっちゃう!
- 168二次元好きの匿名さん22/03/07(月) 10:01:18チヨちゃんの出番ちょびっとでもあると嬉しいね 
- 169二次元好きの匿名さん22/03/07(月) 21:17:41出遅れたがチヨちゃんコミカライズ嬉しいわ 
- 170二次元好きの匿名さん22/03/07(月) 22:20:20
- 171二次元好きの匿名さん22/03/08(火) 08:17:51「はぁ…はぁ」 
 「なんだよ置いてくなよ」
 「だってぇ…お化けが…」
 そう言いながら涙目で抱きついてきたチヨ。やっぱりお化け屋敷入って得したな。そう思いながらチヨの顔を見ていたら、チヨは不機嫌そうにこっちを見つめてきた。どうやら顔に出ていたらしい。
 「…なんでニヤニヤしてるの⁉︎」
 「可愛いなって思って。」
 本音が出てしまった。
 「かっ…からかわないでよ…」
 やっぱり可愛いなこいつ。
 「ごめんごめん…」
 「次は私が決めていい?」
 「いいけど何に乗る?」
 「ん〜次は〜」
- 172二次元好きの匿名さん22/03/08(火) 18:21:50ローレルのキャラ…どんなだろうね? 
- 173二次元好きの匿名さん22/03/09(水) 05:45:26おはチヨちゃん 
 今朝もチムレで大活躍ありがとう
 これからもよろしくね
- 174二次元好きの匿名さん22/03/09(水) 11:34:21ヴィクトリー倶楽部にはサクラシンゲキやユタカオーもいるんだろうか 
- 175二次元好きの匿名さん22/03/09(水) 12:59:29幼馴染君の名前とスペックが知りたい 
- 176二次元好きの匿名さん22/03/09(水) 13:07:59
- 177二次元好きの匿名さん22/03/09(水) 13:19:39
- 178二次元好きの匿名さん22/03/09(水) 17:42:54「ジェットコースター!」 
 「えっ」
 「ジェットコースター嫌いだった?」
 「いや平気だ」
 嘘だ。ジェットコースターは嫌いだ。あの高いところから降下する時の感覚がどうしても慣れないし、何より俺は高所恐怖症なのだ。数年前に一緒に乗った時も俺はあまりの恐ろしさに泣いてしまった。それから情け無い姿を見せないように乗らないようにしてきた。チヨは俺が泣いたことを忘れているらしい。この遊園地はお化け屋敷とジェットコースターが有名だがジェットコースターは格が違う。でかいしぐるぐる回る場所が何箇所もある。見てるだけで背筋が凍る。
 「わぁ〜見てみて!」
 彼女は無邪気にジェットコースターを指差している。
 「すごい大きさだな。」
 「早く乗ろっ!」
 こんなに楽しみにしてるのに断ることなんてできない。
 「〇〇君順番来たよ?」
 覚悟するしかない。
 「あれ〜もしかして怖がってるのかなぁ〜?」
 「ちがっ…そんなんじゃ…ない。」
 「そうかなぁ〜」
 「ニヤついてないで早く乗るぞ。」
 「怖いなら手繋ぎながら乗ってあげようか?」
 「だから怖くなんかないって。」
 そう言いながらジェットコースターに乗った
 乗ってしばらくは大丈夫だったが、段々と高く登っているのがわかった。そこから俺もチヨも絶叫しまくりだったのは言うまでもない
 だろう。降りてしばらく次のアトラクションに行くか悩んでいた。
- 179二次元好きの匿名さん22/03/09(水) 17:44:43「次どこ行くの?」 
 「もう有名なところは行ったから…」
 「回転ブランコとかは?」
 「まだ絶叫マシンに乗るのかよ」
 「冗談だよ」
 笑いながらチヨは返す。
 「久しぶりに見たかも」
 「何が?」
 「〇〇君の子供っぽいところ」
 「ずっと会ってなかったからな。そりゃ急に成長したと思うよ。」
 「ずっと会ってなかったからね…」
 「でもこれからはずっと…」
 「これから?」
 「なんでもない」
 「なにそれ」
 この言葉を言うのは流石にまだ早いな思った。
 「日も暮れてきたしもうそろそろ帰るか」
 「え〜まだ大丈夫だって」
 「この時期はすぐ暗くなるからダメだ」
 「あと一個あと一個だけどっか行こ?」
 「…ひとつだけだぞ?」
 「わーい‼︎」
 「で?どこに行く?」
 「最後はもう決まってるんだ」
 「どこ?」
 「最後は…観覧車」
 「いいな、それ」
- 180二次元好きの匿名さん22/03/09(水) 21:06:28ソウダネ(目反らし) 
- 181二次元好きの匿名さん22/03/10(木) 07:38:16幼チヨスレは絶やしてはならない 
- 182二次元好きの匿名さん22/03/10(木) 07:39:04シニア期のチヨちゃんはその…うん… 
 二人三脚で頑張るから(文字通りの意)
- 183二次元好きの匿名さん22/03/10(木) 17:42:52観覧車には人は少ししか並んでおらず、すぐに乗れた。俺とチヨは向かい合って座った。 
 「意外と高いな」
 「まだ全然上じゃないよ?」
 「高いもんは高いんだよ。」
 やっぱり高いところは少し苦手だ。
 「〇〇君…隣に座っていい?」
 「いいけど景色見づらいぞ?」
 「今は〇〇君を見たいの」
 そういうとチヨは隣に座って手をつないだ。
 「今日はずっと一緒に手を繋いでるな」
 「嫌だった?」
 「いやそうじゃなくて」
 「もっとこう…その」
 「?」
 俺はなんの脈絡もなくチヨを抱きしめてしまった。
 「ひゃあ⁉︎」
 「ごめん!これは…」
 急いで離れようとしたが抱きしめ返されて、
 「まだ離れちゃダメ…」
 そう言われて結局観覧車を降りるまで抱きしめ合っていた。ずっとチヨの体温と甘い匂いしか頭に入らなかった。
- 184二次元好きの匿名さん22/03/10(木) 17:43:28「今日はもう遅いし送っていくよ。」 
 「いいの?」
 「気にすんな。誘ったの俺だし。」
 「ありがとね」
 俺とチヨはクスリと笑うと腕を絡めて手を繋いだ。
 次のデートはどこにする?
 そんな会話をしながらチヨを送りそのまま家に帰った。寝る前にメールを確認すると
 『今日は一緒に遊べて楽しかったよ。次のデートも楽しみにしてるね。おやすみなさい!』
 そんなメールが届いていた。今日は最高の1日だったな。そう思いながら眠りについた。
 はじめてのssでとりあえずノリと勢いで書きました。駄文ですが書いてる間にネタが結構思いついたので、次スレが立ったらまた書こうと思います。お付き合いいただきありがとうございました
- 185二次元好きの匿名さん22/03/10(木) 22:02:55幼チヨは絶やしてはならぬ 
 それが分かるよいSSでした
- 186二次元好きの匿名さん22/03/11(金) 02:13:39俺とチヨがリビングのソファーに座って、二人でホラー映画観たんだよ。 
 怖いシーンでキャーとか言いながら抱き着かれても良い様にちゃんと風呂も入ってきた。
 映画のオープニングが終わって日常のシーンなんだけど、すでに不安感搔き立てる雰囲気出してくるんだよオジサンが洋楽聞きながら大雨の中トレーラー走らせてたりね。案の定女の人撥ねられるんだけどそいつがゾンビで~ってありきたりな展開なんだけどカメラワークが絶妙でB級ホラー感あるのに結構怖いのよ。チヨ怖がってるんじゃないかな~って横をチラリと観たら、チヨのやつ、居ないの。
 え?どこ行ったんだって周り観ると、何故かソファーの前にずり落ちて抱いてたクッションで顔半分隠してんの。そんなビビり方ある?って思ったんだけど一応「見るのやめとく?」って聞いたんだけど「ダイジョブ…」って掠れた声で返事してきたから大丈夫じゃなさそうと思いながらもそのまま見続けたんだよ。映画に出てた犬が、撥ねたゾンビの肉片すっごい舐めてるの見てハチミーでも混ぜてるのかな?って思ってたらチヨが「…そんなの食べちゃダメだよ~…」って呻いてるのが聞こえて来た。
 これも予定通り犬がゾンビ化して突然オジサン襲ってきた。前の方で”ガンッ!”って結構大きい音がして何事かと思ったら、ソファーの前にあるローテーブルでチヨがビックリして膝ぶつける音だった。
 大丈夫か聞いたらチヨはまた「ダイジョブ…」って小声で返すから取り合えずソファー座ろ
 ?って言ったんだけど「ムリィ…」って返事された。そこで観るのとソファーで観るのと何か違うのだろうか?
 主人公が仲間と調査に来たのは森の洋館で、あちこちに血痕があったりして如何にもな雰囲気なんだけど、銃を構えて突入するんだ。探索進めていく主人公達なんだけど、チヨが「なんでそっち行くの…なんで一人で行くの…」ってブツブツ言いながらいつの間にか俺の足にしがみついてんの。可愛い奴めと思ったけど唯一残念なのは足と胸の間はちゃんとクッションでガードされてた事だった。
 部屋を探索すると子供が座り込んでる後ろ姿を見つけるんだ。まぁ絶対ゾンビなんだけど主人公は生存者だ!とかいいながら駆け寄ると、くるりと振り返って子供ゾンビが襲ってくると思いきや横から別のゾンビが飛び出してくんの。これには俺も足が折れるかと思ったよ。チヨ腕力強くなったね。
- 187二次元好きの匿名さん22/03/11(金) 02:30:08ダダダダ!って主人公が銃でゾンビを撃退するんだけど、それを皮切りにゾンビの大群が主人公たちに押し寄せてくんの。チヨが「絶対無理死んじゃう」ってビクンビクンしながら呻いてるの。でもパニックが続くと逆に慣れて落ち着いたのかチヨがいそいそとソファーによじ登ってきた。「やっぱり死んじゃったね」ってチヨが言うから「いきなり半分死んだな」って返した。 
 主人公の仲間が実は裏切り者で館の仕掛けを事前に知ってたんだけど、急にピアノ弾きだしたあたりがすっごいシュールで笑っちゃいそうになったんだけど、チヨがすっごい真面目な顔で観てたから頑張って耐えた。
- 188二次元好きの匿名さん22/03/11(金) 07:16:43
- 189二次元好きの匿名さん22/03/11(金) 10:42:38場面換わって主人公の妹が不穏な町にやってきたんだけど、明らかに住民がおかしいのね。髪の毛とか抜け落ちて半分ゾンビになってそうな大人と子供が隣の家から妹を監視してる感じなの。 
 妹が主人公の家に忍び込んで調べてると、さっきの子供が走り込んできてテーブルの下に隠れるんだ。妹が「大丈夫?」って声を掛けると「大丈夫じゃないのはアナタだよ」って返事をすると背後でガタンって物音がして振り返るとガラスの扉越しにさっきの親?が血文字で「かゆい、うまい」って書いてそのままスタスタ去っていった。実はこれ原作があって本当は日記に書かれてて、書いてる人が変わっていく様を表現してたんだけど、それ血文字で書く?と突っ込みそうになりながら隣を見るとチヨですらキョトンとした顔になっていた。妹が「もう大丈夫よ、何があったの?」って子供にきくと「来るよ」って言われて慌てて振り返ると、さっきのやつが離れたところから助走つけて走ってきて扉突き破って飛び込んでくるの。もう笑っていいのかビックリしていいのか俺も解らなくなったんだけど、チヨが悲鳴も上げずにビックリして俺のシャツ引っ張るから前ボタンが半分以上弾けとんだ。
- 190二次元好きの匿名さん22/03/11(金) 11:02:19「……ふぅ~~~、そんなに怖くなかったね~」 
 「そうだね」
 「きゃっ!?なんで上脱いでるの!?もう!暑かったなら言ってよー、あれ………私なんでボロ切れなんか持って……」
 「……」
 「……えへへ、この後、お洋服買いに行こっか!」
 「そうだね」
 おしまい!
- 191二次元好きの匿名さん22/03/11(金) 17:45:36良いSSだった… 
 長かったこのスレもそろそろ終わりだな
- 192二次元好きの匿名さん22/03/11(金) 18:13:08きっと次スレがあるはずだ 
- 193二次元好きの匿名さん22/03/11(金) 20:39:05「かゆ…うま…って血文字で書くシーン、なんか怖くないなーって思ってたんだけど、UMAINで"うわああああああ!!"って入力するのに似てない?」 めちゃんこビビってたのに割りとちゃんと見てるチヨちゃん 
- 194二次元好きの匿名さん22/03/11(金) 20:54:48
- 195二次元好きの匿名さん22/03/11(金) 23:41:57言い方ァ! 
- 196二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 01:05:45
- 197二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 01:06:52
- 198二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 01:07:42埋め立て地ディズニーランドォォォォォォォォ 
- 199二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 01:07:55しーゆーあげいん 
- 200二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 01:08:06このレスは削除されています