【オリキャラ/ダイス?/閲覧注意】私は青春に興味は無い Part3

  • 1 ◆o4UP.SnF3o24/09/02(月) 22:07:09
  • 2二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 22:18:04

    たておつです
    白髪碧眼!可愛い!
    正直癖!(オイ)

  • 3二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 22:25:21

    たておつ〜

  • 4二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 22:56:17

    立乙

  • 5二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 23:40:58

    たておっつ

  • 6二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 23:43:31

    かわいい

  • 7二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 23:52:13

    7

  • 8二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 23:54:45

    埋め

  • 9二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 23:55:24

    埋めます

  • 10二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 23:56:04

    10!

  • 11二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 07:45:51

    立て乙です!

  • 12二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 11:31:04

    たて乙!

  • 13二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 17:07:27

    立て乙


    >>1

    新(真?)立ち絵、良き哉良き哉

  • 14二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 22:50:00

    保守

  • 15 ◆o4UP.SnF3o24/09/04(水) 06:07:01

    「トウカちゃんは、三回とも不合格だった時どうなるかは説明されてなかったんだよね?」
    そう前置きしてミカは語りだす。そして、次の瞬間与えられる情報に私は狼狽せざるを得なかった。
    「三回とも不合格だったら…補習授業部は全員退学ということになってるの。」
    「た…退学っ!?」
    それは学園から生徒に向かって与えられる最大級の罰。言い渡されたものは学園からの一切の保護を失い、彷徨い続けることになる。その末路は様々だが…大抵碌でもないものばかりだ。
    「どうして…?」
    私は戸惑いを隠しきれなかった。
    「ナギちゃんがエデン条約を締結させるために奔走してるのは知ってるよね?」
    エデン条約…ここでもそんな名前が出てくるのか。
    「でも、ある日それを邪魔する『トリニティの裏切り者』がいることが判ったの。そこで裏切り者の捜査と排除を目的に作られたのが補習授業部。ナギちゃんが怪しいと思った生徒を一か所に纏めて、その中から裏切り者を炙り出す。…もし見つからないのなら、最終的には退学処分にする。成績不振なんて、そのための体のいい言い訳でしかないんだよ。」
    退学、裏切り者、排除…次々と飛び出る物騒な言葉に脳の処理が追い付かない。
    「い、いや…待ってくれ、そんなのおかしい。いくらティーパーティーといえど成績不振という名目だけで退学にさせるのは困難なはずだ。それに…それに、そんな暴挙に出れば『シャーレ』が黙ってないはずだろう。」

  • 16二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 08:07:04

    立ち絵かわいい

  • 17二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 12:43:28

    きゃわわですね!

  • 18二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 19:35:30

    ( ◠ ‿ ◠ )

  • 19二次元好きの匿名さん24/09/04(水) 23:54:47

    補習授業部には裏切り者の協力者がいる!

  • 20二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 07:01:58

  • 21二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 08:18:18

    保守

  • 22二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 12:38:00

    保守

  • 23二次元好きの匿名さん24/09/05(木) 21:46:51

    大丈夫かねぇ

  • 24二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 07:45:06

    保守

  • 25二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 17:58:48

    退学しない為にも勉強しないとね

  • 26二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 23:50:45

    勉強ファイトだよ!

  • 27二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 07:57:16

    頑張って!

  • 28二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 12:27:44

    保守

  • 29二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 20:59:50

    保守

  • 30二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 08:19:07

    保守

  • 31二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 12:25:37

    保守

  • 32二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 22:00:21

    保守

  • 33二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 07:40:47

    保守

  • 34二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 08:23:56

    頑張

  • 35二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 12:38:37

    保守

  • 36二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 14:26:00

    1週間使って更新1回以外は全部保守て…

  • 37 ◆o4UP.SnF3o24/09/09(月) 19:20:20

    本当にすいません
    今まで体調の都合で書けませんでした
    今日あたりから再開します
    保守してくれた方々、本当にありがとうございます

  • 38二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 23:04:23

    お体大事にしてくださいね

  • 39 ◆o4UP.SnF3o24/09/10(火) 06:03:34

    私は半ば粗探しにも近い指摘をするが…ミカはその反応すらも予期していたようだった。
    「そうだね…トウカちゃんの言う通り、本来は生徒を退学させようと思ったらすごくめんどくさい手続きをしなくちゃなんだけど…ほら、シャーレってとんでもない権力を持ってるでしょ? ナギちゃんはシャーレの先生を補習授業部の顧問にすることでそれを借りれるようにしたの。」
    「なっ…。ならその先生は何をしている!? 補習授業部の顧問なら最低限私達と接触をするはずだ!」
    「…先生は今動けないよ。過労による持病の悪化とかで今は入院してるみたい。退院できたとしても、それは明日になるか数か月後になるか…って感じ。ナギちゃんも本当は先生に犯人捜しをさせるつもりだったらしいんだけど…それも期待できそうにないって残念そうにしてたっけ。」
    …絶句した。私の思っていたよりずっと、状況は絶望的だった。
    どんなに勉強をしても無茶な難易度のテストを渡されるなら合格点を取ることは不可能。シャーレの権限を使っている以上誰もナギサの決定には介入できないし、唯一異を唱えられうる先生も今は行動不能。
    「それじゃあ…どんなに頑張っても退学じゃないか…。」
    それ以上の言葉が出ない。控えめに言っても最悪の状況である。

  • 40二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 12:37:59

    復活!

  • 41二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 14:20:54

    捨て周回並に詰んでる

  • 42二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 23:59:17

    本編と違って、ワンちゃんミカと協力√(後で裏切るかは別として)があるかもしれない

  • 43二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 07:46:44

    頑張って!

  • 44二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 12:44:27

    保守

  • 45二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 19:59:13

    主頑張れ保守

  • 46二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 23:26:46

    最終的にどっち側につくのか…

  • 47 ◆o4UP.SnF3o24/09/12(木) 06:01:07

    …一つだけ、退学を免れる可能性があるとするならば。
    クーデターが成功し、ミカがホストになれば…シャーレの権限を使った決定にどれだけ介入できるかは未知数だが…少なくとも退学になるようなことは避けられるようにしてくれるかも知れない。
    だがその後は? ミカがホストになればゲヘナとの戦争が始まる。トリニティの生徒たちに残された青春の時間は全て血で塗りつぶされるだろう。それはきっとヒフミ達も例外ではない。
    …なんと救いの無い二択だろうか。補習授業部の面々はこれから退学になるか戦争に巻き込まれるか、どちらかは確定しているのだ。
    どちらがよりマシな選択か? 私には答えられない。
    ただ一つ分かるのは、私はそれを選択する立場にないということだけだ。
    おそらく私が何を言おうとミカはクーデターを実行するだろうし、ナギサは容赦無く私達を切り捨てるだろう。
    私にそれを変える力は無い。
    できるのはその結果を観測することだけだ。
    「…どうして…こんなことに…。」
    微かに放たれた震えた声のぼやきは、誰の耳にも届くことはなかった。

    無力/終

  • 48二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 12:40:09

    このレスは削除されています

  • 49二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 21:02:51

    保守

  • 50二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 07:25:10

    どう転ぶんだろう…

  • 51二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 12:40:35

    保守

  • 52二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 23:18:30

    このレスは削除されています

  • 53二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 08:17:41

    待ってる

  • 54二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:05:33

    ふぁいと!

  • 55二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:11:57

    とりあえず勉強頑張ろう

  • 56二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 08:39:52

    ガンバルゾー!

  • 57 ◆o4UP.SnF3o24/09/15(日) 17:01:13

    二人とも黙りこくったまま時間が過ぎてゆく。
    何か新しい話をするにはあまりに重苦しすぎる空気だった。
    逃げ出したくなるような沈黙。
    いや、もう用事は済んだのだから帰ると言えば帰れる。
    だがそう切り出すことさえ憚られる…そんな静寂がそこにはあった。
    それを最初に破ったのは誰の声でもなく…ポケットに入った私のスマホの振動だった。
    「…電話?」
    それに反応してようやくミカが口を開いた。
    「いや、ただのアラームだ。」
    私はスマホを取り出し停止させる。
    「こんな時間にアラーム?」
    「ああ、私はよくバスで寝過ごすからな。バスを降りる時刻の直前にセットしてあるのさ。」
    「ふーん…。…えっと…それじゃもうバスは行っちゃってるけど…大丈夫…?」
    「大丈夫…とは言い難いな…。」
    「だよねー…。」
    よりおかしな空気になった。
    …困った。私はなんて言ってここから逃げ出せばいいんだ?

  • 58二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 23:59:38

    大変だ…

  • 59二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 08:02:21

    まずいな...

  • 60二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 17:18:09

    どうすれば…

  • 61二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:08:05

    この状況…どうやって切り抜ける?

  • 62二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 07:42:54

    保守

  • 63二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 12:45:11

    保守

  • 64二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 23:31:32

    保守

  • 65 ◆o4UP.SnF3o24/09/18(水) 06:59:20

    またしばらくの沈黙があった後、突然ミカが提案してきた。
    「ねぇ、帰れないならさ、ここに泊まるってのはどうかな?」
    逃げるどころか留まる選択肢を提示され、私は先ほどとは違う形で狼狽える。
    「いや、私は…」
    拒否しようとして気付く。もしかしたら、まだ何か話さなきゃいけないことでもあるのかも知れない。
    だとすれば…ここで拒むわけにはいけない。
    「そうだな。他にどうしようもないし、お言葉に甘えるとしよう。」
    それに、これを断ると私は野宿せざるを得なくなる。ブラックマーケットでの一件もあり宿代すら無いのだ。
    「あははっ、ちょっと最初の予定とは変わっちゃうけど…お泊まり会って感じで、ちょっとワクワクするね!」
    お泊まりというワードが気に入ったのか子供のようにはしゃぐミカ。心なしか先ほどまでの暗い雰囲気も薄くなった気がする。
    …あれ、でもこういう立場の人間ってむやみに家でお泊まり会なんてしていいものなのか?
    いや、深く考えるのはよそう。私だってミカを真夜中に家に呼んだりしてるし今更だ。
    使用人とかに見つからなければ大丈夫…なはず。

  • 66二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 12:36:36

    楽しそうでよかったね!

  • 67二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 23:25:39

    お泊り会は楽しくていいよね

  • 68二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 07:41:22

    保守

  • 69二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 12:43:37

    このレスは削除されています

  • 70二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 23:45:50

    楽しくお泊り会できそう

  • 71 ◆o4UP.SnF3o24/09/20(金) 06:04:00

    …とりあえず、多少残っていたお小遣いを使って近くの店でパジャマなど泊まるのに最低限必要なものを買ってきた。
    ミカは現在食事中のようだ。その間私は部屋で待っているよう伝えられているが…落ち着かない。
    私は椅子に座ってじっと待っていようとするが、巡る思考まで止めるにはこの空間は静かすぎる。
    …それにしても、初めて会ったあの日から私はミカからもらってばかりだ。
    私の罪の話を聞いてくれたし、寂しさを紛らわせてくれたりもしたし、今だってこうしてお泊まり会なんかさせてもらって…。
    「皮肉なものだな…。」
    今のところ、ミカの計画によるこの一連の流れで得をしているのは私だけだ。
    そんな状況を甘んじて受け入れている自分に腹が立つ。
    思えば、ミカの行動もおかしな点が多い。作戦において私は駒以上の価値を持たないはずなのに、ミカはどうして私と仲良くなろうとするのだろうか?
    脅したり睡眠時間を削ってまで接触しようとするその様には一種の執着のようなものさえ感じる。
    もし私を利用したいのならば単に脅せばいいだけの話だ。別に仲良くする必要性はこれっぽっちも無い。
    つまり、ミカは私に利用価値以外の何かを期待しているということになる。
    でもそれが何なのかは…見当もつかない。

  • 72二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 12:41:19

    このレスは削除されています

  • 73二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 00:00:33

    仲良い事はよきかなよきかな

  • 74二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 08:17:54

    何でここまで好かれてるんだろうね?

  • 75二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 15:58:33

    本人にもわからなそう

  • 76二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 23:21:41

    このレスは削除されています

  • 77二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 08:24:45

    早く自覚できるようになるといいね

  • 78二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 18:13:40

    気づけると良いなぁ

  • 79二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 23:53:06

    いつ頃気づくやら

  • 80二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 08:17:04

    保守

  • 81二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 12:52:07

    保守

  • 82二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 21:12:07

    保守

  • 83 ◆o4UP.SnF3o24/09/24(火) 06:46:07

    「トウカちゃーん?」
    「はっ!」
    いきなり後ろから声を掛けられる。
    「どうしたの?動かないまま何かぶつぶつ言ってたけど…。」
    …どうやら私はすぐ近くにミカが来ようと気付かないほどに深く考え込んでいたらしい。
    「た、大した問題じゃないから大丈夫…。」
    私は何を考えていたのか悟られないよう顔を見せずに答える。
    「あっそう…。ところでさ、デザートのロールケーキがあるんだけど…一緒に食べない?」
    「ロールケーキ?」
    そこでようやくミカの方を見てみると、ミカは両手でトレーを持っていた。上にはロールケーキが乗った皿が二つ。
    ミカは片方を私の目の前に置いた。
    「…もしかして、甘いもの苦手だった?」
    不安そうに私の顔を覗き込むミカ。
    「いや、そういうわけではないんだが…。」

  • 84二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 12:48:35

    てぇてぇ…

  • 85二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 21:17:24

    保守

  • 86二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 07:42:22

    保守

  • 87二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 12:44:36

    保守

  • 88二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 23:49:08

    このレスは削除されています

  • 89 ◆o4UP.SnF3o24/09/26(木) 07:01:18

    私は躊躇った。
    別に甘いものが嫌いなわけではない。
    間違いなく美味しいだろう。ミカと一緒に食べるなら尚の事だ。
    ただのロールケーキだというのに、それはまるで天国の食べ物のように私の目に映った。
    でも…だからこそ怖くなってしまった。
    二人で食べるお菓子の味を知ったら…きっとまた欲しくなる。そうなってしまえばもう後戻りはできない。
    私はもう二度とその甘さに抗えなくなる。
    いつしか幸せに溺れ、罪人である事さえ忘れ…私が本来いるべき世界に帰れなくなってしまう。
    今まで孤独でいることで守っていた自己を完全に破壊してしまうような気がして、私はたまらなく怖くなった。
    「遠慮しておくよ…もうお腹いっぱいなんだ…。」
    あまりにも分かり易すぎる嘘。
    「…そっか。」
    ミカもそれを察したのか、悲しそうな顔をしながらそれをトレーに戻した。
    私は安堵すると同時に…自分がひどく醜いものであるように感じた。

  • 90二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 12:55:17

    ここで堕ちちゃえばよかったのに…

  • 91二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 23:04:14

    堕ちてしまえば楽になれるのに…

  • 92二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 07:41:39

    楽になるのは怖いのか

  • 93二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 12:43:31

    保守

  • 94二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 21:07:58

    保守

  • 95二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 05:10:19

    保守

  • 96二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 12:52:14

    早く堕ちようね

  • 97二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 22:41:40

    堕ちてもいいんだよ

  • 98二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 08:16:31

    いつ堕ちるのかな?

  • 99二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 18:16:28

    保守

  • 100二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 23:40:23

    皆堕ちるの期待してて草

  • 101二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 07:39:43

    そちらの方が幸せになりそうだしね

  • 102二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 12:42:41

    保守

  • 103二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 21:03:29

    お菓子おいしいからね

  • 104 ◆o4UP.SnF3o24/10/01(火) 07:00:43

    ミカは黙々とロールケーキを食べ始める。
    もし、私がそれを受け取っていたらもっと明るくて気分のいい時間になったのだろうか。
    私はありもしない、あってはならない光景を夢想しながら…丁寧で繊細で、でもどこか寂しげなミカの仕草をじっと眺めていた。
    そうして、少しずつ時間が過ぎていく。
    …不意に、どこか遠くで聞き覚えのあるメロディーが鳴った。
    「あれ、この音は…なんだろう、思い出せそうで思い出せない…。」
    一瞬奇妙な感覚に苛まれたが、ちょうど食べ終わったミカが答えを教えてくれた。
    「給湯器の音だよ。お風呂が沸いたみたい。」
    「ああ、お風呂のアレか。」
    そうだ、確かあの子の家の給湯器があんな音楽を鳴らしていた。聞き覚えの正体はこれか。
    「ところで、トウカちゃんってもうお風呂入った?」
    「…入ってないな…。」
    そういえば、私は今日まだ風呂に入ってない。
    諸々買ってくるついでに銭湯にでも寄っておけばよかったか。
    「うん…じゃあいっそ、ふたりで一緒に入っちゃおっか!」
    「…え?」
    一瞬、何を言っているのか分からなかった。
    いくらお泊まり会とはいえ、ふたりでお風呂…?

  • 105二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 07:59:08

    一緒にお風呂か
    洗いっこでもするのかな

  • 106二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 12:45:27

    わくわく!

  • 107二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 20:54:12

  • 108二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 07:40:48

    保守

  • 109二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 07:41:35

    一緒にお風呂か
    ワクワクするな

  • 110二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 12:42:10

    保守

  • 111二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 21:19:37

    保守

  • 112二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 07:38:48

    アズサ達のように洗いっこをするのかな

  • 113二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 12:39:45

    保守

  • 114二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 21:13:43

    保守

  • 115 ◆o4UP.SnF3o24/10/04(金) 06:55:19

    「ふ…ふふふふふふふふふふたりで!?」
    風呂に入るということはつまり裸になるということで…。
    ふたりで入るとなると必然的にその姿を互いに晒すことになる。
    それってもっとこう、恋人同士とか…親密な関係でのみするべきなんじゃないのか。
    「…あれ…? 嫌…だった?」
    これまた不安そうに見つめてくるミカ。
    「とっとんでもない!! ただその、私はだな…移動するときに見つかるリスクが高まるし、よした方がいいんじゃないかと思ったんだ。…そ、それにあれだ。一日くらい入らなくたって変わらないだろ。だから私は入らなくても大丈夫――」
    「何言ってるの!? ちゃんと毎日入らないと汚いよ!」
    「それは…そうだけども!」
    ミカの言っていることは至極真っ当だ。風呂には毎日入った方がいい。
    でも女の子が無闇に他人に裸を見せるなんて…いくらなんでも不健全だ。
    そう思って私は次の言い訳を考え始めるが…思いつかない。
    「それにさ…今週ずっと勉強漬けで疲れてるでしょ? 今日はしっかりお風呂に入ってリラックスしようよ。」
    …卑怯だ。
    そんなことを言われたら私はもう断れない。

  • 116二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 12:43:28

    てぇてぇ!

  • 117二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 20:57:11

    保守

  • 118二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 07:57:54

    青春してるなぁ

  • 119二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 12:51:57

    いいねぇ!

  • 120二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 21:15:10

    保守

  • 121二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:03:04

    よいねぇ
    ミカが光だな

  • 122二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 12:58:05

    保守

  • 123二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 21:07:21

    保守

  • 124二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 03:26:11

    保守

  • 125 ◆o4UP.SnF3o24/10/07(月) 06:57:22

    「…結局来てしまった…。」
    どうにも拒絶できなかった私は、なんとか隠れながらミカと一緒に脱衣所にたどり着けた。
    私が服を脱ごうとすると、すぐ隣で同様にミカも脱ぎ始める。
    それは風呂に入ろうとするなら当然で、当たり前の行動なのだが…私はそれが気になって仕方が無かった。
    ミカが纏っていた一枚一枚が、他ならぬミカの手によって剝がされてゆき…そのたびに綺麗な身体の曲線と眩しい肌色が晒される。
    その光景を横目で見ていた私は…決して見てはいけない神聖なものを見てしまったような、背徳感にも近いものを感じていた。
    あまりの美しさに呆けている私を差し置き、ミカは浴室の扉を開けた。
    「わっ…。」
    不意に全身に温かい空気がふんわりと吹き込み、私は小さく声を漏らす。
    思わず閉じてしまった瞼を開くと、広い浴室が目に入った。
    「一人で使うにはちょっと広すぎると思わない? いつか友達と一緒に入ってみたかったの。」
    中に入り浴槽を見る。…確かに家庭用の割には大きい。円形の浴槽なのも相まって、一人では入っても快適さより寂しさの方が勝つかも知れない。
    ミカは少しシャワーを浴びた後、ゆっくりとお湯に浸かり始めた。
    全身の力を抜きながら、柔らかいため息を吐いている。
    「…どうしたの? トウカちゃんも入りなよ。」
    ミカに声をかけられて初めて、じっと見惚れてしまっていることに気付いた。
    どうにも、ミカが動くたびに私はその姿に目を奪われてしまう…。

  • 126二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 07:59:11

    やっぱりミカの家の風呂ってどかいんだな。ミカの姿はやっぱり美しいのか

  • 127二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 12:33:53

    かわいいね

  • 128二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 22:01:56

    美しいなぁ

  • 129二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 22:01:57

    保守

  • 130二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 07:44:16

    保守

  • 131二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 12:36:08

    保守

  • 132二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 23:00:49

    お風呂シーンが楽しみだなぁ

  • 133二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 07:37:48

    保守

  • 134二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 12:35:23

    保守

  • 135二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 20:47:26

    保守

  • 136二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 07:42:13

    保守

  • 137二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 12:43:18

    保守

  • 138二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 23:03:33

    体洗いっこするのかな

  • 139 ◆o4UP.SnF3o24/10/11(金) 07:10:10

    私は慎重に足を踏み入れ、ミカの隣に座った。
    お湯に浸かると、程よい熱が私の体を包み込み始める。…なんだか、自然と体に力が入らなくなってくる気がした。
    お風呂自体には毎日ちゃんと入っている。だが…ここまで安らぎながら入るのはいつぶりだろうか?
    気を抜けば眠ってしまいそうなほど心地良く…私は無意識のうちにミカの肩に寄りかかってしまっていた。
    「あっ…ごめ…」
    それに気づいた私はすぐに離れようとしたが――
    「ううん…大丈夫。楽にしててよ。」
    ミカの言葉でその必要は無くなった。
    「…ありがと…。」
    私は内心とても嬉しかったが…力が抜けて声がうまく出ない。
    そしてそのまま、しばらくお互い何も言わないまま快適な温かさの中で小さく呼吸だけを繰り返していた。
    …こんな時間がずっと続けばいいのに…。
    いや、何を考えているんだ私は。
    ミカと私の関係はあくまで利害関係なんだぞ。今日泊めてくれてるのだってきっときまぐれだ。
    そもそも私はミカのような人間と一緒にいていい存在じゃ…
    「トウカちゃん。」
    「えっ?」
    「また難しい顔してる。何か考え事してたでしょ。」
    「え、まぁ…してた…のかな?」
    …なんだか、見られたくない恥ずかしいものを見られたような変な気持ちになった。
    「トウカちゃんが何に悩んでるのかは分からないけど…。お風呂に入ってる時くらいはそんなの忘れてゆっくりしたっていいんじゃない?」

  • 140二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 07:51:02

    今まで気を緩めてお風呂に入れてなかったんだな
    ミカも優しいなぁ

  • 141二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 12:34:49

    いい…!

  • 142二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 21:44:51

    保守

  • 143二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 07:41:33

    ほし

  • 144二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 14:00:56

    ゆっくりお風呂に入ってくれそして気を休めてくれ

  • 145二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 20:56:15

    保守

  • 146二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 20:58:03

    お風呂はいってる時に無意識に涙流してたりして

  • 147二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 04:38:27

    保守

  • 148二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 12:40:30

    保守

  • 149二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 12:48:59

    なんなら泣いてミカに抱きついてほしい

  • 150二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 21:41:17

    保守

  • 151二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 07:11:24

    トウカ...気を休めてしっかり疲れを癒してくれ

  • 152二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 10:10:38

    何度見ても思うがミカは光だな

  • 153二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 18:15:56

    保守

  • 154二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 23:56:52

    お風呂に入ってリラックスしてくれ

  • 155二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 07:40:33

    保守

  • 156二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 07:52:45

    トウカ居心地良すぎて寝ちゃったりして

  • 157二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 12:36:43

    保守

  • 158二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 21:04:38

    保守

  • 159二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 03:08:53

    保守

  • 160 ◆o4UP.SnF3o24/10/16(水) 06:59:27

    優しく、私を気遣うようにミカは言ってくれた。
    だが、私はその言葉に素直に従えない。
    「…でも、嫌なことや悲しいことって、なかなか忘れられないよ…。」
    「うーん…それじゃ、今だけでいいからさ、楽しいこととか嬉しいことを考えるってのはどう?」
    …楽しいこと…嬉しいこと…。
    必死になって考えてみるが一つも思い浮かばない。思い付いてもそれはもう既に壊れていたり、自分で壊してしまっていたり…。考えても考えても幸せなど見つからず、むしろより辛くなるだけだった。
    「…無茶言うなよ。」
    吐き捨てるように言った。
    「そっか…。」
    ミカの小さな返事は、少し悲しそうだった。
    そうしてまた、しばらくその場を沈黙が支配した。私がその雰囲気に耐えられなくなってきた頃…私は一つ、大きな見落としをしていることに気付いた。
    「…よく考えたら、ひとつだけ嬉しいことがあった。」
    「えっ?」
    ミカの声が途端に明るくなる。
    「ねぇ、どんなことがあったの? 教えて!」
    「それは…。」
    私はそれを口にしようとしたが、なぜだか言うのが少し恥ずかしくなってきた。少し迷って、やっぱり言わないと伝わらないだろうと思い勇気を振り絞って言った。
    「…ミカが今、一緒にいてくれること。」
    「え…。と、トウカちゃん?」
    声色に今度は驚きが混じり始めた。
    「だから…お風呂の間はミカのことだけ考えてることにするよ。」

  • 161二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 07:40:09

    尊いな...

  • 162二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 12:41:22

    てぇてぇ!

  • 163二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 21:28:27

    保守

  • 164二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 02:21:45

    保守

  • 165二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 07:51:40

    純愛だな

  • 166二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 12:42:41

    いい…!

  • 167二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:18:18

    保守

  • 168二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 07:43:56

    保守

  • 169二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 07:53:57

    美しいなぁ...この平和が続いてくれるといいな

  • 170二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 12:45:42

    続くといいね…

  • 171二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 21:07:20

    保守

  • 172二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 07:54:09

    保守

  • 173二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 13:01:17

    保守

  • 174二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 21:16:37

    保守

  • 175 ◆o4UP.SnF3o24/10/20(日) 07:03:17

    私は寄りかかるのをやめ、ミカの正面の位置に移動した。そしてミカの全身をじっと見つめる。
    「ど、どうしたのトウカちゃん…?」
    「どうしたのって、ミカのこと眺めてるだけだけど…。」
    「えっと…もしかして、お風呂に入ってる間ずっとそうするの?」
    「もちろん。」
    そう答えると、ミカは黙りこくってしまった。
    …それにしても、やっぱりミカは美人だ。
    顔のパーツはひとつひとつが丁寧に整えられており、どんな表情もよく似合う。淡いピンク色の長い髪もその美しさに拍車をかけている。ピンク色の髪というともっとギャル的なものを感じると思っていたが…こうして見るとそういった印象は無く、むしろ奇妙な奥ゆかしさすら感じさせる。
    また、ミカの身体全体のラインも綺麗だ。太りすぎず、瘦せすぎてもいない健康的なウエストは形の良い大きな乳房と相性が良く、女性だったら誰でも憧れるであろう完璧な曲線を描いている。
    月並みな表現だが…まるで絵画のようだ。
    そんなことを考えていると――
    「ストップ!ストップ!もうやめて!!」
    いきなり肩を揺さぶられた。
    「うわわわっ、いきなり何を…。」
    ミカはなんだか、怒っているような恥ずかしがっているような…不思議な表情をしている。
    それを見て私は困惑したが、しばらくして一つの仮説にたどり着いた。
    「もしかして…今考えてたの全部口に出てた…?」
    恐る恐る問うと、ミカは素早く二度頷いた。
    うわ――――――――――っ…

  • 176二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 10:35:38

    考えてた事全部言ってたのか...何故か面白いな

  • 177二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 20:58:38

    ミカも困惑するよね
    そしてかわいいなトウカ

  • 178二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 03:15:16

    保守

  • 179二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 08:22:26

    もっと口に出していいんだよ

  • 180二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 12:41:30

    このレスは削除されています

  • 181二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 21:02:16

    保守

  • 182二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 07:43:31

    保守

  • 183二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 12:43:15

    保守

  • 184二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 21:17:31

    保守

  • 185二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 07:43:09

    保守

  • 186二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 12:44:07

    保守

  • 187二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 21:21:29

    保守

  • 188二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 07:40:59

    保守

  • 189二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 12:39:34

    保守

  • 190二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 18:18:57

    >>190get

    ……もう次のエピソードを投じる前に次のスレを立てた方がいいのでは?

  • 191二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 22:53:08

    次スレ期待

  • 192二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 07:43:36

    保守

  • 193二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 17:53:41

    保守

  • 194二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 23:58:48

    まってるよ

  • 195二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 08:37:01

    スレ主まだかな

  • 196二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 19:52:52

    スレ立てさせてもらおうかな

  • 197二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 22:00:49
  • 198二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 07:35:46

    >>197

    でかした

  • 199二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 19:12:54

    ナイス!

オススメ

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