【🎲ホラー？】怪異に巻き込まれがちな荼毘くんのお話

1124/09/06(金) 19:56:01

このスレはダイスを降ったり安価を募集したりして主がSSを書いていくスレです
不慣れ故のグダグダや矛盾がある可能性があります
ダイスによってギャグ系破ァ！になるかホラーになるかが変わります
前提として現パロというか全員二週目思うことはあれどある程度馴れ合っている世界として書きます
燈矢を主人公として進める過程で、他キャラ含め崩壊等がある可能性があります
あまり速筆ではないし主が変形労働時間制なので更新の時間にばらつきがあります
以降も注意事項が増える可能性はあります
了承の上、お楽しみいただけると幸いです

2二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 19:58:18

怪異に巻き込まれる燈矢くんとか絶対おもしろい

3124/09/06(金) 20:00:24

ガタン。
ガタン。
ガタン。
揺れる感覚に、沈んだ意識が覚醒する。
薄く開いた目に写ったものは、夕日が差し込む電車の座席だった。
「あ……？」
どうして自分は電車に乗っていたのだったか。
過去を振り返るもツキリと軽く頭が痛んで思い出せない。
まあ、乗り過ごしていたとしても降りた駅からバスかタクシーで帰れるか。
眩しさに目を細めながら周囲を見渡す。自分がいる車両にほかの人影は見当たらない。

>>66

4二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 20:00:56

めっちゃ楽しみです
待機

5二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 20:04:01

SSスレだ嬉しい期待！

6124/09/06(金) 20:06:42

両隣の車両も覗いてみる。……いない。
視点を移して窓の外へと目を向けた。
ずっと遠くまで夕焼けの空が広がっている。こんなに開けた景色を見たのはいつぶりだったかな。一面に広がる田んぼ。時々過ぎる電柱。
随分のどかで辺鄙な場所だった。
あくびをひとつ、こぼす。

>>66

7124/09/06(金) 20:09:35

そういえばバッグもそばにないが、電車賃はいくらくらいになっているだろう。財布はポケットに入れていただろうか。入れてたとして、寝過ごしたようだし足りるだろうか。

手元にあるアイテム数

dice1d3=1 (1) 個

この下のレスからダイス数までの物を持っているとする

被った際はその下の物を持っていたということで

持ち物は原則として片手サイズほどの持ち運び可能なポケットに入るくらいの大きさのものでお願いします

8二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 20:13:29

スマホ

9124/09/06(金) 20:14:41

(頭から完璧に抜けてたのでスマホ超助かる……)

10二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 20:18:03

草

11124/09/06(金) 20:24:18

「スマホだけかよ……」
尻ポケットから唯一出てきたスマホを片手にごちる。そういえば昔から色々と持ち歩かなさすぎて怒られていたかも。今度から少し気をつけるとするか。
スマホがあれば大概なんとかなるだろう。電子決済もできるし、最悪お父さんを呼べばいいし。
「充電は……まあ、六十あるなら十分だろ。……？」
スマホに目を向けた一瞬、なにかが目の前を横切った気がして顔を上げる。右も、左も、なにもいない。
「……気のせいか。あー、寝ぼけてんのかな……」

12124/09/06(金) 20:39:53

舌打ちをして髪を混ぜる。なぜだか妙に気が抜ける気がして、気持ち悪い。
前回に比べたら今世は生ぬるいから、ずっとそんな気分だったかも。それならそんなに普段と変わらないか？
ため息を吐いて一旦頭を切り替える。このことについて考えるのは疲れるし今じゃなくてもいいだろう。一人でいると色々浮かんで、これだから嫌になる。
ひとまず電車が止まるのを待つことにした。どこに着くのかは分からないが、どうするかは着いてから考えればいい。
「あ、そうだ」
再びスマホに目を落とし、眉を寄せる。
非常にめんどくさいが、俺が成人したのを忘れてるのか予定を伝えてないのに帰りが遅くなるとお父さんがうるさくなるので、連絡しておかなくてはならない。束縛系みたいでキショいよな。誤字脱字途中送信まみれのダッセェ文章なんぞ、見てるだけで鳥肌が立っちまう。よく焦凍はあれに耐えれるよな……既読スルーしてんだっけ？　どっちでもいいけど。
「……あれ？」

13二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 20:42:23

はぁはぁはぁはぁ
保守

14124/09/06(金) 20:52:34

お父さんから連絡が入ってない。普段あんなに散り散りになった文章のかけらたちを送ってくるのに。今日の夜ってなにか予定入れてたっけか？　思い出せない。
「あー……」
いや、冷静に考えたらまだ日だって沈んでないんだった。そりゃ連絡来てねえわ。小学生の門限じゃないんだし、あのクソ親父も流石にそこまで過保護じゃない。
やっぱ寝ぼけてるみたいだ。眠気が残っていて、頭の回転がいつもより緩やかになってる気がする。昨日夜更かしとかしたかも。
思わず漏れたあくびを噛み殺す。ろくに働かないで毎日暇してるとダメだな、やっぱ。なんとなくずっとダルい感じがする。帰ったら久しぶりにしっかり運動でもするか。

15124/09/06(金) 21:04:29

ガタ、ガタリ。

プシュー……。

ふいに、気の抜けた音を立てて電車が停まった。どうやら駅に着いたらしい。

ボロそうな見た目に反して、なかなか揺れない良い運転と停車だ。おかげで酔わずに済んだので助かった。

「……今、アナウンス鳴ってたか？」

自分のつぶやきで再確認する。なっていなかった、はずだ。ぼんやりしてたので確実ではないが、流石にアナウンスが鳴ってたら気づくだろう。

ドア上部に視線を向ける。俺を見下ろす電光板には何も書いていない。ドアの奥には寂れた田舎のホームが見える。駅名は見当たらない。

「あーいやだいやだ、俺の人生こんなんばっかかよ」

怒りを込めて電車の手すりを蹴る。ただ、鈍い音が空に吸い込まれていくだけだった。

ここでちょい🎲

荼毘の巻き込まれ度

dice1d70=66 (66) (+30)

大きいほど巻き込まれがち

下ブレするとスレタイ詐欺になるので保証で+30

荼毘の自認

dice1d100=37 (37)

大きいほどオカルト系だという自覚あり

小さいほどなんか運悪いな俺！と思っている轟の天然血筋

16124/09/06(金) 21:05:34

(ドチャクソ巻き込まれてるのにあんまり気づいてない……！！！)

17二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 21:05:49

天然の素質あるのかわいい

18二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 21:06:10

これは轟長男だわ

19二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 21:06:32

まああのど天然ボーイ轟くんのお兄ちゃんだもんな

20二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 21:08:30

巻き込まれすぎ！！！そして天然！！！！

21124/09/06(金) 21:18:13

「やっぱ前色々やったから天罰的なあれか……？

　でも死柄木たちはそんなことないって言うし……」

よくあることだしキレても仕方ないか。なんとも言えない気持ちにもなるが仕方ないものは仕方ない。前から変に間が抜けてたり脇が甘かったりしてたし、意外と俺がダメダメなやつなのかも。

「つかもしかして財布とかも持ってきてけど盗まれてたりとか……しねぇよな？」

流石に身分証系がパクられるのはヤバい。さすがの俺でも少し焦るレベルだ。クソ、前もあったぞこんなこと！　俺は何度持ち物をなくせば気が済むんだ……！！

財布は帰ってから確かめるとして、さてどうするか。

降りるべきか、知ってる駅まで乗り続けるべきか。

ここで降りてもタクシーはなさそうだがお父さんを呼んでもいい。ただ、駅名が分からないから場所の把握が厳しそうなところが懸念される。せめてもうちょい文明が通ってそうな駅に行きたい気持ちもある。

乗り続ける場合もまた、気になることがある。無論それは金だ。俺がお父さんからむしり取っている金が減ってしまうのは惜しい。最近は上限額を決めてから渡されるし、ここよりライフラインが終わってそうなとこが終点だったりしたら最悪である。

「どうすっかな……」

降りるか、乗ったままか

>>26

22二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 21:22:10

加速

23二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 21:24:08

ksk

24二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 21:25:28

駅名が無ければ乗り続ける
駅名が有れば降りる

>>27

25二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 21:26:19

乗ったまま

26二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 21:26:27

終点まで行こう

>>21

27二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 21:26:29

>>24

28二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 21:26:31

降りてみる

29124/09/06(金) 21:44:30

「まあ、降りた結果場所が分かりませんでしたじゃ意味ねえか」

ドアの向こうに過ぎていくホームを見送る。マトモそうな駅に着くか、何もなければ終点まで座っとくか。先程までいた座席に再び腰掛ける。

人もいないし寝っ転がって二度目でもするか？　でもまた寝過ごすのは馬鹿らしいな。なにして暇を潰すかな。

スマホを仕舞い、車両内をぶらつく。

車内には広告も垂れ下がっておらず、ろくに見るものもない。窓の外も相変わらず。

ほかにすることもないし、前後の車両も見て回るか。

「じゃあ、とりあえず……」

前か後ろか

>>33

30二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 21:46:54

人がいるほう

31二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 21:47:05

ksk

32二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 21:51:36

後ろ

33二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 21:52:37

あえての外を眺める

>>29

34124/09/06(金) 21:58:53

(そ、外を！？？！！？
いやわかった、安価は絶対って聞いたもんな、わかった)

35124/09/06(金) 22:11:30

「やっぱ動くのはだるいし座っとくか」
貫通扉に手を伸ばしたものの、随分奥まで続いてそうに見えて一気に気分が萎える。俺は暇つぶしにプラっとしたいだけで、冒険を望んでるわけじゃないしな。
今一度座って外を眺める。広がる空、視界いっぱいの田んぼ。うーん、古典的田舎の風景って感じだ。時々通る電柱もそれらしい。たまにはこういう息抜きが人間には必要だったのかもな。
スマホにチラりを目を向ける。時刻は午後七時。充電は五十パーセントほど。お父さんからの通知は未だなし。先程と大差ない様子だ。

36二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 22:12:15

このレスは削除されています

37二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 22:24:40

このレスは削除されています

>>38

38124/09/06(金) 22:26:38

と、ふいに違和感を覚える。

今は夏の暮れだ。

はたして───七時とはここまで明るいものだったろうか？

さらに言えば、さっきまではもっと早い時間で……いや、それは何時だったろうか。スマホを見た記憶も、そこに乗っていた時刻も見た覚えがあるのに思い出せない。

不思議なことが起こっている現状に、些か胸の奥がざわめく。

つまるところ、これは……

dice1d4=3 (3)

1、「なんだ、スマホの故障か……(轟の血)」

2、「この前のお父さんと焦凍の揉め合いで熱暴走したか……(轟の血)」

3、「さっき時間の設定変えたか？　うーん、もしかしたら変えてたかも……(クソボケ脇甘荼毘くん)」

4、「昔から凄くたまに(ではない)巻き込まれてた記憶がある……。怪異、か……？(突然猛威を振るう37のアイディア)」

という🎲で本日はおしまい

軽く考えてた流れが爆散してめちゃくちゃウケたので明日にぶん投げます

このライブ感たまんねえな

おそらく明日の夜は来れると思うので待っててくれると嬉しいな

>>37はちょい数字の打ち込みミスってたので消した、ダイス振ったのにごめん

>>39

39124/09/06(金) 22:32:04

ダイス結果もコピペしちゃって不正みたいになってる！

>>38振り直すねdice1d4=1 (1)

40二次元好きの匿名さん24/09/06(金) 22:34:26

どっちにしろ気づかねえのおもろいwwwまあ3/4気づかない選択肢ですが…

41二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 07:16:33

保守

42二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 10:22:04

保守

43124/09/07(土) 19:10:54

ちょっとだけ時間あるから、昼に進行ルート参考用に振ろうとして規制で振れなかった🎲を一旦振るね

えー、めちゃくちゃ巻き込まれ事故が多発しまくっている荼毘くんですが自己解決して帰ってきてんの？

dice1d100=18 (18)

大きいほど本人は気づいていないがひとりで巻き込まれなんか分からんうちに解決して帰ってきてる

小さいほど気づいた周囲、或いは一緒に巻き込まれた誰かがクソボケ……！！と思いながら解決してくれてる

44二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 19:12:37

かわいい

45124/09/07(土) 19:17:32

うーん、これは轟……

なおこのダイス結果により荼毘くんは一人ではあまり解決ができないので、最悪静かにこの世からフェードアウトする可能性が上がりました

夜飯なのでこれ降ったらいっときスレから去ります

ちなみに主に助けてくれる人ってどこらへんの方？

dice1d2=1 (1)

1、家族のみんな

2、連合の皆さま

46124/09/07(土) 20:46:40

「クソ、時計がバグってやがる。スマホ壊れてんじゃねえか……まだ買ってからそんなに経ってねぇだろ……」
文明の利器代表ですみたいな顔しとして、スマホってなんでこんなに壊れやすいんだろうな。ため息を吐く。
だって今年に入ってから二回目だぞ壊れるの。丈夫とか長持ちするとかいう謳い文句のやつ買った気がすんだが……まあ所詮スマホなんてこんなものか。
正しい時刻が分からなくなってしまったので、お父さんからの鬼電を防ぐために一度連絡を入れておくかな。
「……」
電車で寝過ごして知らない駅にいることを？　アイツに言うのか？　それこそ通知が止まらなくなりそうだ。やっぱり止めておこう。
そうだな……焦凍なら多分、今日色々あって遅くなるって伝えとけばなんも聞かずに「わかった」とだけ言うだろうから、焦凍に言っとくか。夏くんも冬美ちゃんも優しいからすぐ心配して色々聞いてくるしな。お母さんもそう。
「今日は、帰り遅くなるかも……送信、っと」
ま、アイツのことだしどうせ早々には見ねえか。お父さんが電話してきたら焦凍に伝えてるからそっちに聞けって言えば時間も稼げる。よし、オッケー。

47124/09/07(土) 21:13:48

差し当たりやるべき事は終わらせたと一息つき、背もたれに体を預ける。窓の外の景色は変わらない。
夕空、田んぼ、時々電柱。実にのどかだ。
「なんか……眠くなってくるな……」
変わらないものを見続けるのって案外大変だ。飽きが来るとやってられなくなる。
暇つぶしに雲の形を眺める。
「お、あの雲リーダーが着けてた手の形に似ててキモイな」
掴みかかってそうな指の形っぽいとことか、再現度が高い。リーダーにも見せよう。カメラを起動して写真を撮る。
画像とともに「この雲死柄木が付けてた手っぽくね？」と送る。まあリーダーもスピナーとのゲームで忙しいだろうし、忘れた頃に返事が来るだろう。
口の端からあくびが漏れる。
「うーん、暇だ……」

48124/09/07(土) 21:29:37

しかしやることがないと本当に眠たくなる。

電車も全然揺れないから酔わないし。線路を走る音が聞こえなかったら乗ってることにも気づかなさそうだ。

というか、眠たいんだし、もう一旦寝てしまおうか。こんなにうつらうつらしていたら見知った駅も見逃しそうだし、終点まで寝てから考えてもいいかも。

「……」

目を擦る。それにしても眠たい。

dice1d100=97 (97)

37以下で少し違和感を覚える

18以下でなにかに気づく

49二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 21:31:44

これは轟の血

50124/09/07(土) 21:32:16

🎲神のイメージの荼毘めちゃくちゃド間抜けじゃねえか……
全然頭キレなさそう……なんでこんなダイス上下に荒ぶってんだよ……

51二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 21:33:17

なんかずっと眠そうにしてるからしょうがないね…()

52二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 21:33:57

轟は天然なんだ

53124/09/07(土) 21:44:26

緩やかに意識が曖昧になっていく。ふわふわとした心地に包まれて気持ちがいい。すごく、よく眠れそうな気がする。
そういえば、さっき駅に停車してから何分くらい走り続けてたっけ。なんだかずっと停らずに走り続けていたような気がする……けど、まあ、いいか。
目が覚めたら一度お父さんに連絡しねえと。もうこんな時間だし……。いや、まだ昼過ぎなんだっけ？　それに焦凍に連絡入れたんだった。じゃあ、いいか。
空が赤い。けれど夕暮れの眩しさは眠りの妨げにはならなかった。
落ちかけた意識の端で、スマホが揺れているのが見える。電話がなってる。誰から？　分からないけど、あとでかけ直せばいいだろ。それよりも今は眠りたい。
それに、終点まで乗り続けなくてはいけないから。

54二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 21:44:49

これは過保護になるエンデヴァー納得

55124/09/07(土) 21:48:44

ガタン。
ガタン。
揺れる感覚に、沈んだ意識が覚醒する。
薄く開いた目に写ったものは、夕日が差し込む電車の座席だった。
「あ……？」
どうして自分は電車に乗っていたのだったか。
過去を振り返るも頭が痛んで思い出せない。
まあ、なんにせよ終点で降りてとお父さんでも呼べばいいか。
眩しさに目を細めながら周囲を見渡す。自分がいる車両にほかの人影は見当たらない。

56124/09/07(土) 21:54:11

両隣の車両も覗いてみる。……いない。
視点を移して窓の外へと目を向けた。
ずっと遠くまで夕焼けの空が広がっている。こんなに開けた景色を見たのはいつぶりだったかな。いや、つい最近見たような気もする。一面に広がる田んぼ。時々過ぎる電柱。
なんだか懐かしさを感じる、のどかで辺鄙な場所だった。
寝起きだからか、頭に張り付く眠気であくびが出た。

57124/09/07(土) 22:02:45

「あ、今って何時だろ」

何故か急にそんなことが気になり、車内を見渡す。時刻はどこにも載ってない。仕方ないのでポケットに手を当てるとスマホがあることが分かったので、スマホで確認することにした。

電源ボタンを押し、画面をつける。

時刻は四時。充電は四十パーセントほど。朝から充電するのを忘れていたのかもしれない。

「……？」

一瞬、なにかが引っかかったような気がして手を止める。なんだろう、合ってるのになにかが間違ってるような変な気分だ。

「なんかこれ壊れてる気がしたんだが……。ん？」

通知欄を見て不在着信の履歴があることに

dice1d2=1 (1)

1、気づく

2、気づかない

58124/09/07(土) 22:06:37

お、やっとポンコツ荼毘くんのアイディアが成功した

着信の相手は

dice1d5=5 (5)

1、お父さん

2、焦凍

3、死柄木

4、家族の誰か(ダイス)

5、安価

4の場合

dice1d5=3 (3)

1、お父さん

2、冬美ちゃん

3、お母さん

4、夏くん

5、焦凍

59124/09/07(土) 22:08:52

安価だ

誰からの着信だった？

>>63

ダイス案の中にある人でも構いません

映画系キャラは見てないものもあるので控えていただけると幸いです

60二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 22:10:59

死柄木

61二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 22:22:14

夏くん

62二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 22:22:21

トガちゃん

63二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 22:22:43

焦凍

>>59

64124/09/07(土) 22:44:08

「あ」
焦凍から着信が来ている。なんだろう、珍しいな。いつもはわざわざ電話なんてかけないのに。
なにか急ぎの要件だったんだろうか。美味い蕎麦屋でも見つけたのか？
開いた画面見て眉を寄せる。そこには俺から送られた「今日は、帰り遅くなるかも」という文字があった。
「あ？　俺、こんなの送ったか？」
スマホが故障しているのか、送信時刻にはちょうどノイズがかかっていて見えない。今日とは書いてあるので今日送ったものではあるのだろう。
前から打った覚えのない言葉の履歴が残っていたり日付時刻がバグったりしていたので、そこに関してはわりとどうでもいい。
焦凍もわりとなんだっていいけど、美味い蕎麦屋の話ならききたい。
仕方がないので通話ボタンを押し、焦凍が電話に出るのを待つ。

(ごめん、本当に今日がもうめちゃくちゃ眠たいので今日はここまで
明日は休みなので進められたら進めたいって感じの主だ！)

65二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 22:54:31

続き楽しみ！待ってます！

66二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 00:45:41

うとうと眠って起きてからの描写が>>3、>>6、と一緒でゾッとした

「こんなに開けた景色を見たのはいつぶりだったかな」って、さっきまで同じ景色見てたじゃんかよ怖いよー！

生きて帰れるか心配でドキドキしてる

面白いです！

続き楽しみに待ってます！！

67二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 10:54:17

保守

68124/09/08(日) 13:27:04

物音一つしない車内では呼出音がやけに大きく響いた。

少し待ってみるも、スマホは震えながら同じ音を繰り返すだけだった。何か用かと思ったんだが、もしかして間違えて通話ボタンを押したんだろうか。

「……焦凍なら有り得るな」

否定できない。前に比べて穏やかな世だからか、アイツのぼんやり度に気持ち磨きがかかってる気もする。

「大事な用ならまたかけなおしてくるか」

dice1d4=2 (2)

1～3、

4、

69124/09/08(日) 14:46:29

またかかってくるのを待つかと通話を切ろうとした時、一度音が途切れた。
「お」
『はい』
待った甲斐があってか、やっと通話が繋がった。
「焦凍、お前電話かけてただろ？　なんか用事か？」
俺は要件があるならパッと聞いて済ませたい派なんだ。単刀直入にそう伝える。
『うん？　あれ、もう一回言ってくれますか』
「？　いやだから用事とかあんの？　って」
『なんて……いやまて、もしかして燈矢兄か？』
「は？」
なにいきなり当たり前のこと聞いてきてんだコイツ。俺からかけてんのに俺じゃないやつと繋がったらホラーだろうが。
あ、もしかして周り見る限り田舎っぽいし電波とか悪いのか？　それかスマホがまた壊れたんかな。クソ、買い換えたばかりなのに。
『燈矢兄だよな？　なんて言ってんのか分かんねえけど……。
　もしかしてまたなんかあったのか。今どこにいる？』
「なんて言ってんのかわかんねえのに答えても意味ねえだろ」
『……？　あ、なんて言ってるかわかんねえんだった……』
バカかよ。

70124/09/08(日) 15:01:51

『わりぃ、なんか砂嵐？　みたいな音でよく聞き取れねえんだ。通話はやめて文字で話そう』
「あ、おい…………アイツ切りやがった！」
こっちの声がよく聞こえないからって言うだけ言って電話は切れた。なんでアイツあんなに押しが強いんだよ。マイペースがすぎるだろ。
［今どこにいるんだ？］
焦凍からメッセージが飛んでくる。
［電車］
［電車？今日どっか出かけるって言ってたっけ］
［言ったろ］
［そっか
　どこ行く電車なんだ？］
文字を打とうとした手がふと止まる。どこ？　俺はどこに行くんだっけ。なんで電車に乗ってんだっけ？
「いや、そうだった」
［終点］
［終点って……終点まで行ってなにするんだ］
［別に、終点まで行くだけだよ］
うん、そうだ。俺は終点に向かうんだった。

71124/09/08(日) 15:23:49

［終点に行くだけ？］

［ああ］

［今どんくらい乗ってるんだ］

［ちょっと前に起きたとこだから知らね］

でも結構長い間乗ってるような気がする。

起きた感じもうたた寝って言うよりもっとガッツリ寝て起きた感じだったし。

［寝てたのか

　駅とかあったか？］

［ない］

［停車駅とかどっか載ってねえか］

［終点までいくから駅はないよ］

変なこときくやつだなあ。

焦凍は違和感に

dice1d5=1 (1)

1～4、気づく

5、気づかない

いつも助けてくれるのが家族なので慣れてるだろうということで4までは気づくダイス

クソボケの血筋ならワンチャン気づかんかも、ということでお遊び(危機)枠もつけた

72124/09/08(日) 16:25:42

少し間を置いてメッセージが来た。

［燈矢兄、一回電車降りろ］

「はァ？」

突然なんなんだ。

［いきなり何？

　てかなんでお前の言うこと聞かなきゃいけねえの］

［いいから降りろ

　そもそもなんで終点まで行きたいんだ］

［なんでもなにも終点に行くんだよ俺は］

［だから終点に行って何がしたいんだって聞いてんだ］

［別に何もしねえって、終点まで行くだけだろ］

［なんのために終点に行くんだ］

「なんのためって……」

dice1d100=19 (19)

37以下であれ？俺変なこと言ってるな？ってなる

73124/09/08(日) 16:40:12

「なんで俺終点まで乗ろうとしてんだ……？」
眠気で濁った頭が少し冴える。だいたい、なんで俺は電車に乗ってんだ？　寝ぼけているのか、頭痛がして記憶がたどれない。
［なんで俺電車に乗ってんだ？］
［今日どっか出かけるって言ったってさっき言ってたけど］
［言ったか？
　打ってあるな、出かける予定とか覚えてねえんだけど笑］
会話を遡ってみると中々に気持ち悪い。さっきまで普通に考えてたけどなんもしないのに終点に行くって意味わかんねえ。
「はは、ヤバいな。若年性アルツハイマーか？」
一日中なんもしないで過ごすこともあるからさもありなん。それにしたってまあまあの若年性具合だ。俺今いくつだっけ？　二十四くらい？　ウケるな。

74124/09/08(日) 16:48:15

［俺の覚えてる限りだともう10分くらい乗ってるぜ
　駅は見かけてないな］
［そうか
　周りの景色に見覚えもないんだよな？］
［ないな、田んぼが一面に広がってる田舎っぽい風景だよ］
のどかでいい感じの田舎だ。焦凍とか割と好きそうな感じ。オトモダチと一緒に虫取りとかしたそう。あ、そうだ。
「さっき死柄木用に撮った写真送るか」
［これ写真］
［なんだこれ］
［分かりやすいかなと思って
　この雲前に死柄木がはめてた手っぽくね？］
でも焦凍はそんなにリーダーと会う機会なかったかもしれない。会ったとしてもわざわざジロジロ人の顔面に着いてる手とか見つめないかも。
共感が得れるかと思って送ったけど、俺今分かりづらいネタ振ってスベるダセェやつになってそうだ。

75124/09/08(日) 17:51:55

［いやそうじゃなくて］
「？」
画像の大部分が空だからここが何処か分かりにくかっただろうか。焦凍、結構ずぶといからスルースキル意外と高いもんなあ。
［だってこれ、雲？ってかなんつーか］
［ああ、わかるぜ、あんまそっくりから雲というより手に見えるよな］
［手っぽくないって
　そもそもこれどこ走ってんだ？トンネルの中とかか？］
［え、普通に外だろ？］
［いやめっちゃ窓の外暗いぞ
　街頭とかねえからか？
　というかいつ撮ったんだこれさっき起きたって言ってたよな］
あれ、いつ撮ったんだっけ？
起きてからすぐ焦凍の電話に気づいて、折り返したから撮った記憶がない。何故さっき死柄木用に撮った写真があると思ったんだ？　カメラロールにこの写真があるのはなんでなんだ。
［ヤバいかも、全然覚えてねえ笑
　俺がこのままヤバくなったら焦凍が養ってくれ］
［親父に頼めよ］
［アイツはなんか嫌だ］
なにが嫌って嬉々として優しなってきそうなトコ。

76124/09/08(日) 18:09:09

［なあ、もっかい外の写真撮って送ってくれないか］
写真くらい大した手間でもないしいいか。多分またスマホがバグってるんだろう。それかあれだな、電波が悪すぎてうまく画像が送れてないんだな。たまにあるけど厄介なやつ。ダルいぜ。
外にカメラを向ける。夕日が眩しい。空は少しの雲だけが飾っていてだだっ広い。ずっと変わらないな。
［はい写真］
［やっぱ暗くて見えないな……
　これ、燈矢兄にはどう見えてるんだ？］
［さっき言ったろ
　ほぼ田んぼと空で視界が埋めつくされてて結構眩しいぜ
　多分電波悪くて上手く送れてないんだろ］
［燈矢兄電波障害多いよな］
そうなんだよなあ。ずっと運悪く物は失くすし壊れるし、思ってた場所と違うとこに行ったり変な道に出たりして連合のヤツらと集まる時も遅れてしょっちゅうキレられるし。因果応報ってやつ？　死柄木ってキレるとグチグチうるさいから嫌なんだよなあ。

77二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 18:17:08

いいぞいいぞホラーだ

78二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 18:20:15

ついに電車を降りるという意思が芽生えた！
しょっちゅう色んな目にあってるなら燈矢のスマホにはGPSついてないんだろうか…

79124/09/08(日) 18:21:49

［眩しいってそんなに晴れてるのか？］

［まあ晴れてるな、綺麗に全面真っ赤な夕日だ

　帰ったら写真見せてやるよ］

［ありがとう

　今って何時か分かるか？］

相変わらず突発的。我が弟ながら何を考えてんだか全然わからん。スマホで連絡とってんだから自分で確認しろよな。

えーと、時間は……三時半？　起きた時は四時だった気がするが、まあまた壊れてんだろ。よくあることだ。

［3時半だな

　起きた時は4時とかだったから多分また時計バグってる

　自分の見た方がいいぜ］

［帰ったら親父に新しいの買ってもらえ］

［そーする］

焦凍って結構こういう細々とした出費をお父さんにさせようとしている。反抗期だろうな。前の時は上手く発散できなかっただろうから、このくらい尖ってるくらいがちょうどいいか。

ガタ。

静かな空間に、不意に音が聞こえて顔を上げる。貫通扉の方だ。薄らと人影が見える。扉に手をかけて、この車両に入ってくる。

扉が開いた先で見えた姿は……

>>82

映画は見てないので映画キャラ以外でお願いします

80二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 18:28:30

お父さん

81二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 18:30:36

前世の荼毘

>>82

82二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 18:30:47

>>81

>>79

83124/09/08(日) 18:48:23

安価って想定外が来て楽しいね！？
その発想はなかった
では特に考えてなかったですが今世荼毘くんの姿はif大人燈矢くん火傷なしバージョンということでお願いしますね

84二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 18:52:24

前世の荼毘…？！

85124/09/08(日) 19:07:59

ツギハギの肌に、それを止めるように散らばるピアス。度重なる火傷で変色したグロテスクなケロイド。顔色と目つきの悪い面にツンツンとがった白の髪。
つまるところ、二十ウン年ぶりに見る以前の俺の姿だった。
「は？」
「あ？」
目が合ってかたまる。そうだよな、俺も意味わからんけど”俺”も意味わかんねえよな。俺だってあの時代に傷のない真っ白けっけな轟燈矢くん(24)を見たら固まる自信ある。
てか前こんなことあったっけ？　流石にあったら覚えてるからなかったよな？　でもなんとなく、この”俺”が俺であるという感覚がある。
「……どういう個性だ？」
「ちょっと色々あって難しいんだが、俺も”俺”なんだよ。分かるだろ？　自分で言っててめちゃくちゃ意味わかんねえけどな」
目の前の”俺”───ややこしいな、荼毘が眉をしかめつつ扉を閉める。多分、荼毘にも俺が”俺”だという感覚があるはずだ。
でなければきっと、あの時の俺ならこんな不快な存在は灰にしようとするだろうから。

86124/09/08(日) 19:26:33

「俺は目が覚めたらここに居たんだが、お前……あー、」
「ややこしいだろ、燈矢で頼む。俺は荼毘って呼ぶから」
「わかった。クソ、なんだこの状況……。
　ともかく、俺は目が覚めたらこんなとこに居て、んで隣見たら人がいるっぽいからこっちに来た。
　そしたら俺がいて絶賛混乱中ってわけ」
「俺も似たようなもんだな。ま、俺が見た時は隣の車両誰もいなかったけど」
チラリと荼毘の様子を伺いながら口を開く。見た感じなんとなくだが、そこまで荒れてなさそうに見えるから大丈夫だと思うが、一応。火傷も相まって傍から見ると考えてることがわかりにくいな、この時の俺。
「ただ俺は荼毘が終わったあと妙に平和な世界に生まれて生ぬるく生きてきてる燈矢くんで、家族とも蟠りはあれど多少関わってはいる。そこに関しては突っ込まないでくれよ、面倒だし」
「あー……うん。
　来世があるとかスピリチュアルにハマったみてえで馬鹿らしいが、なんとなくわかるぜ。お前ってそう言う感じがする」
「……もしかしてもう終わったあとか？」
「まあ、そうだな。
　絶賛投獄中の家族面談以外グッスリってとこだよ。だからまあ、これも夢だと思ってるが……」
バッと一瞬青が散る。
「蒼炎は使えるみたいだな」
「それは助かるぜ」

申し訳ないですが荼毘は緩やか死向時代にさせていただきます
じゃないとやっと手に入れた脱出への手がかり(焦凍と繋がるスマホ)が破壊されそうなので……
現パロ時空なので燈矢たちは個性が使えないということで(今決めた)

87124/09/08(日) 20:52:32

「燈矢は個性使えないんだな」
「ああ」
「はは、なんつーか変な気分だわ」
「あー、その時期だと特にそうだよな……」
少ししんみりしていると、手元のスマホが勢いよく震えた。衝撃の出会いで忘れていたが、そういえば焦凍と話の途中だった。荼毘に一言断りを入れてスマホを見る。
［とりあえずマップ見てみたら場所わかるんじゃねえか？］
［どうだった？］
［あれ、読み込みとかに時間かかってる？］
［大丈夫か］
［そっち行く］
［場所どこだ］
［燈矢兄］
［ちょっと待ってろ］
「んだこれ束縛系彼女かよ……コイツこんなだったか……？」
横から覗き込んだ荼毘がやや引き気味にそう言う。多分、焦凍は俺がまたなんかやらかすと思ってんじゃねえかな。
「こっちでわりとこんなんだよ。トモダチとかにもそうなんじゃねえの」
「ふうん。……こっちが多分、素なんだろうな」

88124/09/08(日) 21:22:07

［ちょっと人と会ったから話してたんだ
　なんもねえから落ち着けよ］
［人と？知り合いなのか？］
知り合い……といえば知り合いか？　お互い知ってるしまあ知り合いか。
「もう伝えちゃっていいか？　これ隠すより言った方が楽だし」
「俺は構わねえが焦凍が混乱するだろ」
「大丈夫だろ、意外とそうか、とかで済ませるやつだよアイツ」
「ならいいんじゃねえの？」
［意味がわからないと思うが隣の車両から前世の俺、まあつまり荼毘って言うとわかりやすいな
　荼毘が出てきて現状把握してることとか話してた］
［お、え？うん？荼毘？？
　うん？つまりどういうことだ］
大混乱してる。流石にこれはするっと流せなかったか。荼毘のじとっとした目が刺さるようだ。
「駄目じゃねえか」
「駄目だったっぽいな」

89二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 22:04:12

この緩い感じの会話すっごい好き

90124/09/09(月) 02:21:54

流れを軽く説明する。
［ともかく荼毘が現れたけど、記憶の齟齬ないし個性も使えて便利だから一緒に行動する］
［そうか……
　大丈夫そうならいいんだけど］
「心配症だなあ。ま、焦凍も俺の記憶あんならそりゃそうか」
「お父さんとかすごいぜ？　俺の事ガン見止まんなくてうぜぇよ」
「ははは、今更だなあ」
「もし次があったらそうなるけど、大丈夫だよ。そのうち慣れるから」
「慣れるまでがダリィんだわ」
自分と話すのって不思議だ。
思考回路がほぼ同じだからかテンポが早くてすげえ楽だ。
「俺はずっと寝てるだけだからどうでもいいが、お前は帰るんだろ？　どうすんだ？」
「あー、さっきまでは何故か終点に行かなきゃって思ってたんだよな。でもなんか変な感じだったし、焦凍も降りろって言うし駅に着いたら降りようかなと今は思ってる」
「変な感じ？」
「メッセージの履歴見れば分かる」
「ふーん、うわこの雲死柄木の手じゃん！　すげーそっくり！」
メッセージを遡って、俺が譲渡に送った写真を見て爆笑する荼毘。俺ならわかってくれると思ったぜ。

(ガッツリ寝落ちしてた。とりあえず今日はここまで
明日は夜なら来れると思います)

91二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 11:08:31

もしかして荼毘の時に生死の境に長い事い続けたから現世では黄泉の国に巻き込まれやすくなったんかなぁ…

>>92

92124/09/09(月) 14:34:37

ちなみに>>91の考えからこのネタを思いついていたりなどするのでここの燈矢はこれですね

お化けちゃんたちも多分仲間？同類？連れていきやすいから連れてこって感じに連れてってるイメージで

休憩中なんでちょい🎲

想定外に荼毘が出てきたので折角だから前世の方も降ってみよう

dice1d100=3 (3)

大きいほど巻き込まれがち

ただし話の統合性(今世はやたら運が悪いなど)のためにどれだけ巻き込まれてようが荼毘は「そういう個性か……」と思ってることにするので、数が大きいほど魂からのおとぼけさんになる

93124/09/09(月) 14:37:41

ダイスの荒ぶり止まんないね……？
つまり荼毘さんはめちゃくちゃ想定外に意味わからん状態に突っ込まれ混乱中ですね
荼毘さん時空だとおねんね中なので現状は夢であると処理してるため冷静に振る舞えてる感じだな

94124/09/09(月) 21:10:20

「これは気持ち悪いな……お前頭大丈夫か？」
「どうだろうな。はは、俺も結構自分の頭が心配になってきた頃だぜ」
つかそれ言ったらお前も俺だから必然的にお前も頭おかしいってことになるけどな。
「なんか……この”終点”って行っちゃいけないんじゃねえか」
「どうだろうな。俺はさっきまで行きたかった……と言うより行く以外の選択肢がはなからなかったって感じだったし」
うーん、どうするかな。二人で頭を抱える。厳密に言うと同一人物なので一人なのだが、そこはどうでもいいか。
「会話見る感じ焦凍詳しそうじゃないか？」
「あー、まあたしかにアイツ結構抜けてるし、こういう目にあい慣れてそうな気がするな。聞いてみるか」
放置していたスマホを再度取り出す。あの弟のことだ、きっと反応がなくなってもスマホは見ていただろう。きっと反応はすぐに帰ってくる。

95124/09/09(月) 21:25:38

［俺たち駅で降りる以外思いつかないんだが、どうすればいいみたいな案とかある？］

［お、そうだな……

　そういやまだ全然駅につかねえんだよな？］

［通ってさえないな

　荼毘もそうだって言ってるし多分確実だ］

［車内見てまわるのはどうだ

　なんもねえと思うけど、まああの頃の燈矢兄がいるならなにかあっても大丈夫だろ］

「いやなにかってなんだよ」

「俺みたいに個性持ちが出てきた時の話じゃねえの。流石に無個性状態でタイマンはキツいだろ」

「荼毘がいるならワンチャンあるな」

なにせ前例が目の前にいる。ザ・平凡な人間の俺が個性で襲われた日にゃあもう、大破待ったなしだろうな。

「とりあえず別の車両に行くか」

「お前さっきどっちから入ってきたっけ？」

「後ろ」

「じゃあ……>>98 に行こう」

前か後ろか

一応窓を見るから派生で色々行動したので、改めて前後移動ダイス振り直し

今回はどっちかに進んでくれよな！

96二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 21:30:17

前

97二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 21:31:46

後ろ

98二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 21:31:57

先頭まで

>>95

99二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 21:38:25

先頭まで行けば運転士がいるかもしれん

100124/09/09(月) 21:47:51

「じゃあ先頭まで行こうぜ」
「やるなら徹底的に、だな。そうだろうと思った」
「後ろに進んでさっきまでいた方に戻るんじゃお前も退屈だろ。」
その旨を焦凍伝え、貫通扉に手をかけ───思わず手を離す。
「どうした」
「いや……」
扉の取手を見つめる。まるで直前まで誰かが握っていたような生暖かさだった。人の熱を帯びている金属のぬるさだ。
適度に過ごしやすい涼しさの中、何分もただ存在していただけの無機物が宿す温もりじゃない。
「キモ……」
しかし別に扉を開くのに支障があるわけではないので、ぱっと握って扉を開ける。気になったのか、荼毘も取手を触って不快そうな顔をした。嫌なら触らなきゃいいのに……と言いたいところだが、俺の同じ状況なら触るんだろうな。
開けた扉の奥から、かすかに風が吹いた気がした。

101二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 01:08:54

他にも誰かいるのかなぁ。取っ手を握ってたんだろうか……
続き楽しみにしてます！

102二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 04:38:31

このレスは削除されています

>>103

103124/09/10(火) 04:40:24

「……」

「……なんもないな」

さっきまでいた車両との差異が見受けられないレベルで何も変わらない。

窓の外は相変わらず夕空と田んぼだし、広告は一枚もなく、時計も着く駅の表示もない。

さらに奥の車両を扉越しに見つめてみるも、ずっと続いてるように見えるほど車両が遠く繋がっている。

「あー……どうする？　なんか探してみるか？　椅子の下とか……」

「そういやスピナーのやってたゲームでそんなんあったな。ちょっとだけ見てみたらなんかあるかもな。探してみるか」

dice1d3=2 (2)

1、「リアルとゲーム混同してなにやってんだろうな俺たち……(何も見つからない)」

2、「砂時計？　でも空っぽだな(空っぽの砂時計をゲット)」

3、「下向きの白い花……？　変わった花だな、お母さんに持って帰ろう(落ちてる花をゲット)」

(またしても熟睡して申し訳ない。夜には来れると思います。>>102は寝ぼけすぎてミスってた)

104二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 16:41:46

ほす

105二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 21:06:10

ほ

106124/09/10(火) 21:18:09

(保守本当にありがとう、昼前もずっと規制されてて、スレ落ち10分前に見ても規制されてて終わったと思った
圧倒的感謝って感じのありがとうだ)

「うお、マジであった……。
　おい見ろよ荼毘」
「マジか……トカゲ野郎のこと馬鹿にできねえな。んだこれ、砂時計か？」
「中身はねえけどな」
空っぽだから砂時計と呼ぶのもおかしいのかもしれないが、便宜上砂時計と言おう。座椅子の影に隠れるように落ちていたそれは、片手で持てる程度の小さいサイズのものだった。
「何に使うんだこれ」
「さあ……？　まあこのくらいのサイズなら持ってても支障ねえし持ってくか」
中身のない砂時計以外には特に何もなさそうだったので先に進むことにする。
貫通扉は先に比べるとマシだが、やはりほのかな温かさを感じた。
「他に誰かいたのか……？」

107二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 22:12:18

規制お疲れ様やで。スレ主のssいくらでも読みたいから保守は任せてくれ

108124/09/10(火) 22:15:35

扉を開け、前の車両に入る。その動作を三度ほど繰り返した。やはり人影ひとつなく、今のところ砂時計以外の収穫がない。

いつの間にか取手からは温もりが消えていた。

「なんもねえな。こういうのって一両一両に一個ずつアイテムあるもんじゃねえのか」

「あー……ぶっちゃけ俺もリーダーたちがゲームしてんの横から見るくらいだから詳しくないんだわ」

「だろうな」

のんびり歩きつつ探索したわりに汗一つかいていない。涼しくて静かで、実に過ごしやすい電車だ。

荼毘がポツリとこぼす。

「やっぱ駅は通らないな」

「もう結構乗ってるけど、さすがに変だよなあ。一応焦凍にも伝えとく」

「とっとと先頭まで言って運転手に話聞いたが早いかもな」

dice1d100=14 (14)

50以下であることが起きるよ

109124/09/10(火) 22:29:03

「うわ」
「お」
突然、車内が暗闇に包まれた。次いで、電灯が点滅して明かりが灯る。そこでやっと今まで電気がついてないことに気がついた。
ガタ、プシュー……。
扉が開く。
「……」
「……噂をすれば影ってか？」
アナウンスもなく、電車が停止する。どこか既視感を感じるも、それ以上に駅の様子に気を取られてしまう。扉の向こうは真っ暗闇だった。たとえそこに穴が空いていたとしても、気が付かずに落ちてしまいそうなほどの暗さ。
「いや……これは降りちゃダメだろ、流石に」
「普通にあぶねえわな」
「でも焦凍はともかく降りろって言ってたよな」
「写真送って聞いてみるか？」
「写真は真っ黒で見えねえんだって」
とりあえず聞いてみるだけ聞いてみるか。

110124/09/10(火) 22:41:28

［なあ焦凍、駅とまったんだけど降りた方がいいか？］

［降りてほしい］

［でもめちゃくちゃ暗いんだぜ、まさに一寸先は闇って具合だよ］

［危なそうならやめた方がいいかも、燈矢兄の個性で照らして降りれないか？］

なるほど。今世では個性とか使わないから意識してなかったが、たしかに。つい微妙な顔をして荼毘を見つめる。

「だってさ」

「俺ならわかるだろ？　そもそも照らす目的で使ったこととかほぼねえからそもそも発想がねえんだって」

「まあな……」

そう言いつつ荼毘に蒼炎を飛ばしてもらう。引火しないように少しだけ。だが、その炎は周囲を明るくしつつも何もあらわにすることはなかった。

「この駅やばくね？　マジでなんもねえじゃん……」

「床もないのはやばいな。これ線路どうなってんだ？」

「磁力とかで浮いてんじゃね？　ここ普段どう使ってんだろうな。インスタ映え的なスポットなのか？」

マトモな若者の趣味にはついていけないな。後でトガに聞いてみろよ。二人でヒソヒソ話していると、痺れを切らしたように扉が閉まり、発車した。

dice1d180=139 (139)

5以下で違和感

111二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 22:43:50

>空っぽの砂時計

怪異に接するたびにSAN値が減るのと同じ感じで砂が溜まっていってMAXになると━かな

112124/09/10(火) 22:55:36

しばらくするとパッと明るくなる。やはりトンネルかなにかに入っていたんだろう。上下左右に何もないトリックアートみたいな駅はよく分からなかったが、冬美ちゃんとかは好きそう。
結構まめに連絡をとってるが、充電は大丈夫だろうか。……三十パーセント弱か。時刻は三時。やっぱり時計はぶっ壊れてる。
「三十パー切ったな。ちょっと控え気味にしとくか？」
「ああ。あ、一旦念の為にマップ見とくか。」
どうせ……と思いながら開いたマップは、予想の通り。GPS信号が失われましたの文字が踊っている。
俺、逆にどんな時ならあるのか聞きたいくらいGPS信号が失われてんだけど、これって俺だけなんだろうか。前この話した時にはミスターに馬鹿にされまくった挙句、子供ケータイに変えろよと煽られたので極力人には話したくない。
「使えねえな……」
「俺のせいじゃねえぞ。スマホだスマホ。なにもしてねえのにすぐ壊れるからよくない」
「それなにかしたやつが言うセリフだろ」
黙ってろ俺。

ということで今日はここまで
明日も昼規制されてなかったら時間によっては進めるかちょいダイスとか小ネタしたいな
主が長編の民だからすごくのんびり進めすぎて最早ショートストーリーじゃなくて申し訳ない
明日からはもうちょい展開早くできそうなら頑張るよ

113124/09/11(水) 07:37:21

もし落ちても立て直すのでみんなそんなに気にしないでね

114124/09/11(水) 13:05:35

「とりあえず前に進むか」

「というか何両編成なんだ？　この電車」

ブツブツと文句を零しながら前に進む。

一人でいた時にはあんなに酷かった眠気が随分と無くなっている。やはり動くと眠気が飛んでいいな。

「この車両には何もなさそうだな、次行くぞ」

粗方見終わり、次の車両へ行くことにする。

扉の金属部がひんやりしていて気持ちがいい。

「結構冷房効いてんな」

「涼しくていいね。今日なんてこんなに日が照ってんだし外から来たら楽園だろうな」

「汗腺終わってると涼しい電車マジで天国だわ」

「わかるぜ」

dice1d180=145 (145)

10以下で違和感

115124/09/11(水) 13:13:33

ちなみに荼毘時代では普段こんな体験してないみたいですが、自分今もしかして怪異的なのに巻き込まれてるのでは……？という認識はどのくらいある？

dice1d100=71 (71)

大きいほどこれってオカルトチックななにかでは？小さいほど知らないだけでこの世界だと電車ってこんなもんなのかも、と思ってる

あと燈矢くんはさすがに気づいた？

dice1d100=75 (75)

37以下で、運が悪いと思ってたけどこれは昔から稀にある(稀ではない)オカルト案件……！？と気づく

>>128

116二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 13:14:57

汗線終わってるに涙出た

117124/09/11(水) 13:16:20

荼毘は懐疑的だけどうっすら怪異だと思ってるみたい
燈矢くんは相変わらずダブルスコアをキメてる、流石のクソボケっぷりだ
今世平和だから勘とか鈍ぶりまくって寝ちゃってんのか？

118二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 14:08:02

おねむりくん(平和に育った姿)

119124/09/11(水) 21:43:24

次の車両も変わらず座席が並んでいる。

「ここもなんもなさそうだぜ」

「これ砂時計があったのがめちゃくちゃレアだったんだろうな」

俺は気の長い方じゃない。もちろん荼毘もだ。

つまり、結構飽きてきてる訳だが……

「もう全部すっ飛ばして前に行くか？」

>>122

ちゃんと見ながら時間をかけて前に進む？

流し見で素早く先に進む？

120二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 21:49:28

流し見してそう

121二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 21:51:05

流し見！

122二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 21:54:38

流し見かなぁ

>>119

123124/09/11(水) 22:13:03

「結局運転手に会うのが早いだろ」

「じゃあ軽く見ながら進むか」

一瞬悩んだが、まだ奥に続いてるように見えるし少し先を急ぐことにした。あまり遅くなるのも面倒だ。

「ま、運転席まで行けば誰かしらいるだろ」

「……どうだろうな」

軽口を叩きながら進む。窓からはまだ夕日が眩しく差していた。周りに建造物がない開けた場所だと日が沈むのは遅いのだろうか。

dice1d4=2 (2)

1～3、流し見で見逃す

4、何かを見つける

124124/09/11(水) 22:25:24

前を歩いていた荼毘が扉を開いた時だった。

「お……？」

「あ？」

「いや、電話だ」

仕舞っていたスマホを取りだして確認する。焦凍からだ。

「どうした？」

「まだ電車に乗ってるよな？」

「乗ってるぜ」

「次の駅で降りてほしいんだ」

「降りれそうな駅なら降りるけど」

受け答えを聞く限り、こっちの声が聞こえない異常は治ったみたいだ。やはり同じような景色に見えても電波の善し悪しはところどころ違うのだろう。

しかし今まで結構な距離を走ってそうだが、結局駅に着いたのは一度だけだった。そりゃ着けば降りるけど、いきなりそんなこと言ってどうしたのだろうか。

dice1d180=142 (142)

10以下で違和感

(今日もちょっとしか進めれなくて申し訳ない

最近何故かめちゃくちゃ眠いので今日はここまでで)

125二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 22:37:10

この出目で燈矢が何かに気づくの無理じゃねえかな？？これが轟の血か…

126二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 08:44:37

ほ

127124/09/12(木) 18:49:57

俺の不思議そうな顔を見て荼毘が眉を寄せる。
「おい、俺にも聞こえるようにスピーカーにしろ」
スピーカーにしたら俺ら二人で話した時焦凍混乱すると思うけど……と思ったが何も言わずにモードを変更する。焦凍が混乱したとしても困らないし、話が伝わればどっちが言っていたとしても変わらないだからだ。
「でも駅に着かないから降りれねえんだって」
「いや駅には着くよ。着くから降りて欲しい」
「や、だからずっと走ってっけど、」
着かないんだって。そう言おうとした時、電車が減速して停車した。駅だ。
「着いただろ？」

128124/09/12(木) 19:19:21

荼毘と顔を見合わせる。

コイツ、どうして分かったんだ？

荼毘がスマホに目を落とし、そのツギハギの口を開いた。

「……なんで停まると思ったんだ」

「勘だよ。なあ、着いたら降りるんだよな？

　降りれそうなら降りるって言ってたよな」

焦凍の言葉に、扉の方に目を向けた。

本当に普通の駅だ。

片田舎の、所々雑草がある、普通の駅。

かすれていてうまく読めないが、駅名も書いてある。

「ちゃんとした普通の駅だよな？　普通だろ？　降りた方がいいよ」

荼毘

dice1d100=90 (90)

燈矢

dice1d100=71 (71)

違和感ダイス

荼毘は現状を疑ってる(>>115)ので71以下で気づく

燈矢は危機感知がおねむりくんしてるので37以下で気づく

(夕飯食ってくるんで時間開きます)

129124/09/12(木) 19:20:17

馬鹿どもがァ！！！！！動揺禁じえねえよ！！！！！！

130二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 03:21:57

違和感ダイスほぼ成功しなくて草
ここまで危機感持てない事ある？？？

131二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 13:00:45

ほ

132二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 15:57:10

轟家は天然しかいねぇのかぁ！？！？

133二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 15:57:55

これは降りちゃうやつ

134124/09/13(金) 18:15:57

昨日寝落ちしてて来れなかった！申し訳ない
今日もちょっと予定があるので来られないかもしれないです
時間があったら書きますね

135二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 04:08:52

ほしゅー

136二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 15:58:40

保守

137124/09/14(土) 21:10:45

むしゃくしゃしてやった、反省も後悔もしていない
まあ絵を描いてる時間あるなら話進めろと思うでしょうけどね、だって最初考えてたルートが尽く消えてくもんだからさァ！！
文句じゃないですよ、こういうの好きだからやってるんだし
それはそれとしてトンデモ馬鹿野郎になった燈矢への感情を……！！！
ということでセルフFA
主は普段絵を描く人じゃないから変なとこあっても無視してね
話の続き書いてくる

138124/09/14(土) 21:30:41

「……まあ、普通の駅だしな」
「降りれそうだし降りとくか……？」
「うん、それがいいよ」
再度、二人で扉の向こう側を見つめる。見れば見るほど普通の駅だ。
荼毘と目線を交え、ホームに降りる。思ったよりも外は暑くて、電車の中は随分と冷房が効いていたんだなと思った。
コツ、コツ。荼毘が履いているブーツの音が響く中、ひとまず駅名を確認することにした。
「これ、読めるか？」
「無理だろ。植物が絡まってるし、掠れちまってる」
「だよな。葉っぱ払っても読めなそうだ」
しげしげと辺りを見渡していたが、あることが頭によぎった。先程までに何度も思っていたことだが。
「なあ、結局電車って何両あったんだろうな」
そう言って振り向いたものの、そこには線路が静かに横たわっているだけだった。
「……俺が見ねえ間に電車ってずいぶん静かになったんだな」
「騒音がなくていいじゃねえか。こっちの技術すげえな」

139124/09/14(土) 21:47:44

どうでもいいことを話しながら探索を続ける。
「どうする？　駅から出て周辺確認するか？」
「そうだな。つーわけで焦凍、一旦電話切るぞ」
話しかけるも、電話口からはうんともすんとも聴こえない。アイツはすぐに電話を切るが、しっかりそのことを伝えてから切るタイプだ。珍しい。
「ん？」
画面をタップしてふと気づく。電話をしていたはずなのに、電話をしていた記録も、電話がかかってきた形跡もない。
「また故障か？」
「みたいだな……クソ、粗悪品でも掴まされたか……？」
「はは、相変わらず運がねえな」
「鏡に向かって自己紹介か？　言ってろ、どうせお前もこうなる」
煽り合いながら出口へと向かう。通話は切れているようだし、マップで確認してみたがやはり現在地は不明のようだった。使えねえなぁ。

140124/09/14(土) 22:01:27

片田舎の寂れた駅だ。ホームも二つしかないし、双方を繋ぐ跨線橋と少し離れて改札口がある程度の広さしかない。
「しまったな、現金がねえぞ……」
「悪ィが俺も持ち合わせねえぞ。無地駅っぽいしバックれちまえよ」
「それもそうか。何か言われたらお父さんにたかろう」
コツコツ。階段を上る。
不思議な気分だ。まさか電車を寝過ごした先で自分自身と並んで歩く羽目になるなんて、思いもしなかった。
というか、荼毘ってどうなるんだろうか。そのうち消えるものだと思っていたが、ずっといるな。どこかで別れることもなく、今なお隣で階段を上っている。

141124/09/14(土) 22:05:33

「荼毘、お前この後どうすんだ？」

「さぁ？　そもそも気づいたらここにいたしな。今もまだ夢だと思ってるし……。

　そのままだったらその時考えればいいだろ。

　あ、てことはあれか。俺また無戸籍？　ウケるな」

「人生で二度も無戸籍になるやつはそうそういねえだろうな。

　どうせもうしばらくしたらまた死ぬだろうし、そしたら三回も無戸籍？　ギャンブルなら大勝できるな」

「今のうちに宝くじでも買っとくか。

　……なんかいるな」

階段を上り終わった先、向こうの階段から何かが上って来るのが見える。人影がひとつ。静かに構える荼毘と、一歩下がった俺の前に現れたのは……

>>144

例のごとく映画キャラはなしでお願いします

あとホントに自分勝手で申し訳ないんだけど三人目の荼毘もやめてくれ！！

142二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:27:47

トガちゃん

143二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:37:53

死柄木

144二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:39:20

ミスターコンプレス

>>141

145二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 10:16:39

保守

146二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:04:32

ほしゅ

147124/09/15(日) 21:23:14

「……ミスター？」

「やあ、偶然だね！」

呑気に笑いかけてきたのは、ミスターコンプレス────迫圧紘だった。

驚いて目を丸くする俺たちをよそに、彼は勝手に話をし始める。

「いやあ困ったもんだよ。気づいたらそこで寝ててさ！

　二人はどうしてここにいるんだ？　ここ電波悪いよなぁ、向こうの方だと繋がるから着いてこいよ」

ミスターはニコニコと笑いながら近寄ってくる。ちらりと俺に目を向けた荼毘が小声で疑問を口にした。

「ミスターは元々饒舌なやつだったが……こんなに話がどこそこ飛ぶやつだったか？」

違和感ダイス

燈矢(37以下)

dice1d100=79 (79)

荼毘(71以下)

dice1d100=97 (97)

148124/09/15(日) 21:23:51

正直ちょっと楽しくなってきてる俺がいる
違和感家出中？

149二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:24:08

ミスターのフリした怪異じゃん…

150124/09/15(日) 21:32:23

「こんなもんじゃねえの？　俺もそこまでミスターと話す機会ねえから分かんねぇ」

「ふうん……まあ敵連合にいたやつはだいたいみんなどっかトんでんだ。気づかなかったがミスターもそういうタイプのイカレ野郎だったんだな」

「そこまでは言ってねぇけどな……」

妙に納得したように頷く荼毘に続き、ミスターの後ろを着いていく。ミスターは俺たちがコソコソと話してるのを気にもとめず、話を続けていた。

「やっぱだめだよな、終点まで行くのは！　終点はだめだぜ、あそこはもう帰れないし。行くだけ無駄だ。

　そうだ、喉乾いたんじゃないか？　ちょうどこの先に自販機があるからなにか取ってこう！　大丈夫さ、色々種類はあったからお前でも飲めるよ！　大丈夫さ」

違和感ダイス

dice1d180=109 (109)

40以下で違和感

151124/09/15(日) 21:46:33

ミスターについて行った先には待合室があった。廃れた駅に似合った寂れた待合室だ。

ガラリ。ミスターが扉を開けた音が嫌に耳に響いた。

「ほらここ！　ここいいんだ、ネットも繋がるし飲み物も出せるぜ！　それにほら、涼しいだろ？」

「ほんとだ……こんな施設でもエアコンとかついてんだな」

足を踏み入れたそこは、随分と涼しい場所だった。外観にそぐわないそれは、冷房の効いた電車から出て歩き回った身からすると嬉しい誤算だ。

「いいだろ？　なあ、飲み物なにがいい？　何を飲みたい？」

「あー……」

ミスターが出す飲み物を

1、飲む

2、飲まない

3、飲まない＆相方が飲むことにした場合止める

燈矢

dice1d3=2 (2)

荼毘

dice1d3=2 (2)

152二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:51:08

ヨモツヘグイ回避成功！！！

153二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 08:32:37

保守

154二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 15:48:23

違和感ダイスはボケカスのクセにこういうところではきっちり回避していくぅ！

155124/09/16(月) 18:27:53

昼休憩なので小ネタちょい🎲降るよ

今日は規制されてないといいけど

(案の定職場だと規制されてたんで空き時間がちょっとある間に振ります)

えー、クソボケ燈矢くんを助けてくれる家族の皆さまですが、みんなはそういう事だって理解して助けてくれてるのかな？

冷

dice1d100=30 (30)

炎司

dice1d100=50 (50)

夏雄

dice1d100=22 (22)

冬美

dice1d100=3 (3)

焦凍

dice1d50=25 (25) (+50)

数字が高いほど、オカルト案件だよ！気づいて！！と助けに来てくれてる

数字が低いほど、なんか分からんけど運悪いねーと思っている轟の血

ごめんだけど焦凍は話の流れで勘のいいガキ感を出しちゃったので補正50だよ

156124/09/16(月) 18:32:48

轟！！しっかりして！！！

冬美ちゃんは多分家族が一緒に暮らせてる喜びでえげつなくぽやぽやしてるんでしょうからね、仕方ないね
夏くんと冷さんは一般人だからね、仕方ないね
お父さんは五分五分で気づくみたいだ、まあ原作からして若干抜けてそうなとこあったからね、仕方ないね
焦凍に補正つけててよかった、なかったらみんな揃ってわりとダメになるとこだったね

これ、もしかして轟じゃなくて氷叢がぼんやりなのか？氷叢の血は濃いからね……仕方ないね……

157124/09/16(月) 20:52:11

「俺はいいや。なんかあんま喉乾いてねえし。荼毘はどうする？」

「俺も要らねえわ。こんな廃れた場所にある自販機からマトモなモンが出る気がしねえからな」

二人して揃って断られたせいか、ミスターが一瞬真顔になった。すぐにまたヘラヘラ笑いだしたので気にしないことにしたが……断られたのがそんなにショックだったのか？　まあ口が回ると公言してるだけ自信があるんだろうし、ショックだったんだろう。

「そうか、うん。乾いてないなら仕方ないね。うん。

　あ、そうだスマホ。スマホ貸してくれよ。ネットに繋げてやるからさあ」

笑いながらミスターが手を差し伸べてくる。たしかにそんな話をしていた。

「ああ、そういえば言ってたな。ここなら電波が通じるんだっけ？」

「でも元々電話はできたし通じてたような気はするけどな」

「でも弟くんにはちゃんと声聞こえてなかったんだろ？」

「そういやそうだって言ってたな。俺はスマホ持ってねえから燈矢出せよ」

違和感ダイス

dice1d180=95 (95)

45以下で違和感

158124/09/16(月) 21:09:35

どうでも良さそうな顔をしながら荼毘がそう言う。事実なんだがなんか腹が立つな。クソ、なに他人事のように爪いじってんだこいつ。
「常々スマホ持ち歩けって言ってたやつらの気持ちがちょっと理解出来たぜ……」
少し眉間がひくつくのを感じながらスマホを取り出す。
「あ」
「どうした？　なんかあったか？　通知でも来てた？　一回貸せよ、回線いいからすぐ見れるからさ」
矢継ぎ早に言うミスターと興味なさそうな荼毘を尻目に画面を何度もタップする。
だめだ。
「充電が切れてやがる……」
起きた時から充電少なかったもんな……。

159124/09/16(月) 21:22:14

「あ、じゃあ充電器貸してやるよ！　少し歩くけど、使えるコンセントもあるんだ。行こうぜ」

「お、そりゃいいな」

颯爽とミスターが待合室を出ていく。次いで、荼毘が。

それにしてもミスターは随分とこの駅に詳しいな。まあ時間があったからね、ちょっと、色々と。へえ、大変だな。そんな会話が前から聞こえてくる。

飲みものの件といい、ここら周辺にやけに詳しかったりどこそこ連れていきたがったりと、少し妙な気がする。

それに荼毘が素直について行くのも不自然だ。自分で言っちゃなんだが、あの大戦後の俺にそこまでの活力があったように思えない。

どうするか……。

違和感ダイス

dice1d100=63 (63)

dice1d180=101 (101) (50以下で違和感)

>>160

160124/09/16(月) 21:27:36

>>159

書き漏れ

dice1d100の方は37以下で違和感です

まあ外れてますが

ということでずっとバットエンド直行列車特急に乗っててダメダメなので救済ダイスします

流石にここまで酷いとはこの李徴の目をもってしても……だったので

dice1d6=1 (1)

1～2、コンプレスに着いていく

3～4、一人離れて行動する

5、とりあえずコンプレスに殴りかかってみる

6、当たったら再度別にダイス降る

161124/09/16(月) 21:43:58

一瞬、意識がブレる。
「……？」
……あれ、何が気になってたんだっけ。先を行くミスターが振り返り、荼毘が足を止めた。
「おーい燈矢、どうしたんだ？　具合悪い？　電車で酔っちゃったかな。一応、大丈夫なようにあんまり揺れないようにしてたと思うんだけど」
電車。乗り心地は良かった。静かだったし、ちっとも揺れなかったから全然酔わなかった。大丈夫、俺はなんともない。
「大丈夫そうだね！　よかった。ほらほらこっちこっち！」
ミスターに腕を引かれる。何故か足が上手く動かず、縺れそうになった。なんだろう、なにかが変だ。なにか、変か？　別に変じゃないだろ。

162124/09/16(月) 21:45:30

「ありゃ、なんか混乱しちゃってるね？　まあいっか」

グンっと掴んだ腕を引っ張られ、つんのめりながら前に進む。動き出した足が抵抗することはなかった。

「……？　なあ、ミスター」

「大丈夫だよ、荼毘。燈矢はちょっと具合が悪いみたいでさ。まあ平気平気！　こっちに来て寝てればそのうち治るよ」

「そう、か……？」

荼毘がしきりに首を捻る。なにか感じてるみたいだ。どうしたんだろうか。

改札をぬけ、無人の窓口を通り過ぎ、駅を出る。その間、荼毘はずっと無言だった。ミスターだけが話し続けている。

はっきりとしているのに、妙にモヤがかかったようで気持ち悪い。明晰夢でも見ているみたいだ。

「もうすぐだからね」

ミスターの声がする。

違和感ダイス

dice1d180=151 (151) (55以下)

荼毘

dice1d100=77 (77) (71以下)

163124/09/16(月) 21:47:42

今日はここまで
おそらく明日には終わるかと思います
そして明日は休みなので多分昼間にも空き時間でちょこちょこ進めるかなと
やっぱ当てたい時の七割は実質三割って本当なんだね……違和感ダイスくんさあ……

164二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:17:18

自分の中でスレ主ファンブラー疑惑高まってる(小声)
燈矢頑張れ…頑張れ…

165二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 01:51:30

燈矢ズがことごとく救済を無視して緩やかにバッドエンドっぽい選択肢を引いていく…こんなところで原作再現しなくてもいいんだよぉ！！
助けて轟の血！！ショート！！エンデヴァー！！どっちでもいいからぁ！！！

166二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 01:58:56

まだだ！まだ2人には空っぽの砂時計がある！空っぽの砂時計がきっと何とかしてくれ……無理そうですね……

167二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 10:48:54

緩やかに死に向かっているのやめようぜ