- 1二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 00:19:38
午前7時30分
前日、トレーナーさんから貰った合鍵でトレーナーさんの部屋に入ります。
「お邪魔します…」
まだ寝ているトレーナーさんには聞こえないけれど、ボソリと挨拶をします。
足音を立てないよう、廊下を歩きながらキッチンに向かいます。冷蔵庫を開けて中身を確認。野菜もちゃんと買っていますね。そしてトレーナーさんの好きなソーセージの袋が複数。
私は数種類の野菜とソーセージを一袋、玉子を三個取り出して冷蔵庫を閉めました。
野菜は細かく切ってソーセージと一緒に鍋へ、コンソメで煮込みます。玉子はトレーナーさん好みの黄身が半熟の目玉焼きに。そして、ここに来る途中に立ち寄ったパン屋さんの食パンを薄く切ってトースターの中へ。
壁に掛けられた時計を見ると8時近く。もう少しでトレーナーさんの部屋にある目覚まし時計が鳴り始める時間です。私はトレーナーさんの部屋に行くとドアを三回ノックをします。
「トレーナーさん、おはようございます」
返事はありません。トレーナーさんの寝室からは目覚まし時計の音が聞こえ始めました。それでも、トレーナーさんは起きて来ません。
「トレーナーさん、失礼します…」
目覚まし時計が鳴り始めて30秒後、私はトレーナーさんの寝室に入りました。鳴っている目覚まし時計を止めて、ベッドの上で丸く膨らんでいる布団を軽く揺すって声をかけます。
「トレーナーさん、おはようございます。朝になりましたよ」
しかしトレーナーさんは起きません。
私は同じ動作を数回繰り返し、それでも起きないトレーナーさんの布団を無理やり引き剥がすとトレーナーさんの耳元に顔を近づけます。
「トレーナーさん、朝ですよ」
トレーナーさんはビクリと体を動かすと、こちらに顔を向けました。
「おはよう、カフェ」
「おはようございます。朝ご飯を作ったので二人で頂きましょう。勿論、珈琲も用意しますね」
私は鞄の中からフィルターとドリッパー、珈琲豆とミルを取り出します。
午前8時3分、私の少しだけ特別な日曜日はまだ始まったばかりです。 - 2二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 00:22:09
楽園はここにあった
- 3二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 00:23:13
静かそうで素敵な日曜日だな
- 4二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 00:23:41
カフェトレは身体に良い
それはそれとして通い妻では? - 5二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 00:23:45
なんだこれは 天国かね?
- 6二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 00:24:04
静かなる安息日
- 7二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 00:24:21
こころがやさしさにつつまれた
- 8二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 00:24:27
明日、ちゃんと朝起きよう
そう思って眠れば、この素晴らしい光景を夢に見られるかもしれないから - 9二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 00:26:51
ほ、本当に今から寝て起きたら、カフェが起こしてくれるんだろうな……それなら俺は、俺は!
- 10二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 00:28:52
カフェはきっといい奥さんになるな…
- 11二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 00:36:01
もうなってるように見えるが……
- 12二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 00:36:24
こんな日常がほしいなあ
- 13二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 00:38:32
たまには一緒にお昼まで寝てもいいんだよ…
- 14二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 00:39:29
静かな日曜日だなあ
- 15二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 00:45:37
2人が静かにいちゃついてる裏でお友だちは教会にお祈りに行ってるんだよね……
- 16二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 00:46:10
早く成仏して
- 17二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 07:51:18
カフェにはトレーナーの布団を引き剥がすだけの強引さがある。
トレーナーが中々起きてこなかったら頭をペチペチ叩いて起こしてくれそう。 - 18二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 19:00:23
いいな。こういうのは……