- 1二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 05:36:09
- 2二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 05:38:51
ここだけ、ヒフミがトリニティのロイヤルブラッドで、ナギサは「まさか殿下が落ちこぼれの補習授業部に入っているなんて裏切り者も想像できないでしょう。」と考えて、補習授業部に入れた世界線。
- 3二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 05:44:09
なお、公務の時と普段の雰囲気とで違いすぎて、周囲の人間はヒフミ=ロイヤルブラッドとは気付けず、また、その事実を知っているのはティーパーティーのメンバー(つまり生徒会長)のみ。
- 4二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 05:45:28
で、ペロキチ度合いは?
- 5二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 05:46:05
イム様かな?
- 6二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 05:47:39
- 7二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 05:50:34
ヒフミモードの時は、あくまで(本人の中で)一般的なファンを装っているつもりではあるが、殿下モードの時はモモフレへの侮辱は不敬罪にするほどの過激派。
また、それが許されるほどの求心力と実力を有している。
- 8二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 05:52:13
っぱペロキチはペロキチだな、ヨシっ!
- 9二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 05:55:39
この世界線でのヒフミの神秘は”熾天使”の神秘であり、最高位の天使としての格と実力を持つ。
具体的には、ヒフミが”黙りなさい”と言えば、トリニティ生であれば問答無用で黙る。
黙ったトリニティ生は、自分が何故黙ったのかと思うことすら無く、「殿下の命令だから当たり前」もしくは「ヒフミさんの お願いなんだから当たり前」と自己解釈して疑問にすら思わない。 - 10二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 06:00:52
戦闘能力としては、ヒフミモードの時は”行儀の良いフリ”をしているので、クルセイダーで正義実現委員会のメンバーを30人あまり病院送りにする程度しか無いが、殿下モードのときはヒナ以上の防御力と破壊力を持つ。
ただし、戦闘経験に乏しいのと、本人の神秘の傾向が指揮官向きなのもあって、タイマンだと負けてしまう。 - 11二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 06:05:24
普段はアサルトライフルを使っているヒフミだが、この世界線では”行儀の良いフリ”を辞めると、明らかに人が持てる大きさではではない大砲を、「迫撃砲です。」と言い張って持ち出す。
- 12二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 06:08:43
この世界線では、ナギサの製菓スキルが高いのは、元々ヒフミのメイドだったから。
- 13二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 06:09:54
- 14二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 06:17:35
ヒフミ「あのナギサ様・・・砲兵隊を借して頂きたいのですが・・・。」
ナギサ「え? でん・・・ヒフミさんであれば別に私を通さなくても問題ありませんが・・・?」
ヒフミ「いえ、元砲術長様には話しを通しておくべきかと・・・。」
ナギサ「・・・貴方には敵いませんね。よし、私も行きます。」
ティーパーティー幹部「ナギサ様!?」
ここはナギサが砲弾キチの世界線の影響も受けている。 - 15二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 06:22:04
- 16二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 06:24:21
- 17二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 06:27:27
この世界線のヒフミの血統は、ガチの王室系で、ヒフミに近い血筋に連なるほど影響力が強い。
その関係で、セイヤ・ミカ・ナギサは王室の外戚にあたる。 - 18二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 06:33:45
- 19二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 06:34:54
外戚より傍系という表現の方が正しいかも。
- 20二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 06:41:42
ナギサは裏切り者が補習授業部内に居る可能性が浮上した段階(補習授業部の企画が引き返せないレベルまで仕上がった段階)で、ヒフミに安全の為にメンバーから外す旨を伝えたが、この世界線では根っからのアウトロー気質なヒフミは”普通”に憧れていて、滅茶苦茶楽しみにしていた為、「まさか裏切り者も、寝食を共にする存在がトリニティのロイヤルブラッドだとは夢にも思わないでしょう。むしろ、私が裏切り者を見つけてきます。」とか何とか それっぽいことを言って、ナギサを口説き落としたと想定している。
- 21二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 06:45:35
なお、アビドス編1章にブラックマーケットに普通に居たのは、本編と変わらず、単にペロログッズが欲しかったから。
ナギサの胃は死んだ。 - 22二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 06:49:09
実は既にミカが裏切り者である事や、
アリウスから送られてきたのがアズサだとヒフミは最初から知ってたのかも。
アズサの事を実際に交流してよく知る為、補習授業部をヒフミ込みで結成させたとか。
コハルとハナコが含まれてるのはカモフラージュの為。 - 23二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 06:53:04
─────ブラックマーケットの銀行を襲う前─────
ヒフミ「あぅ~、ティーパーティーの方々に合わせる顔が無いです・・・。(ドノツラ)」
─────ブラックマーケットの銀行を襲っている時─────
ヒフミ「あはは・・・頭を下げないと怪我しますよ?(ドスの効いた声)」
ホシノ「・・・ファウストちゃん、やるねぇ。(明らかに警戒度を上げた声)」
シロコ「ん、ファウストは銀行強盗の天才。ものの5秒でやってのけた。」
アル「(キラキラした目)」 - 24二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 06:56:38
ヒフミ(わぁ、なんて善良な人なんだろう。憧れちゃいます・・・。)
アル(な、なんて凄いアウトロー。憧れちゃうわ・・・。)
互いをキラキラした目で見るヒフミとアル。 - 25二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 07:04:14
ヒフミ「おや、万魔殿のタヌキさんではありませんか。ご機嫌麗しゅう。(公務モード)」
マコト「キキ、トリニティの お飾りが良く抜かすじゃないか。」
物凄く不気味な笑みで、骨がミシミシというほど強い握手を交わす両代表。
傍目から見ると、関係最悪のようにしか見えない。
ヒフミ(あはは・・・マコトさん、今日も絶好調ですね。)
マコト(キキ、我がライバルは今日も強烈だな!)
なお、お互いがキヴォトスの覇権に最も近いライバルであり理解者だと認識している。 - 26二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 07:12:52
- 27二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 07:19:01
ブルアカ宣言は普通にヒフミモードでやる。
- 28二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 07:26:24
ブルアカ宣言をどの面下げてやるんだ問題が……
- 29二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 07:27:30
ここのヒフミはゲヘナのロイヤルブラッド(推定)のイブキとお互いに滅茶苦茶警戒し合っててほしいね……
- 30二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 07:30:13
3章ではそんなヒフミの言葉も届かないくらい全員が大混乱に陥って本編通り暴徒と化す生徒もそこら中に出てくるんだよね……
- 31二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 07:32:34
枢軸同盟やめろ。
- 32二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 07:32:50
ヒフミ「・・・分かって欲しいとは言いません。アズサちゃんは優しい子ですから。・・・だけど、これ(暴力)が私の”青春”なんです。」
アズサ「・・・例え それがヒフミの”青春”でも、それは誰かを傷つける理由にはならない。」
衝突する”燃えるような野望”と”静謐なる正義”。
ブルアカ宣言を経て仲直りするが、それはそれとして、
ヒフミ「あはは・・・今は諦めてあげます。今は、ですが。」
アズサ「何度だって、ヒフミを止めてみせるさ。」
という関係に落ち着く。 - 33二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 07:41:06
- 34二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 07:46:38
それを補助するための派閥なんやろなあと思ったけどそこまで考えてなさそうな奴
- 35二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 07:48:12
この世界線では、ブルアカ宣言の「慰め合って」の部分が「殴り合って」になり、「ハッピーエンドが好き」の部分が「勝つのが好き」になる。
ゲヘナとチェスしてたらアリウスに盤面ごと ひっくり返された感じ(ヒフミ主観)なので、「終わりになんてさせません」の”青春の物語”に、勝負事を終わらせないという文脈が生まれる。
- 36二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 07:56:55
イブキ「(ジリジリ)」
ヒフミ「(ジリジリ)」
イロハ「あの・・・何をしているんですか?」
ナギサ「で、殿下・・・?」
イブキ(この お姉ちゃん・・・何だか怖い・・・。)
ヒフミ(不思議です。こんなに小さな子なのに、私が恐怖を感じている?)
マコト「キキ・・・イブキ、ヒフミ?私の周りをグルグル回って何をしているんだ?」
イブキ「ヒシッ。(マコトの服の裾を掴む)」
ヒフミ「ガシッ。(マコトの角を掴む)」
マコト「アガッ!」
- 37二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 08:54:16
ナギサ(まだトリニティの裏切り者を特定できていません・・・。
殿下もといヒフミさんからの連絡もありませんし、先生からの報告なんて期待できそうにありません。
・・・そうですね、ここは無理やり試験範囲を拡大しましょう。
ついでに試験会場をゲヘナの廃墟にして・・・。
これで殿下に今回の試験は中止だと暗に伝わるでしょう。
なんとか裏切り者を絞り込む時間が稼げる・・・。
・・・しかし、そういえば、最近砲弾を触っていませんね。
ここのところ嫌なこと(思い起こされる直近の美食研究会の騒ぎ)ばかりですし、・・・そうですね、1発くらいゲヘナに撃ち込んでもバレないでしょう。
1発だけ、1発だけ・・・。
そうだ、どうせ殿下がいらっしゃるワケないのですから、日頃の恨み(主にモモフレンズグッズ関連の無断外出)を込めた、嫌みタップリのホログラムを入れた空の砲弾を撃ち込みましょう。
一応、問題にならないような人間を雇って試験の体面だけは整えて・・・。
あと、何かの間違いで証拠が残らないように、温泉開発部に偽情報を流して爆破して貰いましょう。
これで証拠は残らないはずです。
エデン条約はデリケートですからね。
本来なら砲弾を撃ち込むのもアウトですが、あちらも騒ぎを起こしたのです。
お互い様でしょう。
さ~て、久しぶりに牽引砲とデートと洒落込みますか!)
そして起きる本編の第2次特別学力試験。
ナギサはヒフミに土下座した。 - 38二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 15:05:49
─────光輪大祭の前─────
ナギサ(ふむ、今回の光輪大祭の代表選手を1名、トリニティから出す・・・ですか。
そうですね・・・私はエデン条約の後処理で暫く缶詰ですし、ましてや殿下を代表として安売りするわけにもいきません。
そうなると救護騎士団・・・は運営に取られてますし・・・。
正義実現委員会・・・が代表として出るのは色々問題ありますし・・・。
シスターフッド・・・は論外。
ティーパーティーからは現状出すワケにもいきませんし・・・。
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。
そうですね、そうしましょう。)
ナギサ「ここは無所属で角が立たず、なおかつ代表として出ても問題無い格を持つ、ハナコさんを代表としましょう。」
ヒフミ「・・・”落ち着きなさい、ナギサ”。(命令を無条件で聞かせる神秘発動)」
ナギサ「スンッ」
ヒフミ「あはは・・・テンパり過ぎですよ、ナギサ。ここは恥を しのんで断りを入れるのが正解です。」
ナギサ「・・・! し、しかし───」
ヒフミ「でもも案山子もありません。無い袖を振って恥をかくより、逃げて恥をかく方がマシです。
私は勝つのも戦うのも好きですが、負け戦をする趣味はありませんよ?」 - 39二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 15:06:35
ナギサ「・・・ハナコさんを、少しはこちらに引き込めると思いますが・・・。」
ヒフミ「貴方には悪いですが・・・それは逆効果です。
ハナコさんは権力に対してアレルギーを持っていると言っても過言ではありません。
仲間に引き込もうと思うなら、本人が自らの意思で表舞台に出ようとしない限り、極力権力から引き剥がすことです。」
ナギサ「そうですか・・・。(シュン)」
ヒフミ「あぅ・・・そんな顔をしないで下さい、ナギサ。貴方が一番頑張っていることは理解しているつもりです。
今回だって、良かれと思って考えたことなんですよね?」
ナギサ「!」
ヒフミ「貴方の忠誠、嬉しく思います、ナギサ。・・・ですが今回ばかりは、諦めて下さい。」
ナギサ「・・・はい。では、連邦生徒会に断りの連絡を入れますね。」
ヒフミ「結構です。・・・そうです、ナギサ。私、ピッタリの候補を思いついちゃいました。断りの連絡に推薦の文も書き添えて下さい。」
ナギサ「かしこまりました・・・が、どこの誰を推薦されるのです?」
ヒフミ「それは───」 - 40二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 15:13:43
- 41二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 15:22:32
- 42二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 15:22:46
別スレの概念で「補習授業部に裏切り者がいないと確定したならばいよいよナギサがミカと刺し違えなければならず、トリニティは遠からず政治的空白が生じて混乱する」「その場合、補習授業部はそっくりそのまま現ティーパーティ亡き後にトリニティを平定する次代の学園上層部となる」とあったがこっちでも「補習授業部が退学(裏切り者は部に居なかった)になればそのままヒフミを一旦トリニティから退避させて護衛を依頼できる」「主君を安全な場所に逃した渚は安心して学内の真の裏切り者と対峙できる」という構図が作れそうな予感
- 43二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 15:27:13
イブキ(む、むむぅ・・・。)
ヒフミ(くっ、なんて強さ・・・。)
チアキ「あははっ、いいですね!そのまま、そのまま~!(写真を撮るチアキ)」
ナギサ「で、殿下・・・。(あわわ)」
マコト「キシシッ、いいぞ!イブキ! 我々 万魔殿で強さをトリニティの連中に見せつけてやるのだ!」
イロハ「・・・はぁ、何を大袈裟な。ジェンガで遊んでいるだけじゃないですか。」
二人してジェンガ(割とキワキワ)を囲んで睨めっこしているイブキとヒフミ。
そして、それの観戦に忙しくて会議どころではない両陣営。 - 44二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 15:33:05
- 45二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 15:40:54
- 46二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 15:52:08
ミカ「私が本当の、トリニティの裏切り者。」
ナギサ「ミカさん・・・どうして・・・。(牽引砲に大砲の弾を詰めながら)」
ヒフミ「あはは・・・簒奪こそ、トリニティの誉れですよね。”かかってきなさい、ミカ”。
(おおよそ人間が持てるサイズでは無い大砲を構えながら)」
ハナコ(これで、戦力的には問題ない・・・むしろ過剰戦力のはず・・・。)
アズサ「まさか私がトリニティの体制側に付くことになるとはな・・・。」
コハル「よく分かんないけど・・・ひ、ヒフミは私が守るんだから!」
サクラコ「・・・私、要ります?(念のためハナコに呼ばれたが、例の顔をするサクラコ)」 - 47二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 16:09:45
─────ミカが連行されて─────
ヒフミ「さて、行きますか。」
ナギサ「え?どこへですか?」
ハナコ「決まってるじゃないですか♡ ナギサさんが指定した試験場所ですよ?」
アズサ「うん、ここまで来たら最後まで やり通したい。」
コハル「や、やられぱなしじゃ悔しいし・・・。」
ヒフミ「ホラ、ナギサも付いてきて下さい。私達の試験を見届ける責任があるでしょう?」
ナギサ「あ、いえ、ここからあそこまでどれだけの距離があると思って・・・。
今から間に合わせるならゲヘナを横断しないと・・・まさか───」
ハナコ「さぁ、一緒に行きましょう、ナギサさん♡」
ナギサ「や、やめて下さい! 離して殿下! わ、私が悪かったですから! だから その原付に縛り付けようとするのやめ───あ"ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”!!」
一部始終を過酷な顔で見届ける他ないサクラコ。 - 48二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 16:19:30
- 49二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 16:28:21
まあ、マコトは今年、ヒフミは来年で卒業だけどね
- 50二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 17:08:48
雷帝「トリニティのロイヤルブラッド?ちょっとその話詳しく」
- 51二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 17:40:37
- 52二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 18:14:43
ここのミカってなんでセイアを襲ったんだろう
ヒフミがいるんだから意味なくない? - 53二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 18:16:30
ヒフミ「…今更何の用ですか。」
雷帝「いや、なに。君に用がある訳ではない。」
雷帝「君の血に興味があるだけだよ。トリニティのロイヤルブラッド」
雷帝「そういえばトリニティのロイヤルブラッドは研究した事が無かったと思ってね…」
ってコト!?!?
- 54二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 18:18:30
- 55二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 18:20:20
このスレのヒフミ見る限り、裏ですべてを牛耳ってる黒幕っぽいんですがそれは
- 56二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 18:21:22
アツコの場合はベアおばがいたからでこっちのヒフミは普通の政務をして影響力もあるようだが
- 57二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 18:22:13
ってかヒフミに実権がなかったらライバル視してるマコトが馬鹿みたいじゃん
- 58二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 18:22:57
それはそうなんだがマコトがバカなのは元から…
- 59二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 18:24:31
- 60二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 23:23:46
- 61二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 23:35:26
今のところ、その2つがロイヤルブラッドの全てだと思ってる。
ただし、この世界線のヒフミは、トリニティのルーツ、第一公会議において盟主および議長を務めた初代トリニティ生徒会長の末裔と考えている。
その為、ヒフミを否定することは自身のルーツおよび神秘を否定することに近く、非常に強い忌避感があるものと想定している。
─────ミカの場合─────
煽動者:
「魔女(ミカ)を退学にしろ~!」
トリカス:
「そうだ!そうだ!」
─────ヒフミの場合─────
煽動者:
「殿下(ヒフミ)を退学にしろ~!」
トリカス:
「スンッ(こいつヤバ・・・)」
- 62二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 23:46:47
- 63二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 00:07:21
- 64二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 00:43:05
>学園における神秘的な主権を持つ
いや、あれも単にアツコがユスティナ(戒律を守護せし者)の子孫だから
「アツコが条文を書き換えれば聖徒会のミメシスが顕現してアリウス側でそれをコントロールできるはず」って予想でしかない
現にマエストロの予想通りミメシスは現れたけどその後先生によって鎮められたから
結局は誰が条文を書いても聖徒会のミメシスの出現やコントロールをする権利は得られた(条文を書くのに立場や血筋なんて必要なかった)というオチ
- 65二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 01:14:09
・ユスティナ聖徒会のロイヤルブラッド=アツコ
・アリウスの生徒会長は世襲制で、アツコはアリウスの生徒会長の血筋。
・多分、ユスティナ聖徒会のロイヤルブラッドがアリウスの生徒会長になってから、アリウスの生徒会長は世襲制。
(エデン条約編4章13話のミサキによるアツコの説明より予想)
・このことから、実際はアリウスでは無く、ユスティナ聖徒会が世襲制だった可能性が考えられる。
・つまり聖徒会の血統がアリウス、聖徒会の歴史および秘密がシスターフッドで分かれたと解釈できる。
・ロイヤルブラッドの生死は、ミメシスの維持に関わる。(多分、後からベアおばが呼んだ分に関しては問題ない)
(エデン条約編3章16話のロイヤルブラッドの描写より推察)
・ミメシスの顕現には、マエストロの技術+「トリニティ」としての権利を持ったアリウス生徒+聖徒会のロイヤルブラッドが必要。(エデン条約編3章8話+10話の描写より推察)
これらのことから、本編におけるロイヤルブラッドとは、”特異現象”(実例はミメシス)を引き起こすのに必要な、特殊な神秘の持ち主また その血統を指すと考える。
このスレにおけるヒフミのロイヤルブラッドの設定を借りるなら、本当に、学園の起源に関わる神秘を持つ生徒のことを指すのかもしれない。
俗的には、”正当な生徒会長の血筋”って平たい解釈で間違いないと思う。 - 66二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 01:26:40
- 67二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 01:29:00
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- 68二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 01:30:26
- 69二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 11:31:52
─────エデン条約編4章、セイヤが倒れた辺り─────
サクラコ「お呼びでしょうか、殿下。」
サクラコはティーパーティーの部屋の更に奥、最奥の王の間を訪れた。
そこには結んだ髪をおろし、公務のドレスを着たヒフミが立っていた。
サクラコに背を向けているので、その表情は伺い知れない。
ヒフミ「・・・今回の顛末、貴方であれば既に全て知っていますよね?」
その声は普段の明るい声から一転して、暗く不気味なほどに落ち着いている。
サクラコはヒフミが激情を押し付けて言葉を紡いでいることを察した。
つまり・・・とても怒っている。
サクラコ「はい、殿下・・・。ミカ様が脱獄致しました。向かった先はアリウス自治区と思われ───」
ヒフミ「それだけではありません。セイヤが倒れました。
私には分かります。・・・何者かがセイヤの魂とでもいえるものを捕らえていると。」 - 70二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 11:33:01
サクラコ「はい?私にはおっしゃっていることがイマイチ・・・。」
ヒフミ「貴方が言いたいことは分かります。ですが、これはトリニティのロイヤルブラッドとしての感覚なのです。
理解して欲しいとは思いません。ただ、信じて下さい。」
サクラコ「・・・畏まりました。それで、私はどうすれば・・・?」
ヒフミ「時間がありません。単刀直入に言います。
シスターフッドの長、歌住サクラコ。”今度こそ”アリウスを消して下さい。」
サクラコ「!!・・・それは・・・。」
ヒフミ「えぇ、ユスティナ聖徒会の流れを汲むシスターフッド全体への命令です。
かつて、聖徒会が反故にした”アリウスの殲滅”・・・それを今度こそ完遂して下さい。」
サクラコ「お待ち下さい殿下! アリウスには───」
ヒフミ「───ユスティナ聖徒会のロイヤルブラッドがいる。
そんなことは百も承知です。いえ、だからこそ、貴方達に命令しています。」 - 71二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 11:34:26
サクラコ「・・・それはつまり・・・。」
ヒフミ「はい、今回の一連のアリウスによる騒動から、私はシスターフッドのトリニティへの忠誠を疑っています。
だから、聖徒会の血統を継ぐアリウスを廃すことで、二心の無いことを示して下さい。」
サクラコ「お言葉ですが───」
ヒフミ「───”黙りなさい”。」
ヒフミから発される、熱風のような凄まじい怒気に、サクラコは反射的に口を閉じた。
神秘が解放され、炎が、ヒフミの見えざる6枚の翼を露わにする。
それは紛れもない最高位の天使の証。
キヴォトスで最も謎に包まれた神秘であり、その神聖はホルスに匹敵する。
放射される熱が、王の間を焼き焦がし、破壊する。
だがサクラコは、目の前に顕現した最高位の崇高から、逃げることも目を離すことも出来なかった。
普段であれば美しいとでも思えただろうが、今のサクラコからすれば足が竦み、瞬きを忘れてしまうほど、心底恐ろしい。 - 72二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 11:38:24
ヒフミ「元はと言えばアナタ方の前身である、ユスティナ聖徒会が
トリニティの初代生徒会長の意思を無視してアリウスを庇ったことが端緒となっているのですよ?
初代生徒会長はかつて、こう仰いました。”アリウスを残せば、未来の禍根になる”と。
それに対して聖徒会は”我らがアリウスを導く。トリニティに禍根は残さない”と返しました。
アナタ方の方にも、口述筆記の記録が残っているはずですよね?」
サクラコ「・・・はい。その通りです。」
ヒフミ「しかし実際はどうですか。
アリウスは、ナギサを苦しめた上に怪我までさせ、ミカを謀って巻き込み、セイヤの命を狙った挙句、
今度は魂を拘束しています。
私の側近を散々に傷つけ、更には私の手元から奪ったのです。
これがどれほどの冒涜で、どれほどの屈辱か、貴方に分かりますか?」
サクラコ「・・・。」
ヒフミ「口答えは許しません。聖徒会の罪を清算なさい、シスターフッド。
そしてセイヤを、アリウスの背後に居る何者かから取り戻すのです。」
サクラコ「・・・王命を、謹んでお受け致します・・・。」
サクラコは深々と淑女の礼をとった。それしか許されなかった。
ヒフミ「下がることを許します。」
サクラコ「・・・。」
口答えの許されないサクラコは、黙して王の間を去る他なかった。 - 73二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 11:38:28
暴君……
- 74二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 12:09:56
アズサ「良かったのか、あそこまで言ってしまって。」
ヒフミ「あはは・・・大丈夫ですよ。むしろ、これくらい発破を掛けないと。
それよりアズサちゃんは良いんですか?
私が命令しておいて何ですが、このままだとアリウスは廃校ですよ?」
アズサ「・・・構わない。
みんなが変わるには、きっとそれが必要だから・・・。」
ヒフミ「・・・アリウススクワッドの皆さんが心配ですか?」
アズサ「そうだな、家族・・・みたいなものだからな。」
ヒフミ「酷いことを言うようですが、今回のことはティーパーティーは勿論、トリニティ上層部・・・
とりわけ今話したサクラコが長を務めるシスターフッドが乗り越えなくてはならない問題です。
だから、私達が手出しするワケにはいかないんです。・・・私と一緒に、耐えて・・・くれますか?」
アズサ「勿論だ。むしろ、ヒフミの野望を抑えるより、ずっと簡単だと言える。」
ヒフミ「あぅ・・・必ず私がキヴォトスを統一するんですからね?
その時はアズサちゃん、貴方も隣に居るんですよ?」
アズサ「誰も傷つかない手段を用いるのであれば、検討しよう。」
ヒフミ「あぅ・・・つまり、武力によらない征服ということですか・・・。
あぁでも、策謀でも人の心は傷つきます。
ハナコさんやナギサに相談してみますか・・・。」 - 75二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 12:16:40
<ヒフミの敬称ルール>
・部下:呼び捨て
・友達:さん付け
・ヒフミモードの時にティーパーティーメンバーを呼ぶとき:様付け
- 76二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 12:19:44
・親友orマブダチ:ちゃん付け
- 77二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 12:29:14
- 78二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 12:31:58
ヒフミがやりすぎるなんて事があっても先生がちゃんと止めてくれるんだろうなって安心感がある
「トリニティのロイヤルブラッド」である以前に先生にとっては「自分が責任をとるべき生徒の1人」だからな… - 79二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 12:34:21
今更だけどこのヒフミを銀行強盗に巻き込んだ先生ってかなりヤバいことやってたな
- 80二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 12:38:28
- 81二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 12:39:37
- 82二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 12:40:57
- 83二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 12:41:57
- 84二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 12:42:08
- 85二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 12:44:29
- 86二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 12:46:16
- 87二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 15:18:15
ひとつ伝えたいことが…セイヤは誤字ですよ。(正確にはセイア)
- 88二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 15:19:33
- 89二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 15:22:04
首まで持ち帰るなんてそんな薩摩キヴォトスじゃあるまいし……(
- 90二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 15:32:14
- 91二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 15:37:54
- 92二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 15:40:29
- 93二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 17:21:59
- 94二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 17:24:00
これホントに私のミスですか?本当に?
- 95二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 17:35:19
- 96二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 17:54:45
- 97二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 17:58:23
- 98二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 17:59:36
顔画像、左のマーク、それぞれの意味
・↑:本編より良い空気を吸っている。
・↓:本編より過酷。
・=:本編とそんなに変わってない。
・±0:基本本編より扱いが悪いが、最終的な収支で見ると、本編とあまり変わっていない。 - 99二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 18:04:01
相関矢印の色の意味
・黄緑:好印象。敬愛または友愛を覚えている。
・赤:悪印象。恐怖または諦めを感じている。 - 100二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 18:26:49
- 101二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 18:28:38
- 102二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 18:35:20
- 103二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 18:36:47
キヴォトスの覇権を握るつもりらしいけど仮に出来てもすぐ卒業するから後輩が困るだけだよね
- 104二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 18:38:40
- 105二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 19:11:28
このヒフミは雷帝の遺産いくつか保有してそう
- 106二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 20:13:47
ティーパーティーのうち2人から好感度低めかいな
- 107二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 20:18:26
- 108二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 20:19:29
アリスよりよっぽど魔王やってるのがいるんですがそこんとこどう思いますかリオ会長
- 109二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 20:24:33
- 110二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 20:43:19
人を平気で殺すような女とか……?
- 111二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 20:53:33
(でもこんな強そうな奴も水着着た変態がホースで水ぶっ掛けたら消し飛ぶんだよな……)
- 112二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 20:57:19
リオ会長ならそこでKeyと心中してるよ
- 113二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 22:49:59
ヒフミ「私が何故そんなに戦争が好きなのか・・・ですか?」
アズサ「うん、ヒフミの野望を抑え続けるには、まずヒフミのことを知る必要があると思って。」
ヒフミ「兵法の基本ですね。いいですよ。
長い話になるかもしれませんが・・・大丈夫ですか?」
アズサ「うん、構わないよ。」
ヒフミ「あはは・・・興味津々ですね。
でも大した話じゃありませんよ。
・・・そうですね、アズサちゃん。このトリニティではイジメが少ないですよね?
なぜだと思います?」
アズサ「・・・?お金があるから心に余裕があるのではないか?」
ヒフミ「あはは・・・アズサちゃんは純真ですね。
正解は、定期的に戦争をしているからですよ?」
アズサ「どういうことだ?」 - 114二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 22:50:56
ヒフミ「それを語るには、私達のルーツを教えなくちゃいけません。・・・内緒ですよ?」
アズサ「(コクコク)」
ヒフミ「まず、この地はかつて、トリニティではありませんでした。他の誰かが住んでいたんです。」
アズサ「奪ったのか?誰から?」
ヒフミ「さぁ・・・それは古書館を訪れても、もう分からないでしょう。
ただ確かなことは、私達が誰かから土地を奪ったということ。
それが私達のルーツであり、本質です。」
アズサ「・・・。」
ヒフミ「土地を奪った私達は、今度は身内で争いを始めました。
やがて神の教えという知性の首輪を得ても、その本質は収まることを知りませんでした。
第一公会議が為されたのも、平和の為なんかじゃありません。
みんなが気に入らない外の連中をブッ飛ばすために、トリニティ総合学園は築かれたんです。
・・・アリウスは私達にあるまじき優しい子だったと、初代生徒会長は書き残しています。」
アズサ「そんなことの為に・・・。」 - 115二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 22:51:37
ヒフミ「・・・アズサちゃんも優しい子ですね。
アズサちゃんは”そんなこと”と思うかもしれませんが、私達にとっては本質なんです。
気に入らない人間を攻撃する、富を奪う・・・それこそが、ね。
ここまで来れば分かると思いますが、私が入学した当初、トリニティはイジメに塗れていました。」
アズサ「そんな・・・どうして・・・あっ。」
ヒフミ「そうです。私達の本質が、自己中毒を起こしていたんです。
神の教えにより博愛と平和を尊重した結果、私達は共食いを始めてしまっていたのです。
・・・それで、私はどうしたと思います?」
アズサ「・・・イジメっ子を攻撃したのか?」
ヒフミ「はい、私はアズサちゃんみたいに、言葉で説得するなんて流暢なことは出来ませんでした。
私は目に付いたイジメっ子を、見せしめに半殺しにしました。」
アズサ「・・・。」
ヒフミ「入学してから、来る日も来る日も喧嘩を繰り返しました。
何人も何人も見せしめに半殺しにしました。
そうすると不思議なもので、少なくない人間が、私に付いてくるようになりました。
トリニティの王室に生まれたからではなく、私個人に付き従う人間です。
トリニティ内のイジメも減り、私の派閥はトリニティで最大のものとなりました。
あはは・・・当初は嬉しかったですね。」
アズサ「それでイジメが減ったなら、どうしてヒフミは戦争が好きなんだ?」 - 116二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 22:52:12
ヒフミ「あぅ・・・慌てないで下さい。この話には続きがあります。
トリニティで最大の派閥になった私の派閥ですが、今度は大きくなったからこその問題が発生しました。
今度はイジメを是正するはずの私の派閥でイジメが発生するようになったんです。
そこで私は悟りました。
私達は攻撃を止められないのだと。どうしても敵が必要なのだと。
そこで当時、今以上に脅威だったゲヘナに戦争を仕掛けてみたんです。
私は当時からティーパーティー以上に発言力がありましたからね。
・・・激しい戦争でしたが、雷帝の失脚により、私達は勝利を収めました。
私の権勢はこれ以上ないくらいに高まりましたけど、そんなことはどうでも良かったです。
問題はイジメが戦争中に起きなかったか、戦争後のイジメ件数の推移はどうか。
それでシスターフッドを遣って調査して・・・結果はどうだったと思います?」
アズサ「・・・イジメは減っていた?」
ヒフミ「あはは、正解です。
イジメは過去からは考えられない低水準を維持していました。
私達は本質を取り戻した結果、正常な組織に戻りました。
その程度だったんです、私達は。神の教えにより行儀の良くなった、
ケダモノでしか有り得なかったんです。」
アズサ「ヒフミ・・・。」 - 117二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 22:53:16
ヒフミ「・・・そうして、気付いた時には私は戦争が止められなくなっていました。
アズサちゃん、私は戦争が好きです。
砲弾が発射される音、着弾する音、命中の快感、被弾の痛み・・・
銃を撃つ音、硝煙の臭い、命中の快感、被弾の痛み・・・
グレネードの爆発、より多くの敵を爆発に巻き込めたときの快感、爆発の痛み・・・
銃床で敵を殴り付ける快感、銃床で殴られる痛み・・・
勝利の味、引き分けの味、敗北の味・・・その全てが大好きです。
だから今も、ゲヘナとお遊びみたいな戦争を定期的にしています。
だけど、本当は忘れられません。あの雷帝とのヒリつく戦いが。
キヴォトスを統一する・・・その為の戦争であれば、もう一度味わえるはずなんです。
あの勝利の美酒が───」
アズサ「ヒフミ。」
ヒフミ「・・・?」 - 118二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 22:53:52
アズサ「ヒフミは戦争が好きなんかじゃない。戦争中毒だ。
話を聞いていると、途中で目的と過程が入れ替わっている。
ヒフミ、君は元々、トリニティからイジメを無くすことが目的だったはずだ。
それは今も変わってないだろう?」
ヒフミ「はい、イジメは無くしたいです。でもその為には戦争が───」
アズサ「ヒフミ、あまり言いたくは無いが、イジメを無くす為だけならゲヘナと、
君からするとお遊びの戦争を続けていれば良いだけのはずだ。
トリニティの本質が”攻撃”だと言うなら、共通の敵と殴り合いを続けていれば組織は正常化する。
・・・それなのに君は、”勝利の美酒”と言った。
それはつまり、トリニティの本質と戦い続けた君自身が、本質に呑まれたことを意味する。
・・・本当は気付いているんだろう?」
ヒフミ「・・・。」
アズサ「ヒフミ、君の話を聞いて、私の決意はより強まった。
人殺しになろうとしていた私の手を引いて、光指す場所へと連れ戻してくれた君が、
そんなに哀れな”巨大な怪物(リヴァイアサン)”だっただなんて、・・・あまりにも悲劇だ。
私は君を何度でも止めてみせる。そして必ず、その奈落から救い出してみせる。」
ヒフミ「・・・それでも・・・。」
アズサ「うん?」 - 119二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 22:54:23
ヒフミ「・・・私がトリニティの本質に呑まれているのは・・・そうだと思います。
キヴォトス全土を掌握して、勝利の美酒に酔いたいのも、心の底からの思いです。
だけど、アズサちゃん。それだけじゃないんです。私がキヴォトスを統一したいと思っている理由は。
私がキヴォトスをより良くしたいと思っているのも本当なんです。」
アズサ「・・・聞かせて欲しい。その・・・ヒフミの夢と呼べるものを。」
ヒフミ「このキヴォトスには、まだまだ深い闇があります。かつての、トリニティのイジメ問題よりも根深い闇が。
例えば衣食住の問題。私達トリニティ生は毎日広い屋敷で温かい食事を食べ、暖かいベットで寝ていますが、
他の学園では、学園に学籍を置いていながら毎日の食事や住居に事欠く生徒が大量に居ます。
学園に籍を置いておきながらそれであれば、籍の無い生徒は更に難しい・・・。
アズサちゃん、私はブラックマーケットで、そんな人達と出会い、銃・・・いえ、
言葉を交わし続けてきました。
彼女達は、私の友人です。もしくは、これから友人になれる人です。
私は、トリニティの仲間にそうしたように、そんな友人達の闇も晴らしたい。
・・・連邦生徒会長みたいに、皆の闇を照らせる・・・そんなリーダーになりたいんです。」
アズサ「うん、一瞬また暴力の臭いがしたけど触れないでおこう。
そうか・・・ヒフミのキヴォトス統一の野望の根底にあったのは、連邦生徒会長への憧れなのか。」 - 120二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 22:54:50
ヒフミ「・・・自分が一番、連邦生徒会長から遠いことは分かっています・・・。
もうマコトさんは覚えていないでしょうが、
彼女が議長になって初めて言われた言葉が、”第2の雷帝”・・・です。
薄々自覚はありましたが、改めて言われるとかなりショックでした。
私はいつの間に、あんな怪物に成り果てていたのだろう・・・と。
ですがアズサちゃんにだけは覚えていて欲しいです。私の野望では無く、その根底にある夢を。」
アズサ「忘れないよ。ヒフミの夢は。
むしろ、その夢を一緒に追い掛けさせて欲しい。
そうすれば、きっとヒフミは野望を忘れられる。君を助けられる。」
ヒフミ「あはは・・・頼もしいですね。
ですが私は野望を諦めませんよ?止められますか?」
アズサ「止めるよ。なによりヒフミ自身のために。
・・・だから約束して欲しい。私といる間は、野望では無く夢を追うと。」
ヒフミ「あぅ・・・巨大な怪物(リヴァイアサン)には、酷な約束ですね。
私に自分の本質を・・・何よりも根本的な”戦争をしたい”という欲求を抑えろと?」
アズサ「うん。」 - 121二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 22:55:31
ヒフミ「・・・アズサちゃん、貴方は本当に優しい子です。
トリニティが正統、阿慈谷ヒフミの名において約束します。
私は貴方といる間だけは、かつての夢を追い掛けます。
キヴォトスを、少しでも良くするという夢を。」
アズサ「約束だぞ。」
ヒフミ「はい、命に懸けて守り通します。」
アズサ「よし・・・じゃあまず、ゴミ拾いと募金活動でもするか。」
ヒフミ「本当に初歩的ですね!?・・・ちなみに人を雇うとかは・・・?」
アズサ「ダメだ。今回大切なのは、ヒフミが語った初志を思い出すことだ。
そういう大規模なことは、アリウスの問題が解決してからにしよう。」
ヒフミ「うぅ・・・アズサちゃんが厳しい・・・。
早くアリウスの問題が解決すると良いんですが・・・。」
アズサ「あぁ、死人が出来るだけ少ないと良いんだが・・・。」 - 122二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 22:56:42
ヒフミ「はい、そうですね。アリウス側がヘイローを破壊する爆弾を持っている以上、
死人が出ないことを祈るのみです。」
アズサ「うん? 死人が出るのはアリウス側では無いのか?」
ヒフミ「え? こちらの装備では死人を出すのは難しいと思いますが?」
アズサ「うん?」
ヒフミ「え?」
アズサ「ヒフミは”アリウスを消す”、”アリウスを殲滅する”と言っていたじゃないか。
そうなれば、死んでしまうのはアリウス側だろう?」
ヒフミ「えっと・・・私は確かに”アリウスを消す”旨の命令はしましたが、
”アリウス生を殺せ”とは一言も言ってませんよ?」
アズサ「え?」
ヒフミ「はい?」
アズサ「・・・つまり、アリウスの皆は殺されないのか?」 - 123二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 22:57:18
ヒフミ「いえ、普通殺すことなんて、このキヴォトスで起こり得ませんよ?
だからセイアが死んだことになったとき、ミカがあれだけ壊れたわけで・・・。
”消せ”や”殲滅しろ”というのは、昔から”教義の改宗を強制しろ”という意味です。
アズサちゃんの話を聞くに、今のアリウスには真面な教義があると思えませんので、
改宗自体は簡単に済むかと・・・。
そうなればアズサちゃん、アリウスはトリニティの分派として正式に組み込むことが出来ます。」
アズサ「そんなことが・・・。」
ヒフミ「まぁ、かつてのアリウスからすれば不本意でしょうが・・・。」
アズサ「かつてより、今日の食事の方が大切だ。」
ヒフミ「あはは・・・現金ですね。
それより、家族同然のアリウス生達が殺されるかもしれなかったのに、私に同意してくれたんですか?
私には、そちらの方が驚きなんですが・・・。」
アズサ「・・・殺されても、文句の言えないことをした。
私も、事が終われば死ぬつもりだった。」 - 124二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 22:58:02
ヒフミ「え!?私を止め続けるんじゃなかったんですか!!?」
アズサ「・・・それが許されないほど、ヒフミが怒っているんだと思った。
それに、止めるのは私自身でなくても問題ない。
私が死んだ後は、ハナコとコハルに後を頼むつもりだった。」
ヒフミ「も、問題ありますよ!?それはハナコさんとコハルさんには余りにも重荷過ぎます!
それに、私を止め続けるのは、強敵(友)である貴方が良いに決まっています!」
アズサ「そ、そうか?」
ヒフミ「そうです!・・・だから私と約束して下さい。
何があっても、生きることを諦めないと。」
アズサ「何があっても・・・か。
・・・それは例え、私のせいでアリウススクワッドが死んでも・・・ヒフミが死んでも・・・か?」
ヒフミ「勿論です!生きて、生きて生き抜いて、私やアリウススクワッドさん達の分も幸せになって下さい!」
アズサ「はは・・・酷な約束だね。
ヒフミも、私が約束を押し付けたときはこんな気分だったのかな・・・。」
ヒフミ「そうですよ。一時的とはいえ、自分の本質を否定するなんて、とっても辛いことなんですから。
アズサちゃんも、同じくらいの苦痛を味わうべきです。」
アズサ「・・・分かったよ。
ヒフミみたいに大層な名前じゃないけど誓う。
私、白洲アズサは何があっても生きることを諦めない。
最後まで醜く足掻くと約束しよう。」 - 125二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 22:58:45
ヒフミ「・・・これで、お相子ですね。」
アズサ「あぁ、全くその通りだ。」
ヒフミ「・・・空が、青いですね。」
アズサ「そうだな。」
ヒフミ「あの・・・アズサちゃん?」
アズサ「なんだ?」
ヒフミ「私達は・・・友達になれたのでしょうか?」
アズサ「?何を言っているんだ?ハナコやコハルも友達じゃないか。」
ヒフミ「え?・・・あぁ、そうですね。きっと彼女達は友達だと思ってくれていますよね。
そうだ、私だけがそう思っていなかっただけなんだ・・・。」
アズサ「ヒフミ?」
ヒフミ「・・・よし、ハナコさんもヒフミさんも友達!
これで少しは、私も”普通”になれたでしょうか?」
アズサ「先は長そう・・・だがな。」
ヒフミ「あははっ!」
ヒフミは本当に、普通の少女のように笑った。 - 126二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 23:40:58
そもそもこの世界線のキヴォトスでは殲滅って言葉の意味から違うのか……
- 127二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 23:42:40
新番組「123プロジェクト」
─────雷帝との戦争は、どうでしたか?
ヒフミ「自分から仕掛けといて、こんなことを言うのも何ですが、二度とやりたくないです。」
─────・・・。
ヒフミ「・・・。」
~終~ - 128二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 23:47:47
- 129二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 23:49:00
帰れ
- 130二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 23:53:45
【123プロジェクト】
─────雷帝の遺産は保有していますか?
ヒフミ「あぅ・・・仮にも戦勝学園ですからね。鹵獲品として、結構な数を持っていま”した”。
ですが、マコトさんに議長が代わってから、ゲヘナ側が雷帝の遺産を処分していると掴んだので、
そのときに便乗して処分しました。
・・・あれは力の指輪みたいなもので、持ってて良いこと無いのですから。」
─────雷帝の遺産を、どう思っていますか?
ヒフミ「クソチートです。二度と見たくありません。」
─────・・・。
ヒフミ「・・・。」
~終~ - 131二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 23:58:51
「ひどいなあ、頑張ってつくったんだよ?ロイヤルブラッドちゃ~ん」
「もしかして気に入らなかった……?じゃあもっと物凄いの用意してくるね♡」 - 132二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 23:59:27
帰れ
- 133二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 07:25:03
くるな
- 134二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 07:53:01
─────1年生─────
1.トリニティのイジメ問題に着手する。
2.イジメ問題を解決するために、雷帝と戦争を始める。
3.半年以上、戦争漬けの学園生活。
4.雷帝の失脚で、棚ぼた式に勝利。
─────2年生─────
5.理解者だった連邦生徒会長の失踪。
6.天敵の雷帝も、憧れの連邦生徒会長も失う。
7.雷帝と互するために成長し続けた、巨大な怪物(リヴァイアサン)だけが残る。←今ココ - 135二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 08:30:08
- 136二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 08:31:02
このレスは削除されています
- 137二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 08:33:40
このレスは削除されています
- 138二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 08:35:49
- 139二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 08:52:13
【123プロジェクト】
─────連邦生徒会長をどう思っていますか?
ヒフミ「えっと、憧れの先輩です。
あの人なら従っても良いって思えるような、凄い人でした。
・・・一緒にキヴォトスを良くしていこうって約束したんですけどね・・・。」
─────雷帝をどう思っていますか?
ヒフミ「・・・。(中指を立てるヒフミ)」
~ただいま映像が乱れております。暫くお待ち下さい。~
─────・・・。
ヒフミ「・・・。」
~終~ - 140二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 09:02:16
【123プロジェクト】
─────今のゲヘナを、どう思っていますか?
ヒフミ「あはは・・・かわいらしくなったと思ってます。
一昔前と比べたら、今のゲヘナは平和そのものですよ。」
─────マコト議長をどう思っていますか?
ヒフミ「キヴォトスの覇権を競うライバルです。
マコトさんは情報戦に優れているので、私は武力と経済で対抗しようと思います。」
─────イブキちゃんをどう思いますか?
ヒフミ「・・・次は私が勝ちます。」
─────・・・。
ヒフミ「・・・。」
~終~ - 141二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 15:58:14
ホンモノの狂人ゆえどれだけ脅そうが通用しない
単純に能力も高い
トリニティの生徒じゃない
ヒフミの弱点三点セットが揃ってる………… - 142二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 16:00:40
このヒフミ、先生のことはどう思ってるんやろか…
- 143二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 16:04:54
- 144二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 16:12:46
お互いがお互いに苦手意識持ってるの面白い
- 145二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 21:26:26
─────エデン条約編4章冒頭─────
ヒフミ「先生。わざわざお忙しいところ、お越し下さりありがとうございます。」
”生徒からのお願いだからね。構わないよ。”
ヒフミ「あはは・・・ありがとうございます。
・・・今日先生をお呼びしたのは他でもありません。
先日出現したユスティナ聖徒会の複製(ミメシス)とアリウスの件について、お話すべきと思ったのです。」
”聞かせて貰うよ。”
ヒフミ「はい、アリウスがかつて私達から弾圧を受けていたというのはミカから聞いていると思います。
その中でも最も過激だったのがユスティナ聖徒会・・・
かつてトリニティで最強の武力集団だった彼女達です。
ですが、彼女達は実際にはアリウスをトリニティ自治区内のどこかに匿いました。
”アリウスを・・・その教義を抹消せよ”。
それは当時のトリニティ初代生徒会長の、その王命に真っ向から逆らうことでした。
幾ら最強だからって、当時のトリニティ内の支持を一身に集めていた生徒会長に逆らうのは、
かなり危険なことだったはずです。 - 146二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 21:27:10
最悪の場合、”強制的な改宗を迫る”ことを得意とした彼女達が改宗を迫られる・・・
ミイラ取りがミイラになる結末だって有り得たはずです。
・・・あまり先生は馴染みがないかもしれませんが、私達にとって改宗とは かなり屈辱的なことなんです。
それこそ退学の方がマシだと思えるほど。
当然、その行為は初代生徒会長にバレ、秘密裏に糾弾が行われました。
その結果、聖徒会は実質解体・・・権力の多くが剥奪され、政治への不参加も課されました。
更には当時の聖徒会の会長は退学処分になり、聖徒会の血統もそこで途絶えました。
そうして生まれたのがシスターフッドです。
・・・ですがそれによってアリウスは許されました。
勿論、広義の意味でのトリニティという仲間意識からは抹消されましたが、
それでも学校という一つの形で生き残ることは許されたのです。
退学になった聖徒会の会長は、初代生徒会長との約束・・・”アリウスにトリニティを害させないこと”
という約束を守るために、アリウスを導くべく、アリウスの生徒会長になったと記録には残されています。
・・・ですが約束は破られました。
アリウスはセイアを、ミカを、ナギサを、私の側近達を傷つけました。・・・トリニティを害しました。
先生、私はトリニティの初代生徒会長の血を継ぐ、正統なトリニティ総合生徒会長として、
アリウスを敵と見なします。今度こそ、その教義を抹消します。」
”・・・。” - 147二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 21:32:53
ヒフミ「あぅ・・・そんなに怖い顔をしないで下さい。アズサちゃんの話を聞く限り、
アリウスにはもう、まともな教義なんて無いでしょう。だから改宗自体は簡単に済むと思います。
・・・ですが、問題なのは複製(ミメシス)です。
あれはかつてのユスティナ聖徒会が最強と謳われた所以。聖徒会の会長がトリニティを退学になった時、
一緒に抹消された私達の秘儀の一つです。
シスターフッドの調査によると、木製の人形のような大人との取引で再現されたとのことでしたので、
アリウスに渡った聖徒会長がヒッソリと伝えていたというワケでは無いのでしょうが、
どの道厄介なことに変わりはありません。・・・だから私も、秘儀を持ち出すことにしました。」
ボロボロの羊皮紙の巻物を取り出すヒフミ。
”・・・これは?”
ヒフミ「・・・トリニティの王室に伝わる秘儀『審判』を発動する為の、最後の触媒です。」
”『審判』?”
ヒフミ「はい。このキヴォトスで最強とも言われる秘儀です。
この羊皮紙・・・聖約書と呼ばれるコレの、この欄に対象の名前を書きます。
そうしたら、トリニティのロイヤルブラッドである私が、キーとなる言葉を口にするんです。
・・・すると・・・。」
”すると・・・?”
ヒフミ「対象の神秘は消滅します。
・・・例えばこの欄に、ゲヘナの名前を書いて私が秘儀を実行すれば、
次の瞬間ゲヘナは無人の学園になります。」
”・・・!!?” - 148二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 21:33:22
ヒフミ「あぅ・・・そんなに慌てないで下さい。
間違ってもそんなことはしませんよ。」
”・・・これは何度も実行できるものなの?”
ヒフミ「いえ、これが最後の完全な聖約書で、使い切りです。
秘儀が実行されると、超自然的な炎で燃え尽きます。
私達がトリニティとしてのルーツを獲得する有史以前に、1度だけ使われたそうですが、
そのときにスペアとして作られたものだと記録されています。
・・・一応、秘儀を再現する方法は伝えられていますが、それにしたって私達トリニティでも
2~3回執り行うのがやっとな高コスト儀式を経て聖約書が作られ、
更に聖約書には、パテル、フィリウス、サンクトゥス、ユスティナ、ヨハネ、アリウス・・・
そして誰も名前を知らない歴史の闇に消えた分派、その全ての分派の首領の合意とサインが必要です。
ご存じの通り、アリウスは敵、何より名前も分からない分派の首領など特定出来るはずもありませんから、
この秘儀の再現は不可能です。・・・まぁ、再現できない方が良いのですが・・・。」
”・・・よかった・・・。”
ヒフミ「あはは・・・安心するのはまだ早いですよ、先生。
ここからが本題です。・・・この聖約書、先生に差し上げます。」
”・・・!?” - 149二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 21:34:10
ヒフミ「先生が決めて下さい。何を救い、何を消すのか。
私達を導き、ハッピーエンドを勝ち取った先生なら、この聖約書を正しく使えるはずです。
対象の名前を書いて頂けたら、私に連絡下さい。
その瞬間から、私は『審判』の秘儀を実行します。」
”流石にこれを受け取るわけにはいかないよ・・・。”
ヒフミ「・・・では、いいんですか?
私はかつて、ゲヘナの雷帝という怪物に戦いを挑み、そして遂にコレを使いませんでした。
それは連邦生徒会長に使ってはいけないと言われていたからです。
・・・ですが、連邦生徒会長は・・・先輩は失踪しました。
もう私を止める枷は何もありません。
私はきっと、これをキヴォトスの征服のために使うでしょう。
・・・それでも良いんですか?」
”・・・分かった。預かっておくね。”
”・・・でも良かったの?これはトリニティの切り札だよね?”
ヒフミ「はい、トリニティの最終兵器と言っても過言ではありません。」
”それなら───”
ヒフミ「あはは・・・いいんです先生。
もう、トリニティに敵らしい敵なんて、居ないんですから。」
”・・・?” - 150二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 21:35:10
ヒフミ「かつて天敵だった雷帝は去り、キヴォトスの全てを掌握した連邦生徒会長も失踪しました。
ゲヘナは今や平和ボケし、連邦生徒会もまた、何故か自分からSRTという最大の牙を放棄しました。
分かりますか?先生。私がかつて必死に食らい付いた怪物達は、もう居ないんです。
私が・・・私だけが今のキヴォトスに取り残されたんです。
マコトさんには悪いですが、今のゲヘナと真っ向から戦えば、十中八九トリニティが勝ちます。
ミレニアムも同様です。仮に、ゲヘナとミレニアムが万一組んだとしても、トリニティの方が優勢でしょう。
トリニティと並び立つとされる三大学園でもそれなんです。
今の連邦生徒会は論外ですし、どこを見渡しても、今のトリニティに敵う学園なんてありません。
そんな中、聖約書なんて持っていても、死蔵するだけです。
それならきっと、キヴォトスの皆の為に戦っている先生に渡した方が、ずっとキヴォトスの為になります。」
”ヒフミは優しいんだね。” - 151二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 21:35:33
ヒフミ「あぅ・・・そう言われるとむず痒いです。
実際は、打算ありで先生に渡したんですから。」
”というと?”
ヒフミ「先生。貴方はきっと、これからまた新たな生徒を助けるでしょう。
その時、きっと近くには私の送り込んだトリニティの生徒達が敵味方問わず沢山います。
そして必ず、複製(ミメシス)と・・・アリウスの背後に居る何者かと対峙する。
ゲヘナもミレニアムも、連邦生徒会ですら敵では無いと思っている私が、
敵と思えるだけの何者かと・・・です。
そうなったとき、この聖約書のことを思い出して下さい。
この『審判』は最強の秘儀です。『複製』如き、塵のように打ち払うでしょう。
そして、どんな怪物が出てこようとも瞬殺出来るチートでもあります。
・・・先生。私はこれから、アリウスを通じてトリニティの皆に酷い試練を課します。
それは決してトリニティが憎いからではなく、むしろトリニティを愛しているからこそです。
連邦生徒会は、先輩のワンマンだったからこそ、失踪後に混乱を生じました。
私はトリニティに同じ末路を辿ってほしくない。
例え私が斃れても、皆が手を取り合って困難を乗り越えられるように───」
”ヒフミ。”
ヒフミ「・・・?」 - 152二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 21:36:34
”君の言いたいことは分かったよ。私の判断で、トリニティの生徒を助けて欲しいんだね?”
ヒフミ「はい、その通りです。」
”やっぱりヒフミは優しいよ。だからこそ、自分が斃れる前提で、物事を考えてはいけない。”
”きっと沢山の子が、君を慕っているのだから。”
ヒフミ「・・・はい、痛いほど分かっています。ですが先生。私は巨大な怪物(リヴァイアサン)です。
かつて連邦生徒会長が手を取り、育て、このキヴォトスに残した、
遍く全ての生徒達が乗り越えるべき試練そのものです。
この私を打ち倒して始めて、キヴォトスは新しい朝を迎えたと言えます。
・・・だから私はキヴォトスを征服します。キヴォトスの為に、そして何より私自身の青春の為に。
先生。先生は私を怪物と思いますか?」
”思わないよ。”
”君は打ち倒されるべき存在なんかじゃない。”
”皆と同じ、私が助けるべき生徒だよ。”
ヒフミ「あはは・・・きっと今の発言を、いつか後悔しますよ。」
”しない。”
ヒフミ「・・・聞かなかったことにします。
覚えていたら、きっと期待してしまいますから。」
ヒフミは逃げるように、先生に背を向けた。 - 153二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 21:38:54
先生を舐めない方がいい。
コイツ生徒の為なら自分の命とか平気で投げ捨てるぞ - 154二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 21:40:07
ていうかトリニティに新しい厄ネタ生えてきたな……なんだよ学園1つ丸々滅ぼす紙切れて(
- 155二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 21:42:12
- 156二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 21:48:13
- 157二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 21:51:25
- 158二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 22:10:35
- 159二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 22:22:44
- 160二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 22:25:05
ロイヤルブラッドってこんな学園と青春テクスチャ剥がすような厄ネタじみたものだったっけ……
そうだったかも…… - 161二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 01:49:13
- 162二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 07:52:31
こわ〜
- 163二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 08:53:04
─────>>125後
アズサ「先生。時間を貰って済まない。」
”構わないよ。それで何かな?”
アズサ「あぁ、ヒフミの野望についてだ。先生。
もしかすると、ヒフミはこれから、他の学園に手を伸ばすかもしれない。」
”・・・それは確か?”
アズサ「調べた限り、既にミレニアムやヴァルキューレ、連邦生徒会にすら手を伸ばしている痕跡がある。
情報部にあたるシスターフッドの動きも活発だし、ヒフミの一番の腹心であるナギサ生徒会長は勿論、
実質首領不在のはずの”パテル”、”サンクトゥス”の分派も何かを任されているようで忙しくしている。
・・・先生。あまり考えたくは無いが、恐らくヒフミの野望の手はキヴォトス中に広がっているだろう。
それだけの人員が動いている。」
”・・・そう。”
アズサ「先生。私はヒフミを助けたい。野望に走り過ぎれば、きっとヒフミは夢を忘れてしまう。
そうなれば、もう戻れない。
ヒフミは完全に、倒すべき巨大な怪物(リヴァイアサン)になってしまうだろう。
・・・だから、この先、先生が他の学園の生徒を助けている時、
ヒフミが関わっていたら迷わず私に連絡して欲しい。
その時は必要だと思う人間と一緒に、必ず援軍として駆けつける。」
”アズサはヒフミが本当に大事なんだね。”
アズサ「あぁ、友達だからな。必ず助けたい。」
アズサは ふわりと笑った。
- 164二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 08:55:55
先生……最早超常的な存在を相手するなら……先生も「チート」を使う覚悟はせんといかんぞ……
- 165二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 19:27:02
黒服「先生、貴方はその『聖約書』が持つ力の意味を理解しているのですか?」
”・・・。”
黒服「確かにそれは手に負えないほど強大な存在を前にしても、
全てを薙ぎ倒し得る、このキヴォトスに組み込まれた最強のチートでもありますが・・・。
それは世界の終末、『最後の審判』をも引き起こし得る片道切符でもあります。
例えば先生、貴方がその『聖約書』に”キヴォトス”と書き込み、
何も知らない阿慈谷ヒフミに連絡をすれば、その瞬間、キヴォトスは終焉を迎えます。
・・・あぁ、勘違いして頂きたくはないのですが、先生。
ここでいう”終焉”とは、色彩や黄昏、名も無き神々の王女などが引き起こすものとは全く別種のものです。
例えば色彩が起こす世界の終焉は、世界を飲み込む捕食のような行動です。
名も無き神々の王女の終焉は、世界を創り変え、新たな秩序を築く行動です。
ですが先生、阿慈谷ヒフミ・・・この場合、『忘れられた神々の王女』とでも表現したほうが適切でしょうか。
彼女の起こす終焉は、現在の時間軸の破壊し、新たなキヴォトスを再構築する行動です。
具体的に言えば先生、貴方が今、その『聖約書』を使って終焉を起こせば、何もかも、
やり直すことが出来ます。
キヴォトスの外部の存在である我々は時間の遡行から弾かれ、記憶を全て保持した状態で、
キヴォトスで為したことだけ初期化された状態・・・俗に言う”強くてコンテニュー”が可能です。
先生、貴方といえど、きっと全てを救えたワケでは無いでしょう。」
”・・・。” - 166二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 19:27:54
黒服「梔子ユメ、連邦生徒会長・・・貴方が来る前から失われていたため、
どうしょうも無かった生徒は存在していたはずです。
それらを全て、救うことが出来るかもしれません。
それどころか、キヴォトス創世の瞬間に立ち会い、
貴方はキヴォトスをより良いものに変えることすらできる可能性を秘めています。
どうです、先生?悪い話では無いと思いますが。」
”・・・話は分かったよ。”
”だけど、それは出来ない。”
黒服「・・・何故か、伺っても?」
”黒服、それは今を生きている生徒達を侮辱する行為だ。”
”私には、生徒達が頑張ってきた全てを、無かったことにするなんて出来ない。”
”例えそれが、生徒を救う結果に繋がったとしても、それは失われた生徒とは別の生徒でしか無いんだよ。” - 167二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 19:28:42
黒服「クク・・・気付かれてしまいましたか。
そうです。阿慈谷ヒフミが引き起こす終焉は、そんなに都合の良いものではありません。
あくまでキヴォトスが内包する”神秘”を保護するための自死機構であり、
生徒の人格を保護するための機構では無いのです。
リセットの先で貴方が出会う全ての生徒は、全て別人でしょう。
小鳥遊ホシノは大人しい性格になっているかもしれないし、砂狼シロコは品行方正かもしれない・・・。
そもそも名前や容姿が一致しているかも怪しい・・・そんなものです。
それに、『忘れられた神々の王女』が引き起こす自己終焉は、色彩や黄昏には有効でしょうが、
我々のような大人にとっては好都合でもあります。
何しろ、知識という研究においては最も大切な資産を引き継いで過去に戻れるのですから。
私は『暁のホルス』を実験体として手に入れられるかもしれませんし、
『アビドス自治区』の支配者になることも可能になるかもしれません。
もっとも、そのときは貴方もいるでしょうから、難しいでしょうがね。」
”私はこの力を、生徒を守るために使うよ。”
”それが、ヒフミとの約束だからね。” - 168二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 19:28:57
黒服「・・・先生。それを使えば、もうやり直しは利きません。
例え別物でも、青春の物語を続けることは出来なくなります。
終焉が起こればそれで終わり。ゲームオーバーですよ?」
”それでも、私は生徒を守る為に使うよ。”
黒服「・・・そうですか。それは残念です。
あの連邦生徒会長が最も恐れた、『熾天使』の神秘。
その深淵を観測出来るかと思ったのですが・・・。
まぁ、いいでしょう。」
”・・・。”
黒服「先生がこれから対峙するのはベアトリーチェという者です。
我々の中で最も大きな、自らの領地を手に入れるという功績を築いたメンバーで、
・・・我々の中でも異質な存在です。
先生、貴方の健闘を祈っていますよ。」
黒服はフッと掻き消えた。 - 169二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 19:42:19
新番組【教えて!黒服さん!】
─────阿慈谷ヒフミは『忘れられた神々の王女』なんですか?
黒服「クク・・・『名も無き神々の王女』と似たような秘儀を持つので、
そう表現した方が分かり易いと思っただけです。
実際にそれに相当する存在なのかは、まだ分かっていません。
あくまで『審判』の秘儀を持つ、トリニティのロイヤルブラッドですよ。」
─────ベアトリーチェさんをどう思っていますか?
黒服「(スゥ~)・・・まぁ、意思の強い方だな・・・とは。
───おや、急用が入ったようです。それでは。」
─────黒服さん!?
~終~ - 170二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 21:08:08
黒服がこのヒフミにちょっかい出すってなったらホシノがやめとけやめとけとマジトーンで諭すと思う。キヴォトス1のアウトローに喧嘩売るのは命が幾つあってもたんねーや。
- 171二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 21:37:45
これだけ強大な力を持ってるとなるとその先に待ち受ける道は「舞台装置」に堕ちることなんだよな……
シナリオの都合的にも
そういう意味でもヒフミとベアトリーチェは非常に似ていると言える - 172二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 23:16:41
本編だとゲマトリアを認識と接触してる面子が極小数な中で某少佐染みた戦争狂ヒフミがベアおばにマエストロにゴルコンダが認知するって中々リスキーだの。特にベアおば回収がハイリスクとかで見放す選択肢でそう
- 173二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 02:52:57
【123プロジェクト】
─────トリニティは幾つ秘儀を保有しているんですか?
ヒフミ「あぅ・・・ギリギリのとこを突いてきますね・・・。
まぁ数くらいなら大丈夫ですけど・・・。
・・・かつては8つ、今は5つです。」
─────どんなものがあるとか聞いても大丈夫ですか?
ヒフミ「・・・名前だけなら。それが限界です。
1つ目は私の派閥であり、トリニティの主流派”アタナシウス”の秘儀『審判』。
2つ目はナギサの派閥、”フィリウス”分派の秘儀『天の火』。
3つ目はセイアの派閥、”サンクトゥス”分派の秘儀『大洪水』。
4つ目はミカの派閥、”パテル”分派の秘儀『流星群』。
5つ目はミネの派閥、”ヨハネ”分派の秘儀『天恵』。 - 174二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 02:53:45
・・・ここからは失われています。
6つ目はサクラコの派閥、”ユスティナ”分派の秘儀『複製』。
7つ目は・・・敵の派閥、”アリウス”分派の秘儀『迷宮』。
8つ目は歴史の闇に消えた派閥、誰も名を知らぬ分派の秘儀『聖剣』。
・・・これら全ての秘儀は、コストとしての儀式と何かしらの条件、
そして各派閥のロイヤルブラッドの命令によって実行されます。
そしてその効果は・・・チートと言って差し支えないでしょう。
状況によっては、相手を”詰み”にすることも不可能ではありません。
─────雷帝との戦争で、秘儀は使用されたんですか?
ヒフミ「・・・『審判』以外は全て使用しました。
そうでもしなければ、今や『雷帝の遺産』と呼ばれる もう一つのチートには対抗できませんでしたから。」
─────ちなみに秘儀の内容って教えて貰えたりします?
ヒフミ「・・・。」
─────・・・ごめんなさい。
~終~ - 175二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 03:06:38
←ここら辺に『トリニティの秘儀』という神秘のチートに興奮してる雷帝
↓ここら辺に『雷帝の遺産』とかいう技術のチートにウンザリしてるヒフミ - 176二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 07:11:07
─────夏のウォッシュリストにあたる部分─────
ヒフミ「アズサちゃん、海ですよ!海!」
アズサ「あぁ・・・キレイだな。」
ヒフミ「あはは、アズサちゃんを海に連れてこられて良かったです。」
アズサ「ありがとうヒフミ、海に連れてきてくれて。」
ヒフミ「えへへ・・・。」
アズサ「・・・ところで、ヒフミ。聞いても良いかな?」
ヒフミ「・・・?何ですか?」
アズサ「何故、海に戦車で来たんだ?」
ヒフミ「??ロマンじゃないですか?」
アズサ「・・・そうなのか?」
ヒフミ「私は良いと思いますけど・・・。」 - 177二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 07:11:39
アズサ「まぁ、百歩譲ってその部分は良いが・・・何故こんなに大所帯なんだ?」
ヒフミの周りには千人単位の生徒が集まっていた。
ヒフミ以外にも、多くの生徒が戦車に乗ってきている。
ヒフミ「ふふふ・・・良くぞ聞いてくれましたアズサちゃん。それはですね・・・。」
アズサ「・・・それは?」
ヒフミ「今日からこのビーチで、戦争が起きるからなんですよ!」
アズサ「!!??」
ヒフミ「ふふふ・・・驚いて声も出ないという様子ですね。」
アズサ「い、一体何が原因なんだ?やはり、この前のエデン条約の調印式の件で揉めてしまったのか・・・?」
ヒフミ「へ?いえ、そんなのもう終わった話じゃないですか。マコトさんも美容院代だけで許してくれましたよ?
あ、ついでに私も一緒に行ってきたんです。どうですか?」
アズサ「そうだな、確かにサッパリしたように見える。・・・いや、そうでは無く!
揉めたワケではないなら、何故戦争をしようとしているんだ?
それとも、ゲヘナ以外のとこに戦争を仕掛けてしまったのか?」 - 178二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 07:12:09
ヒフミ「あぅ・・・トリニティが仕掛けられたという発想は無いんですね・・・。」
アズサ「嬉しそうに”戦争が起きる!”なんて言う奴が、仕掛けられた側だとは思えないな。
もし本当に仕掛けられたのなら、ヒフミはもっと嫌そうにするべきだ。」
ヒフミ「あはは・・・いまや仕掛けられても ちょっと嬉しいですけどね。
それはさておき、今回の戦争はですね。ほら、例のゲヘナと定期的にやってるって言ってたヤツですよ。」
アズサ「あぁ、ヒフミからすればお遊びの戦争というあれか。」
ヒフミ「えぇ、私の方からトリニティの代表として、1月以上も前から戦争の申込をしてました。
そうしたらOKをゲヘナ側から貰えたので、申請していた本日から、
『夏期戦争』がトリニティとゲヘナ間で始まるというワケです。」
アズサ「それはもはや戦争なのか・・・?」
ヒフミ「そこは私も疑問ですが・・・まぁ、戦えれば何でもいいんですよ。
それに見て下さい!このトリニティ生達のやる気を!!」
トリモブA「わー、楽しみ~!」
トリモブB「私、撃ってみたい弾があるんだ~!」
トリモブC「手榴弾よし!砲弾よし!地雷よし!へへ・・・へへへ!」
トリカスA「異教徒ウツ。角付キ、倒ス。」
トリカスB「へへ・・・早く角付きが撃ちたい・・・!」 - 179二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 07:12:53
アズサ「・・・怖いくらい やる気に満ちているな・・・。」
ヒフミ「あはは・・・救えない本性ですよね。
ですが残念なことに、私も皆さんと同じように楽しみで仕方ありません!」
アズサ「まぁ・・・本当に遊びなら、戦争くらいしても良いんじゃ無いか?遊びの範疇なら、だが。」
ヒフミ「・・・このビーチの自治権賭けてますけど、それって遊びの範疇ですか?」
アズサ「・・・まぁ、ヒフミが良いなら・・・。」
ヒフミ「それなら良かったです!ちなみに今回はトリニティの領土を賭けているので、私達が防衛側です。
シチュエーションとしては本日ゲヘナから宣戦布告があり、今から侵攻してくるというシナリオです。
トリニティ側は侵攻してくるゲヘナが到着してくるまでに、
このビーチに陣地を築いてゲヘナの侵攻に備えなければいけません。」
アズサ「ふむ、中々面白そうだな。」
ヒフミ「そうでしょう、そうでしょう。シスターフッドからの情報によると、到着は明日の夜頃とのことでしたので、
それまでに陣地を構築しなければなりません。
敵戦力は戦車隊がメインの陸軍ですね。万魔殿の戦力だけでなく、
風紀委員会からも少なく無い戦力が回されているようです。」
アズサ「・・・ゲヘナの治安は悪かったはずだが・・・大丈夫なのか?」 - 180二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 07:14:44
ヒフミ「えぇ、定期戦争にはゲヘナの治安の悪い部分の殆どが来ますので。
やっぱり皆、戦争が好きなんですねぇ・・・。」
アズサ「ヒフミ、そんなにシミジミ言われても・・・。」
ヒフミ「おっと失礼しました。
そんなわけですから、美食研究会の皆さんは勿論、温泉開発部という方々もいらっしゃいます。
美食研究会の皆さんは強敵ですし、温泉開発部の破壊能力も侮れません。
・・・いつも通り、厳しい戦いになるでしょう。」
アズサ「・・・いつも?」
ヒフミ「ですが、アズサちゃん。私は皆さんに最後まで戦って貰いたいです。
その為にナギサ率いる最強の砲兵隊も連れてきました。パテルのイカレた戦闘狂の方々も、
セイアが代打で寄越した参謀軍団もです。
更にはシスターフッドは勿論、救護騎士団も正義実現委員会も動員しています。
つまりこれは、小規模でこそはありますが、ゲヘナ対トリニティの総力戦というワケです!」
アズサ「凄いな、お互いこんなくだらないことにお金を掛けているのか・・・。」
ヒフミ「アズサちゃん。思ったとしてもそんなことを言っちゃいけませんよ?
我々とゲヘナは大真面目なんですから。」
アズサ「す、すまない。」 - 181二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 07:16:09
ヒフミ「それに、いつもこんな擬似的な戦争という訓練を積んでいるトリニティとゲヘナと、
学校全体での総力戦なんて経験していない余所の学校・・・どちらが強いと思います?」
アズサ「それは・・・トリニティとゲヘナだな。」
ヒフミ「でしょう。つまり投資する価値があるということです。」
アズサ「そうだな、ヒフミ。・・・うん、私が間違えていた。今回の戦争、私も全力で挑ませて貰おう!」
ヒフミ「あはは!頼もしいですアズサちゃん!
アズサちゃんはゲリラ戦のプロですから、防衛戦とは相性が良いと思います。
是非、我々の陣地構築に問題があると思ったら、私を通してビシバシ指摘して下さい。」
アズサ「任せてくれ。」
ヒフミ「よし、それでは戦争の準備を始めましょう!」
~つづく~ - 182二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 16:11:24
ヒフミは他の三大校なんて敵じゃねえよwと舐め腐ってるけども
三大校の名をなめすぎじゃないだろうか……
ミレニアムと戦うことになれば通信機器はヒマリやリオ、場合によってはコユキも投入され全滅
それにより指揮系統は大混乱
その間に大量のアバンギャルド君が一糸乱れぬ統制で攻め込んで来たら?
いっそアバンギャルド君じゃなくてもいい。大量のオートマタにドローンでも良い。
こちらから攻め込んだ以上先生の指揮というチートも使えない
キヴォトスの技術の大半がミレニアムから生まれてる事を考えると他の学校からの非難も必至……
ゲヘナにしたってあそこには毎日毎日戦いに明け暮れてるような奴らばかり。それにヒナだって居る。散々お世話になったヒナがピンチとなればアビドスだって黙っちゃいない。
情報も足りずどこに何を抱え込んでいるのか分かったもんじゃない
言ってしまえば雷帝の遺産をマコトが隠し持ってる可能性だってゼロじゃない。
正直両校ともそんな簡単に勝てる相手には見えんのやが… - 183二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 16:18:04
- 184二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 16:30:51
保守
- 185二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 20:55:28
それ込みで総力戦もやってるのではないだろうか…?
- 186二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 21:11:58
- 187二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 21:44:02
三大校と言われるだけあって一対一だと千日手か共倒れで漁夫万歳だからね、三つ巴ってそんなもんよ
- 188二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 23:26:10
- 189二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 03:20:24
- 190二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 03:27:33
右の矢印の意味
・上矢印:格上。追いつくべき組織。
・下矢印:格下。普通に戦ったら、まず間違い無く勝てる。
トリニティからの矢印の意味
・黄緑の矢印:友好的に思っている。
・赤の矢印:マジふざけんなと思っている。
・点線の矢印:学園間では関わりが薄い。 - 191二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 03:55:29
連邦生徒会
・最強の点火力であるSRTを有し、ヴァルキューレという手数もあるので、まともに戦ったら負けると思っている。
・そもそも連邦生徒会長が色々強すぎだし、がっしり心を掴まれているので反抗しようとも思ってない。
・数々のオーパーツを保有しているので、チート面でも勝てないと思ってる。
ゲヘナ
・雷帝の技術チート『雷帝の遺産』、ヒナの理不尽な暴力、マコトの意味の分からない情報収集能力と
ク〇ゲーだと思っている。
・当時は美食や温泉なども体制側だったので、戦力的にも五分以上だった。
ミレニアム
・当時は三大学園の一角と呼ぶには1歩足りないくらいだった。
・技術力に目を付けた雷帝によって脅威に晒されていたので、
真っ向から戦争をしているトリニティに技術支援を行うことで戦力不足を補おうとした。
アビドス
・中等部の頃、アビドスの代表だったユメと公務で会っていた。
・ヒフミの根底にある”キヴォトスをより良くしたい”という夢の基礎を築いた人で、
ヒフミが高等部になって実権を握ったら、復興したアビドスの砂祭りに行く約束をしていた。
・・・約束が果たされることは無かった。
・ホシノとも一応、面識がある。 - 192二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 03:56:26
- 193二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 04:17:09
連邦生徒会
・連邦生徒会長が失踪した上、組織はガタガタ。SRTも解体、ヴァルキューレの予算は削減、
オーパーツもシャーレに渡してしまったりと、ヒフミから見て強みが全て消えた状態。
・普通に賄賂も効くようになってしまったので、割と簡単に掌握できそうで逆に困惑している。
ゲヘナ
・第1次定期戦争でボロ勝ち。「ゲヘナってこんなに弱かったでしたっけ?」となっている。
・ヒナとマコトが何故か不仲な上、雷帝時代の強敵が軒並み変な部活を起こして自由にしているので、
連携の問題で総合力に大きく劣る形に。
・人気になってきた定期戦争では それなりにゲヘナ側もかつての連携を見せるようになったので、
ヒフミとしては嬉しく思っている。
・単純な戦闘力ではヒナに勝てず、諜報能力や政治能力でマコトに突き放されているので、一定の尊敬は抱いている。
ミレニアム
・学園的に、可愛い後輩だと思っている。
・他を圧倒する技術力を持ち、ポテンシャルが高いので、いつかトリニティ以上の学園になると期待している。
・それはそうと戦力的にはまだまだ格下な上、脇も甘いので、そのも含めて「お可愛いこと」と思っている。
・定期戦争で三つ巴をやってみたいので、誘っている。
アビドス
・シンプルに復興の目が無くて心配している。
・ホシノに資金援助を打診しているが、トリニティの言いなりになることを危惧されて断られている。
・アビドス編で登場したのは、ペロログッズもあるが、ホシノや その後輩達の様子を見に来た。 - 194二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 04:28:42
- 195二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 07:23:19
慢心せず色々とヒフミなりに考えてるんだな